【今回レビューする内容】 2020-2021年 加湿空気清浄機のおすすめ機種の性能と選び方:タバコ臭・花粉・PM2.5対策最強モデル:シャープ・アイリスオーヤマ
今回のお題
花粉・PM2.5の除去力が高い加湿空気清浄機のおすすめ機種はどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2020年10月現在、最新の加湿空気清浄機の比較記事です。
この「モノマニア」ブログでは、各メーカーの空気清浄機・加湿空気清浄機について6つの記事があります。
70機以上の製品について機種ごとの良い部分とイマイチの部分を丁寧に比較しました。
1・加湿空気清浄機の比較 (1)
:パナソニック
:ダイキン 日立
2・加湿空気清浄機の比較 (2)
:シャープ
:アイリスオーヤマ
3・空気清浄機の比較 (1)
:日立 シャープ
:パナソニック ダイキン
:バルミューダ
4・空気清浄機の比較 (2)
:ダイソン・ブルーエア
:エレクトロラックス
5・空気清浄機の比較 (3)
:アイリスオーヤマ
:無印良品・カドーなど
6・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】
:全体からのおすすめの提案
今回は、第2回目の記事です。
シャープと日イリスオーヤマの加湿空気清機の比較をします。
その上で、「まとめ」として、ダイキン・パナソニック・アイリスオーヤマを含めた、全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ加湿空気清浄機」を提案していきたいと思います。
なお、記事としては、第1回目の記事からの続きです。
そのため、もしお時間があれば『選び方の基本』なども示した、1回目からお読み頂いた方が分かりやすいと思います。なお、前回記事はこちらです。→【こちら】
6・シャープの加湿空気清浄機
ここからは、シャープの加湿空気清浄機について、機種ごとに個別の特長を見ていきます。
なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントは赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。
【2020年】
31・シャープ 加湿空気清浄機 KC-N50-W
¥39,800 楽天市場 (1/9執筆時)
【2019年】
32・シャープ 加湿空気清浄機 KC-L50-W
¥22,595 楽天市場 (1/9執筆時)
【2018年】
33・シャープ 加湿空気清浄機 KC-J50-W
¥22,990 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2017年】
34・シャープ 加湿空気清浄機 KC-H50-W
¥21,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
加湿量:500mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:3.4m3/分
静音性:強:43dB 静音:24dB
サイズ:幅399×奥行230×高さ615mm
除菌性能:プラズマクラスター7000
センサー :ニオイ・温湿度・明るさ
フィルタ寿命:10年間
KC-N50は、シャープの格安なスタンダードモデルです。
シャープは、2017年モデルから4年分の製品の在庫があります。
しかし、いずれも、性能は新機種と同じです。
デンキヤ店頭には既にない製品ですが、ネットでは「セール品」として大人気です。
全然在庫が減らないので、製造年度というよりも(デンキヤ店頭での値切り対策で)「ネット専用型番」として、製造年度の同じものを卸しているのかもしれません。
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結論的にいえば、この機種については、年度は無視して、値段の安さで決めて良いです。
適応面積は、木造 8.5畳 洋室 14畳です。
他社にもラインナップがあった「中型機種」の典型的なスペックです。
実際、デンキヤでの一番売れ筋はこのサイズで、リビングでも小部屋でも使える点で、利便性があります。
本体サイズは、幅399×奥230×高さ615mmです。
同じスペックの他社機と比べると体積はやや大きめでしょう。
ただ、邪魔になるほど大きいわけではなく、丸形のフォルムの採用で、圧迫感は少ないです。
「ほこり」用フィルターは、10年間交換不要のHEPA規格フィルターが搭載です。
初回記事でも書いたように、「HEPA」は、除去率が99.97%以上のフィルターの製品が名乗れるJIS(日本標準)規格です。
例えば、PM2.5は、花粉より小さな微粒子です。
HEPAフィルターはこういった微粒子の多くを捕捉できる性能を表す規格です。対応製品だと、ハウスダストや花粉など多くの「ほこり」が集塵できます。
一方、HEPAフィルターは、高性能がゆえに、目が詰まりやすいという欠点があります。
その点で言えば、帯電しやすい繊維を採用し(多少)目詰まりしにくくなる、静電HEPAフィルターが採用され、弱点の緩和が図られています。
シャープ 使い捨てプレフィルター FZPF51F1
¥820 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
その上で、使い捨てプレフィルター(6枚入)も用意され、目詰まりを防止する仕組みをとっています。
「ニオイ」用フィルターは、ダブル脱臭フィルターが搭載です。
こちらは、活性炭のほか、無機吸着剤と人工酵素・科学吸着剤を使って吸着させる四段方式をとります。
そのため、VOCなどの排気ガスも対応します。
ガスに対応するのは、ダイキンの上位機を除けばシャープだけです。
フィルター自体の性能は高いでしょう。
ただし、ダイキンに備わるような、脱臭力の再生機能は非搭載です。この点で言えば、脱臭力は、経年変化で弱まるとは言えます。
なお、こちらも、10年交換不要です。
本体の風量は、加湿機能利用時に、最大3.4m3/分です。
14畳クラスの中型機種として考えると、これは弱めです。
加湿機能を用いない場合は、5.1m3/分と平均的な力になります。
ただ、未使用の場合はPM2.5対策力が落ちますし、加湿利用時のスペックの方が重要です。
気流制御は、背面から強力に吸引することで空気の流れを作り出すスピード循環気流が採用されます。
パナソニック機ほどの工夫はないですが、風量の弱さという弱点を、多少緩和できています。
ほこりセンサーは、未付属です。
花粉の多い時期に「強めの自動運転」はできますが、粒状物質の検知自体はできないので、不徹底です。
においセンサーは、搭載します。
そのため、タバコのニオイ・化粧品・ガスなどのニオイは検知可能です。
なお、ニオイセンサーは、「タバコ・線香・料理のニオイ・化粧品・アルコール・スプレー類などのニオイ」などに反応し、空気清浄機を自動運転させる機能です。

そのほか、部屋が暗くなると運転音を押さえられる明るさセンサーが搭載される点も、省エネ対策のためには魅力です。
また、加湿時に、室温をふまえた加湿ができる温湿度センサーも搭載するため、結露予防になります。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000が搭載です。
プラズマクラスターは、シャープの「マイナスイオン」のブランド名です。
プラズマクラスターはイオンの発生量で2種類あります。
こちらは、プラズマクラスター7000という下位グレードのものを搭載します。
他社製品と同じく、衣類の付着臭の除去などに一定程度の効果を期待できます。
加湿機能は、加湿量が、最大500mL/hになります。
ダイキンよりは小さめですが、14畳間でのリビング用としては、平均点といえます。
水タンクは、2.5Lです。
こちらは、他社よりやや大きめ水準です。
こちらも気化式を利用するため、1時間あたり1円台です。
なお、シャープは、温度・湿度センサーを搭載するため、ダイキン同様に、温度に合わせた加湿運転が可能です。
本体のお手入れは、フィルター部分は掃除機で軽くほこりを取るだけです。
他社に較べても簡単と言えます。
水回りは、その一方で、こまめの手入れが必要です。
1ヶ月に1度は、加湿フィルターとトレーを取り出して、水道でゆすがないといけません。怠ると吹き出し口からカビ臭がます。
とくに、上の写真にある青色のプラスチック繊維の「じゃばら」の部分は汚れるので、定期的に水洗いする必要があります。
シャープのジャバラは押し洗いできず、すすぎ洗いしかできませんので、メンテナンスに少し時間がかかります。
Ag+イオンカートリッジ FZ-AG01K1
¥700 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
ただし、この欠点を緩和する仕組みもあります。
水のニオイを抑制し、掃除頻度を減らすために、銀イオン(Ag+)で、水のヌメリを抑制する機能を付けています。
この部品は消耗品であり1年で交換になります。
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以上、シャープの、KC-L50の紹介でした。
比較的価格に値頃感がある上で、10年寿命のHEPAフィルターと脱臭フィルターを搭載する点が魅力です。
一方、14畳まで対応できるリビング用として考えると、やや風量が弱い点、ほこりセンサーが未搭載な点など、欠点はある機種です。
とはいえ、加湿と、ニオイの除去をメインに考えて、6畳〜10畳あたりの部屋で利用する機種としては、価格面で魅力的です。
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【2020年】
35・シャープ 加湿空気清浄機 KC-40TH4-W
¥21,790 楽天市場 (1/9執筆時)
【2016年】
36・シャープ 加湿空気清浄機 KC-G40-W
¥24,780 楽天市場 (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜7畳/洋室 〜11畳
加湿量:400mL/h
最大風量:4.0m3/分
加湿時風量:2.7m3/分
静音性:強:36dB 静音:19dB
サイズ:幅399×奥行230×高さ613mm
除菌性能:プラズマクラスター7000
センサー :ニオイ・温湿度センサー
フィルタ寿命:5年間
なお、本機は、 KC-40TH4という型番で、一部ショップに卸される製品もあります。
こちらは、2016年まで製造されていたKC-G40を基にした、事実上の「下位機」です。
適応面積は、洋室で11畳、木造で7畳であり、子ども部屋などに向くサイズです。
ただし、HEPA規格の高性能フィルターが非搭載です。
2年で交換する集塵脱臭一体型フィルター(FZ-G40SF)となります。
風量も弱く、ほこりセンサーも未搭載で、花粉やハウスダストが検知できない機種です。そのため、基本的にずっとファンが回しっぱなしで使う機種です。
価格が安いとは言え、電気代と静音性の面ではネックです。
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結論的にいえば、小部屋用としても、現在では選択肢に入れない方が良い機種です。
【2020年】
37・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NS40-W
¥39,800 楽天市場 (1/9執筆時)
【2019年】
38・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LS40-W
¥33,980 楽天市場 (1/9執筆時)
【2018年】
39・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS40-W
¥26,700 楽天市場 (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜7畳/洋室 〜12畳
加湿量:420mL/h
最大風量:4.0m3/分
加湿時風量:4.0m3/分
静音性:強:48dB 静音:19dB
サイズ:幅280×奥行260×高さ622mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ・温湿度センサー
フィルタ寿命:2年間
KI-NS40は、シャープのコンパクト型の加湿空気清浄機です。
新旧機種がありますが、こちらの場合も、性能は変わりありません。
シャープは、毎年長期間在庫が残り、旧機種が他社よりお買得です。
適応面積は、木造 7畳 洋室 12畳ほどです。
リビングでもギリギリ使える水準とはいえ、やや非力でしょう。
本体サイズは、幅280×奥行260×高さ622mmと「スリム」です。
この形状の空気清浄機は、バルミューダが発売して以降、各社が追随しているデザインです。
「ほこり」用フィルターは、しかし、HEPAフィルター未採用です。
さらに、フィルターも2年寿命です。
これらの点で言えば、完全に「入門機レベル」か、それ以下のスペックです。コスパの良い機種ではありません。
「ニオイ」用フィルターは、付属します。
しかし、ほこり用フィルターと一体型ですから、性能は期待できないでしょう。
本体の風量は、加湿機能利用時に最大4.0m3/分となります。
小型機とはいえ、同じほどの設置面積のダイキン機より弱いです。
気流制御は、先ほども説明した、コアンダ効果を利用したスピード循環気流を採用します。
とはいえ、根本的に風量が足りないので、即効的な花粉対策にはならないでしょう。
ほこりセンサーは、非搭載です。
この点も、空気清浄機としての「弱さ」を示します。
においセンサーは、搭載します。
「タバコ・化粧品・ガスなどのニオイ」については検知可能です。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター25000が搭載です。
下位機種にも採用例がありますが、プラズマクラスター7000よりも放出数が多いです。
イオンの放出数が多く、前編で紹介したダイキンのアクティブプラズマイオンと同等数になっています。
濃度が高いため、壁などの静電気の耐電除去だけでなく、壁やクローゼットの服に付いた付着臭の除去効果も期待できます。
加湿機能は、加湿量が最大400mL/hになります。
やはり小型機としても弱めのパワーです。水タンクは2Lです。
本体のお手入れは、ジャバラ式のフィルター(FZ-H40MF)で、押し洗いできないタイプです。
寿命は5年間となります。また、本機も、イオンカードリッジは消耗品であり、1年で交換になります。
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以上、シャープのKI-JS40の紹介でした。
新形状のコンパクト設計が魅力の機種です。ただ、デザイン性を優先したためか、価格に見合った性能が期待できない機種です。あまりおすすめできません。
【2019年】(後継機あり)
40・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LS50-W
41・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LS50-H
¥39,781 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2018年】
42・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS50-W
43・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS50-H
¥38,600 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜9畳/洋室 〜15畳
加湿量:550mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:4.7m3/分
静音性:強:52dB 静音:24dB
サイズ:幅345×奥行262×高さ631mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命:10年間
KI-LS50は、シャープのスリムタイプの中級機です。
本機は、2020年モデルがでましたが、仕様がかなり変わったので次に別に紹介します。
一方、以上の2019年・2018年モデルは型番のみの変更のため、買われる際の値段差によっては旧機種で良いでしょう。

適応畳数は、和室で9畳、洋室15畳です。
スリムタイプながら、中型機ほどのパワーを持つ機種です。
小さめのリビングでも使えるでしょう。
本体サイズは、幅345×奥行262×高さ631mmです。
サイズで言えば、ダイキンのMCK55シリーズとほぼ同じで、そのライバルとなる機種です。
こちらは、やや横長ながら、体積の上ではほぼ同じです。
「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載です。
ただし、メインフィルターの吸塵力の低下を防ぐための「プレフィルター」は消耗品です。
「ニオイ」用フィルターは、こちらも、ガスに対応する、W脱臭フィルターであす。
この部分は、問題ありません。
本体の風量は、加湿機能利用時に最大4.7m3/分です。
加湿機能をオフにしても、5.1m3/分ですから、ダイキンの小型機較べると、風量は劣ります。
気流制御は、こちらもスピード循環気流を備えます。
パナソニック機ほどの工夫はないですが、風量の割に吸引力は良いでしょう。
ほこりセンサーは、高感度ほこりセンサーを採用します。
0.5μmの微小な粒子まで検知できるためPM2.5のモニタリングもできる製品です。
においセンサーも、搭載します。
タバコのニオイ・化粧品・ガスなどが検知可能です。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター25000が搭載です。
加湿機能は、加湿量が最大550mL/hとなります。
小型機にしては加湿量は多く、他社のスリムタイプよりも優れます。
また、小型化していますが、加湿タンクは2.5Lと標準サイズをキープしていて、利便性は削がれていません。電気代も1時間あたり1円台の水準をキープします。
本体のお手入れは、一方で、ジャバラ式ではない加湿フィルターが搭載されます。
枠を取り外す必要はありますが、同じ形状のダイキン機と比べると、押し洗い対応表記な分、手入れも楽です。
先述の銀イオンカードリッジも使えますし、手入れは楽です。
静音性も、最小運転で24db相当ですので、配慮があります。
ただ、ダイキンのように、強運転での運転音の低減には、取り立てて配慮はみられない機種です。
IOT対応は、シャープが昔から、力を入れている部分です。
Wi-Fiは、他社も上位機では採用していますが、この価格帯から採用されているのがシャープの「売り」といえます。
他社同様に、Wi-Fiを利用し、空気の状況をスマホで分析できます。
ライフロガー系の方には興味をそそるでしょう。
その上で、この機種は、ココロエア(人工知能)を搭載しています。
こちらは、部屋の空気状況の解析結果から最適な自動運転ができるほか、ユーザーの好みを学習して、運転方法を最適化できます。
例えば、花粉の多い時期、ネット経由で花粉に関する情報を収集すると、自動的に花粉モードに設定するなど、AIの賢さはかなりの評判です。
必須機能ではないですが、あると便利でしょう。
そのほか、2018年新型モデルについては、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介した、AmazonとGoogleの端末で、音声操作ができるのが新機軸です。
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以上、シャープのKI-LS50の紹介でした。
Wi-Fiと人工知能搭載が目を引きます。
ただ、より重要な本質の部分、つまり、センサー・フィルター・風量の部分で、省スペース機としては、性能がかなり安定しています。
洋室15畳まで対応するコンパクト機・格安機としては、相当レベルの高い機種です。
さらに、HEPAフィルター・ニオイ・ほこりセンサーもしっかり採用している点も魅力でしょう。性能と(特にタテヨコの)省スペース性を重視したいならば、この機種は良い選択肢でしょう。
【2020年12月】
44・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NS50-W
45・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NS50-H
¥53,990 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜10畳/洋室 〜17畳
加湿量:550mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:3.6m3/分
静音性:強:43dB 静音:19dB
サイズ:幅384×奥行230×高さ619mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ 温湿度
フィルタ寿命:10年間
KI-NS50は、シャープのスリムタイプの中級機です。
2020年冬登場の新機種で、1つ上でみた機種の後継機となります。
適応畳数は、和室で10畳、洋室17畳です。
本体サイズは、幅384×奥行230×高さ619mmです。
この適応畳数の旧機種と比較すると、幅広になった代わりに、奥行がかなり薄く、設置性が増しました。
この部分は良い進化に思えます。
「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載です。
プレフィルターは今回から交換不要になったので、コスパもよくなりました。
「ニオイ」用フィルターは、こちらも、ガスに対応する、W脱臭フィルターです。
本体の風量は、加湿機能利用時に最大3.6m3/分です。
この部分は、一見すると、4.7m3/分だった、旧機種より能力が悪化したようにも思えます。
ただ、後述するように、本機の場合、フィルタの工夫で加湿量自体は逆に増えているので、一概に欠点とも言えません。
実際、加湿機能をオフにした場合は、5.1m3/分です。
ダイキンの小型機には及ばないですが、水準としては十分です。
気流制御は、こちらもスピード循環気流を備えます。
なお、先述のように、本機は壁際に設置しやすい形状ですが、吸引自体は後方吸引なので、背部にはある程度スペースの余裕は必要です。
センサーは、一方、注意点です。
新機種になってほこりセンサーが省略されたからです。
においセンサーは、搭載なので、タバコのニオイ・化粧品・ガスなどが検知可能ですが、PM2.5を含む粒状物質には明らかに弱いです。
マイナスイオン発生機能は、本機も、プラズマクラスター25000が搭載です。
加湿機能は、加湿量が最大600mL/hです。
本機は加湿時の風量の弱さをフィルターを二重にする工夫で解決を図っています。
タンクは、2.7Lですので、小型機としては十分でしょう。
本体のお手入れは、本機はフィルターは柔らかい繊維でないジャバラです。
ニオイが付いた場合の手入れは面倒であるほか、2重になるので手間も2倍です。
先述の銀イオンカードリッジも使えますが、全体としては、手入れは面倒な機種です。
静音性も、最小運転で19db相当ですので、配慮があります。
一方、加湿強運転時の運転音が、旧機種より抑えられたことが今回強調されます。
ただ、加湿時の風量を抑えた結果なので、一長一短はあります。
IOT対応は、一方、本機は無線LANが省略です。
この部分も退化でしょう。
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以上、シャープのKI-NS50の紹介でした。
1つ上で紹介したKI-LS50の後継機ですが、進化した部分と退化した部分が混在していて、評価が難しい機種です。
例えば、低風量でも加湿能力が高いという部分は、「ファンの騒音」や「水分を含んだ冷たい風」を嫌う方は、「すばらしい進化」と思われるでしょう。
しかし、加湿時の風量の低下は、春の花粉とPM2.5への対策力を少し落とす側面もあります。
先述のように、PM2.5を床に落とす際に、加湿は有効です。
その点をふまえれば、短時間で花粉を取り切るため「風量」が必要な時期に「加湿」を併用すると風量が大きく落ちるのは、問題点でしょう。
ほこりセンサーも省略なので、PM2.5を検知できず、この部分の対策力は特に劣化したように思えます。掃除も面倒になりましたし、個人的には以前の仕様のほうが好ましいです。
【2020年】
46・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NS70-T
47・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NS70-W
¥49,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2019年】
48・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LS70-T
49・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LS70-W
¥50,850 楽天市場 (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜11畳/洋室 〜19畳
加湿量:700mL/h
最大風量:7.0m3/分
加湿時風量:5.5m3/分
静音性:強:46dB 静音:19dB
サイズ:幅400×奥行339×高さ686mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命:10年間
KI-LS70-Wは、シャープのスリムタイプの上位機です。
本機についても、新旧両機種ありますが、性能は同じです。
適応面積は、和室で11畳、洋室19畳までの対応です。
本体のサイズは、幅370×奥行293×高さ660mmです。
台形の形状が写真では本体を小さく感じさせますが、スペック的には「大きめ機種」で、背も高いです。
しかし、幅と奥行のコンパクトさは、このクラスでも保っています。スペースが限られ、設置が難しい場所でも対応できそうです。
「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載です。
「ニオイ」用フィルターは、W脱臭フィルターです。
フィルターについては、下位機種と仕様は同じですが、高水準ですので問題ありません。
本体の風量は、加湿機能利用時に、最大5.5m3/分となります。
小型機なのでしかたないですが、加湿時の風力は、20畳前後のクラスとしては、風量は弱いです。
気流制御は、下位機種と同じでスピード循環気流を備えます。
同クラスのパナソニック機のように、センサーを駆使してモードに合わせたルーパーの自動調整はしないものの、ダイキンと同程度か、それをやや上回る気流制御技術だといえます。
ただ、風量がさほど強くないため、総合力では主要3社に及ばない面もあります。
ほこりセンサーは、高感度ほこりセンサーを採用します。PM2.5に対応できる水準です。
においセンサーも、搭載します。タバコのニオイ・化粧品・ガスなどが検知可能です。
マイナスイオン発生機能は、こちらも、プラズマクラスター25000が搭載です。
加湿機能は、加湿量が最大700mL/hです。
畳数が広いわけですが、水タンクも3.6Lと増やしていますので、その点でも安心です。
本体のお手入れは、注意点で、こちらについては、手入れのしにくいジャバラ式です。
実は、2018年モデルまでは、ジャバラ式ではない加湿フィルターでしたが、(加湿量を優先したためか)劣化しました。
IOT対応は、この機種も、Wi-Fiとココロエア(人工知能)を搭載します。
AmazonとGoogleのスマートスピーカーにも対応です。
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以上、シャープのKI-LS70の紹介でした。
「できるだけ設置面積が節約できる」上で「できるだけパワフル」な機種を選ぶとすると候補に挙げて良い機種かと思います。
ただ、加湿部分が「ジャバラ式」なのがネックです。
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【2018年】
50・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS70-W
51・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS70-H
¥40,500 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 〜11畳/洋室 〜19畳
加湿量:630mL/h
最大風量:6.7m3/分
加湿時風量:5.2m3/分
静音性:強:49dB 静音:24dB
サイズ:幅370×奥行293×高さ660mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命:10年間
なお、これらの製品には、過年度の下位機種が残っています。
こちらについては、適応畳数は新機種と同様ですが、風量と加湿量が新機種に及んでいません。
その代わり、加湿の部分は、掃除しやすい(じゃばら式ではない)加湿フィルターでしたた。
それ以外の部分は、外観形状が異なるほかは、ほぼ同じスペックです。
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結論的にいえば、新機種と較べて、一長一短です。
小型機には他社のライバルも多いので、最終的に「Atlasがおすすめ」する機種については、記事の最後の「結論」で、改めて考えてみたいと思います。
【2020年】
52・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NX75-W
53・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NX75-T
¥84,480 楽天市場 (1/9執筆時)
【2019年】
54・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LX75-W
55・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LX75-T
¥59,800 楽天市場 (1/9執筆時)
対応面積:木造 14.5畳 洋室 24畳
加湿量:880mL/h
最大風量:7.5m3/分
加湿時風量:5.1m3/分
静音性:強:45dB 静音:21dB
サイズ:幅400×奥行359×高さ693mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命10年間
KI-LX75は、洋室 20畳以上まで対応できる大型機です。
このグレードからシャープでは「ハイグレードモデル」の位置づけとなります。
本機についても新旧両機種ありますが、性能は同じです。
適応面積は、和室で14.5畳、洋室24畳までの対応です。
本体サイズは、幅400×奥行359×高さ693cmとなります。
こちらも、コンパクト機ではないですが、台形のため、圧迫感は少なめです。
「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載になります。
「ニオイ」用フィルターは、ガスに対応できるW脱臭フィルターです。
いずれも、下位機種で見たものと同等の水準であり、問題ないでしょう。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター25000が搭載です。
これらの点では、上で紹介した機種と同じです。
ただ、このモデルについては、ホコリフィルターの手前に、きめの細かい「ホコリブロックプレフィルター」を採用します。
このフィルターは、消耗品ではなく繰り返し利用可能です。HEPAフィルターは「経年変化で目が詰まる」のですが、「目詰まり問題」の解決が目指されている点は好感が持てます。
本体の風量は、加湿機能利用時に、最大5.1m3/分です。
加湿機能を利用しない場合は、最大7.5m3/分とはいえ、風量が弱いのは弱点です。
先述のように、(花粉の時期でも)加湿機能はPM2.5対策として効果があるため、比較するならば、加湿機能利用時のスペックだと思います。
そうなると、弱めということになります。
気流制御も、スピード循環気流です。
花粉などを除去するスピードについては、この形状のほうがやはり「有利」です。帰宅直後などについては、助かります。
ほこりセンサーは、こちらも、高感度ほこりセンサーを採用です。
においセンサーも、搭載します。
加湿機能は、加湿量が最大で880mL/hとなります。
加湿のパワフルさでは、ここまで紹介した機種のなかでは最高です。
二層の加湿フィルターと、加湿集中ガイドを装備しており、それによる強化です。
広い場所でもパワフルに加湿できると思います。もちろん、シャープの場合、温度センサーと湿度センサーが別に搭載されるので、冬場の結露の心配も少ないでしょう。
本体のお手入れは、一方、加湿器シーズンの「じゃばら」の水洗いがやや面倒な機種です。
一方、下位機種と比べるとプレフィルターを自動的に掃除するロボットの搭載も言及に値するでしょう。
掃除機能は、日立が先行的に搭載していましたが、シャープでも採用されました。プレフィルター掃除を忘れがちな人には便利でしょうが、必要不可欠ではないです。
IOT対応は、この機種もWi-Fiとココロエア(人工知能)を搭載します。
さらに、下位機種にはない、音声発生機構(ココロボ)を搭載することで、利便性の幅は増しています。AmazonとGoogleのスマートスピーカーにも対応です。
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以上、KI-LX75の紹介でした。
リビング用の多少大きめの機種を狙っているならば、この機種を選ぶのも「あり」でしょう。強力な機種にしては、静かである点もメリットです。
フィルター寿命も、下位機種同様に、「ホコリブロックプレフィルター」の採用で長めになっていますので、経年劣化も少ないでしょう。
一方、加湿時の風量がこのクラスでは弱い点と、ジャバラ式のフィルターを使っているのは引き続きネックです。
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【2018年】
56・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JX75-W
¥59,495 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 12.5畳 洋室 21畳
加湿量:750mL/h
最大風量:7.5m3/分
加湿時風量:6.3m3/分
静音性:強:49dB 静音:20dB
サイズ:幅405×奥行316×高さ666mm
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命:10年間
なお、このグレードの2年落ちの旧機種はこちらです。
形状が大きく異なるのですが、風量は最新機と同クラスです。
正確には、加湿時の風量は、旧型は、その形状を活かした「ワイドスピード循環気流」なので、新機種より多少強いです。
その代わり、加湿量がやや少なめとなります。
先述のように、花粉の時期に、PM2.5を落とすには、加湿機能を使う必要があるので、「春の季節を重視」するならば、むしろ、こちらの旧機種のほうが良いでしょう。
なお、新機種同様に、自動お掃除機能も付属しますが、洗いにくいジャバラ式のフィルターも、新機種同様に採用されています。
その他の部分は、ほぼ同じです。
【2020年】
57・シャープ 加湿空気清浄機 KI-NP100-W
¥126,280 楽天市場 (1/9執筆時)
【2019年】
58・シャープ 加湿空気清浄機 KI-LP100-W
¥107,790 楽天市場 (1/9執筆時)
【2018年】
59・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JP100-W
¥92,700 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 15.5畳 洋室 26畳
加湿量:930mL/h
最大風量:10m3/分
加湿時風量:8.8m3/分
静音性:強:53dB 静音:22dB
サイズ:幅427×奥行371×高さ738mm
除菌性能:プラズマクラスターNEXT
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ/人感
フィルタ寿命:10年間
KI-JP100は、シャープの最上位機です。
本機も旧モデルがありますが、やはり型番のみの違いで、性能は同じです。
適応面積は、和室で15.5畳、洋室26畳までです。
これは、今回紹介する機種の中では最もパワフルと言え、事務所などで利用するには最適な「大型機種」です。
本体サイズは、幅427×奥行371×高さ738mmです。
少なからず、大きさはあります。
「ほこり」用フィルターは、こちらも、10年寿命のHEPAフィルターが搭載になります。
「ニオイ」用フィルターは10年保つW脱臭フィルターです。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスターネクストが搭載されます。
こちらは、イオン濃度をプラズマクラスター25000より高めたものです。
ただし、従来的なプラズマクラスターとの比較値の説明などが不十分のため、今のところは、あまり魅力に感じません。
本体の風量は、一方で、加湿機能利用時でも、最大8.9m3/分と、業界最高クラスです。
洋室26畳まで使えるパワーです。12畳以下のリビングでも有用です。
とくに、花粉症の方は帰宅後、どれだけ短時間で花粉が落とせるかが重要なので、風量は大きければ大きいに越したことはありません。
加湿機能は、加湿量が最大930mL/hとなります。
加湿空気清浄機として、これ以上の加湿量を持つ機種は見あたらず、シャープが「満を持して出した」高スペック機だと言えます。もちろん、温度センサーを搭載し、結露対策もなされます。
本体のお手入れは、この機種もフィルターの自動お掃除機能が付属します。
ただし、加湿フィルターは、押し洗いできないジャバラ式のフィルターです。
IOT対応は、下位機種と同水準で、Wi-Fiとココロエア(人工知能)を搭載します。
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以上、KI-JP100の紹介でした。
パワフルで、事務所にも向きそうな機種です。 ただ、再図面で、家庭で使うには多少大きすぎて圧迫感があるかもしれません。
とはいえ、家族皆が花粉症のかたは、これくらいのモデルを入れても良いのかもしれません。
その点で言えば、AIを利用する自動制御機能は、家族が多く出入りする広いリビングに限っては、他の場合よりも有効度が高いです。
そのため、この部分に魅力を感じる方は選んでもよいでしょう。
5・アイリスオーヤマの加湿空気清浄機
続いて、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の紹介です。
同社は、この分野では「新規参入組」です。
しかし、富士通ゼネラルが撤退した今、ユーザーの購入選択肢が広がるという意味でAtlasとしては嬉しいです。
同社の製品は他社と比べる加湿機能に特色があります。
【2020年モデル】
60・アイリスオーヤマ 加湿空気清浄機 HXF-C25-W
¥14,980 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 5畳 洋室 8畳
加湿量:300mL/h
最大風量:2.1m3/分
加湿時風量:
静音性:強:50dB 静音:34dB
サイズ:幅297×奥行247×高さ497mm
除菌性能:ー
センサー :湿度センサー
フィルタ寿命:2年間
HXF-C25 は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機です。
適応面積は、木造 5畳 洋室 8畳までです。子供部屋などに向く小型の機種です。
本体サイズは、幅297×奥247×高さ497mmと、設置性も良いです。
「ほこり」用フィルターは、この機種も、HEPAフィルターを採用します。
「ニオイ」用フィルターも、炭活性炭フィルターを搭載するため、空気清浄機としての能力は他社並みにあります。
ただし、それぞれのフィルター寿命は2年間と短く、2つのフィルターの交換に5000円近くかかる機種です。
この点で言えば、ランニングコストが悪いです。
本体の風量は、最大2.1m3/分です。
対応面積も洋室8畳までと狭いです。花粉などを取り切るまでは時間のかかる機種です。
気流制御は、左右から空気を取り込み、後方から吹き出す構造です。
気流を壁にぶつけて空気を循環させて吸いこむ一般的な構造となります。
センサーは、この機種の注意するべきポイントです。
価格が安いのでしかたないのですが、ニオイセンサー・ほこりセンサーともに未採用です。
さらに、加湿に関わるセンサーも未搭載なので、基本的に風速を洗濯して「付けっぱなし」が前提の製品です。
水タンクは、約2Lです。
6.6時間の加湿が可能です。上部に差す構造で、水の入れ替えはしやすいと思います。
加湿機能は、最大300mL/hとさほど強力ではありません。
ただ、アイリスオーヤマは、全メーカーで唯一スチーム方式の加湿機能を採用します。
スチーム式は、水を加熱して加湿をする方式で、加湿にかかる時間が短い点、運転で室温が低下しにくい点でメリットがあります。
電気代は、注意してください。
なぜなら、スチーム式は、他社が採用する気化式(水車式)に比べて電気代がかかるからです。
10倍以上の288Wの消費電力です。この点でも、ランニングコストが悪い機種です。
センサーは、湿度センサーは付属するので、適湿になった場合、運転は停止します。
ただ、温度センサーは未付属ですから、結露の問題はあるでしょう。
本体のお手入れは スチーム式は加湿フィルターがないため、お手入れは楽です。
ただ、経路の掃除は部品点数としては多いです。また、スチーム式は、カルキ分がヒーター付着するため、定期的なクエン酸を利用する手入れも必要です。
その上で、スチーム式は、熱い蒸気がでるので、お子さんなどがいるご家庭は注意してください。
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以上、アイリスオーヤマのHXF-A25の紹介でした。
1万円を切る加湿空気清浄機です。ただ、フィルター寿命や、加湿方式の違いから、ランニングコストはかなり高いと言えます。
その点で言えば、コスト面ではなく、「スチーム式の加湿機能が欲しい方におすすめできる機種」と言えるでしょう。
【2020年モデル】
61・アイリスオーヤマ 加湿空気清浄機 HXF-C40-W
¥18,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
対応面積:木造 5畳 洋室 8畳
加湿量: 300mL/h
最大風量:3.5m3/分
加湿時風量:
静音性:強:41dB 静音:30dB
サイズ:幅297×奥行285×高さ649mm
除菌性能:ーーーーー
センサー :ほこりセンサー
フィルタ寿命:2年間
HXF-A25 は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の上位モデルです。
下位機種に比べると背が高くなっており、縦長の製品です。
適応面積は、加湿能力としては、木造5畳 洋室 8畳までです。
空気清浄機としては、17畳(下位機は10畳)ですが、加湿力は、小型の下位機種と同じです。
本体サイズは、幅297×奥行285×高さ649mmです。
高さはありますが、設置性は良いでしょう。
「ほこり」用フィルターは、HEPAフィルターです。
「ニオイ」用フィルターも、炭活性炭フィルターです。
下位機種と同じ構成で、フィルター寿命は2年間と短く、2つのフィルターの交換に5000円近くかかる機種です。
本体の風量は、最大3.5m3/分です。
本体のサイズ感からすると弱めです。帰宅後の花粉除去には時間がかかります。
センサーは、こちらについては、ほこりセンサーは搭載します。
ただ、感度は非公表であり、ニオイセンサーは付属しない部分は、注意点と言えます。
加湿機能は、最大300mL/hと、やはりさほど強力ではありません。
こちらも、スチーム方式の加湿機能を採用しており、372Wの消費電力量です。
本体のお手入れ・水タンクのサイズなど、その他の部分は下位機種同様です。
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以上、アイリスオーヤマのHXF-A25 の紹介でした。
温度低下がなく、手入れが楽なスチーム方式の加湿機能を「指名買い」したい方は、ほこりセンサーが付いている分、こちらの機種のほうが良いでしょう。
ただ、2年間で消耗品が交換になるため、10年間総計のランニングコストは、やはり、プラスで15000円ほどかかる計算です。
次回の予告!
加湿空気清浄機のおすすめ機種は結論的にこの機種!
というわけで、今回は、花粉やPM2.5対策として有効な加湿機能付き空気清浄機の2回目の記事でした。
記事は、もう少し続きます。
続く、【まとめ記事】では、ここまで紹介した全メーカーの製品から、「Atlasのおすすめ」としたい機種を、「最終的に」提案します。
1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード ★★★★★
3・センサー運転 ★★★★★
4・加湿力 ★★★★★
5・消耗品コスト ★★★★★
6・お手入れ ★★★★★
7・コンパクトさ ★★★★★
8・総合評価 ★★★★★
上表の様なポイントから、オススメしたい理由や選び方を含めて、詳しく書いています。
よろしければ引き続き、ご覧ください。。
結論編は→こちら!