【今回レビューする製品】2025年 24インチの小型液晶TVの性能とおすすめ:1人暮らし向け小型・ゲーム機 アニメ向け 地上波・CS・BS対応 機能の違いや性能評価 小型チュナーレステレビ
【比較する製品型番】シャープ 2T-C24GF1 2T-C24GE1 2T-C24EF1 2T-C24DE-B 2T-C24DE-W 2T-C24AC2 パナソニック TH-24J300 東芝 TV REGZA 24V35N 24S24 ハイセンス 24A48N 24A30H 24A30K 24A4N フナイ FL-24HF170 FL-24H1070 FL-24H2060 FL-24H1040 FL-24H2040 FL-24H2040W maxzen J24CHS06 J24CH06 MAXZEN CHiQ JL24G5E MV24CH06オリオン OL24CD500 OL24CD500C OL24CD500A OMW24D10A OMW24D10 OLS24WD10A OLS24WD10 OLS24WD10C 山善 QRTN-32W2K APEX QUALL AP2440BJ AP2450BJ ユニテク LCD2402G SHION HTW-24M HLE-2421T FFF IRIE FFF-TV24WG KEIYO NewBridge by oboni OBN-24THD1 アイリスオーヤマ LUCA LT-24WGX-F1 LT-24WSX-F1 ほか
今回のお題
1人暮らし向きの24v型小型液晶テレビのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年4月現在、最新の24インチの小型液晶テレビの比較をします。
基本となるパネルの質と画像エンジンなど画質面の性能を重視して比べます。
そのほか、番組表などの利便性や、ニーズのあるGoogle TVなどへの対応状況を含めて、「ちょい小さめ」でも性能が良いテレビを探していきます。
1・24インチ液晶テレビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ
1-3:パナソニック
1-4:東芝(TVS REGZA)
1-5:ハイセンス
1-6:オリオン
2・24インチ液晶テレビの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、このサイズのテレビの「選び方の基本」を説明します。
その後で、以上のようなメーカー順に各機を説明していくという構成にしました。
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
ネット動画視聴 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・10v-15v型液晶TVの比較
2・19v型液晶TVの比較
3・24v型小型液晶TVの比較
4・32v型中型液晶TVの比較
5・40v型FHD液晶TVの比較
6・4K液晶テレビの比較
7・有機ELテレビの比較
8・8Kテレビの比較
9・テレビの選び方まとめ 【結論】
なお、今回の記事は、TVを紹介した「家電批評モノマニア」のテレビ記事全体としては、3回目の記事として書きました。
1-1・24v型テレビの選び方の基本
はじめに、24v型テレビの「選び方の基本」の説明からです。
総合的なテレビの選び方は、既に【テレビの選び方のまとめ記事】でかなり詳しく書きました。
そのため、ここでは、24型テレビを選ぶ場合の注意点を抜き出して、詳しく説明します。
画面サイズは、24インチ機は、「大きな画面」とは少し言いにくいです。
ただ、ワンルームや寝室でさほど画面サイズを必要としない方には、邪魔になりにくい部分で「人気」があります。
設置も、横の長さは60cm程です。
例えば、2段のカラーボックスの上に横置きできるほどです。
Atlasも学生時代は、このサイズを便利に利用していました。
32v型=120cm
24v型=80cm
19v型=70cm
視聴距離も、最低80cmあれば、目も疲れず問題ないです。
上表は業界で推奨される最低距離です。32v型だと、上図のような部屋の横置きだと難しい場合もありえますが、このサイズならば問題ないでしょう。
しかし、選ぶ前に、すこしだけ考えてください。
解像度は、注意点です。
一方、24型の場合、現状で4Kは、もちろんフルHDの展開がないからです。
過去に存在した時期はありますが、現行品だと32v型からです。正確には22型だと1機だけオリオンが出すので、今回の記事で(おまけで)紹介しますが、パネル種類が不定で、性能もイマイチです。
いずれにしても、HDだと、地デジも少し、ダウンスケーリングされて出力されるので、(見れるにせよ)元の画質ではないと言えます。
ただ、大画面ではないのでHD(ハイビジョン)でも、さほどあらは目立たない部分はあります。あまりニーズがないから、各社とも出さないとは言えます。
この部分にこだわる場合で、もう少し大きな画面でも置けそうならば32v型を選ぶと良いかと思います。
なお、32インチについては【こちら】で詳しく紹介しました。価格もさほど変わりません。
液晶パネルも、注意が必要です。
テレビ向きのIPSやVAパネルの利用を表明するモデルが少ないからです。
パネル性能は、画質を得たい場合「決定的に重要」です。そのため、バックライト部分を含めて、今回は、各機の性能を詳しく書くつもりです。
小型の場合、視野角はさほど問題にならないにせよ、質が悪いと、色ムラなどが生じて映像美を得にくいほか、目が疲れやすいなどの問題も抱えますので。
画像エンジンも、同じです。
大画面では「常識」といえるノイズ系軽減・広色域化などの機能がないものもあります。
ーーー
というわけで、24インチのTVの「選び方の基本」の説明でした。
このほか、番組表の作りほか、最近では、Google TVなどのネット動画の対応も重要なので、その部分の使い勝手を含めて見ていくつもりです。
1・24インチ液晶テレビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ
1-3:パナソニック
1-4:東芝(TVS REGZA)
1-5:ハイセンス
1-6:オリオン
2・24インチ液晶テレビの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、上表のような順番でメーカーごとに紹介していきます。
1-2・シャープの24型液晶テレビ
はじめにシャープの製品からです。
同社は、日本企業では、小型テレビのラインナップが伝統的に充実します。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年12月発売】
【上位機】
1・シャープ AQUOS 2T-C24GF1
¥51,370 楽天市場 (4/12執筆時)
【下位機】(25年追加)
2・ シャープ AQUOS 2T-C24GE1
¥39,843 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:低反射パネル
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)
2T-C24GF1は、GF1ラインに属する、シャープの小型液晶テレビです。
なお、下位機として2T-C32GE1があとから追加されました。
ただ、後述する画像エンジン(Medalist L1)を備えず画質補正部分で差があります。Google TVも備えませんし、この値段だと若干選びにくいです。
以下、基本的に上位機をベースに見ていきます。
液晶パネルは、種類の情報は非開示です。
ただ、今どきの調達価格でTNはないので、(おそらく)VAでしょう。
ADSをはじめとする(商標の関係でIPSを名乗れない)IPS系パネルの可能性もありますが、このサイズだとVAかなと思います。
今どきだとロット単位で変えるようなこともないでしょうし、暇を見て実物を見て確認しておきます(補足予定)。
このタイプはコントラスト性能が良く、「黒の引き締まり」もよいので「TV向き」です。
表面処理は、本機は、低反射パネルとの記載があります。
TV向けのハーフグレアパネルに反射防止加工をなしたものです。
シャープの4Kテレビによく見られるものですが、24型だとかなり珍しいです。
初めて見ました。
解像度は、HD(1366×768)です。
地デジ放送のフルHD(1920×1,080)に満たない数字です。
ただ、24v型程度の画面サイズなら、あまり関係ないのでHDで良いです。
PS4、PS5などの高解像度なゲーム機をつなげて遊ぶ場合は、フルHDが良いですが、その場合は、画面サイズも1つ大きくするべきでしょう。
バックライトは、全面直下型LEDバックライトが採用されます。
液晶は自発光しないのでライトの性能も画質には重要です。
直下型は、明るさが均一で、輝度やコントラストが出しやすいです。
この部分は優秀です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、上位機は対応です。
4Kではいテレビでは珍しいです。
例えば、次世代ゲーム機やネット動画サービスなど、HDR情報を付与したコンテンツの場合、輝度表現が高まります。
従来放送の視聴時は関係ないですが、後述するように本機は「スマートテレビ」なので、搭載に意味はあります。
画像エンジンは、同社のMedalist L1です。
同社の4Kパネルの入門機と同じもので、このクラスだと割と良いです。
質が良いものだと、リモコンの駆動が良くなるほか、上位の画質補正が期待できます。
画質向上機能は、ネット画像ほか解像度の低い映像の精細感復元・ネット動画クリア補正が、機能として見られます。
先述のように、そもそもHD画質のテレビなので、 そこまでの意味性は感じない気はしますが、あって損ではないです。
ただ、シャープでは昔からお馴染みの発色を良くする「広色域化技術」(リッチカラーテクノロジー)の類の言及がないのは、少し残念です。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
録画機能は、搭載です。
HDDを別に買う必要はありますが、2TBで約174時間の録画ができます。
この種のテレビの場合、長時間録画は非対応です。
ダブルチューナーなので、裏番組録画はできます。
番組表は、一般的な水準はあります。
ただ、それなりのエンジンを採用していますし、操作性は良いでしょう。
ネット動画サービスは、対応です。
世代が新しいこともあり、しっかりGoogle TVが搭載です。
STB機器として別売りされる同社の端末を使う場合と同じで、(スマホのように)TVアプリを好きにインストールできます。
無料のTver、You Tubeなどほか、定額動画サービスの類は、ほぼ使えます。
この部分で言えば、先ほどの画像補正は、一定の意味があるように思います。
本機はいわゆる「スマートテレビ」であり、この部分が充実します。
動画関係のサブスクは、日本ローカルのものを含めて、ほぼ対応できます。
スピーカーは、総合6Wのステレオスピーカーが付属します。
このサイズだと、標準的ですが、さほど強くはないです。
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以上、シャープの2T-C24GF1 の紹介でした。
パネル部分の低反射処理ほか、4K映像も扱えるスペックの画像エンジンを搭載と、見どころが多い製品です。パネル種は特定できませんが、ここは問題ないでしょう。
とくに、Google TVを多用したいかたは、エンジン周りの補正を含めて、このサイズでは良い選択肢に思います。
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なお、同社からは、本機の旧世代となるテレビが残ります。
以下で違いをみておきます。
【2023年発売】
2・シャープ AQUOS 2T-C24EF1
¥37,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Android TV
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)
第1に、2T-C32EF1です。
本機の1世代になります。
比較する場合、こちらはエンジンの世代が古いため、上で書いた補正に非対応です。
パネルは、VAですが、低反射処理もないです。
ネット動画も、Google TVではなく、昔のAndrod TVです。
この場合、動画サービスの利用において、コンテンツ横断的な「おすすめ」提案はされません。
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結論的にいえば、発売開始時期が相当古い部分もあり、値段差以上の性能差が見られます。
今選ぶべきではないでしょう。
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【2021年2月発売】
【2チューナー】
3・シャープ AQUOS 2T-C24DE-B
4・シャープ AQUOS 2T-C24DE-W
¥29,507 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
第2に、DEラインです
2世代前の製品です。
パネルは、VAとの言及はないです。
バックライトも、エッジ型です。
ネット動画視聴も、非対応です。
HDRにも対応しません。
シニア向けの「音声くっきりボタン」は個性と言えますが、性能面で言って、今選ぶべき機種ではないでしょう。
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【2018年発売】
【1チューナー】
5・シャープ AQUOS 2T-C24AC2
¥21,990 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
第3に、AC2ラインです。
こちらも旧機種で、在庫限りです。
パネルは、VAで、バックライトはエッジ型です。
エンジンは、本機も24年機とは差があります。
ネット動画も非対応です。HDRにも対応しません。
機能面では、この世代は「明るさセンサー」がありました。
部屋の明かりに応じて自動的に画面の明るさを調整するものです
夜に部屋の照明を落としてからTVを視聴する際に、自動的に照度を落とすので「目に優しい」といえます。また、設定をすれば「照明連動オフ」も設定できます。
部屋の明かりを落とすと、自動でTVが消えます。
そのほか、先述の「音声くっきりボタン」ほか、1人暮らし用に、目覚ましの代わりにテレビを起動する目覚ましタイマーなどが付属していました。
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結論的にいえば、ADラインは、画質面よりも、利便性が強調される機種です。
場合によっては便利でしょうが、テレビを画質で選びたい方向けではないとは言えます。
1-3・パナソニックの24型液晶テレビ
続いて、パナソニックの24インチ液晶テレビです。
説明不要の総合家電メーカーで、小型液晶テレビもラインナップします。
【2021年発売】TH-24H300後継機
6・パナソニック VIERA TH-24J300
¥31,309 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
TH-24J300は、パナソニックのJ300シリーズに属する小型テレビです。
液晶パネルは、本機も、VAを採用します。
視野角も広く、黒の引き締まりもよいTV向きのパネルです。
4Kの高級テレビも、表現力の部分でVAを採用する機種が多いです。
バックライトは、エッジ型です。
そのため、明暗差の表現力がやや苦手です。
ただ、VAなので、そう大きな問題にはなりません。
画像エンジンは、特段の名前を持つものは採用しません。
画質アップ機能もこのクラスだと強調されません。
入力端子は、HDMI端子が2つと、RCA(ビデオ入力)が1つです。
シャープと同じ構成です。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
録画性能は、外付けハードディスクを使った録画に対応します。
2TBで約242時間の録画ができる計算です。
チューナーは2つ搭載されるために裏番組録画には対応です。
いわゆる「長時間録画」は、どのテレビの場合もないです。
画像エンジン(CPU)をその方面に振り分ける余力がないからでしょう。
番組表は、やTVメーカーだけあって、見やすく、便利に作られています。
番組がジャンルごとに色分けされているので、視認性も良いです。
ネット動画サービスは、非対応です。
有線LANは、ただ、搭載します。
シャープと同じく、他の部屋にある同社製の機器から録画番組を飛ばすことも可能です。
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以上、パナソニックのTH-24H300の紹介でした。
同社は、自社生産の大きめの4K機だと相当良い製品も多いです。
ただ、小型はテレビは(超小型のポータブルを除き)このサイズはあまり力を入れているようには思えないです。
1-4・東芝の24インチ液晶テレビ
つづいて、東芝(現:TV REGZA)の24インチのテレビを紹介します。
同社は、画質補正面に特長がある機種を多く出しています。
【2020年発売】(在庫限り)
7・東芝 REGZA 24S24
¥26,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー: 8W
HDMI端子:2 (ARC)
S24シリーズは、レグザの24インチテレビの入門機です。
まだ在庫はありますが、23年に生産完了になっているので在庫限りです。
また、このグレードは後継機を出さないようです。
液晶パネルは、種類が非公表です。
遠い過去にREGZAがTNだった時代はあります。
特定できませんが、ハイセンスと同じVAか、この系列で採用例が多いADSかでしょう。
バックライトは、しっかり、直下型です。
液晶テレビは、液晶パネルとバックライトの「総合力」が重要です。
東芝は、色ムラも少なくこの部分の能力は高いです。
画像エンジンは、東芝の「売り」です。
本機はレグザファインエンジンと言う固有名を持ちます。
パワフルなエンジンなので、大型テレビのように「高精細化」「ノイズ除去」「広色域化技術」に関する技術を持ちます。
表示画質の底上げに「エンジン」はかなり重要です。残像低減や階調と質感の調整、色彩表現の復元などの点でメリット性があります。
他社の場合、「広色域化技術」は見られますが、それ以外の部分については、40インチ以下のテレビだと、あまり力を入れませんので。
特に、質感リアライザーは、見所です。
受信までに失われた映像信号の色、画像エンジンが解析し、コントラストを明瞭にする効果があります。
そのほか、輝度の再現性を高める技術や、地デジの精細感復元など、画質面では、東芝は優秀です。
画面モードは、映画モード・ゲームモードなどが選択できます。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
録画機能も、搭載です。
2TBのハードディスクに標準画質で約250時間の録画が可能です。
また、USBハブを使って全部で8台(同時に4台)までつなげることもできます。
容量が一杯になってしまったことを考えると、追加でハードディスクを導入しやすいというメリットがあります。
ダビング10には未対応ですが、これは他社機もそうです。
2チュナーなので、裏番組録画は対応します。
そのほか、外出先からメールを使って録画予約ができる機能が付属します。
機能面でも録画した番組のチャプターを飛ばせる「マジックチャプター」機能も優れた機能です。
そのほか、録画している途中の番組を最初から再生して苦、追っかけ再生機能、早送りしながら音も画像も視聴できる早見早聞モードなど、快適性能も高いです。
ネット動画サービスは、残念ながら対応しません。
接続端子は、HDMI端子が2つです。
番組表は、見やすく、便利に作られています。
番組表からすぐに録画に入ることもできます。
ジャンル検索のほか、こちらの機種にもフリーワード検索機能が付属します。
また、連続するアニメやドラマなどの自動録画機能が搭載されています。野球のナイターの延長中継による番組の移動や、最終回の拡大放送にも対応するので便利です。
スピーカーは、合わせて8Wの出力です。
特段強調できません。
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以上、レグザのS24シリーズの紹介でした。
直下型パネルの採用とともに、画像エンジンを使った補正機能が強力なのは、大いに「見所」でしょう。
一方、パネルは不定としても、直下型パネルの採用と画像エンジンの性能は圧倒的ですから、総合力としては抜きんでています。
ただ、東芝の場合、次に見る上位機だと、だいぶ性能が上がるため、比較は重要でしょう。
【2024年2月発売】
8・東芝 TV REGZA 24V35N
¥27,480 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:
バックライト:全面直下型
ネット動画視聴:自社方式
スピーカー: 8W
HDMI端子:2 (ARC)
24V35Nは、REGZAの上位シリーズの液晶テレビです。
同社のV35Nシリーズに属します。
液晶パネルは、カタログに液晶の種別の表記がないです。
最近の調達価格からすると、大手の中級機でTNはないです。
同型のハイセンスはVAです。そちらか、あるいはADSかと推測します。
以前、点灯で確認したときは、一般的なVA配列にみえました。
バックライトは、全面直下型です。
東芝は、直下型LEDのうち、バックライトの多いモデルをこのように表現します。
その上で、バックライトのグローバルディミング(簡単なエリア制御)制御もあるのです。輝度・コントラスト制御において上位です。
画像エンジンは、本機は、レグザエンジンHRを搭載します。
2024年登場の新しい名前のエンジンです。
大画面テレビでなくても、性能が良いものは、優れた画質向上機能を載せられますし、リモコンなどの反応も良くなります。
パソコンのCPUのような感じです。
画像処理は、地デジのノイズを軽減する「地デジビューティ」と、そのネット動画用の「ネット動画ビューティ」を搭載です。
下位機搭載の「地デジ精細感復元」がパワーアップしたものと考えれば良いでしょう。とくに、ノイズ除去については、字幕などの文字の表示向上につながるため、有用に思えます。
一方、REGZAだとお馴染みの美肌補正系の機能は省略です。
そのかわり、このクラスだと明るさセンサー搭載で、部屋の照度に合わせて、画質の調整をする機能があります(おまかせオートピクチャー)
そのため、全体的に値段相応に「上位」と言えます。
録画機能は、HDDは必要ですが、対応します。
チューナー数は2つで、下位機種と同じです。
しかし、機能面では大幅なパワーアップがあります。
同社の【東芝のブルーレイレコーダーの比較記事】で書いたような専門的な機能が多く搭載です。総合して「みるコレ」という機能名を付けています。
細かく言えば、例えば、テーマ登録で、AIがおすすめ番組を自動で選び録画してくれる「おまかせ録画」、独自の特番や新番組の紹介、連ドラを一度予約すると最終回まで録ってくれる「簡単連ドラ予約」などです。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
かなり多彩なので、本機を購入する場合、格安なものでも良いので、HDDを購入すると良いかなと思います。
このほか、【REGZAブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した同社の全録レコーダーや、タイムシフト対応の同社の4Kテレビとネットワーク連動させると、EPGのような「過去番組表」の表示・再生もできます。
ネット動画サービスも、充実します。
同社の場合、自社で開発したOSに基づくため、Android TVやGoogle TVは載せません。
ただ、AmazonプライムビデオやNetflix・YouTube・Tverをはじめ、主要なコンテンツは全て網羅します。
スマホからのキャストも対応できます。
番組表は、UIを含めて本機も、見やすく、便利に作られています。
また、REGZAの場合、「みるコレ」サービスとして、先述の録画・ネット動画サービスと連携しています。
単純に取得した電子番組表の情報を得られるだけでなく、放送予定・放送中・録画・ネット動画を横断して、コンテンツを探してくれる部分で、高度です。
出演者や、番組ジャンルなどを指定すれば、簡単に見たい番組にたどり着けるでしょう。
使い勝手の部分も、CMとの境などを自動でチャプター分けする「マジックチャプター」、音質を維持しつつ早送りで聴ける「早見早聞」など多様です。
他社より充実するのは、先述の高性能なエンジンのパワーがこちらにも使えるからです。
接続端子は、HDMI端子が2つとアナログ端子です。
なお、ネット接続は、有線・無線LAN双方とも対応しています。
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以上、レグザのV35Nシリーズの紹介でした。
ネット動画とテレビ録画を楽しむ人には、このサイズではかなりオススメです。小型テレビでは「最も優れる」と言って良いですので。
画質部分も、高性能なエンジン処理・グローバルディミング対応の全面直下型バックライト、明るさセンサーの搭載と総合力も高いです。
先述のように、パネル種類自体は非開示ですが、ここまでの先例をふまえてADSにせよVAにせよ、問題ないでしょう。
1-5・ハイセンスの24型液晶テレビ
続いて、中国のハイセンスの32インチの液晶の紹介です。
東芝映像ソリューションとの統合して以来、黒物家電において、日本市場でのプレゼンスがかなり高くなっている企業です。
【2022年発売】
9・ハイセンス 24A30H
¥23,990 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
9・ハイセンス 24A30K
¥---- 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー:12W
HDMI端子:2 (ARC)
24A30Hは、ハイセンスの24V型の液晶です。
24A30Kも、流通ルートの違いで同じ製品でしたが、最近在庫が見られません。
液晶パネルは、VAです。
先述のように、コントラスト比が高く「黒が締まる」ので、TV向けの堅実な性能です。
バックパネルは、しっかり直下型です。
画像エンジンは、NEOエンジン2Kです。
以前のレグザエンジンNEOを2K仕様にした後継機です。
東芝系の技術をベースにした改良型と言えます。
能力としては、高精細化・ノイズ除去に関連して、エリア別クリア復元・テクスチャー復元を持ちます。
東芝系と同じで、画質の最適化の部分で強みがあります。
画面の自動調整も、映画・ゲーム・ダイナミックと各種モードがあります。
倍速液晶はないですが、画像処理のスルーなどで低遅延にする仕組みを装備します。
ゲームには良いでしょう。
録画機能は、ハードディスク録画に対応です。
また、裏番組録画にも対応します。
ネット動画サービスは、特に対応しません。
番組表は、昔の海外製に比べるとだいぶ改善しました。
2K機の場合、日本企業もそうUIに力を入れるわけでもないので、今だと、そう大きな差ではないと言えます。
視認性が特別良いわけではないですが、操作性は良いです。
入力端子は、ARC対応のHDMI端子が2つです。
スピーカーは、総計12Wのステレオです。
機能面で個性はないですが、出力は平均値より少し高めです。
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以上、ハイセンスの24A30Hの紹介でした。
TVの部分のスペックだけでは、黒が締まるのVA・直下型LED・優れた画像エンジンと三拍子揃います。
価格を考えると相当程度、魅力です。
番組表の使い勝手などは課題ですが、費用対効果は間違いなく高いです。
同社は3年保証ですし、予算重視ならば、選択肢として良い機種です。
【2024年発売】
(通常型番)24A40H後継機
10・ハイセンス 24A4N
¥23,680 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
(エディオン型限定)
10・ハイセンス 24A48N
¥25,800 楽天市場 (4/12執筆時)
画面:24V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:VIDAA(自社方式)
スピーカー:8W
HDMI端子:2 (ARC)
24A4N は、ハイセンスの24インチの液晶です。
複数の型番があります。
エディオン型番は、、画像エンジンの名前が異なります(Rエンジン2K)。
プロセッサ自体が異なるかは不明です。しかし、画像補正部分の機能性においてプラスαはないので、気にしなくて良いでしょう。
22年旧機は、ただ動画サービスの部分で、対応幅が狭い(DAZN非対応など)です。
既に値段は新機種のが安いですし、そちらで良いでしょう。
液晶パネルは、こちらもVAです。
解像度もHDで同じです。
バックパネルも、同じ直下型配置です。
画像エンジンは、上位のHI-VIEWエンジン2Kです。
細かい処理は未記載ですが、ネット動画用の高画質処理とあるので、低解像度特有のノイズ処理はしています。
画面の自動調整は、一方、明るさセンサー(おまかセンサー)を装備します。
これは節電のためと言うより、部屋の照度にあわせて画質を調整するための装備です。
ネット動画サービスは、対応です。
Google TVなどではなく、ハイセンス独自のOS(VIDAA)です。
上図の大手のVODほか、日本独自のサービスを含めて充実します。
また、Wi-Fi搭載なの、で別売スピーカーの導入で、音声操作に対応です。
興味のある方は、詳しくは【スマートスピーカーの比較記事】をご覧ください。
スピーカーは、こちらも12Wです。
ただ、Eilex Prismほか、Eilex社の補正技術に対応で、音声補正の部分が充実します。
あとの部分は、ゲーム用の低遅延モードがある点が目立つほどで、下位機と変わりません。
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以上、ハイセンスの224A4N の紹介でした。
他社を含めて総合的に言えば、24インチテレビで、画質面・ネット動画サービス面で、判断する場合、能力のある機種と言えます。
録画を含めた操作性と、バックライトを含めた総合的なパネル性能は、同グループのREGZAの上位機に負けるでしょうが、エンジン処理は本機は高度ですし、値段も安めですし、選びやすい製品にみえます。
1-7・ORIONの24型液晶テレビ
続いてオリオン電機の32型テレビの紹介です。
同社は、ブラウン管時代からの国内TVメーカーです。
現在はドウシシャのブランドの1つで、生産自体は自社ではしていません。
【2024年発売】
11・オリオン OL24CD500A
¥21,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
12・オリオン OL24CD500
¥21,252 楽天市場 (4/12執筆時)
13・オリオン OL24CD500C
¥18,980 楽天市場 (4/12執筆時)
スピーカー:6W
【2023年発売】
14・オリオン OMW24D10A
¥21,990 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
15・オリオン OMW24D10
¥21,990 楽天市場 (4/12執筆時)
スピーカー:8W
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
HDMI端子:2 (ARC)
OL24CD500 は、オリオンのBASIC ROOM seriesに属する製品です。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。Amazonモデルは、クーポンがでていた時期があるので、一応確認してください
一方、若干数残る旧機は、スピーカー出力がやや良いです。ただ、価格差もあるので、現状では選択肢にならないでしょう。
液晶パネルは、オリオンは情報非開示です。
通例、同社の場合、視野角は公開だったのですが、新機種その情報もないです。
バックライトも、情報がないです。
見た感じ「直下型」でしょう。
画像エンジンは、特段の機能性はありません。
この部分で、大手と大きな差があります。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
録画機能は、他社並みの水準です。
1TBのハードディスクに、標準画質で約120時間の録画が可能です。
2チューナー搭載なので、裏番組録画まで可能です。
チャプターマークを入れて、スキップボタンでCMを飛ばす機能もあります。
ネット動画サービスは、非対応です。
番組表は、電子番組表はありますが、特段個性はないです。
国内メーカーですが、この部分はあまり力を入れない印象です。
入力端子は、HDMI端子が2つと、音声用の光デジタル端子が1つ、RCA(ビデオ入力)が1つです。
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以上、オリオンのOL24CD500の紹介でした。
基本的には「値段の安さ」で選ぶ機種です。本機は、例年モデルにも増してパネルスペックの情報がないので、それ以外の部分は何とも言えません。
いずれにしても、この価格帯では、自社でTV工場を持つ、TCLがある程度しっかりしたスペックを低価格で出すので、そちらとの比較にはなるでしょう。
【2024年発売】
16・オリオン OLS24WD10A
¥23,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
17・オリオン OLS24WD10
¥22,997 楽天市場 (4/12執筆時)
18・オリオン OLS24WD10C
¥26,480 楽天市場 (4/12執筆時)
(178° 6.5ms 200nit 3000:1)
19・ 山善 キュリオム QRTN-32W2K
¥20,800 Amazon.co.jp (4/12執筆時)
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Goole TV 11
スピーカー:6W
HDMI端子:2 (ARC)
OLS24WD10A も、オリオンの液晶テレビです。
流通ルートで型番を変えていますが、性能は同じです。
また、ジェネリック家電で有名な日本の商社の山善もほぼ同じ仕様の製品を出しています。
液晶パネルは、オリオン側の情報だと種類は不定です。
ただ、山善側のスペック情報からすると、普通のVAでしょう。
視野角も弄っていない普通のVAです。
バックライトも、情報はないですが、おそらく直下型です。
画像エンジンは、一方、本機は、補整機能を含めて全く言及がないです。
ただし、HDRには対応です。
そのほか、ゲーム用の低遅延モードが搭載されるのが目立ちます。
録画機能は、搭載です。
2チューナー搭載なので、裏番組録画まで可能です。
なお、USB端子は、メディア再生にも使えます。
ネット動画サービスは、一方、Google TV (=Android 11 for TV)世代です。
旧バージョンのAndroid TVでない点は評価できます。
こちらのリモコンも、赤外線とBluetoothに対応します。
番組表は、先ほどの機種で書いた通り、最低限です。
スピーカーは、6Wの普通のスピーカーです。
ドルビーアトモスは対応ですが、このスピーカーだと、立体音響の再現は難しいでしょう。
入力端子は、HDMI端子が2つと、音声用の光デジタル端子が1つ、RCA(ビデオ入力)が1つです。
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以上、オリオンのOLS24WD10A の紹介でした。
安めのGoogle TV対応機を探している場合、候補にはなります。
ただ、画像エンジンほか、パネル部分の情報がほぼない機種です。こうした部分がしっかりする、TCLなどのTV製造企業の製品とそこまで価格差もないです。
性能、価格面共にやや選びにくい製品です。
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なお、オリオンや、そちらとおなじく、工場を持たず、TVを調達して販売している企業の製品がほかにもあります。
テレビの場合、B-CASカードの登録問題があるので、海外企業が直売しにくい状況があるので、ほぼ同じ仕様のものを各社に卸しているパターンが多いです。
仕様を以下「ざっくり」ですが、まとめて見ておきます。
次回に続く
24インチ液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、24インチの液晶テレビの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・24インチ液晶テレビの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
液晶パネルの品質 ★★★★☆
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
ネット動画視聴 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の2回目記事(こちら)では、ここまでで紹介しきれなかった企業の製品を、もう少しだけ、見ていきます。
その上で、記事全体の「結論」として、ここまで紹介してきた全機種から、いつものように、Atlasのオススメ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら