【今回レビューする内容】2025年 新モデルのVAIOのノートパソコンの性能とおすすめ・選び方:バイオ株式会社・SONY :機種の違いや性能ランキング:おすすめのカスタマイズ構成など
【比較する製品型番】VAIO SX12 VJS126シリーズ VJS1261 VJS12690111B VJS12690112B VJS12690113T VJS12690114PSX12 VJS 1261 ALL BLACK EDITION 勝色特別仕様 VAIO S13 VJS1358シリーズ VJS1351シリーズ S13 (2025年3月発売モデル)VJS1358シリーズ S13 VJS1369 シリーズ VJS13690111B VJS13690211T VJS13690311B VJS13690411T VAIO SX14-Rシリーズ VJS4R18 VJS4R1 VJS4R190111B VJS4R190211B VJS4R190311B VJS4R190411T VJS4R190511G VJS4R190511G 勝色特別仕様 SX14-R| ALL BLACK EDITION VAIO F14 VJF141シリーズ VJF1418 VJF14190111L VJF14190211N VJF14190311W VJF14190411L VJF14190511N VJF14190611W VJF14190111L VJF14190211N VJF14190311W VJF14190411L VJF14190511N VJF14190611 VAIO F16 VJF161シリーズ VJF16190111L VJF16190211 VJF16190311W VJF16190411L VJF16190511N VJF16190611W ムーミンモデル VJF1418 VJF1618 S13
今回のお題
VAIOの最新ノートPCのおすすめ機種とその選び方は?
ども、Atlasです。
今日は、2025年5月現在、最新のVAIOの比較です。
全シリーズを、構成できるCPUのスコアを含めた能力を重視して比較しました。
ディスプレイ品質、筐体グレード、ネットワーク構成などの周辺情報を含めて「スペック重視」でみていきます。
1・VAIOのノートPCの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:SX12〈12.5型〉
1-3:S13〈13.3型〉
1-4:SX14-R〈14型〉
2・VAIOのノートPCの比較 (2)
2-2:F14〈14型〉
2-1:F16〈16型〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、VAIOの「選び方の基本」をはじめに紹介します。
その後、上表のように、シリーズ別に各製品を詳しく見ていきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。
よろしくお願いします。
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1・VAIOのノートPCの比較
2・SurfaceBookの比較
3・Macbookの比較
4・激安ノートPCの比較
なお、今回の記事は、このブログのノートPC比較シリーズの1回目記事として書きました。
1-1・VAIOのノートPCの選び方の基本!
1・シリーズ構成
:画面サイズと筐体のランク
2・販売形態(販路)
:こで買えば「安い」か?
製品紹介にはいる前に、VAIOをノートPCの「選び方の基本」を説明しておきます。
具体的には、基本となるシリーズ構成(グレード)と、複数の販路があるVAIO特有の販売形態(販路)の話になります。
1・VAIOのシリーズ構成について
はじめに、VAIOのシリーズ構成の話からです。
同社の場合、筐体グレードの違いで、SXシリーズ、Sシリーズ、Fシリーズにわけられます。
基本となる部分なので、順番にみておきます。
【12.5インチ】
・VAIO SX12シリーズ VJS1268
¥174,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
【14インチ】
・VAIO SX14-Rシリーズ VJS4R18
¥239,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
第1に、SXシリーズです。
VAIOの最上位になります。
本体は、カーボンファイバー素材を使った、堅牢で軽い筐体です。
細部にわたって利便性向上のための「日本的な」工夫がある、同社の顔とも言えるシリーズです。
価格は、20万円以上からです。
サイズは、2種類です。
モバイル向けで12.5インチ画面のSX12シリーズと、自宅・モバイル兼用の14インチ画面のSX14-Rシリーズです。
ただ、画面サイズで仕様は少し変わります。
このあたりは本編で詳しく書きます。
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結論的にいえば、SXシリーズは、他シリーズより「抜けて仕様が上位」なので、予算に余裕がある場合は、これらから選ぶのが、最も満足感を得られます。
【13.3インチ】
(2025年新モデル)
・VAIO S13 VJS1358
¥172,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
(2023年旧モデル)
・VAIO S13 VJS1358
¥142,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
第2に、Sシリーズです。
本体は、アルミパネルです。
軽量でしっかりした素材ですが、上位機とはここで差をつけます。
また、選べるCPUほか、カメラ解像度や、バックライトの有無などの基本装備面でSXシリーズとは、差があります。
価格は、ただ、20万円以内でも十分買える構成です。
その上で、同じ価格帯他社のミドルクラス機と比べても、とくに、筐体のデザイン性、キーの打ちやすさ、端子構成など、十分に見どころがあります。
予算が限られる場合、このクラスでも十分に思います。
サイズは、今だと1種類です。
モバイル・自宅兼用で13.3インチ画面のS13シリーズです。
やはり、画面サイズ以外に、機能差も多いので、本編で詳しく見ます。
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結論的にいえば、Sシリーズは10万円台の中級機として、値ごろ感を感じます。
他社の中級機と比べても、「筐体の見映え」「打ちやすさ」の部分は、上位機同様に、かなり作り込んで、高く評価できます。
一方、公平を期して言えば、搭載CPUのグレードほか、バックライトなど、他社中位機では「基本装備」になるものがない部分はあります。
したがって、一長一短はあると言えます。
【14インチ】
・SONY VAIO F14 VJF141
¥114,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
【16インチ】
・SONY VAIO F16 VJF161
¥116,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
本体は、樹脂性ボディです。
手に当たる部分は、アルミ合金で使用感に配慮がありますが、筐体の剛性や高級感においては、Sシリーズと差は大きいです。
価格は、10万円台前半でも買えます。
サイズは、2種類です。
自宅・モバイル兼用の14インチのF14シリーズと、自宅用の16インチのF16シリーズです。
ボディを含めて軽量化がなされないので、「軽い」というVAIOの特徴は消えます。
ただ、形状に由来する「打ちやすさ」はありますし、CPUも(中級の)Sシリーズと同じものが選べるので、問題ないです。
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結論的にいえば、VAIOを指名買いする場合で、費用を抑えたい場合は候補にできるでしょう。外観も、値段を考えれば「上々」です。
ただ、本編で書くように、周辺装備の部分の差はあるため、自分のニーズを満たすかは、慎重な検討を要するでしょう。
2・VAIOの販売形態について
つづいて、VAIOの販売形態(販路)についての話です。
言いかえれば「どこで買えば安いのか」という話です。
VAIOの場合、大きなデンキヤでの、店頭売りはあります。
持ち帰りモデルもありますし、カスタマイズも対応して貰えます。
ただ、デンキヤの大量ポイントが得られない(1%)ので、ネット購入するほうが、実際のところ、安い時期が多いです。
ネット直販は、2ルートあります。
ソニーストア(こちら)と、VAIOの公式ストア(こちら)です。
同社が、ソニーから独立した経緯からだと思います。
選べる構成は、どちらも、基本同じです。
しかし、価格は両方で異なり、行われる割引キャンペーンも異なります。
いか、順番に確認しておきます。
第1に、 ソニーストアです。
(NECダイレクトのような)長期間価格を一定にして売っている傾向です。
ただ、ほぼ常に長期間の割引キャンペーンを行っています。
最新のキャンペーンは(こちら)でご確認ください。
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第2に、VAIOの直販です。
昔は(DELLのように)以前は短期間での値動きが多い傾向でした。
しかし、最近はソニーと同じ長期的なキャンペーン割引が多いです。
最新のキャンペーンは(こちら)でご確認ください。
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結論的にいえば、常にどちらかの方が「安い」ということはないです。
時期によって、オプション部分の割引額も結構変わるるので、実際注文する際は、(割引を見た上で)同じ仕様で、両方の店舗で作ってみるのがよいでしょう。
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以上、バイオの選び方の基本の説明でした。
1・VAIOのノートPCの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:SX12〈12.5型〉
1-3:S13〈13.3型〉
1-4:SX14-R〈14型〉
2・VAIOのノートPCの比較 (2)
2-2:F14〈14型〉
2-1:F16〈16型〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、冒頭でも書いたように、シリーズ順に、現行のVAIOのスペックを順番にみていきます。
1-2・VAIO SX12シリーズの比較
はじめに、S12シリーズからです。
モバイル兼用向けの同社では小さめのラップトップになります。
同社の場合、CPUやストレージなどをカスタマイズ可能です。
VAIO社の提案する標準構成のほか、予算に応じた「おすすめ構成」も数パターン提案しながら見ていきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2023年6月発売モデル】
【最小構成】
1・VAIO SX12 VJS1268
¥192,800 VAIOストア (5/28執筆時)
2・VAIO SX12 VJS1261
¥174,800 ソニーストア (5/28執筆時)
CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
【標準構成】
3・VAIO SX12 VJS1268
¥222,800 VAIOストア (5/28執筆時)
4・VAIO SX12 VJS1261
¥219,802 ソニーストア (5/28執筆時)
CPU:Core i5-1340P(1.9GHz)
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
【ハイスペック構成】
5・VAIO SX12 VJS1268
¥302,800 VAIOストア (5/28執筆時)
6・ VAIO SX12 VJS1261
¥299,801 ソニーストア (5/28執筆時)
CPU:Core i7-1360P(2.2GHz)
メモリ:32GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
モニター:12.5型 フルHD
光学ドライブ:なし
重量: 899g〜960g
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6E LAN
カメラ:フルHD(207万画素)
バッテリー:25時間(JEITA2.0)
VAIO SX12(VJS126シリーズ)は、同社を代表するモバイル用ノートPCです。
画面は小さいが、軽く持ち運びやすいというコンセプトになります。
最新版は、2023年6月発売の本機です。昨年モデルからCPUが1世代新しくなりました。
価格は、SONYストアとVAIOストアでは異なります。
ただ、冒頭書いたような「キャンペーン」を適用させる場合、前後があるため同じ仕様で一度入力してみることが重要です。上で示した価格は、(都度変わるので)執筆時の「キャンペーン適用前」の価格です。
重量は、標準構成で929gです。
他社のモバイル用と比較しても、十分に軽いといってよい水準です。
その上で、炭素繊維の採用で、筐体の剛性がより高い仕様です。
キーボードは、他社と比べても、VAIOは、品質が良いです。
同社の製品はどれもそうですが、キーとキーの間のピッチ(19mm)も、キーを押し下げるストローク(1.5mm)も十分で確保されます。
Fキーは小さめですが、変なキー配置もないので、ブラインドタッチもしやすいです。
打ちやすさの部分を重視するのが、VAIOの「コアファン」なので、メーカーとしても、軽視できない部分はありそうです。
キーは、パンタグラフ式ですが静音仕様です。暗い場所でも利用しやすいように、バックライトも付属です。
パネルは、12.5 型ワイド液晶です。
アンチグレア(非光沢)で、日光の下でも視認性が良いため、ビジネスに向きます。
パネルの種類は、VAIOは一切、非公開です。
ただ、IPS系であることは間違いないです。
IPSは商標でもあるので、例えば、中国のBOEが作るADSや、台湾のAUOが作るAHVA-IPSの場合、IPSと表記しない(できない)場合があります。
VAIOの場合も、そういった「絡み」があるのだと思います。
上表はPCモニターについて、採用例がよく見かける企業を順番に並べたものです。VAIOの場合、特定はどの機種もできません。しかし、(間違いなく)出所がはっきりした企業のものでしょう。
値段的に、VAやTN、あるいは、出所のしれない企業のIPS系パネルを使うのはあり得ないので、そこは心配いりません。
CPUは、4種類から選択可能です。
いずれも23年登場の13世代のIntelコアです。
下位構成は、6コア8スレッドの Core i3-1315U (1.2GHz×2 + 0.9GH ×4)です。
中位構成は、12コア16スレッドのCore i5-1340P (1.9GHz ×4 + 1.9GH ×8)です。
上位構成は、12コア16スレッドのCore i7-1360P (2.2GHz ×4 + 1.6GHz 8)です。
最上位だと、14コア20スレッドのCore i7-1370P (1.9GHz ×6 + 高効率コア×8)です。
スコアは、上表で示したように、グレードによってだいぶ変わります。
最近のインテルCPUは、クロック数の高い高性能コアと、消費電力効率の良い高効率コアの組み合わせです。
最上位構成の場合、(インテルが公開しないので)高効率コアのクロック数が不明(ブースト時3.9GHz)です。しかし、ベンチを見る限り、性能は1つ下位より10%弱は性能が良いようです。
一方、1360Pは、1340Pとスコア差があまり出ていません。ただ、高性能コアのクロック数を考えても、実利用時は、しっかり上位と考えて良いです。
ただ、そこまで大きな差はないので、節約しても良いでしょう。
なお、上表は、Atlasがこのブログで使っているスコア別の快適度の指標です。
一般的な書類仕事やウェブブラウジングに利用する場合、現状の各社のノートPCをみれば、(絶対欲しいといえる)標準(最低減)は「10000」です。
15000あれば、現状では「ちょい良い」水準です。
20000以上あれば、ビジネス用としても、少し重い処理もこなしてくれるでしょう。
また、陳腐化せず、相当長いこと使えそうです。
本機の場合、Core-i3は「標準」水準に止まりますが、それ以外は、「快適」と評価できる水準に足りています。
Core i3も価格を考えればお得感はありますし、性能もモバイル用ノートとして問題ないでしょう。
GPUは、下位構成だと64EUs、中位構成だと80EUs、上位構成以上だと96EUsです。
GPUスコアは、現状で1000あれば快適なので、いずれも問題ないです。
なお、Core-i7 以上の場合、「VAIO TruePerformance」という独自のチューニングをして、パフォーマンス向上を図っています。
ようするに、余裕のある放熱構造と電力を供給し(熱問題による)CPUの処理能力低下を防ぐ、構造を採用しているという意味です。
熱を逃がすシンク・パイプなどの工夫となります。
バッテリーは、最大で26時間と長寿命です。
メモリーは、8GB〜32GBで選択可能です。
最小の8GBあれば、Windows11でも十分です。
ただ、あとからの増設には対応しませんので、重い処理が想定される場合は、16GBに増設しておくのは良いことです。
ストレージ(ハードディスク)は、SSDです。
最近のノートPCは、HDD搭載の場合は少なく、ほぼSSDドライブです。
SSDは、「スタンダードSSD」と、「第4世代ハイスピードSSD」から選択できます。
上表のPCIe-3rd・PCIe-4thにそれぞれ相当する製品と考えて良いでしょう。
規格としては、前者だとHDDの10倍ほど、後者だとさらに2倍ほど、最大速度が速いです。
実効速度は示されませんが、VAIOは、(スタンダードに対して)最大210%の速度とします。ただし、core i3のモデルは、こちらは選択できません。
光学ドライブは、未付属です。
このブログでは、【Windows向けDVD・ブルーレードライブの比較記事】があります。
必要に応じて買われて下さい。
接続端子は、(四角い)USB-Aの端子は2つ、(丸い形状の)USB-Cも2つです。
速度は、USB-Aはいずれも、USB3.0ですので、普通の速度です。
USB-Cは、ただUSB4.0です。
かなり高速に書込・読込ができます。
上記の記事で紹介しているようなモデルのうち、従来のUSB3.0の限界値(625MB/秒)を超えるモデルも活かせます。
なお、USB-Cは、本機の充電にも使います。
本機の場合、コンセント以外でも【PC用USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で書いたような65W以上のバッテリーでも、フル速度で充電できます。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6EとBluetooth5に対応です。
2022年から普及したWi-Fi6Eは、特に注目点です。
新しく民間に開放された6GHz帯で通信が通信できるからです。まだ、あまり普及していないため、近所の電波などとの混線がなく、通信が安定します。
速度は、本機は「アンテナ2本」なので、6GHz帯でも理論上1201Mbps(=150メガバイト/秒)の速度が得られます。
ただし、無線LANルーター側の対応も必要です。
とくに、2019年以後買い替えていない方は、Wi-Fi6にも非対応のルーターでしょうから、通信速度ほか、スマホやIOT家電と接続した場合の接続安定性も増すでしょう。
この部分は、このブログだと【無線LANルーターの比較記事】で詳しく紹介しました。
そのほか、こちらは、 20.000円の追加で、microSIM対応スロットが任意で増設できる【SIMフリー LTE(5G)対応】です。
オフィスソフトは、オプションです(2.5万円)。
Office2024がオプションで選べます。
ただ、ライセンスは本機のみ使えるものにはなります。2PC以上のフリーライセンスでお考えならば、【Office 2024の選び方の記事】をご覧ください。
搭載カメラは、フルHDカメラです(207万画素)。
「Windows Hello対応」となるので、顔認証が可能です。
チャット時も、顔優先AE・背景ぼかし機能など結構便利で考えられた機能が付属します。
フライバシーシャッター付ですので、必要に応じて簡単にオフにできます。
そのほか、人感センサーを内蔵させることで、顔認証連動させてオートログオンさせること、または、離席時にオートログオフさせる機能があります。
人感センサーのノートPCの搭載は「珍しい」といえ、本機のワンポイントと言えます。
スピーカーは、音楽を聴くという意味ではあまり高性能ではないです。
規格的に立体音響規格であるDolby Atmosには対応します。
ただ、出力は弱いですし、あくまで「チャット用」レベルです。しっかり聴くならば、【PCスピーカーの比較記事】で書いたような、外部機器が必要です。
マイクは、通話しやすいステレオアレイマイクです。
通話品質を向上させるためのAIノイズキャンセリング機能も付属です。
指紋認証機能も、搭載です。
複数人の登録が可能で、指紋に応じた自動ログインに対応します。
また、カスタマイズでTPMセキュリティーチップを搭載できます。
PC管理がよりセキュアにでき、最近のノートPCでは搭載例が増えています。ただ、このセキュリティレベルが必要なのは、個人というより法人でしょう。
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以上、VAIO SX12の紹介でした。
VAIOを代表するモバイルパソコンの人気機種です。本体の性能や堅牢性も十分ですし、なにより抜群に軽量です。バッテリー持続時間が長い点も嬉しい部分です。
CPUも、第13世代で大きな改善を見せましたし、ハイスペックモバイルPCととしてまとまった性能です。
ただ、Core-i3の下位機だと、将来性を考えると多少不安があるので、できれば、core-i5以上が良いでしょう。
キーボードはタイピングもしやすく、3年保証も付くため、長く快適に使えると思います。
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【特別仕様】
7・ VAIO SX12 VJS 1268 ALL BLACK EDITION
¥234,800 VAIOストア (5/28執筆時)
CPU:Core i7-1370P(1.9GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
OS:Windows 11 Home
モニター:12.5型 フルHD
光学ドライブ:なし
重量: 約 929g
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0) HDMI SD
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6E LAN
カメラ:フルHD(207万画素)
バッテリー:25時間(JEITA2.0)
SXシリーは、VAIO SX12 | ALL BLACK EDITIONという特別筐体の製品があります。
本体デザインは、S15シリーズの場合と同じで筐体が「高級仕様」になります。
外装にカーボンを使うため、カーボン素材の風合いを楽しめるような配色にしています。
つまり、「デコレーション料金」のも、少し高いと考えてくだい。
性能面では、この仕様の場合に限って、最上位の14コア・20スレッドのCore i7-1370Pが選択可能です。
SXシリーズでは選べない、相当高性能CPUです。
しかし、GPU(グラフィックス)部分とのバランスを考えると、あえてここまでのスペックを必要なシーンはあまりないような気はします。
下位グレードで選べば、もう少し安めで、専用塗装バージョンが手に入るので、通常はそれで良いかなと思います。
このほか、以前は、勝色特別仕様という配色もありました。
武士の鎧の糸の色(威しの色)をイメージしたものです。カーボンには極小パールパウダー、金属部分も色合いを出すための独自の工夫をしていました。
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結論的にいえば、やはり、選ぶ理由があるとすれば、デザイン面でしょう。
この部分を重視しなくても良いならば、こちらを選ぶ理由はあまりないかと思います。
1-3・VAIO S13シリーズの比較
続いて、自宅・モバイル兼用に向く、13インチ画面のS13シリーズの紹介です。
こちらについても、構成例を複数あげてから、解説していきます。
【2025年3月発売】
【最小構成】
8・VAIO S13 VJS1358
¥172,800 VAIOストア (5/28執筆時)
9・VAIO S13 VJS1369
¥169,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core i3-100U (1.2GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
【中位構成】VJS13690411T VJS13690311B
10・VAIO S13 VJS1358
¥197,800 VAIOストア (5/28執筆時)
11・VAIO S13 VJS1369
¥194,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core i5-120U(1.4GHz)
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 512GB
【ハイスペック構成】VJS13690211T VJS13690111B
12・VAIO S13 VJS1358
¥252,800 VAIOストア (5/28執筆時)
13・ VAIO S13 VJS1369
¥249,801 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core i7-150U(1.8GHz)
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 1TB
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
モニター:13.3型 フルHD
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.02kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (3.1)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:21時間(JEITA2.0)
VAIO S13シリーズは、同社の13.3型のノートPCです。
「バランス重視で選ぶ、本質モバイル」というコピーで売られる製品です。
基本持ちはこび用だが、会社や自宅でも使う、という方に向きます。
なお、2025年3月に搭載CPUの変更がありました。これについては、後述します。
価格は、こちらも、VAIOストアとSONYストアとで変わります。
調査時のキャンペーン適用前の価格で比べているので、両方で見積もってください。
サイズは、13.3型です。
メインマシンとしても使えますが、「モバイル」よりなサイズです。
サイズとしては、SX12シリーズと、SX14シリーズのちょうど真ん中です。
ただし「SX13」ではなく「S13」です。
筐体グレードや各種装備は、後述するように1クラス下位になります。
重量は、1.02kgです。
本機も、かなり軽めです。
しかし、SXシリーズと違って、炭素繊維は不採用の筐体なので、剛性は、一般的な(入門用の)ノートPCと同水準です。
外観形状は同じに見えますが、この部分で違います。
キーボードは、しかし、SXシリーズと同じキーピッチ・ストロークです。
やはり、真ん中に凹みがある構造で、打ち味は同じです。
フッ素含有UV硬化塗装を施す部分も同じです。
ただ、バックライトは非搭載なので、モバイル用としては暗い場所で使いにくい部分は注意点です。
パネル種類は、非公開です。
非光沢の13.3インチのフルHDディスプレイという以上の情報はないです。
ただ、実物と、現状のIPS(系)の調達価格と性質を考えれば、本機もIPS系であることは間違いないでしょう。
色域がsRGBをカバーしない、300nitあたりのスタンダードなパネルかと思います。
CPUは、3種類から選択可能です。
下位構成は、6コア8スレッドの Core i3-100U (1.2GHz×2 + 0.9GHz×4)です。
中位構成は、10コア12スレッドのCore i5-120U (1.4GHz×2 + 0.9GHz×8)です。
上位構成は、10コア12スレッドの Core i7-150U (1.8GHz×2 + 1.2GHz×8)です。
インテルの「13.5世代」で、クロック数の高い高性能コアと、低めの高効率コアの組み合わせです。低消費電力化のための工夫で、最近はこのパターンが多くなりました。
一方、Core i7のスペックが、現状のベンチマークだと振るいません。
ただ、ターボ時を含むクロック数の積み上げで考えれば、少なくともCore i5より5-10%ほどは良いはずですが、サンプル数が少ないわけでもないので、なんとも言えないです。
少なくとも、core i5が、「お買得の可能性が高い」とは言えるでしょう。
スコアは、先ほども使った「Atlas基準」だと、corei3でも「標準以上」の水準です。
一般用としてはこれで十分ですが、重い処理までは想定しないという水準です。
なお、Corei7上でも、こちらは格安ラインのCPUですから、「VAIO TruePerformance」(独自チューン)は不採用です。
GPUは、下位構成だと64EUs、中位構成だと80EUs、上位構成だと96EUsです。
GPUスコアは、現状で1000あれば快適なので、いずれも問題ないです。
メモリーは、8GB〜32GBで選択可能です。
やはり、後付けできない仕様です。
選ぶCPUで最大量が決まる仕組みですが、エントリークラスのノートPCですから、8GBあれば十分だと思います。
ストレージは、一方、第4世代ハイスピードSSDは選択できません。
ただ、第3世代でも十分速いと言えます。
光学ドライブは、未搭載です。
接続端子も、SX12シリーズと構成は同じです。
USBは、昔ながらの(四角い)USB-A形状の端子が3つと、高速対応の(丸い形状の)USB-C端子も2ポート付属です。
構成は、(四角い)USB-Aは、USB3.0、(丸い)USB-Cは、USB3.1で高速接続対応です。
ネットワークは、Wi-Fi6とBluetooth・LANです。
Wi-Fi6Eではないので、6GHz帯はフォローできませんが、速度は高速です。
上表のアンテナ2本の速度はでますし、十分豪華です。
オフィスソフトは、有料でOffice2024の追加は可能です(+2.5万円)
OSもWin 11 Proにすることが可能です(+8千円)。なお、カスタマイズではない個人向け標準仕様はProになっています。
バッテリーは、最大で21.5時間保ちます。
カメラは、普通のHDカメラです。
顔認証は、したがて、非対応です。
指紋認証は、ただ、搭載です。
TPMチップにも対応できます。
あとは、マイクを含めて、SX12と言及したい違いはないです。
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以上、VAIO S13シリーズの紹介でした。
少し安めで「モバイル兼用」を探している場合は値段面でこちらが候補になるでしょう。
大きな違いは、本体の堅牢性やカメラ、バックライトなどの諸装備です。
CPUなどはSXシリーズとはっきりと差をつけつつも、入門機としては、いずれも十分な性能ですので、問題ないです。
20万円以内の予算で考えている場合、本機は候補にできるでしょう。
構成は、予算に応じてでもOKです。
CPUは、このグレードでCore-i7を選択する意味は薄いでしょう。そこまで性能が良くないですから。core-i3でも良いですが、core-i5がバランスが取れているかと思います。
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【2023年7月発売】
【最小構成】
14・VAIO S13 VJS1358
¥142,800 VAIOストア (5/28執筆時)
14・VAIO S13 VJS1351
¥139,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
【中位構成】
15・VAIO S13 VJS1358
¥172,800 VAIOストア (5/28執筆時)
15・VAIO S13 VJS1351
¥184,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core i5-1334U(1.3GHz)
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 512GB
【ハイスペック構成】
16・VAIO S13 VJS1358
¥252,800 VAIOストア (5/28執筆時)
16・ VAIO S13 VJS1351
¥237,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core i7-1355U(1.7GHz)
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 1TB
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
モニター:13.3型 フルHD
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.07kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (4.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:21.5時間(JEITA2.0)
なお、VAIO S13シリーズは、旧製品がのこります。
相違点は、CPU回りのみです。
CPUは、旧機の場合、3種類から選択可能でした。
下位構成は、6コア8スレッドの Core i3-1315U (1.2GHz ×2 + 0.9GHz×4)です。
中位構成は、10コア12スレッドのCore i5-1334U (1.3GHz ×2 + 0.9GHz×6)です。
上位構成は、10コア12スレッドの Core i7-1355U (1.7GHz×2 1.2GHz×8)です。
スコアは、この世代だと、下位機種は若干「落ち」ます。
ただ、現在の「標準」はあるので、入門機として選択可能です。
それ以上構成でも、新機種のCPUより弱まりますが、実用水準といえます。
GPUは、なお、新機種と同じ構成です。
本機の場合、インテルの13世代で、新機種は、14世代ではなく、CPUクロックだけ上げた「13.5世代」だったからです。
あとの部分は、新機種とほぼ変わりません。
ただ、USB-C端子の速度が、旧機は、USB4.0だったので、微妙に良かったとはいえます。
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結論的にいえば、新機種とCPU以外は変わらず、現状で安めな値付けです。そこまでハードに使わない方の場合(安いうちは)入門機として、選んでも良いかと思います。
とくに、新機種のcore i3を買うならば、コア数・スレッド数の多い、旧機のcore i5を買った方が、実際は快適でしょう.
1-4・VAIO SX14-Rシリーズの比較
続いて、14インチ画面のSX14-Rシリーズの紹介です。
(そこそこ)大画面のVAIOとしては、上級と言える製品ですう。
構成によっては、4Kディスプレイも選べる仕様です。
【2024年11月発売】
【最小構成】
17・VAIO SX14-R VJS4R18
¥239,800 VAIOストア (5/28執筆時)
18・VAIO SX14-R VJS4R1
¥239,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core Ultra 5 125H
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
モニター:14型 WUXGA 非光沢
【標準構成】
19・VAIO SX14-R VJS4R18
¥289,800 VAIOストア (5/28執筆時)
20・VAIO SX14-R VJS4R1
¥289,800 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core Ultra 7 155H
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:14型 WUXGA 非光沢
【ハイスペック構成】
21・VAIO SX14-R VJS4R18
¥344,800 VAIOストア (5/28執筆時)
22・VAIO SX14-R VJS4R1
¥344,801 ソニーストア(5/28執筆時)
CPU: Core Ultra 7 155H
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB
モニター:14型 WQXGA 非光沢
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 約999g
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 7 LAN
カメラ:フルHD(929万画素)
バッテリー:14.5時間(JEITA3.0)
VAIO SX14-R ( VJS4R1シリーズ)は、同社の「中くらいサイズ」のVAIOです。
2024年から、従来の VAIO SX14から、 VAIO SX14-Rに名前を換えました。
後述するように「軽さ」をアピールした新展開です。
サイズは、14型です。
13.3型より一回り大きいので、軽さを重視しつつも、少し大きめの画面を希望する場合は良いでしょう。
重量は、999gです。
14型のWindows機では最軽量クラスです。
軽量だと堅牢性が不安ですが、熱可塑性カーボンファイバー素材を採用することで、その部分を担保しています。
外観塗装も高級感があり、クラス相応の見映えです。本体もアルミです。本体の開閉を含めて、細かい部分にかなり(日本的)配慮が見られます。
キーボードは、本機も、性能は良いです。
キーピッチも通常キーは19mmのピッチを持つフルサイズです。キーストロークも、バイオ標準の1.5mmをキープします。パンタグラフの出来も良く、静音性が高いです。
キー自体も、中心に向けて凹む、ディッシュ形状で、打ちやすさに配慮があります。筐体もタイピング時に傾斜がつく形状で、打ちやすいです。
もちろん、キーボードのバックライトも装備です。
液晶パネルは、いずれも、パネル種類は非公開です。
ただ、中国のBOEが作るADSや、台湾のAUOが作るAHVA-IPSのような、LG以外の生産するIPS系パネルのいずれかとみて良いです。
IPSは商標が複雑なので、それを名乗れないパネルといのは結構あります。値段的に、VAやTN、あるいは、出所のしれない企業のIPS系パネルを使うのはあり得ないので、問題ありません。
いずれも、IPSの基本的な性質を持つと考えてOKです。
一方、カスタマイズは、2種類から選べます。
第1に、WUXGA(1920×1200)のディスプレイです。
フルHD相当の解像度ですが、16:9ではなく、16:10と縦長にしています。
最近のノートPCは、作業がしやすいこのサイズの場合の方が多いです。
これが標準で、一般的と言えます。画面はノングレア(非光沢)です。
第2に、WQXGA(2560×1600)のディスプレイです。
より細かい表示に対応できる2.5K相当の上級品です。
こちらは、タッチパネル対応です。
CPUは、Intel系列です。
下位機は、14コア18スレッドのIntel Core Ultra 5 125H (3.3GHz ×4 + 2.3GHz ×10)です。
上位機は、16コア22スレッドのIntel Core Ultra 7 155H (3.8GHz ×6 + 2.3GHz? ×10 )となります。
23年登場の多コアの Ultraシリーズですので、いずれも性能が良いです。
下位機種でも「かなり快適」、上位機でもノートPCとしては「最高水準」といえるスコアです。
値段的に妥当です。
GPUは、CPUとの統合型です。
下位機でArc7-Core、上位機でArc8-Coreです。
同社のUtlraシリーズは、GPUもですが、1.4GHzというしっかりとしたNPU(AIエンジン)を積みます。
このクラスだと、単独GPU搭載のラップトップ、あるいは、Apple系プロセッサ並ともいえ、スコアはかなり良いです。
Corei7以上は、本機も「VAIO TruePerformance」という独自のチューニングもなされます。
先述のように、ヒートパイプなどの熱処理を意味するのだと思います。
メモリーは、8GB〜64GBか選択が可能です。
あとから増設はできません。
ストレージ(ハードディスク)は、「スタンダードSSD」と、「第4世代ハイスピードSSD」から選択できます。
他機と同じで、それぞれ上表のPCIe-3rd・PCIe-4thに相当するものと考えてください。
実効速度差の公開はないです。
光学ドライブは、未搭載です。
接続端子は、USBは、昔ながらの(四角い)USB-A形状の端子が2つと、高速対応の(丸い形状の)USB-C端子も2ポート付属です。
USB-Cは、PCの充電との兼用です。
USB-Cは、速度的にUSB4.0(Thunderbolt4)なので、かなり高速です。
本機の場合も、【ポータブルSSDの比較記事】で見たようなUSB3.1規格以上の超高速型の外部ストレージのスピードを殺さずに、つなげられます。
外部充電器の利用など、その他の部分は、詳しくはSX12シリーズのところで書きましたので、そちらをご覧ください。
ネットワークは、Wi-Fi7、Bluetooth5.4と100Base-TのLANです。
Wi-Fiはとくに強調に値します。
詳しい仕組み【Wi-Fi7の比較記事】で詳しく書いていますが、2023年に普及がはじまった新規格で、同じアンテナ本数でも、従来機(Wi-Fi5 Wi-Fi6ほか)より、さらに速度が出ます。
近年、Wi-Fi規格が、加速度的に進化しているので、5年以上買い替えていないような方は、新しく更新するのも手です。
記事の最後で、おすすめルーターの探し方は別に触れます。
このほか、1.5万円で、SIM対応となりLTE/4G回線が利用可能です。5G(3万円)も選べます。
オフィスソフトは、未搭載です。
本機の場合も、Office2024はオプションで選べます(+2.5万円)。
ライセンスは本機のみ使えるものにはなります。
2PC以上のフリーライセンスでお考えならば、【Office2024の選び方の記事】で書いたような、パッケージ版を考えても良いでしょう。
バッテリーは、動画再生時14.5時間、アイドル時35時間という表記です。これは、JEITA3.0という測定基準に基づくものです。
バッテリー測定基準は近年乱立していて分かりにくいのですが、昔からよく使われるJEITA2.0に(無理やり)換算して考えても、短くはないです。
ただ、高解像度パネルを選択する場合、少し短くはなるでしょう。
一方、バッテリーはカスタマイズで増量(1万円)できます。その場合、16時間(アイドル時38時間)ですが、本体は、1kgを上回るかと思います(未記載)。
搭載カメラは、921万画素のカメラです。
実際、921万画素もフルHD表示には不要なのですが、本機の場合、ピクセルビニングで、4画素結合させて、画質(センサー)性能を向上させています。
ハードウェアビニングとも呼ばれます。スマホでも見られる技術ですので、このブログだと【iPhoneの比較記事】で説明しました。
そのほか、カメラでの顔認証や、人検知(AIユーザーセンシング)にも使われます。
なお、人検知について言えば、顔認証連動させてオートログオンさせること、または、離席時にオートログオフさせる機能なども可能です。
指紋認証機能は、標準搭載です。
マイクは、3マイクです。
4パターンの指向性の調整で、適切なノイズキャンセリングも行います(AIノイズキャンセリング)
発売年の関係もあり、この部分は、先行発売した他機よりも仕様は良いです。
スピーカーは、内蔵です。
大口径との記述で、Dolby Atmos対応ですが、音楽を聴くと言うより、通話(会議)用に付属させている感じです。
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以上、VAIO SX14-Rシリーズの紹介でした。
スペックは文句の付けようがないでしょう。
公平を期して言えば、CPU・パネル性能を中心と考えて、このスペックの製品は【14型格安ノートPCの比較記事】で見ているような、各社だと10万円台で買えるのは確かです。
ただ、筐体の作りや使い勝手、あるいは、TV会議向きの諸機能など、「細かい部分」の作りは、相当凝っており、本当に「日本らしい高級ノートPC」に思えました。
「神は細部に宿る」ではないですが、大変丁寧に作られた製品ですので、個人的に好印象です。
カスタマイズは、CPUは下位構成でも十分でしょう。
むしろ、パネルを上位仕様にしたほうが快適なように思います。ただ、バッテリー持続時間に影響を与える部分ではあるので、要不要で考えて良いです。
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20・VAIO SX14-R | 勝色特別仕様
¥279,800〜 VAIOストア (5/28執筆時
21・VAIO SX14-R| ALL BLACK EDITION
¥274,800化r VAIOストア (5/28執筆時)
CPU:Core i7-1370P(1.9GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB
モニター:14.0型ワイド Ultra HD(4K)
なお、SX14シリーズも、本体が特別色になる2機の展開があります。
特別塗装の筐体が採用されるバージョンです。
機能性は変わりませんが、「デコレーション料金」の分、少し高いと考えてくだい。
勝色は、VAIOの伝統的な「推し色」で、お馴染みです。
ALL BLACK EDITIONは 外装にカーボンを使うため、カーボン素材の風合いを楽しめる仕様です。
こちらのモデルだけ選べる、上位のCPUなどは、今回はないです。
次回につづく!
新しいVAIOのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、VAIOの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
1・VAIOのノートPCの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:SX12〈12.5型〉
1-3:S13〈13.3型〉
1-4:SX14-R〈14型〉
2・VAIOのノートPCの比較 (2)
2-2:F14〈14型〉
2-1:F16〈16型〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事【こちら】では、今回紹介できなかった、同社の入門機となるF16・F14シリーズを追加でみていきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、今回紹介した全機種から、目的別・用途別にAtlasのオススメ機種!を選定していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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