【今回レビューする内容】 2023年 人気のスマートウォッチの性能とおすすめ・選び方:Google Fit対応ウェアラブル端末 iOS ヘルスケア 機能の違い・性能ランキング
【比較する製品型番】フィットビット Fitbit Sense 2 FB521 Versa 4 3 2 Google Pixel Watch GA03119-TW GA04123-TW GA03182-TW GA03305-TW ガーミン VENU 2 2S VENU 2 PLUS vivoactive 4 4S Venu Sq 2 Music vivomove 3S vivomove sports vivomove Trend VENU 2 PLUS VENU 2 S Instinct 2X Dual Power Instinct 2 2S Instinct 2 Dual Power Instinct Crossover Dual Power ファーウェイ HUAWEI WATCH FII GT 3 Pro GT 3 SE FIIT mini ポラール Polar Unite OPPO Watch シャオミ Xiaomi Redmi Watch 3 OSSIL GEN 6 サムスン Galaxy Watch 5 Nokia Steel HR Sport カシオ G-SQUAD PRO GSW-H1000 Zepp Health Amazfit Bip 3 Pro Amazfit GTR 4 Amazfit GTS 4 Amazfit GTS 4 mini ほか
今回のお題
性能が良いスマートウォッチのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年5月現在、最新のスマートウォッチの比較です。
Android系とiOS系スマホユーザー、両方に対応できるように書きました。
1・スマートウォッチの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Fitbit + Google〈米国〉
1-3:ガーミン 1〈米国〉
2・スマートウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
2-3:ポラール〈北欧〉
2-4:シャオミ〈中国〉
3・スマートウォッチの比較 (3)
3-1:サムスン〈韓国〉
3-2:カシオ〈日本〉
3-3:ノキア〈北欧〉
3-4:フォッシル〈米国〉
4・スマートウォッチの比較 (4)
4-1:Amazfit〈中国〉
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、メーカーごとに、その最新機種を順番に比較していきます。
Google Pixel Watchを含めて、50種類以上取りあげています。
5・アップルウォッチの比較 (3)
5-1:Apple〈米国〉
Apple Watchもフォローします。
しかし、こちらは点数が多いので、記事を完全に分けました。
お探しの方は、今回の記事ではなく【Apple Watchの比較記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
日常の健康管理 ★★★★★
野外トレーニング ★★★★★
電池の保ち ★★★★★
ファッション性 ★★★★★
アプリの豊富さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけ、以下では、いつものように各社の製品を順番に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
1-1・スマートウォッチの選び方の基本
1・日常の健康管理
:歩数・心拍数・睡眠量・階段段数
2・運動に関わる計測
:ラップタイム・心肺強度・スタミナ計測
3・情報デバイスとしての利用
:スマホ通知・電話応答・道案内
4・電子マネー
:Suica・VISAほか
具体的な比較にはいる前に、スマートウォッチの「選び方の基本」について書いておきます。
上表は、スマートウォッチが備える代表的な機能を示したものです。
ただ、「安め」の製品には、これらの機能が十分に備わらない機種が多くあります。
選ぶ際に大事な部分ですので、順番に説明していきます。
・心拍センサー
・皮膚温センサー
・皮膚電気活動(EDA)センサー
第1に、日常の健康管理の部分です。
ここは、時計に搭載される心拍センサーの質と精度が重要です。
最近は、多色LED利用で血中酸素量も計測できる、新世代の心拍センサーが標準になっています。
しかし、格安機や設計の古い機種は、未搭載の場合があります。
逆に、皮膚温センサー・EDAセンサーなど、別のセンサーを併用し、細かい健康管理ができる上位機もあります。
今回の記事では、この部分の違いをしっかり見ていきます。
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・GPSセンサー
・ジャイロセンサー
・地磁気センサー(電子コンパス)
・高度・気圧センサー
第2に、運動の計測に関わる部分です。
こちらも、各種センサーの数と精度が重要になります。
上位機の場合、だいたい上に書いたセンサーを網羅します。しかし、下位機種はそうでもないため、計測できないデータが多くなります。
例えば、高度センサーがない場合、階段の昇降や坂道の昇降がしっかり把握できず、日常生活のカロリー計算にも影響します。
とくに、GPSについては、日本上空には多国籍の衛星が飛ぶため、対応衛星数の違いで精度差が大きいです。
最近は、さらにマルチGNSS(マルチバンドGPS)の登場で、さらに精度の部分で差がでている状況です。スマートウォッチの機種間の最も大きな差の1つと言えます。
今回はこの部分にも注目して見ていきます。
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第3に、情報デバイスとしての利用に関わる部分です。
電話の通話応答をしたい場合、時計にマイク・スピーカーの搭載が必要です。
しかし、格安スマートウォッチでこれらを搭載するのは「レア」です。
音声AIを利用したい場合、マイクは「マスト」です。
しかし、この装備があっても、一部企業では、上位機では音声AIが搭載できていない場合があります。皆さんご存じだろう「世界情勢(国家間の輸出制限)」の関係です。
スマートウォッチは文字入力するのは厳しいので、「賢い」音声AIアシスタント(Google Assistant・Amazon Alexa・Apple Siri)が使えることは重要です。
ここも大きな機能差になります。
地図利用は、格安機でもGPSは普通あるので、走行経路は、たいていの機種で見えます(左図)。
しかし、外出時、地図を表示しながら道案内(音声ナビ)してもらえる機能(右図)は、上位機でないと未搭載です。
行きたい場所まで「時計に連れて行ってもらえる」モデルは(Apple製品を除けば)現状では少ないです。
結論的にいえば、Google Mapが使えるWearOS(=Googleの時計用OS)を装備する一部メーカーの上位機だけになります。
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これらも、選ぶ際には注意点になりますので、今回は詳しく見ていきます。
第4に、電子決済の部分です。
Apple Pay・Google Payが日本でメジャー化したことで、対応するスマートウォッチが多くなりました。
これらにSuicaも登録できるので、全国の主要なコンビニで「時計決済」ができる状況です。
ただ、こちらも、決済手段にかかわる「世界情勢(輸出規制)」の関係で、企業によっては上位機でも「未搭載」となる場合が多いので、注意してみていくつもりです。
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以上、スマートウォッチを選ぶ際の注意点を書いてきました。
結論的にいえば、スマートウォッチを選ぶ場合、しっかり選ばないとやりたいことができないと言えます。
そこで、今回の記事では、以上の点をフォローしながら「スマートウォッチの賢い選び方」を考えていきます。

最後に、もう一点だけ、説明してきたいことがあります。
「スマートウォッチ」に似た家電ジャンルが、ほかに「2種類」あるということです。
場合によっては、それらを選んだほうが良いという場合があります。
順番に説明しておきます。
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第1に、リストバンド型活動量計です。
現在は「スマートウォッチの廉価版」とも言えます。スマホの通知を受けられる製品が増えたからです。分けずに販売するメーカーも増えました。
活動量計は値段は「安め」で、1万円以下でも購入できます。
しかし、文字盤が小さく通知がみずらい場合が多いほか、スマホとの高度な連携(音声通話や電子決済など)には、基本未対応です。
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結論的にいえば、リストバンド型活動量計は、予算が限られる方で、日常の「健康管理」のため、歩数・睡眠量・活動量など日常生活の記録ができれば良い、という方にオススメします。
使い勝手もこの目的に最適化されており、導入費用も1万円以下からと安いです。
このブログでは別記事となりますので、そちらをご覧ください。
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第2に、GPSランニングウォッチです。
「アスリート向け」にストイックに設計されたスマートウォッチと考えてください。
本格的なマラソンやトレイルラン、トライアスロン、あるいは登山競技などに向く設計の時計と言えます。
逆に、日常的な歩数に基づくカロリー計算や睡眠量の計算などの機能がない「競技専門機」も多いです。
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結論的にいえば、こちらは一般にはあまりおすすめできません。
普通に体を動かす程度(ジョギング・サイクリング・水泳)ならば、普通のスマートウォッチでも十分です。
なお、こうした機種は、以上の記事で紹介しています。
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というわけで、「スマートウォッチ」の選び方の基本を説明しました。
以下では、冒頭に示したメーカー順に、各社のスマートウォッチをみていくことにします。
1-2・フィットビットの比較
はじめに、米国のフィットビット(Google)が発売するスマートウォッチの紹介からです。
同社は、活動量計とスマホをリンクさせた商品展開を得意としてきた企業です。自社製のスマホアプリと連動させながら、総合的な健康管理サービスを作り上げています。
なお、2021年に、同社はGoogleが買収し、同じ企業となっています。
そのため、今回は、Google Pixel Watchも同時にみていくつもりです。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2022年発売】
1・Fitbit Sense 2 FB521
¥29,520 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
シャドーグレー:FB521BKGB-FRCJK
ブルーミスト:FB521SRWT-FRCJK
ルナーホワイト:FB521BKGB-FRCJK
パネル:有機EL(1.58型)
ガラス:
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数 皮膚温ほか
スポーツ:VO2 MAX
GPS:2衛星
スマホ対応:IOS Android
電話応答:可能
音声AI:Amazon Alexa
音楽サービス連携:
電子マネー:Fitbit Pay(Suica)
アプリ追加:
道案内:
バッテリー: 6日
重さ: 約48g
デザインは、Apple製品のように、長方形に近い文字盤を採用します。
パネルは有機EL(AMOLED)です。
スクリーンの細かいスペックは未開示です。しかし、輝度を含めて品質は期待できます。
リストバンドのサイズは、S(129mm-175mm)とL(158mm-209mm)です。
両サイズとも同梱されます。
計測できるデータは、多彩です。
活動量(歩数・移動距離など)は、他社も含めて基本となるデータと言えます。
3Dモーションセンサー(ジャイロ)で、活動者が走ったのか、歩いたのかを把握して、正確なカロリーも算出します。自転車などの乗り物も、スマホのデータも利用しつつカロリー消費にデータ変更が可能です。
ただ、このセンサーは、他社の格安スマホでも基本搭載です。
むしろ、注目点は、高度・気圧センサーが搭載となる点で、こちらは「レア」です。
階段段数ほか、坂道の上昇・下降を正確に把握できます。
ここは、全てのスマートウォッチが対応できるわけではないですので、Fitbitの「ワンポイント」と言えます。
睡眠量も、こうしたセンサーを利用しながら、分析します。
寝返りの動きを計測することで、睡眠量を量るというやり方です。
この機能も、他社も含めて最近は基本装備です。
ただ、大手の場合、分析が細かくなります。
睡眠をいくつかのステージに分け、その質を計測する高度な睡眠量の計測に対応するほか、生理周期などの記録にも対応するのが、本機の良い部分です。
他社でも、サードパーティのサービスを利用して分析を高度化する場合がありますが、自社完結できる点が、Fitbitの強みです。
心拍数計も、搭載されます。
心拍数計があると、運動(歩行)による正確な消費カロリーが測定できます。
最近はほぼ全てのスマートウォッチが装備しますが、光学センサーの精度(世代)で性能がが変わってきます。こちらは、血中酸素も測れる新しい世代のものです。
一方、本機は、皮膚温センサーと皮膚電気活動(cEDA)センサーを搭載します。
皮膚温センサーは、医療機器としての「体温計」ではなく、その変動幅を管理するためのものです。各国の医療機器についての法律的な限界からでしょう。
EDAセンサーは、スマートウォッチでは、同社が初採用だったセンサーです。
皮膚の電気信号を読み取り、ストレスの度合いを計測するものです。心拍数などのデータも併用しながら、「ストレスマネジメントスコア」を、画面に表示できます。
測定は手首ではなく、手のひらにデバイスを載せての測定です。
ただ、スコアは、睡眠や他のセンサーを使ったスコアから総合的に出すので、使うのを忘れていてもスコアは算出されます。
なお、新機種からは、このストレス検知の部分の改良と、機能強化(ストレス警告やエクササイズなどへの連動の提案)があったので「ボディレスポンスセンサー」と名前を変えています。
GPS機能は、搭載です。
スマホキャリアの基地局情報を利用するA-GPS式と、衛星を利用するGPS方式とを選べます。
GPSは、米国のGPS衛星とヨーロッパのガリレオ衛星に対応します。
GPSの場合、スマホに依存せず(=スマホの電池を減らさず)に、ジョギング・自転車などの移動距離・ペースが分かります。
その代わり、時計の電池を食うので、利用時は12時間程度しか電池が保ちません。
精度は、日本のみちびきなどに非対応なので、この部分で他社機に及ばない部分もあります。対応機で解説しますが、複数同時のGPS情報を取得できるマルチGNSSにも対応しません。
とはいえ、ジョギングなどでスマホを持ち歩きたくない場合には便利でしょう。
時計に地図はだせないものの、後から、走行マップを表示することは可能です。
また、ジャイロセンサーを利用して、歩行・ジョギング・自転車・室内運動などを自動認識し、トレーニング記録もできます。
運動の種類をスマートに解析できるのが、フィットビットの良い部分です。
防水性能は、5気圧の完全防水なので、水泳にも使えます。
スマホ連携機能は、テキスト通知機能・カレンダー通知など、スマートウォッチとしての「基本」といえる部分をしっかり装備します。
電話応答も、マイクとスピーカーが内蔵なので、電話応答も可能です。
格安機には対応しない機種もありますが、本機はそうではないです。
音声AIは、スマホとリンク状態にあれば、音声AI(Amazon Alexa)が利用できます。
前モデルでは、Google Assistantも選択できました。しかし、「Google Pixel Watch 」が販売になったことで、機能面で「差」を付けたと思われます。
電子決済は、Fitbit Payに対応です。実質的にはGoogle Payです。
Suica対応になので、日本でも便利に使えます。東日本地域以外でも、オンラインでチャージすれば、コンビニなどで利用できます。
音楽再生は、「スマホの音楽機能操作」という意味では可能です。
ただ、本機に楽曲のインストールはできません。
また、前モデル(Fitbit Sense )と違って、Wi-Fi未搭載なので、定額聴き放題サービスのオフライン利用もできなくなっています。
ただ、対応はDeezerのみでしたし、Spotifyも、保存や直接の再生はできませんでしたので「惜しくはない」と思います。
Fitbit inc, Fitbit
¥0 Apple App Store
Fitbit inc, Fitbit
¥0 Google Play
純正アプリは、こちらです。
情報の同期は、Bluetooth( Bluetooth LE )を利用します。
同社の製品は世界的に認知度が高いので、ランニングアプリのRunKeeperや、自転車のStravaなど、お馴染みのサービスとの連携度も高いです。
しかし、Google純正のOS(WearOS)は不採用です。時計自体のアプリ入替は不可です。
一方、iOSやAndroidのスマホには、それぞれ純正の健康管理アプリがあります。そして多くの、スマートウォッチの場合、純正のとデータの同期がとれます。
この場合、サービスを乗り換えたとき、過去のデータを移せるというメリット性があります。
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iOS(ヘルスケアアプリ)は、しかし、現状で連携「非対応」です。
しかし、有志がそれを可能にするアプリ(Health Sync for Fitbit Lite)を用意しています(アプリ内課金あり)。同様のアプリは、ほかにも複数あります。
【ベータ版】
ヘルスコネクト(ベータ版)
¥0 Google Play
Google(Google Fit)は、2022年から対応するようになりました。
以上の純正アプリで、セキュアに同期できます。
パソコンでの利用も、可能です。
スマホで同期してウェブベースでみるという意味です。
ただ、Macについては、アプリが用意されていて同期は可能です。
ネットワークは、Bluetooth 5.0を搭載し、スマホなどと連携できます。
電池の保ちは、最長6日間です。
(低輝度での)常時画面表示に対応してこの長さなので、優秀です。
なお、これは他社機もですが、GPSを利用する場合、バッテリーを食うので最大5時間になります。GPSを長時間利用するトレーニングは、冒頭で書いたように「GPSスポーツウォッチ」のジャンルを選ぶのがが適当でしょう。
充電は、上図のようなマグネット式ケーブルを時計に添える形式です。
端子があるためワイヤレス充電ではないですが、問題ありません。
オリジナル機能は、体重のほか、食べたメニューを登録できる機能が人気です。
食べ物については、食品を検索して登録できる仕組みです。かなり正確に日々の消費カロリーを把握できます。また、睡眠サイクルの記録機能(=睡眠量計)を記録する機能も付属します。
さらに、月10ドルほどのFitbit Premiumという上位サービスがあります。
利用すれば、より細かいアドバイザー機能が利用できます。6ヶ月の無料利用権が付属しますので、試すのも良いでしょう。
体重計は、以前は純正がありましたが、現在はないです。
ただ、他社のネットワーク体重計とも連携ができます。
詳しくは【おすすめのスマホ対応体重計の比較記事】をご覧ください。
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以上、Fitbit Sense 2 の紹介でした。
評判の良い同社の「健康管理アプリ」を便利に利用できる機種です。
ただ、今回の改変で、Wi-Fiが未搭載になりました。
この部分で、同社のGoogle Pixel Watch の「事実上の下位機」となった部分はあるので、比較は必要に思えます。後ほど見ていきます。
【2022年発売】
2・Fitbit Versa 4 FB523
¥25,020 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ブラック:FB523BKBK-FRCJK
ピンクサンド:FB523RGRW-FRCJK
WFブルー:FB523SRAG-FRCJK
【2020年発売】
3・Fitbit Versa 3 FB511
¥18,800 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ネイビー:FB511GLNV-FRCJK
ブラック:FB511BKBK-FRCJK
ピンククレイ: FB511GLPK-FRCJK
オリーブ:FB511GLOL
アザミ:FB511GLGY
パネル:液晶(1.58型)
ガラス:
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数
スポーツ:
GPS:2衛星
スマホ対応:IOS Android
電話応答:可能
音声AI:Amazon Alexa
音楽サービス連携:
電子マネー:Fitbit Pay(Suica)
アプリ追加:
道案内:
バッテリー: 6日
重さ: 約45g
Fitbit Versa 4は、フィットビットの中位機です。
1つ上で見た Fitbit Sense 2から、一部の機能を省略した廉価版です。
なお、旧シリーズ(Versa 3)が残ります。
機能面では、対応するエクササイズの数以外は、新機種とほぼ同じです。
ただ、旧機はサイドボタンがなく、タッチパネルのみでの操作だったので、使い勝手の部分で、少なからず差があります。
デザインは、文字盤の形状は、Fitbit Sense 2と同じです。
バンドもエストラマー素材で、ケースを含めて外装のグレードは同じです。
パネルは、ただ、OLED(有機EL)ではなく、液晶(LCD)です。
液晶が大幅に劣るわけではない(日中の視認性は却って良い)ですが、映像美のほか、総合的には差と言えます。
リストバンドのサイズは、Sサイズ(129mm〜175mm)とLサイズ(158mm〜209mm)が用意されます。
両サイズとも同梱されます。
計測できるデータは、Fitbit Sense2と、だいたい同じです。
しかし、皮膚電気活動(zEDA)センサーが省略となります。この点で、ストレスマネジメントの精度部分でやや差はあるでしょう。
その他の部分は、上位機器と、基本部分の性能は同じです。
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以上、Fitbit Versa 4の紹介でした。
シンプルに、値段差の分、性能が限られた機種と言えます。
他社機にない「面白い機能」という部分で、EDAセンサーの未搭載は残念ですが。ただ、その部分で妥協ができるようならば、こちらも良い機種かと思います。
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【2019年発売】
4・Fitbit Versa 2 FB507
¥12,480 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
なお、さらに2世代前の旧機種になる、Fitbit Versa 2の在庫もあります。
機能面では、GPS機能が省略され、スマホ経由で基地局情報を取得するA-GPSのみとなります。
相当に陳腐化していると言えるので、値段差をふまえても選択肢にはできません。
【2022年発売】(Wi-Fi版)
5・Google Pixel Watch
¥35.000 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
黒曜石 :GA03119-TW
ヘーゼル:GA04123-TW
チョーク:GA03182-TW
チャコール:GA03305-TW
パネル:有機EL(1.2型)
ガラス:
バンド:フルオロエラストマー
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数ほか
スポーツ:VO2 MAX
GPS:4衛星
スマホ対応:IOS Android
電話応答:可能
音声AI:Google assitant
音楽サービス:YouTube Music
電子マネー:Google Pay(Suica)
アプリ追加:WearOS 3.5
道案内:対応
バッテリー: 1日
重さ: 約36g(本体のみ)
Google Pixel Watchは、フィットビット(Google)のスマートウォッチの最上位機です。
本機は、Wi-Fi+Bluetoothの構成です。
しかし、スマホのキャリアショップでは、LTE回線対応モデルも出ます。
ただ、Appleと同じ方式で、スマホとは別に回線契約料は必要ですし、スマホも常に持ち運ぶ方には、こちらで問題ありません。
デザインは、完全に円形の1.2型のOLEDディスプレイを採用します。
Fitbitにないデザインで、「Googleが好きそうな」デザインです。設計は、そちらのデザイナーでしょう。
画面は、41mmの1.2型です。Apple Watch(小さい方)に比べても、情報表示量は、そちらより少なめです。
ガラスは、割れにくいゴリラグラス5です。
堅牢性は、現在のFitbitの他機より上です。
リストバンドのサイズは、S(130 〜 170mm)とL( 165mm 〜 210mm)です。
こちらも両サイズとも同梱されます。
なお、バンドは、エストラマー素材しか、選べません。
ただ、規格対応するバンドは別売で色々用意されます(上図)。
計測できるデータは、ここまで見た、Fitbitができることは、だいたい可能です。
センサーが同じなので、活動量(歩数・移動距離・階段など)は、すべて網羅です。
睡眠量も、同じです。
エクササイズも40モードですので、差はつけていません。
スポーツ向けには、VO2 MAXの測定もしっかりできます。
先述の有料サービス(Fitbit Premium)も契約できますし、同社のキャッチコピー通りの製品です(上図)。
心拍数計は、しかし「差」があります。
心拍数計は付属です。
しかし、血中酸素の測定に非対応であるほか、皮膚温センサーと皮膚電気活動(cEDA)センサーも非搭載です。
この点で言えば、健康管理部分では「標準仕様」です。Fitbitの上位機(Senseシリーズ)のほうが、実際、専門的です。
GPS機能は、搭載です。
調査時、Fitbit側の説明では、GPS+グロナスの「2衛星」でした。ただ、Googleのほうの説明だと、上表のみちびきを除いた4衛星対応です。
割と優れます。しかし、やはり日本上空につよいみちびき非対応な部分と、複数同時のGPS情報をえられる、マルチGNSSに対応しない点で、最先端ではないと言えます。
ただ、本体価格をあげないための措置でしょうし、費用対効果が低いわけではないです。
なお、GPS情報をフルに取得し続ける場合、5時間程度の保ちです。
スマホで「移動ゲー」をやる場合、同じ理由で減っていきますが、これはスマートウォッチでも同じです。
防水性能は、50Mの完全防水なので、水泳にも使えます。
スマホ連携は、Fitbitの他機に対する、本機の「見どころ」です。
Android純正のWearOS(3.5)を装備するからです。
スマホに連動するアプリがインストールできます。例えば、GoogleMapなど、用意された時計用のアプリを、好きにインストールできます。
各種の通知や音楽操作だけでなく、道案内やスケジュール管理にも完全対応できるようになります。
道案内も、したがって、本機ならば対応水準です。
この点で、iOS計でいうApple Watchに相当する「完全なスマートウォッチ」と言えるでしょう。
Wear OS by Google
¥0 Apple App Store
Wear OS by Google
¥0 Google Play
このOSはもともと以上のアプリベースでの管理でした。ただ、WearOS3以降は、各社とも純正アプリをベースにする管理になっています(時計に使われるOSは同じ)。
iOS系のアプリもあります。ただ、一部ソフトは(ライセンス上の問題ほかで)iOSでは利用できない制限はあります。
ちなみに、FitBitの純正アプリも(同じように)利用できます。
先述のようにGoogleの純正(Google Fit)より、健康管理機能が優れます。こちらを利用するのが基本線でしょう。
電話応答は、内蔵マイクとスピーカーすので対応です。
LTEモデルでない場合も、Wi-Fiでスマホとリンクするので、同じことができます。
iOSのヘルスケアアプリは、連携に「非対応」です。
Google Fitは、むろん、対応です。
音声AIは、しっかり、Google Assistantが利用できます。
【スマート家電リモコンの比較記事】で書いたような機器を併用すれば、時計から、家電のON/OFF操作なども可能です。
電子決済は、本機はGoogle Payに対応できます。
もちろん、Suica対応です。
音楽再生も、可能です。
Wi-Fiを装備するため、本機は定額聴き放題サービスに対応できます。
Google系なのでYouTube Musicが標準です。時計への音楽の保存ができるので、オフライン中も「ギガ」を気にしなくても再生OKです。
電池の保ちは、1日間です。
Wi-Fi・GPS搭載機の製品だと、この仕様は普通です。
ただ、30分で50%まで、フル充電でも80分です。マグネット式のUSB-C充電器が同梱されます。
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以上、Google Pixel Watchの紹介でした。
Android系で、Wear OSが扱える製品は、サムソン・カシオ・FOSSILからも出ています。
しかし、純正品は「初めて」です。
この場合、将来のOSの更新について担保されるほか、スマホとの相性問題をさほど気にせず買えるのが利点でしょう。
機能面も、通知・通話はもちろん、音楽・スケジュール管理・道案内を含めて、スマートウォッチとして必要な機能は「網羅」していると言えます。
Androidユーザーは「選んで良い」製品でしょう。
ただ「健康管理アプリ」としては、搭載センサーの部分で、Fitbit(Senseシリーズ)に負ける部分はあります。
そのため、将来的、「Pixel Watch Pro」なりの上位版の登場も予想できます。ただ、Appleの場合ととちがって、WearOSは他社に開放されています。同社のスマホの場合と同じで、「上位版は他社にだしてもらう」方向性の可能性もあります。
1-3・ガーミンのVivoFitの比較
つづいて、ガーミンのスマートウォッチを紹介します。
同社は、GPS製品を専門とする米国の大企業です。
日常の健康管理に強いのが「フィットビット」とすると、ガーミンの製品は、「アスリート色」が強いといえます。
伝統的に「運動好き」にファンが多いブランドです。
【2019年発売】
【幅45mm】
6・GARMIN vivoactive 4
¥41,980 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ブラック:010-02174-17
グレー: 4 010-02174-07
パネル:液晶(1.3型)
重さ: 約50g
【幅40mm】
7・GARMIN vivoactive 4S
¥37,000 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
グレー:010-02172-07
ローズ:010-02172-37
ホワイト:010-02172-27
ブラック :010-02172-17
パネル:液晶(1.1型)
重さ: 約40g
ガラス:ゴリラガラス 3
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数 血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:4衛星
スマホ対応:IOS Android
電話応答:
音声AI:
音楽サービス:Spotify LINE Amazon Music
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:ConnectIQ
道案内:
バッテリー: 6日
vivoactive 4は、ガーミンのスマートウォッチの入門機です。
パネルサイズの違いで、vivoactive 4とvivoactive 4Sに分かれます。
いずれも同じで、ステンレススチールケースに、強度の高いゴリラグラスです。
グレードは同じです。
なお、スマートウォッチの場合、性別にかかわらず、サイズは好みでOKです。
(普通の時計と違って)文字情報の可読性が重要になるので、迷った場合は、少し大きなほうがおすすめです。
リストバンドのサイズは、外周で110-175 mmとなります。
計測できるデータは、この機種もFitbitにひけをとりません。
歩数・距離・カロリー・階段段数・睡眠量など網羅します。
そのほか、1分あたりの呼吸数も検知できます。
心拍数計も、搭載です。
本機もストレスレベルが測定できます。
また、血中酸素トラッキングは可能です。しかし、皮膚電気活動(EDA)センサーは非搭載ですので、充実度はフィットビットが上でしょう。
一方、本機は、「本格的な競技用に向くスマートウォッチ」と言えます。
心拍数計を利用したVO2Max(最大酸素摂取量)の測定に対応するからです。
VO2 maxが測定できる場合、運動強度を正確に把握できます。そのため、【GPSランニングウォッチの比較記事】で紹介したような、運動専用のスマートウォッチに専門性の面では近いと言えます。
ただ、Fitbit上位機も最近は対応するので、明確な差ではなくなってはいます。
ただ、こちらは、ANT+対応なので、自転車の計器とも連動できる点はユニークです。
スポーツ対応力は、Fitbitもそうですが、Garminも高度です。
自転車では、タイム、距離、スピード、カロリーが表示できます。
水泳では、合計距離、インターバルの距離、ペース、ストローク数、ストロークタイプなどが表示できます。
ゴルフは、4万件のデータベースからコースデータが取得できるほか、スコアやグリーンの簡易ビューなども表示されます。
スキーやスノボでも、GPSや高度計を利用しながら、正確なスピード計測ができます。
ライバルもなかなか優秀です。ただ、アプリを使う細かい分析も含めると、Fitbitはすこし「カジュアル」なので、専門性はガーミンが上回るように思えます。
ターゲット層の違いと言えますので、Fitbitとは住み分けできるとも言えます。
GPSは、内蔵です。
米国のGPS衛星ほか、GPS衛星を補完して精度を上げる日本の日本のみちびき衛星と、ロシアのグロナス衛星・ヨーロッパのガリレオ衛星にも対応する4衛星仕様です。
ただ、発売時期の関係もあり、最新のマルチGNSSには非対応です。
防水性能は、5気圧防水なので、水泳にも使えます。
ただ、どのスマートウォッチもだいたい、この水準はクリアします。
スマホ連携機能は、基本となる、着信やメッセージほかの通知機能は搭載です。
電話応答は、ただし、マイク非搭載なので、通話や音声AIとの連携は不可です。
音声AIも、同様です。
また、Wear OSには非対応なので、時計用アプリの種類は限られます。
同社の【Garmin Connect IQ】アプリ経由で、天気アプリ・音楽アプリなどは用意されますが、数は限られます。基本的には、時計のデザイン(壁紙など)が変えられる程度と考えてください。
電子決済は、Garminは、VISAと連携したGarmin Payに対応すします。
交通機関での利用についてはSuicaに対応します。
音楽再生は、楽曲のインストールが可能です。
スマホに依存なしにBluetoothで音楽を聴けます。
定額音楽サービスは、内蔵Wi-Fiで、Spotify・LINE MUSIC・Amazon Musicの楽曲を取り込み、オフライン再生できます。
対応幅の広さは特長と言えます。
Garmin Connect Mobile
¥0 iTunes Store
Garmin Connect Mobile
¥0 Google Play
操作は、上記のアプリで可能です。Android・iPhone双方とも対応します。
アプリのサンプル画像は英語表記ですが、実際は日本語化されています。
iOSのヘルスケアアプリは、データ連係に対応します。
Google Fitは、現状で、非対応です。
ただ、サードパーティアプリのHealth Sync経由で対応はできます。
いずれにしても、フィットビットと同じでメーカー純正アプリの使い勝手は良いため、連携は意識しないでも良いかと思います
ネットワークは、Bluetoothのほか、Wi-Fiも搭載します。
体重計は、Garminからの販売もあります。
2021年には日本でも正規品がました。
本機も、【スマホ対応体重計の比較記事】で紹介しています。
電池の保ちは、5日間です。
ただ、GPSをONにした場合、最長18時間となる点は注意が必要です。
音楽を利用する場合はさらに短いですが、これは、他社機も同じです。
充電はUSBケーブルを直結させる方式です。
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以上、vivoactive 4の紹介でした。FitBit Sense2がライバルでしょう。
比較する場合、アプリ部分を含めて、FitBitは「趣味の運動や日常の健康管理」に強く、Garminは「多少本格的な運動トレーニング」に強いと言えます。
その他の部分は、ほぼ互角に思えます。最終的にどちらを「おすすめ」するかは、記事の最後で改めて考えます。
【2022年発売】
【幅43mm】
【音楽再生対応】
8・GARMIN Venu Sq 2 Music
¥39,809 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ブラック:010-02700-70
アイボリー:010-02700-71
グレイ: 010-02700-72
【音楽再生非対応】
9・GARMIN Venu Sq 2
¥26,800 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
グレー: 010-02701-70
ホワイト:010-02701-71
グリーン :010-02701-72
パネル:有機EL(1.41型/)
ガラス:
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数、血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:4衛星 (マルチGNSS)
スマホ対応:IOS Android
電話応答:
音声AI:
音楽サービス:Spotify LINE Amazon Music
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:ConnectIQ
道案内:
バッテリー: 11日
重さ: 38g
Venu Sq Music 2は、上で紹介したvivoactive 4の下位機です。
複数ありますが、vivo Venu Sq Musicのみ、Wi-Fiを装備し、音楽再生に対応です。
こちらだけ、Spotify・Amazon Music・LINE Musicなどの、定額音楽サービスの操作ほか、最大500曲をBluetooth経由でダウンロードし、オフライン再生ができます。
デザインは、スクエア型です。
ディスプレイは、有機ELで、1.41インチです。
比較的大きく、有機ELですので、表示部分の品質は良いと言えます。
ただ、ベゼルはアルミで、ガラス部分の品質情報(ゴリラガラスなど)はないので、値段通りの「エントリークラス」の仕様ではあります。
その分、軽量ではありますが、ポイントというほどではないです。
1・階段段数・ピッチの記憶
2・気圧・高度の把握
3・ワークアウト動画の表示
機能面は、Suica対応の部分を含めて、上位機搭載のほぼ全ての機能は持ちます。
心拍数計も、付属です。
「第4世代工学心拍計」となり、血中酸素トラッキングに対応します。
しかし、高度計などセンサーはあまり充実せず、階段段数(昇降記録)ほか、ランニング時のピッチ計測に非対応となります。
電池の保ちは、11日間です。
GPSを利用した場合も26時間ですので、わりと長めです。
GPSは、本機も上表のBeiDouを除く4衛星仕様です。
しかし、L1波とL5波双方を捕捉できるマルチGNSS(デュアルバンドGPS マルチGNSS)です。
2021年後半頃に登場したものなので、それより前に発売した製品だと、上位機でもこれは装備しません。
マルチGNSSは、最近一部のスマホでも採用があります。
従来のL1(1176MHz帯)のほか、L5(1575MHZ帯)の周波数もフォローできます。
対応の場合、測位精度があがります。衛星としては、上記の5衛星ともL5(あるいはその互換)に対応しつつあります。
測位精度が上がる利点のほか、受信感度もあがるため、ビルの谷間などでもGPSを受信しやすいメリット性があります。
ただし、GPSよりも電池を食うので、利用時の持続時間は、20時間にはなります。
その他の部分は、上位機の機能を踏襲します。
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以上、vivo Venu Sqの紹介でした。
おそらくAppleが下位機を値下げしたための「対抗」で出た格安機です。
ただ、ジャイロセンサーの省略は、そちらと比較しても残念です。できることが限られるため、同社から選ぶならば、上位機が良いかと思います。
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【2023年発売】
10・ガーミン vivomove Trend
¥45,273 Amazon.co.jp (5/27執筆時
【2019年発売】(旧機種)
10・ガーミン vivomove 3S
¥32,500 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ピンク :010-02665-71
ゴールド:010-02665-72
シルバー:010-02665-73
ブラック :010-02665-70
パネル:モノクロ液晶
ガラス:ドーム型化学強化ガラス
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数、血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:A-GPS
スマホ対応:IOS Android
電話応答:
音声AI:
音楽サービス:
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:
道案内:
バッテリー: 5日
重さ: 43.3g
このシリーズは、文字盤がアナログなvivomove Trendというシリーズも出ています。
旧機種のvivomove 3Sも残ります。
パネル素材(OLED)ほか外装が異なりますが、主には、新機種のみ、充電時にワイヤレスQi充電に対応する点が違いです。
充電器は別売ですが、スマホ用のものなら流用可能です。
あとは大きく変わりませんが、睡眠スコアを含めてソフト面で「約4年分」の違いはあるので、選ぶならば新機種かと思います。
一方、先ほどの、vivo Venu Sqと較べる場合、こちらも加速度計・心拍数系・Suica機能など、主要機能は同じように内蔵されています。
単色の液晶パネル(バックパネル)ではありますが、データの確認も可能です。
VO2maxもとれますし、健康管理の側面では、(スマホで確認する分には)同社の上位機に匹敵します。
しかし、本機は、Wi-Fiを搭載しないので、音楽インストールができない仕様です。GPSもA-GPSのみです。
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結論的にいえば、文字盤から得られる情報量は、完全にデジタルに負けますので、どうしても抵抗がないならば、アナログの文字盤がないタイプのが良いかと思います。
個人的に、スマートウォッチは既存の時計にデザイン的に「寄せる」必要性はないと思います。「腕時計」とは、機能と設計思想が異なりますから。
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【2022年発売】
11・ガーミン vivomove sports
¥27,091 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ブラック:010-02566-40
ホワイト:010-02566-41
ココア:010-02566-42
グリーン :010-02566-43
さらに、2022年にvivomove sportsという機種も発売になっています。
ほぼ同じ形状で、機能面も似ています。
ただ、こちらは、Suica機能ほか、気圧高度計もないので、階段段数の記録ができません。
一方、本機は「水中用光学式心拍計」として、水中でも計測できる特長があります。
次にみるVENU 2と同じ仕様で、2021年発売製品あたりから、このような仕様に変わってきました。
【2021年発売】
【幅45mm】
12・GARMIN VENU 2
¥49,818 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ブルー:010-02430-60
ブラック:010-02430-61
パネル:有機EL(1.3型)
電話応答:
音声AI:
重さ: 約49g
【2022年発売】
【幅45mm】(上位最新版)
13・GARMIN VENU 2 PLUS
¥57,091 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
ブラック:010-02496-41
ホワイト:010-02496-42
グレー:010-02496-40
パネル:有機EL(1.3型)
電話応答:可能
音声AI:Alexa・Siri Google(選択)
重さ: 約49g
【2021年発売】
【幅40mm】
14・GARMIN VENU 2 S
¥46,099 Amazon.co.jp (5/27執筆時)
グラファイト: 010-02429-60
サンド:010-02429-61
ミストグレー :010-02429-62
ローズ:010-02429-63
パネル:有機EL(1.1型)
電話応答:
音声AI:
重さ: 約38.2g
ガラス:ゴリラガラス 3
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数 血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:4衛星
スマホ対応:IOS Android
音楽サービス:Spotify LINE Amazon Music
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:ConnectIQ
道案内:
バッテリー: 11日
VENU 2 (ヴェニュー 2)は、ガーミンが発売するスマートウォッチの上級機です。
2022年にVENU 2 PLUSという新機種がでています。
違いは、内蔵マイク・スピーカーが搭載される部分です。
それを利用して、電話の通話ほか、スマホ搭載の各社の人工知能(Siri、Googleアシスタント、Bixby)を呼び出すことが可能になりました。
AIを利用し音声で文字入力もできるので、メッセージなどの送信にも便利です。
PLUS以外は、メールや電話の通知のみ対応でしたので、現在的には、性能面で選ぶならばPLUSでしょう。
デザインは、下位機種と似ています。
文字盤は、1.3インチの有機EL(AMOLED)となります。2sは1.1インチです。
輝度を落とした状況での、文字盤での「常時表示」にも対応できます。
リストバンドのサイズは、135-200mmの対応幅となります。
2sは、110-175mmです。
計測できるデータは、下位機種( vivoactive 4)のできることは、可能です。
その上で、睡眠の質を100段階でスコア表示する「睡眠スコア」と、トレーニングについては、「フィットネス年齢」の表示に新対応しました。
そのほか、センサーの部分で、GPS・ジャイロ・コンパス・気圧高度計ほか、温度計と環境光センサーが新しく加わります。
後者は、「常時表示」のための節電に必要な技術です。
心拍数計は、搭載です。
VO2 maxも測れますし、血中酸素の常時測定に対応します。
なお、血中酸素の測定は、心拍数の計測にも使う背面の光学センサーを利用して、光の反射量を測定して、血中酸素量を把握するという仕組みです。
スポーツ対応力は、本機も優れます。
このグレードだと、同社の本格的な「スポーツ用(ランニング用)」との垣根があまりみられなくなります。
有機ELの表示能力を活かしての、トレーニング効果(筋力強化)した部分を、パネルで画像表示する機能など、細かい部分で面白い機能もあります。
ただ、一般向けとして言えば、下位機種とさほど機能は変わらないでしょう。
GPSは、マルチGNSSは対応しませんが、本機も4衛星仕様です。
防水性能は、50Mの完全防水なので、水泳にも使えます。
スマホ連携は、下位機種ができる通知などの機能はすべて網羅します。
先述の、ConnectIQでの(若干の)アプリ追加やカスタマイズも可能です。
音声AIは、VENU 2 PLUSのみ対応です。
選択制とはいえ、とくに、Alexa・Siri・Google Assistantとフル対応というのは珍しいです。
電話応答は、マイク・スピーカー搭載ですから、可能です。
音楽再生も、同様です。
ただ、メモリー量の増加で、保存できる楽曲は多少ですが増えます。
定額音楽サービスとの提携は特段ありません。
電池の保ちは、11日間です。
ただ、GPSをONにした場合、最長22時間です。
音楽を利用する場合、また、「常時表示」を利用するとその分短くなります。
充電はUSBケーブルを直結させる方式です。
その他、スマホアプリ対応などの部分は、下位機種と同じです。
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以上、VENU 2 の紹介でした。
「できること」について言えば、下位機種と大きくは変わらないです。機能面だけの実用性を取るならば、下位機種でも良い感じもあります。
ただ、下位機種と較べた場合、パネルがOLEDですので、視認性は上位で、値段相応のクオリティです。Apple Watchの品質に対抗できるのは、このクラスからでしょう。
ケースもステンレスですから、時計としてのグレードも上です。
次回に続く!
スマートウォッチのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、スマートウォッチを比較の1回目でした。
しかし、記事はまだまだ続きます。
2・スマートウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
2-3:ポラール〈北欧〉
2-4:シャオミ〈中国〉
3・スマートウォッチの比較 (3)
3-1:サムスン〈韓国〉
3-2:カシオ〈日本〉
3-3:ノキア〈北欧〉
3-4:フォッシル〈米国〉
4・スマートウォッチの比較 (4)
4-1:Amazfit〈中国〉
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
つづく2回目記事(こちら)では、ガーミンのInstinct 2 Dual Powerほかの残りの機種を紹介した上で、上記各社の製品を追加で紹介します。
日常の健康管理 ★★★★★
野外トレーニング ★★★★★
電池の保ち ★★★★★
ファッション性 ★★★★★
アプリの豊富さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の結論編(こちら)で、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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