1回目記事からの続きです→こちら
2-1・パワージューサーの比較
2回目記事のトップバッターは、遠心分離方式を採用するパワージューサー型の製品です。
1・ジューサー・ミキサーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:スロージューサー
1-3:ボトルミキサー
2・ジューサー・ミキサーの比較 (2)
2-1:パワージューサー
2-2:パワーミキサー〈中型〉
2-3:料理用ミキサー〈大型〉
3・ジューサー・ミキサーの比較 (3)
3-1:他のミキサー
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
スロージューサー同様に(繊維質がない)サラサラ系のジュースで、完全な100%ジュースができます。
現在このジャンルの製品を作っているのは、パナソニックと、ハイブリッド型のクイジナートだけですのでそれらの機種の紹介です。
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なお、以下では、Atlasの高評価できるポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2016年発売】
22・Panasonic 高速ジューサー MJ-H200-R
22・Panasonic 高速ジューサー MJ-H200-W
¥ 13,300 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:パワージューサー
回転数:11900回転
連続運転時間 :連続
定格容量:500ml
サイズ:幅210×奥行294×高さ293mm
MJ-H200-R は、パナソニックのパワージューサーです。
本体の大きさは、幅21.0×奥行29.4×高さ29.3cmです。
パナソニック製を含めた低速ジューサーと比較して、「低身長で幅広体系」です。
高さがある製品は(隙間への)設置性は良いですが、圧迫感(存在感)があります。
本機はそうでもないので、必要のないときのしまいやすさを含めて、設置性は良いと言えます。
基本的な使い方は、低速ジューサーと同じです。
2-3cmに切った野菜や果実を投入口にいれて、押し込み棒(プッシャー)で、ゆっくり押し込んでいく方式です。
ただし、スクリューミルで挽いていくのではなく、カッター切っていく方式です。
低速ジューサーは1杯の搾汁に1分ほどですが、遠心分離方式のこちらは高速に処理できます。連続運転もできるため、一度に1L作るなど、大量処理したい場合、特に向きます。
回転数は、11900回転となります。
栄養素の点では、スロージューサーと比べてしまうと、ポリフェノールやビタミンの残存率の点などで不利です。とはいえ、熱処理される市販のジュースと比べれば、自家製ジュースの「栄養価は高い」です。
大人数家族などの「スローフード」している場合ではない!場合は、こちらも良い選択肢でしょう。
味の点では、先進分離で絞りかすが分離されるため、低速ジューサー同様にスッキリ味のジュースです。味の部分では、低速ジューサーに負けていません。
タンク容量は500mlです。
ただ、外付けタンクなので、繰り返し難度も搾汁可能です。
定格時間(連続運転時間)の定めもないので、連続利用ができます。
カス受け部分も1.7Lの大容量です。
ただ、高速ジューサーの場合も「粘り気のある食材に対応できない」ためバナナは非対応です。
また、遠心分離方式という「荒技」を使うため、もも・いちご・キウイ・パイナップル・かきなど果肉が多く、容器から流れ出にくいものものもNGです。
対応するのは、リンゴ・オレンジ・ニンジン・トマト・セロリ・キャベツなどの葉野菜です。対応の幅は低速ジューサーより狭いです。
お手入れは、4つのパーツを水道で洗うのが基本です。
点数はそれ程多くなく、苦ではないでしょう。ただし、食洗機は非対応です。
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以上、パナソニックのMJ-H200-Rの紹介でした。
大量処理できる点でニーズはあると思います。他社があまり積極的に新製品を出さない分野なので、非常に貴重です。
【2022年発売】
23・クイジナート CBJ-450J
¥14,036 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:下で説明
回転数:20,000回転
連続運転時間 1分(10分)
定格容量:450 mL
サイズ:幅230 ×奥行165 ×高さ316mm
CBJ-450J は、米国の調理家電メーカーのクイジナートが販売するジューサー/ミキサーです。
本機のタイプは、珍しい「ハイブリッド型」です。
ようするに、繊維質をこして100%ジュースを作るパワージューサーと、氷はいれるが、食物繊維が摂れるスムージーが作れる、ボトルブレンダーという2つの機能性があるのが「売り」です。
したがって、ボトルブレンダーとしての要素もあるのですが、実際的に強いのは「パワージューサー」の部分なので、こちらで紹介しました。
本体の大きさは、 幅230 ×奥行165 ×高さ316mmです。
パワージューサーとして考えると背が高く、ボトルブレンダーとして考えると幅広で、設置性は多少悪いです。
回転数は、パワージューサー利用時・ボトルブレンダー利用時で異なります。
第1に、100%ジュースを作るためパワージューサーとして利用する場合、8000回転/分、10000回転/分からの選択です。「高速」です。
絞りかすは、パワージューサーなので、再度のカス受けに溜まります。(食物繊維を効果的に摂るため)何かしらの料理に再利用しても良いでしょう。
第2に、食物繊維入りのファイバージュースを作ため「ボトルブレンダー」として、利用する場合は、回転数は20000回転・16000回転です。
450Wクラスと小型機ではあまり見られない出力で、強力です。
ただ、この部分は一長一短です。
冒頭書いたように、本機は「パワーブレンダー」を(やや無理やり)ボトルブレンダーにしているような機種なので、この場合の定格時間が1分です。
モーターが冷えるまで使えないので、連続調理は無理です。
ドラムの容量は、450mlですので、基本的にボトルブレンダーとしては連続利用ができません。
なお、ジューサー利用の場合は、定格時間10分ですので、ほぼ問題ないです。
ブレードは、特段説明がない4枚刃です。
硬い種などは非対応です。やはり、ブレンダーとしてはあまり個性がないです。
お手入れの手軽さは、パーツ数としては、それなりにあります。
手洗い前提に考えると、パナソニックより面倒そうです。
一方、食洗機に対応できるため、お持ちの方は手軽です。
ただ、耐熱温度は70度なので、除菌温度を出せる構成の食洗だと、完全に対応しているとは言いがたい部分はあります。デリケートモードなどで洗う方が良いかと思います。
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以上、クイジナート CBJ-450J の紹介でした。
家電のハイブリッド化は難しいことが多いのですが、パワージューサーとボトルブレンダーは、仕組みとしてあって良いと思えました。
サイズも、小型ではないですが、(ジューサーとしてみれば)さほど大きくはないので、その部分も問題ありません。ただ、(ファイバー入りなどを作る場合の)ブレンダーとしては1分です。
その点で言えば、あくまで欲しいのは「パワージューサー」という方で、スムージー作りは「ちょっと試してみたいな」程度の方が良いでしょう。
ただ、ボトルブレンダーは必ずしもジュース作りに限定して使う方ばかりではないでしょうし、作動時間内に収まる作業も多いです。需要はあると思います。
2-2・中型のパワーブレンダーの比較
続いて、中型の「パワーブレンダー」の比較からです。
前半で見た小型の「ボトルミキサー」をみました。
このタイプも同じくミキサー(切削型)なのですが、やや大きめで、上ふたから食材を投入できる構造です。
後から食材が入れやすいので、スムージーなどの食感調整がしやすいほか、だいたいの製品が、耐熱性をもつ容器で、回転数が調整できる機種なので、スープ作りなど、料理全般に便利に使える製品となります。
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このタイプは結構数があるので、600MLクラスと、1L以上クラスとさらに細かく分けました。
1・600MLのモデル
【各色】
24・T-fal クリック&テイスト BL143GJP
24・T-fal クリック&テイスト BL1431JP
¥6,791 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:19000回転/24000回転
連続運転時間 4分
定格容量:600ml
サイズ:幅9.5×奥行9.5×高さ33.5cm
クリック&テイストは、フランスのティファールの製品です。
方式は、遠心分離機能がない「ミキサー」型です。
本体の大きさは、9.5×9.5×33.5cmです。
上から食材を入れられるタイプの製品では、だいぶスリムです。デザインも格好良いです。
ドラムの容量は、600mlです。
400mlクラスに較べて、家族2人分が同時に作れるサイズです。
ブレードは、こちらもチタンコートの刃で、他社と同じです。
回転数は、一方、19000回転と24000回転とかなり速いです。
高速運転と超高速運転に切り替えられる点がメリット性です。
最初に高速運転であら潰しして、そのあと超高速運転に移行するなど、 食材の堅さなどに合わせて柔軟に利用できるのが魅力です。
栄養素と味の点では、本機は、(パワー)ミキサータイプです。
1回目記事の冒頭で多方式と比較しましたが、食物繊維をこし取らないため、飲みものと一緒に採れるのがメリットです。
ただ、前半で見たようなミキサー方式のジュース専用機に比べれば、このタイプは、栄養素の部分で特段の工夫はありません。
レシピ集は、T-Falらしく、スムージーやラテなどユニークで面白いレシピが提案されています。
お手入れは、ミキサーは構造が単純なので問題ないでしょう。
なお、この機種は、回転が強力なので、アタッチメントを交換すれば、珈琲や胡椒などをひけるコーヒーミルと、粉末茶ができるティーミルとしての機能も持ちます。
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以上、T-Falのクリック&テイストの紹介でした。
他社と較べた場合、ジューサー以外にも使える汎用性の高さが「売り」でしょう。デザインもスッキリしており、どこの台所にも合いそうです。
【2020年発売】
【ミルなし】
25・T-fal ミックス&ドリンク ネオ BL13AEJP
¥4,970 楽天市場 (7/4執筆時)
【ミルあり】
25・T-fal ミックス&ドリンク ネオ BL13C5JP
¥6,180 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:15000回転/20000回転
連続運転時間 4分
定格容量:600ml
サイズ:幅10.5×奥行10.5×高さ31.5cm
ミックス&ドリンク ネオも、フランスのT-Falの製品です。
位置づけは難しいのですが、価格的には、1つ上で紹介した同社のクリック&テイストの下位機種といえます。
本体の大きさは、幅10.5×奥行10.5×高さ31.5cm です。
大きくはないですが、収納性は、クリック&テイストよりは下でしょう。
ドラムの容量は、600mlです。
定格容量は同じです。
ブレードは、本機もチタンの4枚刃です。
パウエリックスライフブレードとという名前で、耐久性も高いです。
回転数は、15000回転と20000回転の2段階です。
一方、クリック&テイストと比較する場合、本機は100W強く、大型製品に比する300Wのパワーです。
なお、小型形状で、出力が高い製品だけに、持続性は心配です。
しかし、本機は、エアークーリングシステムで、モーターを冷ましつつ運転するので、パワーの持続性は期待できます。
お手入れは、本機も手軽です。食洗機に対応します。
一方、本機については、ティーミルは付属しません。また、シルバーの下位機については、ミル自体付属しませんので、この部分では、クリック&テイストのほうがグレードは上でしょう。
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以上、ミックス&ドリンク ネオの紹介でした。
「コンパクトでパワフル」という機種を探しているならば、この値段の製品としては、割と良い選択肢でしょう。
心配な安全面も、手軽に開け閉めできる2段階ロックシステムがありますし、氷や固い食材への対応力は本機のが上でしょう。
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【2021年発売】
26・ ラドンナ Toffy K-BD1-RB
¥5,500 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:20000回転/21000回転
連続運転時間 2分
定格容量:600ml
サイズ:幅16.5×奥行12.0×高さ31.5cm
なお、同じく、定格容量が600mlの製品は、セレクトショップ系のラドンナも発売します。
同社が得意なレトロモダンな外観でオシャレな製品です。
本体色は、黒のほか、ピンク( K-BD1-SP)・アクア( K-BD1-PA)・ホワイト( K-BD1-AW)が選べます。
回転数は、本機も2段階で調整できますが、1000回転の差しかない点で、本機についてはこの機能は「オマケ的」でしょう。
4枚刃で切れ味は良さそうですが、定格運転時間が2分と短い点と、食洗機に非対応な点は注意点です。
2・1L以上のモデル
続いて、パワーブレンダーのうち、定格容量が1Lを超えるファミリー向けの紹介です。
一度に調理をしたい場合、人気のサイズです。
【2022年発売】
27・テスコム Pure Natura TMX20A
¥3,575 楽天市場 (7/4執筆時)
【2019年発売】
27・テスコム Pure Natura TM856
¥4,580 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:10000回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅15.0×奥行18.0×高さ34.0cm
Pure Natura TMX20Aは、テスコムの製品です。
信州松本に工場を持つ日本企業です。美容家電にも強いですが、「刻む系」の調理器具もわりと出しています。
なお、旧機種となるTM856が残ります。
モーターのパワーなどは同じですが、モーターの過負荷検知の部分で検知性能が上昇したほか、写真のような、抜き差ししやすいプラグなどが新採用です。
値段差もないので、新機種で良いでしょう。
本体の大きさは、幅15.0×奥行18.0×高さ34.0cmです。
それなりにサイズ感はあるのですが、写真のように逆さにボトルが入るので、収納時に、高さは稼げます。
ドラムの容量は、1000mlです。
1Lクラスとなると、ドラムの素材により注目するべきですが、本機についてはガラスです。
値段的に仕方ないですが、やや重さはあると考えてください。また、耐熱ガラスではないので、40度以上の素材は扱えません。
この点で、本機については、「スムージー作り専用」といえる昔ながらの製品です。
ブレードは、本機はチタンコートの刃です。
格安機ですが、絶対に重視すべき部分はしっかりしています。
回転数は、一方、10000回転です。
かなり遅いですが、値段を考えると仕方ないでしょう。スムージーを作る場合でも、繊維の切削は少し悪いでしょう。
定格時間は、4分です。利用後2分の休止が必要です。繰り返し、15分まで利用できます。
レシピ集は、ありません。
お手入れは、ミキサーは構造が単純なので問題ないでしょう。
ただし、食洗機は非対応です。
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以上、テスコムのPure Natura TM856の紹介でした。
値段がとにかく安い点が売りでしょう。格安機のロングセラーですが、堅牢な刃と安全性などに配慮が高いゆえでしょう。
耐熱性のないガラス製のカップで重めという点が、古典的といえばそうですが、値段相応の実用性はあるといえます。
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【2016年発売】
【ミルなし】
28・テスコム TM8200
¥4,698 楽天市場 (7/4執筆時)
【ミルあり】
28・テスコム TM8300
¥5,176 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:12000回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅16.7×奥行16.8×高さ37.5cm
なお、テスコムは、以上の上位機も販売します。
同じく1Lクラスで、サイズはほぼ同じです。逆さま収納できる構造などを本機も持ちます。
比較する場合、本機は、回転数が12000回転と多少伸びています。
同社によると(下位機に比べ)スムージー作りに最適な切削効率とのことです。
そのほか、このグレードからは、途中で具材を入れやすいセンターキャップ式です。
一方、ボトルは引き続き、耐熱性のないソーダガラスで、重さの点で不利な部分はありそうです。
いずれにしても、この価格帯だと、T-Falをはじめライバルは多いので、比較は重要でしょう。
29・パナソニック MX-X301-R
30・パナソニック MX-X301-G
¥8,539 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:11300回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅20.3×奥行21.4×高さ37.5cm
ファイバーミキサー MX-X301は、パナソニックが発売する高速ミキサーです。
本体の大きさは、幅20.3×奥行21.4×高さ37.5cm です。
しっかりとしたサイズと存在感はあります。
ドラムの容量は、1000mlです。
ここまで見たものより大きめです。一度にある程度の量を作りたい方に向いています。
なお、パナソニック機の場合、ミキサーコップ(ジャー)はガラス製です。
耐熱性はないものです。
ブレードは、ブラックハードチタンコートの硬質のカッターを装備します。
氷だけ砕くこもが可能で、かき氷を作ることもできます。もちろん、フルーツジュースなどもできます。た必ず氷などの水気を入れる必要があります。
回転数は、10300回転と7900回転となります。
高速と低速の2段階で調整可能です。
果物などの食感を残したい場合、低速を使います。
栄養素の点では、他社と同じミキサータイプなので、同様の傾向でしょう。
面白いのは、上部に後から食材を投入できるアレンジホールを搭載する点です。
この機種はスムージーも作れますが、例えば、リンゴだけは食感を残したい場合など、食材を後から投入できます。同様に、後から加水もできるので、調整しやすいです。
なお、このジューサーは、食材の粘度の高いポタージュやカボチャスープや、食材の水分量が少ないパスタソースなども作れます。
一方で、とろろ汁・マッシュポテト・介護流動食などは非対応です。このようなものの調理は【フードプロセッサーの比較記事】で紹介したような別ジャンルの家電が必要です。これは、後ほど紹介する、大きなパワーブレンダーでも同様です。
お手入れは、本機も手軽です。
食洗機に対応します。同社は食洗機もだすので、そのために、やや大きな機種もガラス製にしているのかも知れません。
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以上、パナソニックのMX-X301の紹介でした。
大きさのメリット性のほか、仕組みとしてはアレンジホールが面白いです。
一方、栄養素の面では、低速ジューサーで分離した繊維を料理して食べない前提ならば、こうしたミキサータイプの方が繊維質は取れるとも言えます。
このあたりは一長一短ですが、そのメリット性を評価し、「ファイバーミキサー 」という商品名にしているのだと思います。
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【中位機種】
31・ファイバーミキサー MX-X501-N
¥12,409 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【上位機種】
32・ファイバーミキサー MX-X701-T
¥13,555 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:11700回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅20.3×奥行21.4×高さ37.2cm
なお、パナソニックからは、「ファイバーミキサー」MX-X301の上位にあたるモデルが2機種発売されています。
MX-X501-Nは、コーヒー豆用のミルが付属し、 MX-X701-Tは、ミルのほか、小型の1人用の小型タンクが付属します。
違いは付属品の部分だけなので、これらの要不要で選ぶと良いでしょう。
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【業務用ミキサー】
33・パナソニック MX-153G-W
¥40,100 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
34・パナソニック MX-153P-W
¥38,515 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:9700回転
連続運転時間 4分(2分停止)
定格容量:1800ml
サイズ:幅18.8×奥行26.2×高さ51.2cm
また、ファイバーミキサーを、1.8L大容量の「業務用」に仕立てた製品も2020年に登場しました。
ジュースバーなど業務向きでしょう。なお、MX-153Gは、ガラスボトル、MX-153Pはプラスチック製ボトルです。
【2022年発売】
【通常色:白色】
35・TIGER ミキサー SKT-G100-WS
¥12,521 楽天市場 (7/4執筆時)
【限定色:緑色】
35・TIGER ミキサー SKT-N101-GM
¥13,702 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【2020年発売】(旧製品)
35・TIGER ミキサー SKT-A100-WM
¥12,617 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:9000回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅21.0×奥行19.0×高さ38.2cm
SKT-G100は、タイガーの上位機です。
新旧両機種あります。外観色ほか、新機種についてはカップが食洗機対応になったほかは違いがありません。
本体の大きさは、幅21.0×奥行19.0×高さ38.2cm です。
パナソニック機とだいたい同じです。
ドラムの容量は、1000mlとかなり大きいです。
ティファールにもう少し大きいものがあるものの、一般的な家庭用としては最大クラスです。
ドラム(ジャー)は、(割れないワイングラスなどにも使われる)トライタン樹脂です。そのため、1Lモデルとは言え軽いです。
定格時間は、4分です。
ただ、モーターを冷やすのに要する時間は2分と短いため、実際のところ連続使用はできます。
静音性は、引き続き、静音性に配慮があり、稼働音は66dBの範囲に収まっています。
大型の高速ミキサーで、70デシベルを下回る水準の製品は珍しいので、静音性に配慮したい場合は選択肢となるでしょう。
ブレードは、この機種は強力で、ブラックチタンコート6枚刃です。
回転数は、パワフルモード時に9000回転です。
さほど高速とも言えませんが、おそらく刃の強力さも含め、果実を皮や種ごと粉砕する力を持ちます。
アボカドやキウイなど、皮・種自体に栄養素が多い食品には特に向くでしょう。
そのほか、スムージー作り用に回転数を落とした通常運転・間欠運転が選択できます。
お手入れは、本機も手軽です。
トライタン樹脂は耐熱性があるので、食洗対応です。
旧機種は明示がなかったのですが、新機種で表示されました。
その他の部品は、手洗いです。
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以上、タイガーのSKT-G100の紹介でした。
静音性とパワフルさという両立しにくい部分を両立した点に大きな特色があります。
一方、静音性を重視する機種であることもあり、回転は高速ミキサーとしては、引き続き遅めである点、海外製の上位機とは異なります。
ただ、日本の「朝のニーズ」にはかなりマッチしている製品で、集合住宅などで朝早く利用する場合は、向くでしょう。
【2022年発売】
36・TIGER ミキサー SKS-R100-WS
37・TIGER ミキサー SKS-R100-KD
¥10,091 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:9500回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅18.4×奥行16.6×高さ34.5cm
SKS-R100も、タイガーの1Lサイズの製品です。
ただ、先ほどみた製品とは方向性が異なります。
本体の大きさは、幅18.4×奥行16.6×高さ34.5cm です。
先ほどみた製品より多少ですがスリムです。
ドラムの容量は、1Lです。
定格時間は4分です。
ただ、2分モーターを冷ますだけで、5回までは連続運転ができます。
静音性は、一方、本機については、「静か」という記載はないです。
回転数は、最大9500回転です。
ブレードは、この機種は強力で、チタンコート6枚刃です。
上で見た「パワフルな機種」とおなじ素材です。
ただ、本機は、パワフルモードがなく「アボガドの種も砕ける」パワーはないです。
その代わりに、200mLのミルとお茶用ミルが付属します。
お茶ほか、乾物類や、ナッツ類などの粉末化に利用できます(定格時間1分)。
この部分が、先ほどみた機種との違いです。
お手入れは、本機も手軽です。
カップはトライタン樹脂製で、食洗対応です。
そのほか、ボタンを押した際だけ、回転するフラッシュボタンが付属です。
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以上、タイガーのSKS-R100の紹介でした。
種を砕くほどのパワーは不要で、むしろ「ミルが便利」と感じる方は、こちらでしょう。
ただ、他社にもうすこし安く「ミル付き」はありますので、小さい「お茶専用ミル」が欲しい方が、主に選ぶべき機種、と言えるかもしれません。
【2021年発売】
【ミル付き】
38・ 象印 BM-SS10
¥9,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【ミルなし】
39・ 象印 BM-SA10
¥7,685 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:8800回転
連続運転時間 4分
定格容量:1000ml
サイズ:幅15.0×奥行15.0×高さ36.5cm
BM-SS10 は、象印の上位機です。
白物家電における、タイガーのライバルと言える日本企業です。
黒色モデルはミル付き、白色モデルはミルなしとなります。
なお、ミル(200g)でコーヒー豆をすることが提案されています。
しかし普通のプロペラカッターですので、この用途ならば【コーヒーミルの比較記事】で書いたような専用製品のが良いでしょう。
本体の大きさは、幅15.0×奥行15.0×高さ36.5cmです。
定格容量1Lの製品とすれば、ややスリムです。
ドラムの容量は、1000mlです。
タイガーは、トライタン樹脂でしたが、ライバルの象印はコポリエステル樹脂です。
トライタンは長瀬産業の製品名で、そちらもコポリエステル樹脂なので、出所は不明ながら同じ系統です。
一方、象印の場合、1.9kgとタイガー機より約1kg軽いのは言及に値します。
静音性は、騒音値が非開示です。
ブレードは、クラッシュ&カット チタンコートブレードです。
形状は、パナソニックとほぼ同形状の4枚刃です。
回転数は、8800回転となります。
ハイ・ローと間欠運転ができます。低速運転は掃除などに基本使うもので、スムージーも「ハイ」で作ります。
氷も砕けますが、切削力については、先ほどのタイガー機のが上でしょう。
お手入れは、このタイプは手軽です。
一方、食洗機については、コポリエステル樹脂は耐熱ではないので、非対応です。
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以上、象印のSKT-A100-WMの紹介でした。
1Lタイプのでは、他社と比べてもかなりのスリム・軽量機です。この部分を重視したい場合は、選択肢にできるでしょう。
ただ、多少パワーで負ける部分と、耐熱性を含めたケース素材の部分で劣る部分があるとは言えます。
【2022年発売】
【タンバーのみ】
39・ブラウン パワーブレンド1 JB1160BK
¥8,880 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【+ブレンダー】
39・ブラウン パワーブレンド1 JB1168WH
¥11,943 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【+ブレンダー+スムージータンブラ】
39・ブラウン パワーブレンド1 JB1169BK
¥12,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:16300回転
連続運転時間 3分
定格容量:1000ml
サイズ:幅19.0×奥行18.5×高さ38.5cm
JB1160BKなどは、ドイツが販売する大きめモデルです。
後述するように、付属品の違いで3機種です。
本体の大きさは、幅19.0×奥行18.5×高さ38.5cmです。
ドラムの容量は、1000mlです。
グラスは、ガラス製なので、軽量化の部分では配慮がないです。
ブレードは、ステンレス製の4枚刃です。
同社は、パナソニック同様にシェーバーの展開があるので、刃に関する自社のこだわりはあるでしょう。三角形のジャグ構造です。
トライアクションテクノロジーと呼びますが、食材の均一のかくはんを融資しています。
回転数は、最大16300回転です。
回転数は示しませんが、スピードは、2段階で調整可能です。
間欠運転(パルス)もできます。
お手入れは、本機も手軽です。食洗機に対応します(70度以内)。
一方、上位機については、スムージータンブラが付属です。氷などをいれての持ちはこび用で、容量としては、400mlです。ボトルブレンダーのように接続して利用します。
また、中位機以上は、ミルが付属します。
ブラウンはブレンダーと呼びますが、実際スパイス換算でも80g(コーヒー豆で50g)と小さいので、実際的には「ミル」といったほうが分かりやすいです。写真はやはりそう書いていました。
そのほか、安全装備として、ジャグロックほか、サーモ(温度制御)とモーター冷却システムも装備です。
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以上、JB1160BKなどの紹介でした。
他社と較べた場合、スムージータンブラ(ボトルブレンダー)の形状でも利用できるため、その部分が、ワンポイントです。
その上で、この手の調理器具では「信頼のある」メーカーで、刃の部分に工夫があります。容量と重さについてがあまり気にならないならば、選択肢になるでしょう。
【2020年発売】
40・T-fal ブレンドフォース ネオ BL4201JP
¥7,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:16500回転/20000回転
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm
ブレンドフォース ネオ BL4201JPは、ティファールが販売する大きめモデルです。
本体の大きさは、幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm です。
容量の割には設置性は良いと言えます。
以前は、スパチュラがおまけで付いた赤色デルもありましたが、現在は白モデルのみの展開です。
ドラムの容量は、1250mlです。
料理用にも使えそうなサイズです。
ただ、続いて紹介していくような料理用の大型機の類ではなく、パワーや使い勝手の点で、(多めの)ジュース作りに最適化された製品です。
なお、大きめですが、ジャー(ボトル)はプラスチックなので、軽量です。
ブレードは、一方、大型機なので、6枚刃です。
POWELIXという、X字の独特なブレードで、最近同社が売り出している形状です。
速度(調理時間)面の利点があるほか、なめらかな仕上がりになるとされます。
その上で、同社の小型機種同様に、「エアークーリングシステム」を採用するので、モーター加熱によるパワーの低下が起きにくい仕様です。
回転数は、16500回転と20000回転の2段階です。
切替式であり、使いやすそうです。
お手入れは、本機も手軽です。食洗機に対応します。
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以上、T-Falのブレンドフォースの紹介でした。
1Lを超える大型機で、1万円以内で購入できる機種は少ないです。
高級機に較べると、真空にするなど、面白い工夫はないですが、大量に処理したい方で、予算を節約したい方には良いでしょう。
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【2022年発売】
41・T-fal ブレンドフォース ネオ BL42X1JP
¥11,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:高速ミキサー
回転数:16500回転/20000回転
連続運転時間 3分
定格容量:1250ml
サイズ:幅18.2×奥行17.2×高さ37.2cm
なお、同社はチョッパーがセットになる、ブレンドフォース ネオ パウエリックス マルチも登場しています。
550mLのチョッパーが付属するので、ミンチ作りなどにも使える「ハイブリッド」です。その部分では、次に見ていく「料理用ミキサー」の小さめと言えます。
チョッパー用と下部の刃は共通になるので、新形状のパウエリックスブレードとして、固い食材や、粘つく食材への対応力を高めています。
一方、回転数・定格時間はハンドブレンダーとだいたい同じですので、同じ感覚使えるでしょう。むろん「混ぜる」ことの専門性は、フードプロセッサーに及びませんが。
「ミキサー機能」と「ミンチ作り」さえできれば良いという方はわりといそうなので、ハンディタイプに比べたときの「収納性の悪さ(大きさ)」は問題にならないご家庭ならば、本機も良いかと思います。
2-2・料理用ミキサーの比較
つづいては、ドラムの容量が1.2Lを超える料理用ミキサーを紹介します。
ジュース作りもできますが、どちらかといえば、スープ作りなど「料理に利用」する方が多そうな製品とです。
【2018年発売】
42・クイジナート SPB-650J
¥ 15,334 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:9000・15000回転
連続運転時間 4分(調理間隔1分)
定格容量:1.5L
サイズ:幅17.4×奥行21.8×高さ39.1cm
SPB-650Jは、米国のクイジナートのパワーブレンダーです。
伝統的な形状のミキサーとしては、高機能といえるモデルです。
本体の大きさは、幅17.4×奥行21.8×高さ39.1cmです。
過度に大きくもないですが、小型ではありません。
それなりに「存在感」のあるのは、さすがアメリカ製という感じです。
容量は、1.5リットルのかなり大型のモデルです。
なお、大容量タイプは、ジャー(ボトル)の重さにも注意するべきですが、ブレンダージャーは、ガラスではなくトライタンです。
割れないワイングラスなどにも利用される素材で、軽いです。
ブレードは、ステンレス製の4枚刃です。形状的に独自のデザインで、切れ味は高いです。
回転数は、9000回転・15000回転が選べます。
低速は、スープ作りなど、高速は、ジュースやスムージーに向きます。
また、断続機能も搭載で、間欠運転もでき、料理向けです。
そのほか、家庭で作った氷を砕くアイスクラッシュボタン、自動でスムージーを作れるスムージーボタンが搭載です。
お手入れは、一般的なミキサーと同じで、外して洗うだけなので手軽だと言えます。
本体を除いて食洗の利用はOKです。
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以上、クイジナートのブレンダーの紹介でした。
何かしらを多めに作りたい方に向く製品です。また、他社機に比べると、ジャーが軽量である点が売りと言えるでしょう。
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【2022年発売】
42'・クイジナート CBT-PRO-1500J
¥ 33,260 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:1.4万・1.8万・2.2万回転
連続運転時間 3分(休憩1分)
定格容量:1.5L
サイズ:幅19.6×奥行23.9×高さ43.6cm
なお、クイジナートは、主にプロ用として機能強化したCBT-PRO-1500Jという製品も展開します。
通称「ハリケーンブレンダー」です。
定格容量は、1.5Lですので同じです。
業務用なので、容器容量(1.7L)、満水容量(2L)という数字も出ますが、実使用量としては同じです。
回転数も、下位機種よりもアップします。
アイスクラッシュ用に2.2万回転が使えるほか、3段階の調整が可能です。
間欠運転もできます。
ブレードも、ステンレス製の4枚ブレードです。
掘削率をあげ、時短させています。
耐久性も、ブレードに耐久性を持たせるためツインベアリング仕様にしているほか、連続使用時の故障を防ぐために、(同社のフードプロセッサーのように)サーモスタットを装備します。
そのほか、3分間までのタイマー機能があります。ようするに、「手放し」で作業できることにも重点を置いて「業務用」と言えます。
先ほどの機種と同じで自動プログラム(スムージー)も対応です。介護食など、決まったレシピを毎日作るような感じの利用にも良さそうです。
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結論的にいえば、パワー(馬力)が欲しい場合に、選択肢にできそうです。
次に見るヴァイタミックスのがより強力ですが、値段差やサイズ感が違うと言えます。ただし、強力な分だけ「うるさい」ので、家庭向きとしては普通オーバースペックです。
先ほどの機種のが良いかと思います。
【2020年発売】
43・Vitamix V1200i
¥128,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2.2馬力)
連続運転時間 8分
定格容量:2L
サイズ:幅20.3×奥行28×高さ43.2cm
Vitamix V1200iは、アメリカのバイタミックスの代表的なパワーブレンダーです。
バイタミックスは、20世紀初頭から通販でミキサーを売っている老舗会社です。
家族経営で多展開しない「一点突破型」の経営方針が功を奏して、「世界で最も有名」なミキサーメーカーです。
ブレンダーの老舗であり、アメリカでは「パワーブレンダー」というとバイタミックス社の製品を意味すると言っては過言でないでしょう。2020年に約10年ぶりに新機種になりました。
本体の大きさは、幅幅20.3×奥行28×高さ43.2cmです。
背は高いですが、それ以外は、意外とスマートです。昔の機種より背が低くなりました。
また、カウントダウンタイマーが付属するようにもなりました。
本体容量は、2Lの大容量を誇ります。
ジャー(ボトル)は、こちらも軽量のコポリエステル樹脂なので、重くないです。
回転数は、本機は非開示です。
ただ、前モデルが、2馬力・最大37000回転で、今回が(米国版で)2.2馬力なので、電圧の違いを考慮しても、どの機種より高速で、かつ、「砕ける」製品です。
速度的には、ダイヤルで10段階調整が可能です。また、間欠運転も可能です。
ブレードは、形状としては普通の4枚刃です。
ただ、分厚い特殊ステンレス製で「ハンマーのよう」とメーカーが形容するように、固い種でも、氷でも細断していきます。したがって、細断スピードも他機より高速です。
本機の場合、とにかく刃とモーターが強く、かつ10段階で調整できるので、調理種がかなり多いです。
混ぜる・潰す・刻む・砕く・加熱・冷却・挽く・撹拌とマルチに利用できる仕様です。
その点で言えば、さきどみたT-Fal機と同じで、ハンディタイプや【フードプロセッサーの比較記事】でみた製品とできることが被るので、ジューサーとのハイブリッド家電とも言えます。
なお、加熱は、モーターによる食材の摩擦熱を利用しますが、それで(冷たい食材やミルクが)90度まで上がるというのはさすが「2.2馬力」です。
なお、ブレード交換式ではないので、「刻む」という用途は、スライサー的な意味ではないです。
ジャーは、耐熱仕様ですので、熱いものでも大丈夫です。
VitaMix/TNC5200-ドライコンテナ 0.9L
¥25,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
なお、付属はウェットタイプのコンテナです。
別売のドライコンテナを導入すると、穀物などの乾燥素材のミックスを細かく砕くことが可能です。
お手入れは、ミキサー型なので楽です。
一方、安全面も、載せるケース(ジャー)によって、最大の運転時間を変更する「自動検知システム」や、作業中にふたが閉まっていない「インターロック」などを装備します。
本機は、とくに強力なので、こうした部分も重要でしょう。保証も10年です。
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以上、Vitamix V1200iの紹介でした。
多くのかたには、オーバースペックですし、ここまで本格的なものは不要でしょう。
ただ、本格的に「アメリカの家庭料理」を大量に作りたい方は良い選択肢でしょう。
Atlasもアメリカ滞在中に、滞在型ホテルのキッチンにあった前モデル(TNC5200 )を利用しましたが、パワーは凄かったです(音も)。
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【2022年発売】
44・Vitamix Ascent A3500i S
¥200,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
【2020年発売】(本体のみ)
44・Vitamix Ascent A3500i
¥-------- Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2.2馬力)
連続運転時間 8分
定格容量:2L
サイズ:幅20.3×奥行28×高さ43.2cm
なお、バイタミクスの最上位機は A3500iです。
2022年に新型番になりました。
違いは付属品です。新機種はインターロックコンテナのほか、600mlのカップと225mlの小さめのボウルが付属です。
ただ、主には、アメリカのインフレとドル高に起因する型番の変更でしょう。
これは仕方ないです。
本体サイズは同じですが、こちらについては、スムージー・スープ・アイス・ディップ・自動洗浄という、5種の自動プログラミングモードが付属です。
これにより自動的に、時間と回転数を調整しますが、仕様は米国向けを踏襲した料理ですし、まあ、下位機種で良いかと思います。
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【2022年発売】
45・Vitamix A2500i S
¥170,000 楽天市場 (7/4執筆時)
【2020年発売】(本体のみ)
45・Vitamix A2500i
¥80,391 楽天市場 (7/4執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2.2馬力)
連続運転時間 8分
定格容量:2L
サイズ:幅20.3×奥行28×高さ43.2cm
また、両者の中間的なグレードとして、 A2500i Sという製品もあります。
2022年に新型番になりましたが、本機の場合も、付属品の違いです。
ただ、こちらは、自動調理がスムージー・スープ・アイスのみとなります。
また、他機は「カウントダウンタイマー」ですが、本機については、カウントアップ(使用時間)を表示できるだけとなります。この点だけで言えば、V1200iよりも下位です。
あとは、外観形状の違いです。下位機種にある機能がない点で、なんとなしに選びにくい製品です。
【2020年発売】
46・Vitamix E310 65738
46・Vitamix E310 65736
46・Vitamix E310 65737
¥71,000 Amazon.co.jp (7/4執筆時)
タイプ:パワーブレンダー
回転数:(2馬力)
連続運転時間 8分
定格容量:1400L
サイズ:幅19cm×奥行24cm×高さ44cm
Vitamix E310も、アメリカのバイタミックスのパワーブレンダーです。
日本では、本機の方が売れているようです。
本体容量は、1.4Lです。
本体の大きさは、幅19cm×奥行24cm×高さ44cmです。
先ほどの機種より容量が少ないですが、奥行が少し狭まるかな?程度の違いです。
こちらについては、カウントダウンタイマーがないです。
回転数は、やはり今回は非開示です。
ただ、米国ではモーターが「2馬力」との情報開示でした。
以前の製品では、この馬力で最大37000回転でしたので、それくらいでしょう。
ジャー(ボトル)は、本機も、コポリエステル樹脂で重さに配慮があります。
ブレードは、下位機種と同じ品質の4枚刃です。
やはり、混ぜる・潰す・刻む・砕く・加熱・冷却・挽く・撹拌とマルチに利用できる仕様です。
お手入れは、ミキサー型なので楽です。
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以上、Vitamix E310の紹介でした。
特段設置スペース的に有利というわけではないですが、上位機より値段が少し安いため、さほど大量のコンテナは使わないだろう方はこちらでしょう。
日本の売れ筋はこちらですが、やはり、多くの場合、家庭で2Lは不要だからでしょうね。
次回の予告!
ジューサー・ミキサーのおすすめは結論的にこれ!
以上、今回は、各社のジューサー・ミキサーの比較の2回目記事でした。
記事は、もう少しだけ「続き」ます。
3・ジューサー・ミキサーの比較 (3)
3-1:他のミキサー
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
ビタミンの保持 ★★★★☆
食物繊維 ★★★★★★
レシピの多さ ★★★★★
片付けのしやすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
最終回となる3回目記事(こちら)では、今回紹介できなかったモデルを「ざっくり」と総覧します。
その上で、ここまで紹介した全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!