1回目記事からの続きです→こちら
2-1・コロナの高性能モデル(続き)
2回目記事は、コロナの製品のうち、1回目記事で紹介できなかった最上位機の紹介からです。
1・石油ファンヒーターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:スタンダード機〈各社〉
1-3:省エネ型〈コロナ〉
2・石油ファンヒーターの比較 (2)
2-1:省エネ型〈コロナ〉
2-2:ハイブリッド型〈トヨトミ〉
2-3:速暖型〈ダイニチ〉
3・石油ファンヒーターの比較 (3)
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら各機を解説していきます。
---
また、ここからの記事は、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉FH-WZ3624BY(KG) FH-WZ3624BY(WG)
34・コロナ WZ ブラック FH-WZ3624BY-KG
34・コロナ WZ ホワイト FH-WZ3624BY-WG
¥32,511 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FH-WZ3623BY(KG) FH-WZ3623BY(WG)
35・コロナ WZ ブラック FH-WZ3623BY-KG
35・コロナ WZ ホワイト FH-WZ3623BY-WG
35・コロナ WZ ブラウン FH-WZ3623BY-TM
¥36,113 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2022年発売〉
36・コロナ WZ ブラック FH-WZ3622BY(KG)
36・コロナ WZ ホワイト FH-WZ3622BY(WG)
36・コロナ WZ ブラウン FH-WZ3622BY-(TM)
¥39,900 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ466×幅458×奥行338mm
暖房出力 :3.60〜0.59kw
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉FH-WZ4624BY(KG) FH-WZ4624BY(WG)
37・コロナ WZ ブラック FH-WZ4624BY-KG
37・コロナ WZ ホワイト FH-WZ4624BY-WG
¥43,799 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FH-WZ4623BY(KG)
38・コロナ WZ ブラック FH-WZ4623BY-KG
¥44,900 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
38・コロナ WZ ホワイト FH-WZ4623BY-WG
¥38,800 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2022年発売〉FH-WZ4622BY(KG)
39・コロナ WZ ブラック FH-WZ4622BY-KG
¥49,377 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2021年発売〉
40・コロナ WZ ブラック FH-WZ4621BY(KG)
¥48,680 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ466×幅520×奥行338mm
暖房出力 : 4.62〜0.72kw
消費電力:弱燃焼時9.5W(強燃焼時4W)
エコ性能:温度・人感センサー
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉FH-WZ5724BY(KG) FH-WZ5724BY(WG)
41・コロナ WZ ブラック FH-WZ5724BY-KG
41・コロナ WZ ホワイト FH-WZ5724BY-WG
¥51,800 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉
42・コロナ WZ ブラック FH-WZ5723BY-KG
42・コロナ WZ ホワイト FH-WZ5723BY-WG
¥------ Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2022年発売〉
43・コロナ WZ ブラック FH-WZ5722BY(KG)
¥53,000 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ466×幅520×奥行338mm
暖房出力 :5.65〜0.90kw
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時40dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
WXシリーズは、コロナの最上位機種です。
一部のサイズがすでに終売ですが、一部で旧機種が残ります。
2023年機は、1回目記事でみた他機と同じで、タイマー部分の違いです。
1・2・3時間に加えて30分の切タイマーが付いたこと、入タイマーのボタン「長押し」で、タイマー設定後も1時間延長運転できるようになったことが変更点です。
2022年機は、23年機と違いはないです。
2021年機は、風をゆらがせる「ロング温風1/f」がないです。
ただ、1つ下のグレードの製品でも書いたように、ファンヒーターの場合(まあ)なくて良いかなと思います。
--
結論的にいえば、在庫があり、値段が安いようならば、各世代の旧機を選んでもOKです。
ネットだと、長期間残っていて、割と安い場合が多いです。
本体色は、グランブラックが基準色です。
ほかにグランホワイトです。
23年モデルまで、10畳用は木目調のウッディブラウンがありましたが、現行モデルだと廃止です。
白黒は、ヘアラインが入る都会的なデザインで、デザイナー系のマンションでもマッチしそうです。
燃焼方式はポンプ噴射式です。
下位機と同じです。
先述のように、着火時間が長めという以外、欠点が見られない方式です。
適用畳数は、木造10畳・12畳・15畳の3種類です。
本機も、10畳用のみ多少幅が狭い45.8cmで、それ以上は52cmになります。
奥行と高さは変わりません。
暖房出力は、木造10畳用で、3.6kwです。
他のサイズを含めて、各社のスタンダード機の標準はあります。
実際のご自宅の畳数にあわせて選んで良いでしょう。
もちろん、寒冷地の利用で、パワー(速暖性)を期待するならば、実際のサイズより余裕を持って選んだ方が良いです。
また、密閉できずすきま風が入るような空間や、天井が高い空間の場合は、なおさらそのように言えます。
一方、本機は、VXシリーズと同じく「ターボモード」も搭載です。
加えて、VXシリーズでみたダブルフローをさらに強化し、ルーパーが上下にスイングする構造です。
これを利用し、火力に応じて風向きを自動で上下に調節する機能も利用できます。
ダブルフローとこれをあわせて、「トリプルフロー」と名付けています。
消費電力は、VXシリーズ同様に、DCモーター搭載です。
したがって、「業界最高水準」であり、この部分の省エネ効果は最高です。
タンクの容量は、7.2リットルと大きめです。
この部分は、大きいにこしたことはないです。
一方、本機は残量の目安を液晶上に表示する機能があります。
結構便利でしょう。
着火までの時間は、VXシリーズ同様に、(待機電力を使わない)通常着火の速度が注目点です。
最速で55秒(10畳用以外は65秒)で着火します。
エコ運転は、人感センサーの搭載です。
石油ファンヒーターの前から10分人の気配がないと、自動でセーブ運転し、50分間いないと自動消火する仕組みが採用されます。
検知範囲は、トヨトミの人感センサー搭載機と同じです。
消臭機能は、VXシリーズの消臭シャッター・消臭性能に加えて、光触媒除菌・脱臭フィルターを装備します。
フィルターは、光触媒なので、洗って天日で干すと、効果が復活しますの。そのため、耐用年数期間(6年)は交換は不要です。
そのほか、本機はリモコンを採用です。
安全性を重視するため、運転ボタンはないです。しかし、停止・延長・温度直接などがリモコンで行えます。
ただ、【スマートリモコンの比較記事】や【スマートスピーカーの比較記事】で説明したような、(音声操作を含む)多機能リモコンを愛用している方には、この機能は便利かもしれません。
---
以上、コロナのWZシリーズの紹介でした。
メーカーによれば、人感センサー・気流ルーパー・省エネ運転を併用した場合、上表のような光熱費の節約効果が1シーズンで可能です。
温度設定を「20度設定」にする「新ecoモード」を利用した場合の数値である点は、割り引いて聴く必要がありますが、気流制御と人感センサーの力は間違いないため、光熱費の節約性は高そうです。
下位機に比べた本体価格の高さも数年で吸収できそうです。
2-2・トヨトミの高性能モデル
続いて、トヨトミの石油ファンヒーターの上級機です。
同社の場合、上位機は、電気との「ハイブリッド型」だけになります。
【木造〜11畳・コンクリート〜14畳】
〈2023年発売〉LC-SHB40N (R)
44・トヨトミ LC-SHB40N-R
¥29,000 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2021年発売〉
45・トヨトミ LC-SHB40L-RD
45・トヨトミ LC-SHB40L-WT
¥25,980 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ:438×376×296
暖房出力 :3.2〜0.79kw
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時18dB・強燃焼時35dB
消費電力:燃焼時12W
タンク:5リットル
保証期間:3年間
SHBシリーズは、トヨトミの少し変わった上位機です。
「ハイブリッドヒーター」というジャンルの製品で、面白い独自機能があります。
旧機種が残ります。ただ、性能は同じです。
サイトだと3点の新機能が書かれますが、これは「LC-SH40I」という別の旧機との対比ですので、上手の3機能は旧機でも備えます。
燃焼方式は、トヨトミはポット式です。
コロナと同じで、消費電力が少なめである上で、不良油耐性が高く、その部分で故障しにくいのが良い部分です。
適用畳数は、木造11畳・コンクリート14畳です。
暖房出力は、一方、最大で3.2kwです。
ここは注意点で、灯油だけで暖房する場合、実際の適用畳数は、木造9畳・コンクリート12畳程度のスペックです。
しかし、この機種は、電気を使って即効的な温風が出せる機種で、「電気・灯油」のハイブリッドファンヒーターになります。
つまり、800W/400Wの電気を併用した場合に限り、木造11畳・コンクリート14畳までとなる点に注意してください。
その場合は、4kwの暖房出力ですから、問題ありません。
消費電力は、暖房単体では12Wと優秀です。
ただ併用運転をした場合は、最大800Wですから光熱費的な利点はないです。
ただし、灯油切れの際に補助暖房として使える点と、石油ファンヒーターが点火する前に、3秒で電気による温風が出はじめるので、立ち上がりが速いのは特徴です。
なお、本機は「ハイパワー運転」機能があります。
立ち上げ時、電気で加熱する際、風量を3%よけいに出し、その後、灯油火力を5%上げて運転するモードです。負荷をかける「オーバーブースト」なので、5分間限定です。
タンクの容量は、5リットルです。
着火までの時間は、(火ではないですが)先述のように「3秒」です。
エコ運転は、下温度センサーと人感センサーが搭載されており能力があります。
−
以上、トヨトミのSHBシリーズの紹介でした。
灯油でも電気でも使えるので、何らかの災害や、灯油の入れ忘れに備えられるのは良い部分です。
ただ、電気代がかかるのは確かなので、木造9畳・コンクリート12畳程度の部屋で普段は灯油のみで利用し、上で書いたような「非常時」にだけ電気の力を借りるような使い方が良いように思えます。
いずれにしても、少し特殊なので、必要な方は限られるでしょう。
2-3・ダイニチの高性能モデル

続いて、ダイニチの石油ファンヒーターの上位機の紹介です。
同社の場合、ブンゼン式の利点を活かした速暖性が高級機でもポイントです。
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FW-3324KE(W)
46・ダイニチ KEタイプ FW-3324KE-W
¥21,530 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-3323KE(W)
47・ダイニチ KEタイプ FW-3323KE-W
¥22,800 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :3.30〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時52W(強燃焼時98W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
【木造〜11畳・コンクリート〜15畳】
〈2024年発売〉FW-4324KE(W)
48・ダイニチ KEタイプ FW-4324KE-W
¥24,640 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-4323KE(W)
49・ダイニチ KEタイプ FW-4323KE-W
¥20,900 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ435×幅436×奥行313mm
暖房出力 :4.30〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時63W(強燃焼時143W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
KEタイプは、ダイニチの販売する、石油ファンヒーターです。
本機の場合、上位機と言うより、1回目記事でみた「スタンダード機」の良い方(中の上)という感じのグレードの製品です。
1回目記事で見たSタイプやNCタイプの上位になります。
このグレードの場合、大きめで、かつ、オレンジバックライトで見やすい操作画面です。
燃焼方式は、ブンゼン気化式です。
下位機同様、燃焼時に電気を使うので、光熱費の水準が課題です。
適用畳数は、木造で9畳・11畳というラインナップです。
ここまで見てきたように、出力の部分で優れる製品は、各社とも出力を少しアップさせていて、それぞれ「10畳・12畳用」という表記になります。
その点で、先ほど書いたように、こちらの製品グレードは「中の上」です。
暖房出力は、木造9畳用で3.3kwの水準です。
11畳用を含めて、適用畳数として問題ない数字です。
一方、この部分で言えば、室温15度以下の場合、燃焼開始後、最長30分だけ火力を5〜10%高めるオートターボ運転に対応します。
耐久性に支障のない範囲で、火力を強める仕組みです。
消費電力は、やはり、ダイニチの場合、課題です。
Sタイプと同じで、9畳用でも、弱燃焼でも52W、強燃焼で99Wの電力を消費します。
タンクの容量は、5リットルです。
先述のように、石油ファンの標準的なサイズで、多くも少なくもないです。
ちなみに、同社の場合、もう1ランク上だと、9Lです。
着火までの時間は、35秒です。
ダイニチの自慢の部分ですが、下位機よりもさらに5秒短いです。
エコ機能は、「エコおまかせモード」です。
既に見た下位機(Sタイプ)と同じでです。
設置した温度に向かって、強運転・弱運転を繰り返して調整する方式です。
一時消火機能がないのが難点です。
消臭機能は、「秒速消臭システムプレミアム」が搭載です。
下位機の名前(パワフル秒速消臭システム)と少し変わります。仕組み的には同じで、弁を閉じて気化ガスを封じ込める仕組みです。
ただ、構造が変わるようで、消火時のニオイは25%減との検証結果です。
先述のように、ブンゼン気化式はここが「強み」であり、灯油臭が苦手な方には良い仕組みです。
お手入れは、下位機との違いです。
このグレードの場合、ファンフィルターの着脱が可能です。
抗菌加工で、また、外して洗える部分で利点があります。
ただし、フィルターの目が細かいので、週1回、掃除機でメンテする際にも、外して掃除するようにとの指示です。おそらく「ターボ運転」の関係で、フィルターにゴミを纏いやすいからこの仕様になったかなと思います。
なお、下位機同様に、不良油耐性に課題がある方式なので、底部の油フィルターを月1回の点検が必要とされる部分は、引き続き、注意点です。
そのほか、Sタイプ以外は搭載されていた「ワンタッチ汚れんキャップ」に加えて、持ち手が2箇所(タンクWとって)になる部分で、利便性がより向上しています。
ーーー
以上、ダイニチのKEタイプの比較でした。
同社の自慢である「パワフルさ」「ニオイの少なさ」は、ターボモードの搭載で、さらに磨かれています。
一方、欠点である、消費電力の多さが残るほか、手入れの部分も、一長一短がある仕様担っていると言えます。
かなり高価にはなりますが、後ほど見る上位機の場合、これらの良い部分を残したまま、欠点部分の改良がみられるので、見比べると良いように思います。
ーーー
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FW-3323KC(H)
50・ダイニチ KCタイプ FW-3323KC-H
¥17,400 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-3322KC(H)
51・ダイニチ KCタイプ FW-3322KC-H
¥17,600 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :3.30〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時52W(強燃焼時98W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
なお、本機の、1グレード下位となるのは、KCタイプです。
こちらは、KEタイプの廉価版と言えます。
予告・給油ボタンが液晶内にあるなど、コストカットされた仕様です。
また、おしらせメロディの音量が選べない点、運転延長時間(1・2・3h)を選べず3時間固定である点、着脱式ファンフィルターに抗菌加工がない点が、違いです。
あとは、パワーなどを含めて、同じです。
---
結論的にいえば、例年、わりとしっかり、KEタイプとは値段差が付くので、ダイニチに限っていえば、お買得なラインです。前半で見た、Sタイプや、NEタイプとも価格差があまりないので、そちらを選ぶならば、本機を候補にしたほうが良いです。
ただ、消費電力の部分など、KEタイプと欠点は共通するため、その部分が注意点となります。
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉FW-3724GR(W)
52・ダイニチ GRタイプ FW-3724GR-W
¥32,720 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-3723GR(W)
53・ダイニチ GRタイプ FW-3723GR-W
¥25,045 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2022年発売〉FW-3722GR(W)
54・ダイニチ GRタイプ FW-3722GR-W
¥29,100 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅438×奥行349mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉FW-4724GR(W)
55・ダイニチ GRタイプ FW-4724GR-W
¥35,145 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-4723GR(W)
56・ダイニチ GRタイプ FW-4723GR-W
¥28,700 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2022年発売〉FW-4722GR(W)
57・ダイニチ GRタイプ FW-4722GR-W
¥32,121 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行349mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉FW-5724GR(W)
35・ダイニチ GRタイプ FW-5724GR-W
¥37,764 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-5723GR(W)
37・ダイニチ GRタイプ FW-5723GR-W
¥31,339 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行349mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
ダイニチのGRタイプは、同社では、2番目に高級なモデルです。
同社の高級モデルの1つなので、写真から分かるように、デザイン面でも上質となります。
新旧両機種あります。
2024年モデルの新機軸は、「かんたんフィルタークリーナー」です。
割と面白い工夫です。フィルターを上にあげる際に、ゴミが、下のゴミ受けに落ち、溜まる仕組みです。この場合、1ヶ月に1回の手入れで済むとされます。
パワフルな、ダイニチ上位機の場合、巻き込まれるゴミも多そうなので良い進化でしょう。
旧機の場合も、フィルタは外せますが、ゴミ落とし機構はないです。
なお、2023年モデルと2022年モデルは機能差がないです。
---
結論的にいえば、今期は、メンテ性の部分で大きな進化があったと言えます。
ダイニチのこのグレードは、フィルター強度の関係もあり、掃除機でゴミを吸わせるだけの場合も、フィルターを言ったん外して吸わせることが要請されます。
新機種は、引き出すだけのワンアクションで外せますし、この部分だけでも新機種を選ぶ意義はあるように思います。
あとは同じなので同時にみていきます。
燃焼方式は、同じく、ブンゼン気化式です。
適用畳数は、木造で、10畳・12畳・15畳の展開です。
ダイニチは、先述のようにパワフルな速暖性が「売り」です。
とくに、このグレードの場合、さらに高度化しており、とくに運転直後のパワーは下位機種よりも10%ほど上回ります。
暖房出力は、木造10畳用で3.7kwです。
「木造9畳用」はもちろん、「木造10畳用」のスペック出す他社の同級機に比べても、出力ははっきり高いです。12畳用・15畳用の場合も同じです。
他社より高く、ダイニチの自慢の部分の「面目躍如」と言えるでしょう。
同じほどの本体サイズの製品同士で比べても、速暖性は期待できます。
さらに、こちらも、オートターボで、30分だけ出力強化(5-10%)ができます。
消費電力は、しかし、燃焼にヒーターを併用するため、多くの電気を使う点がネックです。
パワフルな分だけ、10畳用でさえ、弱燃焼時でも62Wを使います。
タンクの容量は、本機の良い部分です。
こちらは、9リットルと最大級のタンクです。
通常の倍ほどのサイズなので、日中も含めて常用する超寒冷地ならば、かなりのメリットです。
「とって」が2カ所あるために、持ちはこびも容易です。
ただ、お年寄りにはやや重すぎるかもしれません。スーパーで買ってくる、10kgの米袋を重いと感じるかが、区分線でしょう。
着火までの時間は、35秒(15畳用は40秒)で、高速です。
ダイニチはブンゼン気化式ですから、着火は速いです。
加えて、下位シリーズでもみましたが、本機も室温15度以下の場合、着火時に自動で火力を最大値よりアップ(最大10%・30分まで)させるオートターボ運転もあります。
したがって、速暖性はかなり優れます。
燃費とバーターとはいえ、この部分は他社の上位機では敵わない部分です。
エコ機能も、注目するべき部分です。
単に自動消火・点火を繰り返すだけではなく、温度センサーに連動して、燃焼をコントロールします。
消臭機能は、点火・消火時のニオイをカットするパワフル秒速消臭システムプレミアムを装備します。
下位機種にも採用例がありました。
利便性の部分では、本機は、8段階表示の油量モニターが装備されます。
また、2種類のタイマー設定が利用できる「Wタイマー」が付属し、休日などに便利です。
そのほか、細かい部分ですが、着火時に音がしない「ノンスパーク点火」にも対応します。ダイニチは、電気を使う「ブンゼン気化式」という燃焼方式なので、(他方式と違い)着火時に「ボン」という音があります。
嫌う人が多いので、このグレードの製品は対策があります。
そのほか、写真のようなワンタッチ汚れんキャップEXが搭載です。
同社の下位機種のように、ボタンで栓が空けられる上で、給油時にキャップを置かずに済む点という工夫です。
他社も含めて目を付けていなかった部分です。ポンプアップする場合も、タンク蛇口から入れる場合、いずれも「たしかに便利だ」と思い、感心しました。
そのほか、タンクに取っ手が2つある持ちやすい構造も、下位機種同様に装備します。
お手入れは、先述のように、「かんたんフィルタークリーナー」方式で、相当簡単になりました。
旧機同様、外した状態で、気になる場合洗えますし、清潔性の部分でも評価できます。
ダイニチは、他社と違って空気取り入れ口が別にないので、まめ掃除すれば、灯油の消費が抑えられる上で、製品寿命も伸びると言えます。
一方、ダイニチは、ブンゼン気化式ですので、油フィルタの点検が重要(月1回)なのは、下位機と変わりません。他方式よりと不良油に弱いですし、そこを怠った場合の故障は、万一の際、自然故障にはならない(有料)点、注意してください。
慣れれば面倒でないですが、油に触れるのはあまり気持ちよいものではないので、この方向性の工夫はもう少し欲しいです。
----
以上、ダイニチの石油ファンヒーターの紹介でした。
本機は、デザイン性がとても高く、パワフルな機種です。
速暖性をふくめた「暖かさ」を重視するならば、ダイニチは良い選択肢です。
一方、燃費の面ではエコ運転機能がわりと高度ですが、それでも、静音性他、電力の消費は多いのはネックです。
また、暖房出力が高いことの裏返しで、弱燃焼時の最小出力も他社よりやや高めです。一定温度に達した後の燃費については、多少不利な部分はあるでしょう。
とはいえ、「寒冷地に強いブルーヒーター」ですから、マイナス10度を超える「厳寒地の友」として重要な商品展開です。
ーーーー
なお、同社は、かなりラインナップが多く、このグレードの下位となる製品がいくつかあります。
順番にみておきます。
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉FW-3724LS(W)
58・ダイニチ LSタイプ FW-3724LS-W
¥23,689 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-3723LS(W)
58・ダイニチ LSタイプ FW-3723LS-W
¥23,780 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅430×奥行357mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉FW-4724LS(W)
59・ダイニチ LSタイプ FW-4724LS-W
¥26,026 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-4723LS(W)
59・ダイニチ LSタイプ FW-4723LS-W
¥25,799 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行349mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉FW-5724LS(W)
60・ダイニチ LSタイプ FW-5724LS-W
¥28,164 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-5723LS(W)
61・ダイニチ LSタイプ FW-5723LS-W
¥28,799 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行359mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
第1に、LSタイプです。
GRタイプの1つ下位の製品です。
各タイプとも旧機種がありますが、新旧では性能は変わりません。
暖房能力は、GRタイプと変わりません。
外観のデザイン性はイマイチながら、パワーの部分では、上位機と同じ能力を持ちます。
お手入れは、ただし、新機種を含めて旧式です。
先述の「簡単フィルタークリーナー」が不採用です。
こちらでも、フィルターが水洗いできる部分で清潔です。しかし、掃除機をかける場合も、一旦フィルタのツメを外して掃除機で清掃して、また戻すという作業が、週1回で必要です。
メッシュの網目が細かく破れやすい殻でしょう。掃除機をする場合も外して行えという指示があります。
掃除を怠ると燃費が悪くなり、ゴミによる故障の原因にもなるため、やや面倒に思えます。
・Wタイマー
・8段階油量モニター
・エコおまかせモードプラス
・オートターボ運転
・秒速消臭システムプレミアム
・簡単フィルタークリーナー
機能面では、このほか、GRタイプに搭載される以上の機能が、省略されるか、低機能化されるかしています。
ーーー
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉FW-3624L(W)
62・ダイニチ Lタイプ FW-3624L-W
¥23,080 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-3623L(W)
62・ダイニチ Lタイプ FW-3623L-W
¥21,010 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅430×奥行357mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉FW-4624L(W)
63・ダイニチ Lタイプ FW-4624L-W
¥23,080 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-4623L(W)
63・ダイニチ Lタイプ FW-4623L-W
¥22,800 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行349mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉FW-5624L(W)
64・ダイニチ Lタイプ FW-5624L-W
¥24,478 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-5623L(W)
65・ダイニチ Lタイプ FW-5623L-W
¥25,480 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅446×奥行359mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度センサー(消火運転可)
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
第2に、Lタイプです。
LSタイプの下位機となります。
こちらも、新旧で機能差はないです。
一方、1つ上でみた、LSタイプと比べると本体の作りが液晶が小さいです。
このほか抗菌フィルターも省略となります。
どちらかというと、ホームセンターなどで、あまり性能を見ずに、値段で決める方に向けた製品です。
---
結論的にいえば、価格差がそれ程ない割に、機能差があるため、これらのシリーズは、(よほどのセールがない限り)選択肢にしなくて良いと思います。
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉白:FW-3724SGX(W) 黒:W-3724SGX(K)
66・ダイニチ SGXタイプ FW-3724SGX-W
66・ダイニチ SGXタイプ FW-3724SGX-K
¥40,165 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉白:FW-3723SGX(W) 黒:W-3723SGX(K)
67・ダイニチ SGXタイプ FW-3723SGX-W
67・ダイニチ SGXタイプ FW-3723SGX-K
¥38,824 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅438×奥行366mm
暖房出力 :3.70〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時62W(強燃焼時129W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時37dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉白:FW-4724SGX(W) 黒:W-4724SGX(K)
68・ダイニチ SGXタイプ FW-4724SGX-W
68・ダイニチ SGXタイプ FW-4724SGX-K
¥45,800 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉白:FW-4723SGX(W) 黒:W-4723SGX(K)
69・ダイニチ SGXタイプ FW-4723SGX-W
69・ダイニチ SGXタイプ FW-4723SGX-K
¥34,818 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行366mm
暖房出力 :4.70〜0.91kw
消費電力:弱燃焼時70W(強燃焼時153W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時39dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉白:FW-5724SGX(W) 黒:W-5724SGX(K)
70・ダイニチ SGXタイプ FW-5724SGX-W
70・ダイニチ SGXタイプ FW-5724SGX-K
¥55,564 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉白:FW-5723SGX(W) 黒:W-5723SGX(K)
71・ダイニチ SGXタイプ FW-5723SGX-W
71・ダイニチ SGXタイプ FW-5723SGX-K
¥45,600 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ445×幅476×奥行366mm
暖房出力 :5.70〜1.23kw
消費電力:弱燃焼時80W(強燃焼時191W)
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時41dB
タンク:9リットル
保証期間:3年間
ダイニチのSDXタイプは、同社の最高級機となります。
新旧ありますが、GRシリーズと同じで、「かんたんフィルタークリーナー」に対応した部分が相違点です。
繰り返せば、フィルターを上にあげる際に、ゴミが下のゴミ受けに落ち、溜まる仕組みです。この場合、1ヶ月に1回の手入れで済むとされます。
変更点はここだけですが、メンテがだいぶやりやすくなったので、個人的にダイニチ機を買う場合、新仕様を選ぶと思います。
あとは同じなので、同時にみていきます。
本体色は、基本的には白・黒の2カラーです。
2022年は茶色もありましたが、今年は展開がないです。
燃焼方式は、本機も、ブンゼン気化式です。
適用畳数は、木造で10畳・12畳・15畳の3種類での選択です。
上で紹介した、同社のGRタイプと同じ構成となります。
暖房出力は、木造9畳用で3.7kwの水準です。
下位シリーズと同じですが、先述のように、業界最高水準です。
その上で、このクラスは「オートターボEX運転」に対応します
15度以下での立ち上げの場合、設定しておけば、最長30分、最大火力を超えた「ブースト」ができる部分は、下位シリーズにもあった「オートターボ」と同じです。
ただ、その際の出力が5〜10%表記から、10〜15%表記に変わりました。
設定時、機構の耐久性を上げているような記載はないのですが、逆に寿命が短くなるような注意もないため、その部分は(おそらく)問題なさそうです。
一方、火力の強化に対して静音化の部分は特段対策されていないようなので、このモードを利用する際は、従来機より騒音はするでしょう。
消費電力は、は、GRタイプと同じです。
やはりパワフルな分、10畳用の弱燃焼時でも62Wを使います。
ただ、この部分について言えば、あとで見る高度なエコ運転で、部分的にですが解決が目指されます。
タンクの容量は、9リットルです。
着火までの時間は、40秒です。
こちらもブンゼン気化式であり、オートターボ運転を含めて、下位機種の機能は網羅します。
エコ機能は、下位機種と比較する場合、本機の優れる部分です。
温度センサーのほかに、人感センサー(省エネセンサー)が付属するからです。
検知できない状態になり15分後に最小火力運転、45分後に自動消火するため、不意に不在しがちな方の省エネ率は高いでしょう。
検知範囲は、他社機とほぼ変わりません。
他社機同様、赤外線検知なので、センサーを下部に向けられないのが、石油ファンヒーターのデフォルトです。したがって、寝っ転がっていると駄目ですが、あれば便利なのは確かです。
加えて、この機種は、コロナの最上位機と同じで、燃焼量によってフラップが稼働します。
そのため、温かい風による体感温度の上昇が期待できます。
設定温度を低めにできる点で、エコにも寄与するでしょう。
フラップの数は、3つで、トリプルフラップです。
この工夫はコロナが先行していましたが、ダイニチも採用した形です。
両社とも目的は同じで、温度ムラ対策と、温風の到達距離の拡大です。コロナ同様、フラップをスイングさせることもできます。
フラップの枚数はダイニチが1枚多いのですが、それによる機能差はないようには思います。
ちなみに、風の到達距離は、コロナ(WZシリーズ)は実数(230cm)を示しますが、ダイニチは特に数字は出していないです。
消臭機能は、下位機種同様の仕様です。
点火・消火時のニオイをカットするパワフル秒速消臭システムプレミアムを装備します。
利便性の部分では、下位のGRタイプと同じです。
液晶がホワイトバックライトとなり、減光に対応する点くらいが、GRタイプとの相違点です。ただ、ワンタッチ汚れんキャップEXの搭載や、2つのハンドルを装備する部分など、引き続き工夫があると言えます。
お手入れは、本機も、「かんたんフィルタークリーナー」方式ですので、簡単です。
ただし、GRシリーズと同じで不良油耐性の部分で、油フィルタの点検(メンテ)頻度が月1回と多めなのは、注意点です。
この頻度を要求するのはやはり欠点です。せめて、なにかしらのセンシングによる「メンテおしらせ」のようなものが開発されたら進化ですが、難しいのだと思います。
----
以上、ダイニチのSDXタイプの紹介でした。
高級ですが、デザイン性がとても高いパワフルな機種です。
また、下位機種よりもエコ性能が高いのが「売り」です。
消費電力、静音性、油フィルタのメンテの部分は、下位機種同様に課題です。
しかし、燃費の面では、人感センサーとフラップの搭載で売りのパワーを保持しつつ、総合的には欠点の解消が進んでいると評価できます。
深夜に零下10度に達するような地域で、帰宅直後や急な来客時の速暖性に期待したい場合は、この機種はかなり良いと思います。
次回に続く!
燃費に優れた石油ファンヒーターは結論的にこの機種!
というわけで、今回は石油ファンヒーターの比較の2回目記事でした。
しかし記事は、もうすこしだけ「続き」ます。
3・石油ファンヒーターの比較 (3)
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
速暖性 ★★★★★
省エネ(石油)★★★★★
省エネ(電気)★★★★★
ニオイカット ★★★★★
タンクサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く3回目記事(こちら)は、結論編です。
今回紹介した、全ての機種のうちから、部屋の大きさや、予算別に、Atlasのオススメ機種!を提案していきたいと思います!
3回目記事は→こちら