【今回レビューする内容】2026年 10万円〜20万円前後の小型モバイルノートパソコンの性能とおすすめ・選び方:13.3インチ 12.4インチ(13インチ):Windows11対応 WindowsノートPC人気機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】HP Pavilion Aero Laptop 13-bg1000AU 13-bg1001AU 13-bg0000 13-bg1002AU 13-bg1003AU HP Pavilion Aero Laptop 13-bg 13-bg0000 13-bg0009AU 13-bg0010AU 13-bg0011AU 13-bg0012AU レノボ Lenovo J13 パフォーマンス 83NVCTO1WWJP3 83NVCTO1WWJP3 Lenovo ThinkPad L13 Gen 6 21RBCTO1WWJP6 21RBCTO1WWJP3 21RBCTO1WWJP8 21RBCTO1WWJP5 ほか
今回のお題
格安なモバイルノートパソコンのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2026年3月現在、13.3型のノートパソコンの比較です。
若干小さめの12.4型のノートPCも含めます。
価格は、だいたい「10万円以内」、高くても「20万円台半ばまで」の予算で買えるものを「サイズ別」にみていきます。
CPU・GPUの性能(ベンチマーク)ほか、筐体グレード・パネルスペック・ネットワークやカメラの仕様などに注目して書きました。

1・小型ノートPCの比較
サイズ:13.3・12.4インチ
重さ:1.25kg前後
予算:10万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
2・中型ノートPCの比較
サイズ:14インチ
重さ:1.5kg前後
予算:10万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(重め)
3・大画面ノートPCの比較
サイズ:15.6・16インチ
重さ:1.6kg以上
予算:9万円〜
用途:自宅・職場用の据置用
このブログの「ノートPCの比較記事」全体としては、1回目記事になります。
重さは、1.2kg前後と軽く「持ち運び&自宅のメインマシン」として人気の13.3型(12.4型)に特化した比較です。
価格は、10万円前後のモデルはありますが、15万円以上が中心です。
小型機は、廃熱や省電力化のため、費用が余計かかるからです。
むしろ、少し大きなサイズ(14型〜16型)のほうが安いモデルは多いので、安めで探している方は、そちらもあとでご覧ください。
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1・小型13インチノートPCの比較 (1)
1-1:HP
1-2:レノボ〈ThinkPad ほか〉
2・小型13インチノートPCの比較 (3)
2-1:最終的なおすすめの提案 【結論】
というわけで、比較をはじめます。
以上のようなメーカー順に製品を比較していきます。
13.3型は、おなじみのDELLも安めで出さないですし、他社からもそこまで格安機の展開がなくなっているので、今回は、他サイズより少なめの以上2社の紹介になります。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最後の結論では、全製品から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・Macbook Pro Airの比較
2・VAIOのノートPCの比較
3・Surface Bookの比較
なお、Apple(MacBook)ほか、VAIOとマイクロソフトのノートPCは、別の記事を用意しています。
これらをお探しだった場合(今回の記事ではなく)上記リンクを直接お読み頂ければと思います。
よろしくお願いします。
1-1・HPの小型ノートPC(13.3型)

はじめに、アメリカのHP(ピューレットパッカード)の13インチ前後のノートPCの比較からです。

HPのノートPCは、「筐体部分の形状・種類(品質)」の違いでの4ランクがあります。
10万円以内ではENVYシリーズまでが「射程圏」です。
1・パフォーマンスモデル
2・スタンダードモデル
3・ベーシックモデル
4・エントリーモデル
さらに、各シリーズ内に、CPU性能・メモリ・ストレージ量などの違いで、以上のような「性能ランク」が示されます。
「パフォーマンスモデル」が最上位で、「エントリーモデル」が最下位です。
またモデル番号の末尾には「G2(ジェネレーション2)」などの表記があります。これは、「第2世代」を示していて、細かい仕様のマイナーチェンジがあることを示します。
Sから始まる数字は、シーズン表記なのでとりあえず無視してもOKです。また、「マウスチキ」などのオマケ付きのほうが安い場合もありますが、上の基準だけをみていれば、価格を見誤ることはないでしょう。
結構「分かりやすい」区分なので、今回はこれを利用しながら、各機をみていきます。
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なお、ここから先は、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。

【2024年発売】
【スタンダードモデル】
1・HP Pavilion Aero Laptop 13-bg1000AU 13-bg1001AU
¥174,800 HP ダイレクト (10/2執筆時)
【価格.com限定(スタンダード)】
2・HP Pavilion Aero Laptop 13-bg 13-bg0000
¥169,800 HP ダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen AI 5 340
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
【パフォーマンスプラスモデル】
3・HP Pavilion Aero Laptop 13-bg1002AU 13-bg1003AU
¥244,800 HP ダイレクト (10/2執筆時)
【価格.com限定(パフォーマンス)】
4・HP Pavilion Aero Laptop 13-bg 13-bg0000
¥239,800 HP ダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen AI 7 350
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD /PCIe
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
接続:USB-A (3.0 3.1) USB-C (3.1)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.3 Wi-fi 6E
バッテリー:15.5時間(自主基準)
カメラ:500万画素IRカメラ
OS:Windows 11 Home
重さ:970g
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
HP OmniBook 7 Aero 13-bg1000 は、HPのオムニブック・エアロシリーズに属するモデルです。
上位構成だと20万円を超えますが、本機のようなAI世代のCPU・GPU・NPUを採用する製品は、データセンター向けの半導体不足の影響のあおりで、各社ともそのような感じです。
従来は「Pavilion Aero 13」という名前でしたが、2025年からシリーズ名を変えました。そちらと同じ、同社の中級筐体の製品です。

なお、HPは(伝統的に)「価格.com限定」モデルがあります。
仕様は基本的に通常版と同じですが、値段は都度変わります。買われる場合は、両方見手置いてください。
同じスペックの通常製品と値段を見比べておけばOKです。

重さは、 970gです。
構成によってわずかに重量は変わりますが、「エアロ」の名前通り、相当軽いです。
同社の中位機「オムニブック」の仲間なので、細部まで詰めた産業デザインで、10万円前後のPCと同等のエレガントさも「売り」です。
筐体も、軽量で堅牢なマグネシウム合金が主体と上級です。
HPやDELLといったダイレクト販売メインで格安機も展開する企業の場合、エントリークラスの筐体だと、筐体の質のほか、キーボードのバックライトや顔認証などが省略になります。
本機はそうではないため、はっきりと質の高い「中級機」と言えるでしょう。
OSは、windows11 Homeを搭載します。

ディスプレイは、13.3インチです。
視野角が広く目も疲れにくい、IPSで非光沢なので、仕事や勉強に向きます。

一方、解像はがフルHD(1920×1020)ではなく、 WUXGA (1920×1200)です。
この場合、縦横比が16:10になるので、ワープロ・表計算など縦スクロールのビジネスソフトが使いやすいです。なお、ノートPCだと最近はフルHDはほとんどなくなっています。
スペックは、400ニトの輝度、sRGB 100%の色域ですので、IPSのなかでも「少し良い水準」のパネルと言えます。

CPUは、AMD系です。
下位構成は、6コア12スレッドの AMD Ryzen AI 5 340(2GHz×6)です。
上位構成は、8コア16スレッドの AMD Ryzen AI 5 340(2GHz×8)です。
上位構成は、同じコアですが、コア数が多いのでスコアが良くなります。

スコアは、下位機は19000、上位機だと24500あたりです。
上表は、Atlasの感覚として示した、家庭用、仕事用における快適度の指標です。
下位構成(スタンダード)でも、メインマシンと考えても「快適」といえます。
通販系以外の企業の製品だと 20万円台クラスのCPUで、水準が良いです。

GPUは、統合型です。
24年登場の700シリーズです。下位機は840Mで、上位機は860Mです。

GPUベンチは、下位機でも「かなり快適」な水準と言えます。

NPU(AIプロセッサ)も、搭載しています。
仕様面では、ここが本機の重要なポイントです。
本機は、「Microsoft Copilot+PC」認定機です。
マイクロソフトのAIであるMicrosoft Copilotを快適に使うためのハードウェア要件を満たしたPCのカテゴリーと考えると分かりやすいでしょう。
生成AIは、どのスマホやノートPCでもウェブブラウザ経由で利用できますが、対応機では、ノートPC内に保存してある、個々人の情報に基づくローカル機能も使えます。

例えば、機能面では、スタジオエフェクト(ウェブ会議の音声・映像の最適化、被写体追随)、リコール(過去の作業の検索・回顧機能〈ON/OFF可〉)、ライブキャプションズ(44言語→英語への自動翻訳字幕〈日本語対応は今後〉)、コ・クリエーター(ペイントアプリで手書きをイラスト化)などが利用可能です。
Copilot自体は無料で、個人向けの上位版(Copilot Pro)も、Microsoft 365(Office)に標準で含まれます。Copilot Pro(有料)を組み合わせれば、オフィス系諸機能の追加利用もできます。
なお、利用要件としてはNPUが40 TOPS以上のAIプロセッサであることが必要です。
本機は、50TOS前後の水準であり、その基準を満たす AMD Ryzen AI を備えます。

GPUスコアも、高水準です。
最近はインテル系も強くなってきましたが、Radeonの700Mシリーズもスコア2000を超えてきますので。
特殊なAI処理にでも使わない限り、問題ないです。
メモリーは、16GBです。
オンボードですので、あとからの増設には非対応です。
ストレージは、第4世代のSSDです。
具体的な速度は非公開ですが、ノートPC用では最速クラスです。
OSの起動速度などのボトルネックにはならないでしょう。

ネットワーク機能は、Wi-Fi6EとBluetooth5.3に対応です。
Wi-Fiは、下位機同様に、回線安定度が高い6GHz帯に対応できる新規格に対応です。
アンテナ2本(160MHz対応)なので、理論上の最高速は2400Mbps(=300メガバイト/秒)です。
ただし、比較的最近定まった規格なので、2022年以前に買われたルーターだと速度は落ちるでしょう。詳しくは、【無線LANルーターの比較記事】のほうで書きました。
もちろん、同時に買われなくても、先行投資として意味があります。

インターフェースは、(四角い)USB-A形状が両側に1つずつと、(丸い)USB-C形状が2つです。

速度規格は、端子により異なります。
USB-Aは、USB3.1と、USB 3.0の速度で1つずつです。
USB-Cは、2つとも、USB3.1です。
最速の「USB4」クラスの端子はないものの、今どきの仕様です。 例えば、【ポータブルSSDの比較記事】で書いたような、外部ストレージを使う場合、この利点を享受できます。
なお、電源は、本機の場合、USB-Cから取りますが、充電中でも1ポートはフリーに使えます。
また、USB-C PD給電なので、【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介した65W以上のモバイル電源を利用すれば、PCへの充電も可能です。逆にバッテリーやスマホにも高速給電できます。

キーボードは、アイソレーション式で打ちやすいです。
その上で、キーボードのバックライトが搭載です。
10万円以上の高級機は標準仕様ですが、格安機の場合これらがないモデルもあります。
カメラは、500万画素クラスのIR(赤外線)対応カメラです。
顔を認識し被写体追従するオートフレームや、背景ノイズ除去、常に「カメラ目線」に補正するアイコンタクト機能など、AI技術を利用した最近登場の機能は網羅的です。
NPU(AIプロセッサ搭載)の利点を活かした形です。
物理的にカメラをオフにするプライバシーシャッターも、しっかりあります。
本機の場合、指紋認証はなく、カメラでの顔認証になります。

バッテリーは、16.5時間との表記です。
一方、同社の従来機は(かなり厳しい)「MobileMark 25」の測定基準でしたが、今回は自主計測です。
見た感じ「甘め」の測定基準ですが、HPの中級機ですし、そこまで短いことはないでしょう。

Officeソフトは、オプションです。
追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です。
複数のPCで使いたい場合におけるお得な買い方は、このブログの【Office2021の選び方の記事】で別に書いています。

DVDドライブは、非搭載です。
利用が必要な場合、【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にあります。
興味のある方は、後ほどご覧ください。
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以上、HP OmniBook 7 Aero 13-bg1000 の紹介でした。
最近は、13インチモバイルノートは、マイクロソフトなどの純正(Surface)などライバルも増えていますが、このモデルも、個人的には「かなり良い」と思っています。
軽量で、十分なCPUパワーを持ちつつ、高度なAI処理に対応できるNPUを装備するからです。ネットワーク、カメラなどの周辺装備もそれなりにしっかりしますし、モバイル用の「安め」だと現状「おすすめ」したい機種の1つになります。
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【2024年発売】
【スタンダードモデル】
(型番:13-bg0009AU 13-bg0010AU)
5・HP Pavilion Aero Laptop 13-bg 13-bg0000
¥174,800 HP ダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 8640U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD /PCIe
【パフォーマンスモデル】
(型番:13-bg0011AU 13-bg0012AU)
6・HP Pavilion Aero Laptop 13-bg 13-bg0000
¥244,800 HP ダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 8840U
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD /PCIe
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
接続:USB-A (3.0 3.1) USB-C (3.1)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.3 Wi-fi 6E
バッテリー:11.5時間(MobileMark 25)
カメラ:500万画素IRカメラ
OS:Windows 11 Home
重さ:990g
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
なお、本機の旧機となるHP Pavilion Aero Laptop 13-beシリーズが、まだ残っています。

重さは、同じ水準で軽いです。
マグネシウム合金を利用した筐体で、その部分のグレードも同じです。

CPUは、1世代前になります。
下位構成は、6コア12スレッドの AMD Ryzen5 8540U(3.2GHz ×6)です。
上位構成は、8コア16スレッドのAMD Ryzen7 8840U(3.3GHz ×8)です。

スコアは、下位機は19300、上位機だと24700あたりです。
新機種と比べても遜色はないです。

GPUも、同様の水準と言えます。
下位機は740Mで、上位機は780Mです。
NPUは、ただし、大きな差があります。
下位機は、NPUが非搭載で、上位機も16TOPS水準に止まるからです。
「Microsoft Copilot+PC」認定水準に至りませんので。
あとはそこまで大きな違いはないです。
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結論的にいえば、やはり、NPUの部分は、目立つ差です。
この方面の仕様が良いのがエアロシリーズの魅力でもあるので、相当の「値引き」がある状況でないならば、新機種を推します。 。
1-3・LenovoのThinkPad(13.3型)

続いて、レノボが販売するThinkPadです。
米国のIBMが販売していた時代からの古参のファンも多いブランドです。ビジネス用のThinkBookと合わせてみていきます。

【2025年発売】
【下位構成】
(Windows 11 Home)
7・ThinkPad L13 Gen 6 21RBCTO1WWJP6
¥153,648 レノボダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 3 PRO 210
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe 4th
カメラ:HDカメラ
【中位構成】
(Windows 11 Home)HDカメラ
8・ThinkPad L13 Gen 6 21RBCTO1WWJP3
¥164,560 レノボダイレクト (10/2執筆時)
(Windows 11 Pro)500万画素IRカメラ
9・ThinkPad L13 Gen 6 21RBCTO1WWJP8
¥280,500 レノボダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 PRO 215
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe 4th
カメラ:HDカメラ
【上位構成】+上位パネル+バックライト
10・ThinkPad L13 Gen 6 21RBCTO1WWJP5
¥203,291 レノボダイレクト (10/2執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 PRO 250
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
カメラ:500万画素IRカメラ
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
重さ: 1.21kg
通信:Bluetooth 5 Wi-F7
バッテリー:最大11.6時間(JEITA3.0a)
接続: USB-A (3.0) ×2 USB-C (TB4) ×2 HDMI
OS:Windows 11 Home/Pro
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
ThinkPad L13 Gen 6 (13.3型 AMD)は、ThinkPadの13.3型の定番モデルの現行機です。

ThinkPadは、もともと米国のIBMの製品でした。十数年前から、レノボが権利を引き継いで生産中です。Lシリーズは、ThinkPadのモバイル用では「最も安い」ラインです。
型番が複数あります。
基本的には、CPUの違いをはじめにみておいて、あとは、OSの違いと、ストレージの必要量から選べば簡単です。ただし、
上位構成は、後述するように、少し、パネルの色域が広い(sRGB100%)タイプの上位のIPSパネルを採用しています。その上で、キーのバックライトがあるので、値段差がある理由はみられます。

重さは、約1.21kgです。
構成によって若干揺らぎますが、だいたい同じです。
画面サイズからすると、全く問題ありません。
筐体は、堅牢性重視です。
米軍のMILスペック(MIL-STD-810H)の耐久性を示しています。
今回紹介する機種では唯一です。持ち歩き時の信頼性は高いです。

ディスプレイは、13.3インチです。
ビジネス向きですから、しっかり、IPSパネルで、非光沢です。
画面サイズは、フルHDなど一般的な縦横比(16:9)より縦方向に少し長い16:10のWUXGA(1920×1200)です。この場合、Wordなど縦スクロールを多用するビジネスソフトの使い勝手が少し良くなります。
輝度は400nitです。色域は普通(45%NTSC,)ですが、水準の良いパネルを使っています。
一方、上位構成ほか、下位構成でも「カスタマイズ」すれば、上位パネルを選択できます。
その場合、sRGB100%のマルチタッチパネルになります。ただ、タッチパネルの場合、表面がガラス質になるため、アンチグレア処理(マット加工)をしても完全なノングレアにはならないです。
室内の証明環境などで「反射防止」がマストならば、アップグレードしない方が良いでしょう。

CPUは、若干予算基準オーバーの上位機を含めて、3種類から選べます。
下位構成は、4コア8スレッドのRyzen 3PRO 210 (3.0GHz ×4) です。
中位構成は、6コア12スレッドのRyzen 5 PRO 215 (3.2GHz ×6)です。
上位構成は、8コア16スレッドのRyzen 7 PRO 250 (3.3GHz ×8)です。
いずれも、2025年登場のCPUです。
なお、AMDの場合「Pro」と付くから「無印より上」というわけではなく、主に法人用という扱いです。セキュリティ機能面で若干強い仕様なものの、家庭用として考えれば、差は気にしなくて良いでしょう。

NPU(AIプロセッサ)は、上位構成のみ搭載します。
ただ、16TOPSほどの水準と思われ、40 TOPS必要な「Microsoft Copilot+PC」の認定機水準には及ばないです。
もちろん、普通に「ウェブで生成AIに質問」はできますが、ローカルファイルの処理、例えば、、スタジオエフェクト(ウェブ会議の音声・映像の最適化、被写体追随)、リコール(過去の作業の検索・回顧機能)などの、WindowsのAI向けの機能性は利用できないと言えます。

CPUスコアは、中位機でも「快適」水準に近いです。
上位構成だと21000を超えますが、今回の基準だと予算基準はオーバーしそうです。

GPU(グラフィックス)は、統合型です。
下位・中位構成は740M、上位構成は780Mです。

GPUスコアは、いずれも2000を超えます。
AI処理向けのノートPCでないですし、この程度あれば、十分以上です。
メモリーは、16GB搭載です。
オンボードですので、増設はあとからできません。
ストレージは、高速なPCIe 4.0世代のSSDドライブです。
容量は、モバイル用なので(節約術を知る中級者以上ならば)256GBでも良いでしょう。

キーボードは、もうひとつの注目点です。
IBMから引き継いだ、伝統の「赤ボッチ」トラックポイントを装備するからです。
また、凹みのついたパンタグラフ式のキーボードは押し味が良いです。剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。
仕事用で選ぶ場合は、この機種の「最も注目するべき部分」です。
指紋センサーもはオプションです。ただ、バックライトは選べません。

ネットワークは、 最新のWi-Fi7 と、Bluetooth5に対応します。
とくにWi-Fiは最新規格であり、注目点です。
アンテナの本数2本で、6GHz帯を含めワイドバンド(160MHz)をフォローしますので、【Wi-Fi7ルーターの比較記事】で書いたような、専用ルーターを買えば、理論上、2880Mbps(=360MB/秒)という高速通信ができます。
ルーター側が未対応なら、ルーター側の限界速度になりますが先行投資として意味はあるでしょう。

インターフェースは、USB-C が2ポートと、USB-Aが2ポート、それにHDMIです。

USB-C端子は、高速なUSB4(Thunderbolt4)が2系統です。
片側は充電共用ですが、1つはフリーに使えます。
なお、充電は、45W給電なので【USB-PDバッテリーの比較記事】で紹介したようなモバイルバッテリーならば、本機に対してフルスペックの充電も可能でしょう。
USB-A端子は、普通のUSB3.0の速度の端子が2つです。。
カメラは、標準だと、上位機を除いて、HDカメラです。
ただ、2200円の追加で、500万画素のIRカメラに変更できます。IRカメラなので現行の顔認証(Windows Hello)に対応できるので、ここは追加投資の価値がありそうです。

バッテリーは、動画再生時11.6時間(JEITA3.0a)、アイドル時21.7時間(JEITA3.0b)です。
昔から使われているJEITA2.0よりはやや厳しい基準での測定です。比較のため、(むりやり)従来の値に換算すれば、25時間前後です。
モバイル用としては問題ない水準でしょう。書類仕事なら、普通に使って仕事時間は持たせられる水準です。
オフィスソフトは、未付属です。
オプション対応は可能です。
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以上、ThinkPad L13 Gen 6 の紹介でした。
基本となるキーボードを含めた筐体部分でも、ビジネス利用における堅実性は一歩抜けています。「質実剛健でトラディショナルな」製品としては、競合機はなく、群を抜いた機種といえます。
CPU性能はモバイル用という部分では、下位構成でも対応水準でしょう。
ただ、下位機相当の価格帯の製品の場合、14型以上の大画面の方が(発熱量が多いCPUが使えるので)スペックは良くなるため、据置用で考える場合、それらとの比較は考えてください。

【2026年発売】
(Windows 11 Home)
11・Lenovo J13 パフォーマンス 83NVCTO1WWJP3
¥109,120 レノボダイレクト (10/2執筆時)
(Windows 11 Pro)
12・Lenovo J13 パフォーマンス 83NVCTO1WWJP3
¥184,690 レノボダイレクト (10/2執筆時)
CPU: Core 5 210H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
モニター:13.3型 WUXGA IPS 非光沢
重さ: 1.25kg
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6E
バッテリー:最大11.9時間(JEITA3.0a)
カメラ:FHD 1080p カメラ+IR
接続: USB-A (3.0) ×2 USB-C (3.0) ×2 HDMI
OS:Windows 11 Home/ Pro
ソフト:Office 2024(付属あり)
保証:1年間
Lenovo J13(13.3型 Intel)は、Lenovo Jシリーズ に属するモバイル機です。
こちらは、「携帯性とコストパフォーマンスを両立したビジネスノートPC」という宣伝文句です。大きめの製品で言うところの「Lenovo Vシリーズ」に相当する入門グレードです。
つまり、筐体自体の装備やグレードを抑えつつ、中身のCPU性能は重視する感じの、「実用性重視」のコスパモデルです。
半導体不足の影響もあり、モバイルサイズのノートPCで、10万円前後の製品展開が各社とも減っているなか出された新製品とも言えます。
2機種ありますが、執筆時にでているモデルだと、基本的に、OSの違いだけです。
ただ、発売後ラインアップ(型番)が増える場合、必ずしもそう言えないモデルも登場するでしょう。
上の型番以外のモデルがあった場合、CPUの種類、ストレージ量、カメラ解像度、あたりは、ユニットの違いが出やすいので、注意してみてください。

筐体グレードは、同社の入門機クラスです。
重さは、1.25kgです。
HPのエアロほどではないですが、入門機向けの筐体としては軽めです。
同社のVシリーズなどと違って水平に180度開けるヒンジ構造です。また、堅牢性の部分でも、しっかりMILスペックが示されており、耐久性も良いです。
デザイン面ではは開いた時に、カメラ部分に突起があるデザインである部分は独特ですが、他のレノボ機の一部にみられる個性とも言えます。

ディスプレイは、13.3インチです。
安めですが、しっかり、IPSパネルで、非光沢です。
解像度は、縦に長めで書類が展開しやすいWUXGA(1920×1200)です。

CPUは、インテル系です。
現行機は、8コア12スレッドの Core 5 210H (2.2GHz×4 + 1.6GHz ×4)です。
同社の14型のThinkPadでも採用がみられるもので、超省電力CPUではない(45W)です。
この部分は後述するバッテリー持続時間にやや影響を与えています。小型筐体なので、処理によっては、廃熱面でファンは回りやすいかもしれません。
そのほか、今後、10コア12スレッドの Core 5 220U(1.4GHz×2 + 0.9GHz ×8)も採用される可能性があります。
こちらはベンチは負けますが15W相当のTDPで、標準クラスのCPUベンチもみせています。どちらかというと、こちらのほうが「バランスが取れている」ようには思います。

CPUスコアは、現行機では約1.9万です。
先述のように、安くてもCPU性能は「ケチらない」シリーズなので、十分に「快適」水準です。

GPU(グラフィックス)は、統合型です。
上表の48EUsです。GPUはあまり強くないです。
ただ、「モバイル専用」ならば、妥協できる水準ではあります。
メモリーは、16GB搭載です。
オンボードですので、増設はあとからできませんが十分です。
ストレージは、量も512GBです。
先述のように、基本スペックは「ケチらない」方針がみられます。
キーボードは、一般的な入門機の品質です。
アイソレーション配置で、変な配置もないので、普通に打てますが、個性はないです。
キーのバックライトなどはさすがに省略です。

ネットワークは、 Wi-Fi6E と、Bluetooth5.3に対応します。
SoCも比較的新しいパーツを使っており、装備は良いです。
とくに、6GHz帯をフォローするWi-Fi6E であることはポイントです。

インターフェースは、(丸い端子の)USB-C が2ポートと、(四角い端子の)USB-Aが2ポート、それにHDMIとマイクロSDカードスロットです。
速度は、全てUSB3.0ですので、ここは「平凡」です。
充電は、USB-Cで行う形です。
65W給電なので【USB-PDバッテリーの比較記事】で紹介したようなモバイルバッテリーのうち、65W給電ならば、本機に対してフルスペック充電も可能でしょう。
カメラは、ポイントです。
500万画素のカメラを装備しています。
一方、IR(赤外線)は非対応で、オプションでも増設できません。
そのため、顔認証(Windows Hello)対応は謳いませんが、生体認証の部分では指紋センサーが備わるので、問題ないです。

バッテリーは、動画再生時に8時間(JEITA3.0a)、アイドル時に12.7時間(JEITA3.0b)です。
先述のように、小型筐体ながら45WクラスのCPUなので短めです。従来的な(緩めの)JEITA2.0基準に(むりやり)換算して言えば、15時間前後でしょう。
セーブして、もって、半日かなという水準です。
オフィスソフトは、オプションです。
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以上、レノボのLenovo J13(13.3型 Intel)の紹介でした。
格安ですが、CPU、ストレージ、メモリ、ネットワークなどの性能は、間違いなく「現行のスタンダードクラス」のスペックがあります。モバイル用として利用する場合、実用上、問題のないスペックです。
一方、先述のように、利用するCPUが消費電力タイプでないので、バッテリー持続時間は課題です。また、夏場などでハードな処理をすると、ファン回転は多めで、CPUの処理能力もセーブ運転になりがちとはいえます。
とはいえ、この画面サイズをお探しの方は、メイン機にするわけではないでしょう。出張時や取引先に持ち歩いて、「簡単な書類仕事やプレゼン」といった用途では問題ないです。
目的に適う場合、選んでよいと思います。
逆に、メイン機としてそう持ち運ばないつもりならば、もう1サイズ、画面サイズを大きくした14型のほうが、熱回りの限界は少ないでしょう。
次回につづく!
小型ノートパソコンのおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は、13インチ前後のモバイル用の格安ノートパソコンの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

2・小型13インチノートPCの比較 (3)
2-1:最終的なおすすめの提案 【結論】
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の2回目記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した13インチ前後のノートPC全製品から、目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
