今回のお題
VAIOの最新ノートPCのおすすめ機種とその選び方は?
ども、Atlasです。
今日は、2022年9月現在、最新のVAIOのノートPCの比較の2回目記事です。
1・VAIOのノートPCの比較 (1)
1-1:VAIO S15シリーズ
用途:据置用〈15.6型〉
予算;14万円〜
1-3:VAIO SX12シリーズ
用途:モバイル用〈12.5型〉
予算;15万円〜
1-2:VAIO S13シリーズ
用途:モバイル兼用〈13型〉
予算;13万円〜
2・VAIOのノートPCの比較 (2)
2-1:VAIO SX14シリーズ
用途:モバイル兼用〈14型〉
予算;16万円〜
2-2:VAIO Zシリーズ
用途:モバイル兼用〈14型〉
予算;24万円〜
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
=予算別の選び方まとめ
前回紹介できなかった、SX14シリーズなどを追加で紹介します。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種」を提案する形で記事を進めていきます。
よろしくお願いします。
2-1・VAIO SX14シリーズの比較
はじめに、自宅・モバイル兼用に向く、14インチ画面のSX14シリーズの紹介です。
(そこそこ)大画面機としては、上級と言える製品で、構成によっては、4Kディスプレイも選べる仕様です。
前回同様に、値段別に、いくつかの構成例を挙げながら、説明していきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年7月発売モデル】
【最小構成】
14・VAIO SX14 VJS1451
¥156,601 ソニーストア(12/11執筆時)
【最小構成】+顔認証・指紋認証<
14・VAIO SX14 VJS1458
¥169,800 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU:Celeron-7305(1.10GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 128GB
モニター:14型 フルHD
カメラ:HDカメラ(97万画素)
【Atlas推奨構成】
15・VAIO SX14 VJS1451
¥198,101 ソニーストア(12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
15・VAIO SX14 VJS1458
¥204,300 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU:Core i3-1215U(1.20GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14型 フルHD
カメラ:フルHD(207万画素)
【標準仕様】VJS14590111B VJS14590411W
16・VAIO SX14 VJS1451
¥230,101 ソニーストア (12/11執筆時)
CPU:Core i5-1240P(1.70GHz)
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(43h) 512GB
モニター:14型 フルHD
カメラ:フルHD(207万画素)+指紋/ TPM
【ハイスペック構成】
17・VAIO SX14 VJS1451
¥263,600 ソニーストア(12/11執筆時)
CPU:Core i7-1260P(2.10GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:15.6型 4K HDR
カメラ:フルHD(207万画素)+指紋
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.17kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.0 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ
バッテリー:最大27時間
VAIO SX14 (VJS145シリーズ)は、同社の「中くらいサイズ」のVAIOです。
2018年登場で、その後CPUなどの細かい仕様が変わり、今回で第5世代となりました。
本機も、VAIOストア版は、後述する指紋認証と顔認証が標準付属で、構成から外せない仕様です。SONYストアとの値段差はその部分もあります。
サイズ感は、先ほどみたS13シリーズ(13.3インチ)と「ほぼ同じ」です。
ただ、上級のSXシリーズに属する機種なので、SX12シリーズと同じく、本体に炭素繊維の採用です。
S13シリーズ・S15シリーズよりも剛性が高い、筐体の部分で上級なシリーズと言えます。
重量は、構成で異なるものの、最大でも1.17kgです。
そこそこ作業面積が広い画面サイズですが、かなり軽量です。
筐体も薄型設計であり、多少画面が大きいPCを持ち運びたいというニーズにはSX14は最適です。
キーボードは、本機も、性能は良いです。
キーピッチも通常キーは19mmのピッチを持つフルサイズです。キーストロークも、バイオ標準の1.5mmをキープします。パンタグラフの出来も良く、静音性が高いです。
Fキーが多少小さいですが、打ちにくいということはありません。
他機同様にフッ素含有UV硬化塗装を施すため、経年変化によるテカリも軽減されます。
キーボードのバックライトがあるので、暗い場所での利用には便利と言えます。なお、バックライト搭載では、現状、最も画面が大きなモデルです。
液晶パネルは、3種類から選べます。
第1に、フルHD解像度(1920×1080)です。
これが標準で、一般的と言えます。画面はノングレア(非光沢)です。
第2に、フルHDのタッチパネルです。
写真のように、タッチペンも使える仕様です。
ただ、タッチパネル式は他社機を含めて基本的にグレア(光沢)ですので、映り込みに注意が必要です。
外部モニターについて書いた記事ですが、タッチパネル液晶については【タッチパネル液晶モニターの比較記事】に、その特性部分を含めて説明を書きました。
タッチ式を選びたい方は、ご覧ください。
第2に、4K HDRパネルです。
解像度が高いので、表示できる情報量も多いです。
個人的には、上位パネルだけで言えば、タッチペンを利用しないならば、HDR対応の4K (3840×2160)を選んだ方が良いかと思います。
先述のように、Windows10以降は(iPhoneなどと同じ仕組みで)文字4倍の密度で「高詳細に」表示する設定も可能なので、字を細かくしすぎずに視認性を保つことも可能です。老眼の方でも、予算に都合がつけば、4Kがおすすめです。
アンチグレア処理もなされます。
ビジネス向けを意識したと言える仕様で、映り込みは少なく快適でしょう。
液晶パネルの種類は、本機も、非公開です。
ただ、少なくとも、ノングレアのフルHDモデルは、IPSあるいは、ADSなどの「IPS系」でしょう。
この画面サイズ、この値段でTNはあり得ませんし、(保証はしませんけれど)心配ないと思います。
SX14シリーズも、旧モデルでは「IPS」と説明があった時期があります。
おそらく、それと同傾向の特性を持つADSほか「ジェネリックIPS」のどれかを使っていると思います。
4K HDRモデルは、さらに性能の良い広色域パネルを利用します。
タッチパネル機は、液晶パネルを含めて、不明です。
Atlasも旧機種を含めて見たことはないです。
CPUは、4種類から選択可能です。
簡単にいってしまうと、先ほどみたSX12シリーズ・S13シリーズと全く同じCPUです。
調達価格を下げるための工夫でしょう。
したがって、ベンチマーク評価はそちらと同じです。
詳しくはそちらで説明しました。
繰り返せば、core i3でも快適水準は超えますので、一般ユーザーはそちらが、費用対効果が良いかと思います。
もちろん、スペックが相当悪いCleronだけは選ばないようにした方が良いです。
少しハードに使われる場合は、12コア16スレッドのCore i5を選びましょう。
Corei7は、シングルコアのクロック数はCore i5より高い(1.7GHz→2.1GHz)ですが、実際的に、値段差ほどの性能差は期待しにくいので、あまりオススメしません。
Corei5以上は、「VAIO TruePerformance」という独自のチューニングもなされます。
先述のように、ヒートパイプなどの熱処理を意味するのだと思います。
メモリーは、4GB〜32GBか選択が可能です。
CPUを最上位構成にした場合のみ、32GBが選択できます。
ストレージ(ハードディスク)は、「スタンダードSSD」と、「第4世代ハイスピードSSD」から選択できます。
他機と同じなので、説明は繰り返しませんが、それぞれ上表のPCIe-3rd・PCIe-4thに相当するものと考えてください。
値段差が5000円前後なので、素直に「第4世代ハイスピードSSD」を選ぶのが良いかと思います。
光学ドライブは、本機も未搭載です。
別に買う必要があります。
接続端子は、USBは、昔ながらの(四角い)USB-A形状の端子が2つと、高速対応の(丸い形状の)USB-C端子も2ポート付属です。
USB-Cは、PCの充電との兼用です。
USB-Cは、速度的にUSB4.0なので、かなり高速です。
本機の場合も、【ポータブルSSDの比較記事】で見たようなUSB3.1規格以上の超高速型の外部ストレージのスピードを殺さずに、つなげられます。
外部充電器の利用など、その他の部分については、詳しくはSX12シリーズのところで書きましたので、そちらをご覧ください。
ネットワークは、有線LAN・Wi-Fi 6・Bluetooth 5.1の構成です。
SX12シリーズと同じです。やはり、先述の最新の高速規格Wi-Fi6に対応する点が注目点です。
本機も、+16,500円で、SIM対応となりLTE/4G回線が利用可能です。
オフィスソフトは、本機も未搭載です。
本機の場合も、Office2021はオプションで選べます。
ただ、ライセンスは本機のみ使えるものにはなります。2PC以上のフリーライセンスでお考えならば、【Office2021の選び方の記事】をご覧ください。
バッテリーは、最大で27時間保ちます。
ただし、4K HDR液晶パネルを選択した場合は、14.8時間です。
カメラは、標準構成だと、普通のチャット用のHDカメラです。
本機も、フライバシーシャッター付ですので、必要に応じて簡単にオフにできます。
なお、オプションで、207万画素のFull HDカメラに変更可能です。その場合、「Windows Hello対応」となるので、顔認証が可能です。
先述のように、VAIOは人感センサーを付属させています。
顔認証連動させてオートログオンさせること、または、離席時にオートログオフさせる機能があるため、これが便利に思える場合は、カメラオプションを付けても良いかと思います
マイクも、SX12と同じで、通話しやすいステレオアレイマイクで、AIノイズキャンセリング機能も付属する点で豪華です。
テレワーク利用時の利便性は、他社もですが、数年で進化しています。
指紋認証機能は、オプションです(VAIOストアモデルは標準)。
片方だけオプション追加するならば、チャットなどに汎用性がある、カメラ(顔認証)のほうでしょう。
そのほか、本機もTPMセキュリティーチップもオプションで選べます。
スピーカーは、内蔵です。
ただ、他社機同様、内蔵スピーカーの音質はあまり期待できません。
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以上、VAIO SX14シリーズの紹介でした。
自分用のメイン機(一台目)として、自宅でも、職場でも、持ち運んでも利用するならば、本機が選択肢となります。
一方、SX12は完全に「モバイルより」、S13も「本質はモバイル」な機種なので、値段を考えないならば、VAIOの「真の兼用機」はこのシリーズです。
他シリーズと同じCPU構成で、値段は高くはなるのですが、自宅用なので、この部分はすこし張り込んでも良いでしょう。
4K仕様がおすすめですが、予算によっては、フルHDでも十分OKです。
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【Atlas推奨構成】
15・VAIO SX14 VJS1451
¥198,101 ソニーストア(12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
15・VAIO SX14 VJS1458
¥204,300 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU:Core i3-1215U(1.20GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
カメラ:フルHD(207万画素)
なお、カスタマイズする場合のオススメ構成は、こちらです。
CPUは、20万を切る構成で考えたのでCore i3にしました。その上で、顔認証ができるように、カメラオプションを付けています。
先述のように、VAIOで販売される方の基本構成は、指紋認証も搭載で、外せないので、その場合は、普通のカメラでも良いかと思います。
一方、メインマシンとして運用するならば、Core i5まで投資する価値はあるかと思います。4Kもできればあった方が良いです。
「自宅のメイン機」としても使うならば、長期間の使用でのCPU性能などの陳腐化を避ける意味でも、上位構成を考えても良いでしょう。
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【ハイスペック構成】
18・ VAIO SX14 VJS 1451 ALL BLACK EDITION
¥283,801 ソニーストア (12/11執筆時)
CPU:Core i7-1260P(2.10GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:15.6型 4K HDR
カメラ:フルHD(207万画素)
なお、SX14シリーズについても、VAIO SX14 | ALL BLACK EDITIONという特別筐体の製品があります。
本体デザインは、やはり筐体が「高級仕様」になります。
SXシリーズは、外装にカーボンを使うため、カーボン素材の風合いを楽しめるような配色にしています。
機能性は変わりませんが、「デコレーション料金」の分、少し高いと考えてくだい。
性能面でも、このデザインだけは、14コア・20スレッドのCore i7-1260Pになります。
かなり高性能です。
ただ、本機の場合も、GPU(グラフィックス)部分とのバランスを考えると、あえてここまでのスペックを必要なシーンはあまりないような気はします。
2-2・VAIO Zシリーズの比較
続いて、14インチのZシリーズの紹介です。
VAIOのモバイル兼用の「ハイエンド」は、伝統的にこのシリーズ名です。
【2022年1月発売】
【最小構成】+顔認証・指紋認証
19・SONY VAIO Z VJZ142
¥267,920 ソニーストア(12/11執筆時)
【最小構成】+顔認証・指紋認証
19・SONY VAIO Z VJZ1428
¥279,800 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14 型ワイド(フルHD)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
20・SONY VAIO Z VJZ142
¥254,600 ソニーストア (12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
19・SONY VAIO Z VJZ1428
¥284,000 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14型 4KHDR
【ハイスペック構成】
21・SONY VAIO Z VJZ142
¥280,920 ソニーストア (12/11執筆時)
CPU: Core i7-11390H(3.4GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:14型 4KHDR
【3機種共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.07kg
接続: USB-C (4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(207万画素)
バッテリー:最大17時間
VAIO Z は、14インチノートPCのハイエンド機です。
2021年に登場した「新Zシリーズ」からカウントして2代目になりました。
こちらは、VAIO直販も、ソニーストアも、顔認証と指紋認証が搭載(外せない)機種ですので、値段は比べやすいです。
高級機ノートPCの定義はいくつかあります。
本機については、外装の剛性を考慮された部分で「高級機」です。
最近は、Appleをはじめとして金属の合金素材を成形するデザインが流行ります。
しかし、本機は、樹脂ほか、カーボンファイバー(炭素繊維)を複合的に重ねることで、約2倍の強度を出した部分売りです。
カーボンファイバーは、カーボンそのものではないですが、軽量で剛性が高い素材です。
ロードバイクなどの自転車部品や、あるいは、三脚や掃除機などにも利用されているので、このブログの比較記事にもしばしば登場する素材です
しかし、 PC筐体への採用は珍しく独自です。なお、SXシリーズもカーボン素材ですが、複合的に使う点で、本機とはことなります。
一方、積層させる素材なので、重なり部分が傷のように見える点、素材的に色味がやや変わる部分があるとの注意書きです。また、こうした部分は、(素材特性なので)初期不良の対象にはならないとの記載もあります。
Appleなどのグローバルメーカーがカーボン素材を利用しないのは、(一部の人の)美観上のクレームがあるからでしょう。
ただ、Atlasは、工業的(性能的)に意義があるならば、そうした点もデザインに見える性質なので、むしろ「機能美」と思えるという点は付記します。
また、一般的にみても、「Z」の名前の復活にふさわしい高級感があります。
重量は、構成に寄りますが、最大でも1.07kgです。
カーボン素材を活かした形でとても軽いです。
キーボードは、本機もアイソレーション式です。
19mmのフルサイズで、キーストロークは15mmです。
この部分は、SX14とだいたい同じ仕様です。バックライトもしっかりありますし、耐指紋加工や昔のタイプライターのような凹みもあります。
VAIOのキーボードは、どれも打ちやすいです。しっかり傾斜も付けられますし、この部分であまり不満はでないでしょう。
なお、キーボードは、目立たない「隠し刻印」タイプも選べます。
液晶パネルは、アンチグレア処理がなされた14 型ワイド液晶です。
4K HDRパネルを選択可能です。
この場合、パネルは、ロゴと購入画面の細かい字の説明を見る限り、他シリーズにも採用があったHDR対応の広色域化パネルです。
CPUは、どの機種も Core i7-11390Hです。
発売時期の関係もあり、SX14シリーズの上位構成のほうが、数字は良いです。
本機は、TDPが35Wと多少発熱するCPUなのですが、VAIOによると、カーボン素材を利用した恩恵で、これらのCPUが搭載できたようです。
実際、シングルコアあたりのクロック数は高いので、作業の種類によっては、本機の方が性能を発揮しやすいとは言えそうです。
こちらも、先述の「VAIO TruePerformance」という独自のチューニングを施しています。
メモリーは、8GB・15GB・32GBから選択が可能です。
ストレージ(ハードディスク)は、こちらも第4世代ハイスピードSSDです(PCI Express 4.0対応)。
光学ドライブは、本機も未搭載です。
別に買う必要があります。
接続端子は、本機のUSBは、(丸い)USB-C端子のみ2基です。
速度規格はUSB4.0なので、他機と同じですが、現状では最高速クラスです。
このほかは、HDMI端子が装備されます。
本体の充電(給電)もUSB-C端子を利用します。USB-PD仕様なので、【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で書いたような、65Wモデルならば、それらから、PCへの給電もできます。
BUFFALO USB ハブ
¥1,480 Amazon.co.jp (3/3執筆時)
一方、従来的なUSB-A端子は省略です。何かしらの機器とつなげたい場合は、変換ケーブルが必要です。
本機はUSB-Cポートも少ないので、自宅で色々つなぐならば、USBハブタイプが良いでしょう。
ネットワークは、有線LAN・Wi-Fi6・Bluetooth 5.1の構成です。
本機も、追加料金でLTEモジュールが組み込めます。
バッテリーは、4K選択時でも17時間保ちます(フルHDなら2倍)。
先述のように、本機は35WクラスのCPUですが、軽量なカーボン素材の恩恵で、バッテリー量を増やせた結果、この数字です。
オフィスソフトは、未搭載です。
このあたりの仕様は、他機と同じです。
カメラは、200万画素クラスで、デフォルトで顔認証が利用できます(指紋認証も可能)。人感センサーも付属で、自動ログインにも対応できます。
マイクを含めて、SXシリーズが搭載する、チャットに便利な機能は本機も網羅します。
そのほか、本体構造は、SXシリーズと同じで、180度オープンにできる構造です。ショートカットで表示の回転も容易です。
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以上、VAIO Zシリーズの紹介でした。
カーボン素材の採用が目玉です。これにより、耐久性だけでなく、高性能なCPU、長時間稼働を実現できています。デザイン的にも、カーボン素材で液晶の四隅が狭くできたので、美観もかなりよいです。
その上で、SXシリーズ同様の キーボードの打ちやすさ、カメラ・マイクなどのテレワーク対応力、形状的な商談対応力など、ビジネス用上位機として、細かい所まで気が利いています。
ただ、CPUスコアの部分で、後発のSXシリーズのほうが低発熱でよりスコアの良くなっている現状もあるので、現状では、筐体部分以外に明示的な差が少なく、オススメしにくくなっている部分はあります。
基礎部分は良い製品と思うので、後継機・改良機が出たら、違った評価ができるでしょう。
今回の結論
最新VAIOのおすすめ機種はこれ!
というわけで、今回はVAIOの現行機種を全機種紹介してきました。
最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのオススメ機種!を書いていきます。
第1に、家庭用として、ないしモバイル兼用PCとして、最もおすすめできる機種は、
【Atlas推奨構成】
15・VAIO SX14 VJS1451
¥198,101 ソニーストア(12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
15・VAIO SX14 VJS1458
¥204,300 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU:Core i3-1215U(1.20GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
モニター:14型 フルHD
カメラ:フルHD(207万画素)
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.17kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.0 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大27時間
マシンパワー ★★★★☆
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★☆
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
VAIO SX14シリーズでしょう。
最小構成は、Cleronですが、長く現役で使うことを考えて、スコアが10000を超えるCore i3は選んでおきたいところです。
画面サイズは、14インチで、重さも約1kgと軽量である点も評価できます。
持ち運ぶのに手軽な重さと、作業に支障がない画面サイズであり、「1台で全てをまかなう」には、最適な機種です。
なお、この構成は20万円以内で考えました。
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【ハイスペック構成】
17・VAIO SX14 VJS1451
¥263,600 ソニーストア(12/11執筆時)
CPU:Core i7-1260P(2.10GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:15.6型 4K HDR
カメラ:フルHD(207万画素)+指紋
マシンパワー ★★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
しかし、予算があれば、本編で示した、4KHDR液晶と16GBメモリーにカスタマイズした構成がオススメです。
値段差に見合う、作業効率の改善が期待できます。
バッテリーは、最大27時間(4K仕様だと14.8時間)保つ性能ですので、モバイル・自宅兼用として大活躍するでしょう。
さらに 予算があれば、SSDを512GBにすると、より快適だと思います。
ただ、高速なUSB4.0(USB-C)端子があるため、足りなくなったら、小型ストレージで運用しても問題ないでしょう。
なお、こちらの機種はオールインワンノートではないために、DVDドライブ・BDドライブが付属しません。
ただ、DVDドライブならば、3000円もあれば購入できるため、外付けで良いかと思います。
詳しくは、このブログの 以上の記事で紹介してありますので、よろしければご覧ください。
第2に、2台目のサブノートとしてモバイルで使う場合に、最もおすすめできる機種は、
【Atlas推奨構成】
9・VAIO SX12 VJS1259
¥193,100 ソニーストア (12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
9・VAIO SX12 VJS1258
¥204,300 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU:Core i3-1215U(1.20GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
カメラ:フルHD(207万画素)
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 約 887-897g
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.1) HDMI SD
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDウェブカメラ
バッテリー:最大30時間
マシンパワー ★★★★☆
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★☆
軽量性 ★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★★
画面の見やすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
サブノートとして考えた場合、やはりVAIO SX12がダントツでおすすめです。
CPUは、モバイル用なので、Corei3で良いと思います。
SSDは、第4世代のSSD256GBに換装しています。
この組み合わせならば、相当高速なノートPCとして運用できます。
SIMフリー (4G/LTE)にオプション対応できます。
VAIOはどの機種も、テレワークやノマドワークに向いた、カメラ・マイク・スピーカー構成にしている部分も含め、モバイル用として優れていると言えます。
第3に、据置で利用する大画面の15インチノートとしておすすめの機種は、

【Atlas推奨構成】
2・VAIO S15 VJS1551
¥144,800〜 ソニーストア (12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
2・VAIO S15 VJS1551
¥150,800 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU: Core i3-1215U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
モニター:15.6型 フルHD
光学ドライブ:DVDドライブ
【共通の特徴】
OS:Windows 11 Home
重量: 2.25kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (4.0) HDMI VGA
通信:Wi-Fi6 Bluetooth 5.1 LAN
カメラ:フルHD(207万画素)
バッテリー:最大7.4時間
マシンパワー ★★★★☆
読み書き速度 ★★★★☆
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★☆☆☆
バッテリーの保ち ★★★☆☆
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
S15シリーズが良いと思います。
15インチと大きな画面で、オールインワン型なので、家族で共用するPCとしても良いと思います。
CPUは、先述のように、Core i5以上は、一般ユーザーには「良すぎる」部分があるので、この部分は節約して、Core i3としました。
それでも、スコアは13000です。
その分、SSDの部分を少し豪華にしました。CPUに投資するより、総合的な快適性はこちらの方が上でしょう。
【ハイスペック構成】
5・SONY VAIO S15 VJS1551
¥287,800〜 ソニーストア (12/11執筆時)
CPU:Core i7-12700H(2.3GHz)
メモリ:16GB
ストレージ:SSD(4th) 1TB
モニター:15.6型 4K HDR
光学ドライブ:ブルーレイ
マシンパワー ★★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★★
軽量性 ★★☆☆☆
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
ただ、仕事用に、オールインワン型の「ハイスペック機」を希望するならば、以上のような構成が良いでしょう。
家庭で利用する場合、最先端の4K HDR対応で、とくに、ゲーム・動画などの視聴環境を重視するならば、(ややオーバースペック気味ながら)選択肢にできます。
職場や書斎で利用する場合も、デザイン的にも、性能的にも「ビジネス向けハイエンドオールインワン」として便利かと思います。
液晶も、しっかりノングレアです。
SSDも、必要に応じて大容量モデルが選べますし、本機については、HDD用のスロットが別にあるので、予算を節約し筒の大容量化も可能でしょう。
むろん、本機は「ハイエンド機」のレベルですから、しっかりした目的がないならばオーバースペックです。
第4に、できるだけ安く、VAIOのノートPCを手に入れたい方は、
【2022年7月発売モデル】
【Atlas推奨構成】
13・VAIO S13 VJS1394
¥171,100 ソニーストア(12/11執筆時)
【Atlas推奨構成】+顔認証・指紋認証
13・VAIO S13 VJS1348
¥179,300 VAIOストア (12/11執筆時)
CPU:Core i3-1215U(1.20GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 256GB
OS:Windows 11 Home
モニター:13.3型 フルHD
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.06kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0) HDMI
通信:Bluetooth 5.0 Wi-fi 6 LAN
カメラ:フルHD(207万画素)
バッテリー:最大24.2時間
マシンパワー ★★★★☆
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
VAIO S13シリーズでしょう。
以前は、10万円を切る構成(FLシリーズ)もありました。しかし、円安ゆえか、廃止になっています。
現状で、CPUがCeleronでないモデルで「最安」と言えるのは、S13シリーズです。
同じほどの値段で買える、1つ上で「おすすめ」としたSX15シリーズでも良いです。
大画面機で構わない使い方ならば、そちらがむしろ良いでしょう。
しかし、モバイル兼用で持ち運ぶには「しんどい」ので、「モバイル兼用」できるモデルだけで言えば、本機が「おすすめ」と言えます。
本機は、モバイル用として上位の、SXシリーズ(SX12 SX14)と比べて、CPU・メモリ量・SSD・ネットワーク(Wi-Fi)・接続端子(USB-C)と大事な部分な仕様は、ほぼ同じ構成にできます。
それでSXシリーズより「安く」なるのは、キーボードバックライトがない点、カメラのプライバシーシャッターがない点、筐体にカーボン素材が採用されない点など、どちらかと言うと、主に周辺部分の差です。
加えて、本機は少し安めなので、液晶パネルの種類が違う可能性はあります。
この部分は、SXシリーズ(SX12 SX14)も同様に情報開示がないので、比較はできませんし、なんとも言えません。
ただ、画面は13.3インチです。仮にTNだったとしても、仕事用で、(表示品質にさほどこだわらない方ならば)それなりに納得できるレベルでしょう。
いずれにしても、ある程度予算を節約したいが、CPUほかのマシンスペック部分は「妥協したくない」という方ならば、このシリーズを選択肢にできます。
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1・VAIOの比較
2・Surface Bookの比較
3・MacBookの比較
4・激安ノートPCの比較
5・iMacの比較
6・Mac Miniの比較
7・iPadの比較
8・Android系タブレットの比較
一方、これ以上安いモデルは、VAIOでは考えられません。
その場合は、他の格安機を比較している、4番の記事もご覧ください。
補足:ノートPC関連記事の紹介
というわけで、今回はVAIOの最新機種の紹介でした。
最後に、周辺機器について何点か補足しておきます。
第1に、Officeソフトについてです。
VAIOのノートPCは、Office ソフトについてはオプションです。
Office Personal 2021
・word excel outlook
¥19,800
Office Home Business 2021
・+powerpoint
¥25,300
Office Professional 2021
・フルセット
¥52,800
価格は以上です。
Officeだけ別に買う選択肢もあります。パッケージ版のOffice2021格安購入術 については【こちら】で書きました。
結論的に言えば、別にパッケージ版を購入するよりも、セット販売の方が安いです。
ただ、パッケージ版は、2台までインストールが可能ですが、こちらは、VAIO1台のみ、また、このパソコン以外のPCにはインストールできない規約・仕様となります。
なお、Office Premiere+365も選択できます。これについては【こちらのOffice365についての比較記事】で紹介したように、1年間ライセンス制のものになります。そのため、基本的には、Office2016が良いと思います。
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第2に、光学ドライブについてです。
VAIOは、全機種とも光学ドライブが未搭載です。そのため、別途購入する必要があります。
ドライブを購入する場合ですが、Windows10では、OS標準のWindows Media Playerに再生機能が付属しなくなったため、OSだけではDVDが見れなくなっています。
そのため、再生ソフトが付属する機種を選んで購入する必要があります。
詳しい「おすすめ機種」については、このブログの【Windows用のDVDドライブとブルーレイの比較記事】をご覧ください。
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第3に、無線LANルーターについてです。
先述のように、VAIOのSXシリーズなどは、近年登場した11ax(Wi-Fi6)という新しい高速無線LAN規格に対応します。
2019年頃に定まった規格なので、最近ルーターを換えた記憶がない方は、(速度と言うより)通信安定性の改善になる可能性があります。
1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・Wi-Fi 6対応ルーターの比較
4・メッシュWi-Fiの比較
5・無線LAN中継機の比較
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】の記事をご覧ください。
長いのですが、さしあたって、1回目から読んでいただければ、しっかり分かるかと思います。
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第4に、マウスについてです。
VAIOには、マウスは付属しません。
入力デバイスも合わせて新調されたいかた、このブログでは、【手が疲れないおすすめマウスの比較記事】があります。
Microsoft純正品も紹介しますので、興味のある方は、こちらもよろしくお願いします。
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第5に、プリンターについてです。
PC購入に合わせて、PC購入を考えている方は多いと思います。
最新のインクジェットプリンターや、レーザープリンターの導入を考えている人は、このブログには、【全50機のプリンターの目的別選び方】という記事もあります。
常に最新版に更新していますので、よろしければご覧ください。
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第6に、セキュリティソフトについてです。
WindowsはOS標準でのセキュリティソフトは付属しません。一方、最近は、複数台利用できる長期契約のライセンスが多くなっています。
もし興味がある方がいましたら【Windows用ウイルス対策ソフトの比較記事】をご覧ください。機能面のほか、「まさかの際のユーザーサポートの充実度」などの点から、複数のソフトを比較しました。
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第7に、音響機器についてです。
VAIOは、スピーカーを内蔵しますが、その音質はイマイチのレベルです。
これは、他社のノートPCも同じです。
1・PC用スピーカーの比較
2・ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・イヤホン・ヘッドホンの比較
そのため、音楽を聴きながら作業をする場合など、1万円ほどのスピーカーなどを買われると満足度が高いです。
デスクトップに置く、音質重視のステレオ型は、上記1番の記事で見ています。
もちろん、搭載されるBluetoothを活かし、Bluetoothスピーカー、あるいは、お持ちのミニコンポ・イヤホンを流用する形でも良いかと思います。
これらについては、上のリンク記事でそれぞれ特集しました。興味のある方は、以上のリンク記事をご覧ください。
そのほか、VAIOを入れて持ち運ぶ、PC用のビジネスバッグの新調を考えている方、5番の記事もよろしくお願いします。
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最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで記事を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。