比較2019’【高音質!】全26機のミニコンポの性能とおすすめ:ハイレゾ・スマホ・iPhone/Android対応(1)

2019年03月29日

比較2019’【高音質!】全26機のミニコンポの性能とおすすめ:ハイレゾ・スマホ・iPhone/Android対応(1)

【今回紹レビューする内容】2019年ハイレゾ/スマホ対応ミニコンポ21機の性能とおすすめ・選び方:音質の違い・デザイン性など口コミと人気ランキング

【評価する製品型番】SONY CMT-SX7 パイオニア X-EM12 X-EM22 ONKYO X-NFR7FX X-U6 SANSUI SMC-300BT JVC EX-S5-T EX-S55-B EX-HR55 EX-HR99 EX-HR7パナソニックSC-PMX150 SC-PMX80 ONKYO CR-N765D -55EX UWF-1 XC-HM82-S S-HM82-LR YAMAHA CRX-N560 NS-BP182 SC-RS55 SC-RS75 ONKYO X-NFR7TX SC-HC295 XC-HM86-S CRX-N470 marantz CDレシーバー M-CR612 SC-RS60-K CR-N775(S) D-112EXTNX-W30

今回のお題
スマホやハイレゾ対応の高音質ミニコンポのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年3月現在、最新のミニコンポの比較をします。

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 オーディオ入門用の音楽再生機器として20年を超える歴史を持つ商品です。

 今回は、Atlasの長年の経験をふまえつつ、「音質」にこだわって比較しました。

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 以下では、スマホやPCからの利用に便利なネットワーク対応のミニコンポや、高音質なハイレゾ音源に対応するミニコンポなど、売れ筋の人気商品を紹介します。

 その後で、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較

 なお、今回は、このブログのスピーカー比較シリーズの2回目記事として書きました。

1・ミニコンポの選び方の基本

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 最新ミニコンポの現状をみると、音質重視」のモデル「デザイン重視」のモデルに、二極化されてきています。

 今回は「よい音を鳴らすミニコンポ!」を探す企画ですが、その場合、とくに、次の2つの要素に注目する必要があります。


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 第1にスピーカーの性能です。

 スピーカーの音質は、スピーカーの大きさ構造周波数帯域などのスペック数値から、ある程度その「音質」が予測できます

 そのため、今回の記事は、実際に試聴した結果と合わせながら、スペックを中心に比較しました。

 そして、高音域中/低音域の音について、それぞれの製品が「どの程度の実力」があるか、できるだけ客観的に分析します。

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 スピーカーのハイレゾ対応は、今回のもうひとつの注目点です。

 「CDを超える音質の音源」であり、iTunesなのでも今後5年で「主流」になっていく可能性が高い、ハイレゾ音源に対応できる実力を持つかについても、詳しく説明します。


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 第2に、スマホやパソコンからのネットワーク再生時の音質です。

 Wi-FiやBluetoothなどで転送して音楽を聴こうと思っている人は多いでしょう。

 しかし、とくにBluetoothで転送する場合は、圧縮規格の関係で、ミニコンポによっては音質がかなり劣化します。

 今回は、この側面にも注目して、信頼性の高いミニコンポを紹介していくつもりです。

ーーー

 以上、今回は、この2点に注目しながら、予算別に「音質が良いと言えるミニコンポ」を探していきたいと思います。

2・激安ミニコンポの比較と選び方

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 はじめに、1万円前後の予算でも買える、比較的価格が安く、売れ筋のミニコンポの比較から入ります。

 なお、以下では、高評価できるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で、表記していきます。


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 【2016年】

 1・パイオニア CDミニコンポ X-CM56 【黒/緑/赤】
 1・パイオニア CDミニコンポ X-CM56 【白】
  ¥14,480 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:15W×2 (6Ω)
スピーカー直径:9.4+5cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 X-CM35は、日本のオーディオ機器メーカーであるパイオニアのミニコンポです。

 現在、一部の色は(メーカー側の)「在庫不足」ですが、生産終了ではなく、2019年2月に入荷見込みです。

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 本体サイズは、とても小型です。

 スピーカーを縦置きすれば、50cmほどのスペースで置けるという省スペース設計で、ワンルーム向きですね。

 CDの再生は、通常の音楽CDに対応できます。

 そのほか、MP3やWMAに圧縮して焼き付けたCD-Rの再生にも対応できる機種です。

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 スピーカー構成は、左右にスピーカーのあるステレオです。

 左図のように、スピーカーネットの下には、「トゥイーター」と「ウーファー」と呼ばれる2つのスピーカーユニットがあります。これを「2ウェイ方式」と言い、ミニコンポではよく見かけます。

 第1に、ウーファーは、中・低音域の音の再生を担当します。

 この機種は9.4cmサイズですが、基本的に大きなほど音は安定します。

 第2に、トゥイーターは、高音域の音の再生を担当します。

 サイズは、5cmとなります。

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 1万円前後という価格を考えると、この機種は、そこそこ大きめで豪華なスピーカー構成であり、お買得度は高いです。

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 アンプは、電流・電圧を増幅して、スピーカーに音を出させる回路/機構です。

 この部分を比較する場合、ワット数で示される出力が重要です。

 しかし、この機種は、15W×2ということでやや小さめです。とはいえ、スピーカーが小型なので、出力はこれほどで十分でしょう。

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 スマホ・PCからの再生は、いずれも対応します。

 方式としては、Bluetooth無線を用います。そのため、iOS系でもAndroid系でも、スマホから接続が可能です。

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 Bluetoothは、回線が狭いので、デジタル音声信号を「圧縮」してミニコンポに送っています。業界の定める圧縮規格がいくつかありますが、こちらは、低音質で、音が遅延するSBC規格のみ対応です。

 そのため、例えば、iPhone(itunes)が標準採用するAACの圧縮音源も、劣化した音での再生となってしまいます。

 高級機には、劣化した音を「補修(アップコンバート)」する技術を搭載しますが、こちらについては、それも未採用です。

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 USB端子からの再生は、この機種は対応できます。

 音源を入れた USBメモリでも、ポータブルHDDでも音楽再生が可能です。ただ、この方法だと、曲名が選べない(基本シャッフル再生)ので、BGM用以外には使いにくそうです。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。ただし、インターネットラジオは未対応です。

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 以上、PioneerのX-EM56の紹介でした。

 1万円前後という価格を考えると、比較的良質なスピーカーを搭載しています。その点で言えば、CDやUSB経由の再生ならば、それなりの音質で聴けそうです。一方、スマホからの音質は、やや能力が落ちます

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 なお、この機種にはいくつかの「姉妹モデル」もあります。

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 【2016】

 2・パイオニア CDミニコンポ X-HM26
  ¥ 16,980 Amazon.co.jp(3/29執筆時)

 X-HM26は、外観にアルミ素材を利用した高級感のあるミニコンポです。

 スピーカー構成は、中低音を担当する10cmウーファーと、高音域用の2cmトゥイーターの組み合わせです。

 総合的には、X-CM56 と同等のパワーを確保しているとも言えますが、高音がややパワー不足で、X-CM56 のほうが総合的に上回る印象です。

 デザイン面と設置性は良さそうですが、選ぶならば、X-EM56でしょう。

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 【2016】

 3・パイオニア CDミニコンポ X-EM26
  ¥ 13,800 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 X-EM26は、スピーカー自体の小型化を目指したモデルです。

 スピーカー構成は、こちらは、左右に1つずつのスピーカーを搭載する1ウェイ方式です。この場合、中低音域も高音域も1つのユニットで賄っています。

 1ウェイ式は、中音域が充実するので、高音域と低音域だけ強調される「ドンシャリ」感が軽減される美点もあります。しかし、この機種については、サイズ的に考えてもパワー不足でしょう。

 やはり、パイオニアから選ぶならば、X-EM56でしょう。


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 【2018】【各色】

 4・パナソニック コンパクトステレオ SC-HC300
  ¥14,904 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (8Ω)
スピーカー直径:8cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 SC-HC230 は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、幅409×高さ198×奥行107mmです。スピーカー込みで40cmの幅なので、どこにでも置けるでしょう。

 実際に、小型で設置性が良い点と、デザイン性の高さで、ミニコンポとしては、最も売れている製品の1つです。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3に対応します。

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 スピーカー構成は、左右にスピーカーがあるステレオですが、2ウェイ方式ではなく、低・中・高音域を1つのスピーカーユニットで担う、1ウェイ方式です。

 1ウェイ方式は、一般的に、高音域が出にくい難点があります。

 しかし、中音域で2つのスピーカーユニットの音の受け渡し(つなぎ目)がないため、ボーカルなどの中音域が充実します。つまり、1ウェイ方式自体は、欠点ではなく、「個性」です。

 スピーカーユニットは、8cmのコーン型スピーカーを搭載します。

 スピーカー自体の奥行がない割に大きめなので「割と良く鳴る」製品です。ただし、同じ格安機のパイオニアのX-EM56に比べると、サイズやユニット数の関係で、音の自然な重圧感は及びません

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 アンプも、10W×2と出力が弱めです。

 ただ、LincsD-Amp Vの採用で、旧機種に比べてノイズ対策の部分では進化が見られます。

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 スマホ・PCからの再生は、対応します。パイオニアと同じで、圧縮規格がSBC規格ですので音質がMP3並に劣化します。

 ただし、この機種の場合、MP3リマスター機能という、圧縮音源のアップコンバート機能があります。そのため、音質はそれなりには期待できます。

 USB端子からの再生は、MP3に限定ですが対応します。ポータブルHDDも利用可能です。

 ラジオは、この機種もFMワイドFMに対応です。

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 以上、 パナソニックSC-HC230の紹介でした。

 思想的には「薄型スピーカーでどれだけ音質を高めるか」という哲学のもとで設計された機種と言えます。

 そのため外観のデザイン性は「抜群」です。音質面でも、XBS Masterの効用で低音はそれなりに出ていますので、1万円前後で、スマホからの再生がメインならば、よい選択肢です。


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 【2018】【各色】

 5・JVC NX-W30
  ¥14,904 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (8Ω)
スピーカー直径:8cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 NX-W30 は、JVCケンウッドが販売する、ノスタルジックな外観のミニコンポです。

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 昭和を意識させる最近にない「渋い」デザインで、デンキヤ店頭でも「異彩を放つ」存在です。

 本体サイズは、幅405×高さ123×奥行284mmです。

 パナソニックの製品に比べると奥行はありますが、最も問題の幅は40cmなので、設置性は良いです。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3に対応します。

 スピーカー構成は、この製品も1ウェイ方式です。

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 スピーカーユニットは、5cm強です。

 あまり大きくないです。しかし、キャビネットを、単品スピーカーのような木製(MDF)にすることで、音質表現としての「木のあたたかみ」を出そうという工夫は評価できます。

 なお、JVCは、音響における木材の使い方が上手で、後ほど紹介する上位機は、コーンまで木で作られています。

 アンプも、15W×2です。

 スマホ・PCからの再生は、Bluetoothにより対応します。

 ただ、SBC規格ですので音質がMP3並に劣化します。

 USB端子からの再生は、MP3に限定ですが対応します。

 ラジオは、この機種のみ対応です。

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 以上、、JVCケンウッドNX-W30 の紹介でした。

 小型で設置性が良い機種として、パナソニックの製品と比べると対極的で面白さを感じます。一方、音質面で言えば、工夫はイマイチで、とくに、低音域方面には、いっそうの限界を感じました。


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 【2018】【各色】

 6・SANSUI SMC-300BT
  ¥29,800 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:30W×2 (6Ω)
スピーカー直径:8cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 SMC-300BT は、サンスイのミニコンポです。

 老舗のオーディオメーカーで、昔はBOSEの供給元だったりしましたが、倒産のあと、現在はドウシシャの傘下にあるブランドになっています。

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 デンキヤではあまり目立ちませんが、ネットでは、「プリアンプ部に真空管を採用」したアンプとして、にわかに人気がある製品です。

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 なお、真空管を利用するアンプは、(解像感や立ち上がりの悪さから)一般市場では「ほぼ駆逐」されて久しいです。

 しかし、独特な「柔らかい音質」で、コア的なファンの支持を集めるオーディオジャンルです。

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 本体サイズは、幅250×奥行243×高さ146mmです。

 スピーカーは16cmの幅なので、60cmの設置幅が必要ですね。十分コンパクトです。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3 WMAに対応します。

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 スピーカー構成は、2ウェイ方式です。

 11cmのウーファーと3.8cmのドーム型トゥイーターという構成です。

 ウーファーは一般的なペーパーコーンですが、和紙素材W-RPM)である点に面白みがあります。表面と裏側で弾性の異なる素材を貼り合わせることで、音質を高める工夫です。

 ただ、「紙」素材自体の一般的なコーン素材に対する優位性は、議論がある部分です。

 他社高級機でも和紙製造技術を利用する場合がみられますが、その場合でも原料素材の部分で、工夫し剛性などを担保します。

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 アンプは、先述のように、プリアンプ部に真空管を採用します。上図の様に「しっかり見える」ようにしている部分がデザイン的に「そそり」ます。

 一方、パワーアンプ部はデジタルアンプの「ハイブリッド構成」なので、完全な真空管アンプではないです。パワーは30Wですし、十分でしょう。

 スマホ・PCからの再生は、Bluetoothにて対応します。

 ただし、こちらも圧縮規格がSBC規格ですので音質がMP3並に劣化します。

 ただし、この機種の場合、MP3リマスター機能という、圧縮音源のアップコンバート機能があります。そのため、音質はそれなりには期待できます。

 USB端子からの再生は、入力系統がないので非対応です。

 ラジオは、この機種もFMワイドFMに対応です。

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 以上、 サンスイのSMC-300BTの紹介でした。

 ペーパーコーンと真空管の相性の良さもあって、「暖かみのある良い音」が聴ける質の良いオーディオです。低音域のパワーもそこそこあるので、良い音と言うより「個性的な音」を望む場合、確実な選択肢のでしょう。

 一方、この製品は、相当に「個性的な音」なので、ネットレビューでは、(それへの驚きから)「高い評価(満足感)」が目立ちます。ただ、公平を期して言えば、他機に比較すると、聴き疲れしにくい一方、解像感が不足気味のレトロな音調です。

 価格帯的に言えば、より優秀なスピーカーユニットを積み、ハイレゾ音源にも対応できる(現代的な)「良い音」の他社機もあるため、以下て紹介していく製品群との比較は重要です。

3・ハイレゾ音源対応ミニコンポの比較

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 つづいて、ここからは、ハイレゾ音源に対応する機種を紹介していきます。

 ハイレゾ音源は、とくに高音域の部分で従来CD音源では聞こえなかった音をフォローできる新しい高音質音源です。

 現在、急速に普及しつつあるため、そのうち、例えば、iTuneも対応の噂が絶えません。

 いずれにしても、同じミニコンポを5年以上使うならば、対応機を買うべきでしょう。


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 【2018年】

 7・ONKYO X-NFR7FX
  ¥38,360 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:26W×2 (4Ω)
スピーカー直径:13cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 50Hz

 X-NFR7X(D)は、日本のONKYOのミニコンポです。

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 FRシリーズは、とても永い伝統があるONKYOの「顔」であり、Atlasが学生の頃からありました。こちらは、ハイレゾに対応させた「20周年モデル」の最新機です。

 本体サイズは、アンプの幅が21.5cmで、スピーカーが16.3cmです。幅60cm×奥行40cmほどの机や棚のスペースがあれば設置可能です。

 CDの再生は、市販のCDに対応し、CD-Rなどに焼かれたMP3・WMA・WAVにも対応します。

 また、この機種は、CD-Rへの録音(焼付)にも対応します。再生だけでなく、録音にも対応する点が、この機種の昔からの特長です。

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 スピーカー構成は、2ウェイバスレフ型」を採用します。

 中低音域の再生に用いる13cmモノコックコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのリング型トゥイーターが別に用意されます。

 なお、目立つ白色のコーンは、オンキヨー自慢のN-OMFコーンです。単品のスピーカーにも搭載されるもので、アラミド繊維が混ぜられたハイブリッド式です。

 「音質」の面で思想のあるスピーカーは、コーン素材にこだわりがあり、音質に「」を付けます。

 ウーファー中央部の砲弾型イコライザーは、一方技術的な工夫と言えます。2016年前モデルから取り入れられた新技術で、中音域の音質向上に寄与します。リング型トゥイーターも音響の「顔」ですし、低価格ながら「ONKYOらしい」モデルです。

 なお、ONKYOの場合、「再生周波数帯域」というスペックが公開され、その能力や開発思想が、一定程度分かります。

 第1に、高音域の周波数帯域(数値が高いほど高音が出る)は、100kHzです。

 50kHz以上でハイレゾ音源に対応となるので、ハイレゾ音源に余裕を持って対応できるスペックです。

 第2に、低音域の周波数帯域(数値が低いほど低音が出る)は、50Hzです。

 大きめのウーファを搭載し、しっかりした開口部を下部に持つため、そこそこ高レベルですね。

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 アンプの性能も、実用最大出力が26Wと余裕があります。

 機能面でも、重低音を響かせたい場合、アンプ側で、2段階のスーパーバス回路を持ち、馬力も出せる仕様です。

 とりわけ、小音量再生には強い機種で、ゲインを美味く調整することで、聴きやすい音質に電子的に調整されます。

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 スマホからの再生は、Bluetoothを利用します。

 しかし、SBC規格です。スマホに、AACやCD音質で保存してある音源も、無線で飛ばすことにより劣化します。アップコンバート技術も未搭載です。

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 PCからの再生は、Bluetoothのほか、後面の端子経由で、USBケーブルでのデジタル伝送にも対応します。

 この場合「有線」ですが、Bluetoothと異なりノイズを受けにくいため、音質は良いです。ただし、ハイレゾには対応せず44.1kHz/16bitまでのCD音源のみ圧縮せずに送れます。

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 USB端子からの再生も、対応します。

 PC用のUSB端子とは別に、前面に専用の端子があります。

 対応する規格は、MP3、WMA、WAV、FLACです。この機種の場合、96kHz/24bitのハイレゾ音源に対応できるのは、前面の端子に差した時のみなので、ハイレゾを重視する場合は面倒な機種です。

 そのほか、この機種は市販のSDカードについても、対応できます。USBメモリーへの録音にも対応でき、ラジオやCDのダビングが可能です。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。

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 以上、ONKYOのX-NFR7Xシリーズでした。

 今も昔も高校生や大学生が「初めて買う」ミニコンポとして、FRシリーズは人気です。良いスピーカーを搭載しているため、比較的どのような音源でも素直に音を出してくれます。

 ただし、他メーカーの最新機と比べると、ハイレゾ音源に対応が前面のUSB端子のみと限定的です。光デジタル端子を持つPCも限られるため、ハイレゾを重視しなくても良いという方のみオススメできます。

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 【2016年】

 8・ONKYO X-U6 (W) 【各色】
  ¥19,148 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:15W×2 (6Ω)
スピーカー直径:9.4+5cm
高音再生力:★★☆☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★☆☆ 80Hz

 なお、ONKYOからはX-U6 という、50cm幅で設置できる小型シリーズも販売があります。

 ただし、スピーカー部分、アンプ部分ともハイレゾに対応しないほか、N-OMFコーンリング型トゥイーターを採用しない割り切った仕様です。

 トゥイーターも2cmと相当小さめですし、低価格機として考えても、あまりオススメできません。ONKYOサウンドの入門用としてはやはりFRシリーズ以上が良いでしょう。


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 9・パナソニック SC-PMX80 【2017】
  ¥25,255 Amazon.co.jp(3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.5cm
高音再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音再生力:★★★★★ 41Hz

  SC-PMX80は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、中型サイズです。

 アンプ部分の横幅が21.1cmで、スピーカーが16.1cmです。したがって、60cm×30cmほどのボードならば設置可能です。見かけより「小型」ですね。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3に対応します。

 ただし、録音(焼付)には未対応です。

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 スピーカー構成は、片方のスピーカーに3つのユニットがある「3ウェイシステム」を採用します。

 低音域用14cmのウーファー中音域用1.9cmのドーム型ツイーター高音域用1.5cmのピエゾ型スーパーツイーターという構成です。

3ウェイシステム」は、高音と低音が伸びやかに出やすいメリット性がある一方で、ユニット間で、音の受け渡しが2カ所で発生するため、つなぎ目になる中音域の音質が犠牲になる場合があります。

 ただ、うまくバランス設計したスピーカーの場合、メリット性の方が上回ります。実際、この価格帯ではなかなかの音質です。

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 なお、素材としては、孟宗竹の竹炭材を利用した紙素材のPPコーンを使っています。ONKYO同様に「こだわり」があるのも嬉しいです。特性としては、スピーカーの応答性の向上に奏功するようです。

 再生周波数帯域は、41Hz〜50kHzです。

 大きなウーファーを搭載しているだけあって、低音域のスペックは良いです。高音域は、ハイレゾにギリギリ対応できるレベルですから、どちらかといえば、「重低音重視」の作りでしょう。

 アンプ出力は、60W×2と相当強力です。

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 スマホからの再生は、Bluetoothのみ対応です。

 ただし、圧縮規格はSBCのみ対応ですので、再生音質は悪いです。

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 PCからの再生は、Bluetoothのほか、本体後面のUSB端子からの接続が選べます。

 また、ONKYOと違い、USB接続でも、FLACのほか、DSD 2.8MHzまでのハイレゾ音源に対応できます。

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 USB端子からの再生も、対応します。

 前面端子でも、MP3・AAC・AIFF・FLAC・WAV・DSDと主要規格をほぼ網羅するため、初心者でもあまり考えずに便利に使えるでしょう。ハイレゾ音源の再生も、この方法で対応します。

 ラジオは、一方で、FMAMに対応です。ワイドFMには未対応である点、やや古くさい仕様です。

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 以上、パナソニックSC-PMX70の紹介でした。

USBケーブル経由でハイレゾに本格対応できる機種としては、最も安価な機種でしょう。将来性を考えた場合、利便性があります。

 スピーカー部分について言えば高音域と低音域が強調されやすい傾向があります。また、どちらかといえば、小音量で、高音質を楽しむと言うよりも、通常音源を大きめの音量で、重低音を強調しながら聞きたい方に向いたミニコンポでしょう。


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 【2017年】

 10・パナソニック SC-PMX150-S
  ¥58,532 Amazon.co.jp(3/29執筆時)   

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ:   FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.2cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★★ 41Hz

  SC-PMX150は、パナソニックのミニコンポの上位機種です。

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 本体サイズは、この機種も中型サイズです。

 アンプ部分の横幅が21.1cmで、スピーカーが16.1cmです。したがって、先ほどの機種と外形は同じで、60cm×30cmほどのボードならば設置可能です。

 CDの再生は、音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3の再生に対応できます。

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 スピーカー構成は、こちらも、3ウェイシステムを採用します。

 低音域用の14cmのウーファー中音域用1.9cmのシルクドームツイーター高音域用1.2cmのスーパーソニックツイーターという構成です。

 下位機種と同じ構成です。

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 しかし、品質はこちらのほうが高レベルです。

 とくに、高音域用のスーパーソニックツイーターは、高音域の周波数帯域が100kHzまで対応と、下位機種の約2倍の性能です。高解像度のハイレゾ音源再生も余裕でこなせるスペックです。

 アンプ出力は、60Wと下位機種と同じです。

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 スマホからの再生は、BluetoothとWi-Fi方式に対応します。

 第1に、Bluetoothの場合、SBCのみ対応ですので、音質はMP3並に劣化します。

 第2に、Wi-Fiの場合、圧縮せずに音声を送れるため、再生音源の劣化は基本的にありません

 特にこの機種は、iOS系のAppleの音楽機器のWi-Fi再生規格であるAirPlayにも対応します。そのため、MacやiPhoneの場合、Mac/スマホ側の設定で「1ボタンで」ミニコンポに音が飛ばせます。

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 ハイレゾ音源も、iOS/Android系双方で、パナソニックが無料配布する専用アプリ(Panasonic Music Streaming)経由でWi-Fi伝送できます。

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 加えて、CDハイレゾリマスター機能が付属している点もポイントです。

 これは、ハイレゾに満たないCDグレードの音源を再計算でハイレゾ並に「アップサンプリング」する機能があります。その点では、通常音源の音質の底上げ効果を期待できます。

 それ以下の音質の音源についても、MP3 リマスター機能・Bluetoothリマスター機能が働きますので、音質補整面は期待できますね。

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 音楽ストリーミング配信は、Wi-Fiを装備するため、Spotifyに限っては再生できます。

 Panasonic Music Streamingという専用アプリ(iOS/Android用)を通して、操作する形式です。

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 USB端子からの再生は、この機種もハイレゾ音源を含めて再生に対応できます。WAVFLAC規格に対応しますので、E-ONKYOなどのハイレゾ音源購入サイトの音源がそのまま使えます。

 ラジオは、FMAMに対応です。下位機種同様に、ワイドFMには未対応です。

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 以上、パナソニックの SC-PMX100の紹介でした。

 スピーカーとセットで売っているタイプのミニコンポとしては、今回紹介する中でも高価なモデルの1つです。

 ただ、音質劣化がないWi-Fi接続を選べるため、スマホ・PCから手軽にCD音質やハイレゾ音質の再生ができる点が魅力です。

 やや高いですが、無線接続による利便性と・劣化しない転送方式高性能なスピーカーハイレゾリマスターと、「現在のトレンド」と言える部分を網羅しているため、5万円前後のスピーカーとしては、相当オススメできる製品の1つですね。


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 11・パナソニック SC-RS75 【上位機種】
  ¥36,679 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 12・パナソニック SC-RS60 【下位機種】
  ¥24,551 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:6.5cm+4cm+
高音再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音再生力:不明

  SC-RS75SC-RS60 は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、幅45x高さ10.7x奥行24.5cmです。

 「外観デザイン重視の小型設計」ながら、ハイレゾ音源に対応できるミニコンポです。なお、これらは、以前人気のあったSC-RS55の後継機です。

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 CDの再生は、もちろん対応します。

 その上で、この機種は内蔵する4GBのメモリーに、CDを5枚分自動録音し、「お気に入りボタン」で呼び出せるデジタル5チェンジャーというユニークな機能も搭載します。

 スピーカー構成は、他社でも見られた「2ウェイ方式」です。

 低音域と中音域再生につかう6.5cmのウーファーと、高音域用4cmのドーム型ツイーターという構成です。

 再生周波数帯域は、非公開です。ただし、ハイレゾ音源に対応を表明していることから、規格上、高音域のは、50kHzはあるでしょう。

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 低音域は、スペック不明です。 

 ただし、曲線型のツイステッドポートの採用で、本体の大きさの割には、低音を響かせることは可能でしょう。なお、こうした「音のトンネル」で低音を豊かにするのはBOSE社も有名で、効果があります。

 試聴の限り、スピーカーの大きさ以上の迫力は感じます。素材としては、こちらも孟宗竹の竹炭材を利用した紙素材のPPコーンを使っています。

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 スマホからの再生は、SC-RS60 はBluetoothのみです。

 しかし、SC-RS75は、Bluetoothに加えてWi-Fiでの再生に対応します。

 そのため、上位機は、スマホやPCからハイレゾ・CD音質で音源の転送ができる仕様です。スマホアプリ(Panasonic Music Streaming)を使えば、Wi-Fi経由でハイレゾ音源再生に対応します。

 USB端子からの再生は、ハイレゾ音源をふくめて、こちらも「対応」です。

 ラジオは、FMAMに対応し、ワイドFMにも対応しています。

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 以上、パナソニックの SC-PMX70の紹介でした。

 ハイレゾに対応する機種としては、小型で設置性が良い機種です。デジタル5チェンジャーなど「面白く実用的」な機能も目をひきます。

 ただ、スピーカーのスペックが非公開など、音質を追求した機種では決してないですね。ただ、キッチンに置いたり、営業店舗でBGM利用するなどには利便性が高そうです。


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 【上位機種】

 13・JVC コンポ EX-S55-T【茶】
 13・JVC コンポ EX-S55-B【黒】
  ¥42,450 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 【下位機種】

 14・JVC コンポ EX-S5-T
  ¥31,200 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:25W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音再生力:★★★★☆ 40kHz
低音再生力:★★★★★ 30Hz

 EX-S55は、JVCの販売するミニコンポです。

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 本体サイズは、アンプが21.9cmでスピーカーが14cmです。したがって、幅40cm×奥行30cmほどのボードで設置が可能です。

 なお、こちらはEX-S5-Tという下位機種が販売されていますが、「ハイレゾ未対応」の旧機種となります。そのため、以下は上位機に準じたスペック説明となります。

 CDの再生は、音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAに対応します。一方、CD-Rへの録音は未対応です。

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 スピーカー構成は、1ウェイ方式です。

 高音域と低音域を分けずに、1つのユニットで高音から低音までまかなう方式です。中音域の音の継ぎ目を感じず、落ち着いて音楽が聴ける製品です。

 高音域は、40kHzの再生周波数帯域なので、ハイレゾに(ギリギリながら)対応している製品です。

 低音域は、30Hzの再生周波数帯域と充実し、かなり力を入れている印象です。

 EX-S55は、振動板を木製にするJVC独自の方式を採用します。JVCは、素材としての木にかなりのこだわりのあるメーカーで、ヘッドフォンなどにも木が多く採用されます。

 試聴した限り、コンパクトスピーカーとしては、かなりよい音です。ケブラー繊維などを使う最近のスピーカーと比べると、解像感よりも、聞きやすさを重視した音質だと思います。1Way方式のスピーカーの美点ですね。

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 スマホからの再生は、Bluetooth方式で対応します。ただし、圧縮転送機はSBCのみですので、再生音質はMP3並の音質となります。

 PCからの再生は、Bluetoothのみの対応であり、USBケーブルでは対応しません

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 USB端子からの再生は、対応します。

 なお、この機種の場合、Wi-Fiがないので、ハイレゾ音源の再生は、こちらは、前面のUSB端子を使った場合のみ対応です。この点で、他機種と比べると対応がやや簡易的と言えるでしょう。

 ただし、USBメモリやHDDへのMP3規格での録音に対応しており、CDのダビングなどは可能です。

 ラジオは、FMワイドFMに対応です。

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 以上、JVCのEX-S55の紹介でした。

 小型製品では、デザインのオシャレさのほか、ウッドデザインの振動板など音質面での面白さも兼ね備えた機種です。

 一方、ハイレゾ対応の部分は、やや「オマケ的」ながら、CD音源クラスまでの再生ならば、本体の大きさ以上の音質が期待できるでしょう。

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 木製スピーカー構成は、とくに、クラシック(弦楽器・ピアノ)との相性が良いので、「大人」にも良さそうです。

 もちろん、音圧の点では、中型スピーカーには敵いません。

 ただし、スピーカーとスピーカーと幅があまり取れない場合(1m以上)や、耳までの距離が十分取れない場合(1m以上)は、むしろ、このような小型機の方が良質なステレオ感を得られるでしょう。その点では、机の上や、机上棚に設置して、座りながら聴くのに向きますね。


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 【2019年】

 15・JVC コンポ EX-HR55
  ¥82,121 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 【2014年】

 16・JVC コンポ EX-HR5
  ¥51,300 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:50W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★★

 EX-HR55は、JVCの販売するミニコンポの上位ラインです。

 2019年に「5年ぶり」でた新機種です。旧機種の在庫がありますが、主にネット周りの陳腐化が激しいため、長く使うならば、新機種が良いと思います。

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 本体サイズは、アンプ部の幅が24.8cmでスピーカーが12cmです。60cm×30cmほどのボードならば設置できる中型ですね。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAに対応します。

 一方、CD-Rへの録音は未対応です。

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 スピーカー構成は、こちらも「ウッドコーン」を採用した1way方式です。下位機種と、同サイズのユニットを採用します。

 アンプは、しかしながら、2倍の50Wであり、「同社のウッドコーンスピーカーの実力」を十分に支えられる余裕を持たせています。

 小型モデルとしては、十分なスペックでしょう。音質的には下位機種の「延長線上」といえるもので、低音・高音を過度に強調しないため、聴き疲れしにくいとも言えます。

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 また、こちらは、DEUSというデジタルアンプを採用します。

 その上で、パナソニックの「ハイレゾリマスター機能」のように、CD音質をハイレゾ並みに拡張するNEW「K2テクノロジー」を搭載します。ただ、その分、価格はかなり高めです。

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 スマホからの再生は、旧機種と大きく変わった部分です。

 Bluetoothを新しく装備し、AACとaptXに対応しました。無線では、ハイレゾ音質の再生はできませんが、現状では十分な水準です。

 PCからの再生は、あえて言えば、デジタル入力端子が利用できます。

 光と同軸が1端子ずつです。そのため、デスクトップPCなど、これらの接続端子がある場合に限って伝送できます。192kHz/24bit対応なので、これでもハイレゾ音源に対応できます。

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 USB端子からの再生は、対応できます。

 ハイレゾについても、FLAC/WAV(192kHz/24bit)に対応します。新機種になって大きく仕様が変わった部分です。

 ラジオは、FMワイドFMに対応です。

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 以上、JVCのEX-HR55の紹介でした。

 下位機種よりもアンプの出力や音源の補整機能が優れる機種です。

 その点で言えば基礎能力は高い機種でしょう。あまり音量を出さずに、落ち着いてゆっくり聴きたい方で、「単品システムを組まずに手軽に高音質を得たい」方は、こちらを選ぶと、高い満足感を得られるでしょう。

ーーー

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 【2019年モデル】

 17・JVC コンポ EX-HR99
  ¥125,600 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 【2014年モデル】

 18・JVC コンポ EX-HR9
  ¥82,500 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 【2014年モデル】

 19・JVC コンポ EX-HR7
  ¥56,800 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 なお、JVCのウッドコーンシリーズには、上位機もあります。

 第1に、EX-HR99は、EX-HR5と同じシステムですが、ウッドコーンが9cmとやや大きいモデルです。

 そのほか、削り出し部品を増やすなど木製パーツの洗練化がなされています。ただ、内部のシステム的に核心的な変化はなく、性能に比べるとやや割高でしょう。

 なお、 EX-HR9は、その旧モデルにあたりますが、先ほどの製品の場合と同様に、Bluetoothやハイレゾ対応の面で、陳腐化が進んでいます。

 第2に、EX-HR7は、スピーカーを2つ搭載した2Way方式を採用する機種です。

 出力は相応に大きくなりますが、ウッドコーンの良さである「フラットな音質」という意味では特長が削がれています。また、こちらも、旧機種になるため、Bluetoothやハイレゾ周りの性能は低いです。

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 結論的にいえば、JVCからのウッドコーンから選ぶならば、値段と性能のバランスが取れた、EX-HR55がAtlasとしては、費用対効果が高いと感じています。


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 20・SONY CMT-SX7
  ¥48,483 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFMAM radiko
アンプ出力:50W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★☆

 CMT-SX7は、ソニーの一体型のミニコンポです。

 ソニーは最近、ハイレゾにかなり力を入れてきていますが、ミニコンポも良い製品を出しています。

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 本体サイズは、アンプ部が22.5cmで、スピーカーが14.5cmです。したがって50cm×30cmほどのボードで置ける小型機です。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、MP3 の圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。ただし、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、「2ウェイバスレフ型」です。

  中低音域の再生に用いる10cmコーン型のウーファーと、高音域用の2.7cmドーム型トゥイーターのセットです。

 試聴の限り、過度に低音が過度に強調されず、中音域がむしろ充実し、同社の製品としては、ボーカルが聴きとりやすい音質です。

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 高音域は、ソフトドームトゥイーターの出来がよいようで、高音域が重要なハイレゾ音源が十分活かせると思います。

 また、比較的、小音量での再生も綺麗に聞こえました。

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 なお、SONYは独自技術として、DSEE HXという技術が採用されています。

 これは、TVで言うところの「超解像度技術」の音楽版のようなものです。他社にもありましたが、CDグレードの音質を再計算でハイレゾグレードにアップスケール(高音質化)させる技術です。

 ウォークマンなどにも採用される技術ですが、通常音源のアップグレードができるため、音質重視派にはオススメです。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・USB接続・Wi-Fiにて対応します。

 Bluetoothは、SBCのほか音質が良いAACに対応します。

 さらに、LDAC規格にも対応します。LDACは、従来の4倍の情報量を伝送できる新規格です。そのため、Bluetoothでも例外的にハイレゾ対応できます。

 とはいえ、LDAC対応する周辺機器がまだ少なく、ソニーのXperia系端末のほか、【おすすめウォークマンの比較記事】で紹介しているハイレゾ対応のウォークマンやソニー製のスマホなどが現在の選択肢です。

 ただし、パソコンへの搭載を含めて、今後の展開には期待できるでしょう。

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 USB端子からの再生は、この機種も対応します。もちろん、ハイレゾ再生対応です。

 そのほか、CDから、USBメモリやウォークマンへの録音(ダビング)にも対応できます。録音はMP3音源に限定されますが便利だと思います。

 なお、この機種は、ヘッドホンでもハイレゾ音源に対応するほか、有線LANに対応します。DLNAにも対応するので、ミュージックサーバを組んでいる方にオススメできる機種です。

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 音楽ストリーミング配信は、かなり力を入れており、複数のサービスの再生が可能です。

 Music Centerという専用アプリから、例えば、Your Tube Spotify Amazon Music, radiko.jpなどが、ミニコンポで再生できます。

 もちろん、スマホやPCに保存してある自分の音楽データもこのアプリで再生できます。

 Music Centerは、ハイレゾ音源にも対応できるため、上級者まで便利に使えます。

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 その上で、iOS系のAirplayと、Android系のChromecast built-inにも対応します。そのため、iTunesなどからの再生ならば、そもそもアプリ不要で再生可能です。

 ラジオは、FM・AMとワイドFMに対応します。

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 以上、ソニーのCMT-SX7の紹介でした。

 Bluetooth無線や、ハイレゾの音質に関わる部分で新技術を多く取り入れており、最先端といえるミニコンポだと思います。スピーカーの部分も、専業メーカーの銅製品にくらべて劣らないので、予算があればオススメできる機種の一つと言えます。

4・高音質なミニコンポの比較

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 続いて、実売価格で5万円を超えるグレードのハイレゾ対応コンポを紹介します。

 なお、このグレードの製品の多くは、スピーカーアンプ部分がそれぞれ「単品」で売られています。

 しかし、デンキヤの店頭では並んでおかれていますし、メーカーのカタログでも、「常にセット販売」を前提に宣伝されているモデルです。

 いずれにしても、音質面で期待できる機種が多いのが特長です。

ーー

 なお、5万円を超えるグレードの製品の購入を考えていない方は、この部分を飛ばして、今回の記事の結論部こちら】で、Atlasのおすすめ機種をご確認ください!


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 【ネットワークCDレシーバ】

 21・YAMAHA CRX-N470
  ¥31,132 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

 【スピーカー2本組】

 21・YAMAHA NS-BP182
  ¥11,296 Amazon.co.jp (3/29執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: 有線LAN/無線LAN
ラジオ:   FM・radiko
アンプ出力:22W×2
スピーカー直径:12cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★☆☆ 60Hz

 こちらは、YAMAHAのネットワークCDレシーバのCRX-N560NS-BP182のセットです。

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 本体サイズは、本体の幅が27cmで、スピーカーが15.4cmです。幅70cm×奥行40cmほどのボードが必要でしょう。

 CDの再生は、市販のCDと、MP3 WMAなどの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアにも対応します。

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 スピーカー構成は、2WAY方式です。

 中低音域の再生に用いる12cmコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのソフトドーム型トゥイーターが別に用意される「2ウェイバスレフ型」を採用します。

 ウーファーは、A-PMDという紙と樹脂を混合した特性を持つ素材が使われます。ヤマハの高級機でも使われるもので、「ヤマハサウンド」の重要な構成要素です。

 再生周波数帯域をみると、60Hzと低音域の弱さがやや気になる部分です。

 しかし、実際、ペア1万円前後の単品スピーカーとしてもやや迫力は抑え気味かな、と感じました。ただ、ナチュラルで、味付けの少ない点で、ヤマハらしいとはいえます。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・Wi-Fiにて対応します。

 Bluetoothは、SBCのみ対応で、圧縮音源クラスの音質です。 

 USB端子からの再生も、対応できますが、同じようにハイレゾ音源は非対応です。

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 音楽ストリーミング配信は、SONYと同じく「対応」します。

 ヤマハの場合、MusicCast CONTROLLERというアプリを使います。

 ただし、サービスの対応幅は、Spotify Connect・Deezer HiFi・radiko.jpに止まります。Airplayには対応しますが、イマイチ数が少ないです。

 ラジオは、ワイドFMに対応です。

 また、ネットラジオについては、vTunerサービスが利用できます。また、radiko.jpについても、一度プリセットすれば、リモコンでチャンネル操作ができるため、SONYよりこの部分は充実します。コアなラジオ好きには良いでしょう。

---

 以上、YAMAHAのネットワークCDレシーバのCRX-N560とスピーカーNS-BP182のセットの紹介でした。

 「無個性の個性」というか、ヤマハらしい音作りが好感できるモデルです。

 難点は、アンプ部分でハイレゾに非対応である点でしょう。ただ、ハイレゾが不要で、多少本格的なコンポを狙うならば、選んで良いモデルの一つだと思います。

後編に続く!
高音質なミニコンポのおすすめ機種は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミニコンポの最新機を比較してきました。

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・Pioneer XC-HM86-S
・Pioneer S-HM76-S
・ONKYO CR-N775-S
・ONKYO CR-N775-B
・ONKYO D-112EXT(D)
・ONKYO D-112EXT(T)

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・marantz CDレシーバー M-CR612
・DALI スピーカー SPEKTOR1

 続く後編【こちら】では、前編で紹介しきれなかったONKYOとマランツのシステムコンポを紹介します。

 その上で、ここまで見た全機種のなかから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 17:08 | オーディオ製品

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