【今回レビューする内容】 2021年 PC用4K液晶ディスプレイの価格・性能とおすすめ・選び方: 31.5インチ・32インチ編
【比較する製品型番】フィリップス 328P6VUBREB/11 328P6VJEB/11 LG 32UL750-W 32UN650-W 32UN550-W JAPANNEXT JN-T2888UHDR BenQ EW3280U PD3200U EIZO FlexScan EV3285 IIYAMA B2875UHSU-B1B KG281KAbmiipx Apple Pro Display XDR iiyama ProLite XB3288UHSU JN-IPS320CUHDR-N Acer ET322QKCbmiipzx ASUS VA32UQ ASUS ProArt PA32UCX-P PA32UCX-PK SW321C MSI Optix MAG321CURVJP
今回のお題
最新4K液晶ディスプレイのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2021年1月現在、最新のパソコン用4K 5K対応モニターの比較です。
第1回・4Kモニター(27型 28型)
第2回・4Kモニター(31.5型 32型)
第3回・4Kモニター(40型以上)
第4回・4Kモニター(23.8型)
記事は、画面サイズ別に、4つに分けています。
今回の2回目記事では、31.5インチ・32インチの4Kモニターを紹介していきます。
なお、1回目記事には、基本的な選び方についての情報があります。
検索エンジンから来ていただいた方は、【1回目記事】からお読みいただくとわかりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能 ★★★★★
3・動画ゲーム対応 ★★★★★
4・品質保証 ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
1・大型31.5型の4Kモニターの比較
はじめに、31.5インチの4Kモニターを紹介します。
サイズとしては、27インチに較べると、横に5cm程伸びたサイズです。
もちろん、4Kなので、縦横比は10:9で他と同じです。パソコン用としては、ご家庭のデスクで作業をする場合の「最大サイズ」と言えるでしょう。
ただ、通常の事務机程度の奥行で利用すると、近接視聴過ぎて眼が疲れると言えます。ただ、事務作業用というよりも、TVを兼ねて買うならば、このサイズはおすすめです。
いずれにしても、個人的には、奥行き70cmほどの事務机ならば、27-28インチあたりがベストサイズだと考えます。
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なお、以下では、イマイチな部分は青字で、高評価できる部分は赤字で、本文を書いていきます。
【2018年】
31・フィリップス 328P6VUBREB/11
¥64,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:400cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:3,000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:HDR600
接続端子:HDMI2.0×2 VGA DP USB-C
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(3w×2)
保証期間:5年
328P6VUBREB/11は、オランダのフィリップスが出している31.5インチの4Kモニターです。
解像度は、4K画質です。
液晶の品質は、VA液晶です。
VA液晶は、視野角はIPS液晶と同じです。しかし、文字(静止画)の視認性が劣るため、仕事用PCモニターとしては「二流」です。
しかし、VA液晶は、他の方式よりも、コントラスト比が高く「黒が引き締まる」ため、映像コンテンツには向いています。
そのため、家庭用TVの高級機には、あえてVA液晶を採用する場合もあります。
こちらも、通常時で4000:1のコントラスト比ですから、1000:1の他機より性能が良く、映像の奥行感を感じられる仕様です。
なお、本機は、Ultra Wide Colorという広色域技術が搭載です。
画面との間にフィルターを挟み込んで色域を拡張する仕組みで、最近の4Kテレビにも一部見られます。
10bitカラーの表示に対応するため、やはりTVとしての利用にも向く仕様です。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと速いです。
HDRは、本機は、HDR600に対応します。
スペック上の輝度は400cd/m2ですが、HDR利用時のピーク輝度が600cd/m2と高いからです。
HDRに対応するためには、コンテンツ側(ゲーム・ブルーレイ・ネットTV)の対応が必要です。
ただし、標準画質(SDR)の映像をHDRにアップコンバートする機能は未付属です。
画質調整機能は、SmartImageというカラー調整モードが目立ちます。
そのほか、4画面までの分割利用も可能です。
目の優しさの部分では、フリッカー対策への言及があります。
スタンドの品質は、上下左右角度回転と全てフォローするフレキシブル仕様です。
問題ないでしょう
接続端子は、アナログ端子のほか、HDMIx2 とDisplayPortx1 USB-C×1という構成です。
HDMI2.0に対応する端子が2つですので、ゲーム機やレコーダーなどの接続にも便利です。
USB-Cを持つノートPCが最近増えてきましたが、本機は接続詞、ノートに対して60W給電可能です。
電源ケーブルが1本減るため、配線もスッキリするでしょう。
HDCP2.2は、弱点といえ、非対応です。
家庭用の4K対応ゲームなどは(現状)問題ないですが、著作権保護された4K映像コンテンツを再生する場合に支障があります。TV兼用として考えている場合は注意が必要です。
もちrん、PC上でNetflixの4Kコンテンツなどは見れるため、あくまで、「TV」として利用する場合の話です。
付属ケーブルは、1.4mのDisplayPortケーブルのみ付属です。
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以上、フィリップスの328P6VUBREB/11の紹介でした。
大画面でHDR600対応と言うことで、パソコンで動きのあるゲームをする場合、家庭用ゲーム機もつなげたい場合などには優秀と言える機種です。保証期間もフル保証で5年と長めです。
応答速度も速く、VA液晶の特性として、コントラスト比も高いので、映像美を優先するならば良い機種です。
ただし、VA液晶は、ワープロ作業などの事務作業にはあまり向かないので、エンターテイメント重視の方以外はIPS液晶採用モデルが良いでしょう。
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32・フィリップス 328P6VJEB/11
¥47,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
なお、フィリップスからは廉価版として328P6VJEB/11が発売されています。
VA液晶を採用し、上位機に似た構成ですが、輝度が300ニトでHDRに対応しない製品です。価格差を考えても、選ぶべきは、上位機でしょう。
【2019年】
33・ フィリップス 326M6VJRMB/11
¥60,400 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:400cd/m2(ピーク600cd/m2)
液晶方式:VA(MVA)ノングレア
コントラスト比:3,000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:HDR600
接続端子:HDMI2.0×3 DP
スタンド::前後・高さ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(5w×2)
保証期間:5年
326M6VJRMB/11も、オランダのフィリップスが出している31.5インチの4Kモニターです。
解像度は、こちらも4K画質です。
本機もHDR600(ハイダイナミックレンジ)に対応するVA液晶です。
ただし、写真のように、この機種は、モニター下部に、画面と同調するLEDライトが数機、備わっています。同色の光を出すことで、映像への没入感を高められる工夫です。
要するに、ゲームや動画向けの「演出」で、この機能を「Ambiglow」と呼んでいます。
ただ、これはあくまで「演出」で、反射光は視界の妨げなので、FPSゲームなどには向かないでしょう。
応答速度は、4ms (GTG)で割と良いです。
DP接続の場合、Adaptive-Sync(Free-sync)に対応するので、ゲーム用と言えます。
画質調整機能は、この機種も、SmartImageというカラー調整モードを搭載します。
その上で、入力ラグを軽減するLow Input Lag機能もあるため、より、「ゲーム向き4K」になっています。
フリッカー対策もなされます。
スタンドの品質は、前後と高さは調整できるので、問題ないでしょう。
接続端子は、アナログ端子のほか、HDMI 2.0x3 とDisplayPort 1.4x1という構成です。
HDCP2.2は、対応表明がないです。
付属ケーブルは、1.8mのDisplayPort/HDMIケーブルが付属です。
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以上、フィリップスの326M6VJRMB/11 の紹介でした。
間違いなく、「動画・ゲーム向け」の製品です。とくに、没入感を高める「Ambiglow」の工夫を評価する場合、選択肢となってきます。
割と暗い空間でゲームなどをする場合で、没入感を高めたいならば、良い選択肢でしょう。ただし、その部分が不要ならば、割高とも言えます。
【2019年】
【上位機種】(USB-C対応)
34・LGエレクトロニクス 32UL750-W
¥54,513 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:400cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:1,000:1
HDR:HDR600
応答速度:4ms (オーバードライブ時)
接続端子:HDMIx2 DPx1 USB-Cx1
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(5w×2)
保証期間:3年
32UL750-Wは、LGエレクトロニクスが販売する31.5インチのモニターです。
解像度は、こちらも4K画質です。
液晶の品質は、こちらもVA液晶です。
したがって、テキスト表示と言うより、動画視聴やゲームに向く液晶です。
応答速度は、Over Drive時には4msです。
液晶の輝度も400cd/m2とより明るいです。
HDRは、HDR600です。
さらに、この機種は、SDR(標準)画質のソースをHDRにアップコンバートする「HDR効果」モードを搭載します。
LGは、「テレビメーカー」でもありますが、その技術をPC用にも搭載したと言えます。
画質調整機能も、高レベルです。
同社の下位機同様に、暗部の視認性を高めるブラックスタビライザーを搭載します。
そのほか、TVに使われる超解像度技術が採用されます。画質の粗い動画などを補整できるため、画像全般が高画質化します。
スタンドの品質は、ただ、前後のチルトのみ対応と弱いです。
接続端子は、HDMIx2 DisplayPortx1に加えて、USB-C規格の接続にも対応します。
他社機でも説明しました、USB-C端子は60W給電で同時給電できます。
HDCP2.2には、対応です。
付属ケーブルは、USB-C/ HDMI /DisplayPort /全てのケーブルは付属します。
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以上、LGの32UL750の紹介でした。
IPSパネルを採用したモデルを除けば、32インチ前後の製品では、最も「TVとの兼用向きな仕様」です。
とくに、超解像技術に加えて、HDRアップコンバートに対応する点が大きく、アップコンバートと超解像技術は、ダブルで搭載してこそ、という部分があるので、この点は重要でしょう。
ただ、VAパネルですから、こちらも、ビジネス仕事には全く向かない製品です。おそらく、主にゲーム用に売れています。
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【中位機種】
35・LGエレクトロニクス 32UN650-W
¥59,818 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【下位機種】
36・LGエレクトロニクス 32UN550-W
¥45,861 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:350cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:1,000:1
HDR:HDR10
応答速度:4ms/5ms
接続端子:HDMIx2 DPx2
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(5w×2)
保証期間:3年
なお、本機の下位機となる、32UN650-Wが2020年に追加で発売されました。
こちらについては、USB-C給電に非対応になるほか、輝度が少し低い関係で、HDR600に非対応(HDR10)で、色域も換算で5%ほど狭くなります。
さらに、下位機となる32UN550-Wは、色域がさらに5%狭くなるほか、PCを2台同時につなげた際に有効なDual Controllerが不採用です。
その他の部分は、32UL750と共通です。
最下位機でもsRGBはカバーできる水準ではあるので、予算重視ならば32UN550-Wは、選択肢になるでしょう。
【2019年】
37・ Acer ET322QKCbmiipzx
¥47,178 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:400cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:3,000 : 1
応答速度:4ms
HDR:HDR600
接続端子:HDMI 2.0x2 DPx1
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:1年(本体は3年)
T322QKは、台湾のAcerが出している31.5インチの4Kモニターです。
解像度は、こちらも4K画質です。
液晶の品質は、本機も、VA液晶です。
VA液晶は、視野角はIPS液晶と同じです。しかし文字(静止画)の視認性が劣るため、仕事用PCモニターとしては「二流」です。
しかし、VA液晶は、他の方式よりも、コントラスト比が高くできるため、映像コンテンツには向いています。そのため、家庭用TVの高級機には、あえてVA液晶を採用する場合もあります。
こちらも、通常時で3000:1のコントラスト比ですから、1000:1の他機より性能が良く、映像の奥行き感を感じられる仕様です。映画などの暗部、には強いと言えるでしょう。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと速いです。
液晶の輝度も、400cd/m2です。
HDRは、ピーク輝度が600cd/m2に達するので、HDR600に対応します。
ただし、標準画質のアップコンバート機能はありません。
画質調整機能は、超解像技術・アップコンバート系の技術は未搭載です。
暗部補正技術の採用の表明もないですが、このあたりは、輝度の幅に依存する方針のようです。
スタンドの品質は、「オマケ程度」です。
上下に角度が変えられるだけなので、場合によっては市販のモニターアームに交換したほうが良いでしょう。これについては、最後に紹介します。
接続端子は、HDMI 2.0x2 DisplayPortx1という構成です。
HDCP2.2には、対応です。
付属ケーブルは、1.4mのDisplayPortケーブルのみ付属です。
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以上、AcerのT322QKの紹介でした。
パネルスペック的には、LG機と同等で少し安いです。
ただ、保証期間の部分と、HDRアップコンバートに対応がなされない部分があるため、すこし選びにくい感じもします。
【2020年】
38・ ASUS VA32UQ
¥44,296 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:310cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:3,000 : 1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:HDR10
接続端子:HDMI 2.0x2 DPx1
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
T322QKは、台湾のASUSが出している31.5インチの4Kモニターです。
解像度は、こちらも4K画質です。
液晶の品質は、本機も、VA液晶です。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと速いです。
液晶の輝度も、320cd/m2です。
HDRは、したがって、HDR400には満たない水準です。
本機は、「Eye Care技術対応」ということで、輝度を(無理に)高めず、目の優しさに配慮しているのかもしれません。
ただ、VA液晶は、近接視聴時に「ギラつく」問題がありますし、目に優しいかは微妙です。
画質調整機能も、目に関わる部分は、ブルーライトカットのほかは、フリッカー対策ほどなので、あまり優れません。
一方、暗部補正技術(Shadow Boost)はあるので、動画視聴などはそれなりに快適でしょう。
スタンドの品質は、本機も「オマケ程度」です。
上下に角度が変えられるだけになります。可動域も狭いです。
接続端子は、HDMI 2.0x2 DisplayPortx1という構成です。
HDCP2.2には、対応です。
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以上、ASUSのT322QKの紹介でした。
同社は、優れた高性能機も出しますが、本機については、機能を最小限にして、同一パネルのLGなどよりも「値段を下げた」ような機種です。
性能面で光る部分はないので、個人的にはあまり魅力を感じません。
【2020年】
39・BenQ EW3280U
¥80,546 楽天市場 (1/16執筆時)
【2018年】【VA液晶】
40・BenQ EW3270U
¥49,819 楽天市場 (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:350cd/m2
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR400
接続端子: HDMI2.0, DP USB-CIx1
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2+5W)
保証期間:1年(本体は3年)
EW3270Uは、台湾のBenQが出している31.5インチのモニターです。
昨年まで販売されていたEW3270Uの後継機です。そちらはVA液晶でしたが、本機はIPSを搭載します。
解像度は、こちらも4K画質です。
液晶の品質は、「目に優しい」IPS液晶を使った高品質モデルです。
輝度は、350cd/m2です。
この価格帯の標準と言えます。
応答速度は、5ms(GTG)を確保します。
画質調整機能は、フリッカーフリー・ブルーライト軽減などの基本は当然おさえます。
その上で、このモデルは、環境光センサー(明るさセンサー)を搭載し、室内の明るさに応じた輝度調整に対応します。
適切な輝度でモニターを見ることは「目の疲れにくさ」にとって重要なので、今回の比較の趣旨からすると、「かなり良い製品」と言えます。
加えて、ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジーも注目点です。
画面内の画像を分析し、露出オーバーにならないよう輝度を的確に調整します。
方法は全く異なりますが、LGのブラックスタビライザーのように、映像のコントラストを鮮明にする効果が期待できます。
一方、明るさセンサーで環境光も感知できるので、実空間における調整力は、LGを越えるでしょう。
HDRは、対応します。
HDR10ですから、業界団体(VESA)の輝度保証がある、HDR400には満たない水準です。
ただし、本機は、HDRiをいう独自の技術を持ちます。HDRに対応しないコンテンツも、先述のB.I.テクノロジーで、階調表現を高めています。
そのほか、超解像技術にも対応するため、TV代わりに使うのには向くでしょう。
スタンドの品質は、一方「価格なり」で、前後の角度調整のみ対応です。
接続端子は、HDMIx2 DisplayPort USB-Cという構成です。
他社同様に、USB-Cは60W給電に対応します。
HDCP2.2には、対応です。
付属ケーブルは、DVI-DL/ HDMI /DisplayPort /全てのケーブルが付属します。
スピーカーは、多少こだわりがあります。
本機は、2Wの左右のスピーカー(2WAY)のほか、5Wのサブウーファー1基を搭載する2.1ch構成です。
「内蔵スピーカー」としてはですが、割と良いです。
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以上、BenQが出しているEW3270Uの紹介でした。
ゲームや動画の視聴目的で買うとすると優れた機種の一つです。書類仕事には液晶の種類的に向きませんが、用途をしっかり考えれば、これを選んでも良いと思います。
【2020年】(執筆時在庫なし)
41・MSI Optix MAG321CURVJP
(¥59,800) 楽天市場 (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:300cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:2,500:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR
接続端子: HDMI2.0, DP USB-CIx1
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:1年
Optix MAG321CURVJP は、台湾のMSIが出している31.5インチのモニターです。
。
解像度は、4K画質です。
その上で、本機については、曲面パネルが採用です。
ビジネス用には向きませんが、没入感の部分で、ゲームなどに人気です。
液晶の品質は、VA液晶です。
IPS液晶と視野角が同等である上、コントラスト比が出しやすく、黒が引き締まるためTV向けの液晶です。
書類書類仕事には、独特の「ギラツブ」があるため、目が疲れやすく不人気ですが、このモニターの使途としては問題ないでしょう。
輝度は、300cd/m2です。
HDRは、対応しますが、無印です。
応答速度は、5ms(GTG)です。
画質調整機能は、フリッカーフリー・ブルーライト軽減などの基本は当然おさえます。
そのほかは、ゲーム用の暗部補正のナイトビジョンが目立つほどですが、そもそもがVA液晶ですし、表現力は(一般的に)問題ないです。
スタンドの品質は、前後の角度調整のみ対応です。
曲面モニターではありますが、高さ調整くらいは欲しいところです。
接続端子は、HDMI2.0 DisplayPort USB-Cという構成です。
一方、USB-C端子は15W給電に止まるので、ノートPCの充電は無理です。
HDCP2.2には、対応です。
付属ケーブルは、HDMI /DisplayPort ケーブルが付属します。
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以上、MSIのOptic MAG321CURVJPの紹介でした。
手頃なサイズな4K曲面モニターとして人気が出そうです。仕事用には向きませんが、ゲーム用で没入感を重視したい場合は、選択肢になりそうです。
2・32インチモニターの比較
続いて、32インチモニターの比較です。
サイズ感については、31.5インチと変わらない製品で、「同じ」と考えても支障ないです。
「31.5インチ」製品を四捨五入して、「32インチ」と記すメーカーがある、位に考えてください。
【2019年】
42・iiyama ProLite XB3288UHSU
¥62,100 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:300cd/m2
液晶方式:VAノングレア
コントラスト比:3,000:1
応答速度:3ms (オーバードライブ時)
HDR:HDR10
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
XB3288UHSUは、日本の飯山電機が出している32インチの4Kモニターです。
解像度は、こちらも、4K画質です。
輝度は、300cd/m2表記です。
液晶の品質は、この機種も、VA液晶です。
応答速度は、Over Drive時には3msと、他社より少し優秀です。
かかりは、5段階で調整できます。
HDRは、HDR10には対応です。
画質調整機能は、日本企業らしく、画面モードは多彩です。
一方、同社の格安機はフリッカー対策がない機種もアルのですが、こちらはしっかり装備します。
また、低解像度画質を底上げする超解像についても「X-Res Tech」を備えます。
そのほか、ゲームについては、AMD系のFree syncに対応します。
スタンドの品質は、同社の「売り」の部分で、上下左右高さ回転と、フル稼働します。
接続端子は、HDMIx2 DisplayPortx1 という標準的な構成です。
HDCP2.2には、対応です。
付属ケーブルは、DVI-DL/ HDMI /DisplayPort /全てのケーブルが付属します。
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以上、iiyamaのXB3288UHSUの紹介でした。
32インチのVA液晶採用モニターは「激戦区」であり、ライバルが多いです。
そのため、選ぶ場合は「メーカー独自のワンポイント」を重視するべきです。イイヤマの場合は稼働性の高いスタンドがそれにあたります。
ただ、こちらは、書類仕事には向かない、エンターテイメント向けのVA液晶モデルだけに、ここまでの性能のスタンドは不要な気もします。
【2017年】
43・ BenQ PD3200U
¥80,727 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/m2
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (オーバードライブ時)
HDR:
接続端子:HDMIx2 DPx1 miniDPx1
スタンド:上下左右高さ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(5w×2)
保証期間:3年
台湾のBenQが出しているPD3200Uは、32インチのモニターです。
最近は、マルチディスプレイが組みやすい3辺フレームレスが多いですが、本機は、デザイナー向けなので、反射光対策で、四隅が分厚い仕様です。
解像度は、こちらも4K画質です。
液晶の品質は、こちらはIPSパネルを採用しています。
さらに、sRGB100%カバーとしており、デザイナー向けを謳っています。
価格並みにスペックは高いと言って良い機種です。
応答速度は、Over Drive時には4msです。
動画を扱うクリエーターにも対応できるようにしています。
速度の出しにくいIPS液晶ながら高水準といえます。
液晶の輝度も、350cd/m2とより明るく、スペック上ではかなり優秀です。
HDRは、一方で、対応しません。
先ほども書きましたが、HDRは輝度ピークを無理に上げるとバランスが崩れるので、(静止画メインの)プロ用は、あえて対応させない場合があります。
画質調整機能は、充実します。
とくに、Adobe系のソフトとの相性を考慮した独自モードが多いです。
例えば、暗室モード・CAD・CAMモード・アニメーションモードなど、用途に応じて、ディテールを最適化させるモードを搭載します。
チラツキを軽減するフリッカーフリー機能も搭載です。
さらに、明るさセンサーが搭載されており、周囲の明るさを検知して、「目に優しい」明るさに自動調整してくれる機能も搭載します。
スタンドの品質は高性能です。上下左右に自由度高く動かせ、縦表示にも対応します。
ワードやエクセルの作業にはとくに向いているでしょう。
接続端子は、HDMI 2.0 x2 DisplayPort x1 miniDisplayPort x1という標準的な構成です。基本的にはそれ以外の方法でつなげてください。
HDCP2.2には、対応です。
付属ケーブルは、DVI-DL/ HDMI /DisplayPort /全てのケーブルは付属します。
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以上、BenQが出しているPD3200Uの紹介でした。
IPS液晶の採用、フリッカーフリー機能、高性能なモニターアームの採用など、「眼が疲れにくい」大型モニターとしておすすめできる機種です。
クリエーターはもちろん、一般的な書類仕事やウェブ閲覧、静止画の作業などに向くため、ビジネスマン向けと言えるでしょう。
【2020年】
44・ BenQ SW321C
¥231,643 楽天市場 (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (オーバードライブ時)
HDR:HDR10/HLG
接続端子:HDMI 2.0x2 DP USB-C
スタンド:上下左右高さ【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:3年
SW321C は、ベンキューが販売するデザイナー向けの専門機です。
下位機種と比較した場合、色域がよりシビアなAdbe RGB 99%をフォローします。
その上で、ハードウェアキャリブレーションに対応するほか、相当程度細かい、出荷前の色ムラ調整がなされます。それゆえの値段です。
一方、色域を広げるためのフィルターなどは利用していないようです。その部分も安心感があるでしょう。遮光フードも標準装備です。
一方、HDR10に対応させています。
同時に、新4K放送のHLGもフォローしており、映像系のクリエーターにも対応できるようにしてあります。
また、本機の場合、PIP/PBPモードで、画面を2分割して効果を確認することもできます。
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以上、SW321Cの紹介でした。
多方面に高性能ではありますが、高額ですし、書類仕事などにはオーバースペックですし、ゲームや動画を視聴するならば、もっと良い機種もあるでしょう。専門家向けです。
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【2020年】
【通常型番】
45・ASUS ProArt PA32UCX-P
¥354,419 楽天市場 (1/16執筆時)
【サンシェード付き】
46・ASUS ProArt PA32UCX-PK
¥340,588 楽天市場 (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:600cd/m2
液晶方式:IPSノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (オーバードライブ)
HDR:HDR1000 HLG
接続端子:DP Thunderbolt3 USB-C HDM I2.0
スタンド:上下左右高さ【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:3年
なお、同時期に、ASUSも、クリエーター向け高級機を出しています。
本機もAdobe RGB 99%をフォローするパネルですが、ピーク輝度を1200ニトとして、HDR1000規格に対応させている点が、BenQとの大きな違いです。
さらに、LEDを、高級4KTVのような直下型配列にすることで、輝度調整の精度を上げています。
また、「量子ドット技術」利用の記述があるので、光源に青色LEDを採用し、パネルの後部に特殊フィルムを差し込むことで、色再現性を高めていると思われます。
輝度を必要とするHDRに対応させるため、割と使われる手法です。
こうした点で、動画映像を扱うようなクリエーターには、ASUSの方が親和性があるでしょう。
一方、従来的な静止画写真を高精度で扱う必要がある場合は、BenQが向きます。
【2020年】
47・ JAPANNEXT JN-IPS320CUHDR-N
¥43,970 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K HDR(3840×2160)
輝度:300cd/m2
液晶方式:AHVA ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:HDR10
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:固定【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:1年
JN-IPS320CUHDR-Nは、JAPANNEXTが販売する、32インチの格安4Kディスプレイです。
液晶の品質は、AHVA液晶です。
同社では、IPS-AHVA液晶との表記ですが、台湾のAUOが開発する、「ジェネリック」的なIPS液晶互換パネルです。
同社の製品は、ADSパネルやAHVAパネルなど、従来PCモニター用パネルで利用されてこなかったパネルを利用することで、コスト削減をはかっている
ようです。
一方、信頼性の部分は、IPSや、最近評価を高めてきたADSパネルより劣るでしょう。
正確には、台湾のAUOの製造するIPS-AHVAですが、間違いなくIPSです。
応答速度は、オーバードライブ時5msで、輝度は、300cd/m2です。
いずれも、値段を考えると問題のない水準です。
HDRは、HDR10に対応です。
画質調整機能は、フリッカーセーフやブルーライト軽減モードなどの基本のみを網羅します。
ただ、3種のゲームモードでは、暗部補正技術が使われている可能性があります。
そのほか、対応するビデオカードは必須ですが、カクツキの防止のためのAMD FreeSync対応です。
接続端子は、HDMI 2.0・DisplayPort のほか、USB-C端子という構成です。
ただ、USB-Cポートについては15W給電なので、ノートPCに対する同時給電は苦しいでしょう。
HDCP2.2にも、対応です。
保証期間は、 引き続きこのメーカーの問題点で、1年のみです。
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以上、JN-IPS320CUHDRの紹介でした。
32インチクラスでは、安いので、価格競争力はあると思われます。
ただ、IPS液晶があまりなじみのない互換品である点や、保証期間や保証内容などの部分では、値段相応とも言えるでしょう。
【2018年】
48・EIZO FlexScan EV3285-BK
49・EIZO FlexScan EV3285-WT
¥142,527 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
解像度:4K(3840×2160)
輝度:350cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,300:1
応答速度:5ms (オーバードライブ)
HDR:
接続端子: HDMI×2 Display port, USB-C×1
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
EV3285は、日本のEIZOの31.5インチの製品です。
同社の27インチモデルの兄弟機で、スペックはほぼ同じです。
解像度は、こちらも4K画質です。
液晶の品質は、高級なIPSパネルを採用しています。
こちらも、コントラスト比が1300:1と他社よりも有利です。
コントラスト比が高くできるVA液晶を採用する機種を除けば、現状で最高レベルでしょう。
また、EIZOは、最低輝度も明示しており、輝度が1ニトまでしっかり落とせます。長時間目をつかれなく利用するために、この部分は重要です。
応答速度は、オーバードライブ時に5msとそこそこです。
HDRは、非対応です。
書類仕事などのビジネス用の視認性に最大限配慮するためと思います。
とくに、HDRに対応する高輝度パネルの場合、輝度バランスの点で、ビジネス用に向かない場合がありますが、EIZOは問題ありません。
画質調整機能は、アプリケーションごとに表示モードを自動で切替える機能も利用可能です。
明るさセンサーなども付属し、基本能力は高いです。ただし、超解像技術など、動画向きの機能はとくに搭載しません。
スタンドの品質も高いです。
上下左右に角度調節と高さ調節・縦表示ができる仕様です。こちらは上向き35度までの角度調整、最大139 mmまでの高さ調整が可能です。
接続端子は、HDMI端子が2系統のほか、DisplayPortがとUSB-Cポートがあります。
USB-C搭載のPCを利用する場合は、データの転送も、映像の転送も、ノートPCの充電も1ケーブルでできます。
給電力は60Wなので、13インチ程度のノートPCならば、速度低下なしで充電可能です。
ケーブルも、2mのケーブルが、全て用意されています。
HDCP2.2には対応です。
スピーカーは、1wの簡易的なものが付属です。
保証期間は、27インチの場合と同様で、5年の長期保証に加えて、6ヶ月の無輝点保証も付属します。
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以上、EIZOのEV3285の紹介でした。
20万円に近い価格の製品ですが、信頼性が高い高品質モニターです。
HDR400に対応しない点で、「ビジネスより」なオールマイティ機とはなりますが、HDIMIなど端子も多いので、画質重視のマルチ用途のモニターとして活躍すると思います。
輝度調整が巧みなほか、色ムラなどの検品もしっかりしているため、品質重視の場合は最良の選択肢でしょう。
3・高解像度モニターの比較
続いて、4K解像度を超える、高解像度モニターを紹介します。
【2019年】【31.5インチ】
50・Apple Pro Display XDR
¥599,800 Apple (1/16執筆時)
解像度:6K(6016×3384)
輝度:1000cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,300:1
応答速度:
HDR:
接続端子:Thunderbolt 3
スタンド:上下高さ回転【VESA120mm】
スピーカー:非搭載
保証期間:3年
Apple Pro Display XDRは、アップルが2019年に発表した新型ディスプレイです。
純正で出されるモニターとしては、ほぼ10年ぶりな製品です。実質的には、(ほぼほぼ)Mac Proの周辺機器として出されたものです。
液晶の品質は、IPS液晶を採用します。
とくに輝度は、1000ニトです(SDRでは500ニト)。
HDR表記はないものの、輝度ピークは1600ニトですので、「モンスター級」でしょう。少なくとも、HDR1000クラスです。
Appleの場合、バックライトのW-LED(白色LED)や広色域LEDではなく、ブルーLEDを採用する、新しい形式です。そ
れを色変換シートを通すことで白色に変換する仕組みで、コントラストを高めます。
一方、B-LEDに量子ドットフィルムを被せる方式は、例えば、PC用でもフィリップスなども採用します。ただ、制御技術などを含めた技術は、アップル独自仕様です。
色ムラについても、画面ギリギリまでLEDを背面配置することで、配慮があります。
一方、パネルは低反射パネルとの表記ですが、iMac同様にガラス仕上げです。
ただ、環境光の映り込み問題がある人向けに、マット仕上げのNano-textureガラス仕様にもできるオプションを表明しています。
スタンドの品質も、高いです。
新開発のPro Standは、高さ調整、角度調整、回転が可能なスタンドです。
Appleは従来的にこの部分に力を入れていなかったので、個人的には「革命的変化」と感じます。
画質調整機能は、用途に合わせたリファレンスモードを備え、自動調整がなされます。
明るさセンサーも前面と背面にダブルで搭載(True Tone)であり、こだわりがあります。
また、一台一台、出荷前にキャリブレーションがなされることが保証されます。
接続端子は、Thunderbolt 3(USB-C)となります。
接続用のThunderbolt 3 Proケーブル(2m)も付属です。
HDCP2.2には、言及がないです。
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以上、Apple Pro Display XDRの紹介でした。
性能部分や技術の新しさは、繰り返すまでもないでしょう。グラフィック界の基本仕様といえるMac Proという専用の高性能機がある同社だからこそ、発売できたとも言えそうです。
もちろん、値段の上では、個人用とは到底言いがたいのですが、スペック表を眺めているだけで、Atlasとしては「わくわくしてくる」製品です。
51・Dell 8K液晶モニターUP3218K
¥550,260 楽天市場(1/16執筆時)
解像度:8K(7680×4320)
輝度:400cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,300:1
応答速度:6ms(GTG)
HDR:
接続端子:Display Portx2
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:非搭載
保証期間:3年
UP3218K は、デルの31.5インチモデルです。
こちらは、2017年に新発売された家庭用のPC向けとしては初の8K対応モニターです。高額ですが、映像編集用などに購入する人もおり、かなり評判です。
液晶の品質は、こちらも高品質・高詳細で「目に優しい」IPS液晶を採用します。
応答速度は、6ms(GTG)と標準的です。
ただ、解像度を考慮に入れればこれは仕方ないでしょう。
輝度も、400cd/m2と高めのスペックです。
Adobe RGBのカバー率で100%であり色域が広いです。この点で言っても、高度な画像編集にも向くハイエンドモデルです。
スタンドの品質も、高さ調整、角度調整、左右/縦横への回転が可能なスタンドです。
ディスプレイと目線の高さを合わせることができます。縦表示機能もありますし、VESA規格にも対応です。
画質調整機能は、デルの下位機種に比べると柔軟です。
カスタムカラーモードなど、マニュアル操作で融通が効きます。
もちろん、キャリブレーションなども可能です。一方自動補整などの機能は目立ちませんが、輝度は十分な範囲で調節できるため、眼の疲れの心配はなさそうです。
接続端子は、DisplayPortx2となります。
miniDisplayPortがあるため、Mac系とも相性が良いと言えるでしょう。DP-DPケーブルも付属します。
一方、8Kは情報量が多すぎるため、HDMIは非対応です。
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以上、DELLの8Kモニターの紹介でした。
かなり特殊な用途に使う人向けの製品です。価格も高いですし、当面は「プロ用」と考えたほうがよさそうです。保証面では、プレミアムパネル保証(輝点ゼロ保証)が付く点も良い部分ですね。
次回に続く
4K液晶ディスプレイのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、31.5インチ以上の4K液晶モニターを紹介しました。
記事はもう少し続きます。
第1回・4Kモニター(27型 28型)
第2回・4Kモニター(31.5型 32型)
第3回・4Kモニター(40型以上)
第4回・4Kモニター(23.8型)
第5回・おすすめの4Kモニター 【結論】
1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能 ★★★★★
3・動画ゲーム対応 ★★★★★
4・品質保証 ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★
結論編となる、5回目記事【こちら】は、最後の「まとめ」です。
ここまで紹介した全てのモデルから、予算別・目的別のAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
結論編の5回目は→こちら 引き続きよろしくお願いします。