【今回レビューする内容】2021年 1万円以内の激安扇風機の性能とおすすめ:機能の違いとランキング:1人暮らし向け・リビング向け
【比較する製品型番】パナソニック F-CU324-C 日立 HEF-AL300C シャープ PJ-N3AS-W 三菱 リビング扇 R30J-RA-R R30J-RA-T R30J-MA-W 山善 YLX-EGD30 YLX-HD30 YLX-SGD30 YHVX-HGD30 YLRX-BK304 YLRX-BKD303 YLR-DGD30 ALX-LD301 YLR-BG303 YLT-C30 AMT-KC30 AMR-KC30 トヨトミ FS-30LR FS-D30LR TEKNOS KIFI-373DC KII-350DC KI-325KDC 東芝 TF-30AL24-W
今回のお題
安くて高品質な最新扇風機のおすすめモデルはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2021年7月現在、最新の扇風機の比較です。
扇風機は機種が多いので、このブログでは、5つのカテゴリーにわけて紹介しています。
1・高性能なDC扇風機の比較
予算:1万円〜3.5万円
2・1万円以下の扇風機の比較
予算:4,000円〜1万円
3・タワー型スリム扇風機の比較
予算:5,000円〜3.5万円
4・ダイソンの空調家電の比較
予算:3万円〜9万円
5・サーキュレーターの比較
予算:3,000円〜2万円
今回は、2回目の記事です。
比較的価格が安い扇風機で、1万円以下で買える激安ながら良質な扇風機を紹介します。
単純に「安い」だけでなく、高級扇風機にみられるような、3D立体首振り機能や、独自の空力思想による羽根を装備したような「安いが高品質な機種」を多く紹介します。
なお、一部製品は1万円台前半です。
それらも、例年、梅雨の時期には1万円を切る水準に落ち着く機種ですから、今回の記事で紹介しています。
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1・直進風の強さ ★★★★★
2・風あたりの良さ ★★★★★
3・首振り機能 ★★★★★
4・静音性の良さ ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各社の扇風機を一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表の様なポイントから、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
1・パナソニックの扇風機の比較
はじめに紹介するのは、パナソニックの扇風機です。
なお、ここから下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。
【2021】
1・パナソニック F-CU324-C
¥7,495 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:7枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:2.7m/s
風量:42㎣/分
直進風:
風量調節:3段階
高さ: 71.5cm〜96cm
静音性:14db-
F-CT324 は、パナソニックでは、最も低価格な商品です。
例年型番を変えてでますが、デンキヤでは、毎年、一定の人気がある製品です。
高さは、71.5cm〜96cmの範囲で調整できます。
リビング用の標準的な高さは約90cmなので、問題ないサイズです。
背を低くして、畳部屋などにも柔軟に対応できます。
風質の工夫は、1万円を下回る機種では珍しく、5枚羽根ではなく、7枚羽根を採用します。
最近の扇風機は羽根の工夫が盛んです。
パナソニックの場合は、直進風の力強さとなめらかさを特長とする、最近の業界トレンドをふまえたなめらか気流7枚羽根を採用します。
不快に感じる風のムラを、羽根の工夫で中心に寄せるため、風ムラが少なく、(自然風のような)なめらかさな直進風が得られます。
羽根も30cmと無理に小型化していませんし、値段の割には能力が高い、と言えるでしょう。
リズム風については、1/fゆらぎ風というバイオリズムを考慮に入れつつ、自然風と同じように強さが不規則な風を発生させます。
パナソニックによれば、長時間あたっても疲れにくい風です。
風量は、3段階です。
本機は、ACモーター機(交流)になるため、高級機に多いDCモーター(直流)に比べて、調整はイマイチです。
ただし、ACモーター機だから「風が弱い」ということはないです。
スペック的にも、本機は、JIS規格の計測基準で、風速・2.7m/sで、風量・42㎣/分です。
最大風速風量の部分で言えば、同社の(1万円オーバーの)DCモーター機よりスペックもわずかに良いです。
風の強さ(風当たり)は標準的ですが、巻き込める風量は多く、(首振り機能を使わずとも)風は拡散するので、リビングには向くでしょう。
なお、上のスペックは東日本(50Hz)の値です。西日本(60Hz)だと、風速・2.8m/s 、風量・43㎣/分とわずかに強くなります。
首振り機能は、左右の自動首振りのみ対応します。90度の首振りです。
上下については、12度/18度まで傾斜ができますが、手動操作です。
最近の高級機は、立体首振り機能が搭載されますが、このグレードでは未搭載です。
リモコンは、シンプルなものですが搭載です。タイマーは、切タイマーのみの搭載ですね。
なお、他社機もですが、リモコンに「首振り機能」がない機種は、本体もボタンではなく、(レトロな)首振りツマミがあるのが普通です。
最近の新型は「ボッチ」がなく、デザイン的にスリムな製品も増えています。
その他、「チャイルドロック」がついている点も配慮がある機種です。
静音性は、期待値が低めです。
この部分については、DCモーターとの大きな違いで、強風でも、弱風でも、「昔と同じモーター音」です。
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以上、パナソニックのF-CT324の紹介でした。
ACモーター機ですので、静音性と、風量調整の部分では、「多少落ちる」製品です。
ただ、風質の工夫は優れ、 なめらか気流7枚羽根の搭載が最大の「みどころ」です。高級機は、「独自形状の羽根」でしのぎを削っている状況で、技術的に最も「面白い」部分です。
この機種は、入門機ながら、同社の上位機も使用する形状の羽根を採用していますし、予算1万円で考えるなら、良い選択肢の1つです。
パワー面でも問題ないです。
3・日立の扇風機の比較
【2021年】
2・日立 リビング扇 HEF-AL300C
¥10,194 楽天市場 (7/1執筆時)
【2020年】
2・日立 リビング扇 HEF-130R
¥8,400 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:8枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:2.3m/s
風量:38㎣/分
直進風:
風量調節:4段階
高さ: 73.5cm〜95cm
静音性:
HEF-AL300Cは、日立では最も安い扇風機です。
なお、2021年機になるHEF-130Rは、台座の形状などが異なるほか、首振り角度の使用が新機種とは異なります。
高さは、73.5cm〜95cmの範囲で調整できます。
リビングでも、ワンルームでもOKでしょう。
風質の工夫は、日立は、8枚羽根を採用します。
パナソニック機より多いです。
ただ、形状は従来の扇風機に羽根を増やしただけであり、最近のトレンドである、「直進風の力強さ」を強調する作りではないです。
ただ、羽根が多いと風を切る際のリップル(風圧の差)を抑えられるので、風当たりのなめらかさは基本的に向上します。
とはいえ、5枚羽根と8枚羽根の違いは明確に体感できますが、7枚羽根との差を感じられる人はあまりいないです。
一方、「見本にした地域」は不明ながら、不規則なリズム風も対応します。
また、就寝時に、風量を徐々に下げていく「おやすみ運転機能」は面白い部分でしょう。
風量は、4段階の調節が可能です。
ACモーター機にしては多いです。
これは、日立の場合、「うちわ風」という微風がだせるからです。
「うちわ風」は、日立がこだわる部分で、少量でも風圧を感じられる点で、定評があります。
本機のスペックは、風速2.3m/s・風量38㎣/分ですから、強風側のパワーは10%ほどパナソニック機が上です。
先述のように、ACモーター機は速度の細かい調整ができないので、日立は、「うちわ風」基準の設計にしているのだと思います。
実際、日立は、(パワーが出過ぎる)西日本(60Hz)も同じに出力に設計するほど、微風にこだわりがあります。「モーターの日立」らしいです。
首振り機能は、2021年機は左右のみ75度で対応です。
パナソニック機は90度なので、少し狭めです。
なお、2020年の日立機は3段階で調整できましたが、今は対応しません。
上下については、手動で20度/10度まで傾斜ができます。
リモコンは、付属です。
タイマーは、入・切タイマー双方があるほか、首振り操作も対応する「フルスペックリモコン」です。
大手家電メーカー製のACモーターの格安機では「珍しく」ワンポイントといえます。
本体にも凸型の「首振りツマミ」がないので、後ろのモーターカバーの見かけも「スマート」です。
一方、使い勝手の面で、もっとも「気の利いている」とAtlasが思うのは、インジゲーター(表示パネル)を座面ではなくて、扇風機の柱の部分に持ってきていることです。
遠くからの視認性も良く、扱いやすいです。
そのほか、また、チャイルドロックが付属します。
さらに「前ガード」に保護リングが搭載されており、子供が扇風機の棒を「こじ開けて」いたずらすることができにくい構造になっています。
静音性は、本機もACモーター機ですので、パナソニック機同様、この部分は「昔ながらのモーター音」です。
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以上、日立のHEF-AL300Cの紹介でした。
大手家電メーカーの格安機として、パナソニック機の「ライバル」です。比較する場合、「うちわ風」の部分を含めて、弱風時の優しさは本機が優位でしょう。
また、首振り対応の多機能リモコンと本体のスリム感も少し優ります。
一方、強風時のパワーはやや弱めなので、どちらの部分を重視するで、選びやすいかと思います。
最終的な「おすすめ」は、記事の最後に改めて書きますが、こちらを選んでも後悔はしないでしょう。
4・シャープの扇風機
つづいて、シャープの扇風機です。
【2021年】
3・シャープ PJ-N3AS-W
¥9,800 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
【2020年】
4・シャープ PJ-L3AS-W
¥7,444 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:5枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:3m/s
風量:51㎣/分
直進風:
風量調節:3段階
高さ:67cm〜86m(低め)
静音性:
PJ-3ASシリーズは、シャープの扇風機では最も格安な製品です。
新旧両機種ありますが、性能は同じです。
高さは、69cm〜84cmの範囲で調整できます。
リビングでの平均的な高さは90cmほどなので、リビング向けとしては低めです。
畳や床座りの環境に向くでしょう。また、小型で取り回し重視の製品とも言えそうです。
風質の工夫は、しかしながら、従来的な5枚羽根です。
シャープの場合、いたずらに「枚数を追わず」に、自然の動物の羽根を真似たネイチャーウイングを開発・採用します。
【DCモーター扇風機の比較記事】で書いたように、1万円以上の機種ではそのようなものも見られます。
しかし、本機は単純な5枚羽根です。したがって、最近重要視される、直進風の「なめらかな風あたり」の部分では、あまり評価できません。
風量も、3段階の調節です。
ACモーター機なので、調整力は低いです。リズム風は備えます。
一方、スペックを見ると、東日本(50Hz)なら風速が3m/s、風量が51㎣/分と、本機は、他社よりかなり強力です。
西日本(60Hz)でも、風速が2.7m/s、風量が49㎣/分と、やや落ちる設計です。
電力が東日本地域の方は、高級機を含めても、風量や拡散性の部分でパワフルさを感じやすいでしょう
首振り機能も、左右のみ75度で対応です。
ただし、手動の上下角度調整については、手動で20度/21度と広い範囲に調整できるようにしています。
リモコンは、付属します。
ただ、タイマーと風量切替だけで、首振り機能はないです。
したがって、本体後部に、「首振りつまみ」がある古風なデザインになります。
タイマーは、入・切タイマー双方が搭載です。ただし、リモコンでの首振り操作の切替はできません。
一方、他社機と比べると、プラズマクラスター7000の搭載は一定の魅力があります。
浮遊カビ菌などに作用することが謳われますが、むしろ、マイナスイオンは、消臭と静電気の除去に期待ができます。
洗濯物の乾燥や、濡れた靴の乾燥、食品臭などのニオイ除去などに、扇風機を使う場合は、一定の魅力がありそうです。
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以上、シャープのPJ-3ASシリーズの紹介でした。
プラズマクラスター7000の搭載がポイントでしょう。正直、扇風機の部分は、あまり秀でた機種ではないため、この部分にどの程度の「魅力」を感じられるかが、ポイントとなりそうです。
5・三菱の扇風機の比較
つづいて、三菱電機の扇風機の比較です。
【2021年】
5・三菱 リビング扇 R30J-RA-R
6・三菱 リビング扇 R30J-RA-T
¥11,144 楽天市場 (7/1執筆時)
【2019年】
7・三菱 リビング扇 R30J-RW
¥12,980 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:5枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:3.4m/s
風量:27.3㎣/分
直進風:13M
風量調節: 3段階
高さ:67cm〜86m(低め)
静音性:19-36dB
R30J-RAは、三菱の扇風機では最も格安な製品です。
時期によって1万円を少しオーバーですが、ACモーター機なので、こちらで紹介しています。
なお、新旧両機種ありますが、性能は同じです。
高さは、67cm〜86cmの範囲で調整できます。
本機も、背が低いタイプで、座るようなリビング向けでしょう。
扇風機の羽根の直径は30cmです。小型機ですが、羽根は小径ではありません。
ただ、他社機と比べると、モーターが小さいため、収納がしやすい点もメリットがあります。
風質の工夫は、三菱も、無理に羽根の枚数を増やさない哲学があるメーカーです。
5枚羽根ながら、独特のウィングレット形状を採用します。
ただし、これは、パナソニックのような「ムラのないなめらかな直進風」を志向したものではなく、静音性を得るための工夫です。
静音性は、弱運転時で19デシベル、強運転時でも36デシベルです。
実際、ACモーター機では突出して静かと言える機種です。DCモーター機を含めても静かです。
1万円前後の予算でかんがえれば最も静かな機種でしょう。
一方、ファンガードは、扇風機の回転とは逆向きの形状になっています。
これは、「ロング気流ファンガード」という三菱オリジナルの仕組みで、風を分散させずに、力強い直進風た出す仕組みです。
「途切れのないなめらかさ」では、他社の羽根の多い機種が優れるでしょうが、「力強さ」は負けていません。
直進風の到達距離は、三菱はスペックを出していて、約13Mです。
一方、スペック的に言えば、風量自体は27㎣/分で、風速は3.4m/sです。
ようするに、直進風は力強いけれども、上下左右への拡散性は、国内他社ほどは重視しない機種です。
個人用としては良いですが、首振りを使わない前提で、広範囲に風を届けたい場合は、やや不得意です。
風量は、一方3段階の調節に止まります。
ただし、リズム風は備えます。
首振り機能も、85度の1系統のみの対応です。
手動の上下角度調整については、手動で20度/10度となります。
上方向に余裕があるため、利用しやすい機種です。
リモコンは、付属します。
ただし、リモコンでの首振り操作の切替はできません。
したがって、本体後部に「首振りツマミ」があります。
ただ、三菱電機は、モーターカバー部が薄く「格好良い」ので、デザイン的には気になりにくいでしょう。
タイマーは、入・切タイマー双方が搭載です。
おやすみ運転時に、風量を自動的に弱める機能もあります。
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以上、三菱の扇風機の紹介でした。
オフシーズンに収納する場合に、有利なコンパクト機です。また、コンパクト機としては、「ロング気流ファンガード」などの効能で、力強い直進風も犠牲になってない点が魅力でしょう。
また、ACモーター機では唯一、静音性が強調できる製品です。特に寝室には向く機種の1つでしょう。
一方、風の拡散性はイマイチなので、広めのリビングでは、首振り機能を使うことが前提となってくるでしょう。
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【2021年】
8・三菱 リビング扇 R30J-MA-W
¥9,600 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
なお、本機には、下位機種があります。
仕様面では、リモコンが付かない以外は同じです。
ただ、デザインがかなりシンプルで、上位機のような格好良さはないです。
6・山善の扇風機の比較
つづいて、山善の扇風機です。
山善は、有名な「ジェネリック家電メーカー」で、上場企業ですね。ホームセンターなどで見かける生活家電をたくさん作っています。
そして、大手メーカーと同等の技術の製品を、低価格で製造している会社です。
【2020年】
9・山善 YLX-EGD30(B)
10・山善 YLX-EGD30(W)
¥9,818 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:9枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:2.5m/s
風量:
直進風:
風量調節: 5段階
高さ:54cm/95cm
静音性:
YLX-EGD30は、山善の扇風機の上位モデルです。
モーターは、本機については、ACモーターではなく、DCモーター(直流)です。
この場合、静音性、風量設定、消費電力の部分で「有利」になります。
大メーカーだとDCモーターは、型落ちでも1万円前後では不可能ですが、格安機に強い山善などは、DCモーター機を出せます。
全体的なデザイン性や機能性は大手水準とは必ずしも言えませんが、基本部分の性能の期待値は高めです。
高さは、54cmと95cmに調整できます。
ちなみに、本機は、中間のジョイントポールの装着の有無で調整する方式です。
外せば、小部屋や床座りのリビングなどでも使いやすいでしょう。
風質の工夫は、本機もあります。
羽根は、9枚羽根です。
特別な名前はないですが、海藻から着想を得た「わかめブレード」といわれたら信じそうです。
一方、風速・風量のスペックは非開示です。
ここまで見たように、日本の大手家電メーカーは、扇風機については、風量と風速の測定値を公開します。
山善もだいたいのモデルで示しますが、本機は(理由不明ながら)開示がないため、現実的なパワーは不明です。信頼性に関わる情報がない部分は問題点といえます。
そのため、手持ちの風量計で実測しましたが、羽根径30cmのJIS計測基準に合致させた場合、2.5m/sあたりでした。
他機(日立・Panasonic)のデータとも付け合わしたので、ある程度正確かなと思います。
実際、羽根形状からして、風速はそこそこで、風量が多めなタイプです。山善も「ふんわりと優しい風」と形容します。
直進風の強さをあまり追わず、風を広範囲に拡散するタイプのリビング用といえるでしょう。
風速は、5段階切替対応です。
DCモーターは細かい制御がしやすいため、風速制御は基本的に細かいです。
首振り機能は、左右のみです。
リモコンは、首振り操作にも対応できるフルリモコンです。
したがて、本体も、首振りツマミがなく「格好良い」です。
さらに、本体の操作部が、通常「つまみ」がある上部にあり使いやすいです。
この方式は、バルミューダが先発ですが、はや「ジェネリック」でしょう。
タイマーも、入・切タイマーが搭載です。
静音性は、DCモーターは、静音性が高いです。
騒音値は開示されませんが、無理に風力を高めるような機種でもないですので、同じパワーのACモーター機よりは静かでしょう。
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以上、山善のYLX-EGD30の紹介でした。
1万円前後で、羽根の工夫も一定程度あり、その上で、DCモーターを採用し、フルスペックリモコン付属ですので、基本スペックは高いです。
風量・風速のデータが未公開であるなど心配な部分はありますが、実用性と安さを重視するならば、選択肢にナリでしょう。
実際、信頼性については、長年の扇風機の販売歴がある会社ですし、過度に気にする必要はないです。
【2019年発売】
11・山善 YLX-HD30-LS
12・山善 YLX-HD30-LA
¥8,280 楽天市場 (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:7枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
風速:3m/s
風量:52㎣/分
直進風:
首振り:左右のみ
風量調節: 5段階
高さ:66cm〜85cm
静音性:
YLX-HD30-も、山善の扇風機です。
先ほどの機種と同クラスの製品ですが、機能は異なります。
こちらも、ACモーターではなく、電気代が安く静音性も高いDCモーターが採用されます。
高さは、68cm〜85cmの範囲で調整できます。
ややコンパクト型ですが、リビング用として無理なく利用できます。
風質の工夫は、直進風の力強さが強調できる風質です。
7枚の羽根を2重化させた7枚羽根ツインブレードが搭載されるからです。
パナソニックの「なめらか気流7枚羽根」と方向性は同じで、拡散性は重視しない仕様です。
この部分で、先ほどの山善製品とは傾向が180度異なります。
実際、本機については、風量は52㎣/分・風速は3m/sというスペックが公開されています。
この部分は、おそらく「山善では最高」で、他社機と比べてもかなり強力です。
ただ、直進風を重視する機種は、風のムラのなさの工夫に言及があるものですが、本機は特段ないです。
風速は、5段階切替対応です。
首振り機能は、左右のみ対応です。
リモコンは、首振り操作に対応できるフルリモコンです。
また、扇風機本体の後部に「首振りツマミ」がない「スッキリデザイン」です。
なお、風量などと同じ文字盤で首振りは制御できます。
タイマーも、入・切タイマーが搭載です。
静音性は、DCモーターです。
ただ、本機は、風をパワフルに出すことを目的にした機種ですので、最大運転時の騒音は懸念材料です。
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以上、YLX-SGD30の紹介でした。
「とにかく遠くまで届く」風質なので、その部分を重視するならば選択肢でしょう。「なめらかさ」などを捨て去って、とにかく、「大風量を直進的に飛ばし」ます。
一方、DCモーターながら、パワフルに運転する場合は、羽根形状を含め、静音性は課題になる可能性が高いです。
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【2019年発売】
13・山善 YLX-SGD30(MA)
¥10,780 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:7枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:3m/s
風量:52㎣/分
直進風:
風量調節:5段階
高さ:66cm〜85cm
静音性:
なお、同じ筐体で、同じ羽根の仕組みを持つ本機の「プチ上位機」といえるのが、YLX-SGD30です。
先ほどの機種の機能にプラスアルファで、本機は、左右首振りの際、角度の調整には3段階で対応します。
それ以外は同じです。
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14・山善 YHVX-HGD30(W)
¥14,624 楽天市場 (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:7枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:3m/s
風量:52㎣/分
直進風:
風量調節: 5段階
高さ:73cm〜95cm
静音性:
一方、YHVX-HGD30も同じ羽根の仕組みを使う機種です。
高さは、本機については、73cm〜95cmの高さに調整できる、ハイポジション機です。
机中心の生活なリビングなどには向きます。
一方、温度センサーの搭載が、もう一つの違いです。
エアコンと連動させつつ、設定した温度まで下がると、運転を止めることが可能です。
逆に、室温が上昇した際に、スイッチを入れることが可能です。室温は24・26・28度で設定可能です。
このほか、風量が5段階に拡大して、ターボモードが搭載される点が大きな違いです。
ただし、この機種は、左右の首振り角度は90度固定です。
【2019年】
【ACモーター】
15・YAMAZEN YLRX-BK304(W)
¥7,500 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
風量調節: 3段階
風速:
風量:
【DCモーター】
16・YAMAZEN YLRX-BKD303(W)
¥10,979 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
風量調節:5段階
風速:3m/s
風量:41㎣/分
羽根:5枚羽根
羽根径:30cm
首振り:立体首振り機能
高さ:68cm〜87cm
静音性:
こちらは、山善の扇風機の上位機になります。
2機種ありますが、モータの種類が異なります。
むろん、風量調整力のほか、静音性や消費電力の部分で、DCモーターは値段差分の優位性があるでしょう。
高さは、68cm〜87cmの範囲で調整できます。
やや低身長ですが、リビング向けとして十分です。
風質の工夫は、特にないです。羽根も、伝統的な5枚羽根です。
風速は、DCモーター機については、5段階切替対応です。
リズム風にも対応しますが、特段、計算された風ではありません。
スペック的に言えば、DCモーター搭載機は後悔されていて、風量は41㎣/分・風速は3m/sです。
だいたいリビング用の平均値です。西日本(60Hz)の場合もほぼ同じです。
首振り機能は、この機種の「売り」といえる部分です。
1万円以下クラスの製品では例外的に「立体首振り」できるからです。
上下と左右を合わせて、「8の字」に動くので空気のかくはん性が高いです。
エアコンの補助用として、部屋の温度の均一化を狙うならば、この機能は重要です。
本体の高さをやや低めに設計しているのも、この用途のためでしょう。
リモコンは、シンプルですが、首振り操作に対応できるフルリモコンです。
したがって、、本体上部に「首振りツマミ」がなくスッキリしたデザインです。
本機の場合も、本体の首振り制御は、扇風機下部の操作ボタンで行います。
タイマーも、入・切タイマーが搭載です。
静音性は、羽根や風速などの部分で過度に冒険していないので、DCモーター機については、多少良いでしょう。
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以上、YLRX-BK304などの紹介でした。
DCモーター肝ですが、ACモーター機は、立体首振り対応機としてだいぶ安いです。
エアコンの補助用などで、温度の均一化のためのかくはん性を重要視して買うならば、実用面では選択肢になるでしょう。
ただ、羽根や風質についての工夫がない点で、面白みには欠けます。
【2020年】(一部欠品中)
【温度センサーなし】
17・YAMAZEN YLR-DGD30(W)
¥7,000 楽天市場 (7/1執筆時)
18・YAMAZEN YLX-DGD30 (W)
¥11,142 楽天市場 (7/1執筆時)
【温度センサーあり】
19・YAMAZEN YLX-DGD30
¥7,280 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:5枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:
風量:
直進風:
風量調節:4段階
高さ:66〜85cm
静音性:
こちらは、山善の扇風機の中位機種です。
いずれの製品も同社の2021年のカタログ記載で継続販売モデルです。
執筆時は在庫がないモデルもありましたが、そのうち入荷するでしょう。
なお、「温度センサーあり」と書いたモデルについては、下位機種で見たいよう安、温度に連動して、扇風機を入り切りする機能が付属です。
下位機種にもありましたが、エアコンと連動させて使うと便利です。
なお、これらの機種は、いずれも「DCモーター搭載」です。
デンキヤでも流通する製品としては、最安値でしょう。
高さは、68cm〜85cmの範囲で調整できます。
温度センサー付は、多少誤算がありますが、同じほどです。
リビング向けとして問題ないでしょう。
風質の工夫は、特にないです。羽根も、伝統的な5枚羽根です。
風量調整は、DCモーター機ですが、格安ですので4段階です。
必要十分ではあります。
なお、本機は、風速・風量のスペックは非開示です。
首振り機能は、左右のみ自動首振り対応です。
リモコンは、フルリモコンです。
タイマーも、入・切タイマーが搭載です。
静音性は、DCモーター機ですので、多少良いでしょう。
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以上、LR-DGD30などの紹介でした。
「DCモーター採用機」の格安機として、一定のプレゼンスがあります。
ただ、逆に言えば「それだけ」しか個性がないです。風量調整まで活かしきった仕様ではないものの、静音性・省電力性は評価できるため、技術的につまらないですが、お買得感は感じます。
【Amazon.co.jp限定】
【2021年】
20・山善 ALX-LD301
¥5,980 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:7枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:
風量:
直進風:
風量調節:4段階
高さ:66〜86cm
静音性:17dB-
ALX-LD301 は、山善の扇風機です。
Amazon限定モデルですが、DCモーター搭載機としては「格段に安い」です。
先述のように、消費電力・静音性・風量調整の部分でDCモーターは「扇風機向きのモーター」なので、この予算で選ぶならば、結構な魅力があります。
高さは、68cm〜86cmの範囲で調整できます。
リビング向けとしても、ワンルーム向けとしても使いやすいでしょう。
風質の工夫は、本機は、羽根の枚数は多く「7枚はね」です。
枚数が多いのは、風力を強く出すためで、「きめの細かい、心地よい風」を出せるわけではないです。
ただ、風呂上がりや、帰宅直後など「暴風のような風」に当たりたいようなニーズには叶うでしょう。
なお、本機は、風速・風量のスペックは非開示です。
ただ、この羽根径と形状ですので、風速の強さ不足で問題を感じることはないでしょう。
首振り機能は、左右のみ自動首振り対応です。
70度の範囲です。上下は、手動で40度の調整ができます。
リモコンは、首振り機能も対応のフルリモコンです。
入切タイマーほか、首振りも制御可能です。
本体の首振り機能も、ボタン制御なので、上部に首振りツマミがなく「スマート」です。
タイマーも、入・切タイマーが搭載です。
静音性は、DCモーター機ですので、多少良いでしょう。
最小運転時は17dBですし、実際、採用効果はあるでしょう。
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以上、ALX-LD301 の紹介でした。
DCモーター搭載機としては、とびきり安いと言えます。
一方、ガードほか、台座のくり抜きや、スイッチやリモコンの外観的などに、コストカットの形跡は多く見られます。
ただ、DCモーターは、電気代を含めて優秀ですし、この値段で下手なACモーター機を選ぶよりは、だいぶ良いかと思います。
弱風(静音)ならば寝室で使えますし、強風ならば、帰宅直後に良いでしょう。
【2019年】
21・山善 YLR-BG303(CA) 【青】
22・山善 YLR-BG303(CP) 【ピンク】
¥5,680 楽天市場 (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:5枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:3m/s
風量:40㎣/分
直進風:
風量調節: 3段階
高さ:65〜85cm
静音性:
YLR-BG303は、山善の「正規ライン」では最安クラスな扇風機です。
無論、値段的に、ACモーター機です。
高さは、67cm〜85cmの範囲で調整できます。
風質の工夫は、この機種は、普通の5枚羽根です。
波打った、ややムラのある風を送る、昔ながらのプロペラタイプの扇風機です。
面白みに欠けますが、堅実な仕事は期待できる、とは言えます。
風速は、シンプルな3段階調節です。リズム風は対応です。
スペック的には、風速が3m/s、風量が40㎣/分です。
比較的安くてもパワーが出しやすいACモーター機らしいです。
首振り機能も、角度は、90度のみ対応です。
リモコンは、かなりシンプルですが、付属します。
本機も、リモコンで首振り制御ができないタイプなので、本体上部には(レトロな)凸状の首振りツマミがあるタイプです。
タイマーは、切タイマーのみ搭載です。
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以上、YLR-BG303の紹介でした。
とくに羽根についての工夫がない点で、面白みに欠けます。また、山善はわりと安い機種でも、「フルリモコン」ですが、本機は層でないのが残念な部分でしょう。
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【リモコンなし】
23・山善 YLT-C30
¥4,050 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
24・山善 AMT-KC30(W)
¥3,035 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
【リモコンあり】
25・山善 AMR-KC30(W)
¥3,918 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:5枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:3m/s
風量:40㎣/分
直進風:
風量調節: 3段階
高さ:67〜87cm
静音性:
なお、山善は「オンデマンド」のように、多数の扇風機を世に送り出しています。
30cm羽根のリビング向けモデルは、ACモーター機ならばかなりたくさんあります。
ただ、「性能」で選ぶとすると、ポイントと言える部分はあまりないですし、正直決め手に欠けるでしょう。
7・他社の格安扇風機の比較
最後に、ここまで見たメーカー以外で、例年人気があるモデルを数機種紹介します。
【2021】
26・東芝 リビング扇 TF-30AL24-W
¥5,736 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
羽根:7枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:2.3m/s
風量:38㎣/分
直進風:
風量調節: 3段階
高さ:67〜87cm
静音性:
TF-30AL24(W)は、東芝では最も安い扇風機です。
(春の)売り出し時価格としては1万円を超えますが、シーズンには1万円以下になります。
高さは、675cm〜86cmの範囲で調整できます。
リビング向けとして使える水準です。
風質の工夫は、東芝は「7枚羽根」を採用します。
パナソニックの場合と異なり、中心に風を送り込む構造はないので、(ムラは少ないものの)直進風の威力はパナソニックよりやや落ちるでしょう。
風量は、3段階の調節が可能です。
リズム風(ランダム風)も出せます。
スペック的には、風速が2.3m/s、風量が38㎣/分です。
大手製ですが、風速はあまり強い機種ではないです。風量もそこそこのレベルです。
首振り機能は、左右の自動首振りのみ対応します。
首振り角度は85で固定です。
リモコンは、付属します。
ただ、本機のフルスペックリモコンではないので、首振りの制御はできません。
他社もそうでしたが(昔ながらの扇風機のように)本体後部に凸状の首振りボッチスイッチがあります。
懐かしいですが、古くさいとも言えます。
タイマーは、入・切タイマーが搭載です。
また東芝は、それぞれのタイマーが単独なので、夜消して、朝付ける動作が同時に可能です。
ただし、リモコンでの首振り操作の切替はできません。
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以上、東芝のTF-30AL24の紹介でした。
特段「見どころ」といえる部分がないのがネックです。もう少し独自性というか、「面白み」があると良いかなという印象です。
【2020年】
【ACモーター搭載】
27・トヨトミ FS-30LR-W
¥7,999 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:ACモーター
風量: 4段階
高さ:80〜99cm
風量調節:5段階
風速:2.85m/s
風量:36㎣/分
【DCモーター搭載】
28・トヨトミ FS-D30LR-W
¥10,340 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
風量: 8段階
高さ:68〜83cm
風量調節: 5段階
風速:3.3m/s
風量:41㎣/分
羽根:7枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風量: 8段階
静音性:
FS-30LRなどは、トヨトミの扇風機です。トヨトミは名前が示すように名古屋の会社です。
石油ファンヒーターでは、国内3大メーカーの1つですが、オフシーズンは扇風機も作ります。
高さは、2機種で異なります。
ACモーター機は、80cm〜99cmの範囲で調整できる機種です。
ジェネリック家電メーカーの製品としては、珍しい「ハイポジション対応機」です。
静音モーター機は、68cm〜83cmの範囲で調整です。
風質の工夫は、いずれも、大手水準の7枚羽根のローノイズファン採用する点が見所です。
この工夫は、直進風の力強さを得るためというより、静音性を向上させるためであり、方向性としては、三菱と同じです。
スペックは、DCモーター機で、風量は41㎣/分、風速は3.3m/sと平均的です。ただ、ACモーター機(50Hz)で、風量は36㎣/分、風速は2.85m/sです。
ACモーター機については、静音性を重視するためか、スペック的に風の強さは平均より控えめにされているようです。
静音性は、ただし、三菱の扇風機が強運転時でも36デシベルであるのに対して、本機は、騒音値は非公開です。
ちなみに、形状変更前の昨年モデルは、最大47.4デシベル/48.2デシベルとの表記でした。
風速は、4段階切替対応です。
ただし、静音モーター搭載の機種は、8段階です。
首振り機能は、一方、70度の一段階と貧弱ですね。
リモコンは、付属します。
本機の場合、首振り操作はDCモーター搭載機のみ対応です。
ただ、ACモーター機でも本体の後ろに凸状の首振りツマミはなく、本体下部のボタンで制御できます。
タイマーは、入切併用のツインタイマーです。
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以上、トヨトミの扇風機の紹介でした。
比較的格安で、7枚羽根が搭載される点が魅力です。
ただ、空力的な意味での快適性については、もう少し突き詰めても良い感じがします。また、静音性の点で選ぶならば、三菱のほうが良いでしょう。
【2021】
29・TEKNOS Fの羽根 KIFI-373DC
¥7,670 楽天市場 (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:5枚羽根(特殊形状)
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:2.5m/s
風量:40㎣/分
直進風:
風量調節: 6段階
高さ:68〜87cm
静音性:48.5dB
こちらの機種は、テクノスの最上位機となるKIFI-372DCです。
格安扇風機で有名な日本企業ですが、本機もDCモーター搭載機です。
高さは、68〜87cmの範囲で調整できます。
一般的なリビング用です。
風質は、同社が「Fの羽根」と呼ぶ、ツメが2つある面白い構造です。
ただこの仕組みは、風質自体の改善というより、風を二重に送り込むことで、消費電力と静音性を高めるための仕組みです。
そのため、直進風を強調する他機種に較べると、風ムラは起こります。
風量は、6段階で調整できる仕様です。
形状的に、短距離での空気拡散性も問題なさそうです。
ただし、同社は、風量・風速のスペック未開示ですので、信頼性はイマイチです。
首振り性能は、単純な左右首振りができるだけの仕様です。
静音性は、モーターと羽根の効果で、強運転時で48.5デシベルと優秀です。
リモコンは、付属します。
山善同様、首振り操作できる「フルリモコン」であり、便利です。
タイマーは、入・切タイマーが付属です
このほか、「テクノイオン」と呼ぶ、マイナスイオン発生装置があるので、衣服のニオイとりや、静電気対策にも、一定の効果が見込めます。
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以上、テクノスのKIFI-372DCの紹介でした。
特長のある「Fの羽根」を採用する機種ですが、風質は多少現在の流行からは外れていると言えます。
本体デザインもやや実用重視で面白みという点ではイマイチでしょう。
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【2019】
【テクノイオンあり】
30・TEKNOS KII-350DC
¥6,570 楽天市場 (7/1執筆時)
【テクノイオンなし】
31・TEKNOS KI-325KDC
¥6,980 Amazon.co.jp (7/1執筆時)
モーター:DCモーター
羽根:5枚羽根
羽根径:30cm
首振り:左右のみ
風速:
風量:
直進風:
風量調節: 6段階
直進風
高さ:68〜87cm
静音性:48.5dB
なお、テクノスからは、同じくDCモーター採用機として、以上の2機も販売されています。
ただ、従来的なオーソドックスな5枚羽根で、工夫に乏しいです。現状ではオススメできません。
次回に続く
格安の扇風機のオススメは結論的にこの機種!
というわけで、今回は比較的値頃感のある1万円以下の扇風機の紹介でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
1・直進風の強さ ★★★★★
2・風あたりの良さ ★★★★★
3・首振り機能 ★★★★★
4・静音性の良さ ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事【こちら】は、「結論編」です。
いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!について書いていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら