【今回レビューする製品】2022年 詳しく解説!ミラーレス一眼カメラ人気機種の性能の違いとおすすめ・選び方:キヤノン編
【比較する製品型番】CANON EOS M200 EOSM200BK-BODY EOSM200WH-BODY EOSM200BK-WZK EOSM200WH-WZK EOSM200BK-WLK EOSM200WH-WLK EOSM200BK-1545ISSTMLK EOSM200WH-1545ISSTMLK EOS M100 EOS M6 Mark II EOSM6MK2SL-WZK EOSM6MK2BK-WZK IIEOSM6MK2SL-WZEVFK IIEOSM6MK2BK-WZEVFK EOSM6MK2SL-18150ISSTM EOSM6MK2BK-18150ISSTM EOSM6MK2SL-18150ISEVFK EOSM6MK2SL-BODY EOSM6MK2BK-BODY CANON EOS Kiss M2 KISSM2WH-1545 KISSM2BK-1545 KISSM2WH-WLK KISSM2BK-WLK KISSM2WH-WZK KISSM2BK-WZK KISSM2WH-BODY KISSM2BK-BODY EOS Kiss M
今回のお題
最新のミラーレス一眼カメラのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2022年3月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラを比較の3回目記事です。
1・ミラーレス一眼の比較 (1)
メーカー:ソニー
撮像素子:APS-C
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
メーカー:ニコン
撮像素子:APS-C
3・ミラーレス一眼の比較 (3)
メーカー:キヤノン
撮像素子:APS-C
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
メーカー:富士フイルム
撮像素子:APS-C
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
メーカー:パナソニック
撮像素子:フォーサーズ
6・ミラーレス一眼の比較 (6)
メーカー:オリンパス
撮像素子:フォーサーズ
7・フルサイズミラーレスの比較
メーカー:各社(20万円〜)
撮像素子:フルサイズ
今回の3回目記事では、それらと同じ、APS-Cサイズの撮像素子を搭載するキヤノンの製品を紹介します。
ただ、キヤノン製でも、20万円以上となる「フルサイズミラーレス」は、7回目の記事で、他社機と一緒にまとめています。
よろしくお願いします。
8・おすすめのミラーレス一眼【まとめ】
1:「選び方の基本」の紹介
2:最終的な おすすめ機種の提案
今回は、どの記事からお読みでも分かるように書きました。
ただ、「スペック的な意味」の解説を含めた「選び方の基本」は、上記「まとめ記事」の冒頭でしています。
そのため、お時間のある方は、まとめ記事(こちら)からお読みいただけると、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各メーカーのカメラを順番に比較していきます。
また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおおすすめ機種」を選定していきます。
長めの記事ですが、よろしくお願いします。
ーー
1・1万円前後の入門デジカメ
2・3万円前後の人気デジカメ
3・5万円以上の高級デジカメ
4・超高倍率ズームのデジカメ
5・防水防塵・高耐久デジカメ
6・Vlog撮影・自撮り向きデジカメ
7・単焦点レンズのデジカメ
8・ミラーレス一眼の比較
9・一眼レフカメラの比較
10・デジカメ全製品からのおすすめ【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のデジカメ比較シリーズ全体では、8回目記事の1つとなります。
3・キヤノンのミラーレス一眼の比較
というわけで、キヤノンのミラーレス一眼の紹介をします。
キヤノンも老舗の光学メーカーで、昔からカメラを作っている老舗です。
ーーー
なお、以下では、高評価できるポイントは「赤字系」で、イマイチなところは「青字系」で表記していきます。
【2019年発売】
【CANON EOS M200】
【ボディのみ】
1・CANON EOSM200BK-BODY
1・CANON EOSM200WH-BODY
¥55,990 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルズームキット】
2・CANON EOSM200BK-WZK
2・CANON EOSM200WH-WZK
¥104,500 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルレンズキット】
3・CANON EOSM200BK-WLK
3・CANON EOSM200WH-WLK
¥82,700 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【15-45mmレンズキット】
4・CANON EOSM200BK-1545ISSTMLK
4・CANON EOSM200WH-1545ISSTMLK
¥67,091 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし
AF:デュアルピクセルCMOS AF (143点)
連写速度:4.0コマ/秒
動画:4K(23.08p)
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:108.2×67.1×35.1mm
重さ:299グラム
CANON EOS M200は、2019年に発売された、キヤノンのミラーレス入門機です。
本体色は、ブラックのほか、ホワイトとグレーが選択可能です。
各社とも比較的格安な製品には「かわいい」感じの色の機種をそろえています。また、別売のフェイスジャケットも豊富です。
本体の重さは、299gです。
この分は、かなり強調して良い本機の魅力です。
基本的に、高画質なAPS-C機は小型・軽量化が難しいのですが、(素子が小さい)フォーサーズを含めて考えても「最軽量級」のミラーレスと言えます。
撮像素子は、APS-Cサイズです。
「撮像素子」は、「画質の決め手」になるという点でカメラで最も重要なパーツです。これは、純粋に、大きければ大きいほど、高画質です。
パナソニックやオリンパスが採用するフォーサーズよりも大きいため、取り込める情報量が多く、画質は良いです。
画素数は、2420万画素と、入門機としては優秀です。
画素数が増えると、ノイズが増加するというデメリットがあります。
しかし、同社の場合、画像エンジンDIGIC 8の処理能力で解決させています。
ISO感度は、したがって、この画素数でも、オート時にISO25600です。
数値が大きいほど、一般的に、夜間でもノイズがのりにくいですが、本機は優秀なスペックです。
HDR機能も、対応です。
スマホなどでお馴染みの、写真合成機能で、あると逆光時などに有利です。
合成枚数が各社違いますが、本機は3枚合成なので、この分野の先駆けといえるソニーと同等で、優秀です。
オートフォーカスも、本機の見所です。
なお、オートフォーカスは、性能が良いほど、ピント合わせが高精度・高速となり、動く被写体への強さが増します。
キヤノンの場合、像面位相差AFの改良版といえるデュアルピクセルCMOSAFです。
各社とも上位機には「ハイブリッドAF」という、位相差AFとコントラストAFを併用するセンサーを採用する場合が多いです。
しかし、キャノンは、デュアルピクセルCMOSAFにこだわります。
同社によると(レンズの行き来がある)ため、ハイブリッドAFでも合焦速度は遅れるとします。
それを解決するために、(あえて)像面位相差AFを研ぎ澄ましたということです。
(そもそも)コントラストAFがないため、合焦するまで「行ったり来たり」がほぼなくなるので、速いでしょう。
測距点は、143点ですが、それだけで高速に合焦できるようにしています。
「ハイブリッドAF」と単純に比較はできませんが、センサーが誤判断で「コントラストAF側」を使ってしまう可能性を織り込めば、キャノン方式も良いかと思います。
顔検出機能は、瞳検知(瞳AF)に対応できる点で、他社標準です。
一方、認識した顔を追尾する機能はありますが、瞳を追尾できるソニーに比べば、精度は劣ります。
同じ値段で「全方位が優れたミラーレス」というのは「ない」ので、何を優先したいか、という話です。
なお、動画撮影時は、デュアルピクセルCMOSAFは働きますが、顔レベルの追尾(動画サーボAF)です。
これは、(フルサイズの高級機を除き)他社もだいたい同じです。
暗い場所での利用は、AFの低輝度限界がEV-4ですので、かなり対応度が良いです。
デュアルピクセルCMOSAFは、出た当時は、低輝度での合焦があまり良くない印象でした。
ただ、近年の改良で(ハイブリッドAFとの)差は縮まっています。
連写は、追尾AF(サーボAF)時、約4コマ/秒です。
ピントを1枚目で固定するワンショットAFでも、6.1コマ/秒です。
この部分は、ソニーが相当強いのです、それと比べればですが、弱いです。
動く被写体を連写は、ミラーレスの平均点を超えないです。
オート撮影モードは、シーンインテリジェントオートを搭載です。
他社機と同じで、AIが撮影対象を分析し、人物、風景など適切なモードに設定します。
「ただカメラ押すだけ」派にも、上手に撮れます。
フラッシュは、内蔵式です。
液晶パネルは、キヤノンの場合、3インチの104万画素です。
さほど高画質でもないですが、必要十分です。
タッチパネル式でタッチシャッター機能も付属します。しかし、「自分撮影」に使うチルト機構も搭載になります。
ファインダーは、未搭載です。
ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetooth LEを両方搭載します。
低消費電力のBluetoothLEが常駐し、画像の転送を行う最歯、Wi-Fiに自動的に切り替わる方式です。
また、本機は、カメラ内の画像を確認して転送できるほか、撮影した画像の自動転送にも対応です。
また、GPS内蔵スマホならば、スマホから位置情報の取得も可能です。
1・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
2・EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
3・EF-M22mm F2 STM
レンズキットは、15-45mmレンズキットは1のみ、ダブルズームキットは1と2、ダブレンズキットは1と3です。
EF-M15-45mmは、各社ラインナップがある標準的な3倍ズームの中望遠レンズです。
35mm換算値で24-72mmですので、広範囲に撮影できる風景写真が割と得意です。
重さは、130gです。
他社には、より軽量な標準レンズ搭載機もありますが、本機は、本体が抜群に軽量ですので、合わせても500gを切っています。
「フォーサーズ」採用のパナソニック機は(セットでは)より軽いですが、APS-C機では、レンズ込みでも、軽いと言えます。
EF-M55-200mmは、遠くが撮影できる望遠レンズです。
重さは、260gです。
望遠レンズで、300gを切っており、そこそこ軽いです。
EF-M22mmは、倍ズームの単焦点です。
歩いて画角を決めるレンズですが、F2.0とかなり明るいレンズです。
単焦点はズームできない分、明るいレンズで「ボケ撮りしやすい」のも魅力です。
35mm換算値は35mmです。
割と広角よりなので、旅行に1本持ち歩くには最適です。
重さは、105gと軽量です。
動画撮影は、注意するべき部分です。
本機は4K動画に対応します。
しかし、他社の30フレームに対して、約24フレーム/秒というコマ数です。
機能面では、4K動画から静止画を切り出して「ベストショット写真(静止画)」を選ぶ機能など独創的な部分はあります。
手ぶれ補正は、写真については、レンズ内手ぶれ補正です(2軸)です。
型番に「IS」とある対応レンズならば、2軸補正です。
ミラーレスの場合、仕組み的にボディ内手ぶれ補正のが強力ですが、本機は非対応です。
なお、キャノンは撮像素子からブレ情報を取得しているため、正確には2軸+CMOSといえます。同社は、デュアルセンシングISと機能名を付けています。
セットレンズは対応しますが、ほかは「コンビネーションIS対応」の一部レンズのみです。
一方、動画については、本機は、本体のジャイロセンサーを組み合わす「2軸+3軸」構成の手ぶれ補正をしています。
同社の上位機では、この仕組みを写真にも使う機種がありますが、本機は、動画のみです。
なお、本機のセットレンズを利用する場合、補正力は、3.5段分です。
写真撮影の場合、手ぶれ補整は「十分に強力」です。
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以上、キャノンのEOS M200の紹介でした。
大きな撮像素子、優秀なフォーカスセンサーを採用した上で、小型軽量という機種です。
動画撮影と連写速度の部分に少し弱さがありますが、この価格帯の製品では、「画質と携帯性」が両立した良い機種だと思います。
ファミリー向けの「一台」としてかなり優秀です。
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【2017年発売】
【CANON EOS M100】
【標準レンズキット】
5・CANON EOS M100
¥------ Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルズームキット】
6・CANON EOS M100
¥91,800 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルレンズキット】
7・CANON EOS M100
¥71,100 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし
AF:デュアルピクセルCMOS AF (49点)
連写速度:4.0コマ/秒
動画: 4K未対応
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:108.0×67.1×35.1mm
重さ:302グラム
なお、M100という本機の旧機種が併売中です。
値段はだいぶ安いですが、画像エンジンが旧世代のDiGIC7なので、4K動画に対応できていません。
また、Wi-Fi・Bluetoothは搭載ですが、全画像の自動的な転送に対応しません。そのほか、デュアルピクセルCMOSAFではありますが、測距点が49点と少ないです。
大きな違いは、それくらいです。
新機種も、動画面でさほど強いともいえないため、現状の価格差だと、M100は安くてお買得に思えます。選んでも良いでしょう。
【2019年発売】
【CANON EOS M6 mark2】
【ダブルズームキット】
〈シルバー: EOSM6MK2SL-WZK〉
8・EOS M6 Mark II
¥121,000 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
〈ブラック: EOSM6MK2BK-WZK〉
8・EOS M6 Mark II
¥122,500 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルズームキット+EVF】
〈シルバー:EOSM6MK2SL-WZEVFK〉
9・EOS M6 Mark II
¥152,000 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
〈ブラック: EOSM6MK2BK-WZEVFK〉
9・EOS M6 Mark II
¥159,500 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【EF-M18-150 IS STM レンズ】
〈シルバー: EOSM6MK2SL-18150ISSTM〉
10・EOS M6 Mark II
¥148,979 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
〈ブラック: EOSM6MK2BK-18150ISSTM〉
10・EOS M6 Mark II
¥153,999 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【EF-M18-150 IS STM レンズ+EVF】
〈シルバー:EOSM6MK2SL-18150ISEVFK〉
11・EOS M6 Mark II
¥171,700 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
〈ブラック: EOSM6MK2BK-18150ISEVFK〉
11・EOS M6 Mark II
¥161,800 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ボディーのみ】
〈シルバー: EOSM6MK2SL-BODY〉
12・EOS M6 Mark II
¥97,778 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
〈ブラック:EOSM6MK2BK-BODY〉
12・EOS M6 Mark II
¥97,800 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:3250万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)+CMOS情報
ファインダー:付属あり
AF:デュアルピクセルCMOS AF (143点)
連写速度:14コマ/秒
動画: 4K(30p)
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:119.6×68.4×49.2mm
重さ:408グラム
EOS M6 MarkIIは、キャノンのミラーレスの中位機となります。
本体色は、ブラックのほか、シルバーを選べます。
M100に比べると本格的なグリップや複数のダイヤルが付くなど、使い勝手の部分が進化した製品です。
マウントアダプター【こちら】を使えば、一眼用のEF-Sレンズも搭載可能です。
この点でキヤノンの既存ユーザーにも人気がある製品です。
重さは、408gです。
「ずっしり重い」わけではないですが、ミラーレスの平均値よりは重いです。
つまり、軽さを追求した機種ではないです。
撮像素子は、APS-Cです。
画素数は、一方で、3250万画素まで、高まっています。
これは、新開発の映像エンジンDIGIC 8のパワーを活かしたものです。
ISO感度は、この画素数でも、オート時、ISO100〜25600です。
ノイズ処理の点で常用感度ISO25600をキープしつつ、高画質化を実現しており、好印象です。
なお、拡張時はISO51200を利用可能です。
HDR機能は、本機も3枚合成として搭載です。
オートフォーカスは、本機も、デュアルピクセルCMOS AFを採用します。
測距点も、最大で143点と下位機種と同じです。
正確には、セットレンズを含めた一部のレンズのみ対応なのですが、非対応のモデルでも99点と、多いです。
その上で、1点AF時には、最大5481ポジションから選択ができることも「売り」とします。
顔検出機能は、下位機種同様に、瞳検知に対応です。
一方、本機の場合、追従時も(顔や人体ではなく)瞳を追える精度があるため、瞳サーボAFと名を変えました。この部分で、ソニーの水準に追いついています。
従来の像面位相差AFの「サーボAF」の精度を高めた応用技術でしょう。
他社と異なり、動物や星空向けの機能はないです。
暗い場所でのAF利用は、本機は低輝度限界がEV-5と相当効きが良いです。
夜間や室内などでの利用は便利です。
連写は、14コマ/秒です。
メカシャッターの数値で、追尾AF(サーボAF)でもこの数字です。ただし、追尾時は条件により、速度低下もあるとの追記はあります。
キヤノンは、ミラーレスカメラではあまり連写速度は強調してきませんでした。
しかし、本機は、映像エンジンDIGIC 8のパワーを活かし、従来この分野に強かったSONYの上位機を抜いています。
液晶パネルは、チルト回転対応です。
上方向に180度、下方向に45度回転しますので「自分撮影」も可能です。
ファインダーは、外付けですが、付属する機種があります。
上で「EVFあり」と書いた製品については、EVF-DC2が同梱です。
本機は0.39型、有機ELの236万ドットで、視野率100%、倍率重さ29gです。
倍率は、理由不明ながら、情報がないです。
ネットワーク機能は、こちらの機種もWi-FiとBluetoothLEが搭載されます。
動画撮影は、この機種については、4Kに対応します。
また、下位機種と違って、しっかり、30フレーム/秒です。
手ぶれ補正は、レンズ2軸です。
本機も、3種類のセットレンズ(コンビネーションIS対応レンズ)は、CMOSセンサーから(大きめの)ブレ情報を貰えます。
下位機種でもみたデュアルセンシングISで、「2軸+1」のような補正です。
なおミラーレスは、EVFファインダなので、手ぶれ補整がレンズ式である意味はないです。
そのため、他社上位機は、ボディ内5軸手ぶれ補正としています。
報道では、「5軸補整を載せられれば、そうしたかった」類のことのようでしたが、フルサイズでは搭載機が既に出ました。
なお、本機も、動画撮影については「5軸手ぶれ補正」です。
1・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
2・EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
3・EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
レンズキットは、18-150mmを除くと1つ上で紹介したEOS M200のと同じ構成です。
詳しくはそちらをご覧ください。
18-150mmは、35mm換算で、風景向きの29mmから超望遠の240mmまで1本でカバーできるレンズです。
重さも300gと10倍ズーム機としては健闘していて、手ぶれ補正も4段分あります。
現地でレンズを交換するのは(ホコリの問題もあり)面倒なので、予算に余裕があれば、Atlasならこちらを選びそうです。
ネットワーク機能は、こちらの機種もWi-FiとBluetoothLEが搭載されます。
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以上、キヤノンのEOS M6 MarkIIの紹介でした。
値段は相当高いですが、映像エンジンDIGIC 8の採用で、画素数・連写性能・4K動画撮影など、基本的な部分の「底上げ」がなされ、良い機種になりました。
実際のところ、2019年以前に発売された同社の上位機の一部より優れた部分が多いため、そちらを選ぶより、こちらが良いといえます。
【2020年発売】
【CANON EOS Kiss M2】
【EF-M15-45 IS STM レンズキット】
〈型番: KISSM2WH-1545〉
13・CANON EOS Kiss M2 【白】
¥87,375 楽天市場 (3/17執筆時)
〈型番:KISSM2BK-1545〉
13・CANON EOS Kiss M2 【黒】
¥85,283 楽天市場 (3/17執筆時)
【ダブルレンズキット】
〈型番:KISSM2WH-WLK〉
14・CANON EOS Kiss M2 【白】
¥102,389 楽天市場 (3/17執筆時)
〈型番:KISSM2BK-WLK〉
14・CANON EOS Kiss M2 【黒】
¥100,209 楽天市場 (3/17執筆時)
【ダブルズームキット】
〈型番:KISSM2WH-WZK〉
15・CANON EOS Kiss M2 【白】
¥104,800 楽天市場 (3/17執筆時)
〈型番:KISSM2BK-WZK〉
15・CANON EOS Kiss M2 【黒】
¥104,800 楽天市場 (3/17執筆時)
【ボディのみ】
〈型番:KISSM2WH-BODY〉
16・CANON EOS Kiss M2【白】
¥77,800 楽天市場 (3/17執筆時)
〈型番:KISSM2BK-BODY〉
16・CANON EOS Kiss M2【黒】
¥77,816 楽天市場 (3/17執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2410万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)+CMOS情報
ファインダー:有機EL(236万)
AF:デュアルピクセルCMOS AF (143点)
連写速度:7.4コマ/秒
動画: 4K(30p)
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:116.3×88.1×58.7mm
重さ:387グラム
CANON EOS KISS M2は、キヤノンのミラーレスの別ラインの上位機です。
この機種は、(ミラーレスではない)一眼レフカメラで展開しているEOS Kissシリーズの「2世代目」です。
Kissシリーズは、「ファミリーフレンドリー」なカメラなので、ミラーレスで言えばM100の「上位機」と言えます。なお、「家族用」とはいえ、キヤノンのミラーレスでは性能が最も期待できる製品です。
重さは、387gです。
他社にはより小型なモデルはありますが、Kissシリーズとしては「歴代で最小最軽量」となります。
撮像素子は、こちらもAPS-Cサイズです。
画素数は、2410万画素です。
一方、新開発の映像エンジンDIGIC 8を採用しますが、画素数の面では、旧来水準の2410万画素としています。
ISO感度は、本機もISO25600であり、優秀です。
HDR機能も、同水準で搭載されます。
オートフォーカスは、こちらも、デュアルピクセルCMOSAFを搭載します。
そのため、位相差AFだけで高速に合焦できます。
また、後ほど紹介するセットレンズと組み合わせて利用する場合、測距点が143点と増えます(他のレンズの場合は99点)。
なお、オートフォーカスは、初心者には特に重要なので、Kissシリーズとしては、相性が良いと思います。
一方、暗い場所でのAFの効きは、最大でEV-2ですので、一般的なミラーレスの水準です。
顔検出機能は、本機も、瞳検知に対応します。
動く被写体に瞳ベースで追尾できる瞳サーボAFも採用です。
動画は、本機も最大で「顔レベル」です(動画サーボAF)。
連写は、追尾AF(サーボAF)時でも7.4コマ/秒とかなり高速です。
ワンショットAF時は10コマ/妙です。
フラッシュは、内蔵式です。
液晶パネルは、下位機種と同じ、104万画素のタッチパネルが採用です。
バリアングル式で、上下のアングル変更のほか、180度回しての「セルフポートレート」など、撮影の自由度が高い仕様です。
ファインダーは、内蔵式で、236万ドットの、有機LE製のEVFです。
倍率はやはり非開示です。サイズは0.39型ですし、特段、問題なさそうです。
動画撮影は、4K動画に対応です。
フレームレートは30フレームにしっかり対応です。
本機も、動画は5軸手ぶれ補正が搭載で、対応レンズの場合、レンズ側の手ぶれ情報の取得もできます(非対応レンズは3軸)。
ボディ手ぶれ補正は利用時に画角が狭くなることがありますが、本機の用途性からするとあまり問題ないでしょう。
ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetoothLEに両対応です。
スマホからのA-GPSの位置情報の取得や、スマホへの写真の自動転送にも対応し、現在的には「最高クラス」の使い勝手です。
1・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
2・EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
3・EF–M22mm F2 STM
4・EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
レンズキットは、これらの組み合わせとなります。
なお、ダブルレンズキットは2と3、ダブルズームキットは、1と4という構成です。
いずれのレンズについても、下位機種に採用がありました。
繰り返しの説明は、省略します。
ただ、予算があれば、EF-M18-150 IS STM レンズキットが最もオススメです。
手ぶれ補正は、写真撮影の場合は、レンズ内の2軸のみの補整です。
一方、単焦点を除くセットレンズならば、センサーの画像情報からブレを検出するデュアルセンシングISに対応します。
そのため、段数は非公開ながら、本機の場合も、未搭載機よりは精度の高い補整が期待できます。
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以上、EOS Kiss M2の紹介でした。
Kissシリーズの製品ですが、入門向けのミラーレスでは「とくにおすすめ」と言えます。
手ぶれ補正、オートフォーカス、高速連写など、各スペックが突出しているわけはないですが、全体的にバランスが取れています。
いずれも、初心者の方に心強い仕様ですので、予算がある場合は、こちらを選ぶと良いと思います。
【2018年発売】
【CANON EOS Kiss M】
【EF-M15-45 IS STM レンズキット】
17・CANON EOS Kiss M【本体白】
17・CANON EOS Kiss M【本体黒】
¥99,999 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【EF-M18-150 IS STM レンズキット】
18・CANON EOS Kiss M【本体黒】
18・CANON EOS Kiss M【本体白】
¥100,450 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルレンズキット】
19・CANON EOS Kiss M【本体白】
19・CANON EOS Kiss M【本体黒】
¥105,800 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
【ダブルズームキット】
20・CANON EOS Kiss M【本体白】
20・CANON EOS Kiss M【本体黒】
¥91,000 Amazon.co.jp (3/17執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2410万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)+CMOS情報
ファインダー:有機EL(236万)
AF:デュアルピクセルCMOS AF (143点)
連写速度:7.4コマ/秒
動画: 4K非対応
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:116.3×88.1×58.7mm
重さ:387グラム
なお、本機については、旧機種が残ります。
測距輝度:EV-2 → EV-4
連続撮影枚数:33枚→36枚
液晶:タッチパネル
ネットワーク:Bluetooth LE搭載
動画:4K25P→4K30P
新旧を比較した場合の主なスペックの相違は上表の通りです。
大きな違いは、タッチパネル式液晶の有無でしょう。
旧機種だと、タッチシャッター・ピント合わせなどに非対応です。
ファミリー向けの製品なので、少し残念な仕様です。現状の値段差ならば、新機種で良いかと思います。
次回に続く
ミラーレス一眼のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ミラーレス一眼カメラの比較記事の3回目でした。
1・ミラーレス一眼の比較 (1)
メーカー:ソニー
撮像素子:APS-C
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
メーカー:ニコン
撮像素子:APS-C
3・ミラーレス一眼の比較 (3)
メーカー:キヤノン
撮像素子:APS-C
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
メーカー:富士フイルム
撮像素子:APS-C
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
メーカー:パナソニック
撮像素子:フォーサーズ
6・ミラーレス一眼の比較 (6)
メーカー:オリンパス
撮像素子:フォーサーズ
7・フルサイズミラーレスの比較
メーカー:各社(20万円〜)
撮像素子:フルサイズ
8・おすすめのミラーレス一眼【まとめ】
1:「選び方の基本」の紹介
2:最終的な おすすめ機種の提案
続く、4回目記事【こちら】では、富士フイルムのミラーレス一眼を紹介します。
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、「結論編」となる8回目記事(こちら)の最後では、今回紹介する全機種から、「予算や目的別に最もおすすめできる機種」について、まとめていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら