【今回レビューする内容】2024年 新モデルの電動アシスト自転車【26 20 24インチ】の性能比較と選び方: 買い物向け電動自転車 ママチャリタイプ電動アシスト自転車・大容量バッテリー車:パナソニック ・ブリヂストン ・ヤマハ バッテリー量の違いと人気ランキング
【比較する製品型番】PAS Cheer PA24CH PA26CH PAS With PA26W PA26W PAS with DX PA24WDX PA26WDX PAS with SP PA24WSP PA26WSP BRIDGESTONE アシスタU LT A6LC31 A4LC31 アシスタU DX A6XC41 A4XC41 アシスタU STD A6SC14 A4SC14 フロンティアDX F6DB44 F4DB44 ラクット RK4B45 RK4B45 RK6B45 クットワゴン RK6B45 パナソニック ビビ SX BE-FS433 BE-FS633 ビビSL BE-FSL434 ビビSL20 BE-FSL033 ビ L BE-FL434 BE-FL634 ビビ MX BE-FM433 BE-FM633 ビビ DX BE-FD433 BE-FD633 ビビ・EX BE-FE433 BE-FE633 ビビ L 押し歩き BE-FLW032 BE-FLW632
今回のお題
最新の電動アシスト自転車のおすすめモデルはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2024年11月現在、最新の電動自転車(電動アシスト自転車)の比較です。
ヤマハほか、2024年向けの新車種(=2023年モデル)が出たので加筆しました。
1・電動アシスト自転車の比較 (普通車)
2・電動アシスト自転車の比較 (シティ)
3・電動アシスト自転車の比較 (子乗せ)
なお、今回の記事は3回連続記事の「1回目記事」です。
最も一般的で、「買い物用のママチャリ」と言っても良い、普通自転車タイプの比較です。
通勤・通学用や子ども乗せタイプついては、記事を分けています。
恐れ入りますが、上記リンク集から、それぞれの記事をご覧ください。
よろしくお願いします。
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加速性能 ★★★★★
走行安定性 ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
車体重量 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ車種を提案する形式で執筆していきます。
1-1・電動アシスト自転車の選び方の基本
具体的な製品の比較にはいる前に、「電動アシスト自転車の選び方の基本」をあらかじめ説明しておきます。
1:センサー
2:バッテリー量
とくに、(自分でこぐ)普通の自転車と違う上記の2点について、あらかじめ説明しておきます。
1・センサー性能の違い
はじめに、センサーの違いについてです。
(例外はありますが)各社とも上位モデルは、上記3つのセンサーを装備します。
電動アシスト自転車は、法律で「最大アシスト力」が定められている関係もあり、センサー性能が、「アシストがなめらかさ」を規定する部分があります。
重要な部分ですので、センサーの機能を解説しておきます。
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第1に、トルクセンサーです。
これは、ペダルを踏みつける力を感知するセンサーです。
要するに、アシストの力を決めるためのセンサーです。
どの電動自転車にも(だいたい)搭載されるものです。
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第2に、スピードセンサーです。
これは、文字通り速度を感知するセンサーです。
一部の自転車は、これが未付属です。
ただ、このセンサーがあると、ギアチェンジをしたときに、アシスト力がより効率よく持続します。
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第3に、クランクセンサーです。
クランクとは、自転車を回転させる部分のパーツです。クランクセンサーは、この回転数を感知するセンサーです。
とくに、「乗り心地のなめらかさ」に影響する部分ですが、一部の自転車は、これも未付属です。
トルクセンサーだけの場合、自転車のペダルを踏み込んだときだけのアシストになってしまいます。そのため、自転車ペダルを下に踏み込んだとき、下から上に戻すときでアシストにムラが生じます。
搭載機は、クランクセンサーが、トルクセンサーを補完して、ペダルを踏みつけているときだけではなく、回転しているときにも正確なアシストをするために、加速がスムーズで乗り心地がアップします。
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結論的にいえば、3つのセンサーを備えるかどうかが、まず「1つめのポイント」となります。
一部メーカーの「最安機」は網羅しない場合、または、搭載の有無を、購入者向けのカタログで明示しない場合があります。
今回は、こうした機能や、それらを補完する機能(タフパワーアシストやスマートパワー)といった機能を含めて、センサー部分にできる限り注意して見ていきます。
2・バッテリー性能の違い
続いて、バッテリー性能の違いです。
各社とも、モード別に、(購入当初の)バッテリーの最大持続時間を明示します。
必要に応じて選ぶわけですが、この類の自転車が「補助力を期待してこそ買う」わけで、使えるならば、「最大」で使いたいわけです。
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結論的にいえば、正直法的に許される最大出力を得やすい「強モード」以外の数値はあまり、意味がないと思います。
長く使えるエコモードを仕方なしに使っても、かえってストレスを抱えるだけですから。この点で、ある程度、大きめのバッテリー搭載機を選ぶ方が、良いです。
一方、ブリヂストンについて言えば、運動エネルギーの回生システムがあります。
F1のMGU-Kのようなもので、坂道など、前輪ブレーキ使用時に発生した電力を回生充電します。
バッテリーの持続時間が回復するため、表記上の持続時間が他社より長めとなります。
加えて、この仕組みだと、(自動車のエンジンブレーキのように)坂でのブレーキ性能が向上します。
一方、、坂がない平地だとやや短くなる部分があります。
そのため、特に、街乗り平地ユーザーの場合、持続距離数より、バッテリー用の多寡を比較した方が実際的となります。
そのため、バッテリー量(アンペア/時間)についても、今回は比較しています。
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というわけで、「電動アシスト自転車の選び方の基本」の紹介でした。
これら以外の重要な部分については、各機を説明するなかで、おいおい説明しようと思います。
1・普通車型電動アシスト自転車の比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:ヤマハ
1-3:ブリヂストン
1-4:パナソニック
2・普通車型電動アシスト自転車の比較 (2)
2-1:パナソニック 〈続き〉
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、以上のようなメーカー順にみていきます。
1-2・ヤマハの電動アシスト自転車
では、比較をはじめます。
はじめに、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車の紹介からです。
なお、ヤマハは、他社同様に毎年「新車(新モデル)」を出します。しかし、同社に限っては、「型番が毎年同じ」ですので、購入される場合は「年度」を注意してください。
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では、具体的な製品の比較に入ります。
以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。
【2023年12月発売】(2024年モデル)
【24インチ】各色
1・ヤマハ PAS Cheer PA24CH
¥105,801〜 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】各色
2・ヤマハ PAS Cheerr PA26CH
¥105,801〜 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:141cm以上
適正身長【26インチ】:144cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:8.9アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):57キロ
走行可能距離(フルパワー) :35キロ
急速充電時間:2.5時間
自転車の重さ::25.4キロ/26.1キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
PAS Cheerは、ヤマハのPASシリーズのお買得な入門機です。
2019年以前まではナチュラMという名前でしたが、現在は変更になりました。
本体色は、4色です。
ただ、24型はノーブルネイビーとカカオの2色展開です。
走行可能距離は、フルパワーで35キロ、エコモードで57キロです。
実用には、十分な数字ですが、上位機種に比べると多少短めです。
モニターは、機種ごと異なります。
こちらは、液晶5ファンクションメーターで、速度も見れるタイプです。
充電に要する時間は、2.5時間です。
ただし、30分で30%程まで充電することが可能です。短時間で済むために、ごく近所に買い物に行くにはこれでも十分でしょう。
センサーは、乗り心地に関係する3つのセンサーが「しっかり」搭載されています。
先ほども紹介したトルク・スピード・クランクセンサーで同社の「売り」である「滑らかな乗り心地」は上位機種同様に楽しめます。
ただし、坂道などのアシストの快適性に関わる、スマートパワーというヤマハの売りにする技術が非搭載です。
この機能は、詳しくはあとで説明しますが、この部分で、上位機と差があります。
変速は3段です。
LEDバッテリーランプ、1キー2ロックなど、自転車として標準的な装備が搭載されます。
また、荷物の載せおろしの際、スタンドを立てるだけでハンドルが半固定となる、ハンドルストッパーが装備です。
ヤマハ機の基本装備ですが、荷物の載せ卸せおろしが多い方は、結構便利でしょう。ちなみに、他社は、ハンドル下にあるリングを回しての半固定(くるピタ)となります。
ライトは、前照灯のみ自動点灯機能付きです。
サドルは長時間乗りやすい「ふかふか」なタイプです。
保証は、車両保証のほか3年間の盗難保険が付いているところもメリット性です。
盗難補償は、全額保証ではなく、「本体価格の30%(1年目及び2年目)、50%(3年目)をご負担いただくだけで同型車の新車を購入できる」というものです。
また、最近は、パナソニックなど他社も盗難保険をつけるようになりました。
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以上、ヤマハのPAS Cheerの紹介でした。
最も安い機種ですが、同社の基幹技術となるトリプルセンサー搭載です。
一方、バッテリーが小さいのと、スマートパワーが非搭載な部分で差はあるとはいえます。
この点をふまえると、近所の移動かつ、急な上り下りがさほどはない、平野の地域にお住まいの方に、特に値段面でオススメと言えます。
【2023年12月発売】
【24インチ】24PA24W
3・ヤマハ PAS With PA24W
¥140,800〜 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】24PA26W
4・ヤマハ PAS With PA26W
¥122,799〜 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:142cm以上
適正身長【26インチ】:146cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:15.8アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):100キロ
走行可能距離(フルパワー) :62キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ::26.1キロ(26.8キロ)
センサー:トルク・スピード・クランク
PAS Withも、ヤマハの電動自転車です。
上で見たPAS Cheerの1グレード上の製品です。
本機は、2023年にバッテリー関係がアップグレードし、走行距離がかなり伸びました。同じ型番の旧機との違いに気をつけてください。
本体色は、全6色です。
ただ、24インチは、シャンパンシルバーとカカオがなく、4色です。
走行可能距離は、フルパワーで68キロ、エコモードで100キロです。
こちらは、15.8Ahと蓄電量が多いバッテリーを採用するためです。
23年からの新型バッテリーで容量が増えた一方、軽量で小型化したので、充電時の持ちはこびは楽になっています。充電器自体も小型になりました。
1回の走行で100キロもママチャリで「ツーリング」する人は限られているでしょう。しかし、毎回充電しなくても良い、という意味では快適さは増すでしょう。
モニターは、スマートクロックスイッチです。
下位機と同じく、電池残量・残り走行距離などが分かります。
一方、走行速度の表示に対応しない代わりに、消費カロリーの推測表示に対応します。
カロリー計算は、ペダルを踏み込む力から計算する方法です。
充電に要する時間は、4.5時間と延びています。
ただ、30分程度で1回の走行に必要な分の緊急充電は可能です。
センサーは、この機種も乗り心地に関係する3つのセンサーが「しっかり」搭載されています。
その上で、スマートパワーモード(スマートパワーアシスト)が、このグレード以降の製品に搭載されます。
これは、アシスト力を道の傾斜などに合わせて柔軟に変化させることで、バッテリー持続時間と快適性を高める工夫です。
そのほか、坂道で低・中速ギアで、ペダルを高速に回す際の追随性を上げたことで、坂道でのアシスト力も未搭載機の1.5倍となります。
自転車の重さは、下位機種とだいたい同じです。
(スポーツ車と違い)買い物用は、上位の装備が増えると基本重いのですが、本機はさほどでもないです。
電動車の場合、重さは、充電忘れでアシストが切れたときに、とくに感じる部分です。
変速は、3段です。
1キー2ロックやスタンド連動式のハンドルストッパー、砲弾型LED灯などは下位機種と同じです。
ただ、バスケットの品質、力がいらない「かるっこスタンド」の採用など、細かいパーツレベルで上位です。
ライトは、前照灯だけではなく、テールランプも、太陽光充電で、夜間になると自動点滅します。
その点、安全性がより高いです。なお、電動アシスト自転車は、バッテリーで照明を付けるため、走行は基本的に「楽」です。
そのほか、ステンレス製のリムとスポークで錆びにくい点やがメリットです。
こちらも3年の盗難保証が付きます。
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以上、PAS Withの紹介でした。
下位機種と比べると、バッテリー持続時間の向上がやはり目をひきます。このタイプの自転車で長距離を走る方はいないでしょうが、そのたび充電しなくて良いのはメリットでしょう。
その上で、「スマートパワーアシスト」が加わっています。先述のように、坂道が多い地域などでは、快適性が向上しますので、地域の地形にかかわらず、入門機としてまとまった性能です。
【2023年12月発売】
【24インチ】23PA24WDX
5・ヤマハ PAS with DX PA24WDX
¥131,480〜 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】23PA26WDX
6・ヤマハ PAS with DX PA26WDX
¥137,500〜 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:141cm以上
適正身長【26インチ】:145cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:15.8アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):100キロ
走行可能距離(フルパワー) :62キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ::27.2キロ(27.8キロ)
センサー:トルク・スピード・クランク
PAS With DX(デラックス)は、同社の中級グレードの製品です。
こちらはバッテリーに関わる性能は、2番目に紹介したPAS Withと同様です。
装備だけが違います。
サドル(クラシカルテリーサドル)や、前カゴ(籐風ナチュラルバスケット2)などデザイン性にこだわった作りになっています。
その他の点は、PAS Withと同様です。よりスタイリッシュに「街乗り」をしたいと考えている方は、こちらが良いでしょう。
どちらかと言えば、若い世代をターゲットにしたデザインの商品です。
【2023年12月発売】
【24インチ】23PA24WSP
7・ヤマハ PAS with SP PA24WSP
¥160,600〜 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】23PA26WSP
8・ヤマハ PAS with SP PA26WSP
¥155,980〜 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:142cm以上
適正身長【26インチ】:145cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:15.4アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):100キロ
走行可能距離(フルパワー) :59キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ::27.4キロ(28.1kg)
センサー:トルク・スピード・クランク
PAS with SPは、ヤマハの「ママチャリ」タイプでは最高の性能を持つ車種です。
走行可能距離は、フルパワーで59キロ、エコモードで100キロです。
下位機とはバッテリーが異なります。ただ、アシスト力を強めるため、電圧が高いためという理由です。
アシスト力は、ヤマハでも最高クラスです。
ただし、法定基準があるため、「速くなる」というのではなく、発進時などのアシスト力のバランスをやや「高出力」に傾けた感じです。
旧機で乗り比べましたが、低速域での乗りやすさの点では上位です。
また、アシストが強いのでそれに対応するため、「強化リヤハブ」仕様です。
モニターは、カロリー表示ができるスマートクロックスイッチです。
先ほどどみた下位機と同じです。
充電に要する時間は、4時間です。
こちらの自転車も、30分で20%程の充電は可能です。
自転車の重さは、27キロ前後と健闘しており、デザイン性重視のモデルよりも軽量です。
その他の装備はサドルと、やや大きめのバスケット(大容量エレガントバスケット)などのデザインが変更されている部分が、先ほどの機種との違いです。
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以上、ヤマハのPAS with SPの紹介でした。
アシストレベルが高いため、特に発進時が楽な仕様です。坂道の多い地域などで、非力な方には良いでしょう。ただ、それ以外の地域の方には、オーバースペックでしょう。
1-3・ブリヂストンの電動アシスト自転車
つづいて、ブリヂストンの「ママチャリ」タイプの、電動アシスト自転車を紹介します。
ヤマハに比べると、ブリヂストンの電動アシスト自転車は「男性でも乗りやすい」シンプルなデザインが特長です。
【2023年9月発売】(2024年モデル)
【24インチ】
9・BRIDGESTONE アシスタU STD A4SC14
¥97,900〜 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】
10・BRIDGESTONE アシスタU STD A6SC14
¥97,900〜 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長:139cm/135cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:6.2アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):36キロ
走行可能距離(フルパワー):21キロ
急速充電時間:2時間
自転車の重さ:25.1kg/24.7kg
センサー:スピード
アシスタU STDは、ブリヂストンの電動自転車の入門機です。
走行可能距離は、フルパワーで21キロ、エコモードで36キロです。
同価格帯ヤマハのPAS Cheerと比べても、バッテリー量が少なめで弱いです。
充電に要する時間は、2時間です。
センサーも、本機だと、ヤマハに及ばない部分です。
ブリヂストンの場合、スピードセンサー(S.P.E.C.3)は搭載ですが、トルク・クランクセンサーが省略です。
したがって、こぎ出しと、変速時などのアシストは少し弱めと言えます。
モニターは、3ファンクションメーターです。
ヤマハの入門機と同じで、速度表示ができるタイプでうs。
変速は、3段です。
装備面は、伝統的にブリヂストンの自転車フレームの頑丈さには定評があります(タフステップスルーフレーム)。またぎやすさにも配慮がありますし、タイヤも同社の(パンクしにくい)マイティロードタイヤです。
そのほか、前照灯(プチトリオバッテリーランプ)は、明るく、夜間走行性時に優れます。オートライト対応です。
サドルは、ふかふかタイプです。
一方、ハンドルロックは「くるピタ」です。
図のようなリングで半固定する方式になりました。この部分は、後輪のスタンドと連動で半固定されるヤマハに利便性ですこし劣る感じはあります。
そのほか、3年間の盗難保険が付属します。
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以上、ブリヂストンのアシスタU スタンダードの紹介でした。
自転車パーツは、シマノの3段ギアをはじめ、クオリティは高いと思います。ただ、バッテリー量やセンサー部分で性能差があるため、全体的な性能は、ヤマハのナチュラMに及ばないと言えます。
【2021年1月発売】
【24インチ】
12・BRIDGESTONE アシスタU LT A4LC31
¥147,800〜 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】
11・BRIDGESTONE アシスタU LT A6LC31
¥147,800 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長:139cm/135cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):76キロ
走行可能距離(フルパワー):46キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ:22.9kg/22.4kg
センサー:スピード
アシスタU LTは、アシスタU STDの上位機です。
執筆時、2021年末発売の車種が現行機でした。
走行可能距離は、フルパワーで46キロ、エコモードで76キロです。
以前は、ヤマハのPAS Withと同じバッテリーでしたが、ヤマハが23年にモデルチェンジしたので、比べると航続性能で、すこし負けます。。
充電に要する時間も、3.5時間です。
他の仕様は、1つ上で見たアシスタU STDとだいたい同じです。
ただ、リアのキャリアやスタンド、リムをアルミ製にしたり、軽量化をかなり重視していて、本体重量は、パナソニックにより軽量な機種はありますが、他社平均より(少なくとも)2kg以上は軽量というのは、言及に値します。
一方、ハンドルストッパー(くるピタ)は装備されないため、前輪の半固定は不可です。
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以上、ブリヂストンのアシスタU ライトの紹介でした。
軽量性の部分では、後ほど見るパナソニック機のライバルと言えます。そちらとの比較になりますが、軽量化の度合いと、センサー面とで言えば、若干スペック的には負けるようにはみえます。
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【2021年1月発売】
【20インチ】
13・BRIDGESTONE アシスタUNI プレミア A2PC38
¥138,000〜 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【20インチ】:139cm/135cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):72キロ
走行可能距離(フルパワー):49キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ:22.4kg
センサー:スピード
なお、同じサイズのバッテリーを搭載する、アシスタユニプレミアという車種もあります。
こちらは、20インチの小径にして、乗り降りをしやすくしたモデルです。
必要なモデルですが、どちらかというと、年配の方用でしょう。
【2021年1月発売】
【24インチ】
14・BRIDGESTONE アシスタU DX A4XC41
¥127,380 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】
15・BRIDGESTONE アシスタU DX A6XC41
¥127,380 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:135cm以上
適正身長【26インチ】:139cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:15.4アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):87キロ
走行可能距離(フルパワー) :52キロ
急速充電時間:4.0時間
自転車の重さ:26.4キロ/25.7キロ
センサー:スピード
アシスタU DXは、ブリジストンの中位機です。
ヤマハで言えば、PAS with SPのライバル機種と言える価格帯です。
本機も、2021年機が現行モデルでした。
走行可能距離は、フルパワーで52キロ、エコモードで87キロです。
同価格帯のヤマハのPAS with SPとほぼ横並びの性能です。
充電に要する時間も、同じ4時間です。
おそらく、どちらのメーカーが充電部の供給を受けているのでしょう。
センサーは、ただし、スピードセンサーのみです。
この部分は、下位機と変わらず、ヤマハに負ける部分です。
変速は、3段です。
そのたの装備は、アシスタUとだいたい同じです。
ただ、本機は軽量性は重視せず、むしろ耐久性(錆びにくさ・強度)を重視しているので、リムやポーク、キャリヤなどにステンレスを採用します。
一長一短ですが、アシスタU LTと比べて軽量性は重視せず、ヤマハ車と同じレベルになります。
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以上、アシスタU DXの紹介でした。
ヤマハのPAS with SPと比べる場合、スピードセンサーのみによるアシスト調整というのが、スペック面で見劣りします。
トリプルセンサーで「滑らかな乗り心地」を信条とするヤマハに比べると、坂道などを含めた走行安定性は弱めです。凹凸のある歩道などはヤマハの方が向きそうです。
一方、平坦な都市部ならば、この仕様のほうが良い場合はありそうです。舗装道路など平坦な道は安定走行ができる環境ならば、ある程度のスピード走行はしやすいでしょう。
【2023年12月発売】(2024年モデル)
【24インチ】各色
16・BRIDGESTON フロンティアDX F4DB44
¥140,580 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】各色
17・BRIDGESTON フロンティアDX F6DB44
¥140,580 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:136cm以上
適正身長【26インチ】:140cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):200キロ
走行可能距離(フルパワー) :62キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:27.5キロ/26.7キロ
センサー:トルク・クランク
フロンティアDXは、ブリヂストンの電動アシスト自転車の上位機です。
本体色は、上記カラーを含めて6種類の展開です。
センサーは、トルク・クランクセンサーです。
スピードセンサーは(少なくとも)記載はない機種です。
その点で言えば、乗り心地は3センサーのヤマハと同等である一方、ギアポジションごとに必ずしも(法律で許される範囲の)最大のアシスト範囲にならない仕様です。
モニターは、同社の、スマートワンタッチパネルです。
機能としてはシンプルで、速度もカロリーも表示しません。
変速は、同じく3段です。
走行可能距離は、フルパワーで54キロ、エコモードで200キロです。
他社機と比べても、トップクラスの航続性能です。
この車種は、バッテリーは14.3Ah相当との記載です。
スペックで言えば(9.9Ah/37.5V)なのですが、この距離が実現できるには、以下のような理由があります。
本機の場合、後輪ブレーキ(左ブレーキ)をかけたとき、自動で前輪のブレーキがかかり、そのエネルギーを充電する機構があります。
これを回生充電と言います。
このほか、平地や下り坂でペダルを漕がない状態でも発電するので、坂道が多い場所などでこれを使う場合、走行可能距離はかなり伸びます。
これを加味すると、同じバッテリー量の他社機より、航続距離は長いです。
一方、航続距離の計算は、ある程度の勾配の坂道があることが前提ですので、平地だけの場合は、実際短くなります。
14.3アンペア相当のバッテリーなので、車体重量とバッテリー量が近い他社機とさほど変わらなくなる、とは言えます。
この部分で、坂道の多い地域にお住まいで、比較的移動距離が長い場合、わりと効果を発揮すると言えます。
安全面では、こちらも前照灯は夜間自動点灯機能などが一通り付属します。
また、スリップ制御技術も採用されており、安全性の面では、シティサイクルでは最高レベルです。
また、この機種は、いわゆる「両輪駆動」です。
力を伝えやすいカーボンベルトドライブも採用されているため、加速時の安定性や安全性の面でメリットがあります。
ブリヂストンは、普通自転車ではベルト車「アルベルト」を20年近く出してきました。
その技術を電動アシスト自転車に応用したものになります。ベルトドライブは、チェーンと違って油を差す必要が無いため、メンテナンス要らずで、また、パンツの裾が汚れる心配もありません。
加えて、回生充電の部分が、車のエンジンブレーキのように、スピードを減じてくれるので、その部分でも安全性が高いと言えます。
なお、かかり具合は調整できるため、平地でペダルを漕がない状態の航続距離にはさほど影響を与えません。
前照灯は、夜間自動点灯の前照灯・テールランプが付属します。
また、先ほど書いたように、エネルギー回生機能を応用したアシストブレーキが使える点と、前輪タイヤがマンホールのつなぎ目などで空転すると、自動的にアシストをとめるスリップ制御機能など、安全性の面でも新技術が多く採用されます。
ハンドルロックは、こちらも「くるピタ」です。
スタンドは、このクラスだと、1アクションでかかるオートロックスタンドになります。
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以上、ブリヂストンのフロンティアの紹介でした。
バッテリー寿命や、平地での加速性・安定性の点で、他社よりも魅力的な機種です。
ヤマハのPAS Withあたりがライバル機種でしょう。
トリプルセンサー搭載で、走行のなめらかさや加速の快適性をとるか、回生充電・両輪駆動の面で、加速時の走行安定性・アシストブレーキによる安全性を取るかの選択になります。
一方で、ブリヂストンの場合回生充電込みの走行距離ですので、フラットな地形の場合はその効果を感じにくい部分はあるかもしれません。押し歩く際も、少し重い部分があります。
なお、平地でもペダルをこがない際は充電しますが、漕がずに慣性運転できる距離はやや短くなりますし、そもそもバッテリー量の多い他社製品に、持続性において負けるシーンはありそうです。
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【2024年8月発売】
【24インチ】各色
18・BRIDGESTON ラクット RK4B45
¥151,596 楽天市場 (11/15執筆時)
【20インチ】各色
19・BRIDGESTON ラクット RK0B45
¥145,178 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:130cm以上
適正身長【20インチ】:128cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):(110km)
走行可能距離(フルパワー) :65キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:26.8キロ/25.4キロ
センサー:トルク・クランク
なお、ブリヂストンは、この「フロンティア」の改良モデルとして「ラクット」という製品も出します。
バッテリー量や回生充電などの仕組みはフロンティアと同じです。
ただ、本機については、エコモードに相当するものがなく、強・弱の2段階です。
弱の場合は、110kmの走行距離です。
一方、形状は、フレームを相当低い場所にすることで、またぎやすくする改良がなされています。
小径の20インチ機もラインアップします。
一漕ぎで進む距離は、26インチと20cmほどしか違いません。個人的に小径のベロに長いこと乗りましたが、漕ぎ出しは軽く、疲れやすいなどはなかったです。
ただ、小径車は、一般的に言って、市中の段差にやや弱い部分と、慣性の違いで、加速後の速度維持においては、少し不利です。
なお、本機については、26インチ機も2022年から発売になっています。
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【2024年発売】
【26インチ】各色
20・BRIDGESTON ラクット RK6B42
¥156,600 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【26インチ】:139cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):200キロ
走行可能距離(フルパワー) :62キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:28.3キロ
センサー:トルク・クランク
さらに、2022年から、26インチも出ました。
こちらは、エコモードが付いていて、仕様はフロンティアとだいたい同じなので、またぎやすさの部分だけ改良したものと言えます。
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【2024年8月発売】
【20×16インチ】各色
21・BRIDGESTON ラクットワゴン RW0B45
¥222,000 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:128cm以上
適正身長【20インチ】:128cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):(110km)
走行可能距離(フルパワー) :59キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:28.4キロ
センサー:トルク・クランク
加えて、こちらは同シリーズの「三輪自転車」です。
補助力などは基本同じです。安定するので、お年寄り向け、あるいは、移動販売向けとも言えるでしょうか。
1-4・パナソニックの電動アシスト車
最後に、パナソニックの電動アシスト自転車を紹介します。
【2024年10月発売】
【24インチ】各色
22・パナソニック ビビ SX BE-FS433
¥109,499 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】各色
23・パナソニック ビビ SX BE-FS633
¥109,499 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:138cm以上
適正身長【26インチ】:141cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:8.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):53キロ
走行可能距離(フルパワー) :31キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:24.5キロ/25.3キロ
センサー:トルク・スピード
ビビ・SXは、パナソニックでは最も安い電動自転車の入門機です。
価格的にはヤマハのPAS Cheerやブリヂストンのアシスタファインと同じグレードです。
走行可能距離は、フルパワーで31キロ、エコモードで53キロです。
ヤマハのPAS Cheerと同等です。
バッテリー量(8.0Ah / 25.2V)がパナソニックのがわずかに落ちますが、モーターの軽量化で車重がやや軽いので、この距離がだせるとも言えそうです。
充電に要する時間は、4.5時間です。
バッテリー量からすると遅いです。
センサーは、トルク・スピードセンサーです。
ヤマハと比べると、クランクセンサーの記載はないです。
ただ、「カルパワードライブユニット」を装備します。
一方、モーター以外の部分の軽量化もあり(マイナスの影響しかない)車体の重さは、24キロ(25.3キロ)と、入門機としては軽めに抑えます。
性能面では、加速力が自慢です。
坂道などで加速を付けようと思ってペダルを強く漕いだときの加速力に効果を発揮します。(もっとも辛い)坂道の発進時にパナソニックは力強いといえます。
このモーターは、中速域の加速力も強めになるので、スピードの伸びは従来より良いとされます。
町中で(法定速度を守りながら)快適に加速できます。
一方、加速のなめらかさにかかわるクランク(回転)センサーは、少なくともカタログ上、確認できません。
モニターは、「液晶スイッチ5」タイプです。
かなりシンプルで、スピード表示もできません。
変速は、3段です。
前照灯は、2灯です。
直進性よりも、ワイドな配光を重視するタイプです。足もとの視認性を重視しているとの記載です(足も灯4-LEDビームランプ2)。
前照灯はオートライトですが、後方の反射板は対応しません。
ハンドルロックは、「スタピタ2S」です。
ブリヂストンの「くるピタ」と同じでリングを回す方式です。
サドルは柔らかめのタイプですが、サドル盗難を防ぐ仕組み(サドルガードマン)は独自です。そのほかの装備は、1キー2ロックなどを含めて、他社とだいたい同じです。
また、車両保証のほか、3年間の盗難保険も付属します。−
以上、パナソニックのビビSXの紹介でした。
23年での価格改定もあり、だいたい同じ性能のヤマハに比べて、販売価格が若干高めに思えます。
ただ、従来このグレードになかった「カルパワードライブユニット」を装備し、先述のように「加速力」という個性が出たので、その部分に付加価値を見いだせる場合、入門機として選択肢になるでしょう。
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【2024年10月発売】
【24インチ】各色
24・パナソニック ビビSL BE-FSL434
¥130,230 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【20インチ】:136cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:8.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):57キロ
走行可能距離(フルパワー) :31キロ
急速充電時間:3時間
自転車の重さ:19.8キロ
センサー:トルク・スピード
一方、ビビ・SXより軽量化をさらに突き詰めた、普通の24インチ車も出ています。
ビビ・SLというシリーズです。
モーター性能やバッテリーは、ビビ・SXと同じですが、キャリア(荷物棚)やフレームなど全体的にアルミ素材を多用することで、軽量にしています。
これによる走行距離の延長効果は、スペック的に「わずか」です。
しかし、駐輪時ほかの押し歩き時ほか、5kgの車重の差というのは無視できないといえます。この部分は、漕ぎ出し時ほかの「軽さ」にもつながります。
一方、アルミはやや堅牢性が乏しい素材である部分で、荷棚の耐荷重(18kg)ほかに影響を与えます。
前照灯は、1灯です。
反射板を利用することでワイド配光にしていますが、総じて夜間には弱いでしょう。
ただ、こちらは、後方の反射板を含めてオートライトなので、「近所乗り」ならば逆に良い部分もありそうです。
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結論的にいえば、本体が軽量なので、電動自転車特有の走行時の重量感は軽減されるでしょう。とくに、スタンドを立てる際や、押し歩きの際、あるいは、アシストが切れた場合においては、メリット性が特に大きいです。
さほど走行距離が長くない「近所乗り」ならば、特に年配の方などはこうしたタイプのほうが良いかなと思います。
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【2024年11月発売】
【20インチ】各色
25・パナソニック ビビSL BE-FSL033
¥129,600 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【20インチ】:136cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:8.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):50キロ
走行可能距離(フルパワー) :30キロ
急速充電時間:3時間
自転車の重さ:19.5キロ
センサー:トルク・スピード
加えて、この方向性で20インチの小径車にした、ビビ・SL・20という車種もあります。
ビビ・SLと比べた場合、タイヤを小径にした部分の重さほか、カゴの部分の軽量化をすることなどで、さらに軽量化しています。
こうした部分の相乗効果で、ショッピング向けのアシスト車では、最軽量でしょう。
しかし、他社機でも書いたように、小径機は、推進力はさほどかわらず、漕ぎ出しも軽い一方で、街乗り時の段差にやや弱い部分と、加速後の速度維持において少し不利です。
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結論的にいえば、電動アシスト自転車の場合、「またぎやすい」という利点が欲しい場合以外は、普通の24インチなどで良いようには思えます。
【2034年10月発売】
【24インチ】
26・パナソニック ビビ L BE-FL434
¥128,999 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】
27・パナソニック ビビ L BE-FL634
¥121,550 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【26インチ】:142cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):83キロ
走行可能距離(フルパワー) :46キロ
急速充電時間:4.0時間
自転車の重さ:22.1キロ/21.7キロ
センサー:トルク・スピード
ビビLは、パナソニックの中級グレードの自転車です。
走行可能距離は、フルパワー46キロ、ロングモードで83キロです。
十分なスペックでしょう。
充電に要する時間は、4時間です。
センサーは、トルク・スピードセンサーです。
下位機種同様の「カルパワードライブユニット」を装備します。
一方、モーター以外の部分の軽量化もあり(マイナスの影響しかない)車体の重さは、約22キロに収めています。
変速は、3段です。
基本装備は、2灯のLEDバッテリーランプ、1キー2ロックなど、基本装備はビビSXと同じです。
前後のライトはオートライトです。バックライトは、ソーラー式で自動点滅になるほか、スタンドが上位で、軽くあがるかろやかスタンドです。
一方、SLシリーズほど徹底はしませんが、車体の軽量化を詰めているので、キャリアの耐荷重は、本機も18kgまでです。
ただ、多くの場合、ここは問題ないでしょう。
あとは、下位機とほぼ同じです。
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以上、パナソニックのビビLの紹介でした。
ビビSXよりバッテリー量多いが、車重は軽量という機種です。
値段差はありますが、値段差に相応の快適度の差はあるでしょう。先述のように、車重は、軽ければ軽いほど良いですから。一方、本機と値段がだいたい同じビビ・SLと比べると、車重は本機のほうがあります。
しかし、先述のように、多めのバッテリー量で、あまり遠慮なしにアシストを使える部分で、同じほど値段ならば本機の方が良いかと思います。
同社の売りの「加速力」と合わせて、メリハリのある運転ができそうです。
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【2024年10月発売】
【20インチ】
28・パナソニック ビビ L 押し歩き BE-FLW032
¥143,200 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】
29・パナソニック ビビ L 押し歩き BE-FLW632
¥1423,200 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【26インチ】:140cm以上
適正身長【20インチ】:142cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):83km / 75km
走行可能距離(フルパワー) :46km/ 45km
急速充電時間:4.0時間
自転車の重さ:23.5キロ/21.6キロ
センサー:トルク・スピード
なお、このグレードの場合「ビビ L 押し歩き」という製品もあります。
こちらだけ、20インチの小径車もあります。
バッテリーやアシスト力など基本装備は同じですが、こちらだけ「押し歩きモード」が付属です。
ようするに、押し歩きの際に、傾斜やバスケットの荷物に合わせて、適切なアシストをするという機能です。
サドル後方のレバー操作をした後、手元スイッチを押しながら押し歩くことで、モードが稼動します。逆にサドルを押し戻すと、モードが終了です。
手元ボタンから手を放すと、10秒間ずり下がりを防止する「ずり下がり抑制機能」を含めて、わりとよく考えた工夫だなと思います。
あとの部分は、通常モデルとほぼ同じですので、この部分が良いと感じたい場合、こちらを選ぶと良いでしょう。
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【2024年11月発売】
【24インチ】各色
30・パナソニック ビビ MX BE-FM433
¥121,999 楽天市場 (11/15執筆時)
【26インチ】各色
31・パナソニック ビビ MX BE-FM633
¥121,999 楽天市場 (11/15執筆時)
適正身長【24インチ】:138cm以上
適正身長【26インチ】:141cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):44キロ
走行可能距離(フルパワー) :80キロ
急速充電時間:4.0時間
自転車の重さ:26.6キロ/27.3キロ
センサー:トルク・スピード
このほか、押し歩き機能はないですが、ビビLと同じバッテリー量の製品としてビビMXがあります。
こちらは、車重が重く26.7キロ(27.5キロ)です。
太めで耐久性の高いタイヤ(ハードランナータイヤ& 肉厚チューブ)と、頑丈なキャリア(耐荷重27kg)を装備付いた「耐久性重視」のモデルと言えます。
走行距離は、さほどビビLと変わらないのですが、さすがにこの重さだと、押し歩き時や、漕ぎ出し時など、全体的に重量感は感じやすいでしょう。
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結論的にいえば、パナソニックの売りは、モーターの軽さです。
そのため、重量級の製品は、そのメリット性を活かせているとは言いがたい部分はあるので、(スペック重視で)選ぶならば、ビビLが良いように思えます。
次回に続く
電動アシスト自転車のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、電動アシスト自転車の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・普通車型電動アシスト自転車の比較 (2)
2-1:パナソニック 〈続き〉
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
加速性能 ★★★★★
走行安定性 ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
車体重量 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事(こちら )では、まだ紹介が終わっていない、パナソニックのビビ DX とビビEX を追加でみていきます。
その上で、今回見た車種全部から、目的別・用途別にAtlasのオススメ車種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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