【今回レビューする内容】 2023年 衣類乾燥に強い!人気の除湿機と衣類乾燥除湿機の性能とおすすめ・選び方:デシカント式 ハブリッド式 コンプレッサー式の違い 冷風機・口コミ・性能ランキング
【比較する製品型番】パナソニック F-YHUX200-S F-YHVX200-S シャープ CM-L100-W CV-P120-W CV-N120-W CV-R120-W CV-N180-W CV-L180-W CV-R180-W CM-P100-W 三菱電機 SARARI MJ-M120TX-W MJ-M120VX-W MJ-P180TX-W MJ-PV250VX-W MJ-PV250VX-W コロナ CD-H1023-AE BD-H1023-AG CD-WH1823 BD-H1823 CD-WH1223 BD-H182-AG CD-H1821-TU CD-H18A(K) -AE CD-H10A(AE) どこでもクーラー CDM-1022 CDM-10A3(K) CDM-1422-W CDSC-H8023X(W) CDM-1023 CDM-F1023 CDM-F1023 CDM-1423 アイリスオーヤマ IJC-H140
今回のお題
最新の除湿機でおすすめの機種はどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年8月現在、最新の除湿機(除湿乾燥機・除湿器)の比較の2回目記事です。
1・除湿機の比較記事 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:小型の除湿機
=除湿・衣類乾燥向き(〜15畳)
2・除湿機の比較記事 (2)
2-1:中型の除湿機
=広範囲の除湿向き(15畳〜)
2-2:クール用の除湿機
=冷風の送風用
2-3:ユニークな除湿機
=一芸のあるもの
3・除湿機の比較記事 (3)
3-1:ハイブリッド加湿器
=除加湿・空気清浄ができるもの
3-2:目的別のおすすめの提案【結論】
今回も、除湿方式の違いなど、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら解説します。
2-1・リビング向けの中型除湿機
ここからは、やや大型のリビング対応の除湿機を比較します。
方式としては、大型機にデシカント式はないので、コンプレッサー式とハイブリッド式の紹介になります。
1・コンプレッサー式大型除湿機
はじめに、冬場にうまく対応できない反面、省エネ性に優れるコンプレッサー式大型除湿機を比較していきます。
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なお、今回の記事でも、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2018年発売】
28・アイリスオーヤマ IJC-H140
¥31,318 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜16畳/鉄筋 〜35畳
消費電力:290W(315W)
除湿量: 12.9L/日(14L/日)
静音性:
センサー:湿度センサー
タンク容量:約3.8L
サイズ:高さ590×幅346×奥行250mm
IJC-H140 は、アイリスオーヤマのコンプレッサー式除湿機の中型機です。
適応面積は、東日本(50Hz)だと木造16畳、鉄筋35畳までです。
リビングでも余裕を持って対応できる水準です。
西日本だと木造18畳、鉄筋35畳です。これはコンプレッサ式除湿機がインバーター制御ではないためです。他社もそうです。
消費電力が10%弱増える一方、能力も10%弱増えます。損はないので、気にしなくて良いかと思います。
除湿力も、除湿量は、1日12.9Lです(西日本14L/日)。
能力としては十分です。
消費電力は、290Wです(西日本315W)。
除湿力からすると、平均程度の省エネ性でしょう。
静音性は、小型機同様に、アイリスオーヤマは情報を非開示です。
衣類乾燥機能は、搭載です。
ただし、方式的に冬場の衣類乾燥力はあまり高くなく、用途的には「不向き」です。
マイナスイオン発生機能は、本機は装備します。
ただ、特定のブランド名がなく、発生量も不明瞭で、特段の効果も記載がないです。
センサーは、湿度センサーが付属です。
湿度は40%-70%の範囲で4段階で検知可能です。乾燥対策に良いでしょう。
ただし、温湿度センサーではないので、衣類の乾き具合と連動させることはできません。
水タンクの容量は、3.8Lです。
除湿量からすると少し小さめですが、問題ないレベルです。
ただ、持ちやすさに配慮した形状ではないので、水捨てはやや面倒かと思います。
清潔性は、小型機でも書きましたが、コンプレッサー式の場合、熱交換器のカビ対策が重要です。
エアコンと同じで、使用後に熱交換器を乾かさいと、経年変化でニオイが発生することが多いからです。
ただ、本機は、内部乾燥運転に非対応です。この部分は課題といえます。
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以上、アイリスオーヤマの IJC-H140 紹介でした。
同社の小型機と比べると、湿度センサーは高度化して使い勝手は向上しました。 また、同程度の除湿力を持つハイブリッド方式よりかなり安い機種です。
仕組み上、衣類乾燥時には向かない機種ですが、除湿力もなかなか優秀なので、リビング用として、「梅雨と夏の除湿」に使うならば、選択肢になります。
ただ、基本的にパワフルなほど騒音値があがりますが、同社の製品はその部分が非公開です。大きいだけに心配な部分です。
また、内部乾燥モードがないので、熱交換器がカビやすいのが欠点です。
【2023年発売】
29・シャープ CV-R120-W
¥50,899 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】
30・シャープ CV-P120-W
¥37,000 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
【2021年発売】CV-L120-W後継品
31・シャープ CV-N120-W
¥37,000 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜14畳/鉄筋 〜28畳
消費電力:275W (305W)
除湿量: 11L/日(12L/日)
静音性:35-49db
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約3.1L
サイズ:高さ565×幅360×奥行260mm
CV-R120は、シャープのコンプレッサー式の除湿機のリビング向けの中型機です。
こちらも、過年度モデルが併売中です。
型番のみの変更ですので、値段で決めて良いでしょう。
適応面積は、東日本(50Hz)だと木造14畳、鉄筋28畳まで対応可能です。
リビング用の大きめモデルと言えます。
コンプレッサ式ですから、西日本(60Hz)だと15畳〜30畳です。
除湿力は、1日11リットルです。
この点では、パナソニックの中型サイズのハイブリッド式を上回り、最高性能です。
消費電力は、275Wです。
こちらについては、コンプレッサー式ながら、パナソニックのハイブリッド式に及ばない水準です。
静音性は、弱運転時は割と静かです。
しかし、総合的には、ハイブリッド式とあまり変わらない水準でしょう。
衣類乾燥機能は、2キロで約100分です。
ダブルファン搭載で、このタイプでは送風範囲は広めです。
ここまでの装備を保つご家庭も希かも知れませんが、2段干しで、横165cm×縦190cmはフォローするとの記載です。
ただし、コンプレッサー式ですから、冬の衣類乾燥除湿は、やはり不得意です。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000です。
パナソニックのナノイーと同じで、乾いた衣類については不着臭の除去、衣類乾燥時は生乾きのニオイの予防に有効です。そのほか、静電気除去や、衣服の付着臭の除去には効果が期待できます。
イオンの放出範囲は、同社によると14畳までとなります。
いずれも、基本的には風が直接あたる場所で「効果的」と言えます。
センサーは、こちらも、温湿度センサーが付属します。
一方、機能的には、「カビバリア運転」という運転モードが目立ちます。
同社の空調ではお馴染みの「コアンダ効果」を利用し風を回すことで、部屋の隅までの除湿運転を目指します。その上で、適湿(50%以下)になった後、自動でプラズマクラスター運転に切り替わります。
それで、常に「カビをバリア」するという方向です。
除湿でカビは抑えられるのは確かです。しかし、プラズマクラスター運転だから部屋中「防御できる」というより、湿度が60度以下だから「生えにくい」という部分の方が強いでしょう。
とはいえ、マイナスではないですし、プラズマクラスター運転に電気代はほとんどかからないので、「おまけ(お守り)」として問題はないです。
水タンクの容量は、3.1Lです。
これほどあれば、水捨ての頻度は減りますし、使いやすいです。
タンクの持ちやすさについても、パナソニック同様配慮があります。
【1m-10m】
タカギ 内径15mm ソフトホース
¥200〜 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
同社の下位機種同様に、内径15mmの別売ホースを買えば常時排水もできます。
清潔性は、本機は自動の内部乾燥が設定可能です。
コンプレッサー式特有の「熱交換器のカビ」の問題はありません。
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以上、シャープのCV-R120の紹介でした。
コンプレッサー式で、1日11リットルという強い除湿力を持つ製品です。
価格的には、同一水準の除湿力をもつパナソニックのハイブリッド式と「競争」になります。
ただ、シャープは(ネットでは)型落ち品が安いので、費用を優先する場合はこちらが良いでしょう。
ただし、冬場の衣類乾燥にも使うならば、コンプレッサー式のこちらの機種は非力でしょう。
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【2023年発売】
32・シャープ CV-R180-W
¥54,198 楽天市場 (8/13執筆時)
【2021年発売】
32・シャープ CV-N180-W
¥43,800 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
【2020年発売】CV-J180-W後継品
32・シャープ CV-L180-W
¥47,500 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜20畳/鉄筋 〜40畳
消費電力:325W (345W)
除湿量: 16L/日(18L/日)
静音性:36-52db
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約3.1L
サイズ:高さ665×幅359×奥行248mm
なお、シャープには、より大型のCV-N180という機種もあります。
ただし、パナソニックのハイブリッド式の除湿機の最上位機と同じで、家庭用としては、相当大きいです。
また、(コンプレッサー式としては)消費電力にかんするメリット性がやや欠ける機種です。
こうした用途で選ぶならば、パナソニックのハイブリッド式か、後ほど紹介する三菱の上位機でしょうか。
【2023年発売】
33・三菱 SARARI MJ-M120VX-W
¥41,400 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】MJ-M120SX後継
34・三菱 SARARI MJ-M120TX-W
¥34,100 楽天市場 (8/13執筆時)
【2017年発売】
34・三菱 SARARI MJ-M120MX-W
¥38,384 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜14畳/鉄筋 〜28畳
消費電力:325W(385W)
除湿量: 11L/日 (12L/日)
静音性:39-47dB
センサー:3D温度センサー
タンク容量:約3.0L
サイズ:高さ534×幅360×奥行210mm
MJ-M120VXは、三菱電機のコンプレッサー式の除湿機です。
新旧両機種あります。
2023年機はケーブルが3Mと少し長めになったほかは、水タンクにメモリが付いた程度の違いです。
一方、Amazonだと かなり前の型式の機種がアウトレット販売されます。だいたいの機能は同じですが、若干消費電力が5%ほど及ばないほか、後述する機能では「ふとんサラリ」モードがないのは目立ちます。
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結論的にいえば、2022年以降の型番の製品が良いように思えます。
適応面積は、東日本(50Hz)だと木造14畳、鉄筋28畳です。
西日本(60Hz)でも15畳〜30畳です。
前回見た同社の下位機種よりも、強力な製品です。
本体サイズは、高さ534×幅360×奥行210mmです。
存在感のあるサイズですが、奥行が短いので設置面で問題ありません。
除湿量は、1日11リットルです。
サイズに相当して強力で、実用的です。
消費電力は、325Wです。
この部分に利点があるコンプレッサー式としては、やや高いです。
センサーは、同社の下位機種と同じで、3Dムーブアイセンサーを搭載します。
前方529エリアの温度状況をふまえて、ピンポイントで乾いていない洗濯物に送風されます。
部屋干しにも有利ですが、通常の除湿時、窓際などの湿気たまりを発見し、集中的に運転できるので、むしろ、除湿面で力を発揮するでしょう。
衣類乾燥機能も、とくに左右方向にパワフルにできます。
パナソニックと違って、ツインルーパーは不採用ですが、2段干ししないならば、そう変わらないでしょう。
重さとしては、同社の下位機種と同じですが、衣類は6kgまで乾燥できます。
ただ、コンプレッサー式ですから、冬の衣類乾燥は苦手です。
また、平均的な乾燥時間も示されません。
一方、「ズバッと乾燥モード」も言及に値します。
本体の「光ガイド」コントローラーで、狙いを定めて、定点的に速乾させる機能です。
大きめの機種だと、少量乾燥の効率が悪い部分があるので、こうした機能は良いかと思います。
そのほか、 「ふとんサラリモード」も注目点です。
こちらも「光ガイド」コントローラーで狙いを定めておき、布団を「さらり」とさせる機能です。
イオン発生機能は、搭載されません。
【1m-10m】
タカギ 内径15mm ソフトホース
¥200〜 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
水タンクの容量は、3Lです。
ハンドルはないですが、一般的な形状ですし、持ちはこびに不便はないです。
また、下位機種同様に、市販の15mm径のホースでの排水にも対応できます。
清潔性は、本機も、使用後の自動の内部乾燥モードを装備します。
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以上、三菱のMJ-M120VXの紹介でした。
コンプレッサー式としては「光ガイド」の搭載で、特に衣類乾燥などの使途で用途性が拡がっている点が魅力です。
ただ、仕組み上、冬場に弱くなる部分は引き続きあるため、基本的には、夏場の部屋全体の強力な除湿を望む方に向く製品です。
【2022年発売】
35・三菱 サラリ MJ-P180VX-W
¥37,326 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】
35・三菱 サラリ MJ-P180TX-W
¥54,780 楽天市場 (8/13執筆時)
【2021年発売】
36・三菱 サラリ MJ-P180SX-W
¥37,600 楽天市場 (8/13執筆時)
【2020年発売】
36・三菱 サラリ MJ-P180RX-W
¥38,763 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜19畳/鉄筋 〜39畳
消費電力:330W (390W)
除湿量: 15.5L/日(18L/日)
静音性:38-48dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約4.7L
サイズ:高さ594×幅372×奥行281mm
MJ-180TX は、三菱電機のコンプレッサー式の除湿機のハイパワー機です。
新旧3年分ありますが、基本性能は同じです。
細かく言えば2021年機以前はフィルターが旧式(銀イオン抗アレルフィルタ)で、2022年機は水位目盛がないですが、その程度です。
結論的にいえば、新旧かかわらず、値段で選んで良いでしょう。
適応面積は、東日本(50Hz)だと木造19畳、鉄筋39畳までです。
西日本(60Hz)だと、木造13畳、鉄筋45畳までです。
やはり、制御の関係ですが、10%ほどの地域差だった他社機より差は大きく、西日本では15%強力な分、15%消費電力が増えます。
地域で「損」をしているわけではないので、あまり気にしないでください。コンプレッサーだと除湿機の場合はそのような仕組みです。
ただ、いずれにしても、業務用な除湿力です。
実際、強力なので、こちらは、行きつけの温泉宿の脱衣場でも活躍していました。
本体サイズは、高さ594×幅372×奥行281mmです。
タンクが少し大きいので、サイズもやや大きめです。
除湿力は、一方、1日15.5リットルです。
パナソニックのハイブリッド式と比する水準です。
もちろん、コンプセッサー式なので、冬場には能力が落ちます。
センサーは、一方、注意点です。
本機は、同社の「売り」とも言える、ムーブアイセンサーが不採用です。
衣類乾燥機は、したがって、6kgまで対応ではありますが、冬場を苦手とするほか、ピンポイントの乾きムラは、下位機種より生じやすいでしょう。
除湿量は、1日15.5リットルです。
パナソニックやシャープの最上位機と同じ程度です。
それに比べると、値段的に少し安めなのは嬉しい部分でしょう。
消費電力は、330Wです(西日本390W)。
適応面積に比して割安です。
パナソニックのハイブリッド式に比するパフォーマンスです。優秀と言えるでしょう。
静音性は、最小38dbです。
それなりに配慮はあります。
【1m-10m】
タカギ 内径15mm ソフトホース
¥208〜 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
水タンクの容量は、4.7Lです。
水捨ての頻度は少ないでしょう。本機の場合も、ホースを使った常時排水に対応できます。
清潔性は、本機も、使用後の自動の内部乾燥モードを装備します。
なお、ホースを付けて常時排水している場合は、内部乾燥は不要です。停止させるときに行えばOKです。
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以上、三菱のMJ-180TX の紹介でした。
衣類乾燥などに使わない前提ならば、パワフルさの部分で良いかと思います。
銭湯の脱衣所など、冬場でもさほど寒くないところで、とにかく強力に除湿したい場合、わりと良い機種の1つでしょう。
ただ、強力な除湿機としては、後ほど紹介するコロナ機も魅力的ですので、比較は必要です。
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【2023年発売】
37・三菱 サラリ MJ-PV250VX-W
¥72,027 楽天市場 (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜31畳/鉄筋 〜62畳
消費電力:415W
除湿量: 24.5L/日
静音性:36-49デシベル
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約5.5L
サイズ:高さ630×幅410×奥行299mm
なお、三菱電機のコンプレッサー式の除湿機で、最もハイパワーなのは、こちらです。
本機は、東・西日本で同じ能力です。
適応畳数に比して、電気代は安い機種です。
7畳を約13分でとりきるという速度は、デンキヤでかえる機種としては、最高クラスです。
とにかく、力強いですが、これは、まちがいなく「業務用」でしょう。
タンクサイズも過度に大きいわけでないので、ホース利用が前提と思います。
家庭向けに、静音性は、「夜干しモード」でふまえられてはいますが、それならこのパワーと設置面積は余分です。
【2024年発売】CD-WH1823-K
38・コロナ CD-WH1823
¥52,745 楽天市場 (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜20畳 /鉄筋 〜40畳
消費電力:305W(355W)
除湿量: 16L/日(18L/日)
静音性:44-50dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約5.5L
サイズ:高さ657×幅378×奥行235mm
CD-WH1823(W)は、コロナが発売する、コンプレッサー式の最上位機種です。
適応面積は、木造20畳まで、鉄筋40畳までです。
他社のコンプレッサ機と同様、60Hz地域(西日本)だとおパワーが上がります(木造23畳まで、鉄筋45畳)までです、
本体サイズは、高さ657×幅378×奥行235mmです。
除湿量は、16リットル/日です(西日本は18L)。
この価格帯の製品としては、東西ともにパワーは最も高い水準です。
消費電力は、305Wです(西日本は355W)。
この適用畳数のモデルでは、三菱・シャープと比べても東日本だと特に「安め」です。
同社の場合、送風に省エネ性能の高いDCモーターを採用する工夫で、効率の良い運転を実行できているからという部分があります。
衣類乾燥機能は、2キロの洗濯物の乾燥に58分です。
少量(給食着)ならば14分とされます。
ただし、衣類乾燥時(標準運転)では、搭載される300Wのヒーターを併用する方式です。この場合の消費電力は、最大605W(西日本655W)である点には注意です。
とはいえ、除湿と送風だけで乾燥させる「エコ」モードもありますし、衣類乾燥だけを目的にせず、自動停止させず「連続除湿」で使うことも可能です。
ルーパーは、上下左右にスイングする機構です。
本機の場合、ルーパーが2種類です。結果、風質制御が巧みにできるので、「広く浅い風(ワイド)」「遠くまでとぶシャープな風(スポット)」などを作れます。
「ワイド」の場合、広い範囲の乾燥(最大240cm)が、「スポット」の場合、タオルの繊維を立ち上げふんわり感を高める効果が期待できます。
加えて、ジーンズなどの厚手を下から乾かすのに向く「上拭き」も選べます。
これらの風質は、本体のルーパーボタンでワンボタンで設定できます。
かなり「芸が細かい」です。
センサーは、普通の湿度(温湿度)センサーのみです。
三菱のムーブセンサーほどの芸はないですので、自動停止にする場合、洗濯物の乾きムラはあり得るでしょう。
つまり、全てにおいて「完璧」というわけではないです。温湿度の表示もしませんので、マシンがどのように現状(現湿度)を認識しているかは不明です。
静音性の点では、衣類乾燥時の強運転で最大55dB、除湿時で最大44dBです。
衣類乾燥時を例外とすれば、実利用時にはさほどうるさく感じないでしょう。
ただし、夜用の静音モード的なものはないです(最小40dB)。
水タンクの容量は、5.5Lです。
十分な容量です。
清潔性は、本機も内部乾燥に対応します。
また、熱交換器にカビ対策(クリアフィンコート)があるのも、ワンポイントです。
その上で、本機は、アクアドロップ洗浄Self(セルフ)として、コップ1杯の水を注入し、レバーを引くだけで、熱交換器のよごれを洗い落とす機能があります。処理後内部乾燥させます。
初めて見た仕組みです。高級エアコンも結露水で似たことをしますので、実際、効果が見込めると言えます。
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以上、コロナの BD-H182の紹介でした。
実用的に思える工夫が多く、高級機ながら良い機種に思えます。ルーパー制御もですが、とくに、アクアドロップ洗浄Selfは、コンプレッサー式の場合、絶対あった方が良いとおもいました。
ただ、寒い時期にコンプレッサー式は衣類乾燥が苦手という本質は変わらないので、使うとしてもある程度暖かい部屋でないと、ヒーターを全力で使うことになり、光熱費はかかりそうです。
本機の場合使用可能温度も5度からです。人間が寒くない程度の温度の温度でないと、本機を衣類乾燥に使うのは非効率で、不経済でしょう。
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【2024年発売】CD-WH1823-K
39・コロナ CD-WH1223
¥54,165 楽天市場 (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜14畳 /鉄筋 〜28畳
消費電力:295W(345W)
除湿量: 11L/日(12L/日)
静音性:38-45デシベル
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約5.5L
サイズ:高さ657×幅378×奥行235mm
なお、本機の適応畳数をやや狭くしたものがDC-WH1223です。
サイズは、高さ657×幅378×奥行235mmです。
上記と同じです。水タンクの量も同じなので、パワー(と静音性)が変わるだけです。
本機の場合も、西日本だと15%ほど能力が上がる代わりに、消費電力も345Wと15%ほど上がります。
基本性能は上と同じなので、良い部分もイマイチな部分も同じです。
色々な考えがあります。ただ、年中の衣類乾燥が不得意なコンプレッサ式に、ヒーターを搭載して対処する方法は、やはり、問題点も目立つように思います。
同社によると、室温10度の際の乾燥時間で、ヒーター併用で乾燥時間が40%縮まるようです。しかし、乾燥時間が短くなった分だけ、「光熱費がいくら浮く!」との説明ができないのが、この方式の欠点を示すようには感じました。
むろん、寒い時期には使わないなら、良い機種ですし、先述のように、メンテ性など、良い部分はたくさんあることは記しておきます。
【2023年発売】
40・コロナ BD-H1823-AG
¥37,730 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】CD-H1821後継
40・コロナ BD-H182-AG
¥44,794 楽天市場 (8/13執筆時)
【Amazon専用型番】
40・コロナ CD-H18A(K)
40・コロナ CD-H18A(W)
40・コロナ CD-H18A(AE)
¥44,236 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜20畳 /鉄筋 〜40畳
消費電力:280W(310W)
除湿量: 16L/日(18L/日)
静音性:39-50dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約4.5L
サイズ:高さ570×幅365×奥行202mm
BD-H1823-AGは、ヒーター乾燥機能付きの下位機種となるHシリーズの製品です。
新旧両機種ありますが、基本性能は同じです。ただし、Amazonモデルだけ、熱交換器のクリアフィンコートがないので、やや差があります。
適応面積は、木造20畳まで、鉄筋40畳までです。
西日本(60Hz)だと木造23畳・鉄筋23畳です。
本体サイズは、高さ570×幅365×奥行202mmです。
ルーパーの工夫がないので、背の高さはとくに低めで、圧迫感はないです。
上位機と比較する場合、Wのルーパーではないです。
とはいえ、上下左右にスイングはしますのでギミック面で、そう差が付くわけでもないです。送風幅もさほど変わらないでしょう。
適応面積が広いハイパワー機としては、少し小型で、設置性は良さそうです。
除湿量は、16L/日ですし、上位機と変わりません。
消費電力は、その上で280Wです(西日本310W)。
ルーパーの工夫がない部分でしょうが、光熱費の水準がかなり良いです。
冬場の衣類乾燥にヒーターを使うならば+300Wですが、先述のように、その使用法自体、本機はおすすめできないので、問題とはならないでしょう。
水タンクの容量は、4.5Lです。
上位機より少し少なめですが、十分です。
清潔性は、交換器にカビ対策(クリアフィンコート)がしっかりあります。
先述の、コップ水による熱交換器洗浄は非対応ですが、これは値段的に仕方ないです。
あとは、上位機と目に付く違いはないです。
静音性なども同じです。
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以上、コロナの BD-H1823の紹介でした。
除湿力もパワフルな上で、光熱費の水準が他社機より良いです。
もちろん、一般的な家庭用としては、サイズやパワーの面で「オーバースペック気味」です。ただ、家中まかなえる実力を持つため、複数につながるいくつかの部屋を同時に除湿したい場合などにかなりは向くでしょう。
ヒーターを利用する寒い時期の乾燥は1つ上の上位機の説明で書いたように「おすすめしにくい」ですが、冬場の衣類乾燥に使わないならば、大型機として本機は選んで良い製品に思えます。
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【2023年発売】
【上位モデル】
41・コロナ CD-H1023-AE
¥38,359 楽天市場 (8/13執筆時)
【下位モデル】
42・コロナ BD-H1023-AG
¥20,480 楽天市場 (8/13執筆時)
【Amazon専用型番】
43・コロナ CD-H10A(W)
43・コロナ CD-H10A(AE)
¥35,773 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜11畳/鉄筋 〜23畳
消費電力:195W (230W)
除湿量: 9L/日 (10L/日)
静音性:36-41dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約4.5L
サイズ:高さ570×幅365×奥行202mm
なお、コロナからは、ややパワーの劣る機種(CD-H10シリーズ)が出ています。
先ほどみた上位機と本体が同サイズで、設置性は同じです。
しかし、除湿スピードが魅力のシリーズということもありますので、選ぶならば、先ほどみた、畳数対応が広いモデルが良いかと思います。
価格差も、消費電力の差もさほどはないですから。
なお、いくつか型番があります。
CD-H1023 は、上位モデルです。
サーキュレーター機能(送風のみ)が付属する部分が違います。
ただ、ほぼ不要な機能なので、とくに上位機を選ぶ必要性はないです。
BD-H1023-AGは、サーキュレーターがない下位モデルです。
このサイズだけで言えば、値段がお得なので、最も選べる製品です。
CD-H10Aは、Amazon型番です。
先ほどの機種と同じで、カビ対策(クリアフィンコート)が不採用となります。
いずれにしても、コロナでは、1つ上でみたパワフルなほうの機種が良いかと思います。
2・ハイブリッド式大型除湿機
続いて、ハイブリッド式の大型除湿乾燥機の紹介です。
【2022年発売】
44・パナソニック F-YHVX200-S
¥(107,800) Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜19畳/鉄筋 〜38畳
消費電力:320W (340W)
除湿量: 18L/ 日 (20L/日)
静音性:44〜49dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約5.0L
サイズ:高さ662×幅378×奥行296mm
F-YHVX200は、パナソニックのハイブリッド式の除湿機の最上級機です。
同社のハイブリッド機は、小型機で書いたように現在一時出荷停止中です。売価は3月にみたものです。現在売っていますが、当時との値段差は見てください。
適応面積は、東日本(50Hz)で木造19畳、鉄筋38畳までとなります。
本体サイズは、高さ662×幅378×奥行296mmと大型です。
どちらかといえば、病院の待合室や、ホテルのリネン類などの乾燥に向く「業務用機」です。
家庭用としては、165cmの幅の洗濯物に対応し、2kgの洗濯物なら58分で乾かす力があります。
家族の4.5人分の衣類(約7kg)を、一度に乾かし切れる機種ですから、まとめ洗いで、まとめ乾燥というライフスタイルならば、本機を導入する意義はあるでしょう。
そのほかの部分は基本的に同じです。
ただし、一定の湿度(40%)で、ナノイーXを放出し続け、ファブリックのニオイ、または、カビの原因となる湿気を取り除く「まるごとモード」は本機のみに搭載です。
消費電力は、320Wです。
ただし、ハイブリッド式なので、ヒーターを利用する場合は、最大830Wになります。
下位機種で書いたように、洗濯量を見極め筒の本機はエコ運転(エコナビ)あるため、冬場ならば(まあ)良いように思えます。
乾きを見分けて、運転を止めてくれます。
水タンクの容量は、5Lと、パナソニックでは最大量です。
清潔性は、ハイブリッド式も、コンプレッサー式同様に熱交換器を持つので、使用後に乾燥させないとカビやすいです。
しかし、パナソニックも自動の内部乾燥が設定可能ですので、問題ありません。
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以上、パナソニックの F-YHVX200の紹介でした。
相当な大家族用、ないし業務用と言えます。大きさも価格も、一般家庭には少し不釣り合いと言えますので、本当に必要な人だけが、本機を選ぶべきでしょう。
静音性も、大きな分、少し不利です。
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【2023年発売】
45・アイリスオーヤマ KIJH-L160-W
¥59,800 楽天市場 (8/13執筆時)
45・アイリスオーヤマ IJH-L160-H
¥49,846 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜14畳/鉄筋 〜28畳
消費電力:260W (300W)
除湿量: 11L/ 日 (13L/日)
静音性:38dB-
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約4.5L
サイズ:高さ715×幅334×奥行300mm
なお、アイリスオーヤマからも、2023年から大きめのハイブリッド式除湿器にでました。
適応面積は、東日本(50Hz)で木造14畳、鉄筋28畳までです。
パナソニック機に比べると若干背が高いタイプですが、パワーは若干弱めです。
家庭用としては、本機もルーパーが動くなど、衣類乾燥に対する配慮があります。
消費電力は、ただ、冬場でヒーターを併用する場合、最大700W(西日本660W)です。
ここはパナソニックも同じですが、乾燥を見分けての運転調整や、停止まではしないため、タイマーを併用するのが基本的な利用法でしょう。
水タンクの容量は、4.5Lと十分です。
内部乾燥運転もしますので、清潔性も問題ないです。
一点だけ、静音性が最小運転時しか書かれない部分が気になりますが、あとは及第点以上でしょう。
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結論的にいえば、ここまでパワフルな機種が必要な方は(パナソニックの場合と同じで)限られるようには思います。
ただ、必要な場合は、値段から言っても「格安水準」ですし、先発のパナソニックもさほど「うかうかはしていられない」機種だと思いました。
あとは、節電性と静音性をどうするかでしょう。そこだけは差を感じます。
2-2・冷風特化型除湿機の比較
続いて、冷風の送風を得意とする除湿機を紹介します。
衣類乾燥などにも使えますが、基本的には「涼む」ことを目的に使うタイプの除湿機です。
廃熱ホースのない「冷風扇」とも言えます。
【2023年発売】
46・シャープ CM-R100-W
¥42,500 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】CM-L100後継機
46・シャープ CM-P100-W
¥28,100 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜11畳/鉄筋 〜23畳
消費電力:245W (290W)
除湿量: 9L/日(10L/日)
静音性:40-51dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約2.5L
サイズ:高さ575×幅315×奥行235mm
CM-R100は、シャープが「コンパクトクール」シリーズとして販売する除湿機です。
新旧両機種ありますが、性能は同じです。
部屋干しなどにも使えますが、スイング式ルーパーを採用していて、「人にあてる」ことに主眼を置いた設計の製品です。
適応面積は、東日本(50Hz)だと、和室11畳・鉄筋23畳です。
西日本だと13畳〜25畳です。10%パワフルになる代わりに、10%消費電力は増えます。
サイズは、高さ575×幅315×奥行235mmです。
キッチンや洗面所にも置けます。
除湿力は、1日で9リットルです。
これくらい強くないと涼感を感じにくいため、結構強力です。
室温差で言えば、前方に冷風(室温マイナス10度)を送ることが可能です。
消費電力は、245Wです(衣類乾燥時は250W)。
先述のように、コンプレッサー式はあまり電気代がかかりません。
衣類乾燥は、できないわけではないです。
ルーパーを絞って、送風することで、乾いた風で乾燥させることは可能です。
ただ、風向的に、家庭用の一般機と比べて効率は悪いです。また、コンプレッサー式ですし、冬場の乾燥は苦手です。
静音性は、冷風運転時、最大49dBです(最小40dB)。
(エアコンと違って)コンプレッサが内蔵なので、稼働音はしますが、これは仕組み的に仕方ないでしょう。
センサーは、温湿度センサーを装備するので、適湿に向けての自動運転は可能です。
マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000が搭載されます。
先ほども書きましたが、衣類の生乾き臭の防止や、衣服に直接風に当てることでの消臭・静電気除去ができます。
水タンクの容量は、2.5Lです。
平均的なサイズです。ハンドル付きで、水捨ては楽です。
なお、シャープについては、という、別シリーズの製品もあります。
清潔性は、やや課題です。
熱交換器のカビ対策となる専用の「内部乾燥モード」はないからです。
「弱運転+2時間タイマー」で代用できますが、少し不便ですので、改善点かと思います。
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以上、シャープのCM-R100の紹介でした。
除湿機は(熱を室外に排出しないので)部屋全体を涼しくはしませんが、前方に冷風は送れるため、「涼む」ことは可能です。
原理的に、コンプレッサー式ならば他機でもその効果はありますが、先述のように、スイング式ルーパーで、風を当てやすくしているのが、本機の「ポイント」です。
この用途に限っていえば、本機は便利かと思います。
【通常モデル】
【2023年発売】(クリアフィンコートあり)
47・コロナ どこでもクーラー CDM-1023-AS
¥28,000 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】
47・コロナ どこでもクーラー CDM-1022-AS
¥27,500 楽天市場 (8/13執筆時)
【Amazonモデル】(黒)
47・コロナ どこでもクーラー CDM-10A3(K)
¥32,077 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
【家電量販店モデル】
【2023年発売】(クリアフィンコートあり)
48・コロナ どこでもクーラー CDM-F1023-A
¥38,280 楽天市場 (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜11畳/鉄筋 〜23畳
消費電力:185W (200W)
除湿量: 9L/日 (10L/日)
静音性:42dB-48dB
センサー:
タンク容量:約5.8L
サイズ:高さ600×幅250×奥行386mm
CDM-1022は、コロナが「どこでもクーラー」として販売する除湿機です。
複数の機種があります。
このうち「家電量販店モデル」のみ、除菌シートのおまけがあります。また、「クリアフィンコートあり」と書いた機種だけ、後述する特別な熱交換器コートがなされます。
こちらを選ぶのが良いかと思います。
サイズは、高さ600×幅250×奥行386mmです。
本機も、コンプレッサーを利用して、前方に冷風(室温マイナス10度)を届ける方式です。
シャープ同様にスイング式ルーパーを採用ですが、ルーパーの位置から言えば、シャープと違って、「座って涼む」ような使い方に適すると言えます。
一方、本機については、廃熱用の布製ダクト(95cm)が同梱されます。
その部分で「簡易的な」クーラーとして利用できます。
適応面積は、和室11畳・鉄筋23畳です。
西日本だと和室19畳・鉄筋25畳です。パワフルな分だけ消費電力が上がります。
除湿力は、1日で9リットルです。
この部分もシャープと同じです。
消費電力は、185Wです。
シャープに比べると、多少省エネです。
衣類乾燥は、対応です。
本機については、スイング式ルーパーだと衣服に届かないので、上に専用のランドリールーパーが別にあります。
冷風の送風と同時に乾燥はできないのですが、洗濯物2kg相当を99分(60Hz)という、そこそこなスペックをだします。
ただ、コンプレッサー式で、このデータも室温20度時の時間ですから、冬場の乾燥は苦手です。
静音性は、除湿運転時、最大42dBです。
このタイプでは静かと言えます。
センサーは、一方、温湿度センサーが未装備です。
適湿になったら、自分で調節する必要があります。
マイナスイオン発生機能は、未付属です。
水タンクの容量は、満水で5.8Lです。
日中の利用ならば、2日間は水捨て不要でしょう。
清潔性は、本機も内部乾燥に対応します。
また、熱交換器にカビ対策(クリアフィンコート)があるのも、ワンポイントです。
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以上、コロナのCDM-1023の紹介でした。
価格差はありますが、廃熱用の布製ダクトを装備するほか、カビ対策や、タンクサイズの部分でライバル機より性能が良いです。
一方、自動運転機能がないので「除湿」目的だとやや物足りない部分があるのと、風向てきに、立ち仕事で直接風に当たりたい場合にやや不利な部分もありそうです。
逆に、ソファなどに座って「涼む」ことを前提に考えるならば、本機が良いかと思います。
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【2022年発売】
49・コロナ どこでもクーラー CDM-1423-W
¥34,980 楽天市場 (8/13執筆時)
【2022年発売】
49・コロナ どこでもクーラー CDM-1422-W
¥29,800 楽天市場 (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜15畳/鉄筋 〜30畳
消費電力:270W(310W)
除湿量: 12L/日 (14L/日)
静音性:46dB-49dB
センサー:
タンク容量:約5.8L
サイズ:高さ600×幅250×奥行386mm
なお、同じサイズで、パワーを増したCDM-1423というモデルがあります。
パワフルですが、冷風機としては「室温マイナス11度」なので、あまりパワーは変わりません。
基本的には「冷風」ではなく、広範囲の除湿力が必要な方が選ぶべきモデルです。なお、こちらについては、クリアフィンコートはされています。
2-3・ユニークな除湿機の比較
続いて、ユニークな機能を持つ除湿器をみていきます。
【2023年4月発売】
50・コロナ CDSC-H8023X(W)
¥36,552 楽天市場 (8/13執筆時)
適応面積:木造 〜9畳/鉄筋 〜18畳
消費電力:185W(210W)
除湿量: 7L/日(8L/日)
静音性:38-48dB
センサー:温湿度センサー
タンク容量:約3.5L
サイズ:高さ533×幅179×奥行365mm
CDSC-H8023Xは、コロナが2023年に発売する予定の除湿器です。
本機は、同社の完全な新作で、2つの家電の「ハイブリッド」である部分がユニークです。
本体のサイズは、高さ533×幅179×奥行365mmです。
少し背が高いです。
これは、写真のように「分離も可能なサーキュレーター」を搭載する、ファンとのハイブリッドだからです。
ファンを搭載の除湿器は、1回目記事でみたアイリスオーヤマが先行していました。
しかし、外せるようにしたのは、コロナのアイデアです。
ただし、ファンがバッテリー式というわけではないので、分離する場合、別に電源コードが必要です。
適応面積は、東日本だと木造9畳で、鉄筋18畳です。
西日本(60Hz)だと10畳〜20畳となります。
除湿力は、1日で7リットルです。
乾燥方式は、コンプレッサー式です。
先発のアイリスオーヤマ機は、デシカント式で冬場の乾燥が得意でした。
本機は、それが苦手なコンプレッサー式です。
そのため、補助ヒーターを利用て温風を出す仕組みがあります。
消費電力は、普通に使う分には、185Wと省エネのコンプレッサー式らしい数字です。
しかし、補助ヒーターを利用する際の消費電力は、多めの455Wです(西日本480W)。
同じ除湿力のアイリス機(デシカント式)より消費電力は低い水準です。
分離せずに利用した場合について、公開されている消費電力量(電気代)も安めなので、デシカント式より「安あがりに乾く」と言ってよいでしょう。
本機の場合、夏の除湿、梅雨時期の衣類乾燥は、補助ヒーター(ほぼ)不要なので、光熱費は安めになります。
しかし、冬場の寒い部屋で干す場合、電気代や乾燥時間は余計にかかる部分はありそうです。
その点で言えば、アイリスというより、パナソニックのハイブリッド式がライバルになるとも言えます。
分離式の利点は、風が効果的に使える点です。
外さない状態だと少量の洗濯物を、外して単体のファンとして利用すると、より多くの衣類が効果的に乾燥できます。
コードレスではないので、用意と片付けが面倒ですが、洗濯物の量で調整できるのはやはり良い部分です。
センサーは、温湿度センサー搭載です。
衣類乾燥運転時には、乾きを検知したら本体のヒーターを弱め、赤外線通信で分離したファンを自動操作し、ファンの風を強める(スイング速度を高める)運転をします。
これにより乾燥時間はより短く、電気代はより安くできます。
自宅にある扇風機を除湿機併用する場合と違って、センサーで乾いたと判断すると、ファンも除湿器も止まるので、留守中に使いやすい部分もありそうです。
自動運転機能は、センサー搭載なので対応と言えます。
タイマーは、2・4・8時間の切タイマーのみ付属します。
水タンクの容量は、3.5Lとこのサイズでは平均的です。
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以上、コロナのCDSC-H8023Xの紹介でした。
ファンが目立つので、同じくファン採用のアイリス機を比較対象にして考えました。
比較すると、冬の衣類乾燥メインならば、あまりオススメできないと言えますが、冬場を除けば、光熱費は良さそうで良い機種にも思えました。
しかし、冷静に考えると、むしろライバルは、同じく1回目記事(こちら)で見た、パナソニックのハイブリッド型の衣類乾燥機でしょう。
年間単位の光熱費は恐らく互角ですが、利用時にファンを別に設置したり、戻したりする手間がない分、そちらのほうがスマートには思えます。
その部分を含めて、最終的なオススメは記事の最後で改めて考えます。
次回に続く!
おすすめの除湿機は結論的にこの機種!
というわけで、今日は、全2回にわたって除湿機を見てきました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
3・除湿機の比較記事 (3)
3-1:ハイブリッド加湿器
=除加湿・空気清浄ができるもの
3-2:目的別のおすすめ機種の提案【結論】
部屋の除湿力 ★★★★★
衣類乾燥 ★★★★★
電気代の安さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる3回目記事【こちら】は、除湿以外の機能性を持つ、少し特殊なジャンルの除湿器をまとめてみます。
その上で「結論編」にはいります。
ここまで紹介してきた機種全体から、価格別・目的別にAtlasのオススメ機種を選定していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら !