【今回レビューする内容】2023年 パナソニックのアルカリイオン水精製機・整水器・還元水素水生成器
【比較する製品型番】TK-HS90 TK-AS43-S TK-AS43-P TK7208P TK8051P TK8032P-S TK-AJ21-PN TK-AJ11-PN TK-HS70-W TK-HS91 TK-AS30-W TK-HS92-ST K-AS46-P TK-AS46-W TK-HS92-K TK-AS47-H TK-AS48-S TK-HB50-S TK-HS71-W
今回のお題
家庭用のアルカリイオン整水器のおすすめ機種はどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のパナソニックの家庭用アルカリイオン整水器と還元水素水生成器の比較です。
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、各社の製品を順番に比較します。
そして、最後に「結論」として、上表の様なポイントから目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
1・イオン整水器の機能の比較
では、具体的に製品を比較していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめできるポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1・パナソニック TK-AJ21-PN
¥19,300 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:5種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:6ヶ月
流水量:1.2L/分
寸法:高さ25×幅10×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★☆☆
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
TK8051P-Sは、パナソニックのアルカリイオン整水器の入門機です。
後ほど説明しますが、上位機に比べると、いくつかの部分でスペックがイマイチです。
本体サイズは、高さ25×幅10×奥行9.5cmです。
上位機比べても、相当コンパクトです。
電源さえ取れれば、ワンルームマンションの小さなシンクでも置けるサイズです。
ちなみに、省スペース化を実現できているのは、浄水をスタンドではなく、蛇口で行う仕組みだからです。
カードリッジは、写真のように蛇口に取り付ける方式です。
【水の美味しさに関わる物質】
1・残留塩素
2・カビ臭
【水の安全性に関わる物質】
3・濁り(鉄さびなど)
4・総トリハロメタン
5・溶解性鉛
除去できる有害物質は、国が定めたJIS規格に基づく13の有害物質のうち、上記の5種類のみの対応です。
そのほか、鉄・アルミニウム・ジェオスミン(生物系カビ臭)・フェノール臭に対応しますが、合わせても11物質であり、上位機と決定的な差があります。
生成できる水は、5種類です。
アルカリイオン水については、最大PH9.5から3段階で生成可能です。
この部分は上位機と同じです。
酸性水についても、弱酸性の1段階です。
この水質は、洗顔や洗い物の際に利用できます。
これも上位機と同じ仕様ですが、本機は、精製水の吐水量が1.2L/分とかなり弱いので、上位機比べて、実用的かは微妙です。
やはり、カードリッジが蛇口側に付くことによる限界です。
本体の設置法は、蛇口の先に浄水器のようなパーツを設置し、そこから給水する仕組みです。
上位機もこの仕様です。整水された水は、本体の吐水パイプから出ます。
なお、排水ホースも必要で、シンクに出します。
操作法は、本体上部の操作パネルを操作する方式です。
なお、水栓側にも液晶パネルが付属しますが、これは、流水量からカードリッジ寿命を知らせるための機構で、そちらから操作できるわけではないです。
浄水器カートリッジTK-CJ21C1
¥4,127 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、上記の製品を使います。
水量としては4000Lまでで、一日15リットルの利用で、半年しか保たない計算です。
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以上、TK-AJ21-PNの紹介でした。
コンパクトで設置性の良い機種ですが、有害物質の除去やカードリッジ寿命の点でやや難があります。スペースが許すならば、大きめの機種が良いでしょう。
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2・パナソニック TK-AJ11-PN
¥17,691 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:5種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:6ヶ月
流水量:1.2L/分
寸法:高さ25×幅10×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★☆☆
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
なお、この機種も下位機種があります。
相違点は、蛇口側にカードリッジ寿命を知るための液晶パネルがない点です。
使用期限を過ぎたカードリッジの利用は不潔ですし、この機種を選ぶ必要はないでしょう。
【2018年発売】
3・パナソニック TK-AS30-W
¥28,139 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:12ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ25.8×幅15.9×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
TK-AS30も、パナソニックの販売するアルカリイオン整水器の「中級機」です。
本体サイズは、高さ25.8×幅15.9×奥行9.5cmです。
下位機種に比べると、やや幅広です。
ただ、後述するように、このグレードから、カードリッジが本体内蔵になり、除去力も本格的にになります。
【水の美味しさに関わる物質】
1・残留塩素
2・カビ臭
【水の安全性に関わる物質】
3・濁り(鉄さびなど)
4・総トリハロメタン
5・農薬
6・テトラクロロエチレン(洗剤等)
7・トリクロロエチレン(洗剤等)
8・溶解性鉛
9・(1 1 1-トリクロロエタン)
10・クロロホルム
11・ブロモジクロロメタン
12・ジブロモクロロメタン
13・ブロモホルム
除去できる有害物質は、本機の場合、国が定めたJIS規格に基づく有害物質13物質は、全ての汚染物質の除去に対応します。
なお、1 1 1-トリクロロエタンが、2020年の法改正で基準から外れた(モントリオール議定書以後流通が禁止されたため)ので、正確には12種類です。
その上で、鉄・フェノール類・アルミニウム(中性)・ベンゼン・ジェオスミン・四塩化炭素など、同社独自の基準で、これらの物質の除去も行っています。
それらを合わせて「19物質」という表記です。
本体の仕組みは、上図の通りです。
活性炭フィルターや中空糸フィルターを使っての除去した上で、濾過した水を電気分解し、アルカリイオン水と弱酸性水とに分離します。
生成できる水は、酸性・アルカリ性の度合いで5段階の水が生成できます。
アルカリイオン水については、3段階で生成可能です。
飲むと胃腸に良い水として推奨されています。
また、炊飯などにも適しているようです。
詳しい効果については、業界団体の【アルカリイオン整水器協議会】のサイトに詳しいです。厚生労働省が「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」と使用目的を定めた水となります。
酸性水については、弱酸性の1段階です。
飲用というより、洗顔や洗い物の際に利用できます。
ちなみにアルカリイオン整水器は医療機器としての認証を取っています。このほか、単なる浄水のみの出力も可能です。
流水量は、2.0Lです。
一般的な蛇口式の場合、パナソニックの最上位機で1.8L/分なので、それよりも給水はすこし速いです。
本体の設置法は、蛇口の先に浄水器のようなパーツを設置し、そこから給水する仕組みです。
そのため、水道屋さんにお願いせずに、自分で取付可能です。
水栓は丸形水栓以外の特殊形状の水栓でも付属のパーツを使うことで取り付けられます。
ただし、上記の4パターンの場合は、設置に対応できません。詳しくは【取り付け方法の概要】をご覧ください。
また、電源が必要な点にも注意しましょう。
操作法は、上図のような仕様です。
このうち「水質シグナル」とは飲用可能なアルカリイオン水が出ているのか、飲用不可の弱酸性水が出ているのかをランプの色(緑と赤)で分かるようにする機構です。
また、選んだ水質についても「水質表示ランプ」により表示されます。
そのため、間違って飲用に適さない水を飲んでしまう心配は少ないです。
【2018年発売】
交換用カートリッジ TK-AS30C1
¥5,091 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、消耗品です。
1日約15リットル利用した場合に約1年間で交換になります。交換カードリッジは高価ですが、アマゾンだと割と安めに売っています。
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以上、パナソニックのアルカリイオン整水器 TK-AS30の紹介でした。
先ほどの小型機に比べると、操作性や流水量、除去力などが「本格的」になります。
ただ、次に紹介する上位機に比べると、外観のデザイン性があまり高くないほか、カードリッジが小さめなので、長期的なランニングコストを考えると、やや魅力に欠けるでしょう。
【2021年発売】
4・パナソニック TK-AS47-H [グレー]
¥59,400 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ33.3×幅16.8×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
TK-AS47は、パナソニックの小型のアルカリイオン整水器の上位機です。
本体サイズは、高さ30.3×幅19.8×奥行13.7cmです。
2021年にアップデートされた機種で、コンパクトでスタイリッシュです。
どのような、システムキッチンにもマッチするでしょう。
【水の美味しさに関わる物質】
1・残留塩素
2・カビ臭
【水の安全性に関わる物質】
3・濁り(鉄さびなど)
4・総トリハロメタン
5・農薬
6・テトラクロロエチレン(洗剤等)
7・トリクロロエチレン(洗剤等)
8・溶解性鉛
9・(1 1 1-トリクロロエタン)
10・クロロホルム
11・ブロモジクロロメタン
12・ジブロモクロロメタン
13・ブロモホルム
除去できる有害物質は、こちらも、19物質です。
下位機種と同じで、国が定めたJIS規格に基づく有害物質全ての汚染物質に加えて、鉄とアルミニウム・ジェオスミン・フェノール類の除去にも対応します。
生成できる水も、先ほどと製品と同じ構成です。
本機も、酸性・アルカリ性の度合いで5段階の水が生成できます。
本体の設置法は、下位機種と同じです。
蛇口パーツの交換で済むので、自分で簡単に取付可能です。
水栓は丸形水栓以外の特殊形状の水栓でも、付属のパーツを使うことで取り付けられます。
操作法は、基本的に下位機と同じです。
ただし、2021年のアップデートでよりスタイリッシュなパネルデザインになりました。
こちらも、出ている水の水質を示す水信号が3色で表されます。
その他、こちらは、原水シャワーの機能性も高いです。
水の中に空気を取り込むような構造になっており、節水性が高いほか、水はねを防止します。
【2018年発売】
パナソニック カートリッジ TK-HS92C1
¥10,101 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、こちらはロングタイプが初期添付されています。
ロングサイズなので、12000リットルまで浄水可能です。
つまり一日15リットルの仕様で約2年間持つ計算です。下位機種は1年で寿命です。カードリッジ単価は高いですが、初期に付属するカードリッジで2年間使えます。
ランニングコストを考えれば、実質的には下位機種よりもこちらの機種がだいぶお得です。
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以上、TK-AS47の紹介でした。
下位機種と比較する場合、デザインがスタイリッシュです。
その上で、長寿命なカードリッジを採用するので、ランニングコストも良いです。選ぶならばこちらでしょう。
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【2019年発売】
5・パナソニック TK-AS46-W [ホワイト]
¥38,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
6・パナソニック TK-AS46-P [ピンク]
¥46,626 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ30.3×幅19.8×奥行13.7cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
なお、本機の旧機種となる TK-AS46の在庫がまだあります。
本体形状は、今回の新型と違って、丸みを帯びた旧世代のデザインです。
新機種と比べると、文字盤の角度がわりとフラットなので、出窓など、高い場所に設置するなどした場合、文字盤はすこし見にくいです。
【2018年発売】
パナソニック カートリッジ TK-HS92C1
¥10,101 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
ただ、使用するカードリッジは同じく、2年寿命で、同じく19物質の除去ができる点で、下位機種と同じです。
買われる際に値段差がある場合は、こちらでも良いかと思います。
【2021年発売】
7・パナソニック TK-AS48-S [シルバー]
¥69,300 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ33.3×幅16.8×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
TK-AS48も、小型のアルカリイオン整水器です。
ただ、2021年のアップデートで初登場の製品で、TK-AS47のプチ改良機です。
AS47が、イオン整水器本体から浄水がでる「ワンウェイタイプ」であるのに対して、本機は、整水器の水が、蛇口に戻る「リターンタイプ」です。
ようするに、コンセントその他の関係で、蛇口から離れた場所に本体を置きたい場合に便利な製品です。
本体の設置法は、下位機種と同じです。
ただし、「リターンタイプ」なので、1.5メートルの取水・給水ホースが2系統となります。
ホースは、バネ付きの専用品ですが、ハサミで切断可能ですので、ご家庭の状況に合わせて設置できます。
【2018年発売】
パナソニック カートリッジ TK-HS92C1
¥10,101 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
その他の部分は、利用するカードリッジや、除去物質を含めてTK-AS48と同じです。
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以上、TK-AS48の紹介でした。
本機は、基本的に「蛇口近くにどうしても本体を置けない」方の専用品と考えてください。
排水ホースはともかく、蛇口に対して、給水・吐水ホースに2系統付くことになるので、蛇口部分がホースで煩雑になりますので。
【2018年発売】(在庫限り)
8・パナソニック TK8051P-S
¥67,500 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:7つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ31.5×幅20×奥行11.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
TK8051P-Sは、パナソニックのアルカリイオン整水器の上位機です。
ただし、本機は「在庫限り」で、現状では後継機は出ていません。
本体サイズは、高さ31.5×幅20×奥行11.5cmです。
本体自体は、意外とコンパクトな設計です。
本体の設置法は、本機も、TK-AS48と同じで、給水・吐水の2系統のホースが蛇口に向かう製品です。
ただし、操作法は、TK-AS48と異なり、本機は蛇口にもパネルがあり、それを使用できます。
赤外線が装備され、水質の切替が手元で操作できる点で、より高度です。
TK-AS48は、本体パネルの操作が必要でしたから。
除去できる有害物質は、本機も19種類で、他機と同じです。
生成できる水は、一方、本機は多めで、7種類です。
料理のアク抜きに使える「強いアルカリ」、洗い物に有利な「強い酸性水」が作れるのが特長です。
蛇口から出せるタイプなので、この2つは便利に使えるでしょう。
アルカリ・酸の濃度の切替もできます。
切り替えた結果は、離れた本体より音声でも知らせる方式です。
整水器交換用カートリッジ TK7815C1
¥7,591 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、ロングタイプで12000Lまで持ちます。一日15リットルの仕様で約2年間持つ計算です。
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以上、 TK8051P-Sの紹介でした。
シンクから放して設置できる「イオン整水器」の上位機と言えます。
遠隔操作ができる分、TK-AS48より高度ですので、利便性の面では、本機の仕様のほうが良いかと思います。
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9・パナソニック TK8032P-S
¥39,580 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:12ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ26.9×幅16.5×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
なお、この機種にはTK8032P-Sという下位機種もあります。
構造や仕組みは同じですが、生成できる水が5種類であるほか、カードリッジ寿命が12ヶ月半分です。
本体は、すこし小型になりますが、できれば上位機が良いでしょう。
2・還元水素水生成器の比較
続いて、アルカリイオン整水器の「上位互換」といえる、還元水素水生成器を紹介しましょう。
【2022年発売】
10・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS71-W
¥134,040 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:7つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2.3L/分
寸法:高さ32.8×幅18,0×奥行11.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
TK-HS71は、パナソニックでは高価な整水器です。ただ、還元水素水生成器 としての機能をもつハイブリッド機になります。
本体サイズは、高さ32.8×幅18.0×奥行11.5cmです。
普通のイオン整水器よりは大きいですが、奥行は短いので設置場所はありそうです。
それでも、やや広いキッチン向けでしょう。
【水の美味しさに関わる物質】
1・残留塩素
2・カビ臭
【水の安全性に関わる物質】
3・濁り(鉄さびなど)
4・総トリハロメタン
5・農薬
6・テトラクロロエチレン(洗剤等)
7・トリクロロエチレン(洗剤等)
8・溶解性鉛
9・(1 1 1-トリクロロエタン)
10・クロロホルム
11・ブロモジクロロメタン
12・ジブロモクロロメタン
13・ブロモホルム
除去できる有害物質は、こちらも、19物質です。
先ほどみた機種同じで、国が定めたJIS規格に基づく有害物質全ての汚染物質に加えて、鉄とアルミニウム・ジェオスミン・フェノール類の除去にも対応します。
国が定めたJIS規格に基づく有害物質全ての汚染物質の除去に対応します。
生成できる水は、7種類です。
ただし、「水素が生成できる」とされるシステムであるため、アルカリ水は、単なる「アルカリイオン」ではなく「還元水素水レベル」という表示です。
ようするに、通常のアルカリイオン整水器は、PH値の調整(X軸)しかできないわけですが、この機種は、水素レベルを示すORP値(Y軸)の操作も可能と言うことです。
仕組みはアルカリイオン整水器と同じですが、そのために、電極の数が約2倍に増えています。
水素の含有量が低い水道水だと効果的に作れませんので、本機は、電極を強化することで、安定して電解を可能にしています。
吐水量は、2.5L/分です。
アルカリイオン整水器となる下位機種(2.4L/分)よりわずかに強く出せます。
操作法は、上図のようなカラーパネルを操作する方式です。
水道水の水素レベルが低い場合、水素チャージボタンを押すことで、水素を含む電解水を作り出すことも可能です。
カラーパネルの表示は、見やすく分かりやすいほか、高級感も感じます。
本体の設置法は、この機種も蛇口から水を撮り、本体のホースから取水する形式です。
分岐水栓から取水すること可能ですが、別売金具が必要ですし、この方法が楽でしょう。
【2018年発売】
パナソニック カートリッジ TK-HS92C1
¥10,101 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、ロングタイプです。
12000Lまで保ちますので、一日15リットルの仕様で約2年間持つ計算です。
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以上、TK-HS71の紹介でした。
水素濃度が薄いとアルカリ度の高い水が作りにくいので、水質にあまり左右されずにアルカリイオン水ができる点がこの機種の最大の「売り」でしょう。
ただ、価格が非常に高く、導入できる人は限られるでしょう。
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【2016年発売】
11・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS70-W
¥71,300 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+5物質
精製水質:7つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2.3L/分
寸法:高さ32.7×幅18,2×奥行11.6cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、本機については、旧機種ならば、少し安めに買えます。
主な違いは、パネル部分です。
2016年からのロングセラー機だったので、液晶がモノクロです。
そのほかは、写真のように吐水口の位置が違う点を除けば、吐水量がわずかに落ちる(2.3L/分)程度の差です。
除去物質については、18種ですが、先ほど書いたように、JIS表記が変わっただけですので、実際は同じです。
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結論的にいえば、どうしても「還元水素水」が必要な場合で、予算が限られるならば、本機は選択肢になります。
ただ、実用性はともかく、オシャレなキッチンには、カラーパネルな新型が特に合いそうです。
【2018年発売】
12・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS92-S
13・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS92-K
¥142,718 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:8つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2.3L/分
寸法:高さ33.8×幅19,5×奥行14.2cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
TK-HS92は、2018年に発売されたTK-HS70の上位機です。
本体サイズは、高さ33.8×幅19.5×奥行14.2cmです。
先ほどの機種とさほど変わらないサイズです。
除去できる有害物質は、本機は19物質です。
ようするに、先ほど見たイオン整水器同様に、四塩化炭素にも対応できる、同社の「最高水準」です。
生成できる水は、この機種は1つ増えて8種類です。
下位機種は、PH9.5まででしたが、本機は、PH10.5の「強アルカリ」を作れます。
料理のアク抜きなどに強力に対応できるでしょう。
操作法は、下位機種と基本は同じです。
しかし、カラー液晶の採用や音声ガイドの追加など、「使い勝手の部分」では、かなりの改善がみられます。
本体の設置法は、本機も、分岐水栓を利用することもできますが、基本的には、上図の様に蛇口につなげるのが普通です。
【2018年発売】
パナソニック カートリッジ TK-HS92C1
¥10,101 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、新型のロングタイプが付属です。
12000Lまで保ちます。一日15リットルの仕様で約2年間持つ計算です。
また、交換時期については、限界が近づくと、液晶でお知らせが出ます。2年と長いので、忘れがちですし、良い機能でしょう。
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以上、TK-HS92の紹介でした。
価格的に非常に高価で、新築マンションなどに備える住設用の製品のようにも思えます。
液晶パネルを含めたデザイン性は高級感がありますが、機能面では下位機種でも十分でしょう。
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14・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS90-S
¥115,980 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+5物質
精製水質:8つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2.3L/分
寸法:高さ33.1×幅22×奥行15.4cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★☆
アルカリ調整幅 ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
なお、この製品にはTK-HS90という旧機種があります。
2013年発売の製品で、液晶パネルが不採用など本体デザインは旧式ながら、生成できる水は8種類という点では新機種と同じパワーです。
【2018年発売】
パナソニック カートリッジ TK-HS92C1
¥10,101 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
カードリッジは、旧型のカードリッジが添付され、13物質以外の、独自の除去物質は2つ少ない旧仕様です。
ただ、カードリッジ交換後は、2019年登場の13種類+6物質の新型のカードリッジにできます。コスト優先で高級機を選ぶならば、選択肢となり得ます。
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【2014年発売】
15・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HB50-S
¥119,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+5物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:12ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ30×幅17×奥行11.5cm
なお、同社の還元水素水生成器は、もう一機あります。
ただ、こちらについては、穴開けと電源工事が必要なので、工務店などの住設専用です。
今回の結論
アルカリイオン整水器のおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は家庭用のアルカリイオン整水器を紹介しました。
最後に、いつものように、Atlasのオススメ機種!を提案しておきたいと思います。
第1に、価格と性能を考えた場合、最もおすすめと言える機種は、
【2021年発売】
4・パナソニック TK-AS47-H [グレー]
¥59,400 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:5つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ33.3×幅16.8×奥行9.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★☆
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
TK-AS47でしょう。
【水の美味しさに関わる物質】
1・残留塩素
2・カビ臭
【水の安全性に関わる物質】
3・濁り(鉄さびなど)
4・総トリハロメタン
5・農薬
6・テトラクロロエチレン(洗剤等)
7・トリクロロエチレン(洗剤等)
8・溶解性鉛
9・1 1 1-トリクロロエタン
10・クロロホルム
11・ブロモジクロロメタン
12・ジブロモクロロメタン
13・ブロモホルム
比較的値段が手頃な製品ですが、JIS基準の13汚染物質の除去に完全に対応し、3種の濃度のアルカリ水、弱酸性の水、浄水と利用できます。
そのため、主に飲用用途にアルカリイオン整水器の導入を考えるならばこれで良いと思います。
本体サイズは、高さ30.3×幅19.8×奥行13.7cmとコンパクトでスタイリッシュです。
シンクの脇や出窓部分などに違和感なく設置可能でしょう。
とくに、パネル部分に旧機種より角度が付いたので、出窓などにおいてもパネルは見やすいデス。
設置も、水道の蛇口に取付可能であり、個人で無理なくできる製品です。
加えて、水栓部分の原水シャワーの機能が高く、水の中に空気を取り込む構造で節水効果、水はね防止効果が高いのも嬉しいところです。
価格に比して性能が高いので、基本的にはこの機種を選んで良いと思います。
第2に、キッチンの構造的にシンクの近くに設置が難しい場合は、
【2018年発売】(在庫限り)
8・パナソニック TK8051P-S
¥67,500 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:7つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2L/分
寸法:高さ31.5×幅20×奥行11.5cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
シンクと水栓を話せて置けるリモコンが搭載されたTK8051P-Sが良いかと思います。
新型が出ましたが、赤外線リモコン機能を搭載するなど、機能面で本機の方が良いです。
作れる水の種類も7種類と多く、水道の蛇口から水が出せる構造なので、「料理のアク抜き用の強いアルカリ水」、「食器などの洗浄用の強い酸性水」も便利に使えると思います。
飲用以外にも利用できるため、「色々使って試してみたい方」にもおすすめできます。
第3に、アルカリ水を安定的に生成できる部分を重要視するならば、
【2018年発売】
12・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS92-S
13・パナソニック 還元水素水生成器 TK-HS92-K
¥142,718 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
除去対応物質:13種類+6物質
精製水質:8つの水質
カードリッジ寿命:24ヶ月
流水量:2.3L/分
寸法:高さ33.8×幅19,5×奥行14.2cm
水のおいしさ ★★★★★
水の安全性 ★★★★★
アルカリ調整幅 ★★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
還元水素水生成器 のTK-HS71が良いでしょう。
水素濃度が調整できる機種で、水道水の質にかかわらず安定してアルカリイオン水を作れるのはやはり魅力ですから。
旧機種でも良いかと思いますが、このグレードで選ぶならば、デザイン面でこちらでしょう。
補足:このブログの関連記事の紹介
というわけで、今日はアルカリイオン整水器の比較でした。
なお、「ここまでの予算はかけられない!」という場合で、浄水だけでも対応したい場合、【家庭用浄水器の比較記事】で紹介したような、シンプルな製品が候補となるでしょう。
【こちら】で詳しく紹介していますので、最新機に興味のある方は、ご覧ください。
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