【今回レビューする内容】2025年 頑丈で焦げないフライパンの性能とおすすめ・選び方(ガス用・IH兼用)テフロンフッ素加工・鉄・取って付きフライパン
今回のお題
焦げ付かずに丈夫なフライパンのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年12月現在、最新のフライパンの比較です。
基本となる耐久性を重視しながら、お手入れの容易さなどを視野にいれつつ各機をみていきます。
また、フッ素加工のフライパンについては「すべりの良さ」を、鉄製・セラミック製・火ホーロー製フライパンは、重さや熱伝導性なども解説するつもりです。

1・ブランド別のフライパンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:T-Fal〈フッ素/セラミック〉
2・ブランド別のフライパンの比較 (2)
2-1:北陸アルミ〈フッ素/セラミック〉
2-2:パール金属〈フッ素〉
2-3:エバークック〈フッ素〉
2-4:サーモス〈フッ素〉
2-5:フレーバーストーン〈フッ素〉
2-6:王様フライパン〈フッ素〉
3・ブランド別のフライパンの比較 (3)
3-1:Ballarini〈フッ素〉
3-2:京セラ〈セラミック〉
3-3:フィスラー〈セラミック〉
3-4:ビタクラフト〈鉄/フッ素〉
3-5:ターク〈鉄〉
3-6:マイヤー〈鉄〉
3-7:バーミキュラ 〈鉄〉
3-8:HANAKOほか〈鉄〉
4・ブランド別のフライパンの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、フライパンの「選び方の基本」を説明します。
その後、以上のような企業順で、各社の製品をみていくという構成にしました。
売れ筋は、フッ素加工のフライパン(アルミ+フッ素加工)ですが、セラミックパン(アルミ+セラミック塗装)や、鉄製のフライパンを専門としている企業の製品も取りあげるつもりです。
すべりやすさ ★★★★★
耐久性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
中・強火炒め ★★★★★
焼目のつけやすさ ★★★★★
お手入れしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ製品!を提案していきます。
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一方、一点だけ「お願い」です。

1・インジニオ・ネオのセット【T-Fal】
2・取っ手の取れるフライパン【全社】
このブログでは、各社から発売される、人気の「ハンドル部分が取れる」フライパンのセットは、別記事での扱いです。
これらは、ランク・グレードのラインナップ構成が「特殊」のため、今回の記事とは「完全に別の記事」として紹介しています。
ハンドル付の製品に比べて、コンパクトであるほか、取っ手が取れるのでオーブンでも使えるのが特徴です。
興味のある方は、上記のリンク記事をご覧ください。
よろしくお願いします。
1-1・フライパンの選び方の基本!

はじめに、自分に最もあったフライパンを探す際の「選び方の基本」を書いて置きます。
フライパンを選ぶ場合、何よりも大事なのは、「基材の特長と欠点」を理解することです。
上表のように、「フッ素加工のパン」・「セラミックパン」・「鉄製フライパン」と素材で分類できます。
はじめに、その特長と欠点を紹介していきます。
1・フッ素加工フライパン

第1に、フッ素加工のフライパンです。
誰でも知っている日本で最も普及しているタイプです。
安いものだと1000円程度から、高級品だと1万円近いものもあります。

基材は、アルミです。
鋳造ではなくプレスして曲げて作るので、軽量・薄型なのが特長です。
一方、無加工だと「すべらない」ので、コーティングをするのが普通です。
コーティングは、フッ素系コートです。
表面にテフロン(PTFE)をはじめとするフッ素樹脂を薄く焼き付けています。
この樹脂は260度ほどの耐熱温度があります。その上で、摩擦係数が少ないです。そのため、油少なめで「フライパンがすべる」と言えます。

重さは、他の方式に比べて、比較的軽量です。
軽量性ゆえに、この素材を選ぶ人も多いと言えます。

耐久性は、製品によって異なります。一般的に、耐久性がある製品はコーティングの層数を示します。
格安品の多くは3層です。
接着性をよくする樹脂配合としたプライマー層、耐摩耗性を高める中間層、すべりのポイントとなるトップコートです。

一定の品質のあるものは、各層を増やしてより多層にしています。
その上で、低層にフィラー(充填剤)を含有させることで耐久性を高めます。
例えば、「チタン・ダイヤモンド(炭素系)・セラミック・クリスタル」粒子などです。
例えば、T-Falだと、多層モデルだと、トップに近い部分は、やや使い込んで「すべりやすさ」を犠牲にしにくい粒子(クリスタル)を、低層に行くほど頑丈な粒子(チタン)を配合します。
なお、他社の場合、外側のトップコート(フィニッシュ層)に充填剤を入れる「マーブルコート」もありますが、利用時に「ざらつき」を感じる場合があります。

耐久回数は、耐摩耗性試験50万回クリアなどという宣伝をします。
しかし、「JISの計測の耐摩耗性試験」の数値は機械でひたすら削り、本体の「アルミベースが露出するまでの時間」です。つまり、フライパンの状態は「使えるけど、使いたくない」状態です。
そのため、Atlasはこの数字はあまり信頼していません。
2・セラミックフライパン
第2に、セラミック加工のフライパンです。

基材は、こちらもプレスのアルミ合金です。
その点では「アルミパン」の仲間ですが、コートが異なります。
重さは、どれも、それなりに軽量です。
フッ素コーティングのフライパンが軽い場合が多いです。

コーティングは、セラミック塗装です。
耐久性は、耐摩耗性や熱に対する耐久性が、フッ素より良いといえます。
「金属のヘラ」で粗雑に扱ったり、「から焼き」放置したりを繰り返しても、フッ素コートほど「一気に」に性能は低下せず、「徐々に」性能が落ちていきます。
とはいえ、フッ素と同じく中火運用が(長持ち)させる秘訣ではあります。中華のように、強火で一気に炒めるような場合は、鉄系フライパンに負けると言えます。

特長は、食材表面への熱の入りが良い部分です。
フッ素加工は、油分・水分が表面で「玉状」になるのですが、セラミックは「広がる」ため、油膜が均一で、食材表面の水分が均等ににげます。
そのため、お肉やお魚に焦げ目が付けやすく「クリスピー」な仕上がりにできます。調色ののベーコンや目玉焼きにもおすすめできます。
すべりやすさは、表面のに極小の凹凸ががあるので、フッ素より多少弱めです。
ひき油はやや多めにしないと、後片付けの際の焦げ付き処理に手間取り安いと言えます。
3・鉄製のフライパン

第3に、鉄製フライパンです。

材質は、鉄です。
ただ、製品によって加工法が異なります。
ハンドルを含め鉄を叩いて延ばした鍛造製品(タークなど)、溶かした鉄を型に入れて成形する鋳鉄の製品(バーミキュラなど)ほか、薄いものならば、安めのプレス加工製品もあります。

耐久性は、ポイントです。
安いプレス製品も含めて、コーティングが(原則)ないので強火でガンガン使っても問題ない性能です。中火で慎重に使わないと、寿命が短い他方式との違いです。
その上で、鍛造や鋳造したものは、一生使える強度といえる製品が多いです。
鍛造フライパンは「薄い」ですが、叩くことで強度が高められています。
また、製品によっては柄も鍛造で継ぎ目がない場合もあります。
鍛造フライパンは、その厚みで耐久性を高めます。
プレスでは曲げられない厚みの製品が作りやすいです。
とくに、底面はかなり厚く加工できるので蓄熱性を高めやすく、繰り返しの連続利用時などは温度の安定面も良いです。

すべりやすさは、一方、他方式に及びません。
ただ、長年使ってプライパンを「育てる」とある程度改善します。
油は多めに引く必要はありますが、ノンスティックに近い使用感になっていきます。とくに、鍛造で凹凸(打ちだし)があるタイプは、油なじみが良いので、そのように言えます。
熱伝導性は、アルミ合金より弱いため、立ち上がりの速さは負けます。
蓄熱性は、逆に良いです。
薄く鍛造した軽量品は例外ですが、鍛造や鋳造で「底厚い」なものはそう言えます。
鍋の場合と違って、フライパンにその機能性は不要には思いますが、煮込みに使う場合、あるいは、中華鍋のように「振って」調理する場合に、温度低下が少ないのは利点でしょう。
重さは、製品によります。
鍛造技術を駆使して、相当に薄く軽量化した製品もありますが、アルミ素材の製品より重めです。とくに、鋳造(バーミキュラほか)だと、かなり重いです。
メンテは、本格的な製品はどれも面倒です。
購入当初は「から焼き(焼き込み)」して保護膜を作る必要があります。
毎回の利用後も、調理後には洗剤を使わず手入れし、さらに、その後に油を引く必要があります。
栄養面では、鉄製のフライパンは、「鉄分が補給」できるとされます。
事実ですが、それは、カレーとかシチューの煮込みなどに長時間使う場合の話です。野菜炒めなどではほとんど出ません。つまり、無意味ではないにせよ野菜やサプリの代わりにはならない程度の微量です。「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
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なお、鉄製のフライパンの性質を持ちつつ、メンテ面でやや「ライト」にした製品もあります。
例えば、基材をステンレス合金などに変更したり、鉄の窒化処理をなした製品があります。そのほか、鋳鉄の上に、ガラス(ホーロー)を鋳かけた、鋳鉄鋳物のフライパンもあります。
こうしたものまで、「選び方の基本」で細かく説明するのは、ややこしいです。
そのため、こうした個性の強いモデルは、本編でその特長や弱点を詳しく説明するつもりです。
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以上、「フライパンの選び方の基本」でした。
結論的にいえば、最も初心者向けに扱いやすいのは「フッ素コーティングのアルミ合金のプライパン」です。
ただ、フッ素系はどうしても、肉をカリカリに焼きにくいです。その機能性が欲しい場合、セラミック加工の製品が候補になるでしょう。また、加熱温度や、金属のヘラなどある程度「雑」に扱っても良い点で、「おっちょこちょい」にもむきます。
鉄製のフライパンは、フライパンを育てることを厭わないなら「一生もの」のキッチンツールになる点が魅力です。
また、強火で使えるのと、蓄熱性が良い点では、中華鍋のように「振って」使いたい方は、良い部分があります。
ただ、メンテが面倒なのと、重さは難点です。
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最後に、フライパンのサイズです。
この部分は、皆さんの料理スタイルの「こだわり」もあるでしょうから、自由で良いです。
あえて、Atlas自身の好みを言えば、上表の通りです。油の飛び散りが嫌いなので、炒め物は、ウォックパンを利用する場合が多いです。
Atlasは、あまり大量には作らないので、26cmを使っていますが、人数の多いご家庭は、ウォックパンについて28cmあっても良いかと思い、以上の「おすすめ」にしました。
1-2・T-Falのフッ素加工パン

というわけで、比較をはじめます。
はじめに、T-Falのフライパンです。
後述するセラミック採用の例外もありますが、同社の場合、ほぼ全ての製品がアルミ基材のフッ素加工フライパンです。

同社の製品は、ほぼ全ての製品でフライパンの真ん中に印があります。これは、十分に鍋が暖まると中心の印が消える「おしらせマーク」となります。
フッ素加工のフライパンは強火で使いすぎると痛みが早いので、わりと重宝します。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思うポイントを青字で記していきます。

【2021年発売】(24年9月型番変更)
【26cmフライパン】〈 24 28cmもあり〉
1 ・T-Fal ハードチタニウム・インテンス
1 ・T-Fal ロイヤルブルー・インテンス
¥3,717 Amazon.co.jp (11/4執筆時)

【28cmウォックパン(深め)】
2 ・T-Fal ハードチタニウム・インテンス
2 ・T-Fal ロイヤルブルー・インテンス
¥3,885 Amazon.co.jp (11/4執筆時)

【20cmミニフライパン】
3 ・T-Fal ハードチタニウム・インテンス
3 ・T-Fal ロイヤルブルー・インテンス
¥2,980 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:732グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター:
ハードチタニウム・インテンスと ロイヤルブルー・インテンスは、ガス火用のスタンダードモデルです。
タイプは、ガス火専用のフッ素コートの「アルミ合金」のフライパンです。
IHヒーターでは使えないタイプです。

・ハードチタニウム・インテンス
20cm D53002 24cm D53004
26cm D53005 28cm D53006
28cmウォックパン D53019
・ロイヤルブルー・インテンス
20cm D53302 24cm D53304
26cm D53305 28cm D53306
22cmディープパン D53383
26cmディープパン D53385
28cmウォックパン D53319
エッグロースター D53318
サイズは、5サイズの展開です。
冒頭で「おすすめ」にした、「3つのサイズ」は、両色とも網羅します。
ただ、商品展開数が多いのは、ロイヤルブルー・インテンスです。
各サイズとも、ウォックパンほか、深めの「ディープパン系」が用意されます。

コーティングは、4層のチタンインテンスです。
より上位のコートもありますが、ガス火では最上位です。

トップコート(フィニッシュ層)のフッ素コーティングを厚めにしています。
その上で中間層で耐摩耗性を上げています。こうした厚めの層を剥がれにくくするためもあり、2層のプライマー層としていて、合計4層です。
IH兼用の上位機(アンリミテッド)だと「5層」ですが、本機でも工夫は上級です。標準となるチタンコーティングに対して、耐摩耗性は「2倍」ですから。
上位機の場合フライパンがやや「重くなる」ので、軽々使いたいという点を重視すれば、本機は「バランス」が良いです。。
重さは、26cmのフライパンで732gです。
本機は、IHヒーターに対応できない機種なので、底部にステンレスの張り地が不要です。
そのため、この重さが実現できています。

外装は、シリカ混のPTFE(フッ素)エナメル加工です。
エナメル(硬化)加工は、ガス火で外装が変色しにくいほか、質感として光沢がでるタイプの塗装です。同社では、一部のガス火用のみなされます。
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以上、T-falのハードチタニウム・インテンスなどの紹介でした。
下位機種と較べる場合、フィニッシュ層(表面)の近い部分が厚いので「当初のすべりの良さ」は、より長く続くでしょう。
一方、耐久性を重視して、(当初のすべりの良さのまま)より長く使いたいならば、(ガス火でも)後ほどみていくIH兼用モデル(アンリミテッド)が良いかと思います。
ただ、IH兼用モデルはやや「重くなる」ので、(アルミパン特有の)「軽さ」が欲しいならば、やはりこちらです。とくに、大きめのフライパンの場合、この点は重要です。
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なお、ガス火用のT-Falのフライパンはほかにも何シリーズかあります。
以下、違いを確認しておきます。

【2021年発売】
【27cm】〈21 25 29cmあり〉
4・T-Fal マスタードブラック
¥2,400 楽天市場 (11/4執筆時)
【27cm】〈21 25 29cmあり〉
4 ・T-Fal マリーゴールドイエロー
¥2,280 楽天市場 (11/4執筆時)
【26cm】〈20 24 28cmあり〉
4 ・T-Fal クランベリーレッド
¥2,825 楽天市場 (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:767グラム(27cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター:
第1に、マスタードブラックなどです。
これらは、(専門店ではない)スーパーなどの日用品コーナーでよく見かける製品で、先ほどの機種の1グレード下位になります。

・T-Fal マスタードブラック
21cm B56003 25cm B56005
27cm B56006 29cm B56007
・T-Fal マリーゴールドイエロー
21cm B56103 25cm B56105
27cm B56106 29cm B56107
・T-Fal クランベリーレッド
20cm B55902 24cm B55904
26cm B55905 28cm B55906
22cmマルチパン B55975
26cmマルチパン B55977
28cmウォックパン B55919
カラフルで展開数も多いです。
なお、レッドだけは、フライパンの取っ手形状が上位機の形状に近い点で、この中では「プチ上位機」ともいえます。

コーティングは、ただ、チタンです。
さほど値段差もないので、選択肢にしなくて良いかと思います。
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【26cm】〈20 24 28cmあり〉
5・T-fal グレーオーク・インテンス
¥6,050 楽天市場 (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:732グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター:
20cm D51702 24cm D51704
26cm D51705 28cm D51706
エッグロースター D51718
第2に、グレーオーク・インテンスです。
百貨店など限定で、「ガス用のプレミアム」として売られる製品です。
サイズは、普通のフライパンが29〜28センチまでの展開です。
20cm-28cmで選択可能です。
いずれも浅めでウォックパン(中華鍋)タイプはないです。エッグロースターはあります。

コーティングは、チタンインテンスです。

その上で、外面に耐炎性の高い超硬度のシリカ系コーティングをなし、色ヤケを防ぎます。
性能面ではいうことはない製品ですが、限定流通で高いのがネックです。
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【2024年発売】
【26cm】D53405
6・T-fal ブラックミラー・インテンス フライパン 20cm
¥3,699 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【20cm】D53402
6・T-fal ブラックミラー・インテンス フライパン 20cm
¥3,169 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:655グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター:
第2に、ブラックミラー・インテンスです。
2024年に登場した新しい色のシリーズです。

コーティングは、本機もチタンインテンスです。
インテンス系列として、若干形が異なる関係で少し軽いです。
深さは同じですし、それに伴う機能性は悪くなっていないように見えます。ただ、アルミベースの厚みなどの差は分かりません。
サイズは、2サイズのみの展開です。
外装は、通常ラインと同じ、光沢があるエナメルコートです。
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結論的にいえば、通常機より10%ほど軽いので、そこを評価する場合、選んでも良いかとは思います。

【2023年発売】
【26cmフライパン】〈 24cm 28cmもあり〉
7・T-Fal IHインスパイア・ジェットグレー
7・T-Fal IHチタンエクセレンス モカ
7・T-Fal IHエクセレンス バニラベージュ
¥4,265 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【28cmウォックパン(炒め用の深め)】
8・T-Fal IHインスパイア・ジェットグレー
8・T-Fal IHチタンエクセレンス モカ
8・T-Fal IHエクセレンス バニラベージュ
¥4,245 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【20cmミニフライパン】
9・T-Fal IHインスパイア・ジェットグレー
9・T-Fal IHチタンエクセレンス モカ
9・T-Fal IHエクセレンス バニラベージュ
¥3,300 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:1015グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター: 対応
T-Fal IHインスパイア・ジェットグレーなどは、ティファールの中位機種です。
3色構成ですが、コーティングなどの性能はどれも同じです。

タイプは、IH兼用のフッ素コートの「アルミ合金」のフライパンです。
本体はアルミ製ですが、底面にステンレス(磁性体)があるので、ガス火でも、IHヒーターでも使える製品です。
・l IHインスパイア・ジェットグレー
20cm G30402 24cm G30404
26cm G30405 28cm G30406
28cmウォックパン G30419
・IHチタンエクセレンス モカ
20cm G17202 24cm G17204
26cm G17205 28cm G17206
28cmウォックパン G17219
・IHバニラベージュ
20cm G18202
26cm G18205
28cmウォックパン G18219
22cmマルチパン G18203
サイズは、上表のような展開です。
便利な深型のウォックパン(中華鍋風)は、全ラインナップにあります。

IHチタン・エクセレンス バニラベージュ マルチパンG18203
¥2,770 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
一方、IHバニラベージュだけは、ネット限定でラインナップが少なめです。
しかし、こちらだけ、注ぎ口があって深めのマルチパンがあります。
洋風の「雪平」といった感じです。

重さは、た標準的な26cmのフライパンで1015gです。
先述のように、IHヒーターの兼用となう製品は、底面にステンレスの張り地があるので、ガス火専用モデルより、30%ほど重量がかさましなります。
ただ、一般的に、ハンドル込みでこの重さのフライパンは「重い」とは言いません。
標準的な重さです。

コーティングは、チタンフォースです。

表面に近いフィニッシュ層が2層となので、単純に耐久性が(チタンの)3倍というだけでなく、滑りやすさを含めた当初の品質の持続性も上です。
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以上、T-Fal IHインスパイア・ジェットグレーなどの紹介でした。
コーティングのグレードと本体価格のバランスを考えると、格安でも性能が期待できる製品と言えます。
バランスも良いですし、重さもあまり気にしなくて良いでしょう。ただ、次に見るコーティンググレード上位の製品との値段差はみてください。

【2021年発売】
【26cmフライパン】〈24 28cmもあり〉
10・T-fal IHルージュ・アンリミテッド
10・T-fal IHハードチタニウム・アンリミテッド
¥4,245 Amazon.co.jp (11/4執筆時)

【28cmウォックパン】
11・T-fal IHルージュ・アンリミテッド
11・T-fal IHハードチタニウム・アンリミテッド
¥4,427 Amazon.co.jp (11/4執筆時)

【20cmミニフライパン】
12・T-fal IHルージュ・アンリミテッド
12・T-fal IHハードチタニウム・アンリミテッド
¥3,391 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:1159グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター: 対応
IHルージュ・アンリミテッドとIHハードチタニウム・アンリミテッドは、市販品ではT-Falの最上位機です。
こちらも2021年にアップデートされました。旧来の「IH ハードチタニウム・プラス」と「IHルビーエクセレンス」の後継品です。

タイプは、IH兼用のフッ素コートの「アルミ合金」のフライパンです。
IHルージュ・アンリミテッド
20cm G26202
26cm G26205 28cm G26206
22cmマルチパン G26275
26cmマルチパン G26277
28cmウォックパン G26219
エッグロースター G61018
IHハードチタニウム・アンリミテッド
20cm G26502 24cm G26504
26cm G26505 28cm G26506
28cmウォックパン G26519
サイズは、普通のフライパンが21〜28センチまでの展開です。
そのほか、下位機種でも見た、注ぎ口がある「マルチパン」、深い「ウォックパン」などがあります。
充実するのは、IHルージュ・アンリミテッドのほうですが、普通のフライパン構成はIHハードチタニウム・アンリミテッドが充実します。

重さは、26センチのフライパンで1159gです。
ハンドルがしっかりしたものですし、やや重さがあります。
ただ、個人的にこの重さ以上のパンも使っていますが、T-Falはバランスが良いので不便は感じません。
重くないフライパンは振れないという方もいます。例えば、26センチの鉄製のフライパンは、軽めにできる鍛造でも1.4kgです。
極端に重いわけでもありません。

コーティングは、5層のチタンアンリミテッドです。

1世代前の旧最上位機は、6層のチタンエクセレンスでした。
ただ、現在の仕様は2層目に、フッ素特有のすべりやすさを犠牲せず、耐摩耗性を強化できる「ハードクリスタル」粒子をフィラー(充填剤)として採用します。
その上で、低層にチタン系粒子のフィラーで強化しています。
実際、従来より「当初のすべりの良さ」は良いですし、全体の耐摩耗性も、旧機の2倍の6倍ですという数字を出しています。
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以上、IHルージュ・アンリミテッドとIHハードチタニウム・アンリミテッドの紹介でした。
耐久性を最も重視して考える場合、こちらのモデルが、フッ素加工では「最強に頑丈」と言って良いでしょう。
ある程度高くても、耐久性のあるフライパンを使いたい方はこの機種がオススメです。
【2021年発売】
【26cm】〈20 24cmあり〉
13・T-fal オプティスペース IHステンレス
¥3,422 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
基材:ステンレス
重さ:1215グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター: 対応
オプティスペース IHステンレスは、T-Falの製品としては、少し特殊な製品です。

タイプは、IH兼用のフッ素コートの「ステンレス」のフライパンです。
アルミ合金ではない仕様です。
ステンレスは基材だと重めです。
熱伝導性が悪いので、底面にアルミを補ってそこを補強しています。
重さは、26センチのフライパンで1215gです。
とても重い訳ではではないですが、アルミ合金のフライパンより重いです。
・オプティスペース IHステンレス
20cm(G72902)24cm(G72904)
26cm(G72905)
サイズは、フライパンだけでいえば、以上の展開です。

コーティングは、4層のチタンインテンスです。
ガス火だとこの水準のモデルもありましたが、IH兼用だと耐久性が弱めです。
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以上、オプティスペース IHステンレスの紹介でした。
ステンレスは見た目が「美しい」ですが、焼けると専用洗剤で落とさないいけないので、やや手間がかかる基材です。また、鍋の場合、上手に使えば「一生もの」なのですが、フッ素コートがある本機の場合、その部分の特徴はありません。
あまりおすすめできません。

【26cm】〈22 24cmもあり〉
14・ティファール エクスペリエンス+
¥14,300 楽天市場 (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:1245グラム(26cm)
コーティング:フッ素
IHヒーター: 対応
エクスペリエンスプラスは、IH対応モデルの「プレミアムグレード」となる製品です。
直営店と、セレクトショップ系に卸される上位品です。
タイプは、IH兼用のフッ素コートの「アルミ合金」のフライパンです。

・ティファール エクスペリエンス+
22cm E49803 24cm E49804
26cm E49805
28cmウォックパン E49819
エッグロースター E22818
サイズは、普通のフライパンが20〜26センチまでの展開です。
その上で、28cmのウォックパン(中華鍋)とエッグロースターもあります。
重さは、26センチで、1245gです.
ハンドルのデザイン性の部分で、フッ素系のアルミパンとしては少し重めです。
形状としても、フライパンを回すような使い方は素人にはしにくい気がします。

コーティングは、しっかり、同社1位の5層のチタンアンリミテッドです。
その上で、ハンドルがリベット留めの格好良い仕様です。滑り止めもあり、使いやすいです。
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以上、エクスペリエンスプラスの紹介でした。
同社の「取って付き」だと、最も高級な外観で、見た目は良いです。
ただ、やや重くなるほか、価格がかなり高めになるのが難点でしょう。

【2024年発売】(加筆予定)
【26cm】〈20 28cm・深鍋26cmもあり〉
15・IHセラミックグライド アースグレー
¥4,648 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
基材:アルミ合金
重さ:1010グラム(26cm)
コーティング:セラミック
IHヒーター: 対応
IHセラミックグライド アースグレー フライパンもティファールのフライパンです。
少し特殊なモデルです。

タイプは本機も、IH兼用の「アルミ合金」のフライパンです。
ただ、トップコートがセラミックになります。アルミ基層の上に分厚いセラミックコートをなしたフライパンとなります。

特長は、食材表面への熱の入りやすさです。
冒頭の「選び方の基本」で書いたように、フッ素加工は、油分・水分が表面で「玉状」になる一方、セラミックは「広がる」ため、油膜が均一です。
そのためお肉やお魚に焦げ目が付けやすく「クリスピー」な仕上がりにできます。
目玉焼きなどにも、この点で向くと言えます。
重さは、26センチで、1010gです。
同社のフッ素系と比べても、かわらないスタンダードな重さです。

IHセラミックグライド アースグレー
20cm C44202 26cm C44205
28cm C44206
28cmディープパン C44277
サイズは、以上の展開です。
28cmのディープパンは深さ72mmです。
T-Falの場合、ウォックパンとディープパンの用語の使い分けは説明がありません。
しかし、実際には、ディープパンのほうが傾斜がキツく、西洋風な煮込み料理向き、ウォックパンは、傾斜が緩くフライパンが振りやすいので、中華鍋のような炒め物向きとは言えます。
T-Falは、コーティングにかかわらず、コートを傷めないためフライパンは「中火推奨」です。しかし、強火耐性という点では、事実上、フッ素のが上(=焦げ付きにくい)とはいえるでしょう。

耐久性も、フッ素より表面硬度がかなり高めです。
同社のフッ素コーティングと比べた値ではないですが、一般的な通常のフッ素加工の20倍の硬度とされます。
耐熱温度は、フッ素系の2倍とされます。
取っ手があるのでオーブンでは使えませんが、熱に由来するコートの劣化は少ないと言えます。
その上で、一般的に熱回り(熱伝導)が良いので、肉など焦げ目を付けたい場合に、この方式は(フッ素系より)有利で、クリスピーに仕上げやすいです。
弱点は、すべりの悪さです。
T-Falの特殊加工技術(イノセラム・セラミック)で「すべりやすさ」と「こびりつきにくさ」は、昔の同社のセラミック系より大幅に改善が見られます。
ただし、、同じ「ノンスティック」とはいえ、トップコートがフッ素加工の同社の通常品とは、実用上、差はあります。
しかし、セラミック系のパンの共通の欠点であるこびり付きやすさ、すべりの悪さを、独自技術で改善した素材です。他社の格安セラミック系のパンに比べれば、購入時は(フッ素パンのように)滑るので、こびりつきにくく、減油もしやすいタイプです。

耐久性は、評価が分かれます。
個人的な使用感では、肉・魚を「クリスピー」に焼く専用で使う場合(どうしても中火ルールを逸脱しがちなので)、明確に耐熱面に優れるイノセラムが良いように感じています。加えて、金属のヘラを利用するような意味での耐久性も良いです。
フッ素コーティングの場合、うっかりと「から焼き」したり、そうでなくて主、無理に高温で使うと、一気に寿命を縮める傾向です。
一方、(そもそもの)すべりやすさは、同社のフッ素加工(アンリミテッド系)がだいぶ優る上で、経年変化の部分も、正しい使い方(中火)で使うならば、フッ素系のほうが持続します。
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以上、IHセラミックグライド アースグレーの紹介でした。
食材への焦げ目が付けやすい部分で、お肉・お魚優先で考えるなら選べるラインです。
「正しい使い型(中火)」で使う限り、フッ素コーティングの製品と比べると、すべりやすさの水準は劣るほか、特性上、油はある程度引く必要はあるといえます。
また、セラミックコートの特性で、熱耐性と、摩耗耐性が抜群です。
この点で言えば、うっかり「から焼き」したり、強火で使いがちの型は、フッ素系コートより長持ちするでしょう。フッ素は、数度の失敗で一気に「駄目に」なりがちですが、セラミックだと、失敗ごと「じわじわ」駄目になっていく感じです。
個人的に「初心者・中級者」向けなのは、T-Falの場合、クセがなく、扱いやすいフッ素コーティングだと思います。
しかし、今回の買換の理由が「おっちょこちょい」が原因だと思う場合は、セラミック系を試しても良いかもしれません。
次回につづく
丈夫なフライパンのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は、ブランド別のフライパンの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ続きます。

2・ブランド別のフライパンの比較 (2)
2-1:北陸アルミ〈フッ素/セラミック〉
2-2:パール金属〈フッ素〉
2-3:エバークック〈フッ素〉
2-4:サーモス〈フッ素〉
2-5:フレーバーストーン〈フッ素〉
2-6:王様フライパン〈フッ素〉
3・ブランド別のフライパンの比較 (3)
3-1:Ballarini〈フッ素〉
3-2:京セラ〈セラミック〉
3-3:フィスラー〈セラミック〉
3-4:ビタクラフト〈鉄/フッ素〉
3-5:ターク〈鉄〉
3-6:マイヤー〈鉄〉
3-7:バーミキュラ 〈鉄〉
3-8:HANAKOほか〈鉄〉
4・ブランド別のフライパンの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、北陸アルミほか各社のフライパンを引き続き紹介します。
すべりやすさ ★★★★★
耐久性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
中・強火炒め ★★★★★
焼目のつけやすさ ★★★★★
お手入れしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最終回の4回目記事(こちら)全体の結論編です。
全体の結論として、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのおすすめを提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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