【今回レビューする内容】2023年 10万円前後の小型モバイルノートパソコンの性能とおすすめ・選び方:13.3インチ 12.5インチ 12.4インチ:Windows11対応 WindowsノートPC人気機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】HP Pavilion Aero Laptop 13-be 13-be2006AU 13-be2007AU 13-be2008AU 13-be2009AU 13-be2010AU 13-be2011AU 13-be1017AU 13-be1018AU 13-be1019AU 13-be1020AU 13-be1021AU 13-be1022AU Aero 13-be 価格.com限定モデル HP ENVY x360 13-bf(Intel) 13-bf0000TU 13-bf0001TU 13-bf0002TU Lenovo ThinkBook 13s Gen 4 AMD 21AS001DJP 21AS001FJP ThinkBook 13s Gen 4 21AR002VJP 21AR0030JP Lenovo ThinkBook 13x Gen 2 Intel 21AT003QJP ThinkPad L13 Gen 4 (AMD) 21FNCTO1WWJP4 21FNCTO1WWJP2 hinkPad L13 Gen3 20VHS0SM00 ThinkPad X13 Gen4 21EXCTO1WWJP6 ThinkPad X13 Gen2 20WKS1AJ00 20XHS03G00
今回のお題
格安なモバイルノートパソコンのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年7月現在、小型ノートパソコンの比較です。
だいたい「10万円以内」、高くても「15万円まで」の予算で買えるものを「サイズ別」にみていきます。
基本となるマシンパワー(CPU・GPU・メモリー)は、ベンチマークを交えて説明します。
そのほか、ストレージの速さや量(HDD/ SSD)や、液晶画面の見やすさ(IPS液晶/TN液晶)、USB端子の速度なども、重視しつつ各機を分析しました。
1・超小型ノートPCの比較
サイズ:10.1・11.5インチ
重さ:1kg以下
予算:4万円〜
用途:モバイル専用
2・小型ノートPCの比較
サイズ:13.3・12.5・12.4インチ
重さ:1.25kg前後
予算:8万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
3・中型ノートPCの比較
サイズ:14インチ
重さ:1.5kg前後
予算:4万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(重め)
4・大画面ノートPCの比較
サイズ:15.6・16インチ
重さ:1.6kg以上
予算:4万円〜
用途:自宅・職場用の据置用
今回は、このブログの「ノートPCの比較記事」全体としては、2回目記事になります。
13インチの小さめノートPCを紹介していきます。
重さは、13インチの場合、1.2kg前後と軽量です。
毎日持ち運ぶような場合も「無理のない重さ」です。
画面サイズも、作業領域が「そこそこ」あるので、「持ち運び&自宅のメインマシン」として兼用できるモデルです。
価格面では、しかし、他サイズと比べると、激安モデルでも10万円前後が中心です。
5万円前後の予算だと少し厳しいです。
小型化は部品の調達コストがかさむ部分も多いためです。したがって、ノートPCは「画面が小さければ安い」という法則はありませんので。
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1・小型13インチノートPCの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:HP〈米国〉
1-3:レノボ〈ThinkPad〉
2・小型13インチノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:DELL〈米国〉
2-3:ASUS〈台湾〉
2-4:富士通〈日本〉
2-5:マイクロソフト〈米国〉
2・小型13インチノートPCの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案 【結論】
というわけで、比較をはじめます。
記事では、小型ノートPCの「選び方の基本」を示したあと、以上のようなメーカー順に製品を比較していきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論では、全製品から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・Macbook Pro Airの比較
2・VAIOのノートPCの比較
3・Surface Bookの比較
なお、Apple(MacBook)ほか、VAIOとマイクロソフトのノートPCは、別の記事を用意しています。
これらをお探しだった場合(今回の記事ではなく)上記リンクを直接お読み頂ければと思います。
よろしくお願いします。
1・格安小型ノートPCの選び方の基本
具体的な製品紹介に移る前に、小型13型のモバイルノートパソコンを選ぶ際の「ポイント」について、あらかじめ説明しておきます。
現状を見ると、「10万円以下」で「画面が13.3インチ」の小型ノートPCは、ほぼ全て「モバイルPC」として設計されています。
CPUは、最近の「格安ノートPC」は実力を増しており、昔流行した「ネットブック」のように「安かろう悪かろう」ということはほぼなくなりました。
とくに、13.3インチ前後の製品は「メインマシン」と言えるスペックの製品も、10万円以下で手に入ります。
今回は、上表のような、CPUベンチマークでも各機を比較します。
サイン金は、小型のノートPC用の低消費電力のCPUの性能向上で、多少重い処理でも「そつなくこなせる」性能になっています。
上表は、ふだんの利用において、どの程度のCPUスコアが望ましいかを示した、Atlasによる基準です。
例えば、スコアが8000あれば、ワープロ、動画視聴など普通の作業において「そこそこ快適」に使えると言えます。
しかし、最近は10万円前後のノートPCでもスコアの平均は10000を超える機種が普通になってきました。大手の高級機に匹敵するスコア15000前後の機種も多いです。
さらに、ネット通販系企業ならば、10万円前後でスコア20000に至る機種も手に入ります。
低予算でもCPUだけならば「最高水準」のものは十分に選べる時代になりました。
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結論的にいえば、現状で、スコアが10000前後というのは低価格ノートPCを選ぶ場合、目安の数字になるといえます。(普通の利用法において)「長く使える」ノートPCと言えます。
今回もこの数字を目安にしながらみています。
OSやソフトの起動速度も、内蔵ストレージより高速なストレージである、高速なPCIe 3.0世代のSSDを搭載するモデルが多くなり、大幅に改善が見られます。
液晶パネルの品質は、以前は視野角が狭く、表示品質が劣るTN液晶ばかりでした。
しかし、最近は広視野角で目も疲れにくいIPS液晶を採用する機種が普通になってきました。
画面の大きさも、13インチもあれば、(書類を複数ならべるなどの)ビジネスニーズが不要ならば、自宅と職場兼用の「メイン機」としても支障はありません。
ーー
結論的にいえば、13.3インチの格安ノートPCは、、パソコンを初めて購入しようと思っている人や、小学生を含む子どもへのプレゼント用、2台目のモバイルパソコンを手に入れようと考えている人に、最適です。
もちろん、各機で性能の差はありますので、機種ごとに詳しく比較していくことにします。
なお、メーカーは、「ほぼほぼ」海外ブランドです。
最近のノートPCは「キット化」しているため、日本のメーカーは(値段の面では)「太刀打ちできない」ようです。
とはいえ、今回紹介するメーカーは、全て日本に販売網をもって長いメーカーばかりなので、保証やサポートの面では心配ありません。
1-2・HPの小型ノートPC(13.3型)
はじめに、アメリカのHP(ピューレットパッカード)の13インチ前後のノートPCの比較からです。
HPのノートPCは、「筐体部分の形状・種類(品質)」の違いでの4ランクがあります。
10万円以内ではENVYシリーズまでが「射程圏」です。
1・パフォーマンスモデル
2・スタンダードモデル
3・ベーシックモデル
4・エントリーモデル
さらに、各シリーズ内に、CPU性能・メモリ・ストレージ量などの違いで、以上のような「性能ランク」が示されます。
「パフォーマンスモデル」が最上位で、「エントリーモデル」が最下位です。
またモデル番号の末尾には「G2(ジェネレーション2)」などの表記があります。これは、「第2世代」を示していて、細かい仕様のマイナーチェンジがあることを示します。
Sから始まる数字は、シーズン表記なのでとりあえず無視してもOKです。また、「マウスチキ」などのオマケ付きのほうが安い場合もありますが、上の基準だけをみていれば、価格を見誤ることはないでしょう。
結構「分かりやすい」区分なので、今回はこれを利用しながら、各機をみていきます。
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なお、ここから先は、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。
【2023年発売】
【スタンダードモデル G3】
(型番:13-be2006AU 13-be2007AU)
1・HP Pavilion Aero Laptop 13-be3000
¥87,200 HP ダイレクト (7/2執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7535U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD /PCIe
【スタンダードプラスモデル G3】
(型番:13-be2008AU 13-be2009AU)
2・HP Pavilion Aero Laptop 13-be3000
¥122,000 HP ダイレクト (7/2執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7535U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD /PCIe
【パフォーマンスモデル G3】
(型番: 13-be2010AU 13-be2011AU)
3・HP Pavilion Aero Laptop 13-be3000
¥144,000 HP ダイレクト (7/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 7735U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD /PCIe
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-fi 6E
バッテリー: 最大10.5時間
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
重さ:957g
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
HP Pavilion Aero Laptop 13-beシリーズは、HPの中級ラインのパビリオンに属するモデルです。
2021年に「フルモデルチェンジ」して、かなり良い機種になっています。また、2023年に、CPUの変更もありました。「G3」と末尾に付くものが新仕様です。
複数構成がありますが、「スタンダード」は10万円に近い価格で買えます。
【 Aero 13-be 価格.com限定モデル】
4・HP Pavilion Aero Laptop 13-be3000
¥82,800〜 HP ダイレクト (7/2執筆時)
なお、HPは(伝統的に)「価格.com限定」モデルがあります。
しかし、最近は、同じスペックで価格のみ変化する場合が多いです。
同じスペックの通常製品と値段を見比べておけばOKです。
OSは、windows11 Homeを搭載します。
ただし、パフォーマンスモデル G2については、windows11 Proを基本とします。
重さは、「エアロ」の名前通り、相当軽いです。
957gと1kgを切っているのは、各社の高級機を含めても最近では最も優秀な新型と言えます。
同社の中位機「Pavilion」の仲間なので、細部まで詰めた産業デザインで、10万円前後のPCと同等のエレガントさも「売り」です。筐体もマグネシウム合金です。
HPやDELLといったダイレクト販売メインで格安機も展開する企業の場合、エントリークラスの筐体だと、筐体の質のほか、キーボードのバックライト・指紋センサーなどが省略になります。本機はそうではないため、はっきりと質の高い「中級機」と言えるでしょう。
ディスプレイは、13.3インチです。
視野角が広く目も疲れにくい、IPS液晶で非光沢なので、仕事や勉強に向きます。
一方、本機は、解像度がフルHDではなく(1920×1020)、 WUXGA (1920×1200)です。
この場合、縦横比が16:10になるので、ワープロ・表計算など縦スクロールのビジネスソフトが使いやすいです。1
13.3インチだと最近はフルHDはほとんどなくなっています。
動画コンテンツ・ゲームは「フルHD・4K」を含め16:9の縦横比で作っています。そのため、フルスクリーン(全画面)表示する場合は、黒帯が出ます。ただ、フルHDには変わらないので、問題ないです。
CPUは、強調できます。
下位構成の場合、6コア12スレッドの、AMD Ryzen 5 7535U(2.9GHz ×6)を採用します。
上位構成の場合、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7735U(2.7GHz ×10)を採用します。
コア数が多いほど、ソフトの並行処理に強いですが、いずれも、最新・最高の水準と言えます。1コアあたりでみても、キャッシュ(メモリ)が多めなので速くなります。
インテル系も最近スペックアップしてきましたが、近年は、同じ消費電力ならば、AMDのがスコアは上でした。本機も消費電力比で、ベースクロックが優秀なCPUを使っています。
上表はAtlasの主観で、スコアとノートPCの快適度を示したものです。
(一般的な仕事・動画用として)15000を越えると「かなり快適」といえます。
本機の場合、いずれのCPUもその水準を超えているため、10万円以下で入手可能なPCとしては水準以上です。
GPUは、CPUとの統合型です。
下位機は610M、上位機は680Mです。いずれも最新世代に更新されていて、単独GPUを除けば数字は良いです。
単独GPU搭載機は10万円前後だと難しいです。できたとしても他のパーツのグレードが落ちますので。
ただ、本機は下位機でも、(数が少ないながら)そのベンチマークをみても最近のApple M1に及ばないものの、良い数字は出ています。1-2世代前の(統合型でない)単独ビデオカード搭載の入門機と比するほどです。
メモリーは、下位機種でも8GBです。
入門機としては、かなり余裕を持ったスペックです。
ストレージは、下位機種で、SSDの256GBです。
本機のSSDはPCIe 3.0世代なので、ハードディスクやeMMCはもちろん、少し前のS-ATAのSSDよりさらに速い水準です。
この部分がOSの起動速度などのボトルネックにはならないと思います。
ネットワークも、注目点です。
Wi-Fiは最新のWi-Fi 6E (11ax)に対応し、Bluetoothも、接続安定性の高いBluetooth 5.0です。
Wi-Fi 6Eは、2022年頃から普及した新規格です。新しく民間開放された6GHz帯が利用できるものです。
通信安定性が大きく高まりますが、話がそれるので、興味のある方は、このブログの【Wi-Fi6ルーターの比較記事】をご覧ください。冒頭で説明しました。
Bluetooth5.0も、通信安定性の部分で、Bluetooth4世代から、通信安定性の部分で大きな改善があります。
【Bluetoothイヤホンの比較記事】で紹介したような、Bluetoothを使った音楽機器などを多用する場合は、この部分を重視しても良いでしょう。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が両側に1つずつと、(丸い)USB-C形状が1つです。
速度規格は、端子により異なります。
USB-Aは、本機については、USB 3.0の速度ですので「昔ながら」です。
USB-Cは、しかし、USB3.1ですから、今どきの高速接続に対応します。
例えば、【ポータブルSSDの比較記事】で書いたような、外部ストレージを使う場合、この利点を享受できます。
本機は、専用の電源ポートもありますが、USB-C端子を経由しての受給電もできます。
【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介した65W以上のモバイル電源を利用すれば、PCへの充電も可能です。むろん、逆にバッテリーやスマホにも高速給電できます。
iPhoneも【ライトニングケーブルの比較記事】で紹介したような対応ケーブルを買えば、高速給電ができます。
さすがに、5万円を超えてくると、細かい部分の仕様も豪華です。
そのほか、プレゼン用にHDMI端子もあります。
キーボードは、アイソレーション式で打ちやすいです。
その上で、指紋センサーと、キーボードのバックライトが搭載です。
10万円以上の高級機は標準仕様ですが、格安機の場合これらがないモデルもあります。。
バッテリーも、最大10.5時間です。
「そこそこ」の持続時間です。
Officeソフトは、追加にて、33,000円で、パワポも使えるHome & Business 2021が追加できます。
買い方については、このブログの【Office2021の選び方の記事】をご覧ください。
なお、パッケージ版が2台まで利用可能なのに対して、PC購入時にカスタマイズする場合、購入されるノートPCに限って「1台のみ利用可能」です。
【2020年発売】
・ロジテック LDR-PMK8U2LBK
¥3,082 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
DVDドライブは、別売です。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にありますので、興味のある方は、後ほどご覧ください。
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以上、HP Pavilion Aero Laptopの紹介でした。
最近は、13インチモバイルノートは、マイクロソフトなどの純正(Surface)などライバルも増えていますが、今回のモデルチェンジは、個人的には「かなり良い」と思っています。
軽量化した上で、CPUパワーも相当向上していて好きが無いです。画面のアスペクト比(縦横比)の部分で、主に、仕事や勉強向けですが、それ中心に考えるならば特にオススメです。
【2023年発売】
【スタンダードモデル】
(型番:13-bf0000TU)
5・HP ENVY x360 13-bf(Intel)
¥107,840 HPダイレクト (7/2執筆時)
CPU: Core i5-1230U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD /PCIe
【スタンダードプラスモデル】
(型番: 13-bf0001TU)
6・HP ENVY x360 13-bf(Intel)
¥115,840 HPダイレクト (7/2執筆時)
CPU: Core i5-1230U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD /PCIe
【パフォーマンスモデル】
(型番: 13-bf0002TU)
7・HP ENVY x360 13-bf(Intel)
¥135,841 HPダイレクト (7/2執筆時)
CPU:Core i7-1250U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD /PCIe
モニター:13.3型 WQXGAタッチパネル IPS 光沢
接続:USB-A (3.0)×1 USB-C(TB)×2
通信:Bluetooth5.2 Wi-Fi6E
バッテリー:最大17時間
カメラ:500万画素
OS:Windows 11 Home
重さ: 1.25kg
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
HP ENVY x360 13-ayは、HPの上級上位ライン「ENVYシリーズ」の製品です。
構成的に(だいたい)10万円を切る価格で購入できるのは、これらの構成となります。
【価格コム限定】
8・HP ENVY x360 13-ay(AMD)
¥99,000〜 HPダイレクト (7/2執筆時)
価格コム限定と通常製品が違うページにあります。
買われる場合、値段を比べると良いかと思います。
重さは、1.25kgです。
下位機種(エアロ)のが軽いですので、その部分を重視したモデルではないです。
ただ、このシリーズは、ヒンジが特殊で、タブレット型にしたり、写真のように立て掛けて、タブレット的にも利用できるコンセプトのシリーズです。
筐体もアルミ合金であり、10万円以下の製品としては「高級感」も感じます。
バッテリーは、最大17時間です。
ディスプレイは、13.3インチです。
しっかり、視認性の良いIPS液晶を採用します。
画面は、本機も19:10の縦横比です。
しかし、WQXGA(2560 x 1600) です。
フルHD、あるいは、WUXGA (1920×1200)より解像度が良く「2K相当」です。
その上で、本機はタッチディスプレイで、パネルは光沢仕様になります。
Pavilionほど書類仕事に特化せず、少し、エンターテインメントよりな製品と言えます。
CPUは、インテル系です。
下位機は、10コア12スレッドのIntel Core i5-1230U(1.0GHz×10)、上位機は、10コア12スレッドのIntel Core i7-1250U(1.1GHz×10)です。
いずれも、ベースクロックは低いですが、ターボ時は、4.4GHz・4.7GHzまで伸びます。
一方、スコア的には、低消費電力CPUですので、1万をこえる程度です。とはいえ「モバイル用としては快適」とは言えます。
GPUは、CPUとの統合型です。
下位機は、80EUs、上位機は96EUsです。先述のように、統合型GPUはスコアは比べにくいので出しませんが、実際的に同グレードのAMD系には負ける感じは(まだ)あります。
メモリーは、下位機種で8GB搭載します。
なお、オンボード仕様で、後からの増設はできません。
記憶ストレージは、最新の第4世代の512GBのSSDドライブです。
下位機種からこの容量で優秀です。
インターフェースは、結構豪華です。
右側面にUSB-C(Tunderbolt4)が2ポート、左側面に、USB-A(USB3.0)が1ポートと、microSDカードスロットです。
本機も、電源用ポートは別にあるため、USB-Cが充電中に塞がれにくい仕様です。
Anker USB-C & HDMI 変換アダプター
¥2,390 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
一方、HDMI端子はないため、利用したい場合は、USB-Cからの変換ケーブルを利用します。
USB-C端子が「Display Port互換」なので、プレゼンではそちらを利用する手もあります。
カメラは、動画チャット用が搭載です。
顔認証(Windows Hello)対応水準で、フルHDを超える500万画素カメラなので、かなり優秀です。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
矢印部分を含めて、変則的なキー構成はないですし、打ちやすいです。
夜間用にバックライトも搭載です。
照明は2段階で調整も可能です。
オフィスソフトは、購入時に追加が可能です。
DVDドライブは未搭載です。
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以上、HP ENVY x360 13-bf(Intel) の紹介でした。
ビジネス用としてはHP Pavilion Aero Laptopの完成度が高いので、そちらで良いかと思います。
本機はタブレットPC的に使いたい場合、あるいは、仕事と言うよりも、動画視聴を含めたアート・エンターテインメント方向に高性能な機種を探している場合に候補になるかと思います。
1-3・LenovoのThinkPad(13.3型)
続いて、レノボが販売するThinkPadです。
米国のIBMが販売していた時代からの古参のファンも多いブランドです。ビジネス用のThinkBookと合わせてみていきます。
【2023年発売】型番: 21FNCTO1WWJP4
9・ThinkPad L13 Gen 4 (AMD)
¥88,990 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 3 7330U
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
バッテリー:最大11.9時間
【2023年発売】型番: 21FNCTO1WWJP2
10・ThinkPad L13 Gen 4 (AMD)
¥149,358 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU: Ryzen 5 PRO 7530U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
バッテリー:最大15.3時間
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
重さ: 1.26kg
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6E
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0)×2 USB-C (USB4) (3.1) HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(付属モデルあり)
保証:1年間
つづいて、レノボのThinkPad L13 Gen 4 (AMD)の紹介です。
リンク先は型番が多いですが、CPU・メモリの違いほか、OSがWin11 Proになるバージョンがあるのを理解すれば、比較的スムーズに選べます。
ThinkPadは、もともと米国のIBMの製品でした。十数年前から、レノボが権利を引き継いで生産中です。
こちらのLシリーズは、モバイル用では「最も安い」ラインです。
重さは、1.26kgです。
構成によって若干揺らぎますが、だいたい同じです。
画面サイズからすると、全く問題ありません。
バッテリーは、上位機だと15.3時間です。
AMD系のCPU採用機は、この部分の評価が高いです。
ディスプレイは、13.3インチです。
ビジネス向きですから、しっかり、IPSパネルで、非光沢です。
画面サイズは、フルHDなど一般的な縦横比(16:9)より縦方向に少し長い16:10のWUXGA(1920×1200)です。
この場合、Wordなど縦スクロールを多用するビジネスソフトの使い勝手が少し良くなります。ただし、解像度は「2K相当」ではなく、あくまでフルHDクラスです。
CPUは、下位機は、4コア8スレッドのAMD Ryzen 3 7330U (2.3GHz ×4) で、上位機は6コア12スレッドのRyzen 5 PRO 7530U (2.0GHz ×6)です。
本機の場合、上位機と下位機だと、結構スコア差がでる部分が注意点です。当然価格差をふまえたものです。
とはいえ、モバイル用として言えば、下位構成でも十分なレベルですが。
GPUは、統合型です。
Proの方は、若干クロックが上がった新型です。先述のように統合型は、ベンチマークが表しにくいので書きませんが、ノートPCの統合型としては、ミドルクラスであり、CPU性能と見合います。
AMDは、インテルに比べて、GPUは良い傾向です。
メモリーは、8GB搭載です。
オンボードですので、増設はあとからできません。
ストレージは、高速なPCIe 4.0世代の.SSDドライブです。
キーボードは、もうひとつの注目点です。
IBMから引き継いだ、伝統の「赤ボッチ」トラックポイントを装備するからです。
また、凹みのついたパンタグラフ式のキーボードは押し味が良いです。剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。
仕事用で選ぶ場合は、この機種の「最も注目するべき部分」です。
指紋センサーもはオプションです。ただ、バックライトは選べません。
ネットワークは、 最新のWi-Fi6 (11ax) と、Bluetooth5に対応します。
インターフェースは、(丸い端子の)USB-C が2ポートと、(四角い端子の)USB-Aが2ポート、それにHDMIです。
USB-C端子は、Tunderbolt 4(USB4)対応の高速タイプが1つと、USB3.1が1つです。
前者は充電にも使うので利用は制限的ですが、USB3.1も十分速いので、ストレージ利用は問題ないです。
充電用に使う方は、USB-PDにも対応です。
そのため、【USB-PDバッテリーの比較記事】で紹介したようなモバイルバッテリーのうち、65W以上のモデルなら、本機に対してフルスペック充電も可能です。
カメラは、フルHDカメラが搭載です。
顔認証(Windows Hello)に対応できます。
DVDドライブは、この機種も未搭載です。
オフィスソフトは、未付属です。
ただし、レノボもオプション対応は可能です。
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以上、ThinkPad L13 Gen 4 (AMD)の紹介でした。
基本となるキーボードを含めた筐体部分でも、ビジネス利用における堅実性は一歩抜けています。「質実剛健でトラディショナルな」製品としては、競合機はなく、群を抜いた機種といえます。
CPU性能は、上位機がやはり良いですが、モバイル用という部分では、下位機でも十分なレベルであり、コスパも良いです。
ただ、下位機相当の価格帯の製品の場合、14型以上の大画面の方が(発熱量が多いCPUが使えるので)スペックは良くなるため、主に据置用で考える場合、それらとの比較は考えてください。
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【2021年発売】型番: 20VHS0SM00
11・ThinkPad L13 Gen3 (第11世代インテル)
¥77,880 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:Core i5-1135G7
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
バッテリー:最大11.9時間
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
DVD:
重さ: 1.26kg
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6
カメラ:720p HDカメラ
接続: USB-A (3.0)×2 USB-C (USB4) (3.1) HDMI
OS:Windows 11 Pro
ソフト:
保証:1年間
なお、このシリーズは、インテル系CPUも選べます。
CPUスコアは、AMD系に少し負けますが、問題ない水準です。
ただ、バッテリーの保ちがAMD系より少し悪いのと、設計が1世代前な部分で、(顔認証できますが)カメラの解像度が新機種より悪いです。
在庫セール的で、OSが「Windows 11 Pro」版のみで、指紋センサーがつく部分で「上位版」です。
結論的にいえば、AMDの入門機の方がやや良くみえます。
【2023年発売】型番: 21EXCTO1WWJP6
12・ThinkPad X13 Gen4 (第13世代インテル)
¥99,990 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:Core i5-1135G7
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
DVD:
重さ: 1.26kg
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6
バッテリー:最大22.9時間
カメラ:720p HDカメラ
接続: USB-A (3.0)×2 USB-C (USB4) ×2 HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:
保証:1年間
つづいて、レノボのThinkPad X13 Gen 4 (第13世代Intel vPro)の紹介です。
Xシリーズは(扱いとして)上で見たLシリーズより「上級」のラインです。
ただ、このクラスだとそう変わりません。高級だとカーボン採用の軽量機もありますが、こちらはそうではないです。
重さは、1.25kgです。
Lシリーズとほぼ変わりません。
バッテリーは、ただ、22.9時間です。
この部分でハイスペックを必要とする方に向けた「モバイル用」です。
ディスプレイは、13.3インチです。
仕様は、Lシリーズと変わりません。繰り返せば、WUXGAの縦長画面でありつつ、IPS・非光沢です。
CPUは、Intel系CPUです。
以上のCPUが(予算と時期により)選べますが、現状で10万円以内で買える機種の場合、4コア8スレッド (2.4GHz ×8)のCore i5-1135G7です。
1万前後のスコアはあるので、モバイル用として十分です。
GPUは、統合型で、80EUsです。
インテル系としては割と良いものですが、同グレードのAMD系よりは弱いでしょう。
メモリーは、8GB搭載です。
オンボードですので、増設はあとからできません。
ストレージは、PCIe 4.0世代の.SSDドライブです。
速度的に問題ありません。
キーボードは、13インチの場合、Lシリーズと配置上の差はないです。
伝統の「赤ボッチ」トラックポイントもありますし、堅牢で打ちやすいです。
指紋センサーとバックライトは、オプションですが追加できます。
ネットワークは、 最新のWi-Fi6E (11ax) と、Bluetooth5.2に対応します。
Wi-Fi6Eは、詳しくは、【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で書きましたが、2022年登場の規格で、あたらしい6GHz帯を使えるため、通信安定性が高まります。
対応ルーターはもちろん必要です。
インターフェースは、(丸い端子の)USB-C が2ポートと、(四角い端子の)USB-Aが2ポート、それにHDMIです。
USB-C端子は、Intel系CPU搭載機のみ、高速なUSB4.0(Tunderbolt 4)が2つです。
なお、Xシリーズは(上位構成の場合)Nano SIMスロットがありますが、この価格だとありません。
なお、、USB-C端子が不足する場合、レノボは純正のドッキングステーションが別売であります。
詳しくは【レノボのドッキングステーションの紹介】を見て頂ければと思いますが、オフィスで、専用Dockにつなげることが可能です。
カメラは、720p HDカメラが搭載です。
顔認証に対応できる水準です。
DVDドライブは、この機種も未搭載です。
オフィスソフトは、未付属です。
ただし、レノボもオプション対応は可能です。
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以上、ThinkPad X13 Gen4の紹介でした。
Lシリーズに比べて、仕様面でターゲット層は「モバイル上級者」と言えます。
バッテリーの保ちが良いほか、仕様面の拡張性の部分でより高度なので。
ただ、格安機についてはCPUパワーは、値段からすると「モバイル水準」なので、自宅や職場用との兼用で考える方はそこだけ注意してください。
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【2022年発売】型番:20WKS1AJ00
13・ThinkPad X13 Gen2 (第11世代インテル)
¥78,790 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:Core i5-1135G7
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
接続: USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0)×2 HDMI×1
バッテリー:最大17.8時間
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi 6E
【2022年発売】型番:20XHS03G00
14・ThinkPad X13 Gen 2 (AMD)
¥120,560 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:Ryzen 5 Pro 5650U
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
接続: USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1)×2 HDMI×1
バッテリー:最大14時間
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi 6
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
OS:Windows 11 Home/ Pro
重さ: 1.25kg
カメラ:HD 720p カメラ
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
なお、Xシリーズは、旧モデルとなるThinkPad X13 Gen2の紹介です。
CPUは、Intel系CPUは、4コア8スレッドのCore i5-1135G7 (2.4GHz ×10) です。
AMD系は、6コア12スレッドのRyzen 5 Pro 5650U (2.3GHz ×6)です。
スコアは、AMD系の方がだいぶ良いです。
一方、先ほどみた新機種に比べると、両機ともバッテリーの保ちはだいぶ短めです。
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結論的にいえば、必要十分なレベルではありますが、やはり、このサイズはモバイル用で使う方が選ぶことをふまえると、新機種が良いでしょう。
そのほか、AMD系については、USB端子の構成が少し弱い点も注意点です。
【2022年発売】型番: 21AS001DJP
15・Lenovo ThinkBook 13s Gen 4 AMD
¥97,790 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 6600U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【2022年発売】型番:21AS001FJP
16・Lenovo ThinkBook 13s Gen 4 AMD
¥117,700 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 6600U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
接続:USB-A (3.0) USB-C (3.1+4) HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi 6E
バッテリー:最大14.5時間
カメラ:DHD 1080p カメラ
OS:Windows 11 Pro
重さ: 1.23kg
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
ThinkBook 13s Gen 4も、レノボのノートPCです。
ThinkPadではなく、同社のスタンダードラインなので、先述の「赤ボッチ(トラックポイント)」はありません。普通のタッチパッドです。
ただ、製品名に「Think」が製品付くことからも分かりますが、端子構成や、キーボード配置などの部分で「ビジネス」向けの製品です。
ほかに、ヒンジの工夫で、ミーティングなどの際にフラットにしても使いやすい工夫があります。
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結論的にいえば、ビジネス向けのThinkPadの「弟分」と考えれば良いかと思います。
重さは、1.23kgです。
モデルによって少し重さは違いますが、基本的にThinkPad系より軽量です。
画面サイズは、13.3インチです。
解像度は、本機も「少し縦長のフルHD」で、書類仕事がしやすい WUXGAです。
もちろん、IPS液晶の非光沢です。
CPUは、本機はAMD系CPUを採用します。
AMD Ryzen 5の場合、6コア12スレッドの Ryzen 5 6600U(2.9GHz ×6)、AMD Ryzen 7だと8コア16スレッドの Ryzen 7 6800U(2.7GHz ×8)です。
ベンチマークはいずれも15000を越えてきており、10万円を超えるノートに匹敵します。
特に、Ryden7の上位モデルは、10万円以下の小型ノートでは、最高クラスのスコアで、人気を博しています。
GPUは、CPUとの統合型です。
ベンチマークをみると、とくに上位機の場合、ノート用の単独GPU(GeForce GTX 1650)に比べても半分ほどまで伸びており、この価格帯の統合型GPUのノートPCでは(Appleを除くとして)最高水準といえます。
メモリーは、8GBからです。
オンボードで増設非対応ですが、十分でしょう。
記憶ストレージは、高速な M2規格のSSDです。
容量はグレードで変わります。
Wi-Fi(無線LAN)は、本機もWi-Fi6E(11ax)に対応します。
【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で詳しく書いた2022年登場の規格です。
混雑度が低く、チャネルも多い6GHz帯を使えるため、通信安定性が高まります。
Bluetooth 5.2にも対応です。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が2つです。
速度規格は、USB-Aについては、USB3.0が1つです。
USB-Cは、USB3.1が1つとUSB4が1つです。
USB4の端子は、充電用の兼ねますが、いずれにしても高速志向の端子構成です。
そのほか、HDMIも付属します。
キーボードは、日本語キーボードです。
変な配置のクセもなく、普通のキーボードです。ただ、ThinkPad系に比べると、この部分にこだわりはないです。
ただ、指紋センサーとバックライトは装備です。
バッテリーは、最大14.5時間です。
CPUがAMD系なので優秀です。
オフィスソフトは、オプション対応です。
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以上、ThinkBook 13s Gen 4の紹介でした。
ThinkPad系と違って剛性やキーの打ちやすさへの配慮はないですが、強力なCPUですが、割と格安な値段で手に入るのが魅力と言えます。
USBやディスプレイについても問題ない水準でお買得感はあります。
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【2021年発売】型番: 21AR002VJP
17・Lenovo ThinkBook 13s Gen 4
¥99,990〜 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU: Core i5-1240P
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【2021年発売】型番:21AR0030JP
18・Lenovo ThinkBook 13s Gen 4
¥109,780〜 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU: Core i5-1240P
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
接続:USB-A (3.0) USB-C (4)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi 6E
バッテリー:最大17.8時間
カメラ:DHD 1080p カメラ
OS:Windows 11 Home
重さ: 1.23kg
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
なお、本機については、同じユニットで、インテル系の構成もあります。
CPUとGPUの性能は、1つ上のAMD機とまとめて掲載しています。
世代が新しいこともあり、CPU性能はさほどAMD系と変わらない良い水準です。ただ、GPU部分では差はあるため、選ぶならばAMD系かなと思います。
ただ、本機の方が、バッテリーは長持ちですし、端子がUSB4×2となる部分など、良いところはあります。
パワーユーザーが電源なしの状態で長時間使う場合は、とくに良い構成でしょう。
【2023年発売】型番: 21AT003QJP
19・Lenovo ThinkBook 13x Gen 2 Intel
¥79,980 レノボダイレクト (7/2執筆時)
CPU: Core i5-1235U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:13.3型 WQXGA IPS ガラス
接続:USB-A (3.0) USB-C (4)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi 6E
バッテリー:最大19.2時間
カメラ:IR&720p HDカメラ
OS:Windows 11 Home
重さ: 1.2kg
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
ThinkBook 13x Gen 2 Intelも、レノボの ThinkBookシリーズの機種です。
上で見た両機の後継機となるかもしれませんが、若干特殊なので、別にみました。
重さは、1.2kgで、同じです。
画面サイズは、本機も13.3インチです。
解像度は、しかし、注目点です。
ThinkPadでもあった縦長の16:10のディスプレイですが、解像度がWQXGA(2560 x 1600) です。
この解像度はHPでもみましたが、詳細感は、2K相当なので、フルHDより表示できる情報量は多いです。
目の良い方は特にですが、有用でしょう。
スクリーンは強化ガラス処理(=ゴリラガラス)で(いわゆる)非光沢ではないです。
とはいえ、400nitの明るさととsRGB100%の色域があるIPSなので、グラフィック関係の仕事には良さそうな仕様です。スマホなどと同じで反射防止処理されるので、野外で使うというわけでないならば、そう問題は生じません。
CPUは、本機は6コア12スレッドのIntel Core i5-1235U (1.3GHz ×6)です。
省電力CPUなのでベースクロックは低めですが、ブースト時は最大4.4GHzです。
ただ、スコアはここまで見た機種よりは低いです。
バッテリーは、そのかわり、最大19.2時間と長寿命です。
インターフェースは、(丸い)USB-C形状(USB4)が2つで、片方は、充電兼用という部分は注意点です。
指紋センサーは搭載で、カメラでの顔認証もできます。
カメラは、ただ、IRカメラですので、暗い場所に強めです。その点を活かして、離席時の自動ログアウト、背後に人影がある場合の警告機能が利用できます。そのほか、
あとの部分の仕様は、1つ上の機種とあまり変わりませんので、説明は省略します。
キーボードのバックライトも搭載です。
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以上、ThinkBook 13x Gen 2 Intelの紹介でした。
レトロな端子がざっくり省略で、AppleのMacで言うところのMBAのような機種です。
同じように、解像度が良いので、モバイル用でも広く画面を利用したい場合などに有利でしょう。そのほか、色域がある程度広い部分で、デザイン関係の仕事で、(さほど高度でもなくて良い感じで)モバイル用を探している場合も、安めの候補になるかと思います。
次回につづく!
小型ノートパソコンのおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は、13インチ前後のモバイル用の格安ノートパソコンを比較してきました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・小型13インチノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:DELL〈米国〉
2-3:ASUS〈台湾〉
2-4:富士通〈日本〉
2-5:マイクロソフト〈米国〉
2・小型13インチノートPCの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案 【結論】
続く、2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかったレノボの他機種を見たあと、ASUS DELLなど他社の製品をみていきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★☆
軽量性 ★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
そして、最終回の3回目記事(こちら)は、結論編として、今回紹介した13インチ前後のノートPC全製品から、目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら