【今回レビューする内容】 2022年 メーカー別EMS腹筋ベルトの性能とおすすめ・選び方:低周波腹筋トレーニング機器 ダイエット・筋トレ向け:もてケア シックスパッド スレンダートーンなど
【今回評価する製品型番】MTG SIXPAD Powersuit Lite Abs MTG SIXPAD ト 東レTORAY EMS トレリート EM300-LB マクセル もてケアPro MXES-R410PRCP MXES-R410PRWPK MXES-R400PR MXES-R410LG MXES-R400-YG MXES-B420LBK MXES-B220L MXES-H600YG バタフライアブス ライザップ 3D Shaper EMS マッスルパックネオ 2 バタフライアブ スディープテック Slendertone Connect Absトーニングベルト SLENDERTONE EVOLVE ABSトーニングベルト
今回のお題
最新のEMS腹筋ベルトのおすすめ機種はどれ?
どもAtlasです。
今回は、2022年5月現在、最新の腹筋ベルト(EMSマシン)の比較記事です。
2-1・MTG SIX PAD〈日本〉
価格:2.5万円〜
消耗品:4,000円/月(0円あり)
2-2・マクセル もてケア〈日本〉
価格:1万円〜
消耗品:1,500円/月
2-3・東レ:トレリート(日本)
価格:1.5万円〜
消耗品:2,000円/月
2-4・スレンダートーン〈欧州〉
価格:1.5万円
消耗品:2,000円/月
2-5・ライザップ〈日本〉
価格:5万円〜
消耗品:2,500円/月
2-6・その他の企業
価格:3,000円〜
消耗品:1,200円/月〜
EMSは弱いものですが電気を使う「健康家電」です。
そのため、今回は、信頼性がある程度担保できる製品に限定しての紹介です。
デンキヤの実店舗でも売られているような、出所が明瞭な大手企業の製品か、TVショッピングなどを展開する、大手通販会社が売る製品に限定して紹介するつもりです。
ネットに多い、出所(責任企業)が不明瞭な製品は、利用する周波数や強度を含めて、細かい部分のスペックの開示がない限り、基本的には除外しました。
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消耗品の安さ ★★★★★
低周波の強さ ★★★★★
トレーニング数 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、メーカーごとに各製品を比較します。
そして、最後の「結論」部分では、上表の5つの観点から、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・スマホと連動する体重計
2・ワイヤレス活動量計
3・ランニングウォッチ
4・スマホ対応血圧計
5・スマホ対応基礎体温計
6・EMS腹筋ベルト
7・糖質カット炊飯器
1・腹筋ベルトの効果と注意点
EMSの仕組みは、肩こりなどを治療するために使う、低周波治療器と同じです。
皮下に浸透するパルス波を使って、お腹周りの筋肉を鍛えることを主目的とします。
以下、具体的な製品比較に入る前に、 EMS腹筋ベルトの仕組みと効果、「選び方の基本」について、あらかじめ説明しておきます。
第1に、EMSの効果です。
EMS機器は、半世紀以上の歴史のある器具です。
世界の大学などの研究期間にも、EMSを専門に研究している研究者は多くおり、ある程度、効果は世間に示されています。
とくに、プロ用機器については、その効果は広く実証されているといえます。
例えば、アスリート用の高出力のEMS運動器や、整骨院などにあるテクトロンなどの専門機については、世界中で学術理論や論文がでています。
「家庭用のEMS腹筋ベルト」は、出力の弱さもあり、効果が「論争的」な部分はあります。
この部分は、各社の製品の品質や、仕組みによる、といわざるを得ません。
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第2に、EMSの効果の個人差です。
これは、正直「ある」と思います。
家庭用はパワーが限られるので、お腹周りの状態(筋肉質か、脂肪質か)で、個人差が生じやすいです。ネットのレビュー評価の善し悪しが分かれるのは、このためです。
Atlas自身は、EMS機器を10年近く使っています。
利用後に、腹筋が突っ張るような感じ(筋肉痛)があるため、一定の効果があると感じています。
正しい巻き方でしっかり電池がある状態で利用すれば、効果を実感でる人は多いでしょう。
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第3に、EMSの本体価格の違いです。
各社の製品を比較する場合、注意が必要なポイントです。
EMS機器の仕組みは、古典的であり単純です。
特殊な機能(モード・スマホ対応など)を持たせないならば、部品代はそうかかりません。
本体価格が高すぎる製品は、なぜ高いのか、スペック面(電極の数や周波数やプログラムの工夫など)をしっかり検討しなければいけません。
なお、家電分野でも、美容家電と健康家電は、(宣伝費の関係もあるのですが)、機能に比して利益率が多めの商品が、一定数あります。
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第4に、消耗品価格です。
EMS機器が普及する米国では「塗るタイプのお徳用ジェル」が普通で、消耗品費は問題になりにくいです。
日本は、手軽に交換できる「ジェルパッド」を利用する製品が普通です。そのため、月額費用の部分でも、メーカー間で差がでます。
互換品パッドもあります。
しかし、純正より(ジェルをケチって)刺激が強すぎる場合もあります。
また、メーカーによっては、電極部分も消耗品としており、互換品が出回りにくくしているところもあります。
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以上、製品紹介前に、EMS機器の選び方の基本と注意点について書きました。
今回の比較記事では、これらの観点と、メーカーの信頼性(製品の出所・販売歴・保証性)をふまえつつ、信頼できそうな会社の商品に限定して、比較するつもりです。
2・EMS機器の紹介
というわけで、比較をはじめます。
2-1・MTG SIX PAD〈日本〉
価格:2.5万円〜
消耗品:4,000円/月(0円あり)
2-2・マクセル もてケア〈日本〉
価格:1万円〜
消耗品:1,500円/月
2-3・東レ:トレリート(日本)
価格:1.5万円〜
消耗品:2,000円/月
2-4・スレンダートーン〈欧州〉
価格:1.5万円
消耗品:2,000円/月
2-5・ライザップ〈日本〉
価格:5万円〜
消耗品:2,500円/月
2-6・その他の企業
価格:3,000円〜
消耗品:1,200円/月〜
冒頭書いたように、今回は、上表のような企業について、各製品を順番に紹介します。
2-1・シックスパッドの比較
はじめに、日本のMTG社のシックスパッドの製品からです。
最近のEMS機器ブームの主役ともいえる企業で、
なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2017年】
1・MTG SIXPAD Abs Fit2 SP-AF2212F-R
¥21,668 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋まわり(6箇所)
利用周波数:20Hz帯
出力切替:20段階
バッテリー:30回分(5時間充電)
スマホ連携:対応
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
アブスフィットは、日本のMTG という美容・健康器具メーカーが販売している「SIXPADシリーズ」の代表機で、日本製品です。
EMSは輸入通販品が多いので珍しいですが、2015年の発売以来50万台を売り上げたということです。その後、上場したことで、さらに名を広めました。
本機の場合、京都大学の運動医学の権威のEMS理論により、20Hzの周波数で刺激を与えているのが特徴です。
同社によれば、プロ用のEMS機器は周波数を可変できますが、そのうち、最も筋肉に作用するのが20Hz帯とのことです。
長時間の利用でも、最も張力が落ちないことが、データから検証されているようです。
EMSは、低周波治療器のように刺さるような刺激があるものですが、この波形は刺激が少ない特長があります。
利用法は、腹筋部分を囲むように刺激する構造です。
6分割のパッドを腹筋あててに利用する方式です。
近年は、腹筋全体を鍛える機器が流行しており、その流れで出された製品です。サイズが大きいため、腹筋のトレーニングについては効率的です。
低周波のパワーは、2017年モデルは20段階から調節できます(旧モデルは15段階でした)。
20Hz帯を使うためか、圧迫感はさほどありません。
基本は23分のトレーニング時間となります。
運転中は、刺激を与える時間と、休める時間が繰り返されますが、これは、広告ともなっているクリスティアーノ・ロナウドのトレーニング理論だそうです。
(後継品:SP-AF2214G-B)
高電導ジェルシート TJ-AM2214G
¥2,736 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
他社製 EMS互換パッド【18枚】
¥1,980 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、純正品を購入し、Amazonを利用する場合、30日の利用でだいたい4000円ほどです。
一方、この手の製品は、大抵「互換品」があり、それを利用すると、30日でだいたい1900円で利用可能です。毎日使わないならば、もう少し伸びるでしょう。
電池は、2017年モデルから充電式になりました。コンセントからの5時間の充電で30回利用可能です。
SIXPAD公式アプリ
¥0 google Play (5/30執筆時)
SIXPAD公式アプリ
¥0 Apple App Store (5/30執筆時)
スマホとの連携は、Bluetooth搭載であり可能です。
この機種の「売り」の1つですが、、スマホでトレーニングが管理できるようになっています。トレーニングの深度や時間がが部位別にわかるため、「トレーニングのモチベーション維持に貢献」すると思います。
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以上、MTG SIXPADのアブスフィットの紹介でした。
多少高い機種ですが、この形状の製品の先発メーカーであり、科学的効果の検証もしっかり行われる点で信頼感があります。
「投資」が多い分、ダイエット・トレーニングを続けるモチベーションになりますし、この額を投資するのは「あり」でしょう。売れている製品で、互換パッドが豊富なのも良い部分です。
【2021年】【L・Mサイズ】
2・MTG SIXPAD Powersuit Lite Abs
¥38,800 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋まわり(6箇所)
利用周波数:20Hz帯
出力切替:20段階
バッテリー:30回分(5時間充電)
スマホ連携:対応
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
MTG SIXPAD パワースーツライト アブズは、「SIXPADシリーズ」の新製品です。
キャッチコピーが斬新で「ジェルシート不要」で利用できる製品です。
米国ではジェルシートではなく、ジェルを塗って使う製品が多いですが、本機は布製電極(エレダイン)を使う方式で、水で濡らして利用することになります。
おそらくですが、ジェルシートだとサードパーティが出してしまうので、企業としてサブスク的な収入源になりにくいための開発かと思います。
他社だと電極ごと交換にする対策もありますが、ここまで人気製品だとそれごと作られそうですから。
なお、リモコン部を取り外した状態で、ネットに入れて手洗いか洗濯機のデリケート洗いで洗濯できるため、肌に触れる部分も清潔です。ただし、陰干しです。
【追加購入向けスーツ単品】
2・MTG SIXPAD owersuit Lite Abs
¥28,800
一方、注意点は、リモコンを除いたスーツ部分が単品販売されている点です。
スーツ自体は「消耗品」との記載もあるので、どの程度まで保つのかがポイントとなります。
電極自体(エレダイン)もMTGの開発で、水をつけた状態で使うものです。類例がないので「保ちの度合い」が読めません。
1年間の保証はありますが、布部分の破れやほつれは、対象外です。
利用法は、腹筋部分を囲むように刺激する構造です。
Sサイズ
型番:SE-AT00A-S SE-CD00A-S
ウエスト:58 -74cm
Mサイズ
型番:SE-AT00B-M SE-CD00B-M
ウエスト:72 -90cm
Lサイズ
型番:SE-AT00C-L SE-CD00C-L
ウエスト:88-106cm
LLサイズ
型番:SE-AT00D-LL SE-CD00A-LL
ウエスト:104 -120cm
ベルトは、以上のサイズが用意されます。
ベルト形状なのは、ジェルと違って吸着質ではないからです。回し止める必要があるからベルト式似しているだけで、鍛える部位は、ジェル式と同じです。
低周波のパワーは、本機も20段階です。
消耗品のコストは、0円です。
この部分は画期的でしょう。
ただ、仮に1年で電極部分がへたると計算しても、30日で約2500円ですので、既存の利用者としたら、納得の水準でしょう。
電池は、充電式です。
スマホとの連携は、本機については非対応です。
この部分で、完全にアブスフィットのジェルなし版とは言えないかと思います。
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以上、MTG SIXPAD パワースーツライト アブズの紹介でした。
ジェル式が良いのは、選択などのメンテ不要で扱いが楽な部分、本機の方式がよいのは、ランニングコストを気にしなくて良い部分でしょう。
となると、問題は(洗濯を繰り返し筒の)ベルトの耐久性で、この部分は長期レビューをしっかり確認することが必要です。
ただ、そのあたりの評価がポジティブだった場合、(多少高くても)本機を選ぶ意味というのはかなりあるかと思います。
Atlasも(保つなら自分用に欲しいので)注目してみていきます。
【2017年】
3・MTG SIXPAD Body Fit2
¥15,246 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋・腕・足など
利用周波数:20Hz帯
出力切替:20段階
バッテリー:30回分(5時間充電)
スマホ連携:対応
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
ボディフィット2は、SIXPADでは、最も安いモデルです。
利用法は、下位機種と共通です。
ただし、こちらの場合、EMSは2箇所です。利用できる範囲が狭いのが難点でしょうが、形状的にウエストのほか、腕や足にも利用できるサイズで汎用性があります。
例えば、いくつか購入して、腹筋と同時にやればより効率的でしょう。
低周波のパワーは、他のシックスパッドと共通仕様で、20Hzの周波数を利用する点に特長があります。
(後継品:SP-AF2214G-B)
高電導ジェルシート TJ-AM2214G
¥2,736 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
他社製 EMS互換パッド【18枚】
¥1,980 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、アブスフィットと同じです。もちろん、張る枚数が少ないので、費用は1/3ですね。
なお、こちらについてもBluetoothに対応となります。
電池は、こちらの場合は充電式です。ACアダプターからの5時間の充電で30回分のトレーニングが可能です。
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以上、MTG SIXPADのボディフィットの紹介でした。
シックスパッドとしては「入門機」の扱いでしょう。
複数を買うのでなければ、ピンポイントで鍛えたい場所が決まっている方、ないし、部位を換えつつ時間を掛けてトレーニングできる時間のある方のみおすすめできる機種です。
【2017年】
【S/M/Lサイズ(ウエスト58~100cm)】
4・MTG SIXPAD Abs Belt
¥22,377 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【LL/3Lサイズ(ウエスト80~120cm)】
4・MTG SIXPAD Abs Belt
¥20,000 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋(4カ所)+脇腹
利用周波数:20Hz帯
出力切替:20段階
バッテリー:30回分(5時間充電)
スマホ連携:対応
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
アブズベルトは、2017年から新展開されたモデルです。ウエスト幅に合わせて2種類ありますね。
利用法は、見ての通のベルト式です。
最も基本的なアブスフィットを巻き付けて、左右の脇腹にもEMSを配置して、トレーニング範囲を拡げたモデルです。
ただし、腹筋部分のパッドは4つなので、アブズフィットよりは少ないです。
低周波のパワーは、やはり20Hzの周波数を利用します。
こちらは、2017年発売なので、他機種同様にBluetoothに対応し、スマホでトレーニングが管理できます。
(型番::SP-AB2218G-B)
SIXPAD Abs Belt 高電導ジェルシート
¥4,500 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
互換品 ジェルシート12枚
¥1,790 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、純正の場合、やはり高いです。
1ヶ月に4000円ほどです。ただ、人気製品の常で互換製品が多く、2回セット品だと月に1000円となりますね。もちろん、品質の差はあるでしょう。
なお、トレーニング効果の面で言えば、脇腹用の2枚のシートが付属するものの、中央部のシートは4枚なので、MTG SIXPAD Abs Fit2の完全な「上位機」と言えるかは微妙なところです。
電池は、充電式です。
ACアダプターからの5時間の充電で15回分のトレーニングが可能です。範囲が大きな分、充電時間は長めに必要です。
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以上、MTG SIXPADのアブズベルトの紹介でした。
最も基本的なアブスフィットとどちらを選ぶか迷う部分です。
ただ、この新しいシステム形状でのEMSの効果の科学的検証についてのデータも(発売時現在)見られませんし、この点では、通常モデルの方が良いかもしれません。
5・MTG SIXPAD Arm Belt
¥16,480 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
6・MTG SIXPAD Leg Belt
¥27,225 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腕 or 太もも
利用周波数:20Hz帯
出力切替:20段階
バッテリー:30回分(5時間充電)
スマホ連携:対応
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
アームベルトとレッグベルトも、2017年から新展開された製品です。
利用法は、脚と腕にそれぞれ巻き付けて利用する方式で、部位特化モデルです。ボディフィットをそれぞれに利用するよりも効果的なトレーニング効果が期待できます。
太ももに作用できるレッグベルトは、従来ありそうでなかった製品で、ニッチですが良い発想だと感じています。
電池は、充電式です。
いずれの機種もACアダプターからの5時間の充電で、30回分のトレーニングが可能です。
【型番:SP-BF2216G-B】
SIXPAD Arm Belt ジェルシート
¥1,980 楽天市場 (5/30執筆時)
【型番:SP-LG2217G-B】
SIXPAD Leg Belt ジェルシート
¥3,190 楽天市場 (5/30執筆時)
消耗品のコストは、上記の通りです。
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以上、MTG SIXPADのアームベルトとレッグベルトの紹介でした。
完全に目的に特化した方は、これらを導入すると良いでしょう。
2-2・マクセルの「もてケア」の比較
つづいて、日本の家電メーカーであるマクセル(旧日立マクセル)が、発売しているEMS運動器です。
電池生産でも有名な企業なのでそのつながりで出しているのかもしれません。
【2019年発売】
【上位機種】
7・もてケア MXES-R410LG
¥9,000 楽天市場 (5/30執筆時)
【2016年発売】【旧製品】
8・もてケア MXES-R400-YG
¥7,350 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋まわり(4箇所)
利用周波数:17.5Hz帯
出力切替:20段階
バッテリー:10回分(1時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約1500円(1ヶ月)
ACTIVEPAD「もてケア」は、日本の家電メーカーであるマクセルのEMS運動器です。
えらく「即物的」なネーミングですが、有名な家電メーカーが生産している製品という点で安心感のある製品です。
新旧両機種ありますが、旧機種については、出力調整が15段階のほか、トレーニング方法(ステップ)が変更になっています。改善と言えるので、新機種が良いでしょう。
利用法は、シックスパッドやアブコアと同じで、腹筋に直に付ける仕様です。
ただし、フィット感が欲しい人のために、フィッティングベルトも装備されます。
ジェルシートは4枚で、4極からの刺激を与える構造です。他社の6極構造より少なめですが、価格差ほどの効果の差は無いでしょう。
低周波のパワーは、20段階から調節できます。
刺激の種類は複数ありますが、基本的に20分間のデザインされたプログラムを毎回繰り返すという仕組みです。
なお、この機種は、17.5Hz帯の周波数を主に使っています。同社によれば筋肉の収縮にもっとも効果的とのことです。
【純正品】
もてケア MXES-400GEL2P【2回分】
¥3,218 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【互換品】
もてケア 4極タイプ対応 【2回分】
¥2,200 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、利用する強度にもよりますが、純正品でも月約1500円ほどです。
互換品もありますが、消耗品費は、現状で「業界でもトップクラス」です。
サイズを問わなければ、腹筋を刺激するタイプでは最もランニングコストが低いといえます。
電池は、この製品の場合充電式です。
USB充電で、くりかえし500回ほど充電可能です。
なお、内蔵されるリチウムイオン電池(3.7V 200mA)は交換用に設計されておらず、交換電池の発売はないです。ネジでリチウム電池自体にはアクセスできますが、付け替えは前提となりません。
基本的に500回利用した後は、本体を買い直すということになります。
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以上、もてケアの紹介でした。
腹筋のトレーニングを主に考えている場合、この製品は、コスパ的に良い選択肢でしょう。
国内家電メーカー製であり、故障時の保証が容易なことと、消耗品の偽物を掴まされる危険が低いのもメリットですね。本体価格も安価なので、入門用には最適でしょう。
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【2019年発売】
【4極タイプ】【MXES-B420LBK1PBK】
9・もてケア MXES-B420LBK
¥6,820 楽天市場 (5/30執筆時)
【2極タイプ】【MXES-B220LBK1PBK】
10・もてケア MXES-B220LBK
¥6,980 楽天市場 (5/30執筆時)
【2極タイプ×2】【MXES-B220LBK1PBK】
11・もてケア MXES-B220LBK
¥6,800 楽天市場 (5/30執筆時)
利用部位:腹筋まわり(4箇所)
利用周波数:17.5Hz帯
出力切替:15段階
バッテリー:10回分(1時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約1500円(1ヶ月)
なお、本機には、販路限定で下位機種となる、もてケアライトがあります。
4極タイプ以外に、小型の2極タイプもあります。
ただ、上位機と比較すると、強度が15段階で、トレーニングステップも少ないほか、フィッティングベルト未装備となります。
安売り用ですが、さほど価格差があるわけでもないため、選ばない方が良いでしょう。
【2019年】
【男性用】
12・もてケアPro MXES-R410PRCP
¥15,000 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【女性用】(型番:MXES-R410PRWPK)
13・もてケア Pro for Women
¥9,530 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【2018年】【旧製品】
14・もてケアPro MXES-R400PR
¥9,780 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋まわり(4箇所)
利用周波数:17.5Hz帯
出力切替:25段階(3モード)
バッテリー:10回分(1時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約1500円(1ヶ月)
もてケアPROは、マクセルのもてケアシリーズの上位機です。
本機も、新旧両機種ありますが、プログラムの変更がなされたほか、形状を「男性向け」「女性向け」と2種類にしてきました。
下位機種と比べての違いは2点です。
第1に、低周波のパワーが、20段階から25段階に増えている点です。
仕組み上、最大強度は変わりませんので、基本的にはマイナーチェンジです。
第2に、トレーニングモードを1種類から3種類に増やしている点点です。
男性用の場合、標準的な20分の「バランスモード」のほか、ハードモード・ショートモードを備えます。
女性用の場合、以上の3種類です。
時短的な性格が強い男性用の特別モードに比べると、女性用は「ソフトで、刺激の弱いモード」を搭載しています。
本体形状も、性別に合わせて変えてあるのでプログラムは違って当然でしょう。
ただ、おそらく「性別に由来する好み」に配慮があるのだと思います。
【純正品】
もてケア MXES-400GEL2P【2回分】
¥3,218 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【互換品】
もてケア 4極タイプ対応 【2回分】
¥2,200 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
その他の部分は、利用するパッドを含めて同じです。
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以上、もてケアPROの紹介でした。
周波数など基本的な要素は変わらないため、一般的には下位機種で良いと思います。
ただ、鍛えたい部分が決まっている方については、3種類のプログラムは、プラスアルファの価値をもたらすでしょう。
15・もてケア ウエスト&ヒップ MXES-H600YG
¥9,280 楽天市場 (5/30執筆時)
利用部位:腹筋・ヒップ(6箇所)
利用周波数:17.5Hz帯
出力切替:15段階
バッテリー:10回分(1時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約2000円(1ヶ月)
もてケアウエスト&ヒップは、日立マクセルが、2017年に追加販売した「もてケア」の別機種です。
利用法は、下位機種と同じですが、ヒップラインにパッドがあるのが面白い特長で、独自です。
ヒップ部分は、インナーマッスルまでの深度が深いといえますが、従来機に較べてパワーも2倍とすることで、この点を補足しています。
低周波のパワーは、15段階から調節できます。
20分のプログラムである点は同様で、やはり、17.5Hz帯の周波数が使われます。
【純正品】
もてケア MXES-600GEL2P【2回分】
¥3,990 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、ジェルが多く必要ですが、それでも月2000円ほどです。6カ所のジェルパッドが必要な割には安めでしょう。
電池は、この製品の場合も充電式です。USB充電で500回ほど充電可能です。充電は3時間ほどかかります。
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以上、もてケアの紹介でした。
他機種に較べてヒップに刺激が与えられるのがやはり「売り」ですね。トレーニングのほか、外回りの仕事で、この部分が「コリやすい」Atlasにも向いています。
16・もてケア 二の腕 脇腹 お尻 MXES-R200YG
¥8,269 楽天市場 (5/30執筆時)
利用部位:腕・脇腹・ヒップ(2箇所)
利用周波数:17.5Hz帯
出力切替:15段階
バッテリー:10回分(1時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約1200円(1ヶ月)
もてケア 二の腕 脇腹 お尻 は、「もてケア」の小型機です。
利用法は、基本的には同じです。
しかし、パッドが小型のため、二の腕 脇腹 お尻をポイント別に使える製品です。
低周波のパワーは、この製品も15段階から調節できます。
20分のプログラムで、やはり、17.5Hz帯の周波数が使われます。
【純正品】
もてケア MXES-200GEL2P【2回分】
¥2,698 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、純正品で月1200円ほどです。
電池は、この製品の場合も充電式です。USB充電で500回ほど充電可能です。充電は1時間ほどかかります。
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以上、もてケアの小型機の紹介でした。
1機目に買う機種と言うより、メインとなる腹筋ベルトのオプションとして購入するべき製品でしょう。
一方、2極・4極・6極と、交換パッドが互換しない点で、消耗品が互換利用できないのが、多少残念です。
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【2020年】
16・ マクセル もてケアFoot MXES-FR230LBK
¥11,800 楽天市場 (5/30執筆時)
利用部位:足裏・もも・お尻・脚全体(
利用周波数:
出力切替:15段階
バッテリー:10回分(1時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:
なお、もてケアのEMS機器には、もてケア Footという足用があります。
本機については、ジェルパッド不要で、脚の部分を抗菌仕様にしています。
足裏以外に、脚全体に利用できるとされますが、仕組み的に利用周波数も異なり、やや異色の製品です。
2-3・東レのトレリートの比較
続いて、東レのトレリートの紹介です。
繊維で有名な同社ですが、フィットネス器具も昔から販売しており、歴史のあるブランドです。
17・東レ トレリートEM300-LB
¥17,371 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋・肩・モモなど(4箇所)
利用周波数:5Hz・50Hz・60Hz帯
出力切替:45段階(6モード)
バッテリー:アルカリ電池3本
スマホ連携:
消耗品費:約1300円(1ヶ月)
EMSフィットネスマシーントレリートは、日本の東レから発売されているEMS運動器です。
2011年からのロングセラーモデルです。
利用法は、導電線が付属したジェルパッドを4カ所任意の場所に貼り付けるだけです。
シックスパッド形式で腹筋全部4カ所、アブトロニック形式で、前後に2枚ずつなど、好きなように利用できる柔軟性があります。
低周波のパワーは、かなり細かく45段階から調節できます。
最大出力時は結構強力ですので上級者にも向くでしょう。
自動プログラムは、瞬発力系の速筋を鍛えるのに適するファストモードと、持久力系の遅筋を鍛えるためのスローモードに分かれます。
前者はダンベルトレーニングのような、後者はジョギングのようなトレーニングをしたのと同等の効果があります。
周波数は、5Hz・50Hz・60Hz帯を、部位・トレーニング別に利用する方式です。
腹筋・背中・バスト・太もも・二の腕・ヒップと部位によってプログラムが分かれ、最適な周波数を使います。
トレリート用粘着パッド Lサイズ PT3
¥1,698 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
トレリート用粘着パッド Mサイズ PT1
¥1,286 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、本体に同梱されるMサイズを利用する場合月1300円ほど、大きめのLサイズだと1700円ほどです。
他社と比較して高からず、安からず、といった所ですね。
電池は、アルカリ電池を3本利用する仕様です。
なお、仕組み上、電池の残量によりパワーが変化しますから、マメな交換が必要です。
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以上、トレリートの紹介でした。
日本製のEMSマシンとしては、前機種を含めれば歴史ある器具であり、その点で安心感があります。
パッドも仕組み上、偽物が生じにくいですし、その意味での安心感もありますね。説明書には、利用すると効果的な部位がしっかり書いてあるので、腹筋以外のトレーニングも行いたい方にも向くでしょう。
2-4・スレンダートーンの比較
つづいて、通販でお馴染みのスレンダートーンの紹介です。
アイルランドのバイオメディカルリサーチの製品です。
もともと日本ではショップジャパンが提供していましたが、2021年から同社の直販体制(BMR JAPAN)に移行したようです。
【2021年】
18・Slendertone Connect Abs
¥17,850 スレンダートーン直販 (5/30執筆時)
利用部位:腹筋と脇腹(3箇所)
利用周波数
出力切替:100段階(5モード)
バッテリー:約10回分(2-3時間充電)
スマホ連携:対応
消耗品費:約2000円(1ヶ月)
Slendertone Connect Absトーニングベルトは、スレンダートーンが日本で展開するEMSベルトです。
現状で、「基本」となる標準モデルがこちらです。
利用法は、パナソニックと同じで、パッドを付けたベルトを巻き付ける形式です。
他社機と比較すると、スレンダートーンの導電パッドの位置は、腹筋中央と、腹筋の左右(左右脇腹)です。腹筋を集中して鍛える器具と言えます。
表面筋だけでなく、インナーマッスルを鍛えたい場合は効果を発揮するでしょう。
低周波のパワーは、100段階の強さ調整と5種類のプログラムが搭載です。
ただ、ダイエット・健康管理・フィットネスなどのプログラムに合わせて、強度が自動調整されるような仕組み、と考えてください。
スレンダートーン側が決めたエクササイズなので、ある意味あまり考えずに済むという意味では「楽ちん」です。
強度はEMS機器としては、かなり強く、本格的な競技用のEMSを除けば高レベルだと思います。
実際、「ベルト巻き付け方式」は、(しっかり締めること前提ですが)、貼り付け式より強度が上げやすいです。
【正規品】
スレンダートーン専用パッド SLT-PJ
¥1,840 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【並行輸入 3回分】
スレンダートーン 交換パッド
¥3,980 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、多少高めで1ヶ月2,000円ほどです。
正規品のパッドは購入すると20-30回を目安に交換です。そのため、毎日使うとすると1ヶ月ほどで交換になります。
スレンダートーン コネクト
¥0 google Play (5/30執筆時)
スレンダートーン コネクト
¥0 Apple App store (5/30執筆時)
スマホ対応は、この機種の魅力です。
iPhone/Android用に準備された専用アプリとBluetoothで通信できます。
トレーニング状況を確認しながら、エクササイズができます。
選択したプログラムに沿ってコーチがアドバイスしてもくれるので、継続性の面でのモチベーション効果も期待できるでしょう。
電池は、USB充電式です。
乾電池は不要ですが、こちらは実利用時間についての情報が現状ありません。
Bluetooth Smartならばさほど通信にエネルギーは不要なので、問題はないでしょう。
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以上、スレンダートーン・コネクトの紹介でした。
スマホ対応で、SIX PADと同様に便利になった最新機種です。
公式価格で考えた場合、ランニングコストが高いのがネックですが、ただ、歴史のあるEMS器具で、その効果も実感できる機種です。
腹筋中央と、腹筋の左右(左右脇腹)を両方ケアできる機種は限られるため、お腹のラインの引き締めを狙う場合は、選択肢としても良いでしょう。
とくに、上級者で「相応の強度」がないと満足できない場合は、ベルト式のこの機種は良い選択肢です。
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【2021年】
19・SLENDERTONE EVOLVE ABS
¥14,450 スレンダートーン直販 (5/30執筆時)
【2019年】
20・スレンダートーン コア 1062382
¥19,800 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋と脇腹(3箇所)
利用周波数
出力切替:100段階(5モード)
バッテリー:約10回分(2-3時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
一方、SLENDERTONE EVOLVE ABSトレーニングベルトという、下位機の販売があります。
こちらは、スレンダートーンコネクトと異なり、Bluetooth非搭載で、スマホでのトレーニング操作には非対応です。
本機も、プログラム数は12で、100段階の強度調整に対応です。
なお、2019年モデルは、先述のように、ショップジャパン取扱時代の名前で、同等製品です。
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【2019/3】
21・スレンダートーン フィットプラス
¥3,700 楽天市場 (5/30執筆時)
利用部位:腹筋と脇腹(3箇所)
利用周波数
出力切替:10モード
バッテリー:アルカリ電池3本
スマホ連携:
消耗品費:約4000円(1ヶ月)
また、ショップジャパン取扱時代の製品ですが、下位機種となる「スレンダートーン フィットプラス」の販売もあります。
共通の消耗品ですが、アルカリ電池式です。電池式は、電池残量でパワーが変わるため、個人的にはあまりおすすめしません。
通販で、「10000円」を切るという価格意識が先行した製品で、「超初心者」向けです。こうした点で、基本的には上位機が良いと思います。
そのほか、プログラム構成が異なる点、スマホに対応しない点などが違いです。
2-5・RIZAP 3D Shaperの比較
続いて、ライザップが2019年から展開する新しいベルトの紹介です。
メーカーについては、説明の必要ないでしょう。
「結果にコミット」するで有名な、健康企業です。
22・ ライザップ EMS腹筋ベルト3D Shaper
¥24,800 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋(8箇所)+4箇所
利用周波数:5Hz-80Hz(ランダム)
出力切替:12段階(3モード)
バッテリー:ボタン電池式
スマホ連携:
消耗品費:約2500円(1ヶ月)
3D Shaper は、「結果にコミットする」で知られるライザップが、2019年に売り出した製品です。
ただ、現在的に店頭からなくなっていて、展開終了の可能性があります。
利用法は、メインの8分割のパッド(3D Core)と、サブの2分割のパッド2組(3D spot)を合わせて利用する方法です。
メインパッドについては、各社配置を工夫していますが、ライザップの場合は、(ベルト式の)EMSのように、側面の筋肉にも届くように配置し、腹直筋と腹斜筋双方を鍛えられることに主眼が置かれます。
また、サポートベルトが付属するため、ある程度動きながらでも利用可能です。
低周波のパワーは、一方、この製品は、12段階から選択可能です。
その上で、あらかじめプログラムされた3つのモード(腹直筋上部中心、腹直筋下部中心、インナーマッスル中心)を選ぶ形です。
「指導」を重視するライザップらしいと言えばそうですが、EMS上級者には、カスタマイズの部分で注意が必要です。
周波数は、5Hz-80Hzの域で、ランダムに流されます。
利用者に予測されないようにすることで、刺激がしっかり届くような工夫とのことです。ポリリズム(ランダムリズム)を意識しています。
なお、サブの2分割のパッド2組(3D spot)については、2Hz-100Hzで、標準とランダムの2モードのみ選択可能です。
ライザップ 専用ジェルパッド 8枚入
¥4,180 楽天市場 (5/30執筆時)
消耗品のコストは、メインユニットの利用で月4200円ほどです。
ライバルだろうシックスパッドと値段を合わせています。ただ、サブの2組を同時に利用する場合は、月に12枚になるため、その場合は、割高です。
高級なのは、国産の医療用素材を利用しているからとのことです。
電池は、この機種もCR2032というボタン電池を利用する方式です。
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以上、ライザップの3D Shaper の紹介でした。
この分野については後発ですが、同社の「専門領域」ではあるため、今後の展開は見逃せないでしょう。ポリリズムを強調するなど、独自性もある程度みられます。
ただ、周波数帯などについての「説得力」など、EMS自体についての研究やそのデータ的な情報開示は、EMSを専門としてきた他社に及んでいない点はあります。
また、スマホなどと連動するわけでもなしに、「妥協のない」本体価格である点は、(この部分で「妥協」しないライザップらしいとはいえ)一般的にはネックと言えます。
2-6・その他のEMS機器の比較
最後に、ここまで紹介した企業以外の製品を紹介します。
23・BUTTERFLYABS バタフライアブス EMS器具
¥2,500 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋など(2箇所)
利用周波数
出力切替:10段階(6モード)
バッテリー:約10回分(2時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約1800円(1ヶ月)
バタフライアブスは、通販番組のプライムダイレクトで紹介されているEMS器具です。
日本市場の登場は遅かった機種ですが、他社よりも比較的安いため、棲み分けができそうな製品です。
ただし、こちらは「本体1個」であい、先ほど見たエレコムは「本体2個セット」だったので、値段的にはそれと同グレードでしょう。
アメリカのAs Seen On TVで売られていた製品で、現地では半額程度で売っています。
利用法は、SIXPADやもてケアと同じで、腹筋に直接貼り付ける方式です。
2枚はねで小さく見えますが、1つのパッドが大きめなので、腹筋中央部は、カバーできるサイズです。
低周波のパワーは、10段階の強さ6種類のプログラムで調節可能です。
一方、使用する周波数などの情報は日本・アメリカを含めて非開示で、毎分4200振動という数値だけ公開されます。また、科学的なデータも非開示です。
交換用ゲル電極パッド 2枚 【2ヶ月】
(¥3,980) Amazon.co.jp (5/30執筆時)
【互換パット】
交換用ゲル電極パッド 10枚 【10ヶ月】
¥3,990 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
消耗品のコストは、こちらの場合、1ヶ月1800円ほどです。
30日で交換です。互換品はかなり安いものが出ています。
電池は、充電式です。
USBかコンセントで充電する方式で、約2時間でフル充電となります。1回の充電で10回の稼働時間です。ただ、充電池自体の寿命はスレンダートーンと同様にあります。
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以上、バタフライアブスの紹介でした。
他機に比べて、周波数などの具体的情報にやや欠ける点と、保証期間が短い(6ヶ月)点などはネックです。消耗品コストは安めで、本体も安いので、気軽に導入しやすいだろう点は評価できます。
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24・バタフライアブ ス ディープテック
¥1,800 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
利用部位:腹筋など(4箇所)
利用周波数
出力切替:10段階(6モード)
バッテリー:約10回分(2時間充電)
スマホ連携:
消耗品費:約1200円(1ヶ月)
なお、本製品は、ジェルパッド部分を4枚に広げた製品もあります。
2019年に登場した新型です。
交換用ゲルパッド 6枚セット
¥6,980 Amazon.co.jp (5/30執筆時)
機能性は同じですが、交換パッドは4極一気に交換できる仕様なので、実際的にはこちらが安いでしょう。
(変動はありますが)現状で消耗品費は、本機を導入した方が安いので、こちらを選んでも良いでしょう。
後編に続く!
腹筋ベルトのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、EMS腹筋ベルトの比較でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
・マッスルパックネオ
:MEMO013-BK
・マッスルパック2
:MEMO12-CBBK
・ アブトロニックX8
次回の後編(こちら)では、上記の製品を追加で紹介します。
消耗品の安さ ★★★★★
低周波の強さ ★★★★★
トレーニング数 ★★★★★
スマホ連携 ☆☆☆☆☆
総合評価 ★★★★★
その上で、いつものように、ここまで紹介してきた全機種から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
後編記事は→こちら!
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