【今回レビューする内容】2024年 GPS内蔵マルチスポーツウォッチ・GPS搭載スマートランニングウォッチの性能とおすすめ・選び方:自転車・ジムワークアウト・水泳・ゴルフ・スキー対応:GPS 心拍数計:性能の違いの説明
【比較する製品型番】ガーミン Forerunner 165 Forerunner 165 music ForeAthlete 55 Forerunner 265 Music 265S Music Forerunner 965 Enduro 3 010-02751-21 fenix 8 Sapphire AMOLED 51mm 47mm 43mm fenix 8 Sapphire Dual Power 51mm 47mm fenix E 47mm 010-03025-12 tactix 7 PRO Sapphire Dual Power スント SUUNTO 9 BARO SUUNTO 9 Peak pro titanium SUUNTO VERTICAL Titanium Solar SUUNTO RACE SS050929000 SUUNTO RACE Titanium SS050929000 SUUNTO RACE S SUUNTO RACE S Titanium SUUNTO VERTICAL Steel Solar ポラール Vantage M3 Polar Pacer Pacer Pro Ignite 3 Titan Vantage V3 Grit X2 Pro Grit X2 Pro Titan Zepp Health Amazfit T-Rex 3 48mm B0CBTGY45G Amazfit Cheetah Amazfit Cheetah Pro Amazfit Falcon ほか
今回のお題
GPS搭載スマートスポーツウォッチのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2024年11月現在、最新のGPS内蔵スポーツウォッチ(ランニングウォッチ)を比較します。
速度・運動強度・心拍数など、科学的にデータが測れるモデルを多く紹介します。
もともとは、ランニングウォッチから派生した家電ですが、今だと多用途に使われます。
例えば、サイクリング・水泳・ジムワークアウト、あるいは、ゴルフ・スキー・登山・ダイビングなど、マルチなスポーツに対応します。
スマホとの連携が重要なので、「スマートスポーツウォッチ」と呼ぶべきかと思います。
1・スマートスポーツウォッチの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ガーミン 1〈米国〉
2・スマートスポーツウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ポラール〈北欧〉
2-3:Amazfit〈中国〉
3・スマートスポーツウォッチの比較 (3)
3-1:スント〈北欧〉
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、スマートスポーツウォッチの「選び方の基本」をはじめに説明します。
その後、最大手の米国のガーミンの製品を説明したあと、フィンランドのスント、ポラール、ファーウェイなどの製品を比較します。
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1・ランニングウォッチの比較
2・スマートウォッチの比較
3・ワイヤレス活動量計の比較
4・Apple Watchの比較
なお、米国のフィットビット(現Google)の製品は、どちらかというと、カジュアルなジョギング向きで、「総合健康管理」という側面が強いです。
そのため、【スマートウォッチの比較記事】のほうでみています。Appleも同様の理由から、別記事にしています。
よろしくお願いします。
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GPSの精度 ★★★★★
計測データの種類 ★★★★★
本体の軽量性 ★★★★★
日常の健康管理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社のGPSランニングウォッチを比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。
1-1・スポーツウォッチの選び方の基本
1・GPSセンサーの精度
2・搭載地図の精度
3・モーションセンサーの精度
4・心拍センサー精度
はじめに、GPSスポーツウォッチの「選び方の基本」について書いておきます。
今回の記事ではできるだけ「科学的」なデータがとれるという点を重視して比較するつもりです。
その場合、アプリの出来も重要ですが、最重要となるのは、搭載センサーと地図の質です。
機種間でかなりの差が付く部分といえるため、以下、簡単に説明して置きます。
第1に、GPS(位置情報)センサーの精度です。
自動車やスマホにも使われるので皆さんご存じでしょう。
ランニングウォッチ(スポーツウォッチ)でも、速度・距離の計測において最も重要な計器です。
GPSスポーツウォッチの場合、どの製品も最低、アメリカのGPS衛星からデータを受け取れます。
しかし、GPS衛星を補助する形で、日本の準天頂衛星「みちびき」や、ロシアのグロナス衛星からもデータを受け取れるモデルがあります。
実際測位できる衛星数には機種(発売時期)による部分もあるのですが、単純に言って、対応する衛星の種類が多いほど、計測誤差が生じにくいと言えます。
なお、他国のヨーロッパの衛星でも、日本の上空にいるので、意味があります。
加えて、選ぶ場合に注目して良いのは「マルチGNSS」への対応です。
一般的なGPSの場合、L1信号(1176MHz帯)だけ受信しますが、このタイプは、L5信号(1575MHZ帯)も捕捉できる仕様です。(マルチバンドGNSS)
その分、電池は食うのですが、とくに、ビルの多い都会では精度が相当伸びます。
今回は、この部分の機能性にも注目しています。
そのほか、最近は、円偏波専用アンテナ(デュアルバンド円偏波GPSアンテナ)を採用し、受信感度を底上げする製品も、Zepp Health(Amazfit)からでました。
次のトレンドとなりそうですが、測位精度がより上がります。
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第2に、搭載地図の精度です。
普通のスマートウォッチの場合、スマホ側の地図データを都度転送する仕組みが多いです。ただ、ランニングウォッチの場合、必ずしもスマホを持って走らないので、地図を内蔵できる機種が多いです。
スマホなしで、GPSセンサーを利用して道案内(ナビ)をしてくれる機種があります。
地図は、基本(世界のユーザーが作る)無料のオープンストリートマップベースですので精度はイマイチです。
しかし、ガーミンのみ、自社加工した国土地理院の日本詳細地形図を内蔵していて、そちらはわりと情報量があります。
一方、各機とも、スマホ経由で汎用地図データ(GPXなど)のダウンロードができるので、イベント大会のコース地図など、有志が作ったデータを簡単にインストールすることも可能です。
このほか、ガーミンなど、時計用アプリのインストールが可能なものは、サードパーティの地図付き道案内アプリ(komootほか)を利用できるタイプもあります。
一方、逆に、格安機だと、地図ではなくルートだけしかダウンロード表示できないGPSウォッチもあります。
カーナビのように「ターンバイターン」で道案内はしてくれますが、道から外れると、無用の長物になります。
こうした部分の違いは、今回の記事でもしっかり説明していきます。
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第3に、モーションセンサーの精度です。
ストライドセンサー、3Dジャイロとも呼ばれますが、このセンサーも重要です。
GPSだけでも移動(速度)は把握できます。
ただ、歩幅や上下動などのデータはそれだととれないので上位機の場合積んでいます。
また、室内のランニングマシン、屋外での天候不順や、地形的な問題がある場合など、(お空の)GPSが意味をなさない場合の測定にも重要になります。
今回紹介する機種は、どれもモーションセンサーを搭載します。
しかし、格安な機種は、ジャイロがなく、加速度センサーだけで距離しか見れないモデルがありますので、注意が必要です。
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第4に、心拍数計の精度です。
ランニングウォッチへの「手首式心拍数計」の搭載は「常識」となっています。
心拍数計は、時計の場合どれも光学式PPGセンサーです。
胸ベルト式より精度が出ないとは言われてきましたが、最近はそれに迫る高性能な製品が出てきました。水泳時の正確な計測がしにくいのを除けば問題ないです。
最近の機種は、血中酸素濃度と、VO2max(最大酸素摂取量)が計測できるのが普通です。
VO2maxは、スポーツ用では特に大事で、個人の走行能力や正確なカロリー消費量ほか、フルマラソンを走った場合の予想タイム表示などに使われます。
仕組みは、時計裏側の緑のLED灯の光が血管にいたり、フォトダイオード(PD)が受けて測定する仕組みです。最近は、血中酸素をみるため赤色も出せるようにしています。
基本的に、見た目のLEDが多いほど、汗によるズレなどに強く性能が良いと言えます。
しかし、最近は、電池の保ちを良くするため、中国系企業を中心に、1つのLEDが発した光を2つ以上のPDで受ける仕組みの機種がでています。こうした仕組みでも、実際のチャネル数は多いので、信頼性は高まると言えます。
ただ、汗などによるズレを含めると、LEDが多い方が(基本)正確でしょう。欧米系だと、仕様状況で測定間隔を替えるなどして、電池の保ちに配慮する機種がみられます。
いずれにしても、各社とも精度表記がマチマチなので比べにくい部分です。ただ、分かる範囲で記事で書いていこうと思います。
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以上、GPSウォッチの「選び方の基本」でした。
そのほか、気圧高度計・電子コンパスなどの精度も重要です。坂道などの負荷が分かるので、トレーニング強度の計算がより緻密になりますから。
こうした部分を含めて、細かい話は、以下の製品紹介でおいおい説明していくことにします。
1-2・ガーミンのスポーツウォッチ
はじめに、アメリカの大手GPS専門メーカーであるガーミンのスポーツ用スマートウォッチをみていきます。
同社のスポーツ系ウォッチ場合(主に)ランニング・ジョギング・水泳向けの「 Forerunner」、上位機は、ゴルフ・スキーなどにも対応する「fenix 」、トレイルラン向けの「Enduro」、ややミリタリーよりの「tactix 」など、種類が分かれます。
比較的安めの「 Forerunner」から、以下順番に見ていきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2024年発売】
1・ガーミン Forerunner 165
¥36,182 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
ネットワーク:Bluetooth
ホワイト:010-02863-81
ブラック:010-02863-80
2・ガーミン Forerunner 165 Music
¥40,727 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
ホワイト:010-02863-91
ブラック:010-02863-90
ターゴイズ:010-02863-92
ベリー:010-02863-93
パネル:有機EL(1.2型)
ケース: FRP
ガラス:化学強化ガラス
バンド:シリコン
GPS:4衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:搭載
心拍数計:第4世代(VO2Max対応)
最大稼働時間:19時間
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応可
重さ:39g
防水: 5気圧(50M)
Forerunner 165は、ガーミンのスポーツウォッチでの入門機です。
ランニングウォッチとしての性能が基本になりますが、先述のように、サイクリング・水泳など、マルチなスポーツにも対応できます。
同社にはもう少し安めの製品(vivosmart 5)もあります。しかし、ターゲット層が異なるため、このブログでは【リストバンド型活動量計の比較記事】でみています。
一方、今回のラインナップは、2種類あります。
Forerunner 165 Musicは、上位機でBluetooth以外にWi-Fiも装備します。
そのため各社の定額聴き放題サービスが利用できます。また、音楽保存用のストレージがあり、スマホに依存せず音楽が再生できます。
詳しくは、後ほど説明しますが、両者の違いはこの部分だけですので、選ぶのは簡単でしょう。
パネルは、1.2型のAMOLED(有機EL)です。
高級スマホではお馴染みの素材で、フルカラー表示ができます。
有機ELはフルカラー液晶に比べると、日差し対応の部分で有機ELは少し弱いと言えます。
ただ、最近はこのタイプの時計を普段使いする方も多いですし、黒を基調とするUIを採用することで、視認性は問題ないです。タッチパネルなので、操作性も良いです。環境光センサーを装備することで、照度の部分で最適化する仕組みもあります。
対応するGPSは、GPS・みちびき・グロナス・ガリレオの4種です。
これらが揃っていれば高精度です。他国の衛星も日本の上空を通るものがあるので、多く対応しているほうが精度が出ます。
その上で、GNSSマルチバンド(マルチGNSS・デュアルバンドGPS)対応です。
2021年頃から、GPS機器に増えてきた規格です。1つの衛星から、2つの周波数で位置情報が同時受信できます。
ビルなどの密集地帯での受信に強くなるため、GPSウォッチの精度の向上が見込めます。この部分の仕様は「力強い」です。
ただし、バッテリーの減りは早くなるので、測位精度が高い通常モードのほか、マルチGNSSを補足するが受信は片方とするモードと、普通のGPSモードと、合計3種類のモードに分けています。
なお、ガーミンの場合、スマホアプリでリンクさせた時、A-GPSを通じて、今後数日間の衛星の位置情報を取得するので、その間は、GPS受信が少し速くなります。
モーションセンサーは、加速度センサーが搭載です。
これは、トンネルなどGPSが受信できない状況、あるいは、ランニングマシンなど、室内の有酸素運動を行う場合、GPS衛星は役に立たないので、搭載しています。
GPSほど正確ではないですが、GPSデータ受信利用時のデータを利用し、ペース・ピッチなどを自動修正するため、搭載する意義は大きいです。
なお、後ほどみる1クラス上の製品だと3Dジャイロになり、フォーム分析などできることが増えます。
センサーは、そのほか、気圧高度計・電子コンパス・温度計を備えます。
とくに、高度計の採用はポイントで、上昇/下降速度と昇降速度の測定が可能になるため、「山系・自転車系」のワークアウトで、アップダウンに注目したい場合、良いかと思います。
運動データは、基本部分として、「走行距離・ペース・速度・ピッチ」が計測できます。
その上で、ラップも、「時間・距離・ペース・スピード」に対応するほか、ステップ数の記録も対応します。
その上で、トレーニング効果(TE)の測定と表示に対応します。
有酸素・無酸素について、適度な運動効果を確認できるほか、オーバートレーニングの警告をしてくれる点は、重宝しそうです。
そのほか、トレーニング磬だと以下のような機能が見どころです。
第1に、おすすめワークアウトです。
トレーニング履歴をふまえつつ、フィットネスレベル・リカバリータイムの情報からおすすめを提案する機能です。
第2に、ランニングパワーです。
心拍数計と連動させつつ、地面にどれだけのパワーを伝えられているかを計測する機能です。
そのほかにも色々あります。
トレーニングの準備状態をお知らせするモーニングレポート、日常のトレーニングデータと、コース・天気を付き合わせて、レース予想タイムを表示できる「レースウィジェット」など、実用性の高い面白い機能が多くあります。
日常生活データは、ステップ計測ができるので、歩数計として利用できます。
高度計があるので、階段の昇降段数も測れます。
また、スリープトラッキングもできるため、装着時に睡眠量と睡眠レベル(深度)の分析も可能です。
これらは【リストバンド式活動量計の比較記事】で書いたような、活動量計の人気機能であり、それらも利用できる点で、多機能です。
心拍数センサーも、腕時計に内蔵されます。
LEDは、オーソドックスで2つです。
心拍数の変化による客観的な運動強度の測定が可能なので、より科学的なトレーニングが可能です。
カロリー計算なども、運動強度に基づくため、一般的に言って正確さが増します。
そのほか、心拍数からストレスレベルの計測も可能です。また、同社の(スポーツ用ではない)スマートウォッチでもお馴染みの(ゲームのHPのような)「ボディバッテリー」の表示(上図)もできます。
くわえて、最近だと各社とも搭載ですが、心拍数からVO2max(最大酸素摂取量)が計測・表示可能です。
単純に計測できるだけでなく、フルマラソンに換算した場合の想定タイムと、リカバリータイムの表示が可能です。
その上で、血中酸素の常時測定に対応します。
心拍数計測にも使う光学センサーを利用して、光の反射量を測定して、血中酸素量を把握するものです。これも最近のスマートウォッチだと、スポーツ用以外も標準になってきました。
GPSの最大稼働時間は、19時間です。
ただし、先述のマルチGNSSを利用する場合は17時間です。
スマートウォッチモードならば、最大で11日ですが、用途からすると基本的に1回ごとに充電する必要があるでしょう。充電はUSBケーブルを用いる方式です。
Garmin Connect Mobile
¥0 Apple iTunes Store
Garmin Connect Mobile
¥0 Google Play
スマホとの連動は、上記のアプリを用います。
GPS機なので、走行ログを地図で見ることも可能です。
Garminは自社サーバー式なのでパソコン経由でもデータは確認できます。
加えて、Connect IQ ストアに対応です(こちら)。スマホのように、特定のアプリをダウンロード可能です。
天気アプリ・音楽アプリのほか、デフォルトにないワークアウトなども適宜ダウンロードできます。
道案内は、純正機能だと地図表示という意味では、対応できません。
スマホアプリで作成、あるいは、有志が作ったコースを表示させ、ナビして貰う「ナビ機能」があるだけです。
一方、先述のConnect IQ ストア(こちら)で、komootなど地図表示に対応できるアプリを利用することでの表示は可能です(上図)。
ただし、komootだと地図データは有料ですし、「オープンストリートマップ」ベースなので情報量は並です。また、地図は地域ごとの有料販売です。
スマホ連携は、ペアリングにより、スマホの通知を受け取ること、着信を確認すること、音楽再生の操作も可能です。
また、カレンダーや天気など、簡易的な情報も表示可能です。
そのほか、専門家的なアドバイスを得られるGarmin Coachや、Garmin Connect 経由で、友人・コミュニティとの競争などもできます。ランニングを「楽しませる」機能は多いと言えるでしょう。
電子決済は、FeliCa装備で、Suicaに対応します。
そのほか、一部の銀行(PAYPAY・三菱UFJ・ソニー)ならば、VISAタッチと連携したGarmin Payに対応できます。
音楽再生機能は、上位機のみ対応です。
下位機でも、スマホで再生中の音楽の操作はできます。
しかし、時計ストレージに保存したものの再生と、各社の定額聴き放題サービスを利用できるのは、Wi-Fiを標準装備する上位機のみです。
Connect IQ ストアで、アプリがインストールできますので、それを利用します。Spotify Amazon Music Line Musicなどに対応します。
Wi-Fiでスマホにダウンロードして利用する形式なので、スマホ持ち歩きは不要です。
Amazon Musicアプリの場合の例を紹介しておきます。
Amazon Musicは、定額聴き放題サービスです。
100万曲を誇りますが、配送無料のプライム会員の付帯サービスとして、会員は無料で使えます。
体験されたい場合は、現在キャンペーン中の【Amazonプライム会員】の「30日間の無料体験登録」を利用すると良いでしょう。
大学生・専門学校生の方ならば、よりお得なPrime Student会員になれます(こちら)。
なお、4000万曲のフルサービスは、【こちら】のAmazon Music Unlimited の契約が必要ですが、こちらも、無料キャンペーン中です。
いずれも、ランニングウォッチのほか、スマホやPCでの視聴も可能です。
もちろん、こうしたサービスを使わず、手持ちの楽曲でも、500曲までの楽曲が時計にインストール可能です。
イヤホンは、このブログでは【完全ワイヤレスイヤホンの比較記事】で、スポーツタイプを含めて、いろいろ紹介しています。
防水性は、5気圧防水(水深50M)で、汗で汚れても水洗い可能です。
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以上、ガーミンの Forerunner 165の紹介でした。
同社のアスリート向けの入門機グレードの製品ですが、Suica機能や音楽再生機能など、(スポーツ用ではない)スマートウォッチの上位機に相当する機能性を持ちます。
一方、スポーツ用としては、走行系は、水泳・自転車・室内でのワークアウト系のトレーニングをカバーします。とくに、ランニングは、便利な純正アプリが多いのも特徴です。
とくに、トレーニング効果(TE)の測定は、ランニングほか、ジムなどでのワークアウトを含めて、「データ重視派」のモチベーションアップにつながるでしょう。
ジャイロセンサー非装備なので、プロ的な計測項目において差はありますが、アマチュア用としては、かなり高度であり十分です。
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【2021年発売】
3・ガーミン ForeAthlete 55
¥29,091 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
ブラック: 010-02562-40
グレー:010-02562-43
ホワイト:010-02562-41
アクア:010-02562-4
パネル:8色カラー液晶(1.04型)
ケース: 繊維強化ポリマー
ガラス:化学強化ガラス
バンド:シリコン
GPS:4衛星
モーションセンサ:搭載
心拍数計:第4世代(VO2Max対応)
最大稼働時間:14時間
ネットワーク:Bluetooth
道案内:
重さ:37g
防水:5気圧
なお、1つ以前の入門機が残ります。
ただ、値段差があまりない割に、音楽再生ほかSuica非装備です。また、心拍数センサーが旧式で、血中酸素の測定ができません。
機能的にも、トレーニング効果の表示ができませんし、アプリ的にもConnect IQ ストアを利用したカスタマイズができません。液晶も、この世代だと、8色カラー液晶でした。
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結論的にいえば、Garmin製品としては陳腐化が激しいので、今現在、こちらを選ぶ理由はあまりないです。
【2023年発売】
4・ガーミン Forerunner 265 Music
¥56,827 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
ブラック:010-02810-40
ホワイト:010-02810-41
アクア: 010-02810-42
パネル:有機EL(1.3型)
重さ:47g
5・ガーミン Forerunner 265S Music
¥54,764 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
ブラック:010-02810-43
ホワイト:010-02810-44
ピンク:010-02810-45
パネル:有機EL(1.1型)
重さ:39g
ケース: FRP
ガラス:Gorilla ガラス 3
バンド:シリコン
GPS:4衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:3Dジャイロ
心拍数計:第4世代(VO2Max対応)
最大稼働時間:20時間
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応可
防水: 5気圧(50M)
Forerunner 265 Musicは、ガーミンGPSスポーツウォッチの中級機です。
先ほどの機種の上位品と考えてください。
こちらだと、水泳・バイク・トレイルランほか、約30種のスポーツ計測に利用できます。
ラインナップは、2種類あります。
Forerunner 265は、バンド幅が22mmで、液晶が1.3型です。
Forerunner 265S は、バンド幅が18mmで、液晶が1.1型です。
重さが10g前後変わるので、このあたりは好みです。
ただ、後ほど見る同社の上位シリーズでも50g前後はあるので、一般的には普通サイズ(Forerunner 265)を基本に考えて良いでしょう。視認性も含めてです。
本体の外観は、Forerunner 165と似ています。
画面サイズはことなりますが、画面密度はほぼ同等ですので、パネル自体には品質差がないです。
ただ、こちらはガラスがゴリラガラス3です。
下位機だと化学強化ガラスとのみの表記でした。しかし、こちらは、スマホ用と言えるゴリラグラス3を採用し、この部分で差をつけます。
対応するGPSは、ヨーロッパのガリレオ衛星を含む4衛星フル対応です。
その上で、GNSSマルチバンド(マルチGNSS・デュアルバンドGPS)対応です。
GPS精度については、高度とは言え、下位機と差はないです。
また、このグレードからSatIQ(衛星自動選択モード)が使えます。、あまり考えずとも、電波状況から、バッテリー消費の少ない適切なモードを選択してくれます。
マルチGNSSはバッテリーを食うのでその対策です。ビル地帯などで強化する感じです。
道案内も、下位機種同様、純正だとナビレベル、
他社アプリでの対応です。
モーションセンサーは、しかし、上位です。
下位機種は「加速度センサー」でしたが、3Dジャイロセンサーになります。
上下動・設置時間(GCT)・GCTバランスも測定できるため、ランニング時のフォームや歩幅など、相当細かいフォーム分析が可能となります。
【ステップ計】
Running Dynamics Pod
¥8,156 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
【ボディ式心拍数計】(2022年発売)
HRM-Pro Plus 010-13118-10
¥18,000 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
測定表示には、別売の心拍数計かピッチ計測器のいずれか、あるいは両方が必要です。
室内でのワークアウトにも対応可能です。
なお、ボディ式心拍数計はBluetooth搭載で、スマホなどに直接データを送れます。グローブで時計が付けられない格闘技など向きとされます。ANT+にも対応です。
3Dジャイロセンサーの搭載は、他競技の計測部分にも影響します。
例えば、バイクだと、バイクラップやパワーカーブ表示、自転車だと、水泳時のドリルやストロークの記録に対応します。
そのほかのセンサーは、下位機と同じで、気圧高度計・電子コンパス・温度計を備えます。
運動データは、「走行距離・ペース・速度・ピッチ・ラップ」など、下位機種が計測できるデータは全て網羅します。
トレーニング効果(TE)の測定と表示、オーバートレーニングの警告をなども対応です。
一方、このグレードからのユニークな機能は、以下の通りです。
主要なものを順番に見ておきます。
第1に、負荷比の表示です。
現在的な負荷(短期的負荷)と中期的な負荷を比較して、追い込み状況に活かすほか、オーバートレーニングを防ぐための機能です。
応用的に、1週間分のトレーニングの「トレーニング負荷」の表示も可能です。
第2に、トレーニングレディネスです。
トレーニングデータ・睡眠データほかを総合的に分析し、その日に最適な負荷をお知らせしてくれる機能です。
第3に、リアルタイムスタミナです。
競技開始前に、自分の「スタミナ量」の推定値を出してくれるものです。
第4に、乳酸閾値の計測表示です。
トレーニング強度が高すぎると、乳酸閾値が低下し急速に疲労するため、その状況を監視する機能となります。心拍数計を利用するものです。
これを利用した、リカバリーアドバイザーをもち、計測値に基づき、次のトレーニングまでの推奨休憩時間を表示します。
そのほか「PACE PRO」も魅力があります。
高度計と心拍数計(VO2Max)のデータを利用しつつ、無理なくゴールに届くための、スプリットペースを表示可能です。
日常生活データは、下位機と同じく、ステップ計測ができるので、歩数計として利用できます。
一方、上記は高度計もあるので、階段などの上下移動した距離(階数)も記録します。
そのほか、スリープトラッキングも対応です。
心拍数センサーは、腕時計に内蔵されます。
LEDは2灯ですが、それを受けるPD数として6チャネルの6センサー式となります。同社の心拍数計として「第4世代」です。
「第4世代」を明言するのはこのグレードからです。
入門機も同じ配置にみえますが、PDの数が違うかもしれません。tだ、血中酸素・VO2maxほか測定項目は同等です。
GPSの最大稼働時間は、最大20時間です。
マルチGNSSを稼動しておくと16時間、それをマルチバンドで受信する場合14時間です。
音楽再生機能を利用する場合は、さらに短くなります。
基本的に1回ごとに充電する必要があるでしょう。充電はUSBケーブルを用いる方式です。
スマホとの連動は、下位機種と仕様は変わりません。
電子決済もちろんSuicaに対応します。
音楽再生も、Wi-Fi搭載ですので、定額音楽サービスを含めて、下位機と同じように使えます。
防水性は、5気圧防水(水深50M)で、汗で汚れても水洗い可能です。
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以上、ガーミンのForerunner 265 の紹介でした。
Forerunner 165 と比べる場合、3Dジャイロセンサーの搭載で、測定項目が増え、分析も精緻化ているのが目に見える違いです。水泳におけるターン計測や、ランニングにおけるPACE PROなど、本機だけしかできない機能がありますので。
あとは、先述のガラスの品質が違うなど外装部分が目に付く差です。
先述のように、一般的なトレーニング用ならば先ほどみた入門機で十分でしょう。本格的な競技用として、プラスアルファの性能を求めたい場合のみ、こちらの「中級機」を選ぶと良いかと思います。
逆に言えば、中級機でも、日常生活用のスマートウォッチとして利用できますので、その部分で問題ないです。
【2023年発売】
6・ガーミン Forerunner 965
¥77,091 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
ブラック:010-02809-60
ホワイト:010-02809-61
イエロー: 010-02809-62
パネル:有機EL(1.4型)
ケース: FRP(チタンベゼル)
ガラス:Gorilla ガラス DX
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:3Dジャイロ
心拍数計:第4世代(VO2Max対応)
最大稼働時間:22時間
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応(地図あり)
重さ:53g
防水: 5気圧(50M)
ForeAthlete 965は、ガーミンのFore Runnerシリーズの最上位機です。
従来は中間グレード(Fore Athlete745)がありましたが、現行製品では出ていません。
パネルは、本機も、タッチパネル式の有機ELです。
ただし、文字盤は1.4型と広めです。
本機は地図内蔵(Japan DKG map)なので、それを操作する際の利便性に配慮して大きくしています。
なお、地図は、国土地理院の日本詳細地形図を基にしたものなので、スマートウォッチのものと違って、コンビニや観光情報を示すようなものではないです。
あくまでストイックにトレーニングの道順を把握するために利用します。
もちろん、道案内機能はあります。
外装は、ベゼルはチタン合金で、ガラスは強固な Gorilla Glass DXです。
値段差分、これらにも差をつけています。
対応するGPSは、上表の全5衛星対応(マルチGNSS)です。
モーションセンサーも、下位機種と同じ水準です。
しっかりと、気圧高度計・コンパス・ジャイロ・温度計も搭載されており、相当細かい走行データをとれる仕様です。
運動データも、下位機種同様のものが測定できます。
逆に言えば、先ほどみた下位機(Forerunner 265 )と比べて、こちらのみ対応する上位機能というのはありません。
ただ、Garmin Golfアプリと連携してのゴルフウォッチとしての機能(4.2万のコース情報、距離計算ほか)は、このグレードからです。
次からみていく上級機にも搭載です。
日常生活データ・マルチスポーツ対応の部分でも同じです。
心拍数センサーも、精度を含めて変わりません。
GPSの最大稼働時間は、最大31時間です。
マルチGNSSを稼動しておくと19時間、音楽再生機能も利用する場合、8.5時間です。
スマホとの連動は、下位機種同様の仕組みです。
道案内は、ただ、高度に対応です。
本機の場合、最初から、国土地理院の日本詳細地形図(2500/25000)をガーミンが加工した地図がプリインストールされています。オフラインマップで、登山道にも対応します。
そのため、スマホの有無に左右されず、途中でのルート変更や、離れた場所の地図も自由に閲覧できます。
カーナビのようなターンバイターン表示(分岐案内)をするのはもちろん、出発地点に戻るための案内、あるいは、別の道で戻るラウンドトリップコースも作成できます。
また、スマホアプリ経由で、GPXデータのダウンロードができるので、大会イベントなどの地図データも扱えます。
海外地図もOpenStreetMapベースですが、海外大陸地図(TopoActive)もダウンロード利用できます。
日本の詳細道路地図(15,400円)や日本登山地形図(18,700円)も有料なら利用できます。
その上で、内蔵地図を利用して、これからの勾配や距離上昇量をデータ表示させるClimbPro機能も利用可能です。(右図)
この部分の仕様は、全社通しても良い仕様です。
なお、最上位機も、ミュージックプレーヤー機能は、標準装備です。
Wi-Fiも装備するので、定額音楽サービスも利用できます。ダウンロードして、オフラインで曲も聴けるでしょう。
メモリ量が多いので、圧縮音源で最大2000曲(下位機種は500曲)です。
あとは、Garmin Pay (Suica)対応の部分を含めて、下位機と同じです。
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以上、 ガーミンの Forerunner 965の紹介でした。
下位機のForerunner 265と較べる場合、地図表示とそれに連動するコース把握(ClimbPro)ができる部分が大きな違いです。あとは、外装の高級感(堅牢性)が主な違いです。
したがって、これらの部分に魅力を感じれば本機、そうでもないならば下位機と、シンプルに決められるかと思います。
【2024年発売】
7・ガーミン Enduro 3 010-02751-21
¥136,545 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
文字盤:フルカラー液晶 (MIP)(1.4型)
ケース: FRP(チタンベゼル)
ガラス:パワーサファイア
バンド:ナイロン
GPS:5衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:3Dジャイロ
心拍数計:第5世代(VO2Max対応)
最大稼働時間:110時間+40時間
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応(地図あり)
重さ:63g
防水: 10気圧(100M)
GARMIN Enduro 3は、トレイルランなどに向く、ロングバッテリー採用のGPSウォッチです。
パネルは、1.4型のフルカラー液晶です。
OLED(AMOLED)を採用しないのは、消費電力の部分と、視認性からです。
成果にはMIP(半透過メモリインピクセル液晶)で、太陽下でも視認性は良いです。
ケースは、 繊維強化ポリマーで、ベゼルはチタンです。
ガラスは、Power Sapphire(サファイアグラス)です。
こちらは、同社の第3世代ソーラーグラスを採用です。
詳しくは後述しますが、晴天下の利用で、GPSの利用可能時間が伸びます。
重さは63g(ケースのみで57g)です。
前モデルより軽量化し、問題点が減りました。
基本的な計測項目は、 Forerunner 965とほぼ同じです。
対応するGPSは、本機も5衛星対応(マルチGNSS)です。
モーションセンサーも、下位機種と同じ水準です。
逆に言えば、このグレードでの追加はないです。
運動データは、ランニング・サイクリング・水泳・ジムトレーニングなどに関するものはForerunnerと同じです。
なお、スキーはForerunnerも対応ですが、こちらは、スキー場マップが利用できます。
また、このクラスだと、Garmin Golfアプリと連携してのゴルフ機能がより充実します。
例えば、現在位置・風向・風速から推奨クラブを推奨するバーチャルキャディはこのグレードからです。
このほか、釣り・狩り(獲った場所記録など)など、より多様な計測に対応します。
ランニングウォッチの域を大きく超えてくると言えます。
日常生活データの部分もほぼ、同じです。
心拍数系は、本機は、第5世代光学式心拍計を搭載です。
6つのLEDと多いです。反射光を受けるPDの数は不明ですが、LEDが多いので多少の動きでもその精度が担保される本格仕様と言えます。
GPSの最大稼働時間は、120時間+200時間です。
マルチバンドで、マルチGNSS利用時も60時間+30時間です。
上記「プラス」以下の時間は、ソーラーパネルの効果の部分です。晴天下(5万ルクス)で3時間充電でき、かつ1日付けていた場合の値です。
今回、第3世代になりましたが、パネル性能が大きく向上しています。従来は、マルチGNSS利用時で、+13時間ほどの評価でしたので。
実用レベルでしょう。
スマホとの連動は、下位機種同様の仕組みです。
道案内も、同様です。
先述のように、国土地理院の日本詳細地形図(2500/25000)のガーミン版がプリインストールされます。
このほか、LEDフラッシュライト機能もあります。
夜道ほか、緊急時のストロボ的な利用も想定していそうです。
あとは、下位機種と変わりません。FeliCa(Garmin Payy)もありますし、ミュージックプレーヤー機能もあります。音源を時計に保存できますし、定額音楽サービスも下位機種同様に、オフライン保存に対応できます。
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以上、GARMIN Enduro 3の紹介でした。
マルチスポーツ対応ですが、特に、トレイルランを含む、山系のアクティビティに向くと言えます。ソーラーパネルも、3世代目で、スペック的に(完全に)実用水準と言える仕様になりました。
一方、ゴルフウォッチとして使う場合は、次に見る(ビジネスアスリートウォッチの)fēnix も対応です。ソーラーパネルは不要でしょうし、そちらの方が良いように思います。
【2024年発売】
(シリコンバンド)2色
8・ ガーミン fenix 8 Sapphire AMOLED 51mm
¥180,000 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
(レザーバンド+シリコンバンド)
9・ ガーミン fenix 8 Sapphire AMOLED 51mm
¥198,000 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
パネル:有機EL(1.4型)
最大稼働時間:84時間
重さ:92g/99g (本体64g)
チタンブラック:010-02905-62
チタンオレンジ:010-02905-50
レザー製バンド: 010-02905-81
(シリコンバンド)2色
10・ガーミン fenix 8 Sapphire AMOLED 47mm
¥161,044 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
(チタン合金バンド+シリコンバンド)
11・ガーミン fenix 8 Sapphire AMOLED 47mm
¥198,182 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
パネル:有機EL(1.4型)
最大稼働時間:47時間
重さ:73g/ 132g (本体52g)
チタングレー:010-02906-50
チタンイエロー:010-02906-51
チタン合金バンド: 010-02904-47
(シリコンバンド)2色
11・ガーミン fenix 8 Sapphire AMOLED 43mm
¥160,818 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
パネル:有機EL(1.3型)
最大稼働時間:28時間
重さ:60g/66g (本体44g/50g)
カーボンゴールド:010-02903-27
ソフトゴールド: 010-02903-16
ケース: FRP(チタンベゼルほか)
ガラス: Gorilla Glass DX
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:3Dジャイロ
心拍数計:第5世代(VO2Max対応)
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応(地図あり)
防水: 10気圧(100M)
ガーミン fēnix 8は、ガーミンの別ラインのGPSウォッチです。
fēnixシリーズは、主に、アスリート向けではなく、ビジネスアスリート向けです。
これは「運動(ジョギング)もしたいビジネスマン」向けという意味ではないです。
競技用に使えないわけではないですが、重さや仕様から言って、登山やゴルフ、スキーと言った感じのスポーツに限定されるように思います。
実際、コーチとか監督とかそのような方をターゲットにした高級ラインでしょう。
外観は、時計のベゼルはチタンです。黒系は表面にカーボンコートもされます(DLCチタン)。
いずれも、MILスペックの耐衝撃性能を売りにします。
バンドは、シリコンバンドは全機とも付属です。
その上で、レザーとチタン合金のバンドが付属するモデルが、一部サイズであります。
重さは、上表で示した通りです。
チタン合金バンドのモデルは132gですので、重めです。
あとは、ランニングウォッチに比べてば重めですが、用途的には問題ないです。
なお、41mmのブラックだけは、少し軽め(60g)です。
実際、走る系の運動をする場合、こちらならば、Forerunnerの最上位機とそこまで変わらない重さで使えます。
パネルは、AMOLED(有機EL)です。
先述のように、最近は日光下でもOLEDは問題ないです。
パネルはこちらもタッチパネルになります。
対応するGPSは、5衛星対応(マルチGNSS)です。
引き続き、SatIQでの衛星自動選択モードも対応しますので、バッテリー消費も最低減です。
マルチバンドで、マルチGNSS利用も出来ます。
計測できるデータは、1つ上でみたGARMIN Enduro 3とほぼ同様です。
つまり、Fore Athlete搭載のランニング・サイクリング・水泳・ジムワークアウトなどの諸機能を網羅する上で、Enduro 3と同じく、ゴルフ機能の部分で、世界のゴルフコース情報だけでなく、飛距離・風速・風向きほかの測定にも対応する水準です。
ただ、ダイビングに関わる計測機能は、こちらは多様です。
日常生活データの部分もほぼ、同じです。
モーションセンサーも、同じ水準です。
センサーが同じ構成なので、目立った部分でできることの差はありません。
心拍数計は、本機は、第5世代光学式心拍計を搭載です。
ガーミンでは23年以降に出た上位機だけ採用で、精度がよい方式です。
第4世代同様、水中用光学式心拍計として、水中でも使えます。
道案内は、対応です。
こちらも国土地理院の日本詳細地形図(2500/25000)のガーミン版がプリインストールされます。
下位機同様、ゴルフ場地図も、スキー場マップもなども備えます。海外用の海外大陸地図(TopoActive)もダウンロードできます。
GPSの最大稼働時間は、41mmで28時間、47mmで47時間、51mmで84時間です。
低輝度常時表示を利用する場合、やや短くなりますが、小型機でもスタミナは優秀です。
ソーラーパネルは未搭載ですが、51mmならば、数日にわたって使えます。
スマホとの連動は、下位機種同様の仕組みです。
あとは、
FeliCa(Garmin Payy)もありますし、定額音楽サービスのオフライン保存も対応する、ミュージックプレーヤー機能もあります。
Enduro 3と同じくLEDフラッシュライト機能も、引き続き装備します。
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以上、ガーミン fēnix 8の紹介でした。
高級ビジネスアスリートウォッチですが、小型機はそこそこ重さに配慮があるので、実際の運動用つかっても問題ない仕様です。
ただ、値段を含めて言えば、やはり競技者向けと言うより、コーチなどに向く製品と言え、実際、その用途ならば向くでしょう。
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なお、このシリーズには、次のような別展開の製品もあります。
順番にみておきます。
【2024年発売】fenix 7 Pro Sapphire Dual Power後継機
12・ガーミン fenix 8 Sapphire Dual Power 51mm
¥180,000〜 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
文字盤:フルカラー液晶 (MIP)(1.4型)
ケース:FRP
ガラス: サファイアグラス
最大稼働時間:95時間+54時間
重さ:95g (本体67g)
チタングレー: 010-02907-50
チタンイエロー:010-02907-51
13・ガーミン fenix 8 Sapphire Dual Power 47mm
¥161,818〜 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
文字盤:フルカラー液晶 (MIP)(1.4型)
ケース:FRP
最大稼働時間:67時間+25時間
重さ:80g (本体57g)
チタングレー:010-02906-50
チタンイエロー: 010-02906-51
ケース: FRP(チタンベゼルほか)
ガラス: サファイアグラス
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:3Dジャイロ
心拍数計:第5世代(VO2Max対応)
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応(地図あり)
防水: 10気圧(100M)
第1に、fenix 8 Sapphire Dual Powerです。
このグレードのソーラーパネル採用機です。
GPSの利用可能時間は、51mmで、67時間とソーラー部分の54時間です。
マルチGNSSを2バンドで利用しても、52時間+13時間ですし、タフです。
先ほど書いたように、晴天下で3時間使い、終日身につけていた際の時間評価です。
トレイルラン用のEnduro 3より短いですが、数日充電できない環境でもタフに使える部分では、同じです。
パネルは、こちらは、OLEDではなく、Enduro 3と同じでカラー液晶です(MIP)です。
ソーラーパネルを利用する仕様上からの採用ですが、先ほど書いたように日光下にはOLEDより強いですし、問題ないです。
あとは、 fēnix 8と差はないです。
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【2024年発売】
14・ガーミン fenix E 47mm 010-03025-12
¥125,455 Amazon.co.jp (11/18執筆時)
パネル:有機EL(1.3型)
ケース:FRP
ガラス:Corning Gorilla Glass
バンド:シリコン
GPS:5衛星 (マルチGNSS)
モーションセンサ:3Dジャイロ
心拍数計:第4世代(VO2Max対応)
最大稼働時間:42時間
ネットワーク:Bluetooth Wi-Fi
道案内:対応(地図あり)
防水: 10気圧(100M)
重さ:76g (本体53g)
第2に、fenix Eです。
今年からの展開で、fenix 8の廉価版です。
仕様面は、前面ガラスをサファイアグラスを不採用とし、無印のゴリラグラスにしています。
そのため、強度と高級感の部分で多少差が付きます。
GPSは、ただ、マルチGNSSに非対応です。
本体価格を加味しても、ここは大きな装備上のマイナスです。
スポーツ計測は、ゴルフ機能を含めて、ほぼ同じです。
目立つのは、ダイビングに関する専用計測機能がないほどでしょう。
心拍数計も、第5世代ではなく、第4世代です。
精度はやや劣ります。
道案内は、対応です。
地図も、上位機と同じに利用できます。
あとは、先述のLEDフラッシュライトがないのと、マイクが未装備で、スマホ通話に対応しない部分が目につく違いです。
こちらもSuica機能も、音楽ストレージ機能もあります。
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結論的にいえば、たしかに値段差はあり、値ごろ感があるのですが、特にGPSにおけるマルチGNSSに対応しない部分や、心拍数計の世代の部分で差はあります。
同価格帯のライバル(Apple Ultra2)の製品と比べても、この部分は少し負けるといえます。そのため、ガーミンを指名買いしたいならば、少し投資しても、fenix 8が良いでしょう。
次回に続く!
スポーツ用スマートウォッチのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、GPSスポーツウォッチ(ランニングウォッチ)の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・スマートスポーツウォッチの比較 (2)
2-1:ガーミン 2〈米国〉
2-2:ポラール〈北欧〉
2-3:Amazfit〈中国〉
3・スマートスポーツウォッチの比較 (3)
3-1:スント〈北欧〉
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
つづく、2回目記事(こちら)では、ガーミンの残りの製品をみた後、ポラールなどの製品を追加で紹介します。
GPSの精度 ★★★★★
計測データの種類 ★★★★★
本体の軽量性 ★★★★★
日常の健康管理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、3回目記事(こちら)で、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。2回目記事は→こちら!
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