【今回レビューする内容】 2024年 iPad専用ケース付キーボードの性能とおすすめ・選び方:スマートコネクタ キーボード タブレットケース型キーボード:機種の違いと性能ランキング iPad Air iPad Pro:第9世代iPad 第10世代iPad iPad Air M2 11インチ iPad Air M2 13インチ iPad Pro M4 11インチ iPad Pro M4 13インチ対応
【比較する製品型番】Apple Magic Keyboard MJQJ3J/A MXQT2J/A MWR23J/A MWR43J/A MWR53J/A MDFW4J/A Magic Keyboard Folio MQDP3J/A ロジクール COMBO TOUCH iK1059GRA iK1178GRA iK1177GRA iK1276GRA SLIM FOLIO iK1055BK iK1060GRA サンワサプライ SKB-BTIPAD3BK エレコム TK-CA13BPBK TK-CA12BPBK TK-CA11BPBK KEY PALETTO Folio TK-KP10UMBK TK-KP11UMBK TK-KP12UMBK
今回のお題
iPad用のキーボードのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のiPad専用キーボードの比較です。
1・iPad専用キーボードの比較記事
1-1・ロジクール〈スイス〉
1-2・Apple〈米国〉
1-3・サンワサプライ〈日本〉
1-4・エレコム〈日本〉
専用設計の製品を出している上表3社のApple純正キーボードを紹介していきます。
今回の記事は、写真のような、カバーと一体型キーボードだけの紹介です。
2・Bluetoothキーボードの比較記事
2-1・ロジクール〈スイス〉
2-2・Apple〈米国〉ほか
そのため、もし、(カバーなしの)単体のキーボードだけのモデルで、iPadでも使える製品をお探しだった場合、別に記事があります。
お手数ですが、上記の【Bluetoothキーボードの比較記事】をご覧頂ければと思います。
よろしくお願いします。
打ちやすさ ★★★★★
重さ ★★★★☆
角度調整 ★★★★☆
電池の保ち ★★★★★
耐衝撃性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように各製品をレビューします。
そして、最終回の「結論編」(こちら)では、上表のような観点から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
ーーー
1・Bluetooth無線キーボード
2・東プレUSBキーボード
3・FILCOマジェスタッチキーボード
4・Mac用のキーボード
5・iPad専用のキーボード
6・高性能ワイヤレス無線マウス
なお、今回の記事は、このブログの「PC用入力デバイスの比較記事」の第5回目記事の一環として書きました。
1-1・ロジクールのキーボード
はじめに、スイスのロジクールの製品です。
世界的なPC周辺機器メーカーですが、スマートコネクタ式のiPad専用キーボードも多く出しています。
価格的には、Apple純正より「少し安い」ので、こちらから見ていくこととします。
---
なお、以下の本文では、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきます。
【2023年発売】
【第10世代iPad】(ipad 10.9 第10世代)
1・ロジクール COMBO TOUCH iK1059GRA
¥(22,100) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:18mm
重さ:574g
【2024年発売】
【iPad Air M2 11インチ 】
2・ロジクール COMBO TOUCH iK1178GRA
¥(29,800) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:19mm
重さ:495g
【2024年発売】
【iPad Air M2 13インチ 】
3・ロジクール COMBO TOUCH iK1277GRA
¥33,400 楽天市場 (3/24執筆時)
キーピッチ:18mm
重さ:685.9g
【2024年発売】
【iPad Pro M4 11インチ 】
4・ロジクール COMBO TOUCH iK1177GRA
¥33,400 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:18mm
重さ:474g
【2024年発売】
【iPad Pro M4 13インチ】
5・ロジクール COMBO TOUCH iK1276GRA
¥39,331 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:19mm
重さ:660g
配列:日本語
キー方式:パンタグラフ式
キーストローク:1mm
接続:スマートコネクタ
バッテリー:iPad給電
COMBO TOUCHは、ロジクールiPad専用キーボードの上位機です。
各世代のiPad用として販売されてきた人気モデルになります。
現行iPad用は、全てラインナップがあります。
なお、現行のiPad(無印)は、下位機が「第9世代」、上位機が「第10世代」で、サイズが異なります。こちらで紹介しているのは、「第10世代」用となります。
重さは、カバー兼用製品のため、重めです。
特に、iPad AirとiPad Airの13インチ用は650gを越えてきます。
まあ持ち運べますが、持ちはこぶ場合はモバイルノートPC並の重さになります。
形状は、世代を経るごとに(堅牢性を担保したまま)薄型化してきています。
スタンドは、キックスタンドで、10度〜60度で調整できます。
写真のように、タイピング、表示、スケッチ、リーディングの4モードが利用できます。
なお右下は、リーディングモードですが、本機は、キーボードを簡単に外せるので、背面カバーだけの状態で、軽く持てます。
一方、 COMBO TOUCHは、形状的に、持ち運び時にはキーボード側が画面に被さる構造なので、後述するように、キーストローク(キーの沈み込み)は1mmと浅いです。
なお、Apple純正カバーと同様の機能を持つので、フタを開ければ自動的に起動し、閉めれば自動的にオフになります。
また、それに連動してキーボードの電源も自動的にオン・オフされます。
キーボードの形式は、パンタグラフ式です。
普通のノートPCのキーボードと同じ仕組みなので、押した感じも同じです。
キーボードとしては、可もなく不可もなしというものですが、タブレット用は基本、パンタグラフ式しかないため、比較の観点にはしにくいです。
文字キーのサイズ(キーピッチ)は、19mmです。(一部は19mm)。
普通のノートPCのキーボードは19mm(フルサイズ)ですので、普通のPC用と同じです。いずれにしても、キーピッチは十分で、打ちやすいと言えます。
キーが沈む深さ(キーストローク)は、1mmです。
モバイル性を担保する必要があるので、キーストロークは少し犠牲になります。キーストロークはある程度あったほうが打鍵は正確ですので、長時間の作業にはやや向かないとは言えます。
ただ、しっかりした薄いパンタグラフ型の開発は、技術水準がないと難しい部分はあるため、開発できているのは、Appleのほか、ロジクールだけという言い方もできます。
相当長時間タイピングするようなシーンを除けば、問題ないと言えます。
キー配列は、日本語配列です。
「英数・かな」キーを含めてMac用の日本語キーボードと同じなので、違和感なく使えると思います。
トラックパッドもつきます。
マジェスタッチ対応です。
充電方式は、スマートコネクタ経由で電源を取る形式ですので、バッテリーは不要です。したがって、本機は「Bluetoothレス」な仕様です。
バックライトは、搭載です。
16段階で明るさを調整できます。
----
以上、ロジクールのCOMBO TOUCHの紹介でした。
基本的に短時間使う分には便利といえます。
ただ、先述のように、キーストロークが浅い部分のほか、筐体がカバー兼用で硬化ファブリック素材で、剛性がイマイチなので、「モバイルで短時間使えれば」という方に向きます。
長時間使う場合は、やはり、カバーとキーボードは別に考えた方が良いかと思います。このブログの【Bluetoothキーボードの比較記事】で書いた、(カバー兼用でない)製品が向くでしょう。
【2020年発売】
【第9世代iPad 】(ipad 10.2 第7-9世代)
6・ロジクール SLIM FOLIO iK1055BK
¥17,100 楽天市場 (3/24執筆時)
【第10世代iPad 】(ipad 10.9 第10世代)
7・ロジクール SLIM FOLIO iK1060GRA
¥16,536 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:18mm
キーストローク:1mm
接続:Bluetooth 4.0 LE
バッテリー:コイン電池(4年)
重さ:495g
SLIM FOLIOは、ロジクールのタブレット用のスマートカバー付きのキーボードです。
2機種あります。
現行のiPadだと(ベゼルの厚い)下位機と、(ベゼルの薄い)上位機と、それぞれに適応します。
格安ですが、本機は、スマートコネクタ式ではなく、Bluetooth式になります。
詳しくは、以下で説明します。
重さは、495gです。第10世代iPad用のみ449gです。
軽いとは言いませんが、加減はあります。
スタンドは、こちらもキックスタンドです。
モードは、左上からタイピング、リーディング、スケッチの3モードに対応します。
上位機と違って、表示モードはないので、置いて動画などを手放しで見る場合は、タイピングモードの形態で利用します。
スタンドの角度は10度〜58度の範囲で調整できます。
本機も、開閉に連動してキーボードの電源も自動的にオン・オフされます。
キーボードの形式は、こちらもシザー式パンタグラフです。
文字キーのサイズ(キーピッチ)は、18mmです。また、キーが沈む深さは、1mmです。
キーストロークは浅めですが、価格ほか、持ちはこびを考えると仕方ないでしょう。
キー配列は、一方、本機もMac配列ですが、英語キーボードの配列です。
「@マーク」などの記号の配置が違うほか、「英数・かな」キーがないなど、下段のショートカットの配列は、(MacBookなどの)日本語キーボード配列と違います。
この部分は、ワープロ打ちなどで多用しそうな方は注意してください。
なお、本機もタッチパッドはないです。
充電方式は、コイン電池交換式ですが、4年のバッテリー寿命です。
Bluetoothのバージョンは、Bluetooth.4.1 LEです。
省電力対応なので、この寿命が出せます。
バックライトは、ただし、バッテリー量の関係で、省略です。
----
以上、ロジクールのSLIM FOLIOの紹介でした。
iPad用の製品は同社の上位機でもあります。
ただ、本機はキーピッチが十分にありますし(無印)iPad本体の値段とのバランスを考えても、こちらが良いかと思います。
1-2・Appleのキーボード
続いて、Apple純正の「iPadのためのキーボード」を見ていきます。
同社は、ジョブズ以来、入力デバイスについては、あまり力を入れない傾向なのですが、最上位機については、(高いですが)一定の見どころもあります。
【2021年発売】
【iPad Air M2 11インチ 】(iPad Pro 11 M2, 第1-3世代)
8・Apple Magic Keyboard MJQJ3J/A
9・Apple Magic Keyboard MXQT2J/A
¥48,610 楽天市場 (3/24執筆時)
重さ:約600g
【2025年発売】
【iPad Air M3 13インチ 】(iPad Pro M2 M3)
10・Apple Magic Keyboard MDFW4J/A
¥49,840 楽天市場 (3/24執筆時)
重さ:(調査中)
【2024年発売】
【iPad Pro M4 11インチ】
11・Apple Magic Keyboard MWR23J/A
12・Apple Magic Keyboard MWR03J/A
¥47,778 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
重さ:約580g
【2024年発売】
【iPad Pro M4 13インチ】
13・Apple Magic Keyboard MWR43J/A
14・Apple Magic Keyboard MWR53J/A
¥57,384 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
重さ:約670g
配列:日本語
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:19mm
キーストローク:1mm
接続:スマートコネクタ
Apple Magic Keyboardは、アップルが販売する純正キーボードです。
ロジクールの最上位機に比べて高いのですが、使えばその価値はわかる、という製品です。
重さは、ただし、ロジクールに比べて全体的に重めです。
ロジクールは歴代で少しずつ軽くしてきたので、今だと割と差があります。
スタンドは、ただ、写真のように、本機はユニークなフロー構造です。
画面の下部が比較的高い位置にあるので、この部分で使い勝手が良いです。
角度調整も柔軟に可能で、目と画面を平行できます。こうした点で「目が疲れにくい」のは、本機の良い部分です。
一方、先ほど見た、ロジクールの言い回しで言えば、本機は、タイピング・リーディングモードのみに特化した製品と言えます。
スケッチや、表示(動画視聴)は、特段機能性がないのが、違いと言えそうです。
とくに、スケッチ的な利用にはあまり向かないでしょう。
なお、iPadはマグネットで付いているだけなので、リーディングモード(=iPad単体利用)への移行は簡単だと言えます。
一方、リーディングモードですが、本機は、キーボードを簡単に外せるので、背面カバーだけの状態で、軽く持てます。
キーボードの形式は、シザー式のパンタグラフです。
ロジクールの最上位機と比べても遜色ないです。
文字キーのサイズ(キーピッチ)は、19mm前後です。
キーが沈む深さ(キーストローク)は、1mmです。
やはり、収納時に突起があるとまずいので、この部分は犠牲になっています。
ノートPCに比べてもキートップの高さが低い上、キーボード部分の角度調整もできないため、打ちやすいかと言われると微妙です。
ただ、ロジクールでも書いたように、キーを薄型でも打ちやすく作るには技術が必要なので、値段の理由はあります。
ようするに、ノートPC代わりに長時間使う場合、ケース付のキーボードにするか考えて欲しいという意味です。使っても、30分程度ならば、問題ないです。
キー配列は、一般販売があるのは、日本語配列です。
一般的に問題ないでしょうが、英語や他言語のキーボードも直販では選べます。
なお、各サイズとも、iPad Air用は、機能キー列(Fキー列)が省略です。
欲しい場合は、ロジクールも選択肢になるでしょう。
タッチパットは 小さめですが付属です。
マルチタッチ対応です。
ただ画面は「タッチパネル」でフロー構造で角度調整も容易なので、多くの場合は、そちらで処理するでしょうし、いらない方も多そうです。
充電方式は、本機も、スマートコネクタ経由で電源を取る形式ですので、充電は不要です。
なお、本機にUSB-C端子がありますが、これはiPad本体に対する充電用です。スマートコネクタを通して、充電します。
なお、給電量は非開示なのですが、高速充電はしていないように思えます。
バックライトは、搭載です。
16段階で明るさを調整できます。
----
以上、Apple Magic Keyboardの紹介でした。
純正品だけあって、タイピングにおける使い勝手の向上を優先した設計です。
画面の下端高い位置にあるので、無理のない姿勢で使えるのが良いところです。逆に言うと、タイピング以外の用途には少し使いにくいとは言えます。
タイピングに使うにしても、ノートPCや単独のBluetoothキーボードと違い、キーボード部分厚みがなく、角度がない上で、ストロークが1mmなので、長時間の本格的な入力は、(実用水準ではあるにせよ)値段に見合うほど快適か、といわれると微妙なところです。
不安がある場合は、【Bluetoothキーボードの比較記事】で書いた、(カバー兼用でない)製品のが疲れないとは言えるでしょう。
ーーー
【2022年発売】
【第10世代 第9世代iPad】
15・Apple Magic Keyboard Folio MQDP3J/A¥41,171 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
配列:日本語
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:約15mm
キーストローク:1mm
接続:スマートコネクタ
重さ:585g
一方、入門機用としては高めのキーボードに思えますが、現行のiPad用のキーボードも出ています。
キーは、メインキーがー15mmとすこし小さめです。
しかし、極小ながら、Fキー列がつくのが、特徴です。
立て掛け形状も、浮かせ気味に使えず、少し変わりました。
大きさの違いからかと思います。
---
結論的にいえば、キーボード付きの純正はこれしかないですから、純正で選ぶならこちらを選ぶことになります。
ただ、やはり、本体価格とのバランスが悪い面は否めないでしょう。
1-3・サンワサプライのキーボード
続いて、サンワサプライです。
iPad用だけですが、他社が出さない格安なモデルを展開します。
【2023年発売】
【第9世代 第10世代iPad 】(ipad 10.9 第10世代)
16・サンワサプライ SKB-BTIPAD3BK
¥10,826 楽天市場 (3/24執筆時)
配列:英語
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:17,5mm
キーストローク:1.3mm ±0.2mm
接続:Bluetooth 5.1
バッテリー:USB-C(266時間)
重さ:690g
SKB-BTIPAD3BK は、サンワサプライの販売するiPad用専用キーボードです。
格安の並行輸入(海外直送品)を除けば、最も安いと言えます。
ロジクールと同じで、こちらはスマートコネクタ式ではなく、Bluetooth接続になります。
現行製品では、(新しい上位機の方の)第10世代iPadのみ対応です。
ただ、旧型のiPad Air 10.5とiPad 9.7用も残ります。
重さは、690gです。
海外直輸入機もですが、本機のような格安機の場合、重さが問題点になります。
Apple純正もさほど軽くはない点はあるものの、ロジクールに比べると重めです。
もちろん、職場に置くような使い方は問題ないです。
取り外しも面倒ではないですから。
スタンドは、上図のような形です。
ヒンジで角度を変えられる仕様です。
ケースは、閉じた際のオートスリープには対応します。
キーボードの形式は、パンタグラフ式です。
文字キーのサイズ(キーピッチ)は、17.5mmです。
キーが沈む深さは、1.3±0.2mmです。
フルサイズキーより多少小さめですが、ストロークは少し余裕があります。
キーとキーが離れるアイソレーション式ですし、大きくは問題ないです。
キー配列は、一方、本機もMac配列ですが、英語キーボードの配列です(64キー)。
「@マーク」などの記号の配置が違うなど、ロジクール機で説明したのと同じように、日本語キーボードとは配列が少し違います。
一方、タッチパッド小型ですが、付属します。
そのほか、側面にタッチペン用のマグネットホルダがある仕様です。
充電方式は、USB-C充電式です。
ただ、最大266時間の保ちと、割と長めです。
Bluetooth 5.1と新しいバージョンで、省電力性が良いためです。
充電は4時間です。付属のUSB-A to USB-Cケーブルで行います。
バックライトは、ただし、省略です。
----
以上、サンワサプライ SKB-BTIPAD3BKの紹介でした。
並行輸入や直送品を除けば、最も安いと言って良いiPad用のキーボードです。
重さはあるので、持ち歩きは不便ですが、自宅内や職場に置いてたまに使うならば、その部分は妥協しても良いでしょう。
1-4・エレコムのキーボード
最後に、エレコムのケースキーボードです。
大阪の大手のPC周辺機器メーカーです。
【2024年発売】
【第9世代iPad 対応 】(ipad 10.2 第7-9世代)
17・エレコム TK-CA13BPBK
¥12,430 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【第10世代iPad 対応 】(ipad 10.9 第10世代)
18・エレコム TK-CA12BPBK
¥13,100 楽天市場 (3/24執筆時)
【iPad Air対応 】(iPad Air 10.9 第4-5世代)
19・エレコム TK-CA11BPBK
¥13,239 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
配列:日本語
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:17mm
キーストローク:1.3mm
接続:Bluetooth 5.2
バッテリー:USB-C(約21日)
重さ:530g
TK-CA12BPBKなどは、日本のエレコムのタブレット用のスマートカバー付きのキーボードです。
3機種あります。
現行製品だと、iPadの下位機と上位機、そして、iPad Air(M2)に対応します。
キーボードとしての接続は、本機もBluetoothを用いる仕組みです。
重さは、どれも530gです。
そこまで軽くも、重くもない水準です。問題ないでしょう。
スタンドは、角度調整対応です。
ケース裏に収納される脚で3種の使い方の提案です。
一方、説明書を見る限り、オートスリープの記述がないです。
ケースと連動した電源オフが欲しい場合、注意点です。
120分入力がないと自動スリープにはなるので、欠点とまでは言えないですが。
キーボードの形式は、こちらもシザー式パンタグラフです。
文字キーのサイズ(キーピッチ)は、17mmです。
キーが沈む深さは、1.3mmです。
サンワサプライと同じで、ストロークはタブレット用としては多少余裕がある数字です。
ただ、この部分は収納性とバーターではあるので、独自パーツで、小型化させても使いやすいように、純正やロジクールは調整されているとはいえるかもしれません。
キー配列は、日本語81キーです。
キー刻印はiOSに最適化されています。MacBookにも近いので違和感はないでしょう。
タッチパッドも付属です。
マルチタッチジェスチャーもしっかり対応です。
充電方式は、内蔵リチウムイオン電池にUSB-Cで充電する方式です。
21日間の保ちという情報です。
Bluetoothのバージョンは、Bluetooth.4.2です。
省電力対応で、電源安定性も問題ないです。
バックライトは、未搭載です。
----
以上、エレコムのTK-CA12BPBKなどの紹介でした。
比較的安めで、配列的に日本語キーボードになる部分を含めて、割と良い選択肢に思えます。
注意点は、上で書いた電源周りの仕様です。オートスリープに対応しないので、多少ですが、電源を消さないとバッテリー持続時間において多少不利でしょう。とはいえ、120分でスリープはするため、本編で書いたように、欠点とまでは言えず、弱点ほどの話です。
この手のキーボードでは、値ごろ感のある価格ですし、選んでも良いと思います。
ーーー
【2025年発売予定】
【第10世代iPad】
(かななし)
20・エレコム KEY PALETTO Folio TK-KP10UMBK
¥(17,600) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
(かなあり)
21・エレコム KEY PALETTO Folio TK-KP11UMBK
¥(17,600) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
(かななし:落ちついた配色)
22・エレコム KEY PALETTO Folio TK-KP12UMBK
¥(17,600) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
配列:日本語81キー
キー方式:メンブレン
キーピッチ:17mm
キーストローク:2mm
接続;USB-C(有線)
バッテリー:
重さ:740g
なお、同社からは、教育機関(キッズ)向けに、iPadで使えるキーボードも展開されます。
キートップに、ひらがな刻印が「ある」「なし」で2種類あります。「かななし」タイプは、落ちついた配色のモデルもあります。
キーは、メンブレンです。
子供用なので、打鍵耐久性というより、防水性を含めた耐用性が必要なのでそれからの採用かと思います。キーストロークも、2mmとある程度あります。
重さは740gで、サイズは、幅281×奥行194×高さ32mmです。
いわゆる「ランドセルの重さ問題」からすれば、もう少し工夫が欲しかった感じはあります。
ただ、個人のご家庭で、お子さんの学習用に購入する場合、iPad用だとこうしたモデルを見かけたことはないですし、ニーズがありそうです。
今回の結論
iPad用のキーボードのおすすめはどの機種?
というわけで、今回はiPad専用設計のキーボードを紹介してきました。
最後に、Atlasのおすすめ機種を改めて提案しておきます。
第1に、タイピングを最優先して考える場合におすすめなカバーつきケースとしては、
【2021年発売】
【iPad Air M2 11インチ 】(iPad Pro 11 M2, 第1-3世代)
8・Apple Magic Keyboard MJQJ3J/A
9・Apple Magic Keyboard MXQT2J/A
¥48,610 楽天市場 (3/24執筆時)
重さ:約600g
【2025年発売】
【iPad Air M3 13インチ 】(iPad Pro M2 M3)
10・Apple Magic Keyboard MDFW4J/A
¥49,840 楽天市場 (3/24執筆時)
重さ:(調査中)
【2024年発売】
【iPad Pro M4 11インチ】
11・Apple Magic Keyboard MWR23J/A
12・Apple Magic Keyboard MWR03J/A
¥47,778 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
重さ:約580g
【2024年発売】
【iPad Pro M4 13インチ】
13・Apple Magic Keyboard MWR43J/A
14・Apple Magic Keyboard MWR53J/A
¥57,384 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
重さ:約670g
配列:日本語
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:19mm
キーストローク:1mm
接続:スマートコネクタ
打ちやすさ ★★★★★
重さ ★★★☆☆
角度調整 ★★★★★
電池の保ち ★★★★★
耐衝撃性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
Apple Magic Keyboardでしょう。
先述のように、一体型タイプは、ロジクール機も含めて、構造的にキーストロークを犠牲にせざるを得ないため、単体のキーボード並の環境を得るのは難しいです。
そうした部分をふまえながらですが、タイピング専用として現状で選ぶ場合、Apple Magic Keyboardだと思います。
先述のように、本機は、独特なフロー構造で、下端が高めです。
角度調節も容易なので、この部分でタイピングしやすいと言えます。
キーも、本編では(普通のキーボードと比べたので)辛口だったと思いますが、兼用では十分以上の完成度です。
連続して30分を越えるような長時間作業をしないならば、本機が良いかと思います。
第2に、タイピングほか、いろいろなスタイルで使う方に便利なキーボードは、
【2023年発売】
【第10世代iPad】(ipad 10.9 第10世代)
1・ロジクール COMBO TOUCH iK1059GRA
¥(22,100) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:18mm
重さ:574g
【2024年発売】
【iPad Air M2 11インチ 】
2・ロジクール COMBO TOUCH iK1178GRA
¥(29,800) Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:19mm
重さ:495g
【2024年発売】
【iPad Air M2 13インチ 】
3・ロジクール COMBO TOUCH iK1277GRA
¥33,400 楽天市場 (3/24執筆時)
キーピッチ:18mm
重さ:685.9g
【2024年発売】
【iPad Pro M4 11インチ 】
4・ロジクール COMBO TOUCH iK1177GRA
¥33,400 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:18mm
重さ:474g
【2024年発売】
【iPad Pro M4 13インチ】
5・ロジクール COMBO TOUCH iK1276GRA
¥39,331 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キーピッチ:19mm
重さ:660g
配列:日本語
キー方式:パンタグラフ式
キーストローク:1mm
接続:スマートコネクタ
バッテリー:iPad給電
打ちやすさ ★★★★★
重さ ★★★★☆
角度調整 ★★★★☆
電池の保ち ★★★★★
耐衝撃性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ロジクール COMBO TOUCHでしょう。
アップルのようなフロー構造ではないので、タイピング時の使い勝手は少し負けます。
ただ、、タイピング、表示、スケッチ、リーディングとわりと使い回せる点は、逆に本機が有利でしょう。
一方、ロジクールには「フォリオ型」もありますが、やはり、キーボードが着脱式の「コンボ型」が利便性の上では、良いかと思い、こちらにしました。
その上で、アップル純正にはない、Fキー列の機能キーで、画面の明るさや、音量調整などができます。
タイピング利用時は、ノートPC的に使うわけですから、これらのキーが合った方が実際便利でしょう。
価格も、AppleのMagic Keyboardより「手加減」がありますし、費用対効果ではこちらかと思います。
第3に、iPad用のカバーつきケースとしておすすめできるのは、
【2020年発売】
【第9世代iPad 】(ipad 10.2 第7-9世代)
6・ロジクール SLIM FOLIO iK1055BK
¥17,100 楽天市場 (3/24執筆時)
【第10世代iPad 】(ipad 10.9 第10世代)
7・ロジクール SLIM FOLIO iK1060GRA
¥16,536 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:18mm
キーストローク:1mm
接続:Bluetooth 4.0 LE
バッテリー:コイン電池(4年)
重さ:495g
打ちやすさ ★★★★★
重さ ★★★★★
角度調整 ★★★☆☆
電池の保ち ★★★★☆
耐衝撃性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
SLIM FOLIOでしょう。
現行の下位機(第9世代)となるiPad 10.2インチ機は、コスパが良いのが売りなので、周辺機器でお金を掛けすぎたら本末転倒でしょう。
本機は、スマートコネクタ式ではなく、Bluetooth式ですが、専用設計なので、違和感なく使えるでしょう。
電池の保ちも、Bluetooth LEの採用で悪くないですし、問題ないです。
キー入力は、逆に本機は、ストロークが(そこそこ)深めです。
キーの質も悪くなく、この値段では打ちやすいと言えます。
本編でも書いたように、キー配列などで気をつけるべき部分がありますが、やはり、本体と値段的に見合うのは、本機かと思います。
ーーー
【2023年発売】
【第9世代 第10世代iPad 】(ipad 10.9 第10世代)
16・サンワサプライ SKB-BTIPAD3BK
¥10,826 楽天市場 (3/24執筆時)
配列:英語
キー方式:パンタグラフ式
キーピッチ:17,5mm
キーストローク:1.3mm ±0.2mm
接続:Bluetooth 5.1
バッテリー:USB-C(266時間)
重さ:690g
上位のiPad用で、価格の安いものとなるとサンワサプライの製品が候補になります。
若干重さはありますが、職場などに置いて使うならば問題ないでしょう。
iPadは安めで換えるのが売りですし、キーボードもこれくらいの価格が実際適当に思います。
本体価格のバランスを考えると、見逃せない製品です。
ーーーー
というわけで、今回の前編では、Bluetoothキーボードの比較でした。
1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
なお、本編中にも書きましたが、打ちやすさを主軸に考える場合、(カバーつきでない)単体のキーボードで、iPadに対応するものを選ぶのも手です。
今回紹介したロジクール機など、わりと安めのものもありますので、同時に見られても良いかと思います。
以上のリンク記事をご利用ください。
ーーー
1・ 最新のiPadの比較 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2: iPad〈10.2・10.9インチ〉
価格:5万円〜
1-3:iPad mini〈7.9インチ〉
価格:7.2万円〜
1-4:iPad Air〈10.9インチ〉
価格:8.5万円〜
2・ 最新のiPadの比較 (2)
2-1:iPad Pro〈11インチ〉
価格:12万円〜
2-2:iPad Pro〈12.9インチ〉
価格:16万円〜
2-3:おすすめ機種の提案【結論】
そのほか、iPad自体をお探しの方には、別に記事もあります。
これらもよろしくお願いします。
---
最後になりましたが、この記事が皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければうれしいです。
ではでは。