【今回レビューする内容】2024年 セガトイズ ホームスターなど!家庭用プラネタリウム21機の性能とおすすめ:リラックス用・浴室用・知育・小学生理科の夏の自由研究など
【比較する製品型番】Homestar ホームスターライト Homestar Lite Blue PINK ホームスタークラシック ホームスター グラニティ・HOMESTAR granity black white ナシカ アストロシアター NA-300-Black Kenko NEWスターミュージアム NSM-03AD BK WH アクアプラネタリウム HOMESTAR 君の名は。ウルトラマン HOMESTAR スター・ウォーズ BB-8 R2D2 HOMESTAR Relax
今回のお題
自宅で使うホームプラネタリウムのおすすめ機種はどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年10月現在、最新の家庭用プラネタリウムの比較です。
セガトイズ・ナシカ・ケンコーから発売されている家庭用のホームプラネタリウム を比較します。
ホームプラネタリウムの売れ筋は、セガトイズの製品です。
世界的なプラネタリム・クリエーターで、施設用のプラネタリウム投影機であるメガスターの開発者である大平貴之氏を監修に招いて、セガは家庭用プラネタリウムを作成しました。
そのため、この製品は、「おもちゃ」の域を越えた本格仕様です。
2022年には、プラネタリウム(ドームシアター)で実際上映される映像作品を見られる製品も家庭用に出しました。
デジタルハイブリッド型のHOMESTAR granity (ホームスターグラニティ)も登場しています。
一方、ネットで見かける格安の「プラネタリウム」は、実際の星空を再現した原板を利用しないので、リアルさは期待できないといえます。
そのため、今回はそういった製品は除いて、しっかり「星座原板」を使った本格派に限定して紹介します。
日周運動に対応するような、学習に向いたプラネタリウムもあるため、お子さんの知育や、自由研究に使えそうなモデルなども紹介します。
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星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★★
知育・教育 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、、今回は、いつものように商品を紹介した後で、最後に結論としてAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思っています。
1・セガトイズのプラネタリウムの比較
はじめに、 セガトイズのプラネタリウム「ホームスター」の紹介からです。
【2024年発売】
1・ホームスター Homestar Lite Blue ブルー
2・ホームスター Homestar Lite Pink ピンク
¥2,713 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:1万個
星の瞬き:非対応
日周回転:非対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:単4電池×2
星の再現性 ★★★★☆
リラックス ★★★★☆
知育・教育 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
HOMESTAR Liteは、セガトイズの入門モデルです。
部屋で使う現行モデルとしては「エントリークラス」の入門機です。
最近まで販売されていた「ホームスター Lite 2」の外装をシンプルにした製品と言えます。
電源は、単4電池4本で取る方式です。
投影のイメージは、次の通りです。
天井の高さは1.5mから2.3mまで対応します。側面投影もできます。投影される範囲は直径約1.8mの円状です。
投影範囲についても、上位機種よりも狭い仕様です。
15分でオートオフする機能がありますので、寝る前のリラックスには最適ですね。こちらは電池式で単四電池を4本使い、5時間の連続稼働が可能です。
投影できる星の数は、後ほど紹介する上位機種の6万個に及ばない1万個になります。
とはいえ、肉眼で見える星の数は約5000個ということで、空を見るよりも多くの星が投影できています。
付属している原板ソフトは、「12月中旬の午前0時 東京の夜空」です。
日周回転は、時間指定されていることからも分かりますが、このクラスの製品では日周(回転)運動 はしません。その時点の夜空しか見れませんので、ややロマンに欠けます。
投影方式は、光学式です。そのため、ピント調整が可能です。
角度調整も可能なため、部屋の壁や天井に自由に投影できます。
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以上、ホームスターライトの紹介でした。
エントリークラスのモデルで格安ですが、日周(回転)運動 がなされない点が残念です。知育玩具と考えてもイマイチな仕様だと思います。
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【2016年〜】
・ディズニー ホームスターマジカルナイト
・HOMESTAR スター・ウォーズ BB-8
・HOMESTAR スター・ウォーズ R2D2
・HOMESTAR 君の名は
なお、「エントリークラス」の「ホームスターライト」をベースとした企画商品も、これまで結構発売されてきました。
映画公開など、時々に話題の製品は今後も出ると思います。
【2021年発売】
3・ホームスター スノーホワイト
4・ホームスター ミッドナイトネイビー
¥11,811 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
【Amazon限定】(性能は同じ)
5・ホームスター シャンパンゴールド
¥14,444 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:対応
日周回転:対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★★
知育・教育 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ホームスターは、2021年8月登場の、ホームスターシリーズの「スタンダード機」です。
電源は、ACアダプター経由で取る方式です。
投影できる星の数は、ホームスターLiteと較べると、こちらは約6万個と6倍の星が投影されます。
また、光源も3倍こちらの方が明るいLEDを採用しています。
天井の高さは1.8mから2mまで対応します。側面投影もできます。
投影される範囲は直径約2.5mの円状ですので、下位機種よりも広く投影できます。
日周回転は、対応します。
12分で全天が一周する固定仕様となります。
オーロラは見れませんが、ランダムに流れ星を流すこともできます。また、30分・60分でオートオフする機能も付きます。
ただし、他社機と違って、日時を指定しての星空は表示できないため、学習用としてはイマイチです。
電源は電池ではなく、ACアダプターを使います。
付属している原板ソフトは、2つです。
第1に、「日本の瞬く星空(天の川)(モノクロ)」は、シリーズ最高となる、約6万個の星に対応する本格的な製品です。
第2に、「日本の瞬く星空(モノクロ)」は、1万個と星の数は少ないのですが、大気層を疑似的に再現できる「瞬き原板」を利用し、肉眼で見ているように「星がまたたく」という新機軸があります。
HOMESTAR 四季の星空
HOMESTAR 太陽系惑星
HOMESTAR 宇宙に浮かぶ地球
HOMESTAR 彗星
HOMESTAR 銀河・星雲・星団
¥2,750〜 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
一方、カラー原板を含めて、別売でいくつかの原板があります。
星座図用もあるので、子どもの学習用にも良いかと思います。
【2022年追加】
HOMESTAR 北半球の星空 星座ライン入り
¥(2,388) Amazon.co.jp (10/25執筆時)
HOMESTAR 北半球の星座絵
¥(2,388) Amazon.co.jp (10/25執筆時)
HOMESTAR 宇宙船からみた地球
¥2,414 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
HOMESTAR 平安の夜空に現れた超新星
¥2,416 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
なお、2022年に(かなり久しぶりに思いますが)新しい原板がいくつか出ました。
星座ラインが付いた(星座絵抜きの)原板は、教育用に向いていて良い構成に思えます。
そのほか「リラックス」用途に、山・川・海の自然音と、3種のヒーリングサウンドが収録されます。
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以上、ホームスターの紹介でした。
日周(回転)運動 に対応したり、様々な原板ソフトが用意されていたり、より広範囲に投影できたり、下位機種よりもスペックがかなり高い点、お勧めできる機種です。
値段も機能に較べるとお得感が高いと思います。
ただし、あくまで「トイ」であり、教育用としては、先述のように「イマイチ」です。低学年まででしょう。
【2021年発売】(執筆時在庫なし)
6・セガトイズ HOMESTAR granity black
7・セガトイズ HOMESTAR granity white
¥(33,387) Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:対応
日周回転:対応
時刻設定:対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★★★
知育・教育 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ホームスターは、2021年8月登場の、ホームスターシリーズの「ハイエンド機」です。
以前あった中間グレードの「HOMESTAR PRO・HOMESETAR PRO2nd」が生産終了なので、価格差がありますが、かなり「本格的」です。
なお、こちらも、執筆時在庫なしでした。24年初頭にはありましたので、引き続き掲載しますが、後述するようなコンテンツ連動型な部分があるので、再生産されるかは不定です。
されれば良いのですが。
電源は、ACアダプター経由で取る方式です。
投影できる星の数は、本機も約6万個です。
したがって、光源も同様なので、シンプルに言えば、原板で見える星の数は、下位機のホームスターと同じです。
しかし、本機の場合「デジタルハイブリッド型」です。
簡単に言えば【モバイルプロジェクターの比較記事】でみた映像投影装置が、光学式(レンズ式)原板と複合的に備わるタイプです。
むろん家庭なので平面投影ですが、映像作品も同時に上映する、街中のドームシアター(プラネタリウムシアター)と同じ方向性です。
方式的には小型のWVGA解像度(854×480)でDMD(デジタルミラーデバイス)を使ったものです。先ほどのプロジェクタ記事で書いたカテゴリだと、DLP式です。
コンテンツは、同社の準備するスマホアプリからネットワーク投影する形式です。
一方、現状で40作品以上がの公開があります。
アプリ内課金の2作品を除けば、無料です。
ただし、光学式と併用し、原板と連動してコントロールされるハイブリッド投影なコンテンツは、上図の4種のみです。
今後は増えるかもしれませんので、そこは「要注目」です。
同社サイトの映像のリスト(こちら)で現状については確認できます。
その他の40作品は、ジャンルが幅広いです。
天文ファン向けから、子供向け、旅行先の星空まで、家族で楽しめそうな構成です。
いくつか「見覚えのある」作品がありましたが、街のシアター用の作品をライセンス購入して、コンテンツを増やしているようです。
利用するアプリは、「ホームスターグラニティ専用アプリ」です。
iOS用(こちら)のみなのが、現状における注意点です。Android系は発売時なく、アナウンスもないので、今後出るかは不明です。
この手のアプリは「後から出る」こともありえるので、最新情報は確認をお願いします。
本機は、Wi-Fiでセガトイズのネット上のサーバーにアクセスし、ID認証で映像にアクセスする方式なので、「アプリが展開終了したら終わり」な端末です。
(まあ)大きな会社ですし、大丈夫でしょう。 なお、先述の映像コンテンツも一部「ライセンス契約」で、期間が過ぎた場合、試聴できなくなります。
ようするに、無料で使える「Netflix」のようなイメージで良いかと思います。
操作は、スマホをリモコンにすることでも可能です。
天井の高さは、2mが最適との指示です。
幅がないのは、DLP投影とのハイブリッド型だからということもあるかと思います。AFではないので、ピントボタンでの調節です。
直上は、約2.5mの円状です。
日周回転は、対応します。
原板目盛りで、時刻設定も可能なので(高価ですが)子供の天文学習用としても使えると言えます。
電源は電池ではなく、ACアダプターを使います。
付属している恒星原板は、5つです。
星図入りの、春・夏・秋・冬のものです。
旧機種との原板の互換性もあるので、カラー原板をお持ちならば使えます。
先述のように、別売もあります。
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以上、セガトイズの HOMESTAR granityの紹介でした。
光学式としては日周運動・時刻設定に対応する「本格的」なモデルです。その上で、街のプラネタリウムドームシアターのようなコンテンツが自宅で楽しめるのが「売り」です。
ハイブリッド型のコンテンツ数の部分は「課題」と書きました。ただ、映画などをみるわけではないですし、そうそう毎日見るものでもないでしょう。コンテンツを見た後星空を楽しむなど、値段相応に楽しめるような気はします。
なお、コンテンツは入替があるので、発売(2022年末)から時間が経ってから買われる方は、その時の映像のリスト(こちら)を必ず確認してください。
(ないとは思いますが)端末が終息に向かう時期には減っていく、上り調子ならば増えていくものなので、そこは各自で見極めてください。
【2013年発売】(中古価格含む)
8・ホームスター クラシック [ネイビー]
9・ホームスター クラシック [ホワイト]
10・ホームスター クラシック [ブラック]
¥5,880 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:非対応
日周回転:対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★☆
知育・教育 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
ホームスタークラシックは、(スマホ非対応の)無印ホームスターのほうの「以前のスタンダード機」です。
そちらと比較する場合、本機は、音楽再生機能のほか、「星がまたたく」機能がない点が違いです。
一方、原板については、日本の星空(白黒原板)と星座ライン入り(白黒原板)です。
それ以外は、基本的に、ホームスターと同じです。
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【2021年発売】
11・HOMESTAR Classic Solar System
¥12,000 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
【2018年発売】(中古価格含む)
12・HOMESTAR Classic MARS
¥9,980 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
【2019年発売】
13・HOMESTAR Classic Satellite MOON
¥39,980 楽天市場 (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:非対応
日周回転:対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★☆
知育・教育 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
なお、「スタンダード機」については、毎年の「天体イベント」に合わせた限定版が出荷されてきました。
異なるのは原板だけですが、少し紹介しておきます。
第1に、ホームスター クラシック ソーラーシステムは一番新しい、特別限定版です。
こちらは、「太陽系惑星と星空(カラー)」、「太陽系を離れるボイジャーからの星空(モノクロ)」が付属です。
第2に、 「ホームスター クラシック マーズ」は2018年に限定出荷されたものです。
火星がカラーで収録された「日本の星空と火星」と「火星から見た星空」の2枚が収録です。
火星大接近という天体現象がおこった2018年7月を記念したモデルです。
第3に、「ホームスタークラシック サテライトムーン」です。
こちらは、月の裏側から見た星空の原板のほか、カラーの「日本の星空と月」が収録です。
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・ホームスターウルトラマン
ちなみに、2017年は、「ホームスターウルトラマン」なる製品が、「スタンダード機」の限定版でした。
付属している原板ソフトは、3枚です。
円盤には、バルタン星人など多数の怪獣・宇宙人が投影されます。空の場所は、「M78星雲から地球方向の夜空」が含まれます。この製品のために独自開発したそうです。
【2018年発売】
14・ HOMESTAR Relax Pink
15・ HOMESTAR Relax Green
16・ HOMESTAR Relax Purple
17・ HOMESTAR Relax White
¥2,980 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:1万個
星の瞬き:非対応
日周回転:非対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:単4電池×2
星の再現性 ★★★☆☆
リラックス ★★★★☆
知育・教育 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
HOMESTAR Relaxは、2018年発売の一風変わったホームスターです。
電源は、単4電池4本で取る方式です。
それぞれ綺麗にパッケージされた4色構成で、春夏秋冬の原板が色別に付属します。
結婚式などのギフト用でしょう。
投影できる星の数は、非公開ですが、おそらく、ホームスターライトと同等の1万個になります。
日周回転は、非対応です。
付属している原板ソフトは、先述のように、色別に春夏秋冬の原板が2つです。星空の場所は非公開ですね。
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以上、HOMESTAR Relaxの紹介でした。
「面白い」ギフトには良い製品だと思います。ただ、それ程本格的でない点、また、受け取った肩が、ずっと使ってくれるかは、ポイントとなる部分がないだけに、「やや微妙」でしょうか。
2・ケンコーのプラネタリウムの比較
続いて、ケンコートキナーの製品です。
同社は、望遠鏡や双眼鏡、カメラレンズなどを開発する日本企業です。
【2020年発売】NSM-03BK NSM-03WH後継機
18・Kenko NSM-03AD BK
19・Kenko NSM-03AD WH
¥8,250 楽天市場 (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:非対応
日周回転:対応
時刻設定:対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★☆☆☆
知育・教育 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
NEWスターミュージアム NSM-03ADは、カメラや天体望遠鏡などの光学機器を製造している、日本のKENKO社のプラネタリウムです。
セガは「おもちゃ」として販売していますが、こちらは、どちらかというと、天体観測機器の延長線上として売られている製品です。
電源は、ACアダプターが付属します。
単3電池3本でも3時間動く仕様です。
投影できる星の数は、非公開です。
ただ、光学式のプラネタリウムですので、ピントの調整が可能です。
日周回転は、こちらはホームスター・クラシックと同じく日周(回転)運動 に対応します。
さらに、こちらの場合、投影する星空の日時の設定も可能であり、、回転スピードの調整も5段階で可能です。特に前者は、自由研究などの知育目的には良いと思います。
星空は、一方、次に紹介するナシカは全天周になりますが、こちらは、北緯35と南緯35°から見た場合の表示となります。
付属している原板ソフトは、北半球の星(北緯35度)・南半球の星(南緯35度)・北半球の星座が付属します。その他、流れ星発生機能が付属します。
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以上、NEWスターミュージアムの紹介でした。
教育的要素が強い製品で、日時などのダイヤル設定も容易にできる機種です。
また、南半球に対応する点も特徴です。一方、ホームスターに明確に優る部分は、星座名前入りで、単独で星座の位置の勉強ができる点、日時が指定できる点でしょう。
3・ナシカのプラネタリウムの比較
最後に、ナシカのプラネタリウムです。
同社のアストロシアターシリーズは、セガより前から販売があるロングセラーです。
【2008年発売】
20・ナシカ アストロシアター NA-300-Black
21・ナシカ アストロシアター NA-300-White
22・ナシカ アストロシアター NA-300-Silver
¥14,850 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:非対応
日周回転:対応
時刻設定:対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★☆☆☆
知育・教育 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
最後にナシカから販売されているアストロシアターを紹介します。
同社も、望遠鏡や双眼鏡を出しているメーカーです。ただ、こちらは在庫のみで生産完了のようです。すでに価格も上がり目です。
電源は、こちらも単3電池3本で動きますが、ACアダプターも同梱されます。
投影できる星の数は、セガと同じで、最大60000個です。
電源は電池で、オートオフタイマーが30・60・120分で付属します。投影範囲は調整ができ、直径60cmから300cm円状に投影できます。
日周回転は、日周(回転)運動 に対応します。
10分間で全天を1周する仕様です。もちろん、日時設定機能があり、365日・19時〜3時の間で見たい星にセット可能です。生まれた日の星空、などを見ることも可能です。
付属している原板ソフトは、最大60000個の星空天板(北半球のみ)、学習用の星座天板、イラスト入り星座天板が付属します。
さらに、皆既日食、皆既月食などの天体現象を投影できるカラー天板も付属です。
星座図は、こちらの製品も「星座名」がはいっており、学習により向いた仕様と言えるでしょう。学校の授業で使う、という使い方も紹介されています。
NASHICA 地球環境と生物
NASHICA 世界の夜景
NASHICA はやぶさの旅路
¥2,000〜 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
その他、別売りで3種類のカラー原板が用意されています。
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以上、ナシカのアストロシアターの紹介でした。
セガトイズの製品に較べるとエンタテインメント性が薄く、その一方で星空の学習には最適な知育商品だと思います。
小学校・中学校の授業や自由研究などにも使えそうな商品ですね。都会の夏は、冬に較べて星空がみえない日が多いので、こういったアイテムは有効なのかもしれません。
ただ、先述のように、生産完了で、価格が上がっています。後継機が出て欲しいですが、難しいかもしれません。
今回の結論
自宅で使うホームプラネタリウムのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は家庭用のプラネタリウムについて書いてみました。
最後に、いつものように、Atlasのオススメ機種!を書いてみたいと思います。
第1に、趣味や癒やし目的で利用する場合、最もおすすめと言える家庭用のプラネタリウムは、
【2021年発売】
3・ホームスター スノーホワイト
4・ホームスター ミッドナイトネイビー
¥11,200 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
【Amazon限定】(性能は同じ)
5・ホームスター シャンパンゴールド
¥14,444 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:対応
日周回転:対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★★
知育・教育 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
セガトイズのホームスターでしょう。
映写範囲が広く、たくさんの星が投影でき、かつ日周(回転)運動 する点で本格的です。
その上で、地上から肉眼で見る際の「星のまたたき」を再現した唯一の製品です。
自然音などの音楽再生も対応するため、リラックス効果も期待できますし、一般向けとしては、なかなかに優れた製品と言えます。
【2014年発売】
HOMESTAR 四季の星空
HOMESTAR 太陽系惑星
HOMESTAR 宇宙に浮かぶ地球
HOMESTAR 彗星
HOMESTAR 銀河・星雲・星団
¥2,475〜 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
【2022年追加】
HOMESTAR 北半球の星空 星座ライン入り
¥(2,388) Amazon.co.jp (10/25執筆時)
HOMESTAR 北半球の星座絵
¥(2,388) Amazon.co.jp (10/25執筆時)
HOMESTAR 宇宙船からみた地球
¥2,414 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
HOMESTAR 平安の夜空に現れた超新星
¥2,416 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
寝る前のちょっとした「癒やし」アイテムとして購入しようと考えている方も、コンテンツが多いこちらが良いと思います。
30・60分と小刻みのオフタイマーもこの用途には最適でしょう。
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【2024年発売】
1・ホームスター Homestar Lite Blue ブルー
2・ホームスター Homestar Lite Pink ピンク
¥2,713 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:1万個
星の瞬き:非対応
日周回転:非対応
時刻設定:非対応
防水性:なし
電源:単4電池×2
星の再現性 ★★★☆☆
リラックス ★★★★☆
知育・教育 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
ただ、知育やリアルさの再現というより、夜寝る前のリラックスのような使い方ならば、下位機でも良いでしょう。
こちらでも、肉眼で見えるよりも多いとはいえる1万個の星空は見えます。
15分タイマーもあるので、天井に投影して、寝るまで楽しむような使い方ならば、十分かと思います。
第2に、家族全員で楽しめる、本格的なプラネタリウムといえる製品は、
【2021年発売】(執筆時在庫なし)
6・セガトイズ HOMESTAR granity black
7・セガトイズ HOMESTAR granity white
¥(33,387) Amazon.co.jp (10/25執筆時)
星の数:6万個
星の瞬き:対応
日周回転:対応
時刻設定:対応
防水性:なし
電源:コンセント
星の再現性 ★★★★★
リラックス ★★★★★★
知育・教育 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
HOMESTAR granity blackでしょう。
先述のように、現在在庫がないので、(めでたく)再生産されたらと言う話です。
「デジタルハイブリッド型」で、デジタル映像も楽しめる点がやはり評価できます。
連動型のコンテンツ数は、先述のように、現状でさほど多くないです。
ただ、映像作品は40作品を超えますし、コンテンツ自体も、街中のドームシアター(プラネタリウムシアター)と互換するようなので、今後増えていくことが期待できます。
知育的な部分でも、星図原板が基本装備された上、しっかり、 日周回転・時刻設定に対応します。
コンテンツも、現状で、各年代の子供が「天文への関心」を段階的に深めて行けるような感じなので、家族向けにはとくに良いように思えました。
遠くに暮らす孫が来たときの「里帰りガジェット」、地域の「イベント用ガジェット」などにも結構よさげです。
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Vixen 天体望遠鏡用アクセサリー
¥270 Amazon.co.jp (10/25執筆時)
なお、プラネタリウムを勉強(自由研究)用に使う場合は、星図を手元に置きながら使うと、学習効果が高いと思います。
一緒に星を探す、というのもよさそうです。
ーーというわけで、今回は、家庭で使うホームプラネタリウムの比較でした。
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ではでは。