【今回レビューする内容】2022年 マイクロSDカードの性能とおすすめ・人気製品の選び方:スマホ・カメラ・ビデオカメラ・ドラレコ・監視カメラ向け:読出・書込速度の違いや性能ランキング:U3 V30対応 microSDHC microSDXC
【比較するブランド】 キオクシア トランセンド サンディスク サムスン キングストン Nextorage ほか 16GB 32GB 64GB 128GB 256GB 512GBモデル
今回のお題
高品質なMicroSDカードのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今回は、2022年4月現在、最新のMicroSDカードを比較します。
ExperiaなどAndroid系スマホや、GoProなどのカメラのほか、ドライブレコーダー・音楽プレーヤーにも向く、信頼性の高いMicroSDカードを紹介する予定です。
1・Micro SDカードの比較記事 (1)
1-1:超高速なMicro SDカード (V30)
用途:5.7K動画・スマホ
読出:200MB/秒〜
書込:30MB/秒〜
予算:4,000円〜(128GB)
1-2:高速なMicro SDカード (V30)
用途:4K動画・高速連写
読出:90MB/秒〜
書込:30MB/秒〜
予算:2,500円〜(128GB)
1-3:高耐久なMicro SDカード
用途:ドラレコ・監視カメラ
読出:200MB/秒〜
書込:30MB/秒〜
予算:2,980円〜(128GB)
2・Micro SDカードの比較記事 (2)
2-1:普通のMicro SDカード
用途:コンデジ・ゲーム機
読出:90MB/秒〜
書込:10MB/秒〜
予算:2,000円〜(128GB)
2-2:最終的な「おすすめ」の提案
今回は、上表のような順番で、性能の良いものから、各社の製品を比較していきます。
スピード ★★★★★
4K対応 ★★★★★
価格 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後に「結論」部分では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ製品を提案していきます。
ーー
1・ SDカードの比較
2・ MicroSDカードの比較
今回の記事は、一連のSDカード比較シリーズの2回目記事として書いたものです。
MicroSDカードの選び方の基本
具体的な製品比較にはいる前に、「マイクロカードの選び方の基本」について、説明しておきます。
1・書込速度の速さ (write)
2・読込速度の速さ (read)
3・耐久性・耐水性の高さ
4・十分な記憶容量
5・国内正規品であること
ポイントとなる、上表の5つの要素について紹介します。
1・書込速度の速さ(write)
第1に、機器からマイクロSDカードに書き込む際の書き込み速度です。
SDカードや、マイクロSDカードの場合、カタログには、「メーカーが自主公表する速度」が載ります。
上のカードだと90MB/秒です。
ただ、カードの「最大速度」ですので、撮影方法次第で遅くなる場合があります。
書込速度は、一方、業界のカンファレンス(SDアソシエーション)が定めた速度表示規格(UHSスピードクラス)という統一基準があります。
2010年に定められたUHSスピードクラス(U1 U3)や、2017年のビデオスピードクラス(V30 V60 V90)です。
これらの数字は、「最大書込速度」ではなく、これ以上は書込速度が落ちないことを証明する「最低書込速度」です。
4K動画撮影をする場合、書込が落ちて、コマ落ちが発生すると「困る」ので、「最大書込速度」は(ほぼ)どうでも良く、「最低書込速度の保証」が重要です。
コマ落ち防止のために、4KではV30以上が推奨されています。
ちなみに、8KではV90(60MB/秒)ですが、マイクロSDカードには対応製品はないので、関係ありません。
なお、V30は、U3とカード選びにおいては「同義」と考えてOKです。
先述のカードで言えば、「メーカーが自主公表する速度」は90MB/秒です。
しかし、認定アイコンはV30 U3(30MB/秒)なので、使用状況によっては、その速度までは落ちることを示しています。
・4K動画
=V30/ U3(30MB/秒)
この部分に注意するべき人は、ビデオ・スマホなどにかかわらず、4K動画を撮影する人です。
ただ、対応機(V30/U3)と、その下位機(U1)とはあまり価格差がないので、信頼性を含めて、それ以外の用途の場合も、V30(U3)対応機を選ぶと安心でしょう。
2・読出速度の速さ(read)
第2に、機器からマイクロSDカードに書き込む際の読み出し速度の速さです。
こちらも、カンファレンスが定めた統一規格があります。
以前は「クラス10・クラス4」など、業界団体が決めた速度基準が利用できました。
しかし、現在は、ほぼ全てのカードが最高の「クラス10を上回る状況」なので、基準としてさほど意味がなくなっています。
性能の悪い製品を買った場合、カードへの転送速度が遅くなります。その結果、動画の読出しや音楽データの読み出しなどでは、遅延が起こることもあります。
高品質なMicroSDカードは、メーカーが自主的に、「読出速度」の「理論値」を宣伝記載する場合が多いです。ただし、理論値と実測値にも差があります。
格安のMicroSDカードは、一方で、同じ製品でも個体差が著しいという問題もあります。正しいスペックを掴むのは容易ではない状況です。
こうした点をふまえると、現状では、「信頼できるメーカーの正規品」を買うのが最も「間違いのない方法」です。詳しくは、具体的な製品比較の中で書きたいと思います。
3・耐久性・耐水性の強さ
第3に、McroSDカードの、耐久性・耐水性です。
これは、特に、雨天対応のデジカメやスマホなどにおいては、重要視したい部分です。格安製品だと、完全防水に非対応なものもありますので、注意が必要です。
また、ドラレコ・音楽プレーヤーでの利用などは、耐衝撃性や繰り返しアクセス時の耐久性にも注意が必要です。
4・記憶容量の多さ
第4に、McroSDカードの、記憶容量です。
「64GB」MicroSDカードで、だいたい記憶できるのは、平均的には、上表の通りです。
音楽だと、だいたい以上のような曲数です。必要に応じて量を決めれば良いですが、4K動画に使うならば256GBあっても良いかと思います。
ただし、お使いの機器によっては、32GB、あるいは64GBあたりで、それ以上の容量を認識しなくなる場合があります。
心配ならば、機器の説明書を確認しておくと良いでしょう。
5・国内正規品であること
第5に、国内正規品を選ぶことです。
MicroSDカードは、世界で流通しているため、正規流通ルート以外に、並行輸入品やバルク品が多く出回っています。
これらは国内正規品に比べて低価格ながら、発売元で「5年間などの長期保証が受けられない」ほか、とくに高価格なカードは、(見かけから真贋がつかないため)「偽物リスクが高い」と言えます。
国内正規品は、しっかりとしたパッケージに入り、保証書(規定)が入るのが普通です。
今回は、Amazon本体が直輸入するような、「出所が明瞭な並行輸入品」を除いて、可能な限り、正規代理店を経由した国内正規品を取りあげます。
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というわけで、以上の4点のポイントをふまえて、ここからは具体的な製品を比較していきましょう。
1・Micro SDカードの比較記事 (1)
1-1:超高速なMicro SDカード (V30)
用途:5.7K動画・スマホ
読出:150MB/秒〜
書込:30MB/秒〜
予算:4,000円〜(128GB)
1-2:高速なMicro SDカード (V30)
用途:4K動画・高速連写
読出:90MB/秒〜
書込:30MB/秒〜
予算:2,500円〜(128GB)
1-3:高耐久なMicro SDカード
用途:ドラレコ・監視カメラ
読出:200MB/秒〜
書込:30MB/秒〜
予算:2,980円〜(128GB)
2・Micro SDカードの比較記事 (2)
2-1:普通のMicro SDカード
用途:コンデジ・ゲーム機
読出:90MB/秒〜
書込:10MB/秒〜
予算:2,000円〜(128GB)
2-2:最終的な「おすすめ」の提案
冒頭でも書いたように主に速度順で、各製品を見ていきます。
1-1・超高速なマイクロSDカード
はじめに、超高速なマイクロSDカードからです。
具体的には、V30の最低書込速度をクリアする上で、メーカーが公称する最大の書込・読込速度が、平均よりもかなり高速な高級Micro SDの紹介です。
MicroSDカードの用途としては特殊で、5.7K動画撮影や、スマホ・PCほかで、何らかの事情で「高速性」が必要とされる場合のみ選択するべきグレードです。
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なお、以下の説明では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記します。
・SANDISK EXTREME PROシリーズ
【国内正規品】
[64GB]
1・ Sandisk SDSQXPJ-064G-JN3M3
¥8,980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB]
2・ Sandisk SDSQXPJ-128G-JN3M3
¥15,800 楽天市場 (4/23執筆時)
クラス:U3
読出:最大275Mb/秒
書込:最大100Mb/秒
保証:無期限保証
こちらは、アメリカのSanDiskのMicroSDカードです。
古くからカードを生産している企業で、「信頼性」では世界トップクラスです。
本機は、高級・高速な「エクストリームプロ」シリーズに属しており、同社の最高性能機です。
転送速度は、読み書きとも業界最高クラスです。
最大で、読み 275MB/秒 書き100MB/秒と相当高速です。
U3規格に対応します。V30は未表記ですが、業界のカンファレンスを含め、同じ言葉として使っているので、実際には「対応」します。
製品保証は、国内正規品であり、無期限保証になります。
耐久性は、耐衝撃性・温度耐性・防水・X線耐性が示されており、安定感があります。
先ほど書いたように、同社は「高級カードメーカー」として品質の高さはお墨付きですので、過度な心配は無用だと思います。
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以上、サンディスクのエクストリームプロシリーズの紹介でした。
速度的には文句はない「最高」の製品です。ただ、問題は、やはり価格という点でしょうね。
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【並行輸入品】
・SANDISK EXTREME PROシリーズ
[64GB]
3・SDSQXCY-064G-GN6MA
¥1,743 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB]
3・SDSQXCY-128G-GN6MA
¥2,930 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB]
3・SDSQXCZ-256G-GN6MA
¥5,200 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[400GB]
3・SDSQXCZ-400G-GN6MA
¥9,480 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[512B]
3・SDSQXCZ-512G-GN6MA
¥11,279 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[1TB]
3・SDSQXCZ-1T00-GN6MA
¥25,416 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:UHS-3 V30
読出:最大170Mb/秒
書込:最大90Mb/秒
保証:なし
なお、グローバル市場では、この1グレード下位にあたる、もうひとつのSanDisk Extreme シリーズが展開されています。
このグレードは、通例だと、日本正規版は「出ない」と思います。ただ、400GBまで並行輸入品が見られます。
並行輸入品のリスクはあり、この点は自己責任ですが、価格が安い点は魅力があります。
・Transcend Ultra Performanceシリーズ
【国内正規品】
[64GB]
4・トランセンド 340S TS64GUSD340S
¥2,180 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3 V30 A2
読出:最大160Mb/秒
書込:最大80Mb/秒
保証:5年保証
[128GB]
5・トランセンド 340S TS128GUSD340S
¥3,980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB]
5・トランセンド 340S TS256GUSD340S
¥6,290 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3 V30 A2
読出:最大165Mb/秒
書込:最大125Mb/秒
保証:5年保証
Ultra Performance 340Sは、台湾のトランセンドのMicroSDカードです。
同社では最も高速なモデルです。
転送速度は、読み 165MB/秒 書き125MB/です。
サンディスクの「エクストリームプロ」より、読みは遅いですが、書込のスペックが良いのはポイントと言えます。
64GBのみスペックがすこし落ちますが、それでも高速です。
なお、本機は、V30(U3)規格に対応するほか、スマホ用のSDカードの新規格となる「A2規格」に対応します。
この場合、4K IOPSのランダムリードと2K IOPSのランダムライトを保証していることになります。ただ、他機でもこの基準は通常クリアしますし、今のところ、重視せずともよい規格といえます。
製品保証は、国内正規品であり、5年保証になります。
耐久性は、温度耐性、防水性、耐衝撃性、耐X線、耐静電性が示されています。
同社の下位機種と同じです。
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以上、トランセンドのUltra Performance 340Sの紹介でした。
サンディスクの超高速カードは正規品が高いので、実際的な値段で買えるカードしては有力候補です。
重要規格にはしっかり対応しますので、速度重視ならば、選んで良い製品でしょう。
【2021年】
・Samsung microSD PRO Plus
【国内正規品】
[128GB] MB-MD128KA/IT 同等品
6・サムスン MB-MD128KA/EC
¥3,058 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB] MB-MD256KA/IT 同等品
6・サムスン MB-MD256KA/EC
¥5,888 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[512GB] MB-MD512KA/IT同等品
6・サムスン MB-MD512KA/EC
¥12,938 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3 V30 A2
読出:最大160Mb/秒
書込:最大120Mb/秒
保証:10年保証
Samsung microSD PRO Plusは、韓国のサムスンのMicroSDカードです。
転送速度は、読み 160MB/秒 書き120MB/です。
トランセンドとほぼ同級で、値段も同じほどで、対応規格も同じです。
サムスンの場合は、カードアダプタも付属です。
製品保証は、国内正規品であり、5年保証になります。
耐久性は、防水・耐熱・耐X線・耐磁・耐落下・耐摩耗が示されます。
防磁は珍しいですが、最大15,000ガウスまでとのことです。
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以上、Samsung microSD PRO Plusの紹介でした。
トランセンドとほぼ仕様は同じなので、基本的には「値段で勝負」でしょう。ただ、アダプタ付属で、SDカードと使い回せる部分を評価する方は本機を選ぶのも良いでしょう。
1-2・高速なマイクロSDカード

つづいて、4K動画に対応できる水準のV30(U3)規格の最低書込速度がある、高速なマイクロSDカードです。
冒頭の「選び方の基本」に書いたように、それ以外に何に使うにせよ、このグレードを選んでおけば、「安心」です。
【国内正規品】
【512GB】
7・キオクシア EXCERIA PLUS KMUH-A512G
¥29,500 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【256GB】
7・キオクシア EXCERIA PLUS KMUH-A256G
¥12,940 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【128GB】
7・ キオクシア EXCERIA PLUS KMUH-A128G
¥7,720 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【64GB】
7・ キオクシア EXCERIA PLUS KMUH-A064G
¥5,020 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【32GB】
7・ キオクシア EXCERIA PLUS KMUH-A032G
¥3,200 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3
読出:最大100Mb/秒
書込:最大85Mb/秒
保証:5年間
EXCERIA PLUS は、キオクシア(旧東芝メモリー)の販売するUHS-3対応カードです。
KIOXIA(キオクシア) は、東芝からメモリー部門が分社化(筆頭株主は東芝)した会社です。
2020年から同社名義で、旧東芝でもお馴染みだった「EXCERIA」の販売が始まりました。
メモリーは引き続き、四日市工場の生産が続いており、そのあたりに価値が見いだせそうです。
転送速度は、読出最大100Mb/秒、書込最大85Mb/秒となります。
同社の「4K動画対応製品」としては、最も安く、最も高速です。
堅牢性は、下位機種同様で問題ないです。
つまり、JIS 防水保護等級7(IPX7)準拠で、耐温度性・静電耐性・耐X線・5M落下耐性の明記があります。
また、東芝は、破損時の発火や加熱を防ぐ、ヒューズについては明記があります。
保証期間は、5年と割と長いです。
こちらも、2年間とやや短いです。
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以上、東芝のEXCERIA PLUSの紹介でした。
4K動画対応で、速度面の心配はしなくて良い機種です。耐衝撃性も高いですし、四日市工場生産の安心感もあります。
ただ、(発売時期の関係もあるかもしれませんが)速度的に同等の他社製品と比較して、必ずしも安くないのは、注意点です。
【2021年】
[64GB] MB-MC64KA/IT同級品
8・サムスン MB-MC64KA/EC
¥980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB] MB-MC64KA/IT同級品
9・サムスン MB-MC128KA/EC
¥1,998 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB] MB-MC64KA/IT同級品
10・サムスン MB-MC256KA/EC
¥4,580 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[512GB] MB-MC64KA/IT同級品
11・サムスン MB-MC512KA/EC
¥9,980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3 A2 V30
読出:最大130Mb/秒
書込:(最大90Mb/秒)
保証:10年間
EVO Plus は、サムスンの高速対応タイプのMicroSDカードです。
ちなみに、同社の製品は、SDカードアダプターが標準添付されます。
同社の4K映像対応のGalaxyをはじめとするスマホ用として売れているシリーズの新機種です。
転送速度は、こちらの場合、読込が130MB/秒となります。
書込速度については、開示がないのですが、開示があった1世代前の旧バージョンの例や、ユーザーによる公開されたベンチマークからすると、256GB以上は少なくとも最大90Mb/秒です。
128GBについては、旧品は60Mb/秒と落ちましたので、こちらだけは保留にします。
ただし、64GBは、U1・V10対応と規格がこれだけ落ちるため、旧機種同様に、20MB/秒かと思われます。これだけは除外した方が良いでしょう。
とはいえ、128GB以上の製品は、UHS-3 V30規格に対応します。
保証期間は、こちらも、国内正規品で5年保証です。
耐久性は、JIS 防水保護等級7(IPX7)準拠で、防水、耐熱、耐X線、耐磁、耐落下、耐摩耗が表明されます。
ただし、あとでみる、ドラレコ専用モデルに比べると耐衝撃性・繰り返し耐久性・EEC機能は備えませんので、ドラレコ向きではないです。
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以上、サムスンの EVO Plusの紹介でした。
大容量かつUHS-3規格に対応ということで、4K動画を撮る場合におすすめできますね。スマホなどでも4Kが撮れる機種にも向くと思います。
【2019年発売】 【国内正規品】
・SANDISK EXTREMEシリーズ
[32GB]
12・ Sandisk SDSQXAF-032G-JN3MD
¥1,480 楽天市場 (4/23執筆時)
[64GB]
12・ Sandisk SDSQXAF-064G-JN3MD
¥5,335 楽天市場 (4/23執筆時)
クラス:U3
読出:最大90Mb/秒
書込:最大60Mb/秒
保証:無期限保証
【2019年発売】 【国内正規品】
[128GB]
13・ Sandisk SDSQXA0-128G-JN3MD
¥8,012 楽天市場 (4/23執筆時)
[256GB]
13・ Sandisk SDSQXA0-256G-JN3MD
¥14,170 楽天市場 (4/23執筆時)
[400GB]
13・ Sandisk SDSQXA0-400G-JN3MD
¥21,582 楽天市場 (4/23執筆時)
[512GB]
13・ Sandisk SDSQXA0-512G-JN3MD
¥30,135 楽天市場 (4/23執筆時)
[1TB]
13・ Sandisk SDSQXA0-1T00-JN3MD
¥49,864 楽天市場 (4/23執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大90Mb/秒
書込:最大70Mb/秒
保証:無期限保証
こちらは、アメリカのSanDiskのMicroSDカードです。
同社では、2番目に速いエクストリームシリーズに属しています。
転送速度は、2製品で異なります。
下位機種は、読み 90MB/秒 書き70MB/秒という水準です。
ただし、容量の小さいカードは、書き60MB/秒ですが、それでも速めです。
いずれも、V30格にも対応しますので高性能機には、この機種を選んで良いでしょう。
製品保証は、国内正規品であり、無期限保証になります。
堅牢性は、海外製品なのでJIS規格では示されないものの、耐衝撃性・温度耐性・防水・X線耐性は示されており、安定感があります。
その他、SDカードが壊れてしまったときに使える「レスキュープロ」というソフトの1年間無料利用権も付属します。
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以上、SanDiskのエクストリームシリーズの紹介でした。
同社は「高級カードメーカー」として品質の高さはお墨付きです。耐久性も高いですし、メモリーの品質も長期的に評判の良い企業です。そのため、多少高くても「サンディスクを指名買い」する方は多いです。
4K動画用に確実性と信頼性を重んじて選ばれる場合は、こちらは良い製品です。
なお、ネットで買う場合は、この機種の場合注意点があります。
サンディスクの充実する国内保証は、サンディスクの保証対象説明に書いてあるように、国内正規品のみに対応します。
SANDISKはグローバル企業なので、同じ商品を世界中で型番を変えて販売しています。
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【2018年発売】【並行輸入品】
・SANDISK EXTREMEシリーズ
[128GB]
14・ Sandisk SDSQXA1-128G-AN6MA
¥2,750 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB]
14・ Sandisk SDSQXA1-256G-AN6MA
¥5,295 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[512GB]
14・ Sandisk SDSQXA1-512G-GN6MA
¥11,050 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[1TB]
14・ Sandisk SDSQXA1-1T00-AN6MA
¥23,680 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大90Mb/秒
書込:最大70Mb/秒
保証:初期不良のみ
一方、日本のネットショップの場合、上記のように、しっかり型番を区分して「海外パッケージ版」と書いてくれている場合もあります。
しかし、並行輸入品でも、型番をふまえずに同じ製品(日本の型番)で売っている場合がたまにあります。
ただ、Amazonならば、型番が確認できない「偽物」だった場合、出品者との交渉が不調ならば、マーケットプレイスの保証申請で、Amazon本体が動いてくれます。
そのほか、楽天市場も偽物には厳しいです。
この点では安心ですが、基本的には出品者を総覧して、皆さんがご存じのような、実店舗を持つデンキヤの製品か、Prime対応製品を優先して購入するべきです。
【国内正規品】
[64GB]
15・トランセンド 330S TS64GUSD330S
¥1,980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB]
15・トランセンド 330S TS128GUSD330S
¥3,580 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB]
15・トランセンド 330S TS256GUSD330S
¥5,980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3
読出:最大100Mb/秒
書込:最大85Mb/秒
保証:5年間
【国内正規品】
[32GB]
16・トランセンド 500S TS32GUSD500S
¥2,780 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[64GB]
16・トランセンド 500S TS64GUSD500S
¥6,180 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100Mb/秒
書込:最大60Mb/秒
保証:5年間
台湾のトランセンドの330sシリーズは、同社のV30規格対応製品です。
旧製品として、500sシリーズが残りますが、既に価格は逆転しています。
転送速度は、読込が90MB/秒と高速な上、書込も書き 85MB/秒となります。
4K動画に対応できるため、ビデオカメラ用などに向く製品です。
また、SDアソシエーションのスマホ・ゲーム機向け新規格である「プリケーションパフォーマンスクラスA2」に対応します。
この場合、ランダムリード/ライトの性能を保証されますが、このスピードの既存製品ならばクリアしているので、この機種を「指名買い」する必要はないでしょう。
実際、価格面のほか、スペック面でサムスンの EVO+ に及ばないです。
保証期間は、こちらも国内正規品で、5年保証です。国内正規品で、しっかりとパッケージ入りです。
堅牢性は、IPX7水準の完全防水を装備する上で、耐温度性・静電耐性・耐X線・耐衝撃性とほぼ「フル装備」です。
サムソンと比べても耐衝撃性の言及など、この部分では、トランセンドが「優勢勝ち」ですね。
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以上、トランセンドの330sシリーズの紹介でした。
サムソンのEVO+シリーズがライバルでしょう。比較すると理論値での速度がやや及ばず、価格も高めなので、現状ではやや選びにくい機種となっています。
【並行輸入品】
[64GB]
17・Lexar LSDMI64BBAP633A
¥1,099 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB]
17・Lexar LSDMI128BBAP633A
¥2,070 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB]
17・Lexar LSDMI256BBAP633A
¥------ Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[512GB]
17・Lexar LSDMI512BBAP633A
¥12,217 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【国内正規品】
[512GB]
18・Lexar LSDMI512BBJP633A
¥7,250 楽天市場 (4/23執筆時)
クラス:U3
読出:最大95Mb/秒
書込:最大45Mb/秒
保証:初期不良のみ
レキサーメディアのHigh-Performance 633xは、同社のハイエンド製品となります。
Lexarといえば、古参のカメラマンには「信頼性の塊」のようなブランドであり、多少高くても人気でした。
ただ、マイクロン傘下から2017年に商標権を中国のLongsysに売りました。
その後も、フラッシュカードについては、プロ用の高速製品を出していますが、MicroSDカードは、「激安路線」です。
転送速度は、読込95MB/秒ですが、書込45MB/秒と性能はさほど高くないです。
512GBについては読み込みのみわずかに速いですが、「超高性能路線」ではないです。
保証期間は、本機については、並行輸入品なので、初期不良のみとなります。
なお、 国内正規品もありそちらは10年保証ですが、やや価格競争力に欠けます。
耐久性は、詳しい説明がない状況です。
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以上、レキサーメディアのHigh-Performance 633xの紹介でした。
レキサーの名を冠するメーカーだけに、今後は期待したい所です。ただ、並行輸入品としては、あまり安いとも、速いとも言えないため、位置づけ的には微妙です。
【2021年】
【国内正規品】
[32GB]
19・Nextorage NUS-MA32G/N
¥3,580 楽天市場 (4/23執筆時)
[64GB]
19・Nextorage NUS-MA64G/N
¥5,455 楽天市場 (4/23執筆時)
[128GB]
19・Nextorage NUS-MA128/N
¥9,279 楽天市場 (4/23執筆時)
[128GB]
19・Nextorage NUS-MA256/N
¥16,979 楽天市場 (4/23執筆時)
クラス:U3 V30
読出:最大100Mb/秒
書込:最大40Mb/秒
保証:5年間
NUS-Mシリーズは、日本のNextorageが販売する製品です。
ソニーのカードの製造規格をしている関連会社です。販売は、アイオーデータです。
転送速度は、読込は、100MB/秒と高速ですが、書込は、40MB/秒となります。
製品保証は、5年間です。
堅牢性は、IP57防塵防水・耐温度・静電耐・耐X線・防塵・耐挿抜・耐磁性・耐UVとの記載です。
調査数は多く、この部分は少し良いです。
そのほか、サムスンと同じく、SDカードアダプタが付属します。
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以上、ネクストレージのNUS-Mシリーズの紹介でした。
出所の信頼性はあるものの、ややコスパが悪いです。耐久性試験データが多いのがワンポイントですが、今ひとつポイントに欠ける製品です。
1-3・高耐久なマイクロSDカード
つづいて、カードの耐久性が高いマイクロSDカードです。
「耐久」は、ここでは、落下・防水耐性という意味だけではなく、繰り返しの書込に強いという意味です。
ドラレコなど、常に書込を続けるデバイスにむく、少し特殊な製品ですので、同じ速度の製品と比べると、少し高めです。
【2020年】
・SANDISK MAX ENDURANCEシリーズ
[32GB](1.5万時間)
20・SANDISK SDSQQVR-032G-JN3ID
¥3,608 楽天市場 (4/23執筆時)
[64GB](3万時間)
20・SANDISK SDSQQVR-064G-JN3ID
¥4,990 楽天市場 (4/23執筆時)
[128GB](6万時間)
20・SANDISK SDSQQVR-128G-JN3ID
¥10,763 楽天市場 (4/23執筆時)
[256GB](12万時間)
20・ SANDISK SDSQQVR-256G-JN3ID
¥19,600 楽天市場 (4/23執筆時)
【Amazon限定】
[32GB]
21・SANDISK SDSQQNR-032G-GHEIA
¥1,410 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[64GB]
21・SANDISK SDSQQNR-064G-GHEIA
¥2,229 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB](1万時間)
21・SANDISK SDSQQNR-128G-GHEIA
¥3,559 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB](2万時間)
21・ SANDISKSDSQQNR-256G-GHEIA
¥7,141 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:UHS-3
読出:最大100Mb/秒
書込:最大40Mb/秒
保証:3年間/2年間
MAX ENDURANCEシリーズは、サンディスクの高耐久MicroSDカードです。
2020年からの新しいラインナップです。
こちらについても、Amazon限定モデルがありますが、仕様は同じです。SDカードアダプタは、通常機でもAmazon限定でも付属します。
転送速度は、読出最大100Mb/秒です。書込速度は40mb/秒です。
本機も、UHS-3及びV30対応で、4K動画撮影でも利用できる製品です。
ただ、公平を期して言えば、【ドライブレコーダーの比較記事】でも書きましたが、改造度の高いドラレコでも、WQHD(2560×1440)であり、4Kというのはないです。
耐久性は、本機もJIS 防水保護等級7(IPX7)準拠です。
先述のように、同社の場合、先ほど見た通常品( ULTRAシリーズ)も同等の耐久性があります。
その上で、本機は、フルHD画質での書き込み時、256GBモデルで最大で12万時間(13年以上)という、相当の耐久期間も示されます。同様のスペックを出す、キオクシアよりだいぶ長いです。
必然的に、繰返の書込耐性も高いといえるので、その部分でも優秀でしょう。
保証期間は、通常製品は3年間、Amazon専用型番だと、2年間ですが、その分安いです。
なお、Amazon専用型番については、耐久性の保証期間が正規品より短いです。ただ、他社の耐久重視モデルよりは高めです。
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以上、サンディスクのMAX ENDURANCEシリーズの紹介でした。
高所の監視カメラなどに利用する場合、期間面の信頼性が高い方が安心感があるでしょう。
もともと信頼性では定評のあるブランドですし、こちらを選ぶのは良いと思います。
【国内正規品】
【256GB】(4万時間)
22・EXCERIA HIGH ENDURANCE KEMU-A256G
¥11,380 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【128GB】(2万時間)
22・EXCERIA HIGH ENDURANCE KEMU-A128G
¥7,979 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【64GB】(1万時間)
22・EXCERIA HIGH ENDURANCE KEMU-A064G
¥2,900 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【32GB】(15000時間)(本機のみ4K非対応)
22・EXCERIA HIGH ENDURANCE KEMU-A032G
¥2,573 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U3
読出:最大100Mb/秒
書込:最大85Mb/秒
保証:2年間
EXCERIA HIGH ENDURANCEも、キオクシア(旧東芝メモリー)の販売するUHS-3対応カードです。
転送速度は、「赤色」と同じで読出最大95Mb/秒、書込最大65Mb/秒となります。
同社の「4K動画対応製品」としては、最も安く、最も高速です(32GB除く)。
堅牢性は、本機も高耐久性(HIGH ENDURANCE)設計です。
ドラレコや監視カメラなど、「毎日のように上書き記録」に強い設計にしてあります。
耐久性は、フルHD画質での書き込み時間での目安ですが、256GBモデルで4万時間(約4年半)です。この部分で、サンディスクよりは短いです。
保証期間は、高耐久モデルですので、2年間とやや短いです。
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以上、キオクシアのEXCERIA HIGH ENDURANCEの紹介でした。
ドラレコや監視カメラ向けの機種です。ただ、高耐久モデルとして割高です。
ただ、東芝は、過電流時のヒューズを搭載しているため、過熱や発火防止の部分での信頼性は、用途的には合うかもしれません。
【国内正規品】
[64GB](1.5万時間)
23・トランセンド TS64GUSD350V
¥2,380 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB](3万時間)
23・トランセンド TS128GUSD350V
¥3,610 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
【Amazon限定】
[32GB](7500時間)
24・トランセンド TS64GUSD350V-E
¥1,390 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[64GB](1.5万時間)
24・トランセンド TS64GUSD350V-E
¥1,790 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[128GB](3万時間)
24・トランセンド TS128GUSD350V-E
¥2,980 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
[256GB](6万時間)
24・トランセンド TS256GUSD350V-E
¥5,590 Amazon.co.jp (4/23執筆時)
クラス:U1
読出:最大95Mb/秒
書込:最大45Mb/秒
保証:2年間
なお、トランセンドからは、 350Vシリーズはという、別型番の製品も販売があります。
スペックは、ほぼ同様ですが、高耐久MicroSDカードとして、堅牢に作られます。
転送速度は、読出最大95Mb/秒、書込最大45Mb/秒です。
ただし、V30(U1)規格には非対応なので、最低書込速度の保証性は低いです。
耐久性は、JIS 防水保護等級7(IPX7)準拠で、防水対応です。
この点は下位機種と同じですが、繰り返し書込耐性が、128GBモデルで170TBと、通常より高いです。
書込の耐性は、本機は64GBで1.5万時間です。
十分でしょう。
保証期間は、一方で、ハードに使われることを想定してか、2年間とやや短いです。
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以上、トランセンドの高耐久シリーズの紹介でした。
耐久時間表記がある製品では最も安いので、ニーズはあるかと思います。
ただ、最低書込速度の保証性がU1(10MB/秒)ではあるので、V30対応の他社機とは差があるとも言えます。
次回につづく!
おすすめのMicroSDカードは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、売れ筋のMicroSDカードを比較してきました。
記事はもう少しだけ続きます。
2・Micro SDカードの比較記事 (2)
2-1:普通のMicro SDカード
用途:コンデジ・ゲーム機
読出:90MB/秒〜
書込:10MB/秒〜
予算:2,000円〜(128GB)
2-2:最終的な「おすすめ」の提案
次回の2回目記事(こちら)では、比較的格安の製品を中心にみていくつもりです。
スピード ★★★★★
4K対応 ★★★★★
価格 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
保証期間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、ここまで紹介してきた全機種から、いつものように、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!について提案していきます。
2回目は→こちら
引き続き、よろしくお願いします。
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