【比較する製品型番】パナソニック H HH-CF1220DZ HH-CF1220AZ LSEB1202 LHR1824D LSEB1198 LHR1824 LGC51104 HH-CG1234A HH-CG1237A HH-CH1235A HH-CF1292A HH-CE1289AH HH-CF1296A HH-CF1206A HH-XCF1205A HH-CF1204A HH-CF1296A HH-XCH1209A HH-XCH1208A 日立 LEC-AHR1210U EC-AH1200U LEC-AHR1200UAZ LEC-AH1200UAZ LEC-AH1200T LEC-AA12TAZ LEC-AH12RAZ
今回のお題
12畳用LEDシーリングライトはどれがおすすめ?
どもAtlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のLEDシーリングライトを比較します。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳-20畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
7・シーリングライトまとめ 【結論】
LEDシーリングライトは、デンキヤでの販売点数が多いため、適応畳数から記事を分けています。
今回は、3回目記事です。
すこし広めの洋室リビングに向いた、12畳対応のLEDシーリングライトを比較します。
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明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
0・シーリングライトの選び方の基本
はじめに、シーリングライトの「選び方の基本」の説明をしておきます。
主に、「明るさ」「目への優しさ」という観点にこだわる場合、知っておくと良いスペックについて解説します。
0-1・明るさ(ルーメン)
第1に、明るさ(最大光束)です。
デンキヤの店頭で照明を眺めると「12畳用」「14畳用」など適応畳数の表示が目に入ります。
適応畳数は、業界団体(日本照明工業会)が決めた普遍的な数字です。
畳数当たりに必要な光束(ルーメン=照明器具の明るさ)から定めています(上表)。
しかし、適応畳数は、畳数あたりの「最低光束」を達成すれば、「その畳数」を名乗れるので、正確に明るさを示している数字とは言いにくい部分があります。
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結論的にいえば、「明るいシーリングライト」が欲しい方は、「適応畳数」を見るだけでなく、各製品の「光束」の値をしっかりみながら選ぶことが「基本中の基本」です。
今回の記事でもこの部分を重視して「おすすめ」を提案していきます。
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一方、「適応畳数」は、注意するべき部分がもう1点あります。
「20代の目の良さ」を基準に、必要な光束(ルーメン=器具の明るさ)を定めているという点です。
例えば、新聞を読む場合、40代で2倍ほど、60代では3倍ほどの照度(ルクス=手元の明るさ)が必要と言われます。
この部分は手元の補助照明(デスクライトなど)でも補えますが、天井照明が暗いと、ふだんの読書や作業に支障が出やすいと言えます。
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結論的にいえば、年齢次第では、1段階(=2畳)広い適応畳数を持つシーリングライトを購入する意味はあります。
LEDは10年ほど光源が保ちますが、明るさは、経年変化で落ちていく(10年/3割)で、その点でもそのように言えます。
ただし、畳数が広くなると電気代はかかりやすいため、最大でも1段階で止めるべきでしょう。
0-2・色調の調整機能(調色)
第2に 色温度の調整機能(調色)です。
格安機を除けば、電球色(3000K)・昼白色(5000K)・昼光色(6500K)と、調色できるのが現在では「普通」です。
夜間は電球色に調色できた方が「疲れた目に優しく」、仕事などをする際は、昼光色のほうが、「文字も読みやすく、集中して活動しやすい」ため、調色機能は重要です。
そのため、時間に合わせて自動的に調色できる製品なども上位機では出ています。
一方、最新機種の場合、色温度(青〜赤の指数)だけでなく、色偏差(緑〜赤紫方向の指数)に注目しながら、「パソコンくっきり光」がだせる機種が現れています。
そのほか、通常暗めになる昼白色・電球色でも「最大光束」をだせる機種など、調色面もわりと個性があるため、今回は、ここもしっかりみていくつもりです。
0-3・色の鮮やかさ(演色値:Ra指数)
第3に 色の鮮やかさ(演色値:Ra指数)です。
光源や認知科学にかんする研究成果によれば、目に優しい光の理想は、「太陽光に近い」色合いのライトです。
太陽光に近い明かりは、食卓の料理や肌の色を綺麗にみせられるなど、ほかの利点もあります。
LED照明の場合、演色値(演色評価指数)で、この部分を示します。
各社とも、白球色(昼光色・昼白色)での明るさが太陽の光 (Ra100)にどれくらい近いかを、Raという値で示しています。
一般的に、Ra80以上あれば、日常生活に問題ないと言われます。
しかし、上で示した機能性を期待したい場合、Ra90以上を目安にして製品を選べば、目的に適った良い製品が選べます。
特別なLED(紫色LED+RGB蛍光体)を装備する関係で、少し価格は高めにはなりますが。
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というわけで、ここまでは「シーリングライトの選び方の基本」の紹介でした。
ほかにも、説明するべきことはありますが、本編でおいおい書いていきます。
1・12畳用シーリングライトの比較 (1)
1-1:パナソニック
1-2:日立
2・12畳用シーリングライトの比較 (2)
2-1:日立〈続き〉
2-2:NEC hotaluX
2-3:アイリスオーヤマ
3・12畳用シーリングライトの比較 (3)
3-1:東芝
3-2:ドウシシャほか
4・シーリングライトまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
設置について言えば、今回みる製品は、どれも天井に引っかけコンセントがあればどの家庭でも設置できます。
1-1・パナソニックのLEDシーリングライト
はじめに、パナソニックのシーリングライトです。
同社の場合、デンキヤほか住設ルート(工務店)用製品があります。
そのため「最もラインナップが多い」ので、他社との比較基準にしやすいので、最初に取りあげました。
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なお、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
【Amazon限定】
【2020年発売】
【12畳用】【ブースト対応】
1・パナソニック HH-CF1220DZ
¥11,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【12畳用】【調色・ブースト対応】
2・パナソニック HH-CF1220AZ
¥12,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(41.3W 40.6W)
最大時:7148ルーメン(49.7W 49.6W)
サイズ:直径50cm×高さ11.9cm
調光:100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
こちらは、パナソニックのEVERLEDSシリーズの低価格帯のシーリングライトです。
同社は販売ルートで型番を変えるので複数の型番があります。
これらは全部「Amazon限定」の型番となります。
2機種ありますが、上位機のみ調色ができます。
明るさは、5499ルーメンです。
この明るさは、畳数あたりに認められた最大の明るさです。
また、パナソニックの場合、消費電力が明るさに比して良いとも言えます。
一方、本機には「ブースト機能」があります。
「全灯ボタン2秒押し」で120%明るくできるので、実質的には、限界を超えた7148ルーメンまで出せます。
中心部までの明るさは、パナソニックの「売り」の1つです。
ただし、本機は直径が50cmで、上位機より小径です。
十分に「明るい」とはいえ、リビング用での光の広がり方は上位機に負けます。
調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。
常夜灯も6段階で調光できます。
調色(色の調整)は、【調光・調色対応】とある上位モデルのみ対応します。
そちらは、電球色と昼光色の双方に色を切り替えることができます。
調色モデルは、「全灯」ボタンで、6200Kの「文字くっきり光」に調色できます。
昼光色(6500K)よりわずかに低い設定で、パナソニックおすすめの明るさです。
新聞や本をよく読む方には最適です。
演色値は、Ra83です。
先述のように、太陽をRa100とする数値ですが、この値が業界の現在的な平均値です。
この部分は、パナソニックについては、他社よりわずかに落ちます。
タイマーは、時計認識ができないため、辛うじておやすみタイマーが付くだけです。
これは、各社とも格安機だと同じです。
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以上、パナソニックの低価格機の紹介でした。
十分な明るさを持ちつつ、消費電力は低い機種です。
光熱費も含めて考えた場合、これらの機種は、省エネ性の面で非常に優秀でしょう。
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【2021年発売】
【12畳用】【ブースト対応】
3・パナソニック LSEB1202
¥9,571 楽天市場 (1/6執筆時)
3・パナソニック LHR1824D
¥7,660 楽天市場 (1/6執筆時)
【12畳用】【調色・ブースト対応】
4・パナソニック LSEB1198
¥10,235 楽天市場 (1/6執筆時)
4・パナソニック LHR1824
¥8,085 楽天市場 (1/6執筆時)
4・パナソニックLGC51104
¥10,310 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:4299ルーメン(41.3W)
直径:50cm
なお、パナソニックは、ここまで見たデンキヤルートの製品ほか、住設・工務店ルート(LSEB型番)、ディスカウント店用(LHR型番)の販売もあります。
流通ルートの違いなので、こちらを選んでOKです。
ただ、調色非対応のモデルがある点に注意してください。
・昼光色
・LGC5113D
・電球色
・LGC5113L
・温白色
・LGC5113V
住設ルートの製品は、格安機が無数にあります。
しかし、調色と明るさブースト機能の有無だけ見ておけば、だいたいOKです。
そのほかは、カバーの径が多少こと部分ほかは、年度でごくわずかに省エネ効率が良くなる場合がある程度の違いですので。
ちなみに、住設・工務店ルート(=LSEBではじまる型番)の製品の場合、配線器具(丸形引掛シーリングと木ネジ)が(おまけで)付属するのが普通です。
新築物件などの工事の人がその場で付けられるようにするために付いています。
【2021年発売】
【12畳用】
【通常型番】
5・パナソニック HH-CG1234A
¥24,750 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(34.3W)
最大時:7148ルーメン(44.1W)
サイズ:直径60cm×高さ13.6cm
調光:100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CG1234Aは、パナソニックの「スタンダードモデル」です。
本体の形状は、2021年にフルモデルチェンジをして新設計になりました。
直径は60cmなので、「リビングのすみずみまでの明るい」サイズです。
カバーと天井の感覚を近づけることで、光の拡散(色ムラ防止)に必要な十分なカバー厚をキープしながら、スタイリッシュにしたという方向性です。
このグレード以上が、一般的に「リビング用」と言えます。
本体の厚みは、136cmです。
上図のように(天井の)引っかけシーリングとの隙間を最小限する工夫があります。
ただ、リビング用の平均より薄型というわけでもないので、マンションなどで天井が低めの場合は、多少注意が必要です。
明るさは、5499ルーメンです。
業界基準で許される最大の明るさをキープしています。
その上で、消費電力が、28.9Wと優秀であり、「明るさと省エネの両立」は、さすがに「最新のハイグレード機」といえます。
光の拡散性も、上図のようなレンズ配置の工夫で、拡散性や、色の混ざり(白系とオレンジ系)の違和感を軽減する仕組みがあり、質が良いです。
ちなみに、このグレードの旧モデルだと、導光プリズム(図の3)で反射させ拡散させる仕組みでした。その場合、本体をより薄くできる一方で、中間色における色ムラが気になった部分があったので、修正したということでしょう。
調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。
常夜灯も6段階で調光できます。
調色(色の調整)も、対応です。
全灯ボタンを選択した際に6200Kの文字くっきり光(昼光色)を自動調光できる仕様です。
コントラスト感を高めることができるため、文字が読みやすい光です。書斎には最適でしょう。
また、「裏技」的ですが、全灯ボタンを長押しすることで、全灯(文字くっきり光)を1.2倍の明るさに「ブースト」可能です。
消費電力は上がりますし、調色・調光はできませんが、JIS基準で定められた畳数当たりの最大光量を越えて明るくできます。
掃除の手軽さも「虫ブロック」構造が売りです。
光に向かう虫の性質を利用したすきま構造にした上で、防虫剤入りのパッキン利用する仕組みです。
この部分の掃除は面倒なので、良い工夫でしょう。
タイマーは、パナソニックの場合、上で見た格安機を除いて、全機種、時計機能を搭載です。
普通の「おやすみ/おはよう」「留守番(防犯)」タイマーほか、設定した時間に連動して調整してくれる「おまかせモード」があります(写真)。
朝は白色全灯ですが、日中は「普段のあかりボタンで設定した明かり、夜は、暖色ボタンで設定した明かりになるので、時間以外、色・明るさもカスタマイズできます。
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以上、パナソニックのスタンダードモデルの紹介でした。
多少高いですが、調光・調色・省電力性能において、ワンランク上の実力を見せています。
オーバーブーストは、日立も装備しますが、多少仕組みが異なるため、後ほど紹介する日立機と比較することは重要でしょう。
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【2021年発売】【12畳用】
6・パナソニック HH-CG1232A
¥27,720 楽天市場 (1/6執筆時)
なお、スタンダード型は、写真のように木調の製品(HH-CG0832A)があります。
こちらは、洋室にもあう雰囲気ですが、「和風モダン」な感じもあります。
そのため、類似機( HH-CE0819AH・HH-CE0829AZ)を含めて【和室向けLEDシーリングライトの比較記事】で、取りあげています。
【2021年発売】
【12畳用】【通常型番】
7・パナソニック HH-CG1237A
¥28,710 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(42.6W)
最大時:6598ルーメン(50.7W)
サイズ:直径73cm×高さ13.6cm
調光:100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra93(太陽光=Ra100)
HH-CG1237Aは、パナソニックの「高演色タイプ」です。
1つ上でみたスタンダードモデルをベースとして、演色値を高めたタイプです。
次にみる日立の高演色機のライバルとなります。
本体の形状は、直径73cmとすこしサイズ感が大きめです。
ただ、LEDの配置は、先ほどみた同社のスタンダードモデルと同じです。つまり、格好良いフレーム枠があるだけで、明るさや配光は同じです。
明るさは、5499ルーメンです。
本機も1.2倍の明るさに「ブースト」可能ですから、この部分の仕様は、LEDの基本配置を含め同じです。
演色値は、Ra93です。
このスペックが高いと、料理が美味しく見えるほか、テレワークなどにおいても(一般的に)目が疲れにくいと言えます。
デスクライトでも、高品質なものは演色値を高めています。
その分、通常より消費電力は上がりますが、気にするほどではないです。
調光(明るさ調整)は、無段階で、調色(色の調整)も、対応です。
掃除の手軽さも「虫ブロック」・キレイコートというここまで見たパナソニック機に搭載される機能は網羅します。
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以上、パナソニックの「高演色タイプ」の紹介でした。
後ほど見ますが、日立の高演色機との比較となります。
先取りして言えば、パナソニックの場合、電球色でも昼光色でもRa93というスペックなので、調色して、色温度を細かく調整して使う場合、本機の方が有利そうです。
ただ、書類仕事(テレワーク)に特化して言えば、カラーLEDを利用する日立方式も悪くないので、どちらか良いかについては、最終的な結論編で改めて考えます。
【2022年10月発売】
【12畳用】
8・パナソニック HH-CH1235A
¥28,710 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(37W)
最大時:6598ルーメン(43.9W)
サイズ:直径60cm×高さ13.4cm
調光:100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CH1235Aは、パナソニックの「パソコンくっきり光搭載タイプ」です。
本体の形状は、直径60cmです。
同社のスタンダードモデルと同じで、標準的なサイズです。
明るさは、4299ルーメンです。
本機も1.2倍の明るさに「ブースト」可能です。
その上で、本機は、全灯時の「文字くっきり光(6200K:昼光色)」に加えて「パソコンくっきり光」(5000K・昼白色)を搭載します。
5000Kの「色温度」は他機でも出せます。しかし、本機は「色偏差」に注目し、それをDUB-4(マイナス4)にしています。
色偏差は、パナソニックが最近強調する指数です。色温度(青〜赤の指数)ではなく、緑から赤紫方向の指数です。
本機は、「パソコンくっきり光」を赤紫よりに設定することで、光から青白い成分を減らし、画面のコントラスト(黒の締まり)を高めるという意図性があります。
家庭用照明器具としては「新機軸」で面白みのある技術かと思います。
視認性についても、第三者機関(北里大学)での実験も行われており、ある程度信頼して良い数値だと感じます。
なお、この機能は【LEDデスクライトの比較記事】で取りあげた同社のライトに先行搭載されていて、満を持しての天井照明への搭載と言えます。
「色偏差」は、別の光源(環境光)に左右されやすい部分はありますが、メインの天井照明に据えた場合の期待値は高いです。
なお、「パソコンくっきり」の色温度は、5000Kです。
オフィスのあかりはたいてい「昼白色」です。文字くっきり(昼光色)」は、数時間集作業にあたるには集中力が増すのですが、「日中全部」では疲れるので、オフィス照明では、普通使われません。
本機は、全灯時(文字くっきり)と同じ照度を出せるようにしているのはそのためです。
演色値は、Ra83です。
高演色でないのは残念です。
調光(明るさ調整)は、無段階で、調色(色の調整)も、対応です。
掃除の手軽さも、虫ブロック・キレイコートなど、下位機種同様に搭載です。
タイマーは、先述の「おまかせモード」の日中については、「パソコンくっきり光」でも設定できる点、以外は同じです。多機能です。
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以上、パナソニックの「パソコンくっきり光搭載タイプ」の紹介でした。
Atlas自身が、出ることをずっと期待していた製品です。
リビングでテレワークをする場合、同じく「目の優しさ」に対して配慮があると言える高演色タイプのほうが良いかと思います。
しかし、専用の部屋(書斎)の光源としては、実際こちらのほうが機能性は高いと言えます。個人的に試す予定ですので、発売後、購入したらなにかしら加筆するつもりです。
【2020年発売】
【上位機種】
【12畳用】HH-CF1280A同等品
9・Panasonic HH-CF1292A
¥31,580 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(45.7W)
サイズ:直径60cm×高さ8.5cm
【2018年発売】
【下位機種】【12畳】
10・Panasonic HH-CE1289AH
¥29,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5000ルーメン(43.3W)
サイズ:直径54cm×高さ9.9cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値: Ra 83(太陽光=Ra100)
AIR PANEL LED も、パナソニックの製品です。
本体形状は、グレードで異なります。
上位機は、発光面の見直しで、中心部の光源の「出っ張り」が引っ込んだスタイリッシュな形状です。
下位機は、写真のように、中心部に多少膨らみがあります。
明るさは、5499ルーメンです。
いずれも「業界基準」の最大値であり、この点では特に代わり映えしません。
ただし、下位機については、5000ルーメンとなります。
調光(明るさ調整)についても、無段階で連続調光が可能で、常夜灯の調光できる製品ですが、これも下位機種と同じです。
もちろん、文字の視認性が良い「文字クッキリ色」に対応します。
調色(色の調整)は、グレードで異なります。
上位機は、外縁部・内周部だけ照射し、間接照明的にライトが使える点が面白いです
この機能はパナソニックの力を入れている部分で、シアター用途になどに向くでしょう。
下位機は、「シンプルモデル」として売られている寝室向けです。
しかし、間接照明的な機能が省略され、上記2種類のライティングのみ対応です。
そのほか、上位機にある30分の自動消灯タイマーが、下位機には付属しません。
消費電力は、特殊な形状のモデルのため、パナソニックの通常機に比べると、多少ながら劣ります。
「趣味的」な機能があるので、これは仕方ないでしょう。
演色値は、Ra83と低いです。
だいたいのパナソニック機に共通しますが、光の鮮やかさは期待できない機種です。
タイマーは、先述のように、パナソニックは格安機以外は時計認識ができる高級タイプです。
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以上、Panasonic AIR PANEL の紹介でした。
これは、シアタールーム用・寝室用の照明として「売り出した」ものです。雰囲気のある光が出せるため、リラックスしたい部屋の設置に向くと言えます。
デザイン性も良く、その点も買い替える動機になりそうです。
【2020年発売】
【12畳】HH-CF1285A同等品
11・パナソニック HH-CF1296A
¥34,650 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(45.9W )
サイズ:W55×D55.6×H9cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CF1296Aは、パナソニックの角型パネルの製品です。AIR PANEL LEDというシリーズに属します。
同じ製品がHH-CF1285Aという型番で売られる場合がありますが、その場合も性能は同じです。
かなり独特の形です。
光源は中央部にあり、左右のパネル(クリア色・ゴマ文様)の部分は、透明なプラスチックパネルです。
とくに、クリア色の場合、天井の壁紙が透けて見えるため、おしゃれです。
明るさは、5499ルーメンです。
角形ですが、本機の照度は最大で変わりません。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
常夜灯の調光もできる製品です。
調色(色の調整)は、昼光色・電球色に対応し、文字くっきり光も出せます。
また、3パターンの発光パターンを組み合わせた調光に対応します。
なお、左右のパネルの部分については、中央パネルの「パネル用LED」からの拡散光で照らされる仕組みです。
間接照明的に広々照らせられるので、雰囲気があります。
タイマーは、もうひとつの特長です。
こちらの場合、「おまかせモード」で、時間帯による調光・調色に変化が付けられるため、時間によって自動で色合いを変化させることができます。
マニュアルで時間調整なども可能です。
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以上、パナソニックのAIR PANEL LEDシリーズの紹介でした。
Atlasは、仕事部屋の隣の寝室(兼シアター)にこの系統の製品を配備しています。十分な光量がある上、天井反射の間接照明的に利用可能なので、昼に夜に便利に使っています。
光の広がり方的に、(新聞を読むような)書斎・リビングには向きませんが、用途を考えて使う場合は、デザインを含めてとても良い製品です。
【2020年発売】
【12畳】HH-CF1202A同等品
12・パナソニック HH-CF1206A
¥60,090 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(46.3W )
サイズ:W55×D71.2×H9.9cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CF1206Aは「The Soundシリーズ」に属するパナソニック製品です。
照明自体の形は上で見たHH-CF1296Aと同じですが、名前通り、「音楽を聴ける」という製品です。
本機は、いわゆる「IOT家電」です。
Bluetoothを内蔵するため、スマホ(iPhone/Android)で明かりを設定可能です。
そのため、初期設定にはスマホが「必須」です。
また、無線トラブルほか、Bluetoothのペアリング変更を要する場合は、壁コンセントに「入/切」がないといけない(ブレーカーを落とすしかない)点に注意してください。
壁コンセントのない部屋での利用は実質的には難しいでしょう。
明るさは、12畳用で5499ルーメンです。
照らしわけを含めての照明のスペックは、1つ上で説明したAIR PANEL LEDシリーズと同じです。そちらをご覧ください。
スピーカー構成は、3×9cmのコーンを装備するフルレンジスピーカー2機(総合10W)です。独立したバスレフポートで低音を強化する仕様です。
このブログには、【Bluetoothスピーカーの比較記事】もありますが、構成的には、大体1万円以下のグレードです。
一般的なスピーカーと比較はできない水準ですが、上からの振り下ろしサウンドは、BGM的に楽しむならば、わりと良いです。
Bluetoothのコーデック(=通信時の圧縮規格)は、SBCとApt-X LLです。
低遅延のApt-X LLに対応しますので、テレビなどでも音と映像の時差(口パクズレ)は少ないでしょう。
一方、Bluetoothは、テレビ音声と映像のズレ(口パクのズレ)があります。そのため、低遅延のApt-X LLに対応できるワイヤレス送信機(HK8900)を最初から付けています。
ただし、ペアリングの変更(スマホの音楽からテレビの音声再生ほか)をしたい場合は、一度、壁スイッチをオフにする手間があります。
なお、リモコンは、Bluetoothではなく、普通の赤外線リモコンです。
タイマーなど、同社のスタンダード機以上の機能は普通に扱えます。
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以上、「The Soundシリーズ」のHH-CF1206Aの紹介でした。
スピーカーは、オーディオ・TV用のメインスピーカーとして「聴き入る」感じのグレードではないです。
ただ、寝る前のひととき、あるいは、キッチンなどで仕事しながら、TVの音声を聴いたり、BGMを流すような用途ならば、十分な音質を得られる製品で、有用でしょう。
先述のように、テレビ利用は少し厳しいですが、ニーズはあると思います。
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【12畳】
【2020年5月発売】
【上位機】HH-XCF1201A同等品
13・パナソニック HH-XCF1205A
¥47,475 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【下位機】(Bluetoothリモコン)
14・パナソニック HH-CF1204A
¥55,340 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5000ルーメン(34.8W)
直径:73.5cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
なお、同じ「The Soundシリーズ」ですが、オーソドックスな丸形形状のモデルもあります。
2機種ありますが、下位機種は、リモコンがBluetooth式の簡易的なものになるので、上位機が良いかと思います。
明るさは、3800ルーメンです。
明るさが8畳の、畳数当たりの最大光量には未到達です。
文字くっきり光対応で、1.2倍までの明るさアップにも対応ですが、光の広がりという部分では、最大光量が出せる製品とは差があるでしょう。
一方、本機はパナソニックでは薄型のLED配置になります。
高さ9cmとかなり薄いです。天井の低いマンションなどではメリットがあります。
音質面は、本機も総合10W+バスレフながら、バスレフポートが独立構造ではないので、多少ですが、音質は角形のが良さそうです。
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結論的にいえば、特に照明として考えた場合、スピーカー搭載に向くのは角形のほうと言えそうです。間接照明的な面白い使い方もできますし、選ぶならばそちらかと思います。
【2020年発売】
【12畳】HH-CF1285A同等品
15・パナソニック HH-CF1296A
¥34,650 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(45.9W )
直径:55×55.6cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CE1296A は、AIR PANEL LEDシリーズに属する、パナソニックの角型パネルの製品です。
こちらも流通ルートの違いで別型番がありましたが、現在は終息しています。
他社にない独特の形です。
この機種の場合、光源は中央部にあり、左右のパネル(クリア色)の部分は、透明なプラスチックパネルです。
とくに、クリア色の場合、天井の壁紙が透けて見えるため、おしゃれです。
明るさは、12畳用で5499ルーメンです。
角形ですが、照度は変わりません。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
常夜灯の調光もできる製品です。
調色(色の調整)は、昼光色・電球色に対応し、文字くっきり光も出せます。
また、3パターンの発光パターンを組み合わせた調光に対応します。
なお、左右のパネルの部分については、中央パネルの「パネル用LED」からの拡散光で照らされる仕組みです。
間接照明的に広々照らせられるので、雰囲気があります。
タイマーは、もうひとつの特長です。
こちらの場合、「おまかせモード」で、時間帯による調光・調色に変化が付けられるため、時間によって自動で色合いを変化させることができます。
マニュアルで時間調整なども可能です。
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以上、パナソニックのHH-CE1296A の紹介でした。
Atlasは、仕事部屋の隣の寝室(兼シアター)にこの系統の製品を配備しています。十分な光量がある上、天井反射の間接照明的に利用可能なので、昼に夜に便利に使っています。
光の広がり方的に、(新聞を読むような)書斎・リビングには向きませんが、用途を考えて使う場合は、デザインを含めてとても良い製品です。
【2022年発売】
【12畳】
16・パナソニック HH-XCH1209A
¥85,140 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(46.3W)
サイズ:W55×D71.2×H9.9cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-XCH1209Aは「ライフコンディショニングシリーズ」に属するパナソニック製品です。
形状は、ここまでみた角形の2機と同じです。
しかし、この製品は「高度なIOT家電」ですので、説明が複雑になります。
可能な限りわかりやすく書くつもりです。ただ、探しているのは純粋な「照明器具」で凝ったものは不要という方は、読み飛ばしてもOKです。
上で見たThe Soundシリーズと同じで、Bluetoothを内蔵する製品です。
コーデックは、SBC・AACという組み合わせです。
そのため、(Apt-Xに対応しない)iPhoneでの転送(音楽再生)は、The Soundシリーズより少し良いと言えます。
テレビからの音声送信は、本機はBluetoothで行う仕様です。また、専用送信機(トランスミッター)も、最初からつきます。
The Soundシリーズと違い、(壁コンセントのオンオフなしで)送信機のスイッチでBluetoothのペアリングの変更が可能です。「スマホの音楽から、テレビの音声への切替」は容易です。
テレビ用としての用途は、重視しています。スポーツ中継や、映画などでサラウンド感を強める「スタジアムモード」も装備させています。
一方、注意点もあります。
この製品は、コーデックとして、Apt-X LLに対応しないからです。
TVの映像と音声のズレは(The Soundシリーズより)ありうるように思います。
また、今回の機種で、EDRの付かないBluetooth5になったので、若干データレート(転送量)が少なくなっている感じもあります。
独自の低遅延処理で送っている可能性もありますので、このあたりは、実際使っているユーザーレビューを事前に確認しましょう。
ネットワークは、Wi-Fiも装備です。
回線が太いので、テレビ音声はこの規格で送っているかと思いましたが、先述のように、その役割はBluetoothとなります。
本機で、Wi-Fiが使われるシーンを箇条書きでまとめます。
第1に、スマホでの照明操作です。
「あかリモ+(プラス)という」専用アプリを用意しています(iOS Android)。
これでスマホを「照明リモコン化」できます。
またパナソニックは、IOT家電用にサーバーを提供してくれているので、外出先からの照明状況の取得と、操作(点灯・消灯)が可能です。
これは、家族の帰宅チェック・防犯対策などに良いです(無料)。
第2に、照明の音声操作です。
本機は、照明自体に、マイクと各社の音声AI(Google Assistant・Amazon Alexa・Apple Siri)などは搭載しません。
そのため、他社製のスピーカーは必要(Google or Amazon対応)なりますが、導入すれば、照明音声操作ができます。
例えば、Amazon系の場合、以上の操作ができます。
ただ、照明自体にマイクとAIを搭載した方が、より便利だったかとは思います。
対応機機は【スマートスピーカーの比較記事】で取りあげましたので、ご覧ください。
第3に、音声プッシュ通知です。
こちらは、パナソニックのCLUB Panasonicサービス(無料)と、同名のスマホアプリ(iPhone/ Android)を利用します。
あらかじめ登録しておいた、情報(ゴミの日・薬の時間)などをリマインダしてくれます。
アプリで登録した情報のリマインダをしてくれるほか、パナソニックのIOT対応(Wi-Fi搭載)の家電からの情報アナウンスを得られます。
例えば、このブログの別記事で紹介している、同社の洗濯機・レンジ・エアコン・ロボット掃除機・空気清浄機・加湿器ほか対応機は増えています。
そのほか、ウェザーリポート社との契約で、その日の天気予報を定時に流してくれたり、ヤマト運輸との提携で荷物配送情報を流してくれたりします。
なお、他社の音声スピーカー(Amazon・Android)の管理する情報を流せません。
ただ、先述のようなゴミの日のリマインダ、天気予報などは、(シンプルですが)「便利」と思えそうです。
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結論的にいえば、「IOT家電」のハブの1つとして、非常に高度な出来です。
一方、音楽(BGMを流す)部分は問題なく便利です。テレビをメインに考える場合は、先述のような遅延は考えられます。
ただ、本機の価格帯のグレードを購入するような方は、テレビのほうのスピーカーもそれなりに「良い」でしょうし、併用すれば問題ないとも言えます。
明るさは、12畳用で5499ルーメンです。
調光・調色・演色値や照らしわけなどの部分は、上で紹介した機種と同じです。
説明はそちらをご覧ください。
ただし、ユニークな部分もあります。「癒やし系」モードの搭載です。
BGMと連動させつつ、瞑想に向いた光の揺らぎがプログラムされた、「マインドフルネスモード(瞑想)」と、雰囲気のある「(ろうそくの)揺らぎモード」を搭載します。
「癒やし」系へのアピールですが、純粋に面白い発想です。
タイマーも、基本は下位機種と同じです。
ただ、スピーカーが付属し、Wi-Fi経由でお知らせ設定もできるので、BGMや通知と連動させつつ、かなり細かくアプリで、生活スタイルに合わせたプログラムが可能です。
気が利いているのは、曜日を認識し、休日専用の設定などが作れる部分です。
スピーカーの音質は、ユニットはThe Soundシリーズと同じ(総合10W+バスレフ)なので、音質は同等です。
BGM用ならば不満はない音質です。
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以上、「ライフコンディショニングシリーズ」のHH-XCH1209Aの紹介でした。
照明と言うよりも、完全に「IOT家電のハブ」的な製品です。途中で書いたように、TVのメインスピーカーとしては遅延部分がどうしても心配です。
ただ、家事をしながらニュースを流したり、音楽番組で音だけを聴くなど、家事などの「ながら仕事」用には、結構高度で実用性もあります。天気などの情報を得られるのも良い部分です。
高度に自宅をIOT化したい方向きですが、純粋に「スゴいものを出したな」と感じました。
【12畳】
【2022年発売】(Wi-Fi+Bluetooth)
17・パナソニック HH-XCH1208A
¥80,190 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5000ルーメン(44.1W)
最大時:6000ルーメン(54.1W)
サイズ:直径73.5cm×高さ9cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
なお、「ライフコンディショニングシリーズ」は、The Soundシリーズの場合と同じで、丸形でも出しています。
ネットワーク(Wi-FiとBluetooth)に関わる機能性は同じです。
明るさは、The Soundシリーズの丸形と同じで、スピーカーを配置する都合上、3800ルーメンと、この畳数の最大照度に達していません。
「文字くっきり」や「明るさアップ(1.2倍)」は対応になりますが、光の広がりという意味では、角形より限りがあります。
スピーカーも、下位機種の場合と同じで、バスレフポートの配置的に、他種ですが、角形より劣るように見えます。
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結論的にいえば、やはり、スピーカー搭載型については、角形のほうが相性が良いように思えます。
1-2・日立のLEDシーリングライト
つづいて、日立のシーリングライトです。
「ラク見え」という青色LEDを利用した機能が、同社の特長です。
【12畳】
【2021年発売】
【ラク見え搭載】
18・日立 LEC-AHR1210U
¥15,717 楽天市場 (1/6執筆時)
【ラク見えなし(よみかき)】
19・日立 LEC-AH1200U
¥17,380 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(32.3W)
最大時:6599ルーメン(44.1W)
サイズ:直径70cm×高さ13.8cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)
こちらは、日立の「ラク見え搭載タイプ」のLEDシーリングライトです。
未搭載の「スタンダードモデル」が安いですが、この値段差なら、上位機が確実におすすめできます。
明るさは、5499ルーメンと、業界基準が許す最大量の明るさです。
その上で、日立には(パナソニックと同じく)「オーバーブースト」機能があります。
「ラク見え」モードと言います。
明るさが「標準の1.2倍」となり、ルーメン値もそれ応じて「畳数の業界基準を飛び越えて」明るくできます。
日立は、レンズ内に青色LEDを配備させ、「文字をくっきりさせつつのオーバーブースト」です。
書類仕事や新聞を読む際に特化した、ブーストとも言えます。
直径は、70cmです。
クリアパネル仕様ですので、少し大きめです。
天井からの高さが138mmです。パナソニックの新機種とほぼ同じです。
多くのご家庭では問題ないです。
ただ、マンションなどの作りで、天井が低めのご家庭だけは「少し注意」です。ただ、(LED以前の時代と比べても)従来水準ではあるので、買い換えの場合は違和感はないと思います。
演色値は、Ra85です。
「ラク見え」モードの際には、Ra90とより太陽光に近い明るさを出すことができます。
「目の疲れにくさ」の点ではこの数値が大事です。
このモードの際は、クッキリ見やすいタイプの高性能なシーリングとも言えます。
なお、「スタンダードモデル」も、1.2倍のブーストはできます。
ただ、青色LEDがないので「よみかき」の明かりです。
消費電力水準が、通常点灯時でも10%強悪いので、その部分を含めて「ラク見え」でしょう。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
常夜灯(保安灯)も調光できます。
調色(色の調整)は、「らくみえモード」を昼光色と考えた場合、昼光色・昼白色・電球色全てを出せる機種です。
タイマーは、さほど凝ったものではないですが、時刻設定しての、入・切や、決まった時間の点灯・消灯を設定できます。
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以上、日立の「ラク見え搭載タイプ」の紹介でした。
明るさをオーバーブーストできる「ラク見え」が、やはり注目点となる製品です。このモードでは、演色値も上がりますので、明るさを重視した場合、本機はかなり良い選択肢となります。
ただ、パナソニックの高演色タイプと較べる場合、ブースト時以外の平均演色値は普通(Ra85)です。調光しつつ、リビングで食事を鮮やかに見せたいなどの目的の場合、パナソニックが向きます。
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【2021年発売】
【12畳】【Amazon.co.jp限定】
【ラク見え搭載】
20・日立 LEC-AHR1200UAZ
¥16,213 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【ラク見えなし】
21・日立 LEC-AH1200UAZ
¥15,980 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(32,.3W)
最大時:6599ルーメン
サイズ:直径60cm×高さ13.8cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)
なお、日立は【Amazon.co.jp限定】で、本機の姉妹版をだします。
主な違いは、カバーで、クリアパネルの部分がない、一般的な乳白色のアクリルカバーです。
高さは138mmで、直径は60cmとなります。
配光や、光の拡散性は大きく変わらないですし、【ラク見え搭載機】はお買得に思えます。
このほか、LEC-AH120Uという製品が特定家電量販店で売られますが、リモコンのグレードが異なる以外、「ラク見えがないタイプ」とほぼ同等です。
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【12畳】
【5499ルーメン】
22・日立 LEC-AH1200T
¥13,470 楽天市場 (1/6執筆時)
明るさ:5499ルーメン(39.2W )
最大時:6559ルーメン(48.8W)
サイズ:直径60cm×高さ13.8cm
調光:連続調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
【5000ルーメン】
【調色不可】
23・日立 LEC-AA12TAZ
¥7,862 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【調色可】
24・日立 LEC-AH12RAZ
¥8,980 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
明るさ:5000ルーメン
最大時:
直径:43.5cm
調光:連続調光可能
調色:
演色値:
また、日立からはスタンダードモデルとして、この機種の下位機種も販売中です。
ブーストはできますが、青色LEDを装備せず「らくみえモードにも未対応」です。
その割には高額のため、日立から選ぶとしたら、やはり上位機種でしょう。
LEC-AA12TAZは、エントリーモデルで安いですが、5000ルーメンと暗い上で、直径45cmの設計なので、リビング用としては少し無理があるかと思います。
次回に続く!
12畳用のLEDシーリングライトのおすすめは結論的にこれ!!
というわけで、今回は、12畳のLEDシーリングライトについて書いてきました。
しかし、12畳用のシーリングライトは、販売点数が多いので、2回目記事に「続き」ます。
2・12畳用シーリングライトの比較 (2)
2-1:日立〈続き〉
2-2:NEC hotaluX
2-3:アイリスオーヤマ
3・12畳用シーリングライトの比較 (3)
3-1:東芝
3-2:ドウシシャほか
4・シーリングライトまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
次回の2回目記事(こちら )では、日立の残りの機種を見たあと、ホタルクス(NEC)とアイリスオーヤマの製品をみていきます。
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、今回の比較記事全体の結論編(こちら )では、全ての畳数の製品から、「Atlasのおすすめ機種!」を、価格別・目的別・部屋サイズ別に提案していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら