【今回レビューする内容】 2024年 各社の最新スマートウォッチの性能とおすすめ・選び方:Google Fit GoogleヘルスコネクトiOSヘルスケア対応モデル:人気機能の違いとセンサー性能ランキング
【比較する製品型番】グーグル Google Pixel Watch 3 41mm GA05758-US GA05757-US 45mm GA05786-US GA05786-US Google Pixel Watch 2 Fitbit Sense 2 FB521 Fitbit Versa 4 FB523 ガーミン GARMIN VENU 3 010-02784-41 VENU 3S 010-02785-40 vivoactive 5 010-02862-40 vivomove Trend vivomove sports Instinct 2 Instinct 2S nstinct 2 Dual Power 2S Dual Power Crossover Dual Power Instinct 2X Dual Power 010-02805-22 Lily 2 Classic Active ファーウェイ HUAWEI WATCH GT 5 GT 5 Pro 46mm 41mm GT 4 HUAWEI WATCH Ultimate HUAWEI WATCH FIT 3 FIT Special Edition サムスン Galaxy Watch7 SM-L300NZ SM-L305FZ SM-L310NZ SM-L315FZ Galaxy Watch6 40mm SM-R930NZ SM-R940NZ Galaxy Watch FE SM-R861N Galaxy Watch Ultra SM-L705F カシオ G-SHOCK G-SQUAD GBD-H2000 ジー・スクワッド DW-H5600 ポラール Polar Unite 900108443 Zepp Health Amazfit Bip 5 Bip 5 Unity Amazfit Bip 3 Pro Bip 3 Amazfit Active Amazfit Active edge Amazfit Balance B0CLC3QNV6 Amazfit GTR 4 GTS 4 mini シャオミ Xiaomi Redmi Watch 4 Xiaomi Redmi Watch 5 Lite Redmi Watch 5 Active Xiaomi Watch S3 BHR7874GL BHR7874GL Xiaomi Watch S1 ASUS VivoWatch 5 HC-B05 ほか
今回のお題
性能が良いスマートウォッチのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のスマートウォッチの比較です。
ハード面では、心拍数計・GPS・センサー・パネルなどの性能を比べます。
ソフト面では、運動ほか、日常の健康管理にかかわる機能に注目して比較しました。
このほか、電子決済、音楽再生、道案内、通話対応にも注目し、日常的に使いやすい製品を探します。
Android系とiOS系スマホユーザー、両方に対応できるように書きました。
1・スマートウォッチの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Google + FitBit〈米国〉
1-3:ガーミン 1〈米国〉
2・スマートウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
3・スマートウォッチの比較 (3)
3-1:サムスン〈韓国〉
3-2:カシオ〈日本〉
3-3:ポラール〈北欧〉
4・スマートウォッチの比較 (4)
4-1:Amazfit〈中国〉
4-2:シャオミ〈中国〉
4-3:ASUS〈台湾〉
5・スマートウォッチの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、メーカーごとに、その最新機種を順番に比較していきます。
Google Pixel Watchを含めて、70種類以上取りあげています。
6・アップルウォッチの比較 (3)
6-1:Apple〈米国〉
Apple Watchも、このブログではフォローします。
しかし、こちらは点数が多いので、記事を完全に分けました。
お探しの方は、今回の記事ではなく【Apple Watchの比較記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
日常の健康管理 ★★★★★
野外トレーニング ★★★★★
電池の保ち ★★★★★
ファッション性 ★★★★★
アプリの豊富さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけ、以下では、いつものように各社の製品を順番に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
1-1・スマートウォッチの選び方の基本
1・日常の健康管理
:歩数・心拍数・睡眠量・階段段数
2・運動に関わる計測
:ラップタイム・心肺強度・スタミナ計測
3・情報デバイスとしての利用
:スマホ通知・電話応答・道案内
4・電子マネー
:Suica・VISAほか
具体的な比較にはいる前に、スマートウォッチの「選び方の基本」について書いておきます。
上表は、スマートウォッチが備える代表的な機能を示したものです。
ただ、「安め」の製品には、これらの機能が十分に備わらない機種が多くあります。
選ぶ際に大事な部分ですので、順番に説明していきます。
・心拍センサー
・皮膚温センサー
・皮膚電気活動(EDA)センサー
第1に、日常の健康管理の部分です。
ここは、時計の裏搭載される光学心拍数センサーの質と精度が重要です。
最近は、多色LED利用で血中酸素量も計測できる、新世代の心拍センサーが標準になっています。
基本的にLEDが多い(マルチパス)の方が精度は良いです。ただ、消費電力を減らすため、LEDを受けるPD(フォトダイオード)の数だけ増やしセンサー数を増やす方法も増えてきました。つまり、時計の写真だけでは判別が付きにくいと言えます。
このほか、皮膚温センサー・EDAセンサーなど、別のセンサーを併用し、細かい健康管理ができる上位機もあります。
今回の記事では、この部分の違いをしっかり見ていきます。
ーーーー
・GPSセンサー
・3軸加速度センサー (モーションセンサー)
・ジャイロセンサー
・地磁気センサー(電子コンパス)
・高度・気圧センサー
第2に、運動の計測に関わる部分です。
こちらも、各種センサーの数と精度が重要になります。
上位機の場合、だいたい上に書いたセンサーを網羅します。しかし、下位機種はそうでもないため、計測できないデータが多くなります。
例えば、高度センサーがない場合、階段の昇降や坂道の昇降がしっかり把握できず、日常生活のカロリー計算にも影響します。
とくに、GPSは、日本上空には多国籍の衛星が飛ぶため、対応衛星数の違いで精度差が大きいです。
最近は、マルチGNSS(マルチバンドGPS)の登場で、さらに精度の部分で差がでている状況です。スマートウォッチの機種間の最も大きな差の1つと言えます。
今回はこの部分にも注目して見ていきます。
ーーーー
第3に、情報デバイスとしての利用に関わる部分です。
電話の通話応答をしたい場合、時計にマイク・スピーカーの搭載が必要です。
しかし、格安スマートウォッチでこれらを搭載するのは「レア」です。
音声AIを利用したい場合、マイクは「マスト」です。
しかし、この装備があっても、一部企業では、上位機では音声AIが搭載できていない場合があります。皆さんご存じだろう「世界情勢(国家間の輸出制限)」の関係です。
スマートウォッチは文字入力するのは厳しいので、「賢い」音声AIアシスタント(Google Assistant・Amazon Alexa・Apple Siri)が使えることは重要です。
ここも大きな機能差になります。
地図利用は、格安機でもGPSは普通あるので、走行経路はたいていの機種で見えます(左図)。
しかし、外出時、地図を表示しながら道案内(音声ナビ)してもらえる機能(右図)は、上位機のみです
行きたい場所まで「時計に連れて行ってもらえる」モデルは(Apple製品を除けば)現状では少ないです。
ここも、選ぶ際には注意点になりますので、今回は詳しく見ていきます。
第4に、電子決済の部分です。
Apple Pay・Google Payが日本でメジャー化したことで、対応するスマートウォッチが多くなりました。
これらにSuicaも登録できるので、全国の主要なコンビニで「時計決済」ができる状況です。
ただ、こちらも、決済手段にかかわる「世界情勢(輸出規制)」の関係で、企業によっては上位機でも「未搭載」となる場合が多いので、注意してみていくつもりです。
ーーー
というわけで、スマートウォッチの選び方の基本を説明しました。
これらの情報を含めて、以下、各社の製品を順番にみていきます。
最後に、類似ジャンルの家電について、少し注意しておきます。
写真のようなバンド形状の「リストバンド型活動量計」にも、スマートウォッチのような機能をもつ機種があります。
1万円以下で買える製品が多く、「スマートウォッチ」の下位機とも言えます。
予算が限られる方で、日常の「健康管理」のため、歩数・睡眠量・活動量など日常生活の記録ができれば良いという方は、記事が別になります。
上の記事をご覧ください。
GPSランニングウォッチ(GPSスポーツウォッチ)も、スマートウォッチの類似製品で、同じような機能があります。
少し高めですが、本格的なマラソンやトレイルラン、トライアスロン、あるいは、サイクリング・水泳、登山競技、ゴルフなどに向く設計です。
運動の際は、スマホを持ち歩かず使う場合あるので、道(コース)案内のためにオフライン地図を時計に内蔵したり、定額音楽サービスの音楽を直接ストックし、ダウンロード再生できる機種が多いです。
アスリートの方などで「スポーツ特化型スマートウォッチ」が欲しい場合、こうしたタイプを選ぶのも良いです。
興味のある方は、上のリンク記事をご覧ください。
1-2・Googleのスマーウォッチ
というわけで、前置きが長くなりましたが、本編に入ります。
はじめに、Google Pixel Watchの紹介からです。
Android系での標準スマートウォッチとして全体の基準にしやすいので、はじめに紹介しています。
Google傘下であるフィットビット(FitBit)の製品を含めて、順番にでみていきます。
----
なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2024年発売】(Wi-Fi版)
1・Google Pixel Watch 3 41mm
¥44.500〜 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
グレー:GA05758-US
ホワイト :GA05735-US
ブラック:GA05757-US
ピンク:GA05756-US
【2024年発売】(Wi-Fi版)
2・Google Pixel Watch 3 45mm
¥54.800〜 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
グレー: GA05786-US
ホワイト :GA05736-US
ブラック:GA05785-US
【2023年発売】(Wi-Fi版)
3・Google Pixel Watch 2 41mm
¥37.800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
ホワイト :GA05031-GB
ブラック:GA05029-GB
グリーン:GA05030-GB
ブルー:GA05032-GB
パネル:有機EL(1.6型・1.77型)
ガラス:gorillaグラス 5
バンド:フルオロエラストマー
心拍数計:Google 第2世代
測定:活動量 睡眠質 階段段数 血中酸素 皮膚温ほか
スポーツ:VO2 MAX
GPS:5衛星
スマホ対応:Androidのみ
電話応答:可能
音声AI:Google assitant
音楽サービス:YouTube Music
電子マネー:Google Pay(Suicaほか)
アプリ追加:WearOS 5
道案内:対応
バッテリー:24時間
重さ: 約31g/ 37g(本体のみ)
Google Pixel Watch 3は、Googleの販売するスマートウォッチです。
現状では、FitBitとしてみても最上位機なので、最初に見ることにしました。
なお、Google Pixel Watchも、健康システムとしては、itBitアプリを利用して高度に運用していく方向性です。
同社のキャッチコピー通りの製品です。
なお、旧機種が残ります。
比較する場合、大きな違いはディスプレイ輝度です。
旧機の2倍となる最大2000ニトまで明るくなりました。
各社ともこの部分の改良が近年進んでいますが、本機もそうでした。
このほかは、41mmに加え、45mmの大きめディスプレイの展開がはじまったのを除けば、目に付く違いはないです。
---
結論的にいえば、現状の値段差ならば、新機種が良いかと思います。
あとは同じなので、同時にみていきます。
外観は、従来のFitbitにないデザインで「Googleが好きそうな」デザインです。
設計は、そちらのデザイナーでしょうスマホのキャリアショップではLTE回線対応モデルも出ますが、こちらは、Wi-Fiモデルの紹介です。
パネルは、有機EL(AMOLED)で41mm(1.6型)と45mm(1.8型)です。
小さい方は、第2世代とサイズは同じです。
ただ、パネルが新型(Actua)になったので、表示領域自体は広くなりました。
上位機は、さらに30%ほどは表示領域が広い計算です。
輝度は、先述のように2000ニトです。ライバルのApple Watch 10だと3000ニトですが、このレベルならば、日中の視認性において問題ないです。
未使用時には、低輝度(1ニト)で常時表示できるので、バッテリー消費への影響は最小限です。
ケースは、アルミニウムです。
高級機だと、ステンレススチールやチタン合金を採用する事例もありますが、この価格クラスならば、普通です。
軽量にできますし、問題ないです。
ガラスは、旧機同様に、割れにくいゴリラグラス5です。
堅牢性は、Fitbitの他機より上です。
リストバンドのサイズは、41mmは、S(130 〜 170mm)とL( 165mm 〜 210mm)です。
45mmは、S(150 〜 185mm)とL(165mm 〜 215mm)です。
両サイズとも同梱されます。
バンドは、どれも、フルオロエラストマー素材です。
ただ、規格対応するバンドは別売で交換対応です、色々用意されます(上図)。
センサーは、行動計測に関わる装備は、フル装備です。
運動計測の基本となる3軸加速度センサー(3Dモーションセンサー)は当然装備です。
その上で、スマートフォンでは搭載が限られる気圧・高度計も装備します。標高などのデータを取れるので、運動時利用したパワーなどの計測の精度が上がります。
加えて、方向を検知する電子コンパス(磁力計)と、腕の傾き(ふり)を検知できるジャイロセンサーも装備です。
---
結論的にいえば、行動計測に関わるセンサー構成はしっかりした構成です。
本機は、後ほど別に書く、心拍数計、GPSの部分を含めて、【スポーツ向けGPSスマートウォッチの比較】で紹介した「スポーツ用」と比べても遜色なセンサー仕様です。
日常生活の計測は、こうしたセンサーを活用することで高度です。
加速度センサーで、歩数・移動距離・立っている時間を正確に測れる上で、気圧・高度計を装備するので、階段の昇降段数も見れます。
したがって、相当正確に、利用したカロリーを算出できます。
スポーツ計測は、先述のように、センサー構成からして多彩です。
ランニング、サイクリング系の走行系の運動データは、後述する心拍数計や、加速度、高度センサーを利用しつつ、VO2 MAXやランニングパワーを含め、スポーツウォッチと遜色なく取れるセンサー構成です。
また、ジャイロセンサーがあるので、水泳のターンを含めて、分析できる能力があるといえます。
心拍数計は、LED5灯とPD(フォトダイオード)からなるマルチパス方式です。
スマートウォッチは、背面のLEDの光が血管にあたった反射光を、裏面のフォトダイオード(PD)が受けて計測する仕組みです。そのため、LED・PDの数が精度に影響します。
後ほど書く他社の格安機だと、LED2灯モデルが多いです。
本機の仕様だと、運動時に若干腕時計などがズレても、測定精度が担保されるため有利です。各社の上位機に相当する仕様です。
精度がある心拍数計だと、運動(歩行)による正確な消費カロリーが測定できますし、やはり有利です。
一方、本機は、血中酸素センサー、皮膚温センサーと皮膚電気活動(cEDA)センサーを搭載します。順番にみておきます。
第1に、血中酸素センサはです。
心拍数計の赤色LEDを利用して、血中の酸素飽和度を測るものです。
コロナ禍の際に注目された健康データで、最近は、どのスマートウォッチでも取れる感じに普及しています。
第2に、皮膚温センサーです。
医療機器としての「体温計」ではなく、その変動幅を管理するためのものです。各国の医療機器についての法律的な限界からでしょう。
これも、最近のスマートウォッチでは、本機に限らず搭載が増えています。
第3に、皮膚電気活動(cEDA)センサーです。
皮膚の電気信号を読み取り、ストレスの度合いを計測するためのセンサーです。
心拍数などのデータも併用しながら、「ストレスマネジメントスコア」を、画面に表示できます。
な測定は手首ではなく手のひらにデバイスを載せての測定です。 なお、スコア自体は、睡眠や他のセンサーを使ったスコアから総合的に出すので、使うのを忘れていてもスコアは算出されます。
睡眠量も、心拍数センサーなどを利用しながら分析します。
ただ、寝返りを正確に検知できるジャイロもあるので、データは正確でしょう。
なお、睡眠量・睡眠質の測定は、最近だとどのスポーツウォッチも搭載です。
ただ、Google(FitBit)はこの部分の分析が細かくできます。
睡眠をいくつかのステージに分け、その質を計測する高度な睡眠量の計測に対応するほか、生理周期などの記録にも対応するのが、本機の良い部分です。
他社でも、サードパーティのシステムを購入、搭載して分析を高度化している例がありますが、自社でシステム開発している点が、Fitbitの強みです。
GPS機能は、みちびきをふくめて5衛星対応です。
ただし、(ライバル社の)ガーミンなどに比べるとマルチGNSSに対応しない(=対応表機がない)ので、測位精度と、測位速度の部分では、さらに上があります。
この部分は、該当機でもう少し詳しく書きます。
道案内は、対応です。
以前は、ターンバイターンの案内ができるだけでした(右図)。
ただ、2023年の更新で、Googleマップをそのまま表示できる仕組みが加わりました。
ターンバイターン式のナビも、地図自体のライブ転送表示もできます。
この点で、iOS系でいうApple Watchに相当する「完全なスマートウォッチ」と言えるでしょう。
防水性能は、5気圧(50M)の完全防水なので、水泳にも使えます。
ただ、10気圧ではないので、ダイビングウォッチではないです。
なお、IP68等級の防水・防塵性も示されるようになりました。
Google Pixel Watch
¥0 Google Play
スマホ連携は、上記のアプリで設定します。
それにより、スマホに届く、各種の通知やスケジュールなどの同期設定が可能です。
また、本機は、Android純正のWearOS 5.0を装備するため、アプリを自由にインストールできます。
AndroidアプリのうちWearOS用アプリ(GoogleMapなど)が用意されているものは、自由に追加できます。
追加は、スマホでもできますし時計自体の設定操作でもできます。
Fitbit inc, Fitbit
¥0 Apple App Store
Fitbit inc, Fitbit
¥0 Google Play
純正健康アプリは、FitBitの純正アプリも利用できます。
Googleの純正(Google Fit)もありますが、健康管理機能はこちらのほうが優れます。
なお、FitBit自体はiOSでもサービスがあるので、こちらのアプリならば、iOSでもデータ確認はできます。
ただ、時計自体の設定はできないので、やはり、この時計はAndroid専用です。
電話応答は、対応です。
マイクとスピーカーが内蔵なので。
LTEモデルでない場合も、Wi-Fiでスマホとリンクするので、同じことができます。
iOSのヘルスケアアプリは、連携に非対応です。
Google Fitは、むろん、対応です。
パソコンでの利用も、Fitbitだと可能です。
スマホで同期してウェブベースでみるという意味です。
ただ、Macについては、アプリが用意されていて同期は可能です。
音声AIは、しっかり、Google Assistantが利用できます。
【スマート家電リモコンの比較記事】で書いたような機器を併用すれば、時計から、家電のON/OFF操作なども可能です。
電子決済は、本機はGoogle Payに対応できます。
もちろん、Suicaに対応です。
音楽再生も、可能です。
Wi-Fiを装備するため、本機は定額聴き放題サービスに対応できます。
Google系なのでYouTube Musicが標準です。時計への音楽の保存ができるので、オフライン中も「ギガ」を気にしなくても再生OKです。
また、WearOS用のアプリを介せばAmazon Musicも使えますし、Spotifyもいけます。
電池の保ちは、通常利用で24時間です。
今回から、バッテリーセーフモードが加わりますが、通知や、健康データの計測頻度は一部落ちる利用法です。Apple Watchもですが、1日1回充電するのが原則です。
ただ、30分で50%まで、フル充電でも60分です。マグネット式のUSB-C充電器が同梱されます。
体重計は、以前は純正がありましたが、現在はないです。
ただ、他社のネットワーク体重計とも連携ができます。
詳しくは【おすすめのスマホ対応体重計の比較記事】をご覧ください。
----
以上、Google Pixel Watch 3の紹介でした。
Android系で、Wear OSが扱える製品は、サムソン・カシオ・FOSSILからも出ていますので、そちらとの比較になるでしょう。
ただ、純正の場合、OS更新について、CPU(Soc)が対応できなくなるまでは、更新が保証されるほか、スマホとの相性問題をさほど気にせず買えるのが利点でしょう。
機能面も、通知・通話はもちろん、音楽・スケジュール管理・道案内を含めて、スマートウォッチとして必要な機能は網羅していると言えます。
センサー周りも、GPSにおいてマルチGNSSに対応しないほどで、あとは、「スマートスポーツウォッチ並」の基本装備はあるので、ここも問題ないです。
こうした部分で、Androidユーザーは「選んで良い」製品でしょう。
ーーー
なお、Google(FitBit)からは、以下のような下位機の販売があります。
順番にみておきます。
【2022年発売】
4・Fitbit Sense 2 FB521
¥29,818 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
シャドーグレー:FB521BKGB-FRCJK
ブルーミスト:FB521SRWT-FRCJK
ルナーホワイト:FB521BKGB-FRCJK
パネル:有機EL(1.58型)
ガラス:
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数 皮膚温ほか
スポーツ:VO2 MAX
GPS:2衛星
スマホ対応:IOS Android
電話応答:可能
音声AI:Amazon Alexa
音楽サービス連携:
電子マネー:Fitbit Pay(Suica)
アプリ追加:
道案内:対応
バッテリー: 6日
重さ: 約48g
第1に、Fitbit Sense 2です。
Google Pixel Watchの下位機になります。
2022年から新機種が出ていない部分で、機能差は結構見られます。
Google Pixel Watchとの主な違いを、以下、確認しておきます。
パネルは、同じく、有機EL(AMOLED)です。
1.58型ですので、41mmのGoogle Pixel Watchとそこまで変わりません。ただし、角形です。
運動計測に関わるセンサーは、腕の動きを検知するジャイロセンサーが未装備です。
水泳のターン計測ほか、(天候で)GPSが利用できない際の位置把握、睡眠量(体動)の測定などの部分で、多少差がありそうです。
心拍数計は、世代が1つ前で、精度に差があります。
LED(緑・赤発光)が5基と、PDが4基という構成ですので。
測定項目は、皮膚温・皮膚電気活動・血中酸素濃度を含めて同じです。
GPSは、米国のGPSと、欧州のガリレオのみの対応です。
GPSの補間衛星となる日本のみちびきが使えないのは、残念です。
なお、バッテリー量も少なめで、フルでGPS利用時だと12時間程度の保ちです。
そのため、スマホキャリアの基地局情報を利用するA-GPS式を選べるようにしていますが、ジョギングなどでスマホを持ち歩きたくない場合は、注意です。
なお、FitBitでも、道案内は可能ですが、地図表示はできず、矢印と文字だけのターンバイターン表示のみです。
ヘルスコネクト
¥0 Google Play
搭載OSも、相違点です。
こちらは、Wear OSを装備しません。そのため、アプリの追加インストールは不可です。
本機のスマートウォッチで撮ったデータは、スマホ上のFitBitアプリに転送し、そちらで使うというのが基本的な利用法になります。
ただ、他のAndroidアプリとのデータ共有すること自体対応です。
FitBitアプリに蓄積された健康データは、Googleが用意するヘルスコネクトアプリを経由して、他のAndroidアプリと共有できますので。
逆に、他のアプリのデータ(体重計の体重データなど)を受けとって、FitBitアプリで管理することもできます。
一方、FitBitについては、iPhone(iOS)での利用も可能です。
iOS(ヘルスケアアプリ)とも、有志のアプリ(Health Sync for Fitbit Lite)などを使えば、連携できます。
音楽再生は、大きな違いです。
本機は、Wi-Fi未搭載で、Bluetoothだけなので、Amazon Musicなどの定額音楽サービスのオフライン利用は非対応です。
楽曲のインストールもできないので、できるのは、スマホに保存した音源の再生操作だけです。
音声AIも、相違点です。
Google Assistantの呼び出しに対応しません。
スマホとリンク状態にあれば、音声AI(Amazon Alexa)は利用できます。
「Google Pixel Watch 」が販売になったことで、機能面で「差」を付けたと思われます。
あとは、Google Pixel Watchとだいたい同じです。
FeliCa(Suica)も装備します。
----
結論的にいえば、スマートウォッチ健康管理と運動測定を中心に考える場合、FitBitアプリで利用する分には、Google Pixel Watch 3とそこまで大きな差はないです。
スマートウォッチとしての機能も、スマホに届く通知を受けたり、通話したり、スケジュールなどの確認は、しっかりできます。
この程度の機能性で良いと考える場合で、「FitBitアプリは是非使ってみたい!」という場合、本機は選択肢にできるでしょう。
ただ、先述のように、新製品がでないので、センサー面などで、他社の同級機だと、もっと高性能なものもあるのはたしかです。
他社から出ているWear OS搭載機を含めて、比較はしても良いでしょう。
ーーー
【2022年発売】
5・Fitbit Versa 4 FB523
¥22,880 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
ブラック:FB523BKBK-FRCJK
ピンクサンド:FB523RGRW-FRCJK
WFブルー:FB523SRAG-FRCJK
パネル:液晶(1.58型)
ガラス:
バンド:シリコン
心拍数計:搭載
測定:活動量 睡眠質 階段段数
スポーツ:
GPS:2衛星
スマホ対応:IOS Android
電話応答:可能
音声AI:Amazon Alexa
音楽サービス連携:
電子マネー:Fitbit Pay(Suica)
アプリ追加:
道案内:
バッテリー: 6日
重さ: 約45g
第2に、Fitbit Versa 4です。
1つ上で見た Fitbit Sense 2から、さらに機能を省略した廉価版です。
文字盤の形状は、Fitbit Sense 2と同じです。
バンドもエストラマー素材で、ケースを含めて外装のグレードは同じです。
パネルは、ただ、OLED(有機EL)ではなく、液晶(LCD)です。
液晶は日中の視認性も良いので悪くないのですが、画質の部分で差があるので、利用されるのは、コスト面の理由からです。
計測できるデータは、Fitbit Sense2と、だいたい同じです。
しかし、皮膚電気活動(zEDA)センサーが省略となります。
ストレスマネジメントの精度部分でやや差はあるでしょう。
その他の部分は、上位機器と、基本部分の性能は同じです。
ーーー
結論的にいえば、シンプルに、値段差の分、性能が限られた機種と言えます。
他社機にない「面白い機能」という部分で、EDAセンサーの未搭載は残念です。そうなると、FitBitアプリにネイティブ対応できるほどしか、個性はないと言えます。
やはり、この価格クラスのライバル機との比較は必要でしょう。
1-3・ガーミンのVivoFitの比較
つづいて、ガーミンのスマートウォッチを紹介します。
同社は、GPS製品を専門とする米国の大企業です。
日常の健康管理に強いのが「フィットビット」とすると、ガーミンの製品は、「アスリート色」が強いといえます。
伝統的に「運動好き」にファンが多いブランドです。
【2023年発売】
6・GARMIN vivoactive 5
¥36,182 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
ブラック:010-02862-40
アイボリー: 010-02862-41
ブルー:010-02862-42
パープル: 010-02862-43
パネル:液晶(1.2型)
ガラス:ゴリラガラス 3
バンド:シリコン
心拍数計:garmin 第4世代
測定:活動量 睡眠質 血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:4衛星 (マルチGNSS)
スマホ対応:IOS Android
電話応答:
音声AI:
音楽サービス:Spotify LINE Amazon Music
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:ConnectIQ
道案内:対応可
バッテリー: 11日
重さ: 約36g(本体23g)
vivoactive 5は、ガーミンのスマートウォッチの入門機です。
前機種となる vivoactive 4と、小型の4Sから約4年ぶりとなるこのグレードの新機種です。
パネルは、1.2型の有機EL(AMOLED)です。
Googleとおなじラウンド形状ですが、パネルはあまり大きくはないです。
ケースは、アルミニウム(陽極酸化アルミニウム)です。
各社の入門機同様、ステンレスではなく、アルミ系です。
傷は付きやすいですが、その代わり本体は軽くできます。
実際、バンド込みでも36gですし、Google純正より軽いです。
ガラスは、ゴリラグラス 3です。
時計は(そうそう落とすこともないので)仕様としては、十分です。
リストバンドのサイズは、外周で125-190 mmとなります。
若干、手首周りが細めの方は柔軟度がないので注意してください。
バンドは、普通のシリコンバンドです。
可も不可もないです。
センサーは、行動計測に関わる装備は、電子コンパス・加速度計です。
基本的なそうびはありますが、ジャイロと気圧・高度計は未装備で、あまり充実しません。
日常生活の計測は、歩数・距離などはむろん対応です。
ただ、高度計がないので、階段段数の計測ができません。
カロリー計算も、走行距離と心拍数(外ならば+GPS)なので、上位機並みの精度はないです。
スポーツ計測は、ランニング・水泳・サイクリングほかに対応です。
ただ、ジャイロセンサーがないので、水泳のターンが測れないほか、高度計がない部分を含めて、ランニングパワー・スタミナなどの計測も対応できません。
VO2 MAXは、後述する心拍数計があるのでとれますがその程度です。
サイクリングは、ただ、ANT+対応なので、自転車の計器と連動できます。
スキーやスノボでも、GPSや高度計を利用しながら、正確なスピード計測ができます。
ゴルフも、ガーミンは強いです。
本機は、世界の4.3万件のゴルフ場のデータ(高低差情報など含む)はとれます。その上で、グリーン傾斜情報などの、課金制(月額1,180円)ですが、取るこもできます。
ただ、先述のセンサー構成などの限界で、距離や風速などを加味してクラブを推奨してくれる「バーチャルキャディ機能」などは、専門機(ゴルフウォッチ)や同社のマルチスポーツ向けの上位機と違い非対応です。
---
結論的にいえば、ガーミンは、アプリレベルで主要スポーツの対応力(分析力)はかなり高いと言えます。アプリを使う細かい分析も含めると(Fitbitはすこしカジュアルなので)、専門性はガーミンが上回るように思えます。
ただ、先述のように、本機はセンサーが弱いので、こうした部分に注目して選ぶ場合、冒頭でも書いたように、【スポーツ用スマートウォッチの比較記事】の方で見た、ガーミンの機種のほうが相当高度です。
本機は、あくまでスポーツ測定「も」できる程度の性能と考えてください。
心拍数計は、搭載です。
LEDは2灯ですが、それを受けるPD(フォトダイオード)が6チャネルの6センサー式となります。
同社の心拍数計として「第4世代」ですので、最新ではないですが、それなりの性能です。
機能的には、血中酸素トラッキングは可能です。
ただ、Google純正と比べると、皮膚温と皮膚電気活動センサーは未装備です。
睡眠量は、心拍数センサーなどを利用しながら分析します。
同社も、Google(FitBit)同様、自社の分析システムを用意できる企業です。
睡眠スコアの分析や、センサーを利用した「お昼寝検出」などユニークな機能性があります。
このほか、睡眠や日中の活動量から、(ゲームのHPのように)体のバッテリー残量を表示できるBody Battery エネルギーモニターは、同社の売りで、人気機能です。
一方、こうした機能を、より分かりやすく「カジュアル」に利用できるように、Body Battery(ボディバッテリー)という独自のスコア評価ができるのが、ガーミンの特長です。
GPSは、内蔵です。
上図の中国のBeiDouを除く4種に対応できます。
その上で、L1波とL5波双方を捕捉できるマルチGNSS(デュアルバンドGPS マルチGNSS)を装備です。マルチGNSSは、最近一部のスマホでも採用があります。
従来のL1(1176MHz帯)のほか、L5(1575MHZ帯)の周波数もフォローできます。
測位精度が上がる利点のほか、受信感度もあがるため、ビルの谷間などでもGPSを受信しやすいメリット性があります。
道案内は、純正機能だと地図表示という意味では、対応できません。
スマホアプリで作成、あるいは、有志が作ったコースを表示させ、ナビして貰う「ナビ機能」があるだけです。
しかし、先述のConnect IQ ストア(こちら)で、komootなど地図表示に対応できるアプリを利用することでの表示は可能です(上図)。
ただし、komootだと地図データは有料ですし、「オープンストリートマップ」ベースなので情報量は並です。また、地図は地域ごとの有料販売です。
そのほか、スマホ経由で汎用地図データ(GPXなど)のダウンロードができるので、このタイプの出力ができる地図アプリ(YAMAP など)や、イベント大会のコース地図など、有志が作ったデータを簡単にインストールすることも可能です
防水性能は、5気圧防水なので、水泳にも使えます。
ただ、ダイビングウォッチの水準ではないです。
スマホ連携機能は、基本となる、着信やメッセージほかの通知機能は搭載です。
Garmin Connect Mobile
¥0 Apple iTunes Store
Garmin Connect Mobile
¥0 Google Play
純正健康アプリは、以上のものです。
こちらで、スマホとの連携設定も行います。
Android・iPhone双方とも対応します。
iOS(ヘルスケアアプリ)とは、データ連係に対応します。
体重計や、スマホで取った歩数ほかの健康データは相互参照できます。
Google(ヘルスコネクトアプリ)とは、連携に非対応です。
ただ、有志アプリのHealth Sync経由で、データ連係はできます。
Wear OSは、非搭載です。
ただ、自社のConnect IQ ストア(こちら)に用意された専用アプリはインストール可能です。
電話応答は、本機は、マイク非搭載です。
通話や音声AIとの連携は不可です。Google機との違いです。
音声AIも、同様に対応できません。
電子決済は、Suicaに対応します。
そのほか、一部の銀行(PAYPAY・三菱UFJ・ソニー)ならば、VISAタッチと連携したGarmin Payに対応できます。
音楽再生は、楽曲のインストールが可能です。
スマホに依存なしにBluetoothで音楽を聴けます。
定額音楽サービスは、内蔵Wi-Fiで、Spotify・LINE MUSIC・Amazon Musicの楽曲を取り込み、オフライン再生できます。
対応幅の広さは特長と言えます。
ネットワークは、Bluetoothのほか、Wi-Fiも搭載します。
体重計は、Garminからの販売もあります。
2021年には日本でも正規品がました。
本機も、【スマホ対応体重計の比較記事】で紹介しています。
電池の保ちは、11日間です。
ただ、GPSをONにした場合、最長21時間ですのである程度実用的でしょう。ただし、マルチGNSSを利用した場合17時間、音楽も聴く場合は8時間です。
充電はUSBケーブルを直結させる方式です。
---
以上、ガーミンのvivoactive 5の紹介でした。
アプリ部分を含めて、FitBitは「趣味の運動や日常の健康管理」に強く、Garminは「多少本格的な運動トレーニング」に強いと言えます。
本機もその要素はありますが、気圧高度計とジャイロがないので、そこまで本格的ではないです。
日常生活でも運動のモチベーションにつながる階段計測、スポーツでも(GPSはあるとは言え)昇降が重要なスポーツの部分で、イマイチな部分があります。
個人的には、同社の優れたスポーツ計測機能を楽しみたい場合は、ガーミンのマルチスポーツタイプのスマートウォッチを(むしろ)しろおすすめします。
スマートウォッチとして便利な機能はありますし、その上で計測がより高度ですから。ビジネスアスリートウォッチとなる上位のfenixシリーズを含めて、以上のリンクで色々見ています。
ーーー
このほか、本機とスマートウォッチとしては同グレードですが、時計のデザインを重視する構成の製品として、以下のような展開があります。
【2023年発売】
7・ガーミン vivomove Trend
¥44,991 Amazon.co.jp (11/20執筆時
ピンク :010-02665-71
ゴールド:010-02665-72
シルバー:010-02665-73
ブラック :010-02665-70
パネル:モノクロ液晶
ガラス:ドーム型化学強化ガラス
バンド:シリコン
心拍数計:garmin 第4世代
測定:活動量 睡眠質 血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:A-GPS
スマホ対応:IOS Android
電話応答:
音声AI:
音楽サービス:
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:
道案内:
バッテリー: 5日
重さ: 43.3g
第1に、 vivomove Trendです。
アナログな腕時計の背面に、モノクロ液晶(LCD)を埋め込んだ製品です。
普通の時計にみえるので、その部分で一定の支持層があります。
なお、本機は物理ボタンがないですが、中央部がタッチパネルで、そこをタッチしての操作になります。
ケースは、普通のFRPですが、ベゼルは、ステンレススチールで、見映えにも配慮があります。
機能面は、Suica対応の部分を含めて、上位機搭載のほぼ全ての機能は持ちます。
単色の液晶パネル(バックパネル)ではありますが、通知などのデータの確認も可能です。
スポーツ計測は、ランニング、サイクリング・水泳、ジムでのワークアウトの各項目です。
ただ、パネルでの即時確認ができない仕様で、その方面の利用を重視とした製品ではないです。
計測項目も、最低減です。
VO2maxはとれますが。
心拍数計も、同じ世代です。
ただ、モニターが先述のように「モノクロ」なので、データ詳細はスマホアプリで確認することが前提の製品です。
ネットワークは、Bluetoothのみです。
Wi-Fiを搭載しないので、音楽インストールができない仕様です。
GPSも、スマホの基地局情報に依存するA-GPSのみです。
---
結論的にいえば、文字盤から得られる情報量はデジタルに負けますので、どうしても抵抗がないならば、アナログの文字盤がないタイプのが良いかと思います。
個人的に、スマートウォッチは既存の時計にデザイン的に「寄せる」必要性はないと思います。「腕時計」とは、機能と設計思想が異なりますから。
ーーー
【2022年発売】
8・ガーミン vivomove sports
¥27,091 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
ブラック:010-02566-40
ホワイト:010-02566-41
ココア:010-02566-42
グリーン :010-02566-43
パネル:モノクロ液晶
ガラス:化学強化ガラス
バンド:シリコン
心拍数計:garmin 第4世代
測定:活動量 睡眠質 血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:A-GPS
スマホ対応:IOS Android
電話応答:
音声AI:
音楽サービス:
電子マネー:
アプリ追加:
道案内:
バッテリー: 5日
重さ: 33.8g(本体19g)
第3に、vivomove sportsです。
時計の針があるタイプの下位機と言えます。
ただ、こちらは、GPSほか、Suica機能もない構成です。
名前に似合わず、他機同様に、ランニング・サイクリング・水泳を含め、同社の高度なスポーツ計測に対応できる製品ではないのが、注意点です。
【2023年発売】
【幅45mm】
9・GARMIN VENU 3
¥54,720 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
ブラック:010-02784-41
ホワイト:010-02784-40
パネル:有機EL(1.4型)
重さ: 約47g(本体30g)
【幅40mm】
10・GARMIN VENU 3S
¥55,273 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
フレンチグレー:010-02785-42
ブラック:010-02785-40
サージグレー :010-02785-41
アイボリー:010-02785-44
ピンク:010-02785-43
パネル:有機EL(1.2型)
重さ: 約40g(本体27g)
ガラス:ゴリラガラス 3
バンド:シリコン
心拍数計:Garmin 5世代
測定:活動量 睡眠質 階段段数 血中酸素
スポーツ:VO2 MAX
GPS:4衛星 (マルチGNSS)
スマホ対応:IOS Android
電話応答:可能
音声AI:Alexa・Siri Google(選択)
音楽サービス:Spotify LINE Amazon Music
電子マネー:GarminPay(SUICA)
アプリ追加:ConnectIQ
道案内:対応可
バッテリー: 21時間
VENU 3 (ヴェニュー 3)も、ガーミンが発売するスマートウォッチの中級機です。
先ほどの機種より、健康管理機能の部分が強化された上位機です。
パネルは、有機EL(AMOLED)で1.4型と、1.2型の2種類です。
いずれも、ラウンド型で、本体も薄く格好良いです。
パネル輝度は非開示ですが、Google機同様に、輝度を落とした状況での、文字盤での「常時表示」にも対応できます。
ケースは、普通の FRP(繊維強化ポリマー)ですが、ベゼルはステンレススチールです。
見た目重視で、価格相応の高級感があります。
ガラスは、本機も、ゴリラグラス3です。
実用上、問題ないです。
リストバンドのサイズは、135-200mmの対応幅です(2sは110-175mm)。
バンドは、普通にシリコン素材です。
この手の製品でバンドにこだわりたい場合、対応の交換バンドを別に買うのが普通です。
センサーは、行動計測に関わる装備は注目点です。
こちらの場合、加速度計、電子コンパス、ジャイロ、気圧高度計です。
その上で、温度計も装備されるため、測定部分では同社の「スポーツ用」に比するほど豪華です。
なお、環境光センサーも装備ですが、そちらは、節電用のものです。
日常生活の計測は、下位機種のもつ機能性に加えて、階段段数の計測が可能です。
気圧高度計が装備されるからです。
スポーツ計測は、センサーが充実するので、より高度です。
やはり、昇降が関係してくるもの(トレッキング・室内ポルダリング・クライム)などは、計測項目が増えます。
ただ、主要スポーツの計測項目はそこまで下位機に変わりません。繰り返しますが、同社でこの部分が強い機種が欲しい場合、【スポーツ向けGPSウォッチの比較】でみた、専門機が良いです。
心拍数計は、Garminの5世代光学式心拍計を搭載です。
同社の新型です。
6つのLEDと多いです。反射光を受けるPDの数は不明ですが、LEDが多いので多少の動きでもその精度が担保される本格仕様と言えます。
もちろん、VO2 maxも測れますし、血中酸素の常時測定に対応します。
GPSは、下位機と同じです。
繰り返しですが、マルチGNSSに対応し、4衛星仕様ですので、本格的です。
本機の場合、先述のように、ジャイロや高度計も搭載なので、GPSが受信できない天候や場所でも、位置情報の精度は高いでしょう。
道案内は、本機も、純正機能では地図表示ができないナビのみです。
ただ、サードパーティソフト(komoot )でこちらも有料対応できます。
防水性能は、50Mの完全防水なので、水泳にも使えます。
スマホ連携は、下位機種ができる通知などの機能はすべて網羅します。
電話応答は、本機は対応です。
マイク・スピーカー搭載で、スマホ通話に使えます。
音声AIは、対応します。
選択制とはいえAlexa・Siri・Google Assistantとフル対応というのは珍しいです。
AIを利用し音声で文字入力もできるので、メッセージなどの送信にも便利です。
音楽再生も、可能です。
ただ、メモリー量が倍の8GBなので、保存できる楽曲は増えます。
ただ、定額音楽サービスは利用できません。
電池の保ちは、14日間です。
ただ、GPSをONにした場合、最長21時間です。音楽・マルチGPSを利用する場合、本機もさらに短めになります。充電はUSBケーブルを直結させる方式です。
その他、スマホアプリ対応などの部分は、下位機種と同じです。
---
以上、ガーミンのVENU 3 の紹介でした。
充実するセンサーが「売り」の中級機です。
先述のように、スポーツ計測は主目的ではないですが、ヘルスケアデータはその恩恵で、かなり高度な処理が可能です。
普通に日常データを計測する場合も、階段計測に対応できると、運動強度や、先述の「ボディバッテリー」あるいは、カロリーがより正確に出せますし、意味はあるでしょう。
時計本体もステンレスのベゼルですし、下位機としっかりとした差はある印象です。個人的にはセンサー部分はやはりガーミンを選ぶ「キモ」なので、下位機との値段差をふまえても、選ぶならばこちらかなと思います。
次回に続く!
スマートウォッチのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、スマートウォッチの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ続きます。
2・スマートウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
3・スマートウォッチの比較 (3)
3-1:サムスン〈韓国〉
3-2:カシオ〈日本〉
3-3:ポラール〈北欧〉
4・スマートウォッチの比較 (4)
4-1:Amazfit〈中国〉
4-2:シャオミ〈中国〉
4-3:ASUS〈台湾〉
5・スマートウォッチの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
つづく2回目記事(こちら)では、ガーミンのInstinct 2 Dual Power・ガーミン Lily 2 Classicほかの残りの機種を紹介した上で、上記各社の製品を追加で紹介します。
日常の健康管理 ★★★★★
野外トレーニング ★★★★★
電池の保ち ★★★★★
ファッション性 ★★★★★
アプリの豊富さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の結論編(こちら )では、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
--
この記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ幸いです。