【今回レビューする内容】2023年 パソコン用スピーカーの性能とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応 小型PCスピーカー ゲーム向けアクティブスピーカー アンプ内蔵ステレオスピーカー:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】オーディオテクニカ AT-SP95 FOSTEX PM0.3BD PM0.4c(B) PM0.3H(B) Creative Pebble Pro SP-PBLPRO-GR SP-PBLV3-BK SP-PBLV2-BK GW-T20II-R2 GW-T40II-R2 SP-T60-BK SP-T100-BK Katana SBX-KTN Katana SE SP-SBKSE V2X SP-SBKV2X-A Edifier ED-MR4-BK R1280T ED-R1280T-A R1280Ts R1380DB R1280DBs R1700BTs R1850DB ED-S880DB S880DB-A ED-R1100 ED-R19BT AINEX ASP-SB04A ASP-SB03 ASP-SB02 JBL PEBBLES Quantum Duo JBLQUANTUMDUOBLK 104-BT-Y3 104-BTW-Y3 Audioengine A2+ HD3 TANNOY GOLD 5 KRIPTON KS-55Hyper KS-33 KS-11 SONY SA-Z1 ロジクール S150 Z313 Z150BK Z407 Z625 サンワサプライ M-SPL19UBK 400-SP082 MM-SPU10BKN MM-SPU9BKN FiiO SP3 FIO-SP3-B Razer Nommo V2 Pro LEVIATHAN V2 ほか
今回のお題
最新のPC用スピーカーのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2023年6月現在、最新のPC用のデスクトップスピーカーの比較です。
アンプ・スピーカー部分の仕様をみながら音質重視で説明します。
低音域の力強さほか、小音量時の音質、あるいは、スピーカー自体のサイズにも注目し、ニーズに合う機種を提案します。
ハイレゾ対応状況を含めて、音質を劣化させず音源を聴きたい場合の「接続法」などの基本部分も説明しました。
デスクトップ用のステレオ機がメインですが、ゲーム向けのバータイプ、あるいは、DTM用の大きめまで、70機以上取りあげました。
1・PCスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:オーディオテクニカ〈日本〉
1-3:CREATIVE〈シンガポール〉
1-4:フォスター〈日本〉
1-5:Edifier〈香港〉
2・PCスピーカーの比較 (2)
2-1:オーディオテクニカ〈日本〉
2-2:ロジクール〈スイス〉
2-3:JBL〈米国〉
2-4:Audioengine〈米国〉
2-5:FiiO〈中国〉
2-6:タンノイ〈英国〉
2-7:SONY〈日本〉
2-8:LG〈韓国〉
3・PCスピーカーの比較 (3)
3-1:クリプトン〈日本〉
3-2:パイオニアDJ〈日本〉
3-3:Mackie〈米国〉
3-4:サンワサプライ〈日本〉
3-5:Razer〈米国〉
3-6:その他
3-7:最終的なおすすめの提案【結論】
記事は、はじめに「選び方の基本」を説明します。
そのあと、以上のような順番で、メーカーごとに各機を紹介していきます。
なお、ソニー(CAS-1)ほか、ヤマハ(NX-50)とBOSE(M2, Companion 20, Companion 2 Series III)と、老舗の小型ロングセラー機は、後継機なしに生産完了になりました。
淋しい状況ですが、今回はそれらの代替機を含めて提案していきます。
音質の良さ ★★★★★
重低音の迫力 ★★★★★
小音量の音質 ★★★★★
ハイレゾ再生 ★★★★★
設置スペース ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、いつものように、最後の結論では「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。
よろしくお願いします。
1-1・PC用スピーカーの選び方の基本!
1・アンプの性能
2・本体サイズ
3・スピーカー口径
4・ハイレゾ対応
5・PCとの接続方法
はじめに、PCスピーカーの「選び方の基本」の説明からです。
このブログでは、色々な種類のスピーカーを比較しています。しかし、パソコン向けはやや「特殊」で、注意するべき部分が多いと言えます。
選ぶ際に「大事」といえる、上表の5点について、順番に説明していきます。
第1に、アンプの性能です。
PCスピーカーは、音を増幅するアンプが内蔵された特別なスピーカーです。
専門的には「パワードスピーカー」と言います。
「ミニコンポ」の本体部分が内蔵されたスピーカーと言えば、分かりやすいか思います。
PCには、本体で音を十分に増幅する機構がないため、アンプが内蔵されたスピーカーでないと音が出ません。
そのため、普通のスピーカーと違う、PCスピーカーと特殊ジャンルがあるわけです。
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結論的に言えば、音質を重視して選ぶ場合、アンプ部分の性能も考慮に入れながら製品を選ぶ必要があります。
「キーワード」となる、30W(ワット)などの形式で示される「アンプ出力」です。この部分を含めて、今回の記事では、それをふまえて比較しています。
第2に、本体サイズです。
これは、「設置性」だけでなく「音質」に関わります。
PCスピーカーは、耳の近くでの近接視聴するスピーカーだからです。
机の上に設置する場合、大きすぎると、良好なステレオ感が得られません。
また、夜など、小音量で再生したい場合、大きいスピーカーだと中・低音域が「劣化」する場合が多いです。
ボーカルの再生や、セリフのある動画の再生がひどく聴き取りにくくなります。
加えて、PCモニター脇に置く考えの方は、スピーカーの幅も見てください。
幅が13cmを超える製品は、普通の事務机(80cm幅)だと窮屈です。
机上棚などの工夫ができる場合や、ノートPCの場合は問題ないですが。
なお、今回の記事では、幅の情報も出して説明します。
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結論的に言えば、PCスピーカーは、サイズを考慮して選ぶ必要があります。
「オーディオ用スピーカー」は「サイズが大きい」ほど音質が良いというのが原則であり「常識」です。
しかし、PCスピーカーの場合は少し異なる点、注意してください。
今回の記事では「クリエーター向けの大きめのアクティブスピーカー」も比較していますが、個人用とは、しっかり分けて紹介します。
第3に、スピーカーの口径です。
ざっくり言えば、スピーカーの音質はスピーカー数・口径の大きさで決まります。
PCスピーカーは、しかし小型ですから、(いくらお金を積んでも)大きなユニットが載りません。
それでは、特に低音域が「弱くスカスカな音」になってしまうので、高品質なものほど、音響工学的・電気的な別の手段で、強化しています。
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結論的に言えば、PCスピーカーの場合、こうした部分の工夫もポイントとなってきます。
音楽好きのなかには、音源の自然さ(ピュアオーディオ)を重視したい方も多く、低音/高音が無理に強調される傾向のサウンドを嫌う人が多いです。
しかし、PCスピーカーの場合、ボリュームを下げた場合など、(特に)低音域が足りない場合の支障が大きいです。
そのため、ある程度「妥協」して、「PCスピーカーとはそういう種類のスピーカー」だと思って楽しんだ方が、納得のいくスピーカーが選べるでしょう。
第4に、ハイレゾ音源への対応です。
Amazon Musicをはじめ、定額聴き放題でも最近、高音質なハイレゾ音源が増えています。
高音質で再生するためには、スピーカー側の対応が必要です。
業界団体基準は、高音再生力の値が40kHz以上であるスピーカーが「ハイレゾ対応機」です。
今回は、各機の対応状況が分かるようにしています。
なお、PCスピーカーの場合、(多少ドンシャリしても)「低音域も強い」という観点で対応機を選んだ方が、近接視聴に向いたハイレゾスピーカーが選べます。

1・アナログ端子
2・デジタル端子(USB・光・同軸)
3・ワイヤレス接続(Bluetooth)
PCスピーカーの場合、上表のいずれかの接続方法に対応します。
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アナログ端子を使う方法が、最もオーソドックスです。
付属のステレオケーブルで、PC側ステレオミニ端子やRCA端子につなげるものです。
PC側のカードの性能によって音質が変わる部分はありますが、最も簡単で、問題も生じにくい接続方法です。
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デジタル端子は、一部の機種に搭載例が見られます。
USB端子・光デジタル・同軸接続と細かく分けられます。
いずれも、音楽データがスピーカーで届き、D/A変換(=デジタルデータをアナログデータに変換すること)のは、スピーカー内で行います。
PCのサウンドカードが「へぼい」場合も、スピーカー性能に応じてそれなりに鳴らしてくれる利点と、アナログに比べてノイズが発生しにくい利点があります。
結論的にいえば、PC側のサウンドカードの性能が「無茶苦茶良い」という場合を除けば、アナログよりこちらのほうが音質は良く、おすすめです。
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ワイヤレス接続は、第3の選択肢です。
PCスピーカーは、Wi-Fiの搭載例はなく、Bluetoothが基本です。
この場合、上表で示したBluetoothの圧縮転送規格が重要です。
どの製品でも対応するのがSBC規格です。
しかし、PCスピーカーとPC双方が「より上位の規格」に対応していると、上位圧縮規格が使えるため、音質は良くなります。
一方、音楽では問題にならないのですが、映像視聴にも使う場合、低スペックなコーデックだと「音の遅延(映像との音ズレ)」の問題もあります。
先ほどの表では、数字が大きいほど「ズレ量が増える」ことになります。ゲームほか、動画視聴で「口パクのズレ」につながるので、今回も注意して説明していきます。
なお、今回の記事でも、接続法が「Bluetoothだけ」というスピーカーは基本扱いません。
PCゲーム用・PC用に専用開発され、Bluetooth「も」使えるモデルに限ってます。
1・小型Bluetoothスピーカーの比較
2・大型Bluetoothスピーカーの比較
なお、音楽だけ聴ければ「音が遅れても問題ない」という方は、今回の記事より適切なものをほかに用意しています。
「音楽用」ですが、BGM用途ならば、PCでも(普通に)使えますし、種類も多いです。上のリンク記事をご覧ください。
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こうした観点に基づいて、以下、具体的な機種の比較に入ります。
1-2・CreativeのPCスピーカー
はじめに、CreativeのPCスピーカーです。
PC音楽機器(DTM)が得意のシンガポールの老舗企業です。「サウンドブラスター」は、PC用サウンドカードの草分けです。
PC用スピーカーのラインナップ数は、日本で最も多い企業ですのではじめに取りあげます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントについては赤字で、イマイチな部分については青字で書いていきま
【2021年発売】
【通常型番】
1・Creative T20 Series II GW-T20II-R2
¥13,200 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【特定店向け型番】(性能は同じ)
2・Creative T20 Series II GW-T20II-R2A
¥13,200 楽天市場 (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:14W+14W(RMS)
スピーカー:約6.8cm(実測)
高音域:★★★☆☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 50Hz
小音量:★★★★☆
接続:アナログ(3.5mm)
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm
Creative GigaWorks T20 Series IIは、Creativeが販売するPCスピーカーです。
ベースは2014年発売のGW-T20-IIRです。2021年に型番だけ変わりました。
同時に、特定店向けに別型番の製品も出ましたが、性能は同じです。
大きさは、幅8.46×高さ23×奥行14.3cm です。
多少ですが「背の高さ」があるモデルです。
ただ、台形形状であり、圧迫感はありません。
PCとの接続は、アナログ方式です。
ステレオケーブルでPCとつなげる最もシンプルな形式です。
2mのケーブルが付属するので、PC側にヘッドホン端子があればすぐ使えるでしょう。
アンプ出力は、総合28Wです。
この価格帯では、RMS(総合出力)表記で片側14Wというのは強力です。
サウンド面での音圧は、同社の昔からの「売り」です。
純粋に迫力という部分だけとれば、この価格帯では強調できます。
スピーカーの直径は、上図の様にユニットが片側2つの2ウェイ型を採用します。
低音再生用のウーハーが、実測で6.8cm、高音再生用のツイーターが1cmほどです。
素材的には、ウーハーは、グラスファイバーコーン、ツイーターは、シルクコーンです。
スピーカーが片方に2つある2ウェイ型の場合、一般的に、低音域と高音域の品質がアップします。
一方で、「音の受け渡し」のある中音域(ボーカルなどの音域)は難が出る場合もあります。
本機はツイーターが下方に配置される面白い構造ですが、低音域と高音域が強調される「派手め」の味付けです。好みは分かれるでしょう。
ボリューム調節は、調整つまみが本体の前面にあります。
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以上、CreativeのGigaWorks T20 の紹介でした。
個性的にスピーカーで、ユーザー評価が分かれるだろう機種です。
小型でも、ゲームサウンドなど、低音域の迫力が欲しいジャンルに利用する場合は「向く」でしょう。
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【2021年発売】
【通常型番】
3・Creative T40 Series II GW-T40II-R2
¥15,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【特定店向け型番】(性能は同じ)
4・Creative T40 Series II GW-T40II-R2A
¥15,800 楽天市場 (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:16W+16W(RMS)
スピーカー:約6.8cm×2(実測)
高音域:★★★☆☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 50Hz
小音量:★★★☆☆
接続:アナログ(3.5mm)
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm
なお、ウーハーをWで搭載する、3WAY式を採用する上位機があります。
下位機種より中音域は補完された印象で、音圧(迫力)という意味でも有利です。
ただ、この構成は、音量がある程度ないと音がぼやける(ばらける)傾向です。
下位機種の構成のほうが使い勝手が良く「同社らしいサウンド」という気はしました。
【2022年発売】
5・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-GR
¥8,900 楽天市場 (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W(RMS)
スピーカー:5.72cm
高音域:★★★☆☆ 20kHz
低音域:★★★☆☆ 80Hz
小音量:★★★★★
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:12.3x12.3x11.8cm
Pebble Pro SP-PBLPROは、ノートPC用に向けた同社の製品です。
Pebble(小石)型は他社もだしますが、同製品の評価は高いです。
大きさは、12.3x12.3x11.8cmです。
写真で見るより体積はありますが、モニターの下などのスペースを有効に活かせます。
電源は、(丸い)USB-Cから取りますが、それ1本で音楽データも送れます。
ここは少し解説が必要です。
本機は、アンプ出力が総合30W(RMS)とサイズ感に見合わず強力です。
ただ、USB-C端子は、格安PCだと、通信・充電規格がUSB 3.0の場合があります。
本機は、最低でも10W、良音を得たい場合30Wの供給電力が必要です。
エレコム MPA-ACCP30BK
¥2,555 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
結論的にいえば、USB-C PD規格に対応する上で、30W以上の出力が担保できるUSB-C端子を持つPCが必要です。PCのスペック表を確認してください。
無理な場合、純正品(別売)ほかの、30W(15V 2A)が出せるUSB-Cアダプタが必要です。
なお、最近のモニターは、USB-C PD給電できるのが常識化してきました。
デスクトップならば、モニターから取れる場合も多いでしょう。
接続方法は、USB-Cが基本です。
ただ、USB-Cケーブル1本で、音楽データと電源供給の同時利用は無理ですので、USB-C端子は、本機には2系統あります。
ネットワークは、Bluetooth5.3です。
音質があまり良くないSBCですが、小型スピーカーですしこれでも問題ないです。
そのほか、アナログ接続も可能です。
スピーカーは、5.72cmのフルレンジ(1ウェイ)です。
ドライバーが上向きな部分は、超小型スピーカーでは良い形式です。
ユーザーが本機の音質の評価する理由の1つです。
低音域をパッシブラジエータ(電気回路がないスピーカー)で補うので、サイズ感から言えばですが、そこそこの音圧もを期待できます。
オーディオ処理は同社の得意な分野ですが、本機も、セリフの明瞭化処理(クリアーダイアログ )や、低音強化(BassFlex)の言及があります。
ボリューム調節は、調整つまみが本体の右前面にあります。
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以上、Pebble Pro SP-PBLPROの紹介でした。
超小型のPスピーカーでは、音質面で評判のあるモデルです。
小さな机で使う場合ほか、ノートPC用に手軽な製品を探している場合の選択肢です。
後ほど見る、ロジクールの格安機がライバルになるでしょうが、しっかり電源を取れる場合、本機の音圧は優れます。
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【2020年発売】
【8W出力(4W+4W】+Bluetooth5 .0
6・CREATIVE Pebble V3 SP-PBLV3-BK
6・CREATIVE Pebble V3 SP-PBLV3-WH
¥4,872 楽天市場 (6/24執筆時)
【8W出力(4W+4W】
7・CREATIVE Pebble V2 SP-PBLV2-BK
¥3,300 楽天市場 (6/24執筆時)
【4.4W出力(2.2W+2.2W】
8・Creative Pebble SP-PBL-BK
8・Creative Pebble SP-PBL-WH
¥2,310 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【8.0W出力】SP-PBLPL-BK同型
9・CREATIVE Pebble Plus SP-PBLP-BK
¥4,700 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:上記参照
スピーカー:5.72cm
高音域:★★★☆☆ 17kHz
低音域:★★★☆☆ 100Hz
小音量:★★★★☆
接続:USB・Bluetooth・アナログ
サイズ:12.3x12.0x11.9cm
※ V3のスペック
なお、本機の下位機種(あるいは旧シリーズ)となるのが以上の各モデルです。
音質は、出力がだいぶ弱めになるので、とくに低音域の充実度の部分で差があります。
接続方法は、V3以外は、Bluetooth接続に非対応です。
Pebbleは、USB-Cではなく、端子がUSB-Aです。
Pebble Plusは、(サブ)ウーファが付属となります。
小型で、スピーカーユニットは10cmです。このサイズならば、階下に影響することもないでしょう。ただし、本機もUSB-Aです。
8Wの電源をPCのUSBから安定的に取るのは、少しハードルが高いかもしれません。
【2021年発売】
10・Creative T60 SP-T60-BK
¥10,727 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W (RMS)
スピーカー:約7cm
高音域:★★★★☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 50kHz
小音量:★★★★☆
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅9.2× 高さ19.9×奥行14.7cm
Creative T60も、Creativeの製品です。
大きさは、幅9.2× 高さ19.8×奥行14.7cmです。
上方面を含めて比較的コンパクトで、設置性は良いです。
コントロール側は1cmだけ奥行がよけいにあります。
PCとの接続は、同社の小型機と同じです。
USB-DACを装備するので、アナログ接続ほか、USB-C端子を使ったデジタル転送対応です。
DAC(デジタル信号をアナログ信号に変換する装置)の性能は不明ですが、PCオーディオですし、アナログよりこの方でつなげた方が、ノイズの乗りにくさを含め、音質は良いでしょう。
USB-Cケーブルほか、USB-A変換アダプタも付くのでどのPCともつながります。
電源は、ただし、コンセントから取る方式になります。
ネットワークは、Bluetoothを搭載します。
圧縮コーデックが音質の悪いSBCのみです。
SBCは(220m/秒)と音も遅延しやすいので、ゲームや映画にはすこし向かないです。
アンプ出力は、総合で30Wです。
本機のサイズ感からすると標準的です。
問題ないでしょう。
スピーカーの直径は、7cmです。
本機はフルレンジ(1ウェイ)です。
後面にバスレフポート(BasXPort)があり、低音域を増幅します。
小型機によく見られる工夫です。
音質強化技術は、Sound Blasterオーディオ処理技術の言及があります。
オーディオ分析し、サラウンド感を高める工夫です。同社が、PC用カードで培った技術の応用とのことです。
人間の声(中音域)を識別して強化できる機能(Clear Dialog)もあるため、テレワークなどのチャットほか、映画などにも有効です。
一方、テレワークの部分で言えば、本機は、マイク端子を備えます。
有線ヘッドセットをつなげられます。その際は、連動して、発言時のみマイクをオンにする機能(VoiceDetect)と、エアコンなどの環境ノイズの低減(NoiseClean)も利用できます。
ただし、この部分だけは、同社のアプリを介すので、現状でWindowsのみ対応です。
ボリューム調節は、右のフロント部分にあります。
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以上、CreativeのT60 の紹介でした。
大手がだす「しっかりした製品」に限定して言えば、久しぶりの新製品です。
音質はスピーカー・アンプ部分は「及第点程度」の構成ですが、USBでつなげられる部分で、少し加点できます。
その上で、テレワーク時代にあった諸機能があるため、このニーズに合う方には、相当良い製品と言えます。選んで良いでしょう。
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【2019年発売】
11・Creative T100 SP-T100-BK
¥12,726 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:20W+20W (RMS)
スピーカー:約7cm
高音域:★★★★☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 50kHz
小音量:★★★★☆
接続:Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅9.3× 高さ20.8×奥行13.0cm
一方、だいたい同じグレードで、煮た形のCreative T100という機種があります。
サイズは、少し背が高いですが、ほぼ同じです。
PCとの接続は、しかし、USB-C接続に非対応です。
マイク端子もないです。
代わりに、光デジタル端子を持ちますが、利用の幅は狭いかと思います。
Bluetoothは、やはりSBCですので、「おまけ」レベルです。
アンプ出力は、ただ、総合で40Wですので、同社では上位です。
スピーカーの直径は、本機も7cmですが、後面のバスレフポート(BasXPort)のサイズからして、T60よりは低音域は強いです。
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結論的にいえば、本質的な音質は、T60より上位です。
フルレンジなので派手さはないにせよ、聴き疲れしにくい音質です。
しかし、端子構成(拡張性)の部分では、T60と比べると、すこし古くさいかなと思うので、選ぶならばそちらでしょうか。
【2016年発売】
12・Creative Sound BlasterX Katana SBX-KTN
¥29,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:45W+30W (RMS)
スピーカー:6.35cm×2 3.4cm×2 13.3cm
高音域:★★★★☆
低音域:★★★★★
小音量:★★★☆☆
接続:USB・Bluetooth4.2・光
サイズ:幅60× 高さ6×奥行7.9cm
Sound BlasterX Katana SBX-KTNは、Creativeの発売するバータイプのPC用です。
ゲーム用としての販売です。
本体サイズは、幅60× 高さ6×奥行79.0cmです。
PCとの接続は、Bluetooth(SBC・AAC)や光端子も利用できます。
しかし、基本的にはUSB接続です。
アンプ出力は、75Wです(RMS.)。
スピーカーの直径はミッドレンジ(6.35cm×2)トゥイーター( 3.4cm×2)で総合45W、サブウーファー 13.3cmの35Wです。
5スピーカー構成なので、幅60cmというサイズ感からすると、音圧やサラウンド感は良いかと思います。
ハイレゾは、規格上、USBで24bit/96kHzが通るのでハイレゾ級です。
ただ、スピーカーの部分で、ハイレゾ対応水準にないです。
サブウーファーとの接続は、ただし、有線となります。
仮想サラウンドは、7.1ch対応です。
Dolbyなどの規格は2.1chまでですが、Windows用の同社のソフト(Sound Blaster Connect)を通して、自社独自の方式でこれを実現します。
割と良いですが、立体音響のDolby Atmosに対応できない点は残念です。
ボリューム調整は、本体上部のスイッチほか、リモコンで対応できます。
そのほか、ゲーム用なので(消せますが)LEDイルミネーションがあります。
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以上、SBX-KTNの紹介でした。
近接視聴の場合、バータイプはBGM的な音楽視聴にはさほど向きません。
ただ、サラウンド感(迫力)が出るので、ゲームや映画視聴を中心に考えた場合、オススメできる方式です。
このタイプは【TV向けのサウンドバーの比較記事】で書きましたが、TV用でもUSBに対応し、PCでも使えそうなものはあります。
ただ、USB端子搭載型でここまで小型のものはないので、23インチ前後のゲーミングモニターと合わせる場合、とくにプレゼンスがある製品に思います。
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【2021年発売】SP-SBKV2X-A
13・Creative Sound BlasterX Katana V2X
¥29,800 楽天市場 (6/24執筆時)
出力:50W+40W (RMS)
スピーカー:6.35cm×2 1.9cm×2 13.3cm
サイズ:幅60× 高さ6.2×奥行9.5cm
なお、このシリーズにはKatana V2X という上位機も存在します。
縦型のサブウーファーになるのが目立ちます。
本体サイズは、中身のスピーカー構成を含めて、下位機とほぼ変わりません。
ただ、出力は、20%弱パワフルになっています。
一方、本機は、同社の専用チップを利用したサラウンド技術(Super X-Fi)に対応します。
ヘッドホン出力をする場合のみ有効な機能です。
耳形状のマッピングで、音質を改善するシステムです。ゲーム用は併用する方も多いので意味があります。ただ、この部分は、他社(Apple SONY)が「空間オーディオ」として規格整備を進めているので、将来的な展開は不明です。
なお、エンジン(Sound Blaster Acoustic Engine)自体は同じなので、出力以外は下位機と同じといえます。
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【2023年発売】
・CREATIVE Sound Blaster Katana SE SP-SBKSE
¥42,799 (6/24執筆時)
出力:90W (RMS)
スピーカー:7.62cm×2 1.9cm×2 13.3cm
サイズ:幅65× 高さ.7.8×奥行10.9cm
このほか、別付サブウーファーがない構成の製品も登場します。
内部のウーファーをやや大きめにした上で、低音を強化するためにパッシブラジエータ(=電気を通わせないスピーカー)を4基装備させます。
総合出力は、Katana V2Xと同じ90Wで、Super X-Fiも対応です。
ただ、多少背丈がでる部分で「テレビ向けの小型機」な感じはあります。また、重低音はでるでしょうが、 V2X のようにサブウーファーで強化するほうが、質は良いでしょう。
1-3・フォステックスのPCスピーカー
続いて、日本のフォスターのPCスピーカーの紹介します。
同社は、iPhone用の音響部品を供給するOEM企業としても有名です。
しかし「フォステクス」ブランドで、昔からPC用スピーカーを直売しています。
【2017年発売】
【Bluetoothなし】
14・FOSTEX PM0.3H(B) 【黒】
15・FOSTEX PM0.3H(W)【白】
¥19,250 楽天市場 (6/24執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:15W+15W
スピーカー:7.5cm+1.9cm
高音域:★★★★☆ 40kHz
低音域:★★★☆☆ 110Hz
小音量:★★★☆☆
接続:アナログ(3.5mm RCA)
サイズ:幅10.0× 高さ18.5×奥行13.0cm
PM0.3Hは、FOSTEXの販売するPCスピーカーです。
本機は、「ハイレゾ音源対応」を表明します。
国内メーカーでは対応するPCスピーカーでは最安です。
大きさは、幅10.0×高さ18.5×奥行13.0cmです。
こちらも、机に無理なく置けるサイズと言えます。
PCとの接続は、ステレオケーブルによるアナログ方式です。
ケーブルは、1.5メートルのものが付属します。
アンプ出力は、総合30Wです。
本体のサイズ感からすれば、納得のできる数字です。
スピーカーの直径は、低音再生用のウーハー(グラスファイバー)が7.5cm、高音再生用のシルクドーム型ツイーターが1.8cmです。
2ウェイ式にすることで、ハイレゾに最低限必要な40kHzに対応させています。
・FOSTEX PM-SUBmini2
¥22,770 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
本機は、出力50Wのサブウーハーとのセット利用も提案されています。
配線は、PCからサブウーハーのRCA(アナログ端子)に付属ケーブルでつなぎ、そこからPCスピーカーに接続する方法です。
綺麗に配線できるかは、確認を要するでしょう。
ボリューム調節は、本機の場合、裏側です。
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以上、フォステックスのPM0.3Hの紹介でした。
ハイレゾ対応の「入門機」としてプレゼンスがあります。次に見るEdifierは強力なライバルですが、日本企業という部分にこだわる場合は、本機も良いでしょう。
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そのほか、フォステックスはこれ以外の別の機種をいくつか出します。
以下で、簡単に見ておきます。
【2023年発売】
【Bluetooth対応】(2023年追加)
16・FOSTEX PM0.3BD
¥35,000 楽天市場 (6/24執筆時)
接続:USB-C Bluetooth アナログ
第1に、PM0.3BD です。
先ほどの機種の改良機で、BluetoothとUSB-Cに対応させたものです。
対応するコーデックは、SBC・AACです。
そのため、ハイレゾはBluetoothでは扱えないです。
USBは、96.0 kHz/24bitまで対応のDACですので、高水準でないにせよハイレゾ水準です。
スピーカーは、口径・素材とも先ほどと同じですが、若干調整が入ったようです。
一方、いじりにくい背面スイッチの切替で「MUSIC・VOICE」の両モードができました。
ここは少し気になる部分です。
旧来のハイレゾ設計のユニットのままデジタル化させたので、切替が「必要」になった部分があるのではと思います。
音質は、機会を見つけて(おいおい)確認するつもりでいますが、選ばれる場合レビューに注意してください。
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【2017年発売】
17・FOSTEX アクティブスピーカー PM0.1e
¥13,860 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:5W+5W
スピーカー:5.5cm
高音域:★★★☆☆ 35kHz
低音域:★★★☆☆ 80Hz
小音量:★★★★☆
接続:アナログ(RCA /3.5mm)
サイズ:幅8.6×高さ17.5×奥行15.2cm
第2に、 PM0.1eです。入門機になります。
本機は、2WAY式ではなく、ハイレゾには対応しない機種で、アンプも総合10Wです。
コーン素材はグラスファイバー繊維ですこし「こだわり」はありますが、やはり上位機ほど見どころはないです。
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【2016年発売】
18・FOSTEX アクティブスピーカー PM0.4c
¥39,600 楽天市場 (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:30W+30W
スピーカー:1.9cm+10cm
高音域:★★★☆☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 20Hz
小音量:★★☆☆☆
接続:アナログ(RCA /3.5mm)
サイズ:幅13× 高さ22× 奥行16.9cm
第3に、PM0.4です。
本体色は、黒(`M0.4CBJPN)と白( PM0.4CWJPN)から選択可能です。
ハイレゾ音源は、上位機ながら未対応と言えます。
周波数帯域の部分で、業界基準に満たないからです。
アンプ出力は総合60Wで、ウーファーも少し大きめですので、下位機種よりパワフルです。
サイズは、幅13× 高さ22× 奥行16.9cmです。
若干大きいので、ステレオ感を得たい場合、ある程度広く、奥行の深い机に向く機種です。
ボリューム調節は、後部にあります。
1-4・EDIFIERのPCスピーカー
続いては、香港のエディファイヤーのスピーカーを紹介します。
日本では、PC周辺機器メーカーのプリンストンが代理店となっています。米Amazonで売れ筋となり、ワールドワイドで知名度が上がりました。
【2018年発売】
【通常型番】
19・Edifier ED-R1280T-A
¥13,460 楽天市場 (6/24執筆時)
【直販用型番】
19・Edifier R1280T
¥13,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【サブウーファ端子付】
19・Edifier R1280Ts
¥14,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:21W+21W
スピーカー:10.1m+1.3cm
高音域:★★★☆☆ 18Hz
低音域:★★★★☆ 75Hz
小音量:★★★☆☆
接続:アナログ×2(RCA/3.5mm)
サイズ:幅14.6×高さ23.4×奥行19.6cm
ED-R1280T は、香港のエディファイヤーが販売するPCスピーカーです。
日本の代理店(プリンストン)モデルと、AmazonでのEdifier直販モデルがありますが、性能は同じです。
R1280Tsは、直販用のみの展開で、「プチ上位機」となります。
サブウーファ出力があるほか、リモコンにサラウンドボタンが付属です。
再生周波数帯域は52Hz-20KHzと少し異なる表記ですが、ユニットは同じなので、音質は変わらないと思います。
あとは、同じなので、一緒に見ていきます。
大きさは、幅14.6×高さ23.4×奥行19.6cmです。
幅が15cm近く大きいです。
27インチのPCモニターの脇に置くならば、机の幅は120cm欲しいところです。
ノートPCなら100cm以下でも大丈夫でしょうが、奥行も70cm程度は必要です。
棚置きなど工夫するならば問題ないです。
PCとの接続は、ステレオケーブルを使うアナログ方式です。
ステレオジャックとの接続は、付属の3.5mm-RCAケーブルで利用する形式です。
RCA端子は2系統あるので、複数の機器からの入力もできます。
アンプ出力は、総合42Wです。
PC用スピーカーとしては、しっかりパワーがある製品です。
スピーカーは、2WAY式です。
片側について、低音再生用のウーハーが10.1cm、高音再生用のツイーターが1.3cmです。
ツイーターがシルクコーンで、ウーハーがPPコーンです。
オーディオでは割と良く見る素材です。
前面に大きめのバスレフポートがあります。
低音域の音抜けがよくなるのでPC向きです。ただ、小さめなツイーターとも合わせて、キレは多少悪い印象で、もっさり感はあります。
小音量での再生は、ユニットが大きめですので得意とは言えません。
夜間など、近接して小音量で再生する場合に、バランスが取れなくなる(もわっとした感じになりやすい)傾向です。
ある程度の音量で聴きたいデイタイム用です。
ボリューム調節は、サイド及びリモコンで可能です。
高音域と低音域のバランスもダイヤル調整できるので、しっかり調整すればAtlasの印象も変わるかも知れません。
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以上、エディファイヤのED-R1280Tの紹介でした。
試聴の限り、米国Amazonで人気が火がついた、という理由が分かる気がする製品でした。低音の重層感は1万円前後の製品としては良いです。
デスクの幅と奥行は、JISの事務机程度(幅100×奥行70cm)だと狭いでしょうし、フォスターの大型機と同じで、過度に近接視聴にならないよう、あらかじめ、設置方法は考えてください。
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【2022年発売】
【通常型番】R1380DB-BR-A
20・Edifier R1380DB-BR
¥14,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【直販用型番】
21・Edifier R1380DB
¥14,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2020年発売】(下位機種)
22・Edifier R1280DBs 【茶】
22・Edifier R1280DBs 【黒】
¥17,890 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:21W+21W
スピーカー:11.6cm+2.5cm
高音域:★★★☆☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 55Hz
小音量:★★★☆☆
接続:Bluetooth 光 同軸 アナログ
サイズ:幅15.2×高さ24.1×奥行20.0cm
なお、このグレードの1ランク上は、R1380DBです。
接続方法を多様化させた「上位版」です。
また、R1280DBsは、ネットワーク部分が同じ仕様の下位機です。
スピーカーユニットはR1280シリーズと同じなので、R1380DBに対しては「下位機」になります。
音質面では、R1380DBは、R1280シリーズとは、バスレフの位置など、スピーカーユニットの配置が変わりますが、ユニットサイズはほとんど同じです。
配置は、次に見る上位機にむしろ近いです。
周波数帯域も多少広く表示している点からて、音質面で(ごくわずか)上の製品とみて良いでしょう。
PCとの接続は、通常のアナログ入力ほか、光デジタル端子と同軸端子も付属です。
冒頭詳しく書いたように、こちらでつなげた方が音質部分で有利です。
ハイレゾ音源も、96kHz水準まではデジタルでも対応です。
ネットワークは、Bluetooth 5.1です。
コーデックはSBCほか、Apt-Xへの対応です。
R1280DBsもアップグレード後は、Bluetooth 5.0表記です。
コーデックの表記がないのでSBCのみと考えてください。
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結論的にいえば、R1380DBは、選択肢にできそうです。
PC利用をメインとしつつも、スマホなどからも音楽を転送したいという方には、本機は割と良いでしょう。ただし、本機も、設置幅は考慮してください
【2020年発売】
【BT5 サブウーファ端子付】
23・Edifier R1700BTs
¥20,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2015年発売】
24・Edifier R1700BT
¥19,590 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:33W+33W
スピーカー:10.1m+1.9cm
高音域:★★★☆☆ 20kHz
低音域:★★★★☆ 52Hz
小音量:★★★☆☆
接続:Bluetooth アナログ
サイズ:幅15.4×高さ25.6×奥行18.2cm
R1700BTsも、エディファイヤーのアンプ付きPCスピーカーの中位機です。
こちらは、Amazonでの直販限定です。
R1700BTという旧機種が残ります。
ただ、Bluetoothのバージョンが古いので、安定面では新機種が良いかと思います。
大きさは、幅15.4×高さ25.6×奥行18.2cmです。
PCデスクへの設置は(ノートPCを除けば)本機も難しいでしょう。
机の両側で合計30cmが取られても問題ないか確認してください。
PCとの接続は、アナログ式です。
2系統あります。
ネットワークは、加えて、Bluetooth 5.0です。
本機は、コーデックがApt-Xを含むApt-X HDまでの対応なので、Android系スマホとは特に相性が良さそうです。
AACは、ただ、SocがQualcomm 3031/V5.0なので非対応です。iOS系だとSBCです。
アンプ出力は、総合66Wです(RMS)。
もっとパワフルな機種はありますが、値段としては優秀です。
PCスピーカーとして使う場合も、(十分に奥行をとれるならば)問題ないです。
スピーカーは、2WAY式です。
低音再生用のウーハーが10.1cm、高音再生用のツイーターが1.9cmです。
ツイーターが大きめで、また、バスレフが前にあります。ただ、素材を含めて基本的には、ED-R1280Tと同じグレードです。
ただ、アンプの部分で性能は良いですし、配置的にも本機の方が、素直なステレオ感はは得やすそうです。
小音量での再生は、(PC用という意味では)得意とは言えないでしょう。
ボリューム調節は、サイド及びリモコンで可能です。
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以上、エディファイヤの R1700BTs の紹介でした。
音質は、下位機種機種よりも上です。これは間違いないです。
今回は「PCデスク上」で使える機種を主に紹介しています。その用途だと、サイズ感からおすすめは難しいです。
しかし、机上棚での運用、あるいは、かなり幅広な机(>120cm)ならば、選択肢にできると言えます。
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25・Edifier R1850DB
¥22,990 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:35W+35W
スピーカー:10.1m+1.9cm
接続:Bluetooth 光 同軸 アナログ
サイズ:幅15.5×高さ25.4×奥行22.3cm
26・Edifier R2000DB
¥------- Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:33W+33W
スピーカー:12.7m+2.5cm
接続:Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅17.5×高さ28.8×奥行23.0cm
なお、本機は、同型の上位機があります。
第1に、R1850DBです。
先ほどみたR1700BTsと(奥行以外)ほぼ同じ大きさです。
しかし、同軸接続と光デジタルに対応できる製品です。
一方、Bluetoothも搭載ですが、Bluetooth 5.0に対応しない旧式で、対応コーデックも不明です。なんとなく、「進化版」が遠からずでそうです。
第2に、R2000DBです。
さらに大きな本体で、アンプ出力、スピーカーの口径も大きくなります。
ツイーターも、25mmです。同じシルクドームですが「Eagle Eye」として、特別な名前を付けた同社の「看板」となります。ウーファーは、12.6mmです。
ただし、Bluetoothのバージョンが古く、コーデックも不明です。
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結論的にいえば、近接視聴を旨とするPC用としてはですが、やはり、設置スペースは注意してください。
【2018年発売】
【通常型番】
27・Edifier ED-S880DB
¥34,880 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【Amazon専用型番】(性能は同じ)
27・Edifier S880DB-A
¥37,273 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:42W+42W
スピーカー:9.5cm+1.9cm
高音域:★★★★☆ 40kHz
低音域:★★★☆☆ 55Hz
小音量:★★★☆☆
接続:USB Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅13.7× 高さ23.0×奥行16.8cm
ED-S880DBは、日本の代理店のプリンストンが仲介するEdifierの高級機です。
本機も、Amazon型番のモデルがありますが、性能は同じです。
大きさは、幅13.7× 高さ23.0×奥行16.8cm となります。
小型機ではないですが、27型のPCモニターの横に置く場合でも、幅100cmの机ならば(なんとか)置けそうです。
ノートPCやより小型のモニターならば、問題ないです。
PCとの接続は、アナログをふくめ、複数選べますが、一般的にデジタル方式を利用します。
光デジタル端子・USB端子・同軸ということになりますが、どれでも、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源に対応できます。
一方、本機はBluetoothも搭載するのですが、コーデック記載がなく、おそらくSBC規格のみです。
この部分の実用性はありません。
なお、その他、本機は、DAC(PCM9211)とオペアンプ(TAS5754M)の品番も公開しています。米国のTexas Instruments製です。
アンプ出力は、88Wです。
もちろん、最大出力ですが、アクティブスピーカーとして優秀であることは変わりません。
スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーは9.5cm、高音再生用のツイーターは1.8cmです。
とくにツイーターはチタンラミネート加工をなし、高音域の振動制御に好影響を与えています。
小音量再生については、本当の最小音量という意味ではなく、日中「小さめ」で聴くという意味では、このクラスでも問題ない出来です。
ボリューム調節は、ただし、調整つまみが本体の裏面です。
ただ、リモコンが付属するため、問題ありません。
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以上、EdifierのED-S880DBの紹介でした。
ONKYOが、PC用スピーカーから撤退して以来、このグレードの選択肢が減っており、本機は構成等して「かなり貴重」です。
アンプ出力、大きなスピーカーユニット、デジタル接続、ハイレゾと、欲しい部分は網羅されているので、現在選ぶとすると、かなり良い選択肢です。
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このほか、プリンストンで取扱がある正規輸入モデルが、2系統あります。
【2022年発売】 ED-R19U2後継
28・Edifier ED-R19BT
¥9,327 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:2W+2W
スピーカー:6.98cm
高音域:★★★☆☆ 80Hz
低音域:★★★★☆ 19kHz
接続:USB Bluetooth アナログ
サイズ:幅8.4×高さ17.5×奥行10.5cm
第1に、ED-R19BTは、同社の製品としては、例外的に小型な製品で、Bluetoothも搭載です。
ユニットは、フルレンジの6.98cmです。
サイズ感からすると仕方ないですが、低音は出にくいです。
アンプも、総合4Wと弱いです。
USB3.0給電(4W)なので、その部分に由来する限界です。
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【2022年】ED-R1100-A
29・Edifier ED-R1100
¥9,327 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:21W+21W
スピーカー:11.6cm+1.3cm
高音域:★★★☆☆ 20Hz
低音域:★★★★☆ 65kHz
接続:アナログ(RCA/3.5mm)
サイズ:幅14×高さ22.6×奥行19.7cm
第2に、ED-R1100は、中型の格安機です。
ユニットは、ウーファーが11.6cmとこのクラスでは大きいです。
低音域方向では同社の中位機と比較しても、性能がやや上です。
利便性の部分では、リモコンが未付属になるのが注意点です。
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【2022年発売】
30・Edifier ED-MR4-BK
30・Edifier ED-MR4-WH
¥16,345 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
ハイレゾ:
出力:21W+21W
スピーカー:10.6m+2.5cm
高音域:★★★☆☆ 20Hz
低音域:★★★★☆ 60kHz
接続:アナログ(RCA/3.5mm)TRS
サイズ:幅14×高さ22.8×奥行17.0cm
第3に、ED-MR4は、音楽用のモニタースピーカーです。
同社にしては、冒険のないスピーカー配置なのは、フラットな音質にするためです。
ドイツのKLIPPELのチューンとのことです。
それでも、ウーファーは、ケプラーに見えますし、こだわりは感じる製品です。
ただ、特化的な製品なので、その用途に使う場合に選択肢になる類の製品です。
次回に続く
パソコンスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、PC用スピーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・PCスピーカーの比較 (2)
2-1:オーディオテクニカ〈日本〉
2-2:ロジクール〈スイス〉
2-3:JBL〈米国〉
2-4:Audioengine〈米国〉
2-5:FiiO〈中国〉
2-6:タンノイ〈英国〉
2-7:SONY〈日本〉
2-8:LG〈韓国〉
3・PCスピーカーの比較 (3)
3-1:クリプトン〈日本〉
3-2:パイオニアDJ〈日本〉
3-3:Mackie〈米国〉
3-4:サンワサプライ〈日本〉
3-5:Razer〈米国〉
3-6:その他
3-7:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、上記の製品をさらに紹介します。
音質の良さ ★★★★★
重低音の迫力 ★★★★★
小音量の音質 ★★★★★
ハイレゾ再生 ★★★★★
設置スペース ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事(こちら)では、今回紹介する全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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