【今回レビューする内容】2023年 10万円以内の15.6インチの大画面ノートパソコンの性能とおすすめ 4万円台〜10万円台:Windows11対応 ノートPC・オールインワン型ノート性能ランキング
【比較する製品型番】 HP ENVY x360 15-ee0012AU 15-ee0014AU HP 15s-eq1000 15s-eq1519AU 15s-eq2060AU 15s-eq2061AU 15s-eq2062AU 15s-eq2063AU 15s-eq3025AU 15s-eq3026AU 15s-eq3025AU 5s-eq3025AU HP 15s-fq 5s-fq3000 15s-fq3034-TU 15s-fq5000 15s-fq5039TU 15s-fq5038TU 15s-fq5040TU 15s-fq5041TU HP Pavilion 15-eq2022TU 15-eg2024TU 15-eg2025TU 15-eg0523TU 15-eh2062AU 15-eh2063AU 15-eh2065AU 15-eh2064AU 価格コム限定モデル Lenovo ThinkPad E15 Gen 4 (AMD) 21EDCTO1WWJP1 21E6CTO1WWJP6 21E6CTO1WWJP6 Lenovo V15 Gen 2 82KD00CLJP
今回のお題
安くて性能の良いノートパソコンのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、ノートパソコンの比較です。
だいたい「10万円以内」、高くても「15万円まで」の予算で買えるものを「サイズ別」にみていきます。
基本となるマシンパワー(CPUやメモリー)は、ベンチマークをみながら比較します。
また、ストレージの速さや量(HDD/ SSD)や、液晶画面の見やすさ(IPS液晶/TN液晶)などを、重要な要素として、各社の最新機を見ています。。
1・超小型ノートPCの比較
サイズ:10.1・11.5・12.5インチ
重さ:1kg以下
予算:3万円〜15万円
用途:モバイル専用
2・小型ノートPCの比較
サイズ:13.3インチ
重さ:1.25kg前後
予算:7万円〜15万円
用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
3・中型ノートPCの比較
サイズ:14インチ
重さ:1.5kg前後
予算:4万円〜15万円
用途:モバイル/自宅兼用(重め)
4・大画面ノートPCの比較
サイズ:15.6・16インチ
重さ:1.6kg以上
予算:5万円〜15万円
用途:自宅・職場用の据置用
このブログ「モノマニア」では、「画面サイズ別」に、4記事に分けています。
どこから読んでも分かるように書きました。
しかし、今回は、15.6インチの大画面機を紹介する4回目記事です(一部16インチ含む)。
中画面の14インチの製品より一回り大きく、大画面が楽しめるサイズです。た
だし、重さやサイズから持ちはこびには向かない点で、据置用です。
このサイズは、DVDドライブが内蔵される「オールインワンPC」もあるので、幅広い年代の支持があります。
ーー
なお、一点だけ、お願いです。
1・Macbook Pro Airの比較
2・VAIOのノートPCの比較
3・Surface Bookの比較
このブログでは、Apple(MacBook)ほか、VAIOとマイクロソフトのノートPCは、(少し高めの価格水準なので)別の記事を単独で用意しています。
お探しの場合(今回の記事ではなく)上記リンクを直接お読み頂ければと思います。
よろしくお願いします。
ーー
1・大画面ノートPCの比較 (1)
1-1:HP
1-2:レノボ〈ThinkPad系〉
2・大画面ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:DELL
2-3:NEC
3・大画面ノートPCの比較 (3)
3-1:ASUS
3-2:最終的なおすすめ機種の提案【結論】
というわけで、比較をはじめます。
今回は、メーカー順に、15.6型(16型)のうち、「10万円以内」でかえる激安ノートPCを出している以上のメーカーを、順番に紹介していきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論で、15.6インチノート全機種の中から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
1-1・HPの大画面ノートPC(15.6型)
はじめに、アメリカの大手PCメーカーであるHPの製品です。
何十年も前から日本に進出している、世界的なパソコンメーカーです。
HPのノートPCは、「筐体部分の形状・種類(品質)」の違いでの4ランクがあります。
10万円以内ではENVYシリーズまでが「射程圏」です。
1・パフォーマンスモデル
2・スタンダードモデル
3・ベーシックモデル
4・エントリーモデル
さらに、各シリーズ内に、CPU性能・メモリ・ストレージ量などの違いで、以上のような「性能ランク」が示されます。
「パフォーマンスモデル」が最上位で、「エントリーモデル」が最下位です。
またモデル番号の末尾には「G2(ジェネレーション2)」などの表記があります。これは、「第2世代」を示していて、細かい仕様のマイナーチェンジがあることを示します。
結構「分かりやすい」区分なので、今回はこれを利用しながら、各機をみていきます。
ーーー
ここから先は、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。
【2021年発売】(G3は2022年)
【エントリーモデルG2】
1・HP 15s-eq1000 15s-eq1519AU
¥38,280 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD 3020e
メモリ:4GB
ストレージ:128GB SSD/SATA
【ベーシックモデルG2】15s-eq2061AU
2・HP 15s-eq1000 15s-eq2060AU
¥66,900 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 3 5300U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードモデルG3】15s-eq3025AU
3・HP 15s-eq3000 15s-eq3025AU
¥79,800 HP ダイレクト (1/20執筆時)
4・HP 15s-eq3000 価格.com限定モデル
¥69,900 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5625U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードプラスモデルG3】15s-eq3026AU
5・HP 15s-eq3000 15s-eq3025AU
¥89,800 HP ダイレクト (1/20執筆時)
6・HP 15s-eq3000 価格.com限定モデル
¥74,800 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5625U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 非光沢
DVD:DVDスーパーマルチ
重さ: 1.6kg
接続:USB-A (3.0) USB-C (3.0) HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー: 最大11時間
カメラ:92万画素前面カメラ
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
HP 15s-eq は、アメリカのHP(ヒューレットパッカード)の製品です。
同社は、筐体(外観)のグレード数ランクあります。
本機はエントリークラスである「HPシリーズ」に属します。
なお、2021年のG2シリーズ、2022年のG3シリーズが併売されていますが、CPU以外の部分は、同じですので、この数字はあまり気にしなくてOKです。
また、通例で「割引」になっている場合が多い価格.com限定モデルは、同じ性能ですが、現在マウスがオマケでつきます。価格は都度違うので、選ばれる場合、両方を比べてください。
OSは、windows11 Homeを搭載します。
各機のうち「エントリーモデルG2」だけは、Windows 11 (Sモード)です。
これは、ソフトをWindowsストア(アプリ)以外から買えないようにして、セキュアにした(主に)教育機関向けの仕様のOSです。
ただ、一般ユーザーでも簡単に解除はでき、(不可逆的ですが)普通のWindows 11として利用可能であり、問題ありません。
マイクロソフトが低性能CPU搭載機に限って「割引」で売っている感じで、この仕様になるかと思います。
重さは、1.6kgです。
コンパクトな筐体の新設計で、大画面としては、軽めのモデルに仕上がっています。
ディスプレイは、15.6型のフルHD(ハイビジョン)解像度(1920×1080)です。
液晶も、光の写りこみが少なく、ワープロ作業にも非光沢液晶(ノングレア)です。
家庭用のほか、ビジネスにも利用しやすい作りです。
パネルは、広視野角で、目が疲れにくいIPS液晶の利用が明言されています。
ノートPC選びで最も重要な液晶の品質の部分で優れるのが、本機の良い部分でしょう。
CPUは HPの格安機は(インテルではなく)AMD系を採用します。
インテル系は「信者」が多いですが、インテルはCPUの製造プロセスの小型化(省電力化)にやや遅れを取りました。そのため、最新世代のCPUは例外として、格安機の多くは、同じ消費電力ならば、AMDの方が性能が良いです。
利用されるCPUは、「エントリーモデル」は、2コア2スレッドのAMD 3020e (1.2GHz ×2)です。ベンチマークが3000を割ってきますし、おすすめしません。
しかし、「ベーシック」だと、4コア8スレッドのAMD Ryzen 3 5350U(2.1GHz ×4)で、スコアは10000前後で「快適水準」です。
「スタンダード」だと、6コア12スレッドの、AMD Ryzen 5 5625U(2.2GHz ×6)で、「さらに快適」といえます。
なお上表は、スコアによるノートPCの快適度を(Atlasの感覚で)示したものです。
一般的な仕事・動画用として8000近くで「そこそこ快適」、10000を越えると「快適」といえます。
10万円前後の(激安ではない)標準的な国産ノートPCの入門機は、8000前後のスコアが平均的ですので、最下位機を例外とすれば、どれも水準をクリアします。
単純にスコア比でいえば、中位構成以上の場合、本機は費用対効果が高いと言えます
グラフィックス(GPU)は、統合型(CPUとメモリ共有)です。
最近は、ネットコンテンツなどが高度化してきたので、一般向けについてもGPU性能は無視できなくなってきています。
本機の場合、AMD 3020eがVega3、Ryzen 3 5300UがVega5、AMD Ryzen 5 5625UがVega7です。
GPUの性能差は、統合型はベンチマーク値として示しにくいです。クロック数とパイプラインをベースにすると、以上のようになります。
AMDは、もともと、GPUに強みを持つ会社で、この部分で強みがあります。本機は、後ほど見るインテル版がありますが、ベンチマークをみても、同じグレードではGPU部分はAMDが優位です。
メモリーは、下位機種でも4GB、上位機種だと8GBです。
メモリーもボトルネックになりやすい部分です。ある程度ハードに使うならば、上位機は魅力です。
なお、本機は、メモリーはスロット式なので(物理的には)交換可能です。ただ、開口は複雑ですし、メーカー説明書にも未記載(自己責任)です。
記憶ストレージは、SSDです。
最近のPCは、10万円以下のノートPCでも、HDDより「数倍高速」なSSDドライブを採用するノートPCがほとんどです。
PCIe3.0世代のM.2規格なので、現行水準としては、読込速度 3000MB/s あたりが、速度の最高値(理論値)です。
HDDの10倍以上は速く、また、S-ATA接続の旧来のSSDよりも高速です。
下位機種のSSDは、128GBと容量が少ないですが、世代もS-ATAなので、HDDより速いですが、この部分で、最新ではないです。
ネットワークは、注目点です。
本機は、Wi-Fi(無線LAN)は、Wi-Fi 6 (11ax)に対応し、Bluetoothも、接続安定性の高いBluetooth 5.0です。
なお、Wi-Fi 6は2021年頃から登場した新規格です。
従来のWi-Fi5(11ac)だと本機のようなアンテナ2本の製品は、最大876Mbps(109メガバイト/秒)にボトルネックがありました(理論上)。
Wi-Fi6の場合、同じアンテナ2本の製品で1201Mbpsですので、速度的なメリットが生じます。
また、速度だけでなく、家族が多いなどの事情における回線混雑時の通信安定性も、新技術で増します。
先述のように、2021年頃に普及した企画なので、多くの場合対応するルーターの買い換えがが必要です。このブログでは、【高速な無線LANルーターの比較記事】で説明しました。
インターフェースは、片側に(四角い)USB-A端子が2つと、反対側に(丸っこい)USB-C形状が1つです。
速度規格は、USB-A・USB-C端子とも、USB3.0です。
値段の高いノートPCではないですし、仕方ない部分です。
なお、このあたりの速度仕様に興味のある方は、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で、ある程度詳しく説明しました。
その他端子としては、プレゼン用にHDMI端子もあります。
BUFFALO LUA4-U3-AGTE-NBK
¥1,580 Amazon.co.jp (1/20執筆時)
一方、コンパクト設計なので、有線LAN端子は省略です。
どうしても必要な場合は、サードパーティのアダプタを利用します。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
キーサイズは、Fキーについては小さいですが、あとは普通のサイズです。
本機も、テンキー(数字キー)が左部分にあります。14インチまでの機種ではスペース的に難しいので、このサイズ特有です。
利便性の部分では、指紋認証機能を備えます。ただ、キー部分のバックライトは未装備です。
【2020年発売】
・ロジテック LDR-PMK8U2LBK
¥2,518 Amazon.co.jp (1/20執筆時)
DVDドライブは、軽量化の犠牲となっている部分で、別売です。
最近は利用頻度が少ないので、むしろこの設計でOKだと思います。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にあります。
必要な方は、後ほどご覧ください。
Officeソフトは、オプションです。
追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です(Sモード版除く)。
最新はOfffice 2021(その前は2019)ですが、最新版が選べます。
なお、パッケージ版を別に買われる場合は、このブログの【Microsoft Office 2021の比較記事】に値段や選び方を書いておきました。
オプションで選べるのはバンドル版です。この場合、他のPCでは使えないため、2つ以上のPCで使う場合は、正規版のほうが良いでしょう。
そのほか、動画チャット用にWebカメラも搭載です。
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以上、HP 15s-eqシリーズの紹介でした。
自宅でも使いたいが、持ちはこびもしたい方で、5万円以内の予算である程度大画面なモデルを揃えたい場合に「候補」です。
画面サイズが小さいモデルほど軽くはないですが、ドライブがない分薄いですし、「持ち運べないこともない」ですから。
CPUやSSDなどの性能は十分で、液晶モニターの品質もよい製品です。
一方、値段の上では下位機種に魅力はあります。しかし、先述のように、CPU性能が良くないため、選ぶならば中位機以上といえます。
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【2022年発売】
【エントリーモデルG3】15s-fq3033TU
7・HP 15s-fq3000 15s-fq3034-TU
¥52,800 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:Celeron N4500
メモリ:4GB
ストレージ:128GB SSD/SATA
【ベーシックモデルG4(S7)】15s-fq5039TU
8・HP 15s-fq5000 15s-fq5038TU
¥99,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU: Core i3-1215U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードモデルG3】15s-fq5041TU
9・HP 15s-fq5000 15s-fq5040TU
¥110,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU: Core i5-1235U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 非光沢
DVD:DVDスーパーマルチ
接続:USB-A (3.0) USB-C (3.0) HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー: 最大11時間
カメラ:92万画素前面カメラ
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
重さ: 1.6kg
保証:1年間
なお、2022年に、同じ本体グレードで「Intel系CPU」を搭載した製品がでました。
先述のように、Intel系は省エネ化の遅れで最近AMDに費用対効果で負けていました。ただ、この世代(第12世代)でだいぶ挽回したと言われます。
格安ノートPCでAMDに乗り換えた会社も少し復帰の動きがあり、本機もその流れです。
Celeron採用の下位機は、AMD系にもあったWindows11(Sモード)搭載の廉価版ですから「例外」ですが、それ以上は、上で見たAMD機と十分に張り合えています。
GPUも、クロック数で言えば、Core i3-1215U・ Core i5-1235U採用機ついては、AMD系のライバルとさして変わりません(上表中段・下段)。
(数は多くないので掲載しませんが)ベンチマークを見ても、中位機以上は、AMD系の同級機と「張り合える」ようになってきた感じです。
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結論的にいえば、HPの入門機については、費用対効果で言えば、AMD系がまだ少しだけ優勢に思います。
選ぶならばそちらでしょう。
【2021年発売】
【スタンダードモデルG3】(青は15-eh2063AU)
10・HP Pavilion 15-eh2062AU
¥98,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
11・HP Pavilion 15-eh2000 価格.com限定
¥93,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5625U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【スタンダードモデルG3】(青は15-eh2065AU)
12・HP Pavilion 15-eh2064AU
¥104,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
13・HP Pavilion 15-eh2000 価格.com限定
¥99,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5625U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 光沢 タッチ
DVD:
重さ:1.71kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー: 最大8時間
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
HP Pavilion 15-eh(AMD)は、HPのパビリオンシリーズに属するモデルです。
こちらについては、2022年モデル(G3)が最新です。
パビリオンで10万円で購入できるのは、スタンダードG3構成までです。
上位のパフォーマンスモデルG3だと、オーバーですので載せませんでしたが、同じ筐体なので、CPUは比較します。
なお、本機も、価格コム限定があります。仕様は同じですが、販売価格差は都度変わります。
パビリオンは、先述のように、HPの「中位ランク」の筐体です。
上でみたHPシリーズの本体と異なり、細部まで詰めた産業デザインで、10万円前後のPCと同等のエレガントさが「売り」です。
重さは、1.71kgです。
大画面ノートとして軽量です。
ただ、持ち運ぶのはオススメしません。
ディスプレイは、この機種は、タッチパネル搭載となります
もちろん、視野角の広く、目に優しいIPSパネルを採用します。画面左右のベゼル(額縁)も薄めで、スマートで格好良いです。
液晶は、本機は、タッチパネル対応の光沢液晶(ブライトビュー)です。
この場合、動画などの利用時色域が広く鮮やかです。
しかし、太陽の光が入るような明るい場所は、反射光が生じやすいため苦手です。
ワープロなど、長時間「見つめる」仕事をする場合、一般的に「非光沢液晶」が好まれるため、用途は限られるとも言えます。
その点で言えば、仕事やワープロ向きと言うより、インターネット視聴ほか、動画やゲームなどに強いと言える、家庭向きなPCです。
CPUは、AMD系列です。
CPUは、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5625U (2.3GHz×6)です。
10万円を超えますが、上位構成(パフォーマンス)だと、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 5825Uです。
CPUパワーは、同社の同じ価格帯のインテル系より、スコアは良いです。
Pavilionの場合、10万円以下でも「かなり快適」なスコア水準で、しかもコスパも良いdす。無理にRyzen7を選ばなくても良いかなと思います。
メモリーは、8GBです。
十分でしょう。
ストレージは、SSDです。
第3世代のPcieですので、速度も期待できます。
本機については、ユーザーによるメモリ増設が「不可」です。(Appleのように)デザイン性の高い薄型の機種の場合、この仕様が多いです。
Officeソフトは、オプションです。
追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です。
パッケージ版の値段と比較したい場合は、【Microsoft Office 2021の比較記事】に値段や選び方を書いてあります。
ネットワークは、11ax(Wi-Fi 6)に対応し、Bluetoothも、接続安定性の高いver.5です。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が両側に1つずつと、(丸い)USB-C形状が1つです。それに、HDMIが1つです。
よくあるオーソドックスな構成です。
速度は、(丸い)USB-C端子が(速度規格として)USB3.1です。
そのため、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で紹介したような、高速SSDをより速くつなげられます。
なお、本機は、電源アダプタ専用の端子もありますが、このUSB-C端子も充給電対応です。
【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介したモバイル電源から本機へ緊急給電すること、あるいは、そちらへの充電が可能です。
iPhoneについても【ライトニングケーブルの比較記事】で紹介したような対応ケーブルを買えば、USB-C端子から高速給電ができます。
キーボードは、本機も、テンキー(数字キー)が右側に付きます。
さほど変則配置もなく、良い仕様です。タッチパッドも少し大きめです。
その上で、指紋認証機能と、下位機種にはなかったキーのバックライトが搭載です。
【2020年発売】
・ロジテック LDR-PMK8U2LBK
¥2,800 Amazon.co.jp (1/20執筆時)
DVDドライブは、別売です。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にありますので、興味のある方は、後ほどご覧ください。
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以上、HPの15-eh0010AU の紹介でした。
ライバルが多い価格帯ですが、IPSパネルを採用した液晶パネルの採用や、スコアの良いCPU、SSDの搭載など、魅力的な機種です。
また、本体のデザイン性の部分ほか、USBの仕様など、細かい部分で同社の下位機種より使い勝手が向上しています。
売れ筋ですが、実際「売れる理由」はある機種です。
用途に応じて、「光沢液晶」である点だけ注意すれば、選んで良い機種だと感じます。
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【2022年発売】
【ベーシックモデルG2 S7】
(青:15-eg0523TU)
14・HP 15s-eq2000 15-eq2022TU
¥92,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
15・HP Pavilion 15-eg2000 価格.com限定
¥85,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU:Core i3-1215U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードモデルG2】
(青:15-eg2025TU)
16・HP Pavilion 15-eg2024TU
¥111,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
17・HP Pavilion 15-eg2000 価格.com限定
¥108,000 HP ダイレクト (1/20執筆時)
CPU: Core i5-1240P
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6 フルHD IPS 光沢 タッチ
DVD:
重さ:1.71kg
接続:USB-A (3.1)×2 USB-C (3.1)HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー: 最大7.5時間
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2019(追加購入)
保証:1年間
なお、このシリーズには、HP Pavilion 15-eg(インテル)という、インテル系CPUを採用するモデルもあります。
CPU以外の部分は同じです。バッテリーの保ちも(だいたい)同じです。
スコアは、AMD系が採用していた5265Uに対して、10万円以下で買えるベーシックモデルG2は、負けています。コア数も6コア8スレッドです。
しかし、10万を「ちょい」越える上位機については、12コア16スレッドでAMD系に負けない17000前後の数字を出します。
先述のように、近年はAMDに費用対効果で負けていた部分がありましたが、Intelも第12世代で、低消費電力CPUの一部の性能向上があり、この結果になっています。
---
結論的にいえば、(いわゆる)インテル信者でも、スタンダードモデルG2については、スペック面でも気兼ねせずに購入できそうです。
【2021年発売】
【スタンダードモデルG2】
18・HP ENVY x360 15-ee0012AU
¥102,300 HPダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5300U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【パフォーマンスモデルG2】
19・HP ENVY x360 15-ee0014AU
¥114,000 HPダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 5700U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPSタッチ 光沢
ドライブ:
重さ: 1.98kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-Fi6
バッテリー:最大17時間
カメラ:92万画素Webカメラ
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2019(追加購入)
保証:1年間
つづいて、HPのENVY x360の紹介です。
先述のように、筐体の違いでHP機はグレードがあります。
ENVYシリーズは、上でみた、パビリオンシリーズの上位モデルです。
10万を多少上回る価格になります。
本機は、写真のように立て掛けて、タブレット的にも利用できるコンセプトの製品です。
重さは、1.98kgです。
回転のギミックがあるので、下位機種より多少重いです。
ただ、薄さの部分で17mmと薄くスタイリッシュです。
筐体もアルミ合金であり、10万円以下の製品としては「高級感」も感じます。
画面サイズは、15.6インチです。
本機もタッチディスプレイです。
もちろん、IPS液晶採用のフルHD解像度の製品です。パネルは、光沢仕様なので、ワープロなどより、動画やゲームに向くでしょう。
ただ、この部分は「突き詰めれば」という話で、過度に気にする必要はないです。

CPUは、同社の下位機種でみたAMD系CPUと同じです。
6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5500U(2.1GHz×6)、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 5700U(1.8GHz×8)選択可能です。
スコアは双方とも10000を超えます。CPUの部分で不満を感じることは少ないでしょう。
どちらの構成でも、メインマシンとして、十分に使えます。
メモリーは、8GBです。
本体が薄いタイプはどれもたいていそうですが、あとから増設ができない仕様です。
必要に応じてカスタマイズしてください。ただ、8GBでも十分でしょう。
ストレージは、SSDで512GBです。
速度的にも、PCIe NVMe M.2仕様なので、高速といえます。
ネットワークは、本機も、最新のWi-Fi 6に対応し、Bluetoothも5.0です。
インターフェースは、USB-A形状が両側に1つずつと、USB-C形状が1つです。
USB-Cは、本機もUSB3.1クラスで、しっかり、高速接続に対応します。
プレゼン用にHDMI端子もあります。
電源は専用端子がありますが、USB-Cを利用しての給電(USB-PD)も可能です。
カメラは、動画チャット用が搭載です。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
ENVYシリーズの筐体はシャーシがしっかりしていて、キーもフルサイズなので、他社の同価格帯製品に比べても、この部分は優秀です。
オフィスソフトは、未付属です。
下位機種と同じで、追加はできます。
DVDドライブは、非搭載です。
必要な方は、このブログの【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】をご覧ください。
バッテリーは、最大17時間とかなり長めです。
そのほか、スピーカーが(なにげに)Bang & Olufsen製ユニットである部分は強調できます。
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以上、HPのENVY x360の紹介でした。
Office込みだと10万円を越えそうですが、CPU、液晶性能、タブレット的な可変性、高速で容量の多いSSDストレージなど、この価格帯では、総合力が高いです。
液晶が光沢系で、動画に強い仕様ですので、主に、家庭用で、動画視聴などを含めたエンターテインメント系に強そうな上位機、と言えます。
その用途ならば、特にオススメできます。
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なお、HPについては、10万円以内のノートPCとして、これ以外に、HP ProBook 450 G8という系列もあります。
ただ、法人ストアで扱われる法人用になるため、今回は紹介しません。
1-2・LenovoのThinkPad(15.6型)
続いて、レノボが販売するThinkPadです。
米国のIBMが販売していた時代からの古参のファンも多いブランドです。ビジネス用のThinkBookと合わせてみていきます。
【2022年発売】
20・ThinkPad E15 Gen 4 (AMD) 21EDCTO1WWJP1
¥97,164 Lenovoダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 3 5425U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0) USB-C (3.1) USB.2.0 HDMI
バッテリー:最大14.1時間
【2022年発売】
21・ThinkPad E15 Gen 4 (Intel) 21E6CTO1WWJP6
¥98,637 Lenovoダイレクト (1/20執筆時)
CPU: Core i3-1215U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
接続: USB-A (3.0) USB-C (4.0) USB HDMI
カメラ:HD 720p カメラ
バッテリー:
【2020年発売】(旧シリーズ)
22・ThinkPad E15 Gen 2 (Intel) 21E6CTO1WWJP6
¥101,090 Lenovoダイレクト (1/20執筆時)
CPU:Core i5-1135G7
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
接続: USB-A (3.0) USB-C (3.1) USB HDMI
カメラ:HD 720p カメラ
バッテリー:
モニター:15.6型 フルHD IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.78kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6 LAN
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
ThinkPad E15 Gen 4 (AMD) とThinkPad E15 Gen 4 (Intel) は、レノボのThinkPad Eシリーズの最新製品です。
他機もありますが、10万円前後で買えるのは、AMD系とIntel系CPU採用のこれらだけになります。
旧世代になるThinkPad E15 Gen2も在庫が見られるので同時に見ていきます。
キーボードは、伝統の「赤ボッチ」トラックポイントを装備です。
アメリカのIBMから引き継いだもでるで、コアなファンが多いです。
凹みのついたパンタグラフ式のキーボードは押し味が良いです。剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。
本機もテンキーが右に付属します。テンキー部分の「独立感」は他社よりあるため、(デスクトップ向けの)フルサイズキーボードに最も近いと言えるでしょう。
いずれにしても、ThinkPadは、Windows系のノートPCでは、レッツノートやVAIOの上位機と並び、伝統的に入力システムは信頼されています。
なお、バックライトは全機種ありますが、指紋センサーは、ThinkPad E15 Gen2のみです。
重さは、約1.78kgです。
構成によって少し変わりますが、いずれにしても持ち運ぶには、やや重めの水準でしょう。
昔はこれくらいの重さを持ち歩く人もいましたが、モバイルPC性能の向上で最近はめったに見かけません。
液晶画面は、非光沢の15.6インチのIPS液晶です。
同社の格安モデルは、視野角の劣るTN液晶の場合もありますが、こちらはIPSです。
CPUは、AMD系とIntel系CPUが選べます。
AMDの場合、4コア6スレッドのAMD Ryzen 3 5425U (2.7GHz ×4)、Intelの場合は、6コア8スレッドの Core i3-1215U (1.2GHz ×6)です。
いずれも、先ほど示した「快適」水準を超えます。
クロック数はインテル系は低め(1.2GHz)ですが、ターボ時で比べるとそう変わらないので、AMDと同じくらいのスコアになっています。
ただし、Intel系CPUのほうが電力を使うので、付属のACアダプタも65Whで、この部分の効率は悪めです。そこを含めて、AMDのほうがすこし良いです。
なお、旧機(core i5-1135G7)は、2020年発売で世代が古いの4コアです。Core i5ながら、Core i3より能力が劣ります。今だと、すこし選びにくいように思えます。
GPUは、CPUとの統合型です。前者がAMD系、後者がIntel系搭載のものです。
統合型は比べにくいのですが、クロックは、前よりはAMDの優位性はなくなっています。
ただ、費用対効果でいうとやはり、AMD系のがスペックはやや良いです。
PC4-25600 DDR4 SDRAM 32GB
¥15,900 Amazon.co.jp (1/20執筆時)
メモリーは、8GBです。
ビジネス用では、メモリーが多い方がCPUが強いよりも快適度が増す場合も多いです。
その辺を考慮しています。
オンボード(8GB)ですが、1スロットは着脱可能なので、そこに最大32GBまで増設も可能です。
ストレージは、256GB SSDです。
世代としては、現世代は4thになったので、速度での不満はないと思います。
ネットワークは、最新の高速規格のWi-Fi 6に対応し、Bluetoothも5.2です。
そのほか、有線LAN端子もあります。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が1つです。
なお、USB-Cは、充電にも利用します。
速度は、USB-Aは、USB3.0 とUSB2.0です。
片側は速度が期待できないため、マウス用と言えます。
USB-Cは、USB3.1です。Intel系CPU採用機は、さらに速いUSB4.0です。
充電にも使うので、USB-PDは対応です。
AMD系は45W以上、Intel系は65Wのモバイルバッテリーからならば、速度低下なしで給電もできるでしょう。
バッテリーは、AMD系は最大14.1時間です。
Intelは執筆時、計測中表記でした。
オフィスソフトは、オプションです。
Personalは通常25,400円、Businessは31,900円です。
期間限定割引の際はより安くなりますが、市販版と異なり「そのPCのみ利用できる」ライセンスですので、別に買うのも手でしょう。
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以上、ThinkPad E15 gen4の紹介でした。
コアなThinkPadの愛用者で、自宅に比較的安めのノートPCを置きたい場合は選択肢になるでしょう。
スペックを優先するならば、AMD系でしょう。Intel系は、USB4.0採用の部分が勝ちますが、USB3.1で十分な速度が出ますので。
使ったことのない方でも、堅牢なキーボードなど使い勝手の部分で優秀ですので、ビジネス用の場合は選択肢になります。
ThinkPadは、同社の一般機(ideapad)に比べると、1万円前後高くなるのですが、使い心地の部分でその意味はあるでしょう。
【2021年発売】
【価格コム限定】21DLCTO1WWJP5
23・Lenovo ThinkBook 15 Gen4 AMD
¥69,960 Lenovoダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5625U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi5
【価格コム限定】21DLCTO1WWJP2
24・Lenovo ThinkBook 15 Gen4 AMD
¥79,200 Lenovoダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 5625U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6E
【通常型番】 21DLCTO1WWJP6
25・Lenovo ThinkBook 15 Gen4 AMD
¥97,790 Lenovoダイレクト (1/20執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 5825U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6E
モニター:15型 フルHD IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 1.7kg〜
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C(3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.2 Wi-Fi6
バッテリー:最大12時間
カメラ:HD 720p カメラ
OS:Windows 11
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
ThinkBook 15 Gen4 AMDは、レノボのノートPCです。
こちらは、ThinkPadではなく、同社のスタンダードラインなので、先述の「赤ボッチ(トラックポイント)」はありません。普通のタッチパッドです。
その代わり、ヒンジの工夫で、ミーティングなどの際にフラットにしても使いやすい工夫があります。
一方、製品名に「Think」が製品付くことからも分かりますが、端子構成や、キーボード配置などの部分で、本機も「ビジネス」よりといえます。
重さは、1.7kgです。
モデルによって少し重さは違いますが、基本的にThinkPad系より(多少)軽量です。
画面サイズは、15インチワイドです。
解像度は、フルハイビジョンで、IPS液晶の非光沢です。
執筆時はみられなかったですが、格安構成にする場合、このシリーズはTN液晶のオプションはあるので、そこは注意してください。
CPUは、本機はAMD系CPUを採用します。
AMD Ryzen 5の場合、6コア12スレッド(2.3GHz ×6)AMD Ryzen 7だと8コア16スレッド(2GHz ×8)です。
一応、この系列には、Ryzen 3 5425Uもありますが、執筆時に採用機はありません。
スコアはいずれも「かなり快適」な15000を越えます。
ThinkPadと比べると、キーボードや筐体の堅牢性は劣りますが、その分、ベースとなるCPUを「贅沢」にしています。
デンキヤに置かれる他社機だと20万円強のノートPCにも及ぶ数字です。
GPU(グラフィックス)は統合型です。
統合型ながら、相当良いスペックです。
ベンチマークを見ると、上位機ならば、最近のApple M1に及ばない位の数字なので、1-2世代前の(統合型でない)単独ビデオカード搭載の入門機と比します。
下位機でも統合型としては、優秀ですが。
PC4-25600 DDR4 SDRAM 32GB
¥11,900 Amazon.co.jp (1/20執筆時)
メモリーは、8GBからです。
オンボードですが、スロットはあるので、最大16GBまで増設は可能です。
記憶ストレージは、高速な M2規格のSSDです。
容量はグレードで変わります。
Wi-Fi(無線LAN)は、Wi-Fi6E(11ax)に対応します。
こちらはWi-Fi6の「進化形」になります。違いについては【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で書きましたが、新しいため「空いている」6Hz帯を使える点と、チャンネル数が多い点で、通信安定性がより高まります。
対応ルーターが必要な部分もありますので、詳しくは【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で書きました。
ただし、下位機は、(逆に)Wi-Fi6に比べても1世代古いWi-Fi5のユニットです。こちらだけ512GBのSSDでも安いのは、ユニット部分が旧式だからと言えます。
Bluetooth 5にも対応です。有線LANポートも付属します。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が2つです。
ただし、USB-C端子のうち1つは、本体の充電にも利用します。
USB-A端子は、USB3.0が2つです。
片側は、Powered USB(=常時電源供給)です。
USB-Cは、速度規格がUSB3.1が2つです。
そのほか、HDMIも付属します。
キーボードは、キー間が離れたアイソレーションではありますが、ThinkPad系に比べると、この部分にこだわりはないです。
バッテリーは、最大12時間です。
オフィスソフトは、オプション対応です。
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以上、ThinkBook 15 Gen 4の紹介でした。
強力なCPUですが、割と格安な値段で手に入るのが魅力と言えます。
USBやディスプレイも問題ない水準でありつつ、CPUは強力なのでお買得感はあります。
一方、ThinkPad系と違って剛性やキーの打ちやすさへの配慮はなく、(スピーカーなどを含め)家庭用向きの配慮がある IdeaPad系と違って、ストイックなビジネス用です。
ようするに「格安なビジネス用」といえますが、そのような目的で探している場合、本機が良いかと思います。
次回の予告
大画面ノートパソコンのおすすめ結論的にこれ!
というわけで、今回は、15型の大画面ノートPCを紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・大画面ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:DELL
2-3:NEC
3・大画面ノートPCの比較 (3)
3-1:ASUS
3-2:最終的なおすすめ機種の提案【結論】
続く2回目記事【こちら】では、今回紹介できなかったレノボのideaPadシリーズなどをみたあと、米国のDELLのInspironシリーズ・NECのLavieシリーズを追加で紹介します。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編となる3回目記事(こちら)では、15.6インチノート全機種の中から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら