【今回紹介する製品】2023年 定番・国産・プレミアムビールの味とおすすめ:アマゾン送料無料を含む定番ビールの比較:ふるさと納税も対応
【比較する製品名】サントリー ザ・プレミアム・モルツ サッポロ ヱビスビール サッポロクラシック 冬物語 キリン 一番搾り 糖質ゼロ クラシックラガー スプリングバレー 豊潤 496 アサヒ スーパードライ ドライプレミアム 花鳥風月 オリオン・ザ・ドラフト サッポロビール 黒ラベル プレミアムホワイト 秋味 香るエール:メーカー別飲み比べ
今回のお題
美味しい!定番ビールのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今回は、2023年1月現在、最新のビールの比較です。
Atlas自身が、実際飲んだビール限定で、60本の味を比較します。
国産の定番ビールについては、普段ビールを呑む方の多くは「肌感」で知っている情報でしょう。
しかし、ビール初心者のほか、改めて「言葉」として、ビールの味を確認したい方向けに書いています。
そのほか、日本の大手が販売するプレミアムビールのや、大手や商社が輸入する外国ビールの味も較べています。
ただし、日本のクラフトビール(地ビール)を含めると、比較対象が多すぎて煩雑です。
1・大手ビール・輸入ビール(28本)
2・日本の地ビール(55本)
そのため、こちらについては、2回目の【おすすめ地ビールの比較記事】で、分けてまとめました。
ーー
というわけで、以下では、いつものように、商品別の紹介をします。
その上で、最後に「結論」では、Atlasのおすすめ商品!について書いていきます。
1・大手ビール・輸入ビールの比較
2・日本の地ビールの比較
3・ミネラルウォーターの比較
4・タンサンのペットボトルの比較
5・日本のウイスキーの比較
6・プレミア焼酎と焼酎原酒の比較
7・ブランド米の比較
8・トクホ飲料の比較
9・野菜ジュースの比較
10・レトルトカレーの比較
11・コーヒー豆の比較
1・定番ビールの味の比較
はじめに各社のお馴染みの定番ビールから紹介しましょう。
とりあえず、Atlasの主観ですが、キレ味で勝負するタイプから、コクで勝負するタイプへと、順番に並べてみました。
1・アサヒ スーパードライ 350ml缶×24本
¥4,620 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
1・アサヒ スーパードライ 500ml缶×24本
¥6,189 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【楽天ふるさと納税】
1・アサヒ スーパードライ 350ml 缶セット
¥7,000〜 楽天市場 (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★★
麦酒のコク味 ★★★☆☆
ホップの香り ★★★☆☆
原料 麦芽・ホップ・米・コーンスターチ
アルコール度数: 5%
スーパードライは、誰でも知っている日本の定番ビールです。
とくに、九州など暑い地域でよく売れる銘柄です。
ただ、2022年2月に「フルリニューアル」され、新しい味になっています。
ビールの味は、他社の代表銘柄と較べた場合、切れ味で勝負するタイプです。
ちなみに、「キレ」という表現は、日本のビール独特の用語です。要するに、強炭酸の爽快さ(のどごし)を楽しめるか、という観点です。
「辛口」「クリア」と表現する方もいます。
一方、2022年の改良で、コク(ビールの旨み)が増しました。
従来よりも、モルト麦芽の味と濃さを感じられるようになっていて、ビールとしての旨みが増しました。
従来通りの「クリア(雑味のなさ)」をキープしつつですが、他社の定番ビールを常飲する方にも受け入れやすい味になったかと思います。
ビールの特徴は、冷やせば冷やすほど、美味しくなるという点にあります。
メーカーもその部分は認識していて、特に夏は色々な企画商品を出しています。通常のスーパードライも、やはり、夏に涼しいところで、キリリと冷やして呑みたいビールです。
なお、スーパードライの味は、その独自酵母に源があります。同社の「優良318号酵母」が、独特のクリアさを生むそうです。
ビールの味の改良は、先述のように、2022年2月に、のみごたえ(コク)を増す方向での行われました。
近年では、30年降りに2018年に行われましたが、写真のように「究極の辛口へ」というキャッチフレーズでした。
ただ、一般向けには気づかれにくい変更だった気がします。
今回は(本当に)飲んで分かる変更です。
辛口という特性はそのままに、麦の味を増しました。近年のクラフトビールの流行もあり、日本人の味覚が変わってきたことをふまえたのかもしれません。
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以上、スーパードライの紹介でした。
味が好きで、定番ビールとして飲み慣れている人も多いでしょう。逆に、苦手な人は苦手とも言える味でしたが、2022年の改良で、垣根はだいぶ下がったかなと思います。
従来通り、キレの部分での特長が際立つため、「キレ味とは何か」知りたい初心者にも良さそうです。このビールは、「キレ味」という言葉のメルクマールです。
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1'・アサヒ生ビール マルエフ 350ml×24本
¥4,557 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★☆☆
原料 麦芽・ホップ・米・コーンスターチ
アルコール度数: 4.5%
なお、アサヒ生ビール(マルエフ)が最近復活してます。
スーパードライの「プロトタイプ」として、1986年に開発され、1993年まで一般流通していた「クラシック」になります。
味は、「キレ系」ですが、スーパードライよりマイルドで、味わいはこちらのほうがあります。
ただ、コク系というにはライトなので、アサヒのビールだなという感じは残ります。
2・オリオン・ザ・ドラフト 350ml缶×24本
¥4,714 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【楽天ふるさと納税】
2・オリオンドラフト 350ml 缶セット
¥8,500〜 楽天市場 (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★★☆
原料 麦芽・ホップ・大麦・米・コーンスターチ
アルコール度数: 5%
オリオン・ザ・ドラフトは、沖縄を代表するビールです。
沖縄県の名護に工場があり、Atlasも数度行ったことがあります。
全国に向けては、同社に醸造技術の協力もしているアサヒビールが「アサヒオリオンザ・ドラフト」という名前で販売しています(中身は同じ)。
ビールの味は、暑い地域のビールらしく切れ味重視のビールです。
基本、軽い感じのビールです。
しかし、旨みも感じられます。そのため、「キレ味」の良い麦酒を飲みたいが、スーパードライにある種の酸味を感じる方は、こちらのビールを試してみたら良いかもしれません。
ビールの特徴は、メジャービールとしては地元密着型ということでしょう。
県民の試飲に基づいて、ビールの製法を改良しています。沖縄の風土と料理にあう「夏ビール」という印象です。
ビールの味の改良は、2020年です。
名称も「オリオンドラフト」から変更になりました。
それに伴い、名護の北東の島で、大麦を作っている伊江島産の大麦に切替ました。
ただ、この部分は多少「トリッキーな表現」で、主原料の麦芽は引き続き「外国産」です。
お米などの副原料の1つとして、伊江島大麦「も」入れています。米やコーンスターチよりも多く入れています。
熟成期間は、従来の1.2倍になりました。引き続き切れ味勝負なビールですが、従来よりもモルティで、味としてはレベルが上がっています。
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以上、の紹介でした。
「キレ重視」の夏ビールとして美味しいです。辛い料理や脂っこい料理に合うので、一度は試してみて欲しい「日本第五のビール」です。
3・サッポロビール 黒ラベル 350ml×24本
¥4,654 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
3・サッポロビール 黒ラベル 500ml×24本
¥6,109 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【楽天ふるさと納税】
3・サッポロビール 黒ラベル 350ml 缶セット
¥6,000〜 楽天市場 (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽・ホップ・米・コーンスターチ
アルコール度数:5%
続いて、サッポロ黒ラベルです。北海道発祥のビールですね。
北海道だと、道内限定のサッポロクラシック というモルトビールが売れていますが、全国的にはやはり黒ラベルが売れ筋です。
ビールの味は、以外とキレ味もありますが、コクもあるビールです。定番ビールとしてはアロマも感じやすいです。
ビールの特徴は、原料の品質管理の確かさです。
なお、同社はホップの国内栽培と品種改良にも力を入れています。麦芽にもこだわりがありがありますが、多くの原料を契約栽培しており、品質管理にも力を入れています。
昔ながらのビールとしての旨みを感じたいならば、こちらのビールが良いでしょう。意外とアメリカでも見かけたビールです。
ビールの味の改良は、明示的には公開していませんが、2015年が最新です。
たんぱく質が酸化しにくい旨さ長持ち麦芽を一部採用することで、味と風味を向上させてます。泡立ちの良さという副次的効果もあったようです。
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以上、サッポロ黒ラベルの紹介でした。
米とコーンスターチを使う、伝統の「日本ビール」の範疇で、進化してきた製品です。外国の方に、「日本の定番ビールの味」を紹介する際には、特徴が分かりやすい、こちらが良いとAtlasは思っています。
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4・サッポロ 冬物語 350ml×24本
¥5,191 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★
ホップの香り ★★★★☆
原料 麦芽・ホップ・米・コーンスターチ
アルコール度数:6%
なお、サッポロビールの「季節限定ビール」の定番は冬物語です。
アルコール度数を6%と濃いめにしたうえで、ウィーンモルトなどをよく焙燥(コーヒーの焙煎に相当)させ、香ばしい香りを付けた製品です。
ビールの味の改良は、大きな部分は2015年で、アルコール度数を高める改良でした。
秋冬にのむビールは、キレ味不要で、飲み応えがあった方が良いので、Atlasもついつい購入してしまいます。
5・キリン 一番搾り 350ml×24本
¥4,655 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
5・キリン 一番搾り 500ml×24本
¥6,169 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:5%
「一番搾り」は、キリンの定番酒です。昔はラガーでしたが、現在はこちらです。
ビールの味は、完全にコクを重視する作りです。
このメーカーは、麦芽とホップだけでビールを作っています。ドイツ流の昔ながらのピルスナー製法ですね。
ビールとしての旨み、ポップの香りは、定番ビールの中では最も優れます。(ドイツの)ビール純粋令に則る、王道の下面発酵ビアと言えるでしょう。
一方、キレ味は、米やコーンスターチを使った他社に及びません。その点では好き嫌いが分かれます。
ビールの特徴は、麦汁について、一番搾り麦汁のみを利用する点です。
麦芽とホップのみを原料とするビールは、日本人にはどうも雑味を感じるらしいです。その点をふまえて、この製法を取っています。
モルトビールの良い部分である「コク味」をキープしつつも、クリアさも兼ね備えます。さらにろ過もアサヒなどに比べると低温で行っています。
ビールの味の改良は、大きなリニューアルは2017年の夏です。
低温濾過装置を導入し、従来より甘みと苦みを抑えつつ麦芽の風味しました。2019年にも変更があり、ホップの配合を変えています。
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以上、「一番搾り」の紹介でした。
後味もスッキリでクセがないため、どの料理にも合わせやすいビールといえます。定番ビールのなかではAtlasが最も良く呑む機会のあるビールですね。
6・キリン 一番搾り 糖質ゼロ 350ml×24本
¥4,655 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
6・キリン 一番搾り 糖質ゼロ 500ml×24本
¥6,561 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★★☆
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:4%
キリン 一番搾り 糖質ゼロは、一番搾りの新定番商品がです。
ビールの特徴は、糖質ゼロ・カロリー約半分である点で、「一番搾り 糖質ゼロ」という名前です。
2020年に登場しました。発泡酒などの「ビール系」を除けば、こうした製品は「世界初」だったそうです。なお、2022年にサントリーも同じコンセプトのビールを出したので、後で見るつもりです。
アルコールを作るため醸造時に糖化させる際、アルコールにならず残る糖分を「ゼロ」にするため、醸造方法からして根本的に見直したそうです。
混ぜ物をしない「一番搾りブランド」で出したのも革新的に感じます。世界どこでも「ビール」として売れるわけですし、グローバル展開も狙っているのでしょう。
ビールの味は、軽やかな「ライトビール」という印象です。
国産ビールのなかでも、ダントツに軽いです。
アルコール度数が4%と低めの部分もありますが、飲み応え(コク)はないです。
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以上、キリン 一番搾り 糖質ゼロの紹介でした。
「一番搾り」を基準に飲み比べたのですが、飲み応えはやはり「元祖」が最強です。
ただ、一番搾り特有の「透きとおる感じ」があり、雑味がない点は、似ていました。意外と風味もしっかりビールでしたので、「新しい味」として、一度試されても良いかなと思います。
7・キリン クラシックラガー 350ml×24本
¥5,005 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
7・キリン クラシックラガー 500ml×24本
¥6,074 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽・ホップ・コーン、スターチ
アルコール度数:5%
クラシックラガーは、キリンの伝統の定番ビールです。根強いファンがいるビールですね。
ビールの味は、一番搾りとは異なります。コクと苦みが強調された、ビター系のビールです。
雑穀を入れた伝統的な「日本ビール」の系統ですが、なかでも、ご飯食にとても合うビールです。
ビールの特徴は、熱処理で酵母を殺してから出荷するという製法を取る点です。
冷蔵設備がなく、流通が悪かった昭和50年代に主流だった「熱処理法」と呼ばれる方式です。
つまり、「生ビール」ではありません。日本酒の生原酒と、火入れ済みの酒の違いみたいなものです。
ビールの味の改良は、明示的に示されませんが、昭和40年頃のビールの味です。
歴史を振り返れば、ラガーは、バブル時代の「ドライ」ブームで、かなり「廃れ」ました。
当時は「キレ味」重視路線でしたから。ただ、根強いファンがいるため、嬉しいことに、現在も発売が続いています。
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以上、クラシックラガーの紹介でした。
「伝統ビール」ですが、回り回って、現代の若い世代には「新しい」「飲んだことのない」タイプのビールと感じるかもしれません。
お爺さんの世代を感じるためにも、一度飲んで欲しいお酒です。
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8・キリン ラガービール 350ml×24本
¥4,678 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
8・キリン ラガービール 500ml×24本
¥6,489 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽・ホップ・コーン、スターチ
アルコール度数:5%
なお、クラシックラガーは、昭和40年代固定ですが、味を進化させてきたのが「キリンラガー」です。
こちらは、「熱処理法」を使わない普通の生ビールです。味的には、他社のメジャービールの平均値からすると、コクというか、より正確には、「苦みが強い」傾向にあります。
ビールの味の改良は、2020年10月です。約10年降りの改良で、順次入替がはじまります。
今回は、ドイツ産ホップを増し、苦みと香りを増す改良です。
ちなみに、「ラガー」というのは、そもそも下面発酵というビールの醸造技術のことです。
したがって、日本の定番ビールはすべて「ラガービール」です。異なる製法として「上面発酵」がありますが、これについては、後ほど、該当する製品の部分で紹介します。
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【季節限定】
9・キリン 秋味 350ml×24本
¥5,198 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
9・キリン 秋味 500ml×24本
¥---- Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽・ホップ・コーン、スターチ
アルコール度数:6%
なお、毎秋限定で出される秋味は、一番搾りではなく、ラガーの改良版です。
麦芽の量が多いのでコクを楽しむという製品で、アルコール度数も少し高めにされます。
要するにキンキンに冷やして飲みたくない時期向けの味わいと言えます。
10・サントリー ザ・モルツ 350ml×24本
¥5,009 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
10・サントリー ザ・モルツ 500ml×24本
¥6,803 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:5%
サントリー ザ・モルツ は、サントリーの新しい定番ビールです。同社は、プレミアムビールだけをしばらく作っていましたが、このビールで復活しました。
ビールの味は、一番搾りと同じで、こちらも麦芽とホップだけの「モルトビール」です。 ただ、クリアさよりも、コクと香りを重視しているように思います。
ただし、プレミアムモルツほどポップの苦みが強調されていないですが、アロマ部分に他社の定番ビールよりかなり香ります(フルーツ系)。その点では、プレモルの延長線上の商品に感じます。
いずれにしても、プレモル好きには、「普段のみの定番」として良いと思います。
ビールの特徴は、麦芽へのこだわりがあげられます。
ラガービール(ピルスナー)は、東欧のチェコが本場ですが、その地域の麦芽のなかでも質の良い麦芽(ダイヤモンド麦芽)だけを使っています。
製法としては、高温高圧蒸気を使って麦芽を加工するHHS製法が自慢です。圧力を付けることで旨みを引き出すという製法はサントリー独自ですが、詳しい技術は「企業秘密」のようですね。
ビールの味の改良は、2016年に一度行われています。
これにより、コク味と香りがより増した印象です。
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以上、サントリー ザ・モルツの紹介でした。
傾向としては、キリンの一番搾りに似ています。ただ、アロマはこちらの方が強く、フルーツ系の香りも強いです。その点で、同社のプレモル好きのかたが、「食事と合わせたい」場合に良い定番ビールです。
【350ml×24本】
11・サントリー 新・パーフェクトサントリービール
¥4,460 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【500ml×24本】
11・サントリー 新・パーフェクトサントリービール
¥6,873 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★★☆
原料 麦芽・ホップ・糖類
アルコール度数:5.5%
パーフェクトサントリービールも、サントリーの販売するビールです。
2021年に登場した新シリーズです。2022年に改変があり味が代わっています。
ビールの特徴は、キリンが先行していましたが「糖質ゼロ」である部分です。
カロリーも32kcal/350mlなので、キリン同様に低めです。
比較する場合、こちらは5.5%のアルコール度数です。「ズドン」と来る感じは、4%のキリン以上にあります。
ビールの味は、同社の「プレモル」に較べると、やはりライトです。
ただ、度数の部分と、麦芽の種類の工夫(ミュンヒナー麦芽・ダイヤモンド麦芽)で、飲み応えは、キリンの糖質ゼロ以上に感じます。
ただ、サントリーとしては珍しいことに、仕込みに糖類を使うので、「ビール純粋令」には沿っていないとは言えます。
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以上、パーフェクトサントリービールの紹介でした。
「糖質ゼロ」は、現代しゃかいのパワーワードです。
カロリーも低いので、コンビニほかで見かけると(味を優先したいAtlasながら)「ちょいちょい」選んでしまいがちです。
アルコール度数が高めな部分が主な理由だと思いますが、飲み応え(コク)はキリンの糖質ゼロよりありました。ビール好きが、ダイエットなどをしている際には良いでしょう。
12・サッポロクラシック 350ml×24本
¥6,180 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
12・サッポロクラシック 500ml×24本
¥7,480 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:約5%
サッポロクラシックは、サッポロの「北海道限定」のビールです。
ただ、北海道のコンビニならほぼどこでも見られる定番ビールです。
ビールの味は、こちらも、麦芽とホップだけのモルトビールです。
ただし、黒ラベルに比べて、コクを重視した作りです。
年中汗をかく地域ではないので当然でしょうね。ホップは、サッポロのファインアロマホップで、プレミアムビールを除けば香りは立ちやすいビールです。
ビールの特徴は、その独自製法の面白さです。
このビールは、高温で短時間で仕込む、ドイツのホッホクルツ製法を、サッポロの製品としては唯一採用します。
麦芽の旨みを引き出しやすく、豊かなコク味につながっています。淡く
ビールの味の改良は、1985年以来、明示的な変更はないようです。
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以上、サッポロクラシックの紹介でした。
北海道を訪れるたび、淡色のこのビールが懐かしくなります。北海道限定製品で流通が限られるので、定番ビールとしては「やや割高」ですが、一度は飲んで欲しい優秀なビールです。
2・プレミアムビールの味の比較
続いて、日本の各社が発売する「プレミアムビール」を紹介します。
【350ml缶×24本】
13・アサヒ プレミアム 花鳥風月
¥5,500 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★
ホップの香り ★★★★☆
原料 麦芽(国産大麦)・ホップ
アルコール度数:5.5%
アサヒ 花鳥風月 は、アサヒのプレミアムビールです。
こちらについては、現状で東北限定での販売です。
もともと、「ドライプレミアム 豊穣」という、アルコール6.5%のパンチの効いたプレミアムビールがありました。
ただ、2021年で販売終了になっています。先述のように、スーパードライ自体がリニューアルされたので、その関係だと思います
ビールの味は、こちらについては、ドライとは傾向が異なります。
国産麦芽とアロマホップのみのモルトビールで、香りとコクを重視したものです。
キレがないので、同社の定番好きにはおそらく「びっくり」する味でしょう。
同社が昔、北海道で「熟選」というの長期熟成の缶ビール(現在は便のみ)を出していましたが、そちらもモルトビールではなかったので、全く新しいと言えます。
【地ビールの比較記事】のほうで書いた、アサヒのマイクロブルワリー(隅田川)のほうが近いかと思います。
アルコール度数も、日本のビールの平均である5%よりあげた6.5%です。
ビールの味の改良は、もちろんありません。
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以上、アサヒ 花鳥風月の紹介でした。
おそらく東北での試験的販売に思えます。
あまり暑くない東北のような気候の地域だと、このタイプはあるでしょうから。ただ、一社で色々な味が楽しめるのは、良いことです。
14・サッポロ ヱビスビール 350ml×24本
¥5,610 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
14・サッポロ ヱビスビール 500ml×24本
¥6,583 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:5%
ヱビスビールは、サッポロのプレミアムビールのラインです。19世紀からあるサッポロのブランド名で、東京の恵比寿工場で作られていた背景があります。
早くからドイツのピルスナーの製法を取り入れ、ドイツ伝統のビール純粋令に則って作られているモルトビールです。
ビールの味は、味の傾向としては、コクと旨みを最重要視した力強いスタイルです。
ビールのキレではなく、味を愉しもうという方に特に選ばれるプレミアムビールですね。
ビールの特徴は、通常より1.5倍の長期熟成をする点にあります。
ヱビスビールの「きれいなビールの色の秘密」とされますが、その独特のコク味の源泉も、この部分にあります。なお、酵母も秘伝のエビス酵母を使います。
ビールの味の改良は、1984年に生ビール化がなされたのが大きなトピックです。
それ以後については、明示的なリニューアル情報は見られません。
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以上、ヱビスビールの紹介でした。
一番搾り・サントリーモルト以前に存在した「モルトビール」として、日本における、ドイツビアの「元祖」です。
歴史を重視する場合、「キレ味」全盛期の昭和末期も「モルトビールをずっと作り続けてきた」ということには、たいへん価値があると言えるでしょう。
味の面では、麦酒のうま味(嫌いな方は「苦み」とも形容しますが)が好きな方には特にオススメです。
15・サッポロ 琥珀ヱビス 350ml×24本
¥5,853 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
15・サッポロ 琥珀ヱビス 500ml×24本
¥7,359 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 麦芽、ホップ
アルコール度数:5.5%
サッポロの「琥珀エビス」は、限定醸造といいつつ、毎年冬の時期には見かける「(季節限定)ほぼ定番化」されたプレミアムビールです。
ビールの味は、コクが非常に強いタイプのビールです。
ビールの特徴は、いわゆる「黒ビール」のように、ローストした麦芽を使うため、独特の苦みと甘みがあるビールです。
ただ、ピルスナー製法ですので、南ドイツの上面発酵ビールのような「爆発的なコク」はないです。
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以上、「琥珀エビス」の紹介でした。
コクはありますが、過度に華やかではない点が、エビスやプレモルとの違いでしょう。きれいな琥珀色で、味の部分でも色合いの部分でも、秋冬の食卓に合うでしょう。
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【楽天ふるさと納税】(詰め合わせあり)
・サッポロ ヱビスビール 350ml缶 セット
¥11,000〜 楽天市場 (2/15執筆時)
なお、サッポロは、マイクロブルワリー事業にあまり積極的ではない一方、ヱビスビールブランドで、ニッチなビールをたくさん出していて楽しいです。
【350ml×24本】
16・サッポロ ヱビスプレミアムホワイト
¥(5,180) Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【500ml×24本】
16・サッポロ ヱビスプレミアムホワイト
¥(6,583) Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★
ホップの香り ★★★★☆
原料 大麦麦芽、小麦麦芽・ホップ
アルコール度数:5.5%
第1に、白い「エビスプレミアムホワイト」です。
大麦麦芽に小麦麦芽をブレンドさせ、(日本のビールのような下面発酵ではなく)上面発酵で醸造した、いわゆるホワイトビールです。
以前「華みやび」という名前で売っていた製品の改良版ですが、ややライトになったかもしれません。
ヱビスビールは、ドイツのビール純粋令準拠なので「ヴァイツェン」と呼んで良いでしょう。
混ぜ物はないですが、柑橘系の独特の甘みが特徴でです。
今回は「コクとキレ」という指標での比較ですが「甘み」という指標があれば、国産ビールでは「高レベル」でしょう。
コクは、ヴァイツェンとしてはほどほどで、冷やしても飲みやすいタイプです。
【 350ml×24本】
17・サッポロ ヱビスプレミアムブラック
¥5,188 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★☆☆
原料 麦芽、ホップ
アルコール度数:5%
第2に、黒い「エビスプレミアムブラック」です。
これは、ロースト麦芽を使った、長期熟成の黒ビールです。
通常のヱビスビールと同じ下面発酵なので、イギリスのスタウトとは違います。
とはいえ、コクと独特の苦み・甘みを楽しむという部分は同じでしょう。
ちなみに、アサヒが業務用に「アサヒ・スタウト」というのを出しますが、そちらは上面発酵ですね。
【 350ml×24本】
18・サッポロ ヱビスプレミアムエール
¥5,150 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽、ホップ
アルコール度数:5.5%
第3に、青い「エビスプレミアムエール」です。
こちらは、上面発酵で、琥珀色のゴールデンエールです。日本のクラフトビールに多い形式で、珍しさはあまりないです。
ただ、香りの強いカスケードホップと、長期熟成で、普通のヱビスビールに比べて、コクや香りが強めです。あまりキンキンに冷やさないで飲むと美味しいです。
ほかにも、ドイツのオクトーバーフェスト(10月)の時期に、メルツェン(熟成させたラガー)を出すなど、エビスの限定醸造は結構見かけます。
19・ザ・プレミアム・モルツ 350ml缶×24本
¥5,483 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
19・ザ・プレミアム・モルツ 500ml缶×24本
¥7,053 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【楽天ふるさと納税】
19・ザ・プレミアム・モルツ 350ml缶 セット
¥10,000〜 楽天市場 (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:5.5%
こちらは、サントリーのザ・プレミアム・モルツです。
ビールの味は、日本の定番プレミアムビールでは、最もホップの香りが強いです。ビールとしての旨みも強いほか、フルーティな香りが得られます。
こうした点で、女性や若者などにも幅広く支持を持つビールといえます。
ビールの特徴は、その徹底したアロマへのこだわりでしょう。
ドイツの下面発酵のピルスナー系のビールも、メーカーによってアロマ(香り)が異なり、その違いを愉しむのも一つの文化です。
そして、日本の定番ビールで明確にアロマで選別できるビールは、こちらのビールと思います。
定番ビールもサントリーは、チェコ産の麦芽を利用していました。
こちらは、ホップもチェコ産です。製法としても、アロマを出すために、煮沸終了時にも仕上げのホップを加えるアロマリッチホッピング製法を取ります。
ビールの味の改良は、近年では、2017年2月に味が見直されてリニューアルしました。
プレミアムビールの代表格ですが、味の進化は続いています。
なお、今回の進化は、アロマはそのままに、よりコクを増す方向性の改良です。ビール好きには嬉しい方向性ですね。
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以上、サントリーのザ・プレミアム・モルツの紹介でした。
ライバルは、同じく、プレミアムなモルトビールを作っているヱビスビールですね。
Atlaはも、大山崎の工場見学に何回か足を運んだことがありますが、材料の選別・品質管理・運送に非常にこだわっているメーカーだと感じました。
良質な苦みでとにかく「香る」ので、普段、外国産のビールを好むかたにも、オススメできます。
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【350ml缶 ×24本】
20・ザ・プレミアム・モルツ 香るエール
¥5,463 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【500ml缶 ×24本】
20・ザ・プレミアム・モルツ 香るエール
¥7,045 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【楽天ふるさと納税】
20・ザ・プレミアム・モルツ 350ml缶セット
¥16,000〜 楽天市場 (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:6%
なお、プレミアムモルツの兄弟として「香るエール」という青色の製品もあります。
ヱビスビールにもありましたが、ヨーロッパに多い上面発酵技術を利用した、エールです。
普通のプレモルよりも、香りが強く、果実系の甘みを感じやすいです。
サントリーは、本場に倣った日本のクラフトビール(エール)とは違う「ジャパニーズエール」であることを強調します。
日本は、多湿な気候特性と熱い夏で、キンキンに冷やしたビールを飲むのが普通なので、それに合わせた作りです。
エールはあまり冷やさずに10度くらいで飲むのが普通ですが、冷やしても「香る」ような仕様と言えます。
アルコール度数は、6%とすこしだけパワフルです。欧州産カリスタホップを使用します。
【350ml x 24本】
21・キリン スプリングバレー 豊潤 496
¥6,468 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
【500ml x 24本】
21・キリン スプリングバレー 豊潤 496
¥8,483 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽・ホップ
アルコール度数:6%
SPRING VALLEY 豊潤〈496〉は、キリンが新投入したプレミアムビールです。
キリンは定番のプレミアグレードのビールは初投入ですが、値付け的にすこし高めの設定です。
原型は、もともとキリンのマイクロブリュワリーでやっていたoriginal 496です。Atlasも飲んだことがあり、【日本の地ビールの比較記事】でも書きました。
ビールの味は、本製品はIPL(インディアペールラガー)と呼ばれます。
IPA(インディアペールエール)と同じように、ホップの苦みが先にくる大人の味です。ただ、上面発酵のエールではなく、日本ビール特有のラガー(下面発酵)で、キレもないわけではないという新味です。
ビールの特徴は、焙煎麦芽の利用と多めのホップが強調されます。
ただ、オリジナルよりは減りましたが、6%のアルコール度数で「ガツン」と来る感じが印象的です。
製法的には、糖化の際に温度を徐々に上げる「インフュージョン法」が強調されます。先述のように、飲み応えがありつつ、キレが良いのは、この製法でバランスをとっているからだと感じます。
香りについては、ホップを発酵前にタンクに入れて、7日間漬け込む「ディップホップ製法」で高めます。
ビールの味の改良は、2021年に登場したばかりですが、2022年に改良がありました。
ホップに日本のIBUKIを一部使用した部分で、エール独特の苦みが強調された印象です。
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以上、SPRING VALLEY 豊潤〈496〉の紹介でした。
オリジナルの尖った部分をうまく丸めつつ、個性を残したまま、日本の食卓に合う感じにできていると思います。
ただし、あまりクラフトビールを飲まないという方は、定番ビールとしては個性は強いため、好みは分かれる系統です(Atlasは好きですが)。
新味があるので、長期的には輸出しても売れそうな味に思えます。
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【350ml x 24本】
22・スプリングバレー シルクエール
¥6,502 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★☆
麦酒のコク味 ★★★★★
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽(小麦)・ホップ・コーン
アルコール度数:5.5%
なお、2022年にシルクエール(白ビール)がでました。
小麦麦芽ですが、ヴァイツェンとは違って、甘みはないです。味は 豊潤〈496〉に近いように思えますし、ビールだけ呑むと言うより、食事に合う感じで「日本風」に思いました。
個人的には、豊潤〈496〉のほうが好みです。ただ、よく香りますし個性はありますし、一度試しても良いかなとは思います。
なお、原材料に、コーンを使うのは「キリンの伝統」に思いました。
3・輸入ビールの味の比較
ここからは、国内ビールメーカーがライセンス生産しているビールほかを追加で紹介します。
【350ml×24本】
23・サッポロ ホワイトベルグ
¥3,398 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★☆☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★★★★
原料 大麦/小麦麦芽・ホップ・香辛料など
アルコール度数:5%
サッポロのホワイトベルクは、固定ファンが付いて、いつからかレギュラー化したビールです。
ビールの味は、コクと香りを重視した製品です。
ただ、ホップの香りというよりも、香辛料的なスパイシーな香りが勝ちます。実際、香辛料としてコリアンダー・オレンジピールが加えられています。
ビールの特徴は、ベルギービールの製法を取っていることです。
有名なヒューガルデン・ホワイトのような、ベルギーのカトリック系修道院麦酒を手本に作った小麦や香料を含有した上面発酵ビールになります。
上面発酵のビールは、夏が暑い日本の気候に合わないのと、高温多湿地域では作るのが難しいため、日本ではなじみがさほどないです。
しかし、中部ヨーロッパを中心に現在でも主流です。
ことベルギーのビールは、古来より「ビール純粋令」があるドイツと異なり、麦芽とポップ以外、色々「混ぜ混ぜ」しても怒られない気風だったため、スパイシーなビールが多いです。
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以上、サッポロのホワイトベルクの紹介でした。
ご飯とはさほど合わないタイプのビールですが、お肉などをアテに晩酌するには、個性があって良いと思います。
24・キリン ハイネケン 缶 350ml×24本
¥5,025 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★
麦酒のコク味 ★★★★☆
ホップの香り ★★★★★
原料 麦芽、ホップ
アルコール度数:5%
こちらは、キリンが、オランダのハイネケンのプレミア麦酒をライセンス生産しているものです。
ビールの味は、どちらかと言えば切れ味で飲むタイプで、日本のビールに結構近いです。
ポップの香りは強めですが、個性という点では、ホワイトベルクの方があるでしょう。
ビールの特徴は、やはりモルトビールである点にあります。
カトリックのベルギーに対して、お隣さんのオランダは新教(プロテスタント)のお国柄ですが、ビールは、麦芽とポップだけを使った、下面発酵のピルスナータイプのビールになります。
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以上、ハイネケンの紹介でした。
同社は、創業は1864年という老舗で、世界の定番ビールに影響を与えた会社です。世界どこでも見かけるビールなので「世界標準」を知るために呑んでみるのも良いでしょう。
25・キリン ドラフトギネス 330ml×24本
¥6,538 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★☆☆☆
麦酒のコク味 ★★★★★★
ホップの香り ★★★☆☆
原料 麦芽、ホップ
アルコール度数:4.5%
こちらは、キリンが販売しているギネスビールです。
基は、18世紀からあるアイルランドのギネス醸造所のビールです。
ビールの味は、コク味と香ばしさが先に来るビールです。
いわゆる「スタウト」と呼ばれる黒ビールで、苦みよりは甘みが強調されたタイプのビールとなります。
人によっては「チョコレート」と表現する人もいますが、ギネスはさほど甘くないです。
ビールの特徴は、その色ときれいで細かい泡でしょう。
素人でもきれいな泡が出せるのは、ビールの内部に入る、フローティングウィジェットの効果です。
ちなみに、英国風のパブに良く置いてありますが、その植民地だったアイルランドのお酒です。
歴史の流れ的には、アイルランドもカトリックのお国柄で、初代の経営者が修道院の醸造所を買い取って作った醸造所ですね。
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以上、ギネスビールの紹介でした。
Atlasも若い頃にけっこう「ハマって」いました。ビール好きならば誰しも通る「通過儀礼」だと思っています。脂っこい料理と相性が良いため、お肉中心の方などにオススメできます。
26・バドワイザー 355ml×24本
¥4,499 Amazon.co.jp (2/15執筆時)
麦酒のキレ味 ★★★★★★
麦酒のコク味 ★★★☆☆
ホップの香り ★★★☆☆
原料:麦芽、ホップ、米
アルコール度数:5%
バドワイザーは、アメリカのビールです。
なお、2018年まではキリンがライセンス生産していましたが、ライセンスか失効し、2019年からは輸入販売となります。
ちなみに、同じ名前のビールメーカーがが東欧にもあります。
そちらが先取権を持っているそうで、欧州では、バドワイザーは、欧州ではBudで売っています。ロシアW杯の広告もそうでしたね。
ビールの味は、キレで勝負するタイプのビールです。とにかく軽いのが特長です。脂っこい肉の味を洗い流すのに最適なビールですね。
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以上、バドワイザーの紹介でした。
クアーズと並んで、アメリカの大衆ビールとして人気のものです。ただ、日本と同じで、アメリカでも最近クラフトビールのブームが起こっていて、Atlasはあちらでは飲みません。
次回に続く
定番ビールでおすすめのビールは結論的にこれ!
というわけで、今回は、アマゾンで入手可能な定番ビールとプレミアムビールを紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
続く後編記事(こちら)では、小売系店系が販売している輸入ビールを「おまけ」で紹介したあと、いつものようにAtlasのおすすめ!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
後編記事は→こちら
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