1回目記事からの続きです→こちら
2-1・コロナの高性能モデル(続き)

2回目記事は、コロナの製品のうち、1回目記事で紹介できなかった最上位機の紹介からです。
1・石油ファンヒーターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:スタンダード機〈各社〉
1-3:省エネ型〈コロナ〉
2・石油ファンヒーターの比較 (2)
2-1:省エネ型〈コロナ〉
2-2:ハイブリッド型〈トヨトミ〉
2-3:速暖型〈ダイニチ〉
3・石油ファンヒーターの比較 (3)
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら各機を解説していきます。
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また、ここからの記事は、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。

【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2025年発売〉FH-WZ3625BY(KG) FH-WZ3625BY(WG)
33・コロナ WZシリーズ FH-WZ3625BY-KG
33・コロナ WZシリーズ FH-WZ3625BY-WG
33・コロナ WZシリーズ FH-WZ3625BY-SG
¥43,010 楽天市場 (10/26執筆時)
(ルート限定型番)FH-CWZ36BYG(KG)
34・コロナ WZシリーズ FH-CWZ36BYG
¥33,939 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FH-WZ3624BY(KG) FH-WZ3624BY(WG)
35・コロナ WZシリーズ FH-WZ3624BY-KG
35・コロナ WZシリーズ FH-WZ3624BY-WG
¥42,369 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ466×幅458×奥行338mm
暖房出力 :3.60〜0.59kw
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2025年発売〉FH-WZ4625BY(KG) FH-WZ4625BY(WG)
36・コロナ WZシリーズ FH-WZ4625BY-KG
36・コロナ WZシリーズ FH-WZ4625BY-WG
¥55,830 楽天市場 (10/26執筆時)
(ルート限定型番)FH-CWZ46BYG(KG)
37・コロナ WZシリーズ FH-CWZ46BYG
¥41,000 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FH-WZ4624BY(KG) FH-WZ4624BY(WG)
38・コロナ WZシリーズ FH-WZ4624BY-KG
38・コロナ WZシリーズ FH-WZ4624BY-WG
¥58,801 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ466×幅520×奥行338mm
暖房出力 : 4.62〜0.72kw
消費電力:弱燃焼時9.5W(強燃焼時4W)
エコ性能:温度・人感センサー
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2025年発売〉FH-WZ5725BY(KG) FH-WZ5725BY(WG)
39・コロナ WZ ブラック FH-WZ5725BY-KG
39・コロナ WZ ホワイト FH-WZ5725BY-WG
¥51,800 楽天市場 (10/26執筆時)
(ルート限定型番)FH-CWZ57BYG(KG)
40・コロナ WZシリーズ FH-CWZ57BYG
¥49,300 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FH-WZ5724BY(KG) FH-WZ5724BY(WG)
41・コロナ WZ ブラック FH-WZ5724BY-KG
41・コロナ WZ ホワイト FH-WZ5724BY-WG
¥65,142 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ466×幅520×奥行338mm
暖房出力 :5.65〜0.90kw
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時40dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
WXシリーズは、コロナの最上位機種です。
なお、流通ルート限定で、型番が変わります。
黒のみの展開ですが、性能差はありません。時期によって安い場合が多いですので、買われる際の価格はリンク先で比べてください。

2024年旧機が残ります。
こちらも、下位機種の場合と同じで、においとり触媒(酸化マンガン)で「仕上げ」の消臭力が強化された点が違いです。なお、旧機も同じ工夫がありましたが、触媒の種類の公開はありませんでした。やはり、別触媒をつかっている旧機に対しての効果の差は未公開です。
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結論的にいえば、消臭部分では進化が見られますので、同じほどの値段ならば新機種が良いでしょう。ただ、効果差が示されない部分で言えば、「セール」などで、1500〜2000円前後ほど価格が安いようならば、旧機でも良いと思います。
あとは同じですので、同時にみていきます。

本体色は、グランブラックが基準色です。
そのほか、グランホワイトと、25年から10畳用のみグランシルバーが加わりました。
いずれも都会的なデザインで、デザイナー系のマンションでもマッチしそうです。

燃焼方式はポンプ噴射式です。
下位機と同じです。
先述のように、着火時間が長めという以外、欠点が見られない方式です。
適用畳数は、木造10畳・12畳・15畳の3種類です。
本機も、10畳用のみ多少幅が狭い45.8cmで、それ以上は52cmになります。
奥行と高さは変わりません。

暖房出力は、木造10畳用で、3.6kwです。
他のサイズを含めて、各社のスタンダード機の標準はあります。
VXシリーズと同じく「ターボモード」も搭載ですし、実際のご自宅の畳数にあわせて選んで良いでしょう。もちろん、寒冷地の利用で、パワー(速暖性)を期待するならば、実際のサイズより余裕を持って選んだ方が良いです。
また、密閉できずすきま風が入るような空間や、天井が高い空間の場合は、なおさらそのように言えます。

一方、本機は、VXシリーズでみたダブルフローをさらに強化し、ルーバーが上下にスイングする構造です(足元あったかルーバー)。
火力に応じて風向きを自動で上下に自動調節する機能も利用できます。
ダブルフローとこれをあわせてトリプルフローと名付けています。
消費電力は、VXシリーズ同様に、DCモーター搭載です。
したがって、「業界最高水準」であり、この部分の省エネ効果は最高です。

タンクの容量は、7.2リットルと大きめです。
この部分は、大きいにこしたことはないです。
一方、本機は残量の目安を液晶上に表示する機能があります。
結構便利でしょう。
着火までの時間は、VXシリーズ同様に、(待機電力を使わない)通常着火の速度が注目点です。
最速で55秒(10畳用以外は65秒)で着火します。

エコ運転は、人感センサーを利用するタイプです。
石油ファンヒーターの前から10分人の気配がないと、自動でセーブ運転し、50分間いないと自動消火する仕組みが採用されます。

省エネ面では、本機は、エコモード(最高温度20度)に設定する場合、センサー、ルーバーの相互作用で、小型機でも13.900円の節約と説明されます。
エコモードの部分の効果が多いでしょうが、同社の下位機や、他機と比べての省エネ性は総合的に良いと言えそうです。

検知範囲は、トヨトミの人感センサー搭載機と同じです。

消臭機能は、可動式の消臭・点火シャッターの工夫と、プレミアム消臭「極」Plus(ニオイカットメカ・クリーン消火・酸化マンガン触媒)は、本機も採用です。

その上で、加わるのは光触媒除菌・脱臭フィルターです。
フィルターは、光触媒なので、洗って天日で干すと効果が復活します。そのため、少なくとも耐用年数期間(6年)は交換は不要とされます。

リモコンは、付属です。
安全性を重視するため、運転ボタンはないです。しかし、停止・延長・温度直接などがリモコンで行えます。
ただ、【スマートリモコンの比較記事】や【スマートスピーカーの比較記事】で説明したような、(音声操作を含む)多機能リモコンを愛用している方には、この機能は便利かもしれません。
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以上、コロナのWZシリーズの紹介でした。
高級機として、灯油代・電気代を減らす工夫が充実します。特に、気流制御と人感センサーによる、省エネ性は、快適性を削ぐことなく、光熱費を抑えられる工夫として評価できます。
先ほど出した光熱費の削減額は、温度設定を「20度設定」にする「ecoモード」を利用した場合の数値である点は、割り引いく必要があるものの、実際効果は期待できそうです。
耐用年数(6年)使うとして、下位機に比べた本体価格の高さは吸収できるでしょう。
2-2・トヨトミの高性能モデル

続いて、トヨトミの石油ファンヒーターの上級機です。
同社の場合、上位機は、電気との「ハイブリッド型」だけになります。

【木造〜11畳・コンクリート〜14畳】
〈2023年発売〉
(通常製品:赤)LC-SHB40N (R)
41・トヨトミ LC-SHB40N-R
¥33,000 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
(直販限定色:黒・グレージュ)
42・トヨトミ WAE-N40-HC
42・トヨトミ WAE-N40-MB
¥33,800 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ:438×376×296
暖房出力 :3.2〜0.79kw
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時18dB・強燃焼時35dB
消費電力:燃焼時12W
タンク:5リットル
保証期間:3年間
SHBシリーズは、トヨトミの少し変わった上位機です。
「ハイブリッドヒーター」というジャンルの製品で、面白い独自機能があります。
なお、通常色(赤)いがい直販限定色がありますが、性能は同じです。

燃焼方式は、ポット式です。
下位機種でも書きましたが、消費電力が少なめである上で、不良油耐性が高くその部分で故障しにくいのが良い部分です。

適用畳数は、木造11畳・コンクリート14畳です。
ただし、こちらは「電気+灯油」で暖める場合の畳数です。
電気は、完全にセラミックヒーターの出力なので暖房時は800Wです。
暖房出力は、最大で3.2kwです。
そのため、灯油だけで利用する場合、木造9畳・コンクリート12畳程度にふさわしい製品です。

電気代は、メーカーによる詳しい情報はないです。
電気を併用する点で気になりますので、個人的に試算しました。
上表は、室内温度5℃から暖房する場合で、8時間運転した場合の電気代・灯油代の目安です。日本電機工業会の基準(壁に断熱材50mm)に即しながら、電機工業会の電気代の算出式と、執筆時の灯油代(1L=約120円)から算出しました。
カッコ内は、室温18℃に達するまでの時間です。本機の仕組みだと、18℃以上になると、電気ヒーターが止まって、灯油とわずかな消費電力(12W)での運転になるため、そこも加味しました。
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結論的にいえば、木造、コンクリ(RC住宅)とも8畳程度ならば、そこまで光熱費は上昇せずに、電気の力でパワーを補えるかと思います。
8畳ならば、木造で8時間で250円(電気代40円/ 灯油代210円)、コンクリで、8畳で200円(電気代35円/ 灯油代165円)ですので。
それ以上に広い場合、18℃に達する温度が長すぎるので、光熱費の部分でだいぶ不利になります。また、室温ベースで0℃付近になる地域の場合、小部屋でもあまりおすすめできません。

とはいえ、灯油切れの際に補助暖房として使える点と、石油ファンヒーターが点火する前に、3秒で電気による温風が出はじめるので、立ち上がりが速いのは嬉しいでしょう。
とくに、本機は「ハイパワー運転」機能があります。
立ち上げ時、電気で加熱する際、風量を3%よけいに出し、その後、灯油火力を5%上げて運転するモードです。負荷をかける「オーバーブースト」なので、5分間限定です。

タンクの容量は、5リットルです。
着火までの時間は、(火ではないですが)先述のように「3秒」です。

エコ運転は、下温度センサーと人感センサーが搭載されており能力があります。
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以上、トヨトミのSHBシリーズの紹介でした。
灯油でも電気でも使えるので、何らかの災害や、灯油の入れ忘れに備えられるのは良い部分です。
ただ、室温ベースで零下になる地域の場合、あるいは、壁が薄い住宅の場合や、適用畳数が示すほどの広めのリビングで利用する場合、8時間光熱費が500円前後に達する可能性があるため、おすすめできないです。
そこまで寒くない地域の小部屋の「補助暖房」としての
電気代がかかるのは確かなので、木造9畳・コンクリート12畳程度の部屋で普段は灯油のみで利用し、上で書いたような「非常時」にだけ電気の力を借りるような使い方が良いように思えます。
いずれにしても、少し特殊なので、必要な方は限られるでしょう。
2-3・ダイニチの高性能モデル

続いて、ダイニチの石油ファンヒーターの上位機の紹介です。
同社の場合、ブンゼン式の利点を活かした速暖性が高級機でもポイントです。

【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FW-3325KE(K)
43・ダイニチ KEタイプ FW-3325KE-K
43・ダイニチ KEタイプ FW-3325KE-W
¥26,552 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :3.30〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時52W(強燃焼時98W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
【木造〜11畳・コンクリート〜15畳】
〈2025年発売〉FW-4325KE(W)
44・ダイニチ KEタイプ FW-4325KE-K
44・ダイニチ KEタイプ FW-4325KE-W
¥30,083 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-4324KE(W)
45・ダイニチ KEタイプ FW-4324KE-W
¥26,180 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ435×幅436×奥行313mm
暖房出力 :4.30〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時63W(強燃焼時143W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
KEタイプは、ダイニチの販売する、石油ファンヒーターです。
旧機種が残りますが、性能差はありません。

1回目記事で見た同社のSタイプやNCタイプの上位になります。
本機の場合、上位機と言うより、1回目記事でみた「スタンダード機」の良い方(中の上)という感じのグレードの製品です。
外観は、したがって、スタンダード機とそこまで変わりません。

ただ、利便性の部分では、大きめで、かつ、オレンジバックライトで見やすい操作画面であることが目に付きます。

燃焼方式は、ブンゼン気化式です。
下位機同様、燃焼時に電気を使うので、光熱費の水準が課題です。
適用畳数は、木造で9畳・11畳というラインナップです。
ここまで見てきたように、出力の部分で優れる製品は、各社とも出力を少しアップさせていて、それぞれ「10畳・12畳用」という表記になります。
その点で、先ほど書いたように、こちらの製品グレードは「中の上」です。

暖房出力は、木造9畳用で3.3kwの水準です。
11畳用を含めて、適用畳数として問題ない数字です。
一方、この部分で言えば、室温15度以下の場合、燃焼開始後、最長30分だけ火力を5〜10%高めるオートターボ運転に対応します。
耐久性に支障のない範囲で、火力を強める仕組みです。
消費電力は、やはり、ダイニチの場合、課題です。
Sタイプと同じで、9畳用でも、弱燃焼でも52W、強燃焼で99Wの電力を消費します。
タンクの容量は、5リットルです。
先述のように、石油ファンの標準的なサイズで、多くも少なくもないです。
ちなみに、同社の場合、もう1ランク上だと、9Lです。
着火までの時間は、35秒です。
ダイニチの自慢の部分ですが、下位機よりもさらに5秒短いです。
エコ機能は、「エコおまかせモード」です。
既に見た下位機(Sタイプ)と同じでです。
設置した温度に向かって、強運転・弱運転を繰り返して調整する方式です。
一時消火機能がないのが難点です。

消臭機能は、「秒速消臭システムプレミアム」が搭載です。
下位機の名前(パワフル秒速消臭システム)と少し変わります。仕組み的には同じで、弁を閉じて気化ガスを封じ込める仕組みです。
ただ、構造が変わるようで、消火時のニオイは25%減との検証結果です。
先述のように、ブンゼン気化式はここが「強み」であり、灯油臭が苦手な方には良い仕組みです。

お手入れは、下位機との違いです。
このグレードの場合、ファンフィルターの着脱が可能です。
抗菌加工で、また、外して洗える部分で利点があります。
ただし、フィルターの目が細かいので、週1回、掃除機でメンテする際にも、外して掃除するようにとの指示です。おそらく「ターボ運転」の関係で、フィルターにゴミを纏いやすいからこの仕様になったかなと思います。
なお、下位機同様に、不良油耐性に課題がある方式なので、底部の油フィルターを月1回の点検が必要とされる部分は、引き続き、注意点です。

そのほか、Sタイプ以外は搭載されていた「ワンタッチ汚れんキャップ」に加えて、持ち手が2箇所(タンクWとって)になる部分で、利便性がより向上しています。
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以上、ダイニチのKEタイプの比較でした。
同社の自慢である「パワフルさ」「ニオイの少なさ」は、ターボモードの搭載で、さらに磨かれています。
一方、欠点である、消費電力の多さが残るほか、手入れの部分も、一長一短がある仕様担っていると言えます。
かなり高価にはなりますが、後ほど見る上位機の場合、これらの良い部分を残したまま、欠点部分の改良がみられるので、見比べると良いように思います。
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【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2025年発売〉FW-3325KC(H)
46・ダイニチ KCタイプ FW-3325KC-H
¥18,976 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-3324KC(H)
46・ダイニチ KCタイプ FW-3324KC-H
¥19,800 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :3.30〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時52W(強燃焼時98W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
なお、本機の、1グレード下位となるのは、KCタイプです。
こちらも新旧での性能差はありません。

こちらは、KEタイプの廉価版と言えます。
予告・給油ボタンが液晶内にあるなど、コストカットされた仕様です。
また、おしらせメロディの音量が選べない点、運転延長時間(1・2・3h)を選べず3時間固定である点、着脱式ファンフィルターに抗菌加工がない点が、違いです。
あとは、パワーなどを含めて、同じです。
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結論的にいえば、例年、わりとしっかり、KEタイプとは値段差が付くので、ダイニチに限っていえば、お買得なラインです。前半で見た、Sタイプや、NEタイプとも価格差があまりないので、そちらを選ぶならば、本機を候補にしたほうが良いです。
ただ、消費電力の部分など、KEタイプと欠点は共通するため、その部分が注意点となります。

【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2025年発売〉FW-3725GR(W)
47・ダイニチ GRタイプ FW-3725GR-W
¥36,495 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-3724GR(W)
47・ダイニチ GRタイプ FW-3724GR-W
¥30,101 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅438×奥行349mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2025年発売〉FW-4725GR(W)
48・ダイニチ GRタイプ FW-4725GR-W
¥47,376 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-4724GR(W)
48・ダイニチ GRタイプ FW-4724GR-W
¥35,152 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行349mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2025年発売〉FW-5725GR(W)
49・ダイニチ GRタイプ FW-5725GR-W
¥45,211 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-5724GR(W)
49・ダイニチ GRタイプ FW-5724GR-W
¥39,800 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行349mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
ダイニチのGRタイプは、同社では、2番目に高級なモデルです。

旧機種が残ります。
旧機は、キャップが写真のようなワンタッチ汚れんキャップEXが搭載でした。
同社の下位機種のようにボタンで栓が空けられる上で、給油時にキャップを置かずに済む点という工夫です。搭載時、ポンプアップする場合も、タンク蛇口から入れる場合も有効な工夫に思えました。
一方、今年からは下位機と同じで、ボタンで栓は開くが、キャップは自立しない仕様(ワンタッチ汚れんキャップ)です。ここは、2024年より前のタイプに戻された形です。
おそらく、「退化」というより、ユーザーに不評(キャップ外れるリスクや、掃除の手間など)だったからか、長期での信頼性耐久性の部分で何かしら弱点が発見された可能性などが考えられます。
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結論的にいえば、理由が開示されない部分で旧機は不安要素があります。ユーザーレビューを見る限り、その部分に対する批評は見られませんが、企業による意図の説明がない以上、少なくともAtlasが、一般読者に「おすすめ」できるのは新機種です。
ただ、説明書をしっかり読んで、従来の「キャップ」との性質の違いをふまえて、適切に使えるならば、旧機でもOKに思えます。
あとは、同じなので、同時にみていきます。

同社の高級モデルの1つなので、写真から分かるように、デザイン面でも上質となります。

燃焼方式は、同じく、ブンゼン気化式です。
適用畳数は、木造で、10畳・12畳・15畳の展開です。
ダイニチは、先述のようにパワフルな速暖性が「売り」です。
とくに、このグレードの場合、さらに高度化しており、とくに運転直後のパワーは下位機種よりも10%ほど上回ります。
暖房出力は、木造10畳用で3.7kwです。
「木造9畳用」はもちろん、「木造10畳用」のスペック出す他社の同級機に比べても、出力ははっきり高いです。12畳用・15畳用の場合も同じです。
他社より高く、ダイニチの自慢の部分の「面目躍如」と言えるでしょう。
同じほどの本体サイズの製品同士で比べても、速暖性は期待できます。
さらに、こちらも、オートターボで、30分だけ出力強化(5-10%)ができます。
消費電力は、しかし、燃焼にヒーターを併用するため、多くの電気を使う点がネックです。
パワフルな分だけ、10畳用でさえ、弱燃焼時でも62Wを使います。

タンクの容量は、本機の良い部分です。
こちらは、9リットルと最大級のタンクです。
通常の倍ほどのサイズなので、日中も含めて常用する超寒冷地ならば、かなりのメリットです。
「とって」が2カ所あるために、持ちはこびも容易です。
ただ、お年寄りにはやや重すぎるかもしれません。スーパーで買ってくる、10kgの米袋を重いと感じるかが、区分線でしょう。

着火までの時間は、35秒(15畳用は40秒)で、高速です。
ダイニチはブンゼン気化式ですから、着火は速いです。
加えて、下位シリーズでもみましたが、本機も室温15度以下の場合、着火時に自動で火力を最大値よりアップ(最大10%・30分まで)させるオートターボ運転もあります。
したがって、速暖性はかなり優れます。
燃費とバーターとはいえ、この部分は他社の上位機では敵わない部分です。

エコ機能も、注目するべき部分です。
単に自動消火・点火を繰り返すだけではなく、温度センサーに連動して、燃焼をコントロールします。

消臭機能は、点火・消火時のニオイをカットするパワフル秒速消臭システムプレミアムを装備します。
下位機種にも採用例がありました。

利便性の部分では、本機は、8段階表示の油量モニターが装備されます。
また、2種類のタイマー設定が利用できる「Wタイマー」が付属し、休日などに便利です。
そのほか、細かい部分ですが、着火時に音がしない「ノンスパーク点火」にも対応します。ダイニチは、電気を使う「ブンゼン気化式」という燃焼方式なので、(他方式と違い)着火時に「ボン」という音があります。
嫌う人が多いので、このグレードの製品は対策があります。

キャップは、現行機は、ボタンを押してキャップを上げるワンタッチ汚れんキャップです。下位機同様、横持ちしやすい「タンクWとって」の工夫もあります。

お手入れは、かんたんフィルタークリーナー」です。
割と面白い工夫です。フィルターを上にあげる際に、ゴミが、下のゴミ受けに落ち、溜まる仕組みです。1ヶ月に1回の手入れで済むとされます。パワフルな、ダイニチ上位機の場合、巻き込まれるゴミも多そうなので良い進化でしょう。

なお、ダイニチは、フィルター強度の関係もあり、掃除機でゴミを吸わせる場合も、フィルターを言ったん外して吸わせることが要請されます。
ただ、引き出すだけのワンアクションで外せますし、掃除機を使うにしても楽です。

なお、ダイニチは、他社と違って空気取り入れ口が別にないので、まめ掃除すれば、灯油の消費が抑えられる上で、製品寿命も伸びると言えます。
とはいえ、ダイニチは、ブンゼン気化式ですので、油フィルタの点検が重要(月1回)なのは、下位機と変わりません。他方式よりと不良油に弱いですし、そこを怠った場合の故障は、万一の際、自然故障にはならない(有料)点は注意してください。
慣れれば面倒でないですが、油に触れるのはあまり気持ちよいものではないので、この方向性の工夫はもう少し欲しいです。
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以上、ダイニチの石油ファンヒーターの紹介でした。
本機は、デザイン性がとても高く、パワフルな機種です。
速暖性をふくめた「暖かさ」を重視するならば、ダイニチは良い選択肢です。
一方、燃費の面ではエコ運転機能がわりと高度ですが、それでも、静音性他、電力の消費は多いのはネックです。
また、暖房出力が高いことの裏返しで、弱燃焼時の最小出力も他社よりやや高めです。一定温度に達した後の燃費については、多少不利な部分はあるでしょう。
とはいえ、「寒冷地に強いブルーヒーター」ですから、マイナス10度を超える「厳寒地の友」として重要な商品展開です。
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なお、同社は、かなりラインナップが多く、このグレードの下位となる製品がいくつかあります。
順番にみておきます。

【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2025年発売〉FW-3725LS(W)
50・ダイニチ LSタイプ FW-3725LS-W
¥27,397 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-3724LS(W)
50・ダイニチ LSタイプ FW-3724LS-W
¥24,575 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅430×奥行357mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2025年発売〉FW-4725LS(W)
51・ダイニチ LSタイプ FW-4725LS-W
¥32,000 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-4724LS(W)
51・ダイニチ LSタイプ FW-4724LS-W
¥27,800 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行349mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2025年発売〉FW-5725LS(W)
52・ダイニチ LSタイプ FW-5725LS-W
¥37,670 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-5724LS(W)
52・ダイニチ LSタイプ FW-5724LS-W
¥29,800 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行359mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
第1に、LSタイプです。
GRタイプの1つ下位の製品です。
各タイプとも旧機種がありますが、新旧では性能は変わりません。
暖房能力は、GRタイプと変わりません。
外観のデザイン性はイマイチながら、パワーの部分では、上位機と同じ能力を持ちます。

お手入れは、先述の「簡単フィルタークリーナー」が不採用です。
こちらも、フィルターが水洗いできる部分で清潔です。しかし、掃除機をかける場合も、一旦フィルタのツメを外して掃除機で清掃して、また戻すという作業が、週1回で必要です。
メッシュの網目が細かく破れやすい殻でしょう。掃除機をする場合も外して行えという指示があります。
掃除を怠ると燃費が悪くなり、ゴミによる故障の原因にもなるため、やや面倒に思えます。
・Wタイマー
・8段階油量モニター
・エコおまかせモードプラス
・オートターボ運転
・秒速消臭システムプレミアム
機能面では、このほか、GRタイプに搭載される以上の機能が、省略されるか、低機能化されるかしています。
ーーー

【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2025年発売〉FW-3625L(W)
53・ダイニチ Lタイプ FW-3625L-W
¥23,798 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-3624L(W)
53・ダイニチ Lタイプ FW-3624L-W
¥24,984 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅430×奥行357mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2025年発売〉FW-4625L(W)
54・ダイニチ Lタイプ FW-4625L-W
¥25,018 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-4624L(W)
54・ダイニチ Lタイプ FW-4624L-W
¥24,984 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行349mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2025年発売〉FW-5625L(W)
55・ダイニチ Lタイプ FW-5625L-W
¥27,574 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
〈2024年発売〉FW-5624L(W)
55・ダイニチ Lタイプ FW-5624L-W
¥29,593 Amazon.co.jp (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行359mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
第2に、Lタイプです。
LSタイプの下位機となります。
こちらも、新旧で機能差はないです。

一方、1つ上でみた、LSタイプと比べると本体の作りが液晶が小さいです。
このほか抗菌フィルターも省略となります。
どちらかというと、ホームセンターなどで、あまり性能を見ずに、値段で決める方に向けた製品です。
---
結論的にいえば、価格差がそれ程ない割に、機能差があるため、これらのシリーズは、(よほどのセールがない限り)選択肢にしなくて良いと思います。

【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2025年発売〉白:FW-3725SGX(W) 黒:W-3725SGX(K)
56・ダイニチ SGXタイプ FW-3725SGX-W
56・ダイニチ SGXタイプ FW-3725SGX-K
¥44,206 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉白:FW-3724SGX(W) 黒:W-3724SGX(K)
56・ダイニチ SGXタイプ FW-3724SGX-W
56・ダイニチ SGXタイプ FW-3724SGX-K
¥39,764 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅438×奥行366mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2025年発売〉白:FW-4725SGX(W) 黒:W-4725SGX(K)
57・ダイニチ SGXタイプ FW-4725SGX-W
57・ダイニチ SGXタイプ FW-4725SGX-K
¥56,275 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉白:FW-4724SGX(W) 黒:W-4724SGX(K)
57・ダイニチ SGXタイプ FW-4724SGX-W
57・ダイニチ SGXタイプ FW-4724SGX-K
¥41,599 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行366mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2025年発売〉白:FW-5725SGX(W) 黒:W-5725SGX(K)
58・ダイニチ SGXタイプ FW-5725SGX-W
58・ダイニチ SGXタイプ FW-5725SGX-K
¥63,500 楽天市場 (10/26執筆時)
〈2024年発売〉白:FW-5724SGX(W) 黒:W-5724SGX(K)
58・ダイニチ SGXタイプ FW-5724SGX-W
58・ダイニチ SGXタイプ FW-5724SGX-K
¥46,460 楽天市場 (10/26執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行366mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
ダイニチのSDXタイプは、同社の最高級機となります。
適用畳数の面では、この上にFZシリーズがありますが、木造26畳・コンクリ35畳までの「業務用」なので、今回は紹介していません。

旧機種が残ります。
こちらも、キャップが自立する「ワンタッチ汚れんキャップEX」が、下位機種同様の「ワンタッチ汚れんキャップ」に戻されたのが相違点です。
下位機(GRシリーズ)でも書きましたが、戻された理由が不定なので、信頼性を重視したい場合は、新機種をおすすめします。とはいえ、説明書をしっかり読んで、それに従って使うような慎重なかたならば、旧機でも良いと思います。

本体色は、基本的には白・黒の2カラーです。
外観は、コロナの最上位機と同じで、都会的でスタイリッシュです。

燃焼方式は、本機も、ブンゼン気化式です。
適用畳数は、木造で10畳・12畳・15畳の3種類での選択です。
上で紹介した、同社のGRタイプと同じ構成となります。

暖房出力は、木造9畳用で3.7kwの水準です。
下位シリーズと同じですが、先述のように、業界最高水準です。
その上で、このクラスは「オートターボEX運転」に対応します
15度以下での立ち上げの場合、設定しておけば、最長30分、最大火力を超えた「ブースト」ができる部分は、下位シリーズにもあった「オートターボ」と同じです。
ただ、その際の出力が5〜10%表記から、10〜15%表記に変わりました。
設定時、機構の耐久性を上げているような記載はないのですが、逆に寿命が短くなるような注意もないため、その部分は(おそらく)問題なさそうです。
一方、火力の強化に対して静音化の部分は特段対策されていないようなので、このモードを利用する際は、従来機より騒音はするでしょう。
消費電力は、は、GRタイプと同じです。
やはりパワフルな分、10畳用の弱燃焼時でも62Wを使います。
ただ、この部分について言えば、あとで見る高度なエコ運転で、部分的にですが解決が目指されます。
タンクの容量は、9リットルです。

着火までの時間は、40秒です。
こちらもブンゼン気化式であり、オートターボ運転を含めて、下位機種の機能は網羅します。

エコ機能は、下位機種と比較する場合、本機の優れる部分です。
温度センサーのほかに、人感センサー(省エネセンサー)が付属するからです。
検知できない状態になり15分後に最小火力運転、45分後に自動消火するため、不意に不在しがちな方の省エネ率は高いでしょう。

検知範囲は、他社機とほぼ変わりません。
他社機同様、赤外線検知なので、センサーを下部に向けられないのが、石油ファンヒーターのデフォルトです。したがって、寝っ転がっていると駄目ですが、あれば便利なのは確かです。

加えて、この機種は、コロナの最上位機と同じで、燃焼量によってフラップが稼働します。
そのため、温かい風による体感温度の上昇が期待できます。
設定温度を低めにできる点で、エコにも寄与するでしょう。
フラップの数は、3つで、トリプルフラップです。
この工夫はコロナが先行していましたが、ダイニチも採用した形です。
両社とも目的は同じで、温度ムラ対策と、温風の到達距離の拡大です。コロナ同様、フラップをスイングさせることもできます。

ちなみに、風の到達距離はコロナ(WZシリーズ)は実数(230cm)を示しますが、ダイニチは特に数字は出していないです。
ただ、固定ルーバーの下位機に対して、30%到達距離は長いとされます。
消臭機能は、下位機種同様の仕様です。
点火・消火時のニオイをカットするパワフル秒速消臭システムプレミアムを装備します。

利便性の部分は、下位のGRタイプと同じです。
液晶がホワイトバックライトとなり、減光に対応する点くらいが、GRタイプとの相違点です。ただ、ワンタッチ汚れんキャップや、2つのハンドルを装備する部分など、引き続き工夫があると言えます。
お手入れは、本機も、「かんたんフィルタークリーナー」方式ですので、簡単です。
ただし、GRシリーズと同じで不良油耐性の部分で、油フィルタの点検(メンテ)頻度が月1回と多めなのは注意点です。
この頻度を要求するのはやはり欠点です。せめて、なにかしらのセンシングによる「メンテおしらせ」のようなものが開発されたら進化ですが、難しいのだと思います。
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以上、ダイニチのSDXタイプの紹介でした。
高級ですが、デザイン性がとても高いパワフルな機種です。
また、下位機種よりもエコ性能が高いのが「売り」です。
消費電力、静音性、油フィルタのメンテの部分は、下位機種同様に課題です。
しかし、燃費の面では、人感センサーとフラップの搭載で売りのパワーを保持しつつ、総合的には欠点の解消が進んでいると評価できます。
深夜に零下10度に達するような地域で、帰宅直後や急な来客時の速暖性に期待したい場合は、この機種はかなり良いと思います。
次回に続く!
燃費に優れた石油ファンヒーターは結論的にこの機種!
というわけで、今回は石油ファンヒーターの比較の2回目記事でした。
しかし記事は、もうすこしだけ「続き」ます。

3・石油ファンヒーターの比較 (3)
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
速暖性 ★★★★★
省エネ(石油)★★★★★
省エネ(電気)★★★★★
ニオイカット ★★★★★
タンクサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く3回目記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した、全ての機種のうちから、部屋の大きさや、予算別に、Atlasのオススメ機種!を提案していきたいと思います!
3回目記事は→こちら
