Top 調理家電 比較2022’ 自動調理!マルチクッカー40機の性能とおすすめ・選び方 (1)

2022年10月22日

比較2022’ 自動調理!マルチクッカー40機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2022年 おすすめ調理家電!料理用マルチクッカーの性能と選び方:時短調理機 自動調理機・スロークッカー・多機能電気調理機 電気調理鍋 低温調理機 人気機種の違いや使い勝手・機能面でのランキング

【比較する製品型番】シャープ ヘルシオ ホットクック KN-HW16G KN-HW24GKN-HW16F KN-HW16E KN-HW24F KN-HW24E KN-HW10G KN-HW10E T-fal Cook4me Express CY8521JP CY8708JP CY8701JP T-Fal ラクラ・クッカー プラス コンパクト CY352AJP CY3501JP CY353AJP ラクラ・クッカー 旨み CY3601JP 象印 圧力IHなべ EL-MB30-VD 象印 STAN. EL-KA23

今回のお題
最先端!の多機能マルチクッカーのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。  

 今日は、2022年10月現在、最新の多機能調理家電の比較です。

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1・マルチクッカーの比較 (1)
 1-1:シャープ〈日本〉
 1-2:T-Fal(フランス)
 1-3:象印〈日本〉
2・マルチクッカーの比較 (2)
 2-1:シロカ〈日本〉
 2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-3:パナソニック〈日本〉
 2-4:ハイアール〈中国〉
 2-5:その他の企業〈日本〉
3・マルチクッカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめ機種の提案

 今回は、シャープのヘルシオ・ホットクックや、T-Falのクックフォーミーをはじめ、調理を「自動化」できる、各社の「マルチクッカー」を紹介します。

 また、煮込み専用の「スロークッカー」もあわせて紹介します。

ほったらかし調理 ★★★★★
調理の時短効果  ★★★★★
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー   ★★★★★
洋食メニュー   ★★★★★
総合評価     ★★★★★  

 以下では、いつものように、各製品を比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーーー

1・圧力鍋の比較
2・電気圧力鍋の比較
3・多機能調理機の比較

4・取ってのとれる鍋の比較
5・フライパンの比較
6・ジューサーの比較
7・ハンドミキサーの比較
8・フードプロセッサの比較
9・かき氷器の比較
10・ヨーグルトメーカーの比較

 なお、今回は「圧力かけられる」調理器具を含む、キッチン家電比較シリーズの3回目記事として書いています。

0・マルチクッカーの選び方の基本

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 はじめに、マルチクッカー(多機能調理機)の「選び方の基本」の紹介からです。

 一体何ができる家電で、どのような種類があるのかについての簡単な解説になります。

0-1・マルチクッカーとは何か

1・調理過程の「自動化」
2・調理過程の「時短」

 「マルチクッカー」は、簡単に言えば、「煮込む系」の料理について、下ごしらえ以降の調理過程を「自動化」と、また、調理時間の「時短」とを可能にする家電です。

 20世紀の発明であるスロークッカーと「電気圧力鍋」を「進化」させることで生まれました。

 否定的に「ほったらかし調理家電」とも呼ばれます。しかし、「全自動調理機」へ向けての第一歩!として重要です。

 Atlasとしても、どんどんユーザーが増え、進化していって欲しい、家電ジャンルです。

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 対応する調理法は、基本的には「煮込み」系です。

 しかし、「焼く」「炒める」「揚げる」「無水調理」に対応できる製品なども現れるなど、最近は相当な速度で進化しています。

 「マルチクッカー」は、アレンジした使い方など「新しい料理の創造」もできる余地があります。

 料理好きの方にこそ早くふれて頂き、一緒に「進化」させて欲しい家電です。

0-2・マルチクッカーの種類

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 「マルチクッカー」は、その種類として、圧力式調理機電気式調理器はと2タイプに分類できます。

 この部分が「選ぶ際に最も基本となる部分」です。

 両方式のメリットデメリットを少し詳し見ておきます。

ーーー

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 第1に、圧力式調理機です。

 例えば、T-Falのクックフォーミーなどです。

 良い部分は、煮込み系の時短効果が高い点です。

 加えて、魚骨やスジ肉など、(常圧の)長時間煮込みでも柔らかくならないものに対応できるのが、メリット性です。

 イマイチな部分は、調理パターン少ない点です。

 加圧構造を備えるため、煮こむ以外に対応できる調理法が「ゆでる・蒸す」ほどしかないのが難点です。

 自動メニューが多い製品でも、「煮込み」系のメニューが中心で飽きがきやすいです。

 そのほか、圧を伴うことによる利用時の注意が必要な点と、洗うパーツがやや多くなる点がネックです。

ーーー

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 第2に、電気式調理器です。

 例えば、シャープののヘルシオホットクックなどです。

 良い部分は、調理パターンが多い部分です。

 パドル(混ぜ棒)を装備できるので、圧力式より調理パターンが相当多くできます(炒める・砕く・かき混ぜるなど)。

 レシピも多様で、同じようなものはわりと少ないです。

 そのほか、「混ぜながら、煮る(日本の煮物)」、「芋を無水で煮てから、砕く(ポテトサラダ)」、「玉子と具をかき混ぜてから、焼く(オムレツ)」などの複合的な調理を、人間の手を介さずできる点も良い部分です。

 イマイチな部分は、調理の時短効果です。

 加えて、魚の骨やスジ肉など、常圧で煮こんでも柔らかくならない食材に対応できない点です。

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 結論的にいえば、家事全体の時短効果では、総合的に両方式に差はないです。

 しかし、「煮込んで柔らかく」のような、煮込み系調理の時短重視したい場合は、圧力式調理機が良いでしょう。

 一方、その要素が不要ならば、調理法が多くレシピに飽きがきにくい電気式調理器が有利でしょう。

 あとは、使いたい調理方法・作りたいレシピの自動メニューがある製品をその枠内で選べばよいです。

ーーー

 というわけで、ここまでは、マルチクッカー(多機能調理機)の「選び方の基本」を書きました。

 以下では、冒頭書いたようなメーカー順に、各社の製品を比較していきます。

1-1・シャープのマルチクッカー

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 はじめに、シャープの「ヘルシオホットクック」の紹介です。

 同社の製品は、圧をかけない電気式であり、その代表格と言えます。

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 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で書いていきます


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 【1.6Lタイプ】

 【2021年9月発売】

 1・ヘルシオ ホットクック KN-HW16G-W  
 1・ヘルシオ ホットクック KN-HW16G-B
  ¥47,680 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:1.6L(1-2人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応  
自動メニュー: 140種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

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 【2.4Lタイプ】

 【2021年9月発売】

 2・ヘルシオ ホットクック KN-HW24G-W
 2・ヘルシオ ホットクック KN-HW24G-R
  ¥56,540 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:2.4L(2-3人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 145種類
予約調理:対応
長時間煮込: 対応

 ヘルシオ ホットクックは、シャープが水なし自動調理鍋として売る製品です。 

 後ほど、他のバリエーションも紹介しますが、本機が最新の「最上位機」です。

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 本体の大きさは、定格容量ごとことなります。

 1.6Lの小型タイプは、幅330×奥行282×高さ240mmです。

 2.5Lの中型タイプは、幅345×奥行305×高さ256mmです。

 家庭用炊飯器より多少大きな程度です。

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 調理方式は、かなり多いです。

 仕組みは、左図のように、パドル(=まぜ技ユニット)を使ってかき混ぜるという点、また、温度・蒸気センサーで、火加減を自動調整する部分に特長があります。

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 対応する調理技法は、多いです。

 「煮物を作る」・「スープを作る」・「炒める」「煮詰める」・「無水でゆでる」「蒸す」などです。

 シンプルに言えば、ヒーター加熱の温度と時間まぜ技ユニット回転数と時間とを組み合わせて、これらの調理技法を実現しています。

 多すぎて全部は紹介できませんが、いくつか紹介します。

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 第1に、「煮物を作るです。

 簡単に、和洋の煮物ができます。

 適当に自宅にある材料を使って作る場合も、温度・蒸気センサーで火加減は勝手に見てくれるので手放しです。

 手動調理の場合、煮汁が少ない煮物は「まぜる」、柔らかい素材は(パドルで)「まぜない」を設定し、あとは、時間指定すれば、あとは全自動です。

 自動メニューは、和洋の煮込みレシピはかなり多く、それだけでも楽しめます。

 むろん、まぜ方法や時間の設定なしに、完全に手放しで煮物ができます。

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 第2に、「無水でゆでるです。

 本機の密閉性を利用する調理機能です。

 食材の無水調理(無加水調理)に対応する点です。ほぼ食材の水分だけで加熱できます。

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 シャープによれば、水を使って調理する場合と較べて、ビタミンCが約1.5倍、葉酸が約1.8倍、ミネラルが約1.8倍残存させることができます。

 なにより、食材の持つ旨みを還元できるため、美味しさの点でメリットが高いです。

 手動調理の場合、茹で時間を設定するだけで、あとは全自動です。

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 自動メニューも、かなり手が込みます。

 「無水」で野菜がゆでられると言うことは「水を捨てる必要がない」ことを意味します。

 その部分を利用して、生のジャガイモを無水でゆでて、そのまま潰してポテトサラダ・コロッケになる段階まで、本機は「自動化」できています。

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 第3に、「ケーキを焼くです。

 手動調理の場合、材料を入れれば、時間設定だけで、温度・蒸気センサー制御で勝手に焼いてくれます。

 自動メニューは、 ケーキのスポンジ、野菜ジュースのスポンジケーキ、ブラウニーなどが見られます。

 一方、この機能の「応用」プレーンオムレツもメニューとしてあります。

 まぜ技ユニットで「生卵をかくはんし、焼き上げまで全自動です。

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 第4に、「炒める」です。

 これは、正確に言えば、油を使わない炒め物です。

 美味しそうですが、混ぜつつ加熱するだけの機能です。

 手動では、炒める時間だけ設定し、あとは強火で勝手にまぜつつ調理されます。

 (炒めるという意味での)油は本機では使えないので、この部分の自動化は発展途上です。

 自動メニューも、「鶏とカシューナッツの炒め煮」「鶏とブロッコリーのオイスター炒め」の2点のレシピのみです。

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 第5に、「煮詰める」です。

 これは、蓋を開けて「煮詰めていく」という、使い方です。

 完全に「手放し」でつかう機能ではないですし、コンロのが便利なのでオマケでしょう。

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 第6に、「低温調理」です。

 他の家電ジャンルですが低温調理機ができる料理を再現するものです。

 手動調理の場合、加熱温度(35-90度)・加熱時間まぜる速度の3項目を設定できます。

 そのため、発酵食品から製菓までいろいろに対応できます。

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 自動メニューでは、ジップロックした製品に重しをして、ローストビーフ・ポーク・サラダチキンなどが作れます。

 加えて、「高速まぜしてから、低温加熱」の連続技でカスタードクリームも、卵の状態から完全自動で作れます。

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 第7に、「スープを作る(煮る)」です。

 ようするに、混ぜないで沸騰温度をキープする「煮る」機能です。

 それだけだと、利用の幅は低いのですが、「蒸し台」が付属するので、応用的に蒸し物ができます。それ用の自動レシピも複数あります。

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 一方、蒸し器を利用しつつ、2段調理も提案されます。

 上段で蒸し物、下段で、汁物・煮物など水気を伴うものを調理する際だけ利用できます。まぜ技ユニットを利用している場合は不可です。

 実際的には、レシピ集記載の5つのメニュー以外は使えないので、発想は面白いものの、2段調理については、「オマケ」です。

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 第8に「好みの設定・加熱」です。

 このモードは、ヒーター火加減まぜ技ユニット回転数を及び、調理時間を組み合わせて、自由に自分でアレンジし使える、手動モードです。

 使い込んで「アレンジ料理」したくなった場合は、似た料理の自動メニューを利用するのが普通です。しかし、細かく調整したい「こだわり派」に向きます。

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 一方、手動メニューには(熱を加えず)高速まぜだけする機能がないです。

 ただ、後述する「クラウド機能」のメニュー追加で、ホイップクリームの作成が可能になるようです。単純な「泡だけ用」の使い方もできるようです。

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 予約調理は、ホットクックの魅力です。

 食品の衛生状態に注意しつつ、設定した時刻にちょうど仕上げ、保温してくれるように、自動調理してくれます。

 炊飯のように、食材を入れておけば、予約した時間にできたてのものが食べれる点は魅力でしょう。

 同様の機能は、後述する象印も持ちますが、やはり便利です。

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 自動メニューは、本体の操作メニューから選択する形式です。

 カラー液晶は不採用ですが、使い勝手は十分です。

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 料理名か、「野菜」「肉」など食材のジャンルで番号を選びます。

 レシピ記載のメニューナンバーの入力でもOKです。

 自動レシピ数は、計145の自動メニュー(小型機は140)です。

 小型機に省略されているメニューは、トウモロコシ・南瓜・キャベツの下ゆでなど、ようするにサイズがないと調理できないものだけです。

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 結論的にいえば、あまり便利そうな追加メニューはないので、レシピ数の部分だけで言えば、小型機を選んでも問題ないでしょう。

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 レシピ集は、国産メーカーということで、他社機よりかなり、(日本の)和洋食のレシピが豊富です。

 和風の家庭料理を中心に使いたいならば、おすすめと言える機種です。

 また、通常のスロークッカーと同じく、洋風の料理、カレーやビーフシチュー、お肉の煮込みなども対応できます。【レシピ集は→こちら】 

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 調理容量は、2機種で異なります。

 1.6Lサイズ2〜3人で、2.4Lサイズは、4人前程度まで対応するでしょう。

 例えば、豚の角煮ならば1200g(1.6Lは800g)の材料を、90分で仕上げます。

 レシピは、豚の角煮はゆでてから、肉を洗い一度あくを取ってから味付けする方式です。

 圧力式でないので、少量の水分ではつくれない(下ゆでしないと柔らかくならない)のでこの仕様です。

 圧力式は(味はともかく)一気に味を付けて仕掛ける方式ですので、「時短効果」「ほったらかし調理」の部分で、本機、角煮については、手間です。

 先述のように、電気調理鍋は、圧力に比べて、お肉と魚については、及ばない部分があります。

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 お手入れは、パーツがすべて取り外して洗えるため、最近の炊飯器並みに容易です。

 2020年機以降は、内鍋フッ素加工にもなりました。

 安全面は、圧がかかる製品ではないので、安心して利用できます。

 このほか、次の3点に、他社に見られない「便利な機能」を搭載します。

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 第1に、シャープのAI「ココロエンジン」を搭載する点です。

 学習成果から、音声で、料理の提案や、作り方の音声案内をしてくれます。

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 第2に、無線LANを搭載する点です。

 これにより、購入後に増えたメニューが追加できるほか、スマホアプリでのレシピ検索仕掛けた料理の外出先からの予約時間の変更などが可能になります。

 価格は高いですが、IOT家電として確実に進化しています。

 以前のIOT家電は、「なんちゃってIOT」で、正直実用性に乏しいものが多かったですが、各社とも(やっと)実用的になり、家電好きにとって嬉しい限りです。

 ユーザー投稿型レシピサイトの「ホットクック部」の優秀作品もダウンロード可能です。

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 第3に、ヘルシオデリ対応です。

 これは食材配達サービスです。

 メニューに必要な、すでに切った状態の調味料や食材が一括で届き、そのまま仕掛けるだけ、というものです。【こちら】に詳しい説明があります。

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 以上、シャープホットクックの紹介でした。

 本機の場合、圧力はかからないので調理の時短効果は望めません。

 ただ、「まぜる」仕組みが他社より高機能です。

 「煮てからまぜる」「まぜてから焼く」など、連続して複数の調理方法を勝手にやってくれるため、全自動性(ほったらかし調理)が極めて高いです。

 自動メニューの数という意味では、他社機に優秀なものはありますが「できる調理技法の種類」という点では、最も優れます。

 また、予約機能を活かして「朝に仕掛けて、夜食べる」などの利用法や、健康効果の高い無水調理への高度な対応は魅力です。こうした部分を考えるならば、買って後悔しないだろう、充実した家電だと思います。

 あとは値段でしょうが、この値段を出す価値は、個人的にあると思います。

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 【1.6Lタイプ】

 【2020年発売】

 3・ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-W  
 3・ヘルシオ ホットクック KN-HW16F-R
  ¥44,300 Amazon co.jp (10/22執筆時)

 【2019年発売】

 4・ヘルシオ ホットクック KN-HW16E-W  
 4・ヘルシオ ホットクック KN-HW16E-R
  ¥36,799 Amazon co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1.6L(1-2人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応  
自動メニュー: 145種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

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 【2.4Lタイプ】

 【2020年発売】

 5・ヘルシオ ホットクック KN-HW24F-W
 5・ヘルシオ ホットクック KN-HW24F-R
  ¥59,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)

 【2019年発売】

 6・ヘルシオ ホットクック KN-HW24E-W
 6・ヘルシオ ホットクック KN-HW24E-R
  ¥42,799 Amazon co.jp (10/22執筆時)

調理容量:2.4L(2-3人家族)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 155種類
予約調理:対応
長時間煮込: 対応

 なお、シャープ製品は全般的に旧モデルが長期で残りますが、ホットクックもそうです。

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 2020年機(左)と2021年機(右)との大きな違いは、まぜ技ユニットです。

 回転速度が旧機種は弱いので、炒め物や煮物などが焦げ付けないようかき混ぜはしますが、ポテトを潰す、ホイップを泡立てるまでのパワーと回転数はないです。

 結果、先ほど紹介したような「生ポテトからポテトサラダ」「玉子からカスタードクリーム」のように、一部の「全自動化調理」に、2020年機は、非対応です。

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 あとは、容量そのままで、サイズがやや大きい部分が新旧で目立つ違いです。

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 結論的にいえば、2020年機は、自動化(ほったらかし調理)の程度は負けますが、煮る系の自動メニューは、逆に多いです。

 現状の値段差を考えれば、新機種とは、「上位機種」と「中位機種」の関係ですので、値段面で、2020年機を選ぶのは「あり」かとと思います。

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1・内鍋のフッ素加工
2・低温調理メニュー対応
3・ユーザー考案メニュー追加

 さらに、2019年の旧機種が残っています。

 2020年機と較べた場合、新機種だけに搭載される機能は、上表の3点です。

 差はあるので、2020年機より1万円以上安い場合にのみ、選択すれば良い感じです。


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 【1Lタイプ】

 【2021年発売】

 7・ヘルシオ ホットクック KN-HW10G-B
 7・ヘルシオ ホットクック KN-HW10E-W
  ¥34,775 楽天市場 (10/22執筆時)

 【2019年発売】

 8・ヘルシオ ホットクック KN-HW10E-B
 8・ヘルシオ ホットクック KN-HW10E-W
  ¥34,780 Amazon co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1L(1人向き)
圧力調理:
混ぜ機能:対応
自動メニュー: 86種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

  KN-HW10Eは、ヘルシオホットクックの、小型モデルです。

 新旧両機種あります。大きな違いは、2019年機は、低温調理に非対応である点です。

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 低温調理機として、ローストビーフ・ポーク・サラダチキンなどが作れないのは、やや残念です。あとは、大きな違いはないです。

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 サイズは、幅220×奥行305×高さ240mmとコンパクトです。

 1-2人暮らしや、それ以上でも、副食をつくれればOKという方には、設置性でメリットがあります。

 「これなら置ける!」という人は多いでしょう。

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 液晶は、モノクロです。

 視認性は十分で、無線LANとココロエンジンも搭載です。

 そのため、新しいメニューが増やせるほか、会話による料理提案もしてくれます。

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 調理方式は、調理技法の種類という意味では、上位機と差はないです。

 上表のメニューは全て備えます。

 蒸し台もしっかり付属ですし、まぜ方や火加減などを自分で設定する「手動調理」ならば、これい上位機とできることの差は少ないと言えます。

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 自動レシピ数は、一方、86種類とだいぶ減ります。

 本機の場合、まぜ技ユニットのパワーが弱いので、ポテトを潰す、ホイップを泡立てるまでのパワーと回転数はないです。

 そのため、手動でそういった使い方ができないほか、「生ポテトからポテトサラダ」「玉子からカスタードクリーム」のような、パワーや回転数が必要な自動メニューが「省略」となります。

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 例えば、本機にも「ポテトサラダ」のレシピがありますが、「無水でゆでる」までの対応で、ポテトのマッシュは、自力でやる必要があります。

 それ以外は、上位機と同じです。

 肉じゃがや、筑前煮などの煮物関係、カレーなど主要レシピも、しっかり温存されています。

 あと、なくなっているのは、ジャム作りなど、量的に無理なものや、野菜の下ごしらえなど、1人暮らしでは使わないものがない感じですから、1人暮らし向けに「不要なものをうまく省略した」という印象です。

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 予約調理は、本機も、高度に対応です。

 最大で、15時間まで対応できます。

 レシピ集は、本製品も付属します。

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 調理容量は、1Lです。

 例えば、豚の角煮ならば400gを調理できます。

 お手入れは、パーツがすべて取り外して洗えるため、上位機同様に楽です。

 内鍋は、しっかりフッ素加工です。

 安全面は、圧がかかる製品ではないので、安心して利用できます。

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 以上、ヘルシオの KN-HW10Eの紹介でした。

 上位機よりメニュー数が減りますが、できる調理パターンは減っていません。

 設置に邪魔にならない小型ので、蒸しの同時調理など、とくに1人暮らし向けには便利な機能が魅力です。

 1人向けの自動調理器具はあまりなかったので、その点ですき間を付く製品と言えます。

 なお「コンパクトな1〜2人用」という触れ込みですが、2人の場合は、やや小ささを感じるため、設置場所が許されるならば、1.6Lが良いでしょう。メニュー数の部分でもそう思います。

1-2・ティファールのマルチクッカー

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 続いて、フランスのティファールのマルチクッカーです。

 同社は、圧力式と電気敷双方のラインナップがあります。


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 【250レシピ内蔵】(2022年発売)

  9・T-fal Cook4me 6L CY8711JP
   ¥47,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)

 【210レシピ内蔵】(2019年発売)

  9・T-fal Cook4me Express CY8521JP
   ¥21,651 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:約4.5L(満水容量6L)
圧力調理: 70kPa 115度
混ぜ機能:
自動メニュー:250種類
予約調理:
長時間煮込:

 クックフォーミー 6Lは、フランスのT-Falの人気機種です。

 本機は旧機種が残ります。

 旧機までは「T-fal Cook4me Express」という名前でしたが、今回変更になりました。

 対応レシピも250種に増えた上で、外観デザインが一新されました。

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 今回は、従来弱かった無水調理のレシピの拡充が主な変更点です。

 従来は、カレーなど数種類だけで弱かったのですが、今回一気に40種類になりました。

 一方、大きな変更だったので、210種類の旧機はだいぶ値下がりして安く買えます。数としては十分でしょうし、予算によっては選択肢にしても良いかと思います。

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 本体の大きさは、380×350×325mmです。

 旧機種も新機種もサイズは同じです。

 容量が多いので、この手の調理器具として一回り大きいです。

 目安を言えば、だいたい、家庭用の大きめ「炊飯器」のサイズと言えます。

 この機種の場合、カラー液晶で、見かけ的に高級感があります。

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 調理方式は、蒸す、煮こむ、炒める、圧力調理という4パターンの調理法が可能です。

 シャープ機と違うのは「圧力」がかけられる部分です。

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 圧力は、70kPa 115度です。

 調理時の作動圧力については、このブログの【電気圧力鍋の比較記事】で詳しく説明しました。

 70kPaは汎用性があるので、各社とも採用する場合が多い圧力です。

 本機は、煮こむ(圧力調理)の際に、大きな「時短効果」も期待できます。マニュアル設定で75度の弱火で煮込めるので、一般的な「スロークッカー」にもなるでしょう。

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 一方、注意点もあります。

 シャープ機と違って、写真のようなかき混ぜるためのパドルがない仕様だからです。

 そのため、「まぜ」を伴う調理に対応できません。

 簡単に言えば、「カレーピラフはできても炒飯はできない製品」です。

 「煮こむ」「炒める」もメニューとしては持ちますが、「パドル」がないので、人間の補助が必要で「手放し」は難しいです。

また、日本の煮物のように、菜箸でかき混ぜつつ焦げないようにする系の煮物も、自動化は無理です。

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 自動メニューは、250レシピです。

 先述のようにカラー液晶です。

 料理名を選択し、人数を入力すれば、必要な材料まで表示されます。

 そのため、本体だけで完結できます。指示通りに料理すれば、美味しい料理ができます。

 昔「ドラえもん」を使ったCMを展開していましたが、まさに「未来の秘密道具」という感じの製品です。

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 レシピ集は、自動メニューを含め「煮る・蒸す」系の料理が多いです。

 シャープとことなりパドルがないためですが、その方面は逆にかなり充実します。

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 素材の味を引き出せる、無水レシピについても、新機種で40種になりました。

 和洋中・エスニック問わず増えていて、メキシコのチリコンカンから、白菜のミルク煮、麻婆白菜まで素材の味を活かせるレシピが増えました。

 なお、自動調理できるレシピについては 【ティファールのレシピ集】で確認できます。最新機ならば「6人用の250レシピ」という項目に記載です。

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 調理容量は、満水容量が6Lですから、4.5L程で大きいです。

 内臓の鍋は深底の両手鍋の形状であり、約4人分の大量調理も可能にしています。

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 例えば、豚の角煮の場合、600gの豚肉を利用する形式で30分で可能です。

 圧が加わる分、調理時間は短いです。

 なお、本機は、最初から全部の調味料を入れて(下ゆで・焼きなしに)作る方式です。

 下ゆでが必要なパナソニックに比べると、「時短効果」ほか、全自動で「ほったらかし調理」が可能です。この作り方は、味の面では論争的ですが、全自動調理機というジャンルで言えば、メリットでしょう。

 やはり、堅いお肉と魚の骨の処理は、圧力式が有利です。

 お手入れは、ふたなど圧力炊飯機と同じほどの点数を洗う必要があります。

 さほど、面倒ではないですが、食洗機が使えない点は注意しましょう。

 安全面は、さほど高圧がかかる製品ではないので、安心して利用できます。

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 以上、T-falのクックフォーミー・エクスプレスの紹介でした。

 調理技法は、圧力式ゆえに「少なめ」です。基本的には、混ぜなくても、焦げ付かないようなレシピでに限定されますので。

 ただ、購入の目的としている料理が「豚の角煮」を含めた、圧力式に親和性のある料理なら、ダントツに本機のほうが「「手放し調理」と「時短調理」が両立できるのが魅力です。

 また、提案されるほぼ全ての料理が、「材料を入れて、スイッチを押すだけ」でできてしまうので、「あまり料理が得意でない方にこそおすすめ」と言えそうです。

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 【250レシピ】(2022年)

  10・T-fal Cook4me 3L CY8748JP
  10・T-fal Cook4me 3L CY8711JP
   ¥45,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)

 【210レシピ】(2020年)

  11・T-fal Cook4me 3L CY8708JP
  11・T-fal Cook4me 3L CY8701JP
   ¥21,125 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:約2L満水容量3L)
圧力の最大値:70kpa 115℃
低圧調理:対応
常圧調理(煮込み):75度 90度
自動メニュー:250種類
予約調理:

 一方、このシリーズは、2Lサイズ(満水容量3L)のモデルもあります。

 新旧両機種ありますが、本機の場合は外観は同様で、無水レシピが40種増えている点のみの違いになります。

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 サイズは、324×314×268mmです。

 6L機と比べると、ひとまわり小型なので、少人数世帯ならばこれでも良いと思います。

 実際、このサイズでも、副菜ならば3-4人分の調理に対応可能です。マニュアル利用での「まとめて調理」はあまりせず、自動調理メインならこのサイズ良いでしょう。

 ちなみに、ご飯は4合まで炊けます。

 なお、白黒2色ですが、直営店はアイボリーの限定色があります。

 メニュー数は、250種類です。

 旧機の場合、上位機と同じで、無水レシピが少なめで、合計210種になります。

 具体的なレシピは、【ティファールのレシピ集】で確認できますが、分量を除けばできる要理は上位機と基本的に同じです。


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 【2022年発売】(CY353AJP)

 12・T-Fal ラクラ・クッカー プラス コンパクト
  ¥21,800 Amazon co.jp (10/22執筆時)

 【2021年発売】(CY352AJP)

 12・T-Fal ラクラ・クッカー プラス コンパクト
  ¥14,760 楽天市場 (10/22執筆時)

 【2020年発売】(CY3501JP)

 12・ティファール ラクラ・クッカー
  ¥12,460 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:約3L(1-3人用)
圧力調理: 70kPa 115度
混ぜ機能:
自動メニュー:105種類
予約調理:対応(一部)
長時間煮込:

 ラクラ・クッカープラス コンパクトは、フランスのT-Falが2021年に投入した製品です。

 事実上、クックフォーミーの下位シリーズといえる入門機です。

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 旧モデルが残ります。

 2021年機は、お手入れ部分で、スチーム洗浄機能が未搭載です。

 内釜にこびり付く汚れを水(ニオイとりの場合レモン水)をはって浮かせる形です。地味ですが、良い工夫ではあります。仕組み上、普通にクエン酸でもいける気がします(要調査)。

 2020年機は、さらに後述する無水・発酵・ベイクなどの調理機能がないです。

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 結論的にいえば、今の値段ならば、2021年機以降が良さそうです。

 ただ、炊飯だけでなく「焼き」も入るこの手の製品の場合、メンテ部分の機能改良は割と大きいので、予算があれば、新機種でしょう。

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 本体の大きさは、幅26×奥行28.5×高さ28.3cmです。

 上位機に較べると小型で設置性が良いです。シャープの1Lクラスを除けば、設置性は業界でも最高クラスでしょう。

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 自動メニューは、炊飯系を除くと4種類です。

 具体的には、カレー・角煮・豆類・なべです。

 ようするに、できるだけシンプルにすることで、お年寄りなどへの訴求を狙った「入門機」でしょう。

 カラー液晶を廃した弊害でしょう。

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 調理方式は、本機も、蒸す、煮る、炒める、圧力をかける、低温という5パターンの調理法が可能です。

 低温は、60度〜90度の温度設定で、ローストビーフなどを作れるモードです。

 一方、2021年の改良で、無水・発酵・ベイクという使い方も加わりました。

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 発酵は、甘酒やクリームチーズなど発酵ほか、パン生地の発酵への利用が想定されます。

 その上で「ベイク」で仕上げるわけです。ただ、形状的な限界で、丸いパン(メロンパンやスポンジなど)しかできませんので、基本的には、「子どもとおやつ作りを楽しむ」レベルの話です。

 圧力は、上位機同様に、70kPa 115度です。

 レシピ集は、スタンダードなメニューを中心として105種類です。

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 調理容量は、満水容量(呼び容量)が3Lです。

 実容量としては2L前後でしょう。

 例えば、豚の角煮の場合、600gの豚肉を利用する形式で20分で可能です。

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 お手入れは、上位機種と同様に、ふたやパッキン、上部のおもりなどです。

 先述のように、2022年機からは、こびり付く汚れのための洗浄機能もつきました。

 安全面は、さほど高圧がかかる製品ではないので、安心して利用できます。

 予約調理は、機能としてあります。

 ただ、煮る、炒める、低温調理、発酵に使えないので、実際、ご飯専用となります。

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 以上、T-falのラクラ・クッカープラスコンパクトの紹介でした。

 大幅に自動メニューが省略されるため 「全自動化」という部分では残念感はあります。

 レシピを見ながら、「調理モード」・「調理方法」・「温度」・「時間」を設定し、料理によっては、途中で、それぞれの再設定が必要です。

 この点で「ほったらかし料理(手放し料理)」は不得意といえます。

 一方、超小型で設置性は良いですし、「レシピ集」を見ながら、じっくり料理を取り組む場合は、わりと面白く使えそうな製品です。

 「料理好き」で手間を厭わない場合は、選択肢になるでしょう。


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 【2022年発売】

 13・T-Fal ラクラ・クッカー 旨み CY3601JP
  ¥35,400 楽天市場 (10/22執筆時)

調理容量:約2.64L(1-4人用)
圧力調理: 80kPa+ 40kPa
混ぜ機能:
自動メニュー:105種類
予約調理:対応(一部)
長時間煮込:

 ラクラ・クッカー 旨み CY3601JP は、同社のラクラクッカーの「変わり種」といえる製品です。

 本体の大きさは、幅30.7×奥行27.6×高さ28.8cmです。

 先ほどの機種より少し大きめになります。

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 自動メニューは、炊飯系を除くと5種類です。

 具体的には、カレー/シチュー・スープ/汁物・角煮・肉じゃが・ぶり大根です。

 偏った構成ですが、本機はここがポイントで「煮込料理大得意」といえる製品になります。

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 圧力は、80Kpaの標準圧ほか、40Kpaの低圧の2種類が使えます。

 可変性を出す詳しい方式は調査時非開示ですが、2段階となるので、弁の工夫かなと思います(後日調査予定)。

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 ようするに、高圧・低圧を併用し、煮崩れを避けつつ煮物をうまく仕上げられという機種です。火入れをした後、煮込みむこの仕組みを、同社は「味染み仕上げ」と呼びます。

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 この場合、マニュアル調理時も、低圧が使えるので、崩れやすい魚系や、ビタミンやしゃっきり感を残したい野菜にも便利です。

 調理方式は、炊飯を除き、蒸す、煮る、炒める、無水、焼く、低温調理、圧力(80kpa)という6パターンの調理法が可能です。こちらは、発酵機能はないです。

 一方、マニュアルで、低圧(40kPa)を明示的に使うのは「蒸す」だけです。高圧と低圧の併用設定(味染み仕上げ)は、先ほどの自動メニュボタンを利用する形です。

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  レシピ集は、スタンダードなメニューを中心として103種類です。

 「ぶり大根・角煮」ほかの自動調理ボタンを使って、「味染み仕上げ」を応用的に使えるレシピの紹介があります。例えば、ポトフ・筑前煮、チャーシューなどです。

 調理容量は、満水容量(呼び容量)が4Lで、調理容量が2.64Lです。

 3-4人用として十分でしょう。

 お手入れは、本機も内鍋フッ素加工で、スチーム洗浄機能もあります。

 一方、フタ形状は(問題ない範囲で)多少複雑になる部分はありそうなので、こちらについては、発売後(時間が取れたら)見てみようと思います。

 予約調理は、本機も機能としてあります。

 ただ、煮る、炒める、低温調理ほか、主要機能が対応しないので、基本「ご飯用」です。

 安全面は、さほど高圧がかかる製品ではないので、本機も安心して利用できます。

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 以上、T-falラクラ・クッカー 旨みの紹介でした。

 煮込み系の自動料理は大得意で、それをメインに考える方は多いでしょうし、良い製品に思えます。

 個人的に「目的特化型」の家電は好きなので、実際「欲しい」と思いますので、機会をみつけて試そうと思っています。

1-3・象印のマルチクッカー

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 続いて、日本の象印のマルチクッカーです。

 同社の「ご飯を炊くあれ」を「魔改造」したマルチクッカーで有名ですが、別の方式の製品もだしています。


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 【2017年発売】

 14・象印 圧力IHなべ EL-MB30-VD
  ¥22,100 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:1.5L(1-2人用)
圧力調理: 18.7kpa・105度
混ぜ機能:
自動メニュー:65種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

 EL-MB30は、象印が発売する製品です。【電気圧力鍋の比較記事】でも紹介しました。

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 本体の大きさは29×37.5×25cmです。

 コンパクトで、自宅にも設置しやすいでしょう。

 調理方式は、「煮る・圧力をかける・ご飯を炊く」いう3方式を対応します。

 炒める・揚げるなどの挙動はフォローしません。

 形状から分かるように、同社の「ご飯を炊くあれ」の技術を採用したものです。ご飯も3合まで炊飯可能です。

 さらに、無水調理も対応します。

 また、13時間まで、40度〜100度までの温度を設定して保温・加熱ができるため、スロークッカーとしても利用できます。

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 圧力は、可変圧力式です。

 1.2気圧から1気圧までの間で、圧を小刻みに調整しつつ、調理していく、象印の「専売特許」とも言える調理法です。

 象印は、圧力が可変式構造のため、調理時間の経過で食材にあった温度にマイコン調整されるため、仕上がりの面では、「レベルが上」でしょう。

 ただ、ゲージ圧としては、18.7kpaとなります(105度)。

 圧は高くないので、時短効果は望めませんが、高圧はビタミンを逃す難点もあるため、一長一短です。

 安全性の面では、この機種は、「ご飯を炊くあれ」と同じです。

 マイコン制御で圧力をかけるので、ガスを使う圧力鍋の場合と異なり、爆発の危険性は皆無と言ます。

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 自動メニューは、65パターンです。

 シャープやT-Falと違って、液晶だけでは選択できないので、説明書で番号を確認します。

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 予約調理は、シャープのホットクック同様に対応します。

  朝料理を仕掛けると、肉や野菜など材料に合わせて、マイコンが自動で調理時間や保温時間を計算して、帰宅時に食べ頃に仕上げてくれます。

 傷みやすい肉料理は、先に表面を加熱して、野菜も含まれる場合は、あとで70度ほどで煮崩れを防止しながら「ゆっくり」調理するなどしていきます。

 こうした計算が得意なので、「朝に仕掛けて、夜食べる」「夜に仕掛けて、朝食べる」といった利用法ならば、この機種は向きます。

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 レシピ集は豊富で、100種類以上のメニューが掲載されています。

 初心者でも十分な数の調理が可能でしょう。とくに、煮物などの和食が充実しており、美味しそうです。

 調理容量は、1.5Lです。

 他社よりも多少小さめですが、1-2人家族用で副菜を作るためなら、便利なサイズとも言えますね。 

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 豚の角煮の場合、400gの豚肉が調理できます。

 象印の場合、豚の角煮の作り方はシャープと似ています。

 ようするに、一定圧で下ゆでをした後、メロディのお知らせが鳴ったら、一度洗って、可変圧で調味料をいれて煮直します。

 煮込み時間を含めて所要時間は2時間と長めで、かつ、完全に「ほったらかし調理」ではないですが、本機は低圧ですし、この仕組みしかとれないのでしょう。

 ただ、圧をかけるので、肉は柔らかくなるでしょうし、ハンドメイド料理同様に、途中で洗う作り方の方が角煮の味は良いでしょう。

 ただ、この種の家電の購入目的からすると「面倒」と思う人が多いかと思いますが。

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 お手入れは、上記の3点を丸洗いするだけなので、とても楽です。

 圧力方式の機種としては、最も「簡単」です。

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 以上、象印のEL-MB30-VDの紹介でした。

 比較的格安で、特に和食系に強い総菜料理が多い機種です。加えて、予約調理と保温の部分の性能が良いです。

 普段食べる食事が仕掛けた時間に美味しくできあがると言う点で、「朝に仕掛けて、夜食べる」というような利用法をする場合、良い選択肢です。

 また、ご飯が炊けるという点を考慮に入れると、例えば、単身赴任の方などは、(赴任後持ち帰っても無駄にならないという意味でも)マッチしそうです。

 一方、他社の圧力式に較べると、圧が弱く時短効果はさほどないです。

 また、豆や角煮などのお肉を柔らかくする効果はある程度あるでしょうけれど、魚の骨まで柔らかくするほどの能力はないです。

 この点で、どちらかというと、電気調理鍋の「ヘルシオホットクック」などに近い機種であるということは、理解して買うべきです。


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 【2021年発売】

 15・象印 STAN. EL-KA23-BA
 15・象印 STAN. EL-KA23-WA
  ¥24,118 Amazon.co.jp (10/22執筆時)

調理容量:2.3L(2-3人用)
圧力調理:
混ぜ機能:
自動メニュー:6種類
予約調理:対応
長時間煮込:対応

 EL-MB30は、象印が発売する製品です。

 外部の工業デザイナーを入れたSTAN. という同社のデザイン家電のシリーズに属する機種です。

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 本体の大きさは28.5×31×222.5cmです。

 小型で邪魔になりにくい製品です。  

 調理方式は、「パック調理」・「カレー・シチュー」「スープ」・「煮物」・「無水調理」・「米調理」・「温度調理(40-100度)」から選択可能です。

 なお、お米は「3合」まで長けますが、先ほどの機種と違って、圧をかけませんし、専用設計でないため、美味しくは炊けないでしょう。

 そのため「米調理」という名前に(あえて)しているのだと思います。

 なお、本機は、電気調理鍋であり、圧力は使いません。

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 本機の新機軸といえるのは「パック調理」でしょう。

 食材と調味料を入れたジップロック(1)を、(ふたを閉めない状態のままで)鍋に入れた「パックホルダー(2)」上に仕掛け、鍋の上のホルダで固定し、ふたをして注水、指示された設定温度で、指定時間加熱する、という調理法です。

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1・麻婆豆腐 2・鱈煮付け 3・サラダチキン
4・カボチャ煮 4・きんぴら 5・ポテトサラダ
5・だし巻き玉子 6・ローストビーフ
7・サーモンとアボカドのタルタル

 レシピは、オンラインで増えていくようですが、同時発表は7種類です。

 設定温度が同じレシピに限っては、2品目同時に作れるようです。

 ただ、(わざわざ)パックに入れる手間をかける意味が、Atlasは(歳をとったせいか)あまりピンとこないです。

 象印によると「手が汚れない」「後片付けも簡単」という訴求のようですが、準備してセットする手間の方がたいへんに思えます。

 ただ、世代によっては、これが便利に感じるのかもしれません。

 Atlasとしては、中身を入れたジップロックを冷蔵庫に入れておき、使うときに出せれば(子どもにも)「便利」に思えました。

 しかし、調味液をいれた状態で作り置きは、前提にしていないようです。逆に、加熱後の食材も、そのまま綴じて保存するのは、(食中毒の危険があるので)NGとのことです。

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 ただ、この方式で、結構形の良い「だし巻き卵」ができるのが不思議でたまりません。相当使ってみたい衝動があります。

 予約調理は、(パック調理以外は)可能です。

 ただ、細かいマイコン制御はせず、単純に12時間までの予約ができるという製品です。

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 自動メニューは、6パターンです。

 レシピ集は、パック調理などを含めて、現状で33種です。

 ただ、ウェブ上で100種類まで増やす予定のようです。

 一方、自分でジップロックに味付け冷凍した「ミールキット」を用意しておき、それを利用して作るレシピの提案があります。

 これは「パック調理」ではなく、冷凍した食材をほぐして鍋に直接入れて、レシピにある料理にしていく料理です。

 ただし、鶏肉のトマト煮込みや豚肉の中華味噌風味など、現状では5種類のみの初期提案です。

 調理容量は、2.3Lです。

 結構大きいので、世帯用を想定していると思います。

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 豚の角煮の場合、600gの豚肉に対応できます。

 本機の場合も、下ゆでした後に洗うレシピなので、「ほったらかし調理」は不可です。

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 お手入れは、本機も洗い物の点数としては少なめです。

 なお、鍋は蓄熱性の高いホーロー鋳物です。そのため、直火でもそのまま使えます。

 使用する金属が分からないですが、IH調理機ほか、ガス火でもSIセンサーが付いていないコンロでは使うなとの指示です。

 一方、ホーローの蓄熱性は裏を返せば、「熱い」ので、「パック調理」の際も、ミトンなどが必要です。

 パック調理は、ジップロックをしめない状態での調理になるので、ミトンをしてのふた開けは結構コツが要りそうです。

 一方、ホーローは、フッ素加工の鍋などでないため、強火だと焦げる場合があるので、注意が必要です。基本的に、蓄熱性を利用して、低音で長時間煮こむのに適した素材です。

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 以上、象印L-MB30の紹介でした。

 率直に言って、便利かと聞かれれば、色々な部分で詰めが甘そうと言わざるを得ない製品です。

 ただ、価格にもよりますが、「ホーロー鍋」の部分で、素材の品質が良いならば、色々使える「ホーロー鍋」という訴求はあるかなとは思いました。

次回に続く
多機能マルチクッカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、各社のマルチクッカーの紹介の1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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2・マルチクッカーの比較 (2)
 2-1:シロカ〈日本〉
 2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-3:パナソニック〈日本〉
 2-4:ハイアール〈中国〉
 2-5:その他の企業〈日本〉
3・マルチクッカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめ機種の提案

 続く2回目記事こちら)では、今回紹介できなかった製品を、追加で比較します。

ほったらかし調理 ★★★★★
調理の時短効果  ★★★★★
タイマー予約調理 ★★★★★
和食メニュー   ★★★★★
洋食メニュー   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、最終回となる3回目記事こちら)で、全機種から、用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 21:16 | 調理家電

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