【今回レビューする内容】2023年 紙パック式キャニスター掃除機の価格・性能とおすすめ:
【紹介する製品型番】三菱電機 Be-K TC-FJ2A TC-FM2A TC-FD2A TC-FJ2X TC-FM2X TC-FJ2B-C TC-FM2B-A TC-FD2B-N シャープ EC-VP510-P CV-VF70 TC-FXG5J-A TC-FXF7P-Tアイリスオーヤマ KIC-BTP2 KIC-BTP3 IC-BTA4-P IC-B102-W
今回のお題
紙パック式の最新掃除機のなかで、おすすめ機種はどれ?
ども!Atlasです。
今回は、2023年1月現在、最新のキャニスター式の紙パック式掃除機の比較の2回目記事です。
1・紙パック式掃除機の比較 (1)
1-1:日立〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:東芝 〈日本〉
2・紙パック式掃除機の比較 (2)
2-1:三菱電機 〈日本〉
2-2:シャープ〈日本〉
2-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-3:おすすめ機種の提案【結論】
前回の1回目記事(こちら)では、日立・パナソニック・東芝の紙パック式掃除機を、全機種紹介しました。
2回目記事となる今回は、三菱電機とシャープの掃除機を紹介します。
ただ、「紙パック式掃除機の選び方の基本」は1回目記事で書いています。お時間のある方は、1回目記事(こちら)からお読みいただければと思います。
よろしくお願いします。
掃除機の軽さ ★★★★★
操作性の良さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を個別に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・サイクロン式の掃除機の比較
・タイプ:車輪型(キャニスター)
・紙パック:不要
2・紙パック式の掃除機の比較
・タイプ:車輪型(キャニスター)
・紙パック:必要
3・コードレス掃除機の比較
・タイプ:スティック型(手持ち)
・紙パック:選択可
4・ロボット掃除機の比較
・タイプ:ロボット型
・紙パック:不要
5・おすすめ掃除機の選び方 【まとめ】
・結論的な掃除機の選び方の解説
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の掃除機比較シリーズ全体では、第2回目記事の一環として書きました。
2-1・三菱の紙パック式掃除機の比較
続いて、三菱電機の紙パック式掃除機を比較していきます。
紙パック式掃除機は、日立とパナソニックが圧倒的に強いのですが、軽量機については、三菱電機もプレゼンスがある印象です。
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以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年2月発売】
24・三菱電機 Be-K TC-FJ2B-C
¥10,629 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年2月発売】TC-FJ2X-C後継
24・三菱電機 Be-K TC-FJ2A-C
¥----- 楽天市場 (1/10執筆時)
【2019年発売】【Amazon直販】
24・三菱電機 Be-K TC-FXG5J-A
¥13,980 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 500W
騒音値:65dB〜約58dB
フィルター:抗菌アレルパンチフィルタ
ヘッド:エアタービン式
本体重量:2.4kg
スティック重量:1.2kg
本体サイズ: 210x210x323mm
TC-FJ2Aは、三菱の「ビケイ」シリーズの掃除機です。
1万円台の価格の掃除機として、日立の最安の入門機と人気を二分する機種です。
本機も、旧モデルが残ります。
事実上のAmazon型番となる2019年モデルは色が異なりますが、性能はどれも同じです。
細かく言えば、2021年機からは本体と握りのハンドル部分が抗菌となりました(練込抗菌)コロナを反映した仕様と評価できますが、基本的に、発売年度にかかわらず値段で決めて良いでしょう。
本体の重量は、2.4kgです。
日立の新型の下位機と比較した場合、本体のほか、スティック重量の軽量化もしている点が目立ちます。
ホース・ヘッド部分の軽量化で、総重量も3.6kgと軽いです。
合計重量は、だいぶ軽いですし、(自走式の)日立のかるパックの上位機と比較できるほど軽いです。
紙パックの容量は、1.5リットルです。
この部分は、日立の入門機よりも優秀で、大容量です。
掃除機のパワーは、ただし、仕事率で500Wです。
「モーターの日立」と比べると、格別に優秀とは言えません。
ただ、500Wを越えれば、基本、カーペットでもどこでも問題なく使えますから、取り立てて大きな問題はありません。
掃除機のヘッドは、しかしながら、この価格帯だと、モーター搭載の自走式のヘッドは未搭載です。
風を使うエアタービン式のローラーブラシが搭載されています。値段から考えて妥協するべき点です。
吸引力の持続性は、この機種には、カタログ上は未記載ですが、ゴミが溜まったときに風路を塞ぎ吸引力が弱まるのを防ぐ「紙パック長持ち機構」が装備されています。
日立の下位機種にはない機能なので、吸引力の持続性の点で三菱の機種は魅力があります。
排気フィルターは、抗菌アレルパンチフィルターを搭載し、ハウスダスト、アレルゲン対策もそれなりになされています。
静音性は、最小58デシベルと、こちらも日立とさほど変わりません。
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以上、三菱のTC-FJ2Aの紹介でした。
性能面で言えば、自走式ヘッドが搭載されないのは残念です。しかし、「紙パック長持ち機構」など必要な機能は網羅されているといえます。
かなり軽量ですし、集塵量も多めです。1万円前後の予算で選ぶならば、これがベストバイでしょう。
お買い得感があります。
【2022年2月発売】
25・三菱電機 Be-K TC-FM2B-A
¥18,315 楽天市場 (1/10執筆時)
【Amazon限定】
25・三菱電機 Be-K TC-FXF7P-T
¥17,080 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 500W
騒音値:64dB〜約58dB
ヘッド:自走式
本体重量:2.4kg
スティック重量:1.4kg
本体サイズ: 210x323x210mm
TC-FM2Bは、三菱の「ビケイ」シリーズの中位機です。
下位機種と比べると、自走式ヘッドを採用する点に特長があります。
本機も、(事実上の)Amazon型番があります。
2019年機をモデルにしたものです。間に2年分の型番(TC-FM2A-A TC-FM2X-S)がありますした、これらはすでに終売です。
仕様面の違いは、下位機種の場合と同じです。
つまり、2021年機以降のみハンドルが抗菌仕様ですが、その他は、色以外は変わりません。。
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結論的にいえば、やはり、値段差が大きいですし、値段で決めて良いです。
本体の重量は、2.4kgです。
本体は下位機種と同じデザインのものが共用されます。
一方、先述のように自走式ヘッドを搭載するため、総重量3.8kgと増えますが、同じく自走式の日立と同程度で問題ないでしょう。
実際、自走式ヘッドを利用するこちらのほうが操作性は良いでしょう。その上で、掃除機の最近のトレンドである「壁際やすきまのゴミへの対応力」を高めるため、壁ぎわスッキリバンパー構造・フラッドヘッド構造を取っています。
紙パックの容量は、1.5リットルです。
掃除機のパワーは、仕事率で500Wです。
先述のように、本体構造は下位機種とほぼ同じなので、スペックも同じです。
掃除機のヘッドは、自走式ブラシが搭載されます。
日立の上位機種と同様に、拭き掃除もできる新型の高性能ブラシです。「ワイドクリーンブラシ」という名前で、吸引口を広く取ることで、仕事率の小ささを補っています。
吸引力の持続性は、この機種にも、「紙パック長持ち機構」が装備されています。
排気フィルターは、抗菌アレルパンチフィルターを搭載しますが、この部分もおなじですね。
静音性は、最小58デシベルです。
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以上、三菱のTC-FM2Bの紹介でした。
要するに、下位機種との違いは、壁ぎわスッキリバンパー構造を持つ自走式ブラシが搭載された部分のみです。
日立の自走式であるCV-PE90のライバル機と言えそうですが、比較する場合、吸引力の部分では「負け」て、重さの部分では「優って」います。
結論的にいえば、「そこそこ軽くて、そこそこのパワー」という、優等生的な機種といえます。ただ、逆に言えば、パワーも重さも突き詰めていないため「どっちつかず」な機種とも言えるでしょう。
【2022年2月発売】
26・三菱電機 Be-K TC-FD2B-N
¥25,900 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年2月発売】
27・三菱電機 Be-K TC-FD2A-D
¥29,800 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 500W
騒音値:65dB〜約58dB
ヘッド:自走式
本体重量:2.4kg
スティック重量:1.4kg
本体サイズ: 210x323x210mm
TC-FD2Bは、三菱の「ビケイ」シリーズの上位機です。
紙パック式の2021年機だけでみると「最上位機」で、2021年から登場したグレードです。
2022年機が登場しました。
詳しくは後述しますが、ヘッド部分の使い勝手が改良されました。
本体の重量は、2.4kgです。
下位機種と同じです。
紙パックの容量は、1.5リットルです。
掃除機のパワーは、仕事率で500Wです。
スペックは下位機種と同じです。
掃除機のヘッドは、自走式ブラシが搭載されます。
本機の場合「快速からみにくい自走ブラシ」という名前です。
最近の掃除機の「流行」ですが、ペットなどの毛がからみにくいような特殊な植毛を採用しています。
三菱の場合、ブラシに付いた毛自体から毛をこしとるバンパー(らくリーニングヘッド)もあるので、他社機と比べても、この点に工夫があるほうだと言えます。
毛絡みの処理も、ブラシを引き抜くだけで、処理できるような構造を採用します。
そのほか、ローラー前方のバンパーの工夫で、壁際のゴミ処理を改善させています。
ただ、この点については、ヘッド自体を根本的に設計し直し、「吸いつき対策」まで組み入れた日立機に比べると、従来機の延長といえ、まだ工夫の余地はありそうです。
なお、2021年機までは、「ワイドクリーン自走式パワーブラシ」でした。
形状はだいたい同じで、壁ぎわのゴミ処理を含め同等ですが、植毛とバンパー部分の毛絡みの処理の仕組みがないので、2022年機は「進化」したと言えます。
吸引力の持続性は、本機も「紙パック長持ち機構」が装備されています。
排気フィルターは、抗菌アレルパンチフィルターを搭載しますが、この部分もおなじですね。
静音性は、最小58デシベルです。
そのほか、本機のみ高いところに便利な2WAYロングノズルを装備します。
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以上、三菱のTC-FD2Bの紹介でした。
下位機種との値段差は、ロングノズルと新型ヘッドの部分のみです。
ヘッドの工夫は進化と言えますが、(日立機と違い)ある程度軽量ゆえに、工夫の部分では負けていす。
この点から言えば、三菱の場合、下位機種でも良いかと感じます。
2-2・シャープの紙パック式掃除機の比較
続いて、シャープの紙パック式掃除機です。
同社は、紙パック式掃除機から一時撤退していましたが、再参入しています。
【2019年2月発売】
28・シャープ EC-VP510-P
¥ 24,390 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.0リットル
吸込仕事率: 320W
騒音値:66〜約62db
ヘッド:自走式
本体重量:2.2kg
スティック重量:1.2kg
本体サイズ:194×395×182mm
EC-VP510は、シャープの紙パック式掃除機です。形は四角形です。
大昔のキャニスター式はこの形も多かった気がしますが、現在はかえって目新しいです。
本体の重量は、2.2kgですから、軽量と言えます。
その上で、ホースとヘッドは、おそらく「業界最軽量級」の1.2kgです。
総重量は3.4kgですから、三菱のBe-Kと同じ水準です。
この機種は、軽量性を追求するため、パイプにドライカーボンを採用しています。
カーボン材は部材費が高いですが、鴻海との提携効果で、シャープの掃除機の多くの機種に採用されてきました。
掃除機のパワーは、ただし、吸い込み仕事率としては、320Wです。
決して強くないですが、三菱よりもわずかにアップさせているのは、同機を「ベンチマーク」した後発の利点でしょう。
掃除機のヘッドは、自走式です。
シャープが最近「イチオシ」で、色々なタイプの掃除機に採用する「ラグ越えヘッド」を採用します。
ヘッドの先端が開いた構造なので、マットなどの段差が乗り越えやすい利点があります。
吸引力よりも操作性を重視した作りでしょう。もともと、仕事率的にも「パワフルさが自慢」というわけでもないので、この方向性で良い気がします。
紙パックの容量は、1リットルと、他社の小型機と比較した場合でも、サイズは相当小さいです。
パックは消耗品であり、満杯に近づくと吸引力が弱まるため、この部分は、ネックでしょう。
吸引力の持続性の面でも、紙パックのゴミを落とすような構造はないです。
ゴミが紙パックに溜まった際の吸引力は低下するでしょう。
静音性も、62デシベルと業界水準でもかなり低いです。
一方、本体構造は、パイプを立てると自立する構造であり、便利です。
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以上、EC-KP15Pの紹介でした。
形状からすると、パナソニックの「Jコンセプト」シリーズに近く、ターゲット層も似通っていると言えます。
自走式採用など目立つ部分もありますが、いかんせん、この紙パックのサイズは、非効率だと思います。
2-3・アイリスの紙パック式掃除機の比較
続いて、アイリスオーヤマの紙パック式掃除機です。
最近、このタイプの新型はあまり出しませんが、値段面でプレゼンスのある機種を展開します。
【2018年発売】
29 アイリスオーヤマ KIC-BTP2
¥ 21,049 楽天市場 (1/10執筆時)
【特定店用型番】(ホコリ検知なし)
30・ アイリスオーヤマ KIC-BTP3-S
¥ 9,900 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.0リットル
吸込仕事率: 110W
騒音値:68db
ヘッド:自走式
本体重量:1.8kg
スティック重量:1.2kg
本体サイズ:191×352×195mm
KIC-BTP2 は、アイリスオーヤマの紙パック式掃除機です。
デンキヤ店頭でみると、最安級ですが、同社の、キャニスター型の紙パック式掃除機では、最上位機です。
いくつか型番がありますが、基本的に同じモデルの色違いと考えてOKです。
本体の重量は、1.8kgで、総重量は、3.0kgです。
軽量自慢の機種と言えます。
掃除機のパワーは、しかし、110Wです。
紙パック式掃除機は仕事率は高く出るもので、また、メーカー横断館の比較基準となるスペックです。
その点で言えば、この値は、実用水準のスペックではないです。
本機の写真を見ると、ハードフロアの写真ですが、まさにその通りで、じゅうたんも無理で、畳も、奥に詰まったようなホコリは、ほぼ吸わないでしょう。
逆に、ハードフロアだけなら、(価格面でも)押し歩くキャニスター型である必然性は現在ないので、完全に陳腐化した仕様に思えます。
掃除機のヘッドは、自走式です。
ヘッド名は「サイクロンストリームヘッド」という名前です。
要するに、ヘッド部分に渦状の気流を巻き起こす仕組みで、比重の重いゴミを浮き上がらせて吸引させる仕組みです。
先述の仕事率の低さを補う工夫と言えます。
ただ、それを加味しても、パワーは低いです。隙間が多いじゅうたんはともかく、毛の密集するじゅうたんはとくに、こうした気流があまり有効ではないでしょう。
実際触ってみても、やはり(キャニスター型としては)かなり弱いです。
センサーは、高感度ではないですが、 KIC-BTP2 については、ゴミセンサーが付属です。
アイリスオーヤマ IPB-1 (5枚)
¥886 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
紙パックの容量は、1リットルです。
紙パック自体はかなり安いです。
吸引力の持続性の面でも、紙パックのゴミを落とすような構造はないです。
静音性も、(最大)68デシベルと、かなり悪いです。
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以上、アイリスオーヤマのKIC-BTP2 の紹介でした。
このタイプの掃除機を現在的に買う方は、吸引力をある程度期待している方が多いでしょう。
軽量機である点と、ヘッド部分の工夫を加味しても、じゅうたん対応タイプとは言えないので、その部分を加味して選ぶべき製品です。
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31・ アイリスオーヤマ IC-BTA4-P
¥ 9,351 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.0リットル
吸込仕事率: 110W
騒音値:68db
ヘッド:エアタービン式
本体重量:1.8kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ:191×352×195mm
32・ アイリスオーヤマ IC-B102-W
¥ 6,360 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.0リットル
吸込仕事率: 200W
騒音値:
本体重量:2.9kg
スティック重量:1.1kg
スティック重量:
本体サイズ:245×316×229mm
なお、同社にはより安い下位機種もあります。
KIC-BTA4は、ヘッドを、自走式からエアタービン式にした下位モデルで、仕事率は110Wと同じで、筐体部分も仕様も、先ほどの製品と同じです。
ただ、少し幅広なので、フローリングなどハードフロアだけで利用するならば、同社の製品だけで比べれば、むしろこちらでしょう。
ただし、騒音値は高いですし、おすすめはしません。
KC-B102は、最下位機種です。
ヘッドがブラシももない仕様で、エアタービン以下の性能です。
吸込仕事率は高いですが、ヘッド性能が悪いので、単純に消費電力が高くなるだけで、吸わないでしょう。
今回の結論!
紙パック式掃除機のおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は、紙パック式掃除機の比較でした。
最後にいつものように、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
第1に、じゅうたん敷きの一軒家のご家庭でも利用できる、強力な紙パック式掃除機としておすすめできる機種は、
【2020年6月発売】(後継機あり)
7・日立 パワータイプ CV-KP300H N
¥29,370 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 650W
騒音値: 65〜約60dB
フィルター:ナノテクP衛生フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:3.3kg
スティック重量:1.6kg
本体サイズ: 288x256x214mm
掃除機の軽さ ★★★★☆
操作性の良さ ★★★★★★
静音性 ★★★★☆
集塵力の強さ ★★★★★★
センサー性能 ★★★★☆
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
総合性能に優れる、日立のCV-KP300Hがおすすめです。
後継機は先述のように、ヘッドサイズが小型化し100g軽量化しました。
しかし、在庫のあるうちは、値段面をふくめ、「面の掃除」が広くできる旧型のが良いかと思います。
2020年機とは、ワンタッチ収納のパッとブラシが付属する以外は違いがないですから。
本機は、「モーターの日立」らしく、650Wというハイパワーモーターで吸い込みに最も期待ができます。
また、このモデルに採用されるジェット吸引スマートヘッドは、掃除機が床に張り付いてしまい動きにくくなると言う欠点を改善し、操作性とパワーを高度に両立しています。
本体の重さは、3.7kgですが、こうした機構があるため、実際の操作性は、ある程度「軽く」使えるでしょう。
さらに、 紙パック式の弱点であった吸引力の持続性の面でも、日立独自の「パックチリ落とし機構」を搭載し、能力が高いです。
自走式ヘッドは、「ふき掃除」もできる新型モデルですし、スティックの操作性も良好で部屋の隅まで綺麗にできるでしょう。
2DK以上のお部屋のメインマシンにするならば、こちらの機種が良いと思います。
【2019年モデル】
クリーンパックフィルター GP-130FS
¥818 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
【2018年モデル】
クリーンパックフィルター GP-75F 5枚入
¥975 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
対応する純正の5枚パックのフィルターはこちらです。
なお、紙パック式フィルターは、互換式もありますが、メーカー純正のものをおすすめします。
メーカーは、純正の利用を前提に開発するため、互換品は紙パック式掃除機の性能を発揮できない可能性があります。
また、掃除機は、意識しませんが、発熱するモーターが採用されている家電ですので、発煙など、最悪の事態も考えられるからです。万一の際の保証にも影響しますので、この点は意識した方が良いでしょう。
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【2022年発売】
8・日立 パワータイプ CV-KP300K-N
¥33,103 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年発売】
8・日立 パワータイプ CV-KP300J-N
¥27,205 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 650W
騒音値: 65〜約60dB
フィルター:ナノテクP衛生フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:3.3kg
スティック重量:1.5kg
本体サイズ: 288x256x214mm
掃除機の軽さ ★★★★☆
操作性の良さ ★★★★★★
静音性 ★★★★☆
集塵力の強さ ★★★★★★
センサー性能 ★★★★☆
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
なお、本機については、先述のように、新機種が登場しています。
2021年機と2022年機は変わりません。
一方、2020年機と比べれば、パワフル スマートヘッド lightの採用で、とくに、毛絡みの部分で改善しました。
ただ、旧来のワイドヘッドも、小回りは効きますし、隅の掃除も問題なくできるため、旧機種が安いうちは、そちらで良いかと思います。
ゴミを探せる緑色LED灯も本機のみの搭載ではありますが、じゅうたんには無用の機能ですし、やはり、さほどの値段差がないうちは、2020年機が良いかと思います。
第2に、動物がいるご家庭や、花粉などのアレルゲン対策として最も効果が期待できる機種は、
【2021年11月発売】
15・Panasonic ゴールド MC-PJ210G-W
¥ 30,500 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.4リットル
吸込仕事率: 570W
騒音値:62〜約56db
フィルター:アレル物質抑制フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.8kg
スティック重量:1.7kg
本体サイズ: 264x365x196 mm
掃除機の軽さ ★★★★★
操作性の良さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★★
センサー性能 ★★★★★★
吸引力の持続性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
「ハウスダスト検知機能」を搭載し、目に見えるゴミだけではなく、目に見えないゴミも清掃できる点からです。アレルゲン対策やペットの入るご家庭の掃除に特に向くでしょう。
サイズ的にも、2DK以上のお部屋のメインマシンにできる集塵容量ですが、3kgを切る点で取り回しにも優れます。
また、静音性も、最大でも59デシベルと静かな点で、「ある程度パワーが欲しいが、できるだけ静かな機種」を望む方もこの機種が良いかもしれません。現代生活に最もマッチする掃除機だと思います。
その他、自走式ヘッドを搭載し、アレル物質抑制フィルター搭載で排気もクリーンで、隙のあまり見られない掃除機だと思います。
アレルギー対策で迷っている方は、この機種を買えば、性能的に後悔が少ないだろうと言える機種ですね。
逃がさんパック 3枚 AMC-HC12
¥1,380 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
対応する純正の紙パックはこちらですね。どの掃除機も、1枚しか付属していないので、掃除機と同時に買うのがおすすめです。
第3に、軽量性を重視して、紙パック式掃除機を選ぶ場合におすすめできるのは、
【2022年6月発売】
9・日立 かるパック CV-KP900K-N
¥36,980 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年6月発売】
9・日立 かるパック CV-KP900J-N
¥37,100 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 340W
騒音値: 57〜約51dB
フィルター:ナノテク高捕じんP衛生フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.3kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ: 339×207×203mm
掃除機の軽さ ★★★★★★
操作性の良さ ★★★★★★
静音性 ★★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★★
センサー性能 ★★★★☆
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
日立のかるパックが良いでしょう。
特に、一戸建てで2階や階段もある広い住宅向けの軽量機としては、これは良い選択肢です。
旧機種がありますが、このグレードの場合は、ヘッドは全て小回りの効く小型ヘッドなので、差はないです。
緑色LEDを採用で、ハードフロアのゴミが探しやすいなどのプラスアルファもあります。
静音性は、本機のもう一つの見どころです。
最小で51デシベルですから、全機種の中で最も期待できるスペックです。
その上で、ホース・ヘッド込みでも3.8kgと、自走式機としては、かなり軽量な作りです。
階段の持ちはこびは重いものですし、2階以上ある住宅を一台でまかないたい場合は、この機種でしょう。
掃除機のヘッドは、自走式の「パワフルスマートヘッド」を採用し、吸引力も評価できます。
先ほどおすすめにあげた三菱も良い掃除機ですが、小型・軽量機でもメイン機にすることを考えるならば、こちらがよいでしょう。
紙パック3枚入り GP-2000FS
¥1,255 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
紙パックはこちらです。
共通タイプも使えますが、こちらの純正品は「ナノテク スーパープレミアム 衛生フィルター」は、抗菌・消臭効果が高く、チリの集塵力も20倍です。
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【2022年8月発売】
17・パナソニック MC-JP850K-W
18・パナソニック MC-JP850K-C
¥43,640 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年8月発売】
19・パナソニック MC-JP840K-W
19・パナソニック MC-JP840K-C
¥47,200 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.2リットル
吸込仕事率: 300W
騒音値:62〜約59dB
ヘッド:自走式
本体重量:2kg
スティック重量:1.5kg
本体サイズ: 195×383×191mm
掃除機の軽さ ★★★★★★
操作性の良さ ★★★★★★
静音性 ★★★★★★
集塵力の強さ ★★★☆☆
センサー性能 ★★★★★★
吸引力の持続性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ただ、特に「腰の弱い」方や、お年寄り向けには、ロングハンドルが装備される、パナソニックのMC-JP850Kは、かなりおすすめできます。
軽量化を突き詰めた機種なので、静音性の部分では負けるものの本機も優秀です。
新旧両機種あります。
先述のように、2022年機は,、別売のふとん用ノズルなどにつかう「つぎ手パイプ」と、「ホース掛け」が「別売」になりました。
ただ、よく使うパーツでもないので、値段で決めて良いかと思います。
本体の重さも、2kgと軽量ですが、スティックも1.3kgと軽量です。その点で使い回しにも優れます。
逃がさんパック 3枚 AMC-HC12
¥1,380 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
初期添付される、紙パックはこちらです。
第4に、1万円前後の予算でできるだけ性能の良い機種を選ぶとすれば、
【2022年2月発売】
24・三菱電機 Be-K TC-FJ2B-C
¥ 11,565 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年2月発売】TC-FJ2X-C後継
24・三菱電機 Be-K TC-FJ2A-C
¥ 10,648 楽天市場 (1/10執筆時)
【2019年発売】【Amazon直販】
24・三菱電機 Be-K TC-FXG5J-A
¥13,980 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 500W
騒音値:65dB〜約58dB
フィルター:抗菌アレルパンチフィルタ
ヘッド:エアタービン式
本体重量:2.4kg
スティック重量:1.2kg
本体サイズ: 210x210x323mm
掃除機の軽さ ★★★★★★
操作性の良さ ★★★☆☆
静音性 ★★★★☆
集塵力の強さ ★★★★☆
センサー性能 ★★★☆☆
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
三菱の「ビケイ」シリーズの入門機でしょう。
新旧両機種ありますが、色以外の部分のスペックは、ハンドルが抗菌仕様でる以外は同じですから、旧機種で構いません。
ヘッドはエアータービン式ではありますが、吸込仕事率が高いので、カーペットにも対応できる機種です。その上で、本体は軽めですし、非力なお年寄りなどにも扱いやすいでしょう。
こちらは「紙パック長持ち機構」が搭載されますので、吸引力の持続性も期待できます。
掃除機用炭脱臭紙パック5枚 (備長炭) MP-9
¥882 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
最初についている純正の紙パックはこちらです。
補足:他方式の掃除機について
というわけで、今回は紙パック式掃除機の比較でした。
なお、このブログには、以下のような掃除機に関係する比較記事もあります。
1・サイクロン式の掃除機の比較
タイプ:キャニスター(車輪型)
紙パック:不要
2・紙パック式の掃除機の比較
タイプ:キャニスター(車輪型)
紙パック:必要
3・コードレス掃除機の比較
タイプ:スティック(手持ち型)
紙パック:選択可
4・ロボット掃除機の比較
タイプ:自動運転
紙パック:不要
5・おすすめ掃除機の選び方 【まとめ】
基本的な掃除機の選び方の解説
5番の記事は、色々な型式の掃除機を含めた「まとめ記事」です。よろしければ、引き続きご覧ください。
6・高圧洗浄機の比較
7・スチームクリーナーの比較
また、このブログ「モノマニア」では、1人暮らし向けに必要な家電や家具類を20ジャンル以上まとめた記事もあります。
新生活をはじめる方で、掃除機のほかに色々お探しのものがありましたら、このリンク記事もよろしくお願いします。
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(前半からの続き記事なので、前半記事をご紹介いただけると、なお嬉しいです!)