【今回レビューする内容】 2023年 4K動画対応!ビデオログ向け高品質デジカメ・ミラーレスの性能とおすすめ・選び方:4K動画撮影 Video blog YouTube撮影 自分撮り セルフィ動画・連続撮影時間の違いほか
【紹介する製品型番】SONY VLOGCAM ZV-E10L B ZV-E10L W ZV-E10 B ZV-E10 W VLOGCAM ZV-1F パナソニック LUMIX DC-G100K LUMIX DC-G100V LUMIX DC-GH6 DC-GH5 ニコン Z 30 Z30LK Z30WZ
今回のお題
動画撮影に向くカメラのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新の動画向けのデジカメを比較します。
1・Vlog 動画向けカメラの比較 (1)
1-1:ソニー〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
2・Vlog 動画向けカメラの比較 (2)
2-1:ニコン〈日本〉
2-2:最終的なおすすめ機種の提案
今回は、自撮りを含めて写真(静止画)も対応できるものの、「動画撮影(Vlog)」に特化して設計されたデジカメ・ミラーレス一眼を紹介します。
ソニー・パナソニック・ニコンが出している、Vlog(ビデオブログ)に特化した高性能デジカメになります。
1・ビデオカメラの比較 (1)
1-1:ソニー〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
2・ビデオカメラの比較 (2)
2-1:JVC〈日本〉
2-2:プロ用カメラ〈各社〉
2-3:最終的なおすすめ機種の提案
一方(本当に)動画専門の「家庭用ビデオカメラ」は記事が別です。
比較ポイントが大きく変わるため、完全に記事を分けています。
おそれいりますが、以上のリンク記事をお読みください。
3・アクションカメラの比較
3-1:Go Pro〈米国〉
3-2:DJI〈中国〉
3-3:ソニー〈日本〉
また、GoPro・DJI OSMO製品など、超小型のビデオカメラも記事も別にしています。
このジャンルだと、Vlogにも使える製品はもないこともないですが、このジャンルも特殊なので記事を完全に分けました。
よろしくお願いします。
動画の画質 ★★★★★
写真の画質 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ズーム倍率 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
連続撮影時間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、比較をはじめます。
なお、途中で内容が分からなくなった場合も、記事の最後で、上のような基準で、全機種から「Atlasのオススメ機種」を簡単にピックアップします。
安心してお読みください。
ーーー
1・1万円台のデジカメの比較
2・3万円台のデジカメの比較
3・レンズの明るいデジカメの比較
4・高倍率ズームデジカメの比較
5・高耐久・防水デジカメの比較
6・動画撮影向けVlogカメラの比較
7・単焦点カメラの比較
8・ミラーレス一眼の比較
9・一眼レフカメラの比較
10・デジカメ全製品からのおすすめ【結論】
なお、今回の記事は、このブログのデジタルカメラの比較記事全体としては、6回目記事として書きました。
0・動画用デジカメの選び方の基本
はじめに「動画用カメラの選び方の基本」について、簡単に触れておきます。
「家庭用ビデオカメラ」でなく(わざわざ)「動画専用カメラ」を導入する意味はどこにあるのか?という話がメインとなります。
スティックが付いていて「なんとなく、格好良い!」という以上の意味があります。
1・撮像素子
2・撮影時間
3・フォーカス
4・ズーム倍率
5・長時間の持ちやすさ
上表のような順番で、いくつかのポイントをあげて説明します。
いかでは、写真のような(昔からあある)「家庭用ビデオカメラ」と、(今どきな)「動画専用カメラ」とを比べながら、それぞれの「メリット」と「デメリット」について解説します。
第1に、撮像素子です。
撮像素子とは、画像を電磁データに変換する部品です。カメラの画質を決定する「心臓部」といえます。
大きいほど光(情報)が多く集められるので、写真(動画)画質が上がります。
昔からある「家庭用ビデオカメラ」だと、撮像素子は、4K対応でも、1/2.5型程度であるのが普通です。
「動画専用カメラ」は、その4倍サイズとなる1.0型の撮像素子を積むのが普通です。
さらに、ミラーレス一眼をベースにしたものは、パナソニックはフォーサーズ、ソニーはAPS-Cと、面積がより大きな撮像素子を積んでいます。
ちなみに「業務用ビデオカメラ」の場合、「1型」は、価格は20万円以上で、重さは2kgを超えてきます。
それと比べると、1/2の値段、1/4以下の重さで、高画質動画を楽しめるのが「動画専用カメラ」の良い部分といえます。
1・夜間撮影に強い
2・背景のボケ味を出せる
3・解像感の高い映像が撮れる
画質面は、気になるところでしょう。
撮像素子が大きいことによるメリット性は、多くあります。
例えば、光が多く取り込めるので、ノイズクリアな夜間撮影・室内撮影ができます。また、ボケ味のある写真、解像感のある写真が撮れます。
この部分に興味がある方は、「動画専用カメラ」を選ぶことを「おすすめ」します。
第2に、撮影可能時間です。
この部分は、はっきりと、「家庭用ビデオカメラ」に比べて、欠点と言えます。
ソニーの動画用ミラーレスを例にします。動画用では、現状で最も「タフ」な機種です。
本機は、フルHD(60p)までなら、約60分の実撮影時間です。
しかし、 4K動画/30pの場合、30分までです。
これは「本体の廃熱」の問題なので、利用後、十分な時間を使って「冷ます」必要があります。家電の「定格運転時間」のようなものです。
より正確に言えば、20万円を超える機種(ミラーレス)については、エアフローをファンを内蔵し、熱による電断なしに長時間撮影できる機種もあります。
例えば、このブログでは【パナソニックのミラーレス一眼の比較】で書いた同社の上位機がそれにあたります。
ただ、家庭用のビデオカメラに比べると、値段面で個人で購入するには少しハードルが高いです。
とはいえ、特殊で、過酷な使い方をしないならば、Vlogなら、これでも問題ないでしょう。
第3に、オートフォーカスです。
自動での「ピント合わせ」のことです。
一般的に、動画に向くフォーカスと、写真に向くフォーカスは、種類が少し異なります。
ただ、最近の動画専用デジカメは、(さすがに)空間認識AF・ハイブリッドAFなど、動画に強いタイプのセンサーを使っています。
その上で、瞳レベルのトラッキングなど、家庭用のビデオカメラより精度が良い部分もあります。
この部分は、あまり大きな問題は感じません。
第3に、ズーム倍率です。
この部分は、動画専用デジカメは、明らかに弱いです。
例えば、パナソニックの家庭用の4Kビデオカメラの場合、約400gの本体重量で、20倍ズームです。
一方、同社のレンズ交換式の動画専用デジカメ(Gシリーズ)で10倍ズーム(28mm〜280mm)を買うとします。
その場合、重さが265gなので、総重量は700g弱になってしまいます。
この部分は課題です。
ーーー
可能性の話としても「軽量・高倍率」な新製品の登場はあり得ないでしょう。
なぜなら、動画専用デジカメは、撮像素子の大きさとレンズの明るさが「売り」なので、そこを犠牲にして、小型化できないからです。
市場規模からしても、基本設計をひっくるめて見直した「新製品」というのは難しそうです。
結論的にいえば、現状の製品の枠内から、「重さ・ズーム倍率・画質」のうち、なにを重視したいのかを考えて、しっかり目的意識を持って選ぶのが良いです。
第4に、長時間の持ちやすさです。
これは、用途と個人的な「慣れ」に左右されるので、一概に言えません。
ただ、Atlasが触った感じでは、シューティンググリップタイプは、とくに歩きながら「使いやすい」機種が多いです。
プロ用素材というわけでなく、手持ちで気軽にVlog撮影するならば、問題ない水準です。
ブレもさほど気にならないと言えます。
まとめ
以上、動画専用デジカメにの「選び方の基本」を4点書きました。
Atlasとしては、アーリーアダプタ以外の一般ユーザーでも、導入してよい時期にきたと感じます。
Atlasも、(なかなか旅に出れない環境ですが)色々長期間試したい気持ちがあります。
ローリングシャッター問題ほか解決すべき点も多いですが、家庭用のビデオカメラで、全ての問題を解決しているわけでもないでしょう。
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結論的にいえば、新しいものを試すことをためらわない方で、「4K画質を活かした芸術的な動画」を個人の楽しみとして気軽に作りたい方は、導入を考えて良いと思います。
一方、解像度の部分で「4Kはまだ不要」という方もいるかもしれません。
ただ、いわゆるマスターフィルムとして4Kで作っておけば、将来的に再利用も容易です。
4K・8Kと出力側のテレビ・PCモニターの展開が速いので、HD画質だとさほど長くは使えなさそうです。
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なお、(もうすこし細かめな)デジカメ全体の細かいスペック面での用語解説と、選び方の基本を書いた記事があります。
「撮像素子・レンズの明るさ・フォーカス・ズーム」など、デジカメの基本部分を知りたい方は、カメラ全体の選び方の基本を書いた、10回目記事(こちら)を後ほどお読みください。
よろしくお願いします。
1・VLog向きのカメラの比較
というわけで、具体的な製品の紹介をはじめます。
1・Vlog 動画向けカメラの比較 (1)
1-1:ソニー〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
2・Vlog 動画向けカメラの比較 (2)
2-1:ニコン〈日本〉
2-2:最終的なおすすめ機種の提案
カメラをベースにしたVlog向けは、ソニー・パナソニック・ニコンだけの展開なので、これらの製品を順番にみることにします。
1-1・ソニーのVlog向けカメラ
はじめに、ソニーのカメラです。
同社の場合、動画用は、高級ミラーレスを解像したものと、既存のミラーレス一眼を改良したものを展開します。
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なお、以下では、高評価できるポイントは「赤字」で、イマイチなところは「青字」で表記していきます。
【2020年】
【カメラのみ】
1・SONY VLOGCAM ZV-1
¥81,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【シューティンググリップキット付属】
2・SONY VLOGCAM ZV-1G
¥97,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:1型CMOS(裏面照射型)
広角側の明るさ:F1.8
望遠側の明るさ:F2.8
画素数:2100万画素
光学ズーム:2.7倍
焦点距離 :24-70mm
手ぶれ補正:光学+電子式
液晶モニター:3型タッチパネル(92万画素)
ファインダー:なし
AF:ハイブリッドAF (315点)
連写速度:24コマ/秒
動画:4K/30p
重さ:294g+215g
VLOGCAM ZV-1は、ソニーが、Vlogに特化した専用のデジカメです。
レンズ交換は非対応の「普通のコンデジ」をベースにした製品です。
本体の重さは、電池込みで294グラムです。
シューティンググリップを使っての撮影の場合、その重さを含めて509gとなります。
スマホ約2台強の重さです。軽くはないですが、本機の画質の良さからすると十分軽いと言えます。
動画撮影機能は、4K動画/30pの撮影に対応します。
100Mbps配信用の映像もつくれます。
なお、4K画質の場合、画素数はは800万画素あれば足ります。
しかし、本機は、2000万画素以上の高解像度で撮影できるセンサーである点を活かして、上図の様に、オーバーサンプリングしています。
この場合、画像のギザ付きなどが軽減できるので、解像感はより高くなります。
高解像度に撮影できるということは、スローモーション機能の性能も良いと言うことになります。
効果を付けたい場合にも良いでしょう。
ただし、スローモーションについては、音声と連動できないので、音は付けられません。
一定時間間隔を開けつつの、タイムラプス撮影も、小型アクションカム同様に対応です。
Vlog向け機能は、特にショートカットが充実します。
例えば、ボタン1つで「背景ぼけ」させる機能や、人間からもの(商品)へワンボタンでピントを切り替える「商品レビュー用設定」などです。
音声録音は、3つの集音マイクを内蔵します。
その上に、風切り音低減のためにウインドスクリーンが付属する仕様で、配慮があります。
外部マイクを利用しなくても、問題ないように設計されます。
マルチインターフェース(MI)シュー(=接続端子)に、各種マイクを取り付けることも可能です。
・SONY ECM-XYST1M
¥13,647 楽天市場 (1/11執筆時)
感度や指向性をいろいろ調整したい場合、ソニーは、2マイク式のECM-XYST1Mを推しています。
同社のハンディカム(家庭用ビデオカメラ)の備品で、性能は良いです。
この場合、無指向性と指向性を使い分けられます。【音楽用ICレコーダーの比較記事】でみた、同社の搭載マイクにも使われる技術です。
ソニー シューティンググリップ GP-VPT2BT
¥11,196 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮影方法は、純正のシューティンググリップ(GP-VPT2BT)の利用を想定しています。
グリップは、同社の一眼レフカメラの周辺機器としても売られます。
あとから買っても同じです。
このグリップは、三脚形状にして固定撮影もできるので、結構便利です。
録画やズームなどのボタンがあるほか、C1ボタンに好きな機能を割り当てられるので、結構便利でしょう。
モニターは、3型のタッチパネルで、広範囲(176×270度)に稼働するチルト式液晶です。
自由に角度調整できるので、撮影はしやすいと思います。
撮像素子は、1型を採用します。
冒頭詳しく書いたように、これは、画質を決定づけるパーツです。
ビデオ用デジカメは、スマホやビデオカメラと同じサイズだと、あまり意味はないので、しっかり大きめを採用します。
なp、1型は(5万円以上の)「高級コンデジ級」のセンサーです。
なお、本機は、「裏面照射型」という夜間などに強いセンサーを採用します。
正確には、それをさらにパワーアップさせた「積層型Exmor RS CMOSセンサー」で、同社の新技術となります。
画素数は、2100万画素です。
画素数を高めれば写真の解像感がでます。
しかし無理にあげるとノイズ処理力が落ち、最大のISO感度も低くなります。
そのため、下手にあげると、暗いところでの撮影に不利になります。
ISO感度は、しかし、動画時に、オート時に最高ISO12800相当です。
数値が高いほど、夜間撮影でのノイズののりにくいといえますが、本機は、夜間対応の部分では、優れます。
ズーム倍率は、2.7倍です。
デジカメとしては、正直「しょぼい」スペックです。
しかし、無理やり上げると、本体が重くなるので、この程度にしています。
レンズの明るさは、広範囲が撮れる広角側(1倍ズーム)で、F値1.8です。
F値はレンズの明るさを示す数字です。小さいほど明るいと考えてください。
最大望遠(2.7倍)にしても、F2.8なので、本機は「かなり明るく高性能なレンズ」と言えます。
F値は「背景のボケ味」にも関係するため、この部分の品質も重視しています。
手ぶれ補正は、2軸+電子式です。
写真撮影時は、普通の光学式の2軸補正です。
しかし、動画撮影時には、光学式と電子式を合わせた方式(アクティブモード)になります。
【ビデオカメラの比較記事】で、同社の上位機技術は不採用ですが十分でしょう。
なお、手持ちだと手ぶれ補正は、家庭用のビデオカメラ水準ほど効かないと、考えてください。
ZHIYUN Crane M3
¥48,400 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
なお、純正はないのですが、スタビライザー(ジンバル)と組み合わせれば、それなりに制御できるでしょう。
オート撮影モードは、動画用と写真用双方に付きます。
動画用(おまかせオート)は、細かく設定できませんが、勝手にシーンを判断してモードを変えて撮影してくれるので、慣れない誰かに撮って貰うシーンなどには有効でしょう。
連写は、24コマ/秒です。
写真撮影時限定の話ですが、相当強力です。
Vlogの側面が注目される機種ですが、実は、写真をカメラとして力強いです。
オートフォーカス(=ピントが合わせ)も優れます。
先述のように、動画と写真とで、適切なオートフォーカス方式は変わります。
本機の場合、ハイブリッドAFです。
動画に強いコントラストAFと、写真に強い像面位相差AFをダブルで搭載していて、適切な方を自動で選択して使う仕組みです。
ちなみに、各方式について写真撮影時の能力をより細かく表すと上表のようになります。
測距点が多いほど、写真では、自動でピントが合いやすいです。
本機は、315点の像面位相差AFセンサーを持つ本格派です。
顔検出機能は、本機は、顔の検出だけでなく、よりこまかい瞳にフォーカスできる瞳AFに対応するため、動く被写体に強いと言えます。
本機の場合、動く瞳の追尾もできる精度です(リアルタイム瞳AF)。
加えて、追尾AF(リアルタイムトレッキング)もできるので、動く物体にピントを合わせ続けながら、撮影できます。
ちなみに、写真だと動物の瞳も検出できますが、動画では人間のみです。
ただ、同社の場合、色、模様、距離、顔情報をそれぞれ識別できるので、動物もこちらで対応します。ピント合わせにおいては、かなり強力といって良いです。
美肌撮影機能は、動画・静止画双方に付属します。
ネットワーク機能は、Wi-Fi・Bluetooth搭載します。
画像の転送はWi-Fiを利用し、スマホの場合は、Imaging Edge Mobiletというアプリに送る形式です。
Bluetoothは、基本的にA-GPSの位置情報(撮影地情報)をスマホから取得したりすることに限定して利用する仕様です。撮った画像を自動でスマホにのような使い方は難しいでしょう。
一方、本機は、PCにUSB接続させて外部WEBカメラとして運用できます。
PC用に比べると、先述のように、レンズやAFが優れるので、ライブ配信など、何かしら使い途があるでしょう。
SONY バッテリーパック NP-BX1
¥4,683 楽天市場 (1/11執筆時)
バッテリーは、簡単に交換可能です。
自宅で利用する場合は、USB経由で外部電源で動かすことも可能です。
連続撮影時間は、バッテリー自体の実撮影時間としては、45分です。
しかし、先述のように、本体の廃熱問題があるため、上表のように、20分〜30分ほど利用したら、警告がでて、その後、自動的に電源が切れます。
しばらくの間、いったん「冷ます」必要があります。
この部分を気にされる方は、冒頭にも書いたように「家庭用のビデオカメラ」の4K機が良いでしょう。
このブログでも、別に紹介記事を書いています(こちら)。
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以上、ソニーのVLOGCAM ZV-1の紹介でした。
同社の高級コンデジを「魔改造」して、ハイスペックなVlog専用機にした製品です。
レンズの明るさ・撮像素子のサイズ・フォーカス性能など、記事冒頭で書いた「あって欲しい要素」は、高レベルで網羅します。
一方、ズーム倍率・手ぶれ・4K動画の撮影時間などが課題です。
全てを解決した「スーパーなカメラ」はないので、自分用途に問題なさそうならば、本機を選んで良いでしょう。
実際、軽量性を重視したい場合、これ以上のビデオブログ向けのコンデジは見あたらないと言えます。
【2022年発売】【カメラのみ】
3・SONY VLOGCAM ZV-1F B
4・SONY VLOGCAM ZV-1F W
¥82,500 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:1型CMOS(裏面照射型)
広角側の明るさ:F2.0
望遠側の明るさ:
画素数:2100万画素
光学ズーム:1倍
焦点距離 :20mm
手ぶれ補正:電子式
液晶モニター:3型タッチパネル(92万画素)
ファインダー:なし
AF:コントラスト式 (425点)
連写速度:16コマ/秒
動画:4K/30p
重さ:256g+215g
ZV-1F B は、ソニーが2022年に発売したVlog用のカメラです。
基本的な位置づけは、1つ上でみたVLOGCAM ZV-1の廉価版です。キャッチコピーも、「私とセカイ、瞬間エモーショナル」としていますし、本格的な政策向けではなく、少しカジュアルな層の取り込みを目指した機種でしょう。
上位機と現状で値段差はさほどないですが、これは発売年の違いなので、徐々に差はつくと思います。
光学ズームを1倍(=ズームなし)にした上で、F値を落としてレンズの部分で費用を削減しています。
画角は20mmと広めに撮っているので、撮影時にズームなどあまり考えず(必要ならばあとでソフト的に処理するとして)使うような感じです。
フォーカスも、ハイブリッド式ではなく、コントラスト式にしています。
そのほか、ドライブ(連写)が落ちているほか、手ぶれ補整も電子式です。
手ぶれは、このズーム倍率ならば不要でしょうし、ドライブも動画ならば関係ないので、支障がなさそうな部分から、「削いでいる」点は、メーカーによるうまい調整かなと思います。
一方、本体の重さは、機能の省略で256gと少し軽量化しています。また、動画の実撮影時間も、60分とバッテリー寿命は本機のほうが少し良くなります。
あとの部分は、基本的に上位機とほぼ変わらないため、1つ上のの説明をご覧ください。
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以上、 ZV-1F Bの紹介でした。
あまりカメラに詳しくない方向けに、機能を絞ったVlog撮影向け製品に思えます。
先ほども書いたように、カジュアルなVlog撮影ならば不要、ないし、影響の少なそうな部分を「削った」だけなので、あまり凝った使い方をしないならば、実用上の違いは分からないかとおもいます。
ただ、静止画(写真)撮影は、上位機とだいぶ差が付きますので、その用途でも使い方は、本機を選ばない方が良いかと思います。
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なお、Vlog向けで、本機より安いモデルはないです。
3・アクションカメラの比較
3-1:Go Pro〈米国〉
3-2:DJI〈中国〉
3-3:ソニー〈日本〉
代替案を挙げれば、アクションカメラの分野になろうかと思います。
撮像素子サイズの関係で「芸術的な画質」とは、方向性が変わってくるのですが、カジュアルに4K動画を撮れればOKならば、DJI OSMO製品などは、候補になるでしょう。
上記リンクで紹介しました。
【2021年9月発売】【各色】
【パワーズームレンズキット】
5・SONY VLOGCAM ZV-E10L B
6・SONY VLOGCAM ZV-E10L W
¥85,327 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ボディのみ】
7・SONY VLOGCAM ZV-E10 B
8・SONY VLOGCAM ZV-E10 W
¥78,100 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:APS-C
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F5.6
画素数:2420万画素
光学ズーム:3.1倍
焦点距離 :16-50mm
手ぶれ補正:光学+電子式
液晶モニター:3型タッチパネル(92万)
ファインダー:なし
AF:ハイブリッドAF (425点)
連写速度:8コマ/秒
動画:4K/30p
重さ:343g+116g
VLOGCAM ZV-E10シリーズは、ソニーのミラーレス一眼型のVlog向けカメラです。
同社のVlog撮影向け製品では、最も「本格的」なモデルになります。
基はミラーレス一眼なので、レンズ交換できる仕様です。セットレンズを選ぶ方が多いと思うので、それを前提に説明をします。
ソニー シューティンググリップ GP-VPT2BT
¥10,522 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
重さは、343gです。
ミラーレス一眼では、かなり軽量です。
ただ、レンズの重さがあるので、標準搭載レンズを含めると459gです。
さらに、同社のシューティンググリップを組み合わせる場合は、674gとそこそこの重さにはなります。
動画撮影機能は、4K撮影に対応です。
4K/30フレームです。
画素数の多いセンサーを採用するので6K相当の画質からのオーバーサンプリングができます。
Vlog向け機能は、先ほどの機種と同じく、ショートカットが充実します。
1ボタンでボケを切り替えられる背景ぼけ切換ボタン、AFモードをワンタッチで切り替えられるボタンなど、小回りが効きます。
動画用の、美肌効果・顔優先AEなど、セルフ撮影時に便利な機能も網羅です。
音声録音も、下位機種のシステムと同じです。
繰り返すと、3つの集音マイクの上に、風切り音低減のためにウインドスクリーンが付属する仕様で、配慮があります。
・SONY ECM-XYST1M
¥13,000 楽天市場 (1/11執筆時)
なお、外部マイクを利用しなくても、問題ないように設計されますが、マルチインターフェース(MI)シューに、各種マイクを取り付けることは可能です。
撮影方法は、シューティンググリップなど手持ちに対応できます。
ただ、少し重めではあるため、もう少しカジュアルな手持ち、ないし、三脚での固定のほうが向くとは言えます。
モニターは、3型のタッチパネルで、広範囲(176×270度)に稼働するチルト式液晶です。
撮像素子は、APSーC型です。
この部分は、ポイントで、ミラーレスをベースとして解像した利点です。
1型の約2倍の面積を持つので、解像感は、さらに高まります。
動画でも「妥協のない画質」でしょう。
画素数は、2420万画素です。
ISO感度は、動画、静止画にかかわらず、オート時にISO32000です。
本機は、夜間など条件の悪い場所での撮影は強いです。
1・16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
レンズキットは、セットの場合、上記のレンズが付属です。
ズーム倍率は、3.1倍です。
風景を広く撮れる広角側が16mmで、遠くのものを大きく取れる望遠側が50mmの3倍ズームレンズです。
他製品と較べる場合の35mm換算値では、24-75mmです。
遠景から近接撮影までまかなえる範囲なので、普段使いに便利です。
レンズの明るさは、広角側がF3.5です。
この部分をみると、コンデジ機(ZV-1)より優れてはいません。
ミラーレスは「レンズ交換できる」ような仕組みにする必要があるので、同じくらいの値段ならば、コンデジより性能は低め(割高)になりがちです。
【焦点距離52.5mm 重さ154g】
SONY E 35mm F1.8 OSS SEL35F18
¥40,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【焦点距離27-158mm 重さ427g】
SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS SELP18105G
¥53,145 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
ただし、「レンズを別に買う」ならば、少し話は変わります。
例えば、単焦点ながら、F1.8と抜群に明るく、ボケ味が出しやすい製品(SEL35F18)や、少し重めながら、35mm換算で158mmまでカバーできる5.8倍ズームを搭載する製品(SELP18105G )などが存在します。
予算制限なく考えられるならば、(沼の中で)「無限に遊べ」ます。
手ぶれ補正は、交換レンズ内に補正機構が搭載されます。
非搭載のレンズもありますが、先ほどのレンズは、光学式の2軸手ぶれ補正内蔵です。
動画については、電子式補正もするため、「2軸+電子式」です。
ただ、ミラーレスの場合、ボディ内5軸手ぶれ補正のほうが、動画でも写真でもより強力で、その部分では、次に紹介するパナソニック機に「負ける」部分はあります。
オートフォーカスは、ハイブリッドAF式です。
下位機種と同じです。
ただ、本機はセンサー密度を大幅に増やし、位相差425点・コントラスト425点と、およそこれまでみられなかった密度とカバー範囲を誇ります。
動く被写体の追従撮影は、さらに精度が増しました。
ピントが合いやすいため、子どもや動物、乗り物などの追従撮影も得意です。
新しい動体予測アルゴリズムの効果もあり、(写真の)オートフォーカス速度は、0.02秒と「世界最速」になっています。
これは、動画撮影時にも有効です。
顔検出機能は、「瞳AF」、そして、それを追尾する「リアルタイム瞳AF」が有効です。
さらに、精度・追随性が上がっており、人間の左右の瞳の区別ができるほか、(ファームウェア更新で)猫や犬など一部の動物の瞳の検出も可能です。
暗い場所での利用も、AFの低輝度限界がEV-2とミラーレスの平均値はあります。
連写も、8コマ/秒です。
優秀ですが、Vlog向けにはあまり関係ないかもしれません。
ピントを1枚目に固定するならば、11コマ/秒です。
オート撮影モードは、写真撮影については、「プレミアムおまかせオート」が搭載です。
オート撮影時、明るさ・逆光などの要素をAIが判定し、10種類以上のパターンから自動で撮影モードを選び、最適化してくれます。
家族などに「シャッターを押すだけ」の人がいる場合は、こうした機能が充実する点は重要でしょう。
一方、動画については、上表の「おまかせオート」の一部分だけのフォローです。
液晶モニターは、稼働するチルト式です。
また、上下に270度、左右に176度分チルトできる仕様で、この部分でVlog撮影に最適化されています。
ファインダーは、未搭載です。
SONY HVL-F28RM
¥27,900 Amazon.co.jp (5/8執筆時)
フラッシュも、非搭載です。
必要な場合は、別売のソニー製のフラッシュ(HVL-F28RM・HVL-F32Mなど)を購入する必要があります。
ネットワーク機能は、Wi-Fiほか、Bluetoothも搭載です。
Bluetoothは転送にはノータッチで、転送はWi-Fiです。
Bluetoothは主に、A-GPSの位置情報をBluetoothでスマホから自動取得するために付属しています。
バッテリーパック NP-FW50
¥6,821 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
ライブストリーミングは、USBケーブルで有線接続することで対応できます。
この場合も仕組み的に、バッテリー駆動時間の限界はあります。
連続撮影時間は、先述のように、バッテリーの蓄電容量の限界(80分)より、熱限界のほうが先に来ます。
上表のように、フルHD(60p)だと1時間、4Kだとその半分です。
なお、これは、自動電源OFF温度を「高め」にした場合の数値です。
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以上、ソニーのα6100の紹介でした。
ミラーレスのVlog用は、パナソニックも出していてライバルです。
比較すると、本機は軽量性の部分で有利なほか、撮像素子のサイズの部分でも有利です。機能面でも、先述の6Kオーバーサンプリングなど、わりと魅力が多いです。
ただ、動画用の手ぶれ補正が比較すればやや弱い部分はあります。場合によっては、ジンバルなどの部分での工夫も必要でしょう。
逆に、(自宅などで)固定して配信するには、本機はかなり良いかと思います。
1-2・パナソニックのVlog向けカメラ
続いて、パナソニックのカメラです。
同社のものは、既存のミラーレス一眼を改良したモデルです。
【2020年】
【標準ズームレンズキット】
9・ パナソニック LUMIX DC-G100K
¥79,200 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【グリップ+標準ズームレンズキット】
10・パナソニック LUMIX DC-G100V
¥84,150 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:フォーサーズ
広角側の明るさ:F1.8
望遠側の明るさ:F2.8
画素数:2030万画素
光学ズーム:2.6倍
焦点距離 :24-70mm
手ぶれ補正:5軸手ぶれ補正
モニター:3型タッチパネル(184万)
ファインダー:0.4型 LCOS(368万)
AF:空間認識AF(49点)
連写速度:5コマ/秒
動画:4K/30p
重さ:412g+70g+102g
DC-G100V は、パナソニックが開発したVlog向けのカメラです。
本体の重さは、バッテリー込みで412グラムです。
本機も「ミラーレス一眼」ベースですが、ソニー機よりも多少重いです。
しかし、2.6倍の標準レンズの重さを加えると、ソニーのミラーレスより多少重いだけの482gとなります。
また、純正シューティンググリップは少し軽いので、総重量は582gです。双方の純正グリップを使う前提ならば、本機のが軽いです。
動画撮影機能は、4K動画の撮影に対応です。
本機も30フレーム/秒です。
ただ、画質部分で6Kからオーバーサンプリングして、クリアさを高める工夫は未付属です。
4K画像をフルHDに変換することで、流れるような映像効果を出す「4Kライブクロップ」など面白い機能はあります。
Vlog向け機能は、自動でスロー&クイック調整のできるダイヤルなどの部分で工夫があります。
ソニーは「背景ボケ」ボタンでした。目指すカメラの方向性の違いが出ていると思います。
ソニーは、撮像素子のサイズを活かし、カメラでしか撮れない画像を追求する、「伝統的な芸術志向」といえます。パナソニックは、(わりと)新しいビデオ機能を重視した、「先進的な実用志向」とでも言えるでしょうか。
音声録音は、内蔵のステレオマイクを装備です(Featuring OZO Audio from NOKIA)。
内蔵式としては優秀で、5種類の指向性を設定できます。
前方集音・360度集音・後方集音など、インタビュー、コンサートから独り言(ナレーション)まで対応できます。
面白いのは、顔・瞳認識AFに連動するトラッキングモードです。集音範囲を映像に合わせ得自動調整する仕組みです。
音声部分に注目すると、パナソニック機のが断然「面白い」です。
【ステレオガンマイクロホン】
DMW-MS2
¥25,673 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ステレオマイクロホン】
DMW-VMS10
¥7,591 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
こだわりたいならば、外部マイクが良いでしょう。
DMW-MS2については、カメラ画角と連動させての集音や、より絞り込んだ範囲の集音ができます。
トライポッドグリップ DMW-SHGR1
¥8,255 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮影方法は、三脚にもなるグリップを利用する方法が標準です。
グリップは、ボタン構成が単純でシンプルです。
これは、「本体自体が重い」ことへの対処かと思います。
グリップなしの手持ちで使えなくもないですが、この用途で(特に動画では)使いやすいかときかれると、微妙です。
撮像素子は、フォーサーズ(3/4型)を採用します。
ソニーのコンデジ型(1型)とミラーレス型(APS-C)の中間です。
情報量は大きさに比例するので、作れる画質も中間です。
画素数は、2030万画素です。
ISO感度は、一方、静止画はISO12800までですが、動画はISO6400までです。
この部分だけで言えば、やや暗いシーンに弱い部分はあるでしょう。
LUMIX G VARIO 12-32 mm/F3.5-5.6
¥20,260 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
ズーム倍率は、標準付属レンズで2.6倍です。
ソニーと撮像素子のサイズが違うので、35mm換算値で比べる必要があります。
本製品は、24mm-64mmですので、広角側の画角はソニーとほぼ同じです。
多少、ズーム側が弱い程度です。
レンズの明るさは、広範囲が撮れる広角側でF値3.5で、ズーム側でF5.6です。
【焦点距離 50mm 重さ125g】
LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
¥21,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【焦点距離 90-300mm 重さ200g】
LUMIX G VARIO 45-150mm
¥32,700 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
ミラーレスですから、レンズ自体は別売品にも交換可能です。
例えば、LUMIX G 25mmは、明るいレンズで、50mmでスナップ向けです。
また、G VARIO 45-150mm はわりと安いですが、35mm換算で300mmの望遠レンズです。
固定しての動画撮影ならば、使えるでしょう。
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なお、パナソニックが採用するフォーサーズは、他社レンズと互換性が規格なので、レンズの数はかなり多いです。
手ぶれ補正機能は、搭載です。
動画用には、光学式と電子式を併用する、5軸ハイブリッド手ブレ補正(VR)です。
仕組み的に、ソニーよりも強力です。
静止画(写真)については、しかし、5軸補正が効きません。
手ぶれ補正対応レンズの場合、レンズシフト式の2軸補正が効く仕様です。
この部分で、あくまで「動画向け」と言えます。
オートフォーカス(ピント合わせ)は、優れます。
パナソニックは独自改良した空間認識AFという仕組みを採用しており、オートフォーカス(ピント合わせ)が速いです。
合焦速度は、0.07秒とかなり速いです。
動画においては、コントラストAFとして作動しますが、動画なら、これで問題ないです。
顔検出機能は、顔・瞳認識AFを持ちます。
先述のように、サウンドと連動する部分が面白いです。
美肌撮影機能は、人物の肌を自動で綺麗な調整する機能はあります。
連写は、ただし、メカシャッター時の追尾AFで5コマ/秒です。
動画にはあまり関係ない部分です。
オート撮影モードは、本機も搭載です。
自動でシーンを選択して撮影してくれます。動画では、人物・マクロ・風景・ローライト(夜間)については利用できます。
モニターは、3型のタッチパネルで、広範囲に稼働するチルト式液晶です。
ファインダーも、ポップアップ式ではないものが標準装備です。
サイズは、0.4型です。有機ELではなく、強誘電性の液晶(強誘電LCOS)で、解像度は368万ドットです。視野率は100%で、倍率は1.46倍/50mmです。
ただ、Vlog動画専用カメラにファインダーが必要だったかは、論争的かもしれませんが、写真用カメラとして利用するならば、あった方が断然良いです。
フラッシュは、内蔵式です。
ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetoothを搭載します。
パナソニックの場合、BluetoothとWi-Fiを画像転送に併用するので、基本的にワンボタンでスマホに動画を送れます。それを活かして、縦撮りした動画をそのままスマホに送る機能もあります。
ソニーは、スマホとのシームレスな連携ができないので、出先でアップロードのような使い方は、パナソニックが良いです。
ライブストリーミングは、本機は未対応です。
バッテリーパック DMW-BLG10
¥6,120 楽天市場 (1/11執筆時)
連続撮影時間は、バッテリーの保ちという意味では、4K動画撮影で40分、フルHDで45分です。
一方、廃熱に関する部分もあり、パナソニックの場合、4K/30P動画は10分、フルHD/60Pで20分で撮影が停止します。
また、温度が高いと、警告が「温度上昇警告」がでて撮影が止まります。
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以上、パナソニックのDC-G100Vの紹介でした。
ミラーレスのソニー機がライバルでしょう。比較する場合、撮像素子のサイズと、動画撮影時の稼働時間部分がネックです。
ただ、手ぶれ補正は本機が強く、また、マイク部分に面白い工夫があるため、一概に負けているわけでもないです。
一方、ソニーもですが、重さ問題はいかんともしがない部分があります。手持ち利用ならば、あえて、ミラーレスである必要はないかもしれません。
最終的なおすすめは、2回目記事の最後で、改めて考えます。
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【2022年発売】(上位機種)
【ボディ】
11・パナソニック LUMIX DC-GH6
¥261,442 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【12-60mmレンズキット】
12・パナソニック LUMIX DC-GH6L
¥320,150 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【2021年発売】(下位機種)
【ボディ】
13・パナソニック LUMIX DC-GH5M2M
¥186,186 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【12-60mmレンズキット】
14・パナソニック LUMIX DC-GH5M2M
¥218,790 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
撮像素子:フォーサーズ
画素数:2521万画素
手ぶれ補正:2軸+5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL 0.5型(368万)
AF:コントラストAF(315点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 5.7K/60p
モニター:3.0型タッチパネル(184万)
大きさ:138.4×100.3×99.6mm
重さ:823グラム
※上位機種のスペック
なお、冒頭でも少しふれましたが、パナソニックのミラーレスの上位機は、エアフローやファンの工夫で、放熱対策がなされ熱による撮影中断がないタイプも発売されます。
持ち歩いての利用には重いのですが、興味のある方は、このブログでは【パナソニックのミラーレス一眼の比較】で詳しく見ています。
次回に続く
動画撮影に向くデジカメは結論的にこれ!
ということで、今回は「動画撮影」に向いたデジカメを紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・Vlog 動画向けカメラの比較 (2)
2-1:ニコン〈日本〉
2-2:最終的なおすすめ機種の提案
次回の2回目記事(こちら)では、引き続き、ニコンの製品を比較していきます。
動画の画質 ★★★★★
写真の画質 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
ズーム倍率 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
連続撮影時間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、今回みた動画用のカメラを含めて、ここまで紹介した全ての機種から、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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