【今回レビューする内容】2024年 定額制のMicrosoft Office 365と永続版Office2024の総費用と性能面からの選び方:Windows 11 Mac OS対応:ライセンス別のインストール可能台数やアクティベーションなど
【比較する製品型番】 Microsoft 365 Family Microsoft 365 Personal (1年版) Microsoft Office 365サービス Office 365 Microsoft 365 Business Premium Business Standard Business Basic Microsoft Office Home & Business 2024 Microsoft Office Home 2024 ほか
今回のお題
Office 365とOffice 2024とではどちらがおすすめ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年10月現在、最新のOffice 365についての比較です。
マイクロソフトの定額制Microsoft Office365は、永続版のOffice2024よりお得か?がテーマです。
価格やライセンス数ほか、構成ソフトの違いや付帯サービスを含めて総合的に考察しました。
1・定額制Office 365の比較記事
1-1:Office365 パーソナル 1年版
1-2:Office365 ファミリー 1年版
1-3:Office365 ビジネス 1年版
1-4:永続版(Office 2024)との比較
1-5:最終的なおすすめの提案【結論】
記事は、スタンダードな契約形態であるOffice365 パーソナルから順に、各機のサービス構成や、価格(お得度)の違いをみていきます。
その後、Office 2024(永続版)と比べた場合の機能差や、価格面のお得度について書いていきます。
ライセンス数 1人・同時5台
ソフト構成 ★★★★★
付帯サービス ★★★★★
お買得度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を、いくつか、提案していきます。
よろしくお願いします。
1・Win版 Office 2024の選び方
2・Mac版 Office 2024の選び方
3・定額制 Office 365の選び方
なお、今回の記事は、このブログの一連のオフィスソフト記事全体では、3回目記事として書きました。
1-1・Office365パーソナルの紹介
はじめに、最も一般的な契約形態といえる、Microsoft Office 365 Personal の解説からです。
他の契約形態と見比べる場合、「基準」としやすいため、はじめに取りあげ、詳しく説明することにしました。
基本的な「選び方の基本」も書くので、他の契約形態を考えている方も、できればこちらから
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なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【1ユーザー・Mac/Win計5台で利用可】
【1年版】
1・Microsoft Office 365 Personal (1年版)
¥13,410 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
2・Microsoft Office 365 Personal (1年版)
¥14,900 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【15ヶ月版】(同時購入限定)
3・Microsoft Office 365 Personal (15ヶ月版)
¥16,931 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【1ヶ月版】
4・Microsoft Office 365 Personal (1年版)
¥1,490 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
(プライム会員限定)
5・Microsoft Office 365 Personal 1ヶ月更新版)
¥1,415 (初月無料) Amazon.co.jp (10/30執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
Microsoft Office 365 Personal は、日本では、最も契約者が多い契約パターンといえます。
契約期間は、複数の選択肢があります。
はじめに、順番に「お買得度」を検証していきます。
第1に、1年版です。
価格が最も「お得」なのは、基本的に、1年版です。
また、直接Microsoftで契約するより、Amazonでは少し「安売り」しています。
なお、既に契約している場合も(自動更新せず)Amazonでライセンスを買う方が安いとも言えます。契約期間(1年)終了後、Microsoftまかせの自動更新する場合、上で示した(少し高めの)価格だからです。
基本的に、自動更新せず、1年ごと定期的にAmazonほかでライセンス額を調べ、安いようならば購入し、契約期限を延長していくのが良いでしょう。
なお、最近のサブスクはたいがいそうですが、Microsoftも、既存の契約期間が終わる前に、新しく店で買ったライセンスキーを入力しての「重ねがけ(延長)」は可能です。
あらためて、ユーザー登録するような手間はないです。ライセンスカードを、(契約期間間際あたりに)1年ごとに忘れずに買っていく場合、自動更新をするよりも、年間10%ほど安上がりです。
第2に、15ヶ月版です。
Amazonで選べる、15ヶ月版(1年間+3ヶ月無料特典)です。
ただし特定の製品(パソコンなど)とのセット購入に限られます。
同時購入の場合、リンク先にあるプロモーションで、割引価格が表示されます。
計算して、1年版より安くなりそうならば、選択しても良いでしょう。
第3に、1ヶ月版です。
ようする、月極ののサブスク契約です。
Microsoft直販とAmazonのプライム会員限定のサブスクで選べます。
Amazonの場合、初月無料(無料体験)で、1ヶ月後から1月ごとに1,415円です(執筆時)
ようするに、初年度は、1年目は1年で15,655円、2年目からは、16,980円です。
Amazonだとマイクロソフトの月額正規価格より5%安い価格です。
しかし、1年契約とするとやはり割高です。
とはいえ、例えば、事情で、短期間だけオフィスサービスが必要な場合、あるいは、互換Officeを使っているが、少し試したいなどの際は、良い部分があります。
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結論的にいえば、後ほど見る他の契約形態も層ですが、Office 365の場合、1年契約のAmazon版が、ほぼ全ての時期において、最安です。
それを基準に、必要な時期に値段を比べると良いでしょう。
・Microsoft Excel 2024
・Microsoft Word 2024
・Microsoft PowerPoint 2024
・Microsoft Outlook 2024
¥18,871 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
・Microsoft Access 2024
¥18,871 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
構成ソフトは、有料ソフトだけで言えば、5本付属です。
具体的には、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)です。
永続版を単品で買う場合、1本あたりで約1.9万円になりますので、サブスクの価値は高いです。
これに、単品販売のないメモ・ノートソフト(OneNote 2024)ほか、動画編集用のClipChamp(有料版)と、AIによる文章校正などができるMicrosoft Editor(有料版)が、サービスに含まれます。
インストール可能台数は、無制限です。
クロスライセンスなので、MacでもWindowsでも、同じライセンスOKです。
同時使用(=サインインできる台数)は5台までです。
利用人数は、ただし、1人用です。
名前通り、あくまで「個人用(personal)」となります。
後ほど「家庭用(family)」をみますが、Office 365 Personal は、ユーザーIDに紐付くライセンスとなるので、家族での共用はできません。
(無理に)やろうとしても、実際、家族間のプライバシーの問題などが生じるでしょう。
その上で、タブレット・スマホ用のOffice 365も有料版として使えます。ここは、永続版にない「おまけ」ですのでわりと大きいでしょう。
Microsoftは、iOS系・Android系ともに、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteなどのアプリをリリースしています。
基本無料提供なのですが、無料版だと機能が限定されます。
例えば、パワポでは、発表者ノートが表示できないほか、ワードでは、ヘッダー・フッターを改編できないなどです。そういった制限を「解除」できる点で、このライセンスを得る意義があります。
認証方法は、オンラインです。
アクティベーション式でかなり厳格な認証をなしています。ライセンス規約に沿わない利用形態はチェックされる仕様と言えるでしょう。引き続き、マイクロソフトは、ライセンス管理に厳格です。
商用利用は、もちろんn、OKです。
セキュリティ更新期限は、(むろん)ないです。
付帯サービスは、同社のクラウドストレージサービスのOneDriveの利用権です。
豪華にも1TB分が付属です。
種のサービスを買う場合、例えば、DropBoxなどは、年間1万円以上の利用料金を課しています。
それを考えれば、Microsoft Office 365 は、「1年間のオンラインストレージ利用権」におまけで「Officeソフトが付いている」とも言えます。
オンラインストレージを利用している方は、Microsoft Office 365 が良いかもしれません。
使い方は、簡単です。
基本的に、保存したいファイルをドラックアンドドロップするだけです。フォルダ上のファイルを上書き保存れば、自動更新もできます。設定フォルダーの自動的な同期も可能です。
Windowsはもちろん、Mac OSでも、同じように使えます。
このほか、オンライン通話(Skype)の60分無料利用権も付属です。
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以上、Microsoft Office 365 Personal の紹介でした。
先述のように、最も一般的な契約形態ですので、個人のビジネス・学習利用ならば、このライセンスを基本に考えて良いでしょう。
契約は1年契約がお得で、先述のように、Amazonで買うのがお得な場合が多いです。2年目以降も、契約更新期限の前に、ライセンスを買って、契約期間を「延長する」のが、最もコスパが良いと言えます。
ただし、永続版Office 2024とのコスパは比較した方がよいでしょう。
ここは、後で詳しく説明します。
1-2・Office365ファミリーの紹介
つづいて、Microsoft Office 365 Familyの比較です。
後述するように、利用する家族が「2人以上」いる場合、極めてお得と言えます。
【6ユーザー・Mac/Win5台(計30台)で利用可】
【1年版】
6・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥18,900 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
7・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥21,000 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【15ヶ月版】
8・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥23,864 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【1ヶ月版】
9・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥2,100 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
Microsoft Office 365 Familyは、名前通り、家族のいるご家庭に向く契約形態です。
契約期間は、1つ上の「パーソナル」と同じで、3種類です。
同じ説明になるので繰り返しませんが、1年版のAmazonモデルが、初回に買う場合、あるいは、2年目に契約を延長する場合も、お買得と言えます。
構成ソフトも下位機と同じです。
つまり、有料ソフトとして、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)です。
ちなみに、以前付属していたMicrosoft Publisherは、展開終了になっています。時代の流れでしょう。
それでも、永続版を単品で買う場合、1本あたりで約1.9万円×5本になりますので、サブスクの価値は、やはり高いです。
こちらの場合も、メモ・ノートソフト(OneNote 2024)、動画編集用のClipChamp(有料版)、Microsoft Editor(有料版)が、サービスに含まれます。
インストール可能台数は、無制限です。
利用人数は、最大6人です。
つまり、本人とそれ以外の5人の家族というかなり手厚いライセンスです。
ライセンスは代表者が持ち、代表者が家族にメールなどでリンクを使って「招待」する形で、他の5人が利用できるようになります。
同時使用は、共有相手を含めて、1人5台までです(合計最大30台)です。
利用の上では、「パーソナル版×6人分」と考えて問題ないです。
利用条件は、「家族」です。
これは、例えば「三親等以内」など、日本の法的な意味ではないです。「Microsoft Family」という同社のサービスへの登録メンバーと理解した方が分かりやすいです。
Microsoft Familyは、Microsoft Family Safetyという同社のサービスの登録メンバーになります。
こちらは、家族での予定共有、ペアレンタルコントロール、位置情報の共有(子供の安全管理)など、家族に便利なサービスアプリです。
詳しくは、【同社の説明サイト】で紹介されています。
このサービスを使ってもらう目的もあり、「Microsoft Family」は、家族用を少し割安にしている部分があります。
よくあるサブスクと違いこうしたサービスの利用料は「不要(Office部分に込み)」なので、使わずとも損はないです。
認証方法は、こちらも、オンラインです。
なお、「職場で家族になる」みたいな使い方はやってはいけません。登録者は、他の登録メンバーになれない仕組ですし、アカウントはマイクロソフトが管理するわけですし、「二重生活」は実際にも無理です。
商用利用は、OKです。
以前のバージョンではこの手の商品は「ファミリー」ではなく「ホーム」という表現でした。
替えたのは、やはり、このライセンスで商用利用権を認めたため、「家以外でも使って良いよ」ということでしょう。
付帯サービスは、こちらも1TBのOneDriveの利用権です。
家族で分けるのではなく、1TB×6人分です。
プライバシーの問題にもならない仕様です。
あとは、変わりません。Skypeの利用権も付きます。
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以上、Microsoft Office 365 Familyの紹介でした。
現状の契約形態で言えば、永続版Officeを含めて、「家族」が2人以上いる場合は、このライセンスが適当であり、最も安いです。
個人用と比べても、共有しないことで、不利益になる部分は見あたらないです。
1-3・Office365 ビジネスの紹介
つづいて、Microsoft Office 365のビジネス契約についてみていきます。
【1ユーザー・Mac/Win計5台で利用可】
【1ヶ月版】
【下位版】(注意)
10・Microsoft 365 Business Basic
¥899〜 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【中位版】
11・Microsoft 365 Business Standard
¥1,874〜 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【上位版】
12・Microsoft 365 Business Premium
¥3,298〜 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【1年版】【中位版】
13・Microsoft 365 Business Standard
¥18,576 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
Microsoft 365 Businessは、主に小規模法人において、チーム利用するために用意されるライセンスです。
2021年までOffice 365 Businessという名前でしたが、名称変更されました。
ただし、これらは、個人ではなく小規模法人用です。
3種類あります。
第1に、Business Basicです。
この契約の場合、ウェブ版のOfficeしか使えないため、今回の話からは少し外れます。
第2に、Business Standardです。
この契約以上が、オフラインでのソフトを利用権を持つライセンスです。
ライセンス数は、1ライセンスで5台までとなります。
こちらも、WindowsとMacのクロスライセンスです。
第3に、Business Premiumです。
こちらは、法人のシステム管理者の方などが、セキュリティ環境や企業内のデバイス管理までする場合、選ぶものとなります。
構成ソフトは、他の契約形態と基本的に変わりません。
繰り返せば、有料ソフトだと、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)です。
こちらだけ、Microsoft SharePointの使用権を含めますが、サーバー前提のソフトなので、ここでは説明を省略します。
利用人数は、こちらは、1人用です。
インストール可能台数は、15台です。
Windows5台、Mac5台と、スマホとタブレット合計で5台です。
同時利用台数は、このライセンスの場合は、無制限です。
あまり意味ないですが、上の構成で15台使えます。
法人での使いやすさに配慮したためでしょう。
完全に無制限にしないのは、むろん、法人PC全てで使うような「不正」を排除するためです。
あとの部分は、OneDriveの利用権(1TB)を含めて、言及したい違いはないです。
こちらも1ライセンスで、スマホ・タブレット・パソコン(Mac・PC)でそれぞれ5台です。
あとは、言及したい違いはないです。
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以上、Microsoft 365 Businessの紹介でした。
こちらは、いずれの契約も登録制の法人用(ユーザー数 300 人以下の中小規模企業)です。
OneDriveの利用や、クラウドサービスの部分を含めて、企業アカウントの存在を前提としていて、個人契約を想定していません。
Amazonで販売されるものも同じで、個人で買う場合は、仕組みがすでにある企業での「買い増し用」と言えます。ただ、少し安いです。
1-4・永続版Officeとの違いとコスパ
ここからは、現行の年払いの永続版Office 2024についてです。
1・Win版 Office 2024の選び方
2・Mac版 Office 2024の選び方
これらについては、このブログだと、OSごと専用記事を別に書いています。
そのため、ここでは、構成アプリ、ライセンス形態などの違いを確認した上で、「どのような方の場合、Office 365よりお得か?」についてだけ、説明します。
【2024年10月発売】
14・Microsoft Office Home 2024 (最新 永続版)
¥31,023〜 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
Microsoft Office Home 2024 は、現行のオフィスの下位構成です。
契約期間は、永続版で、買い切りなので、無期限です。
ただ、セキュリティ更新期限が2029年10月(発売後5年)はあります。
年間価格で言えば、本製品を、更新期限まで粘って使うとすると、(価格を5年で割り算して)年額6000円強という計算です。
一方、次の永続版が出るのは(おそらく)3年後の2027年(Office Home 2027)です。その時点で、最新のOfficeに更新したい場合でも(価格を3年で割り算して)年間10,000円です。
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結論的にいえば、Office 365を契約するより多少安めですし、「買い切り」ですから、今後、利用料金が上がることがない点でも、値段重視で、かつ、基本ソフト意外利用する必要が無いならば、今だと、選ぶ意味は「ある」と言えます。
構成ソフトは、ただし、注意点です。
なぜなら、有料ソフトは、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)のみだからです。
つまり、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )と、データベースソフト(Access 2024)が未付属です。
なお、単品販売のないソフトも、メモ・ノートソフト(OneNote 2024)だけ付属になります。
ここも、サブスク版との違いです。
インストール可能台数は、最大2台です。
同時使用も2台です。この部分は、office 365との大きな違いです。
ただ、個人用なので、これでも良いという方はいるでしょう。
クロスライセンスなので、Mac・Windowsで1台ずつでもOKです。
一方、タブレット・スマホ用のOffice 365(有料版)は利用権が付属しません。
ここも、Office 365との差です。
利用人数は、1人用です。
家族でもライセンスの共有はできません。
認証方法は、オンラインです。
基本的に、サブスク版と変わりません。
商用利用は、もちろん、OKです。
付帯サービスは、大きな違いです。
こちらは、OneDriveの利用権が未付属です。
Skypeも無料利用権がありません。
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以上、Microsoft Office Home 2024 の紹介でした。
「基本中の基本ソフト」だけ欲しい方で、安く済ませたい場合、現段階でこちらは、候補になります。
過年度でも層ですが、「発売したて」の時期に永続版を買う場合、サービス終了まで、フルに5年あるので、お買得感があります。現状でもそのように言えるため、基本ソフトが欲しいだけの方は、こちらでもOKです。
ただ、繰り返しますが、Office 365に付帯する、セキュアな大手の1TBのストレージ(OneDrive)の利用権は、個人的には魅力には思います。
【永久ライセンス版】
15・Microsoft Office Home & Business 2024 (最新 永続版)
¥39,582 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・アウトルック(スケジュール管理)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
Microsoft Office Home & Business 2024 は、現行のオフィスの上位構成です。
1つ上で見た製品の上位版です。
契約期間は、こちらも、永続版で、買い切りなので、無期限です。
ただ、こちらも、セキュリティ更新期限が2029年10月(発売後5年)はあります。
年間価格で言えば、先ほどの機種と、同じ計算式で、セキュリティ更新期限の5年使うとして年額8000円前後、次期Officeソフトが出るだろう3年使うとして、13000円前後です。
次期バージョンがでる(だろう)、3年で買い替えるつもりならば、こちらは、さほどまでお買得感はないです。
構成ソフトは、表計算ソフト(Excel 2024)、ワープロソフト(Word 2024)、プレゼンソフト(PowerPoint 2024)、メール・スケジュール管理ソフト(Outlook 2024 )です。
先ほどの機種と違いアウトルックは、付属です。
・Microsoft Access 2024
¥18,871 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
しかし、永続版と比べる場合、引き続き、Accessは未付属です。
Accessは、ただ、Windowsのみのソフト展開なので、Macユーザーには関係ないでしょう。
単品販売のないソフトは、引き続きメモ・ノートソフト(OneNote 2024)だけ付属になります。
あとは、ライセンス形態などを含めて、1つ上の製品と変わりません。
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以上、Microsoft Office Home & Business 2024 の紹介でした。
Outlookが不要ならば、本機を選ぶ必要はないというラインです。お買得度も、次期バージョン(3年後)に更新するつもりならば、あまりないです。
この程度の差ならば、次年度以降の料金値上げのリスクはありますが、あえてこちらをえらばずともOffice365でも良いかなと思います。
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なお、現行の永続版だと、Office 2021時代まであった、Accessが付属する最上位版(Office Professional)未発売です。
加えて、アカデミック版も未発売になりました。
【Microsoft Office2024の選び方の記事】でも書きましたが、おそらく、いずれも、今後を含めて、出ないように思います。
今回の結論
定額制のOffice365は、このような場合におすすめ!
というわけで、今回は、Microsoft Office 365の紹介でした。
最後に、利用するOSや、必要なライセンス数の観点から、Atlasのオススメモデル!を提案しておきます。
第1に、家族2人以上でラインセンスを共用できる場合は、
【6ユーザー・Mac/Win5台(計30台)で利用可】
【1年版】
6・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥18,900 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
7・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥21,000 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【15ヶ月版】
8・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥23,864 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【1ヶ月版】
9・Microsoft Office 365 Family (1年版)
¥2,100 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
ライセンス数 同時5台×6人
ソフト構成 ★★★★★
付帯サービス ★★★★★
お買得度 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
Microsoft Office 365 Familyでしょう。
本編で書いてきたように、家族2人以上で共用する場合は、Windowsでも、Macでも、これ以上、費用対効果の面で「お得」になる構成はないです。
無条件でこちらで良いと思います。
その上で、家族全員が、同時に5台まで利用できるライセンス、全員がそれぞれもてる1TBのストレージ利用権、永続版にはない、スマホ・タブレット版の利用権など、現状ではこれ以上に家族向けの構成はないでしょう。
商用利用も、先述のように、この契約形態で、問題ないです。
価格面では、本編で書いたように、Amazonで買う、1年版が(だいたいの場合)お買得です。
現在契約中でライセンス更新の場合も、面倒なしに「重ねがけ(期間の延長)」できるので、忘れずに、毎年更新していくと良いでしょう。
正確に言えば、2年目からの「値上げのリスク」はありますが、簡単に値上げできないほど「インフラ化」しているソフトですし、大丈夫かと思います。
かりにあっても、付帯サービスの充実度からして、損にはならないかと思います。
第2に、個人ユーザーに、費用の部分でオススメできる構成は、
【1ユーザー・Mac/Win計5台で利用可】
【1年版】
1・Microsoft Office 365 Personal (1年版)
¥13,410 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
2・Microsoft Office 365 Personal (1年版)
¥14,900 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
【15ヶ月版】(同時購入限定)
3・Microsoft Office 365 Personal (15ヶ月版)
¥16,931 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
【1ヶ月版】
4・Microsoft Office 365 Personal (1年版)
¥1,490 マイクロソフト直販 (10/30執筆時)
(プライム会員限定)
5・Microsoft Office 365 Personal 1ヶ月更新版)
¥1,415 (初月無料) Amazon.co.jp (10/30執筆時)
ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)
パワーポイント(プレゼン)
ワンノート(高性能メモ帳)
アクセス(データベース作成)
ライセンス数 1人・同時5台
ソフト構成 ★★★★★
付帯サービス ★★★★★
お買得度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Microsoft Office 365 Personal でしょう。
こちらの場合も、「ファミリー版」と同じ理由で、1年版をAmazonで、毎年「忘れず」買い続けていくのがお買得です。
ーーー
【2024年10月発売】
14・Microsoft Office Home 2024 (最新 永続版)
¥31,023 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
ライセンス数 1人・同時2台
ソフト構成 ★★★☆☆
付帯サービス ★★★☆☆
お買得度 ★★★★★★
総合評価 ★★★★☆
ただ、本編で書いたように、費用を抑えたい場合で、上表で書いたソフトほどしか使わないならば、永続版のMicrosoft Office Home 2024でよいでしょう。
先述のように、この製品の更新期限は2029年10月(5年後)です。
そこまで粘って使うとすると、(価格を5年で割り算して)年額6000円強という計算なので、それなりにお買得感があります。
次の永続版が出るのは(おそらく)3年後の2027年(Office Home 2027)です。その時点で、最新のOfficeに更新したい場合でも年間10,000円という計算ですので。
ーーー
【永久ライセンス版】
15・Microsoft Office Home & Business 2024 (最新 永続版)
¥39,582 Amazon.co.jp (10/30執筆時)
・ワード(ワープロ)
・エクセル(表計算)
・アウトルック(スケジュール管理)
・パワーポイント(プレゼン)
・ワンノート(高機能メモ)
ライセンス数 1人・同時2台
ソフト構成 ★★★★☆
付帯サービス ★★★☆☆
お買得度 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
一方、その上位版のMicrosoft Office Home & Business 2024 は、仕事の上で、どうしてもOutlookが必要な場合以外は、選択肢にしなくてOKです。
また、本編で書いたように、セキュリティ更新期限の5年使うとして年額8000円前後ですので、Office 365を5年契約するより、そこそこ「お得」です。
しかし、次期Officeソフトが出るだろう3年使うとして、13000円前後です。
こちらは、差ほど値ごろ感がないので、「おまけ」も多い、Office 365を契約したほうが良いように思います。
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というわけで、今日は、はMicrosoft Office 365 の紹介でした。
1・Win版 Office 2024の選び方
2・Mac版 Office 2024の選び方
3・定額制 Office 365の選び方
なお、改めて、永続版Officeについても確認したい場合は、一部内容が被りますが、よろしければ、ご覧ください。
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最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。