Top 珈琲関連の家電 比較2024’ ペーパーレス型コーヒーメーカー30機の性能とおすすめ・選び方(1)

2024年01月22日

比較2024’ ペーパーレス型コーヒーメーカー30機の性能とおすすめ・選び方(1)

今回レビューする製品】2024年ペーパーレスコーヒーメーカーの性能とおすすめ:フィルタレレスコーヒーメーカー 電気サイフォン式コーヒーメーカー:紙フィルター不要 パーマネントフィルタ・メッシュフィルタ・金属フィルタ Permanent Filter Coffeemaker

【比較する製品型番】 タイガー魔法瓶 Siphonysta ADS-A020-KO ADS-A020 K GranX Tiger Press ACQ-X020 デロンギ ICM14011J ICM12011J ケーミックス COX750J-BK RD WH 象印 珈琲通 EC-AS60 EC-YS100-XB クイジナート SS-6BKJ TWINBIRD サイフォン式コーヒーメーカー CM-D854BR FCC-1KJ ティファール CM4905JP CM4901JP ラドンナ NEUTRAL NR-K-CM1-BK NR-K-CM1-WH グリーンハウス GH-CBCMA-WH GH-CBCMA-GY 大石アンドアソシエイツ cores C312WH C302WH ブラウン マルチサーブ KF9170SI ユニーク oceanrich X7 UQ-ORX7 Huntkey seiira CBC-01B ほか

今回のお題
ペーパー不要のコーヒーメーカーのおすすめはどの製品?

 どもAtlasです。

 今日は、2024年1月現在、最新のコーヒーメーカーの比較です。

 コーヒー成分が濃厚にだせる「メッシュフィルター式」や、喫茶店ではお馴染みの「サイフォン式」など、「紙フィルタを使わない」コーヒーメーカーだけをみていきます。

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1・ペーパーレスコーヒーメーカーの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:メッシュフィルター式
 1-3:サイフォン式
 1-4:他の方式
2・ペーパーレスコーヒーメーカーの比較 (2)
 2-1: 最終的なおすすめの提案【結論】

 1回目記事(今回)では、一般的な紙フィルタ採用機との味の違いを「選び方の基本」として解説します。

 その後で、各形式にわけながら、各社の製品をみていきます。

 よろしくお願いします。

抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 以下では、いつものように、各社のコーヒーメーカーを比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種!を提案するしていきます。

ーーー

1・紙フィルタ式コーヒーメーカー
2・ペーパーレスコーヒーメーカー
3・全自動コーヒーメーカー
4・ネスレのエスプレッソメーカー
5・デロンギのエスプレッソメーカー
6・他社のエスプレッソメーカー
7・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】

 今回の記事は、コーヒーメーカーの比較記事全体としては、2回目記事として書きました。

1-1・フィルタレス機の選び方の基本

 はじめに、フィルターレスなコーヒーメーカーの「選び方の基本」からです。

 主に、初めてこのタイプを買う方向けた、味の傾向の違いについての説明になります。

 各方式について「紙ペーパー」を利用する場合と、どのように味が違うのかを簡単に見ていきます。

1・メッシュフィルター

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 メッシュフィルターは、紙フィルタと比べると、濾す部分の「目が粗い」のが特徴です。

 そのため、コーヒーの油分(コーヒーオイル)がカップに多く入ります。

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 味の傾向は、そのため、コクや「とろみ」がある「まったり濃厚なコーヒー」に仕上がります。

 紙フィルターは、ご存じのように、紙で丁寧に濾過するため、えぐみのないスッキリとした味わいのコーヒーです。

 油分(コーヒーオイル)がこされた「クリア」な味で、日本の喫茶店でもお馴染みです。

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 味の違いは、相当あります。

 大ざっぱに言えば、コーヒーの味の成分が濃く出るので、スペシャリティコーヒーなど、個性が強い高級豆の特性を楽しむのには、メッシュフィルターは向く部分があります。

 ただ、濃いので、人によっては「重い」と感じる場合があります。

 固有の欠点は、紙フィルタ式より雑味がでやすいことです。

 豆の味がダイレクトにでるので、温度制御や湯量管理が十分にできない機種は、とくにそのように言えます。

 また、(コーヒー粉)も、品質が悪いものだと微粉が多くはいり、同じ豆でも紙フィルタ式より雑味がでる場合が多いです。

 ハンドドリップ時より、両者の差は大きいです。

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 雑味対策は、したがって、メッシュフィルターの場合は最重要です。

 高温が出せる上で、しっかり、マイコンで温度調整される機種が最上でです。

 コーヒーの味という部分では、高温がまず重要です。

 苦みや一部の種類の酸味など、高温でないと出せない味やアロマがあるからです。

 しかし、コーヒーメーカーは、仕組み上、高温のお湯を作りにくい家電です。実際、最初の「蒸らし」でも、スチームを含め100度に近い温度を出せる機種は希少です。

 また、高温が作れる機種でも、細かく温度調整できないと問題があります。

 高温のままで、長時間の抽出しっぱなしだと、雑味が多く出るからです。

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 高級機だと、この部分の対策のため、高度なマイコン制御温度調整します。

 高温抽出で味を引きだしておき、終盤で間断的に温度を下げて、雑味を減らす方法がよく見られます。 

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 低価格機だと、これら技術の完全搭載搭載は、難しいです。

 実際、細かくマイコン制御ができる機種は、【全自動コーヒーメーカーの比較記事】の法で書いたような高級機を除けば、メッシュフィルター型では、現状はほぼないです。

 そのため、十分な蒸らし時間をとって味を引きだし、その上で、時間をかけず(さっと)高温・短時間で抽出できる仕組みを取る機種を選ぶのが良いかと思います。

 その上でシャワーやメッシュフィルタの構造上の工夫などがあれば、なお良いです。

 今回の記事でも、そこを考慮しながら「おすすめ機種」をあげるつもりです。

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 味の面で、もう一点だけ補足しておきます。

  本編でみますが、メッシュフィルタ式のコーヒーメーカーは、紙フィルタを設置可能にした「兼用タイプ」があります。

 コーヒーの油分などが好みに合わなかった保険にはなります。

 ただ、このタイプは、構造的に紙フィルタを優先した設計ではなく、味の設計は「フィルタレス優先設計」です。

 味に直結する部分ですし、あくまで「保険」という部分を理解して、選びましょう。 

---

 以上、メッシュフィルターの特性について書きました。

 初めての方向けに言えば、今のコーヒーの味を「劇的に変えたい」場合、メッシュフィルター採用機を選ぶのは「あり」です。

 ただ、今まで、紙フィルタを使っていて、喫茶店のようなクリアなコーヒーが好きだ方の場合、先述のように、「合わない可能性」があります。

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 ハリオ ドリッパー カフェオール CFOD-02B
  ¥1,264 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 そのため、 念を入れたい方は、メッシュ式のハンドドリッパーを購入して、ハンドドリップで味の傾向を確かめてみるのも良いでしょう。

 「ハリオ」のカフェオールは、メッシュ式の「定番」で、Atlasも持っています。

2・サイフォン式

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 サイフォン式は、アルコールランプを使わない電気式でも、若干数展開があります。

 ツインバード工業が昔から出しているほか、それを大きく「現代化」した機種をタイガーも出しています。

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 味の傾向は、紙フィルタを基準にすると、やはり「濃厚系」です。

 ただ、ろ過器(ろ過布)を使う方式(ツインバード)の場合、ある程度「こされる」ので、メッシュフィルターよりは、微粉に由来する雑味は出にくいです。

 仕組みも、高温・短時間抽出なので、高温でないと出ない種類のアロマがしっかり引き出されます。

 こうした部分で、良い部分も多いと言えます。

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 固有の欠点は、準備と抽出の手間です。

 パーツが多い上、ランプ式と同じで、ヘラでの2回のかくはんが必要です。

 かくはんも結構こつが必要で、練習も必要です。

 基本的に家庭用としては「スローライフ家電」である部分を理解して買うべきと言えます。

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 一方、タイガーは、この面倒な作業を完全に自動化した「サイフォン式」を出しました。

 北米のキックスターター発で、最近一般販売になりました。

 詳しくは本編で書きますが、抽出方法はサイフォンとは大きく異なります。

 味の忠実な再現というより、自動化した上で、その味を超えようとする意思の方をむしろ強く感じます。

 味の傾向は、ただ、タイガーも「すっきりしていながら、コクのある味わい」と表現していますし、同じ方向を向いている製品と言えます。

 今回の記事でも注目して比較していきます。

ーー

 以上、「選び方の基本」として、2方式についてあらかじめ解説しました。 

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 このほか、エアロプレスに似た蒸気プレス式や、噴水のように噴き上がる、ファウンテン式(噴水式)など、ユニーク方式な「フィルターレス機」も今回紹介するつもりです。

1・ペーパーレスコーヒーメーカーの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:メッシュフィルター式
 1-3:サイフォン式
 1-4:他の方式
2・ペーパーレスコーヒーメーカーの比較 (2)
 = 最終的なおすすめの提案【結論】

 というわけで、以下では、冒頭書いた順番で、各社の製品を比較していきます。

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 なお、今回の記事ですが、メッシュフィルターでも「ミル」が内蔵される「全自動型」は、(ミルの部分の説明も必要なので)記事を完全に分けています。

 恐れ入りますが、このブログの【全自動コーヒーメーカーの比較記事】のほうに飛んでいただけばと思います。

 よろしくお願いします。

1-2・メッシュフィルタ式

 はじめに、「コーヒー油」を濃厚に出せる、メッシュフィルタータイプのコーヒーメーカーからです。

ーー

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントの文字色で、イマイチな部分青字で書いていきます。


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 【2020年モデル】

 1・デロンギ アクティブ ICM12011J-BK
 2・デロンギ アクティブ ICM12011J-R
 3・デロンギ アクティブ ICM12011J-W
  ¥6,609 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 【旧モデル】

 4・デロンギ アクティブ ICM14011J
 5・デロンギ アクティブ ICM14011J-R
 6・デロンギ アクティブ ICM14011J-W
  ¥7,800 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ: 幅155×奥行285×高さ275mm

  CM12011Jは、イタリアのデロンギが販売する「アクティブシリーズ」のコーヒーメーカーです。

 メッシュ式フィルターを搭載する機種では、安めな製品です。

 なお、2020年に7年降りのモデルチェンジがありました。機能性は従来のままで、全体的にスリムになりました。

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 サイズは、幅180×奥行200×高さ270mmです。

 このシリーズは、同社の調理家電とトータルコーディネートできる機種です。

 コーヒーメーカーの場合、小型で設置性は良さそうです。

 コーヒーポットは、5杯までのコーヒーが入ります。

 家庭用として、標準的なサイズです。

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 フィルターは、メッシュ式フィルターです。

 同社の全自動機とちがい、メッキ処理などはないです。

 耐久性はあり、破れた場合も消耗品として購入可能です。

 バスケットにペーパーフィルター(1×2サイズ)を取り付けることで、普通のペーパー式としても利用できます。

 ただし、最初からペーパー式の設計の製品と比べると「落ちる」と言えます。

 あくまで、メッシュ式フィルタが主役である機種です。

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 コーヒーの味は、冒頭で示したメッシュ式フィルターの傾向に準じます。

 ただ、デロンギの場合は、水を間欠に淹れ、ゆっくり抽出する「アロマ機能」が選択できるため、味(苦み)と香りを、より深めることもできます。

 メッシュ式は、紙フィルタ式よりお湯の滞留時間が短いので、間欠運転が選択できるのは、味のバリエーションの面ではメリットです。

 先述の「雑味」の部分でも、買ってきた粉が合わないようならば、少し調整できるかと思います。

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 湯温は、数字として未記載です。

 おそらく、90度は出ていると思われます。

 ただ、もう少し高温でないと、苦みほか一部の種類の酸味も出にくいでしょうが、そこは、「アロマ機能」でバランスをとっています。

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 保温は、一般的なガラスサーバーです。

 この場合、長時間保温時に煮詰まってしまう点に注意です。

 長時間かけて一日で飲みきるような使い方には、あまり向きません。

 使用後のお手入れは、簡単です。

 一方、水タンク部分が外して洗えない点は、気にされる方は注意してください。

 欧米製品の場合、真水を使う製品については、このあたりまでの配慮はありません。

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 以上、デロンギCM12011Jの紹介でした。

 この機種は、ペーパー式・ペーパーレス式と両方に対応する点で汎用性がある機種です。その一方で、デロンギの上位機種に比べると、抽出温度などの点で差があります。

 本体は格好が良く、安いですが、この点では注意が必要でしょう。


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 【2014年発売】

 7・象印 珈琲通 EC-AS60
  ¥5,280 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
サイズ: 幅230×奥行155×高さ290mm

  EC-AS60は、象印の珈琲通 シリーズ のコーヒーメーカーです。

 同社の格安な入門機です。

 サイズは、幅230×奥行155×高さ290mmです。

 電源キーが横ですが、縦置きも可能なので、設置性はさほど悪くなさそうです。

 コーヒーポットは、6カップまでです。

 大きめですから、職場などでも便利です。

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 フィルターは、メッシュフィルター式です。

 消耗品扱いではなく、破れたら「メーカー保守」となります。

 ただ、構造的にペーパーフィルタも付けることができます。

 ただし、簡易的で、メッシュフィルター仕様を前提としての設計はあります。

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 コーヒーの味は、象印は特徴的です。

 本機は、水路で複数回加熱する機構があるため、95度で抽出できるからです。

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 高温での抽出ができることは、コーヒーの味に最も影響を与える要素です。

 高温抽出の機種は、苦みが強調されるほか、酸味も、豆本来が持つ個性は、高温でないと出ない種類があります。

 「雑味」部分も、構造的に短時間抽出を優先しているように思うので、問題になりにくいと思います。もちろん、あくまで入門機としてです。

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 保温は、ガラスサーバーによります。

 そのため、長時間保温時は味が落ちる点がネックな機種です。

 使用後のお手入れバスケットはもちろん、水タンクも外して丸洗いできます。

 簡単です。

 日本のメーカーはこの部分を重視します。

---

 以上、象印EC-AS60の紹介でした。

 形はクラシックですが、格安の入門機としては良い部分が多いです。

 とくに、高温抽出できる部分は、メッシュフィルター式だと重要ですし、本機のワンポイントです。

ーーーー

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 8・ラドンナ NEUTRAL NR-K-CM1-BK
 9・ラドンナ NEUTRAL NR-K-CM1-WH
  ¥3,300
Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:約5杯分
サイズ: 幅140×奥行195×高さ255mm

 一方、ペーパーレス対応で「最安」なのは、キングジム系列のラドンナが輸入する製品です。

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 ただ、メッシュフィルターが非金属で、抗菌性の部分でやや不安です。

 また、最初の30秒間に蒸らし工程を入れるほかは、特段の抽出技術も採用されません。

 40分の自動オフ機能が付くガラスサーバー式でこの価格なのは安い気もしますが、味に関わる工夫がもう少しあると良い機種です。


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 【2021年発売】

 10・ティファール メゾン CM4905JP
 11・ティファール メゾン CM4901JP  
  ¥4,971 楽天市場 (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ: 幅175×奥行270×高さ270mm

 メゾン CM4905JP は、フランスのティファールのコーヒーメーカーです。

 同社にはスピトという別シリーズもありますが、本機は、日本市場では約7年ぶりの新製品でした。

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 サイズは、幅175×奥行270×高さ270mmです。

 同社らしい、を基調とした主張のある小型の本体です。

 「メゾンシリーズ」は、【電気ケトルの比較記事】でも紹介しました。同じデザインでトータルコーディネートもできる機種です。

 イタリアのデロンギもですが、欧州系にこのパターンは多いです。

 コーヒーポットは、5カップまで対応です。

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 フィルターは、メッシュフィルターです。

 目は細かめですが、特殊な加工は見られないと言えます。

 本機も、紙フィルターでも利用できます。

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 コーヒーの味は、工夫の面で、後ほど紹介するデロンギ上位機と似ています。

 長めに蒸らしながらドリップをする「アロマスイッチ」と、蒸らしの均一化をはかる「13孔シャワー」が装備です。

 あえて言えば、45mmの大きめのシャワーヘッドで、孔の数は本機の方が多いです。

 ただ、象印と比べると、抽出温度は非開示です。 

 保温は、一般的なガラスサーバーで、電気を利用するタイプです。

 30分後の自動電源オフ機能があります。

 使用後のお手入れは、このタイプは特段、面倒ではないです。

 ただし、水タンクは分離できない仕様です。

---

 以上、T-Falのメゾン CM4905JP の紹介でした。

 比較的安い機種では、デザイン性の高い上で、「アロマスイッチ」「13孔シャワー」という味に関わる技術もしっかりしている機種です。

 上を見ればキリがないですが、5000円前後の価格では、わりと性能のバランスがとれている佳作機に思えます。


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 【2016年発売】

 12・クイジナート SS-6BKJ
 13・クイジナート SS-6WJ
  ¥7,360 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュ(カプセルも可)
抽出温度:
ミル:
サーバー:
最大容量:10杯分 (1.5Lタンク)
サイズ: 幅185×奥行300x高さ310mm

  SS-6シリーズは、アメリカのクイジナートコーヒーメーカーです。

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 正確には、コーヒー&ホットドリンクメーカーという名称です。

 「蒸らし機構」を加えることで、紅茶や緑茶の抽出にも対応させています。

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 サイズは、幅185×奥行300x高さ310mmと、やや背丈があります。

 コーヒーポットは、未付属です。

 受け皿がなくコップをそのままおく形式です。

 1回の抽出量は、120ml 150ml 180mlの「3段階のボタン選択式」です。

 水タンク自体は1.5Lと大きめです。

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 フィルターは、メッシュフィルターです。

 味の面では特徴がないですが、プラスチック部分が多く、堅牢性重視の仕様です。

 実際、食洗機にも対応します。フィルターの単品販売もあります。

 コーヒーの味は、抽出中の「自動蒸らし機構」が目立ちます。

 お茶を入れるための機能でしょうが、コーヒーでも使われ、コクのアップにつながります。

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 なお、この機種は、K-KUP規格のカプセルにも対応しています。

 UCC・タリーズ・上島珈琲など各社がこの規格に対応するカプセルを出しています。

 杯数に応じたボタンがあるため、「朝の忙しい時に1杯だけ」という場合は手軽です。

 保温は、機能として持たない機種です。

 使用後のお手入れは、ミルがない構造なので、楽です。

 ドリップ関係の部分は、食洗機にも対応します。

 コーヒーサーバは、ステンレス製です。

 真空二層式なので、こちらはコーヒーが冷めない仕様です。

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 以上、デロンギSS-6シリーズの紹介でした。

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 マグに直接淹れる方式で、「一杯ごとコーヒー粉を替えて」利用する形式で考えているならば、この機種はよい選択肢となります。

 K-KUPにも対応し、その場合は、差し込むだけで抽出ができるので、忙しい時には便利でしょう。


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 14・大石アンドアソシエイツ cores C302WH
  ¥6,889 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:ゴールドフィルター(紙も可)
抽出温度:
ミル:
サーバー:5杯分
サーバー:ガラス製
サイズ: 幅165×奥行225x高さ265mm

  cores C302WH は、大石アンドアソシエイツのコーヒーメーカーです。

 コレスというブランドで、コーヒー器具を販売する日本企業です。

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 本機は、クイジナートと同じで、ティーサーバー付属でお茶との兼用型になります。

 サイズは、幅165×奥行225x高さ265mmです。

 わりとユニークな形ですが、設置性は良いです。

 コーヒーポットは、ガラス製です。

 保温機能はないタイプです。約5杯分とれます。

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 cores コレス コーヒードリッパー
  ¥3,304 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 フィルターは、ゴールドフィルターです。

 コレスは、このタイプのハンドドリップ用のフィルターが有名です。

 付属するフィルタは専用設計なので、交換できる汎用性はないですが、ポイントです。

 フィルタに被せる形で、紙フィルターも利用できます。4杯用のフィルターでOKです。

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 コーヒーの味は、フィルタが「味の秘密」と言えます。

 ゴールドコートは、酸化がしにくく、金属の味もつきにくい性質があります。メッシュ式の中でも、一般的に「上位」と言ってよいです。

 デロンギも、全自動の上位機だと使っている機種があります。

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 コレスは、ハンドドリップ時、高温・短時間抽出を推奨しています。コーヒーメーカーについても、フィルタを目詰まりしにくい形状にしています。

 一方、抽出温度は非開示です。

 そこそこパワフルな機種(650W)ですし、非実用水準ではないと感じます。(良い豆を使えば)豆自体の個性も感じやすいでしょう。

 ただ、メッシュフィルタ以上に目は粗いです。機械が淹れる部分と、温度の部分を含めて、雑味の原因となる、粉や微粉は紛れやすい感じはします。

 使用後のお手入れは、ミルがない構造なので、楽です。

 ただし、食洗機は使えません。

 保温は、機能として持ちません。

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 以上、 cores C302WH の紹介でした。

 ハンドドリップ向けに出している同社のゴールドフィルタを、コーヒーメーカーで気軽に使えるのが本機の面白みです。

 ペーパーフィルターも使えませすが、基本的にはペーパーレスで利用すべき機種でしょう。コーヒーメーカー本体の部分の工夫はあまり感じないものの、しっかり個性は感じました。


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 【2021年発売】

 15・大石アンドアソシエイツ cores C312WH
  ¥5,500 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ
抽出温度:
ミル:
サーバー:
最大容量:1杯分
サイズ: 幅18.5×奥行15.5×高さ210mm

 cores C312WH も、大石アンドアソシエイツコレスブランドとして販売するコーヒーメーカーです。

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 サイズは、幅18.5×奥行15.5×高さ210mmです。

 本機は1人用です。

 専用マグを利用して使うタイプなので、超小型ではないですが、そこそこは小さいです。

 コーヒーポットは、付属する専用マグを利用するのが基本です。

 形状が合えば、仕組み的にほかのカップでも利用できます。マグのサイズは、取ってを含めて、直径9.5cm×高さ8.5cmです。

 抽出量は、125mlです。

 写真だとマグの大きさが分かりにくいですが、コーヒーカップ(約150ml)より少なめです。

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 フィルターは、同社自慢のゴールドフィルターではなく、普通のメッシュフィルターです。

 また、紙フィルタの利用も想定しません。

 コーヒーの味は、温度面、シャワー面ほか、特段の工夫はないです。

 保温は、(あたりまえですが)想定しません。

 使用後のお手入れは、シンプル構造なので問題ないです。

 水タンクは分離できない仕様です。

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 以上、大石アンドアソシエイツcores C312WHの紹介でした。

 1人用というコンセプトの機種はあまりないので、そこが売りと言えます。

 一方、注意点はカップのサイズで、実際相当小さい部分に注意しましょう。

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 【0.6Lサイズ】

 ・BALMUDA The Pot K07A
  ¥13,200 Amazon.co.jp (1/22執筆時) 

 【0.6Lサイズ】

 ・サーモス 真空断熱タンブラー JDE-600
  ¥1,645 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 【1-4杯用】(紙フィルタ)

 ・HARIO V60 透過 コーヒードリッパー
  ¥1,200 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 ちなみに、本機のように、サーバーを使わずシンプルにコーヒーを入れたい方は、オルタナティブな手段もあります。

 Atlasもよくやりますが、電気ケトルに、保温ができるタンブラーと、4杯用のドリッパーを組み合わたシステムです。とくに味の面でおすすめです。

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 cores コレス コーヒードリッパー
  ¥3,304 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 ドリッパーは、そのままタンブラーに載せて出せるので、500mlくらい淹れて半日でのみたいような方は、この方法が良いかと思います。

 コレスのドリッパーを使うのも面白いでしょう。

1・コーヒー向け電気ケトルの比較
2・真空断熱タンブラーの比較

 なお、もう少し安い機種などを含めて、以上のリンク記事でみています。

 揃えた場合も、合計で1万円以下で余裕で収まります。


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 【2018年発売】

 16・デロンギ ケーミックス COX750J-BK
 17・デロンギ ケーミックス COX750J-WH
 18・デロンギ ケーミックス COX750J-RD
  ¥11,136 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:(94度)
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
サイズ: 幅190×奥行255×高さ305mm

 ケーミックスCOX750Jシリーズは、デロンギのメッシュフィルター式コーヒーメーカーの上位機です。

 2018年に6年ぶりにデザインを一新しましたが、伝統あるシリーズです。

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 サイズは、幅190×奥行255×高さ305mmです。

 背丈がありますが、上部がカップラックになるため、お洒落に置けるでしょう。

 コーヒーポットは、6カップまでです。

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 フィルターは、メッシュフィルターを使う方式です。

 メッシュ素材はステンレスで、メッキ処理はないです。

 バスケット受けがある構造なので、本機もペーパードリップに(簡易的に)対応可能です。サイズは1×2が推奨されます。

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 コーヒーの味は、蒸らしながらドリップをする「アロマスイッチ」と、蒸らしの均一化をはかる「9孔シャワー」がポイントとなるでしょう。

 蒸らしは、アロマを引き出す「最も重要なポイント」ですから、能力が高いです。

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 抽出温度は、新機種になって、カタログ上、言及なくなりました。

 なお、旧機種は94度の表記でした。

 1000Wと割とパワフルな機種ですし、改悪されたことは考えにくいかもしれません。

 先述のように、抽出温度が高いと(美味しい)苦みが引き出せるほか、高温で抽出できる一部の種類の酸味も出てきます。

 雑味も、さほど長期間滞留しそうな仕様ではないので、入門機の範疇としては問題ないでしょう。

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 保温は、一般的なガラスサーバーで、電気を利用するタイプです。

 40分後にオートオフする仕様ですが、基本的には、飲みきるか、電子レンジを利用するべきです。

 使用後のお手入れは、基本的に洗いやすく清潔に利用可能です。

 水タンクは取り外せませんが、真水ですしあまり大きな問題ではないでしょう。ただし、食洗機には非対応です。

---

 以上、デロンギのケーミックス COX750Jシリーズの紹介でした。

 デザイン性の高さは、所有欲をくすぐります。

 その上で、抽出温度を「旧機種相当」と仮定すれば、その部分と水流という「味に欠かせない部分でのこだわり」もあると言えます。

 全自動式である必要がないならば、オススメできる機種です。


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 【2017年発売】

 19・象印 EC-YS100-XB
  ¥18,500 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:10杯分
サイズ:幅270×奥行200×高さ375mm

  EC-YS100-XBは、象印大容量対応のペーパーレスコーヒーメーカーです。

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 サイズは、幅270×奥行200×高さ375mm です。

 縦長の形状で、設置面積は意外と少なくて済むタイプです。

 コーヒーポットは、10カップまでです。

 水タンクは1.35Lですので、そちらも10杯分です。

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 フィルターは、メッシュフィルターです。

 素材は、ステンレスです。

 色的にメッキ処理しているかと思いましたが、記載はないです。

 本機は、メッシュフィルターを外した状態でペーパーフィルタが利用可能です。

 ただ、浅煎りのコーヒーや、デカフェ(カフェインレス)などの場合は「溢れやすい」という但し書きがあります。

 基本はメッシュフィルタでの利用を想定する機種です。

 コーヒーの味は、導管の「マイコン余熱」「マイコン蒸らし」の言及はあります。

 ただ、抽出温度にこだわる象印としては、温度の言及がないのは注意点でしょう。

 高温抽出は省略し、抽出時間を優先したと思われます。

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 保温は、ステンレスサーバーで、煮詰まらないタイプです。

 また、デジタル式の24時間タイマーがあり、抽出時間の予約ができます。

 使用後のお手入れは、水タンク部分も外せますし、楽な部類です。

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 以上、象印EC-YS100-XBの紹介でした。

 想定購買者は、「粉からの抽出をできるだけ簡単にしたい」小規模法人の業務用でしょう。

 味の部分ではさほどのこだわりを感じないものの、ステンレスサーバーや予約機能の採用など、利便性は高く評価できるでしょう。


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 【2023年発売】

 20・ブラウン マルチサーブ KF9170SI
  ¥34,800 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:92度〜96度
サーバー:ガラス製
最大容量:10杯分
サイズ:幅330×奥行200×高さ385mm

 マルチサーブ コーヒーメーカー KF9170SIは、ドイツの大手家電メーカーであるブラウンの大容量対応のコーヒーメーカーです。

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 サイズは、幅330×奥行200×高さ385mです。

 1つ上でみた象印の大容量タイプに比べて、横に長い形状です。

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 コーヒーポットは、10カップまでです。

 象印と同じですが、水タンクは大きめであり1.6Lです。

 作る量によりますが、満量でないならば、2回ほどはいけるでしょう。全面パネルで、杯数設定ができるので、飲みたい量だけ抽出できます。

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 杯数は、カップ単位ではなく、タンブラーカラフェなどに合わせたメモリです。

 下から、125ml・250mL・330mL・450mL・590ML・625ML・1250MLです。

 日本の水筒などの規格にあわせつつ、量を少し減らした感じです。

 なお、湯量ボタンのカスタマイズは不可のようです。

 なお、必要な給水量は、水タンクに図示されています。

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 一方、量指定できる機種ですから、ドリッパーに水漏れストッパーが不要です。したがて、どのパターンでもそのまま置ける構造です。これは良い部分でしょう。

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 【100枚】【4-8杯用】

 メリタ ペーパーフィルター 1×4
  ¥247 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 フィルターは、普通のメッシュフィルターです。

 本機は、備品番号(BRKF-PF)があるので、壊れても注文できます。

 やはり、ペーパーフィルタも使えます。大きいので1×4(103)版が指定されます。構造的に、少量でもそのフィルターを使います。

 202304181750.jpg

 コーヒーの味は、温度的に92度-96度との表記です。

 ECBC(欧州コーヒーブリューイングセンター)の示した基準に適合させるような制御であることを意味します。

 味の変化は、この基準(GOLD)を基準に、マイルドとストロングが選べます。エイスコーヒー用のモードもあります

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 温度管理は、湯沸かしの速さや、温度センサーの精度を含めて、期待できます。

 本機は、コーヒーとは別経路でお湯がとれますが、そちらも温度設定ができます。

 保温は、ただし、ガラスサーバーです。

 この部分も飲みたい量だけ作ってね、という機種です。

 使用後のお手入れは、水タンク部分も外せますし、楽な部類です。

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 以上、デロンギKF9170SIの紹介でした。

 大きめなので、家庭用では水筒などに朝詰めて、一定量のコーヒーを持っていく場合に便利に思います。

 味部分も、制御はしっかりしていて、高温も出せるため充実しているように思います。少し高くて、大きいですが、筐体の高級感もありますし、この用途だと良い選択肢でしょう。

1-3・サイフォン式

 続いて、サイフォン式コーヒーメーカーの比較です。

 冒頭書いたように、高温・短時間で抽出できるので、アロマが引き出され、雑味も出にくい方式です。


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 【サイフォン式】

 21・TWINBIRD CM-D854BR
  ¥12,370 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:サイフォン式
抽出温度:最大100度<
ミル:
サーバー:
最大容量:4杯分
サイズ:幅255×奥行18.0×高さ325mm

 CM-D854BRは、日本のツインバード工業が販売するサイフォン式コーヒーメーカーです。

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 本機は、こだわりのある喫茶店とおなじ「サイフォン式」です。

 電気サイフォン式を作る国産メーカーは、ツインバードが唯一だそうです。

 ヒーターユニットは自社製で、ロウト・ガラスサーバー・竹べらはHARIO製です。

 大手コーヒーメーカーであり、安心感があります。

 サイズは、幅255×奥行18.0×高さ325mmです。

 さほど大きくはないです。

 最大容量は、4カップです。

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 コーヒーの味は、吸引の過程で油分が引き出され、独特の粘りや香りが楽しめるタイプです。

 また、沸騰抽出になるので、直後に高温なコーヒーを楽しめるのも良い部分です。 

 高温・短時間で抽出されるので飲むまで時間はかかりませんし、コーヒーが低温になるまで、じっくりと味の変化も楽しめます。

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 基本的にガスで沸かしたお湯を入れた後、粉を入れて2回攪拌する必要があるので、手間とコツは必要です。

 使用後のお手入れは、ろ過器(ろ過布)を使う方式なので、湿らせた状態での保存と、たまの煮沸は必要です。

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 以上、ツインバードのCM-D854BRの紹介でした。

 上達すればするほど美味しくできます。それでも手間はかかるため、趣味的にゆっくり楽しむことが前提の製品です。

 ランプ式を踏襲した形式の家庭用としては、貴重な国産機なので、これからも販売されて欲しい器具でもあります。

 Atlasも、時間を作っていつかは所有したい器具の1つです。


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 【2023年発売】

 【通常型番】

 22・タイガー Siphonysta ADS-A020-KO
  ¥68,568 楽天市場 (1/22執筆時)

 【Amazon限定型番】

 23・タイガー Siphonysta ADS-A020 K
  ¥66,000 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:サイフォン式
抽出温度:
ミル:
サーバー:0.29L
最大容量:2杯分
サイズ:幅313×奥行239×高さ365mm

 ADS-A020-KO は、日本のタイガーが販売するサイフォン式コーヒーメーカーです。

 冒頭書いたように、北米のキックスターター発の製品です。 

 同社は創立記念の節目の年に、楽しい家電を出す傾向があるのですが、今回はコーヒーメーカーでした。

 なお、Amazon限定型番がありますが、性能も付属品も同じです。

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 仕組みは、1つ上でみたツインバードののサイフォン式(上図)とはだいぶ異なります。

 ツインバード機の場合、上段のロウトにコーヒー粉を入れ、下段の水を、水蒸気の圧力差を利用して引き上げ、そのご、濾紙で濾してしたに戻す仕組みです。

 昔からあるアルコールランプ式と同じです。

 202304181427.jpg  

 タイガー機は、逆に、上シリンダーに、下シリンダーにコーヒー粉を入れます。

 その後、スチームでコーヒー粉を蒸らす過程のあと、熱湯を下に落とします。スチームを利用した自動かくはんを行ったあと、真空圧力(バキュームプレス)で、上シリンダーに引き上げて完成です。

 引き上げる途中にメッシュフィルターがあるので、そこでコーヒー粉は濾されます。

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 できたコーヒーは、上シリンダーに貯まるので、レバーで推してカップに淹れます。

 仕組み的には、サイフォンの原理は使わないといえます。

 ただ、実際的に、濃厚で、アロマを引き出しやすい特性は同じでしょうし、効果の部分で「サイフォン式」と言って良いかと思います。「逆サイフォン」みたいな感じですが。 

 コーヒーメーカーの場合、構造的に下シリンダーでかくはんしないとうまく行かないでしょうし、抽出は上シリンダーからレバーのほうが便利ですし、よく考えたなと思いました。

 なお、マグカップは未付属です。

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 サイズは、幅313×奥行239×高さ365mmです。

 最大容量は、2カップです。

 面白い機種出が、弱点といえるのはこれらです。

 設置面積の割に、抽出量が少ないので、完全に「日曜日の趣味用」な部分です。

 キックスターター発の製品らしく、ニッチなニーズの製品です。挑戦的な価格設定の部分を含めて、(良い意味で)趣味人向きです。

 抽出温度・抽出時間は、結果的に「サイフォン式」なので、高温・短時間抽出と言えます。

 コーヒーの味は、試飲してから書きたいと思います。

 ただ、メッシュフィルターながら、重力に逆らって上に向けて濾す形なので、意外と微粉は問題にならないのではと推測します。

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 味の調整は、9種類から調整できます。

 酸味・苦みと濃さからの選択です。

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 スチームは100度ですが、注入時、攪拌時の湯温に変化をつけることで、味の湯温・抽出時間に変化をつけることで、味に変化をつけています。

 注油温度は、90度以下です。ただ、酸味よりなどに調整した場合は、これより高く調整されます。

 いずれにしても、相当細かいマイコン制御で温度管理されるため、ベストな状態は得やすいでしょう。

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 一方、(高級な)スペシャリティコーヒー用にDual Temp Brewing Method(2段階温度抽出法)を選択できます。

 要するに、高温で蒸らしたあと、高めの温度で(雑味が出ないうちに)味を引きだし、時をおいて、味を調えていく方向です。

 ハンドドリップと同じ方向性で、理に適っているといえそうです。

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 使用後のお手入れは、上下のシリンダー、揚水パイプは食洗機で洗えます。

 ただ、フィルターとジョイント・ジョイントパッキン、トレイなどは洗いで、洗うべきパーツは結構多いです。

 実際、食洗機があれば、そこそこの点数でしょうが、全部手洗いだと、面倒に感じるかと思います。

 この部分もあり、「北米のキックスターター発」で、この値段設定の理由かなと思いました。

---

 以上、タイガーのADS-A020-KOの紹介でした。

 実機をみて遠からず加筆予定です。

 スペックを確認した感じでは、ギミック的に「サイフォン式」で、濃いめでアロマが出やすいという方向性も同じかと思いました。

 その上で、細かいマイコン制御で温度管理をなす工夫蒸気でかくはんする工夫がみどころです。

 味的に「サイフォン式の自動化」を狙ったものと言うより、同社の技術を結集して、正確にはどのジャンルにも分類しがたいコーヒーメーカーを作ったという印象です。

 尖った家電であり、たいへん面白いです。実際タイガーしか作れないでしょう。

 もちろん、2杯という抽出量の部分と、サイズ感、また、洗うべき部品点数の多さ、及び値段の部分で、問題もあります。

 一般向けには普及せず、「1世代限り」の家電になりそうだとも感じました。次に見るタイガーの「蒸気プレス式」機もそのような感じなので、保守期間を考えると、(長い期間楽しめるという意味で)買うならば早いうちが良いかなと思います。

1-4・その他の方式

 つづいて、フィルターレスコーヒーメーカーとしても「特に変わり種」と言える製品を紹介します。


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 【2017年発売】

 24・タイガー GranX Tiger Press ACQ-X020
  ¥5,800 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

抽出方式:蒸気プレス
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:
最大容量:3杯分
サイズ:幅226×奥行19.9×高さ298mm

 ACQ-X020は、タイガーが発売する「蒸気プレス式」のコーヒーメーカーです。

 上で見た、サイフォン式が登場する前、同社の最上位機だったものです。

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 サイズは、22.6×19.9×29.8mmです。

 体積的な意味での存在感はあるものの、比較的小型で邪魔になりにくいと言えます。

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 コーヒーポットは、やや少なめであり、3カップまでの対応です。

 ただし、下部にサーバーは付属せず、自分で用意したのカップやサーバーなどを置く形です。

 上部のタッチパネルで、120ml 180ml 240mlの「3ボタン」から抽出杯数を選ぶ形式です。

 201807061219.jpg

 フィルターは、チタンコートメッシュフィルターです。

 後述するように抽出法は独自ですが、目の粗いメッシュ式フィルターですから、味の傾向は、他と似ているでしょう。豆のオイルがよく出ます。

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 抽出方法は、蒸気プレス式です。

 仕組みとしては、上部シリンダー内にお湯をシャワーで充填させた後、タッチパネルで指定した浸し時間(30秒〜90秒)後に、蒸気圧をかけ、サーバーに抽出する仕組みが取られます。

 コーヒーの味は、独特です。

 コーヒーにある程度水分を浸透させる時間があると言う点で、味はハンドドリップにおける「フレンチプレス」に似ます。

 コーヒーの濃度は、お湯の浸し時間(30秒〜90秒)と、お湯の設定温度(85-95度)で、15通りに味が選べます。

 保温は、機能として持ちません。

 使用後のお手入れは、シンプルな構造が幸いし、非常に簡単です。

 水タンクも外せるため、ほぼ全ての場所を丸洗い可能です。

---

 以上、タイガーのACQ-X020の紹介でした。

 とても面白い製品です。「コーヒーの入れ方に関わる技術の発明」は、今世紀初めて、と言っても過言ではないでしょう。

 味の面では、通常のメッシュフィルター式より「雑味が少ないが濃い」系統です。

 その上で、蒸らし時間と湯の温度で、味のバリエーションが付けられるため、飽きずに長いこと使えると思います。久しぶりに「面白い」技術を見ました。

次回に続く
ペーパーレスコーヒーメーカーのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今日はペーパーレス方式のコーヒーメーカーの比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

  201807061142.jpg

2・ペーパーレスコーヒーメーカーの比較 (2)
 2-1: 最終的なおすすめの提案【結論】

 2回目記事こちら)では、今回紹介できなかった機種を、あと少し追加で数機みていきます。

抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ  ★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 その上で、いつものように、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 ひきつづきよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 19:35 | 珈琲関連の家電

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