今回のお題
VAIOの最新ノートPCのおすすめ機種とその選び方は?
ども、Atlasです。
今日は、2022年5月現在、最新のVAIOのノートPCの比較の2回目記事です。
1・Microsoft Surfaceの比較記事 (1)
1-1:Surface Book 3
種類:ノートPC
画面:13.5 &15インチ
予算:18万円〜
1-2・Surface Laptop 4
種類:ノートPC
画面:13.5 &15インチ
予算:15万円〜
1-3・Surface Laptop Go
種類:ノートPC
画面:12.4インチ
予算:10万円〜
2・Microsoft Surfaceの比較記事 (2)
2-1・Surface Go 3
種類:タブレット
画面:10.5インチ
予算:6万円〜
2-2・Surface Pro 8 & Pro X
種類:タブレット
画面:13インチ
予算:10万円〜
2-3・Surface Studio 2
種類:デスクトップPC
画面:28インチ
予算:50万円〜
3・Microsoft Surfaceの比較記事 (3) 【結論】
= 用途別・目的別のおすすめ機種の提案
前回紹介できなかった、ZシリーズとA12シリーズを追加で紹介します。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
2-1・VAIO Zシリーズの比較
はじめに、14インチのZシリーズの紹介です。
VAIOのモバイル兼用の「ハイエンド」は、伝統的にこのシリーズ名です。
---
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年1月発売モデル】
【最小構成】
13・SONY VAIO Z VJZ142
¥257,920 ソニーストア(5/26執筆時)
13・SONY VAIO Z VJZ142
¥269,800 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14 型ワイド(フルHD)
【Atlas推奨構成】
14・SONY VAIO Z VJZ142
¥279,920 ソニーストア (5/26執筆時)
14・SONY VAIO Z VJZ142
¥291,800 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14型 4KHDR
【ハイスペック構成】
15・SONY VAIO Z VJZ142
¥290,920 ソニーストア (5/26執筆時)
15・SONY VAIO Z VJZ142
¥302,800 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:14型 4KHDR
【3機種共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.07kg
接続: USB-C (4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(207万画素)
バッテリー:最大17時間
VAIO Z は、2022年に登場した、同社のモバイルハイエンド機です。
2021年に登場した「新Zシリーズ」からカウントして2代目になりました。
高級機ノートPCの定義はいくつかあります。
本機については、外装の剛性を考慮された「高級機」です。
最近は、Appleをはじめとして金属の合金素材を成形するデザインが流行ります。しかし、本機は、樹脂ほか、カーボンファイバー(炭素繊維)を複合的に重ねることで、約2倍の強度を出しています。
カーボンファイバーは、カーボンそのものではないですが、軽量で剛性が高い素材です。
ロードバイクなどの自転車部品や、あるいは、三脚や掃除機などにも利用されているので、このブログの比較記事にもしばしば登場しています。
しかし、 PC筐体への採用は珍しく独自です。
耐久性を重視したようで、実際、約2倍という数字もでます。
一方、積層させる素材なので、重なり部分が傷のように見える点、素材的に色味がやや変わる部分があるとの注意書きです。また、こうした部分は、(素材特性なので)初期不良の対象にはならないとの記載もあります。
Appleなどのグローバルメーカーがカーボン素材を利用しないのは、(一部の人の)美観上のクレームがあるからでしょう。
ただ、Atlasは、工業的(性能的)に意義があるならば、そうした点もデザインに見える性質なので、全く気にならないという点は付記します。
また、一般的にみても、「Z」の名前の復活にふさわしい高級感があります。
重量は、構成に寄りますが、最大でも1.07kgです。
カーボン素材を活かした形でとても軽いです。
キーボードは、パワーアップした部分です。
本機もアイソレーション式です。
19mmのフルサイズで、キーストロークは15mmです。
静音性も強調される製品ですが、パンタグラフ式です。
このあたりまではSX14なども、だいたい同じ仕様です。
しかし、本機は、キートップの加工が豪華で、昔のタイプライターのような凹みがあるほか、耐指紋加工もなされます。
VAIOのキーボードは、どれも打ちやすいですが、本機は一段と「芸が細かい」といえます。しっかり傾斜も付けられますし、この部分であまり不満はでないでしょう。
バックライトは下位機種同様に付きます。
一方、キーボードは、目立たない「隠し刻印」タイプも選べます。
液晶パネルは、アンチグレア処理がなされた14 型ワイド液晶です。
本機の場合も、4Kパネルを選択可能です。
この場合、パネルは、ロゴと購入画面の細かい字の説明を見る限りHDR対応の広色域化パネルのようです。
デザイン関係の仕事には向くでしょう。ただ、IPSなどのパネルの種類は非開示で、視野角が分かりません。本機は、高級機なので、すこし問題です。
記載がない以上、実物を確認しても、ロット単位でかわる可能性もあります。
CPUは、どの機種も Core i7-11390Hです。
クロック速度は少しこちらが速いものの、実用上、SX14シリーズの上位構成のCore i7-1195G7とほぼ同じグレードと考えて良いです。
冒頭書いたように、10000を超えると「かなり快適」といえる水準で、本機もそれを超えます。
なお、本機は、TDPが35Wと多少発熱するCPUなのですが、VAIOによると、カーボン素材を利用した恩恵で、これらのCPUが搭載できたようです。
こちらも、先述の「VAIO TruePerformance」という独自のチューニングを施しています。
GPU(グラフィックス用のプロセッサ)は、VAIOはどの機種も、単独のものはなくゲーム向きはありません。
ただ、本機については、統合型ながら評判の良いiRISxを装備するため、それなりには期待できます。
メモリーは、8GB・15GB・32GBから選択が可能です。
ストレージ(ハードディスク)は、こちらも第4世代ハイスピードSSDです(PCI Express 4.0対応)。
第3世代とおなじPCIeですが、理論上の速度が32Gb/sから64Gb/sに上がっています。実際的にも、この世代は、4GB/s以上の高速化を望める点で、意義はあります。
光学ドライブは、本機も未搭載です。
別に買う必要があります。
接続端子は、本機のUSBは、(丸い)USB-C端子のみ2基です。
ただ、速度規格はUSB4なので、現状で最速クラスであり、贅沢です。
このほかは、HDMI端子が装備されます。
本体の充電(給電)もUSB-C端子を利用します。USB-PD仕様なので、【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で書いたような、65Wモデルならば、それらから、PCへの給電もできます。
BUFFALO USB ハブ
¥1,480 Amazon.co.jp (3/3執筆時)
一方、従来的なUSB-A端子は省略です。何かしらの機器とつなげたい場合は、変換ケーブルが必要です。
本機はUSB-Cポートも少ないので、自宅で色々つなぐならば、USBハブタイプが良いでしょう。
ネットワークは、有線LAN・Wi-Fi6・Bluetooth 5.1の構成です。
本機も、追加料金でLTEモジュールが組み込めます。
バッテリーは、4K選択時でも17時間保ちます(フルHDなら倍)。
先述のように、本機は35WクラスのCPUですが、軽量なカーボン素材の恩恵で、バッテリー量を増やせた結果、この数字です。
オフィスソフトは、未搭載です。
このあたりの仕様は、他機と同じです。
カメラは、200万画素クラスで、デフォルトで顔認証が利用できます(指紋認証も可能)。
フライバシーシャッター付ですので、必要に応じて簡単にオフにできます。
マイクもノイズキャンセリング機能が付きの、ステレオマイク装備です。ちょっとした会議などならば、これでもいけるでしょう。
スピーカーもステレオでドルビー対応で(音楽はともかく)、会議の音声などは聞き取りやすいものが採用されます。
こうした部分について、言えば、新しいZシリーズは「テレワーク対応」部分でかなり進化したと言えるでしょう。
そのほか、本体構造も、180度オープンにできる構造です。ショートカットで表示の回転も容易です。
本機は、(液晶表面処理の関係もあり)タッチパネルは選択不可ですが、それでも便利でしょう。
--
以上、VAIO Zシリーズの紹介でした。
カーボン素材の採用が目玉です。これにより、耐久性だけでなく、高性能なCPU、長時間稼働を実現できています。デザイン的にも、カーボン素材で液晶の四隅が狭くできたので、美観もかなりよいです。
その上で、キーボードの打ちやすさ、カメラ・マイクなどのテレワーク対応力、形状的な商談対応力など、ビジネス用上位機として、細かい所まで気が利いています。
このあたりは、汎用性を持たせるために特化できない海外勢にはできない部分であり、評価できます。
2-2・VAIO A12シリーズ
【2019年】
【最小構成】
17・SONY VAIO A12 VJA1211
¥174,680 ソニーストア(5/26執筆時)
CPU:Core i5-8200Y(1.30GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD 約128GB
モニタ:IPS12.5 型ワイド(1920x1080)
【ハイスペック構成】
18・SONY VAIO A12 VJA1211
¥174,680 ソニーストア (5/26執筆時)
CPU:Core i5-8200Y(1.30GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD 約256GB
モニタ:IPS12.5 型ワイド(1920x1080)
【3機種共通の特徴】
OS:Windows 10 Home
光学ドライブ:なし
重量: 約 1.2kg
接続:USB-A (3.0)×3 HDMI SD
通信:Wi-Fi5 Bluetooth4.1 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大15時間
VAIO A12 は、やや特殊なVAIOのシリーズです。本機は、その「2世代目」です。
画面サイズは、12.5インチの機種です。
本機は、マイクロソフトほか、台湾・中国系のPCブランドが出している、キーボードの取り外しが可能な2in1タイプとなります。
相当程度、二番煎じ感がありますが、同社では初めてとなります。
重量は、1.2kgと軽量です。
さらに、キーボードを外した状態だと622gです。
ただ、タブレット部分自体の厚みは7.4cmなので、持ちやすいかと言われれば微妙な部分はあります。
専用クレードルとスタイラスペンを追加できるので、どちらかと言えば、ペンタブのように、タブレット型でも置いて使うことを想定した作りに思えます。
キーボードは、こちらもキーとキーの間が空いた、アイソレーション式のキーボードです。
液晶パネルは、言及値します。
フルHDながら、タッチパネル式で、品質的にも視野角が広い高級IPS液晶パネルだからです。
現行のソニーで、IPS液晶の使用を明言するのはこの機種だけです。
液晶の視認性においては一層高い期待ができます。ペンタブ用途で使う方の利便性も考えてのことでしょう。
CPUは、2019年から、Core i5-8200Y(1.30GHz)のみ選択可能です。
形状的に超省電力のCPUを採用しなければならない点で、Corei5でもCPUスコアが5000を大きく下回ります。
上で紹介した、Sシリーズなどのスコア比べると非力であることが分かります。
メモリーは、8GBのみ選択可能です。
ストレージ(ハードディスク)は、第1世代のSSDと第三世代ハイスピードSSDと選ぶことが可能です。
光学ドライブは、未付属です。
接続端子は、USBポート3.0ポートが2つと、給電対応のUSB3.0規格のポートが1つです。
そのほか、HDMI端子とアナログVGA端子が搭載されます。構成は他機と同じです。
通信は、発売時期の関係もあり、Wi-Fi5・Bluetooth4.1・有線LANという構成です。
SXシリーズと比べると、すこし見劣りします。
オフィスソフトは、こちらもオプションです。
バッテリーは、超省電力CPUを採用する恩恵で、約15時間保ちます。
ただし、バッテリーは、画面側とキーボード側相当に搭載されるので、タブレット単独で利用する場合は、8時間弱となります。
そのほか、チャット用のHDカメラが搭載されますが、オプションで、顔認証にも対応できます。また、リアカメラを備えることも可能です。
指紋認証は、本機については、+2000円のオプション対応です。
--
以上、VAIO A12シリーズの紹介でした。
2in1タイプは流行ですが、先述のように、ノートPCとしてCPUがかなり非力な点がネックです。
その点で、完全に使途が定められる上級者に限っておすすめします。
19・SONY VAIO A12 ALL BLACK EDITION
¥293,480 ソニーストア (5/26執筆時)
CPU:Core i7-8500Y(1.5GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD 約256GB
モニタ:14 型4Kワイド(3840x2160)
OS:Windows 10 Home
光学ドライブ:なし
重量: 約 1.02kg
接続:USB-A (3.0)×3 HDMI SD
通信:Wi-Fi5 Bluetooth4.1 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大10.6時間
VAIO A12 ALL BLACK EDITIONは、A12シリーズのスペシャル版です。
他シリーズと同じで、外観を「オールブラック」にしたうえで、指紋認証機能もデフォルトで備える機種となります。顔認証もオプションながら対応です。
一方、CPUは、やや良いものを採用していますが、やはり、ベンチマーク値で5000には届かないレベルで、あくまで「モバイル用」です。
それ以外の部分は、通常機と同じです。
今回の結論
VAIO株式会社の最新VAIOのおすすめ機種はこれ!
というわけで、今回はVAIOの現行機種を全機種紹介してきました。
最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのオススメ機種!を書いていきます。
第1に、家庭用として、ないしモバイル兼用PCとして、最もおすすめできる機種は、
【2021年10月発売モデル】
【Atlas推奨構成】
11・SONY VAIO SX14 VJS1441
¥201,200 ソニーストア(5/26執筆時)
11・SONY VAIO SX14 VJS1441
¥205,500 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU:Core i5-1155G7(2.5GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14型 4KHDR
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.13kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI SD
通信:Bluetooth 5.0 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大30時間
マシンパワー ★★★★☆
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★☆
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
VAIO SX14シリーズでしょう。
最小構成は、Cleronですが、長く現役で使うことを考えて、スコアが優れるCore i5は選んでおきたいところです。
画面サイズは、14インチで、重さも約1kgと軽量である点も評価できます。
持ち運ぶのに手軽な重さと、作業に支障がない画面サイズであり、「1台で全てをまかなう」には、最適な機種です。
なお、画面は4Kにカスタマイズしました。
本編で書いたように、この部分が良いと、使い勝手がかなり変わってきますので、できれば、そうした方が良いでしょう。
バッテリーは、最大30時間(4K仕様だと17時間)保つ性能ですので、モバイル・自宅兼用として大活躍するでしょう。
また、予算があれば、SSDを512GBにすると、より快適だと思います。
ただ、高速なUSB3.1(USB-C)端子があるため、小型ストレージで運用しても問題ないでしょう。
【2021年発売】
【書込ソフトのみ】
3・ロジテック LDR-PML8U3CLBK
¥3,655 Amazon.co.jp (5/26執筆時)
【書込・再生ソフトあり】
4・ロジテック LDR-PML8U3CVBK
¥3,982 Amazon.co.jp (5/26執筆時)
なお、こちらの機種はオールインワンノートではないために、DVDドライブが付属しません。
しかし、それ程高くないですし、別売りのポータブルドライブ(USB電源だけで動くもの)を買えば良いでしょう。
1・ポータブル光学ドライブの比較 (1)
1-1:DVDドライブ
1-2:ブルーレイドライブ
2・ポータブル光学ドライブの比較 (2)
2-1:UHD-BDドライブ
3・ポータブル光学ドライブの比較 (3)
=最終的な「おすすめ機種」の提案
詳しくは、このブログの 以上の記事で紹介してありますので、よろしければご覧ください。
第2に、2台目のサブノートとしてモバイルで使う場合に、最もおすすめできる機種は、
【Atlas推奨構成】
6・SONY VAIO SX12 VJS1241
¥191,500 ソニーストア (5/26執筆時)
CPU:Core i5-1155G7(2.5GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:12.5型 フルHD
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 約 887-897g
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI SD
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大30時間
マシンパワー ★★★★☆
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★☆
軽量性 ★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★★
画面の見やすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
サブノートとして考えた場合、やはりVAIO SX12がダントツでおすすめです。
CPU構成は、モバイル用なのでCorei3でも良いと思います。
ただ、執筆時は、値段差があまりないため、Corei5にしました。
さらに、SSDは、マストではないですが、第4世代のSSD256GBに換装しておけば、相当高速なノートPCとして運用できるでしょう。
この機種は、【SIMフリー LTE対応】モデルです。
日本製のモバイルPCでは珍しい展開であり、これだけを目当てにこのPCを選んでも良いくらいです。
小型ですが、排熱がしっかりしているため、熱でCPUが低速化してしまうことも防げるでしょう。
第3に、自宅に置いて利用する大画面の15インチノートとしておすすめの機種は、

【Atlas推奨構成】
2・SONY VAIO S15 VJS1551
¥159,800〜 ソニーストア (5/26執筆時)
CPU: Core i3-1215U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(3rd) 512GB
モニター:15.6型 フルHD
光学ドライブ:DVDドライブ
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:DVDドライブ
重量: 約 2.25kg
サイズ:幅361.4x高さ26x奥行254mm
接続:USB3.0x3 HDMI, D-sub, SD
通信:有線/無線LAN(Wi-Fi5)Bluetooth4.1
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大6.5時間
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★☆☆☆
バッテリーの保ち ★★★☆☆
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
S15シリーズが良いと思います。
15インチと大きな画面で、オールインワン型なので、家族で共用するPCとしても良いと思います。
CPUは、先述のように、Core i5以上は、一般ユーザーには「良すぎる」部分があるので、この部分は節約して良いかと思います。
それでも、13000ですし。
その分、SSDの部分を少し豪華にしましたが、速度面での総合的な快適性はこちらの方が上でしょう。
【ハイスペック構成】
3・SONY VAIO S15 VJS1551
¥159,800〜 ソニーストア (5/26執筆時)
CPU:Core i7-12700H(2.3GHz)
メモリ:16GB
ストレージ:SSD(3rd) 1TB
モニター:15.6型 4K HDR
光学ドライブ:ブルーレイドライブ
マシンパワー ★★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★☆☆☆
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
ただし、「ハイスペック機」を希望するならば、以上のような構成が良いでしょう。
家庭で利用する場合、最先端の4K HDR対応で、とくに、ゲーム・動画などの視聴環境を重視するならば、(ややオーバースペック気味ながら)選択肢にできます。
職場や書斎で利用する場合も、デザイン的にも、性能的にも「ビジネス向けハイエンドオールインワン」として便利かと思います。
液晶も、しっかりノングレアにですので。
むろん、これらを交換すれば、「ハイエンド機」のレベルですから、しっかりした目的がないならばオーバースペックでしょう。
なお、多少節約する場合は、PCIeSSD 512GBに換装するのがおすすめです。
ーーー
【2019年発売モデル】
【最小構成】
1・SONY VAIO S15 VJS1541
¥135,000〜 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU: Core i5-9300H(2.4GHz)
メモリ:4GB
ストレージ:500GB
モニター:15.6型(1355x768)
光学ドライブ:DVDドライブ
【機種共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
重量: 約 2.25kg
接続:USB-A (3.0)×3 HDMI SD D-sub
通信:Wi-Fi5 Bluetooth4.1 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大6.5時間
一方、本編ではかけませんでたが、1世代前のモデルがのこります。
大きな違いは、CPUです。
前世代は、2019年登場モデルということもあり第9世代のインテルのCPUです。
Core i7以上は水準としては「悪くない」ですが、コア数(6コア/8コア)の部分を含めて新機種とはかなり性能差があります。
インテルは、現世代で(消費電力に比した性能を)かなり高めているので、実質的に旧機種は、型落ちと言うよりも「下位機種」として考えねばいけません。
そのほか、端子構成が古い(USB-C未対応)部分や、ネットワーク構成が古い(Wi-Fi5 Bluetooth4.2)部分もあるので、全体として選びにくいといえます。
第4に、できるだけ安く、VAIOのノートPCを手に入れたい方は、
【2021年現行モデル(2019年〜)】
【最小構成】
4・SONY VAIO FL15 VJFL51
¥79,200〜 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU: AMD Ryzen3 4300U (2.7GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:256GB (SSD)
モニター:15.6型 フルHD
光学ドライブ:
OS:Windows 10 Home
重量: 約1.85kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大7.5時間
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★☆
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★☆☆☆
バッテリーの保ち ★★★☆☆
画面の見やすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
VAIO FL15シリーズでしょう。
本編でも書きましたが、 CPU・メモリ量・SSD・ネットワーク(Wi-Fi)・接続端子(USB-C)という大事な部分で、しっかりしたパーツを採用しています。
この点で、10万円以下という予算の縛りで考えると、他社モデルを含めても有力な候補と言えます。
矢印キーの部分の、変則的なキー配置が問題にならないならば、本機で良いかと思います。
第5に、テレワークやノマドワークで、軽量かつ高性能なノートが必要な場合は、
【Atlas推奨構成】
14・SONY VAIO Z VJZ142
¥279,920 ソニーストア (5/26執筆時)
14・SONY VAIO Z VJZ142
¥291,800 VAIOストア (5/26執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14型 4KHDR
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.07kg
接続: USB-C (4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(207万画素)
バッテリー:最大17時間
マシンパワー ★★★★★★
読み書き速度 ★★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
VAIO Z でしょう。
必要に応じてですが、上の仕様にLTEモジュールをプラスすると、ビジネス用として「完全」かと思います。
本体は、カーボン素材を利用したことで、持ちはこび時も安心な耐久性を確保できています。
その上で、先述のように、キーボードやカメラ周りが、同社の他機よりビジネス方向に高度化しています。
デザイン性の部分でも、カーボンの特性を活かし、ディスプレイの周り(ベゼル)を薄くできている部分を含めて、評価できます。
いずれにしても、「カーボン素材」をうまく活かすことで、競合も多い、30万前後の高級ノートPCとしてうまくプレゼンスをだしており、「Zシリーズ」の名前にふさわしい製品と言えます。
一方、やはり値段は高いので、カスタマイズは4Kディスプレイのみの最小限でも十分かと思います。
CPU部分は、他社を見回せば、もう少しスコアがでるCPUを採用するビジネス用がないわけでもないです。
ただ、本機は「テレワーク・商談・出張・ノマドワーク」などビジネスに高度に特化したノートPCである点をふまえると、「快適」といえるこの水準があれば、全く問題ありません。
BUFFALO USB ハブ
¥1,480 Amazon.co.jp (5/26執筆時)
一方、端子は少なめなので、家庭で色々な機器をつなげる方については、USB-C端子しかないので、変換対応のハブがあると便利です。
補足:Officeについて
最後にMicrosoft Officeについての補足です。
VAIOのノートPCは、Office ソフトについてはオプションです。
Office Personal 2021
・word excel outlook
¥19,800
Office Home Business 2021
・+powerpoint
¥25,300
Office Professional 2021
・フルセット
¥52,800
価格は以上です。
Officeだけ別に買う選択肢もあります。パッケージ版のOffice2021格安購入術 については【こちら】で書きました。
結論的に言えば、別にパッケージ版を購入するよりも、セット販売の方が安いです。
ただ、パッケージ版は、2台までインストールが可能ですが、こちらは、VAIO1台のみ、また、このパソコン以外のPCにはインストールできない規約・仕様となります。
なお、Office Premiere+365も選択できます。これについては【こちらのOffice365についての比較記事】で紹介したように、1年間ライセンス制のものになります。そのため、基本的には、Office2016が良いと思います。
補足:ノートPC関連記事の紹介
というわけで、今回はVAIOの最新機種の紹介でした。
最後に、周辺機器について何点か補足しておきます。
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【2021年発売】
【書込ソフトのみ】
3・ロジテック LDR-PML8U3CLBK
¥3,655 Amazon.co.jp (5/26執筆時)
【書込・再生ソフトあり】
4・ロジテック LDR-PML8U3CVBK
¥3,982 Amazon.co.jp (5/26執筆時)
第1に、光学ドライブです。
VAIOは、全機種とも光学ドライブが未搭載です。そのため、別途購入する必要があります。
ドライブを購入する場合ですが、Windows10では、OS標準のWindows Media Playerに再生機能が付属しなくなったため、OSだけではDVDが見れなくなっています。
そのため、再生ソフトが付属する機種を選んで購入する必要があります。
詳しい「おすすめ機種」については、このブログの【Windows用のDVDドライブとブルーレイの比較記事】をご覧ください。
ーー
第2に、無線LANルーターです。
先述のように、VAIOのSXシリーズなどは、近年登場した11ax(Wi-Fi6)という新しい高速無線LAN規格に対応します。
2019年頃に定まった規格なので、最近ルーターを換えた記憶がない方は、(速度と言うより)通信安定性の改善になる可能性があります。
1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・Wi-Fi 6対応ルーターの比較
4・メッシュWi-Fiの比較
5・無線LAN中継機の比較
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】の記事をご覧ください。
長いのですが、さしあたって、1回目から読んでいただければ、しっかり分かるかと思います。
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第3に、マウスです。
VAIOには、マウスは付属しません。
入力デバイスも合わせて新調されたいかた、このブログでは、【手が疲れないおすすめマウスの比較記事】があります。
Microsoft純正品も紹介しますので、興味のある方は、こちらもよろしくお願いします。
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第4に、プリンターです。
PC購入に合わせて、PC購入を考えている方は多いと思います。
最新のインクジェットプリンターや、レーザープリンターの導入を考えている人は、このブログには、【全50機のプリンターの目的別選び方】という記事もあります。
常に最新版に更新していますので、よろしければご覧ください。
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第5に、セキュリティソフトです。
WindowsはOS標準でのセキュリティソフトは付属しません。一方、最近は、複数台利用できる長期契約のライセンスが多くなっています。
もし興味がある方がいましたら【Windows用ウイルス対策ソフトの比較記事】をご覧ください。機能面のほか、「まさかの際のユーザーサポートの充実度」などの点から、複数のソフトを比較しました。
1・VAIOのノートPCの比較
2・SurfaceBookの比較
3・Macbookの比較
4・激安ノートPCの比較
5・PC用のビジネスバッグの比較
そのほか、VAIO以外のノートパソコンと比較して考えたい方は、よろしければこれらの記事もご覧ください。
また、VAIOを入れて持ち運ぶ、PC用のビジネスバッグの新調を考えている方、5番の記事もよろしくお願いします。
最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで記事を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。