1回目記事からの続きです→こちら
2-1・東芝の石窯ドームの比較
2回目記事のトップバッターは、東芝のスチームオーブンです。
同社は、何と言ってもオーブン機能が魅力で、強みです。
1・小型スチームオーブンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ〈ヘルシオ〉
1-3:パナソニック〈ビストロ〉
1-4:日立〈ヘルシーシェフ〉
2・小型スチームオーブンの比較 (2)
2-1:東芝〈石釜ドーム〉
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:ツインバード ほか
3・小型スチームオーブンの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)に書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機を解説していきます。
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また、以下ではいつものように、高評価できる点については赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2025年8月発売】ER-4000B(K)
21・東芝 石窯ドーム ER-D4000B-K
¥104,500 楽天市場 (7/6執筆時)
庫内容量:26L (2段)
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:300度(5分間)
外形寸法:幅493x高さ357x奥行399mm
ER-D4000Bは、東芝の石窯ドームシリーズの小型スチームオーブンの上位機です。
26Lクラスの小型の庫内2段で、設置性がよいが上下で使える製品です。
庫内容量は、26リットルです。
外観はパナソニックの最上位機と同等クラスの「プレミアム」仕様です。
東芝はこの価格クラスの小型をしばらくやめていましたが、久しぶりにだしました。
庫内は先述のように2段調理対応です。
この仕組みは単純に角皿2枚あれば良いわけではなく、ヒーター・ファンを含む構造自体をそれように最適化しています。
その上で、操作性の良い5インチのカラータッチ液晶を備えます。ドアもソフトダンパー開閉ですし、庫内LEDもあり、しっかりと高級機の要素を備えます。
本体サイズは、:幅493x高さ357x奥行399mmです。
断熱性に配慮があるので左右と壁側は「壁ピタ」できますし、設置性は良いです。
上だけ10cmの開放が必要です。
スチームオーブンは、過熱水蒸気式方式です。
シャープと違い、ボイラーは持たず水タンクから水を庫内に点滴する仕組みなので、蒸気量が少ないといえます。
一方、マニュアルの調理機能として言えば、東芝は2パターン選べます。
第1に、過熱水蒸気調理です。
過熱水蒸気だけで調理するシャープと同じ方式です。
ただ、「選び方の基本」で書いたような理屈で、この仕組みだと、水だけでしっかり焼き目をつける機能性はないです。
主には、塩魚などの「減塩用」についているもので、用途の幅は狭めです。
第2に、ハイブリッド調理です。
過熱水蒸気と庫内ヒーターを併用することで、焼き目をつけられるモードです。
過熱水蒸気ほか、ヒーターの熱をファン(熱風コンベクション)でまわすことで、焦げ目も付きますが、蒸気量や、庫内のスチーム量が少ないので、減油・減塩量は、ウォーターオーブン方式よりやはり限定的になります。また、ヒーターの熱に長時間さらされる部分で、ビタミンの保持の部分でもウォーターオーブン方式に及びません。
主には、鶏の照り焼きに、東芝はこの機能の利用を「おすすめ」しています。
一方、一般的な揚げ物調理は、シャープと違って(ドライな)オーブンでの調理が前提で、それが推奨されます。
したがって、減油・減塩などのヘルシー調理という目的性での過熱水蒸気利用は、シャープと違って、ほぼほぼ強調されません。
スチーム調理は、一方、限定的です。
同社の上位機は、低温蒸しについて、栄養素をのこせる「野菜蒸し」など、温度設定をして割と柔軟にできました。
ただ、このグレードだと、茶碗蒸しと普通のプリンの温度(80度)のみしか出せません。
スチーム発酵も40度固定で柔軟性がないです(ドライだと30度〜45度)。
オーブン機能は、一方、東芝の最大の「売り」です。
本機は(ドライな)オーブンを優先した設計です。
熱対流の良い本物の「石窯(ピザ釜)」を摸したものです(石窯ドーム)
天面構造は 石窯と同じように中央部を高くすることで、上火火力の強化を図ります。そのため、特殊なドーム形状のヒーターをわざわざ開発しています。
また、石窯の熱対流を再現するため熱を 後方の大きな熱風ファンで循環させる仕組みがあります。
扉部分を除いた前後左右を遠赤熱であたため、庫内全体を浸透性の高い遠赤外線で包むことで、料理の芯までむら無く加熱していきます。
最高温度は、300度が5分間出せます。
30Lクラスの中型だと350度ですが、中型だと300度だせる機種は「はじめて」でしょう。同社のだいぶ昔の旧機でも「270度」でしたので。
5分後は210度運転になりますが、石窯ドーム構造の遠赤効果で、庫内温度の安定性・均一性は評価が高いです。予熱時間も短め(200度到達時間8分)です。
お肉やお魚が「こんがり・皮パリ」な仕上がりすること表面はパリッとして中まで暖かいピザを焼くことも大得意です。
実際、この部分を重要視する場合、家庭用オーブンレンジだと、本機以上に最適な機種はないと言えます。
ピザなどを焼く際、遠赤外線効果で「ふっくらと」うまく焼くことができると言えます。
電子レンジ機能は、この機種は温度センサーと赤外線センサーを併用しています。
温度センサーは補助的なものですので、ポイントは赤外線のほうです。
赤外線センサーは、先述のように、電子レンジのセンサーのなかでも高性能です。
赤外線センサーは、「ハイアングル赤外線センサー」という名前です。
上図では、固定の1眼センサーで、最もスタンダードなものです。
熱の検知範囲は、中央部から反対側ほどの限られるので、赤外線センサーでも、そこまで精度はないです。少なくとも日立の重量センサーのハイブリッドよりも下位です。
東芝は、中型機だとかなり良い高密度赤外線センサーを使います。
このサイズだと庫内は限られるのでそこまでは不要ですが、8眼センサーほどは採用しても良かった感じはあります。ただ、ハイアングル配置で、ラップや容器内の温度は正確に見やすくなった部分はあるようです。
そのほか、マイナス10度から90度の範囲で、指定した温度であたためをする機能も面白いです。
また、他社のスチームオーブン同様、揚げ物などを、スチーム併用で「カラッとあたため」する自動ボタンもしっかりあります。
解凍機能は、パナソニックとおなじく、東芝も充実します。
挽肉などの「お急ぎ解凍」、スチームを利用した「全解凍」、刺身などの「半解凍」と3つの選択肢があります。
スチームでの解凍は、肉がほぐせる状態まで持っていけるので、パナソニックとともに、能力が高いです。
一方、赤外線センサーはそこまで性能は良くないので「お急ぎ解凍」だと、仕上がりはそこまで良くないと思います。時間も多少かかるでしょう。
グリル機能は、ただ、パナソニックに比べ、そこまで重視しないようです。
先述の石窯ドーム構造からして、熱を食材表面に集中させ「焦げ目」をつけると言うより、(食材の中を含めて)庫内温度の均一を高めることを重視する構造なので。
自動メニューも、グリル系は少なめで、肉関係は(やはり)自慢のオーブンを利用するメニューが多いです。そちらでも、焦げ目は付くので。
なお、「スチームグリル」は、マニュアル運転はできませんが、後ほど書く「分量フリー自動メニュー」では実質使うメニューがあります(塩さばなど)。
自動メニューは、210種類です。
小型機ではかなり多いです。カラー液晶であり、一部の定番メニュー22種(ハンバーグ・からあげなど)レシピも見れます。
なお、付属レシピ集は多すぎてレシピを全て掲載しきれないようで、マイナーなメニューの多くはWEBサイトベースで見る形になっています。
自動調理機能は、石窯おまかせ焼きとして搭載です。
本機の「目玉」機能の1つで、オーブン調理について、分量、温度、加熱時間を調整せずとも、勝手に「フルオート」で自動調理するものです。
豚・牛・鶏・野菜・魚など、食材に合わせた調理をしてくれます。
中型だとこれらに付属の「深皿」を利用した魚・深皿煮込みにも対応できますが、サイズの問題から未搭載です。ただ、これだけでも多彩です。
なお、エリア加熱はできないので、1プレートで可能な料理はあくまで1つです。冷凍食材に対応できない弱点はあるのですが、それでも便利です。
ただ、東芝機を選ぶ人の多くは「オーブン性能」を期待して買うわけですし、その方向性において「相当便利な機能」といって良いです。
分量フリー自動メニューも、ある種の「セミオート」的な機能です。
分量だけを自動で判断して加熱してくれるモードですので。
メニューは、5種(ハンバーグ・鶏照り焼き・塩サバ・塩鮭)で物足りないもの、メニューを選ぶだけで調理できます。
ホームフリージングも、これらのメニューでは対応です。
このあたりは「こだわり」があります。
トーストは、通常のトーストの場合、2枚で約6分50秒です。
ただし、途中で裏返す必要がある機種です。
一方、スチームトースト機能が付属します。
トーストの味に明確なこだわりを表明している点は、東芝の「強み」です。2枚までの対応で、8分50秒で焼き上げます。やはり、チャイムのあとに裏返す必要はあります。
ネットワーク機能は、Wi-Fiを搭載します。
同社のアプリ(IoLIFE)で調べたレシピの加熱情報などの送信に対応できます。
レシピも相当数ありますし、精製AIを搭載し、レシピの展開数やコンセプト力も高いシャープ機を除けば、業界標準より充実します。
スマートスピーカー(Amazon alexa、Googleアシスタント)との連携もできます。
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以上、東芝のER-D90Aの紹介でした。
いうまでもなく「遠赤効果が期待できる石窯オーブン」が最大の魅力です。
市販品を含めてピザを焼きたい方や、照り焼きなど(厚みのある)肉料理を中心に考えている方は、コンパクト機ならば、東芝を「指名買い」でもよいでしょう。
流行りの「フルオート」調理も、オーブン機能のみですが充実しますし「今どき」です。
逆に、グリルがやや弱いのと、レンジのセンサーが(上位機としては)もう少し「賢く」ても良かったかなという感じはあります。
グリルについては、とくに、お魚や「皮パリ」系の「こんがり好き」の方は、すでにみたパナソニックもあわせて検討しても良いでしょう。
【2025年8月発売】
(通常型番)ER-D90B(K) ER-D90B(W)
22・東芝 石窯ドーム ER-D90B-K
23・東芝 石窯ドーム ER-D90B-W
¥62,800 楽天市場 (7/6執筆時)
【2024年発売】
(通常型番)ER-D90A(K) ER-D90A(W)
24・東芝 石窯ドーム ER-D90A-K25・東芝 石窯ドーム ER-D90A-W
¥38,770 楽天市場 (7/6執筆時)
(エディオン限定型番)ER-D90AE4(K)
¥43,800 楽天市場 (7/6執筆時)
庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390mm
ER-D90Aも、石窯ドームシリーズの製品です。
こちらは、普通の庫内1段の製品で、先ほどの機種の下位機です。
旧機種が残ります。
違いは、パネル回りの外観と、自動メニュー変更程度で、以下で示す機能性に実質的な違いはないです。
ただ、エディオン系限定(ER-YD90AE4)は、ハンドルの色が特注であるほか、お手入れ関係のボタンを追加しています。
通常機もお手入れ機能はあります。1ボタンでアクセスできる点と、5-15分で時間が設定できる(通常版は10分)というものです。ちょっとした「おまけ」と考えてください。
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結論的にいえば、そこまで性能は変わらないので、基本的に値段で決めてOKです。
庫内容量は、26リットルです。
庫内1段の小型機としては庫内容量は十分広いといえるタイプです。
同社の庫内2段の中型と同じく左側にあり、ボタンも操作しやすいです。
液晶にはバックライトも付属します。
カラー液晶は不採用で、タッチパネルでもないですが、外観はなかなか良いです。
本体サイズは、幅480x高さ350x奥行390 mmです。
設置性は良いです。
ワンルームマンションでも置けそうです。
一方、後ろ側の壁ピタ配置は可能ですが、ボックス収納する場合、左右については、若干のスペースが必要です。
スチーム方式は、本機も、水タンクを利用する過熱水蒸気です。
スチーム調理に、過熱水蒸気とヒーターを併用するタイプです。
この部分の仕様は、スチーム調理を含めて、1つ上でみた上位機と変わりません。
ただ、過熱水蒸気とヒーターを併用するハイブリッド調理に非対応です。
焦げ目は(ドライ)オーブンでないと、上位機ほど付かない感じです。
蒸し調理は、1つ上でみた上位機と同じで、プリンと茶碗蒸しのみ対応です。
スチーム発酵は機能性はない(ドライな発酵のみ)です。
電子レンジ機能は、温度センサーと赤外線センサー(ハイアングル赤外線センサー)です。
この部分の仕様差も上位機とはないです。
したがって、まあまあ「優秀」ですが、日立には及ばない感じです。
加熱温度の設定は、このグレードでも可能です。
解凍機能も、上位機と、差はないです。
オーブン機能は、最大温度は250度(5分)です。
その後は、200度です。
上位機と違って熱風ファンがない仕様ですので、300度は至らず他社水準です。
ただ、「石窯ドーム」構造は引き続き備えており、遠赤ヒーターで、扉部分を除く4面から遠赤外線を放射する仕組みは同じです。
したがって、同社の上位機を除けば、他社機より引き続きこの部分は優秀です。
グリル機能も、搭載します。
上火火力は上位機と変わらないように見えますが、東芝は、肉焼きも「オーブン推奨」ですし、グリルは、塩サバなど、魚系の調理に利用幅は限定されるでしょう。
自動メニューは、87種類です。
液晶部分の仕様差もあり、上位機よりだいぶ減っています。
自動調理機能は、「フルオート調理」の石窯おまかせ焼きは、本機もあります。
ただ、対応幅が狭く、鶏肉と野菜のみです。
先述のように、ハイブリッド加熱ができない点で、十分な表面加熱力(焼き目)が出せないためかなと思います。
トーストは、通常のトーストの場合、2枚で約6分50秒です。
スチームトーストも引き続き対応です
ただし、いずれも裏返しは必要です。
ネットワーク機能は、ないです。
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以上、東芝のER-D90Bの紹介でした。
上位機の方が、オーブンやフルオート調理については良いのは言うまでもないです。
ただ、本体価格はだいぶ安いですし、オーブン部分が、このクラスの他社機よりよいのは変わりませんし「オーブン焼き」重視ならば、選べる製品です。
市販品を含めてピザを焼きたい方や、浸透性の遠赤火力がポイントとなる、照り焼きなど(厚みのある)肉料理を中心に考えている方は、コンパクト機ならば、東芝を「指名買い」でもよいでしょう。
逆に、グリルがやや弱いため、焼き目は付く水準とは言え、お魚好きの方には物足りないかもしれません。
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そのほか、東芝からは次のような下位機が出ています。
順番にみておきます。
【2025年8月発売】
27・東芝 石窯ドーム ER-D70-W
28・東芝 石窯ドーム ER-D70-K
¥30,800 楽天市場 (7/6執筆時)
【2024年発売】ER-D80A(W) ER-D80A(K)
29・東芝 石窯ドーム ER-D80A-W
30・東芝 石窯ドーム ER-D80A-K
¥36,522 楽天市場 (7/6執筆時)
【2023発売】ER-YD80(W) ER-YD80(K)
31・東芝 石窯ドーム ER-YD80-W
32・東芝 石窯ドーム ER-YD80-K
¥35,998 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390 mm
第1に、ER-D80Aです。
こちらは、オーブンレンジ部分の性能は、先ほどの製品とほぼ同級ながら「角皿式スチーム」となる機種です。
なお、旧機は 型番の数字が若いですが、型番の整理のため、同グレードで、仕様差はないです
庫内容量は、26リットルです。
本体サイズは、幅480x高さ350x奥行390 mmです。
水タンクががない製品ですが、おそらくコスト削減のため、規格を上位機と統一します。
スチーム方式は、角皿式です。
この方式は、オーブン用の角皿の隅に水をはるだけの極めて簡易的な方式です。
ここまでの機種と違って「点滴」で発生量の制御はしませんので、実際、蒸気量が十分に発生するのは、加熱後、時間が経ったあとです。
つまり、自動メニューにおける特定の料理(焼き魚やトーストなど)のパサつきを防いだり、揚げもの再加熱の際、終盤に「カラッと」させるためだけの機能性です。
予湿で庫内を過熱水蒸気で満たすことも無理です。
スチームオーブンと言って良いかは、微妙でしょう。
電子レンジ機能は、赤外線センサーと温度センサーの組み合わせです。
上位機相当です。
ただ、角皿式スチームのため、フライなどの「さっくり温め」など便利な機能が使えません。基本的に、こうした面で、角皿式スチームはオススメできません。
解凍も、スチーム解凍ができないので、能力は上位機と差があります。
オーブン機能は、最高温度がで5分間で250度、その後は200度です。
ヒーティング構造は上位機と同じです。
そのため、上位機同様にピザなどを「じっくり、ムラ無く中まで加熱」することはできます。
グリル機能は、上火は上位機と同様の水準ですが。
したがって、本機もパナソニックなどに比べると「並」の性能です。
自動調理は、本機も、鶏肉と野菜だけですが「フルオート」の調理の石窯おまかせ焼きは楽しめます。
トーストは、角皿式スチームのため、スチームトーストが利用できません。
6分で2枚焼けますが、途中で裏返す必要もあります。
あとは、上位機と目に付く違いはないです。
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結論的にいえば、外観は格好良いですが、「スチームオーブン」としては、イマイチな機種です。
ただ、外観と「オーブン機能」の部分は、上位機並みのスペックはあるため、(今回の記事の趣旨とは違いますが)「スチーム不要、オーブン重視」ならば、こちらも「あり」です。
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【2024年発売】(生産完了)
33・東芝 石窯ドーム ER-D70-W
34・東芝 石窯ドーム ER-D70-K
¥30,800 楽天市場 (7/6執筆時)
【2023年発売】ER-YD70(W) ER-YD70(K)
35・東芝 石窯ドーム ER-YD70-W
36・東芝 石窯ドーム ER-YD70-K
¥27,283 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【2022年発売】
37・東芝 石窯ドーム ER-XD70-W
38・東芝 石窯ドーム ER-XD70-K
¥33,980 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
庫内容量:26L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390 mm
第2に、ER-D70です。
こちらも角皿スチーム方式です。
2025年型は、1つ上でみた製品に統合されたので、このグレードは2024年までです。
外観は、東芝の旧型で、操作部が下部にあるタイプです。
置き場所にもよりますが、一般的に操作しにくいので、上位機は縦配置になっています。
機能面では、「石窯おまかせ焼き」に非対応(鶏肉・野菜)です。
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結論的にいえば、やはり安いですが「フルオート調理」がないのは、面白みに欠けるかと思います。
角皿スチーム」で良いと考える方も、できれば、上位機が良いかと思います。
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【2025年8月発売】ER-60A(W)
39・東芝 石窯オーブン ER-60B-W
¥42,800 楽天市場 (7/6執筆時)
外形寸法:幅468x高さ338x奥行384 mm
【2024年8月発売】ER-60A(W)
40・東芝 石窯オーブン ER-60A-W
¥28,600 楽天市場 (7/6執筆時)
(エディオン向け型番) ER-60AE4(K)
41・東芝 石窯ドーム ER-60AE4-K
¥36,800 楽天市場 (7/6執筆時)
【2023年発売】ER-Y60(W)
42・東芝 石窯オーブン ER-Y60-W
¥27,796 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【2022年発売】ER-X60(W)
43・東芝 石窯オーブン ER-X60-W
¥35,400 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
外形寸法:幅480x高さ390x奥行325 mm
庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:●(グリル)
スチーム:角皿式
センサー:温度センサー
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅480x高さ390x奥行325 mm
第3に、 ER-60B す。
庫内容量は、23リットルの角皿スチーム式です。
2025年から形状変更があり、パネル配置が上位機と統一されました。
あとの年度ごとの違いは、こちらも自動メニュー対応レシピの変更程度です。
特定店向け型番は、エディオン系の独自発注のものです。
ハンドルの色と、お手入れ専用のボタン(脱臭)がある点が違いです。後者は、通常ある機能ですが、ワンボタンで行えるだけです。
センサーは、一方、温度センサーのみとなります。
この場合、庫内の「ざっくり」した温度しか分からないので、制御の「賢さ」の部分で言えば、20年程前と大差ないです。
性能が明らかに見劣りするので、オススメできません。
2-2・アイリスオーヤマ機の比較
つづいて、アイリスオーヤマのスチームオーブンです。
この分野では最後発のメーカーですが、比較的安い価格帯で存在感のある機種を展開します。
【2022発売】
44・ アイリスオーヤマ MS-F2601-B
¥31,990 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
44・ アイリスオーヤマ MO-FS2601-B
¥31,390 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
スチーム:スチームカップ
庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:(温度)
オーブン最高温度:250度(5分)
外形寸法:幅470x高さ373x奥行390 mm
MS-F2601-Bは、アイリスオーヤマのスチームオーブンです。
なお、同じ形の MS-FS3001-Bは、スチームが水タンク式ではなく、スチームカップ式の下位機種です。
ただ、アイリスオーヤマの場合、方式の違いでできること(=メニュー)にそう違いはないですし、サイズも同じです。
ただ、価格差はないので、以下では、給水面で便利な水タンク式ベースに見ていくことにします。
庫内容量は、23Lです。
本体サイズは、幅470x高さ373x奥行390 mmです。
26Lクラスの平均より若干大きめです。その上で、上下左右とも10cmの廃熱スペースが必要なのは、注意点です。
スチームオーブンは、自動メニューとしてありますが、温度設定できない仕様です。
自動メニューでは、焼鮭、唐揚げ、ハンバーグなどに使われるため、(ヒーターの補助がなされつつ)100度を超える過熱水蒸気にはなるようです。
いずれにしても手動だと、点心類のあたため程度にしか意味性はないでしょう。
レンジ機能は、センサーが未搭載です。
温度センサーはありますが、レンチンには使いません。
ボタンだけ押しても、500W相当で30秒加熱されるだけです。別に「時短ボタン」があり、それを押すと1000W(3分)にはなりますが、センシングはしていません。
なお、レンジの1000W加熱は、強火で表面(だけ)加熱をするモードなので、加熱ムラが生じます。あれば便利ですが、利用されるシーンは限定されるものです。
時短は白物家電では、最近のパワーワードですし、デンキヤ店頭では訴求力はありそうですが、味は犠牲になりがちでしょう。
解凍も、基本的にグラムを指定して、低出力(200W)で手動でやるものです。
自動メニューも、センサーを利用せず、決められた分量を加熱するだけです。
一応、時短メニュー24種、ヘルシーメニュー26種を含む59種のメニューはありますが、センサーがないので、指定された分量を作ることになるでしょう。
オーブンは、250度まで出せます。
速暖遠赤トリプルヒーターとして、予熱時間が速いことを強調します。
250℃の持続時間5分で、その後は210度です。
グリルは、ただ、上火は900Wです。
おそらく、ドライオーブンだと焦げ目が付くとは言えない水準でしょう。
自動メニューでの、手造りのフライは、過熱水蒸気を併用し、焼いている感じです。
トーストは、2枚までです。
時間は非開示です。上火はそれなりに強そうなので、問題なさそうには見えます。
ただ、本機は深めの角皿の上に載せるので、裏返すさいにもミトンが必要で面倒そうではあります。
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以上、アイリスオーヤマのMS-F2601-Bの紹介でした。
本機は、センシングが弱い(というか「しない」)ため、レンジとしての本質的な部分で弱さがみられます。その部分であまり、おすすめできません。
【2023年発売】
45・アイリスオーヤマ PMO-F2404-B
¥27,091 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
庫内容量:24L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿式
センサー:(温度)
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅511x高さ332x奥行403 mm
MO-F2404は、アイリスオーヤマのスチームオーブンです。
庫内容量は、24リットルです。
小型機種としては平均値です。
本体サイズは、幅513x高さ332x奥行403 mmです。
横幅が50cmを超えてくるので、設置場所については確認してください。
壁ピタ配置も非対応です。
また左右も、どちらか片側は10cmが必要です。
スチームオーブンは、注意点です。
本機は、「スチームオーブン」を名乗りますが、角皿に水を貼って使える以上の意味性がないです。
自動メニューは(簡易的な)プリンと茶碗蒸しを作れるだけです。
つまり、100度以上の過熱水蒸気は作り出せませんし、100度以下の蒸し料理も、これらだけです。
オートメニューは、26種です。
オーソドックスな家庭料理が多いです。
なお、唐揚げなどの揚げ物は(ドライ)オーブンで作る仕様です。
電子レンジ機能は、本機もセンサー制御がなく、「あたため」ボタンを押す場合、600Wで30秒加熱されるだけです。
解凍も、完全手動です。
オーブン機能は、250度まで出せます。
ただ、持続時間は3分と短めで、その後は210度です。
グリル機能は、搭載です。
ヒーター構成は不明ですが、先ほどの機種と構成は変わらないかと思います。
トーストは、2枚までで、途中で裏返しが必要なタイプです。
焼き時間は非公開です。
注意が必要です。
写真では4枚トーストをしていますが、自動メニューとして、トースト機能はありません。
オートメニューで、ベーゴンエックトーストのメニューはありますが、クッキングペーパーを使って温める方式で、焼き目はつかないでしょう。
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以上、アイリスオーヤマのMS-Y2403の紹介でした。
カテゴリー的に「スチームオーブン」という名前で売っていますが、実際できるのは、(なんちゃって)プリンと茶碗蒸しだけです。この仕様で普通「スチームオーブン」とは言わないでしょうし、消費者を惑わせる感じがします。
その上で、レンジ部分もセンサーが非搭載ですし、値段を考慮するにしても選べる要素が見あたらない機種です。
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【2021年発売】
46・アイリスオーヤマ MO-F1808
¥28,999 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
庫内容量:18L
レンジ出力:900W
トースト:2枚
スチーム:角皿式
センサー:(温度)
オーブン最高温度:250度(5分)
外形寸法:幅455x高さ330x奥行375 mm
なお、 MO-F1808もスチームオーブンとして売られます。
本体サイズは、幅455x高さ330x奥行375mmです。
庫内容量は、18リットルです。
最大でも、1-2人暮らしまでなサイズです。
スチーム方式・レンジセンサーなどは先ほどの機種と変わりません。
やはりおすすめはしません。
2-3・他社の小型オーブンレンジの比較
最後に、日本のツインバード工業のスチームオーブンほか、ここまでみた製品以外をまとめて見ておきます。
【2022年発売】
47・ツインバード Kando Simple DR-F871W¥49,750 楽天市場 (7/6執筆時)
庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:非対応
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:赤外線・温度
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅470x高さ345x奥行400 mm
DR-F871Wは、ツインバード工業が販売するスチームオーブンです。
割と格安機が得意なメーカーですが、たまに、面白い上級機をだすことがあり、本機もそういった製品の1つです。
なお、オーブンレンジは長く作っていますが、しっかりしたスチームオーブンの発売は2021年からです。
庫内容量は、23リットルです。
本体サイズは、幅470x高さ345x奥行400 mmです。
小型と言って良いサイズです。
ただし、上面は25cm、左右両側面は10cmと少しよけいに廃熱スペースが必要です。
横幅が50cmを超えてくるので、設置場所については確認してください。スリム化は今後の課題でしょう。
スチーム方式は、水タンク式のスチームオーブンです。
一方、面白い部分は、蒸気を上部と下部双方から出すWスチームという方向性です。
だいたいのメーカーが、横1箇所に吹き出し口があるのですが、分けることで、特に蒸し物の出来を高めることに主眼が置かれます。
加えて、スチームでの低温調理(65℃〜85℃)の仕上がりも、この仕組みだと良くなるとされます。
低温調理は東芝が中型機では割と力を入れますが、小型機ではそうでもないのでこちらも特徴的でしょう。温度設定ができる小型機は珍しいです。
オートメニューは4つのみなります。
あたため・解凍・飲みもの・冷凍食品というメニューです。
よくある自動メニュー表はあえて全部「廃止」して、シンプルにしたそうです。
なお、マニュアル調理も、蒸す、低温調理、煮込む、揚げると分かりやすくしています。
電子レンジ機能は、赤外線センサー・温度センサーが搭載されます。
上位のセンサーではないですが、問題ないでしょう。
解凍は、一方、詳しい説明がないですが、
低出力運転で、加減しながらの解凍が可能なようです。ただ、この部分はあまり凝った作りではないです。
オーブン機能は、250度まで出せます。
持続時間は明示されませんが、仕組み的に他社同様に時間制限はあります。
グリル機能は、一方、明示がないです。
おそらく、上火はさほど強くないのだと思います。
トーストも、情報がないです。
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以上、ツインバード工業のDR-F871Wの紹介でした。
ようするに、レンジ・オーブンと、「蒸し器」が欲しい方に向く製品です。それ以外の方は、あえて選ばなくても良いでしょう。
ただ、スチーム温度設定をしての低温調理ができる小型機はあまりないので、蒸し鶏や低温蒸しの野菜など、色々考えると使い道はあるかと思いますし、ニーズもありそうです。
【2024年発売】
48・ YAMAZEN YRT-F221ESV(B)
¥29,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
スチーム:角皿式
【2023年発売】
49・ YAMAZEN YRT-F220ESV(B)¥26,410 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
スチーム:スチームカップ式
庫内容量:23L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚
センサー:(温度)
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅468x高さ339x奥行369 mm
YRT-F220ESVは、山善が販売するスチームオーブンレンジです。
比較的安めの家電製品全般を得意とする日本の商社で、上場企業です。
新旧あります。
スチームオーブン(過熱水蒸気)対応とあります。「角皿式」ですが、写真の黒皿の隅に水(15ml)を入れる方式です
この方式だと茶碗蒸しなどはできるでしょうが、(食材が濡れるので)正直スチームオーブン(過熱水蒸気)機というのは、難しいと思います。
旧機は、スチームカップ式です。
簡易的ですが、それを利用して発生させる工夫はあります。
メニューにも蒸気発生の仕組みの記載や、メニューもあるので、本格的ではないにせよ、実際「スチームオーブン」とは呼べるかなと言う水準ではあります。
庫内容量は、23リットルです。
本体サイズは、幅468x高さ339x奥行369 mmです。
小型と言って良いサイズでしょう。
ただし、壁ピタ配置は、廃熱の関係でできません。
スチーム方式は、先述のように旧機は、スチームカップ式でした。
写真のようなカップですが、それを使ってのスチーム予湿後の調理をする方式です。
ただ、同社の指定するメニュー(フライあたためほか)に使えるだけです。
減油などは想定していないと言えます。
新機種は、角皿に直接水を入れるという発想なので、椀もの(プリンや茶碗蒸し)以外は使えないでしょう。スチームオーブンと言って良いか微妙です。
なお、この部分で似た仕様の機種がシャープからでています。
そちらは「過熱水蒸気オーブン」として売られない機種なので、【中型オーブンレンジの比較記事】で取りあげています。おそらく、両機の製造先は共通でしょう。
本機も(24年機は)そちらで紹介するべき機種には思います。
オートメニューは、30種類と相当多いです。
指定したメニューのみですが、3品献立の提案もいくつかあります。
これらを加えると30種類よりも、献立は多い機種と言えます。
電子レンジ機能は、ただ、本機は、温度センサーのみです。
ここが、本機の大きな問題で検知精度が劣ります。
それもあり、ボタンを押すだけの「自動あたため」機能が(そもそも)ついていません。
手動で加熱温度(ワット)と時間を設定しない場合は、先述の30種類(ごはん、お弁当、総菜ほか)から、番号をみて自分の加熱したい食材に近いものを選ぶしかないです。
自動モードは、グラム設定機能もないです。
そのため、できあがりもアバウトで、作れる量にも制限がかかります。
温度センサーも、ご飯など限られたもののあたためにしか使いません。
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結論的にいえば、本機は、「自動あたため」がない「マニュアル機」と考えた方が良いです。
その部分では、初心者向きではなく、ある程度しっかり考えて、常にマニュアルで加熱(レンチン)している中級者(ベテラン)向きです。
1000W・600W・500W・200Wの切替は(当然)できますので。
解凍は、冷凍あたため・解凍・半解凍という選択肢です。
半解凍・解凍は、グラム設定は可能です。
解凍は温度センサーがセンシングはしているようです。
ただ、600W・200W・100Wの固定で、アバウトに加熱しているだけですし、正確性は期待できないでしょう。
ボタン1回押すだけで仕上がるようなものではなく、様子を見ながら解凍していくことになります。
この部分も、経験を活かしマニュアルでやった方が、仕上がりはよいでしょうし、ストレスも少ないと思います。やはり、中級者(ベテラン)専用機です。
オーブン機能は、250度まで出せます。
持続時間は明示されませんが、仕組み的に他社同様に時間制限はあるでしょう。
グリル機能は、機能としてはあります。
ただ、上火が十分強いかは、詳しい仕様がないので分かりません。
トーストは、2枚まで焼けます。
途中で裏返す必要があるタイプです。
この部分から想像するに、グリル(上火)はそこそこ強いかもしれません。ただ、標準の仕上がり時間が非開示なので、何とも言えません。
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以上、山善のYRT-F220ESV-Bの紹介でした。
かなり仕様が偏った製品に思えます。レンジとして、センサー部分がとにかく弱いので、慣れないと相当使いにくそうです。
あえて言えば、マニュアル運転しか使わない中級者(ベテラン)むけの格安機です。
しかし、解凍は不得意ですし、そういった方は、アバウトにしか仕上がらない30種類ものオートメニューはそもそも不要でしょう。
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【2023年発売】 1087870000000
50・山善 高効率スチームオーブンレンジ YRZ-WF150TV(B)
51・山善 高効率スチームオーブンレンジ YRZ-WF150TV(H)
¥29,800 楽天市場 (7/6執筆時)
52・YAMAZEN NERZ-WF150TV CB
¥28,310 楽天市場 (7/6執筆時)
庫内容量:15L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(両面)
スチーム:角皿式
センサー:(温度)
オーブン最高温度:200度
外形寸法:幅464x高さ302x奥行357mm
このほか、山善からは、YRZ-WF150TVという製品が出ています。
同じく角皿式スチームですが、小型機です。
流通ルートの異なる同一製品となる、NERZ-WF150TVもあります。
設置性は良いですが、オーブンの最高温度は200度となる部分が注意点です。
また、レンジのセンサーがこちらも、性能が期待できない温度センサーです。
ただ、庫内が狭いので、200度までの予熱時間が先ほどの機種との比で50%(約6分)とされ「高効率オーブンレンジ」というニックネームが付いています。
庫内が狭いので、付属の角皿でトーストが裏返さず6分で焼けるので、この部分のニーズを重視する場合、わりと良いように思えます。
こちらについては、ユニークですし「あり」な製品には思いますが、やはり、角皿式である部分と、センサーが弱い部分は気になります。
【2024年発売】 ERK-F0241TSV(B) 同型
53・山善 NERK-F0241TSV(B)
¥25,993 楽天市場 (7/6執筆時)
庫内容量:24L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(両面)
スチーム:角皿式
センサー:赤外線
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅513x高さ332x奥行403mm
NERK-F0241TSV(B) も山善の販売するスチームオーブンです。
流通ルートによっては「簡易スチームオーブン」という表現で売られる機種で、本機も、角皿式スチームです。
同じ縦開きですが、液晶の位置が右側になる旧形状で、ここまでの同社の製品の廉価版という感じです。
庫内容量は、24リットルです。
サイズは、幅513x高さ332x奥行403mmです。
先ほどの機種より若干安めで、庫内容量は同じほどですが、廃熱スペースは、結構必要なので、そこが注意点です。
スチーム方式は、角皿式です。
先述のように、できることは限られるので、あまり評価はできません。
レンジは、ただ、本機は、赤外線センサーです。
普通の1眼タイプとは言え、あたための精度は、このクラスだと良いほうです。
解凍は、100g〜500gまで対応です。
赤外線センサーですので、グラム指定は不要です。
一方、半解凍・全解凍などの区別はされますが、食材(肉・魚など)選択ボタンはないです。
メーカーも、解凍精度は、そこまで強調していません。
オートメニューは、鶏から、ハンバーグ、ピザ、フライあたため、グラタンなど、オーソドックスなものが11種です。
そこまで凝った仕様ではないです。
オーブンは、普通に250℃です。
持続時間の説明がないですが、やはり制限があるでしょう。
発酵温度(35℃、40℃)も出せます。
グリル機能は、機能としてはあります。
上火火力は不明ですが、おそらく750Wかと思います。
トーストは、2枚まで焼けます。
途中で裏返す必要はあります。
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以上、NERK-F0241TSVの紹介でした。
スチームオーブンとしては、角皿式なので評価はできません。ただ、レンジのセンサーの仕様は良いので、一点突破型ながらそこだけは評価できます。
ただ、せっかくのセンサーなので、オートメニューより、ふだん使いの部分、とくに、解凍部分がもう少し機能性があればとは思います。
次回の予告!
小型スチームオーブンのおすすめは結論的にこれ!
以上、今回は小型スチームオーブンの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もうすこしだけ続きます。
3・小型スチームオーブンの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
対応人数 1-2人程度まで
スチーム調理 ★★★★★
レンジ調理 ★★★★★
オーブン調理 ★★★★★
グリル調理 ★★★★★
トースト調理 ★★★★★
レシピ充実度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く3回目記事(こちら)は結論編です。
ここまで紹介した全機種から、予算別、機能別、目的別に選ぶ場合、どの機種がおすすめか?についてAtlasの結論をまとめます。
引き続きよろしくお願いします!
3回目記事は→こちら