比較2019’【インクも安い】A4カラープリンター36機のおすすめ・選び方(2)

2019年10月13日

比較2019’【インクも安い】A4カラープリンター36機のおすすめ・選び方(2)

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。今回はプリンターの比較記事の第2回目です。

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 前回の記事では、インク代が安いカラープリンター複合機について、エプソン・ブラザー・キヤノンのプリンタを比較しました。→【こちら

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 今回の記事では、HPのカラープリンターを紹介した上で、インクコストがさらに安い!エプソンとキヤノンのエコタンク搭載プリンターを紹介するつもりです。

 その上で、全メーカーからのAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。

6・HPのカラープリンター

 続いて、米国のHP(ヒューレットパッカード)のプリンターです。


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 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.15

 16・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥5,729 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 17・HP OfficeJet 5220/Z4B27A#ABJ
  ¥8,475 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約9.5枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm
自動両面印刷:対応  

 こちらは、アメリカヒューレット・パッカード入門機です。

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 2機種ありますが、OfficeJet 5220のみ、上部に、ADF(原稿自動読み取り装置)とFAX機能が付属する点が相違点です。

 一方液晶は、2.2型のモノクロ液晶です。

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 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ
  ¥2,090 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  ¥2,249 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 キヤノンの下位機種のように、こちらの機種も「4色独立タンク」を採用していません

 つまり、カラーインクは、利用した色に偏りがあっても、一色がなくなれば「交換」です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真約15.8円フォト年賀状印刷約23.3円A4縁なし印刷約87.2円です。

 ブラザーには及ばないものの、適度に安い値段です。しかし、独立タンクではないので、実際のコストはより高くなる可能性があります。

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 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚12.3円とのデータが公開されます。

 A4モノクロは推定で、1枚8円程度です。こちらの場合も、ブラザーに次ぐ水準になるでしょう。

 一方、HPには他機種にないメリット性が2点あります。

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 第1に、黒タンクだけでモノクロの印刷ができる点です。

 他社の場合は、「カラーインクの残量が限界値を下回った場合、(最長5日間)ブラックインクだけを使用して印刷できる」という、黒だけで「臨時的に」印刷ができる機能だけです。


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 第2に、プリンターヘッドがインク一体型である点です。

 年賀状で「年1回」などほとんど日常的に使わない場合、「ヘッドの故障(目詰まり)」があり得ます。その場合、ブラザー・エプソンは「修理」となります。

 HPは、インク側にヘッドが付くため、まさかの際は「インク全交換」で対応できます。インクも大容量タイプでなければ、全色交換しても2000円位なので、経済的です。

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 カラー印刷のクオリティは、カラー3色は染料インクです。

 そのため、「黒も染料インク」のキヤノンの最上位機を除けば、クオリティは同水準に高いです。

 ただし、「ピコリットル」単位で表す、1滴のサイズが非公開です。デュアルドロップボリューム テクノロジーという技術の採用はありますが、交換式ヘッドを採用する欠点で、染料インクを採用する他社より、精細感はないでしょう。

 文字印刷のクオリティは、顔料インク採用と言うことで、他社並みのクオリティは期待できます。

 印刷速度は、カラー6.8枚/分・モノクロ9.5枚/分というスペックです。

 ブラザーほど印刷は高速ではないですが、それに次ぐスピードで、十分です。

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 ネットワーク機能は、HPのもうひとつの「売り」です。

 USB接続Wi-Fi対応という点では他機種と同じですが、HPは、5GHz帯のWi-Fiをサポートします。

 また、設定の際は、Android系スマホの場合、Bluetooth Smartによる接続アシストが受けられるため、接続の手順が(多少)簡単です。

 自動両面印刷機能も、全機とも搭載です。

---

 以上、HPの入門機を紹介しました。

 魅力は、ヘッド一体型インクの採用と、黒だけ印刷機能でしょう。

 特に前者は、日常的にあまりプリンターを利用しない方に、結構便利だと思います。印刷コストについては、ブラザーなどより安い機種もありますが、「まさかの際のメンテナンス出費」を考えると、こちらのほうが安く済む可能性はあるでしょう。

 一方、印字品質は、仕組み上他機に及ばないため、この部分を期待して選ぶ機種ではないと思います。


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 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.15

 18・HP ENVY Photo 6222/Y0K14D#ABJ
  ¥14,800 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 19・HP ENVY Photo 6220 K7G20D#ABJ
  ¥15,851 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約13枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅454×奥行410×高さ161mm
自動両面印刷:対応  

 こちらは、HPの4色インク採用の中級機です。2機種あります。

 ホワイトは、ブラックは、HP直販限定モデルです。

 なお、こちらは、上部にADF(原稿自動送り装置)がない機種です。

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 HP HP804XL インク黒増量 T6N12AA
  ¥2,240 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 HP HP804XL インク カラー 増量 T6N11AA
  ¥2,608 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙
  A4カラー 約13.6円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙
  フォト年賀状印刷
  A4Photoカラー  

 インクのコストパフォーマンスは、ヒューレットパッカードは、このインク形式については、L判光沢紙の印刷費についての情報が非開示です。

 念のため、サポートにも訊きましたが、やはり非開示です。

 写真印刷のコストは、知る手段がありません。

 普通紙印刷のコストは、普通紙A4カラー1枚13.6円とのデータが公開されます。

 いずれにしても、独立インクではない点を考慮すればやや選びがたい点は同じでしょう。

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 カラー印刷のクオリティは、新インクの場合向上しています。

 3色染料インクを利用する点では同じですが、アクティブ インクバランス機能で、色の混合比による再現性が上がっています。

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 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ、文字に強い顔料インクを利用します。

 また、インク色についての新たな工夫がなされ、「真黒に近い表現」が可能になりました。これは、カラーの階調性にも奏功するでしょう。

 印刷速度は、モノクロ13枚/分・カラー8枚/分と、ブラザーやキヤノンの上位機と同じほどの水準ですね。

 その他の部分は、同社の下位機種と同じです。

---

 以上、HPの中級機の紹介でした。

 他社が公開するインクコストが非公表である点はネックです。

 ただ、印刷見本をみても、印字品質自体は明らかに向上しています。ヘッドも引き続き「インク一体式」ですし、「黒だけ印刷」も対応するため、この部分に魅力を感じるならば選んで良いでしょう。


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 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.15

 20・HP ENVY Photo 7820
  ¥19,800 HPダイレクト (10/13執筆時)

 20・HP ENVY Photo 7822
  ¥10,349 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅454×奥行410×高さ161mm
自動両面印刷:対応  

 HP ENVY Photo 7820 は、HPの4色インク採用の最上位機です。 

 HP ENVY Photo 7822という型番で兄弟機もありますが、そちらは特定量販店用の型番です。ただ、そちらの方が安いです。

 この機種は、利用するインク・ヘッド構造は下位機種と同じです。

 印刷速度は、一方で、モノクロ15枚/分・カラー10枚/分と、いくぶん高速化しています。

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 そのほか、1・上部にADF(原稿自動送り装置)が搭載される点、2・FAX機能が付く点、3・接続方法に有線LANが選べる点、4・SDカードからの印刷ができる点、5・液晶がカラー液晶となった点です。

 主に使い勝手の改良ですが、さほど価格差がないので、HPの中位機と比較して「選ぶ」ならばこの機種でしょうね。

7・エプソンのエコタンクプリンター

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 それでは、エプソンエコタンクプリンターの紹介です。

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 これは、通常のインクジェットとは異なる方式の「インク詰め替え式」プリンターです。

 低コスト・大容量インクという新方式を採用した注目のモデルです。エプソンが新興国で成功し、満を持して日本に「逆輸入」した新しいビジネスモデルの製品です。


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 Windows XP〜10   Mac 10.6〜10.15

 【2019年】

 21・エプソン ecotank EP-M552T
  ¥32,800 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約5枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅390×奥行324×高さ166mm
自動両面印刷:    

 EP-M552T は、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

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 エコタンク機は、もともと「ビジネス用」でしたが、インクコストを重視するユーザーが多いため、家庭用にも、搭載してきました。

 実際、家庭でも利用できるように本体を小型化しています。

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 エプソン TAK-4CL 4色セット
  ¥2,424 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 エプソン TAK-PB-L 増量黒
  ¥2,710 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 セットは、12mL(約1000枚分のインク)入りです。

 増量パックは単品構成で各色あり45mL(約4000枚分のインク)入りとなります。

 増量インクボトルは、黒以外に各色ともあります。

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 従来の複合機との大きな違いは、インクについて、カードリッジではなく、ボトルを採用する点です。

 これにより、メーカーの公称値でも、破格と言えるインク代が実現しています。

 なお、1本で1000枚まで印刷可能です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約8.4円
 A4普通紙カラー 約2.7円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約3.8円
 フォト年賀状印刷 約5.6円
 A4Photoカラー 約20.8円  

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、ブラザーの上位機に比べても、相当の安値水準です。

 なお、上表は、いずれも増量インクを利用した場合のコストです。

 12mLの通常インクタンクの場合は、それぞれ、0.2-0.3円ほどのコスト増ですが、それでも、他社より、かなり安いです。

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 普通紙印刷のコストは、メーカーの公称値ベースでもA4普通紙カラーで約2.7円です。

 ブラザーのファストタンクモデルに較べても、1/2程度の値段です。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので1000ページ弱は印刷できます。

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 カラー印刷のクオリティは、特に、写真印刷には、期待値が高いです。

 というのも、この機種については、黒インクも含めて、写真に強い「全量染料インク(つよインク)」を全色で利用するからです。

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 その上で、高度な自動写真補正機能である「オートフォトファイン!EX」を使うため、同社の「フォト品質」の証と言える「Epson Color」の「称号」を、4色機としては、例外的に「名乗れて」います。

 プリントヘッドも、4色機のカラリオと同等の仕組み・解像度のヘッドであり、問題ないです。

 文字印刷のクオリティは、一方で、注意が必要です。

 この機種の場合、黒インクの染料インクだけのため、耐水性の面で弱く、普通紙に印字する場合、文字がにじむからです。

 印刷速度は、一方、A4カラー光沢紙への印刷で1分33秒、L判で33秒です。

 モノクロ普通紙の印刷速度は非開示ですが、最大でも1分間に5-6枚でしょう。

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 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 なお、1.44型のカラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。

 スマホからのダイレクト印刷には、この機種も「対応」します。QRコードで簡単に接続できます。

 自動両面印刷機能は、未付属です。

 完全に写真専用機ですね。

---

 以上、エプソン ecotank EP-M552T の紹介でした。

 とにかく、インクの「ランニングコストを下げたい」方の選択肢といえます。子どもなどと「たくさん印刷して遊びたい」、写真を「格安に印刷して配布したい」など、こうしたニーズに叶っている機種です。

 ただし、文字印刷は不得意で、印刷速度が遅い点は注意が、必要です。

 本体価格もさほど安いわけではないため、総合的には機能のバランスが悪いので、初心者向けとは言えないでしょう。

 分かって使える「中級者以上」に向く機種です。


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 Windows XP〜10   Mac 10.6〜10.15

 【2019年】

 22・エプソン ecotank EP-M752T
  ¥43,960 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約6枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅390×奥行339×高さ166mm
自動両面印刷:対応   

 EP-M752T も、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

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 本体サイズは、先ほどの機種より奥行が多少増していますが、十分小さいと言えるサイズです。 

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 エプソン 5色セット KETA-5CL
  ¥3,030 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 エプソン TAK-PB-L 増量黒
  ¥2,710 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 下位機種と同じ型番のボトル式の「4色の染料インク」に加えて、黒のみ「顔料インク」が加わる構成です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約8.6円
 A4普通紙カラー 約2.7円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約4.0円
 フォト年賀状印刷 約5.8円
 A4Photoカラー 約21.9円  

 インクのコストパフォーマンスは、増量インクを利用した場合で、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、下位機種と同じレベルで、低コストです。

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 普通紙印刷のコストも、A4普通紙カラーで約2.7円ですから、下位機種と同じで、やはり安いです。

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 カラー印刷のクオリティは、染料インク4本という部分は下位機種と変わりません。

 そのため、同水準に「クオリティは高い」といえます。

 文字印刷のクオリティは、先述のように、こちらは「顔料黒インク」が使える機種です。

 そのため、下位機種の弱点だった「文字印刷が弱い」という部分を改善できています。

 総合的なバランスがかなり良くなった印象です。

 印刷速度は、一方、A4カラー光沢紙への印刷で1分1秒、L判で26秒です。

 「高速」とは言えないですが、下位機種よりだいぶ改善しています。

 モノクロ普通紙の印刷速度は非開示ですが、おそらく1分間に6-7枚程度は印刷できるでしょう。

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 ネットワーク機能は、こちらも、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

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 自動両面印刷機能は、付属です。

 下位機種では省略されていましたが、こちらでは「復活」です。

---

 以上、エプソン ecotank EP-M752Tの紹介でした。

 下位機種の「弱点」だった、自動両面印刷機能文字印刷の部分が改善している機種です。

 インクコストの部分も引き続き格安なので、印刷費用を節約したい場合、ブラザーのファストタンクモデルより有利です。

 残された問題点は、日常で使うだろう普通紙への印刷速度です。この部分は、エプソンも、情報を開示せず「自信のない部分」でしょう。ブラザーのほうが、総合的には優秀です。


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 Windows XP〜10   Mac 10.6〜10.15

 【2017年】

 【通常型番】

 23・エプソン ecotank EW-M770T
 23・エプソン ecotank EW-M770TW
  ¥52,800 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 【Amazon限定】【3年保証】

 24・エプソン ecotank EW-M770TW1
 24・エプソン ecotank EW-M770TE

  ¥55,073 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約13枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅425×奥行359×高さ161mm
自動両面印刷:対応   

  EW-M660FT は、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」の上位モデルです。

 なお、Amazon限定型番がありますが、通常モデルと比して、保証が3年にサービスされます。

 通常製品は、保証もユーザー登録をすることで2年間に無償延長という規定です。

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 本体サイズは、 EP-M752Tと較べると、幅が40cmを越えており、「やや大きめ」の作りです。

 家庭用でも、書斎に置き、ビジネスと併用する方などに向くサイズです。

  

 エプソン MKA-BK ブラック
  ¥2,226 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 エプソン HNA-PB フォトブラック
 エプソン HNA-M マゼンタ
 エプソン HNA-Y イエロー
  ¥1,065 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 201807191857.jpg

 こちらも、カードリッジではなくボトルを採用する点です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約6.0円
 A4普通紙カラー 約1.3円
 A4モノクロ 約0.5円 
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約3.2円
 フォト年賀状印刷 約4.7円
 A4Photoカラー 約17.5円  

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、同社の下位機種と比較して「さらに一段安い」です。

 これは、上位機種の場合2017年発売なので、年数によるインク代の低減効果が一部反映されています。

 そのほか、140mLの「超大容量タンク」である点も影響しています。

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 普通紙印刷のコストも安いです。

 A4普通紙カラーで約1.3円です。から、こちらは、他社の1/3程度の値段です。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので5000〜8000ページほど印刷できます。

 ので、印刷が多い場合は、お得な機種です。交換インクタンクも安いです。

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 カラー印刷のクオリティは、一方で注意が必要です。

 この機種の場合、解像度は同じですが、エプソンのMACH方式(マッハジェット式)射出方式が非採用です。

 加えて、「つよインク」が不採用であり、同社の「エプソンカラー」が名乗れないグレードとなります。

 とはいえ、文字用の顔料黒インクと、写真用の染料黒インクが別の5本タンク構成のため、「そこそこ綺麗」に印刷できます。

 文字印刷のクオリティは、さほどの解像度は不要なので、顔料インク搭載のこちらも期待できます。

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 印刷速度は、カラー10枚/分・モノクロ13枚/分です。

 MACH方式を不採用にしたのは、ビジネスに耐えられるように速度を上げた部分もあるでしょう。

 印刷速度の点で、この機種は高速で優秀だと言えます。

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 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。その他、有線LANも搭載です。

 なお、カラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。

 スマホからのダイレクト印刷にはこの機種も「対応」です。

 自動両面印刷機能は、付属です。この辺は「ビジネス仕様」ですね。

 そのほか、この機種は「5万枚」と、明確な耐久性を示している点も、評価できるポイントです。

---

 以上、エプソン ecotank EW-M660FT の紹介でした。

 本体が多少大きめです。しかし、普通紙への印刷は、カラー・白黒問わず、どちらも高速・低コストであり、優秀です。

 家庭用として考えた場合、1年間である程度の枚数(5000枚以上)印刷する方は、本体価格の高さを数年でペイできるでしょう。

 一方、MACH方式(マッハジェット式)射出方式が非採用で、本宅的な写真印刷のクオリティは期待できません。

 とはいえ、例えば、バザーのチラシを作成するなど、「ほどほどのクオリティ」で印刷物を大量印刷したい場合は向くでしょう。

 一方、年賀状印刷や写真印刷ならば、やはり同社の6色上位機などをおすすめします。

ーーー

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 なお、エコタンクプリンタはこれ以外にも、複数のラインナップがあります。

 ただ、本体が大きく「仕事用」のため、このブログでは、【ビジネス用エコタンクプリンターの比較記事】で別に紹介しています。仕事用して探している方は、こちらのシリーズもご覧ください。

8・キヤノンの特大容量タンクプリンタ

 続いて、キャノンの発売する、インクタンク搭載プリンターです。

 2018年からの展開で、エプソンのエコタンクプリンタベンチマークしたものです。


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 Windows 7〜10

 【2018年】

 【複合機】

 25・Canon 特大容量タンク搭載 G3310
  ¥23,163 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 【プリンターのみ】

 26・Canon 特大容量タンク搭載 G1310
  ¥16,922 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約8.8枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅455×奥行330×高さ163mm
自動両面印刷: 

 G3310 は、キヤノンの「特大容量タンク搭載プリンター」です。

 なお、単機能のプリンターバージョンもありますが、インクなどは同様です。

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 本体サイズは、幅455×奥行330×高さ163mmです。

 エプソン機によりも、横幅があるが背は低い仕様です。体積としてはさほど変わらないでしょう。

 ただ、給紙トレイは後ろで、自動両面印刷も未対応という仕様は、非現代的で、相当古い形式です。

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 GI-390BK ブラック
  ¥1,506 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 GI-390C シアン
 GI-390M マゼンタ
 GI-390Y イエロー
  ¥927 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 なお、本体にブラックインクが2本初期付属するのは「豪華」です。

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 一方、交換方式は、エプソン同様にボトル式です。

メーカー公表印刷コスト
 A4普通紙カラー 約0.8円
 A4モノクロ 約0.3円 

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

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 写真印刷のコストは、算出できません

 というのも、キヤノンは、写真用のコストを一切出していないからです。

 機能としては、写真用紙は使えますが「基本向いていない」と判断しているからでしょう。

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 普通紙印刷のコストは、一方、実際のA4普通紙カラーで約0.8円ですから、エプソンを上回る低コストと言えます。

 タンク自体は、ブラック6000枚、カラー7000枚ほどの印刷枚数です。

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 カラー印刷のクオリティは、やはり、注意が必要です。

 インクが、黒が顔料インク、カラーが染料インクという点で、(写真はともかく)ビジネス文書には向きます。

 しかし、高密度プリントヘッド(FINE)を採用しないので、ノズル数はキヤノンの入門用の「最下位機種」を80%下回る水準です。

 文字印刷のクオリティも、ノズル数が最下位機の半分なので、ビジネス用としても、仕上がりの差があります。

 印刷速度は、カラー5枚/分・モノクロ8.8枚/分です。

 あまり高速ではないです。

 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 自動両面印刷機能は、先述のように、未対応です。

---

 以上、キヤノンのG3310の紹介でした。

 エプソンに比べると、ややインクのコスパは良いですが、それ以外の部分は、「相当性能に妥協した」機種です。

 正直なところ(消耗品的な実入りが少ないので)売りたくはないが、ライバル社のラインナップに揃えるため、仕方なく日本市場に出した製品のような気もします。 

 大量印刷用に買うとしても、後トレイ式ですし、耐用性の問題からイマイチおすすめできません。なお、Macへの対応も、非公表となります。

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は4色インクジェットプリンター複合機について比較しました。

 記事は、あと1回だけ続きます。

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1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 最終回となる次回の3回目記事【こちら】では、ここまで紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 「予算制限の中でもできるだけ画質や機能性を追求したい」という方の要望もふまえていますので、引き続きよろしくお願いします。

 第3回目記事は→こちら

--

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