【今回レビューする内容】2025年 人気コーヒーメーカーの性能とおすすめ・選び方:ペーパードリップ式コーヒーメーカー:ステンレス断熱保温機能付
【比較する製品型番】HARIO V60 珈琲王2 EVCM2-5TB V60 象印 EC-MA60-BA EC-MA60-TZ STAN EC-XA30 EC-KV50-RA EC-MK60E3-TL タイガー ADF-A060-KO ACE-V081-KI ADC-N060-K ADC-A060 ACJ-B120 ACT-E040-WM ADC-A061-TD DC-A061-WG ADC-B061-KM ACE-N080KG メリタ TWIST SCG58-1 SKG56 LKT-1001/B LKT-1002/B SKT53-1B SKT53-3W ノアプラス SKT551-1B SKT55-3W BALMUDA The Brew K06A-BK Kalita ET-102 ET-102N MD-102N デロンギ ICM17270J APIX Drip Meister FSKD-0129B サーモス ECJ-700 BK ECK-1000 WH ラドンナ Toffy K-CM5 K-CM10-AW K-CM10-PA ZWILLING ENFINIGY 53103-400 HARIO MUGEN Coffee Maker EMC-02-B Aladdin コーヒーブリュワー ACO-D01A(G) ACO-D01A(K) アイリスオーヤマ CMS-0800-B ユニーク oceanrich UQ-ORCM1 ほか
今回のお題
ペーパーフィルタ式コーヒーメーカーのおすすめ機種はどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年8月現在、最新のコーヒーメーカーを比較します。
抽出温度ほか、各機の制御技術の違いに注目しながら、挽き立ての豆の香りを楽しむのに最適な製品を探していきます。
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あらかじめ、今回の記事構成について説明しておきます。
1・紙フィルタ式コーヒーメーカー
2・ペーパーレスコーヒーメーカー
3・全自動コーヒーメーカー
4・ネスレのエスプレッソメーカー
5・デロンギのエスプレッソメーカー
6・他社のエスプレッソメーカー
7・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】
今回の記事は、全7回に分けて書いています。
どこから読んでも「分かる」ようにしています。
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1回目記事(今回)は、紙フィルタ式のコーヒーメーカーの比較です。
昔からあるシンプルな抽出法の製品です。
ただ、コーヒー専業メーカーが開発した個性的な機種が、最近増えています。
喫茶店のような「クリアな味」を求めたい方は、このタイプが合います。
今回の1回目記事をお読みいただくのが適当です。
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2回目記事は、紙フィルタを使わないコーヒーメーカーの比較です。
コーヒー油がよく残るのでクリアさより、コク・濃さを求めたい方に人気です。
最近話題の、タイガーの「電動サイフォン式」もこのカテゴリーで紹介します。
このタイプが良さそうな方は、2回目記事(こちら)からご覧ください。
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3回目記事は、全自動コーヒーメーカーの比較です。
紙フィルタ式でも「豆から全自動ではいる」タイプは、こちらでの紹介です。
このタイプをお探しならば、3回目記事(こちら)からご覧ください。
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4・ネスレのエスプレッソメーカー
5・デロンギのエスプレッソメーカー
6・他社のエスプレッソメーカー
4回目記事とそれ以降は、エスプレッソ対応機の比較になります。
コーヒーも淹れられるものを含めて、全てそちらでの紹介です。
よろしくお願いします。
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抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
濃さの調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社のコーヒーメーカーを比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種!を提案するしていきます。
1-1・コーヒーメーカーの選び方の基本!
0-1:抽出温度
0-2:抽出技術
0-3:保温方法
具体的な製品紹介にはいる前に、紙フィルタ式コーヒーメーカーの「選び方の基本」について説明しておきます。
書きたいことはいくつもあります。しかし、「味」の部分でとくに重要な、上表の3点について、ここでは説明します。
第1に、抽出温度です。
コーヒーメーカーは限定された電力で高温を出すために、専用の技術が必要です。
そのため、高温を安定的に出せるかが各社の技術の見せどころになります。
業界最高水準の製品だと、滴下前で約95℃です。
その場合、粉に注がれる実際の温度は平均90℃前後となります。

ハンドドリップの場合、一般に90℃以上だと苦みが強め、90℃未満だと酸味が強く苦みがマイルドになると言われます。
ただし、良質な豆の場合は高温でなければ出にくい酸もあるため、一概には判断できません。
高温抽出は、豆の個性を引き出しやすいため、焙煎所や豆専門店では推奨されることが多く、欧州のECBC(欧州コーヒーブリューイングセンター)が定めるGOLD基準でも同様の温度帯が示されています。
一方、ハンドドリップの世界では、低温抽出を支持する声もあります。深煎り豆に対して80℃台を推奨するケースが代表例です。ただし、コーヒーメーカーの場合、低温では安定した抽出が難しく、むしろ高温で安定的に抽出できる方が実用的と考えられます。
結局は、利用する豆の種類や焙煎度を変えて、自分の好みに合わせたほうが良いでしょう。
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結論的にいえば、今回の対象はハンドドリップではなくコーヒーメーカーの話ですから、「しっかり高温」が出せる機種を選ぶのが望ましいと考えます。
100gで400円以下の豆を使う場合、0℃以上で抽出できれば、豆の種類や焙煎度を問わず安定して美味しく仕上がります。
そのうえで、マイコンによる温度制御に工夫のある製品を選ぶのが理想です。
抽出温度については、「高温状態を終盤まで維持した方が良い」という意見もあれば、「高温が続くと終盤で雑味が出やすい」という意見もあり、諸説あります。ただ、いずれにしても、マイコンで細かく温度を制御できなければ、各社のそうした主張を再現することはできません。
ただ、マイコン制御のある機種は、ほぼ全自動式に限られ、また価格も高めです。
ハリオのV60など、こうした工夫を備えて高温で「さっと短時間」で美味しく出せる製品もあります。他社も含めて、この部分に工夫がある機種を、今回記事では評価していきます。

第2に、ドリッパー部分の「抽出技術」です。
コーヒーの味は抽出温度だけでなく、お湯の落ち方や抽出プロセスによっても大きく変わります。
コーヒーメーカーを選ぶ際には「ドリッパー部分の抽出技術」が重要な要素となります。
ポイントは次の3つです。
1・シャワーの均一性
2・蒸らし機能
3・ドリッパーの構造
順番に説明します。
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1. シャワーの均一性
ハンドドリップでは水量・角度・注ぎ方を自在に調整できますが、コーヒーメーカーでは機械に任せるしかありません。
そのため、お湯が均一に粉全体に行き渡るかどうかが大きな鍵になります。
この点で、各社とも抽出を均等に行うために、多孔シャワーを採用するほか、独自の工夫を凝らしています。。
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2. 蒸らし機能
ハンドドリップの場合、コーヒー粉にお湯を少量注ぎ、30秒前後蒸らすことでガスを抜き、抽出を安定させます。当然の工程ですが、コーヒーメーカーでも同じく必要です。
上位機種ではマイコン制御で間欠運転を行い、湯量や注ぎ時間を調整して蒸らしを再現するものもあります。なかには温度センサーを備えて安定した蒸らしを実現するモデルもあり、この部分への言及がある製品は、味の点で安心感が高いといえます。
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3. ドリッパーの構造
ドリッパーの形状や穴の数も、コーヒーの味に大きく影響します。
とくに、ハンドドリップ器具でも有名なメリタやハリオなどが展開するコーヒーメーカーは、この部分に独自の工夫を凝らしています。
専用形状のドリッパーを採用することで抽出時間を調整し、味を高めています。

例えば、ドイツのメリタは「1つ穴ドリッパー」を採用しています。
お湯が長く滞留するため、苦味を含めてコーヒー本来の味をしっかりと引き出すことができ、比較的安価なモデルでも味の安定感が得られるのが特徴です。

一方、日本のハリオは、大きめの穴と特徴的なリブ構造を備えています。
粉が膨らみやすく、注ぎ方によって味の変化をつけやすいのが魅力ですが、機械任せにすると十分に力を発揮できない場合もあります。
そのため、同社のコーヒーメーカーではマイコン制御や水流の工夫を組み合わせ、美味しく仕上がるよう工夫されています。結果として価格はやや高めになりますが、クリアで香り高い味を楽しむことができます。
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結論的にいえば、抽出技術は、ミルの有無に関わらずコーヒーメーカーの味を決定づける要素です。
全ての機能を兼ね備える必要はありませんが、シャワー・蒸らし・ドリッパー構造に何らかの工夫がある製品を選ぶと失敗が少ないでしょう。
逆に、こうした説明がほとんどない機種は、抽出部分(味)の部分で特段の工夫がないと考えてよいです。

第3に、コーヒーメーカーの「保温機能」です。
コーヒーメーカーの「保温機能」は、シンプルですが重要なポイントです。
カップ部分がガラス製のサーバーの場合、保温ヒーターで長時間置いておくと「煮詰まって」風味が落ちてしまいます。
そのため、すぐに飲まない場合には、ステンレス製で真空断熱構造を採用したサーバーを選ぶのが理想です。
象印・タイガー・サーモスといった、「魔法瓶の技術」を持つメーカーは、この分野に強く、真空二重構造のサーバーを搭載したモデルが多いのが特徴です。
一方で注意したいのは、一部の低価格モデルです。
外観がステンレスでも、内部が真空構造ではなく単なる一重構造のものがあります。その場合は「落としても割れにくい」という利点しかなく、保温性ではガラス製と大差ないため、誤解しないよう注意が必要です。
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というわけで、紙フィルタ式コーヒーメーカーの「選び方の基本」について書きました。
1・コーヒーメーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:象印〈日本〉
1-3:タイガー〈日本〉
1-4:メリタ 〈ドイツ〉
1-5:ハリオ 1〈日本〉
2・コーヒーメーカーの比較 (2)
2-1:ハリオ 2〈日本〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:カリタ〈日本〉
2-4:デロンギ〈イタリア〉
2-5:サーモス〈日本〉
2-6:アラジン〈日本〉
3・コーヒーメーカーの比較 (3)
3-1:他の製品〈各社〉
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
1-2・象印のコーヒーメーカー

はじめに、日本の象印のコーヒーメーカーです。
誰でも知る白物家電の大手ですが、同社もコーヒーメーカーの古豪で、完全全自動式も出しています。
「魔法瓶の技術」を自社で持つほか「高温抽出」にも伝統的にこだわりがある会社です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。

【2023年発売】
【通常型番】(6杯用)EC-AK60-TD後継機
1・象印 珈琲通 EC-MA60-BA
1・象印 珈琲通 EC-MA60-TZ
¥6,811 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【エディオン限定】
2・象印 珈琲通 EC-MK60E3-TL
¥7,680 楽天市場 (8/17執筆時)
【2014年発売】
【廉価版】(4杯用)
3・象印 珈琲通 EC-TD40-BA
¥3,316 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
サイズ:幅230×奥行155×高さ280mm
EC-MA60は、象印の入門者向けのコーヒーメーカーです。
ロングセラー機で、同社の定番モデルの最新機です。
いくつかバリエーションがあります。
第1に、EC-MK60E3-は、エディオン限定仕様の改良版です。
保温板にフッ素加工があること、コードホルダが付く仕様が主な違いです。
前者は経年変化で汚れるのでわりと気が利いた仕様には思いますが、値段差があるならば、通常機で良いでしょう。
第2に、C-TD40は廉価版です。
こちらだけは同社の特長と言える95度の温度抽出ができない機種ですので、あまりオススメしません。

サイズは、幅230×奥行155×高さ280mmです。
家庭用のコーヒーメーカーとして、標準的なサイズです。キッチンでも邪魔にならないサイズです。
コーヒーポットは、カップサイズで同時に6杯まで対応します。
比較的「大きめ」ですから、朝まとめて淹れるのに適しています。

【200枚】【2-4杯用】
メリタ ペーパーフィルター 102 1×2
¥852 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。
対応するのは、1×2の「Sサイズ(102)」フィルターです。
バスケットが小型なので、6杯抽出用でも基本的にSサイズが普通です。
なお、本機は、1杯/7gの計算です。

コーヒーの味は、「コーヒー本来のコクとアロマ(香)が引き出しやすい」タイプです。
冒頭書いたように、コーヒーメーカーで美味しいコーヒーを淹れるためには、「抽出温度の高さ」「均一なシャワー水流」「十分な蒸らし時間」が、特に重要です。
なかでも、難しいといえるのが、「抽出温度」を高める技術です。

しかし、象印は、ヒーターを2カ所に設置する「ダブル加熱」という特許があります。これによって、95度の抽出温度を実現しています。
結果として、良質な苦みが出せるほか、高温でしか出ない(ある種の)酸を含めて、美味しいコーヒーが入る要素を備えます。
蒸らしも、しっかり言及があります。
加えて、水道水用のフィルターが搭載されている点もポイントです。
コーヒーメーカーは構造的に沸騰温度にはならないため、どうしてもカルキが残るからです。
この弱点を克服している点で優れます。

このほか、注水量の調整で、コーヒー濃度を変化させる機能性もあります。

保温性能は、期待できません。
なぜなら、ガラス製サーバーで、電気を利用して保温するタイプだからです。
使用後のお手入れは、水タンク部分も外して洗えるので簡単です。
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以上、象印のEEC-MA60の紹介でした。
5000円以下のコーヒーメーカーでは、高温での抽出にこだわっている点で独自性のあるコーヒーメーカーです。
「格安モデル」でも、味にこだわって買いたい方には、良い選択肢となるでしょう。
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【2019年発売】【2杯用】
4・象印 STAN EC-XA30
¥8,973 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:2杯分
サイズ:幅150×奥行225×高さ235mm
なお、2019年2月に、2杯用の小型機となるSTAN EC-XA30が追加発売されています。
STANという、白物家電の統一デザインブランドの一つとして出されるため、やや高めの価格設定です。
小型で、相当シンプルな設計ですが、抽出温度95度という「象印の基本」は踏襲します。

構造的に特徴がない機種ですが、滴下するためのドリッパーがサーバーと一体型という形状面での面白さはあります。
滴下の穴は、下部に2つと独特です。
ただ、主な値段の差は、デザインの部分でしょう。

【2021年発売】EC-KT50後継機
5・象印 EC-KV50-RA レッド
¥10,688 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:濃さ調整
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:5杯分
サイズ:幅240×奥行165×高さ315mm
EC-KV50は、象印のコーヒーメーカーの上位機です。。

本機は、マグカップや水筒への直接抽出機能があるのが特長です。
サイズ的に、1杯分(180mL)に限られますが、コンビニのコーヒーマシンような感じで使えます。

象印 ステンレスマグ SX-KA30
¥4,000 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
水筒は、高さ16.7cm以下×底部7.5cm以下×口径4cm以上です。
例えば、パッキン一体型メンテが楽で、直接飲み口から飲める構造の、同社の「シームレスせん」の同社の300mlのマグならば、(ふたを外せば)この規格に該当します。
ただ、満量にするには少し大きめですが。
マグカップは、高さ12cm以下です。
大きさは、幅24×奥行16.5×高さ31.5pと標準的なサイズです。

コーヒーポットは、カップサイズで、約5杯のコーヒーが一度にできます。
もちろん1杯からの抽出も可能です。
本機も、1杯/7gの計算です。
コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。
こちらも、1×2の「Sサイズ」フィルターです。

コーヒーの味は、「味の差」を楽しめるような工夫が注目点です。
仕組みとしては、バスケットに滴下する熱湯の流水量を調節する単純な仕組みです。

使う水量は同じですが、一般的に、抽出時間が長いと「苦み」が、短いと「酸味」が出やすい傾向です。
味が向上するわけではないですが、選択肢が増えるのは面白いです。
抽出温度は、ただし、Wヒーターによる95度の抽出温度は不採用です。
バスケットはリブが見られますが、特に蒸らしについての工夫も見られません。
一方、水道水用のフィルターが搭載されているのは、下位機種と同じです。
象印はこの部分に気を使っています。

保温は、象印らしく、断熱構造のステンレス製サーバーを持ちます。
6.5cmと口が広いため、アイスコーヒーも対応します。
煮詰まらないため、作り置きには特に向きます。なお、電気を使う保温機能は持ちません。
使用後のお手入れは、水タンクを含めて全て取り外して丸洗いできます。
その点で、日常的なお手入れは楽です。
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以上、象印のEC-KV50の紹介でした。
外観の格好良さのほか、保温性能の高さと濃度調整の面白さがポイントです。
高温抽出の省略とバーターですので、この部分で微妙です。
1-3・タイガーのコーヒーメーカー
続いて、日本のタイガーのコーヒーメーカーです。
象印のライバル会社です。片側が作っている家電は、反対側も(だいたい)作っているという関係性です。
したがって、同社も「魔法瓶の技術」を自社で持ちます。

【2023年発売】
6・タイガー カフェブラック ACE-V081-KI
¥12,680 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
(Amazon型番)(性能は同じ)
7・タイガー ACE-N080-KG ACE-N080KG
¥15,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:8杯分
サイズ:幅280×奥行174×高さ345mm
ACE-V081は、タイガーのコーヒーメーカーです。
新機種はAmazon型番がありますが、性能は同じです。

サイズは、幅28.0×奥行17.4×高さ34.5cmです。
象印の機種に比べると少しだけ大きめです。

コーヒーポットは、カップで8杯のコーヒーができます。
相当量の作り置きに対応するので、家族で利用できます。
一方、大サイズということもあり、水筒にいれるためのカップスタンドが付属です。

スタンドは、裏返すと、フィルタスタンドにもなります。
コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。
こちらは大型なので、4-8人向けの1×4(103)のMサイズを使います。
少量でもSサイズは利用できません。

コーヒーの味は、一定の工夫があります。
例えば、象印と同じで、湯量の調整でコーヒー抽出時の濃さの調整ができます。
こちらはマイコン制御で蒸らし時間を調節する方式ですから、すこし高度です。

くりかえしますが、美味しいコーヒーを淹れるためには、「抽出温度の高さ」「均一なシャワー水流」「十分な蒸らし時間」が重要です。
その点で言えば、本機は、抽出温度の言及はないものの、シャワードリップを採用し、蒸らし時間をキープするため、バスケットに深リブフィルターを採用しています。

フィルターについて言えば、コーヒー粉を蒸らす際、お湯を全体にムラ無く注ぎ、しっかり蒸らして粉を膨らませるのが、コーヒーの味の深みを引き出す秘訣です。
タイガーは、この点を重要視して、この方式を採用しています。
象印のような活性炭を使った浄水フィルターは未付属です。しかし、技術的な部分での説得力は、象印を上回るといえそうです。
抽出温度は、非開示です。
象印も上位機は公開しないので、負けてはいないでしょう。

保温性能は、真空二層式のステンレスポッドが使われます。
なお、タイガーの場合「内部鏡面加工」がなされており、汚れが付きにくい構造をです。ただし、タイマーは付属しません。
使用後のお手入れは、水タンクを含めて全て取り外して丸洗いできます。
この点では、象印の同級機と同等です。
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以上、タイガーのACE-V081の紹介でした。
高温抽出こそ非対応ですが、マイコン制御の蒸らしや、シャワードリップ、深リブフィルターほか、「味」に関わる部分を言葉でしっかり説明できている機種です。
その上で、真空二層式のステンレスポッドを持つため、1万円の製品として競争力があります。
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【上位機種】
【2022年発売】
8・タイガー ADC-A061-TD
8・タイガー ADC-A061-WG
¥5,736 楽天市場 (8/17執筆時)
【2018年発売】(性能は同じ)
8・タイガー ADC-N060-K
¥5,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
9・タイガー ADC-A060-TD
¥9,156 楽天市場 (8/17執筆時)
【下位機種】
10・タイガー ADC-B061-KM
¥5,385 楽天市場 (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:非断熱サーバー
最大容量:6杯分
サイズ:幅154×奥行272×高さ301mm
なお、6杯用の格安機になるのが以上の機種です。
複数ありますが、ADC-B061だけは、サーバーがガラスです。
ただ、他の機種も、1重ステンレスのサーバーなので、真空断熱構造ではないです。

技術的には、シャワー蒸らし・負荷リブフィルターは付属します。
ただ、湯量調整(濃さ調整)がマイコン制御ではなく、単純にふたの向きで滴下量を変えるだけの仕様(テイストマイスター)です。
これらの点で、1つ上でみた機種とは、価格差以上の性能差が見られます。
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【2006年発売】
11・タイガー ACJ-B120-HU
¥8,236 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー;ガラスサーバー
最大容量:12杯分
サイズ:幅225×奥行214×高さ378mm
また、オフィス用の大型用として、ACJ-B1型という製品もあります。
こちらは、ガラスサーバーで、技術的にもシャワードリップだけの製品です。

【2020年発売】
12・タイガー カフェバリエ ACT-E040-WM
¥15,109 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:ペーパーフィルター
抽出温度:
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:4杯分
サイズ:幅181×奥行279×高さ342mm
ACT-E040WMは、タイガーの「カフェバリエ」シリーズのコーヒーメーカーです。

サイズは、幅18.1×奥行27.9×高さ34.2cmです。
背は高いですが、基本的にはスリムで、オシャレに見えます。

コーヒーポットは、最大4杯まで対応とやや小さめです。
象印にもありましたが、トレイが底上げできて、マグや水筒への直接の抽出ができる機種です。

タイガー 真空断熱ボトル MMZ-W035
¥2,280 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
水筒は、350mLの同社の製品ならば入ります。
コーヒーの抽出は、基本は、ペーパードリップ式です。
その場合は、1×2の「Sサイズ」フィルターです。

UCC ドリップポッド 12個
¥982〜 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
加えて、UCCのドリップポッドにも対応します。
ホテルなどで見かけるカフェポッド式と比較すると、同じくカプセル式ですが、「蒸らし」ができる点で高度なカプセルです。
毎回使うのは不経済ですが、忙しい朝だけカフェポッドを使うなどは「あり」かと思います。
先述のように、直接マグカップを置いて、湯量ボタン(70ml 140ml 180ml)を選択して抽出です。ステンレスボトル(水筒)に直も可能です。

そのほか、図のように使えば、市販のドリップバッグも利用できます。
ただ、これが便利かは、微妙なところです。

コーヒーの味は、タイガーらしい工夫が見られます。
この機種の場合、「蒸らし」についてスチームを利用し、ムラをなくしています。
散水板でシャワー水流も再現しますし、コーヒーの味を引き出す工夫は、1万円以下の製品としてはレベルが高いです。
濃度も、湯量がマイコン制御可能であり、マイルドとストロングから選べます。
保温性能は、こちらも、真空二層式のステンレスポッドを採用しており、期待できます。
また、下位機種と同じく「内部鏡面加工」がなされており、汚れが付きにくい構造を採用します。
使用後のお手入れは、こちらも水タンクを含めて全て取り外して丸洗いできます。
ポッドを利用する場合も含めて、水洗いは楽です。
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以上、タイガーのACT-E040WMの紹介でした。
他社と比べると、UCCのドリップポッドが使えるのが大きな魅力の機種です。
時間のない朝はこれで、ゆっくりとしたお茶の時間は粉からなどと、使い分けができる点は良いと思います。

【2024年発売】
【通常型番】ADF-A060(KO)
13・タイガー HYBRID BREW ADF-A060-KO
¥23,931 楽天市場 (8/17執筆時)
13・タイガー HYBRID BREW ADF-A060KO
¥22,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:透過×浸漬式
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:6杯分
サイズ:幅150×奥行344×高さ35.2mm
HYBRID BREW ADF-A060 は、タイガーが販売するコーヒーメーカーです。
ペーパーフィルターを「利用」する方式だと同社の最上位です。
利用しない製品だと【ペーパーレスコーヒーメーカーの比較記事】で、サイフォン式のような上位機がありますが、少し特殊なので、一般向けの最上位機と言えるのは、こちらでしょう。
ただし、こちらも、少し特殊(というより面白い)製品です。コーヒーポットは、最大6杯分です。

コーヒーの抽出は、ハイブリッド抽出です。
本機の場合、ペーパードリップです。

しかし、半分ほど普通の抽出(浸透式とと、お湯をドリッパーに長時間溜めての浸漬式(しんせき式)を交互に繰り返しつつ、抽出します。
同社によると、浸透式でコーヒー粉の成分(個性)を、浸漬式でコク・アロマを引き出すとされます。

HARIO ガラス 浸漬式ドリッパー
¥2,910 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
後者は、圧は使わないですし、どちらかといえば、(サイフォン式やフレンチプレスではなく)浸漬式ドリッパーのほうが、出展でしょう。
この方式は、油分もでず、雑味控えめな上で味はでるのですが、豆の味の個性が付かないので、ハンドドリップだとAtlasはあまり好きではないですが、混ぜる」という発想は個人的に盲点でした。
同社によると、浸し時間、湯量、温度を高度にマイコン制御しつつ、味を作っていく用です。
味のバリエーションは、リッチ(レギュラー)・ストロングととアイスに対応します。
コーヒーの味は、とくに浅煎り方向の豆に合うと言えます。
ペーパーのコーヒーメーカーだと少し淹れにくい感がある、浅煎り(傾向)のコーヒー粉を淹れる場合、しっかり味を出してくれるタイプです。
逆に、(炭焼きを含む)深煎りの場合は、他方式より不得意です。

【1-6杯用】【100枚】
HARIO (ハリオ) V60用 03 ペーパーフィルター
¥779 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
使用するフィルターは、本機は、1-6杯用の円錐型(03番)でも、1-4杯用の台形型(1×4)でもどちらでも使える仕様です。ただ、円錐型を使うのが基本でしょう。
なお、浸漬式でもありますので、少量淹れる場合も、このフィルタです。
推奨のコーヒー粉使用量は、1杯あたり10gです。
保温は、最大30分です。
ガラスサーバーですし、基本は保温しないこと前提です。
使用後のお手入れは、構造的に問題ないです。
水タンクも外せますし、フィルターとサーバーは、食洗機対応です。
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以上、タイガーの HYBRID BREW ADF-A060の紹介でした。
ペーパードリップのコーヒーメーカーは、(手入れより)浅煎りがあまりうまく入らない傾向なのですが、浸漬式の併用で、しっかり味が出そうな部分に期待ができます。浅煎りが好きな方はマッチングする可能性は高いでしょう。
中・深煎りあたりも、全般的な味の安定感が出せるので、割と良いです。
ただ、焙煎度が深いものは、全般的に得意にはしない部分はありそうです。
その点で言えば、選択肢として、完全に透過式だけで出すパターンもあればオールマイティで(保険にもなるので)より良かった感じはあります。
1-5・メリタコーヒーメーカー

続いて、ドイツのメリタの販売する全自動コーヒーメーカーです。
同社は、世界的なコーヒー器具メーカーで、そのロゴは、ペーパーフィルタでもお馴染みです。
【2021年発売】
14・メリタ ノアプラス SKT551-1B
15・メリタ ノアプラス SKT55-3W
¥8,834 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:メリタ1つ穴式ドリッパー
抽出温度:91-94度
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:5杯分
サイズ:幅269×奥行152×高さ311mm
ノアプラスは、ドイツのメリタのコーヒーメーカーです。

メリタは、ドイツの老舗のコーヒー器具メーカです。
やはり「名機」と呼びうるハンドリッパーを展開しています。
そして、今回紹介する「メリタ式1つ穴抽出法」という方式を採用するドリッパーは、1908年に発明された相当歴史のある方式です。
サイズは、幅269×奥行152×高さ311mmです。
やや小ぶりのコーヒーメーカーです。

コーヒーポットは、最大5杯のコーヒーができます。
こちらも口が広いタイプなので、アイスコーヒーなども対応できます。

【300枚】【2-4杯用】
メリタ ペーパーフィルター 1×2
¥1,452 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。こちらも、1×2の「Sサイズ」フィルターです。
なお、ハリオと違って普通のものが利用できます。
ただ、スーパーで見かけるものの多くは「メリタのペーパーフィルター」でしょう。
なおメリタのフィルターは、香りを引き出すための小さな「アロマホール」があるのが特長です。

コーヒーの味は、同社の製品は、コクと苦みが強調できる「本格派」です。その上で、味もクリアで、品質が高いです。
先述のように、メリタ式1つ穴抽出法という同社伝統の抽出法を再現しています。
側面に付いた溝と、1つに限定される水滴が落ちる穴の作用で、一定時間湯だまりができる浸漬式ドリッパーです。

ハリオに比べても「ゆっくりと抽出」されるため、しっかり蒸らした粉だと、コクや苦みが強く出せます。
また穴が1つなので、透過する水量が明確で、常に安定した品質で抽出できるメリット性があります。味は、かなりクリアです。

抽出温度については「高温抽出」に対応です。
旧モデルは「高温抽出」とだけの表記でしたが、新機種になって「91℃〜94℃」と明記がありました。
これが「理想的な一定の温度」ということです。メリタの場合は、ゆっくりめに抽出する方向なので、過度に高くせずにバランスをとっていると言えます。
なお、濃度の調整は非対応です。

保温性能は、メリタは、真空二層式のステンレスポッドが使われます。
口が大きく、アイスコーヒーも楽にできます。
使用後のお手入れは、フィルター部分が取り外しやすいようにハンドルが付くなど便利な仕様です。
ただ、構造的に水タンクは外せません。
欧米では、「使うのは水だし、水は全て使ってしまうのだから洗う必要はないだろう」というのが基本スタンスなのでしょう。それはそれで「合理的」です。
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以上、メリタのノアの紹介でした。
専門店のペーパードリップに準じた、メリタ式1つ穴抽出法が楽しめるのが大きな魅力でしょう。
ハンドドリップでも割とコツ要らずで、適当に注いでも品質の高いドリップが可能ですから、(人の手ほど細かく調整できない)コーヒーメーカーにもやはり向きます。
Atlasもハンドドリッパーを使う場合はメリタも使いますが、美味しく淹れられます。

【2018年発売】
【アロマツイスター付属】
16・メリタ TWIST (ツイスト) SCG58-1-S
17・メリタ TWIST (ツイスト) SCG58-1-R
18・メリタ TWIST (ツイスト) SCG58-1-B
¥4,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【アロマツイスターなし】
19・メリタ エズ SKG56
¥4,200 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:メリタ1つ穴式ドリッパー
抽出温度:
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅180×奥行195×高さ265mm
メリタ TWISTは、2018年に追加販売されたメリタの5杯用モデルです。
1つ上で紹介したノアと比較する場合、ガラスサーバーが採用される点で、下位機種に分類されます。

一方、ノアにはない機構として、アロマツイスターという、珈琲のかくはん機構が備わります。この機種が「初搭載」で新機軸です。
飲む前にかくはんするのが面倒な方は一定程度意味があるでしょう。
ただ、その分、掃除の手間が生じるため、Atlasとしては、あまり魅力を感じないです。5杯モデルで選ぶならばノアでしょう。

【2021年発売】
20・メリタ オルフィプラス SKT53-1B
21・メリタ オルフィプラス SKT53-3W
¥9,879 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:メリタ1つ穴式ドリッパー
抽出温度:91-94度
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:5杯分
サイズ:幅310×奥行146×高さ293mm
メリタ オルフィも、ドイツのメリタのコーヒーメーカーです。

サイズは、幅310×奥行146×高さ293mmと、小型スリムな機種です。
コーヒーポットは、0.7Lのサイズで、最大で5杯のコーヒーができます
コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。
こちらは小型なので、1×2の「Sサイズ」フィルターです。

コーヒーの味は、本機も信頼性が高く、毎回安定的な抽出ができるメリタ式1つ穴抽出法を使います。
一方、下位機種と比べると、この機種は、浄水フィルターを搭載する点でパワーアップしています。
保温性能は、繰り返しになりますが、こちらも真空二層式のステンレスポッドが使われます。

使用後のお手入れは、こちらも手軽です。
一方、水タンクを取り外して洗える点が、メリタの他機種とは異なります。
恐らくですが、同社が日本市場向けに搭載してきた機能だと思います。
このほか、抽出が終わるとアラームで抽出終了を教えてくれる機能も付属します。
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以上、メリタのオルフィ SKT53の紹介でした。
メリタ式1つ穴抽出法に加えて、浄水フィルターが装備されているため、味の点では期待できます。
コーヒーの濃度調整などには対応しないものの、安定して美味しいコーヒーが飲める点は魅力です。

【2025年発売】
22・メリタ イージートップサーモ LKT-1002/B
¥12,800 楽天市場 (8/17執筆時)
【2018年発売】
23・メリタ イージートップサーモ LKT-1001/B
¥12,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:メリタ1つ穴式ドリッパー
抽出温度:
ミル:
サーバー:真空断熱サーバー
最大容量:10杯分
サイズ:幅252×奥行199×高さ351mm
イージー トップ サーモも、メリタの大きめのコーヒーメーカーです。
旧機種が残ります。
新機種でペーパーフィルター(5枚)が未付属になりましたが、違いはその程度です。値段で決めて良いでしょう。
サイズは、幅25.2×奥行19.9×高さ35.1cmです。
やや大きめのコーヒーメーカーです。

コーヒーポットは、1.4Lのです。
最大10杯のコーヒーができます。
保温性能は、真空二層式のステンレスポッドです。
煮詰まらないタイプですから優秀です。

【80枚】【4-8杯用】
メリタ ペーパーフィルター 1×4
¥1,120 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
コーヒーの抽出は、ペーパードリップ式です。
大型なので1×4(103)のMサイズです。なお、少量でもSサイズは利用できません。
コーヒーの味は、この機種も、メリタ式1つ穴抽出法という同社伝統の抽出法を再現しています。
使用後のお手入れは、この機種も口径がひろいポットで掃除がしやすいです。
ただ、構造的に水タンクは外せません。
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以上、メリタ アロマサーモの紹介でした。
コツ要らずで美味しく淹れやすいメリタ式1つ穴抽出法を使って、10杯入る機種というのが評価となります。
サイズが大きいですし、職場で使うのに向いている機種かもしれません。味の点でも期待できます。
1-6・ハリオのコーヒーメーカー

続いて、ハリオのコーヒーメーカーです。
日本のコーヒー器具メーカーの老舗です。
コーヒーメーカーも自社のハンドドリップ器具の技術を駆使しつつ「機械化」したものとなります。

【2019年発売】
【通常型番】
24・HARIO V60 珈琲王2 EVCM2-5TB
25・HARIO V60 珈琲王2 EVCM2-5-W
¥13,440 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
抽出方式:V60透過式ドリッパー
抽出温度:95度
ミル:
サーバー:ガラス製
最大容量:5杯分
サイズ:幅233×奥行165×高さ318mm
V60 珈琲王 は、ハリオが発売しているコーヒーメーカーです。

本機は、「3代目」となる機種で、従来より形状をスリムにしています。
ハリオは、喫茶店向きのハンドドリッパーの老舗です。
ハンドドリップで有名な喫茶店、「ブルーボトルコーヒー」も同社のドリッパーを採用していると聞きます。
同社は、2007年にHARIO V60という名作のハンドドリッパーを開発しました。
バリスタ選手権などの多くの賞を取り人気を呼んだ中、2013年に「ハンドドリップ」に近い形で抽出ができるコーヒーメーカーを出しました。
それがこの機種です。
その後、デンキヤで最も売れるコーヒーメーカーの1つとなりました。なお、「初代」はAtlasも所有しています。

コーヒーポットは、円錐型の特徴ある形のものを採用します。
こちらも、V60の名を冠したハンドドリップ用のコーヒーサーバーと同型です。
5カップまでのコーヒーに対応します。
【1-4人用】【Amazon限定】160枚セット
HARIO V60用 円錐型ペーパーフィルター 03
¥710 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
コーヒーの抽出は、基本はペーパードリップ式です。
一方、後述するように、ハリオのドリッパーは、底に大穴が開いた特殊構造です。
そのため、ペーパーフィルターも専用の円錐型が推奨されます。
スーパーでは売っていないこともありますが、ホームセンターならば確実にあります。
コーヒーの味は、V60ハンドドリッパーの味を「再現すること」に重きが置かれています。
単純な構造ですが、円錐型構造、底面の大きな穴、空気の通り道(スパイラルリブ)の確保が、V60の味の秘密です。
浸透式のドリッパーですが、粉を膨らます効果、蒸らし効果が高いため、豆本来の味を強く引き出せます。
ちなみに、目指した味は「ネルドリップ」でした。

この写真は、Atlas自宅のV60ドリッパーを下から撮影したものです。
ペーパーフィルターが貫通するほどの大きな穴です。
なお、手でハンドドリップする場合のハリオ V60 透過ドリッパーは、特殊構造のため、美味しく入れるためには「一定程度のコツが必要」です。

そのため、ハリオのコーヒーメーカーには、専用の「独自の工夫」があります。
それは、2杯〜5杯の抽出杯数に合わせたボタンが付く点です。

コーヒーの味の「決め手」は、蒸らしの湯量・蒸らし時間・蒸らし温度・注湯方法です。
杯数に合わせて、これらを最適化させることで、コーヒーメーカーには「不向き」といえるV60の構造をフォローしているわけです。
いずれにしても、コツ要らずにハリオのハンドドリップの味が再現できる点は非常に嬉しいです。
なお、同社のドリッパーは穴が大きめなので、粉の量は、1杯8gと1gだけ多めです。

抽出温度は、最大で95度です。
象印と並んで最高です。
これに加えて、杯数に合わせて蒸らし時間を変えるの技術もあるため、上述のタイガー社の良いところと、象印の良いところを組み合わせたような製品とも言えます。
保温性能は、一方で、味が落ちるため、もともとコーヒーの保温はできない仕様です。
「淹れ立てのコーヒーを飲む」ことに特化した機種と言えます。

使用後のお手入れは、簡単です。
写真にあるように、ドリッパーの部分とガラスサーバーの部分が独立式なので、洗いやすいです。一方、水タンクは取り外せませんが、沸騰消毒できますし、気にしなくても良いでしょう。
なお、ハリオが発売するハンドドリップ用のドリッパーと互換性があるので、その部分にもこだわりたい場合は、よりオススメと言えます。
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以上、ハリオの V60 珈琲王 の紹介でした。
ボタン一つで美味しいコーヒーができるコーヒーメーカーとして、人気のある製品です。
コーヒーの保温はできませんが、食後に家族で入れ立てのコーヒーを呑みきるような用途には最適でしょう。5杯用ですが、専用ボタンで2杯程度でも美味しくはいります
次回に続く!
ペーパーフィルタ式コーヒーメーカーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ペーパーフィルタ式のコーヒーメーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

2・コーヒーメーカーの比較 (2)
2-1:ハリオ 2〈日本〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:カリタ〈日本〉
2-4:デロンギ〈イタリア〉
2-5:サーモス〈日本〉
2-6:アラジン〈日本〉
3・コーヒーメーカーの比較 (3)
3-1:他の製品〈各社〉
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、ハリオ製品のうち、残してしまった一機(MUGEN Coffee Maker EMC-02-B)を追加でみます。
その上で、カリタなど、各社の製品を追加で紹介します。
抽出の工夫 ★★★★★
長時間保温 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
濃さの調整 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編となる、3回目記事(こちら)で、いつものように、目的別・予算別に、Atlasが最もオススメできる製品を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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