【今回レビューする内容】2024年 10万円以内・10万円前後の15.6インチ 16インチの大画面ノートパソコンの性能とおすすめ 4万円台〜10万円台:Windows11対応 ノートPC・オールインワン型ノート性能ランキング
【比較する製品型番】HP 15-fc0000 15-fc0001AU 5-fc0002AU 15-fc0003AU 価格コム限定 15-fd0000 15-fd0037TU 15-fd0038TU fd0226TU 15-fd0227TU 15s-fc 3000 15-fc0000AU 15-fd00TU HP Pavilion 15-eh3301AU 15-eh3302AU 15-eh3302AU 15-eh3003AU 15-eh3004AU 15-eh3005AU 15-eh3006AU 15-eg2000 15-eg3005TU 15-eg3006TU 15-eg3007TU 15-eg3008TU 15-eg3009TU 15-eg3010TU HP Victus by HP 15-fa1000 15-fa1258TX 15-fa1259TX 価格コム限定モデル ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5CTO1WWJP5 21M5000QJP 21M5000RJP 21M5000QJP 1M5000TJP 21M5000QJP 21M5CTO1WWJP4 ThinkPad E16 Gen 1 AMD 21JTCTO1WWJP2 21JT004BJP 21JT004DJP 21JT004BJP 21JT004CJP ThinkPad E16 (第13世代Intel ) 21JNCTO1WWJP2 21JN00H8JP 21JN00H9JP ほか
今回のお題
安くて性能の良いノートパソコンのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年9月現在、ノートパソコンの比較です。
だいたい「10万円以内」、高くても「15万円まで」の予算で買えるものを「サイズ別」にみていきます。
基本となるマシンパワー(CPU・GPU・メモリー)は、ベンチマークを交えて説明します。
そのほか、ストレージの速さや量(HDD/ SSD)や、液晶画面の見やすさ(IPS液晶/TN液晶)、USB端子の速度なども重視して各機を分析しました。
1・小型ノートPCの比較
サイズ:13.3・12.4インチ
重さ:1.25kg前後
予算:9万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
2・中型ノートPCの比較
サイズ:14インチ
重さ:1.5kg前後
予算:6万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(重め)
3・大画面ノートPCの比較
サイズ:15.6・16インチ
重さ:1.6kg以上
予算:6万円〜
用途:自宅・職場用の据置用
今回は、このブログの「ノートPCの比較記事」全体としては、3回目記事になります。
各社の15.6型と16型の大画面ノートPCを紹介していきます。
持ちはこびには向かないですが、据置用だと、画面を広く使えて便利なサイズです。
「オールインワンノートPC」も含めて、多くの機種を取りあげました。
ーー
1・大画面ノートPCの比較 (1)
1-1:HP
1-2:レノボ
2・大画面ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈続き〉
2-2:NEC
2-3:富士通
3・大画面ノートPCの比較 (3)
3-1:DELL
3-2:ASUS
4・大画面ノートPCの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、比較をはじめます。
以上のようなメーカー順に製品を比較していきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論では、全製品から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
ーー
1・VAIOのノートPCの比較
2・Surface Bookの比較
3・AppleのMacbookの比較
なお、Apple(MacBook)ほか、VAIOとマイクロソフトのノートPCは、別の記事を用意しています。
これらをお探しだった場合(今回の記事ではなく)上記リンクを直接お読み頂ければと思います。
よろしくお願いします。
1-1・HPの大画面ノートPC(15.6型)
はじめに、アメリカの大手PCメーカーであるHPの製品です。
何十年も前から日本に進出している、世界的なパソコンメーカーです。
HPのノートPCは、「筐体部分の形状・種類(品質)」の違いでの4ランクがあります。
10万円以内ではENVYシリーズまでが「射程圏」です。
1・パフォーマンスモデル
2・スタンダードモデル
3・ベーシックモデル
4・エントリーモデル
さらに、各シリーズ内に、CPU性能・メモリ・ストレージ量などの違いで、以上のような「性能ランク」が示されます。
「パフォーマンスモデル」が最上位で、「エントリーモデル」が最下位です。ただし、各シリーズ全てに全クラスがあるわけではないです。
またモデル番号の末尾には「G2(ジェネレーション2)」などの表記があります。これは、「第2世代」を示していて、細かい仕様のマイナーチェンジがあることを示します。
Sから始まる数字は、シーズン表記なのでとりあえず無視してもOKです。また、「マウスチキ」などのオマケ付きのほうが安い場合もありますが、上の基準だけをみていれば、価格を見誤ることはないでしょう。
結構「分かりやすい」区分なので、今回はこれを利用しながら、各機をみていきます。
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ここから先は、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。
【2023年発売】HP 15-fc0000
【ベーシックモデル】(エントリーモデルは別掲)
1・HP 15-fc0000 15-fc0001AU
¥64,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:AMD Ryzen 3 7320U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードプラスモデル】
2・HP 15-fc0000 15-fc0003AU
¥79,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7530U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 非光沢
DVD:
重さ: 1.63kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.0) HDMI
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6
バッテリー:10時間(MobileMark 2018)
カメラ:92万画素前面カメラ
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
HP 15-fc0000シリーズ は、アメリカのHP(ヒューレットパッカード)の製品です。
同社は、筐体(外観)のグレード数ランクあります。
また、同じシリーズ名でも「限定セット」などで保証や、セキュリティソフトが付属するモデルがあります。ただ「ベーシックモデルG2」ほか、モデル名が同じならば、どれも本体性能は同じです。
一方、「最安」はエントリーモデルですが、こちらはOSが特殊なので、あとで別に紹介します。
OSは、windows11 Homeを搭載します。
重さは、1.63kgです。
コンパクトな筐体の新設計で、大画面としては、軽めのモデルに仕上がっています。
ディスプレイは、15.6型のフルHD(ハイビジョン)解像度(1920×1080)です。
液晶も、光の写りこみが少なく、ワープロ作業にも非光沢液晶(ノングレア)です。
家庭用のほか、ビジネスにも利用しやすい作りです。
パネルは、広視野角で、目が疲れにくいIPS液晶の利用が明言されています。
ノートPC選びで最も重要な液晶の品質の部分で優れるのが、本機の良い部分でしょう。
CPUは、AMD系です。
「ベーシック」は、4コア・8スレッドのAMDのRyzen3 7320U(2.4Ghz×4)です。
「スタンダードプラス」は、6コア・12スレッドのAMDのRyzen5 7530U(2.0Ghz×6)です。
特に上位機は差があります。
ベンチマークでは16000超えなので、1.7倍ほどベーシックより良いです。
上表は、スコアによるノートPCの快適度を(Atlasの感覚で)示したものです。
一般的な仕事・動画用とし10000を越えると、入門機として普段の作業に苦なく使える、スタンダードな「そこそこ快適」水準といえます。
「ベーシック」は、しかし「合格水準」です。
10万円前後の(激安ではない)標準的な国産ノートPCの入門機は、10000あたりのスコアが平均的です。その水準をクリアします。
グラフィックス(GPU)は、統合型(CPUとメモリ共有)です。
最近は、ネットコンテンツなどが高度化してきたので、一般向けにもGPU性能は無視できなくなってきています。最近はIntel系も上位機は性能が良いですが、このクラスの統合型GPUだと、AMDにこの部分の強さがまだ目立つ印象です。
本機の場合、ベーシックまではAMD Radeon610M、スタンダードプラスはAMD RX Vega7です。
下位機種は、500前後ですが、最低減な水準はあります。
中位機以上だと、快適といってよい1000を超えます。デザインやAIを駆使した使い方をしないならば、これで問題ないです。
クロックほかパイプラインの太さが重要ですが、やはり下位機でも「快適」といってよい水準です。Windows向けの統合型GPUとして「優秀水準」です。
メモリーは、「ベーシック」で8GBです。
メモリーもボトルネックになりやすい部分ですが、これだけあれば問題ないです。
なお、本機は、「スタンダード」モデル以上だとメモリーはスロット式なので(物理的には)交換可能です。
ただ、開口は複雑ですし、メーカーも「ユーザーが交換できるタイプではない」とします。
記憶ストレージは、SSDです。
「ベーシック」でも256GBの容量と十分です。
最近のPCは、10万円以下のノートPCでも、HDDより「数倍高速」なSSDドライブを採用するノートPCがほとんどです。
PCIe3.0世代のM.2規格なので、現行水準としては、読込速度 3000MB/s あたりが、速度の最高値(理論値)です。
HDDの10倍以上は速く、また、S-ATA接続の旧来のSSDよりも高速です。
ネットワークは、注目点です。
本機は、Wi-Fi(無線LAN)は、Wi-Fi 6 (11ax)に対応し、Bluetoothも、接続安定性の高いBluetooth 5.0です。
なお、Wi-Fi 6は2021年頃から登場した新規格です。
従来のWi-Fi5(11ac)だと本機のようなアンテナ2本の製品は、最大876Mbps(109メガバイト/秒)にボトルネックがありました(理論上)。
Wi-Fi6の場合、同じアンテナ2本の製品で1201Mbpsですので、速度的なメリットが生じます。
また、速度だけでなく、家族が多いなどの事情における回線混雑時の通信安定性も、新技術で増します。
先述のように、2021年頃に普及した企画なので、多くの場合対応するルーターの買い換えがが必要です。このブログでは、【高速な無線LANルーターの比較記事】で説明しました。
インターフェースは、片側に(四角い)USB-A端子が2つと、反対側に(丸っこい)USB-C形状が1つです。
速度規格は、USB-A・USB-C端子とも、USB3.0です。
値段の高いノートPCではないですし、仕方ない部分です。
なお、このあたりの速度仕様に興味のある方は、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で、ある程度詳しく説明しました。
その他端子としては、プレゼン用にHDMI端子もあります。
BUFFALO LUA5-U3-AGTE-NBK
¥1,980 Amazon.co.jp (9/5執筆時)
一方、コンパクト設計なので、有線LAN端子は省略です。
どうしても必要な場合は、サードパーティのアダプタを利用します。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
キーサイズは、Fキーについては小さいですが、あとは普通のサイズです。
本機も、テンキー(数字キー)が左部分にあります。14インチまでの機種ではスペース的に難しいので、このサイズ特有です。
利便性の部分では、指紋認証機能を備えます。ただ、キー部分のバックライトは未装備です。
DVDドライブは、軽量化の犠牲となっている部分で、別売です。
最近は利用頻度が少ないので、むしろこの設計でOKだと思います。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にあります。
必要な方は、後ほどご覧ください。
Officeソフトは、オプションです。
追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です。
なお、パッケージ版を別に買われる場合は、このブログの【Microsoft Office 2021の比較記事】に値段や選び方を書いておきました。
オプションで選べるのはバンドル版です。2つ以上のPCで使う場合は、正規版のほうが良いでしょう。
そのほか、動画チャット用にWebカメラも搭載です。
バッテリーは、MobileMark 2018の測定基準で11時間との表記です。
昔から使われている指標で、日本で多いJEITA2.0と同じほど「甘め」な基準の試験です。
なお、最も測定基準が厳しい「MobileMark 25」ほか、各企業で使う指標は乱立しています。測定基準が異なりすぎて、メーカー間での持続時間は比較しにくいです。
一応、上表で一般的なJEITA2.0に換算する場合の持続時間の目安を示します。しかし、CPUのメーカーや世代で大きく変わるので、あくまで「試験の厳しさの度合い」を示しただけものです。
なお、バッテリーは、スペックから客観的に比較しにくいので、今回の比較記事ではさほどまで重視しません。
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以上、HP 15-fc0000シリーズの紹介でした。
10万円以下の製品としてはスペックはスタンダードですし、他社機と比べる際の基準とすると良いかなと思います。
自宅でも使いたいが、持ちはこびもしたい方で、ある程度大画面なモデルを揃えたい場合に「候補」です。
画面サイズが小さいモデルほど軽くはないですが、ドライブがない分薄いですし、「持ち運べないこともない」ですから。
CPUやSSDなどの性能は十分で、液晶モニターの品質もよい製品です。
「ベーシック」でも十分な性能ですが、セール時は、10万円以下となることもある「スタンダードプラス」は、CPU性能の部分でハイクラスですし、コスパも良いように見えます。
ただ、HPシリーズは、筐体部分の加工などが簡易的なのでやはり「入門機」という表現が適当です。そのため、あとで見る、上位筐体を使用したシリーズと、値段を含めて比較することは重要でしょう。
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【2024年発売】(エントリーモデルは別掲)
【ベーシックモデル】(執筆時完売)
3・HP 15-fd0000 15-fd0037TU 15-fd0038TU
¥(98,000) HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:Core i3-N305
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードモデルV2】
4・HP 15-fc0000 15-fd0226TU 15-fd0227TU
¥116,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:Core i5-1334U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 非光沢
DVD:
重さ: 1.64kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.0) HDMI
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6
バッテリー:7,5時間(MobileMark 2018)
カメラ:92万画素前面カメラ
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
なお、HPのスタンダード機(HP 15-fd0000)は、インテル製CPUを採用する製品も選べます。
10万円前後という今回の「縛り」だと、以上が選択肢です。
変わるのは、CPU(GPU)の部分です。
ベーシックは、8コア8スレッドのCore i3-N305(0.8GHz×8)で、スタンダードは、10コア12スレッドのCore i5-1334U(1.3GHz×2 + 0.9GHz×8)
性能面では、AMD採用の「ベーシック」・「スタンダード」と大きな差はないですが、割引を含めて、価格は少し高めに思います。
その上で、消費電力の関係で、バッテリー持続時間がやや悪いです。
結論的にいえば、やはり、スペックで選ぶならば、 格安機はAMD系です
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【2023年発売】
【エントリーモデル】
5・HP 15s-fc 3000 15-fc0000AU
¥39,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:Athlon Silver 7120U
【エントリーモデル】
6・HP 15-fc0000 HP 15-fd0035TU 15-fd0036TU
¥58,500 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:intel N100
モニター:15.6フルHD IPS 非光沢
メモリ:4GB
ストレージ:128GB SSD/PCIe
DVD:
重さ: 1.59kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.0) HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー:11時間(MobileMark 2018)
カメラ:92万画素前面カメラ
OS:Windows 11 S
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
このほか、 HPシリーズだと、インテル系・AMD系ともに「エントリーモデル」が展開されます。
ただ、このラインは特殊で、搭載されるWindowsが、Windows 11 Home Sモードです。
不可逆的に解除はできますが、Windowsストアの製品以外インストールできなくしています。途上国などに向けて、性能の劣るCPUのみ搭載を許されるライセンスです。
CPUは、それぞれ、2コアのAMD Athlon Silver 7120Uと、4コアのintel N100です。
価格は安いとはいえ、先ほどの機種との性能差は相当です。あえて言えば、Intel系のが少しスコアが良いですが、先述のように、GPUの部分を加味すれば、実際はそう変わらないでしょう。
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結論的にいえば、総統限られた用途でない場合、CPUだけみてもスペック不足と言えます。SSDやメモリー量も物足りません。
【2023年発売】
【スタンダードモデルG4】(執筆時在庫なし)
7・HP Pavilion 15-eh3301AU 15-eh3302AU
¥(97,000) HP ダイレクト (9/5執筆時)
8・HP Pavilion 15-eh3000 価格.com限定
¥(87,500) HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7530U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードプラスモデルG4】(青は15-eh3004AU)
9・HP Pavilion 15-eh3003AU
¥104,000 HP ダイレクト (9/5執筆時)
10・HP Pavilion 15-eh3000 価格.com限定
¥92,500 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7530U
メモリ:8GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【パフォーマンスモデルG4】(青は15-eh3006AU)
11・HP Pavilion 15-eh3005AU
¥124,000 HP ダイレクト (9/5執筆時)
12・HP Pavilion 15-eh3005 価格.com限定
¥107,500 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:AMD Ryzen 7 7730U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 光沢 タッチ
DVD:
重さ:1.71kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー:8時間(MobileMark 2018)
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
HP Pavilion 15-eh(AMD)は、HPのパビリオンシリーズに属するモデルです。
こちらについては、2023年モデル(G4)が最新です。
なお、本機は価格コム限定があります。仕様は同じですが、販売価格は都度変わりますので、確認してください。
パビリオンは、先述のように、HPの「中位ランク」の筐体です。
上でみたHPシリーズの本体と異なり、細部まで詰めた産業デザインで、10万円前後のPCと同等のエレガントさが「売り」です。
重さは、1.71kgです。
大画面ノートとして軽量です。
ただ、持ち運ぶのはオススメしません。
ディスプレイは、この機種は、タッチパネル搭載となります
もちろん、視野角の広く、目に優しいIPSパネルを採用します。画面左右のベゼル(額縁)も薄めで、スマートで格好良いです。
液晶は、本機は、タッチパネル対応の光沢液晶(ブライトビュー)です。
この場合、動画などの利用時色域が広く鮮やかです。
しかし、太陽の光が入るような明るい場所は、反射光が生じやすいため苦手です。
ワープロなど、長時間「見つめる」仕事をする場合、一般的に「非光沢液晶」が好まれるため、用途は限られるとも言えます。
その点で言えば、仕事やワープロ向きと言うより、インターネット視聴ほか、動画やゲームなどに強いと言える、家庭向きなPCです。
CPUは、AMD系列です。
CPUは、下位機種でもみた6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7530U (2.0GHz×6)です。
上位構成(パフォーマンス)だと、8コア16スレッドのAMD Ryzen 5 7530U(2.0GHz×8)です。
Pavilionの場合、10万円以下でも、入門機としては十分な水準である「そこそこ快適」なスコア水準を超えます。
しかもコスパも良いです。無理にRyzen7を選ばなくても良いかなと思います。
GPUは統合型で、それぞれVega7・vage8です。
最新ではないものの「快適」といえる水準(スコア1000)は超えます。
メモリーは、下位機でも8GBです。
十分でしょう。
ストレージは、SSDです。
第3世代のPcieですので、速度も期待できます。
本機については、ユーザーによるメモリ増設が「不可」です。(Appleのように)デザイン性の高い薄型の機種の場合、この仕様が多いです。
Officeソフトは、オプションです。
追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です。
パッケージ版の値段と比較したい場合は、【Microsoft Office 2021の比較記事】に値段や選び方を書いてあります。
ネットワークは、11ax(Wi-Fi 6)に対応し、Bluetoothも、接続安定性の高いver.5.3です。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が両側に1つずつと、(丸い)USB-C形状が1つです。それに、HDMI2.1が1つです。
よくあるオーソドックスな構成です。
速度は、(丸い)USB-C端子が(速度規格として)USB3.1です。
そのため、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で紹介したような、高速SSDをより速くつなげられます。
なお、本機は、電源アダプタ専用の端子もありますが、このUSB-C端子も充給電対応です。
【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介したモバイル電源から本機へ緊急給電すること、あるいは、そちらへの充電が可能です。
キーボードは、本機も、テンキー(数字キー)が右側に付きます。
さほど変則配置もなく、良い仕様です。タッチパッドも少し大きめです。
その上で、指紋認証機能と、下位機種にはなかったキーのバックライトが搭載です。
DVDドライブは、別売です。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にありますので、興味のある方は、後ほどご覧ください。
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以上、HPの15-eh0010AU の紹介でした。
ライバルが多い価格帯ですが、IPSパネルを採用した液晶パネルの採用や、スコアの良いCPU、SSDの搭載など、魅力的な機種です。
また、本体のデザイン性の部分ほか、USBの仕様など、細かい部分で同社の下位機種より使い勝手が向上しています。
売れ筋ですが、実際「売れる理由」はある機種です。
用途に応じて、「光沢液晶」である点だけ注意すれば、選んで良い機種だと感じます。
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【2022年発売】
【スタンダードモデルG3】
(青:15-eg3006TU)
13・HP 15-eg2000 15-eg3005TU
¥114,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:Core i5-1335U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【スタンダードプラスモデルG3】
(青:15-eg3008TU)
14・HP Pavilion 15-eg3007TU
¥114,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
15・HP Pavilion 15-eg3000 価格.com限定
¥89,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU:Core i5-1335U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【パフォーマンスモデルG3】
(青: 15-eg3010TU)
16・HP Pavilion 15-eg3009TU
¥134,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
17・HP Pavilion 15-eg3000 価格.com限定
¥99,800 HP ダイレクト (9/5執筆時)
CPU: Core i7-1355U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6 フルHD IPS 光沢 タッチ
DVD:
重さ:1.71kg
接続:USB-A (3.1)×2 USB-C (3.1)HDMI
通信:Bluetooth5.0 Wi-fi 6
バッテリー:最大7.5時間(MobileMark 2018)
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
なお、このシリーズには、HP Pavilion 15-eg(インテル)という、インテル系CPUを採用するモデルもあります。
CPU以外の部分は同じです。バッテリーの保ちも(だいたい)同じです。
スコアは、AMD系が採用していた7530Uに対して、10コア12スレッドのCore i5-1335U (1.7GHz×2 + 1.2GHz×8)は数字的に好成績です。
上位機のCore i7(1.7GHz×10)は数字が落ちます。2023年Q2に出たばかりなので数字については何とも言えません。ただ、シングルコアあたりの数字は良いですので、上位は上位ながら、そうそう差はなさそうだとは言えるでしょう。
いずれにしても、インテルCPUは12・13世代から、消費電力費での性能が大きく向上した結果、このクラスだとAMDより良さそうです。
GPU部分を含めても普通に処理するならば、こちらかと思います。
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結論的にいえば、現状だとAMDを含めて考えても、Intel系のCore i5-1335U構成がお買い得があると言えます。
【2023年発売】
【スタンダードプラスモデル】
18・HP Victus by HP 15-fa1000 15-fa1258TX
¥110,000 HPダイレクト (9/5執筆時)
CPU:intel Core i5-12450H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【スタンダードエクストラモデル】
19・HP Victus by HP 15-fa1000 15-fa1259TX
¥130,000 HPダイレクト (9/5執筆時)
CPU:intel Core i5-12500H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:15.6フルHD IPS 非光沢
ドライブ:
重さ:2.29kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.0) HDMI2.1
通信:Bluetooth5.2 Wi-Fi6E LAN
バッテリー:最大5.3時間(MobileMark 2018)
カメラ:92万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(追加購入)
保証:1年間
Victus 15(Intel) も、HPのノートPCです。
AMD系もありますが、執筆時、15インチで安めのものはありませんでした。
このシリーズは、仕事用ではなく「ゲーミング向け」のラインです。
後述するように単独のGPUを積んでおり、144Hzまでの高リフレッシュレート表示に対応できる機種です。
今回は、ゲーミング用ノートPCの記事ではないですが、グラフィック系の仕事の場合、選択肢になりそうな部分も感じたので紹介します。
重さは、2.29kgです。
強力なCPUとビデオカードを搭載するため、重めです。す。
画面サイズは、15.6インチです。
非光沢液晶のIPS液晶なので、普通に仕事に使っても問題ないです。
ただ、色域などに配慮したデザイナー向けではないですし、HDRにも対応しません。
CPUは、このシリーズ全体でいえば、以上のCPUが選べます。
ただ、最安だと6コア12スレッドのintel Core i5-12450H(2.0GHz×2 1.5GHz×4)、2番目だと12コア16スレッドのintel Core i5-12500H(2.5GHz×4 1.5GHz?×4)です。
CPUスコア的には、中位機でないと20000を越えないですし、ゲーミング用と考えればそちらでしょうか。
GPUは、一方、先述のように、単独のGPUを搭載です。
下位構成だと NVIDIA GeForce RTX 2050、上位機だと、NVIDIA GeForce RTX 4050です。
上位機は特に良いです。
ラップトップPC用のグラボで2023年登場です。この世代は、クロック強化があることから、PU共有型の上位版GPU(Vega系)はもちろん、2000・3000番台より大幅な強化があります。
性能は格段の差です。
GPU専用メモリーも6GB搭載しています。
GPUスコアは、下位機でも8000を超えてきます。
今回はゲーミング用メインの比較ではないですが、ビジネス用の最高水準を遙かに超える「ゲーミング級」です。
単独のGPUを搭載することで、画質を過度に犠牲にしない高リフレッシュレート処理ほか、単独のGPUから可能といえる遅延対策が利用できる部分が、「ゲーミングノートPC」らしいです。
ちなみに、このブログだと【ゲーミングモニターの比較記事】で、ゲーム系の表示技術についていろいろ書いていますが、エントリークラスならばノートPCの利用も「あり」だなと、今回調べて思いました。
一方、GPUを併用する場合、発熱しやすいので、しっかりした冷却ファンを搭載しますす。
廃熱による速度低下は心配なさそうですが、仕組み的に、騒音はあるでしょう。
メモリーは、16GBです。
ストレージは、SSDで512GBです。
速度的にも、PCIe NVMe M.2仕様なので、高速といえます。
ネットワークは、本機も、最新のWi-Fi 6Eに対応し、Bluetoothも5.2です。
なお、Wi-Fi6Eは、2022年登場の新規格で、新しく民間開放された6GHz帯が利用できるものです。
通信安定性が大きく高まりますが、話がそれるので、興味のある方は、このブログの【Wi-Fi6ルーターの比較記事】をご覧ください。冒頭で説明しました。
インターフェースは、USB-A形状が両側に1つずつと、USB-C形状が1つです。
ただし、USB-C、USB-AともUSB3.0クラスの速度に止まります。
カメラは、動画チャット用が搭載です。
96万画素の普通のHDカメラですが、超解像処理で、フルHDに(疑似的に)アップコンバートする仕組みがあります。画質部分も、ノイズリダクションほか、部屋の明るさを判別し、自動に画像を調整する機能もあります。
搭載マイクもノイキャンですし、(ゲーム)チャットに対する配慮もあります。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
イルミネーションこそないですが、しっかりアイソレーション式のキーボードで、(白の)バックライトもあります。
オフィスソフトは、未付属です。
DVDドライブは、非搭載です。
バッテリーは、緩めのMobileMark 2018基準で最大5.3時間です。
おそらく、GPUを酷使する場合より短くなります。これは、仕方ないでしょう。
スピーカーは、こちらも(なにげに)Bang & Olufsen製ユニットです。
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以上、HPのVictus 15(Intel)の紹介でした。
格安ゲーミングモニターとして基本性能を抑えたものでは、安めに思えました。
映像美の部分では、色域やHDRはスタンダードですが、しっかり、144Hzの高リフレッシュレートに対応しますし、カメラ・ネット速度・キーのバックライトほか、ゲーミングに必要な部分も、しっかりした装備にしています。
仕事でも、GPUを割と使う分野の場合は、選べるでしょう。ただ、騒音(発熱)とバーターではあるので、一般的な仕事には、さきほどまでみた、HPシリーズや、Pavilionシリーズどの「普通の」製品が良いかなと思います。
1-2・LenovoのThinkPad(15.6型)
続いて、レノボが販売するThinkPadです。
米国のIBMが販売していた時代からの古参のファンも多いブランドです。ビジネス用のThinkBookと合わせてみていきます。
【2024年発売】
【下位構成】(カメラ720p、指紋センサとbacklightなし)
20・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5CTO1WWJP5
¥92,357 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: AMD Ryzen 3 7335U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【中位構成】
21・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5000QJP
¥115,890 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
(オフィス2021付)
21・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5000RJP
¥140,690 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: AMD Ryzen 3 7535HS
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【上位構成】
22・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5000QJP
¥115,890 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
(オフィス2021付)
22・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5000TJP
¥159,590 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7535U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【価格コム限定:1】(カメラ720p、指紋センサとbacklightなし)
23・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5000QJP
¥92,367 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: AMD Ryzen 7 7735U
メモリ:32GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
23・ThinkPad E16 Gen 2 AMD 21M5CTO1WWJP4
¥99,800 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: AMD Ryzen 7 7735U
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe
モニター:16型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.81kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6 LAN
バッテリー:最大24.3時間(JEITA3.0b)
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.1) USB-C (3.1) (3.0) HDMI
OS:Windows 11 Home (Pro)
ソフト:Office 2021(付属モデルあり)
保証:1年間
ThinkPad E16 Gen 2 AMDは、レノボのThinkPad Eシリーズの最新製品です。
ThinkPadでは10万円前後で買えるラインナップになります。
下位構成は、正確には「カスタマイズ用」なので、上に書いたように、カメラがフルHDねないほか、バックライト・指紋センサも未装備です。付け足すことはできますが、価格は上がります。
一方、執筆時、価格コム限定となる2モデルがあります。
こちらも、装備の部分で差がありますが、CPUが最上位「プレミアム」です。この部分を豪華に考えたい方向けでしょう。
あとは、以下でみる性能面と、Officeの有無だけみればだいたいOKです。
OSは、Windows 11 Homeです。
ただ、最上位機のみ、Windows 11 Proです。
キーボードは、伝統の「赤ボッチ」トラックポイントを装備です。
アメリカのIBMから引き継いだもでるで、コアなファンが多いです。
凹みのついたパンタグラフ式のキーボードは押し味が良いです。剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。
本機もテンキーが右に付属します。テンキー部分の「独立感」は他社よりあるため、(デスクトップ向けの)フルサイズキーボードに最も近いと言えるでしょう。
いずれにしても、ThinkPadは、Windows系のノートPCでは、レッツノートやVAIOの上位機と並び、伝統的に入力システムは信頼されています。
なお、キー部分のバックライト・指紋センサーも装備です。
重さは、約1.81kg〜です。
構成によって少し変わりますが、いずれにしても持ち運ぶには、やや重めの水準でしょう。
昔はこれくらいの重さを持ち歩く人もいましたが、モバイルPC性能の向上で最近はめったに見かけません。
液晶画面は、非光沢の16インチのIPS液晶です。
色域は普通(sRGBで60%±)ですが、輝度は300ニトありますし、スペックに問題はないです。
一方、16インチ機の場合、解像度がWUXGA (1920 x 1200)です。フルHD相当ではありますが、縦横比が16:10なので、僅かに縦に長いです。
この仕様の場合、Officeソフトなどを利用する場合、縦長表示できます。
動画などをフルスクリーン表示する場合、隅に黒帯がやや多めにでますが、普通、アスペクト比は維持できるでしょうし、問題ないです。
CPUは、3種類です。
下位構成の場合、4コア8スレッドのAMD Ryzen 7335U (3GHz ×4)です。
中位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 7535HS (3.0GHz ×6)です。
上位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 7535U (2.9GHz ×6)です。
価格コム限定は、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7535U (2.7GHz ×8)です。
上位機・中位機でスコアが逆転しますが、消費電力は上位機が少ないのですが、バッテリーの保ちはほぼ同じです。 OSの違いはありますが、中位機がよさそうです。
一方、価格コムモデルも、スコア20000を越えており、力強いです。同じ世代のCPUで、こちらも消費電力効率も同じです。
先述のように、キーボードのバックライトなどの装備の部分で差はありますが、CPUだけ注目すれば選択肢でしょう。
CPUスコアは、下位機種でも、先ほど示した入門機の標準といえる「そこそこ快適」水準を大きく超えます。
普通の作業だと十分なレベルです。
GPUは、CPUとの統合型で、いずれもRadeon 660Mです。
1500前後のスコアですし、実用面で十分な水準です。問題ないです。
【8GB×2】(16GB/32GBもあり)
Crucial DDR5-4800 PC5-38400
¥8,380 Amazon.co.jp (9/5執筆時)
メモリーは、下位機種でも8GBです。
ビジネス用では、メモリーが多い方がCPUが強いよりも快適度が増す場合も多いです。
その辺を考慮しています。2スロットの増設で最大64GBまで認識させることが可能です。
ストレージは、下位機種で256GB SSDです。
世代としては、4thで、速度での不満はないと思います。
ネットワークは、最新の高速規格のWi-Fi 6に対応し、Bluetoothも5.2です。
そのほか、有線LAN端子もあります。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が2つです。
なお、USB-Cの、片方は充電にも利用します。
65W(USB-C PD)で、アダプタも付属です。
速度は、USB-Aは、いずれもUSB3.1です。
USB-Cは、充電に利用する方がUSB3.1で、そうでないほうがUSB3.0です。
端子数は十分ですが、USB-CのUSB3.1側が充電と共用なのは、高速ストレージ運用における注意点です。
なお、65W対応のモバイルバッテリーからならば、速度低下なしで給電もできるでしょう。
バッテリーは、こちらはJEITA3.0表記です。
この基準はアイドル時と動画再生時の2値を併記する規則です。
JEITA3.0bの基準で最大24.2時間、動画再生時(JEITA3.0a)も最大13.2時間 です。
指標が異なるので比較しにくいですし、換算も正確にはできませんが、JEITA2.0だと20時間は越えるでしょう。長めですし優秀です。
オフィスソフトは、付属モデルがあります。
永続版ライセンス、市販版と異なり「そのPCのみ利用できる」ライセンスです。
カメラは、フルHDカメラが搭載です。
この解像度の場合、顔認証(Windows Hello)に対応できます。
ただ下位機種だけ、解像度がHDになります。
また、指紋センサー、キーボードのバックライトも下位機のみ未付属です。
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以上、ThinkPad E16 Gen 2 AMDの紹介でした。
コアなThinkPadの愛用者で、自宅に比較的安めのノートPCを置きたい場合は選択肢になるでしょう。
使ったことのない方でも、堅牢なキーボードなど使い勝手の部分で優秀ですので、ビジネス用の場合は選択肢になります。
ThinkPadは、同社の一般機(ideapad)に比べると、1万円前後高くなるのですが、使い心地の部分でその意味はあるでしょう。
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このほか、大画面のEシリーズだと、以上の製品の展開もあります。
順番にみていきます。
【2023年発売】
【下位構成】(指紋センサー/バックライトなし)
24・ThinkPad E16 Gen 1 AMD 21JTCTO1WWJP2
¥79,860 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU:: AMD Ryzen 3 7330U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【上位構成】
(オフィスなし)Win11 Proは 21JT004DJP
25・ThinkPad E16 Gen 1 21JT004BJP
¥85,190 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
(オフィスあり)Win11 Proは 21JT004EJP
25・ThinkPad E16 Gen 1 21JT004CJP
¥114,840 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7430U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
モニター:16型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.77kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6 LAN
バッテリー:最大20.7時間(JEITA2.0)
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.1) USB-C (3.1) (3.0) HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2021(付属モデルあり)
保証:1年間
第1に、ThinkPad E16 Gen 1です。
1世代前のAMD系の製品で、下位機種として残ります。
CPUは、下位構成の場合、4コア8スレッドのAMD Ryzen 7330U (2.3GHz ×4)、上位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 7430U (2.3GHz ×6)です。
GPUは、下位機はVega6、上位機はVega7です。
現行機より若干弱いと言えますが、グラフィックスを酷使しない普通の仕事ならば、まだまだ問題ないでしょう。
【16GB】
PC4-25600 DDR4 SDRAM 16GB
¥7,073 Amazon.co.jp (9/5執筆時)
一方、新世代と比べる場合、メモリが1世代前のDDR4です。
片側オンボードすので、16GB増設で最大24GBまでです。
あとは、USB-Aの側の速度がUSB3.0となるほどの違いです。
こちらの場合も、下位機種だけは、指紋センサーとバックライトなしになります。
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結論的にいえば、GPU部分が若干弱いですが、CPU性能は、特に 上位のRyzen 5 7430U搭載機は、コア数が多い分、新機種(gen2)の下位機(Ryzen 3 7335U)より良いかなと思います。
こちらならば、カメラもフルHDで、キーのバックライト、指紋センサーもあるので、選択肢になりそうです。
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【2023年発売】21JNCTO1WW
【下位機種】(指紋センサー/バックライトなし)
26・ThinkPad E16 (第13世代Intel ) 21JNCTO1WWJP2
¥93,984 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
CPU: Core i5-13420H
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
OS:Windows 11 Home
ソフト:
【中位機種】(指紋センサー/バックライトなし)
27・ThinkPad E16 (第13世代Intel ) 21JN00H8JP
¥109,890 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
OS:Windows 11 Pro
【上位機種】(指紋センサー/バックライトあり)
28・ThinkPad E16 (第13世代Intel ) 21JN00H9JP
¥135,850 Lenovoダイレクト (9/5執筆時)
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
OS:Windows 11 Pro
CPU: intel Core i5-13420H
モニター:16型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.77kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6 LAN
バッテリー:最大13.9時間(JEITA2.0b)
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0) (2.0) USB-C (4.0) (3.1) HDMI
ソフト:Office 2021(付属モデルあり)
保証:1年間
第2に、ThinkPad E16 (第13世代Intel Core)です。
先ほどの機種を、インテル系CPUにしたモデルです。
セール中だと、上位機と下位機の値段差が逆転する場合があるので注意してください。
CPUは、10万円前後だと8コア12スレッドの Core i5-13420H (2.1GHz ×4 1.5GHz×4)が選べます。
ただ、同じCPUでも上位機だと構成が上位です。
メモリ・ストレージ量ほか、キーボードのバックライトや指紋センサーが付きます。つまり、下位機種もカスタマイズして「盛って」いけば、価格は逆転します。
一方、最新のAMD系(Gen2)と比べてもCPUスコア、18919と負けていません。
インテルはベースクロックは低めですが、スレッド数と、ターボ時のクロック数の違いからです。バッテリーの保ちも、そう変わりません。
GPUは、80EUsです。
AMDとは仕様差ががあるので単純には言えないものの、実際的にこの部分はAMDのが性能が良いです。
GPU部分がAMDの近年共通する強みです。
そのほか、接続端子の構成がAMD系と異なります。
本機もUSB-C給電ですが、空いているほうの端子(5番)がUSB4なので高速ストレージ運用に適します。一方、USB-A端子の片方(1番)がマウス用専用といえるUSB2.0になります。
利用するマザーボードの違いでしょう。あとは、同じです。
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結論的にいえば、ビジネス用で考える場合は、AMD系、インテル系どちらでも良いかなと思います。
ただ、グラフィック性能を重視する場合はAMD系が、一方、ストレージ利用時の利便性では、インテル系でしょうか。
ただ、僅差ではあるので、いずれもこだわりがない場合、CPUスコアが同じ機種同士で、「安い方」という選び方でも構わない気はします。
次回の予告
大画面ノートパソコンのおすすめ結論的にこれ!
というわけで、今回は、15.6型の大画面ノートPCの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・大画面ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈続き〉
2-2:NEC
2-3:富士通
3・大画面ノートPCの比較 (3)
3-1:DELL
3-2:ASUS
4・大画面ノートPCの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事【こちら】では、今回紹介できなかったレノボのideaPadシリーズなどをみたあと、NECと富士通の製品をみていきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編となる4回目記事(こちら )では、15.6インチノート全機種の中から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら