Top 映像機器 比較2024’【ソニー】4K液晶テレビ43機の性能とおすすめ:BRAVIA(3)

2024年01月01日

比較2024’【ソニー】4K液晶テレビ43機の性能とおすすめ:BRAVIA(3)

【今回レビューする内容】2023-2024年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方(ソニー編) 40 42 43 49 50 55 65 75インチ

【比較する製品型番】ソニー ブラビア KJ-43X80L KJ-50X80L KJ-55X80L KJ-65X80L KJ-75X80L KJ-85X80L KJ-43X80K KJ-43X80WK KJ-50X80WK KJ-55X80WK KJ-55X80WK KJ-65X80WK KJ-75X80WK KJ-43X75WL KJ-50X75WL KJ-55X75WL KJ-65X75WL KJ-75X75WL KJ-55X85L KJ-60X85L KJ-43X85K KJ-50X85K KJ-55X85K XRJ-65X90L XRJ-75X90L XRJ-85X90L XRJ-50X90K XRJ-55X90K XRJ-65X90K XRJ-75X90K XRJ-85X90K XRJ-65X95L XRJ-75X95L XRJ-85X95L XRJ-65X95K XRJ-75X95K XRJ-85X95K XRJ-65X95J XRJ-75X95J XRJ-85X95J

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2024年1月現在、最新の4K液晶テレビの比較3回目記事です。

 4K液晶テレビのうち、ソニーのブラビアを全機種紹介していきます。

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1・4K液晶テレビの比較【導入編】
 :選び方の基本の説明
 :東芝・レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
 :アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
 :ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
 =全機からのおすすめの提案

 なお、全般的な「4Kテレビの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭(こちら)に書きました。

 そちらを先にお読みいただいた方が、わかりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。

 そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

ーーーー

1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、TVを紹介した一連の記事としては「3回目記事」の一環として書きました。

3-1・ブラビアの入門機の比較

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 というわけで、ソニーの4K液晶テレビの紹介です。

 ソニーの場合も同じグレードの旧機種がのこるので、性能部分で「入門機」「中級機」「高級機」にわけながら説明します。

 はじめに、各年度のソニーの4K液晶テレビの入門機からです。

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 なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書きます。


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 【2023年4月発売】

 【43インチ】

  1・ソニー ブラビア KJ-43X80L
    ¥120,615 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【50インチ】

  2・ソニー ブラビア KJ-50X80L
    ¥136,855 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【55インチ】

  3・ソニー ブラビア KJ-55X80L
    ¥146,691 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【65インチ】

  4・ソニー ブラビア KJ-65X80L
    ¥177,018 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【75インチ】

  5・ソニー ブラビア KJ-75X80L
    ¥241,007 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【85インチ】

  6・ソニー ブラビア KJ-85X80L
    ¥308,600 楽天市場 (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

  X80Lシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の、2022年最新モデルの入門機です。

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 液晶パネルは、種類の情報は非公開です。

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 ただ、旧シリーズの仕様をふまえれば、視野角のほか、黒の引き締まりも良いVA系パネルでしょう。

 他社が多く採用しているパネルです。

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 ソニーは、パネル部分を含めてトリルミナス(トリルミナスPRO)と呼称します。

 パネル部分を含めた、画像エンジンによる広色域化技術と、バックライトの制御技術の名称になります。上位機の説明で、もう少し補足しますが、QLED(量子ドット)ではないです。

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 いずれにしても、他社機と比べても、色域と彩度が高い特性があります。

 ソニーは、テレビの作り方としては、長年「鮮やかさ重視」です。

 とりわけ、の発色にこだわっているようで「鮮やかな画質」が好きな方にはおすすめできます。

 映像美を楽しむような紀行番組などの自然描写はとくに得意です。

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 バックライトは、シャープなどと同じで、TVの「薄さ」重視のエッジ型です。

 東芝などが採用する直下型に比べると、明暗の差を出すのが苦手です。

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 エリア制御(ローカルディミング)は、このグレードは省略のようです。少なくとも、ほのめかしてはいません。

 ただ、トリルミナスの仕組みの1つとして、簡易的なもの(マイクロディミング)はしているかもしれません。

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 4Kチューナーは、搭載します。

 SONYは、地上波・BS/CSと共用の新4K放送用チューナーが3基です。

 そのため、外付けHDDを別に購入する場合、新4K放送でも2番組同時録画できます。他社に比べても豪華な仕様です。

 インターネット上の4K動画の再生や、地デジやBSなどを4K画質にアップコンバートする技術も搭載です。

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 画像エンジンは、HDR X1を搭載します。

 エンジンの質は、様々な画質向上化技術に影響します。

 本機も、エンジンで、画像内の物体(空や建物)に合わせた高度な「ノイズ除去」を行っています。

 画質の「高精細化」も、先述の「トリルミナス技術」としてのフォローします。「広色域化処理」もなされるので、東芝の入門機などと比較しても、この部分で遜色はないでしょう。

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 超解像技術も、同社は「4K X-Reality PRO」として搭載です。

 4Kテレビは地デジ解像度(フルHD)を拡大して表示しているため、この技術は、かなり重要です。フレーム内処理だけのオブジェクト型超解像です。

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 この価格帯では、超解像処理をしない企業も多いのでワンポイントです。ビッグデータ分析で得たデータベースを内蔵していて、解析しつつ補正します。

 この部分に相当こだわり、ネットからコンテンツ情報を取得して分析する東芝機(REGZA)を例外とすれば、業界水準以上ではあります。

 画質の自動調整は、ただ、イマイチです。

 標準モード以外に、シネマ・ゲームモードなど「手動」で画質モードは切り替えられます。

 ただ、視聴しているコンテンツに合わせて(おまかせで)自動調整する機能はないです。音声モードも同様です。

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 HDR10技術は、搭載します。

 HDRは他社機でも説明したように、新4K放送にも採用される輝度向上技術です。

 対応しない場合、輝度の部分で正確な表現ができませんが、本機は対応です。

 さらに、XR HDRリマスター機能があります。

 地デジなど、HDR情報を持たないにコンテンツを、計算によ、疑似的にHDR水準にコンバートできます。

 こちらも、手つかずなメーカーもありますし、本機の良い部分の1つです。

 倍速液晶は、未搭載です。

 倍速液晶がないと、動きのあるスポーツなどの映像にあまり強くないです。

 大画面テレビだととくにそう言えるので、この部分は、本機の大きな欠点です。

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 【1-4TB】

 ・IODATA AVHD-AUTB1S
  ¥15,077〜 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 録画機能は、搭載です。

 ただ、レコーダーではないので、4K新放送も、地デジなどを含めて基本的に、長時間録画ではなく、等倍録画です。

 4K放送の場合1TBで64時間ほど録画が可能です。地デジだとその倍ほどです。

 これは、他社も同様なので、仕方ない部分です。

 なお、他社機にもありました、スマホアプリ経由での録画やしにも対応します。

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 番組表は、4K表示対応の一部シャープ機を除けば、国内勢の水準以上です。

 優れた画像エンジンで、操作性も良いです。

 無線LANも、内蔵です。

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 映像配信サービスは、ソニーは充実します。

 なぜなら、Googke TVを搭載するからです。

 好きなアプリをGoogle Playからダウンロードしてインストールできますので、たいていのオンライサービスに対応できます。

 他社のシステムを利用する形式ですが、「スマートTV」としてはこの方向性のほうが使い勝手は良いです。

 なお、旧名「Android TV」と違って、各動画サービスの「串刺し検索」ができるのがGoogle TVの大きな特徴です。

 現在も格安機だと「Android TV」は残っているので、その「上位版」と言えるかもしれません。

 旧機種となるX80Kシリーズが残ります。

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 なお、本機は、2年間の「ソニー・ピクチャーズの映画2年間見放題付き」です。

 最大5作品は好きな映画を選んで2年間観れますよ、という馬家です。動画見放題ではないですが、「同社だからできる」のおまけとは言えます。

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 スピーカーの音質は、一方、さほど性能の良いものではないです。

 とくに、総合出力は20Wと弱いです。

 構成も、背面タイプのフルレンジのバスレフ型スピーカー2基ですから、他社の入門機と同じか、やや弱い感じです。 

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 一方、本機は、ドルビーアトモスに対応します。

 最近のゲームや、Netflixなどの映画コンテンツでも採用される、映画館の臨場感を再現できる、3D立体音響規格です。

 ただ、上向きスピーカーがない構成なので、基本的に「バーチャルな再現」です。

 東芝など、「リアル」で再生できる機種はありますが、そのような機種はありません。

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 その代わり、本機は、HDMI端子がeARC端子対応です。

 ソニー製を含めて、このブログの【サウンドバーの比較記事】で紹介したような製品が増設しやすいです。

 場合によっては、同時に導入を考えて良いかと思います。

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 また、本機は、以前紹介した同社のウォークマンにも使われている同社の小型デジタルアンプ(S-Master)を採用します。

 その上で、デジタル補正処理で音を聴きやすくするClear Phase テクノロジーや、部屋の家具配置に合わせられる自動音場補正機能など見どころは多いです。

 スピーカー出力以外の部分では、結構見どころがあるのが「もったいない」気もします。

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 音声アシスタントサービスは、対応です。

 AI(Googleアシスタント)を呼び出して、操作させたり、天気などの情報を聞くことができます。

 他社入門機でも対応するモデルは多いです。

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 ただ、リモコンのGoogleボタンを押して呼び出す操作が必要なものはほとんどですから、テレビに話しかけるだけで操作できる部分は、本機の「売り」の1つです。

 もちろん、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介したような、他社のAIスピーカーを導入すれば、可能ではあります。

 なお、ソニーのリモコンは、基本操作(電源オン・オフ/チャンネルポン)を除くとBluetooth無線でつながるようになっています。

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 HFR(ハイフレームレート)は、PS5(Play Station)など次世代ゲーム機を利用する場合、注目して良い部分です。

 対応する場合、60フレーム/秒ではなく、120フレーム/秒(4K/120Hz)の表示が可能で「なめらかな動き」がなされるからです。

 本機は、HDMI端子の1つがこれに対応します。

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 一方、PS5に限定して言えば、ソニーの上位機は、自動でのゲームモードへの変更(コンテンツ連動画質モード)のほか、PS5と連動させてのHDR画質の調整(オートHDRトーンマッピング)を行います。

 他社機でも、(このグレードの高性能機ならば)画像エンジンで処理できる範囲でしすが、自社製品ゆえのワンポイントとは言えます。

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 【2022年発売】

  ・ソニー BRAVIA CAM CMU-BC1
    ¥18,300 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 そのほか、ソニーは、BRAVIA CAMという別売カメラを導入する場合、ジェスチャー動作でもテレビの操作ができるようになります。

 人感センサー的な役割での節電や、ビデオチャットにも利用できます。

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 以上、ソニーの X80Lシリーズの紹介でした。

 入門機はいかに「価格を抑えるか」という点で、各社が苦心しています。

 ソニーの場合は、倍速液晶を省略している点がそれにあたるでしょう。

 一方、他社よりその「鮮やかさ」で定評のある同社の画質に関わるトリルミナス技術HDR X1を省略しなかった点は評価できます。

 これらの点でなかなか良い構成だとは思いますが、予算があれば、やはり、倍速液晶搭載の上位モデルのほうが良いでしょう。

 この部分は、画質部分で、かなりの差ですので。

ーー

 なお、ソニーの入門機は、そのほか、以下のような製品があります。

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 【2022年発売】(旧モデル)

 【43インチ】

  7・ソニー ブラビア KJ-43X80K
    ¥95,109 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【55インチ】

  9・ソニー ブラビア KJ-55X80K
    ¥131,293 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

 第1に、 X80Lシリーズです。

 このグレードの旧機種で、一部のサイズだけ残ります。

 性能面で新機種と差はないです。あえて言えば、UIが少し変わったのと、先ほどの、「映画のおまけ」が付かない点です。

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 結論的に言えば、先ほどの機種と迷っている場合、旧機種を含めて、値段で決めてOKです。

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 【2022年発売】

 【43インチ】

  12・ソニー ブラビア KJ-43X80WK
    ¥85,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【49インチ】

  13・ソニー ブラビア KJ-50X80WK
    ¥96,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【55インチ】

  14・ソニー ブラビア KJ-55X80WK
    ¥107,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【65インチ】

  15・ソニー ブラビア KJ-65X80WK
    ¥130,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【75インチ】

  16・ソニー ブラビア KJ-75X80WK
    ¥168,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

 第2に、 X80WKシリーズです。

 2022年旧モデルの「廉価版」と考えてください。

 本機も、Google Assistantを利用できますが、リモコンボタンを押しての操作が必要になる点が違いです。

 あとは同じです。

 【スマートスピーカーの比較記事】で紹介したような、他社のAIスピーカーをお持ちならば、あとは、本体色が異なるだけなので、こちらを選んでもOKです。

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 【2023年7月発売】(特定店のみ流通)

 【43インチ】

  17・ソニー ブラビア KJ-43X75WL
    ¥126,500 SONYストア(直営) (12/26執筆時)

 【50インチ】

  18・ソニー ブラビア KJ-50X75WL
    ¥137,500 SONYストア(直営) (12/26執筆時)

 【55インチ】

  19・ソニー ブラビア KJ-55X75WL
    ¥148,500 SONYストア(直営) (12/26執筆時)

 【65インチ】

  20・ソニー ブラビア KJ-65X75WL
    ¥187,000 SONYストア(直営) (12/26執筆時)

 【75インチ】

  21・ソニー ブラビア KJ-75X75WL
    ¥242,000 SONYストア(直営) (12/26執筆時)

モニターパネル:不明
バックライト:エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

 第2に、 X75WLシリーズです。 

 2023年から展開になる格安廉価版です。

 直販以外は特定の店舗のみ流通しているようです。

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 エンジンは、非力な「X1」になります。

 そのため、先述のHDRリマスターに非対応です。

 さらに、広色域化にかかわるトリルミナス Proにも非対応です。

 トリルミナス自体、何を意味するのかソニーは説明していないので、なにがなくなるのかは正確には不明です。

 おそらく、エリア制御と広色域化処理がざっくり省略になると推定されます。

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 結論的にいえば、画質面での、超解像度処理(4K X-Reality PRO)は残るため、海外などの格安機に比べて無個性ではないものの、あえて画質で「選べる」かと言えば、微妙でしょう。

 そのほかは同じです。Android TVも搭載です。

 ただ、先述の「映画のおまけ」は付きません。性能でテレビを選ぶのではない場合、付いていた方が、デンキヤ店頭では、このおまけに訴求力がありそうなので、この部分は、すこしです。


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 【2023年6月発売】

 【55インチ】

  22・ソニー ブラビア KJ-55X85L
    ¥139,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【50インチ】

  23・ソニー ブラビア KJ-60X85L
    ¥167,200 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:スリム直下型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

  X85Lシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の2023年モデルの中級機です。

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 液晶パネルは、入門機と同じでトリルミナスです。

 おそらくVAでしょう。

 ただ、後述するコントラスト強化技術があるので、IPSの可能性はあります。分かったら補記します。

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 バックライトは、本機は、直下型LED配置となります。

 言及はないですが、奥行が薄いのでいわゆる「スリムタイプの直下型」でしょう。

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 しかも、直下型の上級仕様である、エリア制御(部分駆動)に対応します。

 下位機種は、エッジ式でしたが、本機の方が、きめの細かいエリアコントロールができ、また明暗がハッキリ付く点で、「高級テレビ」としての特長は、より増しています。

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 加えて、X-tended Dynamic Range機能も加わります。

 エリア制御技術の応用で、電流制御で、明るくした場所に電流を収集させて、明暗差を作り出す機能です。HDR時代向きです。

 4Kチューナーは、3基ですから、下位機種と同じです。

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 画像エンジンも、同じくHDRX1プロセッサです。

 したがって、パネルや画質補正に関わる部分の仕様は、下位機種と同じです。

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 倍速液晶は、搭載です。

 パネルは2倍速のパネルですが、バックライトの点滅制御(X-Motion Clarity)ができるので、実際的に「4倍速液晶相当」です。

 下位機種は、スポーツなどの動く映像に弱いといえました。しかし、本機は逆に、他社機と比べても「強い」と言って良い水準です。

 その点で言えば、動く画像に強いのは、ソニーの中級機のワンポイントです。

 録画機能は、対応です。

 下位機種同様に2番組の録画まで対応できます。

 スマホ経由の録画予約も可能です。

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 番組表無線LAN・映像配信サービスも、同社入門機と同等です。

 他社機と比べて、汎用的なGoogleTVを搭載している点で、VODの利用にはSONYは便利です。

 本機もGoogle Assistantは、本体のリモコンを押さずに呼び出せ、質問が可能です。

 スピーカーの音質は、基本的には下位機種と同じです。

 2基のフルレンジスピーカーで総計20Wです。

 このクラスの製品ではさほど強調できません。

 幸い、HDMI端子がeARC対応で、増設もしやすいので、(満足できなければ)【サウンドバーの比較記事】で紹介したような製品を後から増設するのも良いでしょう。

 音声アシスタントサービスは、下位機種同様に搭載です。

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 一方、本機は、Bluetoothも装備して音声を送信できます。

 送信用コーデックは、音の遅延があるSBCだけなので、音質は期待できないほか、口パクと音が合わない「音の遅延」は生じやすいです。

 なお、コーデックの種類や遅延の話に興味があるかたは【Bluetoothヘッドホンの比較記事】や、【ネックスピーカーの比較記事】で詳しく書きましたので、お時間があればお読みください。

 HFR(ハイフレームレート)は、対応できます。

 そのほかは、BRAVIA CAMに対応できる部分を含めて、1つ上でみた、同年発売の入門機と同じです。2023年機なので、先述の「おまけ映画」も貰えます。

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 以上、ソニーの X85Lシリーズの紹介でした。

 下位機種の弱点とも言えた倍速液晶との弱さが改善しています。

 スピーカーが弱い気がしなくもないですが、それ以外はまとまった性能だと思います。

 特に、Google TVを搭載しており、Netflixなどの映画コンテンツサービスとの相性は良いので、この部分でSONY機を選ぶのは良い方向性です。

ーーー

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 【2022年10月発売】

 【43インチ】

  24・ソニー ブラビア KJ-43X85K
    ¥126,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【50インチ】

  25・ソニー ブラビア KJ-50X85K
    ¥157,133 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【55インチ】

  26・ソニー ブラビア KJ-55X85K
    ¥140,925 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

 なお、このグレードも旧機種として X85Kシリーズが残ります。

 大きな違いは、液晶パネルです。

 この世代の中級機だと、直下型ではなく、入門機と同じエッジ型です。

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 倍速液晶は、搭載で、本機も4倍速です。

 ただ、点滅技術が旧世代(モーションフローXR240)なので、制御が画面の上下のみの旧方式になります。

 あとは、大きな差はないです。

 結論的にいえば、上で見た、倍速未搭載の入門機を選ぶよりは、本機を選んだ方が「満足度は高い」でしょう。

 ソニーをできるだけ「安く」指名買いしたいならば、価格差によっては選べると言えます。

 一方、新機種とは値段相応の差はあると言えます。

介した一連の記事としては「3回目記事」の一環として書きました。

3-2・ブラビアの上位機の比較

 続いて、各年度のソニーの4K液晶テレビの上位機です。

 ソニーは、このグレードを「BRAVIA XR」として、しっかりブランドわけしています。


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 【2023年5月発売】

 【55インチ】(23年11月追加)

  27・ソニー ブラビア XRJ-55X90L
    ¥242,294 Amazon.co.jp (
12/26執筆時

 【65インチ】

  28・ソニー ブラビア XRJ-65X90L
    ¥217,107 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【75インチ】

  29・ソニー ブラビア XRJ-75X90L
    ¥301,200 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【85インチ】

  30・ソニー ブラビア XRJ-85X90L
    ¥457,300 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:スリム直下型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

  X90Kシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の2023年モデルの上級機です。

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 同社の4K液晶テレビでは、上から2番目のグレードの製品です。

 液晶パネルは、本機もXR トリルミナス Proです。

 パネルの種類は非開示です。ただ、旧機同様に、VAでしょう。

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 バックライトは、本機も、直下型LED配置です。

 エリア制御もしますので、上で見た中位機と同じです。

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 方式は、QLED(量子ドット)ではないです。 

 本機が直下型になるよりだいぶ以前、ソニーのこのクラスはトリルミナス proとして、エッジのLEDに青色LEDを採用していました。QD VisionのColor IQという半導体で色を変換して、広色域化する方式で、QLEDの走りです。

 ソニー製のお持ちで、テレビの下隅に「IQ」というシールが貼ってあったらそれです。しかし、色々(カドミウムのことほか)あって、現在はこれを使っていないです。

 結論的にいえば、SONYは(IQを止めて以後)、トリルミナスという言葉を、基本的に、「エンジンを利用しての画像処理の広色域化処理」を意味するものとして使っているようです。上位機については、パネル制御技術も含むと言えます。

 同社のスマホ(Xperia)にも「トリルミナス」という表現がありますし、この認識で大きくは外れていないように思います。

 4Kチューナーも、同じく、共用チューナーで3基です。

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 画像エンジンは、2021年登場のBRAVIA XRエンジンです。

 「人の脳のように映像を認識する認知特性プロセッサー」というのが売り文句です。

 ソニーの場合、今回は、「注視点」というのを1つのキーワードにしています。注視点とは、人間がテレビを見る際に、集中する画面のポイントのことです。

 それを理解した上で、本機は、注視点を中心に、色・精細感・コントラストなどの諸要素を、(個々別々でなく)AIが、横断的・複合的に分析、処理し、最適な映像を出します。

 従来は、個別の要素に基づく補正に止まっていました。AI技術の進歩が活かされ、横断的な分析ができるようになった部分が、新しいです。

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 4K画質・それ以下のHD画質、それぞれのデータベースを内蔵していて、それと付け合わせながら、画像をアップコンバートしていく方向性です。

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 とくに、コントラストの部分では、AI分析直下型エリア制御パネルの採用との相乗効果で、下位機種に比べて、とても優れた補正効果が期待できそうです。

 エリア制御と連動しつつ、暗部に使うはずの電流を明部に利用することで、コントラスト比をさらに高める、XRコントラストブースター 10など、技術的にも面白いです。

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 超解像処理も、AI技術が使われます。

 フレーム内処理ですが、被写体内の各要素を細かく理解して解析します。

 東芝REGZAでもみた「再構成型超解像」の1つです。

 複合的に分析システムだと(その部分に鬼のように技術を注ぐ)REGZAでしょうが、普通にみて、ソニーの4Kテレビもも良いできです。

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 なお、2023年機から、XR Clear Imageという新機能が加わりました。

 おもにノイズ対策のかかわる部分で、低解像度・放送波のノイズ、動きの速い映像のノイズの除去が「上手に」なりました。

 既存の技術をAIによるディープラーニングの強化で達成した技術でしょう。大きくは宣伝しません。

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 倍速液晶は、4倍速液晶相当です。

 下位機種と同じ、新しい点滅制御(XRモーションクラリティー)です。

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 HDR10技術も、やはり横断的な分析の部分をふまえて、アップコンバートの名称をXR HDR リマスターと名前を変更しています。

 録画機能は、対応です。

 下位機種同様に、新4K放送も2番組の録画まで対応できます。

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 番組表無線LAN・映像配信サービスは、1つ上で紹介した、同社の同年製の中位機種と同じです。

 やはり、汎用的なGoogleTVを搭載している点で、VODの利用にはSONYは便利です。

 加えて、上位機は、自社のサービス(BRAVIA CORE)の2年間無料特典が付属です。ソニーピクチャーの過去映画が見放題になるほか、10本に限りますが、最新映画も見れます。

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 スピーカーの音質は、総計30Wです。

 下位機よりは強化されますが、高級機としては非力です。

 仕組みは独自で、2基のフルレンジスピーカーのほか、上部にサウンドポジショニング トゥイーターを装備する2WAY型になっています。

 トゥイーターは音域を拡げるためではなく、音の定位感をあげ、上図なら「歌っている人の口から声が聞こえるように」調整を目指したものです。

 ステレオ感向上のために、割と良い工夫です。ソニーは、昔から「テレビが喋っているかのような」効果を出せるTVのスピーカーシステムの開発に熱心です。

 その部分を重視して、あまりTVのスピーカーの出力を(あえて)無理に上げていない可能性がある点は、註記しています。

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 一方、3Dサウンドアップスケーリングも見どころです。

 最近の映画やゲームが採用する3D立体音響規格(ドルビーアトモス)にかかわる部分です。

 この規格は、コンテンツ側が対応しないと意味がないため、地デジなどでは、そもそも意味のない技術でした。

 しかし、先述の「賢いエンジン」を使って、「地デジ」などの音も立体音響に(バーチャルに)再計算できます。

 ある意味、一般ユーザーにとって使いやすい機能です。ただ、東芝など、(仮想ではなく)しっかりリアルスピーカーで、ドルビーアトモスに対応できる製品をだす企業もあるので、総じて、スピーカー部分は、やはり強いとは言えません

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 ただ「アコースティック センター シンク」機能は、注目に値します

 【サウンドバーの比較記事】で紹介したソニーの一部上位機(HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000)、あるいは、【シアターシステムの比較記事】で紹介した上位機(HT-A9)と組み合わせる場合、テレビ内蔵スピーカーを、センタースピーカーとして(殺さずに)活かせます

 テレビのスピーカーが無駄になりませんし、割と面白いかと思います。

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 その部分では、ソニーの上位機は、増設しやすい3WAYスタンドにしてくれているので、製品の選択肢の幅は広めに考えられます。

 eARCも搭載されていますので、導入前提ならば、ソニーは良いです。

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 そのほか、ニュースなど、聴きとりやすい音声にできる「ボイスズーム」機能など、お年寄りに優しい機能も網羅です。

 一方、TVがコンテンツの種類を判断して、音を自動調整するところまで至ってはいないので、この部分は、後ほど見ていく、パナソニックなどが一歩進んでいます。

 音声アシスタントサービスは、下位機種同様に搭載です。

 Bluetoothも装備します。

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 HFR(ハイフレームレート)は、4K/120P入力に対応です。

 PS5(プレステ5)などのゲーム機で、高リフレッシュレート(4K/120Hz)を試したい場合、良い選択肢です。

 その場合、VRR(可変リフレッシュレート)とALLM(自動低遅延モード切替)に対応しますので、FPSゲームなどにも良いかと思います。

 なお、フレームレートについては、詳しくは、PC専用の【ゲーミングモニターの比較】のほうでした説明が(少しは)、参考になるかと思います。

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 【2022年発売】

 ・ソニー BRAVIA CAM CMU-BC1
   ¥18,300 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 そのほか、テレビの上に増設するカメラとなるBRAVIA CAMに対応です。

 上位機は、ジェスチャーやチャット利用以外に「自動画音質調整機能」にも」利用できます。

 ようするに、カメラセンサーを利用し、人間の位置を把握し、その方法に音をビームフォーミングできます。没入感を高めるための面白い工夫です。

---

 以上、ソニーX90Kシリーズの紹介でした。

 さきほどみた中位機と較べる場合、AI技術を利用する新エンジンの採用が見どころです。

 大画面4Kテレビでは、画質アップの部分でとても重要な部分が強化されているので、中級機とは、画質の質がそもそも異なるでしょう。

 シリーズ名まで変えているのは、そのためです。

 パネル部分でも、直下型エリア制御は、ソニーが培ってきたトリルミナス技術を含めて、エンジンに由来する制御技術の真価を発揮しやすい方式と言えます。

 東芝の上位機とは違う部分の強化ですが、十分張り合える性能ですし、現行のソニー機では、性能面で「選んで良い製品」の1つです。

ーーー

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 【2022年8月発売】

 【50インチ】

  31・ソニー ブラビア XRJ-50X90K
    ¥162,390 楽天市場 (12/26執筆時)

 【55インチ】

  32・ソニー ブラビア XRJ-55X90K
    ¥164,775 楽天市場 (12/26執筆時)

 【65インチ】

  33・ソニー ブラビア XRJ-65X90K
    ¥258,000 楽天市場 (12/26執筆時)

 【75インチ】

  34・ソニー ブラビア XRJ-75X90K
    ¥299,000 楽天市場 (12/26執筆時)

 【85インチ】

  35・ソニー ブラビア XRJ-85X90K
    ¥428,482 楽天市場 (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:スリム直下型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送チューナー:搭載(3)

 なお、このシリーズも旧機種となる X90Kシリーズについて、十分な数が残ります。

 比較する場合、この機種については、ほとんど差がないです。

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 中位機までと同じ、ソニーピクチャーズの映画のおまけ(このシリーズは10作品まで)ほかは、先述の、XR Clear Imageが機能として加わっただけです。

 あとは、画面の低反射技術について言及がないですが、この部分はソニーも、あまりカタログでは強調していないです。 

 なお、50インチ機は、XRコントラストブースター5として、黒強化技術が下位で、スピーカーも20Wです。

 これは画面サイズに起因するものなので、問題ないでしょう。

---

 結論的にいえば、マイナーチェンジですので、値段差がある状況で在庫があれば、旧機で良いと言えます。


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 【2023年5月発売】

 【65インチ】

  36・ソニー ブラビア XRJ-65X95L
    ¥321,430 楽天市場 (12/26執筆時)

 【75インチ】

  37・ソニー ブラビア XRJ-75X95L
    ¥573,381 楽天市場 (12/26執筆時)

 【85インチ】

  38・ソニー ブラビア XRJ-85X95L
    ¥807,066 楽天市場 (12/26執筆時)

モニターパネル:量子ドット+トリルミナス(VA)
バックライト:MiniLED+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送用チューナー:搭載(2)

 X95Jシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の液晶テレビにおける最上位機です。

 性能面で、下位機種と多くの点で「被る」ので、X90Kシリーズと異なる点だけを確認しておきます。

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 第1に、バックライトです。

 このグレードだけ、バックライトにMini LEDを採用しています。

 採用機は東芝・シャープなのでもみました。ソニーも量子ドットパネル(QLED)の採用がみられます。(QLED搭載は、読者さまに情報をいただきました。仕様書の方に記載がありました。よくみると写真もバックライトが紫ですね。)

 いずれにしても、4KHDRコンテンツ時代にふさわしい「輝度表現」をなすために、Mini LED採用はは重要ですし、良い進化です。

 先述のXR コントラスト ブースターの倍率は20倍ですので、効果は示されているでしょう。

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 エリア制御は、新しいXR バックライト マスタードライブによる(細かい)制御によるフレア(輝度の飽和)の抑制が言及されます。

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 第2に、パネル処理です。

 低反射パネル(X-Anti Reflection)であるとの言及があります。

 そのほか、X-Wide Angleという視野角の向上技術も、旧機に引き続き搭載です。

 いずれも、東芝など他社高級機でも採用例があります。日中の外光が入る部屋などでの視聴に強くなります。視野角の強化の方は、フィルタを利用する方式でしょう。

 そうした部分で個性があるので、(このブログでいつも使っている表現でいえば)「ブランド液晶」と言って良いグレードです。

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 第2に、スピーカーです。

 本機は、総計60Wのスピーカー構成になります。

 構成は下位機種と同じでですがサブウーファーで低音強化が図られるという構成です。

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 一方、今年からトップトゥイーターが新機軸です。

 フレームに内蔵し、フレームを振動させることで、まっすぐ音を出す方式にしました。

 先述のように、ソニー製テレビのスピーカーは「画面から直接音が出ている感覚」を大事にした開発なので、その部分を強化したものです。

 以前は、画面中央にアクチュエーターを中心に内蔵して同じようなことをしていましたが、ドルビーアトモスに対応させるためでしょうが、トップトゥイーターを採用する関係で、この仕組みを止めていました。

 仕組みを整え、今回復活した形です。機能名も「アコースティック マルチ オーディオ プラス」と変わりました。

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 それ以外は、東芝の最上位機と同じで、環境光センサーが装備され、部屋の照明色に応じた画面の調整がされる点が、違いと言えます。

 HFR(ハイフレームレート)も、対応です。

---

 以上、ソニーのX95Lシリーズの紹介でした。

 Mini LEDQLEDを採用することで、画質は値段相応に期待値が増し、他社の最上位機に追いついたと言えます。

 パネルも全機種が、広視野角技術を採用した低反射パネルになりましたし、予算に制限をかけないならば、よい候補になるでしょう。

 特に、高級なソニー機が欲しかったが、日中に使いにくい有機ELは避けたかったいう場合は、とくに良いかと思います。

ーーー

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 【2022年発売】

 【65インチ】

  39・ソニー ブラビア XRJ-65X95K
    ¥286,223 楽天市場 (12/26執筆時)

 【75インチ】

  40・ソニー ブラビア XRJ-75X95K
    ¥385,000 楽天市場 (12/26執筆時)

 【85インチ】

  41・ソニー ブラビア XRJ-85X95K
    ¥(925,650) 楽天市場 (12/26執筆時)

モニターパネル:量子ドット+トリルミナス(VA)
バックライト:MiniLED+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送用チューナー:搭載(2)

 なお、本機の2022年モデルとなるX95Kシリーズが若干数残ります。

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 新機種との違いは、本機はソニーピクチャーズの映画のおまけ(このシリーズは10作品まで)と、先述の、XR クリアイメージが機能として加わった点です。

 あとは、先ほど書いた、トゥイーターの改良が目立つ程度です。

---

 結論的にいえば、本機も、価格差があるうちは、旧機種が「お買得」と言って良いです。

 2機種が併存している、端境期に高級テレビを買う場合はたいていそうですが、型落ちを買うのがおすすめです。

ーーー

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 【2021年6月発売】

 【65インチ】

  42・ソニー ブラビア XRJ-65X95J
    ¥228,000 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【75インチ】

  42・ソニー ブラビア XRJ-75X95J
    ¥269,800 Amazon.co.jp (12/26執筆時)

 【85インチ】

  43・ソニー ブラビア XRJ-85X95J
    ¥472,747 楽天市場 (12/26執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:直下型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
フレームレート:4k/120p
新4K放送用チューナー:搭載(2)

 さらに、2世代前の旧機種としてX95Jシリーズが残ります。

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 新機種との相違点は、ただし、大きめです。

 というのも、ソニーは2022年以降Mini LED・QLEDの採用だったからです。

 こちらは、普通の直下型なので、それなりの性能差はあります。

 また、広視野角化のためのX-Wide Angleは対応ですが、XRコントラストブースターの倍率は10になります。

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 また、低反射パネル(X-Anti Reflection)も旧機種は75インチ以上だけの対応です。

 そのほか、2022年モデルに対して、スピーカーの出力が弱い部分、環境光センサーが付かない部分などが、相違点です。

 そのほか、音響機器を増設する場合、アコースティック センター シンクが使えない部分、、BRAVIA CAMに対応しない部分などが、2022年機に対する差です。

---

 結論的にいえば、安めですがやや「残念感」を感じなくもないスペックです。

 とはいえ、ここまでの価格差がありますし、比較すべきは、1つ下のグレードの2022年機となるX90Kシリーズとでしょう。

 さほど値段差がないようならば、画質の基本スペック部分は本機がですし、こちらを選ぶのも「あり」かなと思えます。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ソニーの4K液晶テレビを比較しました。

 しかし、記事は、まだまだ「つづき」ます。

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4・Panasonicの4K液晶TVの比較
 :ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
 :ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
 :Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
 :TCL TV〈中国〉
8・各社の4K液晶TVの比較
 :フナイ〈日本〉
 :アイリスオーヤマ〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
 :オリオン
 :maxzenDMM ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ
 =全機からのおすすめの提案【結論】

 次回の4回目の記事こちら)では、パナソニックから発売されている4K液晶テレビを比較します。

映像の美しさ  ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★  
音質の良さ   ★★★★★
ネット動画   ★★★★★
番組表     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、10回目結論こちら)で、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。 

 引き続き、よろしくお願いします。

 4回目の記事はこちら

posted by Atlas at 18:04 | 映像機器

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