【今回レビューする内容】2024-2025年 据え置き型ガステーブル・家庭用据置型ガスコンロの性能とおすすめ・選び方:リンナイ パロマ ノーリツ:汚れにくいホーロー ガラストップ対応:都市ガス12A13A LP LPGガス対応 1人暮らし用 世帯用:違いや性能ランキング
今回のお題
ガスコンロ・ガステーブルのおすすめと選び方は?
ども、Atlasです。
今回は、2024年12月現在、最新の家庭用のガスコンロ・ガステーブルの比較です。
1万円以下の格安ガスコンロから、ガラストップ採用の5万円前後のガスコンロまで幅広く紹介します。
都市ガス(12A 13A)にもLPガス(プロパンガス)にも対応するように書きました。
1・ガステーブルの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ガラストップ(両面焼)
1-3:光沢ホーロー(両面焼)
2・ガステーブルの比較 (2)
2-1:通常ホーロー(片面焼)
3・ガステーブルの比較 (3)
3-1:フッ素ほか(グリルなし)
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、ガステーブルの「選び方の基本」を説明します。
その後、比較的高級な「ガラストップ」で「両面焼グリル」採用の製品から順番に、各機をみていくという構成にしました。
デザイン ★★★★★
お手入れ ★★★★★
強火火力 ★★★★★
グリル性能 ★★★★★
安全性 ★★★★★
自動調理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の「結論」(こちら)では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で書いていきます。
よろしくお願いします。
1-1・ガステーブルの選び方の基本
はじめに、ガステーブルの「選び方の基本」からです。
購入する際に注意するべき点を、いくつかのポイントから説明していきます。
1・設置タイプと本体サイズ
第1に、設置タイプと設置スペースの確認です。
買われる前の「調査」としては基本であり、最も重要です。
新居の賃貸マンション用に購入される場合、とくにキッチンのガスが置台による据置型ガステーブルか、ビルドインガステーブルかを確認してください。
据置型ガステーブルならば、ガスコンセントにつなぐだけなので、個人で設置できます。
本体のサイズは、賃貸マンションのキッチンの場合、基本的に59cmサイズが置けるように作られています。
ただ、公団住宅や、古いマンションの場合、コンロ置き場の幅が60センチ未満しかなく、(排熱を考えて)56cmタイプしか置けない場合もあります。
新居に引っ越す場合、この点も確認してください。
そのほか、据置型ガステーブルで、注意するべきは、ガスホースを都市ガス用とLPガス用で合わせることくらいです。これについては、次の項目で説明します。
ちなみに、(現地を見ずに)引っ越し先の物件用を探している場合、契約書の紙面でコンロが、IHヒーター式の可能性かは分かりますが、ビルドインガステーブルかは、分からない場合があります。
ビルドインの場合は、新しいものを使いたいならば、設置は、業者による設置・交換が必要です。
ガスホース直結なので、資格を持った方に、ガス漏れ検査・ガス圧検査込みでやって貰う必要があるからです。
ただし、ビルドインガステーブル自体は、個人でも楽天市場やAmazonで購入可能です。工務店やガス会社にお願いすると資材屋を通すため、価格は割高になります。
Atlasのも、個人で好きなモデルを選んで購入してから、ガス業者に取付をお願いしました。
そのほか、後ほど説明するように、楽天市場などで、工事費込みで本体を買ってしまうのもオススメです。
ビルドインガステーブルの大きさは、住設の共通規格として、60cm幅と、75cm幅の2つの規格があります。
これさえ合わせれば、パロマでも、リンナイでも、ノーリツ(ハーマン)でも好きな方のモデルを設置できます。
・リンナイの買換ガイド
・パロマの買換ガイド
・ノーリツの買換ガイド
選び方の基本としては、上記のガイドを利用して、グレードを決定するのがよいでしょう。
その後、楽天市場の【住設安心ショップ】など工事費・工事保証込みで、販売と施工している業者で値段を確認してください。
安さを重視するならば、その値段と地域の工務店さん・ガス会社の価格とで合わせ見積もりをしても良いでしょう。
2・ガスの規格
第2に、最も重要なのはガスの規格です。
ガス器具は、大きく分けて、都市ガスとLPガス(プロパンガス)に分けられます。
ガステーブルを購入する場合、それに対応するガス器具を購入する必要があります。
都市ガスは、供給されるガス会社によっていくつか種類があります。
東京ガス(東京)
大阪ガス(関西)
東邦ガス(中京)
京葉ガス(千葉)
西部ガス(福岡)
最も、一般的なのは熱量が高い「13A(12A)」です。
上表のガス会社の管轄区ならば、個人で買ってつなげて使えます。
ただし、都市ガスでも、一部の地方都市は、6A・5Cなど、特殊な規格の場合があります。
こういった機種の場合、ガスコンロは、地域のガス屋さんから直接買う必要があります。
3・トップコートのグレード
第2に、重要なのは、トップコートのグレードです。
トップコートの品質は、特に「高級品と標準品」を分ける差として重要です。
日々のお手入れの際、こびり付かない加工がされているモデルを選ぶと、後々の手入れが楽です。
ランク的にはいわゆる「ガラストップ」が最高です。
それにホーローに雲母で特殊コートをしたパールクリスタルトップが続くという感じです。
格安ですが掃除がしやすいホーロートップ以上を選べば、実用的かと思います。
4・左右の炎の強さ
第4に、重要なのは左右のコンロの火の強さです。
どの製品にも、「右強火力」の製品と、「左強火力」の製品があります。なお、一般的には、側面が壁側ではない方のコンロの火が強いモデルを選ぶと、火災予防の点で良いです。
5・グリルのグレード
第5に、重要なのは、グリルのグレードです。
魚などを焼くグリルもいくつか種類があります。グリルが全く付属しないモデルのほか、熱源が片面しかない片面焼グリルと、両側にある両面焼グリルがあります。
両面焼は、やや高価ですが、魚を裏返さずにこんがり焼けるというメリットがあります。グリルを多用する方は、両面焼の付いたモデルが良いでしょう。
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以上、選ぶにあたって注意するべきポイントを書きました。
このほか、(中華などで重要になる)安全機能を一時的に解除する高温炒め、煮込みなどに便利なコンロタイマー、魚などを焼く際のグリルタイマー、あるいは、炊飯機能などの有無も、選ぶにあたっては重要です。
これらの機能の有無にも注目しながら、各社のガステーブルを紹介していきます。
1・ガステーブルの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ガラストップ(両面焼)
1-3:光沢ホーロー(両面焼)
2・ガステーブルの比較 (2)
2-1:ホーロー(片面焼)
2-2:フッ素etc(グリルなし)
3・ガステーブルの比較 (3)
3-1最終的なおすすめの提案【結論】
比較的高級な製品から、以上のような順番で各機をみていきます。
1-2・ガラストップ採用の高級機
はじめに、据置型では「最も高級な」製品となる、ガラストップ採用ガステーブルからです。
「高級ガステーブル」の代名詞的存在であり、ビルドインタイプの場合、10万円台はします。しかし、据置型だと「意外と常識的な値段」で購入できます。
1・パロマ〈日本〉
2・ノーリツ〈日本〉
3・リンナイ〈日本〉
以下では、パロマ・ノーリツ・リンナイの順で、ラストップ採用機を見ていくことにします。据置型のガスコンロを販売するのは、日本ではこれら3社だけなので、基本的に全機種紹介します。
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なお、以下の記事の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1・パロマのガラストップ
【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
1・パロマ PA-A98WCR-L 12A13A 【赤】
1・パロマ PA-A98WCJ-L 12A13A 【白】
¥48,000 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【都市ガス用・右強火力】
2・パロマ PA-A98WCR-R 12A13A 【赤】
2・パロマ PA-A98WCJ-R 12A13A 【白】
¥48,000 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【LPガス用・左強火力】
3・パロマ PA-A98WCR-L LP 【赤】
3・パロマ PA-A98WCJ-L LP 【白】
¥48,000 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【LPガス用・右強火力】
4・パロマ PA-A98WCR-R LP 【赤】
4・パロマ PA-A98WCJ-R LP 【白】
¥47,280 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
本体サイズ:高さ18.3×幅59.4×奥行49.7cm
表面パネル:ガラストップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
こちらは、パロマの高級ラインにあたる「グランドシェフ・プレミアムシリーズ」の製品です。
二色ありますが、色以外の部分は同じです。
コンロの数は、2口です。
代替の既製品がそうで鵜が、強火力のバーナーを左右から選択できます。
本体のサイズは、幅59.4cmです。
標準サイズですが、古い公団住宅などは、この規格が入らない住宅もあります。
設置前に横幅の確認してください。
トップテーブルは、ガラストップ(ガラスコート)になっています。
商標としては「ハイパーガラスコートトップ」で、2層のガラスコートになります。
ガラストップは、その光沢感から「圧倒的な高級感」があります。ただ、それだけはなく、掃除が圧倒的に楽という機能面の特長があります。
また、「ガラス」という脆いイメージとは対象的に、ひび割れや傷が付きにくいという利点もあります。
ガラストップは、いわば高級ガスコンロの象徴です。
しかし、最近は、ネットなら5万円以下でも購入できるようになりました。
長く綺麗に使える点で「ガラストップ」を「指名買い」する方は多いです。
ホームセンターなどで売るには「やや高い」のであまり見かけない製品ですが、ネットならば、4万円台とかなり安く手に入ります。
グリルは、両面焼き対応の遠赤外線グリルです。
両面焼きの場合、魚などを裏返す必要なく焼け、とても便利です。
また、下位機種は水が必要な機種もありますが、水無しで焼ける直火焼きグリルです。
グリルの広さも他機種よりも広めで、大きな魚も焼きやすいです。
また、グリルにはタイマーが付属しており、指定時間後に火を止めるようにセットすることができます。火力はレバー調整式ですが、下火と上火それぞれに火力が調整できる仕様です。
その上で、パロマの場合、オートグリル機能が搭載です。
グリルでの「干物、切り身、姿焼き」の調理を「強め・標準・弱め」を選ぶだけで完了できるオートボタンが付属します。
また、面白いのは、フライや天ぷらなどのグリルでの自動あたため機能です。
レンジと異なりセンサーがないので簡易的ですが、自動的な火加減で「カラッと」温め直すことを目指しています。
安全性の面では、異常加熱を見張る安全性の高いSIセンサーが付属します。
Siセンサーとは、温度を見張り、油の異常加熱や、鍋の焦げ付きが見られると、自動的に弱火にしてくれる機能です。
2口のガステーブルは、法律で装備がマストなので、(格安機でも)どの機種も装備しています。
写真中央の突起状の部分で、ここが温度センサーになっています。
強火で使いたい場合の、3秒押しのエコバーナー解除ボタンも搭載され、「高温炒め」も可能です。
グリルの安全性は、排煙口から火が出にくい、フレームトラップ構造や、自動消火機能などを備えます。パロマは、グリル付きの機種は全機種、フレームトラップ構造です。
使い勝手の部分では、最上位機として、かなりの機能を網羅します。
第1に、揚げ物をする際の油の温度を指定する機能です。
下位機にもこの機能はありますが、140度から200度まで7段階と細かいです。
設定した適温になると、音で合図してくれるため、天ぷらなど油の温度にコツがいる料理に向きます。
第2に、「炊飯」機能です。
ここに合わせて、押しかけしておくと、自動的に火力が調整され、炊飯をしてくれます。
「むらし」まで終了するとこちらもブザーで教えてくれます。
そのほか、やかんなどでの自動湯沸かしにも対応します。沸騰するとブザーでお知らせがあり、自動で消火されます。
表示パネルの視認性も良いです。
第3に、「煮物」機能です。
要するに水が沸騰したあと、(ブザー音後に)自動で弱火(とろ火)になり、設定時間後に消火する機能です。
カレーなどにも応用できますが、かき混ぜるなどの手はかかるため、「自動」ではないです。
また、この製品は、パロマのラ・クックが付属します。
こちらは、蓋付きのプレートで、油を飛び散らせることなく、肉や魚を焼けるというアイデア製品です。
とくに、こちらの上位機については「ラクックグラン」という上位品です。
ビルドインタイプの同社の製品と違って魚類の調理時だけですが、ラクック使用時も、お好みの焼き加減を指定するだけで、調理ができる仕様です。
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以上、パロマの「グランドシェフ・プレミアムシリーズ」の紹介でした。
格安に購入できるガラストップコンロとしてたいへんお買得だと思います。
個人的には、「ガラストップ」であるだけで、1万円余計に投資する価値は十分あると思っています。掃除面や美観の面では、やはり、ガラストップとそうでない機種は一定の差はありますから。
とにかく掃除が楽で、長年使っても汚れにくいので、予算とサイズが合えば、おすすめしたいモデルです。
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【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
5・パロマ PA-A97WCH-L 12A13A
¥45,800〜 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス
右強火:PA-A97WCH-R 12A13A
LPG
右強火: PA-A97WCH-R LP
左強火: PA-A97WCH-L LP
本体サイズ:高さ18.3×幅59.4×奥行49.7
表面パネル:ガラストップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
なお、パロマのガラストップ採用コンロについては、いくつかの下位機種があります。
第1に、「グランドシェフシリーズ」です。
こちらは、上位機と本体は同じですが、先述の「ラクック」調理器具が未付属です。
オートメニューはあるので別売で買い足せば使えますが、どうせならば、最初から付いている方が良いかなと思います。
それ以外は同等ですが、実売価格は大して変わらないので、多くの場合、選択肢にしなくて良いでしょう。
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【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
6・パロマ PA-A65WCK-L 12A13A
¥40,491〜 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス
右強火:PA-A65WCK-R 12A13A
LPG
右強火:PA-A65WCK-R LP
左強火:PA-A65WCK-L LP
本体サイズ:高さ18.3×幅59.5×奥行49.6
表面パネル:ガラストップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
第2に、 Sシリーズがあります。
「ガラストップ」である製品では、パロマでは「最安クラス」です。
しかし、ラ・クックが付属しないほか、グリル部分の構造が異なり(ガラストップではない)下位機種相当になります。
ここまでみた上位機は「らくグリル」仕様で、出し入れしやすいほか、フッ素加工で掃除もしやすいのですが、Sシリーズは、メッキです。
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結論的にいえば、価格差は、あるものの、性能差もその分ある機種です。
グリルは一度買ってしまうと、ほぼ買い直すことは(引っ越しまで)ないので、少々の価格差ならば、上位機を選ぶべきでしょう。
2・ノーリツのガラストップ
【2021年発売】【各種】
7・ノーリツ NLW2290ACBAL 12A13A
¥52,910 楽天市場 (12/14執筆時)
都市ガス
左強火:PA-A95WCH-R 12A13A
右強火:NLW2290ACBAL 12A13A
LPG
左強火:NLW2290ACBAL LP
右強火:NLW2290ACBAR LP
本体サイズ:高さ18.3×幅59.6×奥行49.7
表面パネル:ガラストップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
NLW2290ACBAR/Lは、NORIZ(ノーリツ)が販売するガラストップコンロです。
本機については、冒頭で見たパロマの「グランドシェフ・プレミアムシリーズ」とほぼ構造が同じです。
唯一の違いと言えるのは、先述の調理器具である「ラクック」用のボタンがない点、また、ラクックが付属しない点です。
おそらく、OEM供給元がコロナで、そちらから調達した製品になるのかな、と考えます。
外観は、全体的にシンプルなデザインで、コストカット的な側面が見えなくもないです。「格好良さ」はコロナですので、値段が安い場合、本機に注目すると良いでしょう。
なお、ノーリツは、ピッタリフィットシリーズという独自のガステーブルを展開していましたが、2020年で終息しています。
3・リンナイのガラストップ
【2023年発売】【各色】
【都市ガス用・左強火力】
8・リンナイ RTS65AWG35R2NGA-DBL 13A
8・リンナイ RTS65AWG34R2NGA-VL 13A
¥74,800 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【都市ガス用・右強火力】
9・リンナイ RTS65AWG35R2NGA-DBR 13A
9・リンナイ RTS65AWG34R2NGA-VR 13A
¥74,800 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【LPガス用・左強火力】
10・リンナイ RTS65AWG35R2NGA-DBL LP
10・リンナイ RTS65AWG34R2NGA-VL LP
¥74,800 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【LPガス用・右強火力】
11・リンナイ RTS65AWG35R2NGA-DBR LP
11・リンナイ RTS65AWG34R2NGA-VR LP
¥74,800 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
本体サイズ:高さ21.8×幅59.6×奥行49.3
表面パネル:ガラストップ(高品質)
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
これらは、リンナイの高級機となる「ラクシエプライム」シリーズに属するガラストップコンロです。
二色ありますが、こちらも色以外の部分は同じです。
コンロの数は、2口です。
こちらの製品も、強火力のバーナーを左右から選択できます。
なお、リンナイ機は、点火ボタンの位置が、コロナやノーリツと違って上部(火加減レバーの下)です。
好みでどちらでも良いですが、背の低い方は、この配置の方が使いやすい部分はありそうです。
本体のサイズは、幅59.6cmです。
標準サイズよりわずかに大きいですが、誤差の範囲でしょう。
トップテーブルは、こちらもガラストップ(ガラスコート)になっています。
同じガラストップ採用コンロとしては、パロマより「多少高め」なのですが、これは、ガラストップの部分で、ドイツのショット社製CERANガラスを採用している部分が大きいでしょう。
独自のガラス結晶化技術で、多給性が通常製品より高く、高品質です。
ビルドインタイプにも採用があり、Atlasも利用経験がありますが、恐らく、パロマの最上位機の水準も超えるでしょう。
グリルは、両面焼きグリルです。
基本的には、パロマの最上位機と同じです。
上火と下火が個別に操作でき、水無しグリル対応で、グリルの消火タイマーも付属します。
もちろん、グリルの自動調理機能も付属です。
干物・切り身・姿焼きなど、魚の焼き加減をオートで調整する機能が搭載されます。
グリルの部分で、遠赤外線セラミックバーナーを採用します。パロマも遠赤グリルは採用しますが、食材への熱の浸透はパロマの最上位機に較べても、一段上でしょう。
また、一方、独自性という部分では、同社については、グリルでトーストが焼ける機能があります。
一方、パロマに見られた「揚げ物のあたため機能」は未搭載です。
一方、先述のように、パロマの場合、フッ素加工がされ、幅広で出しやすいらくグリル」仕様でした。
それと比較すると、リンナイの本機は、普通のメッキですので、お手入れという意味では、パロマがやや上でしょう。
安全性の面では、本機も優れます。
パロマ同様に、SIセンサーと高温センサー解除ボタンが付属し、高温での炒め物の調理に対応します。
その上で、グリルの安全性についても、万一の場合の防炎パイプを備えるほか、消し忘れ消火機能と過熱防止センサーが備わります。
パロマも、フレームトラップで万一の事態を防止する機能がありましたが、しっかり温度を見張るセンサー搭載の点で、安心感はリンナイがやや上位です。
使い勝手の部分では、基本的にはパロマとそう変わりません。
ただ、温度設定について、強火力側だけでなく、両側とも設定できるW温度おまかせは、リンナイの独自性として評価できるでしょう。
設定値も130度〜220度までと幅が広いです。
一方、自動で煮物を作る機能は、パロマと違い未搭載ですが、湯沸かしや炊飯機能など、使用頻度の高そうなものは、網羅します。
ココットプレート RBO-PC91SA (標準サイズ)
¥7,436 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
ココットプレートRBO-PC91SA-FT1 (ふたのみ)
¥3,500 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
加えて、油の飛ばない調理器具となるココットプレートが「付属」します。
パロマのラ・クックに相当するものです。
2023年登場の「第2世代」になります。
従来と調理技法などは同じですが、負担の部分にくぼみができて、ミトンで出しやすくした「プチ改良」です。ふたのみの変更ですので、既存品から換えたい場合、ふただけ販売している部分は「良心的」です。
意外と重要な変更ですが、個人的には、食洗機とハンドルが使えるようにして欲しかった部分はあります。
アサヒ軽金属 グリルパン スペースパンワイド
¥13,090 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
ちなみに、サードパーティだと、食洗機は非対応ですが、ハンドル付があります。焼網の上に載せる形式で、サイズもやや限られるため、純正を選ぶ意味もあります。
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以上、リンナイの「ラクシエプライム」の紹介でした。
正直なところ、パロマの「グランドシェフ・プレミアムシリーズ」とどちらを選ぶべきかは、難しいです。
ガラストップ部分の品質や、グリルの総合的な火力と安全性は、リンナイでしょう。一方、グリルの手入れのしやすさと、価格の安さの部分は、パロマです。
どちらを「おすすめ」として選ぶかは、今回の記事の最後に改めて考えようと思います。
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【2023年発売】【各色】
【都市ガス用・左強火力】
(シルバー・ブラウン)
12・リンナイ RTS65AWG31R2GA-VL 12A 13A
12・リンナイ RTS65AWG36R2GA-DBL 12A 13A
¥64,200 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
(シルバー)
12・リンナイ RTE65VAGPA-GL(13A)
¥69,733 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
銀:RTE65VAGPA-GL(13A)
黒:RTE65VACBA-GL(13A)
赤:RTE65VARBA-GL(13A)
金:RTE65VACPA-GL(13A)
都市ガス(右強火)
銀:RTE65VAGPA-GR(13A)
黒:RTE65VACBA-GR(13A)
赤:RTE65VARBA-GR(13A)
金:RTE65VACPA-GR(13A)
LPG(左強火)
銀:RTE65VAGPA-GL(LPG)
黒:RTE65VACBA-GL(LPG)
赤:RTE65VARBA-GL(LPG)
金:RTE65VACPA-GL(LPG)
LPG (右強火)
銀:RTE65VAGPA-GR(LPG)
黒:RTE65VACBA-GR(LPG)
赤:RTE65VARBA-GR(LPG)
金:RTE65VACPA-GR(LPG)
本体サイズ:高さ21.8×幅59.6×奥行49.3
表面パネル:ガラストップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
一方、リンナイは、ガラストップについて、もうひとつ別のシリーズがあります。
こちらの場合は、ガラストップなのですが、ドイツのショット社製CERANガラスではない、一般的なガラストップです。
この部分は、「下位機」に相当すると考えてください。
そのほかは、あまり変わりませんが、「ごとく」が耐熱塗装がないステンレスになっています。個人的に、ステンレスは「焼ける」ので、気をつけないと変色して汚らしいので、あまり好きではないですが、高級感はあります。
あとは、目立つ機能差はないです。
1-3・両面焼きグリル搭載のコンロ
つづいて、トップコートが「ガラストップ」ではないが、両面焼きグリルは搭載する、中級グレードのコンロを比較します。
1・パロマ&ノーリツ〈日本〉
2・リンナイ〈日本〉
結構数があるので、パロマ・リンナイの順でみていきます。
ノーリツについては、両面焼はパロマのOEMなので、そちらに含めます。
1・パロマ・ノーリツの両面焼コンロ
【都市ガス用・左強火力】
【2024年発売】
13・パロマ PA-380WA-L 12A13A
13・パロマ PA-380WHA-L 12A13A
¥31,800 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【2024年発売】(特定店向け型番)
14・パロマ IC-830WA-L 12A13A
14・パロマ IC-830WHA-L 12A13A
¥43,780 楽天市場 (12/14執筆時)
【2024年発売】(EC型番)
14・パロマ IC-835WA-L 12A13A
14・パロマ IC-835WHA-L 12A13A
¥31,400 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
(旧型番)性能は同じ
14・パロマ IC-735WA-L 12A13A
14・パロマ IC-735WHA-L 12A13A
¥39,219 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
黒: PA-380WA-R 12A13A
白: PA-380WHA-R 12A13A
黒: IC-830WA-R 13A
白: IC-830WHA-R 13A
黒: IC-835WA-R 12A13A
白: IC-835WHA-R 12A13A
LPG(左強火)
黒: PA-380WA-L LP
白: PA-380WHA-L LP
黒:IC-830WA-L LP
白:IC-830WHA-L LP
黒:IC-835WA-L LP
白:IC-835WHA-L LP
LPG (右強火)
黒: PA-380WA-R LP
白: PA-380WHA-R LP
黒:IC-830WA-R LP
白:IC-830WHA-R LP
黒:IC-835WA-R LP
白:IC-835WHA-R LP
黒:IC-735WA-R LP
白:IC-735WHA-R LP
本体サイズ:高さ22.1×幅59.0×奥行50.0
表面パネル:プラチナカラートップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
PA-370WAは、パロマの「エブリシェフシリーズ」の中位機になります。
複数の型番がありますが、流通ルートの違いで性能は同じです。
コンロの数は、2口です。
こちらの製品も、強火力のバーナーを左右から選択できます。
本体のサイズは、幅59cmです。
標準サイズの製品ですので、古い公団住宅などは、設置前に横幅の確認が必要です。
トップテーブルは、このグレードについても、「汁受け」のないフラットトッププレートですから、掃除しやすいです。
コーティングは、ホーロー素材のプラチナカラートップです。
ガラストップほどの耐久性と美観はないですが、光沢があるため、値段相応の高級感はあるといえます。
グリルは、本機も、水なしでの両面焼きに対応する、遠赤外線グリルです。
正直、グリルについては、水なし両面焼対応でないと、調理時の手間に加えて、手入れの手間が余計にかかるため、毎日使う方は、必須です。
このグレードについても、グリルタイマーが付属しており、指定時間後に火を止めるようにセットすることができます。
グリルでの自動調理機能は、魚の種類まで選べた上位機に較べると「簡素」で、焼き加減のみ選択可能です。
火力はレバー調整式ですが、下火と上火それぞれに火力が調整できる仕様です。
安全性の面では、こちらの機種にも、SIセンサーと高温センサー解除ボタンが付属します。
そのため、高温での炒め物の調理は安全です。
使い勝手の部分では、揚げ物の温度設定が可能です。
上位機より少ない、3段階ですが、天ぷらなどで多用する160度・180度・200度があるので問題ないです。
そのほか、炊飯・湯沸かし・煮物煮込み機能など、上位機の機能は網羅します。
ただし、煮物は、弱火以下の「とろ火」を併用しない点で、上位機より仕上がりは落ちるでしょう。
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以上、パロマのPA-360WAの紹介でした。
両面焼きグリルは、グリルを使う場合は「マスト」と言って良いので、このグレード以上が実用的でしょう。
毎日使う方は、この程度のグレードを選んでも良いと思います。
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【2021年発売】
15・ノーリツ NLW2291ACDBAL 12A13A
15・ノーリツ NLW2291ACDBAR 12A13A
¥41,940 楽天市場 (12/14執筆時)
本体サイズ:高さ22.1×幅59.0×奥行50.0
表面パネル:光沢ホーロートップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
なお、ガラストップ機同様に、(恐らく)OEM供給を受けてノーリツから同系機が出ています。
こちらについては、外観の配色以外はパロマ製品と同じ仕様です。
コーティングは、「光沢ホーロートップ」としますが、パロマの「プラチナトップ」の言い換えです。
基本的には、値段で決めて良いでしょう。なお、LPガス製品についても、リンク先で確認できます。
2・リンナイの両面焼コンロ
【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
16・リンナイ RT66WH7RGA-CWL
16・リンナイ RT66WH1RGA-BGL
16・リンナイ RT66WH1RGA-BAL
¥39,900 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
白: RT66WH7RGA-CWR 13A
黒: RT66WH1RGA-BGR 13A
赤: RT66WH1RGA-BAR 13A
LPG(左強火)
白: RT66WH7RGA-CWL 13A
黒: RT66WH1RGA-BGL 13A
赤: RT66WH1RGA-BAL 13A
LPG(右強火)
白: RT66WH7RGA-CWR LP
黒: RT66WH1RGA-BGR LP
赤: RT66WH1RGA-BAR LP
本体サイズ:高さ21.8×幅59.6×奥行49.5
表面パネル:クリスタルトップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
RT66WH7RGなどは、リンナイのラクシエファインシリーズに属する製品です。
色違いで3色ありますが、基本性能は同じです。
コンロの数は、2口です。
点火ボタンは、リンナイは火加減レバーの下に配置されます。
コロナ・ノーリツと異なる部分です。基本「使い慣れ」てしまいますが、買換の場合は注目しても良いでしょう。
本体のサイズは、幅59.6cmです。
標準サイズの製品ですので、古い公団住宅などは、設置前に横幅の確認してください。
トップテーブルは、下位機種と同様の「汁受け」のないフラットトッププレートです。
コーティングは、光沢があり、汚れ落ちもよいクリスタルトップコートです。
パロマのプラチナコートと機能性はほぼ同級で、負けていません。
グリルは、両面焼きグリルで、パロマと同じく、上火と下火が個別に操作できる仕様です。
もちろん、水無しグリル対応で、グリルの消火タイマーも付属します。
一方、同社の上位機の売りだった「遠赤外線セラミックバーナー」は省略で、普通のブルーフレームバーナーとなります。
これでも、「遠赤グリル」なのですが、パロマに対する「優位点」はなくなっています。さらに、魚の焼き加減などを調整する「オートグリル」も省略なので、注意が必要でしょう。
一方、先述のグリル用の専用皿となる「ココットプレート」は、2023年登場の新型が付属です。
安全性の面では、こちらの機種には、SIセンサーと高温センサー解除ボタンが付属し高温での炒め物の調理に対応します。
上位機の「売り」だったグリル過熱防止センサーも引き続き搭載ですが、防炎パイプが省略されている点で、このグレードでもフレームトラップ構造がある、パロマ機に及ばない部分もあります。
使い勝手の部分では、パロマと同じく、揚げ物をする際の油の温度を指定する機能が付属します。
また、湯沸かしや炊飯は、独立したボタンがあり、こちらの機種でも可能です。
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以上、リンナイのラクシエファインシリーズのRT66WH7Rの紹介でした。
パロマの「エブリシェフシリーズ」の値段的な「ライバル」となります。
両面焼きグリルの性能を含めて、パロマ機とあまり機能差はない機種です。
ただ、先述のように、本機は「遠赤外線セラミックバーナー」は省略されている点で言えば、パロマにに対する強みが1つ失われています。
そのほか、グリル過熱防止センサーの省略の部分もあり、多少不利に思えます。
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なお、ラクシエファインシリーズには、かなりのレパートリーがあります。
順番に紹介しておきます。
【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
17・リンナイ KG66VTAWL 12A13A 【白】
17・リンナイ KG66VTARL 12A13A【赤】
¥39,590 楽天市場 (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
白: KG66VTAWR 12A13A
赤: KG66VTARR 12A13A
LPG(左強火)
白:KG66VTAWL LP
赤:KG66VTARL LP
LPG(右強火)
白:KG66VTAWR LP
赤:KG66VTARR LP
第1に、 KG66VTAWLです。
こちらは特定量販店向けに出している型番ですが、性能は1つ上のものと同じです。
色構成が異なるだけなので、値段で決めてOKです。
ココットプレートも付属です。
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【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
18・リンナイ RT66WH7RGA-CWL 13A
¥38,900 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
白: RT66WH7RA-CWR13A
LPG(左強火)
白: RT66WH7RGA-CWL LP
LPG(右強火)
白:RT66WH7RA-CWR LP
第2に、 RT66WH7RGです。
こちらは、通常販路の製品ですが、ココットプレートが付属しない製品です。
あとは同じです。
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【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
19・リンナイ KG66VAGL 12A13A【黒】
¥35,755 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
20・リンナイBKM88VACBL12A13A 【白】
¥54,800 楽天市場 (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
黒: KG66VAGR 12A13A
白: BKM88VACBR 12A13A
LPG(左強火)
黒:KG66VAGL LP
白:BKM88VACBL LP
LPG(右強火)
黒:KG66VAGR LP
白:BKM88VACBR LP
第3に、 KG66VAGAです。
こちらは、ココットプレートは付属です。
ただ、機能面で揚げ物をする際の油の温度を指定する機能や、炊飯・湯沸かしタイマーが省略された「特売用」です。
ラクシエファインシリーズながら基本機能で劣るため注意しましょう。なお、白は特定店向け(ビック系)です。
【2023年発売】
【都市ガス用・左強火力】
【ココットプレートあり】
21・リンナイ RTS65AWK1RGA-AL 13A【赤】
22・リンナイ RTS65AWK14RGA-CL 13A【茶】
23・リンナイ RTS65AWK3RGA-WL 13A【白】
¥46,180 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【ココットプレートなし】
24・リンナイ RTS65AWK1RA-CL 13A【黒】
¥47,571 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
赤: RTS65AWK1RGA-AR 13A
茶: RTS65AWK14RGA-CR 13A
白: RTS65AWK3RGA-WR 13A
黒: RTS65AWK1RA-CR 13A
LPG(左強火)
赤: RTS65AWK1RGA-AL LP
茶: RTS65AWK14RGA-CL LP
白: RTS65AWK3RGA-WL LP
黒: RTS65AWK1RA-CL LP
LPG(右強火)
赤: RTS65AWK1RGA-AR LP
茶: RTS65AWK14RGA-CR LP
白: RTS65AWK3RGA-WR LP
黒: RTS65AWK1RA-CR LP
本体サイズ:高さ21.8×幅59.6×奥行49.5
表面パネル:パールクリスタル
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
RTS65AWK1RGAは、リンナイのラクシエシリーズに属する製品です。
ランクは、上のラクシエファインシリーズよりは「上位」となります。
本体色は、4種類です。
ただし、天板黒モデルのみ、ココットプレートが未付属です。
一方、ラクシエファインシリーズとの違いはトップコートです。
こちらは、 「パールクリスタル」素材です。
ガラストップに見間違うような素材ですが、基本的にホーローの上に、マイカ(雲母)素材を吹き付けて、「2層」とした「疑似ガラス」(ガラスコート)です。
耐久性・滑りやすさは、既に見たガラストップの高級機より落ちますので、ガラストップとの値段差を考えると、少し選択肢にしにくいです。
グリルは、ガラストップ機同様に、遠赤外線セラミックバーナーで、オートグリルも搭載です。ココットプレートも2023年機なので、新しいタイプの方が付属です。
安全性の部分でも、防炎パイプが備わりますから、ラクシエファインシリーズより「上位」といえる部分は多いです。
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以上、ラクシエシリーズの紹介でした。
トップコートの質や、グリルなどの性能は、ラクシエファインより上位です。
ただ、こ点を考慮に入れても、ガラストップ採用の諸機と価格差があまりないので、この価格を出すならば、ガラストップも考えて良いかなと思います。
【都市ガス用・左強火力】
【2023年発売】
【上位機】12A/13A
25・リンナイ HOWARO C plus ETS65AWK38R3GA-WL
¥57,800 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
【下位機】12A/13A
26・リンナイ HOWARO C ET66WH4RGA-WL
¥44,480 Amazon.co.jp (12/14執筆時)
都市ガス(右強火)
上位機: ETS65AWK38R3GA-WL 12A13A
下位機: ET66WH4RGA-WR 12A13A
LPG(左強火)
上位機: ETS65AWK38R3GA-WR12A13A
下位機: ET66WH4RGA-WL 12A13A
LPG(右強火)
上位機: ETS65AWK38R3GA-WL LP
下位機: ET66WH4RGA-WR LP
本体サイズ:高さ21.8×幅59.6×奥行49.3
表面パネル:クリスタルトップ
つゆ受け: 汚れないタイプ
グリル:両面焼(水無しグリル)
タイマー:搭載
強火炒め:対応
揚げ温度調整:対応
安全性: SIセンサー
HOWARO(ホワロ)も、リンナイのホーロートップの両面焼きガステーブルです。
直販限定のラインです。価格コム限定モデルもありますが、性能は同じです。
下位機種もあります。
ただ、自動調理機能(オートグリル)がないほか、遠赤外線バーナーも未付属です。選ぶならば、上位機でしょう。
グレードは、上位機の場合、コートが(パールクリスタルではなく)下位のクリスタルトップコートになるほかは、ココットプレート付きのラクシエシリーズと同じです。
ただ「北欧っぽい」デザイン性ということで、統一感を持たせています。
五徳がステンレスなので、使い込むと汚れが目立ちそうなのと、ステンレス焼けもあるので、手入れに手間はかかります。パネル部分の色合いのコントラスト部分で見にくい部分は感じますが、新しい間は特に「台所が映える」でしょう。
あとは、同じなので、説明は商楽します。
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以上、HOWARO(ホワロ)の紹介でした。
基本的には外観のデザイン性に惹かれる方が選ぶべきモデルです。
(ごとくの部分は気になるものの)経年変化したらごとくだけ買い直すということにして、白に惹かれるならば、上位機ならば「お料理好き」でも選んでも良いように思います。
次回に続く!
テーブルガスコンロのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ガステーブル・ガスコンロの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ続きます。
2・ガステーブルの比較 (2)
2-1:通常ホーロー(片面焼)
3・ガステーブルの比較 (3)
3-1:フッ素ほか(グリルなし)
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
つづく2回目記事(こちら)では、今回紹介しきれなかった、各社のガステーブル・ガスコンロを引き続き紹介します。
デザイン ★★★★★
お手入れ ★★★★★
強火火力 ★★★★★
グリル性能 ★★★★★
安全性 ★★★★★
自動調理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そのうえで、3回目の結論編(こちら)で、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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