【今回レビューする内容】2023年 通勤通学用の電動アシスト自転車の性能比較と選び方:人気車種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】ヤマハ PAS CITY-SP5 PA27CSP5 PAS CITY-V PA24CV PAS CITY-X PA20CX PAS CITY-C PA20CC AS Ami PA26A PAS RIN PA26RN PAS mina PA26M PAS VIENTA5 PA26V PAS Brace PA26B ブリヂストン ステップクルーズe ST6B42 アルベルトe B400 A7LB42 A7SB42 カジュナe CB6B42 CS6B42 パナソニック ティモS BE-FTS631 ティモL BE-FTL631 ティモA BE-FTA632 BE-FTD751ベロスター BE-ELVS775 ベロスター・ミニ BE-ELVS075 ジェッター BE-ELHC544 BE-ELHC539 ハリヤ BE-ELH642
今回のお題
通勤通学向きの電動自転車のおすすめモデルはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年8月現在、最新の電動自転車(電動アシスト自転車)の比較です。
1・電動アシスト自転車の比較 (普通車)
2・電動アシスト自転車の比較 (シティ)
3・電動アシスト自転車の比較 (子乗せ)
なお、今回の記事は3回連続記事の「2回目記事」です。
通勤通学に向いた(フレームがまっすぐな)シティと、スポーツ車・小径のベロ型の人気機種を紹介します。
ただし、女子や男子でも、(フレームが曲がって)乗りやすい普通電動アシスト自転車が良い場合は、1番の【普通電動アシスト自転車の比較記事】のほうをご覧ください。
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加速性能 ★★★★★
走行安定性 ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
車体重量 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ車種を提案する形式で執筆していきます。
2-1・電動アシスト自転車の選び方の基本
具体的な製品の比較にはいる前に、「電動アシスト自転車の選び方の基本」をあらかじめ説明しておきます。
1:センサー
2:バッテリー量
3:変速
とくに、(自分でこぐ)普通の自転車と違う上記の2点について、あらかじめ説明しておきます。
1・センサー性能の違い
はじめに、センサー違いについてです。
(例外はありますが)各社とも上位モデルは、上記3つのセンサーを装備します。
電動アシスト自転車は、法律で「最大アシスト力」が定められている関係もあり、センサー性能が、「アシストがなめらかさ」を規定する部分があります。
重要な部分ですので、センサーの機能を解説しておきます。
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第1に、トルクセンサーです。
これは、ペダルを踏みつける力を感知するセンサーです。
要するに、アシストの力を決めるためのセンサーです。
どの電動自転車にも(だいたい)搭載されるものです。
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第2に、スピードセンサーです。
これは、文字通り速度を感知するセンサーです。
一部の自転車は、これが未付属です。
ただ、このセンサーがあると、ギアチェンジをしたときに、アシスト力がより効率よく持続します。
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第3に、クランクセンサーです。
クランクとは、自転車を回転させる部分のパーツです。クランクセンサーは、この回転数を感知するセンサーです。
とくに、「乗り心地のなめらかさ」に影響する部分ですが、一部の自転車は、これも未付属です。
トルクセンサーだけの場合、自転車のペダルを踏み込んだときだけのアシストになってしまいます。そのため、自転車ペダルを下に踏み込んだとき、下から上に戻すときでアシストにムラが生じます。
搭載機は、クランクセンサーが、トルクセンサーを補完して、ペダルを踏みつけているときだけではなく、回転しているときにも正確なアシストをするために、加速がスムーズで乗り心地がアップします。
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結論的にいえば、3つのセンサーを備えるかどうかが、まず「1つめのポイント」となります。
一部メーカーの「最安機」は網羅しない場合、または、搭載の有無を、購入者向けのカタログで明示しない場合があります。
今回は、こうした機能や、それらを補完する機能(タフパワーアシストやスマートパワー)といった機能を含めて、センサー部分にできる限り注意して見ていきます。
2・バッテリー性能の違い
続いて、バッテリー性能の違いです。
各社とも、モード別に、(購入当初の)バッテリーの最大持続時間を明示します。
若い方で、例えば「坂だけ少しアシストがあればOK」という場合は、エコモードの数字で選んでください。
ただ、「あまり体力に自信がない」方は、エコモードを利用しても、ストレスを抱えるだけです。強モードを基準に、1週間くらいは充電なしで済む製品を選ぶと良いでしょう。
一方、ブリヂストンについて言えば、運動エネルギーの回生システムがあります。
F1のMGU-Kのようなもので、坂道など、前輪ブレーキ使用時に発生した電力を回生充電します。
バッテリーの持続時間が回復するため、表記上の持続時間が他社より長めとなります。
加えて、この仕組みだと、(自動車のエンジンブレーキのように)坂でのブレーキ性能が向上します。
一方、、坂がない平地だとやや短くなる部分があります。
そのため、特に、街乗り平地ユーザーの場合、持続距離数より、バッテリー用の多寡を比較した方が実際的となります。
そのため、バッテリー量(アンペア/時間)についても、今回は比較しています。
3・変速機性能の違い

続いて、変速機の性能の違いです。
今回紹介する「通勤通学用」は、5段変速など、変速機の段数が多いモデルも多いです。
先述のように、電動アシスト自転車は、法律上の問題もありつつ、(スピードが出すぎないように)ギア比での最大アシスト力が制限される仕組みがあります。
そのため、普通の自転車よりも変速の段数は重要で、多いほど、速度に応じてアシスト制御が最適化されます。
普通電動アシスト車(ママチャリタイプ)と違って、今回紹介するタイプは、体力的にさほど問題ない世代が乗る車種ですし、この部分を重視しても良いかと思います。
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というわけで、「電動アシスト自転車の選び方の基本」の紹介でした。
これら以外も、盗難防止のための施錠の利便性や、盗難保障(買い換え保証)なども重要です。
・シティ型電動アシスト自転車の比較 (1)
2-1:選び方の基本の紹介
2-2:ヤマハ
2-3:ブリヂストン
2-4:パナソニック〉
・シティ型電動アシスト自転車の比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
こうした部分については、各社の製品を説明するなかで、おいおい説明しようと思います。
今回は、以上のようなメーカー順にみていきます。
2-2・ヤマハの電動アシスト自転車
では、比較をはじめます。
はじめに、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車の紹介からです。
なお、ヤマハは、他社同様に毎年「新車(新モデル)」を出します。しかし、同社に限っては、「型番が毎年同じ」ですので、購入される場合は「年度」を注意してください。
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では、具体的な製品の比較に入ります。
以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記します。
【2022年12月発売】
【27インチ】各色
1・ヤマハ PAS CITY-SP5 PA27CSP5
¥136,576 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【27インチ】:154cm以上
シフト数:5段変速
バッテリー容量:15.4アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):86キロ
走行可能距離(フルパワー) :52キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ::27.8キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
こちらは、ヤマハのPAS City-SP5です。
2022年12月に新機種になりました。
ただ、ヤマハは型番を毎年替えないため、型番ほか「○○年モデル」という部分に注意してください。ただ、本機は2022年に新車は出ていませんので、本機が最新です。
「ママチャリ」タイプのヤマハのPASシリーズ(上図)と比べると、タイヤの径が27インチと大きめです。
背の高い方にはPASシリーズよりも快適です。
センサーは、トルク・スピード・クランクという、乗り心地に関係する3つのセンサーが全て搭載されています。
その上で、シティについては、入門機の本機から、スマートパワーモード(スマートパワーアシスト)が搭載されます。
これは、アシスト力を道の傾斜などに合わせて柔軟に変化させることで、バッテリー持続時間と快適性を高める工夫です。
そのほか、坂道で低・中速ギアで、ペダルを高速に回す際の追随性を上げたことで、坂道でのアシスト力も下位機種の1.5倍となります。
一方、全回見た買い物用(ママチャリ)と比べると、通勤通学用はアシストレベルを、少し下げています。
ただ、購入する年齢層や性別を加味したものですので、一般的に、問題ないです。
走行可能距離は、フルパワーで52キロ、エコモードで86キロです。
同じバッテリー量でも、走行距離が前回紹介した「ママチャリ」タイプより航続距離は長いです。
というのも、シティタイプについては、「若者」が乗ることを想定してか、走行時のアシストレベルを多少落としてあるからです。もちろん、重さやユニットの違いも原因です。
充電に要する時間は、4時間です。
しかし、30分で20%程の充電が可能ですので、うっかり充電し忘れた日にも安心です。
変速は、内装5段変速です。
3段である(ママチャリタイプの)PASシリーズよりも加速はスムーズで快適です。
ライトは、前照灯に2灯型の自動点灯LEDランプが付くほか、テールランプも夜間自動点滅です。
サドルは、長時間乗りやすい「ふかふか」なタイプです。
そのほか、ステンレス製のリムとスポークで錆びにくく、Eマイティロードタイヤを採用しており、耐久性が高いです。
施錠については、1つのキーで、ワイヤー錠・サークル錠・バッテリーロックの3つの施錠ができる、1キー3ロックです。
そのほか、メーターは、このグレードは時計機能ほか、カロリー表示に対応します(スマートクロックスイッチ)。
カロリー計算は、ペダルを踏み込む力から計算する方法です。速度は出ません。
こちらも3年の盗難保証が付きます。
そのほか、
なお、ヤマハの電動自転車は3年間の盗難保険が付いているところもメリット性です。
ただし、全額保証ではなく、「本体価格の30%(1年目及び2年目)、50%(3年目)をご負担いただくだけで同型車の新車を購入できる」というものです。
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以上、PAS City-SP5での紹介でした。
シティサイクルタイプでは、最も安い機種の1つです。
最近は電動アシスト自転車に乗る男子も増えました。直線的なフレームデザインは、PASナチュラシリーズにない「かっこよさ」がありますね。
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【2023年2月発売】
【24インチ】各色
2・ヤマハ PAS CITY-V PA24CV
¥139,700 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【27インチ】:154cm以上
シフト数:5段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):78キロ
走行可能距離(フルパワー) :48キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ::22.4キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
なお、ヤマハのCityシリーズには、別系統のPAS CITY-Vという製品があります。
名前の由来でしょうが、フロントに、制動力が良いVブレーキを採用します。
クラシックなデザイン性のほか、タイヤが24インチになるほか、ハンドルがフラットバーであることが目を引きます。
全体的な特長としては、軽量化を突き詰めており、22.4kgとかなり軽めです。それもあって、SP5より容量の少ない12.3Ahのバッテリーながら、航続距離はかなり長めです。
リアの反射灯がたんなるリフレクターである点、バスケットが基本装備されない点や、鍵がサークル錠のみである点、リフレクターがLEDでない点などで下位機種とも言える製品です。
しかし、「大人格好よい」のは確かです。
変速やアシストレベルなどは、SP5と同じです。
【2023年2月発売】
【20インチ】 各色
3・ヤマハ PAS CITY-X PA20CX
¥129,996 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【20インチ】:153cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):90キロ
走行可能距離(フルパワー) :54キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ::21.1キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
こちらは、ヤマハのPAS CITY-Xです。最近人気がある車種です。
20インチの小径のタイヤを搭載したベロタイプの電動自転車です。
ちなみに小径だから遅いという認識は間違いです。
Atlasは小径車ものりますが、小径でも割とスピードが出ます。ギア比の関係で、進む距離もほとんど同じです。とくに、蹴り出しは良いです。
一方、路面の振動を拾いやすい部分や、加速後の慣性での速度維持面では負けます。ここは、自転車が全部小径車にならない理由と言えます。
まあ、好き好きですし、シティなら、実際ファッション的な意味で選んでも良いかと思います。
センサーは、こちらもトリプルセンサーが搭載され、快適なアシストが得られます。
スマートパワーモード(スマートパワーアシスト)も搭載です。
走行可能距離は、フルパワーで83キロ、エコモードで51キロです。
バッテリーは、2017年モデルで増量しPAS City-S5と同等のものを搭載しました。
ただ、車体が軽量なので、走行距離はこちらの方が長いです。これは、小径車の利点を活かして本体重量を軽量化してあるためです。
フレームに軽量素材であるアルミを使っているため、この重さが実現できてます。
充電に要する時間は、3.5時間と同じで、30分で25%程の充電が可能です。
ベロは、基本的にスポーツ車として設計されています。
そのため、ママチャリのFブレーキではなく、Vシリーズ同様、制動の良いスポーツ車用のVブレーキが採用されます。
ハンドルはストレートハンドルで、サドルも座りやすいスポーツタイプです。
もちろん、フロントランプは、夜間に自動点灯する安全仕様です。
なお、カゴについては、本機は別売で、好きなモノを付けるという仕様となります。鍵は、1キーでバッテリーと車輪に施錠できる1キー2ロックです。
こちらも製品保証のほか、3年間の盗難補償も付属します。
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以上、ヤマハのPAS CITY-Xの紹介でした。
坂道を通勤・通学する方で、できるだけスタイリッシュなモデルが欲しければこちらが良いでしょう。20インチの小径車である点もデザイン的にはオススメです。
電動自転車はバッテリーを搭載する形状から、小径車の方がフォルムが綺麗に見えるとAtlasは思います。
見た目で、電動自転車を乗っている感が最も少ないスポーティなモデルである点も、おすすめです。
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【2023年2月発売】
4・ヤマハ PAS CITY-C PA20CC
¥129,578 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【20インチ】:140cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):83キロ
走行可能距離(フルパワー) :48キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ::20.8キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
なお、PAS CITY-Xには、曲線的なデザインのCITY-Cというモデルもあります。
バッテリー容量を含めて基本性能は同等ですが、こちらの方がサドルが低く、ハンドルバーが高いという形状の機種です。
安定走行性はPAS CITY-Xのほうが高いですが、デザイン的にこちらを選んでも良いと思います。
【2023年1月発売】
【26インチ】
5・ヤマハ PAS Ami PA26A
¥134,800〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:146cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:15.4アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):96キロ
走行可能距離(フルパワー) :57キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ::28.1キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
PAS Amiは、自転車の部分のデザインがやや異なるモデルです。
本機も「通学・通勤モデル」としての紹介ですが、曲線的にフレーム形状的に(昔風に言えば)「女子用」です。
走行可能距離は、フルパワーで57キロ、エコモードで96キロです。
15.4アンペアのバッテリーです。「通学・通勤モデル」としての役割性から多めです。
センサーは、こちらもトリプルセンサーが搭載です。
一方、アシストレベルは、ここまでみた(フレームが直線的な)シティ型より上げていて、「女子用」の系統は、買い物用(ママチャリ)と同じレベルです。
充電に要する時間は、4時間です。
自転車の重さは、その一方で28.9キロと少し重めです。
やはりデザイン性を重視しているためでしょう。
その他の装備は、大型バスケットや、大きめのテリーサドルなど、デザイン面の違いとなります。
機能面でも、普通のシティ型には搭載されないパーキングストッパーが、買い物用(ママチャリ)仕様の電動自転車同様に装備となります。
施錠については、1つのキーで、ワイヤー錠・サークル錠・バッテリーロックの3つの施錠ができる、1キー3ロックです。
この部分は、通勤通学用だと強固に越したことはないでしょう。
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以上、ヤマハのPAS Amiの紹介でした。
どちらかといえば、若い女性に使いやすい配色にした特別デザインのモデルです。
また、ここまで見たシティより、パワーアシストが強いので、あまり脚に自信がない方にはとくに向くでしょう。
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【2023年1月発売】
【26インチ】
6・ヤマハ PAS RIN PA26RN
¥131,998〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:146cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:15.4アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):94キロ
走行可能距離(フルパワー) :59キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ::27.9キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
なお、(いわゆる)「女子用」の通勤通学用には、いくつかのバリエーションがあります。
PAS RINは、「カワイイより、カッコイイが好き」というコンセプトで、フラットバーのハンドルや、あまり曲線を強調しないフレームなど、パーツ形状が異なります。
バッテリー量やアシスト力は同じなので、純粋にデザイン上の好みで決めても良いです。
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【2023年1月発売】
【26インチ】
7・ヤマハ PAS minä PA26M
¥147,000〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:145cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):83キロ
走行可能距離(フルパワー) :48キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ::23.8キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
同じく、PAS minäというものも(いわゆる)「女子用」の通勤通学用です。
こちらについては、クラシックなデザインで、ターゲット層の年齢は少し高めかと思います。パーツのグレードも(主にファッション的な意味で)少し良いので、その分値段が高いと言えます。
一方、本機については、アシスト力は同じですが、バッテリー量は12.3アンペアなので、少し少なめです。
ただ、車体重量自体が23.8kgと結構軽くなるので、航続距離はあまり変わらないのでこの部分は問題ないでしょう。ただし、カゴは標準では未付属です。
【2023年4月発売】
【26インチ】 各色
8・ヤマハ PAS VIENTA5 PA26V
¥139,980 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:149cm以上
シフト数:5段変速
バッテリー容量:12.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):74キロ
走行可能距離(フルパワー):45キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ::21.0キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
こちらは、ヤマハのPAS VIENTA5です。2018年に新登場した車種の後継機です。
フラットバー採用のクロスバイク的なスポーツ車です。26インチ車だけのラインナップですね。
センサーは、こちらもトリプルセンサーが搭載され、快適なアシストが得られます。
走行可能距離は、フルパワーで74キロ、エコモードで45キロです。
バッテリーは、PAS CITY-Xと同じで、アシスト力も同等(ママチャリや女子用より弱め)です。
また、本機については、スマートパワーアシストもないので、仕様は少しストイックです。
充電に要する時間は、3.5時間と同じです。
30分で25%程の充電が可能です。
バスケットについては、スポーツ車仕様なので、本機も標準では付属しません。
一方、変速機は5段です。
シマノ製で、マウンテンやクロスバーロードのような、ラピッドファイア式を採用します。
こちらもトリプルセンサーを搭載しています。
なお、以前は、サイコン的なスピード表示もできましたが、新機種になって普通のモニターになりました。カロリー・時計表示は可能です。
フロントランプは、1灯ホワイトLEDです。
リアを含めて自動点灯制御はないです。
もちろん、こちらも製品保証のほか、3年間の盗難補償も付属します。
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以上、ヤマハのPAS VIENTA5の紹介でした。
クロスバイクに形状が近いタイプで、変速機が5段というのが「売り」です。変速機の操作性が良いため、電動ではないスポーツ車が「しんどく」なった方の、買い換えには良いでしょう。
【2023年4月発売】
【26インチ】 各色
9・ヤマハ PAS Brace PA26B
¥163,780 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:156cm以上
シフト数:8段変速
バッテリー容量:15.4アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):91キロ
走行可能距離(フルパワー) :62キロ
急速充電時間:3.5時間
自転車の重さ::23.0キロ
センサー:トルク・スピード・クランク
つづいて、ヤマハの26インチのスポーツ車のヤマハ PAS Braceの紹介です。
他の電動アシスト自転車に比べると高額ですが、売れている人気機種です。
こちらもクロスバイクタイプのスポーツ車です。
走行可能距離は、エコモードで90キロ、フルパワーで60キロと長く、長時間・広範囲の移動が可能です。
スポーツ系として、ロングライドを意識したためでしょう。バッテリーサイズは、今年度増量され15.4Ahとかなり大きなものを使っています。
また、アシスト力は「レベル4」ですので、本機については、シティ型より強く、先述の女子用やママチャリ型並となります。スマートパワーアシストも対応です。
充電に要する時間は、3.5時間と延びています。
しかし、30分で25%程の充電が可能です。
こちらもトリプルセンサーを搭載しています。消費カロリーも表示できます。
変速は、内装8段変速です。
先ほど書いたように、変速が多いほど、速度に応じてアシスト制御が最適化されるため、電動アシスト自転車の場合は、変速が多いほど快適です。
変速機は、こちらもラピッドファイヤ式の変速機です。ギアは、内装ギアのため、変速部分が汚れずメンテナンスの手間がかかりません。
その他の装備も、町乗りに適したマウンテンバイク寄りのクロスバイク仕様です。
制動力とコントロール性に優れるディスクブレーキ、リアのVブレーキ、町の道路の段差を吸収するサスペンションとスリックタイヤが装備されます。
この部分は、旧車種そのままですが、こちらの良い部分です。
高価な機種ですが、3年間の盗難補償が付きます。
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以上ヤマハ PAS BraceXLの紹介でした。
価格は高いですが、通常車のスポーツバイクと比する装備を持ちます。快適な走行ができるでしょう。
2-3・ブリヂストンの電動シティサイクル
つづいて、ブリヂストンのシティサイクルタイプを紹介します。
【2022年発売】
【26インチ】各色
10・ブリヂストン ステップクルーズe ST6B42
¥147,200〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:144cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):200キロ
走行可能距離(フルパワー) :62キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:27.7キロ
センサー:トルク・クランク
ステップクルーズeは、クロスバイクに近い「町乗り車」です。
タイヤのサイズは26インチです。
ヤマハに較べると1サイズ小さく、対応身長も144cmからとなります。
センサーは、こちらの機種は、トルク・クランクセンサーの搭載です。
したがって、アシスタシリーズと異なり、路面状況が悪い部分での乗り心地という点では、ヤマハと同等でしょう。
一方、前輪のスピードセンサーが非搭載となるため、ギアポジションごとに必ずしも(法律で許される範囲の)最大のアシスト範囲にならない仕様です。
走行可能距離は、エコモードで200キロ、フルパワーで62キロとなります。
他社機に比べて相当の持続時間です。
ブリヂストンの場合、後輪ブレーキ(左ブレーキ)をかけたとき、自動で前輪のブレーキがかかり、そのエネルギーを充電する機構があります。
これを回生充電と言います。
このほか、平地や下り坂でペダルを漕がない状態でも発電するので、坂道が多い場所などでこれを使う場合、走行可能距離はかなり伸びます。
これを加味すると、同じバッテリー量の他社機より、航続距離は長いです。
一方、航続距離の計算は、ある程度の勾配の坂道があることが前提ですので、平地だけの場合は、実際短くなります。
14.3アンペアのバッテリーなので、車体重量とバッテリー量が近い他社機とさほど変わらなくなる、とは言えます。
この部分で、坂道の多い地域にお住まいで、比較的移動距離が長い場合、わりと効果を発揮すると言えます。
充電に要する時間は、4時間10分となります。
安全性の面では、こちらも前照灯は夜間自動点灯機能などが一通り付属します。
また、スリップ制御技術も採用されており、安全性の面では、シティサイクルでは最高レベルです。
また、この機種は、いわゆる「両輪駆動」です。
力を伝えやすいベルトドライブも採用されているため、加速時の安定性や安全性の面でメリットがあります。
ブリヂストンは、普通自転車ではベルト車「アルベルト」を20年近く出してきました。
その技術を電動アシスト自転車に応用したものになります。ベルトドライブは、チェーンと違って油を差す必要が無いため、メンテナンス要らずで、また、パンツの裾が汚れる心配もありません。
加えて、回生充電の部分が、車のエンジンブレーキのように、スピードを減じてくれるので、その部分でも安全性が高いと言えます。
なお、かかり具合は調整できるため、平地でペダルを漕がない状態の航続距離にはさほど影響を与えません。
一荷物の載せ卸しに便利な、ハンドルロック(半固定)は、付属します。
ただ、同社はリング式です。
鍵(ないしスタンド)に連動して半固定する機種が主流ですので、この部分はイマイチですが、シティ型はそもそもない機種もありますし、搭載されているだけ良いともいえます。
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以上、ブリヂストンのステップクルーズeの紹介でした。
10万円前後で買える普通車のスポーツタイプとして価値の高い製品だと思います。
両輪駆動や、回生充電など面白い機能を加えており、アシストブレーキ採用などの安全性も高いため、坂道の多い場所の自転車としてもオススメできる機種です。
もちろん、平地中心の地域や、坂があってもさほどの勾配がない場合、あるいは、信号による停止なども少ない感じの通勤通学路の場合は、回生充電の部分があまり活きないとは言えます。
向く地域と、そうでもない地域はあるでしょう。
【2022年6月発売】
【27インチ】
11・アルベルトe B400 L型 A7LB42
¥163,585〜 楽天市場 (8/27執筆時)
【27インチ】
12・アルベルトe B400 S型 A7SB42
¥155,221〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:144cm以上
適正身長【27インチ】:148cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコ):135キロ
走行可能距離(フル) :51キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:26.6キロ/25.8キロ
センサー:トルク・クランク
アルベルトe も、Bridgestoneの製品で、ステップクルーズeの通学モデルというべきものです。
ノーマル「アルベルト」は電動ではない通学自転車として一時代を築きましたが、その電動アシストモデルがこちらです。
センサーは、同様にトルク・スピード・クランクの搭載です。
走行可能距離は、エコモードで135キロ、フルパワーで51キロとなります。
ステップクルーズeと同じバッテリーですが、走行距離が落ちるのは、車体重量や、27インチという車輪の径の関係でしょう。
L型とS型とあります。L型は、フレームが直線的なモデルで、S型は曲線的なモデルです。デザイン面以外の相違はありません。
ステップクルーズeと比較する場合、こちらは後部の荷台がない点、前後にかなり明るいランプが使用されている点が相違点です。
こうした装備の違いから、同じバッテリー容量でも持続可能距離がステップクルーズより多少短くなります。
しかし、安全面は高いので、夜間走行が多い方はむしろこちらを選ぶべきでしょう。車両本体も軽めです。
機能面は、ベルトドライブの採用や、回生充電、回生ブレーキ、スリップ制御技術、両輪駆動などの技術を搭載する点で、ステップクルーズと同じです。
通学向きと言うことで、後輪錠のほか、ワイヤーロックも付属します。同じ鍵で利用できます。
電動自転車は「重さ」が盗難防止に奏功する気もしますが、前輪を押し歩く形での盗難はありえますので、Wロックである点派重要です。
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以上、 アルベルトe の紹介でした。
設計のコンセプト通り、学生用の通学用途に向いた機種です。安全性能も高く、オススメできるモデルです。
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【2021年発売】【26インチ】
13・カジュナe ベーシックライン CB6B42
¥154,799〜 楽天市場 (8/27執筆時)
14・カジュナe スイートライン CS6B42
¥148,691〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:144cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:14.3アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコ):200キロ
走行可能距離(フル) :62キロ
急速充電時間:4時間10分
自転車の重さ:28.6キロ
センサー:トルク・クランク
なお、2020年からアルベルトeを「フェミニン」な外観にした製品が登場しました。
回生充電やベルトを含めて、走行系の性能は同じです。
ただ、本機は26インチの車輪なので、走行可能距離は、ステップクルーズeと同じく、最大200kmと長めになります。
ただし、車体重量自体は後部に荷台が付くなど、装備面の関係でやや重めです。
一方、パンク耐性のあるタイヤ、頑丈なホイールや、制動力のあるブレーキなど、アルベルトeの基本装備がない部分があります。まあ、男の子と違って「無理な運転をしない」という部分からだと思います。
2-4・パナソニックの電動シティサイクル
最後に、パナソニックの電動シティサイクルを紹介します。
【2023年2月発売】
【26インチ】 各色
15・パナソニック ティモS BE-FTS631
¥127,900〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:150cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:16.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):107キロ
走行可能距離(フルパワー) :59キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:27..4kg
センサー:トルク・スピード
ティモ・Sは、パナソニックの通学向けの電動アシスト自転車です。
走行可能距離は、いずれも、エコモードで107キロ、フルパワーで59キロです。
ブリヂストンのアルベルトeよりも航続距離は長いです。
パナソニックは世界的なバッテリー製造メーカーであり、この部分は強みです。
一方、パナソニックは回生充電はない仕様です。
これは一長一短で、坂が多い地形ならばブリヂストンが、平地中心ならばパナソニックの方が最終的な航続距離は伸びそうです。
充電時間は、約4.5時間です。
いぜんより短くなりました。
センサーは、トルク・スピードセンサーです。
クランクセンサーはないです。
本機は、モーター部分について「カルパワードライブユニット」を装備します。
近年登場したパナソニックのモーターで、モータ自体を軽量化したものです。
シティの場合、それ以外の装備が重めなので(ママチャリタイプほど)車重自体の軽さは目立ちませんが、従来より軽くなっています。
性能面では、加速力が自慢です。
坂道などで加速を付けようと思ってペダルを強く漕いだときの加速力に効果を発揮します。(もっとも辛い)坂道の発進時にパナソニックは力強いといえます。
このモーターは、中速域の加速力も強めになるので、スピードの伸びは従来より良いとされます。
町中で(法定速度を守りながら)快適に加速できます。
一方、加速のなめらかさにかかわるクランク(回転)センサーは、少なくとも今年度のカタログ上、確認できません。
装備の面では、自動点灯式のライト、ソーラー充電式のリフレクター、駐輪の際にハンドルが半固定できるくるピタ(右図)を装備します。
施錠は、1キー3ロックで、同じ鍵で、後輪ロック、ワイヤーロック、バッテリーロックが同時にできて便利です。
タイヤも、ブロックタイヤで、悪天候にも強そうです。
ただ、メーターは部分は、他社機に比べるとやや簡素です。ヤマハだと、時計やカロリー表示ができますので。
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以上、パナソニックのティモ・Sシリーズの紹介でした。
回生充電無しで最大100kmの航続距離は非常に優秀と言えます。バッテリー製造メーカーの優位性を活かした機種です。
先述のように、坂道での加速力は強い機種なので、そういった地域の方は「指名買い」するのもありでしょう。
ただ、他社と比べると、回生充電、回生ブレーキ、スリップ制御技術、両輪駆動などの技術は不採用ですので、安全性や、走行安定性については、ブリヂストンが総合的にはよさそうです。一長一短ですね。
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【2023年2月発売】
【26インチ】 各色
16・パナソニック ティモL BE-FTL631
¥129,200〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長:141cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:16.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):107キロ
走行可能距離(フルパワー) :59キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:27.1kg
センサー:トルク・スピード
なお、やや形状のことなる同級機として「ティモ・L」というモデルもあります。
「大人かわいい」をテーマとした学校通学用モデルとして売られます。
写真のように、フレームが低くなるので、跨ぎやすいほか、タイヤが耐久性の高いハードランナータイヤになります。
その代わり、盗難を防ぐサドルガードマン機構がないほか、サドルの「ふかふか度」が少し削られるなどしつつ、だいたい同じ車重にしています。
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結論的にいえば、「ティモ・L」とスペック面で決定的な差はないので、フレーム形状の好みだけで決めて良いでしょう。
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【2023年2月発売】
【26インチ】 各色
17・パナソニック ティモA BE-FTA632
¥126,999〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【26インチ】:141cm以上
シフト数:3段変速
バッテリー容量:16.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):59キロ
走行可能距離(フルパワー) :107キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:26.9kg
センサー:トルク・スピード
一方、ティモ・Aというシリーズも、これら同級の製品です。
こちらは、ティモ・Lほどではないものの、フレームが、ティモ・Sほりすこし低めです。
高校生などで少し背が低めだが、フレームがまっすぐな「格好良い系」のシティが良い場合は選択肢になるかと思います。
【2023年2月発売】
【27インチ】
18・パナソニック ティモDX BE-FTD751
¥129,500〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【27インチ】:149cm以上
シフト数:5段変速
バッテリー容量:16.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):71キロ
走行可能距離(フルパワー) :46キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:29キロ
センサー:トルク・スピード
ティモ・DXは、パナソニックの通学向けの電動アシスト自転車です。
27インチだけの展開で、(体力があり)大きめのタイヤを好む学生のニーズに合わせてあります。タイヤの耐久性も「ハードランナータイヤ」の採用で頑強です。
走行可能距離は、エコモードで71キロ、フルパワーで49キロです。
なお、さきほどのティモシリーズより持続が落ちてはいますが、一般的に言って、十分でしょう。
充電時間は、4.5時間とやや長めです。
変速は、内装5段変速です。
ヤマハにも対応機種がありましたが、通常の3段に較べると、シフト調整をまめにする方については、乗りやすさは上位です。
ティモ・Sに較べると、走行可能距離が短い製品です。
これは、タイヤの径や、重さなどの違いのほか、相当明るいLEDライトを装備しているためしょう。この点で、夜間走行が想定される方はこちらを選ぶと良いと思います。
その他の点は、センサー部分を含めて、他のティモシリーズと基本性能は、ほぼ同じです。
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以上、パナソニックのティモ・DXの紹介でした。
「変速5段」ですので、坂道での発進や、急な坂道の登攀などでは威力を発揮しやすいでしょう。
ただ、車重はそれなりに重いので、押し歩きの際やとりまわしを考えると、基本的には、体格が良い方向きに思えます。
【2023年発売】BE-ELVS774後継品
【700C】 各色
19・パナソニック ベロスター BE-ELVS775
¥111,200〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長:149cm以上
シフト数:7段変速
バッテリー容量:8.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):50キロ
走行可能距離(フルパワー):28キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:22.4キロ
センサー:トルク・スピード
パナソニック ベロスターは、パナソニックが最近発売した車種です。
スポーツモデルの「廉価版」という扱いで、10万円を切る価格が魅力な車種です。
2023年に型番が変わりました。ただ価格改定なので旧型番(BE-ELVS774)と性能は同じです。
走行可能距離は、エコモードで28キロ、フルパワーで50キロです。
バッテリー容量は「ほどほど」なので、基本的に「エコでも十分」で、多少「運動も兼ねて使いたい」ような方に向きます
充電時間は、4.5時間です。
変速は、一方で、外装7段変速です。
クロスバイクなどと同じスポーツ仕様です。
その点で言えば、タイヤも40mmの700×38Cタイヤですし、フラットバーハンドルの使用と合わせて、格安ながらクロスバイクに寄せています。
なお、サイズ感については、(だいたい)27インチの自転車と思ってください。
センサーは、「コンパクトスピードセンサー」なので、トルクとスピードを計測します。
クランクセンサーは記述がなく、タフパワーアシストもないです。
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以上、パナソニック ベロスターの紹介でした。
従来的に、クロスバイクに寄せた格安モデルというのがなかったので、ニーズはあるでしょう。
逆説的ですが「さほどアシストは要らない」という、特に若い方や運動好きの方に向くでしょう。
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【2023年発売】BE-ELVS074後継品
【20インチ】 各色
20・パナソニック ベロスター・ミニ BE-ELVS075
¥110,777〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長:146cm以上
シフト数:7段変速
バッテリー容量:8.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):60キロ
走行可能距離(フルパワー):31キロ
急速充電時間:4.5時間
自転車の重さ:20.9キロ
センサー:トルク・スピード
なお、パナソニックは、同じユニット構成で、小径の20インチタイヤに換装したパナソニック ベロスター・ミニも発売しています。
外装変速7段も、センサー構成も同じですし、どちらを選ぶかは、好みで良いと思います。
【2022年発売】
【700c×38C】【フレーム440mm】
21・パナソニック ジェッター BE-ELHC544
¥154,645〜 楽天市場 (8/27執筆時)
【700c×38C】【フレーム390mm】
22・パナソニック ジェッター BE-ELHC539
¥154,646〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【27インチ】:144/152cm以上
シフト数:8段変速
バッテリー容量:12.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):85キロ
走行可能距離(フルパワー) :45キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ:21.1/21.2キロ
センサー:トルク
ジェッターは、パナソニックのシティサイクルの上位機種です。
サイズは、440mmフレームと390mmフレームの2車種の展開です。
どちらかといえば、スポーツサイクルに類する車種でタイヤも、クロスバイクなどに使われる700Cタイヤを使っています。サドルもロードバイク用で、長時間でも疲れにくい仕様です。
走行可能距離は、エコモードで85キロ、フルパワーで45キロとなります。
あまり大きなバッテリーを搭載せず、むしろ車体の軽量化を図る方向性です。実際、22kgと電動自転車としてはかなり軽量です。
変速は、外装8段変速です。
センサーは、一方で、トルクセンサーのみです。
スポーツサイクルに充実したセンサーが必要かと言えば微妙ですので、これで良いでしょう。
なお、【サイクルコンピューターの比較記事】で書いた専用製品のように、付属ディスプレイで、充電量のほか、速度やケイデンスが分かるのは、面白い仕様です。
ブレーキは前後ともV型です。
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以上、パナソニックのジェッターの紹介でした。
スポーツサイクルにバッテリーを搭載するのは、ややアクロバティックかとも思いますが、通勤用にクロスバイクを利用する場合など、需要はありそうです。
【2023年発売】BE-ELH642後継品
23・パナソニック ハリヤ BE-ELH642
¥155,800〜 楽天市場 (8/27執筆時)
適正身長【27インチ】:150cm以上
シフト数:8段変速
バッテリー容量:12.0アンペア/時間
バッテリー寿命:700〜900回
走行可能距離(エコモード):73キロ
走行可能距離(フルパワー) :45キロ
急速充電時間:4時間
自転車の重さ:23.2キロ
センサー:トルク
ハリヤも、パナソニックのシティサイクルの上位機種です。
こちらも2023年に型番が変わりました。ただ価格改定なので旧型番(BE-ELH642)と性能は同じです。
サイズは、全幅590mmモデルのワンサイズです。
一方、ジェッターと同じフラットハンドルですが。
しかし、フロントにサスペンションがある点、悪路に強いブロックタイヤ(セミスリックタイヤ)を採用する点で、マウンテンバイクに近い方向性のクロスアシスト車です。
走行可能距離は、エコモードで73キロ、フルパワーで45キロとなります。
ジェッターより、値段が安い分、バッテリーは1サイズ小さい12Ahです。
これは、もともと車体重いマウンテンバイクタイプを採用したことで、バランスをとったのでしょう。
変速は、外装7段変速です。
センサーは、こちらも、トルクセンサーのみです。
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以上、ハリヤの紹介でした。
ジェッターの「廉価版」というより、悪路対応力が強い、「マウンテンバイク的アシスト車」と理解するべき製品でしょう。
そういった方向性で探している場合は、この車種はおすすめです。
次回につづく!
通勤/通学向け電動自転車のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、通勤通学向けの電動アシスト自転車を比較しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
・シティ型電動アシスト自転車の比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
加速性能 ★★★★★
走行安定性 ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
車体重量 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事(こちら)では、今回見た車種全部から、目的別・用途別にAtlasのオススメ車種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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