Top 調理家電 比較2022' 小型スチームオーブン34機の性能とおすすめ(2)

2022年09月12日

比較2022' 小型スチームオーブン34機の性能とおすすめ(2)

【今回レビューする製品】2022年 人気の小型スチームオーブンレンジの性能とおすすめ・選び方:

【紹介する製品型番】東芝 石窯ドーム ER-XD80 ER-XD70 ER-XD60 ER-SD80-W ER-XD70 ER-VD70 ER-SD70-W ER-W60-W ER-V60-W ER-T60-W ER-S60-W アイリスオーヤマ MS-Y2403 MS-YS3 PSOM-23V MO-FS2403 MO-F1808 ツインバード Kando Simple DR-F871W

今回のお題
機能が充実した小型スチームオーブンレンジはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年9月現在、最新の家庭用スチームオーブンの比較です。

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1・小型スチームオーブンの比較 (1)
 1-1:シャープ〈ヘルシオ〉
 1-2:パナソニック〈ビストロ〉
 1-3:日立〈ヘルシーシェフ〉
2・小型スチームオーブンの比較 (2)
 2-1:東芝〈石釜ドーム〉
 2-2:アイリスオーヤマ
 2-3:ツインバード
3・小型スチームオーブンの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案

 今回の2回目記事では、東芝ほか、アイリスオーヤマ・ツインバード工業の製品を追加で紹介します。

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 「小型スチームオーブンの選び方の基本」は、前回の1回目記事の冒頭に書きました。

 そのため、検索エンジンからいらして頂いた方は、1回目記事こちら)からお読みいただいた方が、わかりやすいかもしれません。

 よろしくお願いします。

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対応人数    1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★★★
レンジ調理  ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★
グリル調理  ★★★★★  
トースト調理 ★★★★★
減量役立ち度 ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各機種を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーーー

1・小型電子レンジの比較
 容量:15L〜18L
 人数1-2人向け
 種類: レンジ or オーブンレンジ
 予算5000円〜2万円台   
2・中型電子レンジの比較
 容量:22L〜26L
 人数2-4人向け
 種類: レンジ or オーブンレンジ 
 予算
1万円〜3万円台  
3・小型スチームオーブンの比較
 容量:18L〜26L
 人数1-2人向け
 種類スチームレンジ(庫内1段)
 予算3万円〜8万円台 
4・中型スチームオーブンの比較
 容量:30L〜
 人数4人以上(世帯向け)
 種類スチームレンジ(庫内2段)
 予算3万円〜8万円台  
5・オーブン/レンジ全体の選び方 【まとめ】
 結論:目的別・予算別のおすすめ機種の提案

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」 の電子レンジ・オーブンレンジの比較シリーズの3回目記事の一環として書きました。

2-1・東芝の石窯ドームの比較

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 はじめに、東芝のスチームオーブンの紹介です。

 同社は、何と言ってもオーブン機能が魅力で、強みです。

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 なお、以下ではいつものように、高評価できる点については赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。


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 【2022年9月発売】 ER-WD80-K後継

 19・東芝 石窯ドーム ER-XD70-W
  ¥53,272 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390mm

 ER-WD80は、「石窯ドーム」のシリーズの小型機の最新型で、小型では最上位機です。

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 すこし、補足しておくと、東芝の場合、小型機の最高グレードとして、2022年2月にER-WD80-Kの後継機を発表しました(写真)。

 同社の大きめ機種と同じで、ドーム型ヒーターの採用や、赤外線ムーブセンサーの採用するなど、改良点が多かった機種で、実質的に本機の「上位機」でした。

 ただ、(世界情勢の影響か何かで)実際には市場に出ずに終わった形です。

 本機(ER-XD70)は、「型番原則」で言えば、ER-WD70の直接の後継機になります。しかし、性能面では、下であり、2世代前の機種(ER-VD70)と同じになります。

 発売されなかったので、ER-WD70のことは忘れてしまって、考えない方がよい(健全)ですが、あえて言えば、上位機として、来年改めて出す可能性はあり得るかもしれません。

 ただ、過去5年間で考えると、東芝は、小型機の上位グレード(カラー液晶付き)も廃止するなどもともと撤退傾向だったので、(円安もありますし)もう出さないのかとも思います。

 いずれにしても、同社の売りの「強力なオーブン機能」は、本機でもも持ち合わせますし、値段面でもかなり安く出したので、「費用対効果は逆に良い」ことは付記しておきます。

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 庫内容量は26リットルです。

 他社の小型機によるあるサイズです。

 横に操作パネルがある形式ですが、パネル部分ごと開くので、実際的に間口は広いです。

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 本体サイズは、幅480x高さ350x奥行390 mmと設置性は良いです。

 ワンルームマンションでも置けそうです。

 一方、後ろ側の壁ピタ配置は可能ですが、ボックス収納する場合、左右については、若干のスペースが必要です。

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 スチーム方式は、水タンク式の過熱水蒸気です。

 方式としては、パナソニックや日立と同じで、スチーム調理に、過熱水蒸気とヒーターを併用するタイプです。

 東芝も、自動調理メニューでなくても、過熱水蒸気を利用する「スチームオーブン」が手動設定・利用可能です。

 過熱水蒸気による「減油効果」についても、したがって、期待できるでしょう。

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 低温蒸し調理は、東芝の大きな機種については、(そのオーブン機能とともに)売りです。低温方向にフレキシブルな温度設定が可能で、「野菜蒸し」に強いと言えます。

 ただ、本機を含めた現行の小型機は、低温調理は、自動メニュー(茶碗蒸し・プリン)などしか対応できないので、この部分は特徴的ではないと言えます。

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 一方、唐揚げ・とんかつ・エビフライについては、パナソニック・日立と同じで、「水を使わずに熱で焼く」方式です。

 油で揚げない点で十分に「ヘルシーなノンフライ調理」ではありますが、脱油の徹底度はシャープが一番でしょう

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 電子レンジ機能は、この機種は温度センサー赤外線センサーがダブルで搭載されます。

 赤外線センサーは、先述のように、電子レンジのセンサーのなかでも高性能です。

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 一方、赤外線センサーはセンシングの方法で、精度面でいくつかグレードがあります。

 本機は、シンプルに「赤外線」との表記なので、普通の1眼でしょう。

 それでも悪くないセンサーですが、細かく庫内を見ることは、例えば、パナソニックが小型機でも採用するスイング式より不得意です。

 以前は、東芝から64眼の赤外線ムーブセンサーを搭載した機種も発表されていたのですが、現状ではないです。

 一方、赤外線センサーは、オーブン利用後など(庫内が)赤外線で一杯だと意味をなさないので、温度センサーも、予備的に備えています。

 スーパーの総菜などの「カラッとあたため」、中華まんなどの「スチームあたため」などにも対応できますし、そこそこ実力はあります。

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 解凍機能は、パナソニック同様、東芝も充実します。

 挽肉などの「お急ぎ解凍」、スチームを利用した「全解凍」、刺身などの「半解凍」と3つの選択肢があります。

 スチームでの解凍は、肉がほぐせる状態まで持っていけるので、この部分ではパナソニックとともに、能力が高いです。

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 オーブン機能は、他社の追随を許さない、東芝の「売り」です。

 温度としては、最高温度がで5分間で250度、その後は200度と他社水準です。

 ただ、「石窯オーブン」という名前が示すように、石窯を摸した庫内で遠赤効果で「ふっくら」焼くことが可能です。

 東芝は、上面に遠赤ヒーターを採用した上で、扉部分を除く4面から遠赤外線を放射する仕組みを取っています。

 これが、「石窯ドーム」の名前の由来です。

 オーブンを使う際に均一に加熱ができる「石窯の仕組み」が再現されています。「じっくり、ムラ無く中まで加熱」することにかけては、他社を凌ぐでしょう。

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 そのため、ピザなどを焼く際、遠赤外線効果で「ふっくらと」うまく焼くことができると言えます。

 グリル機能も、搭載します。

 ただ、「火力」という意味では、上部に遠赤Wヒーターを採用するパナソニックには及ばず、普通レベルです。

 パナソニックは、肉や魚などに焼き目を付ける「こんがり系のグリル」が得意でしたので、メーカーによって個性が異なると言えます。

 自動メニューは、99種類です。

 ノンフライは、唐揚げ、ミルフィーユカツ、ポテトコロッケなどが提案されます。

 一方、お肉料理は多彩です。しかし、焼き目を付ける料理はあまりなく、焼き魚などのラインナップはやはり「こんがり系」が得意なパナソニックより見劣りします。ピザは、パンピザにもクリスピーピザにも対応します。

 このあたりは「こだわり」があります。

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 トーストは、、スチームトースト機能」が付属します。

 トーストの味に明確なこだわりを表明している点は、東芝の「強み」です。2枚までの対応ですが、8分弱で焼き上げます。

 ただし、(両面グリル機能がないこともあり)途中で裏返す必要がある機種です。利便性はイマイチでしょう。

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 以上、ER-XD80の紹介でした。いうまでも無く「遠赤効果が期待できる石窯オーブン」が最大の魅力です。

 市販品を含めてピザを焼きたい方や、照り焼きなど(厚みのある)肉料理を中心に考えている方は、コンパクト機ならば、東芝を「指名買い」でもよいでしょう。

 逆に、グリルが弱いため、お魚好きの方には物足りないかもしれません。

ーー

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 【2018年】

  【Amazon型番】

 20・東芝 石窯ドーム ER-SD80-W
  ¥45,800 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390 mm

 なお、本機にも旧型がのこります。

 「ER-TD80・ER-VD80-W」という型番を挟んでの2018年発表の旧モデルですが、実質的な「アウトレットモデル」としてアマゾンで販売されます。

 おそらく、保守用などの在庫部品を使っての展開だと思います。

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 最新機と比べると、形状的にパネル操作部が下部ですが、グレードは同じです。

 サイズも同じですが、左右に必要なスペースが新機種とは違います。

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 オーブンも、同じ構成(上ガラス管・下シーズヒーター)の全面遠赤なので、火力も差がないです。

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 レンジも、普通の赤外線センサーですので、同じです。

 あとは、自動メニュー対応レシピの多少の入替がありますが、基本性能はほぼ同じです。

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 結論的にいえば、現状で(実質的な)Amazon限定モデル安いので、実際的には下位機種と考えないといけません。

 その点で言えば、こちらも、オーブン機能も全面加熱+ドーム型ですし、本機の良い部分は備えます。この値段ならば、お買得がありますし、選んで良いでしょう。


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 【2022年9月発売】 ER-WD70-K後継

 21・東芝 石窯ドーム ER-XD70-W
  ¥44,480 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390 mm

 ER-XD70は、東芝の「石窯ドーム」シリーズの低価格機です。

 やはり、発表だけで売られなかった、ER-WD70の後継機です。ER-WD70はヒーター形状の改良(ドーム型ヒーターの採用)を発表していたのですが、こちらで従来型に戻しています。

 不具合というより、昨今の半導体不足などの影響だと思いますが、実際のところは分かりませんし、いずれにしても市場に出なかったので、あまり気にしなくて良いかと思います。

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 庫内容量は、26リットルと、上位機と同じです。

 やはり、パネル部分をふくめて、全体が開く、間口の広いモデルです。

 本体サイズは、幅480x高さ350x奥行390 mmです。

 配置方法を含めて、上位機と同じです。

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 スチーム方式は、しかし、角皿式の簡易的なものです。

 この場合、カロリーオフ料理はやや難しい機種です。

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 電子レンジ機能は、赤外線センサーと温度センサーの組み合わせです。

 ここも上位機と仕様は同じです。

 ただ、角皿式スチームのため、フライなどの「さっくり温め」など便利な機能が使えません。基本的に、こうした面で、角皿式スチームはオススメできません。

 解凍も、スチーム解凍ができないので、能力は上位機と差があります。

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 オーブン機能は、最高温度がで5分間で250度、その後は200度の「石窯オーブン」です。

 ヒーティング構造は上位機と同じですので、上位機同様にピザなどを「じっくり、ムラ無く中まで加熱」することができます。

 グリル機能は、上火は上位機と同様の水準ですが、本機もパナソニックなどに比べると「並」の性能です。

 トーストは、角皿式スチームのため、スチームトーストが利用できません

 6分で2枚焼けますが、途中で裏返す必要もあります。

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 以上、東芝の「石窯ドーム」ER-XD70の紹介でした。

 「スチームオーブン」としては、イマイチな機種です。

 ただ、「オーブン機能」の部分は、上位機並みのスペックがあるため、「スチーム不要、オーブン重視」ならば、こちらも「あり」です。

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 【2020年7月発売】

 22・東芝 石窯ドーム ER-VD70-W  【白色】
 23・東芝 石窯ドーム ER-VD70-K  【黒色】
  ¥39,590 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

 【2018年7月発売】(ER-TD70の前機種)

  【Amazon型番】

 24・東芝 石窯ドーム ER-SD70-W 【白色】
  ¥28,500 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390 mm

 一方、このグレードの機種も旧機種が残ります。

 本機の場合も、一部の自動メニュー対応のレシピの入替はありますが、性能は先ほどの機種と同じです。

 いずれにしても、角皿式スチームではあるため、本機もあまりオススメはできません。

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【2021年8月発売】

 25・東芝 石窯オーブン ER-X60-W  
  ¥39,500 楽天市場 (9/12執筆時)

【2021年8月発売】

 25・東芝 石窯オーブン ER-W60-W  
  ¥38,900 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

【2020年7月発売】

 26・東芝 石窯オーブン ER-V60-W  
  ¥39,800 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

【2019年7月発売】

 27・東芝 石窯オーブン ER-T60-W  
  ¥29,450 Amazon.co.jp
(9/12執筆時)

【2018年7月発売】(Amazon本体)

 28・東芝 石窯オーブン ER-S60-W
  ¥27,500 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:●(グリル)
スチーム:角皿式
センサー:温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ390x奥行325 mm

 なお、ER-RD7には、庫内容量は、23リットル角皿スチームの下位機種があります。

 年度ごとの違いは、自動メニュー対応レシピの変更程度です。

 一方、上位機種と比べると、このシリーズだけは、電子レンジ部分に赤外線センサーがなく、温度センサーのみとなります。

 ラップしての自動加熱ができないなど性能が明らかに見劣りするので、あまりオススメできません。

2-2・アイリスオーヤマ機の比較

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 つづいて、アイリスオーヤマスチームオーブンです。

 この分野では最後発のメーカーですが、比較的安い価格帯で存在感のある機種を展開します。この価格帯に強みを持つ、日立の強力なライバルでしょう。


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 【2018年10月発売】

 29・アイリスオーヤマ MS-Y2403
  ¥25,799 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

 30・アイリスオーヤマ MS-YS3
  ¥28,752 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:24L
レンジ出力:1000W
トースト:非対応
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅511x高さ332x奥行403 mm

 MS-Y2403 は、アイリスオーヤマのスチームオーブンです。

 水タンク式で2万円前後と、他社よりも圧倒的なコスパが自慢の機種です。「スチーム流氷解凍オーブンレンジ」というシリーズ名です。

 なお、流通経路によっては、この商品をMS-YS3という型番で販売していますが、性能は同じです。

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 庫内容量は、24リットルです。

 小型機種としては平均値です。

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 本体サイズは、ただし、幅513x高さ332x奥行403 mmです。

 横幅が50cmを超えてくるので、設置場所については確認してください。スリム化は今後の課題でしょう。

 その上で、本機については、壁ピタ配置非対応です。

 他社機の場合、(オーブンレンジはともかく)スチームオーブンの場合はだいたい壁ピタ配置ができますすから、やはりここも課題でしょう。

 左右も、どちらか片側は10cmが必要です。 

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 スチーム方式は、水タンク式のスチームオーブンです。

 信頼性のある水タンク式採用の機種としては、おそらく最も安いです。

 この機種も、シャープを除く他メーカーと同様にスチームとヒーターを併用する方式です。

 ただし、日立などと同じで、自動調理メニュー以外に、手動スチームにも対応します。

 ただ、温度設定ができない仕様で、どちらかといえば、「蒸し料理」に限定して利用するものです。

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 一方、唐揚げ・鶏の照り焼き・一口とんかつなどの自動調理メニューは、スチームとヒーターを使って焼く方式を取っています。

 ただ、シャープの場合と異なり、過熱水蒸気だけで焼けませんので、高温持続力の点で味はシャープに及ばないでしょうが、減塩・脱油効果は(シャープを除く他メーカーよりは)期待できるでしょう。

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 オートメニュー44種類になります。

 おそらくライバルだろう、日立よりわずかに多くしています。

 ただし、マニュアル操作の部分は多少使い勝手の部分で「価格」が出ているところがあります。

 例えば、レンジの最高出力が600Wまでとなっています。800W以上の高出力ブーストは他社では普通ですので、見えにくい部分でやや弱いところがあるのは確かです。

 電子レンジ機能は、赤外線センサーが搭載されます。

 ただし、スイングサーチはされない普通の赤外線センサーであり、複数のセンサーも付属しません。

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 解凍は、「スチーム流氷解凍」という機能を利用します。

 製品名に入っている事からも、アイリスオーヤマの「売り」の部分です。

 専用ケースに解凍したい食材を入れて、庫内温度を40度-50度にすることで、ドリップが出ないように上相当ゆっくりと解凍する方式です。

 「刺身」「薄切り肉」「ブロック肉」の3つの自動解凍モードが用意されます。2種の肉については(熱いので)レンジ加熱を併用します。

 一方、この用機を利用する以外の自動解凍モードは用意されない点と、解凍する際にグラム指定と、仕上がり調節が両方必要である点で、設定に面倒な部分はあります。

 オーブン機能は、250度まで出せます。

 持続時間は明示されませんが、数分後に210度に落ちる仕様です。ヒーターは、日立と同じで、両面とも平面ヒーターで、お手入れは楽です。

 グリル機能は、一般的なものですが、搭載です。

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 トーストは、注意が必要です。

 写真では4枚トーストをしていますが、自動メニューとして、トースト機能はありません

 オートメニューで、ベーゴンエックトーストのメニューはありますが、クッキングペーパーを使って温める方式で、焼き目はつかないでしょう。

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 以上、アイリスオーヤマMS-Y2403の紹介でした。

 水タンク式スチームを採用する機種としては「最安」です。気軽に試せて、入門用には良い機種だと思います。

 ただし、トーストが焼けない点と、レンジ出力とセンサーが多少弱い部分があります。他社との価格差は、こうした点に出ているとも言えるでしょう。

ーーー

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 【2020年発売】

 【水タンク式】

 31・アイリスオーヤマ PSOM-23V
  ¥28,500 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

 【角皿式】

 32・アイリスオーヤマ MO-FS2403
  ¥25,000 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:非対応
スチーム:水タンク式
センサー:温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅468x高さ337x奥行383 mm
 ※PSOM-23Vのスペック

 なお、アイリスオーヤマからは、もう一機、水タンク式を出します。

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 下部に操作パネルがあるタイプで、開く際の間口が広く使いやすい形状です。

 ただ、センサーが赤外線ではない点で、少し魅力に欠けます。解凍を含めて、あまり性能は期待できません。

 MO-FS2403については、間口が狭いほか、スチームも角皿式になる廉価版です。やはり、性能面で選ぶ機種ではないでしょう。


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 【2021年発売】

 33・アイリスオーヤマ MO-F1808
  ¥25,709 Amazon.co.jp (9/12執筆時)

庫内容量:18L
レンジ出力:900W
トースト:対応
スチーム:角皿スチーム
センサー:温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅455x高さ330x奥行375 mm

 MO-F1808は、2021年にアイリスオーヤマから販売された新製品です。

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 庫内容量は、18リットルです。

 本体サイズは、幅455x高さ330x奥行375mmです。

 本機も小型機ですが、他社製品よりさらに小型なので、1-2人暮らしまでなサイズです。

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 スチーム方式は、本機は、角皿スチームです。

 しかも、調理台も兼ねた角皿の四隅に水を張るタイプで、水タンク式はもちろん、一般的な「角皿式」と比べても「オマケ的」です。

 オートメニュー20種類になります。

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 電子レンジ機能は、現状で搭載センサーの情報が確認できません。

 ただ、普通の温度センサーかと思います。

 解凍を含めて、機能性はあまり高くないです。

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 一方、独自機能としては「時短ブースト機能」があげられます。

 こちらは、ボタンを2度押しすることで、「自動あたため」の際の出力を一時的に最大出力(900W)まで上げられるという機能です(3分間のみ)。

 ただ、それでは、食材温度に合わせた適切な加熱制御にならないですし、あまり意義のある機能でもないでしょう。

 そもそも「時短しても美味しい」ならば、「900Wの加熱」を標準で使う仕様にした「いつでも時短レンジ」を開発しているでしょう。

 解凍は、本機でもできますが、特段の機能はありません。

 オーブン機能は、250度まで出せます。

 やはり、持続時間は明示されませんが、数分後に210度に落ちる仕様です。

 グリル機能は、一般的なものですが、搭載です。

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 トーストは、グリル機能にて「対応」の明示です。

 上火と下火があるので、おそらくできますが、角皿に載せて焼く方式なので、裏返す必要はあるかもしれません。

 この部分と時間については、後日補足調査します。

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 以上、アイリスオーヤマMO-F1808の紹介でした。

 スチームオーブンとしては簡易的で、どちらかというと、「おまけ」です。

 また、「時短」をキーワードにする家電は近年ブームですが、この仕組みだと、味の面がやや犠牲になりそうです。

2-3・ツインバード機の比較


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 つづいて、日本のツインバード工業のスチームオーブンです。

 オーブンレンジは長く作っていますが、しっかりしたスチームオーブンの発売は2021年からです。


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 【2022年発売】

 34・ ツインバード Kando Simple DR-F871W
  ¥44,886 楽天市場 (9/12執筆時)

庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:非対応
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温度
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅470x高さ345x奥行400 mm

 DR-F871Wは、ツインバード工業が販売するスチームオーブンです。

 割と格安機が得意なメーカーですが、たまに、面白い上級機をだすことがあり、本機もそういった製品の1つです。

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 庫内容量は、23リットルです。

 本体サイズは、幅470x高さ345x奥行400 mmです。

 小型と言って良いサイズです。

 ただし、上面は25cm、左右両側面は10cmと少しよけいに廃熱スペースが必要です。

 横幅が50cmを超えてくるので、設置場所については確認してください。スリム化は今後の課題でしょう。

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 スチーム方式は、水タンク式のスチームオーブンです。

 一方、面白い部分は、蒸気を上部と下部双方から出すWスチームという方向性です。

 だいたいのメーカーが、横1箇所に吹き出し口があるのですが、分けることで、特に蒸し物の出来を高めることに主眼が置かれます。

 加えて、スチームでの低温調理(65℃〜85℃)の仕上がりも、この仕組みだと良くなるとされます。

 低温調理は東芝が中型機では割と力を入れますが、小型機ではそうでもないのでこちらも特徴的でしょう。温度設定ができる小型機は珍しいです。

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 オートメニュー4つのみなります。

 あたため・解凍・飲みもの・冷凍食品というメニューです。

 よくある自動メニュー表はあえて全部「廃止」して、シンプルにしたそうです。

 なお、マニュアル調理も、蒸す、低温調理、煮込む、揚げると分かりやすくしています。

 電子レンジ機能は、赤外線センサー・温度センサーが搭載されます。

 上位のセンサーではないですが、問題ないでしょう。

 解凍は、一方、詳しい説明がないですが、

 低出力運転で、加減しながらの解凍が可能なようです。ただ、この部分はあまり凝った作りではないです。

 オーブン機能は、250度まで出せます。

 持続時間は明示されませんが、仕組み的に他社同様に時間制限はあります。

 グリル機能は、一方、明示がないです。

 おそらく、上火はさほど強くないのだと思います。

 トーストも、情報がないです。

---

 以上、ツインバード工業のDR-F871Wの紹介でした。

 ようするに、レンジ・オーブンと、「蒸し器」が欲しい方に向く製品です。それ以外の方は、あえて選ばなくても良いでしょう。

 ただ、スチーム温度設定をしての低温調理ができる小型機はあまりないので、蒸し鶏や低温蒸しの野菜など、色々考えると使い道はあるかと思いますし、ニーズもありそうです。

次回の予告!
小型スチームオーブンのおすすめは結論的にこれ!

 以上、今回は小型スチームオーブンを比較の2回目記事でした。

 しかし、記事は、もうすこしだけ続きます。

  201811021847.jpg 

1・小型スチームオーブンの比較 (1)
 1-1:シャープ〈ヘルシオ〉
 1-2:パナソニック〈ビストロ〉
 1-3:日立〈ヘルシーシェフ〉
2・小型スチームオーブンの比較 (2)
 2-1:東芝〈石釜ドーム〉
 2-2:アイリスオーヤマ
 2-3:ツインバード
3・小型スチームオーブンの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案

対応人数    1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★★★
レンジ調理  ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★
グリル調理  ★★★★★  
トースト調理 ★★★★★
減量役立ち度 ★★★★★

 続く3回目記事こちら)は結論編です。 

 ここまで紹介した全機種から、予算別、機能別、目的別に選ぶ場合、どの機種がおすすめか?についてAtlasの結論をまとめます。

 引き続きよろしくお願いします!

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 19:44 | 調理家電

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