【今回レビューする内容】2025年 定額制のMicrosoft 365と永続版のOffice 2024の総費用と性能面からの選び方:Windows 11 Mac OS対応:ライセンス別のインストール可能台数やアクティベーションなど Microsoft 365 自動更新1年版 対応
【比較する製品型番】 Microsoft 365 Family Microsoft 365 Personal (1年版) Microsoft Microsoft 365サービス Microsoft 365 Microsoft 365 Business Premium Business Standard Business Basic Microsoft Office Home & Business 2024 Microsoft Office Home 2024 ほか
今回のお題
Microsoft 365とOffice 2024とではどちらがおすすめ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年5月現在、最新Microsoft 365(旧名:Office 365)の比較です。
定額制のMicrosoft 365は、永続版のOffice 2024よりお得か?が主なテーマです。
2025年初頭に、Microsoft 365の利用量が値上げになったので、それをふまえて、どのように買うのが「お得」か改めて考えます。
ライセンス数ほか、構成ソフトの違いや付帯サービスの違いも注意してみていきます。
とくに、 Microsoft 365は、2025年からAmazonで10%〜20%安めの1年版(自動更新付)が展開しています。
そちらの「お得度」を含めて、考えるつもりです。
1・定額制Office Microsoft 365の比較記事
1-1:365 パーソナル 1年版
1-2:365 ファミリー 1年版
1-3:365 ビジネス 1年版
1-4:永続版(Office 2024)との比較
1-5:最終的なおすすめの提案【結論】
記事は、スタンダードな契約形態であるMicrosoft 365 パーソナルから順に、各機のサービス構成や、価格(お得度)の違いをみていきます。
その後、Office 2024(永続版)と比べた場合の機能差や、価格面のお得度について書いていきます。
ライセンス数 1人・同時5台
ソフト構成 ★★★★★
付帯サービス ★★★★★
お買得度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を、いくつか、提案していきます。
よろしくお願いします。
1・Win版 Office 2024の選び方
2・Mac版 Office 2024の選び方
3・定額制 Microsoft 365の選び方
なお、今回の記事は、このブログの一連のオフィスソフト記事全体では、3回目記事として書きました。
1-1・Microsoft 365パーソナルの紹介
はじめに、最も一般的な契約形態といえる、Microsoft 365 Personal(Office 365 Personal) の解説からです。
他の契約形態と見比べる場合、「基準」としやすいため、はじめに取りあげ、詳しく説明することにしました。
基本的な「選び方の基本」も書くので、他の契約形態を考えている方も、できればこちらから
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なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【1ユーザー・Mac/Win計5台で利用可】
【1年版(買い切り)】
1・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥21,300 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【自動更新 1年版】(クーポンあり)
2・Microsoft 365 Personal
¥18,744 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
3・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥21,300 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【自動更新 1ヶ月版】
4・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥2,130 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
5・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥2,023 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
Microsoft 365 Personal は、日本では、最も契約者が多い契約パターンといえます。
契約期間は、複数の選択肢があります。
はじめに、順番に「お買得度」を検証していきます。
1・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥21,300 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
第1に、1年版(買い切り)です。
最も分かりやすい購入法です。
価格は、普段は、マイクロソフトの自動更新(1年)と同じです。
ただ、Amazonのポイントが付く部分でわずかにお得です。
一方、セール期間(ブラックフライデー、プライム感謝祭など)の場合は、さらに割り引く場合も(まれに)あります。
ライセンス登録方法は、簡単です。
新規登録者は手順に沿って登録するだけです。
すでにMicrosoft アカウントをお持ちの方も、マイクロソフトでユーザー登録するような手間はないです。
既存ライセンス有効期限の「重ねがけ」での延長となるので、ライセンス重複機間が生じるなどの無駄もないです。
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2・Microsoft 365 Personal
¥18,744 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
3・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥21,300 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
第2に、1年版(自動更新)です。
価格は(初年度は)安いが、手続きがやや複雑という購入法です。
価格は、ふだん購入する場合、最も「安い」パターンといえます。
Amazonの場合、初年度契約については、マイクロソフトで正規価格より、10%ほど安いです。
その上で、ページ内クーポンが出ている時期があり、併用する場合、さらに安いです。
ただし、Amazonのプライム会員価格ですので、購入時に会員である必要はあります。また、2年目からは平常価格での更新です。
ライセンスは、契約期間中、マイクロソフトからAmazonのサブスクとしての管理に移行します。
つまり、自動更新の停止を含めた手続きは、Amazonのサブスク画面で行います。
Officeサイトでの契約延長や切替などは、契約期間中はできず、マイクロソフトのサイトで手続きをしようとすると、Amazonに「飛び」ます。
既存ライセンスの延長は、この契約方法でも可能です。
Microsoft アカウントに紐付いたOfficeライセンスにまだ、残りの契約期間がある場合も、付け足しができます。契約後、しばらくすると反映する仕組みのようです。
なされない場合も、正規の購入法なので、マイクロソフトに問い合わせれば処理してくれるでしょう。
今後のライセンス延長は、(止めない限り)自動更新です。
ただ、サブスク更新の停止は、いつでも簡単にできます
一方、Amazonなどのセール時に「より安い」買い切りの1年版を買いたい場合は、注意が必要です。
先述のように、1年自動更新版は、Amazon側のサブスク管理です。そのため、買い切りライセンスの「登録ID」の追加入力ができない仕様だからです。
追加したい場合、Amazon側でサブスクで自動更新(1年間契約が終わった後)終了するように設定し、契約終了後、Officeライセンスの管理がマイクロソフト側の管理に戻った段階で「IDを入力」して「更新」となります。
買い切りライセンスは、「IDの有効起源」は今のところないので、この方法で問題ないですし、契約が切れた状態でも、一定期間、マイクロソフト側のOfficeデータは残るので、作業にも支障は出ないでしょう。
ライセンス契約は、自身のプライム会員に紐付くものです。
そのため、会員でないとお得な価格で更新できないだろうこと、安い時期に、2個同じライセンスを買っても「2年以上の契約」にはできない点、が注意点です。
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結論的にいえば、(とりあえず)1年間「安く」使いたい場合の選択肢です。
1年以降は自由に解約はできるので、期間を終えた後は、サブスク期間を終えた日に、マイクロソフト側でIDを入れることが面倒に思わないならば、(今期はサブスクを買っても)問題ないでしょう。
また、期近の「セール」で買い切りライセンスが安かった場合、買っておいて、ライセンスキーをその時入力すれば「完璧」でしょう。
なお、Amazonのプライム会員は年会費がかかります。
ただ、基本送料が無料になるほか、映画や音楽などのコンテンツの視聴権など、相当充実した「おまけ」がつきます。
現在キャンペーン中の【Amazonプライム会員】の「30日間の無料体験登録」を利用してためすのも良いでしょう。
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【自動更新 1ヶ月版】
4・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥2,130 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
5・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥2,023 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
第3に、1ヶ月版です。
ようする、月極ののサブスク契約です。
Microsoft直販とAmazonのプライム会員限定のサブスクで選べます。
Amazonの場合、初月無料(無料体験)で、1ヶ月後から1月ごとに2,023円です(執筆時)
ようするに、初年度は1年目は1年で22,253円、2年目からは、24,276円です。
Amazonだとマイクロソフトの月額正規価格より5%安い価格です。
しかし、もとから1年契約する場合と比べると、やはり割高です。
とはいえ、例えば、事情で、短期間だけオフィスサービスが必要な場合、あるいは、互換Officeを使っているが、少し試したいなどの際は、良い部分があります。
・Microsoft Excel 2024
・Microsoft Word 2024
・Microsoft PowerPoint 2024
・Microsoft Outlook 2024
¥20,336 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
・Microsoft Access 2024
¥20,133 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
構成ソフトは、どの契約でも、有料ソフトだけで言えば、5本付属です。
具体的には、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)です。
永続版を単品で買う場合、1本あたりで約1.9万円になりますので、サブスクの価値は高いです。
インストール可能台数は、無制限です。
クロスライセンスなので、MacでもWindowsでも、同じライセンスOKです。
同時使用(=サインインできる台数)は5台までです。
利用人数は、ただし、1人用です。
名前通り、あくまで「個人用(personal)」となります。
後ほど「家庭用(family)」をみますが、Microsoft 365 Personal は、ユーザーIDに紐付くライセンスとなるので、家族での共用はできません。
(無理に)やろうとしても、実際、家族間のプライバシーの問題などが生じるでしょう。
その上で、タブレット・スマホ用のMicrosoft 365も有料版として使えます。ここは、永続版にない「おまけ」ですのでわりと大きいでしょう。
Microsoftは、iOS系・Android系ともに、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteなどのアプリをリリースしています。
基本無料提供なのですが、無料版だと機能が限定されます。
例えば、パワポでは、発表者ノートが表示できないほか、ワードでは、ヘッダー・フッターを改編できないなどです。そういった制限を「解除」できる点で、このライセンスを得る意義があります。
認証方法は、オンラインです。
アクティベーション式でかなり厳格な認証をなしています。ライセンス規約に沿わない利用形態はチェックされる仕様と言えるでしょう。引き続き、マイクロソフトは、ライセンス管理に厳格です。
商用利用は、もちろんn、OKです。
セキュリティ更新期限は、(むろん)ないです。
付帯サービスは、同社のクラウドストレージサービスのOneDriveの利用権です。
豪華にも1TB分が付属です。
種のサービスを買う場合、例えば、DropBoxなどは、年間1万円以上の利用料金を課しています。
それを考えれば、Microsoft 365 は、「1年間のオンラインストレージ利用権」におまけで「Officeソフトが付いている」とも言えます。
オンラインストレージを利用している方は、Microsoft 365 が良いかもしれません。
使い方は、簡単です。
基本的に、保存したいファイルをドラックアンドドロップするだけです。フォルダ上のファイルを上書き保存れば、自動更新もできます。設定フォルダーの自動的な同期も可能です。
Windowsはもちろん、Mac OSでも、同じように使えます。
ーー
以上、Microsoft 365 Personal の紹介でした。
先述のように、最も一般的な契約形態ですので、個人のビジネス・学習利用ならば、このライセンスを基本に考えて良いでしょう。
契約は1年契約がお得で、先述のように、Amazonで買うのがお得な場合が多いです。2年目以降も、契約更新期限の前に、ライセンスを買って、契約期間を「延長する」のが、最もコスパが良いと言えます。
ただし、永続版Office 2024とのコスパは比較した方がよいでしょう。
ここは、後で詳しく説明します。
1-2・Microsoft 365ファミリーの紹介
つづいて、Microsoft 365 Family (Office 365 family)の比較です。
後述するように、利用する家族が「2人以上」いる場合、極めてお得と言えます。
【6ユーザー・Mac/Win5台(計30台)で利用可】
【1年版(買い切り)】
6・Microsoft 365 Family (1年版)
¥27,400 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
7・Microsoft 365 Family (1年版)
¥27,400 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【自動更新 1年版】(クーポンあり)
8・Microsoft 365 Family (1年版)
¥24,112 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【1ヶ月版】
9・Microsoft 365 Family (1年版)
¥2,740 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
Microsoft 365 Familyは、名前通り、家族のいるご家庭に向く契約形態です。
【自動更新 1年版】(クーポンあり)
8・Microsoft 365 Family (1年版)
¥24,112 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
契約期間は、1つ上の「パーソナル」と同じで、基本となるのは3種類です。
同じ説明になるので詳しくは繰り返しません。
簡単に言えば、プライム会員に限りますが、1年版(自動更新)のAmazonモデルが、初めて買う場合、あるいは、ライセンス延長を考えている場合、お買得と言えます。
ページ内クーポンが出ていて追加割引の時期もあるので、そこも見てください。
一方、特別なセール時には、買い切り版が安い場合もあります。
構成ソフトは、下位機と同じです。
つまり、有料ソフトとして、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)です。
ちなみに、以前付属していたMicrosoft Publisherは、展開終了になっています。時代の流れでしょう。
それでも、永続版を単品で買う場合、1本あたりで約1.9万円×5本になりますので、サブスクの価値は、やはり高いです。
こちらの場合も、メモ・ノートソフト(OneNote 2024)、動画編集用のClipChamp(有料版)、Microsoft Editor(有料版)が、サービスに含まれます。
インストール可能台数は、無制限です。
利用人数は、最大6人です。
つまり、本人とそれ以外の5人の家族というかなり手厚いライセンスです。
ライセンスは代表者が持ち、代表者が家族にメールなどでリンクを使って「招待」する形で、他の5人が利用できるようになります。
同時使用は、共有相手を含めて、1人5台までです(合計最大30台)です。
利用の上では、「パーソナル版×6人分」と考えて問題ないです。
利用条件は、「家族」です。
これは、例えば「三親等以内」など、日本の法的な意味ではないです。「Microsoft Family」という同社のサービスへの登録メンバーと理解した方が分かりやすいです。
Microsoft Familyは、Microsoft Family Safetyという同社のサービスの登録メンバーになります。
こちらは、家族での予定共有、ペアレンタルコントロール、位置情報の共有(子供の安全管理)など、家族に便利なサービスアプリです。
詳しくは、【同社の説明サイト】で紹介されています。
このサービスを使ってもらう目的もあり、「Microsoft Family」は、家族用を少し割安にしている部分があります。
よくあるサブスクと違いこうしたサービスの利用料は「不要(Office部分に込み)」なので、使わずとも損はないです。
認証方法は、こちらも、オンラインです。
なお、「職場で家族になる」みたいな使い方はやってはいけません。登録者は、他の登録メンバーになれない仕組ですし、アカウントはマイクロソフトが管理するわけですし、「二重生活」は実際にも無理です。
商用利用は、OKです。
以前のバージョンではこの手の商品は「ファミリー」ではなく「ホーム」という表現でした。
替えたのは、やはり、このライセンスで商用利用権を認めたため、「家以外でも使って良いよ」ということでしょう。
付帯サービスは、こちらも1TBのOneDriveの利用権です。
家族で分けるのではなく、1TB×6人分です。
プライバシーの問題にもならない仕様です。
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以上、Microsoft 365 Familyの紹介でした。
現状の契約形態で言えば、永続版Officeを含めて、「家族」が2人以上いる場合は、このライセンスが適当であり、最も安いです。
個人用と比べても、共有しないことで、不利益になる部分は見あたらないです。
1-3・Microsoft 365 ビジネスの紹介
つづいて、Microsoft 365のビジネス契約についてみていきます。
【1ユーザー・Mac/Win計5台で利用可】
【1ヶ月版】
【下位版】(注意)
10・Microsoft 365 Business Basic
¥899〜 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【中位版】
11・Microsoft 365 Business Standard
¥1,874〜 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【上位版】
12・Microsoft 365 Business Premium
¥3,298〜 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【1年版】【中位版】
13・Microsoft 365 Business Standard
¥18,576 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
Microsoft 365 Businessは、主に小規模法人において、チーム利用するために用意されるライセンスです。
2021年までMicrosoft 365 Businessという名前でしたが、名称変更されました。
ただし、これらは、個人ではなく小規模法人用です。
3種類あります。
第1に、Business Basicです。
この契約の場合、ウェブ版のOfficeしか使えないため、今回の話からは少し外れます。
第2に、Business Standardです。
この契約以上が、オフラインでのソフトを利用権を持つライセンスです。
ライセンス数は、1ライセンスで5台までとなります。
こちらも、WindowsとMacのクロスライセンスです。
第3に、Business Premiumです。
こちらは、法人のシステム管理者の方などが、セキュリティ環境や企業内のデバイス管理までする場合、選ぶものとなります。
構成ソフトは、他の契約形態と基本的に変わりません。
繰り返せば、有料ソフトだと、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)です。
こちらだけ、Microsoft SharePointの使用権を含めますが、サーバー前提のソフトなので、ここでは説明を省略します。
利用人数は、こちらは、1人用です。
インストール可能台数は、15台です。
Windows5台、Mac5台と、スマホとタブレット合計で5台です。
同時利用台数は、このライセンスの場合は、無制限です。
あまり意味ないですが、上の構成で15台使えます。
法人での使いやすさに配慮したためでしょう。
完全に無制限にしないのは、むろん、法人PC全てで使うような「不正」を排除するためです。
あとの部分は、OneDriveの利用権(1TB)を含めて、言及したい違いはないです。
こちらも1ライセンスで、スマホ・タブレット・パソコン(Mac・PC)でそれぞれ5台です。
あとは、言及したい違いはないです。
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以上、Microsoft 365 Businessの紹介でした。
こちらは、いずれの契約も登録制の法人用(ユーザー数 300 人以下の中小規模企業)です。
OneDriveの利用や、クラウドサービスの部分を含めて、企業アカウントの存在を前提としていて、個人契約を想定していません。
Amazonで販売されるものも同じで、個人で買う場合は、仕組みがすでにある企業での「買い増し用」と言えます。ただ、少し安いです。
1-4・永続版Officeとの違いとコスパ
ここからは、現行の年払いの永続版Office 2024についてです。
1・Win版 Office 2024の選び方
2・Mac版 Office 2024の選び方
これらについては、このブログだと、OSごと専用記事を別に書いています。
そのため、ここでは、構成アプリ、ライセンス形態などの違いを確認した上で、「どのような方の場合、Microsoft 365よりお得か?」についてだけ、説明します。
【2024年10月発売】
14・Microsoft Office Home 2024 (最新 永続版)
¥31,023〜 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
Microsoft Office Home 2024 は、現行のオフィスの下位構成です。
契約期間は、永続版で、買い切りなので、無期限です。
ただ、セキュリティ更新期限が2029年10月(発売後5年)はあります。
年間価格は、Microsoft 365と比べる場合、2通りの考え方があります。
第1に、セキュリティ更新期限の5年間使う場合です。
この場合、本機の価格を5で割って1年あたり6000円の「使用料」といえます。
Microsoft 365を1年契約する場合と比べて、1年あたり約16,000円ほどお買得です。
第2に、次期Officeソフトが出るだろう3年間使う場合です。
この場合、本機の価格を3で割って1年あたり10,000円の「使用料」といえます。
Microsoft 365を1年契約する場合と比べて、1年あたり約11,000円ほどお買得です。
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結論的にいえば、3年間使うならば、Microsoft 365を1年ずつ契約するより、永続版はだいぶ安めです。
その上で「買い切り」ですから、今後、利用料金が上がることがない点でも、値段重視で、かつ、基本ソフト意外利用する必要が無いならば、今だと、選ぶ意味は「ある」と言えます。
構成ソフトは、ただし、注意点です。
なぜなら、有料ソフトは、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)のみだからです。
つまり、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)が未付属です。
なお、単品販売のないソフトも、メモ・ノートソフト(OneNote 2024)だけ付属になります。
ここも、サブスク版との違いです。
インストール可能台数は、最大2台です。
同時使用も2台です。この部分は、Microsoft 365との大きな違いです。
ただ、個人用なので、これでも良いという方はいるでしょう。
クロスライセンスなので、Mac・Windowsで1台ずつでもOKです。
一方、タブレット・スマホ用のMicrosoft 365(有料版)は利用権が付属しません。
ここも、Microsoft 365との差です。
利用人数は、1人用です。
家族でもライセンスの共有はできません。
認証方法は、オンラインです。
基本的に、サブスク版と変わりません。
商用利用は、もちろん、OKです。
付帯サービスは、大きな違いです。
こちらは、OneDriveの利用権が未付属です。
ーーー
以上、Microsoft Office Home 2024 の紹介でした。
「基本中の基本ソフト」だけ欲しい方で、安く済ませたい場合、現段階でこちらは、候補になります。
過年度でも層ですが、「発売したて」の時期に永続版を買う場合、サービス終了まで、フルに5年あるので、お買得感があります。現状でもそのように言えるため、基本ソフトが欲しいだけの方は、こちらでもOKです。
ただ、繰り返しますが、Microsoft 365に付帯する、セキュアな大手の1TBのストレージ(OneDrive)の利用権は、個人的には魅力には思います。
【永久ライセンス版】
15・Microsoft Office Home & Business 2024 (最新 永続版)
¥39,582 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・アウトルック(スケジュール管理)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
Microsoft Office Home & Business 2024 は、現行のオフィスの上位構成です。
1つ上で見た製品の上位版です。
契約期間は、こちらも、永続版で、買い切りなので、無期限です。
ただ、こちらも、セキュリティ更新期限が2029年10月(発売後5年)はあります。
年間価格で言えば、先ほどの機種と、同じ計算式で考えてみます。
第1に、セキュリティ更新期限の5年間使う場合です。
この場合、本機の価格を5で割って1年あたり8000円の「使用料」といえます。
Microsoft 365を1年契約する場合と比べて、1年あたり12,000円ほどお買得です。
第2に、次期Officeソフトが出るだろう3年間使う場合です。
この場合、本機の価格を3で割って1年あたり13,000円の「使用料」といえます。
Microsoft 365を1年契約する場合と比べて、1年あたり8,000円ほどお買得です。
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結論的にいえば、Microsoft 365が、24年1月に値上げした関係で、今だと、どちらのパターンでも、永続版のほうが、お買得感がある状況です。
構成ソフトは、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )です。
先ほどの機種と違いアウトルックは、付属です。
・Microsoft Access 2024
¥20,133 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
しかし、永続版と比べる場合、引き続き、Accessは未付属です。
Accessは、ただ、Windowsのみのソフト展開なので、Macユーザーには関係ないでしょう。
単品販売のないソフトは、引き続きメモ・ノートソフト(OneNote 2024)だけ付属になります。
あとは、ライセンス形態などを含めて、1つ上の製品と変わりません。
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以上、Microsoft Office Home & Business 2024 の紹介でした。
Outlookが不要ならば、本機を選ぶ必要はないというラインです。お買得度は、ただ、次期バージョン(3年後)に更新するつもりでも、(今だと)多少はあるといえます。
ただ、1TBのクラウドや、スマホ用アプリなど、Microsoft 365だけの「おまけ」は割と豪華です。それを有効に使うような場合は、Microsoft 365の年間契約でも良いようには感じます。
ーーー
なお、現行の永続版だと、Office 2021時代まであった、Accessが付属する最上位版(Office Professional)未発売です。
加えて、アカデミック版も未発売になりました。
【Microsoft Office2024の選び方の記事】でも書きましたが、おそらく、いずれも、今後を含めて、出ないように思います。
今回の結論
定額制のMicrosoft 365は、このような場合におすすめ!
というわけで、今回は、Microsoft Microsoft 365の紹介でした。
最後に、利用するOSや、必要なライセンス数の観点から、Atlasのオススメモデル!を提案しておきます。
第1に、家族2人以上でラインセンスを共用できる場合は、
【6ユーザー・Mac/Win5台(計30台)で利用可】
【1年版(買い切り)】
6・Microsoft 365 Family (1年版)
¥27,400 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
7・Microsoft 365 Family (1年版)
¥27,400 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【自動更新 1年版】(クーポンあり)
8・Microsoft 365 Family (1年版)
¥24,112 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【1ヶ月版】
9・Microsoft 365 Family (1年版)
¥2,740 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
ライセンス数 同時5台×6人
ソフト構成 ★★★★★
付帯サービス ★★★★★
お買得度 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
Microsoft Microsoft 365 Familyでしょう。
本編で書いてきたように、家族2人以上で共用する場合は、Windowsでも、Macでも、この方法が、「お得」でしょう。
正確には、永続版を(セキュリティ期限の)5年フルに使う方が安いですが、ライセンス数や、「おまけ」を考えると、やはりこちらでしょう。
家族3人以上ならば、無条件でこちらで良いです。
家族全員が、同時に5台まで利用できるライセンス、全員がそれぞれもてる1TBのストレージ利用権、永続版にはない、スマホ・タブレット版の利用権など、現状ではこれ以上に家族向けの構成はないでしょう。
商用利用も、先述のように、この契約形態で問題ないです。
価格面では、本編で書いたように、プライム会員ならば、Amazonで買う1年版(サブスク)が、初年度はお買得です。
一方、期限のない永続版のOfficeと比べる場合、正確に言えば、2年目からの「値上げのリスク」はあります。ただ、2024年に「値上げ」したばかりですし、極端な経済変化がなければ大丈夫かと思います。
仮にあっても、付帯サービスの充実度からして、損にはならないと思います。
第2に、個人ユーザーに、費用の部分でオススメできる構成は、
【1ユーザー・Mac/Win計5台で利用可】
【1年版(買い切り)】
1・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥21,300 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【自動更新 1年版】(クーポンあり)
2・Microsoft 365 Personal
¥18,744 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
3・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥21,300 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
【自動更新 1ヶ月版】
4・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥2,130 マイクロソフト直販 (5/21執筆時)
5・Microsoft 365 Personal (1年版)
¥2,023 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
ライセンス数 1人・同時5台
ソフト構成 ★★★★★
付帯サービス ★★★★★
お買得度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Microsoft Microsoft 365 Personal でしょう。
こちらの場合も、「ファミリー版」と同じ理由で、自動更新を解除して、1年版をAmazonで買うのが最安です。
ただし、アプリ版のOfficeやストレージが不要という場合は、永続版との価格差は考慮して良いでしょう。
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【2024年10月発売】
14・Microsoft Office Home 2024 (最新 永続版)
¥31,023 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
ライセンス数 1人・同時2台
ソフト構成 ★★★☆☆
付帯サービス ★★★☆☆
お買得度 ★★★★★★
総合評価 ★★★★☆
そのような方で、先ほどのおまけほか、Outlookも使わないという方は、永続版のMicrosoft Office Home 2024は、費用の上で選択肢になります。
本編で書いたように、次の永続番が出るだろう2027年末まで3年間使う場合、Microsoft 365を更新していくより、1年あたり11.000円ほど安いと言えます。
セキュリティ更新期限(2029年)まで粘って使うとすると、Microsoft 365を更新していくより、1年あたりり約16,000円ほど安いと言えます。
期間総費用の差は、3年で18,000円、5年で65,000円なので、馬鹿になりません。
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【永久ライセンス版】
15・Microsoft Office Home & Business 2024 (最新 永続版)
¥39,582 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・アウトルック(スケジュール管理)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
ライセンス数 1人・同時2台
ソフト構成 ★★★★☆
付帯サービス ★★★☆☆
お買得度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
永続ライセンスのMicrosoft Office Home & Business 2024 は、仕事の上で、どうしてもOutlookが必要な場合以外は、選択肢にしなくてOKです。
こちらの場合も、先ほどと同じ計算式だと、3年使うとして1年あたり12,000円、5年使うとして、1年あたり8,000円ほど、Microsoft 365を毎年買うより安いと言えます。
3年で次期「Office 2027」に更新する場合、そこまでお得感はない感じは正直あります。しかし、先ほど書いたストレージなどの「おまけ」が不要ならば、こちらでも良いでしょう。
なお、永続版の場合、Officeソフトに(実用的な)新ソフトが登場するリスク、あるいは、将来的に皆さんの利用するパソコンの台数が増える場合のリスクはあります。
そういったリスクが心配な方は、素直にAmazonでは「ちょっと安い」Microsoft 365を1年ごと買って、更新していくのが(精神衛生的にも)良いかと思います。
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というわけで、今日は、はMicrosoft Microsoft 365 の紹介でした。
1・Win版 Office 2024の選び方
2・Mac版 Office 2024の選び方
3・定額制 Microsoft 365の選び方
なお、改めて、永続版Officeについても確認したい場合は、一部内容が被りますが、よろしければ、ご覧ください。
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最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。