【今回レビューする製品】2023年 1人暮らし・ワンルーム向け液晶テレビの性能とおすすめ:寝室 小部屋向けポータブルTV 19v型S 22v型の液晶テレビ
【比較する製品型番】シャープ 2T-C19DE-B 2T-C19DE-W 2T-C19ADB 2T-C19ADW 2T-C22DE-B 2T-C22DE-W 2T-C22ADB 2T-C22ADW パナソニック VIERA UN-19F11 UN-19FB10H UN-19F10UN-19FB10-K 東芝 19S24 三菱電機 LCD-19LB8 APEX QUALL QL-192RZ AP1910BJMK3
今回のお題
小画面の液晶TVのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今回は、2023年1月現在、最新の小型液晶テレビを比較します。
1・32v型の液晶TVの比較
サイズ:幅70cm×高さ45cm
予算:2万円〜
用途:1人暮らし向け(標準)
2・24v型の小型液晶TVの比較
サイズ:幅60cm×高さ35cm
予算:2万円〜
用途:1人暮らし用(小さめ)
3・19v-22v型の小型液晶TVの比較
サイズ:幅50cm×高さ30cm
予算:2.5万円〜
用途:寝室向け
4・10v-15v型の超小型防水TVの比較
サイズ:幅26cm×高さ20cm
予算:2.5万円〜
用途: お風呂・キッチン用
小型テレビは、サイズ別に全4回の記事に分けています。
今回は「3回目記事」で、22v型 19v型の小型テレビを紹介します。
このサイズは、基本的に寝室などに「家庭の2台目」に向くモデルです。
ワンルームでも、メイン機としてはかなり小さいです。
同じ性能なら、大きめサイズの方が安い場合も多いので、今回は、はじめに「サイズ感」の話をしつつ、比較に入っていきます。
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
設置のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各機種を個別に紹介します。
そして、最後に「結論」として、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
ーー
1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】
なお、今回の記事は、TVを紹介した「家電批評モノマニア」の記事全体としては、上記「1番」の記事の1つとして書きました。
0・テレビのサイズ面での選び方
19-22インチの液晶テレビは、特に省スペース性を重視したい方に向く製品です。
視聴距離は、19型ならば70cmほど、22型でも80cmあれば、問題ない視認性が確保できるため、寝室にはとくに向きます。
本体サイズは、45cm程度です。
荷重制限に問題なければですが、縦置きカラーボックスの上段に設置することも可能です。
画面サイズは、しかし、かなりの小型です。
例えば、19インチだと23×42cmほどです。22インチでも、27.5×48cmほどです。
結論的にいえば、1人暮らし・ワンルーム用として考えている場合でも「毎日1度はテレビをつける」ならば、24v型が良いでしょう。
2段のカラーボックスを「横置き」するならば、24型も十分設置可能です。
価格もほぼ同じです。
この場合、次回記事となる【24v型テレビの比較記事】をご覧ください。
1-1・小型19型液晶テレビの比較
では、具体的な製品の比較をはじめます。
1-1:19インチの液晶TV
1-2:22インチの液晶TV
今回は、サイズの小さいものから順番に、各製品をみていきます。
ーーー以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年発売】
1・シャープ AQUOS 2T-C19DE-B
2・シャープ AQUOS 2T-C19DE-W
¥27,356 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:TN?
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
【2018年発売】
3・シャープ AQUOS 2T-C19AD-W
4・シャープ AQUOS 2T-C19AD-B
¥32,000 楽天市場 (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:VA液晶
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
シャープのDEラインは、同社の入門機と言える、格安の液晶テレビです。
旧機種となるADラインの在庫がありますので、同時に紹介します。
液晶パネルは、新旧で異なります。
旧機種(ADライン)は、VA液晶パネルです。
VA液晶は、正面からの視聴時のコントラストを比較的上げやすいので、「黒が引き締まり」、画質面でTV向きといえるパネルです。
ゲーム機などを接続する場合で、細かいテキストなどを「見つめる」場合、やや疲れやすいです。ただ、映画の字幕やニュースのテロップ程度ならば、ある程度、長時間でも全く問題ありません。
新機種は(DEライン)は、液晶パネル情報の記載がないです。
高品質で特別な液晶を使う場合、種別記載があるのが普通です。
恐らく、格安のTN液晶でしょう。
この場合、視野角が狭く、表示品質もやや劣ります。
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結論的にいえば、新旧で選ぶならば旧機種(ADライン)の方がパネル部分の性能は期待できそうです。
ただ、ADラインも、現在では「VA」表記が消えていたので、ロット単位で液晶が異なる可能性は担保されません。
バックライトはエッジ型です。
エッジ型は、LED光源が画面の隅だけにあります。
そのため、LEDを直下に配置する直下型に比べると、輝度ムラの懸念はあります。
ただ、画面が狭い19インチの液晶テレビですし、過度の心配は不要でしょう。
画像エンジンは、パソコンのCPUにあたる部品です。
ここは、パネル・バックライトと同じくらい、画質に影響する部分です。
質の良い画像エンジン(CPU)を積むてれびだと、ソフト的な再計算で、画質の底上げができますので。
しかし、本機は特段の名前のないエンジンです。画質補正も、特に目立つ部分はありません。
シャープは、会社として画面の発色を良くする「広色域化技術」に力を入れますが、要と言える「リッチカラーテクノロジー」も本機は不採用です。
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¥8,640 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
録画性能は、外付けハードディスクを使った録画機能に対応します。
下位機種は、基本的に録画中の番組しか取れません。
一方、2チューナー搭載の上位機については、視聴している番組以外の裏番組の録画が可能です。
ただ、レコーダー画質を落としての長時間録画は基本的に対応できません。
ネット動画サービスは、非対応です。
最新は対応テレビも多いですが、この機種の場合、視聴したい場合は【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、別売の装置が必要です。
入力端子は、ゲーム機などに使うHDMIが2つと、AV端子が1つです。
一般的な構成で問題ないでしょう。
番組表は、国産メーカーのシャープらしく、見やすく、便利に作られています。
ジャンル別・キーワードで番組を検索することもできます。
また、検索結果に基づいて、番組表を色分け表示にすることも可能です。オススメ番組を自動でお知らせする機能も付きます。
入力端子は、ゲーム機などに使うHDMIが2つと、AV端子が1つです。一般的な構成で問題ないでしょう。
スピーカーは、総合6Wのステレオスピーカーが付属します。
このサイズだと、標準的ですが、さほど強くはないです。
なお、リモコンには人の音声を聞き取りやすくする「音声くっきりボタン」が採用されます。とくに、お年寄りには向くと思います。
他の便利機能としては、部屋の明かりに応じて自動的に画面の明るさを調整する「明るさセンサー」機能があげられます。
夜に部屋の照明を落としてからTVを視聴する際に、自動的に照度を落とすので「目に優しい」といえます。また、設定をすれば「照明連動オフ」も設定できます。
部屋の明かりを落とすと、自動でTVが消えます。そのほか、1人暮らし用に、目覚ましの代わりにテレビを起動する目覚ましタイマーなどが付属しています。
一方、この機種は、【シャープのAQUOSブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した同社のブルーレイと連動させることができます。
そうすると、見逃した場面の再生のため、試聴中の番組を自動的に録画してくれる「AQUOSタイムシフト機能」が利用できます。
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以上、シャープのAQUOSのDEラインの紹介でした。
小型テレビでは値段もそれなりに安く、人気もあるシリーズです。
ただ、新型になって液晶パネルの種類が明示されなくなったのは、不安要素でしょう。
【2021年発売】UN-19F11-K
5・パナソニック VIERA UN-19F11
¥45,540 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2020年発売】
5・パナソニック VIERA UN-19F10
¥39,498 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:VA液晶
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
F11シリーズは、パナソニックの19インチのポータブル液晶テレビです。
新旧両機種ありますが、以下で説明する性能は同じです。値段で決めてOKです。
この機種は、ワイヤレス機です。
写真のようなボックスをアンテナコンセントの近くに設置し、Wi-Fiで映像を飛ばす仕組みです。
おもに、アンテナ線から遠い部屋で視聴したい場合に便利な機種です。BS/CSにも対応します。
また、パナソニックのブルーレイを利用されている方は、そちらから直で転送することも可能です。
液晶パネルは、VA液晶パネルです。
サイトの仕様表には種類が未記載ですが、カタログで確認できました。
VA方式は、「黒が引き締まって見える」TV向けの液晶です。
近接視聴になる小型液晶では、近接視聴時に「目に優しい」といえるIPS液晶のがよい部分があります。そういった機種は、他社を含めて22インチ以下ではないです。
サイズ的に、長時間見るような使い方をするテレビではないですし、この方式でOKだと思います。
バックライトは、情報はないですが、おそらくエッジ型です。
いずれにしても、画面サイズ的に問題ないです。
画像エンジンは、特段の名前を持つものは採用しません。
画質アップ機能も未記載です。
ただ、本機については、ポータブル機ですので、普通のテレビと同じ基準では評価しにくい部分はあります。
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録画機能は、外付けハードディスクを増設することで対応できます。
この機種の場合、TVを使った録画では珍しく、最大15倍までの長時間録画に対応します。録画を堪能したい方に向いている機種です。
番組表は、見やすく、便利に作られています。
ネット動画サービスは、非対応です。
この部分は、対応する上位機を次に紹介します。
スピーカーは、6Wです。
バスレフタイプなので、サイズの割には迫力が感じられるでしょう。
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以上、パナソニックのF9シリーズの紹介でした。
アンテナのない部屋で便利な機種です。ただ、無線で飛ばすタイプですので、画質の安定性を重視するならば、有線で利用できるモデルが良いでしょう。
【2021年発売】19FB10H-K
6・パナソニック VIERA UN-19FB10H
¥56,430 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2020年発売】UN-19FB10-K
7・パナソニック VIERA UN-19FB10
¥58,700 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:VA液晶
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
FB10Hシリーズは、パナソニックの19インチのポータブル液晶テレビです。
新旧両機種ありますが、基本性能は同じです。
この機種もF10シリーズ同様にワイヤレス機です。
ただし、下位機種と異なり、4時間の充電で、最長3.5時間動くバッテリーを搭載します。
そのため、電源のない場所でも利用できる点で、下位機種より優れます。
F10と同じでACアダプタでも視聴可能です。
なお、重さは、2.3kgなので、500gほど重くはなります。
ただ、上位機のみ、3段階調整のチルト式スタンドを装備です。
下位機種はこれがないです。バッテリー搭載式なので、家庭内で持ち運んで利用したい場合への配慮でしょう。
液晶パネルは、同じVA方式です。
録画機能は、こちらも、外付けハードディスクを増設することで対応します。
ネット動画サービスは、下位機種との大きな違いで、ネットTVへの対応力が高いです。
DAZNやNetflixなどに対応できます。
番組表などは、下位機種と同じです。
ネットワークは、こちらもWi-Fiを搭載します。
その上で、パナソニックがブルーレイなどで採用する「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。
放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由でみることができます。
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以上、パナソニックのFB10シリーズの紹介でした。
「寝室用」の域を超えて便利に使えそうな機種です。広いご自宅で、場合によってTVを観る部屋を変えたい場合には特に便利そうです。
【2020年12月発売】(生産終了)
8・東芝 REGZA 19S24
¥41,214 楽天市場 (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:TN?
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー: 8W
HDMI端子:2 (ARC)
S24シリーズは、東芝のレグザシリーズでは、最も小型となるテレビです。
2020年に後継機がないまま生産終了と鳴っていますが、まだ在庫はあります。
19インチは、画像面では各社さほど力を入れたモデルが欠けていますが、東芝は、画像処理にも力を入れた高スペックと言える機種を販売します。
液晶パネルは、カタログに液晶の種別表記がないです。
こういった場合、(VA・IPSより視野角の狭い)TN液晶である蓋然性が高いです。
非開示の場合、ロット単位で調達するパネル種類を替える可能性があります。
実際、「現品をみて確かめてください」というのが、メーカーへの問い合わせた際の回答でした。
いずれにしても、在庫と展示品とが同じである担保がないので、カタログで示して欲しいと思っています。
台湾AUOのAMVA系列の可能性などもありますが、TV用としてはあまり聞きません。
実際、過去に東芝は、小型機にTN液晶を使ったレグザを出してたのも事実です(19AC2)。
バックライトは、直下型配置です。
液晶テレビは、液晶パネルとバックライトの「総合力」が重要です。
東芝は、独自のグローバルディミング技術の評価も高いため、色ムラも少なくこの部分の能力は高いです。
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結論的にいえば、(仮に視野角の狭いTN液晶であっても)バックライト部分の底力で、画質の総合力はさほどマイナスにはならないと言えます。
画像エンジンは、他社より優れたもの搭載します。
「レグザファインエンジン」と言う名前で、大型テレビのように「高精細化」「ノイズ除去「広色域化技術」」に関する技術を持ちます。
表示画質の底上げに「エンジン」はかなり重要です。
例えば、残像低減や階調と質感の調整、色彩表現の復元などの点でメリット性があります。
他社の場合、「広色域化技術」は見られますが、それ以外の部分については、小型機ではあまり力を入れません。
特に、質感リアライザーは、見所です。
受信までに失われた映像信号の色、画像エンジンが解析し、コントラストを明瞭にする効果があります。
そのほか、輝度の再現性を高める技術や、地デジの精細感復元など、以前上位機に搭載されていた機能が、小型機にも多く下りてきています。
したがって、画質面では、東芝の新機種は極めて優秀です。
画面モードも多彩です。
明るさセンサーを使って映像を最適化する映画プロモードや、低遅延化処理をするゲームモードなどが選択できます。
こうしたモード切替は、大画面モデルでは「あたりまえ」の機能ですが、格安機種が多い小型で搭載されるのは珍しく貴重です。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥8,640 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
録画機能は、対応です。
1TBのハードディスクに、標準画質で125時間の録画が可能です。
一方、TVはどの機種もそうですが、長時間録画は未対応です。
こちらの機種の場合は、USBハブを通して、全部で8台(同時に4台)までUSBハードディスクをつなげることができます。
容量が一杯になってしまったことを考えると、追加でハードディスクを導入しやすいというメリットがあります。
ただし、ダビング10には未対応ですので、録画した番組はこのテレビでしか見ることができません。
裏番組の録画についても、BS/ CS用、地上波ともにWチューナーなので、裏番組を録画することが可能です。
機能面でも、録画した番組のチャプターを飛ばせる「マジックチャプター」機能も優れた機能です。
そのほか、録画している途中の番組を最初から再生して苦、追っかけ再生機能、早送りしながら音も画像も視聴できる早見早聞モードなど、快適性能も高いです。
ネット動画サービスは、非対応です。
接続端子は、HDMI端子が2つです。
ほかに、アナログ端子もあります。
番組表は、見やすく、便利に作られています。
番組表からすぐに録画に入ることもできます。
ジャンル検索のほか、こちらの機種にもフリーワード検索機能が付属します。
また、連続するアニメやドラマなどの自動録画機能が搭載されています。野球のナイターの延長中継による番組の移動や、最終回の拡大放送にも対応するので便利です。
スピーカーは、合わせて8Wの出力です。
特段強調できません。
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以上、東芝のS24シリーズの紹介でした。
TVの画質を決定づける3つの要素、つまり「液晶パネル」「バックライト」「画像エンジン」のうち、画像エンジンの性能が19インチでは、飛び抜けてよい機種です。
小さな画面のテレビは、この部分を各メーカー軽視している中で、東芝のこの機種は貴重でしょう。
一方、パネルはTN液晶であることが濃厚ですが、バックライトは信頼性の高い直下型配列です。
19インチサイズは、正面から直視する「一人用」であることをふまえれば、視野角的には、TNでも問題ないでしょう。
いずれにしても、総合的な画質を最も重視するならば東芝は良いです。

【2017年発売】
9・三菱電機 LCD-19LB8
¥32,053 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:TN?
バックライト:直下型
ネット動画視聴:対応(少なめ)
スピーカー:6W
HDMI端子:2 (ARC)
こちらは、三菱電機のLB8シリーズの液晶テレビです。
液晶パネルは、三菱は、最近どの製品も、パネル情報が非開示です。
視野角も不明機のため、格安で視野角の狭いTN液晶である蓋然性が高いです。
バックライトは、直下型配置です。
この部分の能力は優れます。
画像エンジンは、DIAMOND Engineです。
画質アップ機能は、 DIAMOND HDという名前の「超解像技術」が搭載です。
三菱の場合、処理可能なのは、DVDやネット画像のみです。さほどの意味はないでしょう
入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。
また、D端子が珍しく残っていたり、ビデオ用のSDカードスロットがあったり、構成はユニークですね。
録画機能は、一方注意点で、外付けHDDでの録画に非対応です。
ネット動画サービスは、一方、ツタヤTVのみ対応します。
基本的に「おまけ」でしょう。
番組表は、一方、三菱電機は、小型機の場合、あまり力を入れていない印象です。
操作法を音声で教える機能、文字を拡大する機能など、お年寄り向け機能はありますが、本質的にはあまり工夫がありません。
スピーカーは、総計6Wのスピーカーです。
ブラウン管時代から同社は割とスピーカーに力を入れる会社でした。
本機も、出力は弱いですが、DIATONEのテクノロジーで、サラウンド感や重低音に配慮があります。
また、圧縮音源のアップコンバート技術を搭載するなど、この部分は、一定の見所があります。
また、「音ハッキリ」は、恐らく本機の主要ターゲット層が年配の方という部分を含めると良い工夫です。
面白い部分では、180°スイーベル機能があげられます。
三菱電機が昔よりこだわる部分で、スタンドは自在に動きます。他社は固定なので、この部分も、同社の「良い部分」と言えます。
視野角の狭いTN液晶である蓋然性が高い機種なので、ある意味この機能との親和性は高いでしょう。
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以上、三菱電機のLB8シリーズの紹介でした。
他社に比べての見所は、「ダイヤトーン技術(音声)」ということになるでしょう。
ただ、肝心の液晶や画像処理面、そして、番組表や録画などの利便性が国内他社に及ばない状況なので、明確にオススメとは言いにくい機種です。
【2022年発売】
【14ms 200nit 1000:1】
10・APEX QUALL(クオール) QL-192RZ
¥23,212 Amazon.co.jp (3/15執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:VA?
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー:4W
HDMI端子:1
【14ms 200nit 1000:1】
11・APEX AP1910BJMK3
¥26,800 楽天市場 (3/15執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:VA?
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー:4W
HDMI端子:1
このほか、目についた19インチ機を「ざっと」紹介しておきます。
これらは、医療ディスプレイなどを製造販売するアペックスが家庭用に出しているものです。
テレビについてはB-CASカードの関係で、外国企業の直の参入が難しいこともあり、(様々なジャンルの)日本の中小の商社が格安機を販売します。
本機もその1つですが「日本製(組み立て)」という部分に独自性があります。
一方、本機は、地デジチューナーのみで、BS/CSチューナーは未搭載です。
なんとなく、主には病院(病室)用かなと感じます。
パネルは、QL-192RZとAP1910BJMK3については、カタログスペックからしてもVAだと思います。
格安VAの場合、視野角が狭め設定(170度)が混ざるのですが、こちらは視野角までは未記載です。
旧製品も、パネル不明です。
おそらくTN液晶で、バックライトは恐らく産業用(PC用)のエッジ型になるかと思います。
1-2・小型22インチの液晶テレビの比較
続いて、ここからは22インチの小型液晶テレビを紹介してます。
画面サイズ的には48×27.5cmほどのサイズとなりますが、十分「小型」といってよいサイズです。ただ、この規格のサイズも「レア」で、シャープのみの展開です。
【2018年8月発売】
12・シャープ AQUOS 2T-C22DE-B
13・シャープ AQUOS 2T-C22DE-W
¥29,745 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:22V型(フルHD)
モニターパネル:TN液晶?
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
【2018年8月発売】
14・シャープ AQUOS 2T-C22ADB
15・シャープ AQUOS 2T-C22ADW
¥30,908 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:22V型(フルHD)
モニターパネル:VA液晶
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
シャープのDEラインは、19インチモデルにもありましたが、シャープの入門機です。
液晶パネルは、本機についても、種別の記載がなくTN液晶です。
旧機も、以前はVA液晶の記載がありましたが、現状ではないためロット単位で異なる可能性はあります。
ただ、本機の場合、このサイズでは珍しく、解像度の面でフルハイビジョン(フルHD)対応です。
この場合、地デジやBSプレミアムまたは、ブルーレイやゲーム機につなげる場合、高解像度が楽しめます。
なお、新型については、テレワーク時代を反映してか「HDMI接続でテレワークなどP Cモニター」としての利用も提案されます。
液晶も低反射パネル(ノングレア)なので、まあ使えないことはないでしょう。
ただ、TN液晶は視野角や色合い的に「文字を見つめる仕事に適さない」です。
実際、仕事メインで「TV兼用」を考えるならば、【小型PCモニターの比較記事】で紹介した機種のうち、IPS液晶などを搭載しつつ、HDMI端子を複数持つモデルを買う方が良いでしょう。
その上で、TVは、【格安でテレビ録画する方法】や【TVチューナーの比較記事】で書いたような外部チューナーをモニターにつなげて、PCモニターにTVを映せばOKです。
バックライトは、エッジ型です。
画像エンジンは、特段の名前を持つものは採用しません。
画質アップ機能も未記載で、この辺はあっさりです。
入力端子は、ゲーム機などに使うHDMI×2とD端子×1、RCA端子×1です。
十分多く問題ありません。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥8,640 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
録画機能は、対応です。
また、裏番組録画に対応する機種です。
2TBで約174時間の録画ができます。
ネット動画サービスは、非対応です。
番組表は、19インチモデルと同じです。
したがって、、見やすく、便利に作られています。
ジャンル別・キーワードで番組を検索することもできます。
そのほか、目覚まし機能や、照明連動機能、スピーカーから、声がはっきり聞こえる「声くっきり」機能などが搭載されます。
単身者や劣り寄りの利用を想定している便利機能です。
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以上、シャープのAQUOSのADラインの紹介でした。
フルハイビジョン液晶を搭載する機種は珍しく、貴重だと思います。
スカパーやブルーレイなど、地デジ以上に解像度高い番組を見たいならば、この点を重視しても良いでしょう。
今回の結論
小画面の液晶テレビのおすすめはこの機種!
というわけで、19インチと22インチの小型液晶TVを比較してきました。
最後にいつものように、Atlasのオススメ機種を書いておきます。
第1に、画質と使い勝手の両立した小型テレビとしてオススメできる機種は、
【2020年12月発売】(生産終了)
8・東芝 REGZA 19S24
¥41,214 楽天市場 (1/9執筆時)
8・東芝 REGZA 19S24
¥44,500 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:TN?
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー: 8W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★☆☆
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
設置のしやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
東芝のレグザのS24シリーズでしょう。
高い画像補正能力を主に評価しました。
液晶は、TN液晶の可能性が高いです。
しかし、バックパネルに、直下型LEDを採用しており、表示性能の総合力の期待値は、他社に引けをとりません。
その上で、画像エンジンが、このサイズでは業界最高峰の「レグザエンジンファイン」です。
総合的に言えば、画質面の期待値はかなり高いです。
小型テレビで、「ブランド名」が付いた画像エンジンをしっかりと採用し、その部分の「機能・哲学」をキッチリ語れているのは、東芝だけですから。
ゲーム・アニメ・映画を含めて、地上波・BSの映像を綺麗に見るという点では、このサイズのテレビの中では最も優れていると思います。
現状で迷ったら、この機種を買っておけば「後悔は少ない」でしょう。
第3に、小型でもやや大きめのTVが欲しい方におすすめできるのは、
【2018年8月発売】
12・シャープ AQUOS 2T-C22DE-B
13・シャープ AQUOS 2T-C22DE-W
¥29,745 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:22V型(フルHD)
モニターパネル:TN液晶?
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
【2018年8月発売】
14・シャープ AQUOS 2T-C22ADB
15・シャープ AQUOS 2T-C22ADW
¥30,908 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:22V型(フルHD)
モニターパネル:VA液晶
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★☆
画像エンジン ★★★★☆
設置のしやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
シャープの22インチ液晶が良いでしょう。
設置幅は、やや必要ですが、設置に横幅50cm確保できるならば、問題ありません。
液晶パネルは、DEシリーズはTN液晶でしょうが、解像度の面でフルハイビジョン画質に対応する機種はこれだけですし、かなりのプラスポイントです。
画面の小さい液晶テレビは「フルハイビジョン」にこだわる必要は、必ずしも無いです。
しかし、ゲーム機につなげて利用する場合は一定の意義があるでしょうし、その他の場合も、画質アップ効果を期待できますから。
第4に、書斎の机や、寝室に置く2台目のテレビとしておすすめなのは、
【2021/6】19FB10H-K
6・パナソニック VIERA UN-19FB10H
¥56,430 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2020/6】UN-19FB10-K
7・パナソニック VIERA UN-19FB10
¥58,700 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
画面:19V型 (HD)
モニターパネル:VA液晶
バックライト:エッジ型
ネット動画視聴:
スピーカー: 6W
HDMI端子:2 (ARC)
液晶パネルの品質 ★★★★☆
バックライト ★★★★☆
画像エンジン ★★★★☆
設置のしやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのFB10シリーズでしょう。
新旧両機種ありますが、性能は変わりませんので、値段で決めてOKです。
本機は、無線で電波が飛ばせるため、設置の自由が利く点が一番のメリットです。
下位機種もありますが、バッテリーを搭載する点と、3段階のチルト角度調整ができる点、幅広いネット動画に対応する点で、価格以上に便利な機種です。
パナソニックはバッテリーを製造できるメーカーなので、この値段が実現できているのでしょう。
寝室はもちろん、家中に持ち運んで利用できる点がとにかく魅力です。
補足:このブログのTV関連記事について
というわけで、今回は22インチまでのの液晶テレビについての紹介でした。
1・32v型の小型液晶TVの比較
サイズ:幅70cm×高さ45cm
予算:2万円〜
用途:1人暮らし向け(標準)
2・24v型の小型液晶TVの比較
サイズ:幅60cm×高さ35cm
予算:2.3万円〜
用途:1人暮らし用(小さめ)
3・19v-22v型の小型液晶TVの比較
サイズ:幅50cm×高さ30cm
予算:2.5万円〜
用途:寝室向け
4・10v-15v型の超小型防水TVの比較
サイズ:幅26cm×高さ20cm
予算:2.5万円〜
用途: お風呂・キッチン用
他サイズの小型機と見比べたい方は、以上のリンクをご利用ください。
1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】
そのほか、このブログでは全部で100機以上のテレビを比較しています。
とくに、他のサイズと、どれにしようか迷っている方がいましたら、TVのサイズを横断して「テレビ全体のおすすめ・選び方」を解説した記事もあります。
興味のある方は、その場合、6番の記事をご覧ください。
補足・周辺機器などについて
最後におまけで周辺機器の話です。
【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥8,640 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
第1に、ハードディスクです。
これらの小型テレビですが、録画にあたってはハードディスクが必要です。
ハードディスクは特殊なフォーマットがされますから、例えばパソコンで使っているハードディスクとの共用は無理なので、新しく購入する必要があります。
録画用として使うハードディスクドライブが必要な方、このブログの【外付けハードディスクの比較】の記事をご覧ください。
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1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ
3・東芝の全録レグザブルーレイ
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・再生専用のブルーレイプレーヤー
6・おすすめブルーレイレコーダー【結論】
そのほか、この際、同時にレコーダーをお探しの方は、これらの記事をご覧ください。
固定式アンテナケーブル(各サイズ)
¥552〜 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
山善 テレビ台 幅80 ダークブラウン
¥4,180 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
第2に、アクセサリー類です。
また、ここで紹介したTVにはロングアンテナケーブルが付属しませんので、それらを購入するのもお忘れなく。
テレビ台については、24型については、アマゾンから送料無料で送って貰えるのは色々ある(こちら)ので、お好みに合わせて選べば良いと思います。
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そのほか、このブログ「モノマニア」では、1人暮らし向けに必要な家電や家具類を20ジャンル以上まとめた記事もあります。
新生活をはじめる方で、掃除機のほかに色々お探しのものがありましたら、このリンク記事もよろしくお願いします。
ではでは。