【今回レビューする製品】2024年 小型の家庭用シュレッダーの性能とおすすめ・選び方:家庭用・個人用:卓上・デスクサイド・デスク下に入るシュレッダー
【比較する製品型番】 アイリスオーヤマ P2HT P5GCX P8GCD KP7HCN P3GMD P3GM P6HCS P5HCS PS5HMSD P6HMCS P10HCS KPS-A8C-SO KPS-A8C-NO PS-A4M-NO OS-A17C-W KOS-A17C-H P4HS75M-B P4HS75M-W P4HMSV-B P4HMSV-W P5GCX2 P5GCX2-W AFSB60M AFSB60C アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3809X GSHA3405M-2W GSHA3312M-2B GSHA3312M-2W ナカバヤシ Z3028 Z3029 Z2105 Z2106 GSHA3706X 72215 HES-T01W NSE-506 72253 NSE-505 72252 HES206W HES205W NSE-NLC02BK Z0227 NSE-S101BK Z0453 NSE-DTC01LG Z0380 Z0381 Z0228 Z0228 HEST203WHES-201BK HES-201W サンワサプライ 400-PSD058 SHR-C510S 400-PSD063W 400-PSD063BK 400-PSD069 400-PSD065 フェローズ JB-11CDM JB-10CDM HP H1506CC HP Q1506CC ほか
今回のお題
性能の良い小型シュレッダーのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2025年5月現在、最新の小型シュレッダーを比較します。
個人用として、デスク周りに置くのに適した小型サイズの製品に限定して、各社の製品をみていきます。
機能面では、切断の細密さ・ゴミ箱の量などの基本的なスペックほか、個人用(家庭用)としては重要な静音性と安全対策にも注目して書きました。
1・小型シュレッダーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:卓上〈5L-〉
1-3:デスク下 1 〈10L-15L〉
2・小型シュレッダーの比較 (2)
2-1:デスク下 2 〈10L-15L〉
2-2:デスク脇 〈15L-19L〉
2-3: 最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに小型シュレッダーの「選び方の基本」を説明します。
その後、サイズ別に、各社の製品をみていくという構成です。
裁断の細かさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
カードCD切断 ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別に、「Atlasのおすすめ機種」を選定していきます。
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1・業務用のシュレッダーの比較
2・個人用の小型シュレッダーの比較
なお、今回は、このブログのシュレッダーの比較記事としては、2回目記事となります。
家庭用でも20L(A4用紙で200枚以上)を超えるゴミ箱を持つ機種をお探しの場合、前回の1回目目記事を【こちら】をご覧ください。
よろしくお願いします。
1-1・小型シュレッダーの選び方の基本!
はじめに、家庭用の小型シュレッダーの「選び方の基本」を紹介しておきます。
小型シュレッダーは、大きな業務用と比べて、「個人で利用する」ものです。
そのため、「業務用とは異なる選び方」をするべきです。
1・静音性の高さ
2・省スペース設計
3・使用時の安全性
4・切断幅の細かさ
以下、上表のような順番で「選ぶ場合に重要な部分」を、順番に紹介しておきます。
第2に、シュレッダーの静音性です。
前回業務用シュレッダーを比較した際は、この部分はあまり強調しませんでした。
ただ、家庭で利用する場合、この部分は最も重要です。
シュレッダーはモーター機器ですから、騒音があります。
この部分で未対策の機種を買う場合、掃除機の強運転に比する「60dB前後」の稼働音がします。
時間帯によっては、自宅での利用には問題があるため、この部分のスペックは注意するべきです。今回もしっかり比較します。

第2に、本体サイズです。
おそらく、家庭用の場合、机上かデスクサイドに置くことを考えていると思います。
注意して欲しいのは、机上用です。
この場合、基本「クレカの明細」などを1-2枚ずつ挿入して裁断することを目的に設計しています。
そうした用途ならば良いですが、切断速度も遅く時間がかかるため、テレワークほか、仕事の書類の始末にはすこしスペック不足となります。
そのため、今回の記事では「裁断可能枚数」「裁断速度」を示しながら比較します。
第3に、利用時の安全対策です。
基本的に「JIS規格」があるので、大手の製品ならば、最低限の安全性はあります。
ただ、詰まった際に逆転して原稿を戻す機能(オートリバース)は基準外なので、搭載しない機種があります。
この部分を含めて、安全面の高い機種を選ぶのが、家庭用として重要です。
第4に、裁断幅の精密さ(セキュリティレベル)です。
シュレッダーは、大きく分けて、4つのカット方法があります。
小型機の場合、最も細かい基準でマイクロカットが最高です。
紙の溶解処理に匹敵する「再現不能性」を担保したい場合、が、基本的にマイクロカット式が「おすすめ」です。
この規格の場合、国際基準であるドイツのDIN規格の「セキュリティ LV5(裁断幅2mm以下)」をクリアする水準で、(まず)情報の復元は不可能だからです。
今回の記事では、セキュリティレベルに注意しながら各製品を紹介するつもりです。
以上、小型シュレッダーの「選び方の基本」の紹介でした。
CDメディアやクレカの切断、ホチキス針の対応状況、ゴミ箱のサイズやゴミの圧縮率など見るべき要素は多くあります。
こうした部分については、本文でおいおい説明していくこととします。
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というわけで、具体的な製品紹介に入ります。
今回は、冒頭示したように、小さめの製品からサイズ別に各社の製品を比較していくことにします。
1-2・卓上シュレッダーの比較(5Lまで)
はじめに、小型シュレッダーでも特に小さく、卓上にもおける5L以下の「卓上シュレッダー」を紹介します。
A4用紙として50枚ほどで「ダストボックスが一杯」ですが、デスクトップやデスク下に無理なく置けるサイズです。
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なお、以下ではいつものように、高評価できる点については赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2016年発売】
1・アイリスオーヤマ P2HT
¥5,900 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(3×18mm)
最大投入枚数: 2枚
連続使用時間: 5分
裁断速度:1.3m/分
ゴミ箱容量:3.55L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:
安全性能:
静音性:
サイズ:幅30×奥行14.3×高さ20.6cm
P2HT は、アイリスオーヤマの「卓上用シュレッダー」です。
本体サイズは、幅30×奥行14.3×高さ20.6cmです。
奥行が短いので、デスク上でも置ける製品です。
切断方法は、クロスカットです。
DIN規格では、3×18mmの幅での切断なので、「レベル4」です。
このレベルは基本的に「再現不可能」と言えますが、例えば10pt以下の文字は(刻まれずに)見える可能性があるレベルと考えてください。
ゴミ箱のサイズは、3.55Lです。
この部分は、カット方法も関係し、カット方法が細かいほどゴミが圧縮できる
本機は(細かくはない)クロスカットですから、A4コピー紙で30枚ほどで満杯です。
あまり多用しない方向きと言えます。
切断枚数は、A4までの書類を2枚まで、切断速度も1.3m/分です。
速くないですが、卓上用ですし、この部分は仕方ないです。
使用時の安全対策は、特段、高度な対策はみられません。
静音性は、騒音値が非開示です。
ただ、後ほど見る、類似機を参考にすれば、60dBです。
爆音ではないですが、あまり静かでもないでしょう。
カード・メディア切断は、CD/DVDなどのメディアのほか、クレカの切断に対応します。
3分割なので、カード番号や名前はそのまま見えます。ただ、この部分は他社機もそうです。
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以上、アイリスオーヤマのP2HTの紹介でした。
卓上で使える気軽な電動シュレッダーを探している場合には、有力な候補です。
A4書類の他、家庭のクレジット明細のようなものを処理したいレベルならば、本機で十分でしょう。
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【2023年発売】
2・ナカバヤシ Z0381【グレー】
¥6,930 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
3・ナカバヤシ NSE-DTC01LG【白】
¥5,720 楽天市場 (5/13執筆時)
【特定店向け型番】白は、HEST201W
4・ ナカバヤシ HEST201BK【黒】
¥7,680 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(3×18mm)
最大投入枚数: 2枚
連続使用時間: 5分
裁断速度:1.45m/分
ゴミ箱容量:3.6L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:
安全性能:
静音性:60dB
サイズ:幅30×奥行14.1×高さ20.1cm
なお、本機と同じ形状の製品を事務用品大手のナカバヤシも出しています。
流通ルートで型番を分けますが、性能はどれも同じです。
上のアイリスオーヤマ機ともおそらく(基本)同じ製品で、調達先は同じだと思います。値段で決めて良いかと思います。
【2023年発売】(24年追加)
5・ナカバヤシ Z0380【白】
¥5,280 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【特定店向け型番】白はHEST201W
6・ナカバヤシ HEST201BK【黒】
¥7,680 楽天市場 (5/13執筆時)
7・ナカバヤシ Z2105【黒】
7・ナカバヤシ Z2106【白】
¥6,480 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
8・ナカバヤシ NSE-DTM02LG【白】
8・ナカバヤシ 72215 HES-T01W【白】
¥5,114 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A5まで(2x10mm)
最大投入枚数: 1枚
連続使用時間: 3分
裁断速度:1.4m/分
ゴミ箱容量:2.1L
特殊切断:
ホチキス:
静音性:64dB
サイズ:幅236×奥行136×高さ172mm
こちらは、事務用品メーカーのナカバヤシから発売されている、卓上シュレッダーです。
複数の型番がありますが、スペックは同じなので、安い方で良いでしょう。
本体サイズは、幅236×奥行136×高さ172mmです。
アイリスオーヤマ機より小型です。
ただ、本機は、A5サイズまでで、A4を半分に折って挿入することになります。
切断方法は、2×10mmの幅でのマイクロカット(マイクロカット)なので、アイリスオーヤマより細かいです。
DIN規格も「レベル5」です。
ゴミ箱のサイズは、2.1Lです。
マイクロカット式なので、このサイズでもA4コピー紙で30枚ほどは入ります。
切断枚数は、A4書類を1枚まで、切断速度も1.4m/分と遅いです。
使用時の安全対策は、特段の機能はないです。
静音性は、切断時64dBとの表記です。
静音性を特段重視した設計ではないです。
カード・メディア切断は、非対応です。
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以上、ナカバヤシのHES-T01W などの紹介でした。
先ほど見た機種に比べると、裁断の細かさと設置性に優位性があります。レシートやカード明細のたまの処理などなら、本機のほうが良いでしょう。
ただ、デスクワークに使うならばやはり、折らずに利用できるほうが良いと言えばそうかもしれません。
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【2020年発売】
9・ サンワサプライ 400-PSD058
¥4,780 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A5まで(4x12mm)
最大投入枚数: 2枚(A4換算)
連続使用時間: 2分
裁断速度:2m/分
ゴミ箱容量:5L
特殊切断:
ホチキス:
静音性:72dB
サイズ:幅250×奥行180×高さ190mm
なお、サンワダイレクト(サンワサプライ)も、ほぼ同サイズの製品を販売中です。
本機も、挿入口がA5サイズで、A4は二つ折りで入れる機種です。
その場合、2枚まで入りますが、本機は、4×12mmのクロスカットになるので、基本的には、ナカバヤシ機の方が性能は良いかと思います。
静音性の評価も少し悪いです。
【2022年発売】A3405M
10・ アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3405M-1W
¥19,075 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
11・ アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3405M-2W
¥9,880 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x10mm)
最大投入枚数: 4枚(A4換算)
連続使用時間: 2分
裁断速度:1.8m/分
ゴミ箱容量:5L
特殊切断:
ホチキス:
静音性:
サイズ:幅306×奥行186×高さ239mm
GSHA3405Mは、米国の事務機器メーカーのアゴブランズ(GBC)が出す卓上シュレッダーです。
流通ルートで2系統の型番がありますが、性能は同じです。
本体サイズは、幅306×奥行186×高さ239mmです。
背が高めで、多少存在感はありますが、机の上に置けるサイズです。
切断方法は、2×10mmの幅でのマイクロカットです。
DIN規格は、したがって「レベル5」です。
ゴミ箱のサイズは、5Lです。
裁断容量はA4用紙で60枚ですので、卓上用としては多いです。
切断枚数は、A4書類を4枚まで、切断速度も1.8m/分です。
超高速に処理できるわけではないのですが、卓上型だと速く処理できるほうです。
使用時の安全対策は、標準よりよいです。
さすがに、オートリバースはない(手動)ですが、投入口のセンサーは、正確な光センサーで、オーバーヒートを防ぐオートカットオフや、半ドア警告(インターロックスイッチ)など、小型機としては装備が充実します。
静音性は、騒音値は非開示です。
ただ、同社は、一般的に静音性には配慮のあるメーカーです。
カード・メディア切断は、非対応です。
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以上、アゴブランズのGSHA3405M-2Wの紹介でした。
卓上型にしては高価ですが、A4対応のマイクロカットで、安全装備も充実するので、ある程度、価格には説得力があります。
A4対応ならば、2つ折りでA3の封筒なども処理できるので、そういった部分に魅力を感じるならば、良い選択肢の1つでしょう。
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【2023年発売】
12・ ナカバヤシ HEST203W
¥12,540 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x12mm)
最大投入枚数: 2枚(A4換算)
連続使用時間: 5分
裁断速度:1.8m/分
ゴミ箱容量:4L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:11号まで
静音性:55dB
サイズ:幅300×奥行145×高さ222mm
このほか、ナカバヤシも、マイクロカットの同サイズ機をだします。
サイズは、幅300×奥行145×高さ222mmです。
こちらも、デスクトップで使える小型サイズです。
1つ上で見たアゴブランズの製品と比較する場合、DVD/クレカのカット(2-3分割)ができる部分で、家庭用としては、使いやすいように思います。
その一方で、カット幅は、2x12mmと及ばないのと、紙の投入枚数が2枚である部分で、負けています。
本機は、ホチキスの裁断も対応ですが、2枚までならば、あまり意味がないようには感じます。
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結論的にいえば、家庭用の卓上用としては、カード・メディア類のカットができたほうが便利に思えます。ただ、仕事で専ら書類仕事に使うならば、裁断枚数の多めで、安全装備も多いアゴブランズのほうが、使いやすいように思います。
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【2024年発売】
13・ アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3706X
¥6,927 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(5x34mm)
最大投入枚数: 6枚(A4換算)
連続使用時間: 2分
裁断速度:2.2m/分
ゴミ箱容量:6L
特殊切断:
ホチキス:
静音性:
サイズ:幅315×奥行188×高さ220mm
一方、 アコ・ブランズ・ジャパンは、少し安めのクロスカット機もあります。
カット幅は、5x34mmです。
ただ、DIN規格出言えば、裁断面積幅が基準を超えます。
DIN LV4自体、セキュリティは高くない点で言えば、フォントの再現性を含めて、この部分はネックでしょう。
切断速度は、その分速いですが、挿入検知について光センサーも不採用で、静音性も強調されない機種です。
こうした部分で、若干、選びにくいです。
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以上、ここまでは、卓上タイプのシュレッダーの紹介でした。
サンスター文具 7連刃シュレッダーはさみ
¥1,118 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
これ以上「小型」となると、手動の手回し式以外にないでしょう。
置き場所に困るようならば、(アナログですが)「シュレッダーはさみ」を利用するしかないでしょう。
なお、タテヨコ同時に切れるタイプは結局散らばり、時間がかかるので、選ぶならば、連刃タイプを買って、タテヨコを別にやった方が良いかと思います。
面倒なので、それを解決するために「電動シュレッダー」があるわけですけれども。
1-3・デスク下シュレッダーの比較(10L〜)
続いて、小型ですが、デスク脇・デスク下に置いても邪魔になりにくい、10L前後の「デスク脇シュレッダー」を紹介します。
一ヶ月で、A4用紙を100枚も処理しないならば、この位のサイズでOKです。
【2024年発売】2.6m/分
14・アイリスオーヤマ P5GCX2
14・アイリスオーヤマ P5GCX2-W
¥6,220 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2016年発売】2.2m/分
14・アイリスオーヤマ P5GCX
¥6,220 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x40mm)
最大投入枚数: 5枚
連続使用時間: 2分
裁断速度:2.6m/分
ゴミ箱容量:8.7L
特殊切断:
ホチキス:
静音性:
サイズ:幅約31.0×奥行約19.0×高さ約30.0cm
P5GCX2はアイリスオーヤマの販売するシュレッダーです。
新旧両機種がありますが、新機種になり処理速度が高速になりました。
クロスカットとはいえ、小型機では最速クラスになっています。
本体のサイズは、幅約31.0×奥行約19.0×高さ約30.0cmです。
小さいですが背丈がある製品なので、デスク下で使うのが基本です。
裁断サイズは、A4までです。
折りたたまずにA4用紙が挿入できる点で、卓上タイプより使い勝手は良いです。
切断方法は、クロスカットです。
切断幅も4x40mmと平均値ですので、「安かろう・悪かろう」という商品ではありません。
先述のように、より細かい切断方式(マイクロカット)もあります。
しかし、クロスカットでも、国際基準であるドイツのDIN規格の「機密レベル3」という基準はクリアしており、一般的には問題ないでしょう。
ただし、10pt以下の文字は読み取れる水準ではあるので、この部分にこだわる方は、マイクロカット式をおすすめします。
ゴミ箱のサイズは、8.7Lです。
家庭用のA4サイズ対応の小型シュレッダーは8Lサイズが標準的です。
クロスカットなので、それほどゴミ量は圧縮されませんが、A4コピー用紙換算で60-80枚ほどは、ゴミ捨ては不要でしょう。
切断枚数は、A4までの書類を1度に5枚まで同時に処理できます。
細断速度も、2.6m/分とかなり速いです。
ストレスを感じることは少ないと思います。
使用時の安全対策は、標準的で、特段強調するべき機能は見られません。
むろん、PSCマークはあるので、インターロックなど必要な装備はあります。
静音性は、非開示です。
裁断速度が速いタイプで小型なので、あまり優秀ではないでしょう。同社の場合、静かなモデルはしっかり「静音モデル」と書きます。
速い分、騒音は短時間で終わる部分はありますが、家庭用だとやはりマイナスです。
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以上、アイリスオーヤマのP5GCXの紹介でした。
格安な製品ですが、クロスカットに対応し、それなりの大きさのゴミ箱がある使い勝手の良さそうな機種です。
ただ、静音性の面では期待できず、安全性に関する特段の機能もないため、小さいお子さんがいる場合や、騒音が問題となるご家庭の場合は避けた方が良いでしょう。
静音非対応のシュレッダーは、掃除機以上にけたたましいといえる、70dB前後の音を発する機種もあります。
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【2022年発売】
15・アイリスオーヤマ KPS-A8C-SO
15・アイリスオーヤマヤマ KPS-A8C-NO
¥6,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x40mm)
最大投入枚数: 8枚
連続使用時間: 3分
裁断速度:3.7m/分
ゴミ箱容量:8.7L
特殊切断:
ホチキス:
静音性:
サイズ:幅約32.1×奥行約16.9×高さ約35.0cm
なお、本機を多少大きくしたシュレッダーとしてKPS-A8がいう製品があります。
比較すると、裁断枚数や裁断速度などがパワーアップしています。
しかし、静音性の部分は期待できないですし、同社の製品から選ぶとしても、家庭用としては、別の機種が良いでしょう。
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【販路限定】
16・アイリスオーヤマ KP7HCN
¥6,256 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4×23mm)
最大投入枚数: 7枚
連続使用時間: 3分
裁断速度:2.8m/分
ゴミ箱容量:5.7L
特殊切断:
ホチキス:
安全性能:
静音性:
サイズ:幅14.5x奥行33x高さ30.1mm
このほか、やや角張った形状の製品も販路限定で売られています。
サイズ感からしてゴミ箱容量が小さいのが欠点ですが、クロスカット機ながら、4×23mmと、CDなどのメディア切断機能のない機種としては、細かめに切れます。
ただ、(CDなどが切れる)小型の上位機と較べて、費用対効果は必ずしも高いとはいえず、やはり、おすすめできません。
【2022年発売(木目)】
17・アイリスオーヤマ PS-A4M-NO
17・アイリスオーヤマ PS-A4M-SO
¥6,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2020年発売(木目)】
18・アイリスオーヤマ P3GMD-C
18・アイリスオーヤマ P3GMD-T
¥10,500 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【2018年発売(白)】KP3GM・P3GM-W同型
19・アイリスオーヤマ P3GM
¥5,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x11mm)
最大投入枚数: 4枚
連続使用時間: 3分
裁断速度:2.5m/分
ゴミ箱容量:約8.9L
特殊切断:
ホチキス:
安全性能:
静音性:
サイズ:幅32.1×奥行16.9×高さ35cm
PS-A4M-NOは、アイリスオーヤマのシュレッダーです。
発売年の違いで3系統あります。
2020年機までは、最大投入枚数が3枚表記でしたが、2022年機は1枚ふえて4枚です。
ただ、新機種も、旧機種も定格表記では3枚ですので、おそらく投入口部分の形状変更があったかと思います。モーター機構の部分で差はないです。
いずれにしても、誤差範囲なので、値段で決めてOKです。
本体色は、2018年モデルまでは上表のような明るい色目でした。
2020年機以降は、木目調になっています。色合いは、年度で少し異なります。
サイズは、幅18×奥行38×高さ40.8cmです。
背は高いですが、幅は狭いので、隙間を上手く利用できそうなデザインです。
切断方法は、本機は細密カット(マイクロカット)が可能です。
2x11mmまで非常に細かく裁断できるため、国際基準であるドイツのDIN規格のセキュリティLV5をクリアしています。
切断枚数は、一方、A4までの書類を1度に3枚です。
デスクしたようとしては、かなり少ないです。
ただ、裁断速度は2.5m/分と高速ですので、総合的な処理能力はキープします。
定格運転時間も、3分あります。
なお、シュレッダーはモーター機器なので、連続使用でオーバーヒートしますので、このクラスの製品で、100枚以上同時処理というような使い方は「無謀」です。
ゴミ箱のサイズは、10Lです。
ゴミ箱は、A4用紙120枚程度まで対応できるタイプです。
結構入るのは、細密なマイクロカットの場合(クロスカットより)ゴミの「かさ」が減るからです。
使用時の安全対策も、法令で定められている以上の特別な工夫はないです。
静音性は、言及がありません。
この面では、期待できないでしょう。
カード・メディア切断については、非対応です。
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以上、アイリスオーヤマのPS5HMSDの紹介でした。
細密切断ができる機種としては、最も安価な機種です。
カラフルで、家庭向きとしても良さそうな機種です。ただ、カード類の切断ができない点と、静音性が保証されない点は、家庭向けとしてはネックでしょう。
【2022年発売】KP4HS7
20・アイリスオーヤマ P4HS75M-B
20・アイリスオーヤマ P4HS75M-W
¥11,498 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2×11mm)
最大投入枚数: 4枚
裁断速度:2.0m/分
安全性能:オートリバース
特殊切断:
【2022年発売】KP6HS75C
20・アイリスオーヤマ P6HCS-W
20・アイリスオーヤマ P6HCS-B
¥8,980 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4×25mm)
最大投入枚数: 6枚
裁断速度:2.2m/分
安全性能:
特殊切断:カード・DVD
連続使用時間: 10分
ゴミ箱容量:7.5L
ホチキス:
静音性:45デシベル
サイズ:幅175x奥行351x高さ316mm
P4HS75Mは、アイリスオーヤマのシュレッダーの中位モデルです。
本機には同じ筐体・性能で、裁断幅だけことなるクロスカット機もあります。
若干粗くなるので、あまりおすすめしません。オートリバースも上位機のみです。
もともとは、黒( P4HMS-B)と白( P4HMS-W)の構成だったのですが、現在は茶系のみの展開です。
サイズは、幅175x奥行351x高さ316mmです。
デスク脇向けの縦設置の機種で、先ほどの機種より設置性は良いです。
切断方法は、本機も、細密カット(マイクロカット)が可能です。
したがって、幅は2x11mmですから、10ptの文字も切れます。個人情報・企業情報などのセキュリティを重要視したい場合に重宝するでしょう。
切断枚数の点では、A4までの書類を1度に4枚です。
速度も2.0m/分です。
定格運転時間は10分なので、時間をかければ10−20枚ほどは余裕で処理できるでしょう。
ゴミ箱のサイズは、7.5Lです。
A4用紙で100枚ほどですので、10Lまでのデスク下用の機種として言えば、及第点でしょう。
ただ、CD・クレカ用のゴミ箱(メディアボックス)を外した場合の容量です。
使用時の安全対策は、本機は注目に値します。
詰まったとき紙が自動で戻る「オートリバースに対応」する点で優れます。
格安機にはあまりない装備ですし、ワンポイントです。
静音性も、本機は、45dBです。
おそらく、裁断速度をある程度犠牲にしても、この部分を強化したのだと思います。
家庭向きとして重要な部分ですし、良いと思います。
カード・メディア切断は、クロスカットの下位機のみ対応です。
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以上、アイリスオーヤマの P4HS75Mの紹介でした。
マイクロカット対応である上で、静音性が重要視されている点が魅力の機種です。
家庭用や、職場の個人用として、デスクの下に置く場合に、最も良い製品だと思います。
デスク下におく製品として必要な性能が網羅されており、今回紹介する製品のなかでも、最もこのニーズに叶う製品でしょう。
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【2023年発売】
【9L】
21・サンワサプライ 400-PSD063W
21・サンワサプライ 400-PSD063BK
¥13,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
【12L】
22・サンワサプライ 400-PSD071W
22・サンワサプライ 400-PSD071BK
¥15,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2×10mm)
最大投入枚数: 3枚
ゴミ箱容量:上記参照
特殊切断:カード・DVD
【9L】
23・サンワサプライ 400-PSD062W
23・サンワサプライ 400-PSD062BK
¥12,800 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4×33mm)
最大投入枚数: 5枚
ゴミ箱容量:9L
特殊切断:
連続使用時間: 10分
裁断速度:1.8m/分
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:50デシベル
サイズ:幅176x奥行335x高さ318mm
なお、日本のサンワサプライの製品は、先ほどの機種に仕様は似ます。
ゴミ箱は、9Lと12Lの展開と、少し大きめです。
静音性は、50dBです。
先ほどの機種よりやや稼働音があります。
しかし、10号針までなら、ホチキス対応できます。
マイクロカット機は、DVD・カードの裁断に対応です。
ここは、アイリス機より性能が上です。
しかし、紙の裁断枚数が3枚までと少なく、オートリバースに非対応です。
一長一短はある感じです。
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結論的にいえば、マイクロカット機で、カード・メディア切断もなしたい場合は、こちらが良いでしょう。
ただ、専ら紙の切断ならば、アイリスのマイクロカット機のが良いと言えます。ホチキスも、この程度の枚数のシュレッダーならば、対応はなくても良いでしょうから。
【2022年発売】
24・アイリスオーヤマ P4HMSV-B
25・アイリスオーヤマ P4HMSV-W
¥12,480 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x11mm)
最大投入枚数: 4枚
連続使用時間: 10分
裁断速度:2.0m/分
ゴミ箱容量:約12L
特殊切断:
ホチキス:
安全性能:
静音性:45デシベル
サイズ:幅17.5×奥行34.5×高さ41.4cm
P4HMSVは、アイリスオーヤマの小型シュレッダーの上位モデルです。
サイズは、幅17.5×奥行34.5×高さ41.4cmです。
背は高いですが、幅は狭いので、隙間を上手く利用できそうなデザインです。
ゴミ箱のサイズは、12Lです。
ここまで見たサイズより少し大きめになるのが本機の特徴です。
一方、7.5L機より4割ほど広いですが形状と圧縮率の関係で、A4用紙換算で100枚から120枚程度とゴミ量は2割ほど増えるだけです。
便利には違いないですが、無理に大きなモデルを導入することもないとは言えます。
切断方法は、こちらも、細密カット(マイクロカット)が可能です。
下位機種同様の2x11mmで裁断できます。
切断枚数は下位機種と同じく、、A4までの書類を1度に4枚です。
また、裁断速度も2.0m/分、定格時間も10分と同じです。
使用時の安全対策は、本機もオートリバース対応です。
ワンポイントです。
静音性も、同じく45dBです。
カードやメディアの切断機能もないです。また、大きめの製品ですが、ホチキスにも非対応です。
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以上、アイリスオーヤマのP4HMSVの紹介でした。
1サイズ小さな製品とほぼ同じ性能です。ゴミ箱の量は先述のように、容量の差ほどの差はないので、ご家庭なので設置性を優先したい場合、1サイズ小さめでも良いように思います。
ただ、少し背が高い方が、机に座ったまま操作しやすい部分はあるでしょう。
静音性や安全性は、本機の場合「課題」で、下位機種の方が良いです。選ぶ理由があるとすれば、ゴミ箱容量に余裕がある点、だけでしょう。
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以上、アイリスオーヤマの通常ラインのラインナップの紹介でした。
このほか、このサイズで型落ちなどが幾つがあるので「ざっくり」みておきます。
【2014年発売】
26・アイリスオーヤマ P5HCS
¥8,567 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
27・オーム電機 SHR-C510S
¥8,900 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4×27mm)
最大投入枚数: 5枚
連続使用時間: 12分
裁断速度:1.8m/分
ゴミ箱容量:8.8L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:
安全性能:
静音性:54dB
サイズ:幅16.8×奥行35.5×高さ34.9cm
第1に、P5HCSです。
8.8Lのゴミ容量で、メディア切断もできる製品です。
ただ、実際的に旧機種にあたるので、クロスカットである上で、静音性は、現行機より悪い54dBです。本機は、オーム電機からも似た機種が出ています。
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【2013年発売】
28・アイリスオーヤマ PS5HMSD
¥12,511 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x10mm)
最大投入枚数: 5枚
連続使用時間: 5分
裁断速度:2.0m/分
ゴミ箱容量:約10L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:
安全性能:
静音性:56dB
サイズ:幅18×奥行38×高さ40.8cm
第2に、PS5HMSDです。
10Lのゴミ箱サイズです。
構造的な違いで、本機の場合、おなじマイクロカットながら、A4・160枚と割と圧縮率が良い製品でした。その上で、DVD・クレカのカットも3分割ながら対応だったので、現行機に比べても、良い部分はありました。
ただ、静音性が56dBと(うるさい方ではないにせよ)少し落ちるのと、オートリバースに対応しない部分で、新機種に及びません。
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【2014年発売】
29・アイリスオーヤマ P6HMCS
¥12,100 Amazon.co.jp (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x12mm)
最大投入枚数: 6枚
連続使用時間: 5分
裁断速度:1.7m/分
ゴミ箱容量:約10,.8L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:
安全性能:
静音性:63dB
サイズ:幅17.8×奥行38.3×高さ40.0cm
第3に、P6HMCSです。
こちらも旧機種です。カット枚数は6枚と多いですが、裁断速度が遅いです。
その上で、静音性が劣るため、性能面で選びにくい機種です。
あえて言えば、キャスターが付く点、クレカが4分割対応できる点が優秀ですが、選ぶ決め手にはならないでしょう。
【2022年発売】
30・アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3312M-2B
30・アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3312M-2W
¥15,950 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x10mm)
最大投入枚数: 5枚
連続使用時間: 5分
裁断速度:1.8m/分
ゴミ箱容量:約12L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号・11号
安全性能:
静音性:
サイズ:幅20×奥行32.5×高さ36.9cm
GSHA3312Mは、米国のアコ・ブランズ・ジャパンが発売しているシュレッダーです。
GBCというブランド名で、業務用として、日本でも販売歴が長く有名です。
サイズは、幅20×奥行32.5×高さ36.9cmです。
こちらも、机の下に置くのに邪魔にならず置けるサイズです。
切断方法は、この機種もマイクロクロスカットに対応です。
サイズは、2x14mmですので、「レベル5」の機密処理に対応できます。
切断枚数は、A4までの書類を1度に5枚です。
個人用として問題ないです。
細断速度は、1.8m/分です。
少し遅めですが、平均レベルはクリアします。
ゴミ箱のサイズは、12Lです。
ただ、マイクロカットタイプで、紙自体が細かくなるため、200枚ほどは処理可能です。
使用時の安全対策は、特段強調するべき機能はないです。
むろん、PCIマークがある製品なので、インターロックスイッチがある程度です。
投入口に光センサーはありますが、オートリバースまではないです。
静音性は、騒音値の開示はないです。
従来品よりも騒音をおさえた、という記述はあります。
ただ、同社は静音性を重視するモデルが多いため、本機も(騒音値を出さない製品だけでは)ある程度期待できます。
カード・メディア切断は、専用の投入口はないですが、4分割の切断ができます。
11号針までのホチキスも、そのまま切断対応できます。
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以上、アコ・ブランズ・ジャパンのGSHA3312Mの紹介でした。
若干価格は高めですが、デスク下に置けるタイプでは、処理力がある製品の1つです。
小型ではアイリスオーヤマ機が優秀なので、同社の12L機と比較してということになります。性能面では、専用ケースはないですがカード・DVD裁断できるのは、ポイントでしょう。
その上で、長年のシュレッダー専門メーカーとしての信頼性と、米国企業らしい特徴のあるデザイン性の良さも評価できます。
【2022年発売】
30・アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3312M-2B
30・アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3312M-2W
¥15,950 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x10mm)
最大投入枚数: 5枚
連続使用時間: 5分
裁断速度:1.8m/分
ゴミ箱容量:約12L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号・11号
安全性能:
静音性:
サイズ:幅20×奥行32.5×高さ36.9cm
GSHA3312Mは、米国のアコ・ブランズ・ジャパンが発売しているシュレッダーです。
GBCというブランド名で、業務用として、日本でも販売歴が長く有名です。
サイズは、幅20×奥行32.5×高さ36.9cmです。
こちらも、机の下に置くのに邪魔にならず置けるサイズです。
切断方法は、この機種もマイクロクロスカットに対応です。
サイズは、2x14mmですので、「レベル5」の機密処理に対応できます。
切断枚数は、A4までの書類を1度に5枚です。
個人用として問題ないです。
細断速度は、1.8m/分です。
少し遅めですが、平均レベルはクリアします。
ゴミ箱のサイズは、12Lです。
ただ、マイクロカットタイプで、紙自体が細かくなるため、200枚ほどは処理可能です。
使用時の安全対策は、特段強調するべき機能はないです。
むろん、PCIマークがある製品なので、インターロックスイッチがある程度です。
投入口に光センサーはありますが、オートリバースまではないです。
静音性は、騒音値の開示はないです。
従来品よりも騒音をおさえた、という記述はあります。
ただ、同社は静音性を重視するモデルが多いため、本機も(騒音値を出さない製品だけでは)ある程度期待できます。
カード・メディア切断は、専用の投入口はないですが、4分割の切断ができます。
11号針までのホチキスも、そのまま切断対応できます。
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以上、アコ・ブランズ・ジャパンのGSHA3312Mの紹介でした。
若干価格は高めですが、デスク下に置けるタイプでは、処理力がある製品の1つです。
小型ではアイリスオーヤマ機が優秀なので、同社の12L機と比較してということになります。性能面では、専用ケースはないですがカード・DVD裁断できるのは、ポイントでしょう。
その上で、長年のシュレッダー専門メーカーとしての信頼性と、米国企業らしい特徴のあるデザイン性の良さも評価できます。
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【2024年発売】
31・アコ・ブランズ・ジャパン GSHA3809X
¥12,800 楽天市場 (5/13執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4 x 38mm)
最大投入枚数: 7枚
連続使用時間: 10分
裁断速度:2.2m/分
ゴミ箱容量:約9.1L
特殊切断:クレカ
ホチキス:10号・11号
安全性能:
静音性:38db
サイズ:幅17,5×奥行35.0×高さ32.5cm
なお、同社からは、1点突破型の特長があるGSHA3809Xという製品があります。
スーパーサイレントシュレッダという名前で、静かさが自慢です。
サイズは、幅17,5×奥行35.0×高さ32.5cmです。
デスク下に十分置けます。
ゴミ箱は、9.1Lです。
静音性は、騒音値が公開されていて、38dBです。
10L前後のサイズでは、最も「静か」といってよい水準でカットします。
切断方法はただし、クロスカット(4 x 38mm)の水準です。
この方式では、若干、裁断速度が遅いのですが、ここは問題ないでしょう。
ステープラーも、10号・11号は切れます。
一方、クレカは切れますが、メディア(DVD)は非対応です。
安全面では、こちらも、オートリバースは、非対応です。
ただ、光センサー方式による、挿入検知はこちらも対応です。
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結論的にいえば、家庭用の「デスク下(デスク脇)」の製品で、クロスカットで構わないならば、一番「静か」です。
40dBを大きく下回る機種は、シュレッダーでは珍しいですし、この部分を最重要視したい方には、有力な候補でしょう。
次回に続く
性能の良い小型シュレッダーは結論的にこれ!
というわけで、今回は、家庭用シュレッダーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・小型シュレッダーの比較 (2)
2-1:デスク下 2 〈10L-15L〉
2-2:デスク脇 〈15L-19L〉
2-3: 最終的なおすすめの提案【結論】
裁断の細かさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
ゴミ箱容量 ★★★★★
安全性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事(こちら )では、デスク下用として使える10L〜15Lクラスの製品をもう少しみていきます。
その後、デスク脇用と言える、少し容量の多い15L以上のサイズの製品をみていきます。
その上で、「結論」として、上表のようなポイントから、目的別・予算別に、「Atlasのおすすめ機種」を選定していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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ではでは。