比較2019'【解説】小型スチームオーブン28機の性能とおすすめ(2)【小型〜大型】

2019年09月10日

比較2019'【解説】小型スチームオーブン28機の性能とおすすめ(2)【小型〜大型】

前編からの続きです。前編は→こちら

今回のお題
機能が充実した小型スチームオーブンレンジはどの機種?

 ども、Atlasです。

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 今日は、小型の家庭用スチームオーブンの比較の2回目記事です。

 前編からの続き記事となります。検索エンジンからいらして頂いた方は、前編記事こちら)からご覧ください!

6・東芝の石窯オーブン(続き)

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 【2018年7月発売】【在庫限り】

 22・東芝 石窯ドーム ER-SD200-W
  ¥53,100 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅480x高さ350x奥行395 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:スイングサーチ赤外線・温度
オーブン最高温度:270度

  ER-SD200-Wは、東芝の小型石窯ドームシリーズのなかでは、最上位機種です。

 ただし、「小型で高性能」な機種は2019年に新機種が出なかったので、「在庫限り」となります。

 庫内容量は、26リットルです。

 外形寸法は、幅480x高さ350x奥行395 mmです。

 他社の26リットルクラスと比べると、多少コンパクトな製品です。

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 スチーム方式は、こちらも水タンク式を採用します。

 この部分は、さきほど紹介した下位機種と同じです。

 また、ヘルシーとは方向性が異なりますが、東芝は、グリルで焦がしてから、過熱水蒸気で肉汁を閉じ込めるハイブリッド調理に対応します。

 ハンバーグなどが提案されており、仕上がりに期待できます。

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 電子レンジとしての性能も、機能としては高いです。

 レンジのセンサーは、スイングサーチ赤外線センサー温度センサーにパワーアップしています。

 パナソニックも同じ構成でしたが、この組み合わせは、庫内の温度を広域にわたって測れるため、加熱ムラが少ないといえます。

 また、東芝は独自のドームアンテナ形状を取っているため、加熱ムラがより少ないです。

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 自動メニューは、325種と多いです。この機種は東芝の小型機では唯一液晶が付属するためです。

 なお、「ノンフライ唐揚げ」など、人気メニューについては、液晶でレシピ・作り方を含めて表示することも可能です。レシピ集を見ずに済むため楽です。

 もちろん、過熱水蒸気を利用するレシピも豊富です。

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 オーブン機能は、小型機では最も高度と言えます。

 過熱水蒸気利用時は250度ですが、水なしオーブンの場合、3分間ですが270度まで出せます。

 一方、遠赤効果についていえば、湾曲したドーム構造で、四方から遠赤外線を放射する構造は下位機種と同じです。

 この機種は、上部に、放射線状の石窯ドームヒーターを採用します。

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 天井の湾曲ヒーターの効果で、オーブンを使う際に均一に加熱ができる「石窯の仕組み」を下位機種よりも高精度で再現します。

 そのため、ピザなどを焼く際、遠赤外線効果で「ふっくらと」うまく焼くことができるわけです。

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 グリル機能も、湾曲ヒーターのパワーで、下位機種よりパワーアップしており「こんがり系」も意外と得意な仕様です。

 ただ、ビストログリル皿で下面からも両面加熱できるパナソニックと比較すると、「魚を裏返す必要」など、手間はかかります。

 グリル面では、引き続き、パナソニック優位です。

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 トーストは、この機種も、下位機種同様に、しっとり仕上がる「スチームトースト機能」が付属します。

 8分ほどで焼けますが、裏返す必要はあります。

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 以上、東芝のER-SD200-Wの紹介でした。

 液晶採用で、メニュー数が増えた点が目を引きますが、最大のポイントは放射線状の石窯ドームヒーターを採用でしょう。

 同社の強みをさらに活かした機種なので、予算があれば良い選択肢でしょう。

 Atlasも、パナソニック上位機と迷いつつ、2019年にこの機種を導入しました。

 オーブン機能をふくめ全般的には満足はしていますが、電子レンジのセンシングは意外と「アバウト」で、「強め」設定しないと、加熱不足の場合が多いです。

 レンジの自動加熱はあまり利用しないので、個人的には大きな問題ではないですが、このあたりに、「廃盤」にした理由があるのかもしれません。


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 【2017年7月発売】

 23・東芝 石窯ドーム ER-TD70-W  【白色】
 23・東芝 石窯ドーム ER-TD70-K  【黒色】
  ¥41,900 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

 【2018年7月発売】

 24・東芝 石窯ドーム ER-SD70-W 【白色】
 24・東芝 石窯ドーム ER-SD70-K 【黒色】
  ¥28,480 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅480x高さ350x奥行390 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度

 ER-RD7は、東芝の「石窯ドーム」シリーズの低価格機です。

 この機種も新旧両機種ありますが、基本性能は変わらないため、安い方を選んでよい機種です。

 庫内容量は、26リットルと、上位機と同じです。

 外形寸法は、幅480x高さ350x奥行390 mmです。

 上位機とだいたい同じです。

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 スチーム方式は、しかしながら、角皿式の簡易的なもので、カロリーオフ料理はやや難しい機種です。

 電子レンジ機能は、赤外線センサーと温度センサーの組み合わせです。

 この部分は、上位機を搭載しており良質です。

 ただ、角皿式スチームのため、フライなどの「さっくり温め」など便利な機能が使えません。基本的に、こうした面で、角皿式スチームはオススメできません。

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 オーブン機能は、最高温度がで5分間で250度、その後は200度の「石窯オーブン」です。

 上面は普通の遠赤ヒーターですが、扉部分を除く4面から遠赤外線を放射する石窯構造は持ちます。

 この点でいえば、東芝の上位機であるER-TD80と加熱部分の性能はほとんど同じです。ピザなどを「じっくり、ムラ無く中まで加熱」することができます。

 グリル機能は、湾曲ヒーターを不採用ですから「並」の性能でしょう。

 トーストは、しかし、角皿式スチームのため、スチームトーストが利用できません。6分で2枚焼けますが、途中で裏返す必要もあります。

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 以上、東芝の「石窯ドーム」ER-RD7の紹介でした。

 「スチームオーブン」としては、イマイチな機種です。ただ、「オーブン機能」の部分は、上位機並みのスペックがあるため、「スチーム不要、オーブン重視」ならば、こちらも「あり」です。

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【2019年7月発売】

 25・東芝 石窯オーブン ER-T60-W  
  ¥30,179 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

【2018年7月発売】

 26・東芝 石窯オーブン ER-S60-W
  ¥28,989 Amazon.co.jp
(9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅480x高さ390x奥行325 mm
トースト:●(グリル)
スチーム:角皿式
センサー:温度センサー
オーブン最高温度:250度

 なお、ER-RD7には、庫内容量は、23リットル角皿スチームの下位機種があります。

 ただ、電子レンジ部分が温度センサーのみとなります。ラップしての自動加熱ができないなど、性能が明らかに見劣りするため、あまりオススメできません。

7・アイリスオーヤマのオーブン

 つづいて、アイリスオーヤマスチームオーブンです。

 この分野では最後発のメーカーですが、比較的安い価格帯で存在感のある機種を展開します。この価格帯に強みを持つ、日立の強力なライバルでしょう。


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 【2018年10月発売】

 27・アイリスオーヤマ MS-Y2403
  ¥22,888 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

 28・アイリスオーヤマ MS-YS3
  ¥36,394 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅511x高さ332x奥行403 mm
トースト:非対応
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線センサー
オーブン最高温度:250度

 MS-Y2403 は、アイリスオーヤマのスチームオーブンです。

 水タンク式で2万円前後と、他社よりも圧倒的なコスパが自慢の機種です。「スチーム流氷解凍オーブンレンジ」というシリーズ名です。

 なお、流通経路によっては、この商品をMS-YS3という型番で販売していますが、性能は同じです。

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 庫内容量は、24リットルです。

 小型機種としては平均値です。

 外形寸法は、ただし、幅513x高さ332x奥行403 mm横幅が50cmを超えてくるので、設置場所については確認してください。スリム化は今後の課題でしょう。

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 スチーム方式は、水タンク式のスチームオーブンです。信頼性のある水タンク式採用の機種としては、おそらく最も安いです。

 この機種も、シャープを除く他メーカーと同様にスチームとヒーターを併用する方式です。

 ただし、日立などと同じで、自動調理メニュー以外に、手動スチームにも対応します。

 ただ、温度設定ができない仕様で、どちらかといえば、「蒸し料理」に限定して利用するものです。

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 一方、唐揚げ・鶏の照り焼き・一口とんかつなどの自動調理メニューは、スチームとヒーターを使って焼く方式を取っています。

 ただ、シャープの場合と異なり、過熱水蒸気だけで焼けませんので、高温持続力の点で味はシャープに及ばないでしょうが、減塩・脱油効果は(シャープを除く他メーカーよりは)期待できるでしょう。

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 加えて「スチーム流氷解凍」に対応します。

 製品名に入っている事からも、アイリスオーヤマの「売り」の部分です。

 専用ケースに解凍したい食材を入れて、庫内温度を40度-50度にすることで、ドリップが出ないように上手に解凍する方式です。

 「刺身」「薄切り肉」「ブロック肉」の3つの自動解凍モードが用意されます。

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 オートメニュー44種類になります。

 おそらくライバルだろう、日立よりわずかに多くしています。

 ただし、マニュアル操作の部分は多少使い勝手の部分で「価格」が出ているところがあります。

 例えば、レンジの最高出力が600Wまでとなっています。800W以上の高出力ブーストは他社では普通ですので、見えにくい部分でやや弱いところがあるのは確かです。

 電子レンジ機能は、赤外線センサーが搭載されます。

 ただし、スイングサーチはされない普通の赤外線センサーであり、複数のセンサーも付属しません。

 オーブン機能は、250度まで出せます。

 持続時間は明示されませんが、数分後に210度に落ちる仕様です。ヒーターは、日立と同じで、両面とも平面ヒーターで、お手入れは楽です。

 グリル機能は、一般的なものですが、搭載です。

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 トーストは、注意が必要です。

 写真では4枚トーストをしていますが、自動メニューとして、トースト機能はありません

 オートメニューで、ベーゴンエックトーストのメニューはありますが、クッキングペーパーを使って温める方式で、焼き目はつかないでしょう。

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 以上、アイリスオーヤマMS-Y2403の紹介でした。水タンク式スチームを採用する機種としては「最安」です。気軽に試せて、入門用には良い機種だと思います。

 ただし、トーストが焼けない点と、レンジ出力とセンサーが多少弱い部分があります。他社との価格差は、こうした点に出ているとも言えるでしょう。

今回の結論
小型スチームオーブンレンジのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、「小型・省スペース」なスチームオーブンを紹介しました。  

 最後に、新製品と旧製品が併売される時期のため、おすすめ機種を選ぶのは難しい部分がありますが、現状でスチームオーブンが欲しい方へのオススメ機種を提案したいと思います。

 なお、電子レンジは、梅雨の時期からモデルチェンジが進むので、この時期は、割安に購入できます。


 第1に、スチームオーブンで減塩・脱油料理を楽しみたい人におすすめなのは、

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 【2019年9月発売】

 1・SHARP ヘルシオ AX-CA600-W
  ¥67,600 楽天市場 (9/10執筆時)

 【2018年8月発売】

 2・SHARP ヘルシオ AX-CA450-W
  ¥36,999 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅490x高さ345x奥行400 mm
トースト:2枚まで(両面焼)
スチーム:水タンク式
センサー:温湿度センサー
オーブン最高温度:250度

1・対応人数    1-2人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★★★
3・レンジ調理  ★★★☆☆
4・オーブン調理 ★★★★★
5・グリル調理  ★★★★☆  
6・トースト調理 ★★★★★
7・減量役立ち度 ★★★★★★

 シャープの「ヘルシオ」のAX-CA600がおすすめです。

 なお、新旧両機種あります。

 しかし、現行モデルは、基本性能面で進化はありませんでした。したがって、新機種の登場で値段が下がった2018年旧モデルがお得です。

 電子レンジとしての性能は、温湿度センサーのみと「そこそこ」で、他社により高性能なモデルがあります。

 その点で言えば、「もっぱら冷凍食品のあたため」というかたは、あまり向きません。

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 スチーム加熱は、しかし、本格的な「水タンク式」のウォーターオーブンで、「水蒸気のみで完全に加熱している」という点で、他機との「分かりやすい差」があります。

 ビタミンの保持力が期待できる上で、他社機同様に、多彩な「カロリーオフ調理」「減塩調理」ができます。過熱水蒸気を利用する料理を最重要視するならば、機能の上で足りないものはありません

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 とくに、ウォーターオーブンを使った自動メニューの数や料理ブックの充実度が凄いので、料理好きの方はこちらを購入されると良いと思います。また、ヘルシオファンが独自にメニューを開発しており、それらの情報をネットで利用できるのもメリットです。

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 オーブンとしての性能は、パナソニックや東芝に比べると目立ちませんが、過熱水蒸気だけで加熱する方式のため、約250度の高温を時間制限なしでキープできる点は、言及に値します。

 この部分では、決して劣らないと思います。ただし、焼き目を付けるようなグリル調理は、対応できますが、得意ではないでしょう。

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 トーストは、角皿を利用することで、裏返さずに2枚の焼き上げに対応できます。

 過熱水蒸気を利用する方式なので、(名称はないものの)東芝のスチームトースト同様に味は期待できます。10分の調理時間は、多少ネックですが。

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 設置性は、幅490x高さ345x奥行400mmと良い機種です。

 庫内容量は小さめですが、それでも2-3人分の料理は楽にこなせますので問題ないでしょう。

 結論的にいえば、健康重視で減油・減塩を考えているならば、最も楽しめるだろう機種はこれでしょう。


第2に、「電子レンジ」としての「あたため性能」を重視して、スチームオーブンを選ぶ場合は、

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【2019年6月発売】

 15・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-S8X-R
 16・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-S8X-W
  ¥43,980 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅487x高さ365x奥行430 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:重量・蒸気・温度
オーブン最高温度:250度

1・対応人数    1-4人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★★
3・レンジ調理  ★★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★☆
5・グリル調理  ★★★★☆  
6・トースト調理 ★★★★★
7・減量役立ち度 ★★★★★

【2018年6月発売】

 17・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-VS8-R
  ¥32,419 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅487x高さ365x奥行430 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:温度・トリプル重量センサー
オーブン最高温度:250度

1・対応人数    1-4人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★★
3・レンジ調理  ★★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★☆
5・グリル調理  ★★★★☆  
6・トースト調理 ★★★★★
7・減量役立ち度 ★★★★★

 日立の小型スチームオーブンの2018年旧モデルのMRO-VS8-Rか、その新モデルとなるMRO-S8X-R が良いでしょう。

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 電子レンジとしての性能は、新旧で異なります。

 先述のように、新機種はトリプル重量センサーが省略され、重量センサーと蒸気・温度センサーの組み合わせになりました。

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 一方、2018年旧モデルは、温度センサーとトリプル重量センサーを搭載します。

 どちらが良いかは難しいです。

 ただ、複数同時に食品を温めるなどに加熱ムラが生じにくい点では旧機種の方が優秀なので、在庫があって、十分安いならば、2018年旧モデルでしょう。

 一方、新機種も、トリプルではないですが、「重量センサー+蒸気センサー」の組み合わせですから、複数の同時調理を考えなければ、総合力は高いです。

 実際、赤外線センサー系を搭載する機種より、重量センサーのほうが「加熱時間の制御力は高い」ので、旧機種の在庫がない場合も、電子レンジ性能を重視するならば、日立でしょう。

 加熱ムラ・加熱不足が最も起こりにくい機種ですから。

 土日以外は「もっぱら冷凍食品」というかたは、この部分が充実する、日立を「指名買い」で良いと思います。

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 スチーム機能も、水タンク式です。

 シャープに比べると、唐揚げなどのノンフライ料理において、「水を使わずに熱で焼く」方式ですので、減油・減塩効果は、落ちるでしょう。ただ、味は保証できますし、油で揚げるのと比較すると、減油効果は相当高いです。実力は高いと思います。

 オーブン・グリル機能は、パナソニックと東芝が群を抜いて良いため平凡です。

 しかし、オーブンに関していえば、基本的に最高温度が250度出せれば、入門機の域は超えるため、標準的な性能は期待して良いでしょう。

 トーストは、一方、2枚で、最短で14分、最長20分と、焼き時間の長さはこの機種の「欠点」です。この部分を多用する場合は、次に挙げる、東芝やパナソニックの機種を選ぶとよいと思います。

 設置性は、幅487x高さ365x奥行430 mmとコンパクトです。

 とくに、横幅が48センチ台に収まっているので、小型冷蔵庫とセットの机上棚などにも設置できます。それでいて、フラットヒーターの採用が活きて、庫内容量は31Lですから、4−5人の世帯でも利用できそうです。

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 結論的にいえば、「冷凍食品や温め直しがレンジ利用のメイン」という方は、確実にこの機種が良いでしょう。

 その上で、「休日は、スチームオーブンで凝った料理を作りたい」というニーズをかなえる機種です。


 第3に、充実したオーブン機能を重視し、ピザや厚みのあるお肉などを焼きたいと考えている方は、

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 【2019年】

 20・東芝 石窯ドーム ER-TD80-W
  ¥47,496 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

 【2018年】

 21・東芝 石窯ドーム ER-SD80-W
  ¥36,800 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅480x高さ348x奥行400 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度

1・対応人数   1-2人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★★
3・レンジ調理  ★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★★★
5・グリル調理  ★★★★★
6・トースト調理 ★★★★★
7・減量役立ち度 ★★★★★

 石窯構造で、遠赤外線効果で美味しくピザが焼ける東芝のER-RD8「鉄板」でしょう。

 新旧2機種ありますが、基本的な機能差はないため、安い方でよいでしょう。

 電子レンジとしての性能は、温度センサー赤外線センサーがWで搭載されます。「最高」ではないですが、普段使いにおいて問題を感じさせないスペックです。

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 スチーム方式は、水タンク式です。

 こちらについては、シャープほどの調理の柔軟性や減油・減塩効果は期待できませんが、日立などと比べると、35度から100度まで5度刻みで温度設定が可能なスチーム調理など、ビタミンを壊さず野菜蒸し料理などが食べれそうです。

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 オーブンとしての性能は、4面から遠赤外線を放射して包み込むように焼く石窯オーブンは、「じっくり、ムラ無く中まで加熱」することにかけては「業界一」でしょう。

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 再度強調すれば、ピザや厚みのあるお肉などを焼く際、遠赤外線効果で「ふっくらと」うまく焼くことができると言えます。 

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 トーストは、スチームを使ってふっくらさせる「スチームトースト機能」が付属します。途中で裏返す手間はありますが、2枚までの対応ですが、8分弱で焼き上げますし、実用的です。

 設置性も、幅480x高さ348x奥行400 mmの水準ですので、たいていのレンジ台に置けるでしょう。

 結論的にいえば、ピザ肉料理が好きだが、「たまには」野菜料理や減油・減塩料理などで健康にも配慮したい、という方はこちらでしょう。


 第4に、炭火の直火焼きのように肉や魚を「こんがり」焼きたい方におすすめなのは、

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 【2019年7月発売】

 7・パナソニック ビストロ NE-BS606
  ¥51,820 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

 【2018年7月発売】

 8・パナソニック ビストロ NE-BS605
  ¥41,500 Amazon.co.jp
(9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ347×奥行400mm
トースト:4枚(両面対応)
スチーム:水タンク式
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度

1・対応人数  1-2人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★☆
3・レンジ調理  ★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★★
5・グリル調理  ★★★★★★
6・トースト調理 ★★★★★★
7・減量役立ち度 ★★★★★

 パナソニックの3つ星 ビストロ NE-BS606でしょう。

 新旧両機種あります。しかし自動メニュー数が5つ増えたのみなのですから、価格で選んで良いでしょう。

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 電子レンジとしての性能は、「スイングサーチ赤外線センサー」が搭載され、加熱ムラ・加熱不足は、トリプル重量センサーを採用する日立を除けば「最高水準」です。

 スチーム機能は、一方、水タンク式のスチームオーブンながら、過熱水蒸気を利用できるのは、「塩サバ・塩鮭・アジの開き・肉巻き野菜」など一部の自動調理メニューのみという点で、やや物足りないです。

 とはいえ、ノンフライ料理で、唐揚げ・とんかつ・エビフライについては対応できますし、さほど凝った料理を作るつもりのない方は、むしろシンプルなこちらを選ぶのは「あり」でしょう。

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 グリル機能は、パナソニックの見所です。

 サイクロンウェーブ加熱ビストログリル皿を利用した「強火力で両面で焼くグリル料理」に対応できるため、焼き魚やグラタンなど、「こんがり系」の料理が得意です。

 オーブン機能は、東芝に軍配が上がりますが、250度が5分間と比較的長めですし、全体の平均値以上ですし、問題ないでしょう。

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 トーストも、4枚同時の調理が可能で、

 しかも、両面グリルを利用すると、裏返す必要なしに両面を焼ける点は、魅力でしょう。4枚でも6分程度で焼き上げることが可能です。

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 結論的に言えば、グリルの他、オーブン、電子レンジ、トーストという3要素について、良い機能をバランス良く配置しているのはパナソニックです。

 似たような特徴の機種は日立でしょう。しかし、あちらはトースト機能が弱いです。その点をふまえると、色々考えて迷った場合は、「買って後悔の少ない機種」は、こちらです。

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 【2019年】【各色】

 9・パナソニックビストロ NE-BS656
  ¥67,104 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

 【2018年】【各色】

 10・パナソニック ビストロ NE-BS655
  ¥64,000 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ347×奥行400mm
トースト:4枚(両面対応)
スチーム:水タンク式
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度

1・対応人数   1-2人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★☆
3・レンジ調理  ★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★★
5・グリル調理  ★★★★★★
6・トースト調理 ★★★★★★
7・減量役立ち度 ★★★★★★

 一方、液晶の付いた、デザイン性の配慮のある小型機を選びたいならば、 NE-BS656が良いでしょう。

 液晶窓が付属した製品は、東芝の最上位機もありましたが、先述のように今年度「撤退」で、パナソニックが唯一です。

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 下位機種に較べて、できる調理法はさほど増えてはいません。しかし、カラー液晶ディスプレイを利用して、「簡易的なレシピ集」が手元で見れるのは便利です。

 168種に及ぶ自動メニューも、液晶表示あってこそ便利、とも言えるため、予算を考えず、現状で選ぶならば、この機種は良いと思います。


 第5に、できるだけ低価格で、ダイエットに適したスチームオーブンが欲しい場合は、

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 【2019年7月発売】

 18・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-S7X-R
  ¥39,152 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

 【2018年7月発売】

 19・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-VS7-R
  ¥33,616 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅483x高さ340x奥行388 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:温度・赤外線センサー
オーブン最高温度:250度

1・対応人数   1-2人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★☆
3・レンジ調理  ★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★☆
5・グリル調理  ★★★★☆
6・トースト調理 ★★★★☆
7・減量役立ち度 ★★★★☆

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 【2018年7月発売】

 3・シャープ オーブンレンジ RE-V90B-S
  ¥33,980 Amazon.co.jp (9/10執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ345×奥行430mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温湿度センサー
オーブン最高温度:250度

1・対応人数   1-2人程度まで
2・スチーム調理 ★★★★☆
3・レンジ調理  ★★★★★
4・オーブン調理 ★★★★☆
5・グリル調理  ★★★★☆ 
6・トースト調理 ★★★★☆
7・減量役立ち度 ★★★★☆

 機能面で差がないこれらの機種から、その時々の販売価格に応じて、最も安いものを選ばれるのが良いと思います。

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 電子レンジとしての性能は、赤外線センサーと温湿度センサーを搭載する点で、低価格ながら、両者とも能力が高いです。

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 スチーム機能も、双方、水タンク式のスチームオーブンを採用しており、ある程度の減油・減塩料理に対応できる点で共通します。

 いずれも、水タンク式の本格的なスチームオーブンを採用する機種では値頃です。

 オーブン機能は、こちらも、250度のパワーで調理ができる機種であり似通っています。グリル機能も同様です。

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 トーストについても両者とも2枚までです。日立は、この機種については、トーストはさほど遅くないです。

 庫内容量は、日立が22リットル、シャープが26リットルです。日立の方が設置性は良いですので、少人数世帯ならばこのサイズで良いでしょう。旧機種は特に安いですね。

補足:電子レンジ関連記事について

 というわけで、今回はスチームレンジの紹介でした!

1・1人暮らし向け電子レンジ
2・小型のスチームオーブン
3・高級スチームオーブン
4・オーブントースター
5・コンベクションオーブン
6・オーブン全体のおすすめ結論】

 なお、このブログ「モノマニア」には、加熱する調理家電について以上のような記事があります。

 201808071526.jpg

 とくに、6番では、今回の記事を含む「オーブンレンジ全体の記事をまとめ」として、レンジの選び方を提案しています。よろしければ、それらもご覧ください。

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 最後になりましたが、もし今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は後編記事なので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは!

posted by Atlas at 13:11 | 調理家電

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