Top 映像機器 比較2021’【違いは?】有機ELテレビ60機の性能とおすすめ・選び方 (1)

2021年07月20日

比較2021’【違いは?】有機ELテレビ60機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2021年 新製品の有機ELテレビの性能とおすすめ・選び方:液晶テレビと有機ELテレビの画質の違い 48v 55v 65v 77v 83v:48インチ10万円台〜55インチ20万円前後からのOLEDテレビ 4K 120p 120Hz対応

【評価する製品型番】LG OLED48A1PJA OLED55A1PJA OLED77A1PJA OLED55BXPJA OLED65BXPJA OLED48C1PJB OLED55C1PJB OLED65C1PJB OLED77C1PJB OLED83C1PJA OLED48CXPJA OLED55CXPJA OLED65CXPJA OLED77CXPJA OLED55G1PJA OLED65G1PJA OLED55GXPJA OLED65GXPJA パナソニック VIERA TH-48JZ1000 TH-48JZ1000 TH-65JZ1000 TH-55JZ2000 TH-65JZ2000 TH-55HZ2000 TH-65HZ2000 SONY BRAVIA XRJ-55A80J XRJ-65A80J XRJ-77A80J KJ-48A9S KJ-65A8H KJ-55A9G XRJ-55A90J XRJ-65A90J XRJ-83A90J

今回のお題
最新の有機ELテレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2021年7月現在、最新の有機ELテレビの比較です。

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1・有機ELテレビの比較 (1)
 1-1:LG
 1-2:パナソニック
 1-3:ソニー
2・ 有機ELテレビの比較 (2)
 2-1:東芝
 2-2:ハイセンス
 2-3:シャープ
 2-4:フナイ
3・ 有機ELテレビの比較 【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 今回は、日本市場にある現行機は、激安機から高級機まで全て網羅する予定です。

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★  
3・音質の良さ  ★★★★★
4・ネット動画  ★★★★★
5・番組表    ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を順番に紹介していきます。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーーー

1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のテレビ比較記事の4回目記事として書いたものです。

0・有機ELテレビと液晶テレビの違い

 今回比較する有機ELテレビですが、一般的に液晶テレビの上位互換」と思われがちです。

 しかし、正確には、「優れた部分」と「劣った部分」がある点には注意するべきです。

 以下、簡単にですが確認しておきましょう。

0-1・画質面での相違点

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 第1に、黒表現です。

 有機ELテレビは、どの機種も液晶テレビに較べて深みのある「真の黒」が表現できるという点では優れます。

 液晶テレビは、バックライトが必須ですので、無光が表現できず、真の黒が表現できません。対して、有機ELは、自発光できる仕様ですから、完全にオフにできます。

 この点で言えば、有機ELテレビの特性はプラズマテレビに近く、その「代替」としても人気です。

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 第2に、白表現(光線表現)です。

 こちらは、有機ELテレビ課題です。

 白色LEDで白を表現できる液晶に較べると、重ねて色を出さざるを得ない有機ELテレビは、一般的に白の表現力が劣るとされます。

 HDRにも関わる部分ですが、OLEDパネル自体の特性として、輝度は高めにくいです。

 光源の問題と、過度に高くすると、後述する「焼付け」の心配が出る部分からです。

 各社とも、エンジンによるソフト的対応で対処していますが、抜本的な対策はできていない印象です。

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 第3に、ダイナミックレンジ(白と黒の明暗の幅)です。

 これは有機ELテレビの良い部分です。

 液晶テレビが14stopほどであるのに対して、最新の有機ELテレビは21stopと、数値で見てもより広がっています。

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 以上、有機ELテレビの特徴について紹介しました。

 このように、画質面では長所と短所があります。

 そのため、輝度面では、完全に優位性がないので、ソニーシャープなど、液晶方式でも、高性能な製品を作り続けているメーカーもあります。

 ただ、一般的に言えば、「暗くしてシアター」のように見る場合、有機ELテレビは有利で、自然光下でみるならば、映り込みの少ない液晶が強いと言えるでしょう。

 もちろん、メーカーは欠点に自覚的で、映り込み対策も進んでいます。

0-2・装置寿命と焼き付き

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 装置寿命については、液晶テレビと比較しても特に問題ないと言えます。

 有機ELテレビは、パネルの10万時間と言われます。液晶より短いですが、家庭用としては問題ないでしょう。

 一方、過去のプラズマテレビでみられたような、「長期間使用時の画面焼き付け」問題は、第2世代の有機ELテレビパネルの登場で、ある程度解決されました。

 実際に、経年変化させて実験させたわけではないので完全な評価はできませんが、焼き付け異常を検知するセンシング技術が高まっています。

 このほか、バックライトが不要な分、有機ELテレビは「薄型」にできるという見かけ上の特長もあります。

---

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 以上、液晶テレビと有機ELテレビの相違点を較べてみました。

 数年前と較べて、輝度ムラ・焼き付け問題・ノイズの問題の解消が進んでおり、個人的には、20万円台前半の予算で購入するならば、「有機ELテレビ」を選んでも問題ないレベルになったと考えています。

 5-8年間のサイクルで買い換える前提で、この予算を出せる場合は、「デンキヤへGO!」で良いでしょう。

 ただし、上述のように、画質面で、価格帯の液晶テレビに全ての点で上回るわけではないので、液晶TVとはきちんと比較して考えるべきです。

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1・有機ELテレビの比較 (1)
 1-1:LG
 1-2:パナソニック
 1-3:ソニー
2・ 有機ELテレビの比較 (2)
 2-1:東芝
 2-2:ハイセンス
 2-3:シャープ
 2-4:フナイ
3・ 有機ELテレビの比較 【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 というわけで、以上のようなメーカー順に、各社の有機ELテレビを見ていきます。

1-1・LGの有機ELテレビの比較

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 はじめに、LGエレクトロニクスの製品を紹介します。

 同社は「有機ELパネル全体の供給元」なので、最初にしっかり見ておかないと、国内外の他社機と比較になりませんから。

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 以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2021年6月発売】

 【48インチ】

 1・ LGエレクトロニクス OLED48A1PJA
  ¥169,800 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【55インチ】

 2・LGエレクトロニクス OLED55A1PJA
  ¥204,800 楽天市場 (7/20執筆時)

 【77インチ】

 3・LGエレクトロニクス OLED77A1PJA
  ¥543,620 楽天市場 (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(1)
フレームレート: 4K/ 120p

 OLED A1シリーズは、LGエレクトロニクスの販売する有機ELテレビの入門機です。

 同社は、(部品としての)大画面有機ELパネルを生産できる唯一のメーカーです。

 その利点を生かして安価に有機ELを販売します。値段の面で4K液晶テレビに競争できるメーカーと言えるでしょう。

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 パネルは、同社のLG OLEDです。

 同社では「第2世代」にあたるパネルです。

 第1世代は輝度がやや低かったのですが、その部分にメスが入ったものです。

 なお、2021年に「広色域化」がなされた「第3世代のOLED」がすでに出ました。入門機は、(残念ながら)従来のものです。

 なお、液晶TVで言うところの「エリア制御」にあたる「Luminance Optimizer for Local DimmingII(ピクセル自発光制御)」に対応し、適切に輝度・コントラスト調整をします。

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 画像エンジンは、α7 Gen4 Intelligent Processor 4Kを搭載します。

 LGでは2番目に性能の良いプロセッサです。

 画質にかかわる具体的な処理については、「高精細化」「ノイズ除去」については、フォローされます。

 一方、地デジなど4K水準に満たない画像をアップコンバートする際の「超解像技術」は、詳しい言及はないです。

 LG上位機は、フレーム内の文字人間の肌を認識しながら映像をアップコンバートしますが、本機はこの部分は負けます。

 このほか、「広色域化技術」も重要ですが、本機については、特段の機能性はないです。

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 画質の自動調整は、対応です。

 AIが見ているコンテンツの種類を把握して、自動で最適なジャンルに調整してくれます(標準・シネマ・アニメ・スポーツ)。

 HDR技術(HDR10)は、対応です。

 新4K放送に使われるHLG形式もフォローします。

 HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、輝度を拡大表示できる最新技術で、画像の立体感や解像感を高める4K向きの最新技術です。

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 昔の「3Dテレビ」は眼鏡を使う必要がある点がネックで普及しませんでした。

 HDR技術は「眼鏡なし」で、も奥行きを感じられるように進化していくために必要な技術です。

 HDRは、夜のシーンなど暗い場面でもしっかり映像が分かるような解像感も期待できます。

 また、標準画質(SDR)のコンテンツを解析し、色補正をしつつアップコンバートする機能(HDR効果モード)も装備します。

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 上位のHDR技術としては、「ドルビービジョン IQ」に対応します。

 HDR10の場合、メディア全体で最大輝度が設定されますが、この規格は、1フレーム(画像)ごとに輝度を設定することができるため、テレビの持つ性能をフルに出せます。

 また、LGの場合、未対応のソースでも、エンジンでそれに準じるように再計算されます。この点も優れるでしょう。

 なお、これ以外に「Ultra HD Premium」という指標もありますが、こちらはパネル・画像部分の業界の品質基準を表すだけでのものです。気にしないで良い部分です。

 4Kチューナーは、搭載します。

 ただ、1チューナーなので、試聴中に裏番組の録画はできない仕様です。

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 なお、新放送についての対応状況や必要設備は、詳しくは【新4K衛星放送対応チューナーの比較記事】で書きました。

 これを目的に買い換えを検討されている方は、後ほどお読みください。

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 倍速表示機能(オーバードライブ)は、 TruMotion 120として搭載です。

 これはスポーツなど動きのある映像をみる場合に重要です。

 パネル自体は、倍速パネルではないのですが、バックライト制御で仮想的に処理(TruMotion)するため、「2倍速相当」と表現できます。

 ちなみに、有機ELは、応答速度の速さ(1ms/GTG)もその特性です。ただし、そのままだと動画ボケは発生しますから、「倍速駆動」できるシステムは、液晶TV同様に重要となります。

 録画機能も、別売の外付けハードディスクの増設により対応します。

 裏番組録画も対応です。

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 スピーカーは、一方、総計20Wのステレオ・フルレンジスピーカーです。

 この部分はチープです。格安でも良いので、本ブログの【サウンドバーの比較記事】で紹介したような、写真のような製品を導入してもよいでしょう。

 ただ、Atlas的には音を重視するので、スピーカーを工夫してTVの売価を上げるより、最低限で外部機器をつなげやすい仕様にしてくれる方が好みですが。

 その点で言えば、eARCにしっかり対応するため、マルチチャンネルのスピーカーを増設しやすいです。

 やや話が外れるので、詳しくは、【サウンドバーの比較記事】をご覧ください。

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 なお、本機は、ゲーム機や映画コンテンツに採用される3D立体音響規格のドルビーアトモス対応です。

 ただ、上向きのハイトスピーカーがないので、バーチャルな再現です。

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 操作性も、良質な画像エンジンを採用しているため、他社に劣りません。

 ただ、番組表の情報量やユーザーインターフェースの使い勝手については、日本のメーカーにやや及ばない印象です。

 しかし、TV機能をさほど重視しない(ゲーム・ブルーレイレコーダー・スカパー中心など)の方は、基本性能が高くお買得なこのモデルを選ぶのは「あり」です。

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 映像配信サービスは、LGの場合、同社のWebOSを利用します。

 アプリが多く、自由にインストールでき、Google TVを採用する他社機には及びません。とはいえ、メジャーな動画サービスはだいたい対応しています。

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 音声アシスタントサービスは、付属のマジックリモコンのボタンを押すことで、AIを呼び出せます。

 LGのAI以外に(排他的ですが)Amazon Alexa」「Google アシスタントも選べます。リモコンのボタンを押すことで、AIに情報を聞いたり、声で操作をお願いしたりできます。

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 HFR(ハイフレームレート)は、次世代ゲーム機に使う場合、あると「なめらかな動き」が楽しめます。LGの場合、2020年モデル以降は入門機から全機種対応です。

 HDMI 2.1規格に対応し、PS5でフォローもはじまる4K/120Hz(4K/120p)に対応します。

 カクツキを減らす、VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)と、自動的に遅延時間を短縮するALLM設定もフォローです。

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 以上、LGのOLED A1シリーズの紹介でした。

 パネル供給メーカーとして価格的メリットを出せている機種です。

 一方、画像エンジン倍速液晶の部分は、同社の上位機に比べると機能差がありますが、費用対効果は、きわめて高いです。

 特に、55インチ以下は「お買得」です。

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 【2020年6月】

 【55インチ】

 4・ LGエレクトロニクス OLED55BXPJA
  ¥125,938 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 5・LGエレクトロニクス OLED65BXPJA
  ¥199,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(1)
フレームレート: 4K/ 120p

 なお、このグレードの2020年モデルとなるのがOLED BXシリーズです。

 本機は画像エンジンが1つ前の世代です。

 新機種との違いは、ゲームに合わせた音の調整機能(ゲームオプティマイザ)に対応したほどで、映像処理部分での革新はないです。

 逆に、スピーカー出力は総計40Wで少し良く、他はほぼ同じです。

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 結論的にいえば、本機は値段的に安いうちは選んで問題ないと言えます。

 在庫のあるうちは、有機ELの入門機としてコスパが良い機種でしょう。


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 【2021年6月発売】

 【48インチ】

 6・ LGエレクトロニクス OLED48C1PJB
  ¥211,941 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【55インチ】

 7・LGエレクトロニクス OLED55C1PJB
  ¥196,020 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 8・LGエレクトロニクス OLED65C1PJB
  ¥336,600 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【77インチ】

 9・ LGエレクトロニクス OLED77C1PJB
  ¥584,100 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【83インチ】

 10・LGエレクトロニクス OLED83C1PJA
  ¥980,100 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 OLED C1シリーズは、LGエレクトロニクスの販売する有機ELテレビの中級機です。

 画面サイズの選択肢は、同社では最も充実しています。

 同社がもっとも「売りたい」グレードなのでしょう。

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 下位機種との大きな違いは、画像エンジンの部分です。

 新開発のα9 Gen4 AI Processor 4Kを搭載します。

 LGの場合「人工知能 =AI」という言葉がある種のキーワードです。

 相当量のデータバンクがあり、表示している画像を適宜解析して最適化していく、という方向性だと思われます。

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 入門機が採用していたα7と比べて、処理面で機能性が増します。

 例えば、映像を高詳細化するための超解像処理(アップコンバート)の際に、このエンジンは、文字列の場所と人物の顔が認識できます(AI 映像プロ)。

 高画質化をなすためには、基となるデータベースの量やAIの処理能力のほか、「認識できる情報」が重要ですので、この部分は期待できます。

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 画質の自動調整は、下位機同様に、対応です。

 その上で「シーン検出」に対応します。

 解像処理(アップコンバート)と関わる部分ですが、「映画・スポーツ」といったコンテンツだけでなく、シーン(夜景、街並み、自然、スタンダード)を判別し、映像をAIが最適化するものです。

 この部分で処理で突出した機能を持つのは東芝ですが、OLEDの場合、LGもα9 なら結構「賢い」と言えそうです。

 倍速表示機能(オーバードライブ)は、本機は倍速パネルが搭載です。

 ここも下位機種との違いです。TruMotionは引き続き搭載なので、パネル部分と合わせれば「4倍速相当」です。

 動きのある映像には特に強いでしょう。

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 スピーカーは、下位機種よりパワーがある総計40Wです。

 ただし、構成は、左右のフルレンジウーファー2つという2.2ch構成です。

 中級機として目立つ性能はないのですが、中途半端に高品質なスピーカーを載せて売価が高くなるよりも良いでしょう。

 本機の場合も、一般的に【サウンドバーの比較記事】で紹介したような製品を増設した方が満足度は高いと言えます。

 そのほかの部分は、新4K放送用チューナーが2基(3波用は3基)に増量された程度の差となります。

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 以上、LGOLED C1シリーズの紹介でした。

 A1シリーズと同じパネルですが、画像エンジンと倍速液晶の部分を強化した製品です。

 有機ELテレビの場合、液晶パネルの供給元はLGだけなので、(価格のほか)画像エンジンの部分の優劣が、メーカー間で比較する場合は、重要です。

 その部分に「てこ入れ」されているこの機種は、国内他社にとっては「結構な脅威」でしょう。

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 【2020年6月】

 【48インチ】

 11LGエレクトロニクス OLED48CXPJA
  ¥124,999 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【55インチ】

 12・ LGエレクトロニクス OLED55CXPJA
  ¥149,469 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 13・ LGエレクトロニクス OLED65CXPJA
  ¥228,880 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【77インチ】

 14・ LGエレクトロニクス OLED77CXPJA
  ¥466,600 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 一方、中級機も旧機種が残ります。

 パネルは、同じ「第2世代」のOLEDですし、問題ないです。

 画像エンジンは、本機も1世代前のものですが、同じ上位のα9シリーズなので、先述の「シーン検出」に未対応であるほかは、あまり有意な差はない印象です。

 吸気の方が、値段は安く、スピーカーは「少し良い」ので、こちらを選んでも良いかと思います。


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 【2021年6月発売】

 【55インチ】

 15・ LGエレクトロニクス OLED55G1PJA
  ¥296,010 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 16・LGエレクトロニクス OLED65G1PJA
  ¥402,534 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED EVO
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 OLED G1シリーズは、LGエレクトロニクスの販売する有機ELテレビのプレミアムモデルです。

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 パネルは、下位機種と明示的に異なる、LG OLED EVOです。

 2021年に登場した新パネルで、「第3世代の有機ELパネル」になります。

 下位機が採用していた第2世代(LG OLED)では輝度にメスが入りました。本機は、「広色域化」が1つのキーワードです。

 発光素材の変更でRGBカラーの波長の改善しており、色再現性がより増しました。輝度も少し上がっています。

 4K HDR時代においては必然的な進化であり、これは「明確な違い」として評価できます。

 一方、このほかの部分で下位機種のC1シリーズとの大きな違いは2点です。

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 第1に、ギャラリーデザインの採用です。

 要するに、壁掛けにする倍に、すき間が生じないようなスマートなデザインである、ということです。

 面白いのは、専用金具が可動式で、少しならば左右に首振りができる点です。

 第2に、スピーカーの強化です。

 出力は、77型は60W、88型は88Wです。

 いずれも、トゥイーター・ミッドレンジ・ウーファーが各2個ずつの4.2chです。

 一方、本機は、ドルビーアトモス対応ですが、ハイトスピーカーがないので、3D立体音響再生は「バーチャル」です。

 とはいえ、同社のプロセッサを活かした補正の部分を含めて、外部スピーカーを導入しない前提ならば、TVとして質の良い音質でしょう。

 以上、OLED G1シリーズの紹介でした。

 LGの今年度の上位機については、LG OLED EVO採用という、画質面で明確な違いがあります。

 その部分以外は大きく変わりませんが、最も基本部分の変更なので、多少高くても、本機を選ぶ価値はあるでしょう。

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 【2020年6月発売】

 【55インチ】

 17・ LGエレクトロニクス OLED55GXPJA
  ¥207,879 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 18・ LGエレクトロニクス OLED65GXPJA
  ¥328,320 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 なお、旧モデルの最上位機は、OLED GXシリーズでした。

 同じ、壁掛け向けデザインで、スピーカーも同等クラスです。

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 ただ、先述のように、今年度は「パネルが第3世代」になりましたので、「広色域化」の部分で、数値で示せるだけのがあります。

 価格差はありますが、基本的には新旧機種がよいでしょう。

1-2・パナソニックの有機ELテレビ

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 つづいて、パナソニックが販売する有機ELテレビの紹介です。

 言わずと知れた日本の総合家電メーカーです。

 突出した個性を伸ばすと言うより、何でも対応できる、バランスのとれた製品が多いのが特徴です。


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 【2021年4月登場】

 【48インチ】

 19・パナソニック VIERA TH-48JZ1000
  ¥199,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 20・パナソニック VIERA TH-48JZ1000
  ¥234,800 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 21・パナソニック VIERA TH-65JZ1000
  ¥361,627 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 JZ1000シリーズは、パナソニックの有機ELテレビです。

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 パネルは、LGの第2世代のOLED液晶です。

 パナソニックの場合、提供を受けているのは「パネル部分だけ」と強調します。

 独自にバックパネルに「放熱プレート」を入れ、熱が画質に与える影響を減らします。

 「熱問題」があったプラズマテレビを生産していた時代があったので、そのあたりのノウハウでしょう。

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 画像エンジンは、画質面で、LGと差を付けられるという意味で重要な部分です。

 パナソニックは「ヘキサクロマドライブ プラス」という画像補整機能が利用できる高度なエンジンを搭載します。

 「高精細化」については、能力が高いです。

 先述のように、パナソニックは、有機ELテレビと同じ自発光タイプの「プラズマテレビ」を終盤まで生産していたメーカーであり、黒の表現力には「一家言」あるメーカーです。

 そのため、暗部の階調域の広さが災いしての黒つぶれを防止するためのチューニングには定評があります。

 これは、眩しいほどのデンキヤの展示室ではわかりにくい部分です。ただ、同じ方式の製品をシアターで見た限り、暗部表現は良好と感じました。

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 逆に、有機ELが弱いといわれる白色系の光線表現も、輝度のチューニングにより鮮やかさが高いです。

 漆黒表現より、むしろこの部分の工夫がLGに較べてのメリット性と感じます。

 なお、「ヘキサクロマドライブ プラス」は「ノイズ除去」「広色域化技術」を合わせた技術の総称ですので、これらについても「対応」となります。

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 さらに、パネルを制御するDot Contrastパネルコントローラーも自製します。

 明るさと色情報を別に制御するパネル技術であり、コントラストや色再現性双方を改善しています。

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 HDR技術(HDR10)は、対応です。

 一方、低解像ソースをHDRにアップコンバートする技術については、AI HDRリマスター搭載です。アップコンバートの際の変換アルゴリズムに、AIの機械学習を新たに利用した、とのことです。 

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 加えて、素材解像度検出4Kファインリマスターエンジンが搭載です。

 通常画質の映像を4Kにアップコンバートする際の高画質化機能(ノイズ処理)の総称です。

 技術としては、フレーム間処理を伴わないオブジェクト型超解像の一種でしょう。

 一方、本機は、元素材コンテンツの画質は理解できるようですが、LGやソニーのように、コンテンツ内の物体や文字を識別して処理はしていないようです。

 上位のHDR技術は、ドルビージョンIQ・HDR10+に対応となりました。

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 画質の自動調整は、高度に対応です(オートAI映像)。

 ディープラーニングを利用し、100万コンテンツを分析した学習用データベースを元にAI(人工知能)が処理を加えます。

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 結果、単純に、スポーツ・映画といった「番組の種類」ではなく、細かい「シーン」にあわせた自動調整ができます。

 高画質化技術も、コンテンツの内容をAIが理解してこそ、効果を発揮できるといえます。

 その点で言えば、画質モードを手動で切り替えず「自動モード(オートAI画質モード)」でずっと見ているような(一般人の)使い方の場合、画質の底上げはかなり期待できるでしょう。

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 倍速表示機能(オーバードライブ)は、「オブジェクト検出倍速処理」として搭載します。

 本機は、しっかり2倍速(120Hz)パネルです。その上で、映像内の動体(オブジェクト)を検出し、動量を検知して処理をします。

 画像内で動体だけを検出して処理できるため、残像感の軽減のほか、輪郭表現がクリアです。

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 なお、パナソニックは、パネルに「クリアモーション」機能を併用します。

 パネルの発光制御で黒画面を挿入する方式は、PC用などでも見られます。

 しかし、パナソニックの場合、全体ではなく部分的に黒を挿入できる点で高度です。

 こうした点で、パナソニックの有機ELについては、スポーツやレースなど動く映像に強いと言えそうです。

 なお、今回は、パネルと合わせて「4倍速相当」と表現しておきました。

 録画機能も搭載です。

 3チューナーなので、見ている番組以外に2つの番組が同時録画できる仕様です。

 また、外出先からの遠隔録画操作やスマホなどに飛ばして、放送中・録画番組の視聴することにも対応します。

 一方、国産機では、東芝は「レコーダーか!にも思える」ほどなのですが、パナソニックはさほど録画機能の充実は見られません

 パナソニックは【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介したように、自社レコーダーが優秀なので、連携させてそちらを使ってね、という方向性でしょう。

 4Kチューナーは、搭載です。

 チューナー数は2つなので、裏番組も録画も可能です。

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 スピーカーは、総出力30Wのフルレンジ型スピーカーが2基です。

 過去は、総出力50Wで、中音域用にスコーカーがある面白い構成でした。

 そつのない構成ではありますが、この部分は、実質的に「退化した」と言わざるを得ないでしょう。

 ただ、高級TVを買える層は、【サウンドバーの比較記事】で紹介したような専門機を買われる方も多そうです。

 「あっさりでええやろ」という方向性ですが、Atlasも同意します。

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 番組表は、日本メーカーとしてこだわる部分です。

 新聞のTV欄のような表示で見やすく、チャンネル同時表示数や、ジャンル別色分けなど、細かく設定可能です。

 映像配信サービスは、同社のスマートTVアプリを利用できます。

 同社のアクトビラのほか、Netflix、YouTuve、Amazonビデオ、DAZN、ひかりTVなど、一通り対応します。LGと較べても、充実しています。

 無線LANも、搭載です。

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 音声アシスタントサービスは、排他的ですが、Google系・Amazon系のシステムを搭載します。リモコンのボタンを押しながら、情報を聞く方式です。

 一方、「ビエラ音声操作」にも設定できます。

 この場合、(天気やニュースや計算など)の情報検索は不可です。

 そのかわり、TVに関わる音声操作は多彩で、Googleアシスタントでは対応しない動作がかなり多く可能です。

 202107201547.jpg

1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

 いずれにしても、(リモコンのボタンを押す必要があり)ハンズフリーではないため、他社製スピーカーを導入しても良いかと思います。

 詳しくは、このブログの上記の記事で色々書いています。

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 HFR(ハイフレームレート)は、2021年機から4K/120Hz表示対応です。

 先述のように、PS5などの次世代ゲーム機を利用する場合、高リフレッシュレートで「なめらかな動き」になります。

 カクツキを減らす、VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)と、自動的に遅延時間を短縮するALLM設定も同社の場合、フォローです。

 また、PC用にはAMD FreeSync Premiumもフォローします。なお、リフレッシュレートに関わる部分は、このブログの【ゲーミングモニターの比較記事】のほうで詳しく書いています。

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 以上、パナソニックのJZ1000シリーズの紹介でした。

 パネル部分はどうしてもLGからの調達で差が付きにくいですが、放熱プレートの工夫でカスタマイズしてきた部分に「意地」を感じました。

 画質に関する部分も、パネル制御の部分(Dot Contrastパネルコントローラー)も自社設計します。

 その上で、液晶テレビで培ってきた、画像エンジンによる画質向上技術をふんだんに取り入れているため、総合的に、LGと十分張り合えています。

 とくに、白色系の光線表現については、LGより期待できる部分があります。

 グローバルに比べて、日本の家庭は「リビングで昼間見る」というニーズもあるので、その部分でも(液晶には負けますが)対策をしているという印象です。


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 【2021年4月登場】

 【55インチ】

 22・パナソニック VIERA TH-55JZ2000
  ¥288,800 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 23・パナソニックVIERA  TH-65JZ2000
  ¥448,850 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 JZ2000シリーズは、パナソニックの2020年モデルの最上位機です。

 2020年発売の下位機種との違いは、次の点です。

 202006131050.jpg

 第1に、パネルです。

 本機は、Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイという、特別な名前がつけられます。

 パネル自体はLGの「第2世代」と同じです。

 ただ、背面構造・素材を見直し、パネルの持つスペックを最大限引き出す、という方向性です。コントラストの向上に寄与します。

 パネル制御も「Dot ContrastパネルコントローラーPro」として独自調整しているので、色彩や階調表現にもプラスの影響があります。

 また、高級機だけに、1台ごと、自社工場でかなり細かくキャリブレーションをしている点も評価できるでしょう。

 202107201619.jpg

 第2に、スピーカーです。

 総合出力125Wと、有機ELTV自体に内蔵されるタイプとしては他社機を含めてもパワフルです。

 本機は、下部に、フルレンジのセンタースピーカー3機、壁を利用して水平方向の音場を表現するためのワイドスピーカー、そして、上部に、3D立体音響を実現するためのハイトスピーカー(イネーブルド)と、低音を強化するウーハーという構成です。

 チャンネル数は、5.1.2chです。

 ここまで強化されていれば、Atlasでも別売を買わなくても「まあOK」と友人に言うだろう水準です。

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 ゲーム機や映画コンテンツで採用例が増えている、3D立体音響のドルビーアトモスも、「リアル」に表現できる水準です。

 映画館のような「天井降そそぎ音」がフォローされます。

 さらに、リモコン搭載のマイクで、視聴位置に合わせた補正をするSpace Tune Autoにも対応なので、立体音響の設定も容易です。

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 第3に、「オートAI音質機能」です。

 先ほど見た「オートAI画質」と同じで、ディープラーニングを利用して、シーンに合わせて音声モードを自動切替する技術です。

 未対応の下位機の場合、番組に応じて音声モードを自動的に変更はしません。

 ただ、(実際正しいかはともかく)本機は、コンテンツにあわせて最適なモードに自動的に変更できます。

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 以上、JZ2000シリーズの紹介でした。

 個人的にはここまで強化されれば、内蔵スピーカーでも良いかなと思えます。

 一方、パネル部分だけで言えば、独自強化はなされます。しかし、あくまでLGの「第2世代」がベースになるので、LGの「第3世代」のOLED EVOと同じほどの値段で出したのは、すこし「キツめの勝負」かなとは感じます。

 とはいえ、画像エンジンの質の違いもありますので、総合力では値段相応の画質が期待できます。

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 【2020年10月登場】

 【55インチ】

 24・パナソニック VIERA TH-55HZ2000  
  ¥269,800 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 25・パナソニック VIERA TH-65HZ2000  
  ¥402,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 60p

  なお、本機については、1世代前のHZ2000シリーズが残ります。

 本機の方がスピーカー出力が、140Wと強いのですが、3.2.2ch構成なので、正面に向けての低音はやや強めだが、流行の立体音響面では、逆に弱いように思えます。

 先述の「オートAI画質」「オートAI音声」に対応しない部分も含めて、選ぶならば新機種でしょう。

1-3・SONYの有機ELテレビ

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 つづいて、SONYの有機ELテレビの紹介です。

 伝統的に、華やかで鮮やかな色彩が特徴ですが、有機ELの場合もそうです。


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 【2021年4月登場】

 【55インチ】

 26・SONY BRAVIA XRJ-55A80J
  ¥253,800 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 27・SONY BRAVIA XRJ-65A80J
  ¥383,645 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【77インチ】

 28・SONY BRAVIA XRJ-77A80J
  ¥570,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 ソニーA80Jシリーズは、ソニーの有機ELの入門機です。

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 パネルは、LGのOLED(第2世代)です。

 ただ、ソニーの場合、液晶TVと同様にトリルミナスディスプレイというブランド名が付きます。

 液晶TVの場合は、パネル制御とバックライト制御を合わせた広色域化技術を示す、オリジナルな「ブランド液晶」と表現できます。

 201809021017.jpg

 OLEDの場合は、独自の画像解析処理を行うOLEDを「トリルミナスディスプレイ」と称しています。

 具体的には、画像からピックアップできる色の要素を細分化し、独立処理させることで、SONYのメーカー的特徴である、「鮮やかさ」を実現しています。

  202107181915.jpg

 画像エンジンは、2021年登場のBRAVIA XRエンジンです。

 本機については「人の脳のように映像を認識する認知特性プロセッサー」というのが売り文句です。

 ソニーの場合、「注視点」というのを1つのキーワードにしています。注視点とは、人間がテレビを見る際に、集中する画面のポイントのことです。

 それを理解した上で、本機は、注視点を中心に、色・精細感・コントラストなどの諸要素を、(個々別々でなく)AIが、横断的・複合的に分析、処理し、最適な映像を出します。

 従来は、個別の要素に基づく補正に止まっていました。AI技術の進歩が活かされ、横断的な分析ができるようになった部分が、新しいです。

 4K画質・それ以下のHD画質、それぞれのデータベースを内蔵していて、それと付け合わせながら、画像をアップコンバートしていく方向性です。

 202107181926.jpg

 超解像処理も、AI技術が使われます。

 ただし、東芝のような前後のフレームまで解析する「フレーム間処理」ではない、1フレーム(静止画)だけ見て解析する「フレーム内処理」(オブジェクト超解像)です。

 フレーム内で「いろいろ認識できる」ソニー機も優秀ですが、東芝の上位機とは、それでも差があります。

 画質の自動調整は、イマイチです。

 ソニーも、標準モード以外に、シネマ・ゲームモードなど「手動」で画質モードは切り替えられます。

 ただ、視聴しているコンテンツの種類をAIが見分けて(おまかせで)自動調整される機能はないです。音声モードも同様です。

 201801241304.jpg

 HDR技術(HDR10)は、搭載します。

 また、標準画質をHDR画質まで高めるXR HDRリマスターが搭載となっています。もちろん、HLG形式も対応します。

 上位のHDR技術は、Dolby Visionに対応です。

 201809021022.jpg

 倍速液晶は、本機も倍速パネルを搭載です。

 その上で、X-Motion Clarity(エックス モーション クラリティー)に対応します。

 パナソニックのように、画面の一部分に黒挿入することで輝度低下を防ぎつつ、ボケを防いでいます。

 合わせ技で「4倍速相当」です。

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 音質は、ソニーの最も面白い部分です。

 総出力は30Wですが、画面全体を振動させることで音を発生させるアクチュエーターが2基装備されます(77インチは50W)

 従来のオーディオ技術とは一線を画する方法ですが、ステレオ感は良好です。

 映画などの会話の画面で、複数の登場人物がいる場合の臨場感・奥行き感(どこから声がでているか?)は、良好でした。

 TVスピーカーは「外部スピーカーが買えない場合の劣化番のオマケ」という印象がありました。

 しかし、内蔵でないと扱えない独自性がある分、この機種は「面白い」と言えます。音響製品を多く出す、同社らしい技術です。

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 一方、パナソニックの上位機のように、立体音響の「ドルビーアトモス」に対応します。上方向のイネーブルドスピーカーがないですので「バーチャル」ではあります。

 ただ、ソニーの場合、3Dサウンドアップスケーリング技術をもちます。

 先述の「賢いエンジン」を使って、「地デジ」などの音も、立体音響に再計算できますので、一般ユーザーでも手軽に(疑似的な)立体音響が楽しめます。

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 そのほか、ニュースなど、聴きとりやすい音声にできる「ボイスズーム」機能など、お年寄りに優しい機能も網羅です。

 一方、TVがコンテンツの種類を判断して、音を自動調整するところまで至ってはいないので、この部分は、後ほど見ていく、パナソニックなどが一歩進んでいます。

 画像モードの自動調整の部分を含めて、この部分は多少遅れがあります。

 201809021025.jpg

 録画機能は対応です。

 こちらはWチューナー搭載なので2番組録画が可能です。ただ、ダビングには対応しないようです。

 ただ、録画機能のUIは、東芝はもちろん、パナソニック以上にシンプルで、あまり重視していないです。

 なお、外出先などからスマホアプリ経由での録画にも対応します。

 番組表は、ソニーは使いやすく、操作もサクサク動きます

 SONYは番組表の使い勝手については、特に定評があり、リモコンがサクサク動きます。

 ゲーム機開発のノウハウがフルに活かされているのでしょう。レイアウトもジャンル別に分かれて見やすい番組表といえます。無線LANも、内蔵です。

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 映像配信サービスは、ソニーの場合、Google TV(Android TV)を搭載します。

 そのため、4Kコンテンツを含むNetflix・DAZNを含めて好きなアプリをGoogle Playからダウンロードしインストールできます。

 そのため、「スマートTV」としては非常に高度です。AndroidTV対応の有機ELはほかになく、この部分で選ぶメリット性はありそうです。

 無線LANも、搭載です。

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 音声アシスタントサービスは、本機は充実します。

 リモコンのボタンを押さずとも、テレビのマイクでGoogleアシスタントを呼び出せますので。

 HFR(ハイフレームレート)は、本機も120フレーム/秒(4K/120Hz)の表示に対応です。

---

 以上、 ソニーA80Jシリーズの紹介でした。

 画質については、トリルミナスの名を冠しているだけあり、他社よりも赤色系・緑色系の発色が良いです。

 この点で、4K映像などでも、映像美を楽しむようなコンテンツ、特に紀行番組などはとても鮮やかに見える傾向があります。映像美を楽しみたい方は、とくに向くでしょう。

 また、ハイエンドTVを買われる方の多くは、、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介したような外部スピーカーを利用するでしょう。

 そのため、他社のTVの場合、スピーカー部分の楽しみがあまりないのですが、「画面から音が出る」形式だけは再現が不可能ですから、面白みがあります。

ーーー

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 【2020年7月登場】

 【48インチ】

 29・SONY BRAVIA KJ-48A9S
  ¥203,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【55インチ】

 30・SONY BRAVIA KJ-55A8H
  ¥201,400 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 31・SONY BRAVIA KJ-65A8H
  ¥309,915 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【2019年6月登場】(高音質)

 【55インチ】

 32・SONY BRAVIA KJ-55A9G
  ¥215,820 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 60p

 なお、本機については、2020年の旧型の在庫がまだあります。

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 新機種と比較する場合、最大の違いは、画像エンジンです。

 本機は、エンジンがX1 Ultimateと、1世代前の上位品となりますので

 この点で、主に影響がでるのは、画像処理面です。

 最新のXRエンジンと違って、「注視点」に注目しつつ、AIによる諸データの横断的な分析はないです。

 そのため、その部分の性能差はあります。ただ、パネルや基幹となる機能は、そう大きく変わらないので、決定的に画質差はないです。

 あとは、Googleアシスタントをハンズフリーで呼びなせない(リモコンのボタンとマイクを使う)部分と、スピーカー出力のわずかな違いだけなので、値段によっては選んでOKでしょう。

 一方、 KJ-55A9Gについては、次に紹介する上位機と同等クラスのスピーカー出力です。

 ただ、2年落ちの機種となるので、動きのある映像に強いX-Motion Clarityが不採用ですし、これについては、新しいモデルが良いですしょう。


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 【2021年4月登場】

 【55インチ】

 33・SONY BRAVIA XRJ-55A90J
  ¥307,523 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【65インチ】

 34・SONY BRAVIA XRJ-65A90J
  ¥457,500 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【83インチ】

 35・SONY BRAVIA XRJ-83A90J
  ¥990,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
新4K放送チューナー:搭載(2)
フレームレート: 4K/ 120p

 ソニーA90Jシリーズはソニーの有機ELの上級機です。

 ただ、A80Jシリーズとの違いはわずかなので、違う部分だけ紹介します。

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 第1に、バックパネル部分の構造です。

 パナソニックの上位機と似ていますが、放熱のためにアルミシートを裏に挿入し、発熱による画質低下を防ぐ仕組みがあります。

 ソニーは、温度センサーで、エリアごと熱分布を検知する点が、他社と異なります。

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 結果、熱問題による発光不足が防げるため、結果的にコントラストや輝度の低下が起こりにくいという技術です。

 XR OLED Contrast Proという技術名です。

 202107201726.jpg

 第2に、環境光センサーの搭載です。

 明るさと色温度が分かるセンサーなので、照明色に合わせて画質を調整できます。

 東芝が先行した技術ですが、今回、取り入れています。

 202107201728.jpg  

 第3に、スピーカー出力です。

 定位感の良いアクチュエーターを利用する部分は同じですが、サブウーファーを2基搭載することで、低音の強化がなされています(総計60W)。

 その他は、下位機種と基本的に同じです。

---

 以上、ソニーA90Jシリーズの紹介でした。

 下位機種とは一定の価格差があります。その部分は主に、放熱対策に使われていると言えます。

 実際、有機ELパネルの場合、(過去のプラズマ同様)その部分は画質に影響を与えるので、表示品質は値段差分こちらが良いでしょう。

 環境光センサーも単に明るさだけでなく照明色も見るため、ソニー機を画質で選ぶならば本機が良いかと思います。

次回記事につづく!
有機ELテレビのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、有機ELテレビを紹介してきました。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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1・有機ELテレビの比較 (1)
 1-1:LG
 1-2:パナソニック
 1-3:ソニー
2・ 有機ELテレビの比較 (2)
 2-1:東芝
 2-2:ハイセンス
 2-3:シャープ
 2-4:フナイ
3・ 有機ELテレビの比較 【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 次回の2回目記事こちら)では、ここまで紹介できなかった東芝・シャープ・フナイ・ハイセンスの製品を紹介します。

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★  
3・音質の良さ  ★★★★★
4・ネット動画  ★★★★★
5・番組表    ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 その上で、今回紹介した全製品からいつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。

 2回目記事は→こちら!

ーー

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posted by Atlas at 23:15 | 映像機器

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