【今回レビューする内容】2024年 電気代の安い電気ポット・電気まほうびんの性能とおすすめ・選び方:蒸気レス・真空断熱VE・70度ほ乳瓶用対応機など: 人気機種性能評価とランキングなど
【比較する製品型番】タイガー 蒸気レス わく子 PIQ-G220 PIQ-G300 PIG-H300 PIP-G220 PIP-G30 PIS-G220 PIS-G300 PDR-G221 PDR-G301 PDR-G401 PDR-G220-WU PDR-G300-WU PIQ-A221 PIQ-A301 PIQ-A220 PIQ-A300 PIS-A221-T PIS-A301-T PIW-A220 PIW-A300 PIK-KS22 PIK-KS30 PIP-A221-R PIP-A301-R PIM-G220-K PIM-G300-K PIG-J300 PIE-A501-K PDN-A500 PDN-A400 象印 優湯生 蒸気レス CD-WZ22-TM CD-WU22-TM CD-WW22E3-TM CD-WZ30-TM CD-WU30-TM CD-WW30E3-TM CD-WZ40-TM CD-WU40-TM CP-EA20 CP-CA12 -BA CV-TE22-WA CV-TE30-WA CV-GC22-TL CV-GB22-TA CV-GA22-TA CV-GN22E3-WA CV-GC30-TL CV-GB30-TA CV-GA30-TA CV-GN30E3-WA CV-GC40-TL CV-GN40E3-WA CV-GV22-WA CV-GT22-WA CV-GF22E3-WA CV-GV30-WA CV-GT22-WA CV-GF30E3-WA CV-WB22-WA CV-WB30-WA CV-RA50-XA CD-SE50-WG パナソニック NC-SU224-T NC-SU304-T NC-SU404-T NC-HU224-W NC-HU304-W NC-BJ225-W NC-BJ305-W Peacock ピーコック魔法瓶 WMJ-22 WMJ-30 WMJ-40 WMS-22 HL WMS-30 HL WMS-40 HL アイリスオーヤマ IAHD-122-B IMHD-122-W IAHD-130-B IMHD-130-W IAHD-222-C IAHD-230-C ほか
今回のお題
家庭用の電気ポット(魔法瓶)のおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2024年9月現在、最新の魔法瓶(電気ポット)の比較です。
多機能で便利な「電気まほうびん」を主に「電気代の安さ」を基準にしつつ調査しました。
1・電気ポットの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:タイガー
1-3:象印
2・電気ポットの比較 (2)
2-1:象印 (続き)
2-2:パナソニック
2-2:ピーコック
2-3:アイリスオーヤマ
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、選び方の基本を説明したあと、上表のようにメーカーごと、各社の製品を順番にみていきます。
電気代の安さ ★★★★★
沸騰の速さ ★★★★★
蒸気対策 ★★★★★
保温温度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のような基準から、Atlasのおすすめ機種を提案します。
1・電気ポットの比較
容量:2L〜5L
2・小型電気ケトルの比較
容量:0.5L〜1.5L
なお、容量が2Lより小さなタイプ(写真)は別記事になります。
上記2番の【おすすめ電気ケトルの比較記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
1-1・電気ポットの選び方の基本!
具体的な製品の比較に先立って、「電気ポットの選び方の基本」について、3点紹介しておきます。
第1に、最大水量の多さです。
電気ポットの場合、2.2L、3L、4L、5Lが基本です。
ピンと来ない方は、家庭用のヤカンの適正水量は2Lほどなので、それを目安に考えてください。
・2.2L
:2人までの家庭用
・3〜4L
:3人以上の家庭用
・5L
:職場や業務用
一般的に、2.2Lは2人までに最適なサイズで、3L以上は、3人以上の世帯用です。
必要以上に大きいと、保温時の電気代がかさみます。
例えば、2.2Lと3Lでは、15%ほど電気代が変わってくるので、「大は小を兼ねる」という考えは、経済的ではないでしょう。
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第2に、電気代の安さです。
電気ポットの電気代は、どの機種を選んでも、恐らく皆さんが想像するより「低コスト」と言えます。
例えば、ガスコンロで湧かす場合、2Lで約0.8円ほどのガス代がかかっています。
一方で、電気ポットで沸かす場合は、2Lで約0.9円ほどの電気代です。
なんとなく、電気代がかかるイメージがありますが、お湯を沸かすだけなら、ガスと変わりません。
しkさい「保温」については、電気ポットの電気代は、製品によって大きく異なります。
とくに、「真空断熱構造(=魔法瓶構造)」持たない格安品は、年間1万円ほどと、かなり高額な期間電気代になります。
逆に、「真空断熱構造」を持つ機種は、保温しても、年間5,000円ほどで収まる機種があります。
もちろん、(普通の魔法瓶と同じで)電気なしでも、数時間は熱湯ですし、経済性は高いです。ただ、密閉性などの違いで、より省エネ度は、各製品で異なります。
・1日2回の沸騰
・1日1回再沸騰
・90度での23時間の保温
なお、日本電機工業会の定める自主基準に基づき、各製品の年間消費電力量を各社公表しています。
上表のように使った場合の光熱費になり、各社が示す電気代はこの数字です。
ただ、2022年7月に、計算する場合の電気代単価が(記憶にないくらい久しぶりに)0.027円から、改定されました。
メーカーによっては旧水準での計算表記なので、今回は新基準に修正しつつ使いながら比べます。
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こうした点をふまえて、今回の記事では、保温時の「温度維持」にかかるコストも含めて、光熱費の点は、しっかり記事で説明します。
第3に、使い勝手に関わる便利機能です。
例えば、上位機種は、蒸気を水に戻す構造をとる「蒸気レス機能」があります。
ほかにも、細かい温度設定に対応し、お茶に最適な温度や、赤ちゃんのほ乳瓶に対応できる温度にキープできる機能など、各社工夫を凝らした「便利機能」が搭載されます。
こうした便利機能は、今回の記事でもしっかり分かるように書きました。
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以上、「電気ポットの選び方の基本」を紹介しました。
以下では、冒頭書いた企業順に各機を見ていきます。
順番としては、各社の製品とも「本体価格が安めの入門機」を確認した後、「光熱費が安めの中級機、、「蒸気が出ない上級機」の順番にしています。
1-1・タイガーの電気ポットの比較
はじめに、日本のタイガー魔法瓶の電気ポットからです。
企業名通りに、この分野の現在的なシェアはトップといえる企業です。
比較的安めの機種から、高性能な機種という順番で見ていきます。
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以下では、いつものように、評価できるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点を青字で書いていきます。
【2016年発売】
【通常型番】
【2.2L】〈382kWh/年〉
1・タイガー 電動ポット PDR-G221
¥6,980 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】〈440kWh/年〉
2・タイガー 電動ポット PDR-G301
¥7,760 楽天市場 (9/19執筆時)
【4L】〈529kWh/年〉
3・タイガー 電動ポット PDR-G401
¥8,905 楽天市場 (9/19執筆時)
【Amazon型番】
【2.2L】〈440kWh/年〉
4・タイガー 電動ポット PDR-G220-WU
¥7,538 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【3L】〈529kWh/年〉
5・タイガー 電動ポット PDR-G300-WU
¥8,281 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
PDR-Gシリーズは、タイガーの電気ポットの入門機です。
こちらは、Amazonモデルがあります。
旧型をベースにしたモデルとなり、「転倒流水防止」機能の言及がこちらだけないで。ただ、構造的には同じに見えます。(おそらくですが)改めて言及しただけで、性能は同じでしょう。
最大水量は、2.2L・3L・4Lの幅から選べる製品です。
電気代は、冒頭の計算式での年間合計額で、2.2Lで11,842円、3Lで13,640円、4Lで16,499円ほどです。
数字としては、後ほど見る中位機以上と比べてかなり悪いです。
「真空保温構造(魔法瓶構造)」を持たないためで、保温に無駄に電気代がかかる製品です。
沸騰に要する時間は、2.2Lが26分、3Lが33分、4Lが42分です。
この部分も課題で、すぐに湧くという製品ではないです。
保温温度は、98℃・90℃・70℃から選べます。
(ミルク作りに便利な)70度保温も可能です。魔法瓶の場合、沸騰してからの保温になるので、(湯温表示付きの小型電気ケトルより)便利な部分があります。
ただ、チャイルドロックなどは、上位機と違ってないので、それ向きとも言えません。
蒸気対策は、未搭載です。
仕様書に書いてある「蒸気セーブ機能」は、消費電力量を抑えることで蒸気が減らすという機能で、一般的に言うところの蒸気カット機能ではありません。
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以上、タイガーのPDR-Gシリーズの紹介でした。
格安ですが、長時間保温すると、電気代にかなりの差が出る製品です。その部分は難点であると言えます。
【2024年発売】
【2.2L】〈262kWh/年〉
6・タイガー とく子さん PIQ-G220-WC
6・タイガー とく子さん PIQ-G220-KC
¥16,500 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】 〈302kWh/年〉
7・タイガー とく子さん PIQ-G300-WC
7・タイガー とく子さん PIQ-G300-KC
¥17,600 楽天市場 (9/19執筆時)
【2022年発売】
【2.2L】〈262kWh/年〉PIQ-A220-W後継機
8・タイガー とく子さん PIQ-A221-W
¥10,200 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】 〈302kWh/年〉PIQ-A300-W後継機
9・タイガー とく子さん PIQ-A301-W
¥10,500 楽天市場 (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
PIQ-Aシリーズは、タイガーの電気ポットの中級機です。
愛称は「とく子さん」です。
新旧両機種あります。
新機種は、新しく70度保温が追加されたほか、ロック解除ボタン長押しで「ゆっくり給水」が選択できるようになりました。スープなどのこぼしたくないものに便利です。
あとは、チャイルドロックの新設と、色以外は明示的な違いはなく、光熱費も同じです。
結論的にいえば、値段的には旧機がお得です。あとは、機能面の要不要で考えれば良いでしょう。
最大水量は、2.2L・3Lの幅から選べる製品です。
電気代は、入門機と比べて、かなり安いです。
同じ基準で比較すると、年間電気代の推定合計額は、2.2Lで8,122円、3Lで9,362円ほどです。
このグレードの場合、VE構造(バキューム and エレクトリック)を採用し、真空構造で断熱するため保温に必要な電気が軽減されるからです。
魔法瓶構造を持たない電気ポッドに比べると30%ほど安いです。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に、2.2Lの場合86度、3Lが89度です。
真空断熱構造の製品は、このような利用法も「あり」です。
沸騰に要する時間は、ただ、省エネを売りにする機種のため平凡です。
2.2Lが24分、3Lが31分ですので。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
ほ乳瓶用の70℃も、24年機から対応です。それに伴い、チャイルドロックも新設です。
蒸気対策は、上位機のような高度な機能性はないです。
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以上、タイガーのPIQ-Aシリーズの紹介でした。
「とく子さん」の愛称が示すように、電気代の面ではかなり「有利」な機種です。
沸騰にはやや時間がかかる製品ですが、光熱費を考慮すれば、ほぼ1年で下位機種との差額をペイできるため、選ぶならこのグレード以上でしょう。
【2024年発売】
【2.2L】〈220kWh/年〉
10・タイガー PIS-G220-KE
¥20,900 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】〈256kWh/年〉
11・タイガー PIS-G300-KE
¥22,000 楽天市場 (9/19執筆時)
【2022年発売】PIS-A220-T PIS-A300-T後継品
【2.2L】〈220kWh/年〉
12・タイガー PIS-A221-T
¥10,728 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【3L】〈256kWh/年〉
13・タイガー PIS-A301-T
¥11,637 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:あり
PIS-A221/A301は、タイガーの電気ポットでは上位機にあたります。
こちらも新旧ありますが、「ゆっくり給水」と「70℃保温」「チャイルドロック」の追加以外、機能差はないです。
あとは、(見やすい)液晶がオレンジクリア液晶から、普通の液晶になった程度の違いです。
結論的にいえば、旧機のが液晶は見やすいので、上述の新機能が不要ならば、値段で決めてOKです。
同社の場合、上級機は、蒸気レスです。
より上位の製品もありますが、同社での蒸気レス型のスタンダードといえるのが本機です。
蒸気対策は、こちらは蒸気が出ない構造です。
図のように蒸発した蒸気を一旦冷やして水滴に戻すという仕組みです。
蒸気レス炊飯器と似たような構造です。ただ、炊飯器と違って水を沸かすだけなので、お手入れも普通の魔法瓶と同じく簡単です。
蒸気が出ないと、結露の防止になるほか、子どもなどの安全対策にもなります。これはタイガーが力を入れている機能です。
カルキ抜き沸騰に対応でき、約8分の運転で、ほぼ完全に除去が可能です。
最大水量は、2.2L・3Lの幅から選べる製品です。
電気代は、2.2Lで6,820円、3Lで7,936円と安めです。
蒸気を抑える目的もあり700Wと消費電力を低めに抑えているためです。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に、2.2Lの場合87度、3Lが91度です。十分な性能でしょう。
沸騰に要する時間は、2.2Lが25分、3Lが31分です。
お湯を沸かす時間は、後ほど見る、象印の同価格帯のハイパワーモデルに比べると時間がかかります。
これは、電力消費とバーターなので仕方ないでしょう。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
ほ乳瓶用の70度の保温にも、現行機は対応できます。チャイルドロックもない点は、小さなお子さんがいる場合、注意点です。
この機種の注意するべきポイントです。蒸気レスを達成するため、カルキの抜ける100度以上にならないからです。
そのほか、この機種は、湧くまでの時間が表示され、沸騰お知らせブザーも付きます。
昔ながらのエアー給湯もできるため、コンセントにつながずにコードレス給湯することも可能です。
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以上、タイガーのPIS-A221/A301の紹介でした。
蒸気レスであることは、利便性の面で魅力があります。一方、沸騰時間が、後ほど見るライバルの象印の上位機より少し長めになります。
どちらを取るかの2択ですが、最終的な「おすすめ」は、記事の結論部で最後に改めて考えます。
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【2020年発売】
【通常型番】
【2.2L】〈225kWh/年〉
14・タイガー PIW-A220-T
¥11,627 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【3L】〈263kWh/年〉
15・タイガー PIW-A300-T
¥11,755 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【特定店限定】
【2.15L】〈229kWh/年〉
16・タイガー PIK-KS22 K
¥16,690 楽天市場 (9/19執筆時)
【2.91L】〈269kWh/年〉
17・タイガー PIK-KS30 K
¥17,900 楽天市場 (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:あり
なお、タイガーの蒸気レスで、上の製品と同級ながら別デザインのものとして PIW-Aシリーズがあります。
本体デザインは、こちらは、オーソドックスです。
電気代・蒸気レス構造・保温性能など、基本部分は上で紹介したモデルと変わりません。
保温温度は、こちらも70度は対応できません。
ただ、チャイルドロックは装備します。
あとは、こちらだけ、給水量が2段階(ゆっくり・たっぷり)で調整できる点が目に付く違いです。
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結論的にいえば、基本的には、外観の好みで選んで良いかと思います。
ただし、特定店限定(ケーズデンキ系)で売られる PIK-Kは、旧機を元にしているの、定格容量が少し少なめな一方、80度の代わりに70度保温に対応する部分がオリジナルになります。その部分だけ、気をつけてください。
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【2024年発売】
【2.2L】〈232kWh/年〉
18・タイガー PIP-G220-WE
¥18,700 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】〈270kWh/年〉
19・タイガー PIP-G300-WE
¥19,800 楽天市場 (9/19執筆時)
【2022年発売】PIP-A220-R・PIP-A300-R後継品
【2.2L】〈232kWh/年〉
20・タイガー PIP-A221-R
¥9,164 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【3L】〈270kWh/年〉
21・タイガー PIP-A301-R
¥11,798 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:
一方、PIP-A221/A301も、同社の蒸気レス型です。
また、同じ消費電力ですが、断熱構造の違いから消費電力がやや多めです。
年間電気代が、本機だけ、2.2Lで7,192円、3Lで8,370円と悪化しています。
なお、新旧の違いは、こちらも「ゆっくり給水・70℃保温・チャイルドロック」の対応の有無になります。
ただ、色は大胆に変わってます。
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結論的にいえば、若干安めですが、断熱性(光熱費)がイマイチなので、これは選ばない方が良いでしょう。コードレスエアー給湯もできませんので、停電にも弱いです。
【2020年発売】
【2.2L】〈221kWh/年〉
22・タイガー PIM-G220-K
¥13,255 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【3L】〈255kWh/年〉
23・タイガー PIM-G300-K
¥15,000 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:あり
タイガーのPIM-G220/G300は、タイガーの電気ポットの最上位機です。
こちらも、蒸気レスで、VE方式の魔法瓶構造を併せもつ機種です。
デザインは、かなり重視しています。
台所に映えそうな優れたデザインです。
最大水量は、2.2L・3Lの幅から選べる製品です。
電気代は、こちらも、消費電力は低めの700Wと低く抑えています。
1年間で、2.2Lは約6,851円、3Lでも7,905円とです。
デザイン性の高い3Lの魔法瓶では最安クラスの電気代です
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に、2.2Lが88度、3Lが91度です。
この点では、下位機と差はあまり見られません。
沸騰に要する時間も、2.2Lが24分、3Lが31分です。
この部分は、ライバルの象印の高級機に遠く及びません。これは、電力消費とバーターなので仕方ないでしょう。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
本機は、70度に対応する点では、ほ乳瓶用などの家庭用として利便性が高いでしょう。
チャイルドロックも装備します。
蒸気対策は、この機種も完全な蒸気レス方式を採用します。
カルキ抜き沸騰に対応でき、約8分の運転で、ほぼ完全に除去が可能です。
一方、下位機種と比べる場合、最も目立つ相違点は、ワイドレバー式電動給湯機能です。電動給湯のスイッチが左右両側にあります。
加えて、停電対応のために、昔ながらの手押し式のエアー給湯も付属します。
細かい所では、水量計にバックライトありお湯の残量が見やすくなっています。
液晶パネルも、沸騰までの時間が分かる上で、現在の給湯量も10mL単位でだせる仕様です。
カップラーメンのような、湯量が指定されている料理には便利です。その部分で言えば、カップラーメン用のキッチンタイマー機能も付属です。
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以上、タイガーのPIM-G220/G300の紹介でした。
1つ上で見た上位機と、蒸気レスである部分や、省エネ性、沸騰時間などの部分では同じです。
ただ、、レバー周りや液晶部分など、給湯時の利便性に関わる部分が上位であるほか、外観が「格好良い」部分で、はっきりと差があります。
一方、後ほどみる象印の最上位機と比べる場合、下位機同様に、沸騰に要する時間が長いことが、負ける部分です。
これは蒸気レス方式を採用する以上仕方ない部分でしょう。
少々長めの沸騰時間でもよければ、欠点がみあたらず、お手入れも楽なのでオススメしたい「プレミア機」です。
【3L】〈201kWh/年〉
【2024年発売】
24・タイガー・とく子さん PIG-H300-K
¥28,600 楽天市場 (9/19執筆時)
【2022年発売】
25・タイガー・とく子さん PIG-J300
¥16,690 楽天市場 (9/19執筆時)
消費電力:700W
保温温度:98℃・90℃・70℃・80℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス:あり
タイガーのPIG-Jシリーズも、タイガーの最上位機です。
上でみた製品とデザインは大きく変わりますが、機能性はだいたい同じという製品です。
新旧ありますが、本機の場合も、新機種のみ70℃保温ができます。一方、先述の「ゆっくり給水」は、旧世代でも「少量給水」という名前で対応だったので、このグレードだと変わりません。
あとは、外観形状野多様の変更があった程度です。価格を重視したい場合、旧機でもOKでしょう。
最大水量は、3Lのみの展開です。
電気代は、約6,231円です。
おなじ3L同士で比べると、同社では「最安級」で、年間電気代が約1000円ほど安いです。
反面、外観デザインはイマイチですが、どうも、スタイリッシュなデザインだと、断熱面が少し犠牲になるようです。
つまり「昔ながらの円筒形」というのは、理に適った形状なのだといえます。
保持温度も、電気を使わずに保温した場合で、2時間後で約94度です。
同一型上の旧機は、3時間後にも90度をキープとあったので、本機もそうでしょう。
この部分も優秀です。
沸騰に要する時間は、ただ、3Lが31分と下位機種とほぼ同等です。
やはり、ここは象印のほうがが優秀です。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
蒸気対策は、この機種も完全な蒸気レス方式を採用します。
カルキ抜き沸騰に対応でき、約8分の運転で、ほぼ完全に除去が可能です。
機能面では、沸騰までの時間表示、10mL単位での給湯量の表示、エアー給湯機能、ワイドレバー式給湯など、最上位機としての十分な機能を網羅します。
カップラーメンなどのためにゆっくり給湯と、料理用などにたっぷり給湯も、このグレードだと、(長押しではなく)専用ボタンです。
あとは、キッチンタイマー(1〜30分)があり、セットしておくとチャイムで知らせてくれます。
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以上、タイガーのPIG-Jシリーズの紹介でした。
実用性で省エネモデルを選ぶとすると、この機種が最も良いです。
デザインも従来的ではありますが、ステンレス素材やオレンジライトの液晶を使うなど高級感があり良いと思います。
【5リットル】PIE-A500-K後継機
【2022年発売】〈377kWh/年〉
26・タイガー PIE-A501-K
¥16,300 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・80℃
真空断熱:あり
蒸気対策:蒸気レス
節電機能:
コードレス給湯:
PIE-A501とPIE-A500も、タイガーの最上位機ですが、大容量タイプになります。
容量的に、コンビニや企業での利用が想定されるモデルです。
こちらもしっかり真空構造で、かつ蒸気レスです。
結露の防止になるほか、子どもなどの安全対策にもなります。
水量は、5Lモデルの展開です。
電気代は、1年間の電気代は10,400円です。
容量が大きいモデルですが、VE方式の利点を活かして安いです。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に92度です。
水準としては十分です。
沸騰に要する時間は、36分です。
905Wのハイパワー機だけに、それなりに高速です。
ただ、後ほどみる象印の製品の方が、やはりこの部分は強いです。
保温温度は、98℃・90℃・80℃から選べます。
70度には非対応ですが、主に業務用ですし良いでしょう。
機能面では、左右どちら側にも給湯レバー(ワイドレバー式電動給湯)が付きます。
ただ、コードレス給湯やエアー式は不採用です。つまり、給湯にはコンセントが必須です。
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以上、タイガーのPIE-Aシリーズの紹介でした。
5Lの業務用として見た場合、基本性能の部分では優秀といって良いです。とくに、給湯室に蒸気が籠もることが問題とされている場合、おすすめできます。
ただ、蒸気レスが不要ならば、沸騰時間の速い象印でしょうか。カルキ抜きの問題もありますので。
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【2007年発売】
【5リットル】〈497kWh/年〉
27・タイガー 電気ポット PDN-A500
¥14,799 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【4リットル】〈578kWh/年〉
28・タイガー 電気ポット PDN-A400
¥10,799 楽天市場 (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
なお、同社の大容量タイプには、以上のような下位機があります。
ただ、こちらは、蒸気レスも真空構造も不採用です。
年間電気代は、したがって良くないです。
4Lで15,407円、5Lで15,407円ですから。
沸騰に要する時間も、4リットルが34分、5リットルが40分です。
保温温度は、98℃・90℃・70℃から選べます。
蒸気対策は、未搭載です。
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結論的にいえば、省エネ性の水準があまり良くないため、選ぶならば(5Lだけの展開ですが)先ほどの機種のほうがよいでしょう。
1-2・象印の電気ポットの比較
続いて、日本の象印の電気ポットの紹介です。
タイガーのライバル企業で、出す家電ジャンルも似ている企業です。
ただ、電気ポット(上位機)については、タイガーの蒸気レス、象印は沸騰速度と、それぞれ特長がはっきりしているので、分かりやすい差別化があると言えます。
【2.2L】〈362kWh/年〉
(2022年発売)
29・象印 電動ポット CD-WZ22-TM
¥9,880 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2016年発売)
30・象印 電動ポット CD-WU22-TM
¥9,890 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)
31・象印 電気ポット CD-WW22E3-TM
¥13,480 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】〈432kWh/年〉
(2022年発売)
32・象印 電動ポット CD-WZ30-TM
¥10,125 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2016年発売)
33・象印 電動ポット CD-WU30-TM
¥10,399 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)
34・象印 電気ポット CD-WW30E3-TM
¥14,480 楽天市場 (9/19執筆時)
【4L】〈504kWh/年〉
(2022年発売)
35・象印 電動ポット CD-WZ40-TM
¥11,160 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2016年発売)
36・象印 電動ポット CD-WU40-TM
¥10,580 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
CD-WZ22などは、象印の電気ポットの入門機です。
複数機種があります。
ただ、旧機種もエディオン限定も含めて、パネル部分のデザイン以外は同じです。
値段で決めてOKです。
最大水量は、2.2L・3L・4Lの幅から選べます。
電気代は、タイガー入門機と同じで良くないです。
1年間で、2.2Lで11,222円、3Lで13,392円、4Lで15,624円ですから。
タイガー同様に、「真空保温構造(魔法瓶構造)」を持たないので、保温に無駄に電気代がかかるからです。
沸騰に要する時間は、2.2Lが26分、3Lが33分、4Lが42分です。
象印は上位機だとタイガーよりだいぶ速いですが、このクラスだと目に付くほどではないです。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
お茶や紅茶の最適温度に合わせられるだけでなく、ほ乳瓶用にも使えるでしょう。
ただし、このクラスだとチャイルドロックはないです。
蒸気対策は、蒸気カット機能の記載があります。
ただし、沸騰温度以下でお湯を沸かすことで蒸気をセーブするという仕組みです。
水道水のカルキを抜くには、沸騰温度以上で沸かす必要があるので、水道状況によっては利用できない仕様です。
沸騰によるカルキ抜きが必要な方は注意してください。
機能面では、ドリップ用にお湯を細めに出す機能が見どころです。
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以上、象印のCD-WUシリーズの紹介でした。
タイガー機と同じで、真空構造構造のない電気ポットは、光熱費の部分でだいぶ不利です。搭載機と価格差がない点からも、こちらを選択肢にする必要はなさそうです。
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なお、同社からは、同じように真空構造がない製品として、以下のようなラインナップもあります。
順番にみておきます。
【2022年発売】
【2L】〈357kWh/年〉
37・象印 電動ポット CP-EA20
¥9,500 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯
第1に、CP-EA20です。
真空構造がない製品ながら、形状と色合いを相当モダンにした製品展開があります。
本体色は、スレートブラック(CP-EA20-BM)とホワイト(CP-EA20-WA)が選べます。
最大水量は、2Lと少なめです。
そのかわり、かなり小型にしています。
保温温度は、3段階で設定できます。
電気代は、ただし、1年間で11,067円です。
真空構造のない製品は、ランニングコストはやはり良くないと言えますし、あまりおすすめできません。
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【2019年発売】
【1.2L】〈293kWh/年〉
38・象印 STAN. CP-CA12 (BA)
¥16,980 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:1300W
保温温度:90℃・70℃
真空断熱:
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯
第2に、CP-CA12です。
かなりユニークな形状です。これは、外部の工業産業デザイナーを使ったSTAN. by zojirushiという、デザイン家電だからです。
同様のコンセプトの白物家電は同社から多く販売されます。
水量は、最大1.2Lです。
電気ポット形状ですが、かなり少なめです。
電気代は、1年間で、9,083円です。
「真空保温構造(魔法瓶構造)」を持たないので、この部分は強調できません。
沸騰に要する時間は、6分です。
沸騰時間は、電気ポットの中ではダントツに高速、この部分が売りです。
注意点は、消費電力が1300Wである点です。
朝の忙しい時期、例えば、オーブンや食器洗い機と併用する場合、ブレーカーが落ちる危険があるでしょう。
保温温度は、90℃・70℃から選べます。
蒸気対策は、未搭載です。
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結論的にいえば、デザイン性と沸騰の速さが自慢な機種です。
ただ、保温すると電気代がだいぶかかるので、これを選ぶならば【電気ケトルの比較記事】で書いたような、小型卓上タイプの大きめを買って、まめに沸かすほうが用意用に思えます。
【2022年発売】
【2.2L】〈283kWh/年〉
39・象印 優湯生 CV-TE22-WA
¥9,870 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
【3L】〈329kWh/年〉
40・象印 優湯生 CV-TE30-WA
¥11,750 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯
CV-TEシリーズは、象印の電気ポットの中級機です。
優湯生(ゆうとうせい)という愛称をもつ機種です。
タイガーと同じで、中級機の場合、真空構造があり、電気を使わない保温ができます。
最大水量は、2.2L・3Lの幅から選べます。
電気代は、1年間で、2.2Lで8,733円、3Lで10,999円です。
下位機種よりだいぶよいのは、真空構造で断熱する仕組みがあるからです。
ただ、同じ仕組みのタイガーに比べると年間500円ほど電気代で不利です。
消費電力が700Wのタイガーに対して、905Wとパワーが強いためです。
ただ、2時間動作しないと、自動的に電気保温を停止する機能が付属します。効果的に利用できれば、電気代の差は縮む(あるいは逆転)することもあり得ます。
沸騰に要する時間は、2.2Lが21分、3Lが26分、4Lが32分と優秀です。
象印はここが「売り」であり、ハイパワーであることが有利に働いています。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に、2.2Lの場合86度、3Lが90度、になります。
タイガーの中級機よりも温度保持率も優秀で、タイガーと同水準です。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
蒸気対策は、「蒸気セーブコース」が搭載です。
ただし、こちらは「蒸気レス」でも「蒸気カット」でもないです。
沸騰させず設定した温度で止める機能になるので、カルキが抜けない点注意です。
運転モードの1つなので、オフにはもちろんできますが。
機能面では、少量でゆっくりと注がれる珈琲ドリップ給湯の搭載が目立ちます。
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以上、象印のCV-TEシリーズの紹介でした。
同じく真空構造をもつタイガーの中級機(とく子さん)と比べると、消費電力が多めなかわりに、沸騰速度がかなり速い点が注目点です。また、沸かしたあとの保持温度(断熱性)の部分でもスペックが良いです。
この点で言えば、最短で沸かした後、電気を使わず(魔法瓶として)数時間保温しておくような使い方には向きそうです。
ただし、同社の場合、ここから見ていく上位機の方が、より断熱性が良く、この部分が極めっているので、比較は重要です。
【2.2L】〈236kWh/年〉
(2022年発売)
41・象印 優湯生 CV-GC22-TL
¥11,750 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2018年発売)
42・象印 優湯生 CV-GB22-TA
¥11,900 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(Amazon限定)
43・象印 優湯生 CV-GA22-TA
¥11,800 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)白
44・象印 優湯生 CV-GN22E3-WA
¥14,800 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】〈273kWh/年〉
(2022年発売)
45・象印 優湯生 CV-GC30-TL
¥12,812 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2018年発売)
46・象印 優湯生 CV-GB30-TA
¥11,223 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(Amazon限定)
47・象印 優湯生 CV-GA30-TA
¥12,382 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)白
48・象印 優湯生 CV-GN30E3-WA
¥15,800 楽天市場 (9/19執筆時)
【4L】〈317kWh/年〉
(2022年発売)
49・象印 優湯生 CV-GC40-TL
¥14,200 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)白
50・象印 優湯生 CV-GN40E3-WA
¥16,800 楽天市場 (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:
CV-GCシリーズは、象印の電気ポットの上位機です。
複数の型番の製品があります。
新旧を含めて、基本的にどれも、配色のみの違いです。
ただし、エディオン限定モデルだけは、3-5分のヌードルタイマー機能がオマケで付属します。ただし、価格はその部分で少し高めです。
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結論的にいえば、色にこだわりがなければ、全ての製品から値段で決めてもOKです。
あとは同じなので、同時にみていきます。
最大水量は、2.2L・3L・4Lから選べます。
電気代は、1年間で、2.2Lで7,316円、3Lで8,463円、4Lで9,827円です。
断熱性がさらに良いので、下位機種同様の905Wというパワーをキープしたままで、下位機種より電気代が安いです。
下位機種同様に、2時間動作しないと、自動的に電気保温を停止する機能も付属します。
保持温度は、電気を使わずに保温した場合、2時間後に、2.2Lの場合88度、3Lが91度、4Lが94度になります。
やはり断熱性が良い部分が活かされます。タイガーに優る部分です。
沸騰に要する時間も、湯沸かし完了まで、2.2Lが19分、3Lが24分、4Lが31分と優秀です。
保温温度は、98℃・90℃・80℃・70℃から選べます。
子育てに向く70度も洗濯できますが、チャイルドロックはありません
とはいえ、他機同様、給湯ロックボタンは(どれも)ありますので、滅多なことはないでしょうが。
蒸気対策は、タイガーの上位機とは異なる部分と言えます。
あちらはこのクラスだと、蒸気の水滴を戻す独自構造があるので「蒸気レス」です。
しかし、象印は、中位機までと同様の(沸騰させないので)カルキが抜けない沸とうセーブコースのみです。
利便性の部分では、地味ですが、水量計がワイドで、視認しやすい構造です。
あとは、湯沸かし完了メロディ(オフも可)も付属です。
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以上、象印のCV-GCシリーズの紹介でした。
中位機同様に、象印の「売り」である、短パワーを維持したまま、消費電力も抑えている点で優秀です。
同社の特長が最も出ている製品であり、沸騰時間の短さを重視したい場合、家庭用としては特に良い選択肢に思います。
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【2.2L】〈236kWh/年〉
(2022年発売)
51・象印 優湯生 CV-GV22-WA
¥15,200 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2018年発売)
52・象印 優湯生 CV-GT22-WA
¥12,980 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)
53・象印 優湯生 CV-GF22E3-WA
¥17,800 楽天市場 (9/19執筆時)
【3L】〈273kWh/年〉
(2022年発売)
54・象印 湯湯生 CV-GV30-WA
¥14,820 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(2018年発売)
55・象印 優湯生 CV-GT22-WA
¥12,980 Amazon.co.jp (9/19執筆時)
(エディオン限定)
56・象印 優湯生 CV-GF30E3-WA
¥18,800 楽天市場 (9/19執筆時)
消費電力:905W
保温温度:98℃・90℃・80℃・70℃
真空断熱:あり
蒸気対策:
節電機能:
コードレス給湯:あり
一方、象印の CV-GVシリーズは、先ほどの機種より、さらに1ランク上の機種になります。
こちらも「GT」とある型番は2018年旧機種ですが、色以外同じです。
エディオン限定は、色が異なるほか、3〜5分「ヌードルタイマー」がオマケ要素です。
性能面は、機能や省エネ性は先ほどの機種と同じです。
唯一、コードレス給湯に対応する点が相違点です。
タイガーの場合と異なり、空気圧を利用するエアー給湯ではなく、電池を利用するタイプです。
単3電池2本の力で、それを行います。この状態でも、温度表示は可能で、電池は利用方法にもよりますが、最大約1年ほど保ちます。
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結論的にいえば、ここ以外は相違点がないので、不要ならば先ほどの機種で良いと思います。
次回の予告!
電気ポットのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、最新モデルの電気ポットの比較の1回目記事でした。
記事は、まだまだ続きます。
2・電気ポットの比較 (2)
2-1:象印 (続き)
2-2:パナソニック
2-2:ピーコック
2-3:アイリスオーヤマ
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、象印製品をもう少し見たあと、パナソニックなど他社の製品を見ていきます。
電気代の安さ ★★★★★
沸騰の速さ ★★★★★
蒸気対策 ★★★★★
保温温度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、今回紹介した全ての電気魔法瓶から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!