【今回レビューする内容】2025年 ミル付きの全自動コーヒーメーカーの性能とおすすめ・選び方:パナソニック 象印 シロカ アイリスオーヤマなど:人気製品の紹介と性能ランキング
【比較する製品型番】Panasonic NC-A58 NC-A58-K NC-A57 象印 EC-RT40 EC-SA40 EC-RS40 EC-CD40-TD EC-CB40-TD シロカ カフェばこSC-C271 SC-C271TD SC-A352 SC-A372 SC-A351 SC-A371STC-501 STC-A121 STC-A221 アイリスオーヤマ BLIAC-A600-B DGB-900PCJ2 SC-A211 SC-A211S(K) コーン式全自動コーヒーメーカー SC-C112 SC-C121 SC-C125 カフェばこPRO SC-C251ツインバード工業 CM-D457B CM-D465B メリタ アロマフレッシュ AFT1022-1B FG622-1B AFT1021-1B FG621-1B 山本電気 YAMAMOTO YS0005BK ラドンナ Toffy K-CM9 シナジートレーディング Gevi GV1001 GV1002 コイズミ KKM-1002 サンコー マイバリスタ TKCM25SSL クイジナート DGB-2KJ BRUNO BOE144 BOE144-BK BOE144-GRG ほか
今回のお題
全自動コーヒーメーカーのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今回は、2025年8月現在、最新の全自動コーヒーメーカーの比較です。
各機種に搭載されるミルの性能や抽出温度などに注目しつつ、挽き立ての豆の香りを楽しむのに最適な製品を探していきます。

1・全自動コーヒーメーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の解説【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:象印〈日本〉
1-4:シロカ〈日本〉
1-5:メリタ〈ドイツ〉
2・全自動コーヒーメーカーの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-2:ツインバード〈日本〉
2-3:その他の企業〈各社〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
1回目記事(今回)では、「選び方の基本」を解説したうえで、パナソニックや象印といった定番ブランドの製品を順に比較していきます。

3・エスプレッソマシンの比較 (1)
3-1:デロンギ〈イタリア〉
4・エスプレッソマシンの比較 (2)
4-2:ネスレ〈スイス〉
5・エスプレッソマシンの比較 (3)
5-1:イリー〈イタリア〉
5-2:ガジア〈イタリア〉
5-3:ソリス〈スイス〉
なお、デロンギやネスレの全自動機は、エスプレッソマシンとしての性格が強いため、本記事とは分けて扱います。こちらを探している方は、別記事のリンクをご覧ください
こちらを探している方は、上記のリンクをご覧ください。
抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、今回は各社の「全自動コーヒーメーカー」を比較していきます。
そして、最後の「結論編」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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よろしくお願いします。
6・紙フィルタ式コーヒーメーカー
7・ペーパーレスコーヒーメーカー
8・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の全8回のコーヒー関連記事の1つとして書いたものです。
1-1・自動式マシンの選び方の基本

具体的な製品の比較にはいる前に、全自動コーヒーメーカーの「選び方の基本」からです。
まずはコーヒーメーカーの動作順に沿って、ミルの性能から見ていきましょう。
1・ミルの性能
はじめに重要なのは「豆を挽く」部分、つまりミルです。
通常のコーヒーメーカーと比べると、この部分の性能差が大きく、味に直結します。

上表は、このブログの【電動コーヒーミルの比較記事】で書いた単品のミルの方式を「全自動コーヒーメーカー」用に書き換えたものです。

従来はプロペラ刃の製品(左図)が一般的でした。しかし、最近では一部メーカーから、単品ミルでも上位とされるコーン式(右図(を採用するモデルも登場しています。
上表のように、コーン式は、粒度の均一性、挽きムラの少なさ、豆に熱がこもりにくい点などで有利です。

また、プロペラ刃に比べて、回転制御がしやすく、粒度の細かい調整が可能で、動作音も比較的静かです。
一方で、形状の関係から掃除やメンテナンスがしにくいという弱点があり、「時短」を重視する全自動機ユーザーには必ずしも最適とは言えません。

パ ナソニックや象印は、プロペラ刃の改良型を採用しています。
刃の形状を工夫することで挽きムラを抑制し、従来のプロペラ刃の欠点を軽減しています。コーン式ほどの徹底度ではないものの、全自動式コーヒーメーカーとして言えば、十分に評価できる仕組みです。
ただし、プロペラ刃はモーターを高速回転させる方式のため、定格運転時間は1分未満に制限されます。業務用途での連続使用には向かず、この点はコーン式に比べ不利です。

このほかまた、ツインバードは「臼式」、シナジートレーニングは「フラット式」という、全自動式だと他社には少ない独自の方式を採用しています。
これらについては各製品の紹介部分で詳しく触れます。
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結論的にいえば、ミルの種類については、コーン式か、プロペラ刃の改良型が高い技術水準を持ち、味の面で有利です。
ただし、全自動コーヒーメーカーというジャンルの性格上、メンテ部分も重要と言えます。総合的に考えると、必ずしもコーン式だけが最適とは言えない点に注意が必要です。
2・フィルタの種類

つづいて、フィルタの種類についてです。
「全自動コーヒーメーカー」には、紙フィルター式とパーマネントフィルター式(メッシュ)の2種類があります。

第1に、紙フィルタです。
もっとも一般的で、多くの方になじみのある方式です。
コーヒーオイル(油分)が吸着されるため、すっきりとした、いわゆる「日本の喫茶店らしい味わい」に仕上がります。
第2に、パーマネントフィルタ(メッシュ)です。
やや珍しい形式で、破損しない限りは消耗品が不要です。
オイル分を通すため豆本来の個性が感じられ、コクの強い味になりますが、人によっては「重い」と感じる場合もあります。
(破けない限り)消耗品不要で利用できる形式です。
サイフォン式は、全自動だとないので、説明は省きます。
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一方、ここで注意すべきなのが「微粉」です。
プロペラ刃ミルは微粉が発生しやすく、紙フィルターなら除去できますが、パーマネントフィルターではそのまま抽出され、味に影響します。
このため、プロペラ刃+パーマネントフィルターの組み合わせは必ずしも相性が良いとは言えません。
微粉の発生が少ないコーン式ミルとの組み合わせであれば、パーマネントフィルターでも問題は少ないでしょう。---
結論的にいえば、「喫茶店の味」を好むなら紙フィルター式が無難です。
パーマネントフィルターは個性的な風味を楽しめる方式ですが、初めての方は紙フィルターと併用できる機種を選ぶと安心です。
3・お湯の温度
抽出温度も、コーヒーの味を大きく左右する要素です。
ドリッパーの形状(リブの数や穴の大きさ)によっても滞留時間が変わるため一概には言えませんが、全自動コーヒーメーカーの場合は「高温を安定的に出せるか」が各社の技術の見せどころになります。
全自動機の最高水準は、滴下前で約95℃、あるいは100℃のスチームを発生させる方式です。
その場合、粉に注がれる実際の温度は平均90℃前後となります。

ハンドドリップの場合、一般に90℃以上だと苦みが強め、90℃未満だと酸味が強く苦みがマイルドになると言われます。
ただし、良質な豆の場合は高温でなければ出にくい酸もあるため、一概には判断できません。
高温抽出は、豆の個性を引き出しやすいため、焙煎所や豆専門店では推奨されることが多く、欧州のECBC(欧州コーヒーブリューイングセンター)が定めるGOLD基準でも同様の温度帯が示されています。
一方、ハンドドリップの世界では、低温抽出を支持する声もあります。深煎り豆に対して80℃台を推奨するケースが代表例です。ただし、全自動コーヒーメーカーの場合、低温では安定した抽出が難しく、むしろ高温で安定的に抽出できる方が実用的と考えられます。
結局は、利用する豆の種類や焙煎度を変えて、自分の好みに合わせたほうが良いでしょう。
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結論的にいえば、今回の対象はハンドドリップではなく全自動コーヒーメーカーですので、「しっかり高温」が出せる機種を選ぶのが望ましいと考えます。
100gで400円以下の豆を使う場合、90℃以上で抽出できれば、豆の種類や焙煎度を問わず安定して美味しく仕上がります。

そのうえで、マイコンによる温度制御に工夫のある製品を選ぶのが理想です。
抽出温度については、「高温状態を終盤まで維持した方が良い」という意見もあれば、「高温が続くと終盤で雑味が出やすい」という意見もあり、諸説あります。ただ、いずれにしても、マイコンで細かく温度を制御できなければ、各社のそうした主張を再現することはできません。
したがって、温度制御機能は重要です。
特に雑味が残りやすいメッシュフィルター機種では、この温度管理が味の安定性を左右します。対策が盛り込まれている製品については、記事本編でしっかり取り上げていきます。
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以上、全自動コーヒーメーカーの選び方の基本の紹介でした。
1・蒸らし工程
2・シャワーの均一性
3・ドリッパーの工夫
4・サーバーの断熱性
このほか、上表のように、ほかにもみるべき点はもありますが、複雑になるため、各製品の解説のなかで順次触れていきます。
このあとは、冒頭で書いたメーカー純に、各社の「全自動コーヒーメーカー」を見ていきます。
1-2・パナソニックのコーヒーメーカー

はじめに、パナソニックの全自動コーヒーメーカーです。
20年以上前からある超ロングセラーの最新機です。Atlasも以前使っていました。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。

【2025年4月発売】
1・Panasonic NC-A58-K
¥20,000 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
最大容量:4杯分
サイズ: 幅152×奥行272×高さ349mm
【2018年発売】
2・Panasonic NC-A57-K
¥32,123 楽天市場 (8/17執筆時)
最大容量:5杯分
サイズ: 幅220×奥行245×高さ345mm
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:(高温抽出)
粗さ調整:2段階
ミル:改良プロペラ式
サーバー:ガラス製
NC-A58は、パナソニックの全自動コーヒーメーカーです。
ナショナル時代のNC-A25から続く20年以上のロングセラーです。2025年にフルモデルチェンジしました。昭和期のナショナル「CARIOCA」の伝統を受け継ぐ最新機となります。

NC-A58とNC-A57の主な違いはサイズです。
NC-A58は幅が152mmと、約5cmスリムになりました。
さらに味の選択肢に「ストロング」が追加され、合計3種6モードで抽出可能になっています。これは従来機が他社に劣っていた部分を改善した点で、評価できます。
抽出量は、5カップ(670ml)から4カップ(545ml)へと減少しました。
また、機構上の変更として、活性炭フィルター(2年交換の消耗品:AC95-119-K)が廃止され、カルキ(残留塩素)90%カットの沸騰浄水機能も省略されています。
これは、小型化に伴う仕様整理に加え、家庭用浄水器の普及や「ストロング」抽出に必要な初期高温確保が理由と考えられます。
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結論的にいえば、「時代に合わせた大幅な進化」と言えるため、抽出量の減少が許容できるならば「買い替えて良し」のモデルです。
従来機は耐久面で課題がありましたが、新機種では改善が期待できます。
ただし、従来機は「沸騰したお湯を浄水する」仕組みを備えており、カルキ臭対策では有利でした。このため、残留塩素が比較的多い地域では別途浄水器の利用を推奨します。逆に、東京・大阪の一部地域や井戸水利用の家庭では必須ではありません。
お使いでない場合、このブログの【家庭用浄水器の比較記事】で見ているパナソニックの蛇口式を含めた装備があったほうが良いかと思います。

サイズは、幅152×奥行272×高さ349mmです。
先述のように、幅が狭くなり、設置性は大幅に向上しました。
奥行はやや増えていますが、日本のキッチンではかえって収まりが良い場合もあります。
コーヒーポットは、カップ4杯までです。
全自動機としては標準的です。

豆の挽き方は、冒頭書いた区分では「改良プロペラ式」です。
一般的なプロペラ式と違って、多刃かつ縦型のプロペラカッターを採用しています。

一般的なプロペラ式より均一に挽け、無駄な粉砕が少なく、挽きムラは抑えられています。また、豆と水だけを設定すれば自動で杯数が調整されるため、操作が簡単です。
静音性は、小型化しましたが、悪化せず、従来通りに思います。
旧機からの買替ニーズもあるでしょうが、問題ないです。使い込む前の刃が新しいぶん、「静か」に感じると思います。

挽き分けは、ミルの下のフィルターを入替で対応します。
粗挽きと中細挽きの2種類が選べます。
さらにマイコン制御によるモード変更を組み合わせることで、最大6通りの挽き分けが可能です。
あくまでプロペラ式なので、そこまでの粒度調整はしませんが全自動コーヒーメーカーとしては、この2種類が選べれば実用上十分といえるでしょう。

【200枚】【2-4杯用】
カリタ ペーパーフィルター 102 1×2
¥788 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
コーヒーの抽出は、紙フィルターを使う方式です。
サイズは、1×2のSサイズ(102)が適当です。
抽出濃度はマイコン制御で、マイルド・リッチ・ストロングの3種から選択可能です。
挽き分けの2種類と組み合わせると6通り、さらにデカフェ(ノンカフェイン)専用モードを含めると合計7モードのバリエーションとなります。

コーヒーの味は、従来機は「日本の喫茶店風」のクリアな方向性だったと言えます。
一方、近年のメッシュフィルター人気を受けて、よりコクを重視する嗜好にも対応するべく「ストロング」が追加されました。
初期抽出(蒸らし)で高温を出す工夫によるもので、理にかなった改良です。ただし、紙フィルターを使用するため油分は除去され、基本的にはクリア系の味わいです。

温度制御については、同社が得意とする温度センサーとマイコンによる管理が活かされています。
高温を保つ沸騰循環、均一にお湯を注ぐシャワードーム、滴下を安定させる垂直注湯など、従来機の工夫も継承されています。

とくに、滴下の部分で言えば、ハンドドリップで言えばハリオ式ドリッパーに近い、雑味の少ない味の再現を目指していそうです。
抽出濃度は、「マイルド」と「リッチ」の2種類が選べます。
先述の挽き具合の違いと組み合わせることで、味に変化をつけることが可能です。

保温は、容器がガラス製です。
従来機と同様に「煮詰まりやすい」という欠点があります。
保温温度に工夫は見られるものの、重量センサーを搭載しているわけではなく、常に最適な温度というわけではありません。
熱々をキープする用途には向きませんので、必要に応じて電子レンジを使うか、このブログの【真空断熱タンブラーの比較記事】で書いたようななどの別製品を組み合わせるのが実用的です。

使用後のお手入れは、簡単です。
水容器は取り外して洗える構造です。さらに、ミル部分に直接水が通る仕組みのため、全自動コーヒーメーカーで最も面倒なミルのメンテナンスが容易になっています。
ただし、これは従来機と同様ですが、水通し洗浄を行うため、2回以上の連続抽出時には豆の保水率や油分の多い豆で不調になることがあります。その場合は拭き取りが必要です。
カルキ洗浄を怠ったり、経年で刃が摩耗してくると、この傾向は増えるように感じられます。
なお、プロペラ式全自動コーヒーメーカーは基本的に定格運転時間が1分未満と短く、連続使用を前提とした構造ではありません。大量に淹れるニーズがある場合は、杯数の多いモデルや、定格時間の制限が少ないコーン式・臼式のモデルを選ぶと良いでしょう。
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以上、 パナソニックのNC-A58の紹介でした。
味の方向性は従来機から変わらず「喫茶店系のクリア味」が中心ですが、新たに「ストロング」も選べるようになり、現代的な嗜好にも対応できるようになりました。
また、「蒸らし・抽出温度・水流の均一性」といった味と香りの要素を押さえつつ、タテ型プロペラミルによる粉の均一性も確保しています。小型化に伴う制約はあるものの、多くは慣れで解決できる範囲に収まっています。
総じて、この価格帯では有力な候補となる機種でしょう。。
1-3・象印のコーヒーメーカー

続いて、日本の象印の全自動コーヒーメーカーです。
誰でも知る白物家電の大手ですが、同社もコーヒーメーカーの古豪で、完全全自動式も出しています。

【2021年発売】EC-RS40-BA後継機
3・象印・珈琲通 EC-RT40-BA
¥19,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:95度
粗さ調整:2段階
ミル:改良プロペラ式
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:4杯分
サイズ: 幅345×奥行290×高さ430mm
珈琲通は、象印の全自動コーヒーメーカーです。

サイズは、 幅345×奥行290×高さ430mmです。
パナソニックの機種よりやや大きめです。
コーヒーポットは、4杯です。
パナソニックの2025年機以降と同じです。

豆の挽き方は、冒頭書いた区分では「改良プロペラ式」です。

刃の形状はパナソニックとは異なりますが、過剰に粉砕しない点で均一性が高いのが特徴です。
杯数設定をせずに投入した豆をすべて使う方式のため、操作はシンプルで便利です。

パナソニックと同様に、粗挽きと中細挽きの切り替えも可能ですが、コーン式のような細かい粒度調整には対応しません。

コーヒーの抽出は、ッシュフィルターとペーパーフィルターを選択できます。

ただし、プロペラ式は微粉が発生しやすいため、メッシュフィルター使用時には影響が出やすいのが難点です。
このため、象印は2021年の新機種から、取扱説明書で標準フィルターを「紙フィルター」と案内するよう変更しました。
一方で、浅煎り豆やデカフェを濃く抽出しようとすると、ペーパーフィルターでは溢れる場合があるため注意が必要です。共用構造ならではの象印特有の課題といえるでしょう。

また、小型マグ(高さ16.8cm・外径7cmまで・口径3cm以上)に直接抽出できる仕様も備えています。

象印 ステンレスマグ SM-ZB36
¥3,680 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
例えば、パッキン一体型メンテが楽な、同社の「シームレスせん」の同社の360mlクラスのマグならば、(ふたを外せば)この規格に該当します。

コーヒーの味は、同社も工夫があります。
抽出温度は、注目点です。
同社はこの部分に昔からこだわりがあり、水をヒーター部に2度通し、マイコン制御で前後に循環させる構造を採用しています。これにより95℃の高温を確保します。
さらに、ドリッパーをステンレス製かつ断熱構造にすることで、ドリップ時の温度低下を防いでいます。タンク内で一度沸騰させるパナソニック方式に比べ、実質的にはより高温でドリップしているといえるでしょう。
一方で、滴下するお湯の均一性については詳しい説明がなく、蒸らしもマイコンによる約20秒の制御にとどまります。センサーを用いてより細かく管理するパナソニックに比べると、温度の高さに重点を置いた「一点突破型」の設計といえます。
ただ、先述のように、温度管理は「諸説ある」部分です。「高温状況の持続性が大事」とする象印の哲学も、個人的には納得感を感じます。

濃度は、普通と濃い目の2種類です。
パナソニックの「マイルドとリッチ」に相当します。

保温は、保温性能は、象印の強みです。
同社が水筒などで培った真空二重構造を採用しており、長時間冷めにくい仕様です。この点はパナソニックより優れていると言えるでしょう。
お手入れには、分解して全体を丸洗いできる構造で、日常の清掃性は良好です。
ミル部もお湯が通る仕組みで洗いやすく設計されています。ただし、新機種ではクエン酸洗浄の推奨頻度が従来の「3か月に1度」から「4週間に1度」に短縮されています。
高温を維持するためにパイプ径が細い設計ゆえ、パナソニックよりもこまめなメンテナンスが必要になったと考えられます。
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以上、 象印の珈琲通 EC-RT40の紹介でした。パナソニックとどちらを選ぶか迷う機種です。
象印は、抽出温度の高さと、ステンレス製のサーバーが付くのが魅力です。
朝作って時間をかけて飲んでいくならば、象印を選んで良いでしょう。
パナソニックは、一方、得意のセンサー制御技術を使いながら、浄水、抽出温度、シャワー水流、蒸らしを、丁寧に管理しているのが特徴です。
この部分で、ペーパードリップに忠実なクリアな味を好む人には向いているように思います。
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【2020年発売】
4・象印・珈琲通 EC-SA40-BA
¥17,853 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:メッシュフィルタ(紙も可)
抽出温度:95度
粗さ調整:2段階
ミル:改良プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
サイズ: 幅240×奥行250×高さ320mm
なお、象印からは、2020年に下位機種となるEC-SA40という製品も登場しました。

違いは、サイズです。
従来機は、パナソニック機に比べて、ステンレス製サーバを採用する分、スペースが必要でした。
そのため「保温不要」な人に向けて、ガラスサーバーに変更しています。
一応、マイコン制御でに詰まりを防ぎつつ2時間保温する機能はありますが、基本的には「保温なし」設定で、使いたい方向きです。
小型化したので、先ほど紹介したマグ(水筒)は使えません。

抽出技術は、基本的に上位機と差はないです。
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結論的にいえば、確実に「保温しない」ならば、設置性ほか、値段の面で、本機を選んで良いと思います。
ただ、そうなると、用途的に、パナソニック機との比較になるでしょう。どちらがおすすめかは、記事の最後で改めて考えたいと思います。
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【2023年発売】
5・象印 珈琲通 EC-CD40-TD
¥6,403 楽天市場 (8/17執筆時)
【2014年発売】
5・象印 珈琲通 EC-CB40-TD
¥12,245 楽天市場 (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
サイズ:幅305×奥行150×高さ245mm
なお、象印の場合、「半自動」といえるEC-CD40のラインナップもあります。
新旧両機種ありますが、性能は同じです。

こちらもミル付きですが、プロペラカッターで引いた粉を手で移す必要があります。
性能的には、同社の製品としては珍しく、抽出温度の保証がない機種ですし、特段の見どころはないです。
1-4・シロカのコーヒーメーカー

続いて、日本のシロカの全自動コーヒーメーカーです。
デザイン面で優れ、また、ワンポイントの機能性もある白物家電のラインナップを近年増やしています。

【ガラスサーバー】
【2023年発売】(黒)
6・シロカ カフェばこ SC-A352
¥16,272 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【2019年発売】(銀)
7・シロカ カフェばこ SC-A351
¥20,200 楽天市場 (8/17執筆時)
【シロカストア限定】(シルバー)SC-A211SK
8・シロカ カフェばこ SC-A211
¥12,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【ステンレスサーバー】
【2023年発売】(シャンパンシルバー)
9・シロカ カフェばこ SC-A372
¥19,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【2019年発売】(黒)
10・シロカ カフェばこ SC-A371
¥20,480 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【一部店舗限定版】(執筆時在庫なし)(黒)
11・シロカ カフェばこ SC-A211S(K)
¥(12,980)
抽出方式:メッシュフィルタ
抽出温度:
粗さ調整:
ミル:プロペラ式
サーバー:ガラス製
最大容量:4杯分
濃さ調整:
サイズ: 幅162×奥行280×高さ264mm
カフェばこは、シロカのコーヒーメーカーです。
調理家電において最近目立っているメーカーです。

ポットが、ガラスの製品とステンレスの製品がありますが、本体部分は同じです。
2019年旧機種は、後述するテイスト調整の機能がない点が主な違いです。
シロカ限定(写真)は、ガラスサーバーですが、テイスト調整ほかさらに予約タイマーも省略となります。また、こちらだけ、給水タンクの外しが不可です。ただ、コーヒー豆が200gおまけで付きます。
このほか、こちらだけ、杯数ごとではなく、1−2杯、3-4杯で2モードの淹れわけなので、味の面でもやや差がつくと言えます。
一部店舗限定の SC-A211Sは、シロカ限定と同じ仕様で、サーバーをステンレスにしたものです。当然ですが、鮮度の関係でコーヒー豆は未付属です。
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結論的にいえば、価格差分の機能差はあると言えます。特にタンクの部分は、給水は「やかん」などを用意すれば良いですが、メンテ性は落ちるでしょう。
あとは、同じです。以下では、現行機をベースにみていきます。

サイズは、幅16.2×奥行28×高さ26.4cmです。
やはり、専有面積は少なめで済む機種です。
コーヒーポットは、4カップまでのコーヒーが一度に抽出可能です。
全自動式はこのスペックが標準です。

豆の挽き方は、プロペラ式です。
象印・パナソニックと違い改良型でないので、抽出杯数のボタン設定が必要です。
また、冒頭書いたように、コーヒー粉の均一性もイマイチでしょう。
中細挽きなどの挽き分けも非対応で、シンプルです。

コーヒーの抽出は、メッシュフィルターを使う方式です。
ただ、微粉が出やすいプロペラ式の相性は、あまり良くないとは言えます。

コーヒーの味は、メッシュフィルターなので、「油分が多めでコクが強い」傾向になります。
本機の場合、香りを引き出すために重要な「蒸らし」をマイコン制御で再現している点に見所があります。メッシュ式は、お湯が滞留しにくいため、この仕組みがあると「美味しく仕上がる」でしょう。
コーヒーの濃さは、24年機から、蒸らし時間の長短の調整で、リッチ・マイルドで調整されるようになりました。

保温は、下位機種がガラス製ポット、上位機種が、ステンレス製ポットです。
ただし、シロカの場合、ステンレスでも真空断熱ではなく、保温効果はない点は注意してください。
あくまで、「割れにくい」という利点のみです。
いずれにしても、基本的に淹れてすぐ飲むことを前提に作っている機種なので、30分後に電気が自動停止します。

使用後のお手入れは、やや複雑です。
メッシュフィルタとミルが一体であるため、ミル部分とフィルター部分を同時に掃除する必要があるからです。
また、どれもパーツが小さく、デロンギに比べて洗いにくいのがネックです。
そのほか、この機種は、本体に時計機能があり、タイマー設定ができます。
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以上、シロカのカフェばこの紹介でした。
わりと安めで全自動コーヒーメーカーが手に入るのがメリットです。
構造的な問題もないですが、メッシュフィルターしか使えないので、クリアな一般的なコーヒーの味とは異なる部分に注意が必要です。
また、微粉が多く、雑味も出やすいプロペラ式ですが、マイコン制御の蒸らしなど良い部分もあるので、全体として言えば、この価格帯ではおすすめできる製品です。

【2023年発売】(一部21年)
【ガラスサーバー】SC-C111後継機
12・siroca コーン式 SC-C112
¥20,537 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【真空二重ステンレスサーバー】
13・siroca コーン式 SC-C121
¥25,794 楽天市場 (8/17執筆時)
【真空二重ステンレスサーバー+ステンレスフィルタ】
14・siroca コーン式 SC-C125
¥19,800 楽天市場 (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:90度?
粗さ調整:無段階
ミル:コーン式
サーバー:上記参照
最大容量:4杯分
サイズ: 幅160×奥行270×高さ390mm
SC-C112は、同社の上位シリーズです。
3機種ありますが、大きくは、サーバーの違いです。
下位機は(煮詰まる)ガラス製ですが、中位機以上は、保温対応の真空二重ステンレスサーバーです。さらに、上位機は、ステンレスフィルターを装備しますので、ペーパーフィルタなしでも抽出できます。
ただし、中位機だけは、1世代前(2021年)なので、ミルの部分で、ひき時間(粒度)の設定が不可になります。
あとは、ほぼ同じなので、同時にみていきます。

サイズは、幅16×奥行27×高さ39cmです。
「設置性」は割と良好な機種です。
コーヒーポットは、4杯分です。
全自動式としては平均的です。
なお、上部には、100g分の豆容器(ホッパー)が付属します(約10杯)。推奨はしませんが、豆のストックは可能です。
入れたい杯数を入力してからの抽出となります。

豆の挽き方は、本機は、円錐型のコーン式(コニカル刃)です。
ここが最大の魅力です。

プロペラ式に較べて、挽きムラ・熱対策・微粉の少なさと「味」にかかわる部分で、性能が良いからです。
豆の味に最大限「こだわる」場合は、この機種は「ダントツ」です。
挽き具合も、粗挽きから細挽きまで無段階で調整可能です。
プロペラ式と違って、回転速度が遅いので、細かい調整が可能だからです。

コーヒーの抽出は、紙フィルターを使う方式です。
ただし、SC-C125は、ステンレスフィルターを利用することも可能です。
この場合、脂分が多めでコクのある味となります。

コーヒーの味は、コーン式だけ、コーヒー粉の質は最も期待できます。
なお、シロカは「理想的な抽出温度は90度」と宣言するものの、その抽出温度に対応するかは明示しません。

一方、本機には、味の面で、「マイルド」と「リッチ」の2種類が選択できます。
蒸らし時間(湯量・時間)でこの部分を調整しているとのことです。
保温は、下位機種はガラス製であり、30分限定の保温機能が付属します。
上位2機種は、ステンレスサーバーが付属し、電気を使わない保温に対応できます。
使用後のお手入れは、水タンクは外せる構造です。
ただ、ミルがコーン式なので、この部分のメンテは一手間必要です。
冒頭書いたように、全自動コーヒーメーカーは「時短」要素で選ばれる方が多い点から、コーン式が必ずしも上位とは言いにくい部分があります。
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以上、 シロカのコーン式全自動コーヒーメーカーの紹介でした。
味の部分では、コーン式は優秀です。ミルの部分では、明らかに優れた機種と言えます。とくに「アロマ」の引き出しやすさは、言及に値するでしょう。
一方、抽出技術の部分で、もうすこし説明が欲しい部分と、メンテのしにくさは課題です。いずれにしても、手間も含めて「楽しめる」方におすすめします。

【2022年発売】
【ガラスサーバー(6杯)】
15・シロカ カフェばこPRO SC-C251(K)
16・シロカ カフェばこPRO SC-C251(HL)
¥29,700 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【ガラスサーバー(6杯)+ステンレスフィルタ】
17・シロカ カフェばこPRO CM-6C261(K)
18・シロカ カフェばこPRO CM-6C261(HL)
¥26,720 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【真空断熱サーバー(4杯)】(24年追加)
19・シロカ カフェばこPRO SC-C271TD
¥29,250 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター(メッシュ可)
抽出温度:94度・84度
粗さ調整:無段階
ミル:コーン式
サーバー:ガラス製/ 真空断熱
最大容量:6杯分
濃さ調整:
サイズ: 幅166×奥行273×高さ421mm
カフェばこPRO SC-C251は、シロカの最上位機です。
1つ上でみた中位機は「カフェばこ」という名前を使いませんが、本機は下位機と同じこのシリーズ名です。

3系統あります。
CM-6C261Kは、通常別売の純正のステンレスフィルター(メッシュ)が付属です。
そのかわり、後述するデカフェコースが省略です。

シロカ SC-C251TCF(G)
¥(2,980) 楽天市場 (8/17執筆時)
フィルターににこだわる場合、チタンコートフィルターが別売されます。通常機でも使えるので、あとで買い足すでも良いでしょう。

SC-C271TDは、24年に追加された製品です。
こちらは、サーバーが真空断熱ですが、おそらく形状的な部分で、4杯までと少し少なめです。
デカフェコースはあります。ヒーターによる保温は(むろん)こちらはないです。
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結論的にいえば、杯数に問題がなければ、断熱サーバーのモデルが良いでしょう。

サイズは、幅166×奥行273×高さ421mmです。
同社の製品としては最も大きいです。「カフェばこ」とは言っても、LLサイズです。
なお、上部の豆ホッパーは200g入ります。

コーヒーポットは、6杯分です(真空断熱は4杯)。
面白いのは、水量自動計量です。
適当に水を入れても、指定した杯数に応じて水量(と豆量)を自動で使う仕組みです。
メリタほか、他社機でも搭載例はありますが、シロカでは初装備です。
本機は、0.83Lと割と水タンクに水量が多めに入るので、1日に2-3度、少量ずつ淹れたいという場合、ここは利点になります。
コーヒーカスだけ捨てれば、2度目からは1アクションでコーヒーが入るからです。
残り水の衛生性の問題はありますが、72時間経過後に水替えサインがでる仕様で、対策があります。

加えて、本機は、マグに直接淹れられる機能も付属します。
(こぼれ防止という意味で)水量自動計量機能をここでも活かしていると言えます。

このように、水量自動計量は、本機の「売り」です。
将来性は割とありそうです。
例えば、【真空断熱タンブラーの比較】で書いたような、500ML前後の背の高い断熱タンブラーやマグに、定量を選択して淹れられるよう進化したら、(Atlasのように大量に呑むものには)より便利に思えます。
形状的に難しそうですが、ガラス製サーバーしか使えない本期の弱点の緩和になるでしょうから。
また、豆の種類(焙煎度)や好みの味に応じて、水量も計算する仕様にできても面白いかと思いました。

豆の挽き方は、1つ上の中位機の使用を踏襲していて、コーン式(コニカル刃)です。
この部分の良さは先ほど書いた通りです。
引き具合は、本機も、無段階で調整可能です。

コーヒーの抽出は、紙フィルターを使う方式です。
中位機同様に、ステンレスフィルタも用意され、油分を残した味にすることもできます。

コーヒーの味は、本機は、温度の部分で工夫があります。
浅煎り向けの94度、深煎り向けの84度という提案で、2種類が可能だからです。
こちらも、先行例は他社にありましたが、94度という高温で出せる部分はそれでも特色です。
もちろん、市販品に多い中煎りはどうするのか?という疑問はありますし、プログラムして、複数の温度帯で抽出したほうが、豆の潜在能力は出しやすいという点はあります。
ただ、これらを差し引いても、同じコーヒー豆で「味に変化を付けられる」のは、良い部分に思えます。
基本的に「煎り方」で分けるような提案ですが、例えば、浅煎り(と言うより酸味が特徴の品種)の場合、「84度」で出せるならば、(昔ながらの意味での)酸味はより強調されるでしょう。
いずれにしても、温度が選べるのは、本機の「メリット性」です。
味調整は、この高温・低温という指標で行います。
1つ上でみた中位機種は、蒸らし時間の調整で「マイルド・リッチ」と味の変化を付けていました。しかし、この部分は(逆に)未搭載になりました。
一方、デカフェ(カフェインレス)の豆専用のコースがあるのは、珍しく本機のワンポイントです。

保温は、ガラスサーバーモデルは、30分限定の保温機能が付属します。
ガラス製は煮詰まるので、保温をするならば、真空断熱モデルが良いでしょう。
なお、カタログで、シロカは事前にサーバーを温めて、コーヒー冷めを防ぐ「サーバーあたため機能」の新搭載を強調します。エスプレッソマシンの「カップウォーマー」のような発想です。
ガラス製サーバーならば 格安機でもたいがいそのような仕組みでしょう。ただ、ガラス製サーバーの「良い部分」とも言えそうだと、個人的に気づきがありました。
使用後のお手入れは、1つ上でみた中位機と変わりません。
水タンクは外せる構造ですが、ミルの部分のメンテは気を使う部分はあります。
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以上、 シロカのカフェばこPRO SC-C251などの紹介でした。
明示的に抽出温度が示され、味に変化が付けやすい点と、豆と水の補給不要で、1日1回準備をすれば数回コーヒーを淹れられる点とが、本機の良い部分です。
フィルターを交換するだけで、1アクションでコーヒーが入るのは、とくに便利に思えました。
一方、中位機とどちらにするのか迷う製品です。
本機が(ほぼ)正確に94度と84度が出せる構造だとすれば、「蒸らし」で変化をつける中位機より、「温度」で変化をつける本機の方が、豆の個性を引きだし、味の変化もつけやすいと思います。
ただ、その部分をふまえても、この値段差ならば中位機がお買得でしょう。
1-5・メリタコーヒーメーカー

続いて、ドイツのメリタの販売する全自動コーヒーメーカーです。
世界的なコーヒー器具メーカーで、そのロゴは、ペーパーフィルタでもお馴染みです。

【2022年発売】
20・メリタ アロマフレッシュ AFT1022-1B
¥27,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【2020年発売】
21・メリタ アロマフレッシュサーモ AFT1021-1B
¥43,000 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
粗さ調整:3段階
ミル:コーン式
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:10杯分
サイズ:幅263×奥行237×高さ441mm
AFT1022-1Bは、メリタの全自動コーヒーメーカーです。
旧名は「アロマフレッシュサーモ 」でした。「サーモ」という言葉が取れましたが、仕様を見る限り、サーモ(温度センサー)がなくなったなどではないようです。
旧機種との違いは、豆ホッパーの形状がすこし変わった程度です。
「メリタゴールドスタンダード」として温度や抽出の自社基準を新しく明確化していますが、システムは同じなので味は同じです。特長である、細かい抽出調整も給気でも可能です。
結論的にいえば、値段で決めてOKです。

サイズは、 幅263×奥行237×高さ441mmです。
他社の全自動コーヒーメーカーと比較して、大きめです。
コーヒーポットは、10杯分です。
大量に抽出できるので法人用にも向きます。
なお、後述するように、メリタは独特のドリッパー形状なので、コーヒー豆(粉)の量が少なめですみます(1杯あたり約7g)。
本機は、杯数は、ボタンで調整します。

豆の挽き方は、コーン式です。
シロカでも説明したように、豆の均一性・熱の入りにくさ・微粉の少なさで優れます。
シリーズ名の「アロマフレッシュサーモ 」通り、アロマ香を引き出しやすいです。
杯数は、あらかじめボタンで調整する仕組みです。
挽き具合は、ダイヤルで3段階調整が可能です。
十分ですが、コーン式としては、選択肢は少なめです。

【4〜8杯用 80枚】
Melittaペーパーフィルター 1×4
¥705 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
コーヒーの抽出は、紙フィルターを使う方式です。
スーパーでも見かける紙フィルターは「メリタ製」が多いですし、それを利用します。
杯数が多いので、1×4サイズを指定しています。

コーヒーの味は、コーン式という方式以外の部分を含め、期待値が高いです。
先述のように、メリタは、ドイツの老舗のコーヒー器具メーカです。そして、「名機」と呼びうるハンドリッパーをもっています。
「メリタ式1つ穴抽出法」と呼ばれる、1908年に発明された相当歴史のある方式です。。
時間をかけてじっくり抽出するので、ハンドドリップでも(割と)コツ要らずにアロマを引き出せるドリッパーで、全自動式には向くと言えます。
抽出温度については、特段情報がないです。
濃度は、ディスプレイで「マイルド・ふつう・ストロング」の3段階で調整できます。

保温は、本機も、断熱構造のタンクをもちます。
長時間の保温も対応できるでしょう。10杯対応の機種ですし、この部分は嬉しいです。
そのほか、本機はタイマー設定が可能です。
使用後のお手入れは、ホッパー・水タンクを外して洗えるので、この部分はお手入れが楽です。
ただ、コーン式なので、下歯が取れず、上歯も水洗いもできないので、ブラシやダスターで、定期的なお手入れは必要です。
メンテの楽さでは、改良型プロペラ式がだいぶ有利です。
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以上、メリタのアロマフレッシュサーモ の紹介でした。
家庭用としては、基本的に「大きめ」でしょう。ただ、法人などで利用する場合は、抽出杯数の多さが活きてきます。
「メリタ式1つ穴抽出法」は、「ふつうに美味しいコーヒー」が淹れやすいため、大人数の利用にも向くと思います。調整がシンプルなのもその用途をふまえているかと思います。
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【2022年発売】AFG621-1B後継機
22・メリタ アロマフレッシュ AFG622-1B
¥23,600 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
粗さ調整:3段階
ミル:コーン式
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
サイズ: 幅235×奥行205×高さ400mm
なお、メリタからは、本機の下位機種の販売があります。

上位機と比較して、6杯分となった代わりに、すこし小型です。
保温は、しかし、ガラス製サーバーです。
保温機能を利用しない方で、「メリタ式1つ穴抽出法」を試したい方は、本機を選んでも良いかと思います。
ただし、先述のメンテ性と、本体価格は「課題」とはなります。
次回に続く
全自動コーヒーメーカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今日は、全自動コーヒーメーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

2・全自動コーヒーメーカーの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-2:ツインバード〈日本〉
2-3:その他の企業〈各社〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった各社の製品を追加で紹介します。
抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ ★★★★☆
濃さの調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、ここまで紹介した全機種から、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
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