【今回レビューする内容】2023年 新型iPad・iPad Pro mini Airの性能とおすすめ・選び方: Wi-Fiモデル・Wi-Fi + Cellularモデル:iPad 第10世代 10.2インチ 10.9インチ 第9世代 2021 Apple 10.2インチiPad 第6世代 iPad mini 7.9インチ 第5世代 ipad Air 11インチ 第4世代 IPad Pro 11ンチ 第6世代 iPad Pro 12.9インチ 機能の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】iPad MK2L3J/A MK2K3J/A MK2P3J/A MK2N3J/A MPQ03J/A MPQ13J/A MPQ23J/A MPQ33J/A MPQ93J/A MPQ93J/A MPQA3J/A MPQC3J/A MQ6J3J/A MQ6K3J/A MQ6L3J/A MQ6M3J/A MQ6T3J/A MQ6U3J/A MQ6V3J/A MQ6W3J/A iPad mini MK7M3J/A MLWL3J/A MK7P3J/A MK7R3J/A MK7T3J/A MLWR3J/A MK7V3J/A MK7X3J/A iPad Air MM9C3J/A MM9F3J/A MME23J/A MM9D3J/A MM9E3J/A M9L3J/A MM9P3J/A MME63J/A M9M3J/A MM9N3J/A MM6R3J/A MM6V3J/A MME93J/A MM6T3J/A MM6U3J/A MM713J/A MM743J/A MMED3J/A MM723J/A MM733J/AA ipad pro 11 MNXD3J/A MNXE3J/A MNXF3J/A MNXG3J/A MNXH3J/A MNXJ3J/A MNXK3J/A MNXL3J/A MNXM3J/A MNXN3J/A MNYD3J/A MNYC3J/A MNYF3J/A MNYE3J/A MNYH3J/A MNYG3J/A MNYK3J/A MNYJ3J/A MNYM3J/A MNYL3J/A iPad pro 12.9 MNXQ3J/A MNXP3J/A MNXT3J/A MNXR3J/A MNXV3J/A MNXU3J/A MNXX3J/A MNXW3J/A MNY03J/A MNXY3J/A MP1Y3J/A MP1X3J/A MP213J/A P203J/A MP233J/A MP223J/A MP253J/A MP243J/A MP273J/A MP263J/A ほか
今回のお題
最新モデルのiPadのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2023年7月現在、最新のAppleのiPad(iPad Pro・Air・mini)の比較です。
用途に合う重さやサイズの違いはもちろん、CPUパワーやパネル品質の部分も重要視しながら、皆さんの作業にとって「最適なiPad」をAtlas流に提案していきます。
機種としては、最新のiPad(第10世代)はもちろん、M2プロセッサ搭載のiPad Proを含めて、現行品は全機種をフォローしました。
1・ 最新のiPadの比較 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2: iPad〈10.2・10.9インチ〉
価格:5万円〜
1-3:iPad mini〈7.9インチ〉
価格:7.2万円〜
1-4:iPad Air〈10.9インチ〉
価格:8.5万円〜
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Pro〈11インチ〉
価格:12万円〜
2-2:iPad Pro〈12.9インチ〉
価格:16万円〜
2-3:おすすめ機種の提案【結論】
記事では、はじめに、iPadの「選び方の基本」を導入的に説明します。
その後、各機種をシリーズごとに比較していくつもりです。
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ペンタブ対応 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・Androidタブレットの比較
2・iPadの比較
3・iPhoneの比較
4・Amazon Fireタブレットの比較
5・Microsoft Surfaceの比較
なお、今回は、このブログ「モノマニア」のタブレット・スマホ関係の比較記事の第2回目記事として書きました。
1-1・iPadの選び方の基本!
具体的な製品比較に入る前に「IPadの選び方の基本」をあらかじめ説明しておきます。
現行機のiPadは、画面サイズや値段で、以上の5種類のラインナップです。
液晶の解像度は(iPhone同様の)美麗なRetina液晶パネルであり、画面密度は同じです。
しかし、画面サイズのほか、CPUの処理能力に差があるため、向いている用途がそれぞれ異なってきます。
1・iPad 第9世代(10.2型)
=初心者向け(CPU弱め)
2・iPad 第10世代(10.9型)
=初心者向け(CPU強め)
3・iPad mini 第6世代(8.3型)
=モバイル向け(出張/寝室用)
4・iPad Air 第5世代(10.9型)
=スタンダード機(仕事/お絵かき用)
5・iPad Pro(11型)
=上級者向け(デザイン/動画編集用)
6・iPad Pro (12.9型)
=プロ向け(デザイン/動画編集用)
結論的にいえば、仕事・お絵かきほかにおいて「最もスタンダード」な機種は、iPad Airと言えます。
そのiPad Airを基準としつつ、値頃感を出した初心者向け(iPad)、モバイル用(iPad mini)、主にデザイン系のプロ向け(iPad Pro)が展開されていると言えます。
どうしてこのように言えるのか、もう少し細かい解説をしておきましょう。
1・CPU性能の違い
はじめに、CPUについてです。
最も大事と言える部分なので、シリーズごとに違いを見ておきます。
PassMackソフトの数字を参考に、スコア(ベンチマーク)も掲載しました。
各機、順番に説明していきます。
−−ーー
第1に、iPad(第9世代)は、A13 Bionicの搭載です。
少し前の機種ですが、iPhone11(2019年)と同じで、6コアのCPU・4コアのGPUです。
AppleCPUの特長である、AI学習用のNeural Engineも搭載です。
そのため、他機に比べるとCPUスコアが5000前後です。
ハードな処理をせず、せいぜい動画を見る程度までならば、全く問題ないです。
ただ、しばらく未来の話として言えば、CPUスコア(GPUを含めたSoc)の限界で、iOSの更新対応は、他機よりは早めに訪れるとは言えます。
ーー
第2に、iPad(第10世代)は、A14 Bionicの搭載です。
iPhone12 Pro(2020年)と同じです。
CPU/GPUのコア数は同じですが、ベースクロックがアップしたので、上位のiPad miniに迫る性能です。
この機種で「ハードな編集」をする人はあまりいないでしょうが、今後のiOSの更新は、下位機よりもある程度「長め」と予測できます。
長く、最新のOSで使いたい場合は、入門用でもこちらでしょう。
ーーー
第3に、iPad mini(第6世代)は、A15 Bionicが採用です。
CPUは6コア、GPUは5コアです。
CPUスコアはA14より少し良い程度ですが、この世代ではGPUが向上しました。
現在のタブレットは、GPU(グラフィックス)も重要なので、総合的に「ワンランク上」とみて良いです。
ーーー
第4に、iPad Air(第5世代)は、Apple M1が採用です。
第5に、iPad Proは、2022年機以降がApple M2です。
CPUは、8コアで、GPU(グラフィックス)は、M1は8コア・M2は10コアです。
CPUスコアは、M1になると格段に高くなります。
CPUだけで言っても、iPad 10thに対して、40%の性能差ですので。
さらに M2は10%弱ほど性能が上です。
シングルコア換算でもほぼ同じことが言えます。
なお、M1とM2は、MacBook・iMacなどと同じCPUです。
そちらの場合、M1 Pro・ M1 Maxなどコアの面積でより上位のCPUも搭載します。タブレットはサイズの関係で、それは無理ですが、少なくとも、MacBookの「入門機」に相当する水準です。
重さと厚みから言ってそれが限界ですが、廃熱に制限があるタブレットで、載せられること自体が「すごいこと」です。
上表は、家庭用・仕事用としてノートPCを使う場合に、現状でAtlasが「快適」と感じるCPUスコアの水準を示したものです。
ようするに、Apple M1以降はノートPCとしてみても、単独のGPUを搭載する「ゲーミング用」を除けば、ハイグレード機といえます。
本機は(はや)用途性が違うパソコン同様の水準と言えます。下
ーーー
以上、CPU部分の比較でした。
今回の改編で、CPUグレードがiPhoneの構成と並んだので、慣れたAppleユーザーにとっては「ランクが分かりやすく」整理された印象です。
iPadは、第10世代で大きな改善があったと言えます。
力強さが増したので入門者は嬉しいでしょう。
iPad miniは、小型ですが、しっかり「iPadの上」という立ち位置を確保します。
ビジネス用高級機として新たな位置を得たと言えます。買い換えには良いでしょう。
iPad Airは、CPUだけで言えば「パソコンと変わらない」水準です。
CPU以外の部分の総合力はかなり良いので、中級ユーザーにはバランスが取れた性能です。
iPad Pro は、M1・M2を含めて、「パソコンと同じ」です。
とくにM2については、GPUの部分も良いです。
このグレードは「ペンタブ」用途に使う人も多いでしょう。むしろ、Appleが「最大35%速いグラフィックス」というように、そちらの部分がM1より強調できます。
2・重さとサイズの違い
つづいて、重さとサイズについてです。
1・iPad 第9世代(10.2型)
487グラム
2・iPad 第10世代(10.9型)
477グラム
3・iPad mini 第6世代(8.3型)
293グラム
4・iPad Air 第5世代(10.9型)
461グラム
5・iPad Pro(11型)
466グラム
6・iPad Pro (12.9型)
682グラム
こちらも、「選び方の基本」といえるので、機種ごとに順番に解説しておきます。
第1に、(第9世代)は、重さが487gです(Wi-Fiモデル)。
ずっしり重く感じる500gの水準は切っていますが、画面サイズが10.2インチの製品としては、軽量化をさほど重視ません。
本体の厚みも、7.5mmですから、持ちやすさは上位機を下回ります。
ーーー
第2に、iPad(第10世代)は、重さが477gです(Wi-Fiモデル)。
旧世代(左図)より画面が多少大きい(右図)ですが、重さは逆に軽いです。
この部分の、差は僅かです。
本体の厚みは、ただ、厚みは7mmと薄型化している点もあるため、総合的には「持ちやすさ」は(値段差分は)上と言えます。
ーーー
第3に、iPad mini(第6世代)は、重さが293gです。
端末としては最軽量で、7.9インチでここまで軽い製品は、他社タブレットでもあまりないです。
本体の厚みも、6.1cmと薄く、持ちやすいです。
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第4に、iPad Air(第5世代)は、重さが461gです。
もともとAirは「軽いこと」を示したもので、10.5インチの画面でこの重さは優秀です。
新型になり、デザインも一新されました。
本体の厚みも、6.1mmと薄いです。
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第5に、iPad Proは、11インチが466gで、12.9インチが684gです。
いずれも、ノートパソコンに比べたら2倍以上軽いですが、12.9インチについては持ち運んで利用することはあまり想定していないでしょう。
本体の厚みは、11インチは5.9cmと、iPadで最も薄いです。12.9イットにも6.4mmであり、優秀です。
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結論的にいえば、iPadは他社のタブレットに比べると「薄さに特に配慮」があるので、どれも水準より持ちやすいです。
ただ、iPad Pro 12.9については少し重めですので、事前の実機の確認が望ましいです。
一方、寝ころがりながら手に持って使うには、iPad miniが限界サイズと言えます。出張用というぶぶんほか、その部分もあって、ラインナップされていると言えます。
3・液晶パネルの違い
つづいて、液晶画面の品質です。
この部分もそこそこ差がつくので、順番に見ていきます。
第1に、iPad(第9世代)は、最も安いお買得モデルです。
しかし、iPhoneなどと同等に細かいRetinaグレードの品質をもちます。
ただ、反射防止コーティングや広色域技術は採用されないので、「画質は他社に比べてもかなりよいけれど、Appleの上位機と比べると差があるよ!」という位置にいます。
とはいえ、画質で「安かろう悪かろう」という感じはありません。
例えば、輝度は、iPad miniと同じ500ニトです。
第2に、Pad(第10世代)は、液晶部分が、サイズ意外にも旧世代と少し違います。
最近のiPhoneほど極端でないですが、画面の四隅に丸みを帯びたLiquid Retinaディスプレです。機能性と言うよりデザイン性の部分ですが、尖った感じがない最近人気のフォルムです。
あとは、同じです。いいかえれば、上位機とはスペック上、差があるディスプレイです。
第3に、iiPad mini(第6世代)も、小型ですが、角が角丸のLiquid Retinaディスプレイです。
ただ、高級機の位置づけなので、「反射防止コーティング」とガラスの圧着で反射を減らす「フルラミネーションディスプレイ」技術が採用されます。
これらは、PiPadは採用しない上位技術です。
ただし、iPad miniは、画面サイズが小さいので、文字は相対的に小さくなります。
老眼世代の方は、この部分には注意が必要です。
第4に、iPad Air(第5世代)も、角が角丸のLiquid Retinaディスプレイです。
その他の部分はiPad miniと同品質です。
輝度も、同じ500ニトで、広色域です。
ただ、最新のApple Pencil「第2世代」に対応するのは、本機からです。
したがって、iPadに対して「お絵かき向きの高級機」という位置づけのマシンです。
加えて、後ほど書く専用キーボード(Magic Keyboard)に対応できるのはこのグレードからなので、「ビジネス用の中級機」といった側面もあります。
第5に、iPad Proも、四隅が丸いLiquid Retinaディスプレイです。
その上で、表示はさらに高品質になります。
輝度は、600ニトまで対応で、
また、「高リフレッシュレートの表示」(ProMotionテクノロジー)にも対応です。
リフレッシュレートが高く設定できるため、ペンタブを利用する際に描写がなめらかになるほか、ウェブなどのスクロールの際の残像感が軽減されます。
したがって、「お絵かきが得意」なApple Pencil(第2世代)は、Airでも利用できますが、iPad Proの方がより本格的に運用できます。
なお、普通の第1世代の「ペンタブレット(Apple Pencil)」は、現在は、最新機種全で対応します。
したがって、「ビジネスメモ」や「ちょとすごい落書き」程度ならば、最下位のiPadでも対応できるとは言えます。
ーーー
というわけで、基本となる3点を紹介してきました。
このほか「カメラ」と「ネットワーク」部分も結構違いがあるのですが、それは、ここからの本編で、おいおい解説をしていくこととします。
ーーー
というわけで、具体的な製品の比較に入ります。
1・ 最新のiPadの比較 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2: iPad〈10.2・10.9インチ〉
価格:5万円〜
1-3:iPad mini〈7.9インチ〉
価格:7.2万円〜
1-4:iPad Air〈10.9インチ〉
価格:8.5万円〜
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Pro〈11インチ〉
価格:12万円〜
2-2:iPad Pro〈12.9インチ〉
価格:16万円〜
2-3:おすすめ機種の提案【結論】
冒頭で書いたように、比較的安い機種から、順番に紹介していくつもりです。
1-2・iPad(第9/10世代)の比較
はじめに紹介するのは、iPadです。
いずれも、入門機として、おそらく戦略的に「安く」売っているモデルです。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年9月発売】(第9世代)
【64GB Wi-Fiモデル】
1・iPad 第9世代 MK2L3J/A
¥49,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fiモデル】
2・iPad 第9世代 MK2P3J/A
¥71,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellularモデル】
3・iPad 第10世代 MK493J/A
¥69,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellularモデル】
4・iPad 第10世代 MK4H3J/A
¥91,801 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
画面サイズ:10.2インチ
解像度:2,048 x 1,536 (264 ppi)
CPU:A13 Bionic
バッテリー:10時間
ネットワーク: Wi-Fi5 Bluetooth4.2
サイズ:250.6 x 174.1 x 7.5mm
カメラ:8M+12M
重さ:487g
iPad 第9世代(2021 Apple 10.2インチiPad)は、iPadシリーズの現行の「入門機」で。
2021年登場で日本では「第5代目」です。通算として「第9世代」です。
64GB・Wi-Fi
シルバー:MK2L3J/A
Sグレイ:iMK2K3J/A
256GB・Wi-Fi
シルバー:MK2P3J/A
Sグレイ:MK2N3J/A
64GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー:MK493J/A
Sグレイ:MK473J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー: MK4H3J/A
Sグレイ:Pad MK4E3J/A
ラインナップは、8種類です。
ストレージ(記憶容量)の違いで、64GB・256GBから選べます。
その上で、本体色についてシルバー・スペースグレイの2色から選べるので合計8種となります。
画面サイズは、10.2インチです。
サイズ感からすると上位のiPad Airとそう変わらず、標準的です。
しかし、厚みは、本機は、パネルにフルラミネーション技術を採用しないため、7.5mmです。
持ちやすさの部分でiPad Airには及びません。
重さは、入門機でも、487グラムにおさえています。
500gは「重い」と感じる1つの分岐点と言えます。
その意味では、ギリギリのラインをうまく攻めています。
ただ、公平を期して言えば、以前【Amazon Fireの比較記事】で紹介したような、10インチサイズのタブレットと較べた場合、やや重いです。
CPUは、A13チップが採用されます。
冒頭でも紹介しましたが、iPhone11と同じ世代の4コアです。
CPUスコアも、普通に使う分には「問題ない」といえ、少なくとも非力と感じない水準です。
ただ、先述のように、CPU性能の限界で、iOSの更新終了は、恐らく次世代のiPadより早めでしょう。
液晶ディスプレイは、高詳細です。
iPhoneにも使われる高画質化技術であるRetinaディスプレイです。
4粒の液晶の点を「1点」として扱うことで、高画質化を図る技術です。
詳細さは264ppiなので、iPadの上位機と同等です。
その点で、値段の割に相当健闘していると言えるでしょう。
新機種になって、写真を自然な色で見せるTrue Toneにも対応しました。
ただし、iPadは、引き続き、広色域規格のDCI-P3の対応幅が示されない点、新しい反射防止コーティングが不採用な点で、上位機に及ばない部分もあります。
カメラは、後方カメラは8メガピクセル(800万画素)です。
実用水準はありますが、高性能ではないです。
最近のスマホと比べると、AF(ピント合わせ)性能が低いです。F値(レンズの明るさ)こそF2.4とあかるめですが、手ぶれ補正とズームも電子式です。
とはいえ、カメラ目当てに買う方も少ないでしょう。
一方、前面カメラは、1200万画素の撮像素子と、超広角レンズを採用です。
タブレットは、セルフィ写真やビデオ、ズーム(会議)を含めて、前面カメラのが重要ですし、時代に合った良い改良でしょう。
ビデオ利用時に、広角レンズで動く人物を追いかける「センターフレーム機能」も、マイナーながら面白い工夫です。
動画撮影は、4K動画に非対応です。
フルハイビジョン動画も、30フレーム/秒までですから、少し劣ります。
ネットワーク機能は、Wi-Fi 5とBluetooth4.2が搭載です。
Wi-Fiは、2アンテナ搭載で、MIMO規格対応です。
【おすすめ無線LANルーターの比較記事】で紹介した対応機を購入すれば、理論上、867Mbps(約108メガバイト/秒)までは出せます。
Bluetoothは、バージョン4.2で、規格は最新ではないです。
とくに通信安定性の部分で、最新世代に及びません。
一方、「Wi-Fi + Cellularモデル」の販売があります。
eSIMほか、スマホキャリアのNano Simも入るので、Wi-Fiほか、5G/LTEでも使えます。
外出先でのテザリング接続に不便を感じている方は(Apple直販と違ってポイントも付きますし)買っても良いでしょう。
【純正】 Apple Pencil MK0C2J/A
¥(12,283) Amazon.co.jp (7/6執筆時)
ペンタブレット機能は、iPadでも対応します。
ただし、iPad Airを含めた上位機と比較すると、第一世代のペンのみ対応です。
ビジネス的なメモや、「うまい落書き」程度ならば十分でしょう。
セキュリティは、指紋認証機能(Touch ID)です。
これを利用したApple Payでの支払いにも対応します。
iPad Smart Keyboard MX3L2J/A
¥29,816 楽天市場 (7/6執筆時)
キーボードは、純正のスマートキーボードが使えます。
もちろん、市販のBluetoothキーボードも利用できますし、そちらのが安いです。
興味のある方は、このブログの【iPad専用キーボードの比較記事】をご覧ください。
接続端子は、Lightning端子です。
なお、iPadは、他機を含めて(第9世代以外は)USB-Cになりました。
バッテリーは、本機についても約10時間です。
充電については、USB-C端子での充電です。
この端子は、プレゼンなどの際のディスプレイ出力にも使えますが、新しいAirの場合、6Kディスプレイまで対応です。
なお、速度部分ではUSB3.1に対応になります。
−
以上、iPad(第9世代) の紹介でした。
入門機ながら、他社モデルと比較すれば「ミドルクラス」の製品です。
しかし、それらと比較した場合も、A13プロセッサの採用や、高詳細なレティナ液晶、優れたチャット用カメラ、指紋認証の対応など、優れた部分が多くみられます。
価格的にもおさえられており、「入門機」として十分な魅力があります。
Apple Pencilを購入しての「落書き」のほか、雑誌などの電子書籍で買って自宅の机で読んだり、ゲームをしたり、日経新聞などの誌面を見る場合など、力を発揮するでしょう。
一方、厚みと重さは、多少妥協が必要です。
自宅用としては、寝転がって使う場合は手が疲れます。
モバイル用としては、少し大きいので、移動時に読書する程度ならば、iPad miniが軽量で良いです。
このような用途で考える場合は、他機としっかり比較してから選ぶべきでしょう。
冒頭で書いたように、比較的安い機種から、順番に紹介していくつもりです。
【2022年10月発売】(第10世代)
【64GB Wi-Fiモデル】
5・iPad 第10世代 MPQ03J/A
¥68,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fiモデル】
6・iPad 第10世代 MPQ83J/A
¥92,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellularモデル】
7・iPad 第10世代 MQ6M3J/A
¥68,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellularモデル】
8・iPad 第10世代 MQ6V3J/A
¥116,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
画面サイズ:10.9インチ
解像度:2,048 x 1,536 (264 ppi)
CPU:A14 Bionic
バッテリー:10時間
ネットワーク:Wi-Fi6 Bluetooth5.0
カメラ:12M+12M
サイズ:248.6 x 179.5 x 7mm
重さ:477g (481g)
iPad 第10世代 (=2022 Apple 10.9インチiPad)は、2022年に更新された新しいiPadです。
冒頭で書いたように、CPU強めの入門機と考えてください。
64GB・Wi-Fi
シルバー:MPQ03J/A ブルー:MPQ13J/A
イエロー:MPQ23J/A ピンク:MPQ33J/A
256GB・Wi-Fi
シルバー:MPQ93J/A ブルー:MPQ93J/A
イエロー:MPQA3J/A ピンク: MPQC3J/A
64GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー: MQ6J3J/A ブルー:MQ6K3J/A
イエロー:MQ6L3J/A ピンク: MQ6M3J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
シルバー:MQ6T3J/A ブルー:MQ6U3J/A
イエロー:MQ6V3J/A ピンク: MQ6W3J/A
ラインナップは、12種類です。
いずれも、ストレージ量と色の違いになります。
伝統の「上位機カラー」なスペースグレイが消え、ポップな4色構成です。
iMacもですが、入門用は「若者訴求」でパステル系が最近多いです。
画面サイズは、10.9インチです。
本体サイズは、旧世代とほぼ同じですが、厚みが7mm薄くなったので、より持ちやすいです。
ただ、上位機よりは厚く、グレードを付けています。
重さは、477グラムです(セルラーモデルは481g)。
CPUは、A14チップが採用されます。
A13に対して、CPUスコアは40%ほど高いです。
その点で割と長く「現役」でいれそうで、iOSの更新期限も長めになりそうです。
液晶ディスプレイは、詳細度は同じ64ppiなので、旧世代と同じです。
ただ、角が丸みを帯びた「Liquid Retina」である上で、四隅のフレームが旧世代よりかなり薄くなり、全体として、上位機シリーズのように「格好良く」なっています。
カメラは、リア(12M)・フロント(12M)です。
リアカメラの解像度が12Mに上がっていて、実用度が増しました。Appleも言うように(簡易的な)スキャナなどとして使える実力です。
機能面でも、F1.8という明るいレンズを採用する上で、オートフォーカス(Focus Pixels)ほか、HDR機能(スマートHDR 3)に対応するので、動く被写体、暗い場所への対応力は増しました。
AFはミラーレスの像面位相差に近い構造と言われていて、iPhoneの合焦速度が速い理由の1つです。
加えて、フロントカメラの位置が見直され、横配置になりました(上図)。
言うまでもなく、Zoomほかの会議向けの改良で、iPad Airほか先駆け、初の試みでした。
動画撮影は、4K動画に対応です。
フレームレートも4K/60pなので、この部分も進化しました。
高詳細なだけでなく、フレームレートの調整で、スローモーション(フルHD/240p)などもできます。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6とBluetooth5.2が搭載です。
いずれも最新です。とくに本機はWi-Fi6対応です。
Wi-Fi5と同じアンテナ数(2本)でも、1201Mbps(150メガバイト/秒)まで出せる規格です。ルーター側の対応が必要ですが、最近は安くなりました。
2020年頃に普及しはじめた規格なので、お持ちのルーターが対応しない場合もあります。その場合は、第9世代と同じ速度(867Mbps)でつながります。
なお、ルーターについては「おすすめ機種」を含めて、【無線LANルーターの比較記事】でかなり詳しく書いています。
ペンタブレット機能は、本機も、第1世代のペンのみ対応です。
セキュリティも、旧機と同じで、指紋認証機能(Touch ID)です。
これを利用したApple Payでの支払いにも対応します。
Magic Keyboard Folio MQDP3J/A
¥38,800 楽天市場 (7/6執筆時)
キーボードは、 Magic Keyboard Folioが純正です。
タッチパッド付きで、パンタグラフ式(ストローク1mm)のキーボードも値段相応に打ちやすいです。ただ、供給電力の関係もあり、(iPad Air版と違い)キーバックライトがないです。
本体との値段的なバランスもあまりよくないので、たまに使う程度ならば【Bluetoothキーボード比較記事】で見たような、製品でも良いかとは感じます。
接続端子は、USB-C端子です。
−
以上、iPad(第10世代) の紹介でした。
CPUを含めたマシン性能と、薄めのフレーム採用による見た目のスマートさの部分で、値段相応に下位機より良いです。
その上で、主にカメラとネットワークの部分でも値段相応に充実します。
予算にもよるでしょうが、CPU性能(OSの更新対応)の部分で長く大事に使いたい場合、旧世代機よりこちらを選ぶ価値はあります。
1-3・iPad miniの比較
続いて、8.3インチの中型ディスプレイを搭載した、軽量で小型なiPadとなる、iPad miniを紹介します。
【2021年9月発売】
【64GB Wi-Fデル】
9・iPad mini MK7R3J/A
¥78,799 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fiモデル】
10・iPad mini MK7T3J/A
¥102,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellularモデル】
11・iPad mini MK893J/A
¥102,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellularモデル】
12・iPad mini MK8F3J/A
¥126,800 (7/6執筆時)
画面サイズ:8.3インチ
解像度:2,266 x 1,488 (326ppi)
CPU:A15 Bionic
バッテリー:10時間
ネットワーク:Wi-Fi6 Bluetooth5.0
カメラ: 12M+12M
重さ:293g
サイズ:195.4 x 134.8 x 6.3mm
iPad mini 第6世代 (=2021 Apple iPad mini)は、iPadでは、最も小型な機種です。
64GB・Wi-Fi
スペースグレイ:iMK7M3J/A ピンク:MLWL3J/A
スターライト: MK7P3J/A パープル: MK7R3J/A
256GB・Wi-Fi
スペースグレイ: MK7T3J/A ピンク:MLWR3J/A
スターライト: MK7V3J/A パープル:MK7X3J/A
64GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MK893J/A ピンク:MLX43J/A
スターライト: MK8C3J/A パープル:MK8E3J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MK8F3J/A ピンク:MLX93J/A
スターライト: MK8H3J/A パープル:MK8K3J/A
ラインナップは、12種類です。
本機の場合も、色以外は、ストレージ量と、スマホ回線(4G/5G)の対応以外は同じです。
重さは、293グラムです。
他社の小型タブレットと比べても、圧倒的に軽いモデルです。
ベッドで寝ながらでも、片手で持てる重さだと言えます。
サイズ的にもフリック入力がしやすいサイズです。
本体の厚みも、6.3mmです。
この部分も持ちやすい理由です。
液晶ディスプレイは、8.3インチです。
本機も、四隅が丸みを帯びたLiquid Retinaディスプレイです。
画面密度は326ppiです。
小型という部分もありますが、現行機では「最も良い」です。
表示品質面も、色域もDCI-P3をカバー(率は不明)する広色域ディスプレイです。
その上で、低反射コーティングもなされます。
1.8%の反射率は優秀で、「世界で最も低い反射率」を実現した見やすいディスプレイです。
明るい部屋での視認性は高いです。同社はOLED(有機EL)をタブレットには採用しませんが、このサイズだと、明るい場所での性能は液晶が上という部分はありそうです。
そのほか、写真を鮮明に表示できるTrue Toneディスプレイ技術を、この技術の延長線上として装備します。
CPUは、A15チップが採用されます。
iPadより上位というだけでなく、iPad miniの旧機種に比べてもだいぶ強化されました
CPU部分で言えば、「iPad Airの上」になります。
カメラは、本機も1200万画素です。
機能面はiPadとだいたい同じですが、True Toneフラッシュを装備です。
照明色などの撮影環境に応じて、LEDフラッシュの色温度を制御してバランスを整える機能です。iPhoneではお馴染みです。
前面カメラは、iPadとレンズ自体は同じです。
ただ、レンズ位置は縦側ですので、画面サイズを含めて、Zoom会議などには向かない部分はあります。
動画撮影は、本機も4K動画対応です。
この部分は、CPUパワーが重要なので、ミニ機でも搭載できています。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6とBluetooth5をしっかり搭載です。
Wi-Fi6については、先ほど書いたように、対応ルーターを使う場合、iPadに対する速度向上が見込めます。
PCほかとの同時接続を行う場合の安定性も高まります。2020年頃から一般機に普及したので、お持ちのルーターは、非対応の場合が多いかと思います。
わりと買換にはよい時期でもあるので、興味のある方は、【無線LANルーターの比較記事】をご覧ください。
Bluetoothも、最新のver.5.0ですので、接続安定性は高いでしょう。
Cellularモデルは、5Gにも対応可能です。
Apple Pencil 第2世代 MU8F2J/A
¥18,020 楽天市場 (7/6執筆時)
ペンタブレット機能は、第2世代のアップルペンシルに対応します。
第1世代と同じように使え、精度も同じです。
ただ、マグネットでiPad Air側面に付けるだけで、充電・ペアリングが可能です。
ダブルタップで、ブラシのサイズ・モードを切替られるので、使い勝手の部分でも向上しました。
なお、互換性はあるので、第1世代をお持ちならば、引き続き利用できます。
iPad mini用Smart Folio
¥9,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
キーボードは、Smart Keyboardは用意されません。
純正で展開のあるのはカバーだけです。
ただし、Bluetoothキーボードには対応できます。詳しくは、このブログの【おすすめBluetoothキーボードの比較】をご覧ください。
スピーカーは、ステレオスピーカーです。
セキュリティは、指紋認証(Touch ID)です。
先述のように、ロック解除ボタンの部分で認証します。Apple Payにも対応できます。
接続端子は、USB-C端子です。
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以上、iPad mini の紹介でした。
コンパクトで持ちはこびが容易で、「ごろ寝使い」にも向いているタブレットです。
M1プロセッサこそ採用しませんが、PC代わりに使うような機種ではないので、パワーは十分です。
モバイル専用の小型のガジェット、あるいは「ごろ寝利用」で考えたい場合は、本機が良いです。
一方、Zoom会議や、本格的なワープロなどに使う場合、画面サイズ的に「実用性が落ちる」ので、iPad、あるいは、iPad Airがよいです。
1-4・iPad Airの比較
続いて、iPad Airの紹介です。
以前は、ビジネス用の軽量機という位置づけでした。
しかし、タブレットとPCの境目が曖昧になってきた現在、「気軽に持ち歩ける、カジュアル大画面機」という方が正確になっています。
【2022年3月発売】
【64GBモデル Wi-Fiモデル】
13・iPad Air MM9C3J/A
¥92,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GBモデル Wi-Fiモデル】
14・iPad Air MM9L3J/A
¥116,799 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【64GB Wi-Fi + Cellularモデル】
15・iPad Air MM6R3J/A
¥116,799 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
【256GB Wi-Fi + Cellularモデル】
16・iPad Air MM713J/A
¥140,799 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
画面サイズ:10.9インチ
解像度:2,360x1,640 (264 ppi)
CPU:Apple M1 3.1GHz
バッテリー: 10時間
ネットワーク:Wi-Fi6 Bluetooth5.0
カメラ:12MP+7M
サイズ:高さ247.6x幅178.5x厚さ 6.1mm
重さ:461g
iPad Air(第5世代)は、iPadでは、スタンダード機といえる製品です。
性能か価格面で「最もバランスが取れている」といえのるので、固まった目的がないが「Ipadが欲しい!」という感じの方には、個人的に「最もオススメ」できるシリーズです。
64GB・Wi-Fi
スペースグレイ:MM9C3J/A
ピンク: MM9D3J/A
スターライト: MM9F3J/A
ブルー: MM9E3J/A
パープル: MME23J/A
256GB・Wi-Fi
スペースグレイ:MM9L3J/A
ピンク: MM9M3J/A
スターライト: MM9P3J/A
ブルー:MM9N3J/A
パープル: MME63J/A
64GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ:MM6R3J/A
ピンク MM6T3J/A
スターライト: MM6V3J/A
ブルー: MM6U3J/A
パープル: MMED3J/A
256GB・Wi-Fi + Cellular
スペースグレイ: MM713J/A
ピンク:MM723J/A
スターライト: MM743J/A
ブルー:MM733J/A
パープル: MME93J/A
ラインナップは、本機も、ストレージ量・本体色・スマホ回線対応の有無で、15種類からの選択となります。
色の選択肢の多さから「Appleが最も力を入れているグレード」と言えそうで酢。
全色とも表面は「ブラック」です。
動画などを再生する際の没入感も高いので、最近はこのパターンだけです。
画面サイズは、10.9インチです。
重さは、461グラムです。
最近はiPadも「軽量化」されてきたので、重さが「Air」である点は数字では目立たないです。
ただ、後述するCPU性能が良い上で、業界最高クラスの6.1mmという薄さは、名前負けしない性能で、本機の特長です。
つまり、持ちやすさの部分では、iPadを凌ぎます。
CPUは、2022年の改変でApple M1 3.1GHz(アップルシリコン)になりました。
8コアのCPUと8コアのGPUです。
後述するiPad Proほか、iMacやMacBookで使われるCPUと同じです。
スコアは、M1の場合、14000を越えます。
MacBookやiMacにも使われるCPU(Soc)なので当然です。
実際、タブレット用としては「超ハイスペック」であり、快適度は相当です。
Mac OSも動かせそうですが、OSは本機もiOSです。
Appleは将来的に、スマホとMacのOSの垣根を取り払い方向性なので、本機へのM1プロセッサの搭載は、その始まりとして「象徴的」です。
液晶ディスプレイは、iPadと同じで10.9インチのLiquid Retinaディスプレイです。
画面密度も264 ppiの密度ですので同じです。
ただ、モバイル向けのiPad miniと同じで、1.8%の反射率を誇る反射防止コーティングがなされた、パネルガラス一体型の「フルラミネーションディスプレイ」です。
色域も(カバー率は不明ながら)P3対応を明記した広色域ディスプレイですので、同じ画面サイズの、iPadよりも、水準は上です。
とくに広色域化は、「お絵かき」ほか、動画視聴時にも有利なので、家庭でカジュアルに使うつもりでも、「画質を最大限重視したい」場合は、本機です。
セキュリティは、本機も、ロック解除ボタン部分の指紋認証機能です。
後面カメラは、12メガピクセルです。
iPad miniと同じく、F1.8という明るい広角レンズです。
ただ、周囲の色温度に合わせられるTrue Toneフラッシュは未対応ですが、スマートHDR3は対応ですし、暗い場所でもある程度使えます。
薄さを持たせるためでしょうか。
前面カメラ(FaceTime HDカメラ)も、12メガピクセルです。
iPad同様に、センターフレーム機能を持ちますが、カメラは縦配置なので、Zoom会議用の配慮の部分では、iPad(第10世代)に負ける部分はあります。
動画撮影は、4K動画に対応します。
本機も、60フレーム/秒まで対応です。
フルHD画質ならば、240フレーム/秒なので、「ぬるぬる動く動画」も撮れます。
なお、4Kは未対応ですが、フルHD以上ならば、動画用の電子式手ぶれ補正も有効になります。ただ、これは下位機種も同じです。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6とBluetooth5がをしっかり装備です。
Wi-Fiは、先述のように、2020年頃から登場したWi-Fi6ルーターならば、本機のアンテナ数(2本)で、1201Mbps(150メガバイト/秒)まで理論上出せます。
未対応の場合は、Wi-Fi5でつながるので、867Mbpsです。
iPadだけでなく、最近MacBookも買い替えたような方は特にですが、、ルーターの見直しで改善はありえます。
詳しくは、このブル具の【無線LANルーターの比較記事】で書いています。
Apple Pencil 第2世代 MU8F2J/A
¥18,020 楽天市場 (7/6執筆時)
ペンタブレット機能は、第2世代のアップルペンシルに対応します。
バッテリーは、本機についても約10時間です。
Magic Keyboard MXQT2J/A
¥(44,800) Amazon.co.jp (7/6執筆時)
Smart Keyboard Folio MXNK2J/A
¥27,800 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
キーボードは、2系統の用意があります。
いずれも11インチのiPad Proとの共用です。
上位のMagic Keyboardは、角度調整しつつ、浮かして使える面白い構造です。
性能面でもバックライト搭載・マルチタッチ対応パッド・充電可能なバッテリーを搭載します。
むろん重いです。
本体と合わせると1kgを超えてきますので、ノートPCを持ち歩く感じとなります。
なお、もう少し軽量で安いモデルを含めて、キーボードについては、このブログに比較記事があります。【iPad専用キーボードの比較記事】をご覧ください。
セキュリティは、本機もタッチID(指紋認証)です。
ただ、下部の物理ボタンをなくしているので、トップボタンに認証機能があります。
バッテリーは、本機についても約10時間です。
接続端子は、本機も、USB-C端子です。
この端子は、プレゼンなどの際のディスプレイ出力にも使えますが、Airの場合、6Kディスプレイまで対応です。
速度部分は、USB3.1になります。
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以上、iPad Air 第5世代の紹介でした。
冒頭にも書きましたが、iPad Proは文字通り「プロ用」で値段も高めです。
入門用よりは「ちょい上」で、そこそこ画面の大きいモデルが欲しいのならば、本機は候補でしょう。2022年からM1搭載となり処理面で、以前にも増して隙もなくなりました。
本体色の展開が多いのは、「一般向けにおすすめしたい上位機」という意味もありそうです。
実際、費用対効果も高いと言えますし、選んで良いモデルでしょう。
次回に続く!
iPadのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今日は、AppleのiPad についてレビューしてきました。
しかし、記事はもうすこしだけ、続きます。
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Pro〈11インチ〉
価格:12万円〜
2-2:iPad Pro〈12.9インチ〉
価格:16万円〜
2-3:全機種からの「おすすめ」の提案
画面のみやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ペンタブ対応 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の2回目記事(こちら)では、最新の最上位機となる、iPad Proを紹介します。
その上で、今回紹介した全モデルから、目的別・用途別に「Atlasのオススメ機種!」を提案しておきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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