【今回レビューする内容】2025年 コスト別!家庭用の浄水器の性能とおすすめ・選び方:ポット式・キッチン蛇口用 交換用カードリッジの情報・コスパの違いとランキング:PFOA・PFAS マイクロプラスチック除去対応
【比較する製品型番】東レ トレビーノ カセッティ スーパースリム SX705V SX705T SX606V SX607V MK307MX MK308T MK206SMX MK309SMX MK207SLX MK310MX PT502SV PT304SV PT302SV PT306SV 三菱ケミカル クリンスイ CB026-GY MD111-WT MD301-WT MD301i-WT CG104-WT CB013-WT CB073-WT CSP901-WT CSP501-WT CSP811-WT CB023-WT CB093-WT CP405-WT CP012-WT CP012W-WT CP407-WT CPC5W-NW CP503-GR CP508-GR CP504-BL CP504-GN パナソニック ミズトピア TK-CJ24-W TK-CJ14-W ブリタ BRITA リクエリ アルーナXL マレーラ スタイル エコ フロー グラスジャグ ボトル型浄水器アクティブ カラフェ ダイト薬品 浄水器 きよまろスマートB0C9TFKJ97 ZeroWater・ZERO Pitcher ほか
今回のお題
マイクロプラスチックほかの除去力の高い浄水器のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年5月現在、最新の家庭用浄水器の比較です。
蛇口直結型・ポット型と双方の浄水器に対応します。
最近話題のPFOS/PFOA(マイクロプラスチック)を含め、除去できる汚染物質の種類や数を比較します。
そのほか、カードリッジの年間コストや、水流の速度(水量)も重視して、コスパの良いお買得製品を探していきます。
1・家庭用浄水器の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:東レ〈蛇口式〉
1-3:三菱ケミカル〈蛇口式〉
1-4:パナソニック〈蛇口式〉
1-5:ブリタ〈ポット式〉
2・家庭用浄水器の比較 (2)
2-1:三菱ケミカル〈ポット式〉
2-2:東レ〈ポット式〉
2-3:ブリタ〈携帯式〉
2-4:きよまろスマート〈定期購入型〉
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、除去物質などの部分からの「選び方の基本」の説明をします。
そのあと「蛇口式」・「ポット式」・「携帯式」の順番で各社の製品をみていきます。
ただし、蛇口式のうち消耗品の「定期購入型」は最後に回しています。
除去性能 ★★★★★
消耗品の安さ ★★★★★
流水量 ★★★★★
使い勝手 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」部分では、いつものように、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・家庭用浄水器の比較
2・アルカリイオン整水器の比較
3・ミネラルウォーターの比較
4・炭酸水の比較
なお、今回の記事は、このブログの水関係の記事の1回目記事として書きました。
1-1・家庭用浄水器の選び方の基本
具体的な製品の比較にはいる前に、あらかじめ家庭用浄水器の「選び方の基本」について書いておきます。
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上表は、各社の最上位機の性能を「ざっくりと」示したものです(☆が最高)。
最上位機はブリタのみポット式で、あとは蛇口取り付け式になります。
☆は、最高評価を示します。
浄水器はどれも同じように見えますが、どの製品も長所と欠点があります。
値段だけでは分からない部分も多いので、今回の記事では、こうした部分に注目しながら比較していきます。
あらかじめ、特に、注目したいポイントを2点あげておきます。
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第1に、消耗品価格です。
ここは、注意が特に必要な部分です。
というのも、消耗品(カードリッジ単価)について、各社で表記が統一されていない部分があるからです。
そこで、今回の記事では、Amazonの実売価格から1リットルあたりの浄化に必要なコストを算出して、比べています。
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第2に、除去可能物質数です。
ここは、法で表記が定められている部分です。しかし、2020年10月に法改正があり、基準がすこし変わりました。
国が定めたJIS規格よれば、次の12項目が浄水器の除去性能を示す「法定表示」の基準物質になります。
【水の美味しさに関わる物質】
1・残留塩素
2・カビ臭 (2-MIB)
【水の安全性に関わる物質】
3・濁り(鉄さびなど)
4・総トリハロメタン
5・農薬 (CAT)
6・テトラクロロエチレン(洗剤等)
7・トリクロロエチレン(洗剤等)
8・溶解性鉛
9・クロロホルム
10・ブロモジクロロメタン
11・ジブロモクロロメタン
12・ブロモホルム
水の美味しさに関係する2項目は、ホームセンターで見られるような超格安機種でも対応します。
水の安全性に関わる残り10項目は、製品によって、対応・未対応が分かれます。
トリハロメタンやトリクロロエチレンなど、肝機能や神経障害、発がん性が疑われる物質など、必ずしも全製品は対応しません。
フル対応するのは、一部の高性能浄水カードリッジ搭載機だけです。
なお、すこし古い製品は、12物質ではなく、法定除去物質に「1 1 1-トリクロロエタン」を加えた「13物質」表記の場合があります。
先述の2020年10月の法改正(家庭用品品質表示法)で、モントリオール議定書以後すでに流通禁止で意味がなくなったため、この物質は除かれました。
ようするに、旧式表示なままなだけです。
結論的にいえば、12物質対応と13物質対応とは、同じと考えてOKです。
13・陰イオン界面活性剤
14・フェノール類
15・ジェオスミン(カビ臭)
16・シス/トランス1,2-ジクロロエチレン (1.2-DCE)
17・ベンゼン
一方、同法改正で「任意表示」ですが、5物質が加わりました。
洗剤成分(界面活性剤)や塩素溶剤(ジクロロエチレン)・ベンゼンなど「水の安全性」に関わる部分と、ジェオスミン(カビ臭)やフェノール類など「水の美味しさ」に関わる部分と、双方あります。
18・鉄(微粒子状)
19・アルミニウム(中性)
20・PFOA・PFAS(マイクロプラスチック)
その上で、(JISではなく)浄水器協会で定めた以上の4物質が表示される製品もあります。
ちなみに、PFOA・PFOSは有機フッ素化合物のことで、ようするにマイクロプラスチックです。環境問題になっている物質ですが人体への影響は確定的な情報はなく「転ばぬ先の杖」といえます。
ただこの除去は格安浄水器のろ材(活性炭・イオン交換体)でも対応できます。今回紹介する製品はどれも(基本)対応です。
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第3に、ろ材とミネラルの残存についてです。
今回紹介する日本の浄水器の場合、中身のろ材(活性炭・中空糸フィルタ・イオン交換体)で、取り切れる除去物質の種類と数が変わります。
その上で、高度な浄水器でも、水のミネラル分は(ほぼ)除かないと言えます。
【各種】
ZeroWater・ゼロピッチャー浄水器
¥6,416〜 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
しかし、ネット通販でみかける海外発の浄水器(ZeroPitcher浄水器など)は異なります。
逆浸透膜などの「高ろ過のろ材」を使うため、純水に近いものができる(できてしまう)からです。
市場には多くの製品がありますが、水質のデジタル検査キット(ZEROゲージ:TDS値測定装置)を付属させる部分で共通するので、この手の製品はすぐ見分けが付くでしょう。
JIS基準は、各物質の「最低除去率」を越えていれば名乗れるので、万全を期す場合、こうした高ろ過の製品は「あって良い」です。
しかし、ミネラル分(カルシウム・マグネシウムなど)は限りなく「ゼロ」です。水が危ない海外ならともかく、日本の水道水の場合(災害時でもない限り)やや機能過多かなと感じます。
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以上、浄水器の選び方の基本についての解説でした。
今回は、これらの対応状況を中心に、冒頭書いたような順番で、各社の機種を比較していきます。
1-2・東レのカセット式浄水器
はじめに、東レのカセット式浄水器の紹介です。老舗ですし、ご家庭で使っている方も多いでしょう。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思うポイントを青字で記していきます。
【2023年発売】
1・東レ トレビーノ スーパースリム SX705V
¥4,950 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【2019年発売】
2・東レ トレビーノ スーパースリム SX705T
¥2,527 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+4+1種類
浄水可能量:600L
流水量:1.6L/分
コスト:約4.147円 (1,000L)
X705Vは、東レのトレビーノ浄水器の「スーパーシリーズ」に属するモデルです。
旧機のSX705Tが残ります。
付属カードリッジが異なり、除去物質が少なくなります(7+5種類)。
カードリッジの互換性がはあるので、次に買う時に「同等」にできると言えます。
除去できる物質は、法定12物質と、陰イオン界面活性剤を除いた、任意4物質に対応するカードリッジがつきます。それに、浄水器協会の任意表示のマイクロプラスチック(PFOS/PFOA)です。
合計17種で水準としては十分です。
カードリッジの寿命は、1個で600リットルまでです。
カードリッジは利用量にかかわらず長期間保つものではないです。
6ヶ月で使い切るとすると、1日3.3Lくらい使うことになります。
【12+4種類】4,147円/1000ℓ
交換用カートリッジ 2個入 STC.V2J
¥4,976 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、2個入り(STC.VJの増量版)を買う場合、1000ℓあたり約4,147円です。
同じ除去率の三菱と比べても、はっきり高めです。
水流の速さは、1分間に1.6Lと普通です。
【7+5+1種類】2,659円/1000ℓ
交換用カートリッジ 2個入り STC.T2J
¥3,191 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【1+1種類】1,227円/1000ℓ
交換用カートリッジ 2個入り STC.2J
¥3,680 楽天市場 (5/22執筆時)
なお、同社の「スーパーシリーズ」は下位のカードリッジ2種類あります。
7+5種類は、コストが少し安く、流水量も2.0L/分とやや多めです。
しかし、イオン交換体(イオン交換樹脂)がないので、除去物質が少なく物足りないと言えます。
1+1種類は、水道の「濁り対策」に買うもので、効果は限定的です。
また、同社のカードリッジでは唯一、マイクロプラスチック(PFOS/PFOA)に非対応です。
水流の種類は、スイッチ切替で、原水・シャワー・浄水に切り替えられます。
レバーは手元にあるタイプで、小シンクにも対応します。
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以上、東レのSX703Tの紹介でした。
上位カードリッジを利用する場合、除去率部分は問題ないです。
ただ、ランニングコストは決して安くないので、「東レブランド」の信頼性を除けば、あまり選ぶ理由はないです。
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【2021年発売】
【モノクロ液晶】
3・東レ トレビーノ スーパースリム SX606V
¥4,982 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【カラー液晶】
4・東レ トレビーノ スーパースリム SX607V
¥5,749 楽天市場 (5/22執筆時)
除去対応物質:12+4+1種類
流水量:1.6L/分
なお、「スーパーシリーズ」には、上位機もあります。
レバー部分は、両機とも、下位機より明らかに押しやすい形状です。
また、両者とも、 流量残量を示す液晶が付きます。
東レは、下位機を含めてキャップを外すと、中空糸の汚れ具合が分かります。
しかし、中空糸以外のパーツの様子はわかりませんので、その部分を補えます。
なお、SX607Vは、バックライト付きの液晶になりますが、ほかの機能性は変わりません。
【2023年発売】
【通常型】(抗菌加工)
5・東レ トレビーノ カセッティ MK310MX
¥6,585 楽天市場 (5/22執筆時)
【2014年発売】
【通常型】
6・東レ トレビーノ カセッティ MK307MX-P
¥3,980 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【スリム型】
7・東レ トレビーノ カセッティ MK308T
¥2,850 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+4+1種類
浄水可能量:600L
流水量:1.6L/分
コスト:約3.978円 (1,000L)
MK310MXは、東レの「カセッティ」シリーズの製品です。
旧機種が残ります。
MK307MXは、新機種と同じ形状です。
ただ、レバー部分に抗菌加工がないほか、原水側のキャップが外せない構造です。
MK308Tは、切替えレバーの部分を小さくした、小シンク向けです。
こちらだけカードリッジが中級品(7+5種類)ですが、上位品との交換は可能です。
あとは同じなので、同時に見ます。
本体形状は、このシリーズはどれも縦型です。
縦型はスリムタイプより場所をとる反面、フィルター交換時に、流水口を含めて、浄水流路がまるごと取り替えられるため、清潔性を重視する方には、好まれます。
除去できる物質は、12+4+1種類です。
「スーパーシリーズ」と同じです。
【12+4+2種類】3,978円/1000ℓ
東レ 浄水器 3個入りMKC.MX2J
¥7,160 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【7+5+2種類】2,239円/1000ℓ
交換用カートリッジ 3個入り MKC.T2J-Z
¥4,030 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【1+1種類】1,185円/1000ℓ
塩素・濁り除去タイプ 2個 MKC.R2J
¥3,555 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、除去率が最大のものを使う場合、1000ℓあたり約3,978円です。横型に比べてシャワー部分も取替なので、僅かに高めです。
流水量は、その場合、1分間に1.6リットルです。
本機も、除去率が低い互換カードリッジを使えます。
なお、コストは、除去率に応じて安くなります。
水流の種類は、原水について極細原水シャワー機能が搭載です。
節水になるほか、水はねが少なくなる効果が期待できます。
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以上、カセッティのMK307MXの紹介でした。
12種類の法定物質が除去できるタイプの中では安い機種です。
使い勝手の点でも、水飛びが少ない極細原水シャワーを搭載し高機能です。一方、ろ過速度は遅めですので、決して高性能ではありません。
【2016年発売】(23年追加)
【液晶あり】MK205MX後継機
8・東レ トレビーノ カセッティ MK206SMX
¥6,155 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶なし】
8・東レ トレビーノカセッティ MK309SMX
¥4,118 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+4+1種類
浄水可能量:600L
流水量:3.0L/分
コスト:約4,755円 (1,000L)
MK206SMXは、東レの縦型(トレビーノ)の上級機です。
本体形状は、本機もカセッティ系列ですので縦型です。
外観上の最も大きな違いは、使用水量がわかる液晶の搭載です。
浄水器は、汚染物質をため込みます。そのため、使用期限も使い続けると、使わないよりも不潔になりかねないので、この機能は結構重要です。
なお、MK309SMXは、同じ仕様だが液晶がない機種です。
【12+4種類】4,755円/1000ℓ
交換用カートリッジ 2個入りMKC.SMX2
¥5,973 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去できる物質は、2機とも、法定12物質+4物質と、浄水器協会の任意表示のマイクロプラスチック(PFOS PFOA)です。
カードリッジは、「カセッティ」はシリーズ共通なので、ここまでの3種類も使えます。
しかし、初期付属のカードリッジが本機は上位版です。
流水量が、3.0Lと多いす。
カセット内の内部水流を2つに分けることで、スピードアップを測る構造です。
カードリッジの寿命は、同じで600リットルです。
6ヶ月で1本使い切るとすると、本製品も1日3.3Lくらいです。
ランニングコストは、ただし、少しだけ高めです。
水流の種類は、原水は、本機も、極細原水シャワー機能が搭載です。
お手入れは、どれも原水のシャワー部を取り外し掃除が可能です。
一番汚れる部分なので、良い仕様です。
浄水がでる左側のシャワー口(吐水口)は、東レの場合、分解掃除ができない構造です。
東レの縦型の場合、縦型カードリッジと下部の吐水口が一体成形だからです。
他社も含めた横型機は、浄水口のカバーが取り外し可能です。
ただ、これは、一長一短があり、どちらが良いともいえません。
なぜなら、東レの場合、カードリッジ交換時にシャワー口ごと交換なので、交換時に吐水部も、実質上新品にできるからです。
結論的にいえば、「まめに掃除したい方」には本機は向かないが、「まめに掃除しない方」は、この仕様のほうが(結局)清潔といえます。
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以上、東レのMK206SMXの紹介でした。
ろ過水量が多く高速な機種です。この部分にストレスを感じていた方には特にオススメします。
ただ、その分、中空糸などが2倍必要のため、ランニングコストは悪いです。この部分は承知の上で、購入するべきモデルです。
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【2020年発売】
9・東レ トレビーノ カセッティ MK207SLX
¥8,610 楽天市場 (5/22執筆時)
除去対応物質:12+5+1種類
浄水可能量:600L
流水量:3.0L/分
コスト:約4,269円 (1000ℓ)
なお、MK207SMXは、東レの「カセッティ」系の最上位モデルです。
ただし、所期付属のカードリッジの種類以外は、下位機種と同じです。
【12+5種類】4,269円/1000ℓ
交換用大容量カートリッジ 1個 MKC.SLX
¥6,40- Amazon.co.jp (5/22執筆時)
流水量は、このカードリッジも下位機と同じで、3.0L/分と高速型です。
除去できる物質は、界面活性剤が増えて、12+5+1種類と同社最大です。
カードリッジの寿命は、大ぶりのカードリッジを利用するため、1500リットルです。
カードリッジの交換頻度を少なくするための措置です。
ランニングコストは、1000ℓあたりとして約4,269円です。
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結論的にいえば、流量の多いモデルで、交換の手間を避けたい方が選ぶべき製品です。
ただ、コスト削減効果は僅かです。また、本体価格も(カードリッジの違いをふまえても)割高です。下位機でもこのカードリッジは使えますので、あえて最初に本機を買わなくても良いと思います。
1-3・三菱ケミカルの浄水器
ここからは、三菱ケミカル(旧三菱レイヨン)の浄水器「クリンスイ」シリーズを紹介していきます。
東レ同様に、蛇口アダプターが搭載されており、どの蛇口にも取り付けられる仕様です。
【2017年発売】(黒は23年)
【液晶なし】
10・三菱ケミカル クリンスイ MD111-WT
¥3,880 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
11・三菱レイヨン クリンスイMONO MD101-NC
¥3,975 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶なし】(本体黒)
12・三菱レイヨン クリンスイMONO MD1-BK
¥3,982 楽天市場 (5/22執筆時)
【液晶あり】
13・三菱ケミカル クリンスイ MD301-WT
¥5,255 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶あり・スマホ対応】
14・三菱ケミカル クリンスイ MD301i-WT
¥4,980 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+5+3種類
浄水可能量:900L
流水量:1.6L/分
コスト:約2.267円 (1000ℓ)
クリンスイMONO MD111は、三菱ケミカルのMONOシリーズの製品です。
4機種あります。
三菱の場合も、同じシリーズならば、カードリッジは同じです。
下位機種は、液晶がなく、交換時期を中空糸の色だけで判別するタイプです。
中位機種は、総使用水量ほか、流量の適切さをランプで確認できる仕様です。
浄水は、水を勢いよく出し過ぎると意味がないので、この機能は意義があります。
上位機種は、FeliCaポートを内蔵するため、スマホと連携が可能です。
かざすと残量と交換時期を確認できますが、正直液晶でこと足ります。おそらく、交換カードリッジ購入のサブスク購入を促す目的で付いているだけです。中位機で良いでしょう。
あとは、同じなので、同時に紹介します。
本体形状は、東レの「カセッティ」のような縦型です。
場所をとる反面、浄水部分がまるごと交換できるため、清潔性は高いでしょう。
交換時期は、中空糸の色で判別します。
除去できる物質は、JIS規格12の汚染物質全てが除去できます。
ベンゼンほかの「任意表示」の5種もフル対応です。
旧パッケージだと「13+2」表記です。冒頭で説明した「家庭用品品質表示法」改正前の旧表記というだけです。カードリッジ自体は同じ作りです。
フィルターは、中空糸とイオン交換体(セラミック)+活性炭フィルターが装備です。
東レの「カセッティ」上位クラスに相当します。
加えて、浄水器協会の定める、赤水などの原因となる微粒子状の鉄と、浄水処理に使われるアルミニウムの除去性能と、新たに加えられたマイクロプラスチック(PFOS・PFOA)も確認していて、総計で12+5+3=20物質です。
アルミは、有害性も疑われる金属なので取ってくれるに越したことはないでしょう。
カードリッジの寿命は、900Lまでです。
6ヶ月で1本を使い切るとしても、1日5L使えます。
【12+5+2種類】2,267円/1000ℓ
交換カートリッジ 3個入 MDC01SZ-AZ
¥6,120 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、Amazon限定のお買得パックで、1000ℓあたり約2,267円と安いです。
流水量は、1分間に1.6Lです。
この除去レベルの東レ機と同じです。
【11+0+2種類】1,838円/1000ℓ
交換カートリッジ 2個入 MDC03SW
¥3,309 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
一方、互換する下位カードリッジもあります。
JIS12物質のうち、溶解性鉛がない11種と、鉄+アルミの2種です。
上位番と違い任意表示の5物質全てに対応しないので、このブログでは「11+0+2」と表記しました。セラミック部分の性能が落ちるからと言えます。
なお、本品の旧パッケージは「7+2種類」表記でした。テトラクロロエチレンほか4種が新基準だと基準内というだけで、カードリッジは昔と同じです。
水流の種類は、原水・浄水・シャワーの切り替えが可能です。
また、節水性と水ハネを軽減したナチュラルシャワーが搭載されます。
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以上、三菱ケミカルの クリンスイMONO MD111の紹介でした。
安いですが、JIS規格の12+5種類に、鉄とアルミニウムを加えた17物質の除去ができる点がスペックの上で魅力的に思えます。
高コスパ・長寿命ですから、ランニングコストも優れるでしょう。
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なお、三菱ケミカルは、先ほどの機種より除去率の部分ですこし劣る下位シリーズがほかにあります。
順番にみていきます。
【2025年機】
15・三菱ケミカル クリンスイ CB026-GY
¥2,509 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:11+0+3種類
浄水可能量:1800L
流水量:1.6L/分
コスト:約1.237円 (1000ℓ)
第1に、 CB026です。
同社の横型タンクのCBシリーズの新型で「高コスパ」を売りにします。
除去できる物質は、しかし、トリハロメタンの除去ができずJIS11物質です。
それに、浄水器協会の3物質を加えて「7+3種類」になります。。
【11+0+3種類】1,352円/1000ℓ
三菱ケミカル CBC06 1個
¥2,227 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、一方、1000Lで1,237円です。
より安い水準の製品もありますが、宣伝通りランニングコストは安めです。
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結論的にいえば、個人的には法定物質12種はカバーした方が良いと思います。
ただ、(そこまで)完璧を期す必要はないと考える場合、本体も、ランニングコストも安めですし、候補になりそうです。
主に、マイクロプラスチック(PFOS PFOA) 対策にの製品を探している入門者向けに「安め」出された感じで、お買得感があります。
ただ使用量の分かる液晶が未装備な点ほか、浄水を1日10L使わないと、カードリッジの使用期限(6ヶ月)を超える点は注意点と言えます。
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【2022年発売】
【液晶なし】
16・三菱ケミカル クリンスイ CB023-WT
¥2,509 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶付き】
18・三菱ケミカル クリンスイ CB093-WT
¥3,191 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶付き】(2011年機)
19・三菱ケミカル クリンスイ CB073-WT
¥3,630 楽天市場 (5/22執筆時)
除去対応物質:11+0+2種類
浄水可能量:900L
流水量:1.6L/分
コスト:約1.509円 (1000ℓ)
第2に、CB023-WTです。
横型タンクのCBシリーズの旧機です。
除去できる物質は、こちらもJIS11物質のものだけです。
消耗品は、こちらは「7+2種類」表記ですが旧基準表記になるだけで、除去グレードは1つ上と替わりません。
【11+0+2種類】1,352円/1000ℓ
三菱ケミカル CBC03 CBC03Z-NW 3個
¥4,073 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、新機種ほどではないですが良い水準と言えます。
なお、1つ上の新しいCbシリーズ用のカードリッジも使えますが、色が合わないです。
こちらだと液晶付きはありますが、その点で今選ぶべき製品ではないでしょう。
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【2016年発売】
20・三菱ケミカル クリンスイ CG104-WT
¥2,205 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:10+0+3種類
浄水可能量:900L
流水量:1.6L/分
コスト:約1.454円 (1000ℓ)
第3に、 CG104-WTです。
縦型配置のカードリッジで、同社の最廉価版です。
【10+0+2種類】1,454円/1000ℓ
三菱ケミカル CGC4 CGC4W 2個
¥2,618 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、1000ℓあたりで1,454円です。
除去できる物質は、しかし、JIS10物質です。
旧基準だと4+2ですが、新基準だと10+2になりす。
法定物質だと、新基準でも溶解亜鉛とクロロホルムに非対応になります。
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結論的にいえば、現状だと、CBシリーズの新機種の方が、除去率も除去性能も上ですし、選びにくいグレードです。
【2022年発売】CSP801後継機
21・三菱ケミカル クリンスイ CSP811
¥6,800 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+5+3種類
浄水可能量:900L
流水量:1.6L/分
コスト:約2.296円 (1000ℓ)
CSP811は、三菱ケミカルの浄水器のCSPシリーズに属する機種です。
【アマゾン限定】 HGC9S同等品
スーパーハイグレード 3個入 HGC9SZ-AZ
¥6,200 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
カードリッジは、CSPシリーズ独自のものです。
除去できる物質は、法定12+5物質全てと、鉄・アルミニウム・マイクロプラスチックで合計20種です。
上位機だけに問題ないです。
ランニングコストは、Amazon限定の3個入りを利用する場合、1000ℓあたり約2,296円です。
除去対応量からすると「かなり安い」です。
流水量は、1分間に1.6Lです。
東レと比べると、上位の「高流量・高速の時短カードリッジ」は未販売です。
パワーアップしている点は、デザイン性と使い勝手の部分です。
適切な水量を知らせる部分がLEDランプになり、デザイン的にもスッキリしました。
清潔面では、シャワー部などの取り外し掃除に対応できます。
また、浄水口も外して洗えます。
分解掃除は、几帳面な方が重視する部分ですが、
なお、後ほどみる上位機にも、これに対応です。
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以上、三菱ケミカルのCSP811の紹介でした。
スマートなデザイン性は相当の魅力でしょう。下位機種に引き続き、除去性能は最大15種類と高いですし、コスパも割と良いです。
かなり良いですが、流水量の相対的な「遅さ」はあるので、この部分で「イライラしがち」な方は、注意です。
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【2020年発売】
【液晶あり】
22・三菱ケミカル・クリンスイ CSP901-WT
¥5,836 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶なし】
23・三菱ケミカル・クリンスイ CSP501-WT
¥4,472 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+5+3種類
浄水可能量:900L
流水量:1.6L/分
コスト:約2.296円 (1000ℓ)
なお、三菱ケミカルのCSPシリーズからは上位仕様の製品の販売もあります。
このグレードには、CSP501という機種もありますが、液晶がない点で下位です。
交換時期の確認は中空糸の色でみれますが、浄水器は水を出しすぎることが多いため、適切な流量が分からない部分は、マイナスです。
一方、1つ上でみた製品に対して進化しているポイントは、2点です。
第1に、液晶の視認性の向上です。
大型化して見やすくなりました。また、(必ずしも)正確な表示ではないとの断りが付きつつ、100MLずつの流水量の軽量に対応しました。
これは新しい発想だと思います。
第2に、シャワー水圧の改良です。
シャワー利用時に、水流が飛び散りにくい新形状を採用しています。
30%の節水効果もあります。
一方、スマホ連動機能は省略です。
さっきも書きましたが利便性を全く感じないので、これで良いと思います。
【アマゾン限定】2.296円 (1000ℓ)HGC9S同等品
スーパーハイグレード 3個入 HGC9SZ-AZ
¥6,200 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
カードリッジは、下位機種と同じものを利用できます。
除去できる物質は、こちらも20種類です。
ランニングコスト・流水量も、当然同じです。
本機も、シャワー部の取り外し洗いに対応できます。
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結論的にいえば、同社の最上位機として、水量計・シャワーの飛び散り・お手入れしやすさという本質的な部分の強化が図られているので、たいへん好感が持てる最上位機です。
性能だけで三菱から選ぶならば、本機は良いでしょう。同社はカードリッジが互換するので、相対的なコスト面の安さも嬉しいです。
1-4・パナソニックの浄水器
続いて、パナソニックの浄水器をみていきます。
パナソニックは、住宅業もやっており、その一環で、浄水器も作っています。こちらも、他社同様に、蛇口アダプターが搭載されます。
【2024年発売】
【液晶あり】TK-CJ23-H後継機
24・パナソニック TK-CJ24-W
¥10,055 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【液晶なし】
25・パナソニック TK-CJ14-W
¥5,791 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:12+4+3+1種類
浄水可能量:2000L
流水量:1.8L/分
コスト:約1.438円 (1000ℓ)
ミズトピア TK-CJ24などは、パナソニックの蛇口直結式の浄水器です。
2機種ありますが、上位機のみ液晶が付く仕様です。
交換までの使用可能水量が分かります。
液晶表示が付く点は、長寿命で交換時期を逸しそうなパナソニック製品には必須のように思えますし、2機から選ぶならば、液晶付きでしょう。
除去できる物質は、JIS規格12物質は全対応です。
JISの任意表示物質は、フェノール類・ジェオスミン(カビ臭)・ベンゼン・シス1.2ジロロエチレン/1トランス1.2ジクロロエチレンの除去性能があります。
加えて、浄水器協会の定める鉄・アルミニウム・マイクロプラスチック(PFOS/PFOA)と、同社の独自計測となる四塩化炭素を加えて20物質となります。
なお、フィルターは、不織布・中空糸フィルタ・活性炭フィルター・セラミック(イオン交換体と同等の役割)という構成です。
カートリッジの寿命は、4000Lです。
かなり長寿命です。ただ、浄水量にかかわらず1年が使用期間の目安なので、浄水を1日あたり10Lは(贅沢に)使うご家庭に合うといえます。
【2024年発売】4000Lで交換:1.139円 /1000ℓ
交換用カートリッジ 1個 TK-CJ24C1
¥4,555 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
ランニングコストは、1000ℓあたり1,139円とかなり安めです。
除去量は、一点、注意が必要です。
19物質のうち「クロロホルム・1,2-DCE」は、2000L(6ヶ月)までの保証だからです。その後、除去率は少しずつ落ちていきます。
ただ、それを避け2000ℓ(6ヶ月)で交換する形でも、1回あたり約2,278円です。
これを前提としても執筆時の売価だと先述の三菱機と同等水準ですし、優秀です。
水流の種類は、原水・浄水・シャワーが選択可能です。
パナソニックの場合、泡沫シャワーなので、20%程の水道代の節約になります。
液晶は未付属ですが、パナソニックのロゴを含めて、本体はそれなりにデザイン性が高いです。
流水量は、1分間に1.8リットルと、三菱レイヨンより速いです。
数値としてはわずかの違いですが、このあたりに「心理学的な境界線」があるようです。比較して見ると、この水準だと「イライラ感が半減」します。
お手入れも、本機は、汚れやすいシャワー部分が外して洗えます。
浄水口カバーも取り外して洗えるので、浄水部分も清潔です。
もちろん、完全な分解掃除は難しいです。
その点がどうしても気になるならば、カードリッジ交換時に浄水口も交換できる、東レの縦型浄水器の上位機が良いでしょう。
ただ、先述のように、一丁一短があり、どちらの方式が「清潔」とは必ずしも言えません。
お掃除部分こだわればキリがないのですが、個人的には、本機にも十分な配慮を感じます。
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以上、パナソニックのミズトピア TK-CJ24などの紹介でした。
半年後(2000L)以後の処理力の減衰を「大目に見る」ならば、コスパは全社通しても抜群に良いと言えます。
ただ、クロロホルムは、JIS基準の法定表示物質なので、完璧を期すならば半年(2000L)交換です。その場合のコストも、今だと三菱と同等程度にはなりますが安いと言えますし、問題ないです。
最終的な「おすすめ」については、記事の結論で改めて書きますが、コスパの部分ではやはり評価できます。
1-5・ブリタのポット式浄水器の比較
続いて、ドイツのブリタのポット型浄水器です。
ポット式では、日本でも「ダントツ強い」企業です。
2021年にカードリッジもリニューアルされたので、その部分を含めて解説します。
【2024年発売】
【1.26L】カードリッジ3個
26・ブリタ スタイル エコ ブルー B0CP95FZF1
26・ブリタ スタイル エコ グリーン B0CPKXT8Y5
¥5,179 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
除去対応物質:10+5+1種類
浄水可能量:150L
流水量:0.25L/分
本体容量:1.26リットル
寸法:幅24.1×奥行10.5×高さ27.4cm
コスト:約5,890円 (1000ℓ)
スタイルは、ブリタが発売するポット式の浄水器の最上位モデルです。
正式名称は「BRITA fill enjoy スタイル」です。
「エコ」は、バイオプラスチックを6割使ったサステナブル製品であることを示します。
初期付属のカードリッジは、いずれも3つです。
除去できる物質は、JIS規格12物質のうち、濁り(鉄さびなど)・溶解性鉛を除く10物質に対応します。
ブリタは「15物質」としています。ベンゼン・ジェオスミン・フェノール類ほかの任意表示の5物質を足した数字です。
さらに、24年登場の新フィルタからは、浄水器協会の任意表示のマイクロプラスチック(PFOS・PFOA)も除去可能とします。
濾過フィルターは、「超微粒子活性炭(マイクロカーボンパール)+イオン交換樹脂」という構成です。
同社は、中空糸フィルタを利用しないので、さびは非対応です。
最近の新築物件は、半永久的に使える塩ビの配管であり、濁り(鉄さび)は問題にならない場合も多いです。しかし、古い住宅で濁り(鉄さびなど)がある方には注意です。
【2024年発売】5.890円 /1000ℓ
マクストラプロ ピュアパフォーマンス ×6個
¥5,596 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【2024年発売】7.960円 /1000ℓ
マクストラプロ ホットドリンク ×3個
¥3,781 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
2024年に、標準カードリッジは、マクストラプラスからマクストラプロになりました。
両者は互換するので、旧製品は廃版になっています。
マクストラプラス ピュアパフォーマンスは、新しい、冷たい水用です。
マクストラプラス エキスパートは、ホットドリンク向けです。
イオン交換樹脂を増やしていて、鉛・銅などの物質が(減少ではなく)除去との表記が加わります。
味の面で、飲み口が「まろやか」になるほか、水あかが付きにくくなるため、コーヒーメーカーに適します。
ただ、活性炭は減らしているので、コールド利用時、活性炭で除去しやすいもの(除草剤・農薬・医薬品)などの除去率は、少し弱くなるということです。
カードリッジの寿命は、総ろ過量150Lとの表記です。
1日3.5L使うとすると、約43日で交換です。
ランニングコストは、今回は1000リットルあたりに換算して比べますが、その場合、5,890円です。
蛇口型の平均(約2500-3000円)より「高め」と言えますが、(呼び水なしで)逃さずポットに「全量貯まる」部分では、単純に比較できない部分はあります。
水流の速さは、1分間に0.25Lです。
蛇口式より遅いですが、使い方を考えれば、問題ないです。
清潔性は、イオン交換樹脂の使用量が多いこともあり、水あかが付きにくい仕様です。
浄水容量は、1.26Lです。
サイズは、幅24.1×奥行10.5×高さ27.4cmです。
奥行を狭めて冷蔵庫のサイドポケットに入るように工夫された仕様です。
日本は水を冷たくして飲む国なので、このサイズがよく売れるのでしょう。
本体デザインは、片手で注水できるような工夫があります。
給水量を計測する機構もあり、使用した水量を把握できます。
上部のLEDで「緑・黄色・赤」と、カードリッジの交換時期を教えてくれる仕組みがあります。
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以上、ブリタのスタイルの紹介でした。
ポット式では、浄水スピードが高速で、すぐに使える点がメリットです。
除去物質も日本の状況にあわせて進化しています。日本市場で長く愛される理由でしょう。
サイズも、夏に冷蔵庫で冷やして飲みたい日本のニーズをくみ取っていると言えます。
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一方、同じカードリッジを利用する、ブリタポッドの現行機種は、現在のところ、ほかに、次のような種類があります。
【2021年発売】
【1.15L】:カードリッジ3個
27・BRITA マレーラ B0CP95HR64
¥4,140 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
〈寸法:幅25.8×奥行10.5×高さ25.8cm〉
第1に、マレーラです。
浄水容量は、1.15Lです。
スタイルとほぼ同じ量が入るモデルで、冷蔵庫のサイドポケットに入る仕様です。
本体デザインは、スタイリッシュです。
注水について、片手で水が入れられるレバーが付属します。
使い勝手は良いでしょう。
カードリッジの交換サインを表示する機能も付属ですが、LEDでお知らせする機能はないです。
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【2021年発売】
【1.15L】:カードリッジ1個
28・BRITA リクエリ B0CP95BCYZ
¥3,180 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
〈寸法:幅20.2×奥行11.0×高さ28.4cm〉
第2に、リクエリです。
浄水容量は、こちらも1.15Lです。
ただ、幅が最も狭く、設置性は良いです。
本体デザインは、「格安路線」の製品ではないため、外観の作りはしっかりしています。
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【2021年発売】
【1.23L】:カードリッジ1個
29・BRITA グラスジャグ B0CVG4XNB1
¥11,000 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
〈寸法:幅20.2×奥行11.0×高さ28.4cm〉
第3に、ブリタ グラスジャグです。
同社の「フラッグシップモデル」です。
浄水容量は1.23Lです。
本体は名前の通り、強化ガラス(SCHOTTの軽量デュランガラス)です。
ホウケイ酸ガラスですが、一部再生ガラスを利用してサステナブルを謳う製品です。
重さは問題ないレベルですが、ガラスであることが機能性を増しているわけではないと言えます。
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【2021年発売】
【1.75L】:カードリッジ1個
30・BRITA アルーナ XL B0CP96SY88
¥3,210 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
【1.75L】:カードリッジ3個
31・BRITA アルーナ XL B0CPDD34RJ
¥4,320 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
〈寸法:幅24.5×奥行14.5×高さ25.4cm〉
第4に、アルーナXLです。
浄水容量は、1.75Lと大きめです(旧表記2L)。
炊飯などにも使う方向きの製品です。冷蔵庫に入れるというよりは、常温で保存する用途です。
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【2021年発売】
【4.85L】:カードリッジ2個
32・BRITA フロー B0CP95C8LG
¥6,800 Amazon.co.jp (5/22執筆時)
〈寸法:幅21.4×奥行30.4×高さ22cm〉
第5に、フローです。
浄水容量は、4.85Lです。
冷やさずにウォーターサーバー的に使うためのものです。
使うカードリッジ同じです。1日満量使うとすると、ちょうど1ヶ月カードリッジが保つ計算です。
次回につづく!
家庭用浄水器のおすすめは結論的にこの製品!
というわけで、今回は、家庭用の浄水器の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ続きます。
2・家庭用浄水器の比較 (2)
2-1:三菱ケミカル〈ポット式〉
2-2:東レ〈ポット式〉
2-3:ブリタ〈携帯式〉
2-4:きよまろスマート〈定期購入型〉
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
除去性能 ★★★★★
消耗品の安さ ★★★★★
流水量 ★★★★★
使い勝手 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、今回の記事の「結論」として、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を最終提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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