Top カメラ 比較2020’【Vlog対応】自撮り用デジカメ27機のおすすめ・選び方 (1)

2020年07月16日

比較2020’【Vlog対応】自撮り用デジカメ27機のおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】 2020年 SNS映え!自分撮り・セルフィー対応のデジタルカメラの価格・性能とおすすめ:Video blog対応:チルト式・バリアングル式自分撮りデジタルカメラ・ミラーレス・SNS映え・インスタ映えする人気デジカメランキング:美肌・美白・You Tube ビデオ動画の自撮りも対応

【紹介する製品型番】SONY VLOGCAM ZV-1 ZV-1G パナソニック LUMIX DC-G100K DC-G100V Nikon デジタルカメラ COOLPIX A1000 Canon PowerShot SX740 HS EOS M100 M200 パナソニック LUMIX DMC-TZ90 DMC-TZ95 ソニー Cyber-shot DSC-WX500 CANON PowerShot PSG7X Mark III BK IDJI OSMO POCKET

今回のお題
自撮りができる!デジカメのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2020年7月現在、最新の自撮り向きのデジカメを比較します。

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 今回は、デジカメのうち、液晶モニターが前にチルト回転し「自撮り」ができるコンデジを選りすぐりました。

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 最近増えている、Vlog(ビデオブログ)に特化した、高性能機についても、ソニーやパナソニックの機種をフォローします。

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 今回の記事は、自撮り向きカメラをできるだけ簡単に(しかし、詳しく)紹介します。

1・自撮りのしやすさ ★★★★★
2・画質       ★★★★★
3・ズーム倍率    ★★★★★
4・手ぶれ補正    ★★★★★
5・フォーカス・連写 ★★★★★
6・スマホ連携    ★★★★☆
7・動画の撮影    ★★★★★
8・カメラの軽さ   ★★★★★
9・総合評価     ★★★★★

 また、途中で内容が分からなくなった場合も、記事の最後で、上のような基準で、全機種から「Atlasのオススメ機種」を簡単にピックアップします。

 安心してお読みください。

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1・1万円前後の入門デジカメ
2・3万円前後の人気デジカメ
3・5万円以上の高級デジカメ
4・超高倍率ズームのデジカメ
5・水や砂に強い高耐久デジカメ
6・自分撮影ができるデジカメ

7・単焦点レンズのデジカメ
8・ミラーレス一眼の比較
9・一眼レフカメラの比較
10・デジカメ全製品からのおすすめ【結論】

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のデジカメ関連記事の6回目の記事として書きました。

1・自撮りカメラの選び方の基本と注意点

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 インスタをはじめとする「SNS」の流行で、「自撮り用」として売られるカメラは増えています。

 しかし、実は「自撮り機能はオマケ的」で使い勝手の悪い機種や、「自撮りしやすいが画質が悪い」といった難点のある機種も、目立ちます。

ーーー

 実際の使い勝手をふまえると、自撮りカメラを選ぶ場合、次の5つのポイントが重要になってきます。

1・カメラの画質
 ・「高品質写真が撮影できるか。
2・自撮り・Vlog撮影のしやすさ
 ・手ぶれせず、上手な写真が撮れるか。
3・重さや大きさ
 ・持ち歩ける「ポケットサイズ」か。
4・SNSとの連携
 ・インスタやTwitterに簡単に転送できるか。
5・美肌効果
 ・肌の色などが美しく自動調整できるか。

 今回の記事では「誰でもかんたんにSNS映えする高品質写真が撮れるカメラ」を探していこうと思います。

 というわけで、さっそく各機種比較をしていきましょう。

2・VLog向きのカメラの比較

 はじめに、人気のVlog(ビデオブログ)に向く製品からです。

 価格は「少し高め」ですが、自撮り写真のほか、You TubeやVlogなどのため、カジュアルな「自撮り動画」を撮りたい方に向く製品となります。


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 【2018年】

 1・DJI OSMO POCKET ジンバルカメラ
  ¥36,400 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS
広角側の明るさ:F2.0
望遠側の明るさ:-----
画素数:1200万画素
光学ズーム: 1倍
焦点距離 :26mm
手ぶれ補正:3軸ジンバル
ファインダー:なし
AF:
連写速度:
動画:4K対応/60p
液晶モニター: 1型確認用パネル
重さ:116グラム(バッテリー込)

 DJI OSMO POCKETは、中国のDJIが販売する新しいタイプのカメラです。

 海外で話題となったあと、日本の販売も始まりました。

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 本体の重さは、電池込みで116グラムです。

 圧倒的に軽い作りです。

 写真のように超小型のカメラ部と、リモコンような胴体かならる、面白い形状です。

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 自撮りの方法は、単純にカメラを反対に向けるだけなので、簡単です。

 モニターは小さいので、完全なピントの確認は難しいですが、その部分は、アクティブトラック機能などで、勝手に被写体を追尾してくれるので、問題ありません。

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 撮像素子は、1/2.3型を採用します。

 撮像素子とは、カメラに映像情報を取り込むパーツの名前です。サイズは分数で示されますが、大きいほど高画質です。

 本機の場合、1/2.3型ですので、さほど大きいとも言えませんが、価格からすれば「上出来」ですし、問題ないでしょう

 ズーム倍率は、一方、本機は1倍ズーム(単焦点)です。

 最近のスマホにもある、拡大しても画質が劣化しない「光学ズーム」は未搭載です。

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 レンズの明るさは、F値2.0です。

 F値は、レンズの明るさを示す数値で、小さいほど「高画質」になります。

 本機は「かなり明るいレンズ」と言えます。

 明るいレンズだと、夜や室内などの暗い場所の撮影で、力を発揮しやすく、綺麗に撮れます。光学ズームがない機種は、小型でもレンズを明るくできるので、それを活かしています。

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 手ぶれ補正機能は、カメラ部分には付属しません。

 しかし、リモコンのような棒の部分に、一般的にジンバルと呼ばれる、3軸のスタビライザーが付属します。

 これは、大きな揺れを吸収してくれるため、主に「歩きながら」の動画撮影時に、超強力な補正力を得られます。

 手持ちの動画撮影は、手ぶれ対策がとても重要ですから、本機はやはり「Vlog向き」と言えます。

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 連写は、本機は搭載しません

 静止画(写真)を撮影する際、あると、決定的瞬間を撮影しやすいです。

 ただ、動画ではあまり関係ないのでOKでしょう。

 フォーカスの速度(=ピントが合うまでの速度)は、非公開です。

 複数の測距点はもたない単純なものですので、さほど速くないでしょう。なお、測距点は、同じ仕組みならば、多いほどピント合わせが正確で、速くなります。

 とはいえ、撮影時に、被写体をタップするだけで追尾するAFアクティブトラック)など、動画撮影時に便利な機能が多いです。

 美肌撮影機能は、「美顔モード」という名前ですが、搭載です。

 一方、他社が標準搭載している「スマイルシャッター」など、「2ショット撮影」などに向く機能はさほどないです。

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 動画撮影機能は、相当に優れます。

 60コマ/秒4K画質の録画ができるからです。

 他社機でも、30コマ/秒で4K記録ができる機種はあります。しかし、テレビ画像のように「自然に動く」には、画質を一段階落としてフルHDにする必要がありました。

 しかし、この機種は、4K動画でも60コマなのでとても優秀です。

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 ネットワーク機能は、一方、Wi-Fiなどを内蔵しない機種です。

 ただ、iPhoneとは付属のライトニング端子、AndroidとはUSB-C端子でつなぐことが可能です。

 また、スマホアプリは、画像フィルタと音楽を自動で組み合わせて投稿用動画を作る「ストーリーモード」も搭載します。

 要するに、「自撮りビデオのストーリー編集」がやりやすく、この点でも評判です。

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 以上、DJI OSMO POCKETの紹介でした。

 写真撮影に関する機能は、ズームもないので正直なところ「低スペックのスマホ」というレベルです。

 しかし、動画撮影は、60コマの4K動画が撮れる上で、強力な3軸ジンバル補整が使えます。

 この製品は説明書が「かなり薄い」のですが、それは、基本的に感覚的に使えてしまうからです。

 そういった意味で、Vlogなどを中心に考える方には、この価格帯ではかなり向く製品です。116gと軽量なのも良い部分です。


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 【2020年】

 【カメラのみ】

 2・SONY VLOGCAM ZV-1
  ¥90,818 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

 【シューティンググリップキット付属】

 3・SONY VLOGCAM ZV-1G
  ¥36,400 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

撮像素子:1型CMOS(裏面照射型)
広角側の明るさ:F1.8
望遠側の明るさ:F2.8
画素数:2100万画素
光学ズーム:2.7倍
焦点距離 :24-70mm
手ぶれ補正:光学+電子式
ファインダー:なし
AF:ファストハイブリッドAF
連写速度:24コマ/秒
動画:4K対応/30p
液晶モニター:3.0型タッチパネル(92万画素)
重さ:294g+215g

 VLOGCAMは、ソニーが発売した、Vlogに特化した専用カメラです。

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 本体の重さは、電池込みで294グラムです。

 シューティンググリップを使っての撮影の場合、その重さを含めて509gとなります。

 スマホ2台強の重さで、軽くはないですが、本機の画質の良さからすると仕方ないでしょう。

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 ソニー シューティンググリップ GP-VPT2BT
  ¥11,727 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

 自撮りの方法は、基本的には純正のシューティンググリップ(GP-VPT2BT)の利用を想定しています。

 グリップは、この商品のためだけに作られたのではなく、同社の一眼レフカメラの周辺機器としても売られます。そのため、別にあとから買っても同じです。

 ちなみに、このグリップは、三脚形状にして固定撮影もできるので、結構便利です。

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 録画やズームなどのボタンがあるほか、C1ボタンに好きな機能を割り当てられるので、結構便利でしょう。

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 撮像素子は、1型を採用します。

 先述のように、サイズが大きな程、画質は良いわけです。

 1/2.3型が「格安コンデジ級」だとすると、1型は(5万円ほどの)「高級コンデジ級」の画質が期待できます。

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 さらに、本機は、「裏面照射型」という夜間などに強い上級センサーを採用します。

 正確には、それをさらにパワーアップさせた「積層型Exmor RS CMOSセンサー」で、同社の最新技術となります。

 ズーム倍率は、2.7倍です。

 デジカメとしては「しょぼい」スペックですが、4K動画に高度に対応しようと思うと本体が重くなるので、この程度にしています。

 レンズの明るさは、広範囲が撮れる広角側で、F値1.8です。

 2.7倍ズームを最大にしても、F2.8なので、本機は「かなり明るく高性能なレンズ」と言えます。

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 手ぶれ補正機能は、本機については、搭載です。

 用途的に動画の補正が重要でしょうが、光学式と電子式を合わせた方式(アクティブモード)で、それなりに高度です。

 【ビデオカメラの比較記事】で、同社の上位機技術は不採用ですが十分でしょう。

 ただし、利用する場合は画角が変わるほか、基本的にはHD動画撮影に使うものです。

 なお、静止画撮影にも光学補整が利用できます。

 連写は、24コマ/秒ですから、相当強力です。

 Vlogの側面が注目される機種ですが、写真をカメラとしてとしても力強いです。

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 オートフォーカスの性能(=ピントが合わせやすさ)も優れます。

 先述のように、測距点が多いほど、自動でピントが合いやすいですが、本機は、315点の像面位相差AFセンサーを持つ本格派です。

 正確には、精度を補うため、コントラストAF425点で対応するファストハイブリッドAFという仕組みですから、素早くピントを合わせたあと、被写体が動いても賢く追随します。

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 これらの細かさを活かして、顔ではなく、よりこまかい瞳にフォーカスできる瞳AFに対応するため、動く被写体に強いと言えます。

 なお、静止画については、一部の動物の瞳の検出にも対応しますが、動画は、人間のみです。

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 美肌撮影機能は、動画・静止画双方に付属します。

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 動画撮影機能は、本機も4K動画の撮影に対応します。

 スペックとしては30フレーム/秒ですが、14Mの画像を8M(4K)凝縮して出力する形式なので、画質は良いですし、スポーツを含めた動画も高詳細に撮れます。

 100Mbps配信用の映像もつくれます。

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 ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetoothを搭載します。

 画像の転送はWi-Fiを利用し、スマホの場合は、Imaging Edge Mobiletというアプリに送る形式です。

 Bluetoothは、基本的にA-GPSの位置情報(撮影地情報)をスマホから取得したりすることに限定して利用する仕様ですので、撮った画像を自動でスマホにのような使い方は難しいでしょう。

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 そのほか、ボタン1つで「背景ぼけ」させる機能や、人間からもの(商品)へワンボタンでピントを切り替える「商品レビュー用設定など、Vlog機ならではの機能が多いです。

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 以上、ソニーのVLOGCAMの紹介でした。

 同社の高級コンデジを「魔改造」して、ハイスペックなVlog専用機にした製品です。

 同社らしく、しっかりと、動画撮影周りの使い勝手の部分を高めてもいますし、予算を制限しないならば、これ以上のビデオブログ向けのコンデジは見あたらないと言えます。


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 【2020年】

 【標準ズームレンズキット】

 4・ パナソニック LUMIX DC-G100K
  ¥101,000 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

 【グリップ+標準ズームレンズキット】

 5・パナソニック LUMIX DC-G100V
  ¥106,000 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

撮像素子:4/3型Live MOS
広角側の明るさ:F1.8
望遠側の明るさ:F2.8
画素数:2030万画素
光学ズーム:2.6倍
焦点距離 :24-70mm
手ぶれ補正:5軸手ぶれ補正
ファインダー:0.4型タッチパネル(約368万ドット)
AF:
連写速度:10コマ/秒
動画:4K対応/30p
液晶モニター:3.0型(184万画素)
重さ:412g+70g+102g

 DC-G100V は、パナソニックが開発したVlog向けのカメラです。

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 本体の重さは、電池込みで412グラムです。

 なお、本機は「ミラーレス一眼」ベースです。

 そのため、添付される2.6倍の標準レンズの重さを加えると、482gとなります。

 さらに、シューティンググリップを加えると、582gなので、ソニーよりすこし重めです。

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 トライポッドグリップ DMW-SHGR1
  ¥9,800 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

 自撮りの方法は、ソニーと同じで、三脚にもなるグリップを利用する方法が標準です。

 グリップは、ソニーに比べると、ボタン構成が単純でシンプルですが、これは、パナソニックがミラーレスを本体に採用したため、「本体自体が重い」ことへの対処かと思います。

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 撮像素子は、一方、フォーサーズ(3/4型)を採用します。

 ソニーの採用する1型より大きいため、カメラとしての基本的な画質は本機のほうが良いです。

 ミラーレス母体なので当然と言えばそうです。

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 LUMIX G VARIO 12-32 mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
  ¥24,682 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

 ズーム倍率は、2.6倍です。

 レンズの明るさは、広範囲が撮れる広角側でF値3.5で、ズーム側でF5.6です。

 同じほどの値段のソニー機よりスペックが悪いのは、ミラーレスはコンデジと異なり、レンズ交換を前提で設計するため、画質を高めようとすると、レンズが重くなるからです。

 ただ、撮像素子のサイズはこちらが大きいですし、総合的な画質や明るさについては、パナソニックも負けていないでしょう。

 むろん、なお、本機はミラーレスですから、レンズ自体は別売品にも交換可能です。

 手ぶれ補正機能は、本機も搭載です。

 動画用には、光学式と電子式を併用する、5軸ハイブリッド手ブレ補正(VR)です。

 仕組み的に、ソニーよりも少し強力です。ただ、パナソニックの場合、静止画(写真)について、手ぶれが効くという言及がないです。

 連写は、静止画の場合、10コマ/秒です。

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 オートフォーカス性能(ピント合わせ)は、優れます。

 こちらは、パナソニックは独自改良した空間認識AFという仕組みを採用しており、オートフォーカス(ピント合わせ)が速いです。合焦速度は、0.07秒とかなり速いです。

 ただ、この機能(空間認識AF)については、静止画写真専用です。


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 機能面では、本機も動画撮影時でも、瞳を検知できる瞳AFが有効で、追随撮影もこなせます。

 美肌撮影機能は、そのものではないものの、人物の肌を自動で綺麗な調整する機能はあります

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 動画撮影機能は、本機も4K動画の撮影に対応します。

 ただ、14M画像に対応するソニー機と違って、基本4K/30Pの製品です。

 4K画像をフルHDに変換することで、流れるような映像効果を出す「4Kライブクロップ」など面白い機能はありますが、根本的にはこの部分は負けています。


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 ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetoothを搭載します。

 パナソニックの場合、BluetoothとWi-Fiを画像転送に併用するので、基本的にワンボタンでスマホに動画を送れます。それを活かして、縦撮りした動画をそのままスマホに送る機能もあります。

 ソニーは、スマホとのシームレスな連携ができないので、出先でアップロードのような使い方は、パナソニックが良いです。

 そのほか、集音マイクの性能も本機は高いです。

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 以上、パナソニックのDC-G100Vの紹介でした。

 やはり比較対象はソニー機になるでしょう。レンズが交換できるミラーレスの利点から、その部分にこだわりたい上級者はパナソニックでしょう。

 ただ、重さの部分や、撮影上の使いやすさの工夫、4K動画撮影に関わる画質やフォーカスなどを総合すると、「高級コンデジをVlog用」とした、ソニーのほうが「正解」だった気がはします。

3・自撮り向きのコンデジの比較

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 つづいて、普通の「コンデジ」で、写真としての「自撮り」が上手な製品を紹介していきます。

 こちらについては、とくに「カメラ初心者」が多いと思いますので、できるだけ簡単な言葉で紹介しようかと思います。

 なお、比較的「安い」機種から、割と「高めの」機種へという順番で紹介していくつもりです。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。


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 【2019年】

 6・Nikon COOLPIX A1000BK【黒】
 7・Nikon COOLPIX A1000SL【シルバー】
  ¥49,800 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

撮像素子: 1/2.3型 高感度MOS
広角側の明るさ:F3.4
望遠側の明るさ:F6.9
画素数:1604万画素
光学ズーム: 35倍
焦点距離 :24mm〜840mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)
ファインダー:0.2型 116万ドット
AF:9点(コントラスト式)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K(30p)
大きさ:約114.2×71.7×40.5mm
重さ:バッテリー・メモリ含む330g

 COOLPIX A900 は、世界的なカメラブランドである日本のニコンが発売している、自撮り対応カメラです。

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 本体の重さは、330gです。

 最近のスマホ(iPhoneXS)の重さが180gほどだと書けば目安となるでしょうか。

 いずれにしても、自撮りのできる、チルトモニターが付いた最近のデジカメとしては、300g前後が平均的な重さです。

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 手ぶれ補正は、強力です。

 なお、デジカメで「自撮り」する場合は、片手で不安定にカメラを持ちながらの撮影となります。

 そのため、手ぶれ補正の能力は重要です。

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 ニコンの場合、iPhoneなどでもに搭載される「光学式2軸手ぶれ補正」に、電子式という別の仕組みを組み合わせたハイブリッド式手ぶれ補正になります。

 これは、スマホでは出せないレベルの強力な手ぶれ補正となっています。

 デジカメの場合「段数」で「手ぶれ補整の能力」を示します。シャッター段数「4段分」の補整となるこの機種は、10万円以内の製品では「最強レベル」です。

 さらに、デジカメでの動画撮影にもつかえる、電子式5軸ハイブリッド手ブレ補正も搭載されます。

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 結論的にいえば、COOLPIX A900は、「自撮り」時のブレの補正のほか、遠くの被写体を高倍率ズームで撮影する際も、かなりの精度で手ぶれを補正できます。

 この値段ランクの製品の中では、「ブレない」綺麗な写真や動画が手軽に撮れる機種の1つです。

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 撮像素子は、1/2.3型を採用します。

 撮像素子とは、カメラに情報を取り込むパーツのことで、「画素数」などより(よぼど)重要なパーツです。

 撮像素子のサイズは、分数で示されますが、大きいほど高画質です。

 この機種の場合、1/2.3型とコンデジでは標準的な大きさです。

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 ただ、ニコンの場合、 裏面照射型CMOSセンサー(高感度センサー)というタイプの撮像素子です。

 この場合、夜間の撮影や、太陽に向かっての逆光撮影などの条件の悪い場所での撮影に強く 夜間など、条件の悪い時でも、普通よりキレイに撮影できます。

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 HDR機能も、対応です。

 この機能は、スマホではお馴染みです。

 露出の異なる写真を自動で合成して、逆光や暗い場所で、顔が暗くなったり(黒つぶれ)、背景が白くなる現象(白飛び)をおさえるものです。

 ニコンは、最大4枚合できるので、たいていのスマホより高度です。

 さらに、本機は、合成できない動いているような被写体についても、黒つぶれ・白飛びを調整する、アクティブD-ライティングも併用しています。

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 光学ズームは、35倍ズームです。

 上図のように、邸宅のレリーフまでしっかり撮れるサイズです。自撮り以外にも、旅行やスポーツ観戦などの際に相当便利に使える製品でしょう。

 なお、高倍率ズームを採用するカメラは、本体の重さ・大きさが相当増えてしまいます。

 しかし、299gとスマホより「ちょっとだけ重い」というレベルで抑えて設計しています。このバランス感覚も優秀な製品です。

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 結論的に言えば、この機種は高倍率機として、画質面での性能は良いといえます。

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 自撮りの方法は、写真のように、確認モニターを180度「チルト回転」させて行う方式をとります。

 シャッターは、自撮りの際に、前方からでも切りやすいように、配置の工夫があります。もちろん、タイマーを利用しての撮影も可能です。

 三脚用の穴を使って、自撮り棒にも設置できます。

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 また、この機種は、スマートフォン(iPhone/Android)を外部シャッターや確認モニターとして使うことも可能です。

 SNS用などに、室内などで、相当作り込んだ自撮り画像を作りたい場合などにも便利です。

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 液晶モニターは、3.0型約103万ドットモニターです。

 タッチパネル式です。

 ファインダーも、本機は付属します。

 0.2型の液晶で116万ドットです。

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 美肌撮影機能も、搭載します。

 要するに、「プリクラ」などにも見られる肌色の補整機能です。

 ニコンの場合、顔認識機能をつかって、肌の部分の色となめらかさも自動調整します。

 「撮ってその場でSNS投稿」などの場合に向くでしょう。

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 オート撮影機能は、本機は、「おまかせシーンモード」が搭載です。

 21種類の撮影シーンをカメラのAIが判断し、最適なモードに調整します。

 各社の上位機には搭載される機能ですが、「シャッターを押すだけで綺麗な写真を撮りたい」方は、この部分の充実する機種を選ぶと良いでしょう。

 そのほか、笑顔を検出して自動でシャッターを切るスマイルシャッター機能も付属します。

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 連写は、5コマ/秒まで可能です。

 この部分は、あまり速くないといえ、強調できません。

 フォーカスの速度(=ピントが合うまでの速度)も、標準的です。

 コントラストAF方式で、測距点は9点です。測距点は、同じ仕組みならば、多いほどピント合わせが正確で、速いです。

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 なお、「連写」と「オートフォーカス(AF)」の部分は、自撮りにはあまり関係ない数値です。

 そのため、自撮りを中心に考える場合は、無視してもOKですが、子供やペットなどの動く被写体を撮るときは強いほうがよいと言えます。

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 動画撮影は、4K動画の撮影に対応します。

 ただし、4K動画の撮影は、専用のSDカードが必要な点は注意して下さい。対応するSDカードについては、【SDカードのおすすめ記事】で別に紹介しています。

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 スマホとの連携は、、こちらの機種は、Wi-FiBluetoothLEを利用します。

 アプリからデジカメ内の写真を確認できるほか、転送もできます。

 また、撮影した画像の自動転送設定も、スマホとカメラの電池消耗が少ないBluetooth LE(low Energy)方式なので、可能です。

 ただし、Bluetoothは回線が細いため、自動転送の場合200万画素の静止画(サムネイル)になります。

 一方、本機は、スマホの位置データ(A-GPS)をBluetoothで自動取得できます。iPhoneなどの写真整理ソフトでの利用にも便利です。

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 SNS連携は、本機の場合、NIKON IMAGE SPACEというクラウドサービスを通じます。

 ニコンカメラ所有者は20GBの容量を無料で貰えます。そちらから直接FacebookやTwitterに投稿可能です。

 さらに、200万画素の静止画(サムネイル)ならば、アプリを介せずとも、写真撮影からアップロードまで自動化できます。

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 以上、NikonのCOOLPIX A1000の紹介でした。

 自撮りができる機種は多くあります。

 しかし、ニコンの場合20GBのクラウドサービスを利用し、画像の共有・SNS投稿が比較的容易である点が売りといえます。

 とくに、サイズが大きくないサムネイルを撮ったその場でクラウドまで送れるのは、撮った写真を家族や友人と即時的に共有できる部分で、面白さを感じます。

 カメラ性能についても、自撮りの撮りやすさにも配慮があります。特に、スマホを外部シャッター・モニターとして使う機能は、やりかた次第では結構便利に使えそうです。

 苦手といえるのは、動く被写体への対応力です。ただ、この部分は、自撮りにはあまり関係ないでしょう。

 また、自撮り以外の部分でも、高倍率ズーム搭載機なので、旅行やスポーツ・コンサートなどの撮影にも利用したいという方に、「おすすめ」です。

 また、4Kに対応するなど、動画撮影機能も強力ですので、この点でもこの機種は性能が高いと言えます。


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 【2018年】

 8・Canon PowerShot SX740 HS BK
 9・Canon PowerShot SX740 HS SL
  ¥44,500 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

光学ズーム倍率:40倍
焦点距離 :24mm〜960mm
広角側の明るさ:F3.3
望遠側の明るさ:F6.9
撮像素子: 1/2.3型 高感度MOS
画素数:2030万画素
手ぶれ補正:光学式(3段)
ファインダー :
AF:9点(コントラスト式)
連写: 7.4コマ/秒
動画:4K(30p)
液晶モニター:3.0型(92万)
重さ: 299g

 PowerShot SX740 は、キヤノンの自撮りに使えるコンデジです。

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 本体の重さは、299gです。

 上で紹介したニコンの機種と比較すると、ファインダー(EVF)がない分、すこしだけ軽いです。

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 撮像素子のサイズは、ニコンと同じ1/2.3型です。

 夜間に強い裏面照射型を採用するなど、画質にかかわる部分は、基本的にニコンと差がありません。

 レンズの明るさ(F値)も、1倍ズーム側でF3.3です。

 F3.4のニコンよりわずかに明るいレンズとなります。

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 光学ズームは、40倍ズームという超高倍率ズームの搭載です。

 自撮り用として実用的なコンデジに限って言えば「最高水準」です。

 35倍ズームのニコン機よりも良いです。

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 HDR機能(ハイダイナミックレンジ)は、非搭載です。

 本機の場合、新しいDiGIC8エンジンの力もあり、貼り合わせによらず、「広ダイナミックレンジ(WDR)」を実現していますが、逆光補正や夜間対応は、すこし弱いでしょう。

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 自撮りの方法は、ニコンと同じで、モニターを180度回転させるチルト方式です。

 ボタンの配置はニコン同様に全面からでも押せるような工夫はあります。

 液晶モニターは、3.0型約92万ドットモニターです。

 ただし、本機はタッチパネル式ではないので、操作は全てボタンとなります。

 ファインダーも、本機は付属します。

 0.2型の液晶で116万ドットです。

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 美肌撮影機能は、キャノンも搭載です。

 こちらは、3段階で肌をなめらかにする機能です。

 なお、キヤノンの場合、自分撮りモード搭載です。

 その場合、美肌効果や明るさ、背景のぼかし具合を自動的に調整できるため、「おまかせ」でやってもらう場合の仕上がりは良いです。

 オート撮影機能は、「こだわりオートモード」が搭載です。

 段階だけで言えば、58シーンを自動で選択となる上、手ぶれとも連動するため、ニコンより高度です。

 スマイルシャッターも搭載です。

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 連写は、5.9コマ/秒です。ペットなど、動く被写体にもそれなりに対応できます。

 オートフォーカスは、本機の場合、9点の測距点を持つコントラストAFです。

 合焦速度(=ピントが合うまでの速度)は0.12秒と速めです。

 動く被写体もそれなりに対応できます。

 手ぶれ補正は、普通の光学式の2軸手ぶれ補正を採用します。

 補正量は、シャッター段数3段までとなり、弱めの水準です。自撮りやズーム撮影において「手ぶれ補正」は重要なので、もうすこし能力があっても良かったと思います。

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 動画撮影は、4K動画の撮影(30p)に対応です。

 高倍率機で4Kに対応できる機種は、珍しいです。

 なお、他社機では、4K時に手ぶれ補正が使えない機種がありますが、この機種には断りがなく、動画専用の5軸手ブレ補正を搭載します。

 そのために、動画撮影時でもぶれにくいというメリットがあります。

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 スマホとの連携は、ニコンの場合と同じです。

 低電力でスマホと連携できるBluetooth LEに対応します。また、WI-FI機能も搭載されます。

 一方、キャノンは、撮影した画像のスマホへの転送は、自動方式がないです。アプリで写真を選択して送信する方式のみです。

 ただ、Bluetooth LE対応なので、いったんリンクすれば、カバンにしまった状態でもカメラのSDカードに、いつでもアクセスできます。

 また、アプリが勝手に、BluetoothからWi-Fiに切り替えて転送するので、転送速度も高速です。

 スマホの位置情報(A-GPS)の自動取得には、本機も対応です。

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 SNS連携は、スマホアプリ(Camera Connect)を利用する方式です。

 スマホアプリから選んだ写真・動画を、Facebook Twitter You Tubeなどにアップロード可能です。

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 そのほか、スマホ画面をシャッター代わりにできる「リモートライブビュー撮影」にも対応です。

 自撮り意外にも、友人との2ショットにも強いでしょう。

---

 以上、キヤノンのPowerShot SX740 の紹介でした。

 自撮りに高倍率ズームは不要でしょうが、40倍ズームなので、スマホで撮れない写真は撮りやすいでしょう。その上で、4K動画の部分も手ぶれ補正にしっかり対応しており、優秀です。

 一方、自撮りについては、独自の自分撮りモードは魅力です。一方、SNS連携との面では、転送の自動化という部分ではやや不利です。

 また、タッチパネルの不採用で、感覚的な操作ができないなど、やや不利な部分も目立ちます。


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 【2019年】

 10・パナソニック LUMIX DMC-TZ95-W
 11・パナソニック LUMIX DMC-TZ95-K
  ¥50,300 楽天市場 (7/16執筆時)

撮像素子:1/2.3型高感度MOS
広角側の明るさ:F3.3
望遠側の明るさ:F6.4
画素数:2030万画素
光学ズーム: 30倍
焦点距離 :24mm〜720mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:なし
AF:49点(空間認識AF)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K(30p)
大きさ:約112.0 x 67.3 x 41.2mm
重さ:286g (バッテリー・メモリ含む328g)

 DMC-TZ95は、パナソニック自撮り対応のデジカメです。

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 本体の重さは、328gです。

 こちらもチルト式液晶とファインダーを搭載する機種ですので、この重さは平均的です。

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 撮像素子のサイズは、ニコン・キヤノンと同様に、1/2.3型 と普通サイズの撮像素子です。

 しっかり夜間に強い裏面照射型です。

 レンズの明るさ(F値)は、1倍ズーム側でF3.3と、他社とほぼ同じです。

 しかし、パナソニックは、信頼性の高いドイツライカ社DC VARIO-ELMARレンズを採用しますので、画質は評判が良いです。

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 HDR機能は、ソニーと同じで本機も採用です(iHDR)。

 ただし、オートモードのみ有効で、合成枚数も非開示で、ソニーほど力を入れていない印象です。

 ただ、本機は、合成せずに計算で補正するインテリジェントDレンジコントロールを採用します。そのため、明確な弱点ではないです。

 さらに、画質の部分で言えば、超解像技術や回折補正、広帯域輪郭強調処理など、特に風景写真などで有効な機能を網羅します。

 全体的な画質調整力は、ソニーに負けていません。

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 光学ズームは、30倍ズームです。

 この部分では、他社の高倍率ズームに及びません

 ただし、実用的に30倍もあれば、下手な一眼レフよりも大きく取れますし、問題点ではないでしょう。

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 自撮りの方法は、ニコンやキヤノンと同じで、180度回転させるチルト方式です。

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 液晶モニターは、3.0型約104万ドットモニターです。

 さらに本機は、タッチパネルです。

 そのため、スマホのようなタッチ操作で、画像のズームや、ピント合わせも可能です。 

 シャッターもタッチパネルで切れます。

 また、カウントダウン機能を使って、指でピントを設定したあと数秒後にシャッターを切る自分撮りモードも利用可能です。自分撮りモードは、モニターを裏返すと自動的にONになります。

--

 結論的にいえば、この機種は、自撮り操作の利便性においては全機種の中でも「トップクラス」と言えます。

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 ファインダーは、図のような「覗いて撮れる」ライブビューファインダーが付属します。

 約116万ドット相当と、ミラーレス一眼に比する品質のファインダになります。自撮りとは関係ないですが、本格的にコンデジを楽しみたい方に向く機種です。

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 美肌撮影機能は、他社同様に搭載です。

 その他、スリムモードや、自撮りパノラマモードなど、多彩な機能があり、この部分の機能性も優れます。

 ハイキー・レトロ・トイフォトなど、自撮り用のフィルター効果も多彩なので、この点も魅力です。

 オート撮影機能は、「おまかせiA」が搭載です。

  その上で、他社上位機と同じで、自動でシーンを調整可能です。

 その他、暗い場所でのAFに便利なローライトAFも付きますし、問題ない水準でしょう。

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 オートフォーカス性能も、この機種の優れる部分です。

 コンデジの場合、一般的には「コントラスト式AF」という仕組みが使われます。

 しかし、パナソニックは独自改良した空間認識AFという新しい仕組みを採用しており、オートフォーカス(ピント合わせ)が速いです。その点で言えば、子どもなどの動く被写体に「強い」でしょう。

 実際、合焦速度は、0.11秒という速度を出せています。測距点が49点と多い点も強調できます。

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 顔検出機能も、強調して良い部分です。

 他社機でも顔検出機能はありますが、本機は瞳が検出できる精度の顔・瞳認識AFです。

 この場合、人物へのピント合わせがより、正確・高速にできるので、撮影には有利です。

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 連写も、最大10コマ/秒とかなり高速です。

 加えて、4K動画の性能を利用した4Kフォト×自分撮りモードを利用すると、秒間30コマという超高速撮影が可能です。

 「SNS映え」という視点から評価すれば、決定的瞬間の写真が撮りやすい優れた製品と言えるでしょう。

 手ぶれ補正は、本機は、一般的な光学式2軸手ぶれ補正のみです。

 補整力は、決して弱くはありませんが、かといって強調もできないですね。

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 動画撮影は、解像度の良い4K動画が撮影できるのが特長です。

 また、フルハイビジョン画質で60コマ/秒で撮影撮影できるハイスピード撮影に対応します。

 動画専用で強力な5軸手ブレ補正も搭載され、フルHDまでならば補整が有効です。

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 スマホとの連携は、Wi-FiとBluetoothLEを搭載です。

 他社の両対応機と同じで、同じアプリでシームレスに移行するので、違いは意識する必要はないです。

 一方、本機は、撮影後、写真をスマホに自動転送可能です。Wi-Fiに移行してから行うので、オリジナルの画質であり、動画も対応です。

 この部分では、200万画素サムネイルだったニコンより本格的です。

 スマホの位置情報(A-GPS)の転送にもしっかりと対応します。

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 SNS連携は、スマホアプリ(Panasonic Image App)を利用する方式です。

 先述のように、スマホまでは自動転送できるので、選択した写真をフリック操作で、連携したSNSに投稿する仕組みです。

 なお、パナソニックも、ニコンのようにLUMIX CLUBというクラウドサービスがあり、それを通しても可能です。ただ、30日/1000枚という利用制限などがあり、ニコンとは位置づけが異なります。

---

 以上、パナソニックのDMC-TZ95の紹介でした。

 自撮り用としては、タッチスクリーンの搭載が大きく、使い勝手が良い機種です。

 その上で30倍ズームや、優れたフォーカス性能・連写性能・4K動画性能などカメラの基本性能もまとまっています。

 さらに、出先でのSNSへの投稿で、高画質写真を送りたい場合、手間いらずに送れる部分が魅力です。


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【2017年発売】(後継機あり)

 12・ソニー Cyber-shot DSC-WX500 BC
 13・ソニー Cyber-shot DSC-WX500 RC
 14・ソニー Cyber-shot DSC-WX500 WC
  ¥37,200 Amazon.co.jp (7/16執筆時)

撮像素子:1/2.3型高感度MOS
広角側の明るさ:F3.5
画素数:2110万画素
光学ズーム: 30倍
焦点距離 :24mm〜720mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)
ファインダー:なし
AF:9点(ファストインテリジェントAF)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K非対応
液晶モニター: 3.0型チルト式(46万)
大きさ:101.6 x 58.1 x 35.5mm
重さ:209g(バッテリー含む236g)

 DSC-WX500は、ソニーが発売する自撮り向きのコンデジです。

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 本体の重さは、236gです。

 本格的に自撮りができる機種としては、軽量性と小ささの面では、「最も優秀」と言って良い機種です。

 キレイに自撮りできる機種が欲しいけれども、重いのは苦手!という方は、スマホレベルの軽さのこの機種はオススメです。 

 撮像素子は、他社と同様に、1/2.3型の撮像素子です。

 夜間に強い裏面照射型で、他社と同様のレベルのモノです。

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 レンズの明るさは、しかし、1倍ズーム側でF3.5と少しだけ暗めです。

 ただし、レンズはドイツのカールツァイス製の高品質レンズです。定評のあるバリオ・ゾナーT*レンズのコーティングです。

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 HDR機能は、注目点です。

 最大4枚合成なので、デジカメでは最高レベルです。

 画質に関わる部分で言えば、さらに、本機は、解像感を高めるディテールリプロダクション技術や、回折低減処理を行います。風景写真などの補正にも強いです。

 こうした補正技術で、レンズの明るさ面での不利を大きく緩和できていると言えます。

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 光学ズームは、30倍ズームです。

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 手ぶれ補正は、光学式2軸手ぶれ補正のみの採用です。

 自撮りは手ぶれしやすいので、もうすこし能力があっても良い部分でしょう。

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 美肌撮影機能は、他社同様に搭載です。

 ソニーの場合「ビューティーエフェクト」という名前で、「肌の色調整・なめらか肌・テカリ除去・デカ目・歯のホワイトニング」の5種類のエフェクトが装備されます。

 オート撮影機能は、「プレミアムおまかせオート」が搭載です。

 44種類のシーンから自動調整しますし、他社に負けません。

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 オートフォーカス性能は、仕組みとしては、一般的なコントラストAFです。

 ただ、SONYの場合、ファストインテリジェントAF採用で、シャッターを半押しした状態の際に、ピント位置を予測する機能が付属します。

 この場合、合焦速度は0.09秒と空間認識AFのパナソニック並の速度であり、動く被写体への強さは見られます。

 連写は、10コマ/秒とパナソニック並の水準があります。

 この点も、動物や子どもなどの動く被写体には「強い」でしょう。

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 自撮りの方法は、こちらも、180度回転させるチルト方式です。

 液晶モニターは、92.1万ドット「エクストラファイン液晶です。

 ただし、この機種はタッチパネルが非採用である部分で、使い勝手においてはやや物足りないです。

 加えて、ファインダーもない機種です。

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 動画撮影は、フルハイビジョン画質(60フレーム秒)までの対応です。4Kは未対応です。

 スマホとの連携は、Wi-Fiのみの対応です。

 SNS連携も、Bluetoothがないことが災いし、最近の機種としては見どころに欠けます。

---

 以上、ソニーのDSC-WX500でした。

 他の自撮り対応機と較べた場合、200gという軽量性とポケットインできる携帯性は、おおきな魅力です。

 ただ、タッチパネルは不採用ですから使い勝手はイマイチですし、SNSへの投稿アシストもやや弱いです。

 とはいえ、夜間に強い点や、動く被写体にも強い点などカメラの基本性能は良いので、「バッグにいれても邪魔にならない自撮り機」として普段携帯したい方にはオススメできます。

次回に続く
自撮り(自分撮り)に対応するおすすめのデジカメはこの機種!

 ということで、今回は、最新モデルのデジタルカメラから、「自分撮影(自撮り)」に向いた機種を紹介しました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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・ソニー Cyber-shot
 :DSC-WX800 DSC-WX700 DSC-HX99
・CANON PowerShot G7
 :PSG7X Mark III BK PSG7X Mark III SL
 :PSG7X MarkII
・CANON EOS
 : M200 M100

 次回の後編記事こちら)では、ここまで紹介し紹介できなかった、自撮りに対応する上記機種をもう少し見ていきます。

1・自撮りのしやすさ ★★★★★★★
2・画質       ★★★★★
3・ズーム倍率    ★★★★★
4・手ぶれ補正    ★★★★☆
5・フォーカス・連写 ★★★★★
6・スマホ連携    ★★★★☆
7・動画の撮影    ★★★★★
8・カメラの軽さ   ★★★★★
9・総合評価     ★★★★★★

 その上で、ここまで紹介した全ての機種から、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編は→こちら

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posted by Atlas at 19:13 | カメラ

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