【今回レビューする内容】2024-2025年 新型iPad iPad Pro iPad mini iPad Airの性能とおすすめ・選び方: Wi-Fiモデル・Wi-Fi + Cellularモデル:機能の違いと性能ランキング
【比較する主な製品】iPad(第9世代) A13 Bionic 10.2型 ・iPad(第10世代) A14 Bionic 10.9型・iPad mini (A17 Pro) 8.3型 第7世代・11インチ iPad Air(M2)Apple M2・13インチ iPad Air(M2)Apple M2・11インチ iPad Pro(M4)Apple M413インチiPad Pro(M4)Apple M4・MPQ13J/A MPQ03J/A MPQ33J/A MPQ83J/A MPQ23J/A MQ6J3J/A MQ6J3J/A MK4E3J/A MK2N3J/A MPQA3J/A MQ6T3J/A MUWD3J/A MUWC3J/A MUWF3J/A MUWE3J/A MVV93J/A MVV83J/A MV273J/A MV283J/A MV293J/A MXN73J/A MXN83J/A MXN63J/A MXN93J/A ほか
今回のお題
最新モデルのiPadのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のAppleのiPad(iPad Pro・iPad Air・iPad mini)の比較です。
重さやサイズの違いはもちろん、特に、CPU・GPUや、パネル品質の違いに注目して、皆さんの作業にとって最適なiPadをAtlas流に提案していきます。
機種としては、人気のiPad(第10世代)ほか、出たばかりの新型のiPad mini、あるいは、M4プロセッサ搭載で、高性能なiPad Proを含めて、現行品は全機種をフォローしました。
1・ 最新のiPadの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: iPad〈10.2型・10.9型〉
価格:5万円〜
1-3:iPad mini〈8.3型〉
価格:8万円〜
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Air〈10.9型〉
価格:8.5万円〜
2-2:iPad Pro〈11型・13型〉
価格:12万円〜
3・ 最新のiPadの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、iPadの「選び方の基本」を導入的に説明します。
その後、各機種をシリーズごとに比較していくつもりです。
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ペンタブ対応 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・Androidタブレットの比較
2・iPadの比較
3・iPhoneの比較
4・Amazon Fireタブレットの比較
5・Microsoft Surfaceの比較
なお、今回は、このブログ「モノマニア」のタブレット・スマホ関係の比較記事の第2回目記事として書きました。
1-1・iPadの選び方の基本!
具体的な製品比較に入る前に「IPadの選び方の基本」を説明しておきます。
現行機のiPadは、画面サイズや値段で、以下の5種類のラインナップに大別できます。
1・iPad (10.2型)
=初心者向け(CPU弱め)
2・iPad (10.9型)
=初心者向け(CPU強め)
3・iPad mini(8.3型)
=モバイル向け(出張/寝室用)
4・iPad Air M2(11型 13型)
=スタンダード機(仕事/お絵かき用)
5・iPad Pro M4(11型 13型)
=プロ向け(デザイン/動画編集用)
パネルは(iPhone同様の)美麗なRetina液晶パネルであり、どれも画面密度は同じです。
しかし、画面サイズのほか、価格によってCPUの処理能力に差があるため、向いている用途が異なってきます。
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結論的にいえば、(とりあえず)仕事・お絵かき・勉強ほかにおいて「最もスタンダード」な機種は、iPad Air(11型)と理解するのが良いと思います。
その上で、値頃感を出した初心者向けのiPad、モバイル用で小さく軽いPad mini、主にデザイン系のプロ向けのiPad Proが展開されている考えるのが、区分として分かりやすいでしょう。
以下、どうしてこのように言えるのか、主たる指標と言える、CPU・重さ・パネル品質にわけて、もう少し細かい解説をしておきます。
1・CPU性能の違い
はじめに、CPUについてです。
タブレットの性能を決める最も大事な部分です。
同様に近年重要視される、GPU(グラフィックチップ)とNPU(AIチップ)の性能と共に、シリーズごとに違いを見ていきます。
PassMackソフトの数字を参考にしながら、目安となるスコア(ベンチマーク)も掲載しました。
各機、順番に説明していきます。
第1に、iPad 10.2型(第9世代)です。
CPUは、A13 Bionicの搭載です。
少し前の機種ですが、パーツとしてはiPhone11(2019年)と同じです。
コア数は、CPUが6コア(最大2.7GHz)、GPUが4コア、NPUが8コアです。
後ほど見る上位機に比べると、性能は限定的です。
CPUスコアは、5000前後ですので。
正確に言えば、これでも入門用としてならは問題ないスペックです。
ただし、しばらく未来の話として言えば、CPUスコア(GPUを含めたSoc)の限界で、iOSの更新終了は、他機よりは早めに訪れるとは言えます。
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第2に、iPad 10.9型(第10世代)です。
CPUは、A14 Bionicの搭載です。
下位機より少し新しい世代で、iPhone12 Pro(2020年)と同じものです。
コア数は、CPUが6コア(最大3.1GHz)、GPUが4コア、NPUが16コアです。
下位機とCPU/GPUのコア数は同じです。しかし、高性能コアのベースクロックがアップしたので、下位機より30-40%ほどは総合的な処理力が上です。
この機種で「ハードな編集」をする人はあまりいないでしょう。しかし、今後のiOSの更新は、下位機よりもある程度「長め」と予測できます。
AppleはCPU性能が限界に達すると最新OSへの対応を切るので、最新のOSで使いたい場合は、入門用でもこのグレードがおすすめです。
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第3に、iPad mini(第7世代)です。
CPUは、A15 Proが採用です。
コア数は、CPUが6コア、GPUが5コア、NPUが16コアです。
CPUクロック数は、発売直後なので不明です。しかし、旧機(A15)は3.0GHz×6でした.(加筆予定)
公開されている情報では24年の改変で、CPU性能が30%、GPUも同じで25%性能が上がったとされます。おそらく、それ相応にクロック数も向上しているでしょう。
推定スコアは、このグレードの場合、10000を越えると言えます。
快適性は、GPU部分を含めて、次に見るiPad Airには及ばないものの、すでに見たiPad各機に比べると、「ワンランク上」とみて良いです。
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第4に、iPad Air(M2)です。
CPUは、Mac(パソコン用)と同じApple M2が採用です。
コア数は、CPUは8コア(最大3.5GHz)、GPUは4コア、NPUは16コアです。
CPUのコア数がこのグレーから増えます。
最大3.5Hzという高性能コア2個と、多少、最大パワーが劣る高効率コアが4つという構成です。
Mac(パソコン)でも使われるもので、超高性能と言えます。
CPUスコアは、M2(8コア)は約15000ほどです。
GPU・NPUも、M2世代で格段の進化を遂げているので、やはりiPadとは格段の差があります。
iPad miniと比べても一定の差があります。
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第5に、iPad Pro(M4)です。
CPUは、Apple M4が採用です。
2024年登場の最新世代で、IPad Pro最初に使われた、同社の最新CPUです。
コア数は、CPUが9コア、GPUが10コア、NPUが16コアです。
CPUの最大クロックは調査中です。ただ、消息筋では、高性能コア(3個)は、最大4.5GHzあたりとの情報です。
スコアは、M2に対して50%のCPU強化という公表をふまえれば、スコアは20000を軽く越えるでしょう。
上表は、家庭用・仕事用としてノートPCを使う場合に、現状でAtlasが「快適」と感じるCPUスコアの水準を示したものです。
ようするに、Apple M4はノートPCと考えても、相当な実力があると言えます。
Appleの場合、ノートPCなどではチップのサイズを大きくして処理力をあげます(M3 Pro M3 Maxなど)。
廃熱面の限界でそれが不可能なタブレットの場合、他のOSのタブレットを含めて、現状でこれ以上は望めないいえるほど強力です。
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以上、CPU・GPU・NPU部分の比較でした。
今回の改編で、CPUグレードがiPhoneの構成と並んだので、慣れたAppleユーザーにとっては「ランクが分かりやすく」整理された印象です。
iPadは、第10世代で大きな改善があったと言えます。
力強さが増したので入門者は嬉しいでしょう。
iPad miniは、小型ですが、しっかり「iPadの上」という立ち位置を確保します。
ビジネス用高級機として新たな位置を得たと言えます。買い換えには良いでしょう。
iPad Airは、CPUだけで言えば「パソコンと変わらない」水準です。
CPU以外の部分の総合力はかなり良いので、中級ユーザーにはバランスが取れた性能です。
iPad Pro は、「小さなMacBook Pro」ともいえる、超パワフルな製品です。
ただ価格が相当高いので、完全に目的性があるかたに向くと言えます。
2・重さとサイズの違い
つづいて、重さとサイズについて考えます。
1・iPad (10.2型)
487グラム
2・iPad (10.9型)
477グラム
3・iPad mini (8.3型)
293グラム
4・iPad Air M2(11型 13型)
462グラム・617グラム
5・iPad Pro M4(11型 13型)
444グラム・579グラム
こちらも、「選び方の基本」といえるので、機種ごとに順番に解説しておきます。
第1に、iPad 10.2型(第9世代)です。
重さは、487gです(Wi-Fiモデル)。
ずっしり重く感じる500gの水準は切っています。
しかし、画面サイズが10.2インチの製品としては、軽量化をさほど重視しません。
本体の厚みも、7.5mmですから、持ちやすさは上位機を下回ります。
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第2に、iPad 10.9型(第10世代)です。
重さは、477gです(Wi-Fiモデル)。
旧世代(左図)より画面が多少大きい(右図)ですが、重さは逆に軽いです。
この部分の、差は僅かです。
本体の厚みは、ただ、厚みは7mmと薄型化している点もあるため、総合的には「持ちやすさ」は(値段差分は)上と言えます。
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第3に、iPad mini(第7世代)です。
重さあh、293gです(Wi-Fiモデル)。
端末としては最軽量で、7.9インチでここまで軽い製品は、他社タブレットでもあまりないです。
本体の厚みも、6.3cmと薄く、持ちやすいです。
iPadの中では、唯一、片手持ちできるモデルです。
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第4に、iPad Air(M2)は、2サイズあります。
11インチが462g、13インチが、617gです(Wi-Fiモデル)。
11インチ機は、その性能をふまえると軽いと言って良いです。
13インチ機は、しかし、Airと言うにはやや重めに思います。
薄さは、ただ、いずれも6.1mmですし、この部分ではAirではあります。
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第5に、iPad Pro(M4)も、2サイズあります。
11インチが444gで、13インチが579gです(Wi-Fiモデル)。
昔の「原則」と違って、最軽量は「Air」ではなく「Pro」です。
薄さも、11インチが5.3cm、13インチが5.1cmと、相当薄いです。
予算を考えないならば、こちらが最優秀です。
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結論的にいえば、iPadは他社のタブレットに比べると「薄さに特に配慮」があるので、どれも水準より持ちやすいです。
ただ、iPad Airの13インチは、若干重さがある点が注意点です。
あとは大きな問題を感じません。
なお、先述のように、片手で使いたい方、寝ころがりながら手に持って使い方には、iPad miniが限界サイズです。
出張用という部分ほか、この部分のニーズもあって、ラインナップされていると言えます。
3・液晶パネルの違い
つづいて、液晶画面の品質です。
1・iPad (10.2型)
・IPS液晶
2・iPad (10.9型)
・IPS液晶
3・iPad mini(8.3型)
・IPS液晶(反射防止・広視野角)
4・iPad Air M2(11型 13型)
・IPS液晶(反射防止・広視野角)
5・iPad Pro M4(11型 13型)
・タンデムOLED(有機EL)
この部分もそこそこ差がつくので、順番に見ていきます。
第1に、iPad(第9世代)です。
格安ですが、画面密度は上位機と同じです。
液晶のIPS、輝度も500ニトですから、「画面の美しさ」は楽しめます。
しかし、反射防止コーティングが採用されないほか、パネルの色域は広色域(P3)に非対応です。
画質で「安かろう悪かろう」という感じはありませんが、上位機とは一定の差があるとは言えます。
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第2に、iPad(第9世代)です。
このグレードから、画面の四隅に丸みを帯びたLiquid Retinaです。
機能性と言うよりデザイン性の部分ですが、尖った感じがない最近人気のフォルムです。
あとは、下位機と変わらず、パネル品質は入門機の水準に止まります。
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第3に、iiPad mini(第7世代)です。
こちらも、角が角丸のLiquid Retinaディスプレイです。
その上で、IPadと違って、画面の「反射防止コーティング」と、ガラスの圧着で反射を減らす「フルラミネーションディスプレイ」技術が採用されます。
その部分で、パネル仕様は上位と言えます。
ただし、iPad miniは画面サイズが小さいので、文字は相対的に小さくなります。この部分で、老眼世代の方は、iPadなどのほうが良いと言えます。
ペンタブとしても、最新のApple Pencil Proに対応するのは、このグレードからです。
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第4に、iPad Air(M2)です。
こちらも、Liquid Retina・反射防止・広視野角採用なので、iPad miniと同じ水準です。
輝度は、同じ500ニト(13インチは600ニト)です。
つまり、パネルグレードとしては、iPad miniとほぼ同じで、同列の中級機と言えます。
むろん他社(他OS)の同価格帯の製品と比べて、十分質が良いとはいえます。
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第5に、iPad Pro(M4)です。
パネルは、このグレードのみタンデムOLED(Ultra Retina XDRディスプレイ)です。
ようするにOLED(有機EL)ですが、2つのOLEDパネルを重ねて配置しています。
本編で改めて書きますが、これはOLEDの弱点と言える、輝度の低さと、画面の焼付問題を解決するためのAppleの工夫です。
OLEDは、コントラスト比が高く「黒が締まる」性質があります。
画質という部分で液晶(IPS)の上を行くのは、この方式しかないです。
実際、このグレードの旧モデルは、(高級液晶テレビのように)バックライトをmini-LEDにして、輝度強化した液晶パネルでした。しかし、薄くしにくいなどの弊害もあったので、この新方式が選ばれたといえます。
輝度は、HDRで最大1600ニト(HDR)です。
SDRでも最大1000ニトですが、Appleの場合本機のみ標準輝度ではなく、ピーク輝度(最大輝度)で表記しています。
そのため、コンテンツ視聴時の輝度表現が優れていることが分かる反面、明るい場所での外光反射に強い仕様と言えるかは、スペックから分かりません。
ただ、現物を見た感じ昼間でも綺麗に見えました。この部分の問題点の指摘もないので、少なくとも、デザイン用などに主に室内で使うならば、実用上、問題なさそうです。
用途的にも、室内でのデザインでしょうし、その用途では、コントラスト(200万:1)・色域(P3カバー)・リフレッシュレート(120Hz)ともに、最高級であることは疑えません。
詳しくは、本編でもう少ししっかり書きます。
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というわけで、「選び方の基本」となる3点を紹介してきました。
このほか「カメラ」や「ネットワーク」部分も結構違いがあるのですが、それは、ここからの本編で、おいおい解説をしていくこととします。
1・ 最新のiPadの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: iPad〈10.2型・10.9型〉
価格:5万円〜
1-3:iPad mini〈8.3型〉
価格:8万円〜
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Air〈10.9型〉
価格:8.5万円〜
2-2:iPad Pro〈11型・13型〉
価格:12万円〜
3・ 最新のiPadの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、冒頭で書いたように、比較的安い機種から、順番に紹介していくつもりです。
1-2・iPad(第9/10世代)の比較
はじめに紹介するのは、iPadです。
いずれも、入門機として、おそらく戦略的に「安く」売っているモデルです。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年9月発売】(在庫限り)
【64GB Wi-Fiモデル】
1・iPad 第9世代 10.2インチ MK2L3J/A
¥49,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fiモデル】
2・iPad 第9世代 10.2インチ MK2P3J/A
¥66,800 楽天市場 (11/29執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellularモデル】
3・iPad 第9世代 10.2インチ MK493J/A
¥68,904 楽天市場 (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellularモデル】
4・iPad 第9世代 10.2インチ MK4H3J/A
¥98,700 楽天市場 (11/29執筆時)
画面サイズ:10.2インチ
解像度:2,160 x 1,620 (264 ppi)
CPU:A13 Bionic
バッテリー:10時間
ネットワーク: Wi-Fi5 Bluetooth4.2
サイズ:250.6 x 174.1 x 7.5mm
カメラ:8M+12M
重さ:487g
iPad 第9世代(2021 Apple 10.2インチiPad)は、iPadシリーズの「入門機」です。
ただ、2024年秋に生産終了となったので、在庫限りになります。
執筆時、64GBのみ豊富で、それ以外の在庫は少ないです。なお、在庫終了以後は、次に見る第10世代が、最も安い機種になります。
64GB・Wi-Fi
シルバー:MK2L3J/A
Sグレイ:iMK2K3J/A
256GB・Wi-Fi
シルバー:MK2P3J/A
Sグレイ:MK2N3J/A
64GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー:MK493J/A
Sグレイ:MK473J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー: MK4H3J/A
Sグレイ:Pad MK4E3J/A
ラインナップは、8種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、64GB・256GBから選べます。
その上で、本体色についてシルバー・スペースグレイの2色から選べるので合計8種となります。
画面サイズは、10.2インチです。
サイズ感からすると上位のiPad Airとそう変わらず、標準的です。
しかし、厚みは、本機は、パネルにフルラミネーション技術を採用しないため、7.5mmです。
持ちやすさの部分でiPad Airには及びません。
重さは、入門機でも、487グラムにおさえています。
500gは「重い」と感じる1つの分岐点と言えます。
その意味では、ギリギリのラインをうまく攻めています。
ただ、公平を期して言えば、以前【Amazon Fireの比較記事】で紹介したような、10インチサイズのタブレットと較べた場合、やや重いです。
CPUは、A13チップが採用されます。
冒頭でも紹介しましたが、iPhone11と同じ世代の4コアです。
CPUスコアも、普通に使う分には「問題ない」といえ、少なくとも非力と感じない水準です。
ただ、先述のように、CPU性能の限界で、iOSの更新終了は、恐らく次世代のiPadより早めでしょう。
液晶ディスプレイは、高詳細です。
iPhoneにも使われる高画質化技術であるRetinaディスプレイです。
4粒の液晶の点を「1点」として扱うことで、高画質化を図る技術です。
詳細さは264ppiなので、iPadの上位機と同等です。
その点で、値段の割に相当健闘していると言えるでしょう。
新機種になって、写真を自然な色で見せるTrue Toneにも対応しました。
ただし、iPadは、引き続き、広色域規格のDCI-P3の対応幅が示されない点、新しい反射防止コーティングが不採用な点で、上位機に及ばない部分もあります。
カメラは、後方カメラは8メガピクセル(800万画素)です。
実用水準はありますが、高性能ではないです。
最近のスマホと比べると、AF(ピント合わせ)性能が低いです。F値(レンズの明るさ)こそF2.4とあかるめですが、手ぶれ補正とズームも電子式です。
とはいえ、カメラ目当てに買う方も少ないでしょう。
一方、前面カメラは、1200万画素の撮像素子と、超広角レンズを採用です。
タブレットは、セルフィ写真やビデオ、ズーム(会議)を含めて、前面カメラのが重要ですし、時代に合った良い改良でしょう。
ビデオ利用時に、広角レンズで動く人物を追いかける「センターフレーム機能」も、マイナーながら面白い工夫です。
動画撮影は、4K動画に非対応です。
フルハイビジョン動画も、30フレーム/秒までですから、少し劣ります。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 5とBluetooth4.2が搭載です。
Wi-Fiは、2アンテナ搭載で、MIMO規格対応です。
【おすすめ無線LANルーターの比較記事】で紹介した対応機を購入すれば、理論上、867Mbps(約108メガバイト/秒)までは出せます。
Bluetoothは、バージョン4.2で、規格は最新ではないです。
とくに通信安定性の部分で、最新世代に及びません。
一方、「Wi-Fi + Cellularモデル」の販売があります。
eSIMほか、スマホキャリアのNano Simも入るので、Wi-Fiほか、5G/LTEでも使えます。
外出先でのテザリング接続に不便を感じている方は(Apple直販と違ってポイントも付きますし)買っても良いでしょう。
【純正】 Apple Pencil MK0C2J/A
¥14,998 楽天市場 (11/29執筆時)
ペンタブレット機能は、iPadでも対応します。
ただし、iPad Airを含めた上位機と比較すると、第一世代のペンのみ対応です。
ビジネス的なメモや、「うまい落書き」程度ならば十分でしょう。
セキュリティは、指紋認証機能(Touch ID)です。
これを利用したApple Payでの支払いにも対応します。
iPad Smart Keyboard MX3L2J/A
¥21,300 楽天市場 (11/29執筆時)
キーボードは、純正のスマートキーボードが使えます。
もちろん、市販のBluetoothキーボードも利用できますし、そちらのが安いです。
興味のある方は、このブログの【iPad専用キーボードの比較記事】をご覧ください。
接続端子は、Lightning端子です。
なお、iPadは、他機を含めて(第9世代以外は)USB-Cになりました。
バッテリーは、本機についても約10時間です。
充電については、USB-C端子での充電です。
この端子は、プレゼンなどの際のディスプレイ出力にも使えますが、新しいAirの場合、6Kディスプレイまで対応です。
なお、速度部分ではUSB3.1に対応になります。
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以上、iPad(第9世代) の紹介でした。
入門機ながら、他社モデルと比較すれば「ミドルクラス」の製品です。
しかし、それらと比較した場合も、A13プロセッサの採用や、高詳細なレティナ液晶、優れたチャット用カメラ、指紋認証の対応など、優れた部分が多くみられます。
価格的にもおさえられており、「入門機」として十分な魅力があります。
Apple Pencilを購入しての「落書き」のほか、雑誌などの電子書籍で買って自宅の机で読んだり、ゲームをしたり、日経新聞などの誌面を見る場合など、力を発揮するでしょう。
一方、厚みと重さは、多少妥協が必要です。
自宅用としては、寝転がって使う場合は手が疲れます。
モバイル用としては、少し大きいので、移動時に読書する程度ならば、iPad miniが軽量で良いです。
このような用途で考える場合は、他機としっかり比較してから選ぶべきでしょう。
冒頭で書いたように、比較的安い機種から、順番に紹介していくつもりです。
【2022年10月発売】(第10世代)
【64GB Wi-Fiモデル】
5・iPad 第10世代 10.9インチ MPQ03J/A
¥50,600 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fiモデル】
6・iPad 第10世代 10.9インチ MPQ83J/A
¥75,400 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellular】
7・iPad 第10世代 10.9インチ MQ6M3J/A
¥84,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellular】
8・iPad 第10世代 10.9インチ MQ6U3J/A
¥110,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
画面サイズ:10.9インチ
解像度:2,048 x 1,536 (264 ppi)
CPU:A14 Bionic
バッテリー:10時間
ネットワーク:Wi-Fi6 Bluetooth5.0
カメラ:12M+12M
サイズ:248.6 x 179.5 x 7mm
重さ:477g (481g)
iPad 第10世代 (=2022 Apple 10.9インチiPad)は、2022年に更新された新しいiPadです。
冒頭で書いたように、CPU強めの入門機と考えてください。
64GB・Wi-Fi
シルバー:MPQ03J/A ブルー:MPQ13J/A
イエロー:MPQ23J/A ピンク:MPQ33J/A
256GB・Wi-Fi
シルバー:MPQ93J/A ブルー:MPQ93J/A
イエロー:MPQA3J/A ピンク: MPQC3J/A
64GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー: MQ6J3J/A ブルー:MQ6K3J/A
イエロー:MQ6L3J/A ピンク: MQ6M3J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー:MQ6T3J/A ブルー:MQ6U3J/A
イエロー:MQ6V3J/A ピンク: MQ6W3J/A
ラインナップは、12種類です。
いずれも、ストレージ量と色の違いになります。
伝統の「上位機カラー」なスペースグレイが消え、ポップな4色構成です。
iMacもですが、入門用は「若者訴求」でパステル系が最近多いです。
画面サイズは、10.9インチです。
本体サイズは、旧世代とほぼ同じですが、厚みが7mm薄くなったので、より持ちやすいです。
ただ、上位機よりは厚く、グレードを付けています。
重さは、477グラムです(セルラーモデルは481g)。
CPUは、A14チップが採用されます。
A13に対して、CPUスコアは40%ほど高いです。
その点で割と長く「現役」でいれそうで、iOSの更新期限も長めになりそうです。
液晶ディスプレイは、詳細度は同じ64ppiなので、旧世代と同じです。
ただ、角が丸みを帯びた「Liquid Retina」である上で、四隅のフレームが旧世代よりかなり薄くなり、全体として、上位機シリーズのように「格好良く」なっています。
カメラは、リア(12M)・フロント(12M)です。
リアカメラの解像度が12Mに上がっていて、実用度が増しました。Appleも言うように(簡易的な)スキャナなどとして使える実力です。
機能面でも、F1.8という明るいレンズを採用する上で、オートフォーカス(Focus Pixels)ほか、HDR機能(スマートHDR 3)に対応するので、動く被写体、暗い場所への対応力は増しました。
AFはミラーレスの像面位相差に近い構造と言われていて、iPhoneの合焦速度が速い理由の1つです。
加えて、フロントカメラの位置が見直され、横配置になりました(上図)。
言うまでもなく、Zoomほかの会議向けの改良で、iPad Airほか先駆け、初の試みでした。
動画撮影は、4K動画に対応です。
フレームレートも4K/60pなので、この部分も進化しました。
高詳細なだけでなく、フレームレートの調整で、スローモーション(フルHD/240p)などもできます。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6とBluetooth5.2が搭載です。
いずれも最新です。とくに本機はWi-Fi6対応です。
Wi-Fi5と同じアンテナ数(2本)でも、1201Mbps(150メガバイト/秒)まで出せる規格です。ルーター側の対応が必要ですが、最近は安くなりました。
2020年頃に普及しはじめた規格なので、お持ちのルーターが対応しない場合もあります。その場合は、第9世代と同じ速度(867Mbps)でつながります。
なお、ルーターについては「おすすめ機種」を含めて、【無線LANルーターの比較記事】でかなり詳しく書いています。
ペンタブレット機能は、本機も、第1世代のペンのみ対応です。
セキュリティも、旧機と同じで、指紋認証機能(Touch ID)です。
これを利用したApple Payでの支払いにも対応します。
Magic Keyboard Folio MQDP3J/A
¥39,192 楽天市場 (11/29執筆時)
キーボードは、 Magic Keyboard Folioが純正です。
タッチパッド付きで、パンタグラフ式(ストローク1mm)のキーボードも値段相応に打ちやすいです。ただ、供給電力の関係もあり、(iPad Air版と違い)キーバックライトがないです。
本体との値段的なバランスもあまりよくないので、たまに使う程度ならば【Bluetoothキーボード比較記事】で見たような、製品でも良いかとは感じます。
接続端子は、USB-C端子です。
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以上、iPad(第10世代) の紹介でした。
CPUを含めたマシン性能と、薄めのフレーム採用による見た目のスマートさの部分で、値段相応に下位機より良いです。
その上で、主にカメラとネットワークの部分でも値段相応に充実します。
予算にもよるでしょうが、CPU性能(OSの更新対応)の部分で長く大事に使いたい場合、旧世代機よりこちらを選ぶ価値はあります。
1-3・iPad miniの比較
続いて、8.3インチの中型ディスプレイを搭載した、軽量で小型なiPadとなる、iPad miniを紹介します。
【2024年10月発売】
【128GB Wi-Fi】
9・iPad mini (A17 Pro) MXN63J/A
¥78,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fi】
10・iPad mini (A17 Pro) MXNA3J/A
¥94,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【512GB Wi-Fi】
11・iPad mini (A17 Pro) MYGY3J/A
¥130,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【128GB Wi-Fi + Cellular】
12・iPad mini (A17 Pro) MXPN3J/A
¥104,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellula】
13・iPad mini (A17 Pro) MXPT3J/A
¥(120,800) Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【512GB Wi-Fi + Cellula】
14・iPad mini (A17 Pro) MYHC3J/A
¥(156,800) Amazon.co.jp (11/29執筆時)
画面サイズ:8.3インチ
解像度:2,266 x 1,488 (326ppi)
CPU:A15 Pro
バッテリー:10時間
ネットワーク:Wi-Fi6E Bluetooth5.3
カメラ: 12M+12M
重さ:293g
サイズ:195.4 x 134.8 x 6.3mm
iPad mini 第7世代 (=2024 Apple iPad mini)は、iPadでは、最も小型な機種です。
128GB・Wi-Fi
スペースグレイ:MXN63J/A ブルー:MXN73J/A
スターライト: MXN83J/A パープル:MXN93J/A
256GB・Wi-Fi
スペースグレイ: MXNA3J/A ブルー:MXNC3J/A
スターライト: MXND3J/A パープル:MXNE3J/A
512GB・Wi-Fi
スペースグレイ:MYGY3J/A ブルー:MYH13J/A
スターライト: MYH23J/A パープル:MYH33J/A
128GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MXPN3J/A ブルー:MXPP3J/A
スターライト: MXPQ3J/A パープル:MXPR3J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MXPT3J/A ブルー:MXPW3J/A
スターライト: MXPX3J/A パープル:MXPY3J/A
512GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MYHC3J/A ブルー:MYHD3J/A
スターライト: MYHE3J/A パープル:MYHF3J/A
ラインナップは、24種類です。
本機の場合も、色以外は、ストレージ量と、スマホ回線(4G/5G)の対応以外は同じです。
重さは、293グラムです。
他社の小型タブレットと比べても、圧倒的に軽いモデルです。
ベッドで寝ながらでも、片手で持てる重さだと言えます。
サイズ的にもフリック入力がしやすいサイズです。
本体の厚みも、6.3mmです。
この部分も持ちやすい理由です。
液晶ディスプレイは、8.3インチです。
本機も、四隅が丸みを帯びたLiquid Retinaディスプレイです。
画面密度は326ppiです。
小型という部分もありますが、現行機では「最も良い」です。
表示品質面も、色域もDCI-P3をカバー(率は不明)する広色域ディスプレイです。
その上で、低反射コーティングもなされます。
1.8%の反射率は優秀で、「世界で最も低い反射率」を実現した見やすいディスプレイです。
明るい部屋での視認性は高いです。同社はOLED(有機EL)をタブレットには採用しませんが、このサイズだと、明るい場所での性能は液晶が上という部分はありそうです。
そのほか、写真を鮮明に表示できるTrue Toneディスプレイ技術を、この技術の延長線上として装備します。
CPUは、A15 Proチップが採用されます。
iPadより上位というだけでなく、iPad miniの旧機種に比べても30%だいぶ強化されました。
一方、iPad Airの採用するMac(パソコン用)は不採用です。
これは、ミニサイズという用途の違いもありますが、現段階の発熱量とCPUサイズだと、搭載は無理というサイズ面の事情はありそうです。
一方、CPUについては、一点だけ補足が必要です。
AppleのAIサービス(Apple Intelligence)は当初のアナウンスだと、M1以上のCPUを搭載するiPad、あるいは、Apple A17 Pro以上のCPUを搭載するiPhoneが対応とのことでした。
ただ、iPad mini(Apple A15 Pro)も対応という公式アナウンスがありました。
というより、これに対応させるために、新機種に更新された「ふし」もあります。それだけ、AIに力を入れてきたとも言えます。
カメラは、本機も1200万画素です。
機能面はiPadとだいたい同じですが、True Toneフラッシュを装備です。
照明色などの撮影環境に応じて、LEDフラッシュの色温度を制御してバランスを整える機能です。iPhoneではお馴染みです。
前面カメラは、iPadとレンズ自体は同じです。
ただ、レンズ位置は縦側ですので、画面サイズを含めて、Zoom会議などには向かない部分はあります。
動画撮影は、本機も4K動画対応です。
この部分は、CPUパワーが重要なので、ミニ機でも搭載できています。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6Eに対応し、Bluetoothもver.5.3です。
注目点は、Wi-Fi 6Eに対応する部分です。
近年登場のWi-Fi6をさらに改良したもので、日本では2022年登場だった新規格です。
アンテナ数に対応する最大速度としては、従来のWi-Fi6と変わりません
(iPad miniはアンテナ2本なので1201Mbps)。
しかし、それらに対して、チャンネル数が多いのと、6GHz帯は新しいので「ご近所との混線がほぼ皆無」である部分で、通信安定性が高まります。
ただし、ご家庭のルーター側(Wi-Fi親機)の対応も必要です。
前身となるのWi-Fi 6も、2020年頃から(やっと)普及してきた規格です。
そのため、だいたいのご家庭が、その前のWi-Fi5(11ac)時代のルーターでしょうし、ルーターの買換で、速度・通信安定性の向上効果が見込めると言えます。
1・高速な無線LANルーターの比較
速度:1733~ 2402Mbps
予算:7000円〜1.5万円
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4804Mbps(×2)
予算:1.5万円-6万円
このあたりの話は、以上の記事で書いていますので、買い換えを検討される方は、ご覧ください。
対応ルーターは両方の記事で紹介していますが、基本的には、上記の1回目記事に載せてある方が、日本の一般家庭向けです。
Cellularモデルは、5Gにも対応可能です。
一方、今回から、SIMスロットが廃止され、eSIM専用になりました。
(2015年発売)
Apple Pencil 第1世代 MK0C2J/A
¥16,121 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
(2018年発売)
Apple Pencil 第2世代 MU8F2J/A
¥21,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
(2024年発売)
Apple Pencil Pro MX2D3ZA/A
¥19,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
ペンタブレット機能は、各世代のApple Pencil全てに対応します。
Apple Pencil(第2世代) は、第1世代と同じように使え、精度も同じです。
ただ、マグネットでiPad側面に付けるだけで、充電・ペアリングが可能です。
ダブルタップで、ブラシのサイズ・モードも切替られるので、使い勝手の部分でも向上しました。
Apple Pencil Pro は、センサー類が更新された新世代のペンです。
「スクイーズ」「バレルロール」など、新しいアクションが対応するようになりました。
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結論的にいえば、値段差があるので要不要でよいですが、新型は、お絵かきだけでなく、仕事用にもわりと便利な要素があります。
ただ、シンプルにノート的に使うならば、第2世代あたりでも十分でしょう。
【iPad mini(A17 Pro)用】
iPad mini用Smart Folio
¥9,404 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【iPad mini 第6世代用】
iPad mini用Smart Folio
¥9,404 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
キーボードは、Smart Keyboardは用意されません。
純正で展開のあるのはカバーだけです。
旧機のカバーでも使えますが、色展開は旧機に準じるので、基本新機種が良いです。
なお、本機もBluetoothキーボードには対応できます。
詳しくは、このブログの【おすすめBluetoothキーボードの比較】をご覧ください。サードパーティを含めて、よさげなものを紹介しています。
スピーカーは、ステレオスピーカーです。
セキュリティは、指紋認証(Touch ID)です。
ロック解除ボタンの部分で指紋認証します。Apple Payにも対応できます。
接続端子は、USB-C端子です。
通信速度は、USB3.1相当で、映像を出す場合は4K/60Hzに対応します。
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以上、iPad mini の紹介でした。
コンパクトで持ちはこびが容易で、「ごろ寝使い」にも向いているタブレットです。
M1プロセッサこそ採用しませんが、PC代わりに使うような機種ではないので、パワーは十分です。
モバイル専用の小型のガジェット、あるいは「ごろ寝利用」で考えたい場合は、本機が良いです。
一方、Zoom会議や、本格的なワープロなどに使う場合、画面サイズ的に「実用性が落ちる」ので、iPad、あるいは、iPad Airがよいです。
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【2021年9月発売】
【64GB Wi-Fi】
15・iPad mini MK7R3J/A
¥67,000 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fi】
16・iPad mini MK7T3J/A
¥82,000 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellular】
17・iPad mini MK893J/A
¥88,000 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellula】
18・iPad mini MK8F3J/A
¥99,000 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
画面サイズ:8.3インチ
解像度:2,266 x 1,488 (326ppi)
CPU:A15 Bionic
バッテリー:10時間
ネットワーク:Wi-Fi6 Bluetooth5.0
カメラ: 12M+12M
重さ:293g
サイズ:195.4 x 134.8 x 6.3mm
なお、旧機となるiPad mini 第6世代 (=2021 Apple iPad mini)が残ります。
執筆時には、価格的な「うまみ」がなかったですが、おそらく、セールになれば安いケースもあるでしょう。
比較する場合、CPUが1世代前のA15 Bionicです。
この水準でも、IPad〈10.2・10.9インチ〉より性能は上ですが、新しい、Ipad miniよりは30%ほどスコアが劣るので、9000前後のスコアと考えてください。
ただ、AI世代のエンジンではないので、先述の、AppleのAIサービス(Apple Intelligence)に非対応です。
あとは、大きな違いはないです。
ネットワークが、Wi-Fi6・Bluetooth 5.0となるのと、最上位のペンシル(Apple Pencil Pro)に非対応になるのが、あえて言えば目に付きます。
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結論的にいえば、価格差にもよりますが、AI対応の部分で、新旧で結構な差はあります。
今と言うよりも将来的に性能を分けそうな部分ではあるため、今選ぶならばできれば新機種でしょう。
次回に続く!
iPadのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今日は、AppleのiPad の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだだけ、続きます。
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Air〈10.9型〉
価格:8.5万円〜
2-2:iPad Pro〈11型・13型〉
価格:12万円〜
3・ 最新のiPadの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、上位シリーズとなる、iPad AirとiPad Proを紹介します。
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ペンタブ対応 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる3回目記事(こちら)では、今回紹介した全モデルから、目的別・用途別に「Atlasのオススメ機種!」を提案しておきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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