Top 情報家電 比較2021'【高音質】ICレコーダー42機の性能とおすすめ(1)

2021年07月06日

比較2021'【高音質】ICレコーダー42機の性能とおすすめ(1)

【今回レビューする内容】2021年 ビジネス向けICレコーダー・リニアPCMレコーダーの性能とおすすめ:小型ボイスレコーダー・リニアPCMレコーダー:ビジネス インタビュー 講義 会議 語学学習 用途の違いとメーカー別人気ランキング

【評価する製品の型番】オリンパス ボイストレック VN-551PC V-872 V-873 DM-750 VP-20 BLK VP-20 WHT パナソニック RR-QR220 RR-XS470 RR-XS360 RR-XP009 SONY ICD-PX470F ICD-UX570F ICD-UX575F ICD-TX650 ICD-TX800 ソースネクスト AutoMemo AM1WH

今回のお題
最新のICレコーダーのおすすめはどの機種? 

 ども、Atlasです。

 今日は、2021年7月現在、最新のICレコーダー(ボイスレコーダー)を比較します。

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1・仕事用のICレコーダーの比較
 用途:インタビュー・会議・語学学習
 音質:モノラル・ステレオ
 価格5000円~2万円
2・音楽用のICレコーダーの比較
 用途:楽器演奏 コンサート録音 ネット配信
 音質:ハイレゾ・マルチチャネル
 価格1.5万円~10万円  
3最終的なおすすめICレコーダー 【結論】
 用途別・価格別のおすすめ機種の提案

 ICレコーダーは、用途的には「仕事用」と「音楽録音用」に区別できます。

 そのため、今回の記事も上表のように3つの記事にに分けました。

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 今回の1回目記事は、主にビジネスに使う「仕事用」のICレコーダーの比較をします。

 ただし、1万円以内の予算で「音楽にも仕事に気軽にマルチに使える」入門用のICレコーダーは、1回目記事です。

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 一方、予算1,5万円以上で、「音楽録音用」として、ハイレゾ録音などに本格的に対応する専門機は記事を分けました。

 恐れ入りますが、2回目記事となる【音楽用のICレコーダーの比較記事】をご覧ください。

 よろしくお願いします。 

ーーー

1・音質の良さ ★★★★★
2・取材の録音 ★★★★★
3・会議の録音 ★★★★★
4・音楽の録音 ★★★★★
5・語学学習  ★★★★★
6・携帯性   ★★★★★
7・総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、それぞれの機種を詳しく紹介します。

 その上で、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「目的別・価格別」にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

1・ICレコーダーの選び方の基本

 「仕事用」にICレコーダーを選ぶ場合、重要なのは、以下の3点です。

 具体的な製品の比較に入る前に、あらかじめ紹介してきます。 

1・音質の良さ

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 第1に、音質です。

 音質の良いステレオ・リニアPCM録音に対応する機種や、ノイズキャンセル集音機能が充実している機種を評価します。

 これらは、音楽録音だけでなく、ビジネスにおけるテープ起こしの際の音質のクリアさなどにもつながる点で、最も重要です。

 一方、ICレコーダーの場合、先述のように「音楽録音用」もあります。

 比較的高価な機種はほぼ「音楽録音用」ですが、そういった機種は、重さの部分のほか、機能面でビジネス向きの機能が「省略」されていることが多いです。

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 そのため、今回の1回目記事では、「ビジネスに使う際の音質の良さ」に着目しながら、比較していきます。

2・用途別の利便性

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 第2に、利便性です。

 「仕事」といっても、インタビュー・会議、または、語学学習など、ICレコーダーの利用目的は異なります。

 そのため、利用目的に合った機能を持つ機種をしっかり選ぶ必要があります。

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 この点も、今回の1回目記事では、注目して紹介するつもりです。

3・携帯性の良さ

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 第3に、携帯性です。

 ビジネス用として考える場合、ICレコーダーは「常に持ち歩くギア」です。

 そのため、まず「重さとサイズ」が問題になります。

 ただ、あまりに軽量でも、電池の保ちが短ければ、利用に支障がでます。

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 その点もふまえて、今回の1回目記事では、各社のICレコーダーを比較してきます。

ーーーー

1・モノラル録音の入門機
2・ステレオ録音対応の中級機
3・スティックタイプの小型機
4・ソースネクストのAutomemo

 なお、今回は、かなり多くの台数を紹介するため、以下の4つのカテゴリーにわけて、順番に紹介していきます。

2・モノラルICレコーダーの比較

 はじめに紹介するのは、格安なモノラル録音対応のICレコーダーです。

 それほど高度な機能が不要な方に向くグレードの製品です。

ーーー

 なお、以下の記事では、高評価できる部分については赤字で、イマイチな部分については青字で表記していきます。


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 【2021年】

 1・オリンパス VN-551PC
  ¥5,823 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 【2016年】

 2・オリンパス VN-541PC
  ¥5,430 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:モノラル
記憶容量:4GB
電池寿命:60時間(単4電池2本)
外部編集:
記録形式:WMA

 ボイストレック VN-551PCは、オリンパスのICレコーダーです。

 同社は「光学機器メーカー」のイメージですが、ICレコーダーの開発も長年行い、高性能機を多く出しています。

 なお、新旧両機種ありますが、機能面で進化はなく、型番のみの変更のため、値段で決めて良いです。

 内蔵マイクは、一方、モノラル録音しかできないモデルです。

 あくまで「ボイスメモ」を取るためのICレコーダーで、、音楽の録音には向きません。

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 音質面の技術は、上位機種にも採用される、ノイズ低減機能(ノイズキャンセリング)が搭載されます。

1・音声起動録音(VOC)
 =音に反応して自動的に録音を開始
2・インデックスマーク機能
 =再生したい場所に「付せん」をはる
3・AB・リピート
 =語学学習に便利な二点間再生
4・高速・低速再生
 =テープ起こし用

 また、下位機種ですが、ICレコーダーとして「確実に必要」と言える4つの機能も、しっかり装備します。

 したがって、格安機とは言え、利便性の部分では、上位機種と同等水準です。

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 オリンパスの場合、その上で、シーン別の録音調整機能が搭載される点が目に付きます。

 自分の声のメモ、会話録音、音楽録音などを選択し、状況に合わせた録音が可能です。

 ただ、声のクリアな集音に関する機能も目立った機能は付属しません

 したがって「音質」という意味では、「値段相応」でしょう。 

 記録形式は、WMAのみです。MP3に対応しないのは、ICレコーダーとして珍しいです。

 内蔵メモリーは4GBと最低限確保されています。

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 パソコンとの接続は、対応します。付属のUSBケーブルを介して接続する仕組みですね。

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 以上、 VN-540PCの紹介でした。

 PC接続が可能など、見所はある機種です。

 ただ、音質がイマイチのため、性能面からはおすすめしがたい機種です。

 マイクに向けて自分の声を発生するような「ボイスメモ」としては良いですが、取材で使うなどの用途にはあまり向かない感じがします。


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 【2016】

 3・パナソニック RR-QR220-W
  ¥3,495 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:モノラル
記憶容量:2GB
電池寿命:22時間(単4電池2本)
外部編集:
記録形式:MP3
本体重量:66グラム

 RR-QR220は、パナソニックの入門機です。

 内蔵マイクは、こちらもモノラル録音しかできないモデルです。

 音質面の技術は、オリンパスと比べた場合、性能はほとんど同じです。

 例えば、シーン別の自動録音調整機能をはじめ、先ほど表で示した諸機能は、網羅します。

 一方、オリンパスと同じく、声のクリアな集音に関する機能は、こちらも非搭載です。

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 語学学習用の機能は、オリンパスより充実します。

 なぜなら、A・Bリピートの間に「無音時間」を入れるシャドーイング再生ができるからです。

 語学学習は「繰り返し学習」が前提なので、この機能は「マスト」です。

 パソコンとの接続は、非対応です。

 その点で、メモ録音や、語学学習用以外には、あまり向かない機種です。

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 以上、パナソニックのRR-QR220の紹介でした。

 この機種の場合、語学学習の面でシャドーイング再生ができる点が評価できます。

 ただ、音質の部分や編集機能を含めて、現状水準のICレコーダーとしては低機能です。

 そのため、簡単な「ボイスメモ」機能以上の使い方をするならば、次から紹介していくような、ステレオ対応の上位機種が良いでしょう。

3・ステレオICレコーダーの比較

 さて、ここからはステレオ録音に対応する「中級機」と呼べる機種を紹介してきます。

 ビジネス用途でもクリアで聞き取りやすい音質にこだわるならば、このグレ−ドが良いでしょう。


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 【2019】

 4・オリンパス ボイストレック V-872
   ¥6,710 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 【2017】

 5・オリンパス ボイストレック V-862
   ¥8,000 Amazon.co.jp (7/6執筆時) 

内蔵マイク:ステレオ(指向性)
記憶容量:4GB
電池寿命:41時間(単四2本)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:MP3
重さ:77g(電池含む)

 こちらは、 オリンパスボイストレック V-872です。

 新旧両機種あります。色の部分以外の基本性能は同じですが、すでに新機種のが安いです。

 本体色は、シルバー(V-872 SLV)と、ホワイト(V-872 WHT)の2色構成です。

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 内蔵マイクは、このグレードの機種から、「ステレオ録音」に対応する製品となっています。

 仕事用のICレコーダーに「ステレオ機能」不要と考える人もいるでしょう。

 しかし、会議などで、多人数の声を録音する場合、ステレオの場合、距離感をふまえた録音ができるため、再生したとき、「音声が聞きわけやすい」利点があります。

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 オリンパスは、とくに「全指向性マイク」はなく、「指向性マイク」を使っているので、(ステレオでも)環境雑音を拾いにくく、1対1のインタビューにも向きます。

 ステレオの音質は、しかし、リニアPCM録音に非対応です。

 対応機は、音楽CD並の音質で録音できます。

 この価格帯の製品では、リニアPCM機種もあります。その点で、少し魅力に欠けると言えます。

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 音質面の技術は、最適な録音シーンを調整する機能が搭載されます。

 このほか、エアコンの音などを拾いにくいローカットフィルターノイズキャンセリング機能はも搭載されており、こうした部分では十分に良い機種と言えそうです。

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 また、この製品は、「ボイスチェイサー」が搭載です。

 部屋の広さに応じて感度を自動修正する機能があり、広い講義室での利用などの集音性は良好です。

 似た機能に、離れた前方の集音性を高めるズームマイクモードを搭載する機種がありますが、ほぼ同様の機能と言えます。

 語学学習用としては、オリンパスの場合、この機種から、A・Bリピートのほか、シャドーイング再生に対応します。

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 PCとの接続は、対応です。

 上図のような収納式のUSB端子を利用します。

 MicroSDカードは、32GBまで増設できます。

 ただ内蔵メモリも4GBあるため、十分な容量です。

 電池寿命も、41時間と長めです。

 ビジネス用としても実力を持つ機種ですね。

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 以上、ボイストレック V-872の紹介でした。

 ビジネス用に考える場合、快適に使いたいならばこのグレードが最低限だと思います。ただ、リニアPCM録音に非対応な点が、5000円以上のグレードの製品としては、残念ではあります。


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 【2019】

 6・オリンパス ボイストレック V-873
  ¥8,055 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 【2017】

 7・オリンパス ボイストレック V-863
  ¥7,450 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(指向性)
記憶容量:4GB
電池寿命:41時間(PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:MP3
重さ:77g(電池含む)

 V-873 は、オリンパスの「ボイストレックシリーズ」の上位機種です。

 こちらも、旧機種が残っていますが、外観色が多少変わった程度で性能は同じです。値段で決めて良いでしょう。

 本体色は、ブラック(V-873 BLK)とゴールド(V-873 GLD)という構成です。

 本体サイズは、V-872 と変わりません。

 しかし、こちらは内蔵メモリーが2倍の8GB搭載され、録音時間が2倍に増加しています。

 一方、下位機種に較べて、重要な追加機能と言えるのは、次の2点です。

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 第1に ボイスバランサー再生機能です。

 先述のように、ステレオの場合、距離感まで録音できる点で高性能です。

 しかし、遠くの人の声は遠く聞こえてしまうため、(状況によっては)テープ起こしがやりにくい場合があります。

 この機能がある場合、聞きやすいレベルに自動調整可能です。

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 第2に USB充電機能です。

 こちらの機種はUSB端子を経由してデータをやり取りするだけではなく、ニッケル水素電池を使うことで、ICレコーダーをUSB経由で充電することもできます。

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 以上、V-873の紹介でした。

 下位機種よりは「パワーアップ」している点が目立つ機種です。

 しかし、ひきつづきリニアPCM録音に未対応です。音質面では、(ビジネス用と考えても)過度には期待できません。


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 【2017/9】

 8・パナソニック RR-XS470
  ¥7,600 Amazon.co.jp (7/6執筆時)
 

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:4GB
電池寿命:38時間(PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:55グラム

 RR-XS470は、パナソニックの販売する「ステレオ対応」のICレコーダーです。

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 ステレオの音質は、この機種のは、リニアPCM音源に対応です。

 そのため、音楽CDと同じクオリティでの録音が可能です。

 これは、音楽の録音だけでなく、声や会議の録音でも効果的です。

 リニアPCM音源で録音すると、非常に明快かつクリアに録音できます。

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 音質面の技術は、「指向性マイク」を採用するオリンパスと異なり、「全方向性マイク」を採用します。

 「全方向性マイク」は、ステレオ感をより得やすく、インタビュー以外に音楽録音などより強くなります。

 一方で、インタビューなど1対1の録音時は、(広く音を拾いすぎるので)環境雑音系のノイズを拾いやすい点が難点です。

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 ただし、パナソニックの場合、「センター強調クリアズーム録音」に対応します。

 これによって全方向性マイクの欠点が、ある程度緩和できています。インタビューもそつなくこなせます。

 ノイズキャンセル技術も、高性能です。

 録音時に周囲の雑音を低減させるローカットフィルターと、再生時に、雑音を低減させるノイズキャンセリングがダブルで搭載されます。

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 また、オリンパスのボイスバランサー再生に似た機能として、フォーカス再生機能が搭載されます。これは、再生時に、前方、右、左から発生される音声を強調して再生する機能です。

 シーン選択も、より細かくできるため、録音ミスが少なくてすみます。 

 語学学習用としては、語学学習のためのシャドーイング再生に対応します。

 テープ起こし用としては、相当細かい、再生速度の調整機能がこの機種は充実しています。

 1/2倍速から2倍速まで21段階でスピードが調整できます。ICレコーダーで直接テープ起こしをする場合、とくに便利だと思います。

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 PCとの接続は、対応します。

 また、付属のニッケル水素電池を利用する場合、パソコンで充電が可能な点など、利便性も持ち合わせています。

 このほか、AMラジオも受信できるワイドFM対応ラジオが搭載されます。

 電池寿命は、最大38時間です。

 MicroSDカードは、増設可能で、32GBまで対応します。

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 上級者向け機能としては、マニュアル調整がかなり緻密にできます。

 録音レベルを調整して、最適に録音する機能は、特定の場所で同じものを取る人(歌など)にはメリット性が高いと言えます。

 また、録音や再生時の自動音質調整や、より細かい周波数別の録音レベルの調整ができるため、コンサートなどの録音にもある程度は「使える」機種だと思います。

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 以上、パナソニックRR-XS470の紹介でした。

 1対1のインタビューの音質は、指向性マイクではない点で、オリンパスより多少劣ります。

 ただし、ズームマイクモードの搭載で、ある程度緩和できています。また、会議などの他人数の録音には、全方向性マイクのほうが向きます

 その上で、第1に、リニアPCMへの対応する点と、第2に、高度なノイズキャンセリングを搭載する点が評価できます。

 この2点は、「高級ICレコーダー」と「格安ICレコーダー」を分ける指標ですから、この機の「魅力」と言えます。

 ビジネス面では、スピード調整機能が充実し、語学学習面では、シャドーイング再生などを装備し、音楽録音面でも、ステレオ感を出すのが得意な全方向性マイクです。

 しかも、マニュアルでの録音感度の調整が細かくできるため、「とりあえず色々使いたい」という方にも満足できる汎用モデルとして、オススメできます。

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 【下位機種】

 9・パナソニック RR-XS360
  ¥7,480 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 なお、多少価格が安い機種として、下位機種のRR-XS360が発売されています。

 こちらについては、上で説明した機能のうち、FM受信機能が付属しない点指向性ズームマイクやフォーカス再生機能が付属しない点が異なります。

 とくに、前方集音は、ICレコーダーの音質に影響する部分ですので、多少高くても、上位機種をおすすめしたいところですね。


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 【2015/10】

 10・SONY ICD-PX470F
  ¥7,290 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:4GB
電池寿命:40時間(PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:58グラム

 ICD-PX470F は、ソニーから発売されているICレコーダーです。

 ステレオの音質は、この機種も、CD並の音質のリニアPCM音源に対応するモデルです。

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 音質面の技術は、搭載されるマイクは、パナソニックと同じで、「全指向性マイク」です。

 そのため、会議など多人数の録音は得意な反面、講義など遠くから一点の音声を収集するのはやや苦手です。

 しかし、ソニーの場合も、この部分を補うためにS-Mic(Sマイクシステム)という独自技術で、遠くの音を聴きやすくする補整ができます。

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 ノイズキャンセリングは、ソニーも、再生時と録音時双方で補整を行います。

 とくに、録音時の「クリアボイス機能」は定評があります。人の自然の声を減衰させずに、環境ノイズを減少できる点かなり強力と言えます。

 その他の機能面では、ローカットフィルターシーンセレクト・音声起動録音など、他社の中級機に搭載される主な機能は、「おおむね搭載」されます。

 語学学習用としては、しかし、シャドーイング再生に未対応です。

 この方面に特化した技術は少ないです。

 テープ起こし用としては、0.5倍から2.倍の間で細かく調節できるDPC機能を持ちます。

 パナソニック同様に、便利に使えるでしょう。

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 PCとの接続は、対応します。

 MicroSDカードは、この機種も増設対応です。

 電池寿命も、最大40時間と長いです。

 そのほか、ワイドFMラジオにも対応します。

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 以上、ソニーのICD-PX470F の紹介でした。

 全方向性マイク搭載機ですから、1対1よりも、会議などの録音が得意な機種です。この点で言えば、パナソニックのRR-XS470がライバルでしょう。

 それと比較する場合、ソニーは、ズームマイクモードがないので、遠くや前方の集音性にやや難ありといえます。

 実際、同社から選ぶならば、次に紹介する上位機がおすすめです。


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 【2019/10】

 11・SONY ICD-UX570F【4GB】
  ¥12,000 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 12・SONY ICD-UX575F【8GB】
  ¥14,382 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:4GB
電池寿命:22時間 (PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:58グラム

  ICD-UX570Fはソニーの上位機です。

 本体色は、ブラック(ICD-UX575F B)とゴールド(CD-UX575F N)とシルバー(ICD-UX575F S)から選択できます。

 こちらには、録音容量が8GBのモデルもありますが、色は同じ構成です。

 ステレオの音質は、高音質なリニアPCM音源に対応するモデルです。

 一方、1つ上で説明した下位機種よりも「パワーアップ」している点は、主に3点です。

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 第1に、内蔵リチウムイオン電池を採用し、PC経由で充電できる点です。

 こうしたモデルの場合、乾電池が使えないため「まさかの場合」が心配です。しかし、こちらのモデルは3分の充電で1時間使えるように急速充電が可能です。

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 第2に、フォーカス録音機能に対応する点です。

 これは、全方向性マイクの左右の音をカットすることで、前方集音性を高める技術です。

 この機種も指向性ズームが未装備ですが、その欠点を緩和するための技術と言えるでしょう。

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 第3に、おまかせボイス機能です。

 こちらは、シーン指定をしなくても最適に感度を調整し、背景ノイズも軽減してくれる機能です。

 録音のスイッチを押す以上のことをしたくない人、または、そのような人が利用することが想定される場合は、この機種を選ぶのは「あり」でしょう。

 もちろん、こだわりたい場合は、細かいシーンの調節も可能です。

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 第4に、タイムジャンプ・イージーサーチ機能です。

 全体でファイルを10分割し、10%ごとに「戻し」「送り」(タイムジャンプ)をしてから、早送り・戻しでシーンを探せます。

 これらをボタン操作で行えるため、テープ起こしに有用です。

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 そのほか、音楽再生の際に自動的に録音レベルを調整してくれる「おまかせミュージック」機能が搭載されるほか、ディスプレイは視認性のよい、1.45インチ有機ELディスプレイを採用している点が目立つ違いです。

 視認性の点では、他社製品と較べても良いですね。

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 以上、 ICD-UX570Fの紹介でした。

 リニアPCM音源強力なノイズキャンセル対応に加え、下位機種の弱点だった、遠くや前方の集音性が改善している点が魅力と言える機種です。

 また、今回の改変で、自動録音機能も強化されましたので、初心者があまり考えず、ボタン一つで録音する場合、音質に最も期待できる機種でしょう。

 会社に置いておき、あまり使い慣れていない人に貸すような使い方をするならば、最も向いている機種の1つだと思います。


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 【2018/1】

 13・オリンパス DM-750【黒】
 14・オリンパス DM-750【銀】
  ¥9,161 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(3マイク式)
記憶容量:4GB
電池寿命:31時間(PC充電可)
外部編集:対応(USB MicroSD)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:72グラム

 ボイストレック DM-705は、オリンパスのビジネス向けのハイスペック機です。

 ステレオの音質は、この機種は、CD音質のリニアPCM音源に対応します。

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 音質面の技術は、このグレードの機種としては「かなり高度」です。

 上図の様に、左右に指向性ステレオマイク、中央に無指向性(全方位性)マイク搭載する「3マイク方式」だからです。

 つまり、ステレオ感を得やすく、会議などの録音に向く指向性ステレオマイク、前方の離れた話者の録音に強い、無指向性マイクという、互いの欠点を補う、ある意味「最強の組み合わせ」です。

 もちろん、それぞれのシーンに合わせて、最適なマイクを自動で選びます。

 このほか、録音時の環境雑音を低減するローカットフィルターと、録音時と再生時双方のノイズキャンセリングに対応します。

 音質面の技術は、他社と比べても引けをとらないでしょう。

 語学学習用としては、それに特化した機能は未搭載です

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 テープ起こし用としては、6段階の速度調節ができるほか、音声カット再生に対応する点が魅力です。

 他のICレコーダーには、「音声起動録音」という機能が搭載される場合があります。

 この方式は、ビジネスなどの重要な録音で、実際は発話があったのに、音声が録音されていない、といった事態が考えられます。

 その点、音声カット再生は、「再生時に、音声のない部分をカットして再生する」機能であるため、機械のミスによる録音ミスを避けられます

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 PCとの接続は、端子経由のダイレクトな接続に対応します。

 電池寿命については、こちらの機種は、乾電池を利用しないリチウムイオン充電池の製品です。

 稼働時間は通常録音で31時間、リニアPCM形式でも22時間です。

 多少短いですが、使い勝手の部分では問題ないでしょう。

 なお、パソコンからでも、コンセントからでも給電可能です。

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 以上、オリンパスのボイストレック DM-750の紹介でした。

 リニアPCM・指向性/全方向性マイク・Wのノイズキャンセリングという、とくにビジネス利用において、音質上重要な要素を兼ね備えている点で、他社の上位機と較べて、かなり優れます。

 最終的な「オススメ機種」については、最後で改めて考えますが、レベルが高いと言わざるを得ないでしょう。

4・小型のICレコーダーの比較

 続いてここからは、スティック式のペン型のICレコーダーを含めた小型機を紹介します。

 ここまで通常のICレコーダーも、パンツなどにポケットインできる点で十分小型の機種ですが、こちらはさらに小型な機種になります。


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 【2020/2】【8GB】

 15・オリンパス VP-20 BLK
 16・オリンパス VP-20 WHT
  ¥7,400 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 【2017/2】【4GB】

 17・オリンパス VP-15 【黒】
 18・オリンパス VP-15 【白】
  ¥7,500 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:8GB/4GB
電池寿命:24時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:37.5g(電池含む)

 ボイストレック VP-20は、オリンパスの小型ICレコーダーです。

 新旧両機種ありますが、旧機種は4GBの容量である点が大きな変更点です。

 そのほかは、長時間録音モードの際のフォーマットが、MP3ではなくWMAになる点のみ異なります。

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 サイズは、13cm×1.7cmと携帯性の良いスティックタイプです。重さも37グラムと軽量です。

 ステレオの音質は、小型機種ながら、音質のよいリニアPCM録音に対応します。

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 音質面の技術は、ノイズ対策について、録音時のローカットフィルターと再生時のノイズキャンセリングダブルで対応します。

 そのため、小型タイプとはいえ、「あなどれない性能」があります。

 とくに、雑音については、ポケットに入れた際のワイシャツなどとのカスレを防止する擦れ音フィルターが搭載されます。また再生時のノイズキャンセリングについても、新しいアルゴリズムの新型が搭載されており、機能に優れます。

 ただし、指向性ズームマイクなど、遠くの離れた場所の録音に便利な機能は搭載されません。

 要するに、1対1での取材に特化した「計量・小型」なレコーダーです。講義室などには向きません。

 語学学習用としては、特化した機能は未搭載です。

 テープ起こし用としては、残念ながら、オリンパス社の「売り」である音声カット再生にも非対応です。

 ただし、15段階の再生速度調整は可能です。

 PCとの接続は対応できます。

 ただし、小型化を追求したため、MicroSDカードには対応しません

 電池寿命については、最大録音時間は24時間まで可能です。

 これだけあれば問題ないと思います。ニッケル水素電池で、USB充電にも対応します。

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 以上、ボイストレック VP-20の紹介でした。

 リニアPCM録音に対応するなど、スティック式ながら侮れない機種です。

 小型、軽量ですので、普段に常備してもよいですね。ただ、基本的に、講義などの録音には不向きで、1対1のインタビュー向けの製品になると思います。


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 【2018/9】

 19・パナソニック RR-XP009
  ¥7,300 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

 【2016/5】

 20・パナソニック RR-XP008
  ¥7,700 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:8GB
電池寿命:22時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:33グラム(電池含む)

 パナソニックのRR-XP009は、パナソニックの小型ICレコーダーです。

 旧モデルのRR-XP008も併売中ですが、内蔵メモリー4GBです。選択肢にせずとも良いでしょう。

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 サイズは、12.6×1.4cm、重さも33グラムです。

 オリンパスのスティックタイプと比較して、より「小型」です。

 パナソニックの場合、録音ボタンが上部にありますから、ポケットに入れたまま操作できます。

 探偵のような使い方には向く機種?ですね。

 ステレオの音質は、高音質なリニアPCM録音に対応です。

 音質面の技術は、オリンパス同様に、ノイズキャンセリングに対応します。

 ただ、ステレオ用の全方向性マイクのみ搭載し、指向性ズームマイクや、音声カット機能は未搭載です。

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 面白い機能としては、左右のマイクの距離差を利用してステレオ感を強調できるモードが搭載されます。

 録音シーンを選択して最適化するシーン選択機能も搭載です。

 語学学習用としては、語学学習のためのシャドーイング再生に対応します。

 テープ起こし用としては、同社の通常機とおなじで、自然な音で、21段階で再生速度をコントロールできる技術が光ります。

 PCとの接続は対応です。

 ただ、こちらも小型化を追求したため、MicroSDカードには対応しません。内蔵メモリーは、他社より充実しており、8GBです。

 電池寿命については、最大録音時間は22時間まで可能です。

 これだけあれば問題ないと思います。この機種もUSB充電に対応しますが、非常時にはアルカリ電池でも使えます。

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 以上、パナソニックのRR-XP009の紹介でした。

 オリンパスのボイストレック V-823 とどちらを選ぶか難しいところです。

 ただ、このクラスで重要なのは、携帯性であることを考えると、パナソニックがやや有利かもしれません。


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 【2014】

 21・SONY ICD-TX650 (B) [ブラック]
 22・SONY ICD-TX650 (S) [シルバー]
 23・SONY ICD-TX650 (T) [ブラウン]
  ¥12,744 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:16GB
電池寿命:15時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:29グラム

 ICD-TX650 は、ソニーの高級機です。

 やはり収納性を最重要視したモデルです。他社に比べると記憶容量が16GBと多めの機種です。

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 サイズは、携帯性で言えば、大きさ10cm、薄さ0.74cm、重さは29グラムです。

 したがって、パナソニックやオリンパスよりもさらに小型・軽量です。

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 液晶も有機ELディスプレイ採用で、視認性が良いです。

 本体デザインも、小型のスティックタイプの中では突出して良いと思います。所有して持ち歩きたくなるデザインです。

 ステレオの音質は、高音質なリニアPCM録音に対応です。


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 音質面の技術は、独自のパラボラ形状のデジタルマイクを採用している点が注目に値するでしょう。

 この機能に加えて、左右のスピーカーの音を分離するステレオ強調録音機能も搭載されるため、複数の人の声が重なりにくいというメリットもあります。

 一方、こちらの機種も、全方向性マイクのみで、指向性マイクは搭載されません

 テープ起こし用としては、再生速度を0.5倍から2倍の間で21段階で調整できる再生速度調整が搭載されます。

 PCとの接続は対応です。やはり、マイクロSDカードには非対応です。

 電池寿命については、電源は、リチウムイオン充電池でフル充電で15時間稼働します。

 小型機種のため、他社よりも多少短めです。ただ、パソコンからは充電可能で、急速充電にも対応し3分の充電で1時間の録音が可能です。

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 以上、ICD-TX650 の紹介でした。

 スティックタイプとしては最も小型ですが、記憶容量は多く、急速充電にも対応するなど使い勝手はワンランク上の印象です。

 デザインも良くオススメしたい機種ですが、ネックは価格でしょう。ただ、値段に見合う性能はあると思います。


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 【2017/9】

 24・SONY ICD-TX800 (B) [ブラック]
 25・SONY ICD-TX800 (S) [ホワイト]
  ¥16,500 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:ステレオ(全方向性)
記憶容量:16GB
電池寿命:15時間(PC充電可)
外部編集:対応(USBのみ)
記録形式:リニアPCM MP3
重さ:22グラム

 ICD-TX800 は、2017年冬に発表されたソニーの新コンセプトのICレコーダーです。

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 サイズは、3.8cmの正方形という超小型の本体で、付属リモコンかスマホからBluetooth無線にて操作が可能な仕様です。

 ステレオの音質は、高音質なリニアPCM録音に対応し、コーデックなども下位機種と同じです。

 音質面の技術は、新開発の高性能デジタルマイクを搭載します。

 ただし、こちらも、全指向性マイクです。小型の無線端末であることを活かして、ボイスメモや、講演者などの近くに設置するのが基本的な使い方です。

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 したがって、インタビューや前方の離れた場所の録音に強い指向性ズームマイクは不採用です。

 ただ、この欠点を補うためフォーカス録音機能があるので、全方向性マイクながら、ある程度離れた場所の録音にも対応できます。

 また、おまかせボイス機能も搭載し、シーン指定をしなくても最適に感度を調整してくれる利便性もあります。

 テープ起こし用としては、再生速度を0.5倍から3倍の間で調整できる再生速度調整が搭載されます。

 また、10秒の先送り、3秒の早戻しなど、利用時に便利な機能も付属です。

 PCとの接続は対応です。小型化を優先するため、マイクロSDカードには非対応です。

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 電池寿命は、先ほどと同じく、リチウムイオン充電池でフル充電で15時間稼働します。

 こちらも、急速充電にも対応し3分の充電で1時間の録音が可能です。

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 以上、ICD-TX800 の紹介でした。

 久しぶりの「新型」ですが、スマホアプリからの操作に対応するなど、現代的な利便性があります。

 ステレオの臨場感の得やすい全方向性マイクですが、フォーカス録音機能と、おまかせボイス機能で、あまりコツ要らずに、遠くの話者の会話にも対応できる柔軟性もあります。

 そのため、小型機ながら「出番は多そう」です。

 リモコンは付属しますが、スマホで操作できるので、個人で買って、ビジネスバッグに普段携帯するには、その小型性が生きるでしょう。

5・ソースネクストのAutoMemo

 最後に、ソースネクストから販売がある、少し特殊なICレコーダーの紹介です。


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 26・ソースネクスト AutoMemo AM1WH
  ¥19,700 Amazon.co.jp (7/6執筆時)

内蔵マイク:モノラル
記憶容量:8GB
電池寿命:5.5時間(PC充電可)
外部編集:対応(Wi-Fi Bluetooth
記録形式:MP3
重さ:86グラム

  AutoMemo AM1WH は、ソースネクストの販売するICレコーダーです。

 内蔵マイクは、モノラル録音です。

 モノラルICレコーダーとしては「とびきり高い」のですが、ソフトウェア会社ならではの「一芸」のあるレコーダーです。

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  AutoMemo オートメモ公式アプリ
  ¥無料 Apple App Store 

  AutoMemo オートメモ公式アプリ
  ¥無料 Google Play 

 本機の特長は、 Bluetooth 4.2Wi-Fiを搭載することです。

 アプリからBluetooth経由で、スマホとICレコーダーをペアリングさせたあと、シームレスにWi-Fiで音声データをスマホに送ります。

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 その上で、クラウド上の日本語解析システムが、音声ファイル(MP3)を自動的に文字起こしをし、アプリにデータを返します。

 仕事用の議事録アプリなどで見られる機能ですが、ICレコーダーと連携させた部分が本機の新しさです。

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 テープ起こし用としては、精度面では、講演会・WEB会議・スピーカーを通した講演などは、さすがにまだ実力不足です。

 ただ、静かな環境での対面インタビューならば、そこそこの精度が期待できるようです。実際、議事録アプリもそうですが、このレベル程度は、現在の技術でも実際可能です。

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 むろん、テープ起こし不要というわけではないですが、ある程度間違っても構わない業務は実際多いです。

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 とくに、アプリが、音声ファイルとテキストをリンクして把握しているため、文字を検索し、タップし、そこから再生という使い方も可能です。

 音声だけでは、やっかいな「頭出し」の時間短縮になります。また、録音の際に本体ボタンを押してブックマークをしておけば、「キャプチャー分け」も容易です。

 その上で、早送り、スロー再生などの機能も完備します。

 解析は、どのエンジンを利用しているかは不明ですが、英語中国語を含めた72カ国の言語に対応です。

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 録音データは、ICレコーダーの8GBメモリーから、スマホ経由で、同社のクラウドに送られます。SSLで暗号化されいるため、安全だとのことです。

 OneDriveやGoogle Drive DropBoxにデータをそのまま、転送することも可能です。

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 利用料金は、ただし、月1時間分のテキスト化のみ無料であり、それ以後は、プレミアムプランとして、追加料金が必要です。月30時間まで利用でき、10時間チャージするごとに1480円です。

 電池寿命は、録音時5.5時間、待機時6.5時間です。

 おそらく、ワイヤレス通信に対応するためでしょうが、ICレコーダーとしてはかなり短いです。

---

 以上、ソースネクストAutoMemo AM1WHの紹介でした。

 環境の良い場所での対人インタビューと、かなり用途限定的ですが、試みとしては面白いと言えます。

 10年以上ほとんど新機能が見られないICレコーダーの「進化の方向性」をみせてくれました。

 ただ、新しいサービスだけに、情報漏洩の部分を含めて、現状では、ある程度ネット事情に詳しい方にだけ「おすすめ」したいです。

 利用されている解析エンジンや、クラウドサーバーの所在国などが明らかになれば、より安心かと思います。

次回につづく!
ICレコーダーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、主にビジネス用に向いたICレコーダーを紹介してきました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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1・仕事用のICレコーダーの比較
 用途:インタビュー・会議・語学学習
 音質:モノラル・ステレオ
2・音楽用のICレコーダーの比較
 用途:楽器演奏 コンサート録音 ネット配信
 音質:ハイレゾ・マルチチャネル
3・最終的なおすすめICレコーダー 【結論】
 用途別・価格別のおすすめ機種の提案

1・音質の良さ ★★★★★
2・取材の録音 ★★★★★
3・会議の録音 ★★★★★
4・音楽の録音 ★★★★★
5・語学学習  ★★★★★
6・携帯性   ★★★★★
7・総合評価  ★★★★★

 続く、3回目記事こちら)は、結論編です。

 今回紹介する製品全てから、目的別・予算別にAtlasのおすすめできる機種をあげていこうと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 14:54 | 情報家電

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