Top 映像機器 比較2024’【最新型】有機ELテレビ83機の性能とおすすめ・選び方 (1)

2024年01月02日

比較2024’【最新型】有機ELテレビ83機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2023-2024年 新製品の有機ELテレビの性能とおすすめ・選び方:液晶テレビと4K有機ELテレビの画質の違い 性能ランキング 42v 48v 55v 65v 75v 77v 83v:10万円台のOLEDテレビ 4K 120p 120Hz対応

【比較する製品型番】パナソニック TH-48MZ1800 TH-55MZ1800 TH-65MZ1800 TH-48LZ1800 TH-55LZ1800 TH-65LZ1800 TH-42LZ1000 TH-55LW1 TH-55MZ2500 TH-65MZ2500 TH-55LZ2000 TH-65LZ2000 東芝 TVS REGZA REGZA 48X8900L 55X8900L 65X8900L 55X9900M 65X9900M ソニー BRAVIA XR XRJ-55A80L XRJ-65A80L XRJ-42A90K XRJ-48A90K XRJ-55A95K XRJ-65A95K シャープ AQUOS OLED 4T-C55EQ1 4T-C55FQ1 T-C65FQ1 4T-C55EQ1 4T-C42EQ2 T-C48EQ2 4T-C55FS1 4T-C65FS1 LGエレクトロニクス OLED55B3PJA OLED65B3PJA OLED42C3PJA OLED48C3PJA OLED55C3PJA OLED48C2PJA OLED55C2PJA OLED65C2PJA OLED55G3PJA OLED65G3PJA OLED77M3PJA LG SIGNATURE OLED97M3PJA ハイセンス 48X8F 65X8F ほか

今回のお題
最新の有機ELテレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2024年1月現在、最新の有機ELテレビ(OLED)の比較です。

 OLEDの場合、特に重要になる輝度色域のスペックを中心に、パネル性能を重視して比べます。

 そのほか、画像エンジンの精度から、番組表や録画機能など利便性かかわる部分まで、広く射程に入れて各機をみていきます。

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1・有機ELテレビの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:パナソニック
2・ 有機ELテレビの比較 (2)
 2-1:ソニー
 2-2:シャープ
3・ 有機ELテレビの比較 (3)
 3-1:LGエレクトロニクス
 3-2:フナイ  
4・ 有機ELテレビの比較(4)
 4-1:東芝
 4-2:ハイセンス
5・ 有機ELテレビの比較(5)
 5-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 記事では、はじめに有機ELテレビの「選び方の基本」を説明します。

 その後、上表のようなメーカー順に、各社の最新機種を見ていきます。

 現行機は、激安機から高級機まで(ほぼほぼ)全て網羅できたと思います。

 比較的安く手に入る「型落ちの旧製品」も紹介しました。

パネル品質  ★★★★★
画像エンジン ★★★★★  
音質の良さ  ★★★★★
ネット動画  ★★★★★
番組表    ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 また、記事の最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していく予定です。

 よろしくお願いします。

ーーー

1・10v-15v型液晶TVの比較
2・19v-22v型液晶TVの比較
3・24v型小型液晶TVの比較
4・32v型中型液晶TVの比較
5・40v型のFHD液晶TVの比較
6・4K液晶テレビの比較 
7・有機ELテレビの比較
8・8Kテレビの比較
9・テレビの選び方まとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のテレビ比較記事の7回目記事として書いたものです。

1・有機ELテレビの選び方の基本

 はじめに、有機ELテレビの「選び方の基本」の説明からです。

 液晶タイプを含めたテレビ全体の選び方の「基本中の基本」は、このブログの【おすすめテレビのまとめ】の記事で、すでに詳しくまとめました。

1・画質面の違い
2・装置寿命と焼き付き
3・パネルの世代と性能

 そのため、ここでは「有機EL」と「液晶テレビ」とを較べた場合、有機ELテレビの「良い部分イマイチな部分」がどこにあるか?という部分にに焦点をしぼって、説明することにします。

 有機ELパネルにも「パネルグレードの違い」があるため、その部分の解説もしたいと思います。

1・画質面での相違点

 はじめに、皆さんが機になる部分だろう「画質面」のはなしから入ります。

 液晶テレビと較べた場合、有機ELはどのような特長があるのかについて、3点にわけて説明します。


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 第1に、黒表現です。

 有機ELテレビは、液晶テレビに較べて、深みのある「真の黒」が表現できるという点で、確実に優れます。

 なぜなら、パネルの仕組みがそもそも異なるからです。

 簡単に解説しておきます。

 202206211653.jpg

 液晶テレビは、LED光源から発せられた白色の光を、カラーフィルタ(赤・緑・青)を通して色付けしていく仕組みです。

 黒色を表現したい場合(左図)、LEDの明かりをシャッターで「遮って」います。

 ただ、LEDは常に点灯し続けるので、光漏れは防げません。そのため、真の黒が表現できません

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 有機ELテレビは、しかし、素子自体が発光できます。

 白色OLED自体が作る光を、カラーフィルタを通して色付けしています。

 液晶と違って黒色を作る際に光源を消灯できる(左図)ので、画面上には「真の黒」が出せます。

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 結論的にいえば、こうした性質の違いにより、有機ELテレビは「黒の締まり」がとびきり良いと言うことになります。

 黒が締まると、画像の解像感・奥行感も必然的に出てくるので、映像美が楽しめるわけです。


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 第2に、白表現(光線表現)です。

 きれいな白表現を得るためには、パネルの輝度が重要になります。

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 液晶テレビは、加法混色(左図)でRGBをカラー混ぜることで白色を作る仕組みです。

 LED光源を増やせばピーク輝度は上げられるため、この部分の強化はOLEDより簡単と言えます。

 10万円前後の中級機以上ならば、この部分に問題を感じることは少ないです。

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 有機ELテレビは、しかし、この部分が難点になります。

 「白色のOLED素子」というものは世にないので「白色OLED」の色を作るため、3原色を作るための素材(色)を混ぜる必要があります。その上でフィルターをかけるので、行程がかなり複雑です。

 さらに、パネルが熱を持ちやすいので、輝度を高めにくい性質も悪影響します。

 仮に、熱を無視して無理に強化したとしても、かえって画質が劣化しますし、パネルの「焼きつき」の恐れも生じてきます。

 無理なく明るくするために、フィルタに白を追加(RGBW)する対策はしますが、液晶にはどうしても「劣る」と言えます。

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 結論的にいえば、白(輝度)の表現力は、液晶パネルが良いと言えます。

 また、この部分は、視聴環境にも大きく影響を与えるといえます。

 有機ELテレビは、光が差し込むような明るい日中の視聴は、(太陽光の偉大さに適わず)映り込みが生じやすいなど、液晶テレビに及ばない部分もあります。


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 第3に、ダイナミックレンジ(白と黒の明暗の幅)です。

 これは、有機ELテレビの良い部分です。

 数値でいえば、液晶テレビが14stopほどであるのに対して、最新の有機ELテレビは21stopほどと、広いです。

 この部分は4KHDR時代といえる最近のテレビでは、画質を測る要素として「最重要」といってよいです。

 つまり、有機ELテレビは、液晶テレビに対して、画質面で有利と、はっきり言えます。

 201809020941.jpg

 ただし、(繰り返しますが)かなり日差しの差し込む部屋で日中使う場合、有機ELテレビは、映り込みが生じやすい部分で不利です。

 この点で言えば、各社にパネルを提供するLGエレクトロニクスも、自社のTVカタログにおいて、明るいリビングでは「液晶テレビ」を推奨してきた事実は、言及に値するでしょう。

 逆に、日差し(あるいは照明)に視聴が遮られた記憶がこれまでない方ならば、有機ELテレビ画質面で圧倒的に有利です。

 暗くしてのシアターならば、さらに明確な優位性があります。

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 結論的にいえば、有機ELテレビは、強い日差しには勝てない、とだけ覚えておけばOKです。

 画面に日が入らない程度の普通の明るさ程度ならば、多くの場合心配ありません。薄いカーテンでもひければ、さらに良いです。

 ダイナミックレンジは広いので、適切な視聴環境使うならば画質は液晶テレビより良いといえます。

 もちろん、同じほどのグレードのテレビ同士で比較した場合の話になります。例えば、有機ELでも、30万円を超える機種では、輝度が高いパネルも出てきました。

2・装置寿命と焼き付き

 続いて、有機ELテレビの装置寿命焼き付きについて、少し書いておきます。

 これは、液晶に比べての「懸念材料」として、しばしば指摘される部分です。


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 第1に装置寿命です。

 熱を持つ部分で、寿命が短くなるのは確かです。

 ただ、放熱対策には各社とも力を入れているため、液晶テレビと比較してもここは問題ないと感じます。

 有機ELテレビは、パネルの10万時間と言われます。液晶より短いですが、10年間使うと仮定しても、家庭用として問題ない水準です。

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 第2に画面の焼きつき問題です。

 焼付けとは、同じ画面を表示し続けた場合など、それが消えなくなる現象のことです。

 ここも、熱が関係してくる部分です。

 しかし、この部分は、(各社が採用する)LG第2世代パネルの登場以降は、ほとんど言われなくなりました。

 各社の熱対策や、焼き付け異常を検知するセンシング技術が高まった結果です。

3・パネルの世代と種類

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 最後に、パネルの世代と種類に関する話です。

 2013年に登場して以来、LGがテレビ用のOLEDパネルを各社に独占供給してきました。

 しかし、2022年にサムスンQD-OLED(量子ドット有機EL)が日本市場にも参戦したので、最近は2社供給体制になりました。

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 上表は、両社が供給するパネルの種類です。

 現在、世代の違いを含めると「6種類」、含めない場合「3種類」の製品が日本市場に投入されています。違いを簡単に説明しておきます。

 第1に、LG OLED(Gen2)です。

 2022年までのLGではスタンダードだったパネルです。

 今でも、各社の入門機向けに供給されている、格安なパネルです。

 各テレビとも、性能明示のなく「OLED」とだけの表記の場合、このパネルと考えられ得ます。

 2013年登場の「第1世代」と比べれば、約800ニト(800cd/m2)とピーク輝度が向上しているほか、信頼性(焼付け対策)の改善がなされたパネルです。

 そのため、ロングセラーとなっていると考えてください。 

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 第2に、LG OLED EVO gen2 (OLED.ex)です。

 2022年までは最上位パネルでした。現在は中級パネルとして供給されている「ちょっと上」なパネルの「第2世代」です。

 先ほどのLG OLEDと較べた場合、輝度が高いのが特長です。

 2021年にでた初代EVO(1000ニト)をさらに改良し、ピーク輝度を約1300ニトにしていいます。

 色再現性も、EVOシリーズは高めています。

 LG OLEDと違い、白色のOLEDを作る際に、RGBカラーのうち、を2色(YG・G)にすることで、波長を整える部分に個性があります(上図の下段)。

 これらの点で、同社の「OLED」より明確に上位と言えます。

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 第4に、LG OLED EVO gen3 (OLED.meta)です。

 EVOシリーズの最新型で、2023年から登場のハイエンドパネルです。

 LGやパナソニックほかの最上位モデルに搭載しています。

 新しく「マイクロレンズアレイ」を装備したことにより、パネル内での反射による光源のロスを減らす仕組みです。照明における導光レンズのようなものに思えます。

 これにより、輝度がさらに約70%ほど向上したとされます。ピーク輝度は、約2100ニト(2100cd/m2)です。

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 第5に、サムスン QD-OLEDです。

 「LG OLED EVO」のライバルです。高級機専用ですが、ソニーとシャープが最上位機で使っています。

 LGのような白合成の有機EL素子と4色のカラーフィルタではなく、青色の有機EL素子に、赤と緑をだすためのフィルタ(量子ドットフィルタ)を組み合わせる新方式です。

 LGパネル(=RGBWフィルタ方式)と比べると、光や青色表現をする場合、フィルタを通す必要がない点と、(輝度を保証するための)白のサブピクセルが不要な点がメリットです。

 これにより、輝度のアップ広色域化を実現できます 量子ドットは光の拡散性があるので視野角も広めです。

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 ピーク輝度は、2022年モデルで約1500ニト、2023年モデルで約2000ニトとの情報です。

 2023年モデルは、プレスリリースによると、青色OLEDの部分で新素材(OLED HyperEfficient EL material)の開発による部分が大きかったようです。

 白系のピーク輝度ほか、緑の発色がとくに強化された関係で、宣伝だと緑色を強調した写真が多いです。LGの「EVOシリーズ」への対抗かなと思います。

 色域(色空間)は、量子ドット方式の「得意」とする部分です。

 そのため、テレビとしては珍しく、動画用の評価値と言えるDCI-P3カバー率が公開されていて125%です。

 色空間(DCI-P3)の話は、このブログだと【PC用4Kモニターの比較記事】で書きましたが、数字的には、デザイナー用モニターを上回る数字です。

 もちろん、この部分だけで画質は決まりません。

 しかし、こと「鮮やかさ」の評価はLGより良く、実機でもそう感じるでしょう。(鮮やかさを伝統的に重視する)ソニーがいち早くこちらを採用したのも頷けます。

 ただし、LGとは方式が違うため、焼き付きの少なさ(信頼性)と、(鮮やかゆえの)目疲れについては、今後の評価となるでしょう。

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 結論的にいえば、「LG OLED EVO gen3」と「QD-OLED」が現在の最高峰です。総合的なグレードでは「互角」とみて良いでしょう。

 ただ、入門機の「OLED(gen2)」でも、先述の液晶に較べた場合の「良い性質」は、はっきりと見られますし、良いパネルであることも付け加えておきます。

ーーーー

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 以上、有機ELテレビの「選び方の基本」の説明でした。

 黎明期と較べて、輝度ムラ・焼き付け問題・ノイズの問題の解消が進んでおり、個人的には、一般家庭が「有機ELテレビ」を選んでも問題ないレベルになったと考えています。

 とくに、上で書いた、日差しの強い場所利用における「限界」に問題を感じない環境の場合はとくにですが、「デンキヤへGO!」で良いでしょう。

1・有機ELテレビの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:パナソニック
3・ 有機ELテレビの比較 (2)
 2-1:ソニー
 2-2:シャープ
3・ 有機ELテレビの比較 (3)
 3-1:LGエレクトロニクス
 3-2:フナイ  
4・ 有機ELテレビの比較(4)
 4-1:東芝
 4-2:ハイセンス
5・ 有機ELテレビの比較(5)
 5-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 以下、冒頭で示したようなメーカー順に、各社の有機ELテレビを見ていきます。

1-2・パナソニックの有機ELテレビ

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 はじめに、パナソニックが販売する有機ELテレビの紹介です。

 言わずと知れた日本の総合家電メーカーです。

 同社は、液晶テレビは(ほぼ)中国のTCLへの外注生産に移行しました。

 しかし有機ELは、自社生産を続けます。

 昔のプラズマテレビ時代から、黒の締まる「自発光」を重視してきた企業ですし、この方向性には納得感があります。実際、テレビの宣伝としては「有機ELは完全に画質上位」という感じでの展開です。

 逆に言えば、パナソニックで中級以上のテレビを買うならば「有機EL」が良いとも言えますし、実際「売れている」ともいえます。

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 なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。


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 【2023年5月発売】

 【48インチ】(放熱プレートなし)

 1・パナソニック VIERA TH-48MZ1800
  ¥230,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【55インチ】

 2・パナソニック VIERA TH-55MZ1800
  ¥252,551 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【65インチ】

 3・パナソニック VIERA TH-65MZ1800
  ¥380,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

モニターパネル:OLED.EVO gen2
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 MZ1800シリーズは、パナソニックの有機ELテレビの2023年の入門機です。

 入門機にしては「高い」ですが、あとで説明するように、型落ちならばもう少し安く買えます。

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 パネルは、パナソニックの場合、明確な使用パネルをは示しません。

 カタログだと「高輝度有機ELディスプレイ」との表記です。

 ただ、冒頭書いたように、2023年からLGのスタンダード供給となるOLED.EVO gen2であることが示唆されます。

 輝度が1300ニトと強化された上で、色域も拡がった「EVO」世代のパネルです。

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 一方、パナソニックの場合、提供を受けているのは「パネル部分だけ」と強調します。それ以外の場所に「自社の工夫」を加えます。

 背面構造・素材を見直し、パネルの持つスペックを最大限引き出す、という方向性です。

 本機の場合、バックパネルに「放熱プレート」を入れています。熱が画質(とくにコントラスト)に与える影響を減らすためです(48インチはサイズの関係で未搭載)。

「熱問題」があったプラズマテレビを生産していた時代があったので、そのあたりのノウハウを活かしてのことで、画質向上に寄与します。

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 このほか、パネル表面にブラックフィルターを装備するのも独自性でしょう。高級液晶テレビでもみられる工夫ですが、外光反射を抑えます。

 日中視聴に関して課題のある、OLED固有の弱点を緩和するものと言えます。

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 パネル制御も「Dot ContrastパネルコントローラーPro」として独自調整しています。

 この部分で、色彩や階調表現にもプラスの影響があります。

 こうした部分を含めて、本機は、Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイという、特別な名前がつけられます。

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 画像エンジンも、画質向上には、重要な部分です。

 本機は「ヘキサクロマドライブ プラス」という画像補整機能が利用できる、高度なエンジンを搭載します。

 具体的な補正としては「高精細化」の部分は、能力が高いです。

 先述のように、パナソニックは、有機ELテレビと同じ自発光タイプの「プラズマテレビ」を終盤まで生産していたメーカーでした。黒の表現力には「一家言」あるメーカーです。

 そのため、暗部の階調域の広さが災いしての黒つぶれを防止するためのチューニングには定評があります。

 これは、眩しいほどのデンキヤの展示室ではわかりにくい部分です。ただ、同じ方式の製品をシアターで見た際に、暗部表現は良好と感じました。

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 逆に、有機ELが弱いといわれる白色系の光線表現も、輝度のチューニングにより鮮やかさを再現しています

 漆黒表現より、むしろこの部分の工夫が、他社に比べた場合の同社のメリット性と感じます。あまり他社機では強調されていない部分でもありますので。

 なお、「ヘキサクロマドライブ プラス」は「ノイズ除去」「広色域化技術」を合わせた技術の総称です。これらについても「対応」となります。

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このほか、パネルを制御するDot Contrastパネルコントローラーも自製します。

 明るさと色情報を別に制御するパネル技術であり、コントラストや色再現性双方を改善しています。なお、暗部補整の能力は先述の新パネルの採用で、従来の32倍との表記です。

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 HDR技術(HDR10)は、対応です。

 一方、地デジを含む低解像ソースをHDRにアップコンバートする技術については、AI HDRリマスター搭載です。

 アップコンバートの際の変換アルゴリズムに、AIの機械学習を新たに利用した、とのことです。 

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 また、素材解像度検出4Kファインリマスターエンジンが搭載です。

 これあは、通常画質の映像を4Kにアップコンバートする際の高画質化機能(ノイズ処理)をしめす技術の総称です。

 2023年からは、ネット動画でもこの処理が使えるようになりました。

 技術としては、フレーム間処理を伴わないオブジェクト型超解像の一種です。

 なお、本機は、元素材コンテンツの画質は理解できるようですが、LG・ソニーのように、コンテンツ内の物体や文字をどこまで識別して処理しているか、の部分の情報はないです。

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 このほか、2023年機からは、階調補正技術として、「あざやか色補正」「地デジ美肌補正」が加わりました。

 美肌補正は、東芝なども力をいれます。しかし、パナソニックではこの世代が初めてかと思います。

 上位のHDR技術は、ドルビージョンIQ・HDR10+に対応となりました。

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 画質の自動調整は、高度です(オートAI映像)。

 ディープラーニングを利用し、100万コンテンツを分析した学習用データベースを元にAI(人工知能)が処理を加えます。

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 結果、単純に、スポーツ・映画といった「番組の種類」ではなく、細かい「シーン」にあわせた自動調整ができます。

 高画質化技術も、コンテンツの内容をAIが理解してこそ、効果を発揮できるといえます。

 その点で言えば、画質モードを手動で切り替えず「自動モード(オートAI画質モード)」でずっと見ているような(一般人の)使い方の場合、画質の底上げはかなり期待できるでしょう。

 この部分に際だって「こだわる」東芝を除けば、最上位といってよいかと思います。

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 このほか、本機は環境光センサーを搭載しています。

 AIが部屋の照明色を理解し、それに応じた調整をオートAI画質に加えています。

 202104021218.jpg

 そのほか「オートAI音質機能」として、音声もコンテンツにあわせて最適なモードに自動的に変更できます。

 こうした技術の合わせ技で、自動調整はかなり高度です。

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 倍速表示機能(オーバードライブ)は、「オブジェクト検出倍速処理」として搭載します。

 本機は、しっかり2倍速(120Hz)パネルです。その上で、映像内の動体(オブジェクト)を検出し、動量を検知して処理をします。

 画像内で動体だけを検出して処理できるため、残像感の軽減のほか、輪郭表現がクリアです。

 202006130937.jpg

 なお、パナソニックは、パネルに「クリアモーション」機能を併用します。

 パネルの発光制御で黒画面を挿入する方式は、PC用などでも見られます。

 しかし、パナソニックの場合、全体ではなく部分的に黒を挿入できる点で高度です。

 こうした点で、パナソニックの有機ELについては、スポーツやレースなど動く映像に強いと言えそうです。

 なお、今回は、パネルと合わせて「4倍速相当」と表現しておきました。

 録画機能も搭載です。

 3チューナーなので、見ている番組以外に2つの番組が同時録画できる仕様です。

 また、外出先からの遠隔録画操作やスマホなどに飛ばして、放送中・録画番組の視聴することにも対応します。

 一方、国産機では、東芝は「レコーダーか!にも思える」ほどなのですが、パナソニックの場合、さほど録画機能は充実しません

 パナソニックは【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介したように、自社レコーダーが優秀なので、連携させてそちらを使ってね、という方向性でしょう。

 4Kチューナーは、搭載です。

 チューナー数は2つなので、裏番組も録画も可能です。

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 スピーカーは、55インチ以上のモデルは総出力80Wのそこそこ強力なシステムです。

 構成的には、左右のフルレンジに、中央のウーハーと、上方に向けたハイトスピーカー2基で、2.2.1chです。

 上向きスピーカーが用意されるので、すでに対応コンテンツも多い、3D立体音響規格であるドルビーアトモスを(バーチャルな計算なしで)リアルに楽しめます。

 割と良い構成ですが、やはり特に低音域では物足りなさを感じるでしょう。とくに、55インチはウーハー部分が省略なのでなおさらです。

 その部分では、このブログの【サウンドバーの比較記事】で紹介したような専門機を、(後ほどでも)買われるほうが良いかと思います。

 本機は、HDMI端子がeARC対応なので、上位の多チャンネル機の増設でも容易です。

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 番組表は、日本メーカーとしてこだわる部分です。

 新聞のTV欄のような表示で見やすく、チャンネル同時表示数や、ジャンル別色分けなど、細かく設定可能です。

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 映像配信サービスは、同社のスマートTVアプリを利用できます。

 Netflix・DAZN・YouTubeをはじめ主要サービスは網羅します。

 ただ、汎用のGoogle TVのようなOSは装備されないので、好きなアプリを後から追加のようなことは、他社の搭載機と違ってできません。

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 音声アシスタントサービスは、排他的ですが、Google系・Amazon系のシステムを搭載します。リモコンのボタンを押しながら、情報を聞く方式です。

 一方、「ビエラ音声操作」にも設定できます。

 この場合、(天気やニュースや計算など)の情報検索は不可です。

 そのかわり、TVに関わる音声操作は多彩で、Googleアシスタントでは対応しない動作がかなり多く可能です。

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1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

 いずれにしても、(リモコンのボタンを押す必要があり)ハンズフリーではないため、他社製スピーカーを導入しても良いかと思います。

 詳しくは、このブログの上記の記事で色々書いています。

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 周辺機器との連携は、各社とも特徴のある部分です。

 パナソニックの場合も、同社のDIGA(レコーダー)の対応機と連動させる場合、30日分の「過去番組表」表示が可能になります(2017年年機以降)。

 テレビ側の「未来番組表」とシームレスに使えるので「過去未来番組表」と同社は呼びます。

 レコーダーは、2017年以降の機種ならば(ほぼ)対応です。同社の製品は、このブログだと、【パナソニックのブルーレイDIGAの比較記事】で説明しています。

 202212241421.jpg

 そのほか、お馴染みの「(4K)お部屋ジャンプリンク」で、同社のテレビ・レコーダーとLAN経由でネットワーク利用ができるのも「売り」です。

 ちなみに、パナソニックのようなレコーダーも出す企業(東芝・シャープ・ソニー)のテレビは、自社製品とのリンク部分を重視したテレビを開発しています。

 なお、これらの機能は、パナソニックの現行の4K機は基本的にどれも備わります。

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 HFR(ハイフレームレート)は、4K/120Hz表示対応です。

 PS5などの次世代ゲーム機を利用する場合、高リフレッシュレートで「なめらかな動き」になります。

 カクツキを減らす、VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)と、自動的に遅延時間を短縮するALLM設定も同社の場合、フォローです。

 また、PC用にはAMD FreeSync Premiumもフォローします。なお、リフレッシュレートに関わる部分は、このブログの【ゲーミングモニターの比較記事】のほうで詳しく書いています。

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 以上、パナソニックのMZ1800シリーズの紹介でした。

 パネルはLGからの調達ですが、(同社が過去に力を入れていたプラズマテレビと同じで)熱対策・コントローラーが高度だと同じパネルでも性能がアップします。

 基礎となるパネルも、本編で書いたように、輝度と色域の部分で改善がある、第2世代のEVOです。液晶に比べると弱点である部分が、大きく改善されたのも見どころでしょう。

 こだわりのある白色系の光線表現や、今回強化された「黒の締まり」の部分を含めて、選んでよい機種の1つに思えます。

 液晶テレビで培ってきた、画像エンジンによる画質向上技術をふんだんに取り入れています。先述のように、パナソニックは液晶テレビは「もういいや」という感じですが、有機ELは、かなり技術と時間を投資している感じがあります。

 画像エンジンは東芝も良いですが、OLEDでは、パナソニックも強いです。(社運をかけて取り組んでいた)過去のプラズマテレビの経験を経て進化させた同社の製品も、こと有機ELとは相性が良いように思えます。

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 【2022年5月発売】

 【48インチ】(放熱プレートなし)

 4・パナソニック VIERA TH-48LZ1800
  ¥197,607 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【55インチ】

 5・パナソニック VIERA TH-55LZ1800
  ¥216,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【65インチ】

 6・パナソニック VIERA TH-65LZ1800
  ¥338,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 なお、旧機種となるLZ1800シリーズが残ります

  202307311448.jpg  

 大きな違いはパネルです。

 こちらは、EVOシリーズではなくOLED (gen2)です。

 綺麗な映像ですが、輝度と色域の部分では、値段差分の「」はあると考えてください。

 ただ、「比べれば」と言う話であり、20万円以下の同社の液晶とと比べれば、画質はあきらかにです。

 202206201313.jpg

 他社と比べても、エンジン周りほか、55インチ以上は「放熱プレート」ほかの工夫があります。

 冒頭書いたように、OLED自体が、日光下にやや弱いという性質があります。

 ただ、この世代でも800ニトはあるので、カーテンなどで対策すればリビングでも問題ないです。

 あとは、先ほどかいた「美肌補正」の部分と、ネット動画の場合、ファインリマスターエンジンによるノイズ処理が加わらない程度の違いです。

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 結論的にいえば、予算を20万円前後で考える場合、本機は「選べる」機種でしょう。

ーー

 202209281820.jpg

 【2022年10月発売】

 【42インチ】(放熱プレートなし)

 7・パナソニック VIERA TH-42LZ1000
  ¥158,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【2021年4月発売】

 【48インチ】(放熱プレートなし)

 8・パナソニック VIERA TH-48JZ1000
  ¥198,800 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【65インチ】

 9・パナソニック VIERA TH-65JZ1000
  ¥279,980 楽天市場 (1/2執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 このほか、旧世代の場合その下位機種として、TH-42LZ1000という製品があります。

 2022年機ベースなので、液晶は、普通のLG OLED (gen2)です。

 202209281826.jpg

 ただ、パナソニックでは「最小」となる42インチを選べる部分が見どころです。

 パネルは、新機種同様、小型なので放熱プレートが未装備です。

 小型で載せるのが難しい事情があるため仕方ないですが、熱を制御しつつコントラストの向上は図れません。

 とはいえ、パナソニックのもうひとつの「売り」である専用コントローラー(Dot Contrast パネルコントローラー)による調整はしています。

 比較的パネルが小さい点で、発熱の影響も実際少なめとも言えます。

 202209281835.jpg

 スピーカーは、もうひとつの相違点です。

 こちらは、新機種と違い、ハイトスピーカーがないので、「リアルな」立体音響の再現は不可です。また、画像の自動調整はされますが、音声の調整(オートAI音質)は対応しません。

 総合30Wですので、できれば別売スピーカーの導入を考えたい機種と言えます。

 その他の部分はだいたい同じです。あえて言えば、本体の左右回転ができない点ほどです。

 202107201528.jpg

 一方、画面サイズは大きいですが、このグレードの2世代前の旧モデルとなるJZ1000が残ります。

 こちらは、画面が大きいので65インチだけは「放熱プレート」は入ります。しかし、コントローラーほかが新機種と違うため、「黒の締まり」の部分でがあります。

 そのほか、1年分古いため、新機種と比べると、環境光センサーが未搭載で、部屋の照明色に応じた調整をしません。そのほか、エンジンが1世代まえのため、素材解像度検出処理が(多少)劣ります。スピーカー部分は、本機も30Wで、同じ仕様です。

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 結論的にいえば、42型は、より画面の大きな新モデルが部屋に入るならば、そちらをオススメしますが、スペース的な問題がある場合有効なな選択肢です。

 そのほかの旧モデルについては、差が大きいので、選ばなくて良いかと思います。

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 202212241850.jpg

 【2022年発売】

 【55インチ・2TB HDD付属】

 10・パナソニック VIERA TH-55LW1
  ¥370,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【55インチ・HDDなし】

 11・パナソニック VIERA TH-55LW1L
  ¥299,724 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 一方、2022年末に、同年のLZ1800シリーズの「55インチ機」をベースとした「ワイヤレスモニター」を追加で販売しています。

 202212241859.jpg

 写真のようにウォールマウント(ウォールフィット)させることを前提としています。

 チューナーが外付けで、モニターまでは無線で飛ばす仕組みですので、壁の部分にコンセントケーブル以外這わないため、美観が非常に良いのが「売り」です。

 一方、ゲーム機ほか周辺機器をつなげるためのHDMI端子は「モニター側」になります(本体側HDMIはメンテ専用)。その場合は、ケーブルは(むろん)見えます。

 202212250941.jpg

 チューナーとTVの間の接続は、Wi-Fi(Wi-Fi5)です。

 アドホックに直接つなげる(最大35メートル)こともできます。

 ただ、ルーターを介した方が、安定します(上図)。最近は、このブログの【無線LANルーターの比較記事】でも記したように、通信安定性を高められる製品もでています。

 画質は、基本的にLZ1800シリーズと同じです。

 補整も変わりません。

 一方、無線伝送なので、データ量の多い4Kについては、「圧縮」(ビットレート変換)して送る仕様です。電波状況を判断しつつDRモードで送る場合、あるいはそれ以下の場合もあります。

 可変性は、VOD(サブスク動画)利用時に調整されるようなイメージで良いかと思いますが、家庭内なので、しっかりしたルーターなら問題ないでしょう。

 202212241903.jpg

 音質は、画面を振動させるタイプのアクチュエーターが2基です。

 「画面から音がきこえてくるような」仕組みですが、パワー自体は20Wです。

 立体音響規格などもフォローしませんし、普通のステレオです。

 本機は、ARC対応のHDMI端子がモニター側なので、外部オーディオをつなげにくい(=配線部分のメリット性を失う)部分があります。あくまで「インテリア性重視の機種」と言えます。


 202212241906.jpg

 録画は、上位機(左図)の場合、ワイヤレスチューナー部分に2TBのHDDを搭載しています。

 下位機(右図)でも、USB経由でチューナー側に増設可能です。

 いずれの場合も、新4K放送の長時間録画にも対応しており、結構優秀です。

 機能面でも、スマホでの遠隔視聴(どこでもディーガ)や遠隔予約に対応するなど、(一般ユーザーには)同社のレコーダーとなるDIGAの代わりを十分果たせる性能です。

 なお、ドライブもあれば完全な「ハイブリッド」でしょうが、BDドライブは未搭載で、ディスクは利用できません。

--- 

 結論的にいえば、主にインテリア性を重視した機種です。

 配線を這わさず、テレビを見る、録画番組を見る、あるいは、チューナーを介して、ネット動画をみることだけで満足できるようならば、選んでも良いかと思います。

 ただし、サウンドにこだわりたい方は、先述のHDMIの仕様ゆえに、外部機器との接続性が良くない部分が注意点となります。

 同社の「テクニクス」の音響で、音の部分も「ワイヤレス」にしたシステムをセットで出してくれるとさらに魅力が増すかなと思いました。


 202307311452.jpg

 【2023年7月発売】

 【55インチ】

 12・パナソニック VIERA TH-55MZ2500
  ¥365,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

 【65インチ】

 13・パナソニックVIERA  TH-65MZ2500
  ¥520,000 Amazon.co.jp (1/2執筆時)

モニターパネル:OLED EVO gen3
倍速液晶:2倍速
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 MZ2500シリーズは、パナソニックの2023年モデルの上位機です。

 仕様部分は、中級機(MZ1800シリーズ)と被る部分が多いので、違う部分だけ書いておきます。

 202307311448.jpg  

 第1に、パネルです。

 本機は、マイクロレンズ有機ELとの表記です。  

 ようするに、冒頭書いた区分でいえば、LG OLED EVO Gen3のことです。

 202307311455.jpg

 先述のように、マイクロレンズアレイを利用し集光を行う仕組みで、ピーク輝度が約2300ニト輝度を大幅に改善した新世代です。

 もちろん、EVOシリーズなので色再現性も高いパネルです。

 202307311458.jpg

 その上で、パナソニック独自の「味付け」が、やはりなされます。

 パネル部分に放熱シートを追加し「デュアルヒートレス構造」にしています。

 光は熱源でもあるので、レンズ集光にしたことに伴う「再対策」かと思います。

 したがって、同じパネルでもこの対策がない機種に比べると、コントラストが高く、輝度も落ちも軽減するでしょう。

 202206201403.jpg

 加えて、下位機種にない温度センサーも搭載します。

 前後の時間軸を含めつつ、発光状態を解析します(3次元映像信号解析)。

 輝度部分に性能の良くなったパネルの潜在能力をさらに引き出すための工夫でしょう。

 そのほか、1台ごと、自社工場でかなり細かくキャリブレーションをしている点も評価できるでしょう。

 202307311506.jpg

 第2に、スピーカーです。

 55・65インチ機で、それぞれ総合出力150W・160Wとかなりパワフルです。

 本機は、下部に、ラインアレイスピーカー16基ならびます。

 その上で、壁を利用して水平方向の音場を表現するためのワイドスピーカー2基、、3D立体音響を実現するための上方向のハイトスピーカー2基と、低音のためのウーハーというユニット構成です。

 202206201417.jpg

 画面サイズごとの出力は、ラインアレイスピーカー部分の出力の差になり、構成は同じです。

 ラインアレイスピーカーは、実際的にセンタースピーカーの機能性を持つので、セリフの聞きとりなどに強いと言えます。

 202206201418.jpg

 この部分を利用した、サウンドフォーカス機能も面白い工夫です。

 音質は落ちるものの、音を特定の方向にビームフォーミングできるため、お年寄りのいる家族には特に便利に思えます。

 チャンネル数は(特殊なので)明確には言えません。

 ワイドスピーカーを壁反射を利用したリアスピーカーとして勘定するならば、「5.1.2ch相当」のリアルサラウンドといえます。

 ここまで強化されていれば、Atlasでも別売のスピーカーを買わなくても「まあOK」と、仲の良い友人には言うだろう水準です。

 202107201617.jpg

 ゲーム機や映画コンテンツで採用例が増えている、3D立体音響のドルビーアトモスも、「リアル」に表現できる水準です。

 映画館のような「天井降そそぎ音」がフォローされます。

 さらに、リモコン搭載のマイクで、部屋の環境に合わせた補正をするSpace Tune Autoにも対応なので、立体音響の設定も容易です。

 202206201429.jpg

 その他の部分は手動での首振りに対応するくらいで、あとは同じです。

---- 

 以上、パナソニックのMZ2500シリーズの紹介でした。

 個人的にはここまで強化されれば、内蔵スピーカーでも(まあ)良いかなと思えます。

 パネル部分も、2023年登場のOLED EVO gen3をベースに独自に改良した製品です。

 同じパネルを採用したLGのテレビに比べると値段差はあります。しかし、有機ELは「発熱対策」が画像に大きく影響するので、パナソニックを選ぶ意味はあるでしょう。

 エンジン部分の工夫を含めて、OLED上位機では高レベルでよくまとまった製品です。

ーーー

 202212241841.jpg

 【2022年7月発売】

 【55インチ】

 14・パナソニック VIERA TH-55LZ2000
  ¥(308,000) 楽天市場 (1/2執筆時)

 【65インチ】

 15・パナソニックVIERA  TH-65LZ2000
  ¥348,000 楽天市場 (1/2執筆時)

 【77インチ】

 16・パナソニックVIERA  TH-77LZ2000
  ¥799,266 楽天市場 (1/2執筆時)

モニターパネル:OLED EVO gen2
倍速液晶:2倍速
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 なお、この製品もLZ2000シリーズという旧機が残ります。55インチは既に売切でした。

 202307311510.jpg

 パネルは、「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ NEO」という名前です。

 202307311448.jpg  

 つまり、2023年のパナソニックの入門機に採用されるLGのOLED EVO gen2と同じです。

 この年だと、これが最上位でしたから。

 そのほかの部分は、新機種とほとんど同じです。

 下位機種の場合と同じで、地デジの「美肌補正」がない程度です。

 なお、この世代だと77型がありました。新機種もおそらく追加ででるかなと思います。

---

 結論的にいえば、値段的に、本機は2023年の上級機というよりも、中級機(LZ1800)とどちらにするか迷う機種になるでしょう。

 パネルは同じですが、熱対策などは温度センサーを含め高度で、かつ、スピーカーも面白い構造なので、買われる際に、同サイズで値段がさほど変わらないならば、こちらを「おすすめ」したいと思います。

次回記事につづく!
有機ELテレビのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、有機ELテレビの比較1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

 202006121718.jpg

2・ 有機ELテレビの比較 (2)
 2-1:ソニー
 2-2:シャープ
3・ 有機ELテレビの比較 (3)
 3-1:LGエレクトロニクス
 3-2:フナイ  
4・ 有機ELテレビの比較(4)
 4-1:東芝
 4-2:ハイセンス
5・ 有機ELテレビの比較(5)
 5-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 次回の2回目記事こちら)では、ソニーシャープの製品を紹介します。

パネル品質  ★★★★★
画像エンジン ★★★★★  
音質の良さ  ★★★★★
ネット動画  ★★★★★
番組表    ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、最終回記事こちら)では、今回紹介した全製品からいつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。

 2回目記事は→こちら!

ーー

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posted by Atlas at 10:02 | 映像機器

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