【今回レビューする内容】2026年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方(ソニー編) 40 42 43 49 50 55 65 75インチ
【比較する製品型番】ソニー ブラビア X81Lシリーズ KJ-43X81L KJ-50X81L KJ-55X81L KJ-65X81L KJ-75X81L KJ-85X81L X83Lシリーズ KJ-43X83L KJ-50X83L KJ-55X83L KJ-65X83L KJ-75X83L KJ-85X83L KJ-43X75WL KJ-50X75WL KJ-55X75WL KJ-65X75WL KJ-75X75WL BRAVIA5シリーズ SONY BRAVIA 5 K-55XR53 K-65XR53 K-75XR53 K-55XR50 K-65XR50 K-75XR50 K-85XR50 K-98XR50 BRAVIA7シリーズ K-55XR70 K-65XR70 K-75XR70 K-85XR70 XRJ-50X90K XRJ-55X90K BRAVIA 7 II K-50XR70M2シリーズ K-50XR70M2 K-55XR70M2 K-65XR70M2 -75XR70M2 K-85XR70M2 K-98XR70M2 BRAVIA 9 II XR90M2シリーズ K-65XR90M2 K-75XR90M2 K-85XR90M2 ほか
今回のお題
ソニーの4K液晶テレビのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2026年9月現在、最新の4K液晶テレビの比較の3回目記事です。
4K液晶テレビのうち、ソニーのブラビアを全機種紹介していきます。

1・4K液晶テレビの比較【導入編】
:選び方の基本の説明
:東芝・レグザ〈日本〉
2・シャープの4K液晶TVの比較
:アクオス〈日本〉
3・ソニーの4K液晶TVの比較
:ブラビア〈日本〉
4・Panasonicの4K液晶TVの比較
:ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
:ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
:Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
:TCL TV〈中国〉
8・アイリスオーヤマの4K液晶TVの比較
:LUCA〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
:JVC〈日本〉
:マクスゼン・オリオン ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
=全機からのおすすめの提案
なお、全般的な「4Kテレビの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭(こちら)に書きました。
そちらを先にお読みいただいた方が、わかりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
映像の美しさ ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
音質の良さ ★★★★★
ネット動画 ★★★★★
番組表 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。
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1・小型液晶テレビの比較
2・大型液晶テレビの比較
3・4K液晶テレビの比較
4・有機ELテレビの比較
5・8Kテレビの比較
6・おすすめTVのまとめ 【結論】
なお、今回の記事は、TVを紹介した一連の記事としては「3回目記事」の一環として書きました。
3-1・ブラビアの入門機の比較

というわけで、ソニーの4K液晶テレビの紹介です。
ソニーの場合も同じグレードの旧機種がのこるので、性能部分で「入門機・上級機」にわけながら説明します。
はじめに、各年度のソニーの4K液晶テレビの入門機からです。
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なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書きます。

【2026年2月発売】(加筆予定あり)
【43インチ】
1・ソニー ブラビア KJ-43X81L
¥98,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【50インチ】(VA)
2・ソニー ブラビア KJ-50X81L
¥135,302 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【55インチ】
3・ソニー ブラビア KJ-55X81L
¥144,310 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【65インチ】
4・ソニー ブラビア KJ-65X81L
¥150,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
5・ソニー ブラビア KJ-75X81L
¥174,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【85インチ】
6・ソニー ブラビア KJ-85X81L
¥221,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
パネル:(トリルミナス)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
ネット動画:Google TV
フレームレート:4k/60Hz
新4K放送チューナー:搭載(3)
X81Lシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の入門機です。

液晶パネルは、種類が非公開です。
同じインチ構成の旧機にあたるX80Lシリーズでは、海外の分解情報で、50型がVA、その他はIPS系とされていました。X81Lも同じ構成を引き継いだ可能性はありますが、現時点では推定にとどまります。
もっとも、いずれのパネルもそれぞれ良いところがあるため、個人的には、ここはどちらでも構わない部分だと思います。
一方、本機は、広色域技術としてトリルミナスプロを搭載します。
ソニーが長年使ってきた色再現技術で、赤・緑・青などの色をより豊かに再現するためのものです。パネルやバックライト側の広色域化に加え、画像エンジンによる色再現処理も含めて、鮮やかで自然な色を出す方向の技術名と見てよいでしょう。

ソニーのテレビは、他社機と比べても色域と彩度を高めに見せる傾向があります。
テレビの作り方としては、長年「鮮やかさ重視」の方向性です。とりわけ赤の発色にこだわりが見られるため、「鮮やかな画質」が好きな方には向きます。
映像美を楽しむ紀行番組など、自然描写を楽しむ用途はとくに得意です。

バックライトは、薄型化しやすいエッジ型とみられます。
直下型に比べると、画面内の明暗差を細かく制御するのは苦手です。

エリア制御(ローカルディミング)は、このグレードでは非搭載です。
少なくとも、公式仕様上は搭載の記載がありません。
ただし、画面全体の明るさやコントラストを調整する簡易的な制御は行っているとみられます。
4Kチューナーは、搭載します。
同社は、地上波、BS/CS、新4K放送用/チューナーを3基ずつ搭載します。
そのため、外付けHDDを用意すれば、新4K放送でも2番組同時録画ができます。他社の入門機と比べても、ここは充実した仕様です。
インターネット上の4K動画の再生や、地デジやBSなどを4K画質にアップコンバートする技術も搭載します。

画像エンジンは、HDR X1を搭載します。
エンジンの質は、精細感、色の鮮やかさ、コントラスト、ノイズ感の抑制など、さまざまな画質補正に影響します。
本機も、4K X-Reality PROによる高精細化や、トリルミナス プロによる広色域化処理を支える中核として機能します。入門機ながら、地デジやネット動画を見やすく整えるための基本処理はしっかり備えています。

超解像技術は、4K X-Reality PROとして搭載します。
4Kテレビでは、地デジやネット動画などを、パネルの4K解像度に合わせて表示するため、超解像処理は重要です。本機は、映像フレーム内の情報を解析するオブジェクト型超解像と、データベース参照による補正で高精細化を図ります。
この価格帯では、超解像処理を明確に打ち出している点はワンポイントです。ビッグデータ分析で得たデータベースを内蔵し、映像を解析しながら補正します。
この部分に相当こだわり、ネットからコンテンツ情報を取得して分析するREGZAのような例外はありますが、入門機としては業界水準以上と言えます。
画質の自動調整は、ただ、イマイチです。
標準モードのほか、シネマ、ゲームなどの画質モードは手動で切り替えられます。
ただし、視聴しているコンテンツに合わせて、おまかせで画質を自動調整する機能はありません。音声モードも同様です。

HDR10技術は、搭載します。
HDRは新4K放送にも採用される明暗表現の拡張技術です。
対応しない場合、明るい部分や暗い部分の階調表現で不利になりますが、本機はHDR10、HLG、Dolby Visionに対応します。
さらに、 HDRリマスター機能があります。
地デジなど、HDR情報を持たないコンテンツでも、映像内の被写体に応じてコントラストを補正し、疑似的にHDR水準の見え方に近づけます。
こちらも手つかずのメーカーはありますし、本機の良い部分の1つです。
倍速液晶は、パネルが60Hz駆動のため未搭載です。
ただし、動き補正機能としてMotionflow XR 120を搭載します。
フレーム補間やバックライト制御を組み合わせ、動きのある映像を見やすくするための補正機能と見てよいです。
古くは「2倍速相当」などと言い表されていた補正技術ですが、倍速パネルほどの補正効果は期待できません。

【2024年発売・タイムシフト対応】
【HDDタイプ:4TB】(3TB・6TBもあり)
・IODATA AVHD-AS4/E
¥35,823〜 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【SSDタイプ:1TB】(2TBもあり)
・ IODATA AVSSD-RS1
¥37,600〜 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
録画機能は、搭載です。
ただし、レコーダーではないため、4K新放送も地デジも、基本的には長時間録画ではなく、放送画質のまま記録する方式です。
録画時間の目安は、4K放送の場合1TBで約64時間です。地デジならその倍ほど録画できます。
これは他社機も同様なので、仕方ない部分です。
スマホ連携機能は、一方、注意点です。
従来可能だったスマホ経由での録画予約・リモート視聴などは、専用アプリ「Video & TV SideView」のサービス終了により、2027年3月で使えなくなります。
したがって、この部分は、今後においてパナソニックや、REGZAのタイムシフトマシン搭載上位機との差となります。

番組表は、視認性に配慮があります。
ここはメーカー間の差が出ますが、ソニーは水準以上で見やすいです。操作性も良好です。。
無線LANは、Wi-Fi5規格で対応です。

映像配信サービスは、ソニーは充実します。
Googke TVを搭載するからです。
Google Playから好きなアプリをダウンロードして追加できるので、多くのオンラインサービスに対応できます。
Google Playから好きなアプリをダウンロードして追加できるので、多くのオンラインサービスに対応できます。

スピーカーは、総合出力は20Wと弱いです。
構成も、背面タイプのフルレンジのバスレフ型スピーカー2基ですから、他社の入門機と同じか、やや弱い感じです。
規格としては、一方、ドルビーアトモスに対応します。
最近のゲームやNetflixなどの映画コンテンツでも採用される、立体音響系の規格です。ただし、上向きスピーカーがない構成なので、本体スピーカーだけでの立体感はあまり期待できません。。

一方、本機は、小型デジタルアンプ、S-Masterを採用します。
デジタル補正処理で音を聴きやすくするClear Phase テクノロジーや、部屋の家具配置に合わせる自動音場補正機能など、技術的な部分ではソニー機らしい見どころがあります。
ただ、肝心のスピーカー出力と構成は控えめなので、総合的に音質を強調できる機種ではありません。

音声アシスタントサービスは、対応です。
ただし、リモコンの音声検索ボタンを押して呼び出すタイプです。
もちろん、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介したような、他社のAIスピーカーを導入すれば、可能ではあります。
HFR(ハイフレームレート)は、非対応です。
そのため、PS5などのゲーム機で4K/120Hz出力を使いたい場合は注意が必要です。
一方、PS5との連携機能としては、コンテンツに応じて画質モードを自動で切り替える「コンテンツ連動画質モード」と、接続したブラビアに合わせてHDR画質を自動調整する「オートHDRトーンマッピング」に対応します。
他社機でも、画像エンジン側である程度調整できる部分ではありますが、PS5との組み合わせでは、自社製品同士ならではのワンポイントと言えます。
そのほか、ALLM(自動低遅延モード)にも対応します。ただし、4K/120Hz入力やVRR、FreeSyncには対応しないため、ゲーム向けの高リフレッシュレート機能は限定的です。
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以上、ソニーの X81Lシリーズの紹介でした。
入門機では、各社とも「どこを省略して価格を抑えるか」に苦心しています。ソニーの場合は、倍速液晶を省略している点がそれにあたるでしょう。
一方で、同社らしい鮮やかな画質に関わるトリルミナス プロや、画像エンジンのHDR X1を省略しなかった点は評価できます。
この点で、なかなか良い構成だと思います。ただ、予算が許すなら、やはり倍速液晶を搭載する上位モデルの方がよいでしょう。
動きのある映像では、この部分の差はかなり大きいです。
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なお、このシリーズに前後するグレードの製品が旧モデルを含めて存在します。
以下、違いを簡単にみておきます。

【2026年2月発売】
【43インチ】
7・ソニー ブラビア KJ-43X83L
¥123,964 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【50インチ】(VA)
8・ソニー ブラビア KJ-50X83L
¥154,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【55インチ】
9・ソニー ブラビア KJ-55X83L
¥201,836 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【65インチ】
10・ソニー ブラビア KJ-65X83L
¥201,836 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
11・ソニー ブラビア KJ-75X83L
¥277,200 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【85インチ】
12・ソニー ブラビア KJ-85X83L
¥350,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
パネル:IPS/VA(トリルミナス)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当+
ネット動画:Google TV
フレームレート:4k/60Hz
新4K放送チューナー:搭載(3)
第1に、X83Lシリーズです。
X81Lと同時期に発売された、やや上位の製品です。
仕様面で最も大きな差は、動き補正です。
倍速液晶は、本機も120Hzの倍速パネルは非搭載です。
しかし、先述の動き補正技術がMotionflow XR 120ではなく、Motionflow XR 240表記です。
数字の差は、パネルの駆動周波数ではなく、ソニーの動き補正のグレード差を示します。Motionflow XRは、フレーム補間、LEDバックライト制御、残像低減処理を組み合わせる技術ですが、XR 120とXR 240で、フレーム補間の枚数、バックライトの点滅間隔、黒挿入の有無や強さがどう違うのかまでは非公開です。
ソニーとしても、X83Lでは仕様表レベルでの表記にとどめています。製品紹介ページで大きく強調していない点を見ても、画質エンジンやパネルそのものほど重視する差ではないでしょう。また、こうした処理は輝度低下やちらつき感との兼ね合いもあるため、単純に強ければよいという話でもありません。
表記上、「2倍速相当+」としておきます。

ハンズフリー操作は、X81Lより若干装備が良いです。
こちらはテレビ本体にマイクを備えるため、リモコンのGoogleボタンを押さなくても、テレビに話しかけて音声操作できます。

そのほか、X83Lだけ、ソニー・ピクチャーズ作品の1年間見放題と、引き換え対象作品について5作品分の引き換えチケットが付属します。
1年間見放題は、実際に契約すると約8,000円程度です。作品チケットの価値は作品ごとに変わりますが、保守的に見るなら、見放題と合わせて1万円〜1.5万円前後の「おまけ」と考えればよいでしょう。
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結論的にいえば、X83Lシリーズと、画質面ではそこまで大きな差はないです。
実際、価格差の大きな部分は、「見放題+引き換えチケット」の特典部分にあると言えそうです。
ハンズフリー操作も、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介したような、外部のAIスピーカーやスマートリモコンを導入していれば、なくても大きく困る部分ではないように思います。
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【2023年7月発売】(特定店のみ流通)
【43インチ】
13・ソニー ブラビア KJ-43X75WL
¥89,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【50インチ】(VA)
14・ソニー ブラビア KJ-50X75WL
¥106,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【55インチ】
15・ソニー ブラビア KJ-55X75WL
¥118,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【65インチ】
16・ソニー ブラビア KJ-65X75WL
¥142,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
17・ソニー ブラビア KJ-75X75WL
¥185,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
パネル:IPS(VA)
バックライト:エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:
ネット動画:Google TV
フレームレート:4k120p
新4K放送チューナー:搭載(3)
第3に、X75WLシリーズです。
同社の直販や一部流通を中心に展開される、機能限定版といえるモデルです。

パネルは、海外系の情報では、50型のみVAで、その他はIPS系とされています。
倍速液晶は、本機も装備しません。
そのうえで、Motionflow XRも非搭載です。
先述のように、副作用はありますが、「ない」も副作用はありますが、「ない」となると、やはりマイナスです。動きのある映像の視聴では、現行のX81L/X83Lと一定の差があります。
あとは、大きな差はありません。
エンジンは、ここまでの機種とは違い、下位のX1になります。
そのため、HDRリマスターには非対応です。さらに、広色域化に関わるトリルミナス プロにも対応しません。
トリルミナス プロ自体の機能性はソニーが細かく説明していないため、どの処理がどこまで省かれるかは不明です。ただ、少なくとも色再現や広色域化に関わる処理は、上位機より簡略化されると見てよいでしょう。
また、先述の「1年間見放題+5作品分の引き換えチケット」も付きません。
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結論的にいえば、4K X-Reality PROによる超解像処理は残るため、海外系の格安機に比べて無個性ではありません。ただ、画質であえて「選べる」かと言えば、微妙でしょう。
3-2・ブラビアの上位機の比較
続いて、各年度のソニーの4K液晶テレビの上位機です。
同社の場合、このグレードから画像エンジンが代わり、上位の「AIエンジン」になります。
各所の性能もそれに応じて良くなります。旧機を含めてみていきます。

【2026年7月発売】
【55インチ】
24・SONY BRAVIA 5 K-55XR53
¥300,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【65インチ】
25・SONY BRAVIA 5 K-65XR53
¥340,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
26・SONY BRAVIA 5 K-75XR53
¥400,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【2025年7月発売】
【55インチ】
27・SONY BRAVIA 5 K-55XR50
¥180,800 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【65インチ】
28・SONY BRAVIA 5 K-65XR50
¥218,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
29・SONY BRAVIA 5 K-75XR50
¥309,800 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【85インチ】(2025年追加)
30・SONY BRAVIA 5 K-85XR50
¥421,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【98インチ】(パネル種不明)
31・SONY BRAVIA 5 K-98XR50
¥990,000 楽天市場 (9/1執筆時)
パネル:VA(トリルミナス)
【2024年7月発売】
【55インチ】
32・SONY BRAVIA 7 K-55XR70
¥238,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【65インチ】
33・SONY BRAVIA 7 K-65XR70
¥274,174 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
34・SONY BRAVIA 7 K-75XR70
¥348,500 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【85インチ】
35・SONY BRAVIA 7 K-85XR70
¥502,173 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
パネル:VA(トリルミナス)+量子ドット
バックライト:MiniLED+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
ネット動画:Google TV
フレームレート:4k/120Hz
新4K放送チューナー:搭載(3)
BRAVIA 5は、ソニーの4Kテレビの上位機です。
なお、先行発売していた BRAVIA 7はその上位機です。
ただ、パネルに量子ドット技術(QLED)が使われるか否かに止まります。あとは、スピーカー、画像エンジンを含めて同じです。
そのほか、 BRAVIA 5は、2026年に型番が一部更新されていますが、リモコンに、TVerのGoogleTV用のショートカットが新設された程度の違いです。
そのため、以下は、これらの機種を同時にみていくことにします。

液晶パネルは、 BRAVIA 7は量子ドット(QLED)方式です。
表面セルの公開はないですが、海外比較サイトの情報だとVAです。同社のトリルミナスはVAの場合が圧倒的ですし、その理解で良いと思います。
そのほかは海外サイトの検証情報を含めて、以上のように判断して良いでしょう。過年度の類似機の仕様を考えてもそうだと思います。

ちなみに、ソニーの場合 QLEDはかなり昔に採用例がありました。
直下型になるよりだいぶ以前の話ですが、トリルミナス proとして、エッジのLEDに青色LEDを採用していました。QD VisionのColor IQという半導体で色を変換して、広色域化する方式で、QLED技術の「走り」です。
ソニー製のお持ちの方で、テレビの下隅に「IQ」というシールが貼ってあったらそれです。しかし、環境負荷の部分で色々(カドミウムのことほか)あって、他社と同じ方式で23年から復活させた感じです。
いずれにしても、ソニーの理想とする「絵作り」にQLED方式は、マッチングしているとも言えますし、復活は必然的だったかと思います。
BRAVIA 5は、量子ドット技術を用いない(普通の)VAです。
この部分で、色域は及ばないでしょう。98型がありますが、120Hz対応で、VAセルだけでP3 80%を達成できるパネルはなさげでしたし、やはり色域は普通です。
なお、98型は(市場にないわけではないですが)、生産されるのは圧倒的にIPS/ADSパネルなので、そちらだけVAではないかもしれません。
現物は滅多に置いていないので、Atlasも分かりません。

バックライトは、両機とも、Mini LEDです。
採用機はREGZA・シャープの上位機などでもみました。
4KHDRコンテンツ時代にふさわしい「輝度表現」をなすために、Mini LEDは決定的に重要ですし、ソニーも採用する形です。
なお、ミニLEDでも、格安機だと、バックライトの数(細かさ)で割と差がありますが、従来の「1/100の細かさ」という表記からすると、廉価版ではなく、スタンダードクラスです。

エリア制御は、XRバックライトマスタードライブという駆動技術が使われています。
Mini LEDバックライトを細かく制御するためのソニー独自の技術で、輝きの表現と黒の締まりを両立させることを狙ったものです。もともとは上位機中心の技術でしたが、BRAVIA 5にも採用されました。

一方、本機は高輝度技術として、XRコントラストブースター 10も備えます。
暗部側のバックライト出力を抑え、その分を明部側へ集中させることで、明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗く描き分ける技術です。画面全体の消費電力を大きく増やさずに、明暗差を広げるための仕組みと見てよいでしょう。
方向性としては、シャープの輝きドライブ(フレアブライトネス)にも近いです。どちらも、バックライトのエリア制御を使って、黒の沈み込みと光の輝きを両立させるための機能です。ただし、シャープ側は、液晶とLED駆動の最適制御として説明しており、ソニーのように「電流を明部へ集中」とは表現していません。つまり、同じ方向性の技術ではありますが、全く同じ仕組みとは言えません。
なお、なお、XR コントラスト ブースターは、10や20といった数字でグレードを分けています。ソニー内の独自指標なので、単純に「2倍明るい」というような意味ではありません。
4Kチューナーも、こちらも、共用チューナーで3基です。

画像エンジンは、認知特性プロセッサーXRです。
「人の脳のように映像を認識する認知特性プロセッサー」というのが売り文句です。
他社流に言えば「AIエンジン」に近いものです。映像内の対象を分析し、過去の膨大な映像データベースと照合しながら、色、精細感、コントラストなどを補正する仕組み仕組みと考えてください。

とくに、ソニーは「注視点」という考え方を1つのキーワードにしています。注視点とは、人間がテレビを見る際に、自然に目を向ける画面内のポイントのことです。
本機は、、色、精細感、コントラストなどの要素を横断的・複合的に分析し、視聴者が目に向ける注視点がどこにおかれるかを意識しながら、自然に見える映像へと補正表示します。
この処理には、前景と背景、人物や物体などを区別する能力が重要になります。REGZAやLGなども似た方向の処理を行いますが、ソニーの場合は、オブジェクト検出で対象を分けたうえで、人間の「注視点」に合わせて処理するところに個性があります。
処理面で言及される機能性を、以下説明していきます。

第1に、XR 4Kアップスケーリングです。
地デジ・ネット動画などを、4K相当に画質をアップコンバートする機能性です。
本機は、フレーム内の人物や特定の物体を識別し、背景と分けて処理するオブジェクト認識技術を備えます。これにより、被写体ごとの質感や輪郭を理解したうえで、高精細化を行います。
被写体を識別したうえで、質感再現のための超解像処理(XR Super Resolution)をかけるため、高精細化の精度じゃ高いです。
こうした処理は国内他社にも採用例がありますが、海外勢を含めた全製品で必ず備わるわけではないため、処理上のワンポイントと言えます。

加えて、ソニーの場合、4K映像用と、地デジやネット動画などHD以下の映像用とで、参照するデータベースを分けています。それによって、映像の解像度や種類に応じて、より適した高精細化処理をかけられる点も「売り」にしています。

第2に、XRクリアイメージです。
低解像度映像やネット動画を、4K画面向けに整える高精細化・ノイズ低減系の処理です。先述のXR 4Kアップスケーリングと連動する、精細感向上のための機能と見てよいでしょう。
ソニーは、この機能について、放送波や低解像度映像に出やすいノイズを抑える点を特に強調しています。地デジ放送やネット動画など、圧縮ノイズや粗さが目立ちやすい一般コンテンツでは、比較的効きやすい機能だからでしょう。
第3に、XR モーション クラリティーです。
動きの速い映像をくっきり見せるための、液晶向けのモーション補正です。
動き補正には、黒挿入や点滅処理などの手段もありますが、画面が暗くなるなどの副作用があります。こちらは、プロセッサーXRの映像分析と、LEDバックライトの発光エリア制御を組み合わせ、色味・精細感・明るさを保ったまま残像感を低減する方向で処理します。そのため、輝度低下が起こりにくい点が利点です。
後述するように、本機は倍速パネルも備えますので、スポーツやアクション映画など、動きのある映像には強いと評価できます。

第4に、XR トリルミナスプロです。
自然で色鮮やかな映像にするための色再現処理です。
オブジェクト認識機能も利用しながら、彩度・色相・明度を3次元で検出し、精細感やコントラストなど他の画質要素と合わせて、自然に見えるように最適化すると説明されます。
ソニーのトリルミナス系の広色域・色補正技術を、プロセッサーXRで高度化した機能と言えます。
赤や緑などの色を鮮やかに出しつつ、不自然に派手にしすぎない「ソニー画質」を実現するための工夫です。
画質の自動調整は、一方、あまり充実しません。
テレビ放送において、映画やスポーツなどコンテンツに応じて自動で画質を切り換える機能は確認できません。
明るさセンサーは搭載するため、部屋の明るさに応じた画面輝度の調整は可能です。
倍速液晶は、4倍速液晶相当です。
下位機種と同じ、新しい点滅制御(XRモーションクラリティー)です。

HDR10技術も、やはり横断的な分析の部分をふまえて、アップコンバートの名称をXR HDR リマスターと名前を変更しています。
録画機能は、対応です。
下位機種同様に、新4K放送も2番組の録画まで対応できます。

番組表・無線LAN・映像配信サービスは、基本的には、1つ上で紹介した同社の同年製の中位機種と同じです。
やはり、汎用的なGoogleTVを搭載している点で、VODの利用にはSONYは便利です。
一方、搭載のWi-Fiユニットが、Wi-Fi5(11ac)から、最新のWi-Fi6E(11ax)に進化しました。近所で混雑していい新しい帯域(6GHz帯)が使える部分で、接続安定性が高まります。
むろん、ルーター側の対応が必要です。対応機について、詳しくは【無線LANルーターの比較記事】で書いています。
このほか、上位機は、自社のサービス(BRAVIA CORE)の2年間無料特典が付属です。ソニーピクチャーの過去映画が見放題になるほか、10本に限りますが、最新映画も見れます。

スピーカーの音質は、全機とも、総計40Wです。
仕組みは独自で、2基のフルレンジスピーカーのほか、上部にサウンドポジショニング トゥイーターを装備する方式です。
フルレンジは、同社の小型スピーカーでも見られる「X-Balanced Speaker」です。
円形や四角形にこだわらず、振動板を大きくすることに主眼を置き、限られた面積でも音圧を得れるようにした同社のスピーカー技術の総称といえます。
TV用の本機場合、音の歪みの改善効果も謳われます。
トゥイーターは音域を拡げるためではなく、音の定位感をあげ、上図なら「歌っている人の口から声が聞こえるように」調整を目指したものです。
ステレオ感向上のために、割と良い工夫です。ソニーは、昔から「テレビが喋っているかのような」効果を出せるTVのスピーカーシステムの開発に熱心です。
その部分を重視して、あまりTVのスピーカーの出力を(あえて)無理にはあげていません。

一方、3Dサウンドアップスケーリングも見どころです。
最近の映画やゲームが採用する3D立体音響規格(ドルビーアトモス)にかかわる部分です。
この規格は、コンテンツ側が対応しないと意味がないため、地デジなどでは、そもそも意味のない技術でした。
しかし、先述の「賢いエンジン」を使って、「地デジ」などの音も立体音響に(バーチャルに)再計算できます。
ある意味、一般ユーザーにとって使いやすい機能です。ただ、東芝など、(仮想ではなく)しっかりリアルスピーカーで、ドルビーアトモスに対応できる製品をだす企業もあるので、総じて、スピーカー部分は、やはり強いとは言えません。

このテレビの「アコースティック センター シンク」機能は、注目に値します。
【サウンドバーの比較記事】で紹介したソニーのBRAVIA Theatre Bar、あるいは、【シアターシステムの比較記事】で紹介した上位機(HT-A9)と組み合わせる場合、テレビ内蔵スピーカーをセンタースピーカーとして活用できます。
テレビのスピーカーを無駄にせず、画面中央から声が出てくるような定位感を補えるため、かなり面白い機能だと思います。
eARCも搭載されていますので、導入前提ならば、ソニーは良いです。

そのほか、本機のようなソニーのXRエンジン搭載機は、ネックバンドスピーカーや対応ヘッドホンと組み合わせることで、ドルビーアトモスなどの立体音響をより個人向けに楽しめます。
かなり話がズレるので、対応機は【ネックスピーカーの比較記事】のほうで解説していますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。

音周りの機能では、ニュースなど、聴きとりやすい音声にできる「ボイスズーム 3」機能が目立ちます。
人の声をAIで検出して、声の明瞭度を上げる工夫で、シニア世代には良さそうです。先述の同社の外部音響機器を利用する場合も有効です。
一方、TVがコンテンツの種類を判断して、音を自動調整するところまで至ってはいません。この部分は、後ほど見ていく、パナソニックなどが一歩進んでいます。

音声アシスタントサービスは、本機は充実します。
本機は生成AIベースの、Google TV with Geminiに対応します。自然な会話で見たい映画やドラマを探したり、一般的な質問をしたりできます。
また、ハンズフリー音声検索にも対応しており、リモコンのボタンを押さずに、テレビに直接「OK Google」と話しかけて、テレビの操作や動画検索ができます。

HFR(ハイフレームレート)は、4k/120Hz入力に対応です。
PS5(プレステ5)などのゲーム機で、高リフレッシュレート(4K/120Hz)を試したい場合、良い選択肢です。
その場合、VRR(可変リフレッシュレート)とALLM(自動低遅延モード切替)に対応しますので、FPSゲームなどにも良いかと思います。
なお、フレームレートについては、詳しくは、PC専用の【ゲーミングモニターの比較】のほうでした説明が(少しは)、参考になるかと思います。
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以上、ソニーの BRAVIA 5と BRAVIA 7の紹介でした。
個人的には、BRAVIA 7を推します。
他社機を見渡しても、今だとmini LED + QLEDというパネル構成でないと、上位機相当の画質はだしにくくなったと言えるからです。その点でいえば、 BRAVIA 7ならば、問題なく「上位機」です。BRAVIA 5は、同じパネル仕様の他機と比べて、やや高めにも思いますので。
一方、ソニーの特徴と言えるのは、「認知特性(注視点)」を重視したAIによる画像アップを狙うところでしょう。
近年は、AI技術の進化が凄まじく、ここについて行けない企業は、「少し危ない」感じすらありますが、ソニーは、映像部門も(特に)カメラ部門も強いため、この部分は個性的で、独自性も高いものとなっています。
映像処理面でソニーが培ってきたトリルミナス技術も大事にしながらの開発ですし、先述のように、mini LED + QLEDという方式と、ソニーが大事にしてきた「絵作り」の方向性は、親和性が高いように思います。
音周りは、出力を含めて、デフォルトではさほど強調できないです。
逆に、ソニー製の外部機器を増設する場合、「テレビ内蔵スピーカーを活かし」つつパワーアップできるため、導入前提で考える場合、とくに良い部分があります。これは、操作が共通化できる部分を含めてそのように言えます。
PS5を含めてですが、自社製品とのリンク性が高いソニー製でブランド統一することは、わりと意味があると言え、実際ソニーもそこを狙ってのテレビ開発でしょう。

【2026年7月発売】
【50インチ】
36・SONY BRAVIA 7 II K-50XR70M2
¥300,199 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【55インチ】
37・SONY BRAVIA 7 II K-55XR70M2
¥287,999 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【65インチ】
38・SONY BRAVIA 7 II K-65XR70M2
¥345,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【75インチ】
39・SONY BRAVIA 7 II K-75XR70M2
¥526,634 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【85インチ】
40・SONY BRAVIA 7 II K-85XR70M2
¥658,881 Amazon.co.jp (9/1執筆時
【98インチ】
41・SONY BRAVIA 7 II K-98XR70M2
¥1,618,000 Amazon.co.jp (9/1執筆時
パネル:VA(トリルミナス)
バックライト:RGB MiniLED+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
ネット動画:Google TV
フレームレート:4k/120Hz
新4K放送チューナー:搭載(3)
BRAVIA 7 II(XR70M2シリーズ)は、ソニーの4Kテレビのハイグレード機です。
先ほどみたBRAVIA 7(XR70シリーズ)の後継機ですが、バックライトの仕様が変わったので、「上位機」として別に紹介します。

液晶パネルは、セルの種類は非公開です。
ただ、海外比較サイトの情報だと65型はVA表記です。
他サイズも同系統とみて良いでしょう。
一方、低反射処理は採用されていません。
広視野角技術は、X-Wide Angle Proに対応します。True RGBによる発色と表示側の光学設計を組み合わせ、横から見た場合の色やコントラストの変化を抑える仕組みです。
レグザでいう「ワイドアングル液晶パネル」に近い位置づけで、液晶表示側の工夫によって、斜め方向から見た場合の色やコントラストの変化を抑える技術です。

バックライトは、RGB mini-LEDです(True RGB)。
レグザの上位機(ZX系)でも説明しましたが、赤・緑・青のLEDをバックライトに使う新方式です。
一般的な液晶パネル(LCD)の場合、白色に合成されたLEDの光に、RGBカラーのフィルターを漉して、色を表現しています。
例えば赤色を表現する場合は、赤のサブピクセルを通し、緑と青を抑えるイメージです。黒なら、基本的に各色の光を遮る方向に制御します。
RGB (mini)LEDは、LEDバックライトの段階で「それに近い色」を面的に作れます。
構造上、液晶パネル側のカラーフィルターは必要ですが、不要な光を減らせるため、カラーボリュームを高めやすくなります。
DCI-P3カバー率(色域)が高いモニターでも、画面輝度が高いと(明るさで)赤などの濃色が白っぽく見える場合があります。その場合でも「広色域」とは言えますが、高輝度時の色の濃さまで十分とは限りません。
つまり、RGB Mini LEDの強みは、単にDCI-P3のカバー率を高めやすいことではなく、明るい場面でも赤や緑などの濃い色を薄まりにくくできる点にあります。
実際、カラーボリュームは、旧機比で約1.5倍としています。
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結論的にいえば、特に、UHDブルーレイや高性能ゲーム機などを使う場合、HDRなどの「高輝度コンテンツの発色の良さ」を楽しみやすい部分が強みです。
この部分は、高輝度時の色表現という点で、白色Mini LED+量子ドット方式や、有機EL(OLED)方式に対して強みと言えます。
ただし、RGBそれぞれのバックライトを細かく制御する方式なので、色ムラや光のにじみをどう抑えるかで画質が左右されます。この制御技術が重要なポイントになるでしょう。
バックライト制御は、RGB バックライトマスタードライブ プロという名前です。
輝きの表現と黒の締まりを両立する制御という部分では、旧来の機能性(XR バックライトマスタードライブ)と目的は同じです。
ただ、RGB (mini)LEDにより拡大した色の純度を保ちながら、それらを実現する部分に意味があります。
同社によれば、3色のLEDを高精度に個別制御するアルゴリズムを新たに構築し、カラーボリュームを維持しながら、色域の拡大と高輝度化を両立したとします。
具体的な技術としては、使っていない色のバックライトの電力を必要な色のバックライトに集中的に使うLuminance Booster、拡大した色表現力を活かして超微細な階調表現を行うSmooth Color Gradationなどが強調されています。
そのほか、高輝度技術として、XRコントラストブースター 20も備えます。
暗部側のバックライト出力を抑え、その分を明部側へ集中させることで、明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗く描き分ける技術です。
これは、従来機も備えていました。
4Kチューナーも、こちらも、共用チューナーで3基です。

画像エンジンは、XRプロセッサーです。
旧機同様、「人の脳のように映像を認識する」という基本的な説明も残っており、数十万もの映像信号を横断的に分析するという考え方は従来と同じです。
ただし、従来のXR技術で強調されていた「認知特性」や、人間の「注視点」、奥行マッピング」といった説明は、今回の製品ページでは見られなくなりました。
大枠の考え方は残る一方、その中身となる処理には、何らかの方向性の変化があった可能性はあるでしょう。

実際、本機は、従来機に見られたXR超解像(XR Super Resolution)の説明が消えています。
映像内の被写体を細かく検出し、それぞれに最適な超解像処理を行う機能性が省略された可能性があります。また、人間の「注視点」に基づく処理についても、今回は説明がありません。

また、4K映像用と、地デジやネット動画などHD以下の映像用とで参照するデータベースを分け、さらにオブジェクト認識や質感再現用のデータベースも使うXR 4Kアップスケーリングの説明もなくなりました。
XR Clear ImageとXR モーション クラリティーの機能性は残りますが、画像エンジン回りは、やや「あっさり」した構成に見えます。
レグザの場合でも説明しましたが、3系統のRGB Mini LEDを映像に応じて制御するため、画像処理システム全体で扱う情報量と処理は増えます。そのため、従来の画像補正機能をすべて網羅的に搭載できなかった部分もあると、Atlasは見込みます。
必ずしも「不要だから省略したのだ」とは、断言できません。

色再現処理は、旧名(XR トリルミナスプロ)からRGB トリルミナスマックスに名前が変わりました。
RGB Mini LEDの採用に合わせて、色再現技術そのものを組み替えたことを示すでしょう。
画質の自動調整は、本機も、あまり充実しません。
テレビ放送において、映画やスポーツなど、コンテンツに応じて自動で画質を切り換える機能は確認できません。

ただ、環境光センサーを搭載します。
部屋の明るさと色温度をリアルタイムに検出し、視聴環境に応じて画質を自動調整できます。この部分は、他社上位機に追いついた印象です。
倍速液晶は、パネルは2倍ですが、4倍速液晶相当と言えます。
点滅制御(XR モーション クラリティー)の部分を評価した表現です。
HDR技術は、HDR10・HLG・Dolby Visionに対応です。
ただ、標準映像(SDR)を含め、被写体ごとにコントラストを分析・調整する「XR HDR リマスター」機能は、今回は説明が見られません。
録画機能は、対応です。
下位機種同様に、新4K放送も2番組の同時録画まで対応できます。

番組表・無線LAN・映像配信サービスは、基本的には、1つ上で紹介した同社の同年製の中位機種と同じです。
やはり、汎用的なGoogleTVを搭載しています。
音声アシスタントサービスは、下位機種同様に搭載です。

スピーカーは、40Wです(98型は65W)。
65型〜85型は、左右のフルレンジと、2基(サブ)ウーファーで、2.1ch相当の構成です。
フルレンジ・低音域のスピーカーを同じ高さに配置することで、定位感のある音にする工夫(Acoustic Multi-Audio+)がみられます。
55〜55型は、下部左右にフルレンジ1基、上部にサウンドポジショニング トゥイーターを配置する構成です
定位感を向上させる目的性は同じですが、実際に視聴すると「画面から音が出てくるような定位感」は、多少劣ります。
本機も、通常音源を仮想的に「空間化」する3Dサウンドアップスケーリングや、セリフの聞きとりを強化するボイスズーム3などの工夫は見られます。
同社のサウンドバーなどと連係するアコースティック センター シンクも対応です。
HFR(ハイフレームレート)は、4k/120Hz入力に対応です。
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以上、ソニーの BRAVIA 7 IIの紹介でした。
RGB mini-LEDの採用は、4K液晶テレビの上位機では「新しいトレンド」になりそうな気配です。
ソニー(トリルミナス)は、これまで、色域の広さだけでなく、階調と色純度を保ちながら自然な発色を出す方向の絵作りを重視してきました。
True RGBは、高輝度でも色純度を保ちやすい技術です。その部分を考慮すると、同社とは「相性の良い」工夫に思います。
一方、レグザの場合と同じで、エンジン回りの画質処理について、人間の「注視点」に基づく処理や、被写体ごとの超解像処理など、有効と言える既存技術の一部が省略されているのが気になります。
実際、この仕組みのパネルをみると発色の良さが目立ちますが、「レグザ」の場合同様に、ネット動画や、地デジを含む低解像度のコンテンツのアップスケーリングにおいて、本体価格にふさわしい性能を発揮するかは、今の値段だと少し落ちついて判断しても良いように思います。。
レグザの場合と同じで、少なくとも現状の価格では、地デジなどを中心に家族で利用するリビング機として選ぶより、UHDブルーレイの再生や、高性能ゲーム機などを使う上級ユーザーが、プライベートで楽しむ場合に向く仕様には思いました。

【2026年6月発売】
【65インチ】
42・SONY BRAVIA 9 II K-65XR90M2
¥593,997 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【75インチ】
42・SONY BRAVIA 9 II K-75XR90M2
¥769,800 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
【85インチ】115インチもあり
42・SONY BRAVIA 9 II K-85XR90M2
¥1,101,836 Amazon.co.jp (9/1執筆時)
パネル:VA(トリルミナス)
バックライト:RGB MiniLED+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
ネット動画:Google TV
フレームレート:4k/120Hz
新4K放送用チューナー:搭載(3)
BRAVIA 9 II(XR90M2シリーズ)は、同社の液晶テレビにおける最上位機です。
ただ、1つ上でみた同じ世代の下位機種(BRAVIA 7 II)と機能面が似るため、異なる点だけを確認しておきます。

第1に、パネル処理です。
こちらのみ、表面に低反射フィルム(Immersive Black Screen Pro)が備わります(115型は除く)。
各社の上位機では「おなじみ」の工夫ですが、本機は低反射に加えて、光を拡散させる「アンチグレア」の性能も持たせています。
画面表面に加える光学処理なので、映像への影響が全くないわけではありません。ただ、外光の映り込みを大きく減らし、明るい室内でも暗部を見やすくするための工夫です。
改善効果のほうが大きく上回るための搭載と言って良いです。
第2に、バックライトです。
本機は、バックライトの電流制御の部分の機能名が「Luminance Booster Pro」及び「XR Contrast Booster 40」と上位です。
レグザ上位機でも書きましたが、RGB mini-LEDを採用する(部品としての)パネルはすでに複数出ており、実際は、ゾーン分割数やピーク輝度などの部分で差があります。
ソニーはゾーン数を公開していませんが、両製品を見比べても、ピーク部分の輝きは明らかに違って見えます。海外の実測でも、本機はBRAVIA 7 IIよりピーク輝度とローカルディミング性能が明確に上です。
なお、XR Contrast Boosterの数字は、暗部の電流を明部に集中させる効果の高さと、その精度を示すソニー独自の指標です。色の明暗差や階調を含めて、映像表現の部分では価格相応の差があるでしょう。

第3に、スピーカーです。
総合80Wのスピーカーです。
構成は、高音域のトゥイーター、中音域のフルレンジ、低音域のサブウーファーを左右1基ずつ搭載します。
本機の場合、高・中・低音域を担当するこれらのスピーカーを、画面上部の同じ高さに横一列で配置します。
そのうえで、天井方向への反射を利用して立体音響の広がりや定位感を高めるビームトゥイーターを2基備えます。
全部で8基のスピーカーであり、上位機らしい仕様です。
ビームトゥイーターは、3D立体音響を実現するためです。
本機は、ドルビーアトモスなどの3D音源や、先述の3Dサラウンドアップスケーリングで、ステレオ音源も含めて、より立体感のある音場を表現できます。
あとは、BRAVIA 7 IIに対する目立つ違いはありません。
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以上、ソニーのBRAVIA 9 IIの紹介でした。
同じRGB Mini LEDを採用しますが、ゾーン数は非公開です。ただ、ピーク輝度やローカルディミング性能には、下位機と明確な差があります。
下位機と違い低反射フィルムを備える部分も、明るいリビングで外光の映り込みを抑え、高輝度を活かしやすくするための工夫です。
ライバルは、レグザのZX2S・ZX1Sでしょう。いずれも甲乙あります。
ミリ波レーダーが利用できる部分を含めて、「画質・音声の自動調整」はレグザ側が一歩有利な印象です。
一方、ソニーの場合は、先ほど書いたように、同社がこれまで重視してきた「絵作り」と、RGB Mini LEDの特性とのマッチング度が高い部分を評価できます。
高輝度でも色純度を保ちやすいというRGB Mini LEDの特性は、実際の画質にも良い方向で作用しそうです。その意味で、RGB Mini LEDそのものの「実力」を試したい場合にも、良い選択肢になりそうです。
一方、音響部分で言えば、テレビ内蔵スピーカーだけを使う場合、レグザ側にやや負ける部分があります。
ただ、ソニーは音響企業でもある同社の強みを活かし、本機の内蔵スピーカーと、同社の高性能なサウンドバーやシアターシステムを連携して使える点に魅力があると思います。対応機では「アコースティック センター シンク」が利用でき、テレビの内蔵スピーカーを外部システムのセンタースピーカーとして同時に使えます。
レグザも似た仕組みを近年出していますが、ホームシアターを含む高級オーディオでは、やはりソニーに一日の長があります。そこを狙いたいならば、RGB Mini LED採用テレビの中では、第一の選択肢にして良いと思います。
なお対応機は【サウンドバーの比較記事】と【ホームシアタースピーカーの比較記事】で書いています。
次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ソニーの4K液晶テレビを比較しました。
しかし、記事は、まだまだ「つづき」ます。

4・Panasonicの4K液晶TVの比較
:ビエラ〈日本〉
5・LGの4K液晶TVの比較
:ナノセル〈韓国〉
6・ハイセンスの4K液晶TVの比較
:Hisense TV〈中国〉
7・TCLの4K液晶TVの比較
:TCL TV〈中国〉
8・アイリスオーヤマの4K液晶TVの比較
:LUCA〈日本〉
9・各社の4K液晶TVの比較
:JVC〈日本〉
:マクスゼン・オリオン ほか
10・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】
=全機からのおすすめの提案
次回の4回目の記事(こちら)では、パナソニックから発売されている4K液晶テレビを比較します。
映像の美しさ ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
音質の良さ ★★★★★
ネット動画 ★★★★★
番組表 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、10回目の結論(こちら)で、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目の記事は→こちら
