1回目記事からの続きです→こちら
2-1・レザインのサイコンの比較

2回目記事のトップバッターは、米国のレザインのサイコンです。
日本では、自転車部品を販売する大阪の吉貝機械金属が2017年から日本で販売しています。
1・サイクルコンピュータの比較 (1)
1-1:キャットアイ〈日本〉
1-2:ガーミン〈米国〉
2・サイクルコンピュータの比較 (2)
2-1:レザイン〈米国〉
2-2:Bryton〈台湾〉
2-3:ACER〈台湾〉
2-4:iGPSPORT〈中国〉
2-4:Wahoo〈米国〉
3・サイクルコンピュータの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事(こちら)でみた各社製品とおなじ基準で比較していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。

【2019年発売】
【上位機】(執筆時在庫なし)
25・レザイン SUPER PRO GPS
¥17,340 楽天市場 (9/9執筆時)
【下位機】
26・レザイン MACRO PLUS GPS
¥17,800 楽天市場 (9/9執筆時)
画面:2インチ(白黒)
重さ:60g
GPS:内蔵 (2衛星)
ナビ:オンラインナビ
ケイデンス計:別売
心拍数計:別売
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:28時間(内蔵バッテリ)
SUPER PRO GPSは、米国のレザインのサイコンです。
同じ筐体で重さも同じ下位機種としてMACRO PLUS GPSがあります。こちらは、ロシアのグロナス衛星に対応しないほか、ANT+と気圧高度計が省略です。
値段差をふまえても、上位機でしょう。

本体の重さは、60gです。
モノクロのGPS搭載機としては、平均より少し重いでしょう。
電池の持ち時間は、1回で28時間ほど持ちます。
画面サイズが、大きめの約2インチということをふまても、ガーミンのモノクロ機より、電池の保ちは優秀です。
ただ、先述のように、こちらは重めとはなります。

計測できるデータは、GPSを用いる形です。
ロシアのグロナスも利用できますが、日本のみちびきは非対応です。
一方、ケイデンスセンサーや心拍数計は、自社ブランドでは製造していません。
無線は、Bluetooth LEほか、Ant+対応なので、他社のセンサー類は利用できます。
ただ、自社製できるメーカーと違って、必ずしも稼働保証はなされません。
バックライトは、搭載されます。

スマホとのデータ連係は、データをBluetootht経由で送付する方式です。
Lezyne GPS Ally v2というアプリ(iOS/Android)が用意され、他社のように、走行ルートの分析や作成が可能です。
PCについても、ウェブベースで、GPS ROOTという自社の無料サービスが利用できます。Stravaとの連携も可能です。

GPS情報(位置情報)は、取得可能です。
米国のGPS衛星のほか、ロシアのグロナスのデータを取得します。
ただし、日本のみちびきは非対応です。
地図表示は、対応です。
ただし、あらかじめスマホで作ったルートデータのみを扱える道案内(オンラインナビゲーション)に止まります。
スマホで設定したルートを表示するだけの簡易的なものです。

変速システムは、本機は、シマノのシマノDi2電子シフトには、しっかり対応します。
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以上、レザインのSUPER GPS CYCLE COMPUTERSの紹介でした。
画面の大きめなモノクロGPS液晶搭載のサイコンとしては割と安めといえます。
スマホ・PC連携面も、問題ない仕様です。
ただ、本体がやや重めなのはともかく、みちびき衛星が非対応な面、GPS以外のセンサーは他社製品を利用する必要がある点は注意が必要です。
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【2018年発売】
27・レザイン MEGA XL GPS Black
¥(27,416) 楽天市場 (9/9執筆時)
画面:2.7インチ(白黒)
重さ:83g
GPS:内蔵 (2衛星)
ナビ:オンラインナビ
ケイデンス計:別売
心拍数計:別売
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:48時間(内蔵バッテリ)
なお、同社からは、メガXL GPSサイクルコンピュータという、2.7インチの大きな液晶を採用する製品も販売されます。
モノクロとしては業界最大サイズで、地図も表示できて83gの重量・48時間のバッテリーなので、優秀だと思います。
基本的に、画面サイズと電池寿命以外は、先ほどのSUPER PRO GPSと同じ仕様です。
この値段を出せば、カラー液晶搭載サイコンも狙えるので、ニーズとしては「ニッチ」でしょう。
長時間バッテリーを活かしての、日をまたいでのロングライドなどでしょうか。
2-2・ブライトンのサイコンの比較
続いて、台湾のGPSメーカー、ブライトンのサイコンです。
しばらく前に日本に進出し、ラインナップも増やしてきた企業です。

【2025年発売】Rider S800E後継機
【本体のみ】
28・bryton Rider S810 S810E
¥39,270 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【本体+スピード+心拍数計+ケイデンスセンサー】
29・bryton Rider S810 S810T
¥47,685 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:3.5インチ(カラータッチ)
重さ:約116g
GPS:内蔵 (5衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:選択可
心拍数計:選択可
照明:対応(環境光センサー)
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2 etc)
電池寿命:最大50時間(内蔵バッテリ)
BRYTON RIDER S810 は、台湾のGPSメーカー「ブライトン」の発売するサイコンの最上位機です。

本体の重さは、116グラムです。
心理的な節目とも言える100gを若干超えます。
パネルは、ただ、3.5インチと大きいタッチパネルです。
ただ、ガーミンの最上位機(1000系)に相当する大きめの液晶です。解像度は現状で非公開(調査予定)なので比べられませんが、そちらに比べるとすこし軽量で、安めです。
一方、旧機は低反射で日光下で見やすく、薄型にもできるMIP液晶でしたが、今回は、普通のTFTのタッチパネルです。
防水等級は、ただ、今回もIPX7相当ですし退化は感じません。
電池の持ち時間は、スペックとして、最大50時間です。
最大表記なので、通常利用じはもっと短いでしょうが、一般的に言って十分な水準です。
計測できるデータは、内蔵されるGPSほかのセンサーでスピード・高度・移動距離などを測定できます。気圧・高度計も内蔵です。
そのほか、環境光センサーを装備します。これは、スマートウォッチなどと同じで、太陽下の利用において、パネル照度を適正化にするための装備で、計測には関係しません。

ブライトン・スピードセンサー
¥5,366 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
ブライトン・ケイデンスセンサー
¥5,270 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
ブライトン・心拍数計
¥6,518 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
一方、センサー類は、付属モデルもありますが、別売でも買えます。
いずれも電池交換に対応します。
無線は、ANT+対応です。
ただ、あえて他社機を利用せずとも、自社製センサーが用意されるので、それを使う方が良いでしょう。
安定性・保証性が担保されますから。
心拍数計は、純正だと、ベルト式です。

GPS情報は、取得可能です。
米国のGPS以外に、ロシアのグロナス、欧州のガリレオ、中国のQZSS、日本のみちびきと5系統にフル対応です。
ただし、ガーミンの最上位(1000系)のように、GNSSマルチバンドには対応できません。ただ、値段差もある話です、これでも十分優秀で、測位は正確です。

地図表示は、本機もできます。
ただし、日本の地図は、無料のOpenStreetMapです。
ガーミンのように日本詳細道路地図ではない部分が、値段の差とは言えます。有料で、自転車用の専用マップではないです。

とはいえ、オフラインでも使える「オンラインナビ」です。進む方向に合わせて地図が回転するターンバイターンナビも対応です。
機能面でも、Live Trackは対応ですし、ANT+レーダーシステムも対応できます。 ガーミンと同じで、ANT+対応のリアビュレーダーを導入すれば、地図での後方車両の確認・警告もできます。

Bryton Active
¥0 Apple App Store
Bryton Active
¥0 Google Play
スマホとのデータ連係は、Bluetoothにて、対応します。
スマホの通知の受信なども対応で、この部分は、ガーミンなどと並びます。また、自社アプリのほか、STRAVA・TrainingPeaks・Selfloopsなどとの自動同期への対応を表明しています。

トレーニング情報は、一方、視覚的な結果表示(サイクリングダイナミクス)に対応します。
このあたりは、今回パワーアップした部分で、ガーミン同様に使い勝手は良さそうです。
むろん、ガーミンは、オリジナル要素も多い高度なアクティビティの記録分析システムがあるので、その部分では負けます。しかし、STRAVAなど他社を主に利用するならば、その部分では、そう差はないとは言えます。
Strava Live Segmentも今回から対応となっています。そのほか、従来機と違って、走行中の登りをマップの事前登録する必要なしに、リアルタイム検出し、表示する機能性も加わりました(Climb Challenge 2.0)。

変速システムは、シマノのシマノDi2電子シフトほか、SRAM RED eTap・Campagnolo EPSなどに対応です。
この部分で、ガーミンに並びます。
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以上、BRYTON RIDER S810 の紹介でした。
画面サイズは、ガーミンの最上位機(1000系)とほぼ同じで、できることも、サードパーティのアプリやANT+機器を利用する限りにおいては、やはりほぼ同じといえます。
ただ、地図が無料のOpenStreetMapです。
地図の品質は、ナビの本質的な部分なのでここは負けると言わざるを得ないです。地図はライセンス料が高いので、価格差の大部分は、ここにあると思います。
そのほか、マルチGNSSや、Wi-Fiの有無などでも差はあります。
しかし、こういった部分を考慮に入れても、オフラインナビ対応で、大きく視認性の良い液晶を搭載してこの価格というのは、値ごろ感を感じます。
趣味的なサイクリング利用などで、地図表示にそこまで緻密な精度が必要ないならば、選んでも良いでしょう。
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なお、同社からは、このほか、以上のような下位機の販売があります。

【2025年発売】Rider S500E後継機
【本体のみ】
30・bryton Rider S510 S510E
¥28,600 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【本体+スピード+心拍数計+ケイデンスセンサー】
31・bryton Rider S510 S510T
¥36,250 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:2.8インチ(カラータッチ)
重さ:約96g
GPS:内蔵 (5衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:選択可
心拍数計:選択可
照明:対応(環境光センサー)
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2 etc)
電池寿命:30時間(内蔵バッテリ)
第1に、Rider S510 です。
S810と同時発売の同社の中級機です。

パネルは、液晶が2.8インチです。
一般的に言って小さくはないですが、上位機よりは小さくなります。
重さは多少軽く96gです。

表示できる情報量は、画面サイズほか、解像度の関係で上位機より多少ですが少なめになります。
地図は、同じく、オープンストリートマップです。
ナビ機能も、若干差があります。
こちらの場合、ルートから外れた場合のリルートが簡易的で、本体のみの計算で、正しいルートに戻すだけです。
上位機だと、リルートの際にスマホアプリと連携して賢く再計算するので、ここにはっきりとした差が見られます。
あとは、先述のStrava Live Segmentに対応しないほか、スマートトレーナー制御対応などが省略となっています。
操作性は、上位機より小型のタッチパネルですので、多少押しにくい部分はあるのですが、上位機同様に、音声入力操作対応なので、弱点はある程度緩和されます。
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結論的にいえば、ナビのリルート利用時の精度には一定の差があると言えます。
ただ、そこを除けば、一般的な利用ならばそこまで大きな差はみられないため、予算によっては選択肢にできるでしょう。
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【2025年発売】
【本体のみ】
32・bryton Rider 650 650E
¥24,750 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【本体+スピード+心拍数計+ケイデンスセンサー】
33・bryton Rider 650 650T
¥34,650 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:2.8インチ(カラータッチ)
重さ:約92g
GPS:内蔵 (5衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:選択可
心拍数計:選択可
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:
電池寿命:33時間(内蔵バッテリ)
第2に、Rider 650です。
パネルは、先ほどのRider S510と仕様は同じで、2.8インチのタッチパネル液晶です。
地図も、同じく、無料のOSMです。
ナビ機能は、ただ高度ではないです。
こちらは、マップ上の設定ルートを外れた場合、リルート計算に非対応です。
ナビをサイコンの購入目的にする場合、上位機とは差が大きいです。
そのほか、事前設定をしなくても、リアルタイムで登りを確認できるClimb Challenge 2.0にも非対応になります。
また、音声入力にもこのグレードだと非対応になります。
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結論的にいえば、Rider S510とそこまで大きな価格差がない反面、道案内部分の使い勝手において、結構な差がある印象です。
上位機が良いでしょう。
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【2025年発売】
【本体のみ】
34・bryton Rider 550 550E
¥15,730 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【本体+心拍数計+ケイデンスセンサー】
35・bryton Rider 550 550D
¥24,530 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:2.8インチ(カラータッチ)
重さ:約92g
GPS:内蔵 (5衛星)
ナビ: (地図表示なし)
ケイデンス計:選択可
心拍数計:選択可
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:
電池寿命:37時間(内蔵バッテリ)
第3に、Rider 550です。
パネルは、本機も2.8インチのタッチパネル液晶です。

地図は、ただ、非搭載です。
ナビ機能も、高度ではないです。
事前登録した地図から交差点にターンバイターンの案内はしますが、地図として表示はしないので、道を間違えても、ルートに戻るのは難しい仕様です。
つまり、自分で地図をつくるか、誰かが作った地図ファイル(GPX/TCX)をあらかじめ入れて置く方式で、若干「古典的」です。
そのほか、やはり地図の関係で、室内用のスマートトレーナーを利用した模擬サイクリング(Virtual Ride)もできません。
そのほか、センサーが同梱される製品について、このグレードは、スピードセンサーが未付属になるのが注意点です。
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結論的にいえば、地図機能自体が付かないのが注意点です。
ナビ機能付きとしては、今どきの仕様とは言えないです。
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【2025年発売】
36・bryton Rider 17E
¥7,095 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:3インチ(白黒)
重さ:約63g
GPS:内蔵 (5衛星)
ナビ:
ケイデンス計:別売
心拍数計:別売
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth
変速システム:
電池寿命:25時間(内蔵バッテリ)
第4に、 bryton Rider 420Eです。
パネルは、3型の白黒液晶です。
地図もナビ機能も搭載しないシンプルタイプです。
GPSは、搭載です。
5衛星対応で、簡易的ながら方角表示もでますし、格安機ですが装備は良いです。

ブライトン・スピードセンサー
¥5,366 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
ブライトン・ケイデンスセンサー
¥5,270 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
ブライトン・心拍数計
¥6,518 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
ネットワークも、Bluetoothは付属します。
ANT+対応機機は非対応ですが、ケイデンス・スピード・心拍数計など各センサー計器類も、増設できます。
グループライド用のライブトラック機能もあります。
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結論的にいえば、この種のサイコンのシェア率が高いキャットアイと比べると、(A-GPSではない)GPSがしっかり装備される上で安い製品です。Bluetooth経由で、計器も増設できますし、ナビ不要で格安で探しているならば候補です。
ただし、別売のスピードセンサーを増設しない場合、スピードは(空の)GPSからしか測定できない点は注意点でしょう。「晴れの日専用」と言えます。
2-3・ACERのサイコンの比較
続いて、台湾のACERのサイコンです。
どちらかと言えば、PC周辺機器メーカーとして有名です。

【2017年発売】
37・Acer Xplova X5 Evo
¥54,780 楽天市場 (9/9執筆時)
画面:3インチ(カラータッチ)
重さ:120g
GPS:内蔵 (2衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:別売
心拍数計:別売
照明:搭載
ネットワーク: ANT+ Wi-Fi
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:12時間(内蔵バッテリ)
Xplova X5 Evo は、台湾のPC周辺機器メーカーのAcerが販売する製品です。

本体の重さは、120グラムです。
大きめの3インチ(240x400dpi)の液晶を搭載する機種なので、やはり重いです。
一方、本機は、本体前面にダッシュボードカメラを搭載します。前方120度の記録が可能です。
要するに【アクションカメラの比較記事】で紹介した製品の「サイコンとのハイブリッド」です。
サイクリング中の簡単な録画(ビデオ・タイプラプス写真)ができるほか、循環録画ができるので、万一の事故時の「保険」になります。
一方、防水仕様なので、記録領域は内臓で8GBで、ビデオは720p@30fpsに固定です。
バッテリーの問題もあり、ビデオの場合「自動録画トリガー」で、センサー連動で、特定の瞬間(スタート・加速時など)の撮影をするか、コマ数を落としたタイプラプス写真を利用します。
電池の持ち時間は、最大12時間までです。
Wi-Fiを使う場合、さらに短くなります。
計測できるデータは、GPSを用いる形で、衛星情報を使って、スピード・高度・移動距離を計測する仕様です。
ハードとしてのセンサー類は販売されません。、必要な場合はANT+ 対応機を探す必要があるでしょう。

GPS情報(位置情報)は、取得可能です。
米国のGPS衛星のほか、ロシアのグロナスを使います。日本のみちびきには非対応です。
地図表示は、専用の地図は未付属なので、無料のOpenStreetMapを利用する形式です。
Wi-Fi付属で、アプリもあるので、さほど難しくはないです。

スマホとのデータ連係は、本機もBluetoothを用いる方式です。
純正アプリはサイクリング(Xplova eBike Assistantt)とビデオ(Xplova Video )とアプリが別です。
一方、Strava と TrainingPeaksへのデータ転送には対応できます。

変速システムは、本機は、シマノのシマノDi2電子シフトには、しっかり対応します。
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以上、AcerのXplova X5 Evo の紹介でした。
カメラとの「ハイブリッド」の部分が評価できる機種です。
ただ、さすがに同社はPC機器メーカーなので、自転車用アクセサリーの充実度を含めて、他の自転車メーカーほどは専門的ではないとは言えます。
2-4・iGPSSPORTのサイコンの比較
続いて、iGPSPORTのサイコンです。
中国の武漢斉物科技(Wuhan Qiwu Technology)の製品ですが、「スペイン・イタリアで大躍進」の結果、日本に正規代理店ができたという経歴です。

【2024年発売】BSC300後継機
38・iGPSPORT BSC300T
¥18,287 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:約2.4インチ(カラー)
重さ:67g
GPS:内蔵(5衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:
心拍数計:
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:20時間(内蔵バッテリ)
BSC300T は、iGPSPORTの発売する、カラーGPS対応のサイコンです。
このタイプでは、現状では「最安」といってよいでしょう。
2023年登場のBSC300の後継機で、タッチパネル式に変わりました。

本体の重さは、67グラムです。
ガーミンの中型(Edge 540)より軽いのは強調できるでしょう。
IPX7の防水性表記もあります。
電池の持ち時間も、20時間です。
こちらも、利便性を削がない水準をキープします。
液晶サイズは、2.4インチです。
一定程度の視認性は確保されます。
パネルは透過型のカラーディスプレイ、タッチは、1点タッチ式です。

計測できるデータは、GPSを利用した速度や移動距離、標高などです。
気圧高度計、加速度計も内蔵しているので、そちらを使ってのGPSのサポートも可能です。

【ケイデンスセンサー】
・iGPSPORT CAD70
¥2,200 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【スピードセンサー】
・iGPSPORT SPD70
¥2,500 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【心拍数計】
・iGPSPORT HR70 ANT+
¥7,306 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
そのほか、以上のセンサーも別売で対応します。
無線は、一方、Bluetoothほか、ANT+方式にも対応する製品ですので、センサーを含めて他社対応機との互換性は保証されまので、必ずしも、「純正」でなくてOKです。

GPS情報は、5衛星に対応です(フルGNSS)。
上表のガリレオ以外全て取れます。
マルチGNSSや、A-GPSに対応しませんが、十分でしょう。

iGPSPORT
¥0 Apple App Store
iGPSPORT
¥0 Google Play
スマホとのデータ連係は、データをBluetooth経由でペアリングする方式です。
スマホの着信通知にも対応できます。
シマノDi2電子シフトには対応(表示のみ)で、Stravaとも同期できます。

地図表示は、可能です。
ナビも、内蔵地図を利用するオフラインナビゲーションです。
この仕様の場合、サイコンだけで行き先などの変更を柔軟に変更できるので便利です。
一方、地図の出展は非明記です。おそらく、無料のOST(Open Street Map)ベースでしょう。この部分では、ガーミンとは少し差があります。
また、電子コンパスがないので、進行方向の推定が不正確です。

トレーニング分析も、最近は、高度です。
ブライトン同様、ガーミンほど細かい分析がとは言えないものの、実際のレースのシミュレーションが可能です(スマートトレーナー機能)
---
以上、iGPSPORTの BSC300T の紹介でした。
この値段で、カラーGPSサイコンが発売できることが驚愕です。
ただ、電子コンパスがない部分と、地図の信頼性はむろん課題ですが、この値段ならば、競争があります。
カラー液晶と地図表示をマストとするならば、選択肢の1つにできるでしょう。
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なお、同社は、このグレードより小型の下位機があります。
順番にみていきます。

【2024年発売】
38・iGPSPORT BSC200S
¥11,800 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:約2.4インチ(カラー)
重さ:66g
GPS:内蔵(5衛星)
ナビ: (地図表示なし)
ケイデンス計:
心拍数計:
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:25時間(内蔵バッテリ)
第2に、 BSC200Sです。
同じサイズのカラー液晶ですが、タッチスクリーンは不採用です。

地図は、未搭載です。
ナビ機能は、ただ対応しています。
ブライトンにもありましたが、あらかじめ地図をアプリで作っておいて、曲がり角などのターンバイターン方式の案内をしてもらう形式です。
ただ、加速度センサーと気圧高度計も付く上で、GPSも5衛星(Full GNSS)です。
ないのは、上位機と同じで電子コンパスほどです。
まあ、GPSがあれば、なしでも方角推定はできますし、この価格ならば問題ないでしょう。
あとは、外部機器の自動認識に対応しないほどの違いに止まります。
バックライトもしっかりありますし、バッテリーもUSB-C充電にて、25時間分です。
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結論的にいえば、カラーパネル搭載で1万円以内というコスパがとても目立つ機種です。
現状でこの予算で考える場合、良い選択肢です。
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【2023年発売】
【下位機】
39・iGPSPORT BSC200
¥10,849 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【廉価版】
40・iGPSPORT BSC100S
¥(6,050) Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:約2.5インチ
重さ:67g
GPS:内蔵(5衛星)
ナビ: ナビ(地図なし)
ケイデンス計:
心拍数計:
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:30時間(内蔵バッテリ)
第2に、 BSC200 などです。
BSC200Sの旧機です。
こちらの場合、液晶がモノクロ液晶になります。
値段差もないので、今だと選択肢にしにくいです。
なお、BSC100Sは、そのまた下位機の廉価版です。
こちらは、加速度センサー未付属で、ナビ自体が非搭載です。Bluetoothを利用する諸機能(トレーニングや通知など)もできないので、値段差の割には面白みに欠けると言えます。
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結論的にいえば、最低でも、BSC200Sが良いでしょう。

【2022年発売】
41・iGPSPORT GPS iGS630
¥------ Amazon.co.jp (9/9執筆時)
42・iGPSPORT GPS iGS630S
¥33,470 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:約2.8インチ(カラー)
重さ:約90g
GPS:内蔵(5衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:
心拍数計:
照明:搭載
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2)
電池寿命:35時間(内蔵バッテリ)
iGPSPORTの iGS630は、同社のサイコンのハイエンドです。
Amazonで2系統の製品がありましたが、付属品を含めた仕様差はないです。
ただ、すでに後者しかなかったので、後継機になるのかと思います。
また、同社の場合、先ほどのBSCシリーズを一般向き、こちらのiGS シリーズを競技向きと、おおまかに分けています。

本体の重さは、90グラムです。
画面サイズが2.8インチです。
若干重さは増える一方で、画面はそこそこ大きいと言えます。
電池の持ち時間は、35時間です。
十分でしょう。

計測できるデータは、GPSを利用した速度や移動距離などです。
地図は、こちらもマルチバンドGNSSは非対応で、地図の出所は不明ですが、しっかり、オフラインマップです。
ただ、電子コンパスが搭載なので、進行方向(方角)も正確に表示されます。

【ケイデンスセンサー】
・iGPSPORT CAD70
¥2,200 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【スピードセンサー】
・iGPSPORT SPD70
¥2,500 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【心拍数計】
・iGPSPORT HR70 ANT+
¥7,306 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
そのほか、本機も、以上のセンサーが別売で対応します。
スマホとのデータ連係は、本機もBluetooth経由で可能です。
その上でこちらは、スマホの通知に対応するほか、天気の取得などにも対応しています。
心拍数計は、商品説明に「ハートレートモニタ」とあります。
しかし、これは画面に表示できるという意味なので、別に揃える必要があります。
あとの仕様は、BSC300 とだいたい同じです。
あえて言えば、シマノの Di2が表示だけでなくコントロールも出来る部分と、表示の部分で、照度センサーが搭載される部分、リアレーダーに対応する点などが違いです。
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以上、iGPSPORTの iGS630の紹介でした。
大きな違いは、バッテリーの長時間化と電子コンパスの採用でしょう。むろん、ガーミン機に比べると、地図精度の部分や、ソフト的な自社システムの充実面で差はあるわけですが、値段からするとやはり「安い」と言わざるを得ないでしょう。
お買い得だと思います。
2-5・Wahoo Fitnessのサイコンの比較

最後に、アメリカのワフーフィットネスのサイコンです。
2009年創業のフィットネス機器企業です。
だいぶ昔、スマホをモニターとするサイコンを出していて日本市場でも注目されていました。現在は、マップ付きのカラーモデルだけを展開です。

【2024年発売】 ELEMNT ROAM 後継機
【本体のみ】
43・Wahoo Fitness ELEMNT ROAM V2 WFCC6
¥55,800 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:2.7インチ(カラー)
重さ:約93.5g
GPS:内蔵 (6衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:別売
心拍数計:別売
照明:対応(環境光センサー)
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2 etc)
電池寿命:17時間(内蔵バッテリ)
ELEMNT ROAM V2 は、Wahooの発売するサイコンの最上位機です。

本体の重さは、93.5グラムです。
心理的節目と言える、100gはやや切ります。

パネルは、2.7インチです。
液晶は240x400の解像度の64色カラーです。
タッチパネルではないですが、価格ならば問題ないでしょう。
大きめの物理ボタンが下部に3つあり、それで操作します。
防水等級も、IPX7等級という強力です。
電池の持ち時間は、最大で17時間です。
中級機の平均からすれば、若干短めですが、1日使える水準です。

計測できるデータは、こちらも、GPSでスピード・高度・移動距離などを測定できます。
気圧・高度計と加速度計(ジャイロ)の補助もあるので、ガーミン同様しっかりした構成です。
写真のように、高度を色分けして分かりやすく表示してもくれます。
そのほか、視認性の部分で、見やすさを調整する周辺光センサーもあります。

TRACKR心拍センサー WFBTHR05W(ベルト)
¥13,757 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
TICKR FIT心拍数モニター WFBTHR03(バンド)
¥11,299 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
RPMケイデンスセンサー WFPODCAD2
¥7,150 楽天市場 (9/9執筆時)
一方、センサー類は、純正で一通り揃います。
心拍数計はベルト式・バンド式と選べます。
いずれも電池交換に対応します。
無線は、ANT+対応です。

GPS情報は、取得可能です。
以上の衛星の測位は全部対応です。珍しいところではインドのNavICも対応です。
ただし、ガーミンの最上位(1000系)のように、マルチGNSSには対応できません。
これは価格的には当然でしょう。

地図表示は、対応です。
地図は記載がないですが、写真からするならば無料の無料のOpenStreetMapです。
ただ、しっかり「オンラインナビ」で、進む方向に合わせて地図が回転するターンバイターンナビも対応です。
正しいコースにもどる「バックオントラック」、最短ルートで戻る「ルートトゥスタート」同じルートを戻る「リトレースルート」など、一通りのマップ系機能は望来です。
ANT+レーダーシステムも対応できますし、このあたりはBRYTONを含めた、ガーミン以外の企業も最近は対応幅を強化している印象です。

Wahoo ELEMNT Companion
¥0 Apple App Store
Wahoo ELEMNT
¥0 Google Play
スマホとのデータ連係は、Bluetoothにて対応します。
STRAVA・TrainingPeaksも対応です。
スマホの通知も設定できます。

変速システムは、シマノのシマノDi2電子シフトほか、SRAM RED eTap・Campagnolo EPSにも対応です。
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以上、WahooのELEMNT ROAM V2の紹介でした。
台湾のbrytonの最上位機がライバルと言える製品です。同じように一通り純正の周辺機器が揃っており、ガーミン機より少し安めという部分でプレゼンスがあります。
比べると、若干液晶が小さめですが、押しやすそうなボタンですし、視力に問題がないならば、情報量はさほどは変わらないでしょう。 重さも軽めなので、その部分も評価できます。
ガーミン機に比べるとやはり、GPSの精度(マルチGNSS)と搭載地図の部分で差はあります。本機は、日本ほか準天頂衛星ほか、インドの衛星も対応しますが、むしろマルチGNSSに対応していた方が、精度が出ますので。
ただ、ブライトン同様に、地図表示にそう精度が必要ないないならば、予算面でこちらで良いと思います。
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【2024年発売】ELEMNT BOLT後継機
【本体のみ】
43'・Wahoo Fitness ELEMNT BOLT V2
¥(36,380) Amazon.co.jp (9/9執筆時)
画面:2.2インチ(カラー)
重さ:約68g
GPS:内蔵 (5衛星)
ナビ: オフラインナビ
ケイデンス計:別売
心拍数計:別売
照明:対応(環境光センサー)
ネットワーク: Bluetooth ANT+
変速システム:対応(Di2 etc)
電池寿命:15時間(内蔵バッテリ)
なお、同社の下位機となるのがELEMNT BOLT V2です。
現状で日本未発売です。
マップは、カタログ的に、プリセットマップに日本がないです。
しかし、仕組み的にダウンロード対応はできると言えます。

パネルは、液晶が2.2インチ(320x240)です。
同じカラーながら、上位機より少し小さめです(右図)。
重さは、その代わりに、68gです。
iGPSPORTの中級機とともにカラー液晶搭載機では、最軽量級と言えます。
バッテリーも、15時間は保ちます。
GPSも、インドと他国の準天頂衛星に非対応ですが、日本の、みちびきほか、主要5衛星には対応です。
センサーは、ただし、気圧高度計はあるものの、ジャイロとコンパスがないです。
GPSを用いたターンバイターン表示はできますが、測定精度の部分では少し差があります。
あとは、目に付く違いはないです。
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結論的にいえば、カラーでも極限まで軽い方が良い場合、本機は候補にできます。
ただ、個人的にはさすがに、カラーパネルで得られる情報量を考えると2.2型は小さいかなとは思います。
次回に続く!
サイクルコンピューターのおすすめは結論的にこの機種!
以上、今回は、各社のサイクルコンピューターの比較の2回目記事でした。
しかし記事はもう少しだけ「続き」ます。

3・サイクルコンピュータの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
軽量性 ★★★★★
画面のみやすさ ★★★★★
測れるデータ数 ★★★★★
地図とナビ ★★★★★
スマホアプリ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、3回目記事(こちら)は、結論編です。
ここまで紹介した全機種から、「結論」として、価格別・目的別にAtlasのおすすめ商品を提案していきます。
引き続きもよろしくお願いいたします。
3回目記事は→こちら
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