今回の結論
高級10合炊き炊飯器のおすすめは結論的にこの機種!
1・10合炊き高級炊飯機の比較 (1)
1-1:パナソニック
1-2:象印
2・10合炊き高級炊飯機の比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
というわけで、今回は10合炊きの高級炊飯機を紹介しました。
最後に、最終的なおすすめ機種について、いつものようにまとめておきたいと思います。
第1に、5万円以内のハイグレード価格帯の炊飯器で性能的に最もオススメできるのは、
【2022/9】
1・パナソニック SR-MPA182-K
2・パナソニック SR-MPA182-T
¥42,147 楽天市場 (1/5執筆時)
【2021/7】
3・パナソニック SR-MPA181-K
4・パナソニック SR-MPA181-T
¥41,480 楽天市場 (1/5執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.6mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3種類(しゃっきり〜もちもち)
もちもち炊飯 ★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
炊飯時間 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★☆
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
パナソニックの可変圧力IH炊飯器 の「おどり炊きSR-MPAシリーズ」の10合モデルでしょう。
価格と性能のバランスが最も良く、最も「一般向け」です。
金芽ロウカット玄米 2kg
¥1,227 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
2022年9月登場の後継機が発表されています。
先述のように、内ふたが食洗機で洗えるようになった点と、東洋ライスの『金芽ロウカット玄米』専用コースが加わった点以外は同じです。
ただ、2021年機も汎用的な「玄米・発芽/分づき米」コースはあるので、購入時期の在庫と値段で決めてOKです。
炊き上がりの味の面では、強力な5段IHヒーターと熱伝導性のよい24mmのダイヤモンドかまど釜の効果で、4万円以下で購入可能な機種としては「最高レベル」の味が期待できます。
とくに、炊き分けがうまい「可変圧力」ですから、「ふっくら甘い」「もちもち」系のごはんから、「しゃっきり」系のご飯まで、柔軟に炊き分けられます。
どのタイプでもそつなく炊けるので「自分の好みがイマイチ分からない方」、「家族で好みが異なる方」などにも最適でしょう。
保温機能は、他機のが優れるとは言え、重量センサーで温度を変える「エコナビ保温」は付属しますし、この価格帯では十分以上でしょう。
お手入れも、内ぶたなどが最も洗いやすい製品の1つでおすすめです。
価格的にも、発売から時間が経過して値頃感あるため、「迷ったらこれを選べば後悔しないだろう」と言える機種です。
第2に、値段を度外視して性能的に最もオススメできるのは、
【2021/6】
【通常型番】
7・パナソニック SR-VSX181-K
7・パナソニック SR-VSX181-W
¥93,060 Amazon.co.jp (5/3執筆時)
炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:12種類(しゃっきり〜もちもち)
もちもち炊飯 ★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★★
保温性能 ★★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★★
パナソニックの 最上位機となるSR-VSXシリーズでしょう。
同社の技術の粋を詰めた可変圧力IHスチーム式の炊飯器で、食感の調整力が抜群である点を評価しました。
炊き上がりの味は、こちらは、1.2気圧の圧力と高速相互対流を利用したWおどり炊き対応機種です。
ご飯を力強く、均等に対流させますから、「お米」の底力を引き出せます。
その上で、スチーム炊飯器としての機能を持ち、追い炊きの際の火力にも期待できます。
実際、「他社より大粒に炊き上がるご飯」は、パナソニックの「売り」です。もちろん、IH技術を蓄積してきたパナソニックだからできる「6段のIHヒーターの搭載」も、大きな魅力です。
炊き分けは、特に自慢で、お米のブランドごとに選べます。
新しく登場したお米もスマホからアップデート可能なので、この側面を楽しみたい方に向きます。
食感の指標も、8通り選択可能です。
本機は「しゃっきり系」から「もちもち」「甘い」系のご飯まで、高レベルに炊き分けることが可能といえます。
料理ごとにつかえ分けることも可能でしょう。
その上で、圧力センサーによる「鮮度センシング機能」も、精米してからのお米の劣化という新しい問題へのアプローチとして魅力があります。
保温機能も、このグレードの場合は、重量とスチームをふまえた保温が可能なので、高度です。
お手入れも部品点数が少なく楽です。
いずれにしても、メーカーが「うまい」と思っている米質のご飯ではなく、自分が「好きな」状態のご飯が最大限炊き分けられるのが、パナソニックの大きなメリット性です。
その上で、保温・お手入れ・炊き分けなど、「欲しい機能」がまとまっているので、「万人の好みに合う一台を選べ!」と言われたら、Atlasはこの機種を選びます。
第3に、食感的に「もちもち・粘る」系の食味のご飯が好きな方には、
【2022/7】
11・象印 炎舞炊き NW-FA18-BZ
12・象印 炎舞炊き NW-FA18-WZ
¥91,390 楽天市場 (1/5執筆時)
【2021/7】
13・象印 炎舞炊き NW-LB18-BZ
14・象印 炎舞炊き NW-LB18-WZ
¥72,500 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:11通り炊分
もちもち炊飯 ★★★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★★
保温性能 ★★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★★
象印の「炎舞炊き」でしょう。
お米の甘みと、特に「粘り」を引き出すことに、従来から集中して取り組んでいるメーカーの最新機ですから。
2022年モデルは形状が変更されてタッチパネルになりました。
利便性を選ぶならばそちらでしょうが、値段差が相当あるので、今選ぶべきは、安くなった2021年モデルでしょう。
炊き上がりの味は、他社以上の1.3気圧の圧力に加えて、底部に複数のIHヒーターを採用して、ご飯を「踊らせる」ローテーションIH式が功を奏し、「ふっくら・粘って・甘い」炊飯を実現します。
言い換えれば、圧倒的な火力でムラ無く加熱するため、どのようなお米でも「美味しく炊いてしまう」炊飯器です。
熱伝導性の高さも、データ的・視覚的に説明しているもポイントで新機種ながら「確実にうまさが向上する」機能を網羅しています。
炊き分けも、121通りの指標で対応でき、「今日は堅すぎた」などの好みも覚えさせるので「自分の好み」にあった食感の炊飯が、できるようになります。
保温機能も、AI技術と、2つの温度センサーを利用した賢い「極め保温」に対応します。
お手入れも、部品点数が少なくやりやすい機種だと思います。
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【2022/7】
17・象印 炎舞炊き NW-PU18-BZ
¥58,800 楽天市場 (1/5執筆時)
【2021/7】
18・象印 炎舞炊き NW-PT18-BZ
¥54,500 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
【2020/7】
19・象印 炎舞炊き NW-PS18-BZ
¥71,950 楽天市場 (1/5執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:18通り
もちもち炊飯 ★★★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
一方、予算面に制約がある場合、同じ傾向の下位機種は、選択肢にできます。
ローテーションIHは、4段階になります。
しかし、(昔あった3段階と違い)上位機と同じ偶数での交互加熱の方式ですし、問題なさそうです。
あとは、釜の口の部分の厚みが薄い部分と、炊き分けが18通りになる部分、タッチパネル非搭載の部分以外は、保温を含めて上位機とほとんど差がないと言えます。
それで、この価格ですから、「ふっくら・粘る」傾向のお米がお好きならば、この値段では「良い候補」に思えます。
補足・その他のジャンルの炊飯器
以上、今回は、10合の高級炊飯器の話題でした。
1・5合炊きの高級炊飯器
予算:3.5万円 〜
2・5合炊きの格安炊飯器
予算:1万円 〜
3・一升炊きの高性能炊飯器
予算:3.5万円 〜
4・一升炊きの格安炊飯器
予算:1万円 〜
5・3合炊き小型炊飯器
予算:1万円 〜
6・玄米・麦飯・糖質カット向け炊飯器
予算:1万円 〜
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】
=全体のまとめ
なお、もう少し格安の製品と比較されたい場合は、上記4番の記事をご覧ください。
また、しっかり納得して選びたい方で、スペック面からの炊飯器の比較方法を、もう少し突っ込んで知りたい方は、上記7番の記事もよろしくお願いします。
1・特Aブランド米の比較
2・コシヒカリの比較
3・珍しい地方米の比較 (東日本)
4・珍しい地方米の比較 (西日本)
続いて「お米」についてです。
このブログでは、そういったお米のうち、今年度の検定で【食味値特A評価をうけたお米】も紹介しています。興味のある方は、上のリンク記事をご覧ください。
そのほか炊飯の味を変えることができる【市販のミネラルウォーター】については、【こちら】で、アマゾンで取り扱われている約20種類の天然水ペットボトルを比較する記事を書いています。
ツインバード MR-E520W
¥16,000 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
また、自宅用で、玄米から毎日お米を挽きたいと思っている方、【信頼性の高い精米器】をツインバード工業の機種などを【こちら】で紹介しています。よろしければご覧ください。
ではでは。