【今回レビューする内容】2025年 軽いコードレス・スティック式掃除機の性能とおすすめ・選び方: フローリング向けコードレス掃除機:人気機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】シャープ RACTIVE Air EC-AR9 EC-AR10 EC-AR7 EC-FR7 EC-FR7-B EC-FR9-B EC-FR10 EC-KR1-B EC-PT1 EC-XR1-H 日立 V-BL3L C PV-BL3K-N PV-BL2H PV-BL3J PV-BL30J PV-BL1K PV-BL50K N PV-BL30K N PV-BL1A1 W PVBL45E3N PV-BL50L-N PV-BL30L-C PV-BL45E4 N PKV-BK3K-V PKV-BK50L-V PV-BS1L PV-BS1M EC-PT2 PV-BL1A2 K PV-BL3M C PV-BL1C4 ラクかるパワーブーストサイクロン PV-BHL5000J N PV-BHL5000J R パナソニックMC-NS100K MC-NX700K MC-NS70F Shark CS200J CS401J CS501J 東芝 MC-NS100K VC-CLW32 VC-CLS12 VC-CLS13 VC-CLW33 アイリスオーヤマ daspo SCD-S1P SCD-L2P マキタ CL107FDSHW CL108FDSHW L3PD-HC Dyson Micro Plus SV33 FF PL Dyson Omni-glide Complete SV19 Shark EVOPOWER SYSTEM CS401 ツインバード TC-E292W ほか
今回のお題
軽量なコードレス掃除機のおすすめはどれ?
ども!Atlasです。
今日は、2025年4月現在、最新の軽量コードレス掃除機を比較します。
本体の軽さを最重要視しつつも、しっかりした吸引力が確保される機種を探していきます。
そのほか、バッテリー持続時間、ゴミセンサーの性能、収納性など、利便性にかかわる部分も重視して比較します。
1・軽量なコードレス掃除機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ〈日本〉
1-3:日立 1〈日本〉
2・軽量なコードレス掃除機の比較 (2)
2-1:日立 2〈日本〉
2-2:パナソニック〈日本〉
3・軽量なコードレス掃除機の比較 (3)
3-1:東芝〈日本〉
3-2:シャーク〈米国〉
4・軽量なコードレス掃除機の比較 (4)
4-1:マキタ〈日本〉
5・軽量なコードレス掃除機の比較 (5)
5-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
6・軽量なコードレス掃除機の比較 (6)
6-1:ダイソン 〈英国〉
6-2:AQUA〈日本〉
6-3:他の企業〈各社〉
7・おすすめのコードレス掃除機【結論】
=:終的な「おすすめ機種」の提案
記事では、軽量タイプの掃除機の選び方の基本をはじめに示します。
その後、以上のようなメーカー順に、各製品をみていくという構成しました。
ただ、ご覧頂くにあたり、一点だけ「注意」をお願いします。
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1・強力なコードレス掃除機の比較
・主な使途:じゅうたん・畳も対応
・重さ: 1.5kg〜3kg
2・軽量なコードレス掃除機の比較
・主な使途:フローリング
・重さ:0.8kg〜1.5kg(主に)
今回の記事では、1.5kg未満の「超軽量」な機種しか扱いません。
簡単に言えば、十分に「じゅうたんに対応できない水準」のコードレス掃除機の紹介と考えてください。
より正確に言えば、1.5kgを超える機種も少し見ますが、そう言った機種は、吸引力の部分で「カーペット対応」とは見なせないと判断したものになります。
そのため、ご自宅の「メイン機」にするつもりで、対応モデルをお探しだった場合、【強力なコードレス掃除機の比較】という別記事を用意しています。
恐れ入りますが、そちらをご覧頂くように、お願いします。
最近だと、2kgを切る水準でも「じゅうたん対応」と言えるモデルが出ていますので。
よろしくお願いします。
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吸引力の強さ ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
掃除機の軽さ ★★★★★
ヘッドの性能 ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、今回は、主にフローリング用として向く、軽量なコードレス掃除機を紹介していきます。
その上で、最後の結論編(こちら)では、上表のようなポイントをふまえつつ、全機種から、目的別・価格別におすすめ機種を提案していきたいと思います。
よろしくお願いします。
1-1・軽量コードレス掃除機の選び方の基本
はじめに、軽量コードレス掃除機の「選び方の基本」の説明をしておきます。
1・掃除機のパワー
2・本体の軽量性
3・バッテリー稼働時間
4・掃除機のセンサー
5・本体の収納方法
本編記事への「導入」をかねて、以上の要素について、順番に説明していきます。
第1に、掃除機のパワーです。
軽量機の場合、搭載するモーターの限界から、先述のように「フローリングメイン」と言わざるを得ない機種が多いです。
とくに、定格電圧が示される機種の場合、例外はあるものの、DC 10.6Vの水準の機種は、ほぼフローリングなどの、ハードフロア以外は用をなしません。
18V前後あって「毛の短いじゅうたん」ならば「まあ吸う」といって良い水準です。
ただ、吸わせるために「ブースト(強運転)」でないと駄目で、そうなるとたいていの機種だと10分前後でバッテリーが「尽き」ます。
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結論的にいえば、1台強力な「メイン機」をお持ちで、サブ機的につかうわけでないならば、軽量機の多くは、じゅうたんには「使えない」と考えて良いです。
繰り返しますが、メイン機として使いたい場合は、【強力なコードレス掃除機の比較】で紹介している機種のうち「できるだけ軽い」ものを選ぶのが無難と言えます。
このほか、畳の場合について良く聞かれます。
畳の場合、結構奥にゴミが沈むので「じゅうたん用」の水準で考えるのが好ましいというのが、Atlasの意見です。以前、試しに、軽量機で畳をかけたあと、キャニスターで吸わせてみましたが、取り残しだらけでした。
少なくとも18Vクラスは必要でしょう。
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第2に、本体の軽量性です。
最近の技術水準だと、フローリング用ならば、1.5kgを切るのも「当たり前」になってきました。
しっかり「吸う」モデルに限定して言えば、1.0kg〜1.3kgあたりで、各社が最軽量を競っている状況と言えます。
モーターの軽量化技術や、カーボンパイプなどの新素材を利用してのことなので、「軽いから壊れやすい」ということはないです。
ただ、軽ければそれで良いというわけではなくヘッドにブラシがなく、しっかり吸引できないモデルなど
以前は、軽量の掃除機と言えば、「通販生活」などでも有名な「マキタの掃除機」1択でした。
しかし、シャープなどが1.5kgを切る優秀な軽量機を出してきており、市場を賑わせています。
また、「自走式ヘッド」を搭載した強力モデルも、2kg前後の軽量機を出しており、「重さ」は比較基準として特に重要となっています。
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第3に、バッテリー稼働時間です。
最近の機種は、モーターやバッテリーの効率を大幅に改善し、標準運転で30分以上連続運転できる機種も多くなっています。
また、それだけではなく、バッテリーを簡単取り外せるように設計し、「片方を充電しながら」常に利用できるような設計思想の機種も現れています。
今回はこのような「面白い機種」も多く紹介しました。
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第4に、掃除機のセンサー(自動運転)です。
必要なときだけ「強運転」にすることで、運転時間が延ばせる「自動運転モード」の搭載は軽量機の場合も重要です。
軽量化のため、搭載バッテリー量が少なめになるからです。
自動運転は、2種類の方式があります。
床質をじゅうたんと判断した場合だけ強運転をする床面検知センサー式と、ゴミ量が多い時だけ強運転をするゴミ量センサー式とがあります。
一長一短があります。
床面検知センサー式(日立・シャープほか)は、じゅうたんを検知すると自動でパワフルになるのがメリットです。
しかし、じゅうたんなど「ゴミ残り」が把握できないのがデメリットです。
ゴミ量センサー式(ダイソン・パナソニックほか)は見えない「ゴミ残り」をLEDランプで視覚的に検知できるのがメリットです。
しかし、カーペット検知ができないので、手動で強運転にしないと、奥に潜むゴミを取り切れないとは言えます。
このように、2方式には一長一短があります。
軽量機は先述のように、そもそも「フローリング用」です。
その用途で考える場合ですが、ペットなどの買われている場合は、アレル物質を含む(見えないゴミを吸塵しやすい点で)、ゴミ量センサー式が少し良いかと思います。
そうでもないならば、どちらでも良いように思います。フローリングメインの部屋でも、部分的なマットなどはあるでしょうし、そうでなくても、ゴミの多いところで勝手に強くしてくれる床面検知センサー式が便利に感じるシーンはあります。
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第5に、本体の収納方法です。
各社からは、各社工夫を凝らす部分ですが、壁に簡単に立て掛けて充電できたり、自立して置ける機種が出はじめています。
小型機の場合、どこでも置けてしまうのですが、倒れると壊れる可能性はありますし、重心バランスを含めて、やはり考えて良い部分と言えます。
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以上、比較的軽めのコードレス掃除機の選び方の基本について書きました。
今回の記事では、これらの点を重視しながら、メーカーごと、主要なコードレス掃除機を比較していきます。
冒頭に書いたような企業順に、以下、各社の製品を説明していくつもりです。
1-1・【軽量】シャープの機種の比較
はじめに、シャープの軽量型の機種を紹介します。
大手家電企業だけで言えば、最も軽量なコードレス掃除機に力を入れている企業です。
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なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきます。
【2024年8月発売】(ホワイト・ブラック)
1・シャープ RACTIVE Air EC-AR10-W
1・シャープ RACTIVE Air EC-AR10-B
¥36,980 楽天市場 (4/14執筆時)
【2023年8月発売】(ホワイト・ブラック)
2・シャープ RACTIVE Air EC-AR9-W
2・シャープ RACTIVE Air EC-AR9-B
¥33,300 楽天市場 (4/14執筆時)
【2022年発売】
(ホワイト)
3・シャープ RACTIVE Air EC-AR8-W
¥34,144 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
(ブラック)
3・シャープ RACTIVE Air EC-AR8-B
¥33,180 楽天市場 (4/14執筆時)
【2021年発売】(ゴールド・ピンク)
4・シャープ RACTIVE Air EC-AR7-N
4・シャープ RACTIVE Air EC-AR7-P
¥30,030 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1200グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:28分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式
センサー:床面検知
充電時間: 80分
EC-AR9ラインは、シャープの軽量なコードレス掃除機です。
「ラクティブエア」というシリーズ名で、高性能な軽量なコードレス掃除機の「先駆け」として長年の人気があります。
一方、本機は、旧機種が残ります。
2023年機は、スティックの上段に白色LEDライトが省略です。
ただ、後に見る日立やダイソンと違いヘッド部ではないので、普通の掃除の際にすき間を照らすことはできません。そのため(ゴミを発見しやすい)緑色LEDも不採用です。
その点で言えば、あえて24年機を選ぶ必要はないです。
2022年機は、静音化処理が旧世代です。
この世代だと、強運転時に68デシベル・SONE値で19.1でした。最新機は、64デシベル・SONE値で16.4まで軽減されます。実感音のSONE値で約14%静かになっています。
パワーを犠牲にせず、制振・遮音処理でなしているので、新機種では「進化した」と言えます。
2021年機は、使い勝手の部分で、それ以降の機種と異なります。
後ほど書くように、シャープ機は、従来から足で押さえながらの手元スイッチで、ハンディ(あるいは、すき間掃除)への転換が容易な構造(スグトル構造)です。
その際、取り外したヘッド(あるいはパイプ付きヘッド)が自立するようになったのが、これ以後の機種の改良点です(新スグトル構造)。
利用後、床掃除に「すばやく戻れる」ので、シンプルなようでいて、かなり便利な進化にでした。
あとは、ブラシの改良で、左右の際のゴミが取りやすく改良された点が以降との違いです。
一方、この世代は、赤外線式のグリップセンサーが付いていましたが、その後の世代でなくなりました。
床面検知で、持ち上げれば止まるので(まあ)不要との判断でしょう。ただ、ちょっと立て掛けておくときには、あればあったで「便利」だった気はします。
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結論的にいえば、この価格差ならば2022年機が最もよいでしょう。個人的には旧機でも音は気になりませんでした。
あとは、基本仕様は同じなので、新機種をベースにしながら説明していきます。
本体の重さは、1200グラムです。
RACTIVE Airという名前が示すとおりとても軽いです。
重心バランスも考えられていて、操作性はかなり良いです。
なお、パイプ素材は2021年まではドライカーボンでした。
今はアルミ系の軽量素材です。そのほか、モーターの軽量化をすることで、この重さにしています。
吸引力は、ターボモーター採用で、小型機としては強いほうです。
仕事率は、非公開ながら、定格電圧ベースではDC 18Vの水準はありますので。
多気筒式のサイクロンではなく、同社の大風量高圧3Dファンモーターを使った、2段式ですが、、しっかり吸います。
掃除機のヘッドは、自走式(パワーヘッド )です。
下部に接触センサーがあり、床にブラシが接触した状態で、ブラシがモーターの力で回ります(自走パワーアシスト)。
アシスト力はさほどは強くないですが、きちんと「吸い」ますし、操作性も軽いです。
このほか、編み方でブラシへの毛絡みを防止する工夫(からみにく〜いブラシ)もあります。これは、近年の「トレンド」でシャープも2021年から取り入れました。
操作性も、良いです。
壁際のゴミがとりやすい「ペタッとヘッド」構造など、日本企業らしく、細かい配慮があります。
2022年機からは、ヘッドの隅までブラシを拡がったので、壁ぎわの吸引力はさらに良くなりました。
センサーは、床面検知センサーが付属です。
冒頭書いたように、吸引圧の変化から床面を検知するという掃除機独特のセンサーです。
「自動(オート)」を選択する場合、強弱調整してくれます。軽量型は、どれも「じゅうたん対応水準ではない」(=使い分けが少ない)ので、この部分は過度に重視しなくてよいです。
ただ、例えば、キッチンマットなどはあるでしょうし、センサーがあればあったで、便利です。
このほか、このセンサーは、スティックを床から持ち上げた際の自動停止のためにも使われます。
バッテリー持続時間は、床面検知センサーを利用した自動運転で最大28分です。
運転強度は低い方から、標準(40分)、自動(28分)、強(11分)です。
強モードでも11分ですので、軽量機と考えれば長いです。
ただ、毛の長いカーペットを吸わせる場合、(強ボタン長押しの)フルパワーでつかう必要はあるでしょう。その場合の持続時間は非公開ですが、5分程度かと思います。
いずれにしても、カーペット対応を主要目的にする機種ではないです。
標準モードは、一方、40分(ヘッドなしならば60分)です。
ただ、シャープの場合「標準」は事実上の「弱運転」で、自動運転より弱いモードです。
フローリング用としても、こちらの持続時間は、実用上あまり参考にできません。
一方、シャープの良い部分は、充電器が「外付け」である点です。
簡単に着脱できるので、2個バッテリーを用意すれば、「充電忘れ」などのトラブルを避けられます。
個人的にこのシリーズを使っていますが、バッテリーは2個あるほうが利便性が格段に良いです。
【18V・2500mAh】BY-5SB25後継品
SHARP バッテリー BY-5SC25
¥9,682 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
【18V・1730mAh】
SHARP バッテリー BY-5SC17
¥10,800 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
SHARP バッテリー BY-5SB
¥5,280 楽天市場 (4/14執筆時)
一方、バッテリーは1個のみの付属です。
ただ、商品展開があるので簡単に増設できます。なお、2023年に型番が変更予定ですが、確認したところ、新旧で同じバッテリーです。
容量の少ないものは、持続時間が添付のものより短い割に安くないので、おすすめしません。
バッテリーの充電時間は、100分です。
後ほど見るマキタはもっと(劇的に)短いですが、先述のように、バッテリーを複数用意すれば、問題ないです。
遠心分離サイクロンは、ゴミが圧縮できる圧縮サイクロンは非採用です。
またフィルターレスではないので、ゴミ掃除の必要なフィルタは2箇所です。とはいえ、本機の場合フィルターのメンテが度々必要なわけでもないので、問題ないです。
ただ、軽量機はどれもそうですが、カップは小さいので、掃除が終わったら、1回毎「ポイ」するのが原則になります。このタイプのサイクロンは、ゴミが多くなると、若干吸引が弱くなる形式なので、その部分でもそう言えます。
清潔性も、問題ないです。
ゴミ捨ては、他社にもっと容易なモデルはありますが、2ボタンで手を汚さずゴミが捨てられる構造です。また、開ける際に、毛絡みがとれる構造(スルッとポイ)もあります。
まめにゴミを捨てる必要があるものの、その点で苦ではありません。
本体の収納は、小型軽量機種としては考えられていると言えます。
専用スタンドなしに壁際にに立て掛けるだけで完全に安定するからです。
重心構造を工夫しており、このあたりの設計も素晴らしいです。もちろん、フックも付くので、カウンターなどにちょっとかけておけるのも便利です。
一応、スタンド台も付属します。
付属品は、ヘッド内蔵で外すだけで利用できる「スグトルブラシ」が便利です。
ちょっと掃除したい場合、脚で押さえて手元レバーを引くだけで、ヘッドが外れ、ブラシが使えるからです。ハンディノズルも付属します。
そのほか、すき間や壁際の掃除がしやすい「ペタッとヘッド構造」など、日本企業らしい、使い勝手の工夫も目立ちます。
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以上、シャープのラクティブエアの紹介でした。
軽量機は次に見ていく、自走式ヘッドの日立や、業務用から派生した、短時間充電のマキタも良いです。
ただ、フローリング用には十分な吸引力がある上で、着脱式バッテリーと床面検知センサーをしっかり採用し、なにより重心バランスのよい軽い操作感である本機は、それらと比べても、優秀に思います。
小型機では久しぶりの「名機」だと思います。Atlasも愛用しています。
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なお、このシリーズは、いくつか下位機(旧機)があります。
順番に「ざっと」みておきます。
【2024年8月発売】1.2kg
6・シャープ RACTIVE Air EC-FR10-B
¥36,122 楽天市場 (4/14執筆時)
【2023年発売】1.2kg
6・シャープ RACTIVE Air EC-FR9-B
¥23,538 楽天市場 (4/14執筆時)
【2020年発売】1.4kg
6・シャープ RACTIVE Air EC-FR7-B
¥23,770 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1200グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:21分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式
センサー:床面検知
充電時間: 4時間
第1に、EC-FR9ラインです。
先ほどの機種の下位機と言えます。
こちらも旧機があります。
本体の重さは、現行機だと1200グラムです。
ただ、バッテリー量や装備の違いがあって同じ重さなので、本体素材部分でもなにかしら差があると思います。
22年機以前の場合は、重さが1.4kg、1.5kgです。
軽量化処理が突き詰めあられる前の世代だからです。
そのほか、23年旧機は、先述の「どこでもライト」が省略です。
【18V・1730mAh】
SHARP バッテリー BY-5SC17
¥10,800 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
SHARP バッテリー BY-5SB
¥5,280 楽天市場 (4/14執筆時)
バッテリー量は、明らかに少ないです。
先ほど書いた量の少ない方を搭載です。
充電器の仕様もことなり、充電時間が4時間と使い勝手が悪いです。
バッテリーも、先ほどみた量の少ない方です。
付属品も、スタンドほか「スグトルブラシ」がないなど、機能差が相当あります。
また、発売年は2023年ですが、上位機と違って、静音化技術は不採用です。
騒音値は開示がないですが、旧機と同じ構造ですので、68デシベルでしょう。
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結論的にいえば、これら3機については、最新機種に対して性能差が激しいため、あまりオススメしません。
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【2024年発売】
7・シャープ マイルームスティック EC-PT2-H
7・シャープ マイルームスティック EC-PT2-P
¥17,429 楽天市場 (4/14執筆時)
【2023年発売】
7・シャープ マイルームスティック EC-PT1-H
7・シャープ マイルームスティック EC-PT1-P
¥16,880 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1200グラム
定格電圧:10.8V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:25分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: エアタービン式
センサー:
充電時間: 3.5時間
第2に、EC-FT2ラインです。
廉価版と言えます。
新旧ありますが、性能は同じです。
同じ1200gと言う軽さですが、こちらは自走式ヘッドではないです。
パワー面も、こちらは18Vではなく、10.8Vクラスのバッテリーなので、そもそもの吸引力は他機よりだいぶ劣ります。
「スグトルブラシ」などの工夫もないですし、床面検知センサーもないので、自動運転もしません。
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結論的にいえば、本機より上位の製品とは吸引力の部分でかなり大きな差があると言えます。ターゲット層は、「1ルームをちょっと掃除したい感じの、若い1人暮らし」な方に思えます。
本機のみ、シリーズ名が「RACTIVE Air」でないのは、このような理由です。
【2024年8月発売】
8・シャープ RACTIVE Air EC-KR2-B
¥54,346 楽天市場 (4/14執筆時)
【2023年発売】
8・シャープ RACTIVE Air EC-KR1-B
¥19,800 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1200グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:24分
集塵方式:紙パック式(0.37L)
ヘッド:自走式
センサー:床面検知
充電時間: 4時間
EC-KR2ラインは、シャープの「紙パック式」のコードレス機です。
23年旧機がありますが、こちらの場合も、「どこでもライト」の有無になります。あとは、ダストカップ部分の抗菌加工も新機種からです。
ただ、価格差をふまえても、基本的には旧機で良いでしょう。
重さは、1200gです。
後ほど書くライバルの日立の紙パック式に較べて多少ですが重さはあります。
しかし、一般的に言って軽めです。
機能的にも「端までブラシ」や「ペタッとヘッド」など、サイクロン式で説明した、シャープ独自の利便性は完備です。
【5枚入り】
シャープ純正 抗菌3層紙パック EC-330PN
¥1,248 楽天市場 (4/14執筆時)
消耗品は、1枚あたり1.5ヶ月の保ちで、5枚でこの価格です。
後ほど見る、同じ紙パック式の日立機より、若干吸塵量が少ないですが、消耗品費自体は少し安めなので、ランニングコストは悪くなさそうです。
吸引力は、仕事率は非公開です。
ただ、本機も、18Vクラスなので、同社の軽量のサイクロン式並には吸うと思います。
しかし、紙パック式共通の弱点となる、紙パック式が満量近く担った際の吸引力の低下の部分について、本機は具体的な対策がないです。
この部分で対策のある日立機と比べて、どうかという部分はあります。
機能性は、同社のサイクロン式と同じです。
センサーは、本機も床質検知センサーが搭載です。
バッテリー持続時間は、センサー利用の自動運転で、最大24分です。
そのほか、標準(=弱運転)で35分、強で9分です。
先ほどみた、同社のサイクロン式に比べると、多少(15%前後)ですが、紙パック式の方が、バッテリー持続時間が短いです。
バッテリーの充電時間も、本機は、約4時間ですので、長いです。
本機の場合も、バッテリーは増設し、2個で運用した方が良いでしょう。
種類は、サイクロン式で紹介したものと同じです。
本体の収納は、スタンドが付属です。
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以上、シャープのEC-KR1の紹介でした。
紙パック式が便利に感じる方は選べる機種です。基本の吸引力自体は、サイクロン式と大きく変わらず、静音性も同等ですから。
ただ、他社(日立)と比べると、紙パック式の弱点となる、ゴミが溜まった際の、吸引力の低下についての対策が見られない点はあります。ただ、(その分)紙パック式自体が安めではあるのですが、比べた場合の弱点とはいえるかと思います。
なお、個人的には、シャープ機で選ぶ場合、ゴミ捨てが楽で、メンテもさほど手間ではないので、サイクロン式をおすすめします。
【2024年8月発売】
9・シャープ RACTIVE Air STATION EC-XR1-H
¥56,950 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1600グラム
定格電圧:14.4V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:22分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:自走式
センサー:床面検知
充電時間: 80分
RACTIVE Air STATION EC-XR1も、シャープのコードレス掃除機です。
2024年に登場した新形態の製品です。ただし、ここまでの機種の上位機というより「別ライン」と考えてください。
むしろ、後で見るパナソニック機の「後追い」で、そちらの方に酷似します。
本体の重さは、1600グラムです。
シングルハンドの製品ですが、後述する「自動ゴミ収集ステーション」が付きます。
それらの部分もあり、重心バランスはよいですが、フローリング専用ですが、極限まで軽くはないと言えます。
吸引力は、ただ、シャープの通常モデルの軽量機とは差があります。
こちらは、18V の3Dファンモーターではなく、14.4Vモーターだからです。
むしろ、パワーよりも静音性の部分の工夫が見どころです。55〜52dBという水準は、スティック型としては最小クラスの静音性です。ヘッドも制振構造です。
そのぶん、吸引力は「そこそこ」ですが、フローリング専用とすれば問題ないです。
掃除機のヘッドは、自走式(パワーヘッド )です。
大きめのソフトローラーで、こちらも、毛絡みしにくい工夫があります。
LEDライトも白色ながら本機は、ヘッド搭載なので、すき間掃除に良いでしょう。
操作性も、先述の「ペタッとヘッド」を採用するなど工夫があります。
センサーは、本機も、床面検知センサーが付属です。
バッテリー持続時間は、自動運転で最大22分です。
マニュアル運転時は、標準(=弱運転)で35分、強運転は9分と、短時間の、フルパワー運転が選べます。
強運転でも「毛の短い絨毯」ならば「まあ吸う」水準ですので、絨毯用に設計された製品ではないです。
バッテリーは、本機も、ユーザーでの交換可能です。
ただ、先ほどの機種と違い、構造的にネジで外しての入替ですので、構造として想定していないと言えます。
バッテリーの充電時間は、100分です。
一方、充電ステーションは先述のように、「ゴミ収集ステーション」です。
後ほどみる、先行したパナソニックと同じで、ステーションに戻した際に、ゴミをステーション側のモーター(ファン)で吸いこむ形です。ステーション自体は、紙パック式です。
シャープ EC-330PN(5枚入り)
¥955 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
紙パックに触らずに捨てられる構造を含めて、パナソニックと同じです。
5枚煎りで、1.5ヶ月に1回ほどの交換とされます。
こちら明示的な抗菌加工がありますが、後述するパナソニックと比べるとゴミ捨て頻度と、消耗品価格は、先行するパナソニックに少し負ける感じです(後日補足調査予定)。
清潔性の部分では、先述の紙パックほか、ステーションのダストカップも抗菌加工です。
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以上、シャープのEC-XR1-H の紹介でした。
後で見る、先行したパナソニック機と似ているのでOEMかと思ったほどです。ただ、全体として独自開発のようです。
機能は似ますが、ステーションの消臭・抗菌対策の部分で、マイナスイオン(ナノイー)を使っているパナソニックに対して、シャープ機は、同社のマイナスイオン(プラズマクラスター)を使わないなど差があります。消耗品費も少し高めです。
本体価格も先発していたパナソニックの方が安めである部分ほか、ローラー部分の工夫や、センサー性能、あるいは、モーターやヘッド由来吸引力も、一から専用開発をしたと思われるパナソニック機に比べると、少なくともスペック面で「後発の利点」といえる部分は乏しいです。
一方、パナソニック側が数字を公開しないので正確な比較はできませんが、ステーション吸引時を含めた騒音対策(静音性)は、シャープの他機同様、力強いといえます。
ステーション吸引時の騒音もパナソニック(65dB)よりよい60dBです。
ここは、シャープ機の見どころでしょう。
一般的に静音性は吸引力とバーターにはなります。ただ、フローリング掃除専用機と考えれば十分とは言えるので、静音性を重視する場合、選択肢にはなりそうです。
ただ、バッテリー交換構造を含め、同じシリーズ名でもシャープの他機とはだいぶ異なります。個人的には、(ゴミ収集ステーションがなくても)ここまでみてきたような従来機の方が便利には思います。
1-3・【軽量】・日立の掃除機の比較
続いて、日立の軽量型のコードレス掃除機を紹介します。
日立は軽量タイプは、2019年からの展開で、シャープの後発でした。ただ、毎年、新機種を投入し、現在ではラインナップとしては屈指です。
【2025年2月発売】PV-BL3M(C)
10・日立 ラクかるスティック PV-BL3M C
¥65,860 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
重さ:1100グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
センサー:床面検知
充電時間: 2時間
PV-BL3Mは、日立の軽量コードレス掃除機の「ラクかるスティック」シリーズの最新モデルです。
旧機も残りますが、2025年からフルモデルチェンジされたので、新機種を紹介したあと、違いをあとで説明します。
本体の重さは、1100グラムです。
各社をみわたしても(しっかり吸うものでは)「最軽量機級」といえます。
強度を保ちつつ部分的にパイプを削る技術(トポロジー最適化)が主に寄与しています。
吸引力は、仕事率は非公開です。
ただ、定格電圧の公開はあり、18Vクラスですので、シャープと同じ水準です。「フローリング向け」としては、パワフルでしょう。
強運転ならば、ちょっとしたじゅうたんならば「吸う」と言えます。
モーターは、2025年から、新開発の「小型・軽量ファンモーター」です。
同社によると、24年機まで採用の「ハイパワー3Dファンモーター」より、真空率が向上(10,200Pa→12,250Pa)しました。
従来同様の、三次元形状(斜流ファン)を持つ構造ですし、最新の流体解析技術をを取り入れた「進化形」とみて良いでしょう。
掃除機のヘッドは、モーターを使った自走式です。
「パワフル スマートヘッドLight」という名前が付きます。
わりと強力なモーターなので、ブラシを回転させることで吸引を強めるだけでなく、前方向への推進もアシストしてくれます。
加えて、日立機は、シンクロフラップという工夫も見どころです。
後方にフラップがあり、掃除機を「引く」動作の際も、しっかり吸塵するという機能です。 マットなどのゴミを取る際に吸い付きすぎを抑える、というメリット性もあります。
このほか、ブラシ形状を「アングル形状」にすることで、ゴミをしっかりかき出せるようにする工夫も備わります。
このほか、ブラシ部分は、最近の業界トレンドである「毛絡みを防ぐブラシ」を採用します(からまんブラシ)。
また、ゴミの見やすい緑色LEDも装備です(5灯)。
センサーは、床面検知センサーが装備です。
そのため、自動の運転強度の調整が可能です。
フローリング・畳だけなら(まあ)なくても良いでしょうが、あったらあったで便利です。
バッテリー持続時間は、標準運転、自動運転で最大30分です。
強運転で8分です。軽量機としては、かなり優秀で、結構保ちます。
日立 バッテリー PV-BL3M-008
¥13,970 楽天市場 (4/14執筆時)
バッテリーの充電時間は、約2時間です。
シャープほどではないですが、短めです。
一方、本機は、25年機から、バッテリー交換利用に対応しました。モーター部分を含めた、25年の本体改良は、交換の実装も目的だった気がします。
ただ、ここは(逆に)注意点です。
バッテリー専用の充電台があるシャープ(あるいはマキタ)と違い、バッテリーの充電は、本体にバッテリーを装着状態でのみ可能だからです。
事前に、満充電したバッテリーを取り外し、満充電にしたものをストックしておくという方式なので、あまり便利ではないです。
結論的にいえば、この仕組みは、(長年使ったあと)バッテリー消耗時の交換を、ユーザー自身できるようにするための工夫と言えます。
交換しながら連続利用する使い方は、(できるにせよ)便利ではないと言えます。この部分もあり、先ほどのバッテリーは、アクセサリーではなく「補修部品」としての販売です。
遠心分離サイクロンは、ゴミ圧縮機能(からまんプレス構造)があります。
ワンプッシュでゴミが捨てられる構造です。なお、シャープ同様に、多気筒式ではなく、フィルターレスでもないです。
ただ、軽量機(サブ機)ならば、この仕様でも問題ないと個人的には思います。メンテも特に面倒ではないです。
本体の収納は、スティックスタンドが付属します。
自立はしないので、壁際設置が原則です。
また、充電台ではないので、電源自体は本体への差し込みになります。
清潔性の面では、ダストボックス周りに加えて、ブラシも水洗いできる仕様です。
わりと良い仕様でしょう。
付属品は、 ハンディブラシ・2WAYすき間ブラシです。
説明は不要でしょう。
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以上、日立の PV-BL3Mの紹介でした。
同じほどの軽さのシャープのREACTIVE Airがライバルでしょう。
比べる場合、ゴミ圧縮ができる部分とヘッド部分の工夫においては、日立が優るように思います。緑色LEDのゴミライトで、すき間掃除の利便性の部分でも有利です。
一方、静音性ほか、バッテリー交換による連続利用を考える場合は、シャープに大きく負けると言えます。
最終的なオススメ機種は、記事の最後に改めて考えます。
ただ、掃除の後に、毎回電源コードを差し込むことが苦でない方で、フローリングメインでも(隙間などまで)わりとしっかり掃除をしたい「まめ」な方には、日立が向くでしょう。
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なお、このシリーズは、旧機と下位機が残ります。
以下で、違いを確認しておきます。
【2024年発売】PV-BL3L(C)
11・日立 ラクかるスティック PV-BL3L C
¥28,900 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
【2023年発売】PV-BL3K(N)
12・日立 ラクかるスティック PV-BL3K-N
¥30,800 楽天市場 (4/14執筆時)
【2021年発売】PV-BL3J(N)
13・日立 ラクかるスティック PV-BL3J-N
¥32,800 楽天市場 (4/14執筆時)
【2020年発売】
14・日立 ラクかるスティック PV-BL2H-N
¥29,,800 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1100グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
センサー:床面検知
充電時間: 2時間
第1に、PV-BL3Lなどです。
1つ上のモデルの旧機にあたります、数世代が残ります。
2024年機は、1世代前です。
先述のように、25年機は新モーターになった関係で、旧機は20%ほど吸込力(真空率)が高いです。
ただ、旧機でもフローリング・畳、あるいは、ちょっとしたマット程度ならば十分以上の吸引力でした。また、真空率だけで実際の吸引力が決まるわけでもないため、値段差ほどの差は感じません。
あとは、バッテリー交換に非対応だった点と、ブラシが新形状(アングル形状)になった点が目立つ違いです。バッテリーもですが、アングル形状は、真空率の強化により必要とされた仕組みに思えますし、なくても問題ないでしょう。
2023年機は、床面検知センサーが未付属になります。
先述のように、床質によって強・弱運転を自動調整してくれる機能です。
コードレス掃除機の場合、賢い自動運転で、稼働時間を「稼ぐ」ことはわりと重要です。
その点で言えば、機能性は少し落ちます。
2021年機は、バッテリーが(さらに)旧式になります。
充電時間が3.5時間と、連続利用に難があります。
2020年機は、1300gと若干重量がありました。
そのほか、ゴミが見つけやすい緑色LEDのごみくっきりライトと、毛絡みしにくいブラシが不採用でした。
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結論的にいえば、現状の価格だと2024年機にお買得感を感じます。
25年機より若干、吸込力は落ちますが、床・フローリング用として全く問題ない性能に思えます。
それ以前は「セールの値段次第」ですが、床面検知センサーは重要なので、相当安くない限り、選択肢にしなくて良いように思います。
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【2023年発売】PV-BL1K(W)
(通常型番)
15・日立 ラクかるスティック PV-BL1K-W
¥25,930 楽天市場 (4/14執筆時)
(ビック系型番)
16・日立 ラクかるスティック PV-BKL11L-W
¥39,800 楽天市場 (4/14執筆時)
(Amazon系型番)24年追加
17・日立 ラクかるスティック PV-BL1A2 K
¥36,162 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
(Amazon系旧型番)
18・日立 ラクかるスティック PV-BL1A1 W
¥32,922 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
(特定店向け型番)24年追加
19・日立 ラクかるスティック PV-BL1C4
¥29,479 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
重さ:1100グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
センサー:
充電時間: 2時間
第2に、PV-BL1Kなどです。
1つ上でみた「ラクかるスティック」の「2023年機」をベースとする下位シリーズ(廉価版)と考えてください。
重さは、本機も、1100gです。
装備面では、ただ、モーターが25年機に比べて旧式である上で、2023年機ベースですから、床面検知センサーもない世代です。
その上で、ヘッドのLEDライトがない仕様になります。
アクセサリーも、隙間ブラシが2WAYでなくなります。
あとは、1つ上でみた製品(23年機)と変わりません。
一方、特定店向けに別型番で販売される製品がいくつかあります。
ビック系は、伸縮式で伸ばせる隙間ノズルが「おまけ」で付く以外は他機と変わりません。
Amazon系は、一方、旧型番( PV-BL1A1)のモデルは、バッテリーの充電時間が2.5時間と遅くなります。
特定店向けは、同社の過去モデル(2022年)で添付が見られた「ファブリックヘッド」がおまけです。おそらく、在庫処分でしょう。
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結論的にいえば、上位機の「型落ち」と比べても、そこまで大きな価格差はないです。
また、先ほども書いたように、床面検知センサーは、「欲しい装備」ですし、若干選びにくい感じがあります。
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【2024年発売】PV-BHL4000J N後継
20・日立 ラクかるパワーブーストサイクロン PV-BHL5000J N
20・日立 ラクかるパワーブーストサイクロン PV-BHL5000J R
¥69,980 ジャパネット限定 (4/14執筆時)
重さ:1300グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
センサー:床面検知
充電時間: 2時間
第3に、 PV-BHL5000J Nです。
恒例の(下取りキャンペーン)ジャパネットのオリジナルモデルです。
下取りがあると、以上の価格から所定額割り引かれます。
仕様は、冒頭みた2024年モデルの「ラクかる」から、ヘッドのいパワフル スマートヘッド Plusに上位機相当にした製品です。
このヘッドは、後ほど見る、1つ上位の パワかるスティックと同じ装備です。
LEDヘッドのライト(ゴミクッキリライト)も、LED数が多い上位版になります。
重さは、ヘッドの違いから、1300gです。
200gですが重めです。
ヘッドの機能性は通常機と同じですが、吸引部ほか、パイプ径(+長さ)も拡がるので、吸う力は通常機より少し良いと言えます。
それゆえ「ラクかるパワーブーストサイクロン」という特別な名前になります。
モーター出力は、18Vですので、先ほどの機種と同じです。
上位機(パワかるスティック)だと、21.6Vですので、20%弱の差はあるとも言えます。
通常だとスタンドが未付属(別売8000円)ですが、キャンペーン時だと付いている場合があります。
センサーは、元となるのが2024年機なので、床面検知センサーは装備です。
床面を推定して、出力調整しつつの賢い自動運転ができます。
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結論的にいえば、(店頭で他機と実物の軽さを比べなられない部分で)通販向き商材かなと思います。
ジャパネットオリジナルモデルの日立製品は、(同社で扱う日立の炊飯機などでもそうなのですが)1つ上のグレードの一部の機能をの一部を付け足して、「真ん中グレード」にしている場合が多いです。
本機もそうです。
先ほどみた「ラクかるスティック」の現行機のモーターと、上位の「パワかるスティック」のヘッドを、合わせた仕様ですので。
調査時の下取りを前提にするならば、抜群にお得には思えません。ただ、そこまで価格差はないので値付けは「妥当」です。
ただ、先ほどの機種ほか、あとでみる(100g重いが、パワーは20%勝る)上位の「パワかるスティック」との価格差は、みてから決めても良いでしょう。
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【2024年8月発売】
21・日立 すごかるスティック PV-BS1M(H)
¥33,131 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
【2023年発売】PV-BS1L-W
22・日立 すごかるスティック PV-BS1L(W)
¥26,940 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:970グラム
吸い込み仕事率:14.4V
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
センサー:床面検知
充電時間: 2時間
第4に、PV-BS1L(W)です。
さらに軽量化を進めた機種で、すごかるスティックという機種です。
Atlasが知る限り、発売時において自走式ヘッドを採用する機種では歴代最軽量だと思います。後ほど見る東芝機(1kg)に対抗してだしたのだと思います。
なお、旧機種が残ります。
新機種は、このグレードでは旧機では搭載がなかった、ゴミくっきりライトが搭載です。
そのほか本機の場合も、床面検知センサーは、24年機からの搭載ですので、旧機種は、センサーによる運転強度の自動調整は対応できません。ただ、主にフローリングだけならば、なくても良いでしょう。
あとは若干のブラシの改良があった程度で同じです。
一方、ここまでみた製品と比べる場合、ヘッドのシンクロフラップが不採用なだけで、あとは冒頭の機種と仕様差はないです。
モーターは、軽量化のため出力(吸引力)がやや犠牲になる部分がありそうです。
電圧もただ、本機は14.4Vクラスですから。
そのほか、スタンドが未付属になります。ただ、写真のような使い方を提案するものなので、ここは問題ないです。
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結論的にいえば、一点突破型に軽量性を突き詰めた部分で、個性的な機種に思えます。
こういったコンセプトの機種は個人的に好きなのですが、軽量機が自走式である必要性があるかについては、やはり疑問には感じます。
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【2022年12月発売】(後継上位機あり)
23・日立 かるパックスティック PKV-BK3K-V
¥34,296 楽天市場 (4/14執筆時)
重さ:1100グラム
定格電圧:18V
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:紙パック式 (0.4L)
ヘッド: 自走式
センサー:
充電時間:2時間
第4に、 PKV-BK3K(V) です。
22年旧機の仕様を「紙パック式」にしたものです。
本体の重さは、1100グラムです。
本体形状はすこし異なるのですが、バランスを含めて、先ほどみたサイクロン式の「ラクかるスティック」とほぼ変わらないと言えます。
吸引力は、仕事率が非開示です。
ただ、同じモーターですので、同じほどと言えます。
ゴミ袋が空の状態で吸わせた感じではありますが、実際、吸引力は「ラクかる」と変わらないと感じです。
紙パック式の弱点といえる、パックが一杯に近づいた際の吸引力の低下も、風経路を工夫した「パワー長持ち機構」で、軽減されるでしょう。
日立 3枚入り紙パック 抗菌対応 GP-S120FS
¥1,055 Amazon.co.jp (4/14執筆時)
紙パックは、0.4Lサイズのこちらが純正です。
最初に1枚付属します。
ただし、0.4Lという集塵量は、同社の(押し歩くタイプの)キャニスター型掃除機のパックの1/4〜1/3です。
パック自体も専用サイズということを考えると、消耗品費は安くはないでしょう。日立は「2ヶ月に1回ほど」といいますが、サブ機的な使い方の場合に思います。
センサーは、2022年世代ベースなので、床面検知センサーがない世代です。
自動運転はできません。
そのほかの部分は、バッテリー充電時間が、2時間と短時間になる以外は「ラクかるスティック」の仕様と同じです。
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結論的にいえば、軽量スティックハンディ掃除機で、紙パック式というのは意外と「市場にない」ので珍しい製品です。
ただ、本体価格があまり安くない上で、0.4Lという集塵量が消耗品費の上でネックです。
とはいえ、フィルターほかのメンテの手間がが少なくて済む部分で、紙パック式は良い部分もあります。その部分のメリット性をどこまで評価できるかでしょう。
次回に続く!
コードレス掃除機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、軽量なコードレスの掃除機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・軽量なコードレス掃除機の比較 (2)
2-1:日立 2〈日本〉
2-2:パナソニック〈日本〉
3・軽量なコードレス掃除機の比較 (3)
3-1:東芝〈日本〉
3-2:シャーク〈米国〉
4・軽量なコードレス掃除機の比較 (4)
4-1:マキタ〈日本〉
5・軽量なコードレス掃除機の比較 (5)
5-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
6・軽量なコードレス掃除機の比較 (6)
6-1:ダイソン 〈英国〉
6-2:AQUA〈日本〉
6-3:他の企業〈各社〉
7・おすすめのコードレス掃除機【結論】
=:終的な「おすすめ機種」の提案
続く、2回目記事(こちら)では、日立の残りの製品をみたあと、パナソニックの「軽量なコードレス掃除機」を追加で紹介します。
吸引力の強さ ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
掃除機の軽さ ★★★★★
ヘッドの性能 ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら