【今回レビューする内容】2023年 軽いコードレス・スティック式掃除機の性能とおすすめ・選び方: フローリング向けコードレス掃除機:人気機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】シャープ RACTIVE Air EC-AR9 EC-AR7 EC-FR7 EC-VR3SX-S EC-VR3S-N EC-FR7-B EC-FR5-B EC-FR9-B 日立 PV-BL3K-N PV-BL1J-W PV-BL2H PV-BL3J PV-BL50J PV-BL30J PV-BL1K PV-BL50K PV-BL30K かるパックスティック PKV-BK3K-V すごかるスティック PV-BS1L パナソニック MC-NS10K MC-SBU1F MC-SBV01 Shark CS200J CS401J CS501J 東芝 VC-CLW32 VC-CLS12 VC-CLS11 アイリスオーヤマ daspo SCD-S1P SCD-L2P マキタ CL107FDSHW CL108FDSHW Dyson Micro Plus SV33 FF PL Dyson Omni-glide Complete SV19 Shark EVOPOWER SYSTEM CS401 ほか
今回のお題
軽量なコードレス掃除機のおすすめはどれ?
ども!Atlasです。
今日は、2023年8月現在、最新の軽量コードレス掃除機を比較します。
本体の「軽さ」を最重要視しつつも、しっかりした「吸引力」が確保される機種を探していきます。
そのほか、バッテリー持続時間、ゴミセンサーの性能、収納性など、利便性にかかわる部分も重視して比較します。
1・軽量なコードレス掃除機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ〈日本〉
1-3:日立 〈日本〉
1-4:パナソニック〈日本〉
2・軽量なコードレス掃除機の比較 (2)
2-1:東芝〈日本〉
2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
3・軽量なコードレス掃除機の比較 (3)
3-1:マキタ〈日本〉
3-2:ダイソン 〈英国〉
3-3:シャーク〈米国〉
3-4:レイコップ〈韓国〉
4・おすすめのコードレス掃除機【結論】
=最終的な「おすすめ機種」の提案
その後、以上のようなメーカー順に、各製品をみていくという構成しました。
ただ、ご覧頂くにあたり、一点だけ「注意」をお願いします。
1・強力なコードレス掃除機の比較
・主な使途:じゅうたん・畳も対応
・重さ: 1.5kg〜3kg
2・軽量なコードレス掃除機の比較
・主な使途:フローリング
・重さ:0.8kg〜1.5kg
3・2WAY式コードレス掃除機の比較
・主な使途:フローリング
・重さ:2kg〜3kg
今回の記事では、基本的に「超軽量」な機種しか扱いません。
簡単に言えば、十分に「じゅうたんに対応できない水準」のコードレス掃除機の紹介と考えてください。
そのため、ご自宅の「メイン機」にするつもりで、対応モデルをお探しだった場合、【強力なコードレス掃除機の比較】という別記事を用意しています。
恐れ入りますが、そちらをご覧頂くように、お願いします。
最近だと、2kgを切る水準でも「じゅうたん対応」と言えるモデルが出ていますので。
よろしくお願いします。
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吸引力の強さ ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
掃除機の軽さ ★★★★★
ヘッドの性能 ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、今回は、主にフローリング用として向く、軽量なコードレス掃除機を紹介していきます。
その上で、最後の結論編(こちら)では、上表のようなポイントをふまえつつ、全機種から、目的別・価格別におすすめ機種を提案していきたいと思います。
よろしくお願いします。
1-1・軽量コードレス掃除機の選び方の基本
はじめに、軽量コードレス掃除機の「選び方の基本」の説明をしておきます。
1・掃除機のパワー
2・本体の軽量性
3・バッテリー稼働時間
4・掃除機のセンサー
5・本体の収納方法
本編記事への「導入」をかねて、以上の要素について、順番に説明していきます。
第1に、掃除機のパワーです。
軽量機の場合、搭載するモーターの限界から、先述のように「フローリングメイン」と言わざるを得ない機種が多いです。
正確に言えば、短時間、約6畳以下の面積で「毛の短いじゅうたん」ならば「まあ吸う」と言えます。
ただ、吸わせるために「ブースト(強運転)」でないと駄目で、そうなるとたいていの機種だと10分前後でバッテリーが「尽き」ます。
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結論的にいえば、1台強力な「メイン機」をお持ちで、サブ機的につかうわけでないならば、じゅうたんには「使えない」と考えて良いです。
繰り返しますが、メイン機として使いたい場合は、【強力なコードレス掃除機の比較】で紹介している機種のうち「できるだけ軽い」ものを選ぶのが無難と言えます。
このほか、畳の場合について良く聞かれます。
畳の場合、結構奥にゴミが沈むので「じゅうたん用」でないと吸わないというのが、Atlasの意見です。以前、試しに、軽量機で畳をかけたあと、キャニスターで吸わせてみましたが、取り残しだらけでした。
第2に、本体の軽量性です。
最近の技術水準だと、フローリング用ならば、1.5kgを切るのも「当たり前」になってきました。
しっかり「吸う」モデルに限定して言えば、1.0kg〜1.3kgあたりで、各社が最軽量を競っている状況と言えます。
モーターの軽量化技術や、カーボンパイプなどの新素材を利用してのことなので、「軽いから壊れやすい」ということはないです。
ただ、軽ければそれで良いというわけではなくヘッドにブラシがなく、しっかり吸引できないモデルなど
以前は、軽量の掃除機と言えば、「通販生活」などでも有名な「マキタの掃除機」1択でした。
しかし、シャープなどが1.5kgを切る優秀な軽量機を出してきており、市場を賑わせています。
また、「自走式ヘッド」を搭載した強力モデルも、2kg前後の軽量機を出しており、「重さ」は比較基準として特に重要となっています。
第3に、バッテリー稼働時間です。
最近の機種は、モーターやバッテリーの効率を大幅に改善し、標準運転で30分以上連続運転できる機種も多くなっています。
また、それだけではなく、バッテリーを簡単取り外せるように設計し、「片方を充電しながら」常に利用できるような設計思想の機種も現れています。
今回はこのような「面白い機種」も多く紹介しました。
第4に、掃除機のセンサー(自動運転)です。
必要なときだけ「強運転」にすることで、運転時間が延ばせる「自動運転モード」の搭載は軽量機の場合も重要です。
軽量化のため、搭載バッテリー量が少なめになるからです。
自動運転は、2種類の方式があります。
床質をじゅうたんと判断した場合だけ強運転をする床面検知センサー式と、ゴミ量が多い時だけ強運転をするゴミ量センサー式とがあります。
一長一短があります。
床面検知センサー式(日立・シャープほか)は、じゅうたんを検知すると自動でパワフルになるのがメリットです。
しかし、じゅうたんなど「ゴミ残り」が把握できないのがデメリットです。
ゴミ量センサー式(ダイソン・パナソニックほか)は見えない「ゴミ残り」をLEDランプで視覚的に検知できるのがメリットです。
しかし、カーペット検知ができないので、手動で強運転にしないと、奥に潜むゴミを取り切れないとは言えます。
このように、2方式には一長一短があります。
軽量機は先述のように、そもそも「フローリング用」です。
その用途で考える場合ですが、ペットなどの買われている場合は、アレル物質を含む(見えないゴミを吸塵しやすい点で)、ゴミ量センサー式が少し良いかと思います。
そうでもないならば、どちらでも良いように思います。フローリングメインの部屋でも、部分的なマットなどはあるでしょうし、そうでなくても、ゴミの多いところで勝手に強くしてくれる床面検知センサー式が便利に感じるシーンはあります。
第5に、本体の収納方法です。
各社からは、各社工夫を凝らす部分ですが、壁に簡単に立て掛けて充電できたり、自立して置ける機種が出はじめています。
小型機の場合、どこでも置けてしまうのですが、倒れると壊れる可能性はありますし、重心バランスを含めて、やはり考えて良い部分と言えます。
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以上、比較的軽めのコードレス掃除機の選び方の基本について書きました。
今回の記事では、これらの点を重視しながら、メーカーごと、主要なコードレス掃除機を比較していきます。
1・軽量なコードレス掃除機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:シャープ〈日本〉
1-3:日立 〈日本〉
2・軽量なコードレス掃除機の比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-2:東芝〈日本〉
2-3:パナソニック〈日本〉
3・軽量なコードレス掃除機の比較 (3)
3-1:マキタ〈日本〉
3-2:ダイソン 〈英国〉
3-3:シャーク〈米国〉
3-4:レイコップ〈韓国〉
4・おすすめのコードレス掃除機【結論】
=最終的な「おすすめ機種」の提案
冒頭に書いたように、以上のような、企業順に、各社の製品を説明していくつもりです。
1-1・【軽量】シャープの機種の比較
はじめに、シャープの軽量型の機種を紹介します。
大手家電企業だけで言えば、最も軽量なコードレス掃除機に力を入れている企業です。
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なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントを赤字で、イマイチな点は青字で書いていきます。
【2023年8月発売予定】(ホワイト・ブラック)
1・シャープ RACTIVE Air EC-AR9-W
1・シャープ RACTIVE Air EC-AR9-B
¥(72,600) 楽天市場 (8/5執筆時)
【2022年発売】(ホワイト・ブラック)
2・シャープ RACTIVE Air EC-AR8-W
2・シャープ RACTIVE Air EC-AR8-B
¥31,886 楽天市場 (8/5執筆時)
【2021年発売】(ピンク・ゴールド)
3・シャープ RACTIVE Air EC-AR7-P
3・シャープ RACTIVE Air EC-AR7-N
¥39,800 楽天市場 (8/5執筆時)
重さ:1200グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:28分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: エアタービン式
充電時間: 80分
EC-AR9ラインは、シャープの軽量なコードレス掃除機です。
「ラクティブエア」というシリーズ名で、高性能な軽量なコードレス掃除機の「先駆け」として長年の人気があります。
一方、本機は、旧機種が残ります。
2022年機は、新機種に比べると静音化処理が旧世代です。
この世代だと、強運転時に68デシベル・SONE値で19.1でした。最新機は、64デシベル・SONE値で16.4まで軽減されます。実感音のSONE値で約14%静かになっています。
パワーを犠牲にせず、制振・遮音処理でなしているので、新機種では「進化した」と言えます。
2021年機は、使い勝手の部分で、それ以降の機種と異なります。
後ほど書くように、シャープ機は、従来から足で押さえながらの手元スイッチで、ハンディ(あるいは、すき間掃除)への転換が容易な構造(スグトル構造)です。
その際、取り外したヘッド(あるいはパイプ付きヘッド)が自立するようになったのが、これ以後の機種の改良点です(新スグトル構造)。
利用後、床掃除に「すばやく戻れる」ので、シンプルなようでいて、かなり便利な進化にでした。
あとは、ブラシの改良で、左右の際のゴミが取りやすく改良された点が以降との違いです。
一方、この世代は、赤外線式のグリップセンサーが付いていました。その後の世代でなくなりました。床面検知で、持ち上げれば止まるので(まあ)不要との判断でしょう。ただ、ちょっと立て掛けておくときには、あればあったで「便利」だった気はします。
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結論的にいえば、この価格差ならば2022年機が最もよいでしょう。個人的には旧機でも音は気になりませんでした。
あとは、基本仕様は同じなので、新機種をベースにしながら説明していきます。
本体の重さは、1200グラムです。
RACTIVE Airという名前が示すとおりとても軽いです。
重心バランスも考えられていて、操作性はかなり良いです。
なお、パイプ素材は2021年まではドライカーボンでした。
今はアルミ系の軽量素材です。そのほか、モーターの軽量化をすることで、この重さにしています。
吸引力は、ターボモーター採用で、小型機としては強いほうです。
同社の大風量高圧3Dファンモーターを使っていますが、しっかり吸います。
掃除機のヘッドは、ただ、モーターを使わないエアータービン式です。
軽量化優先でモーターは採用しません。ただ、空気の力でブラシが回転します。「フローリングメイン」の機種ですし、個人的にはこの仕様で良いと思っています。
ちょっとしたカーペットならば、きちんと「吸い」ますし、操作性も軽いです。
このほか、編み方でブラシへの毛絡みを防止する工夫(からみにく〜いブラシ)もあります。これは、近年の「トレンド」でシャープも2021年から取り入れました。
操作性も、良いです。
壁際のゴミがとりやすい「ペタッとヘッド」構造など、日本企業らしく、細かい配慮があります。
2022年機からは、ヘッドの隅までブラシを拡がったので、壁ぎわの吸引力はさらに良くなりました。
バッテリー持続時間は、標準運転で、最大28分です。
一方、シャープの良い部分は、充電器が「外付け」である点です。
簡単に着脱できるので、2個バッテリーを用意すれば、「充電忘れ」などのトラブルを避けられます。
個人的にこのシリーズを使っていますが、バッテリーは2個あるほうが利便性が格段に良いです。
【18V・2500mAh】
SHARP バッテリー BY-5SC25
¥11,800 楽天市場 (8/5執筆時)
SHARP バッテリー BY-5SB25
¥8,800 楽天市場 (8/5執筆時)
【18V・17300mAh】
SHARP バッテリー BY-5SC17
¥10,890 楽天市場 (8/5執筆時)
SHARP バッテリー BY-5SB
¥8,000 楽天市場 (8/5執筆時)
一方、バッテリーは1個のみの付属です。
ただ、商品展開があるので簡単に増設できます。なお、2023年に型番が変更予定ですが、確認したところ、新旧で同じバッテリーです。
なお容量の少ないものは、持続時間が添付のものより短い割に安くないので、おすすめしません。
センサーは、床面検知センサーが付属です。
冒頭書いたように、吸引圧の変化から床面を検知するという掃除機独特のセンサーです。
センサー利用時は「自動(オート)」で強弱調整してくれます。
軽量型は、どれも「じゅうたん対応水準ではない」(=使い分けが少ない)ので、この部分は過度に重視しなくてよいです。
ただ、例えば、キッチンマットなどはあるでしょうし、センサーがあればあったで、便利です。
バッテリーの充電時間は、100分です。
後ほど見るマキタはもっと(劇的に)短いですが、先述のように、バッテリーを複数用意すれば、問題ないです。
遠心分離サイクロンは、ゴミが圧縮できる圧縮サイクロンは非採用です。
またフィルターレスではないので、ゴミ掃除の必要なフィルタは2箇所です。とはいえ、本機の場合フィルターのメンテが度々必要なわけでもないので、問題ないです。
ただ、軽量機はどれもそうですが、カップは小さいので、掃除が終わったら、1回毎「ポイ」するのが原則になります。このタイプのサイクロンは、ゴミが多くなると、若干吸引が弱くなる形式なので、その部分でもそう言えます。
清潔性も、問題ないです。
ゴミ捨ては、他社にもっと容易なモデルはありますが、2ボタンで手を汚さずゴミが捨てられる構造です。また、開ける際に、毛絡みがとれる構造(スルッとポイ)もあります。
まめにゴミを捨てる必要があるものの、その点で苦ではありません。
本体の収納は、小型軽量機種としては考えられていると言えます。
専用スタンドなしに壁際にに立て掛けるだけで完全に安定するからです。
重心構造を工夫しており、このあたりの設計も素晴らしいです。もちろん、フックも付くので、カウンターなどにちょっとかけておけるのも便利です。
一応、スタンド台も付属します。
付属品は、ヘッド内蔵で外すだけで利用できる「スグトルブラシ」が便利です。
ちょっと掃除したい場合、脚で押さえて手元レバーを引くだけで、ヘッドが外れ、ブラシが使えるからです。ハンディノズルも付属します。
そのほか、すき間や壁際の掃除がしやすい「ペタッとヘッド構造」など、日本企業らしい、使い勝手の工夫も目立ちます。
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以上、シャープのラクティブエアの紹介でした。
軽量機は次に見ていく、自走式ヘッドの日立や、業務用から派生した、短時間充電のマキタも良いです。
ただ、フローリング用には十分な吸引力がある上で、着脱式バッテリーと床面検知センサーをしっかり採用し、なにより重心バランスのよい軽い操作感である本機は、それらと比べても、優秀に思います。
小型機では久しぶりの「名機」だと思います。Atlasも愛用しています。
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なお、このシリーズは、毎年仕様を大きく変えていたので「予備部品在庫」が多いためか、新品のアウトレットモデルが、ネットでは豊富です。
順番に「ざっと」みておきます。
【2019年8月発売】
(バッテリー2個)
4・シャープ RACTIVE Air EC-VR3SX-S
4・シャープ RACTIVE Air EC-VR3SX-N
¥39,374 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
(バッテリー1個)
5・シャープ RACTIVE Air EC-VR3S-N
¥29,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
重さ:1300グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:20分×2
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: エアタービン式
充電時間: 80分
第1に、EC-VR3SXラインです。
2019年の上位仕様の機種で、アウトレット的にまだ売られます。
重さは、1300gです。
新機種よりわずかに思いですが、一般的には「軽い」といえる水準です。
一世代新しい、2021年機(EC-AR7)に対して、スタンドがないのと、ゴミ箱の構造が多少違って、毛絡みの自動除去(スルッとポイ」)がないのが違いです。
ただ、これらは、気にするほどではないです。
このシリーズは、スタンドなしでも立て掛けやすい構造ですから、実際問題はすくないでしょう。
モーターは最新機と同じ世代ですし、絶対欲しいと言える、「スグトルブラシ」の工夫もあります。この世代田尾t、「グリップセンサー」も装備です。
【18V・17300mAh】
SHARP バッテリー BY-5SC17
¥10,890 楽天市場 (8/5執筆時)
SHARP バッテリー BY-5SB
¥8,000 楽天市場 (8/5執筆時)
EC-VR3SXは、持続時間が短い旧世代のほうとはなりますが、別に買うと割と高めのバッテリーが2個付属します。充電時間も80分です。
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結論的にいえば、バッテリー2個付属のEC-VR3SXは、バッテリー1個の価格を加味して、2021年機より十分に安い場合は、選んでも良いように思えます。
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【2023年発売】1.2kg
6・シャープ RACTIVE Air EC-FR9-B
¥34,514 楽天市場 (8/5執筆時)
【2020年発売】1.4kg
6・シャープ RACTIVE Air EC-FR7-B
¥25,980 楽天市場 (8/5執筆時)
【2019年発売】1.5kg
7・シャープ RACTIVE Air EC-FR5-B
¥26,900 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
重さ:1200グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:21分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: エアタービン式
充電時間: 4時間
第2に、EC-FR9ラインです。
2023年発売の製品ですが、廉価版と言えます。
本体の重さは、1200グラムです。
重さは新機種と同じです。
ただ、バッテリー量や装備の違いがあって同じ重さなので、本体素材部分でもなにかしら差があると思います。
【18V・17300mAh】
SHARP バッテリー BY-5SC17
¥10,890 楽天市場 (8/5執筆時)
SHARP バッテリー BY-5SB
¥8,000 楽天市場 (8/5執筆時)
バッテリー量は、明らかに少ないです。
先ほど書いた量の少ない方を搭載です。
また、赤外線式のグリップセンサーは旧機も含めて省略です。
充電器の仕様もことなり、充電時間が4時間と使い勝手が悪いです。
バッテリーも、先ほどみた量の少ない方です。
付属品も、スタンドほか「スグトルブラシ」がないなど、機能差が相当あります。
また、発売年は2023年ですが、上位機と違って、静音化技術は不採用です。
騒音値は開示がないですが、旧機と同じ構造ですので、68デシベルでしょう。
また、EC-FR7ライン・EC-FR5ラインは、同じ廉価版グレード旧機です。
発売時期の関係で軽量化の度合いが異なります。
軽量化処理が突き詰めあられる前の世代になるので、重さが1500gです。
なお、EC-FR5ラインだけは、スタンドが付きます。
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結論的にいえば、これら3機については、最新機種に対して性能差が激しいため、あまりオススメしません。
1-3・【軽量】・日立の掃除機の比較
続いて、日立の軽量型のコードレス掃除機を紹介します。
日立は軽量タイプは、2019年からの展開で、シャープの後発でした。ただ、毎年、新機種を投入し、現在ではラインナップとしては屈指です。
【上位機種】
【2023年2月発売】PV-BL3K(N)
8・日立 ラクかるスティック PV-BL3K-N
¥44,000 楽天市場 (8/5執筆時)
【2021年発売】PV-BL3J(N)
8・日立 ラクかるスティック PV-BL3J-N
¥38,400 楽天市場 (8/5執筆時)
【2020年発売】
8・日立 ラクかるスティック PV-BL2H N
¥30,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【下位機種】
【2022年発売】PV-BL1K(W)
9・日立 ラクかるスティック PV-BL1K-W
¥27,248 楽天市場 (8/5執筆時)
【2021年発売】PV-BL1J(W)
9・日立 ラクかるスティック PV-BL1J-W
¥28,800 楽天市場 (8/5執筆時)
重さ:1100グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 2時間
ラクかるスティックは、日立の軽量コードレス掃除機です。
大きく分けて、上位機と下位機があります。
上位機は、旧機種をふくめて、3世代が残ります。
2023年機は、最新機です。
この世代から、24W出力になったので、充電時間が従来の3.5時間から大幅に短縮されました。良い改善に思えます。
2022年機は、この改良がない世代です。
2021年機は、1300gと若干重量がありました。そのほか、ゴミが見つけやすい緑色LEDのごみくっきりライトと、毛絡みしにくいブラシが不採用でした。
下位機は、旧機種をふくめて、2世代が残ります。
こちらは、どの世代もライトがないほか、隙間ブラシが2WAYでなくなります。
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結論的にいえば、充電時間の差ほか、ゴミくっきりライトは、日立機の個性として大きなものをしめますので、値段差をふまえても、現行の上位機がよさそうに見えます。
あとは、だいたい同じなので同時にみていきます。
本体の重さは、1100グラムです。
各社をみわたしても(しっかり吸うものでは)「最軽量機級」といえます。
強度を保ちつつ部分的にパイプを削る技術(トポロジー最適化)が主に寄与しています。
吸引力は、仕事率は非公開です。
冒頭書いたように、コードレス掃除機は公開する企業のほうが珍しいので、ここは仕方ない部分です。
一方、本機の場合、ハイパワー3Dファンモーターがポイントです。
アルミ素材で軽量化を図りつつ、新開発の斜流ファンと固定翼の工夫で小型ながら吸引力を担保する構造です。
ただし、パワーの面では、シャープと同じで「フローリング向け」です。
「ターボモード」もありますが5秒間ですので、あまり意味ないといえます。
掃除機のヘッドは、モーターを使った自走式です。
「パワフル スマートヘッドLight」という名前が付きます。
わりと強力なモーターなので、ブラシを回転させることで吸引を強めるだけでなく、前方向への推進もアシストしてくれます。
シャープの製品は、モータを使わないエアタービン式でした。
この部分は日立が付け加えた「ワンポイント」と言えます。
加えて、日立機は、シンクロフラップという工夫も見どころです。
後方にフラップがあり、掃除機を「引く」動作の際も、しっかり吸塵するという機能です。
マットなどのゴミを取る際に吸い付きすぎを抑える、というメリット性もあります。
また、ヘッドには最近の業界トレンドである「毛絡みを防ぐブラシ」を採用します。
また、ゴミの見やすい緑色LEDも装備です。
バッテリー持続時間は、標準で最大30分駆動できます。
十分な時間ですが、シャープと較べる場合、取り外し・交換はできません。
バッテリーの充電時間は、約3.5時間です。
交換できない仕様ですし、時間がかかる点はすこし問題です。
センサーは、未付属です。
床面検知センサーがないので、自動の強弱調整はしません。
ただ、じゅうたん対応機ではないので、フローリング・畳だけなら(まあ)なくても良いでしょう。
遠心分離サイクロンは、ゴミ圧縮機能(からまんプレス構造)があります。
ワンプッシュでゴミが捨てられる構造です。なお、シャープ同様に、多気筒式ではなく、フィルターレスでもないです。
ただ、軽量機(サブ機)ならば、この仕様でも問題ないと個人的には思います。メンテも特に面倒ではないです。
本体の収納は、スティックスタンドが付属します。
自立はしないので、壁際設置が原則です。
清潔性の面では、ダストボックス周りに加えて、ブラシも水洗いできる仕様です。
わりと良い仕様でしょう。
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以上、日立の PV-BL3J-N の紹介でした。
シャープのREACTIVE Airがライバルでしょう。較べる場合、日立の一番の「売り」は「自走式ヘッド」「ゴミ圧縮機能」の搭載です。
イマイチなのは、「バッテリー充電時間とが取り外しできない点」、あるいは、センサーがない点でしょう。
最終的なオススメ機種は、記事の最後に改めて考えます。
しかし、結論を先取りして言えば、フローリングがメインの掃除機の場合、(軽く、操作性も良いので)必ずしも自走式でなくても良いような気はします。
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【2023年8月発売】
10・日立 すごかるスティック PV-BS1L(W)
¥52,800 楽天市場 (8/5執筆時)
重さ:970グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間: 2時間
なお、日立は2023年にさらに軽量化を進めたすごかるスティックを発売しています。
Atlasが知る限り、発売時において自走式ヘッドを採用する機種では歴代最軽量だと思います。後ほど見る東芝機(1kg)に対抗してだしたのだと思います。
比べる場合、ヘッドは緑色LEDとシンクロフラップが不採用なだけで、あとは同じです。
モーターは、ただ、詳しい情報が未記載です。
おそらく、軽量化のため出力(吸引力)がやや犠牲になる部分がありそうです。
そのほか、スタンドが未付属になります。ただ、写真のような使い方を提案するものなので、ここは問題ないです。
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結論的にいえば、一点突破型に軽量性を突き詰めた部分で、個性的な機種に思えます。
こういったコンセプトの機種は個人的に好きなのですが、軽量機が自走式である必要性があるかについては、やはり疑問には感じます。
【2022年12月発売】PKV-BK3K(V)
11・日立 かるパックスティック PKV-BK3K-V
¥43,027 楽天市場 (8/5執筆時)
重さ:1100グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:30分
集塵方式:紙パック式 (0.4L)
ヘッド: 自走式
充電時間:2時間
かるパックスティック PKV-BK3K も、日立の軽量タイプの上位機です。
上で見た「ラクかるスティック」の仕様を基にしながら「紙パック式」にした製品です。
「高級」な軽量スティックハンディ掃除機で、紙パック式というのは「市場にない」ので、良いマーケティングに思えます。
本体の重さは、本機も1100グラムです。
紙パック式なので、本体形状はすこし異なるのですが、バランスを含めて上で見た「ラクかるスティック」とほぼ変わらないと言えます。
吸引力は、仕事率が非開示です。
モーターはこちらもハイパワー3Dファンモーターです。
ゴミ袋が空の状態で吸わせた感じではありますが、吸引力は「ラクかる」と変わらないと感じです。
紙パック式の弱点といえる、パックが一杯に近づいた際の吸引力の低下も、風経路を工夫した「パワー長持ち機構」で、軽減されるでしょう。
日立 3枚入り紙パック GP-S120FS
¥1,199 楽天市場 (8/5執筆時)
紙パックは、0.4Lサイズのこちらが純正です。
最初に1枚付属します。
集塵性能のほか、抗菌に配慮がある製品です。
ただし、0.4Lという集塵量は、同社の(押し歩くタイプの)キャニスター型掃除機のパックの1/4〜1/3です。
パック自体も専用サイズということを考えると、消耗品費は安くはないでしょう。日立は「2ヶ月に1回ほど」といいますが、サブ機的な使い方の場合に思います。
そのほかの部分は、バッテリー充電時間が、2時間と短時間になる以外は「ラクかるスティック」の仕様と同じです。
ヘッドの構造や、付属品、バッテリー持続時間を含めて変わりません。
そちらの説明をご覧ください。
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以上、日立のかるパックスティック PKV-BK3K の紹介でした。
軽量スティックハンディ掃除機で、紙パック式というのは意外と「市場にない」ので珍しい製品です。
ただ、本体価格があまり安くない上で、0.4Lという集塵量が消耗品費の上でネックです。
とはいえ、フィルターほかのメンテの手間がが少なくて済む部分で、紙パック式は良い部分もあります。その部分のメリット性をどこまで評価できるかでしょう。
【2022年11月発売】
【上位機種】
12・日立 パワかるスティック PV-BL50K-N
¥52,749 楽天市場 (8/5執筆時)
【下位機種】
13・日立 パワかるスティック PV-BL30K-N
¥43,123 楽天市場 (8/5執筆時)
【2021年発売】
【上位機種】
14・日立 パワかるスティック PV-BL50J-N
¥50,500 楽天市場 (8/5執筆時)
【下位機種】
15・日立 パワかるスティック PV-BL30J-N
¥42,060 楽天市場 (8/5執筆時)
重さ:1400グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:40分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド: 自走式
充電時間:3時間30分
PV-BL50Kは、日立の軽量タイプコードレス掃除機では最上位機になります。
「パワかるスティック」という名前のサイクロン式です。
ほんきは、過度に軽くはせず、ある程度のパワーを持たせた機種です。
下位機種があります。
後述するように、付属するアクセサリーの部分で差があります。
また、上位機・下位機ともに旧機種が残りますが、新機種と性能は同じです。
本体の重さは、1400グラムです。
軽量ですが、同社の最軽量機と比べると300g重いとは言えます。
ただ、一般的に「軽く感じる」のは間違いないでしょう。
吸引力は、ジェット3Dファンモーターを搭載です。
2021年登場で、同社の「じゅうたん用」の重いモデルにも使われるタイプです。
吸引力については明言はないですが、毛の短いじゅうたんの写真はあるので、下位機種よりは期待できそうです。
なお、全体としては、フローリング向きに思うので、こちらで見ています。
掃除機のヘッドは、本機も、モーターで、前後の動きをアシストできる自走式です。
シンクロフラップや、からみにくいブラシの工夫などは、下位機種と同じです。
サイズも同じ23cmのヘッドです。ただ、上下に幅広で、その分吸引力は期待できる仕様です。
ただし、緑色LEDライトが未搭載で、普通のヘッドになります(パワフル スマートヘッド)。
バッテリー持続時間は、標準運転でで最大40分です。
センサーは、本機も未付属です。
この点からも「じゅうたん対応機」として作ってはいないと言えます。
バッテリーの充電時間は、約3.5時間です。
本機は、バッテリーは着脱できます。交換しながらの連続使用はできます。
ただ、バッテリーはあくまで市販されない「保守パーツ」(PV-BL50J-00)です。
充電時間も3.5時間ですし、シャープや後ほど見るマキタほどは便利には感じません。
遠心分離サイクロンは、下位機種と仕様は同じです。
つまり、ゴミ圧縮機構はあるが、フィルターレスではなく(簡単ながら)2箇所のフィルターメンテが必要なモデルです。
このタイプは、ゴミ量が増えると若干吸引力が落ちますが、ワンプッシュでゴミが捨てられる構造ですし、問題ないでしょう。
本体の収納は、スティックスタンドが付属します。単独で自立はしません。
そのほか、ダストボックスとブラシも水洗いできる点も下位機種と同じです。
アクセサリーは構充実します。
テーブルなどハンディタイプで使う際のハンディブラシ、ファブリック用のミニモーターヘッド、伸縮する2WAYすき間ブラシと、小物を吸引しないですむほうきブラシです。
日立は、パーツ構成にこだわりがあり、お掃除好きにはわりと便利です。
ただ、下位機種は、ファブリック用がモーターヘッドでないです。また、すき間用吸口とハンディブラシしか付属品が付きません。
充電スタンドも、上位機と違って充電機能がないので充電ケーブルは本体に直付けになります。やはり、上位機が良いでしょう。
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以上、日立のパワかるスティックの紹介でした。
同社には「じゅうたん対応」モデルもありますが、それと、ここまでみた超軽量機の間を埋める存在と言えます。たまに絨緞は使うので、軽量でも少しパワーが欲しいという場合に候補でしょう。
ただ、センサーもないですし、特にじゅうたんに使いやすいわけでもないので、「どっちつかず感」はあります。選びにくさは感じます。
2-3・【軽量】パナソニック機の比較
続いて、パナソニックの軽量型の機種を紹介します。
誰でも知っている総合家電メーカーですが、軽量機については、2019年からの展開とわりと歴史は新しいです。
【2021年10月発売】
16・パナソニック MC-NS10K
¥54,450 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
重さ:1500グラム
吸い込み仕事率:100W
標準駆動時間:20分
集塵方式:カプセル式
ヘッド: 自走式
充電時間:3時間30分
MC-NS10K は、パナソニックが発売する「パワーコードレス」シリーズの軽量コードレス機です。
2021年からの展開で「セパレート型コードレススティック掃除機」として、かなり力を入れて宣伝している、新ジャンルです。
新しい部分を先に説明しておけば、スタンド兼用ステーションにゴミ捨てがあり、掃除終了後に、ゴミを本体に吸いこむ構造がある点です。
ロボット掃除機の上位機で見られる方式をスティック型に応用した感じです。
紙パック(S型) AMC-U2 10枚
¥784 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
ただ、そういった機種をただ真似ただけではないです。
面白いのは、ステーション側を紙パック式にして、ゴミに触らず捨てられるようにした点です。消耗品も、1年使ってだいたい600円で収まる水準です。
さらに、同社のマイナスイオン技術(ナノイーX)を内部に放射する仕組みで、消臭の配慮もなします。密閉空間なので、効果は期待できます。
正直、この仕組みは目の付け所がよく、軽量化に寄与するほか、スティックを細くできるという意味で、デザイン家電としても優れていると言えます。
本体の重さは、1500グラムです。
吸引力は、一方、本機は情報がないです。
方式としては、本体はサイクロンではなく、「紙パックレス式(カプセル式)」ですので、数字は出せるかと思いますが、情報がないです。
結論的にいえば、フローリング専用で、その範疇でも吸引力の部分を自慢とはしない機種です。
掃除機のヘッドは、自走式です。
また、2020年からパナソニックのいくつかの掃除機に導入された新型の「からまないブラシ」を採用します。
写真にあるように、円錐型ブラシが中心を境にダブルで搭載される不思議な構造です。これにより、ローラーへの「毛がらみ」という不快な現象が劇的に減る構造です。
ロボット型掃除機の技術を応用したものでしょうが、特にペットを飼われている方には有利です。
その上で、2世代前のトレンドといえる「ふき掃除」を再現する機能、1世代前のトレンドである、壁際のゴミを撮る「ガバとり機能」も省略せず搭載しています。
モーター部分で、フローリングようと言えますが、その範疇で言えば、綺麗にできると言えます。
バッテリー持続時間は、課題です。
自動運転時でも15分、高運転だと6分だからです。
掃除機のセンサーは、パナソニックは、ゴミセンサーが搭載です。
ゴミが吸入していることを知らせるセンサーが搭載される場合、ハウスダストの取り残しがないです。この辺は、几帳面な人が多い日本市場向け技術です。
先述の自動運転(15分)は、ゴミ量センサーに連動したものです。センサーがあると正確なゴミ量で、運転強度を変えるので、持続時間が少し長くなります。
それでも15分は短いですが、やはりコンセプト的に仕方ないかもしれません。
なお、パナソニックは、20umまで把握できる高感度センサーなので、検知精度は良いです。
バッテリーの充電時間は、約3時間で、交換もできないため、用途はかなり限られるでしょう。
やはり、デザイン性重視で、細いスティックにした弊害はあります。
本体の収納は、ダストボックスとの共通スタンドが付属です。
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以上、パナソニック MC-NS10K の紹介でした。
ゴミ処理の部分は画期的で、かなり練って作られたと思います。とくに、スタンド込みのデザイン性は、高く評価できます。
ただ、(フローリング用なので)掃除機のパワーはともかくとしても、バッテリーの保ちの短さと、ハンドルがないシングルバーである部分で操作性・利便性は、いくぶん犠牲になっている印象があります。
あと一息、デザインより、実用性側に寄せた設計にして欲しかったかなと感じました。
【2019年発売】
17・パナソニック MC-SBU1F-H
17・パナソニック MC-SBU1F-R
17・パナソニック MC-SBU1F-G
¥16,600 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
重さ:750グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:〜30分(LOW)
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:
充電時間: 4時間
MC-SBU1F-Hは、パナソニックの軽量特化型のコードレス掃除機です。
本体の重さは、マキタの製品を超えて。現在で最も軽量と言える750グラムです。
吸引力は、注意点で、この機種は、この部分の情報がないです。
発売後、現品を確認したいと思いますが、どちらかと言えば、ハンディ掃除機に「おまけで」スティックがついた感じでしょう。
掃除機のヘッドは、したがって、ノズルのみと言う機種です。
ただ、縦横に動かせる興味深い仕掛けがありちょっとした部分の掃除には便利そうです。
バッテリー持続時間は、標準(low)で最大30分駆動できます。吸引力は2段階で、強(High)の場合は、7分です。
フローリング掃除をする場合は、強(High)が必要でしょう。そう考えると、この部分はさほど強くないです。
センサーは、未付属です。
バッテリーの充電時間は、3本のリチウムイオン電池を利用する方式のため、4時間と長くかかります。
遠心分離サイクロンは、非採用です。
モーターの力で吸引し、ゴミを捨てる形式です。
ただ、2ボタンで手を汚さずゴミが捨てられるのは、清潔性の面でも見所です。まめにゴミを捨てる必要があるものの、その点で苦ではありません。
本体の収納については、軽量機なので、問題ないでしょう。
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以上、パナソニックのMC-SBU1F-Hの紹介でした。
床掃除用としては、フローリングでも吸引力の部分では期待できません。この点は、同じく軽量なマキタやシャープと明確に異なります。
ただ、もっぱら掃除にはフローリングワイパーで掃除しており、それ利用できない部分(車やすき間やソファ)に利用できる吸引式の掃除用具が欲しいならば、これでも良いでしょう。
ニッチな製品ですが、おそらく「こういった製品を探していた!」という人はいそうです。
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【2021年6月発売】
18・パナソニック MC-SBV01-W
¥17,417 楽天市場 (8/5執筆時)
重さ:2300グラム
吸い込み仕事率:
標準駆動時間:36分
集塵方式:サイクロン式
ヘッド:パワーヘッド
充電時間:3時間30分
このほか、2021年に、突如出たMC-SBV01については、おそらく「業務用」向けです。
集塵容量を多めにして、バッテリー寿命を2500回保証したかわり、じゅうたんに対応できない一般的な家庭用としては、重めになっています。
一般的に選択肢にしなくてOKです。
次回に続く!
コードレス掃除機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、軽量なコードレスの掃除機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・軽量なコードレス掃除機の比較 (2)
2-1:東芝〈日本〉
2-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
3・軽量なコードレス掃除機の比較 (3)
3-1:マキタ〈日本〉
3-2:ダイソン 〈英国〉
3-3:シャーク〈米国〉
3-4:レイコップ〈韓国〉
4・おすすめのコードレス掃除機【結論】
=最終的な「おすすめ機種」の提案
続く、2回目記事(こちら)では、東芝とアイリスオーヤマの「軽量なコードレス掃除機」を追加で紹介します。
吸引力の強さ ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
掃除機の軽さ ★★★★★
ヘッドの性能 ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら