Top プリンター 比較2022’ インクも安い!カラープリンタ37機のおすすめ・選び方(2)

2022年09月15日

比較2022’ インクも安い!カラープリンタ37機のおすすめ・選び方(2)

【今回レビューする内容】 2022年 新製品のA4カラープリンター複合機の性能とおすすめ

【紹介する製品型番】HP ENVY 6020 7CZ37A#ABJ ENVY Pro 6420 6WD16A#ABJ  Tango X 3DP65D0-AAAA OfficeJet 200 Mobile HP CZ993A#ABJ OfficeJet 250 Mobile AiO CZ992A#ABJ OfficeJet Pro 8020 1KR67D#ABJ HP OfficeJet Pro 9010 1KR53D#ABJ HP OfficeJet Pro 9020 1MR73D#ABJ エプソン ecotank EP-M553T EP-M553T1 EW-M754TW EW-M754TB EW-M754TW1 EW-M754TB1 Canon G1310 G3360 Canon PIXUS XK100

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

  今回は、2022年9月現在、最新のA4カラープリンター複合機の比較の2回目記事です。

 201807191457.jpg

1・A4カラープリンタの比較 (1)
 1-1:エプソン
 1-2:ブラザー
 1-3:キヤノン
2・A4カラープリンタの比較 (2)

 2-1:HP
 2-2:エプソン〈特大インク〉
 2-3:キャノン〈特大インク〉
3・A4カラープリンタの比較 (3)
 3-1:ブラザー〈特大インク〉
 3-2:最終的なおすすめ機種の提案

 前回の1回目記事こちら)では、エプソン・ブラザー・キヤノンのプリンタを比較しました。

 201807191847.jpg

 今回の2回目記事では、HPのカラープリンターを紹介した上で、インクコストがさらに安い!エプソンとキヤノンのエコタンク搭載プリンターを紹介するつもりです。

 201807191503.jpg

 ただ、A4インクジェットプリンタの「選び方の基本」については、1回目記事の冒頭に書きました。

 そのため、検索エンジンから直接いらしていただいた方は、1回目記事こちら)からお読みいただけると分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

ーーーー

インクコスト ★★★★★
画質(普通紙)★★★★★
画質(写真) ★★★★★ 
印刷スピード ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を一機ずつ丁寧に比較していきます。

 そして、最後の「結論編」では、上表の様なポイントから、予算別・目的別にAtlasの「おすすめ機種」をいくつか提案していきます。

2−1・HPのカラープリンター

  202007050957.jpg

 はじめに、米国のHP(ヒューレットパッカード)のプリンターです。

----

 以下の本文では、高評価できる部分は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていくことにします。


 202007051146.jpg

 【2020年7月発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.12〜12.0

 【ADFなし】

 15・HP ENVY 6020 7CZ37A#ABJ
  ¥11,636 楽天市場 (9/15執筆時)

 【ADFあり】

 16・HP ENVY Pro 6420 6WD16A#ABJ
  ¥15,091 楽天市場 (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約10枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅433×奥行361×高さ132 mm

 HP ENVY 6020は、アメリカヒューレット・パッカード入門機です。

 上位機のHP ENVY Pro 6420がありますが、上部に、スキャナのADF(原稿自動送り装置)が付属する点が唯一の相違点です。

 202007051116.jpg

 本機のシステムも、プリンタ・スキャナ・コピー機能が付いた「複合機」です。

 同社の入門機としては、今までになく「スタイリッシュ」です。

 ただ、液晶パネルがないのが、却って本体をスッキリ見せているのかもしれません。

  202007051034.jpg

 【400枚印刷可能】

 HP 67XXL インク 黒増量 3YM59AA
  ¥2,955 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【400枚印刷可能】

 HP 67XL カラー 3YM58AA
  ¥2,036 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、楽天市場の売価となりますが、上記の通りです。

 キヤノンの下位機種のように、HPも「4色独立タンク」を採用していません

 カラーインクは、利用した色に偏りがあっても、一色がなくなれば「交換」です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 非公開
 
A4普通紙カラー 約19.0円
 A4モノクロー 約8.0円 

 インクのコストパフォーマンスは、多少注意が必要です。

 米国のHPは、写真印刷時のコスト(光沢紙)を出さないからです。

 202007051137.jpg

 写真印刷のコストは、同社の旧モデルのデータや、普通紙印刷との密度比から、推測は可能です。

 ただ、キヤノンの「非独立」タンクモデルの場合と同じで良くはないです。

 202007051138.jpg

 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚19円A4モノクロ1枚8円です。

 Amazonの実売価格は7%前後安いので、実際はカラーで1円位は安めと考えてください。

 ただ、カラー3色は独立タンクではないので、使用状況による偏差は大きいです。とはいえ、ビジネス文書を印刷する分には、他社入門機並には安いでしょう。

 一方、HP機には、他機種にないメリット性が2点あります。

 202007051111.jpg

 第1に、黒タンクだけでモノクロの印刷ができる点です。

 他社の場合は、「カラーインクの残量が限界値を下回った場合、(最長5日間)ブラックインクだけを使用して印刷できる」という、黒だけで「臨時的に」印刷ができる機能だけです。

 逆に、カラーインクだけで黒表現もできますが、色合いが劣ります。


 201807191739.jpg

 第2に、プリンターヘッドがインク一体型である点です。

 年賀状で「年1回」などほとんど日常的に使わない場合、「ヘッドの故障(目詰まり)」があり得ます。

 その場合、ブラザー・エプソンは「修理」となります。

 HPは、インク側にヘッドが付くため、まさかの際は「インク全交換」で対応できます。

 201503051517.jpg

 カラー印刷のクオリティは、カラー3色は染料インクです。

 (印刷価格は先述のように不明ながら)光沢紙にも対応し、ふちなし印刷も可能ですので、写真印刷にも対応水準です。

 ただし、「ピコリットル」単位で表す、1滴のサイズが非公開です。

 デュアルドロップボリューム テクノロジーという技術の採用はありますが、交換式ヘッドを採用する欠点で、染料インクを採用する他社よりは精細感はないでしょう。

  201807191824.jpg

 文字印刷のクオリティは、顔料インク採用と言うことで、他社並みのクオリティは期待できます。

 印刷速度は、カラー7枚/分・モノクロ10枚/分というスペックです。

 ブラザーほど印刷は高速ではないですが、それに次ぐスピードで、十分です。

 201807191830.jpg

 ネットワーク機能は、HPのもうひとつの「売り」です。

 USB接続Wi-Fi対応という点では他機種と同じです。

 しかし、HPは、5GHz帯のWi-Fiをサポートします。

 また、設定の際は、Android系スマホの場合、Bluetooth LEによる接続アシストが受けられるため、接続の手順が(多少)簡単です。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 202007051155.jpg

 スキャナ解像度は、1200×1200dpiです。

 主走査が1200dpiならば、性能(画質)に問題はないと言えます。

 ADF(原稿自動送り装置)は、先述のように、上位機のみ搭載です。

 片面200dpiでの読み取り時で、毎分8枚(カラー4枚)という速度です。

 ブラザーは読取時解像度が不明なので、単純に比較はできませんが、カラーはブラザーより遅く、モノクロは、ブラザーより速い感じです。

 一方、20枚スタックのブラザー機などと比べると35枚まで置けるのは、ワンポイントでしょう。

---

 以上、HP ENVY 6020の紹介でした。

 魅力は、ヘッド一体型インクの採用と、黒だけ印刷機能でしょう。

 特に前者は、日常的にあまりプリンターを利用しない方に、結構便利だと思います。

 印刷コストについては、さほど優れません。しかし、「まさかの際のメンテナンス出費」を考えると、こちらのほうが安く済む可能性はあるでしょう。

 一方、印字品質は、カラー写真印刷については、仕組み上、他機に及ばないため、この部分を期待して選ぶ機種ではないです。


 202206151114.jpg

 【2022年3月発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.14〜12.0

 【ADFなし・茶色】242P9D0-AAAA

 〈通常型番〉

 17・HP ENVY Inspire 7220
  ¥16,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 〈価格.com限定モデル〉(同じ製品)

 18・HP ENVY Inspire 7220
  ¥14,400 HPダイレクト (9/15執筆時)

 【ADFなし・青色】31K15D0-AAAD

 19・HP ENVY Inspire 7221
  ¥16,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【ADFあり・茶色】31K14D0-AAAC

 20・HP ENVY Inspire 7920
  ¥15,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅460×奥行383×高さ191/233mm

 HP ENVY Inspire 7220 は、HPの家庭向けの中級機です。

 ADF(原稿自動送り装置)が付いている上位構成として、ENVY Inspire 7920 もあります。背は少し高くなります。

 202206151121.jpg

 サイズは、幅460×奥行383×高さ191(233)mmです。

 1上でみた下位機種より多少ですが大きくなりますが、問題ないレベルです。

  202105121100.jpg

 【600枚印刷可】

 HP 804XL 黒 T6N12AA
  ¥3,738 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【450枚印刷可】

 HP 804XL カラー T6N11AA
  ¥3,127 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 非公開
 
A4普通紙カラー 約15.0円
 A4モノクロー 約6.2円

 インクのコストパフォーマンスは、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、非公開です。

 画質的にさほどオススメできないから、という部分もあるでしょう。

 実際、昔は「ENVY Photo」というシリーズ名でしたが、最近は「photo」という単語を取っています。

 普通紙印刷のコストは、メーカー公表値として、A4カラー1枚15円A4モノクロは、1枚6.2円程度です。

 Amazonの実売価格は7%ほど安いので、実際はカラーで1円前後安い計算です。

 同社最安の入門機より安くしている部分は注目点です。

 202007051111.jpg

 本機も「黒だけ」で印刷も対応です。

 201503051517.jpg

 印刷のクオリティは、インク構成(カラー染料・黒顔料)もヘッドも同じですから、カラー・モノクロとも下位機種と同じ水準です。

 印刷速度は、カラー15枚/分・モノクロ10枚/分というスペックです。

 フォト用ではないので、この部分は高速化ができており、快適水準です。

 202206151155.jpg

 ネットワーク機能は、本機もWi-Fiがデュアルバンドであり優秀です。

 USB接続も可能です。

 その上で、本機については、2.7型のタッチスクリーンを装備しますので、設定操作ほか、下位機種よりもスマホからの印刷は使いやすい言えます。

 アプリもできがよく、撮影したもののエッジ検出機能を装備します。スマホを介したモバイルファクス(送信専用)も対応します。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 202206151154.jpg

 スキャナ解像度は、1200×1200dpiです。

 下位機種と同じです。

 ADF(原稿自動送り装置)は、上位機のみ搭載です。

 片面200dpiでの読み取り時で、毎分8枚(カラー4枚)という速度ですので、ユニットは下位機種と同じものです。本機も35枚までスタックできます。

---

 以上、ENVY Inspire 7220 の紹介でした。

 他社の2万円前後の家庭用中級機のライバルと言えます。

 カラーインクが一体型なので、普通紙・専用紙ともカラー印刷は、コスト面で他社の同級機に及ばないと言えます。

 ただ、専らモノクロ印刷で、ごくたまにカラー程度ならば、「ヘッド交換式」「黒だけ印刷」の部分ほか、その印刷速度を含めて魅力があります。

 一方、本機と下位機種とでどちらを選ぶかは難しい部分です。インクコストや諸性能は、本機が相当程度上回ります。

 しかし、そこそこの頻度で印刷するのならば、他社機や同社の上位機を含めて、カラーインクが「独立型」の製品に、コスト面で及ばないでしょう。その部分で選びにくさは感じます。


 202105121044.jpg

 Windows 7〜11 Mac 10.12〜12.0

 【2019年発売】【メーカー在庫切れ】

 21・HP Tango X 3DP65D0-AAAA
  ¥17,610 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【価格.com限定】(同じ製品)

 22・HP Tango X 3DP65D0-AAAA
  ¥16,800 HPダイレクト  (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約10枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:幅389x奥行246x高さ91 mm

 HP Tango X も、アメリカヒューレット・パッカードのプリンタです。

 本機については、執筆時在庫なしですが、生産終了ではないです。おそらく、半導体不足の影響での生産休止です。

 202105121053.jpg

 本機のシステムは、今回紹介する製品では「例外的」にプリンタのみの単機能です。

 本体サイズは、幅389x奥行246x高さ91 mmです。

 1万円台の家庭用としてはかなり「小型」ですが、これは本機が3.4kgの重さで「モバイルプリンタ」として販売されるからです。

 最近はニーズが減って、持ちはこびは流行りませんが、「普段はしまっておく」ような場合は、家庭でも便利でしょう。

 202105121058.jpg

 持ちはこびと、排紙を兼ねる、リネンカバーも付属です。

 なお、排紙は20枚まで対応です。

  202105121100.jpg

 【600枚印刷可】

 HP 804XL 黒 T6N12AA
  ¥3,738 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【450枚印刷可】

 HP 804XL カラー T6N11AA
  ¥3,127 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 非公開
 
A4普通紙カラー 約15.0円
 A4モノクロー 約6.2円

 インクのコストパフォーマンスは、上表の通りです。

 1つ上でみたENVY Inspire 7220と同じインクですので、コストも同じです。

 「黒だけ」で印刷も対応です。

 印刷のクオリティも、同じインクですから、同等です。

 HPの場合、小型モバイル用でも、家庭用と品質は変わらないと言えます。

 印刷速度は、カラー7枚/分・モノクロ10枚/分というスペックです。

 意外と良いです。

 ネットワーク機能は、本機もUSB接続Wi-Fi対応です。

 自動両面印刷機能は、ただし、小型機ですのでありません。

---

 以上、HP Tango Xの紹介でした。

 意外とラインニングコストも安めで、印刷速度もそこそこ良い機種です。

 普段収納しておき、必要なときで出して使うような場合は有利でしょう。

 ただ、出しっぱなしにするならば、自動両面印刷機能もないですし、設置性の良さ以外、チャームポイントはみあたりません。その場合は、他機が良いでしょう。

ーーー

 202105121128.jpg

 【2016年】

 【モバイルプリンタ 2.2kg】

 23・HP OfficeJet 200 Mobile HP CZ993A#ABJ
  ¥26,980 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【モバイル複合機 3.1kg】

 24・HP OfficeJet 250 Mobile AiO CZ992A#ABJ
  ¥32,900 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約10枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:(手差し)
サイズ:幅369x奥行186x高さ69 mm
サイズ:幅380x奥行198x高さ91 mm

 なお、今回の紹介では「他山の石」となるでしょうが、重量などをさらに突き詰めた上位機があります。

 202105121137.jpg

 画質は同等ですが、完全に「モバイル機」として運用する方向けで、小型化に費用をかけているため、性能に比して、価格は高いです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 非公開
  A4普通紙カラー 約11円
  A4モノクロー 約4.5円 

 印刷コストも HP Tango Xとあまり変わりません。

 印刷速度も、カラー7枚/分・モノクロ10枚/分です。

---

 結論的にいえば、持ち運ばないならば、家庭用として選ぶ意味はあまりないでしょう。

 「複合機付きで超小型」を探しているならば選択肢になりますが、小型だと、両面印刷ほか、給紙・排紙の利便性が削がれるので、自宅などで使う用途としては「特殊」です。


 202007051233.jpg

 Windows 7〜11 Mac 10.11〜12.0

 【2020年発売】

 25・HP OfficeJet Pro 8020 1KR67D#ABJ
  ¥15,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約20枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅460×奥行341×高さ234mm

 HP OfficeJet Pro 8028 は、HPの4色インク採用の「ビジネス」向けの複合機です。

 本機は「ふちなし印刷」もできる点で家庭用ですが、どちらかというと仕事向けで、「大量印刷が得意」な機種です。


 202007051312.jpg

 本体サイズは、幅460×奥行341×高さ234mmです。

 家庭用と考えると、すこし幅広と言えます。

 201905121056.jpg

 【825枚印刷可能】

 HP 915XL 黒 3YM22AA
  ¥3,550 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【825枚印刷可能】

 HP 915XL シアン 3YM19AA
 HP 915XL マゼンタ 3YM20AA
 HP 915XL イエロー 3YM21AA
  ¥2,056 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 本機は、4色独立タンクです。そのため、印刷コストは安くなります。

 ただし、ヘッド丸ごとの交換・黒だけ印刷など、同社のカラーインク一体型のメリット性は逆にない機種ですから、一長一短はあります。

 また、インクのセット販売がないため、実売価格があまり下がらなそうです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 非公開
  A4普通紙カラー 約10.7円
  A4モノクロー 約4.5円 

 インクのコストパフォーマンスは、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、本機も非公開です。

 あえて言えば、L版写真約20円ほどでしょう。

 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚10.7円A4モノクロは、1枚4.5円程度です。

 本機の場合も、Amazonの実売価格は7%ほど安いので、実際はカラー単価で1円位は低いでしょう。

 ただ、他社の同価格帯の製品と比較すると、他社の4色機により有利な機種はあるとは言えます。

 201807191824.jpg

 カラー印刷のクオリティは、本機は、黒だけでなく、カラーも全量顔料インクです。

 染料インクを利用しないので、ビジネスカラー文書でもにじまないという利点があります。

 一方、写真印刷には全く不向きです。一応、ふちなし印刷も光沢紙も扱えるのですが、この用途は基本想定していないと考えてください。

 文字印刷のクオリティは、高いです。

 (カラーを含め)全量顔料インクのHPのOfficeJet系列は、インクが速乾で乾きやすいです。

 書類全体がにじみにくくなるので、品質的に良く、仕事に有利です。

 印刷速度は、カラー10枚/分・モノクロ20枚/分というスペックです。

 この部分では、本機の良い部分で、家庭用ビジネス機として「高速」と言えます。

 ネットワーク機能は、Wi-Fi・USBのほか、有線LANをフォローできます。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 スキャナ解像度は、1200×1200dpiです。

 ADF(原稿自動送り装置)も付属します。

 片面200dpiでの読み取り時、毎分8枚(カラー3.5枚)です。

 35枚までスタックできる点など、同社の2000年入門機と仕様はほぼ同じです。

 その上で、本機は、ファックスも装備します。

---

 以上、HP OfficeJet Pro 8020の紹介でした。

 本機は、HPのビジネス向けの「インク代節約モデル」的な位置づけです。ただ、ブラザーなど他社に比べると、インク代がさほどは安くない点は注意でしょう。

  201811140918.jpg

 一方、ビジネスカラー文書に強い「全量顔料インク」という個性はワンポイントです。

 しかし、この点で言えば、このブログの【ビジネスインクジェットの比較記事】で比較した、全量顔料インクのエプソン機などとの比較が必要でしょう。


 202105112033.jpg

 【2020年】

 Windows 7〜11 Mac 10.11〜12.0

 【個人向けモデル】

 26・HP OfficeJet Pro 9010 1KR53D#ABJ
  ¥17,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【法人向けモデル】

 27・HP OfficeJet Pro 9020 1MR73D#ABJ
  ¥29,799 楽天市場 (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約22枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:対応
サイズ:幅439×奥行342×高さ278mm

 HP OfficeJet Pro 9010は、先ほど見たOfficeJet Pro 8020の上位機です。

 HPが「個人向け」として売っているモデルでは最上位機です。

 なお、本機の上位機としてHP OfficeJet Pro 9020があります。

 「法人向け」製品で、2段トレイ(250枚×2)となる部分と、印刷速度が、カラー20枚/分・モノクロ24枚/分と、多少強化されている部分が違いです。

 少し高いですし、個人用として売られてもいないので、素直に「個人用」で良いでしょう。

 202105112101.jpg

 本機のシステムも、プリンタ・スキャナ・コピー機能が付いた「複合機」です。

 本体サイズは、幅439×奥行342×高さ278mmです。

 多少幅がと高さがあるので、家庭用としては、大きめと言えます。

 202105112038.jpg

 【2000枚】

 HP 965XL 黒 3JA84AA
  ¥3,710 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【1600枚】

 HP 965XL シアン 3JA81AA
 HP 965XL マゼンタ 3JA82AA
 HP 965XL イエロー 3JA83A
  ¥2,927〜 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 非公開
  A4カラー 約7.3円
  A4モノクロー 約1.9円 

 利用するインクは、黒で2000枚、カラーで1600枚印刷できる、大容量インクが利用できるため、ランニングコストはかなり良いです。

 本機についても、Amazonの実売価格は、7%ほど安いです。

 印刷速度は、カラー18枚/分・モノクロ20枚/分というスペックです。

 特にカラー印刷のスピードが伸びているのが注目できます。

 そのほかの部分は、スキャナについて多少速度が変わる程度で、下位機種野HP OfficeJet Pro 8020と変わりません。

---

 以上、HP OfficeJet Pro 9010の紹介でした。

 下位機種と較べた場合、印刷速度と印刷コストが共に優秀です。本機も、全量顔料インクであり、写真印刷は不得意ですので、あくまで「ビジネス寄り」です。

 HPは、(他社のように、写真用ビジネス印刷用を明確に分けないので)家庭用機として、写真用の光沢紙も扱え、ふちなし印刷もできます。

 やはり画質部分で、「仕事メイン」に使う人に向く設計ですので、写真印刷を楽しみたい方は、カラーインクに染料インクを使ったモデルの方が良いでしょう。

2-2・エプソンのエコタンクプリンター

 201807181837.jpg

 それでは、エプソンエコタンクプリンターの紹介です。

 201807191853.jpg

 これは、通常のインクジェットとは異なる方式の「インク詰め替え式」プリンターです。

 低コスト・大容量インクという新方式を採用した注目のモデルです。エプソンが新興国で成功し、満を持して日本に「逆輸入」した新しいビジネスモデルの製品です。


 202105121145.jpg

 Windows XP〜11   Mac 10.6〜12.0

 【2019年】

 【通常型番】

 28・エプソン ecotank EP-M553T
  ¥30,300 楽天市場 (9/15執筆時)

 【Amazon型番】(写真用紙20枚付)

 29・エプソン ecotank EP-M553T1
  ¥30,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約6枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:幅390×奥行331×高さ166mm

 EP-M552T は、エプソンの「エコタンク搭載プリンタ」です。

 エコタンク機は、もともと「ビジネス用」でしたが、インクコストを重視するユーザーが多いため、家庭用にも、搭載してきました。

 実際、家庭でも利用できるように本体を小型化しています。

 なお、Amazon型番は、紙の説明書類がない代わりに、写真用紙20枚がおまけで付くタイプです。説明書はPDFでみれます。

 202105121148.jpg

 本機のシステムは、プリンタ機能のほか、スキャナとコピーも付いた「複合機」です。

 201908161126.jpg

【黒 2200ページ・カラー 1000ページ分】

 エプソン TAK-4CL 4色セット
  ¥2,400 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【3700ページ分】

 エプソン TAK-PB-L 増量黒
  ¥2,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 セットは、12mL(カラー約1000枚分のインク)入りです。これが、1回補充「使い切りサイズ」です。

 増量パックは、単品購入しかできませんが、約3.5回ほど補充できる計算です。

 黒以外に各色ともあります。

 201908161127.jpg

 従来の複合機との大きな違いは、インクについて、カードリッジではなく、ボトルを採用する点です。

 これにより、メーカーの公称値でも、破格と言えるインク代が実現しています。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約9.3円
 A4普通紙カラー 約3.0円
 A4モノクロ 約1.3円 
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約4.2円
 フォト年賀状印刷 約6.3円
 A4Photoカラー 約23.4円  

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、安いと言えます。

 ただ、このクラスのエコタンク機の場合、大容量カードリッジ式のキヤノンと比べて、同等水準ではありますので、とびきり安いわけでもないです。

 なお、増量を利用した場合も、セットで買った場合の価格と差がないので、セットを買ってもOKだと思います。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストは、メーカーの公称値ベースでもA4普通紙カラーで約3.0円です。

 ブラザーの「ファーストタンクモデル」に較べても、安いです。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので1000ページ弱は印刷できます。

 201908161146.jpg

 カラー印刷のクオリティは、特に、写真印刷は期待値が高いです。

 というのも、この機種については、黒インクも含めて、写真に強い「全量染料インク(つよインク)」を全色で利用するからです。

 201908161159.jpg

 その上で、高度な自動写真補正機能である「オートフォトファイン!EX」を使うため、同社の「フォト品質」の証と言える「Epson Color」の「称号」を、4色機としては、例外的に「名乗れて」います。

 プリントヘッドも、4色機のカラリオと同等の仕組み・解像度のヘッドであり、問題ないです。

 文字印刷のクオリティは、一方で、注意が必要です。

 この機種の場合、黒インクの染料インクだけのため、耐水性の面で弱く、普通紙に印字する場合、文字がにじむからです。

 印刷速度は、一方、A4カラー光沢紙への印刷で1分33秒、L判で33秒です。

 モノクロ普通紙の印刷速度は非開示ですが、最大でも1分間に5-6枚でしょう。

 201908161152.jpg

 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 なお、1.44型のカラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。

 スマホからのダイレクト印刷には、この機種も「対応」します。QRコードで簡単に接続できます。

 自動両面印刷機能は、未付属です。

 完全に写真専用機ですね。

 スキャナー解像度は、1200dpi×2400dpiです。

 同社の中位仕様ですが、ADF(原稿自動送り装置)もないですし、解像度的に言ってもこの部分は「おまけ」です。

---

 以上、エプソン ecotank EP-M553T の紹介でした。

 とにかく、インクの「ランニングコストを下げたい」方の選択肢といえます。子どもなどと「たくさん印刷して遊びたい」、写真を「格安に印刷して配布したい」など、こうしたニーズに叶っている機種です。

 ただし、文字印刷は不得意で、印刷速度が遅い点は注意が、必要です。

 本体価格もさほど安いわけではないため、総合的には機能のバランスが悪いので、初心者向けとは言えないでしょう。

 分かって使える「中級者以上」に向く機種です。


 202203081302.jpg

 Windows XP〜11   Mac 10.6〜12.0

 【2021年】

 30・エプソン ecotank EW-M754TW
 31・エプソン ecotank EW-M754TB
  ¥39,080 楽天市場 (9/15執筆時)

 【Amazon限定】(写真用紙20枚付)

 32・エプソン ecotank EW-M754TW1
 33・エプソン ecotank EW-M754TB1
  ¥40,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約6枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅390×奥行339×高さ166mm
自動両面印刷:対応   

 EW-M754T も、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

 Amazon限定とある本体色黒のモデルは、説明書類がオンラインになる代わりに、写真用紙が20枚オマケで付く仕様です。

 201908161205.jpg

 本機のシステムも、プリンタ機能のほか、スキャナとコピーが付いた「複合機」です。

 本体サイズは、先ほどの機種より奥行が多少増していますが、十分小さいと言えるサイズです。 

 201908161207.jpg

【黒 2200ページ・カラー 1000ページ分】

 エプソン TAK-4CL 4色セット
  ¥2,400 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【3700ページ分】

 エプソン TAK-PB-L 増量黒
  ¥2,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時) 

【黒 1100ページ・カラー 1000ページ分】

 エプソン KETA-5CL 4色+黒
  ¥3,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 下位機種と同じ型番のボトル式の「4色の染料インク」に加えて、黒のみ「顔料インク」が加わる構成です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約9.3円
 A4普通紙カラー 約3.0円
 A4モノクロ 約1.3円 
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約4.2円
 フォト年賀状印刷 約6.3円
 A4Photoカラー 約23.4円  

 インクのコストパフォーマンスは、増量インクを利用した場合で、上記の通りです。

 インク単価の見直しがあったようなので、その価格を反映しました。

 写真印刷のコストは、下位機種とほぼ同じレベルで、低コストです。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストも、A4普通紙カラーで約2.7円ですから、下位機種と同じで、やはり安いです。

201908161214.jpg

 カラー印刷のクオリティは、染料インク4本という部分は下位機種と変わりません。

 そのため、同水準に「クオリティは高い」といえます。

 文字印刷のクオリティは、先述のように、こちらは「顔料黒インク」が使える機種です。

 そのため、下位機種の弱点だった「文字印刷が弱い」という部分を改善できています。

 総合的なバランスがかなり良くなった印象です。

 印刷速度は、一方、A4カラー光沢紙への印刷で1分6秒、L判で25秒です。

 「高速」とは言えないですが、下位機種よりだいぶ改善しています。

 モノクロ普通紙の印刷速度は12枚/分、カラーだと9枚/分です。

 テレワーク用として考えても実用的なスピードはあります。

 201908161152.jpg

 ネットワーク機能は、こちらも、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 201908161228.jpg

 自動両面印刷機能は、付属です。

 下位機種では省略されていましたが、こちらでは「復活」です。はがきも対応です。

 スキャナー解像度は、1200dpi×2400dpiです。

 ADF(原稿自動送り装置)はないですが、読取クオリティ自体は、下位機種より良いです。

---

 以上、エプソン ecotank EP-M754Tの紹介でした。

 下位機種の「弱点」だった、自動両面印刷機能文字印刷の部分が改善している機種です。

 インクコストの部分も引き続き格安なので、印刷費用を節約したい場合、ブラザーのファストタンクモデルより有利です。

 残された問題点は、日常で使うだろう普通紙への印刷速度です。この部分は、エプソンも、情報を開示せず「自信のない部分」でしょう。ブラザーのほうが、総合的には優秀です。

ーーー

 202105121221.jpg

2・A4インクジェット複合機(6色)
 =写真上級機(全量染料インク)
3・A4ビジネスインクジェット
 =ビジネス上級機(全量顔料インク)

 なお、ボトル詰め替え式の「エコタンク搭載プリンタ」はこれ以外にも、複数のラインナップがあります。

 興味のある方は、以上の記事の中で紹介していますので、後ほどご覧ください。 

2-3・キヤノンの低コストプリンタ

 201807181908.jpg

 続いて、キャノンの発売する、インクタンク搭載プリンターです。

 2018年からの展開で、エプソンのエコタンクプリンタベンチマークしたものです。


 202012221152.jpg

 Windows XP〜11   Mac 10.6〜12.0

 【2020年】

 34・Canon 特大容量タンク搭載 G3360
  ¥26,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約10.8枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:幅455×奥行330×高さ167mm

 G3360 は、キヤノンの「特大容量タンク搭載プリンター」です。

 202012221154.jpg

 本体サイズは、幅455×奥行330×高さ167mmです。

 エプソン機にりも、横幅があるが背は低い仕様です。体積としてはさほど変わらないでしょう。

 ただ、給紙トレイは後ろで、自動両面印刷も未対応という仕様は、非現代的で、相当古い形式です。

 201905121126.jpg

 GI-31PGBK ブラック
  ¥1,718 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 GI-31C シアン
 GI-31M マゼンタ
 GI-31Y イエロー
  ¥1,336 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 なお、本体にブラックインクが2本初期付属するのは「豪華」です。

 201905121129.jpg

 一方、交換方式は、エプソン同様にボトル式です。

メーカー公表印刷コスト
 A4普通紙カラー 約0.9円
 A4モノクロ 約0.4円 
実際の印刷コスト
 A4普通紙カラー 約0.8円
 A4モノクロ 約0.3円

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

 201905121142.jpg

 写真印刷のコストは、算出できません

 というのも、キヤノンは、写真用のコストを一切出していないからです。

 機能としては、写真用紙は使えますが「基本向いていない」と判断しているからでしょう。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストは、一方、実際のA4普通紙カラーで約0.8円ですから、エプソンを上回る低コストと言えます。

 201905121143.jpg

 カラー印刷のクオリティは、やはり、注意が必要です。

 インクが、黒が顔料インク、カラーが染料インクという点で、(写真はともかく)ビジネス文書には向きます。

 しかし、高密度プリントヘッド(FINE)を採用しないので、ノズル数はキヤノンの入門用の「最下位機種」を80%下回る水準です。

 文字印刷のクオリティも、ノズル数が最下位機の半分なので、ビジネス用としても、仕上がりの差があります。

 印刷速度は、カラー6枚/分・モノクロ10.8枚/分です。

 旧機種より改善が見られるものの、あまり高速ではないです。

 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 自動両面印刷機能は、先述のように、未対応です。

 スキャナー解像度は、600dpi×1200dpiです。

 主走査が600dpiですし、力を入れた作りではないでしょう。

---

 以上、キヤノンのG3360の紹介でした。

 エプソンに比べると、ややインクのコスパは良いですが、それ以外の部分は、「相当性能に妥協した」機種です。

 正直なところ(消耗品的な実入りが少ないので)売りたくはないが、ライバル社のラインナップに揃えるため、仕方なく日本市場に出した製品のような気がします。 

 大量印刷用に買うとしても、後トレイ式ですし、耐用性の問題からイマイチおすすめできません。

ーーー

 201905121119.jpg

 Windows 7〜11

 【2018年】

 【プリンターのみ】

 35・Canon 特大容量タンク搭載 G1310
  ¥19,873 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約8.8枚/分(A4普通紙/黒)
自動両面印刷:
サイズ:幅455×奥行330×高さ163mm

 なお 本機は、プリンタのみの下位機種(旧機種)があります。

 ただ、旧機種については、(複合機にLinux用のドライバーがあった代わりに)Mac用のドライバーがない点は、注意してください。

201905121126.jpg

 GI-390BK ブラック
  ¥1,636 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 GI-390C シアン
 GI-390M マゼンタ
 GI-390Y イエロー
  ¥1,055〜 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 A4普通紙カラー 約0.8円
 A4モノクロ 約0.3円 

 新機種とインク価格はほぼ同じです。

 ただ、印刷速度やや遅くなるので、その部分が注意点です。


202110111749.jpg

 Windows 7〜11 Mac 10.13〜12.0

 【2021年モデル】

 36・Canon PIXUS XK100
  ¥36,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 2色
印刷速度:15枚/分(A4普通紙)
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応
サイズ:幅372×奥行345×高さ142mm

  PIXUS XK100もキヤノンのインクジェットプリンタです。

 本機については、普通のインクカードリッジ式ですが、コスパがかなり高いモデルのため、このカテゴリで紹介しています。

 202110111801.jpg

 本体サイズは、幅372×奥行345×高さ142mmです。

 筐体は同社の「上位仕様」となるので、格好良いです。

 202110111611.jpg

 前半でみた中位機と同じで、「スマートトレイ」対応なので、プリントがはじまると、トレイが自動であく高級仕様です。

 2.7インチの液晶もタッチパネル式で、やはり、高級感があります。

 201807191351.jpg

 XKI-N21 + XKI-N20 6色パック
  ¥3,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 XKI-N20PGBK ブラック[通常量]
  ¥729 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約9.8円
 A4普通紙カラー 約3.8円
 A4モノクロ 約1.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約5.0円
 フォト年賀状印刷 約7.4円
  A4フォトカラー 約27.8円

 純正インクの単価は、こちらになります。

 写真印刷のコストは、Amazonの実売価格からすると「エコタンク級」です。

 とても安いと言えます。無駄に大容量なカードリッジでもないので、一般人に良いサイズかと思います。

 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚3.9円です。

 A4白黒印刷の場合も、約1.5円程度ですむでしょう。

 もうすこし安い可能性もあります。

 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分となります。

 仕事用としてもストレスを感じません。

 202110111808.jpg

 カラー印刷のクオリティは、同社の中位機とノズルは変わらないので同じです。

 モノクロ印刷のクオリティも、本機は、染料黒インクのほか、文字に強い顔料黒インクも積んでいる5色タンクなので、悪くないでしょう。

 ネットワーク機能は、この機種もUSB接続のほか、Wi-Fi対応です。スマホからのダイレクト印刷も可能です。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 スキャナーの性能が良く、1200×2400dpiなので、性能は良いです。

---

 以上、キヤノンのPIXUS XK100の紹介でした。

 前半で見た、2021年の新中位機は、コスパが相当悪い機種でした。

 一方、逆に本機については、ランニングコストが「最高クラス」です。インクも無理に「大容量カードリッジ」にしていないので、個人に優しいと言えます。

 良い機種だと思います。

 問題は、この本体価格の高さです。ただ、同社の中位機と比べても、おそらく(プリンタが壊れるまで)2000〜3000枚はカラー・モノクロ印刷するならば、合計の価格差はだいたいの場合、逆転するでしょう。

 ビジネス用に大量に印刷し、たまに写真印刷という場合は、おすすめです。

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は、4色インクジェットプリンター複合機の比較の2回目記事でした。

 記事は、あと1回だけ続きます。

 201803301429.jpg

3・A4カラープリンタの比較 (3)
 3-1:ブラザー〈特大インク〉
 3-2:最終的なおすすめ機種の提案

インクコスト ★★★★★
画質(普通紙)★★★★★
画質(写真) ★★★★★ 
印刷スピード ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 最終回となる次回の3回目記事こちら】では、ブラザーの特大インクモデルを追加でみていきます。

 その上で、ここまで紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 「予算制限の中でもできるだけ画質や機能性を追求したい」という方の要望もふまえていますので、引き続きよろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

--

 今回の記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 16:46 | プリンター

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png