Top ノートPC・タブレット 比較2025'【結論】VAIOノートPC 35機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2025年05月28日

比較2025'【結論】VAIOノートPC 35機の性能とおすすめ・選び方 (2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・VAIO F16シリーズの比較

 2回目記事のトップバッターは、14インチのF14シリーズの紹介です。

 画面サイズは、先ほどみたSX14シリーズと同じです。

 しかし。筐体素材などの見直しで「安め」で出しているラインです。

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1・VAIOのノートPCの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:SX12〈12.5型〉
 1-3:S13〈13.3型〉
 1-4:SX14-R〈14型〉
2・VAIOのノートPCの比較 (2)
 2-2:F14〈14型〉
 2-1:F16〈16型〉
 2-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 以下では、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機を説明していきます。

---

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2023年6月発売】

 【最小構成】

 23・SONY VAIO F14 VJF1418
  ¥114,800 VAIOストア (5/28執筆時) 

 24・SONY VAIO F14 VJF141
  ¥111,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(4th) 256GB

 【標準構成】

 25・SONY VAIO F14 VJF1418
  ¥139,800 VAIOストア (5/28執筆時) 

 26・SONY VAIO F14 VJF141
  ¥136,861 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i5-1334U(1.3GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB

 【上級構成】

 27・SONY VAIO F14 VJF1418
  ¥194,800 VAIOストア (5/28執筆時) 

 28・SONY VAIO F14 VJF141
  ¥191,799 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i7-1355U(1.7GHz)
メモリ:32GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB

 【3機種共通の特徴】

OS:Windows 11 Home
モニター:14型 WUXGA
光学ドライブ:なし
重量: 1.34kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:16時間(JEITA2.0)

  VAIO F14は、2023年登場のバイオの中型のノートPCです。

 価格は、こちらも、SONYストアとVAIOストアでは異なります。

 ただ、1回目記事で書いたような「キャンペーン」を適用させる場合、前後があるため、(繰り返しますが)同じ仕様で一度入力してみることが重要です。

 上で示した価格は、他機の場合と同じで(都度変わるので)執筆時の「キャンペーン適用前」の価格です。

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 サイズは、14型です。

 自宅、モバイル兼用に向くと言えます。 

 重量は、1.34kgです。

 本機の場合、比較的安めの展開なので、アルミカーボンファイバーの上位機と違い、樹脂ボディです。

 そのため(重くはないにせよ)VAIO上位機で見られるような「軽量化」は見られません。同様に、堅牢性も、上位機ほどの工夫はないと言えます。

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 キーボードは、本機もアイソレーション式です。

 作りは、このグレードでも上質です。

 ストローク(1.5mm)・ピッチ(19mm)ともSシリーズと同じですので。

 同社の「打ちやすさ」の理由の1つである、本体の傾斜形状などは、上位機と同じです。

 また、手に触れるキーボード周り(パームレスト)には、アルミ合金を採用するなどの、気遣いは「VAIOらしい」です。

 あえて言えば、SX14シリーズの凹みのある新型キーは不採用ですが、ここは発売時期に由来する部分もありそうです。キートップの字が消えにくいUV硬化塗装もSシリーズと同じでなされています。

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 ただし、キーのバックライトがない点と、上位機(上図)だとみられる、タッチパッド部分に物理スイッチがない点は、こだわる場合、注意点です。

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 パネルは、非光沢という部分以外の、情報は非公開です

 ただ、他機の場合と同じで、ADSを含めたIPS系でしょう。調達価格からして、TNやVAをあえて使うことは考えにくいです。つまり、問題ないです。

 もちろん、同じIPSでも、上位(SXシリーズ)とは、輝度や色域などのスペックは変わるかなとは思いますが、それは各社のスタンダード機でも同じです。

 解像度は、本機も、縦横比が16:10の WUXGA(1920×1200)です。

 フルHDは16:9ですのですこし縦長です。

 本機も「仕事用」な製品なので、Officeソフトなどを利用する場合縦長表示できる点で、かえって便利でしょう。

 最近は、各社ともこの仕様が増えています。

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 CPUは、3種類から選択可能です。

 下位構成は、6コア8スレッドCore i3-1315U (1.2GHz×2 + 0.9GH ×4)です。

 中位構成は、10コア12スレッドCore i5-1334U (1.3GHz ×2 + 0.9GHz×6)です。

 上位構成は、10コア12スレッドCore i7-1355U (1.7GHz×2 1.2GHz×8)です。

 構成は、すでにみたS13シリーズと同じです。

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 スコアは、繰り返せば「Atlas基準」だと、core-i3でも入門機の「標準」はクリアします。

 ご家庭での一般用としては、これくらいで十分でしょう。

 ただ、長く使いたい場合は、core-i5機を選択した方が安心感はあります。

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 GPUは、下位構成だと64EUs、中位構成だと80EUs、上位構成だと96EUsです。

 CPU統合型なので、S13シリーズと同じです。

 この世代のインテル系だと、だいぶGPUが改善しているので、ここは問題ないです。

 メモリーは、8GB・16GB・32GBから選択が可能です。

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 ストレージ(ハードディスク)は、第4世代ハイスピードSSDです。

 最大で1TBまで選択できます。

 光学ドライブは、未搭載です。

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 接続端子は、(四角い)USB-A(USB3.0)形状の端子が3つと、(丸い)USB-C(USB 3.1)が1つです。

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 速度は、USB-Aは全てUSB3.0です。

 USB-Cは、USB3.1ですので「ちょっと速い」です。

 USB3.0だと、625メガバイト/秒にボトルネックがあるので、高速な外付けストレージが活かせませんが、本機は大丈夫です。

 ストレージ量を外付けで増やそうと考えている方の場合も問題ないです。

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 ネットワークは、Wi-Fi6とBluetooth5.1とLANです。

 ルータ側の対応も必要ですが、上表の「アンテナ2本」の速度が各帯域で出ます。

 最大となるのは、5GHz帯の1201Mbps(=150メガバイト/秒)です。

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 ただし、ルーターが古い場合は、他機同様、Wi-Fi5の「アンテナ2本」の速度が最大です。Wi-Fi6自体、普及は近年です。

 5年以上買い替えた記憶がない場合はこの速度になります。おすすめルーターなど、詳しくは、記事の最後で改めて説明します。

 バッテリーは、16時間保ちます。

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 オフィスソフトは、未搭載です。

 ただ、2.5万円でOffice 2024は、プリインストール可能です。

 カメラは、92万画素のHDカメラです。

 顔認証はできますが、TV会議などでは、画質は上位機ほどではないです。

 ただ、本機も、ビデオ会議に向く、自動フレーミングや、ちらつき低減機能、顔優先AE機能など「便利」といえる上級装備は、備えます。

 このあたりの仕様は、各社の格安ノートPCに比べても良いです。

 マイクも、ステレオですが、付属です。

 やはり、TV会議に便利なAIノイズキャンセリングは備えます。

 そのほか、人感センサーは(さすがに)未装備ですが、指紋認証は対応です。

 本機のカメラ(顔認証)は、そこまで精度が出せなそうなので、付けている部分はあるでしょう。

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 以上、VAIO F14シリーズの紹介でした。

 筐体グレードの違いはありますが、「打ちやすさ」の部分は、他社の同級機や、上位機に比べても、遜色ない仕様にしている製品です。

 外観ほかにコストカットの跡はありますが、値段からすれば筐体も見映えがしますし、「上手にコストカットした」エントリー機に思えました。

 もちろん、ベテランのVAIOファンは、(少し追加投資しても)上位シリーズが良いでしょう。ただ、新しいVAIOのファン層の開拓には、こう言った機種も重要です。

ーー

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 29・SONY VAIO F14 ムーミンモデル VJF1418
  ¥129,800〜 VAIOストア (5/28執筆時)
 

CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(4th) 256GB

 なお、VAIOからは、ムーミンモデルの販売もあります。

 こちらも、カスタマイズ可能です。

 天板にレーザー刻印があるほか、特性の壁紙が付きます。20,000円ほどの版権&装飾コストになります。バイオストア限定ですが、ソニー系は(ウォークマンなど)レーザー刻印のオリジナル製品が多いので、似た発想に思いました。

スタマイズできる部分を含め通常機と変わりません。

2-2・VAIO F16シリーズの比較

 続いて、16インチのF16シリーズの紹介です。

 2023年登場の新ラインのVAIOでは、すこし「安め」のラインです。

 同社曰く「定番のノートPC」です。


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 【2023年6月発売】

 【最小構成】

 30・SONY VAIO F16 VJF1618
  ¥116,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 31・SONY VAIO F16 VJF161
  ¥136,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(4th) 256GB

 【標準構成】VJF16190411L VJF16190311W

 32・SONY VAIO F16 VJF1618
  ¥144,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 33・SONY VAIO F16 VJF161
  ¥166,800 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i5-1334U(1.3GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB

 【上級構成】VJF16190111L VJF16190211N

 34・SONY VAIO F16 VJF1618
  ¥199,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 35・SONY VAIO F16 VJF161
  ¥196,800 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i7-1355U(1.7GHz)
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB

 【3機種共通の特徴】

OS:Windows 11 Home
モニター:16型 WUXGA
光学ドライブ:なし
重量: 1.65kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:16時間(JEITA2.0)

  VAIO F16は、バイオの大画面ノートです。

 同社では、画面サイズとしては、同社では最も大きなモデルです。

 同社は、仕事用に向くノートPCの展開が多いですが、こちらは、家庭用の「据置き」需要も狙ったものかと思います。

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 重量は、1.65kgです。

 持ち運べない訳ではないですが、基本的には据置用です。 

 筐体は、F14と同じく、樹脂ボディでで、アルミ合金の採用は、キーボード周りのみです。

 Fシリーズは、この部分で、上位シリーズと差があります。

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 キーボードは、1つ上で見たF14と基本的に同じ仕様です。

 繰り返せば「打ちやすさ」に関わる部分は、上位機と比べても、機能の省略が最小限です。

 キーピッチ(19mm)も、ストローク(1.5mm)も同じです、傾斜角度がつく本体構造も同じです。

 なお、本機は、キーボードにテンキー(数字キー)があります。

 このタイプは、(キーを押し込むため)通常キーがおかしな配置になることも少なくないです。しかし、本機は、変則的な配置も最小限に思います。

 なお、キーボードのバックライトとタッチパッドの物理キーがない部分は、Fシリーズの共通仕様なので、注意してください。

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 パネルは、本機も(推定ですが)IPS系と考えて良いです。

 解像度は、 WUXGA(1920×1200)ですので、F14と同じです。

 繰り返せば、フルHDの画面を、縦長にして書類表示しやすくしたものです。

 最近はこの解像度の方が、フルHDより多くなりました。

 動画などをフルスクリーン表示する場合、隅に黒帯がやや多めにでますが、普通、アスペクト比は維持できるでしょうし、問題ないです。

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 CPUGPUは、1つ上のF14シリーズ、あるいは、S13シリーズと全く同じ構成です。

 詳しいスペックは、そちらをご覧ください。

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 結論だけ繰り返せば、core-i3でも、スコア10000を超えるので、ハードに使わない家庭用ならば、これでも十分です。

 ただ、長く使いたい場合は、core-i5の方が、陳腐化せずに長く使えるでしょう。

 ここに投資する価値はあります。

 メモリーは、8GB・16GB・32GBから選択が可能です。

 ストレージ(ハードディスク)第4世代ハイスピードSSDです。

 最大で1TBまで選択できます。

 光学ドライブは、本機も、未搭載です。

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 接続端子は、(四角い)USB-A形状の端子が3つと、(丸い)USB-Cが1つです。

 本体は大きくなりますが、仕様はF14と変わりません。

 速度規格も、USB-AはUSB3.0で、USB-CはUSB3.1でので同じです。

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 なお、これで足りないという方は少ないと思いますが、純正のType-C ドッキングステーションは、別売で用意があります。

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 ネットワークは、Wi-Fi6とBluetooth5.1とLANです。

 やはり、Fシリーズと同じです。

 ルータ側の対応があれば、理論上、上表の「アンテナ2本」の速度が各帯域で出ます。

 バッテリーは、16時間保ちます。

 画面は大きめですが、F14と変わりません。

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 オフィスソフトは、未搭載です。

 ただ、2.5万円でOffice 2024は、プリインストール可能です。

 カメラは、92万画素のHDカメラです。

 マイクを含めて、仕様はF14と同じです。

 したがって、カメラ解像度が必要最低限な部分は除けば、TV会議用の仕様は高度です

--

 以上、VAIO F16シリーズの紹介でした。

 仕様は、画面サイズとキーボードにテンキーがある部分を除けば、F14と変わらないです。ただ、据置用で主に、自宅や会社に置いて使うならば、このくらいのサイズがあった方が、作業効率は良いでしょう。

 日本製のノートPCを探している方で、そこまでハードな処理をしない方ならば、家庭用の据え置きとして選択肢の1つにできます。

 カスタマイズは、CPUだけは、core-i5にしたほうが良いようには思います。 

 あとは要不要で良いでしょう。ストレージも、外付けを増設すれば高速に運用できますので。

 物価高と円高で、ミドルクラスのノートPCの値上がりは「危機的」な感じはあり、その対応策として出てきた機種と言えます。

今回の結論
最新VAIOのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回はVAIOの現行機種の紹介でした。

 最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのオススメ機種を書いていきます。


 第1に、家庭用あるいは、モバイル兼用PCとして、性能面で最もおすすめできるVAIO製品と言えるのは

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 【2024年11月発売】

 【最小構成】

 17・VAIO SX14-R VJS4R18
  ¥239,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 18・VAIO SX14-R VJS4R1
  ¥239,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core Ultra 5 125H
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
モニター:14型 WUXGA 非光沢

 【標準構成】

 19・VAIO SX14-R VJS4R18
  ¥289,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 20・VAIO SX14-R VJS4R1
  ¥289,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core Ultra 7 155H
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB
モニター:14型 WUXGA 非光沢

 【ハイスペック構成】

 21・VAIO SX14-R VJS4R18
  ¥344,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 22・VAIO SX14-R VJS4R1
  ¥344,801 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core Ultra 7 155H
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB
モニター:14型 WQXGA 非光沢

 【共通の特徴】

OS:Windows 11 Home
光学ドライブ:なし
重量: 約999g
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (4.0)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 7 LAN
カメラ:フルHD929万画素
バッテリー:14.5時間(JEITA3.0)

 VAIO SX14シリーズでしょう。

 構成的には、一般的な仕事用ならば、Core-i5の最小構成で問題ないです。

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 【2023年6月発売】

 14・VAIO SX14-R VJS4R18
  ¥259,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 15・VAIO SX14-R VJS4R1
  ¥259,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core Ultra 5 125H
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB
モニター:14型 WQXGA 非光沢

マシンパワー   ★★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★☆
軽量性      ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ  ★★★★★★
総合評価     ★★★★★★

ただ、個人的には、この構成から、モニターのみ、2.5K相当(WQXGA)に、カスタマイズした仕様が良いように思います。

 作業効率が高まり、使い勝手が大幅に向上すると思います。

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 CPUは、2種類からの選択です。

 下位機は、14コア18スレッドIntel Core Ultra 5 125H (3.3GHz ×4 + 2.3GHz ×10)です。

 上位機は、16コア22スレッドIntel Core Ultra 7 155H (3.8GHz ×6 + 2.3GHz? ×10 )となります。

 Core-i5でも、スコアは20000を超えますし、一般的な仕事用としては十分以上です。

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 ただ、Core-i7だと、VAIO独自のチューニング(VAIO TruePerformance)が入ります。

 その部分をふまえると、上位仕様を選んでも良いですが、14型で、最大でも2.5KのノートPCに、そこまでのパフォーマンスを期待する方は、レアでしょう。

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 GPUは、下位機でArc7-Core、上位機でArc8-Coreです。

 インテルのultra系の場合、AI対応世代のCPUなので、GPUも十分な性能です。

 この部分を含めて、基本スペックは、値段相応に優れます。

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 画面サイズは、14インチです。

 重さも約1kgを切る水準で、軽量である点も評価できます。

 本編で書いたように、カーボンファイバーを採用したためで、軽量化に堅牢性が犠牲になっていないと言えます。ここが、本機が、高額な理由でもあります。

 キーボードも、VAIOに共通しますが、かなり品質が良く、打ちやすいです。

 この世代だと、新しくキーの凹みの工夫を加わったので、さらに良い感じです。

 持ち運ぶのに手軽な重さと、作業に支障がない画面サイズであり、「1台で全てをまかなう」には、最適な機種です。

 液晶パネルも、本編で書いたように、IPS系とみて問題ないでしょう。

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 そのほか、Wi-Fi部分も、最新のWi-Fi7ですし、USB-C端子も、USB4.0(Thunderbolt4)を採用するなど、値段相応に装備が充実します。

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 加えて、同級の他機に比べても、カメラとスピーカー周りの工夫は充実するほうです。

 そのほか、人感センサーの搭載など、他社高級機と比べての独自性は多く、選ぶ理由に個と書かない、仕事用に「完成度の高い」製品見見えます。

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1・ポータブルSSDの比較
2・USB-Cメモリの比較

 ストレージは、必要に応じた量を選べば良いでしょう。

 ただ、本機の場合、USB-Cが高速で、また、Wi-Fiも速いので、ある程度は、上のリンクで示したような外付け、あるいは、クラウドでの保存を考えても良いように思います。


 第2に、2台目のサブノートとしてモバイルで使う場合に、最もおすすめできる機種は、

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 【2025年3月発売】

 【最小構成】

 8・VAIO S13 VJS1358
  ¥172,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 9・VAIO S13 VJS1369
  ¥169,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i3-100U (1.2GHz)
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 256GB

 【中位構成】VJS13690411T VJS13690311B

 10・VAIO S13 VJS1358
  ¥197,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 11・VAIO S13 VJS1369
  ¥194,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i5-120U(1.4GHz)
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 512GB

 【ハイスペック構成】VJS13690211T VJS13690111B

 12・VAIO S13 VJS1358
  ¥252,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 13・ VAIO S13 VJS1369
  ¥249,801 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i7-150U(1.8GHz)
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(3rd) 1TB

 【共通の特徴】

OS:Windows 11 Home
モニター:13.3型 フルHD
光学ドライブ:なし
重量: 最大1.02kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (3.1)×2 HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:21時間(JEITA2.0)

マシンパワー   ★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★☆
軽量性      ★★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★★
画面の見やすさ  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 サブノートとして考えた場合、やはりVAIO SX12がダントツでおすすめです。

 構成は、若干、Core-i5標準構成が良いでしょう。

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 CPUは、一般的な家庭用ならば、core i3でも十分です。

 ただ、仕事用に考える場合、core i5を導入する価値はあると思います。

 corei7は、本編で書いたように、クロック数的に上位な「はず」ですが、ベンチマーク自体あまり高くなっていません。

 実際、コア数・スレッド数も変わらないですし、そこまで差は付くとも思えないので、core i7は「あえて選ばなくても良い」かと思います。

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 重さは、1.02kgです。

 14型が軽量化したので、目立たなくなった部分はありますが、筐体自体がより小さいので、収納しやすさも含めて、モバイル用に良いです。

 パネルは、12.5 型フルHDです。

 本編で書いたようにIPS系で間違いないですし、解像度もこの画面サイズならば、フルHDで問題ないです。

 周辺装備も、ネットワークはWi-Fi6Eですし、フルHDカメラ、高速なUSB-C端子など、欲しい装備が揃います。

 その上で、打ちやすいキーボードTV会議用に充実する機能、カーボンファイバー採用の、堅牢な筐体など、SXシリーズに共通する利点もあり、高度にまとまっていると言えます。


 第3に、シニア世代ほかが、据置で利用する大画面の16インチノートとしておすすめの機種は、

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 【2023年6月発売】

 【最小構成】

 30・SONY VAIO F16 VJF1618
  ¥116,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 31・SONY VAIO F16 VJF161
  ¥136,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(4th) 256GB

 【標準構成】VJF16190411L VJF16190311W

 32・SONY VAIO F16 VJF1618
  ¥144,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 33・SONY VAIO F16 VJF161
  ¥166,800 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i5-1334U(1.3GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB

 【上級構成】VJF16190111L VJF16190211N

 34・SONY VAIO F16 VJF1618
  ¥199,800 VAIOストア (5/28執筆時)

 35・SONY VAIO F16 VJF161
  ¥196,800 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i7-1355U(1.7GHz)
メモリ:32 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB

 【3機種共通の特徴】

OS:Windows 11 Home
モニター:16型 WUXGA
光学ドライブ:なし
重量: 1.65kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:16時間(JEITA2.0)

マシンパワー   ★★★★☆
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★☆☆☆
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ  ★★★★★
総合評価     ★★★★☆

 F16シリーズが良いと思います。

 構成は、ネットや、たまの動画程度で、さほどハードに使わない方ならば、「最小構成」でも十分です。

 ただ、本機の場合も、CPU部分で、core-i5にした方が、処理にストレスを感じない状況で、長年使えるといえます。

 202502092053.jpg

 サイズは、16インチです。

 筐体も総じて大きくなりますが、自宅で利用するならば、サイズが大きいに越したことはないでしょう。

 作業効率もですが、目が疲れにくいですので。

 解像度も、縦長のWUXGAです。

 書類仕事ほか、ウェブブラウンジング(ネットサーフィン)にも使いやすいでしょう。

 本編で書いたように、動画視聴時も、黒帯が少し出るだけであり、問題ないです。

 202204131039.jpg

 パネル種類は、表記がないです。

 ただ、本編で書いたように、広視野角のIPS系であることは、確定で良いでしょう。

 202205260938.jpg

 ドライブは、未付属です。

 いまだと、いわゆる、オールインワン型は、バイオからは出ていません。

 ここは、必要に応じて、外付けを買えば良いでしょう。

 あとで、紹介します。

  202502091457.jpg

 CPUも、core-i5ならば、スコアは13000に到達します。

 202502081029.jpg

 仕事用のノートPCとしては「標準以上」といえる水準ですので、問題ないです。

ーーー

 202304021828.jpg

 【2023年6月発売】

 【最小構成】

 23・SONY VAIO F14 VJF1418
  ¥114,800 VAIOストア (5/28執筆時) 

 24・SONY VAIO F14 VJF141
  ¥111,800 ソニーストア(5/28執筆時)

CPU: Core i3-1315U(1.2GHz)
メモリ:8GB
ストレージ:SSD(4th) 256GB

 【標準構成】

 25・SONY VAIO F14 VJF1418
  ¥139,800 VAIOストア (5/28執筆時) 

 26・SONY VAIO F14 VJF141
  ¥136,861 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i5-1334U(1.3GHz)
メモリ:16 GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 512GB

 【上級構成】

 27・SONY VAIO F14 VJF1418
  ¥194,800 VAIOストア (5/28執筆時) 

 28・SONY VAIO F14 VJF141
  ¥191,799 ソニーストア (5/28執筆時)

CPU: Core i7-1355U(1.7GHz)
メモリ:32GB(増設不可)
ストレージ:SSD(4th) 1TB

 【3機種共通の特徴】

OS:Windows 11 Home
モニター:14型 WUXGA
光学ドライブ:なし
重量: 1.34kg
接続:USB-A (3.0)×3 USB-C (3.1) HDMI
通信:Bluetooth 5.1 Wi-fi 6 LAN
カメラ:HDカメラ(92万画素)
バッテリー:16時間(JEITA2.0)

マシンパワー   ★★★★☆
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★★★☆
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ  ★★★★☆
総合評価     ★★★★☆

 一方、設置場所の関係で、そこまで大きなノートPCである必要がないならば、F14シリーズでも構いません。

 あるいは「たまには持ち運ぶかも?」という方も含みます。

 202502092102.jpg

 本編で書いたように、Fシリーズについては、画面サイズ以外は、キーボード配置(テンキーの有無)以外は変わりません。

 個人的には、(どうしてもアームを置くポジションが左にずれるので)ノートPCにテンキーは「不要」と思う派なので、こちらがむしろ良いような気はします。

 ただ、「シニア世代」の場合は、やはり、画面が大きな先ほどの16型サイズを推します。

 本機の場合も、(できれば)core-i5にカスタマイズすると良いでしょう。

ーー

 一方、これ以上安いモデルは、VAIOでは考えられません。

  201810171157.jpg

1・小型ノートPCの比較
 サイズ:13.3・12.4インチ
 重さ:1.25kg前後
 予算:9万円〜
 用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
2・中型ノートPCの比較
 サイズ:14インチ
 重さ:1.5kg前後
 予算:6万円〜
 用途:モバイル/自宅兼用(重め)
3・大画面ノートPCの比較
 サイズ:15.6・16インチ
 重さ:1.6kg以上
 予算:6万円〜
 用途:自宅・職場用の据置用

 その場合は、以上の記事で、割と安めの製品をフォローしています。

 よろしければ、ご確認ください。

  201601231455.jpg  

1・Surface Bookの比較
2・MacBookの比較
3・iMacの比較
4・Mac Miniの比較
5・iPadの比較
6・Android系タブレットの比較

 そのほかの他社PCなどの記事は、以上になります。

補足:ノートPC関連記事の紹介

 というわけで、今回はVAIOの最新機種の紹介でした。

 最後に、周辺機器について何点か補足しておきます。


 202410301350.jpg

 第1に、Officeソフトです。

 VAIOのノートPCは、Office ソフトについてはオプションです。

Office Home Business 2024
word excel outlook powerpoint
 ¥25,000  

 価格は、パワポも付属する以上のセットで、2.5万円です。

 パッケージ版を別に買う場合よりも、安いです。

 ただし、複数のPCには使えないので、2台同時にインストールしたい場合は、別に買った方が良いかもしれません。

 その場合は、このブログの【Office2024の選び方の記事】をご覧ください。


 202108011547.jpg

 第2に、光学ドライブです。

 VAIOは、全機種とも光学ドライブが未搭載です。

 そのため、必要な場合、別途購入する必要があります。

 ドライブを購入する場合ですが、Windows10以降は、OS標準のWindows Media Playerに再生機能が付属しなくなっています。

 そのため、再生ソフトが付属する機種を選んだ方が良いでしょう。

 詳しい「おすすめ機種」については、このブログの【Windows用のDVDドライブとブルーレイの比較記事】をご覧ください。


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 第3に、無線LANルーターです。

 先述のように、VAIOのSXシリーズなどは、近年登場した11ax(Wi-Fi6)という新しい高速無線LAN規格に対応します。

 2019年頃に定まった規格なので、最近ルーターを換えた記憶がない方は、(速度と言うより)通信安定性の改善になる可能性があります。

1・標準の無線LANルーターの比較
 速度: 2402Mbps(最大)
 予算:7500円〜
 用途:2LDK・一戸建て
2・安めの無線LANルーターの比較
 速度:1300Mbps(最大)
 予算:3千円〜
 用途:1LDK・ワンルーム向け
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
 速度: 4803Mbps(最大)
 予算:1.5万円〜
 用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
 速度: 11520Mbps(最大)
 予算:3万円〜
 用途:高速10G回線ユーザー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
 速度: 11520Mbps(最大)
 予算:3万円〜
 用途:旅館・自営業・3F建ての家庭

 詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】の記事をご覧ください。

 長いのですが、さしあたって、1回目から読んでいただければ、しっかり分かるかと思います。

ーーー

 201808091204.jpg

1・マウスの比較
2・プリンターの比較

3・PC用スピーカーの比較
4・ウイルス対策ソフトの比較
5・PC対応ビジネスバッグの比較

 そのほか、一緒に周辺機器やバッグの購入を考えている方は、上記記事をご覧ください。

 ではでは。

posted by Atlas at 12:21 | ノートPC・タブレット

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