【今回レビューする製品】2023年 ブラウンのOral-B 回転式電動歯ブラシの性能とおすすめ・選び方:他社機との違いやグレード別性能ランキング:交換用ブラシの情報 子供用 iOシリーズ対応
【比較する製品型番】オーラルB iO9 iOM92B22ACBK-W iOM92B22ACBK iOM92B20BK-W iOM82A11BCWT-W iOM82A10WT iO9S iOM94W11ACAM オーラルB iO10 iOM10442ADCB オーラルB PRO2 D5055133XBL D5055133XWT PRO1 D3055133CB D3055133LR PRO3 D5075135BK オーラルB iO4 IOG41A61KWT iOG41B60BK iO3 IOG31A60IB iOG31A60WT iO6 iOM62I61KGR-W OM61B60BK iO5 IOG52J62KBK iOG51A60WT iO7 iOM62I61KGR-W iOM71B20BK PRO500 D165231UAW すみずみクリーン D1004132WT D100 D1034133BK D1034133GN みずみクリーンキッズ オーラルB スマート4000 D6015253P スマート7000 D7005245XP ジーニアスX D7065266XCTG ジーニアス9000 ほか
今回のお題
ブラウンの回転式電動歯ブラシのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今日は、2023年8月現在、最新のブラウンの電動歯ブラシオーラルBの比較をします。
ブラウンは「こだわり」を持って回転式ハブラシを生産しているドイツの企業です。
近年は「リニアマグネティックシステム」という新しい回転機構を導入し、「ブラッシング力」ですごみを増しています。
ラインナップは「多めで複雑」なのが難点です。
今回は、価格・グレード別に分けながら、細かく製品を紹介するつもりです。
ブラッシング力 ★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★★
ホワイトニング ★★★★★
歯ぐきケア ★★★★★
スマホ連動 ★★★★★
総合オススメ度 ★★★★★
また、結論編(こちら)では、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・ブラウンの電動歯ブラシ
2・ フィリップスの電動歯ブラシ
3・パナソニック電動歯ブラシ
4・オムロンの電動歯ブラシ
5・おすすめの電動ハブラシ 【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の電動ハブラシに関する比較記事の第1回目の記事として書きました。
1・ブラウンの回転式歯ブラシの特長
電動歯ブラシ市場をみると、「日本のパナソニック・オランダのフィリップス・ドイツのブラウンが、市場でシェアを分けあっています。
他社は音波式なので「ブラシ部分がぐるぐる回って見える」回転式(=3D丸型)は、ブラウンの「独壇場」です。
回転式は、モーターとギアでブラシをぐるぐる回すギア方式と、リニア駆動で小刻みに丸型回転させるリニアマグネティック式(=丸型回転)に分けられます。
これらの違いは本編で書くとして、とりあえず、他社の音波振動式と較べた場合、回転式(全体の)「よい部分」と「イマイチな部分」を確認しておきます。
1-1・回転式の良い部分
はじめに良い部分です。
Atlasは、回転式も音波振動式も長年使い込んでいます。
その経験をふまえて言えば、回転式歯ブラシのメリット性は、次の2つがあげられます。
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第1に、使用後の爽快感・達成感を得やすい点です。
音波振動式歯ブラシは、歯に当てているだけなので、「磨いている感」がさほどありません。
回転式は、通常の手でのブラッシングと同じで歯や歯ぐきに一定の刺激があります。
そのため、普通の歯ブラシのように「磨いている感」が強いといえる製品です。
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第2に、ブラシが小型である点です。
とくに、日本人は基本的に口が小さめで、歯間の隙間も多いと言われます。
その点で、ブラウンは「丸形で小型」で、日本人に向いた仕様です。
歯間についても、歯間ワイパー(写真で黄色の部分)で掻き出すような構造です。こうした点で「日本人の歯にもマッチした方式」と言えます。
1-2・回転式のイマイチな部分
一方、イマイチな部分もあります。
第1に、パワーゆえに、歯茎を痛めやすい傾向にある点です。
ただし、ブラウンもこの点は認識しており、対策があります。
例えば、(ほぼ)全機種に加圧コントローラーを装備して、押しつけすぎを防止する仕組みを取り入れています。歯ぐきなどが弱い方のために「専用モード」を備える機種も多いです。
格安製品ならば、音波式のほうが(この部分で)優秀だとは思います。
ただ、1万円前後の予算が出せるならば、この部分で音波式と大きな差はないように思えます。
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【洗口液】
リステリン クールミントゼロ
¥933 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【液体歯磨】
リステリン トータルケアプラス
¥933 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
第2に、歯磨き粉が飛び散りやすい点です。
例えば、前歯のホワイトニングを「鏡を見ながら」しようとすると、飛沫がやや飛びます。口を閉じて使うのが基本です。
気になる場合、(ブラッシング後に使う)「洗口液」か(ブラッシング前に使う)「液体歯磨」を使いましょう。
回転式はそもそも洗浄力が強いので、研磨剤なしでも汚れが落ちます。
GUM 電動ハブラシ用(3個+おまけ)
¥916 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
チューブ入りも、少なめに使えば、大きな問題はないです。
研磨性が気になる場合、低研磨で、飛び散りにくい専用タイプもあります。
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以上、ブラウンの回転式歯ブラシの特徴の紹介でした。
結論的にいえば、一般的な歯の清掃についていえば、全体の清掃力・清掃スピードは音波式を凌駕します。
同じ時間を使って磨いた場合、最も除去力があるのは「回転式」であることは疑いのないことです。
この点でいえば、ブラウンは、電動ハブラシでは唯一世界的な第三者機関調査による効果の検証結果が出ています。
具体的には、価値中立的な機関調査で有名なイギリスの「コクラン共同計画」が、無作為比較試験により、「回転振動型の電動歯ブラシだけが唯一、一貫して、手用歯ブラシよりも歯垢などを減少させる」と性能を評価しました。
なお、ブラウンは、回転に加えて、ブラシの毛も「振動」することを強調します。
ギア式は、「上下振動」が、リニアマグネティックは、「マイクロモーション」(1本1本の毛の振動)という表現でこれを表します。
これは、音波式を取る他機への「対抗」の部分もあるでしょうが、同社の製品は、正確には、「振動回転式電動歯ブラシ」と言うべきかもしれません。
2・オーラルBシリーズの比較
ここからは、ブラウンのオーラルBシリーズを比較していきます。
2-1・Oral-B PRO・すみずみクリーン
回転:ギア方式
=入門機
2-2・Oral-B iOシリーズ
回転:リニアマグネティック方式
=上級機
今回は、従来の「ギア式」の機種(下位機)と、新しい「リニアマグネティック式」の機種(上位機)に分けて紹介します。
実際的には「ほぼ価格順」なので、順番に読んで貰えば構わないかと思います。
基本的に現行品のみ紹介します。
しかし、「生産終了」になったOral-B スマートシリーズ・ジーニアスシリーズも在庫が豊富なので、(手に入るものは)記事の中で紹介しています。
2-1・PROシリーズの比較
はじめに、オーラルBの「PROシリーズ」です。
昔からある「ギア式」で、同社の製品としては、割と安価に購入できるものです。
同じく格安グレードの「すみずみクリーンシリーズ」を含めて比較していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2018年8月発売】
1・オーラルB PRO500 D165231UAW
¥5,083 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:ギア式(8800回/分)
モード数:1
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:
加圧コントローラー:
スマホ連携:
オーラルB PRO500は、ギア式のPROシリーズの入門機です。
回転方式は、ギア式」です。
小型モーターとギアで、ぐるぐるとブラシを回していくもので、大昔からあります。
歯ブラシの回転数は、毎分8800回転で、上下の振動数は、毎分20000回になります。
上位モデルはもう少し高回転ですが、値段からすると「そこそこ」な数字です。
付属する歯ブラシは、2本です。
一般的なマルチアクションブラシと、歯面の汚れ除去の為に中心にシリコンゴムが付属するホワイトニングブラシです。
記事の最後で、他の交換ブラシの種類は改めて説明します。ブラウンは(子供向けとiOシリーズを除いて)ブラシは共通です。
モードの選択は、できません。
通常のブラッシング(クリーンモード)だけです。
押しつけ防止センサーも、非搭載です。
加圧ストッパーは(最低限)ありますが、優しく磨きたい方には向きません、
2分間タイマーは、言及に値します。
ブラッシングの「推奨時間」である2分間の経過を振動で教えてくれる機能です。
30秒ごとに歯ブラシの回転が止まることで、時間経過が分かるようになっています。
「30秒ごと」というのは、「上下左右の歯を4分割して考えて、それぞれ30秒づつ偏らずに磨こう!」ということです。
単純な機能に思えますが、磨き残しのないブラッシングに効果的な機能で、歯医者さんも推奨しています。
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以上、オーラルB PRO500の紹介でした。
入門用としてかなり安く買える機種です。ただ、回転数などが非力で、押しつけ防止センサーが無いなど、強力な回転式としては、やや不安な部分もあります。
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【2022年発売】
【2モード】(下位機)
2・すみずみクリーン マルチアクション D100
2・すみずみクリーン やわらか D1004132WT
2・すみずみクリーン やわらか D1004132BKN
2・すみずみクリーン フロス D12013F
¥2,400〜 楽天市場 (8/29執筆時)
【2モード】(歯間用ブラシ付)
3・すみずみクリーン D1004132 + IP17-1EL
¥6,578 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【3モード】(上位機)
4・すみずみクリーンPRO マルチアクション D1034133BK
4・すみずみクリーンPRO やわらか D1034133GN
4・すみずみクリーンPRO フロス D1034133PL
¥3,280〜 楽天市場 (8/29執筆時)
【旧モデル】
5・すみずみクリーンプレミアム D1004132BK
¥2,858 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:ギア式(7600回/分)
モード数:2-3
2分間タイマー:
押しつけ防止センサー:
加圧コントローラー:
スマホ連携:
なお、同社のギア式は、PROシリーズよりも安い「すみずみクリーン」シリーズも展開しますう。
ドラッグストアなどで見かける乾電池式(オーラルB プラック コントロール DB5010N)を除けば、最安のシリーズです。
モードの選択は、標準・やわらかクリーンと2種類可能です。
新しい上位機だと、「超やわらかクリーン」が付いて3種類です。
付属する歯ブラシは、3機種で異なりますが、それぞれ1本です。
「マルチアクション」は標準の「マルチアクションブラシ」付属で、「やわらか」はやわらか極細毛ブラシ、「フロス」は、歯間ワイパー付きブラシになります。
3機の機能面の違いは、最初に付属するブラシの種類だけになります。
回転数は、Proより悪い7600回/分であるほか、加圧センサーも、2分間タイマーも付属しません。
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結論的にいえば、機能面で弱い部分が多いため、できれば上位モデルが良いかと思います。
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【2021年発売】
【オーラルB すみずみクリーンキッズ】
6・キッズ EB10-2KGE D12513KPKMRD
6・キッズ EB10-2KGE D12513KPKMPK
¥2,300 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
7・キッズ プレミアムプラス D1004162KPKMBL
¥3,100 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
このほか、「逆転の発想」ですが、回転数が弱いことを逆に活かして、子供用が用意されます。「ポケモン柄」のタイアップ商品です。
登録制の無料ウェブコンテンツの「ポケモンブラッシングマスター」を利用すると、2分後にポケモンが発見できる工夫があります。
知育ではないですが、「2分間磨き」のご褒美的なものです。
子供用もグレードに分かれます。
「キッズプレミアム」は、ポケモンシールのほか、子ども向けの特別なハンドルを採用するほか、乳歯向けの「やわらか回転モード」が付属します。
【2020年発売】
【上位機種】
8・オーラルB PRO2 D5055133XBL
¥8,837 楽天市場 (8/29執筆時)
9・オーラルB PRO2 D5055133XWT
¥11,174 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【下位機種】
10・オーラルB PRO1 D3055133CB
10・オーラルB PRO1 D3055133LR
¥5,852 楽天市場 (8/29執筆時)
回転:ギア式(9900回/分)
モード数:3
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:
Oral-B PRO 2は、ブラウンの「ギア式」の中級機になります。
本機には、下位機種として PRO1も出ています。
値段差があるのですが、ケースがつかないほか、後述する、加圧コントローラーと押しつけ防止センサーが非搭載です。
結論的にいえば、回転式は、加圧制御がとても重要なので、PRO2が良いでしょう。
歯ブラシの回転数は、下位機より速く、毎分9900回転です。
その上で、上下の振動数は、下位機種よりも倍の毎分45000回になります。
上下振動の強化により、歯間のゴミの除去力は格段に上がっており、歯垢などの除去力は下位機種より明確に高いと言えます。
付属する歯ブラシは、やわらか極細毛ブラシ1本のみです。
標準ブラシより、少しやわらかめのブラシです。
モードの選択は、通常のクリーンモードほか、やわらかクリーン・ホワイトニングの3種類です。
「やわらかクリーン」は、回転などが弱めで、歯ぐきのケアなどに最適なモードです。
加圧コントローラーは、搭載です。
歯に押しつける圧力に応じて回転速度を段階的に軽減する機能が付属します。
回転式ブラシは強力なので、歯茎のダメージをより軽減できるでしょう。それでも、歯に押しつけると歯茎に傷をつけることがあります。
その場合も、押しつけ防止センサーが、過度に押しつけると、赤いランプで教えてくれます。
はみがきは(普通)鏡を見ながらするものなので、すぐ気付きます。
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以上、ブラウンのOral-B PRO2の紹介でした。
強力な回転式ですが、加圧コントロール機能と押しつけ防止センサーが搭載されるため、ある程度安心して利用できる機種です。また、やわらかクリーンモードを搭載する点も、魅力と言えます。
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【キッズ PRO】D3055163KPKMCB同型
11・キッズ PRO D3055133KPKMCB
¥5,855Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【キッズ PRO 2】
12・キッズ PRO2 D5055233KPKMWT
¥9,878 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
なお、このシリーズにもキッズ向けがあります。
PROとPRO2の違いは、大人用と同じで、LEDランプを利用する押しつけ防止センサーの有無です。加圧ストッパー自体はPROもあります。
下位(すみずみクリーン)にもありましたが、こちらは大人用のPROシリーズを子供向けにしたモデルです。
作ほどみた子供用の2モードに加えて、ホワイトニングモードがつきます。
加圧ストッパーはつきますが回転が強いですし、ホワイトニングを気にする年齢になったキッズ向けの製品といえます。それ以外は、先ほどみた下位のキッズ用で良いでしょう。
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【2017年発売】(白はアマゾン限定)
13・オーラルB PRO2000 D5015132WH
13・オーラルB PRO2000 D5015132XBK
13・オーラルB PRO2000 D5015132XPK
¥10,204 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
このほか、大人用ですが、このグレードの旧モデルがPRO2000です。
新機種との大きな違いは、ホワイトニングモードが未搭載である点です。
あとは、過圧防止センサーのランプの視認性が少し悪くなります。さほど価格差がない状況から言えば、「素直に新型」を選ぶべきでしょう。
【2022年発売】【Amazon限定】
14・オーラルB PRO3 D5075135BK
¥13,461 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:ギア式(9900回/分)
モード数:5
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:
Oral-B PRO 3は、ギア式のプロシリーズでは、最上位となる製品です。Amazon限定で売られています。
ただし、1つ上で見た、PRO 2との違いはモードの追加が目立つ程度です。
モードの選択は、標準・やわらか・ホワイトニングのほか、洗浄強度を少し高めたプロクリーンと、逆に弱めた歯ぐきケアの合計5モードになります。
あとは、初期付属ブラシが、歯間ケアに強いマルチアクションブラシに変わったことと、押しつけ防止センサーの視認性が改良された程度の違いです。
トラベルケースは、ただ、こちらは未付属です。
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以上、Oral-B PRO 3の紹介でした。
追加搭載されたモードに値段差分の価値観を感じられるならば、選択肢になります。ただ、この値段だと、次に見る、上位のiOシリーズも選択肢にできるのも確かです。
2-5・iOシリーズの比較
続いて、同社の(新しい)上位シリーズになるiOシリーズです。
冒頭で書いたように、磁力を使う「リニアマグネティック」を使う製品群です。
2020年に最高峰モデル(iO9)が登場したあと、従来の上位機(ジーニアス・スマート)に取ってかわる形で、1万円台の製品までラインナップされるようになっています。
後述するように、PROシリーズよりブラッシング力が高まるほか、一部機種では、スマホと連携しての磨き方の指導力が相当高いです。
【2022年発売】
【上位機種】(4モード・ケースあり)
15・ブラウン オーラルB iO4 IOG41A61KWT
¥13,059 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】(4モード・ケースなし)
16・ブラウン オーラルB iO4S iOG41B60BK
¥12,800 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【下位機種】(3モード・ケースなし)
17・ ブラウン オーラルB iO3 IOG31A60IB
¥10,360 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】(2モード・ケースなし)
18・ブラウン オーラルB iO3S iOG31A60WT
¥12,980 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:2-4
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(iO4)
iO4は、iOシリーズでは、最も安いモデルです。
いくつか種類があります。iO4に対する「他機の違い」を書いておきます。
第1に、iO4Sは、Amazon限定モデルです。
通常付属するトラベル用ケースが省略になります。
その分、割引されることが多いという製品です。
第2に、iO3は、下位機種です。
iO4と違い「スマホアプリ連携機能」がないほか、後述する「超やわらかクリーン」というモードも省略です。トラベルケースも未付属です。
第3に、iO3Sは、Amazon限定モデルの下位機種です。
iO3に対して、「ホワイトニングモード」も省略になります。
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結論的にいえば、値段と機能のバランスがよいモデルは、iO3に思えます。
iO4は、スマホアプリ連携が強みとは言えますが、後述するように、この部分を重視するならば、1ランク上の機種をオススメしたいです。
歯ブラシの回転数は、「説明」を要します。
本機は、回転部がアナログな歯車(ギア式)ではなく、磁石を利用したリニア式(リニアマグネティックシステム)だからです。2020年に新登場しました。
ギア式と違って、ブラシは(ぐるぐると)一周回らず、円形に往復を繰り返しています。実際、これは機能面の大きな改善であり、「別の機種」と言って良いほど使い心地が異なります。
振動も、ギア式(上下振動)とは異なる遠心マイクロモーションです。
精密な回転制御で、「ブラシ1本1本まで振動させる」と表現されます。洗浄力は確実に強化されたと言えます。
実際の使用感を改めて言えば、振動が細かく、また、優しくなり、従来より飛沫が飛び散りにくくなったほか、ブラッシング後の「つるつる感」も増した印象です。
相当のレベルアップを感じました。メジャーアプデートと言えるでしょう。
【歯垢除去用】【黒・白】
・アルティメットクリーン 黒 4本組 iORBCB-4EL
・アルティメットクリーン 白 4本組 iORBCW-4EL
¥3,980 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
付属する歯ブラシは、iOシリーズは、特別なブラシになります。
回転方式の変更に伴い、完全にリニューアルされたため、下位機(PROシリーズなど)の替えブラシと互換性がないです。
ほかのiOシリーズとは互換しますし、価格も最近は下がってきています。
リニア駆動採用に合わせた、16度の傾斜を付けた形状です。
毛先の丸形加工を含めて、歯間のゴミを通常ケアでもかき出しやすくしています。
【歯ぐきケア用】【白のみ】
・ジェントルクリーン 白 4本組 iORBSW-4EL
¥3,980 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【ホワイトニング用】【Amazon限定】
・ラディアントホワイト 白 3本組 iORBWW-3
¥4,268 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
専用ブラシは、4000本の超極細毛を採用した、ソフト系のジェントルクリーンもあります(白のみ)。
加えて、ラディアントホワイトという、ホワイトニング用のブラシも出ました。ラバー素材を採用し、歯の表層のステインを取る仕組みです。
形状的に、隙間までは入らないので、アルティメットクリーンとの併用が推奨です。
モードの選択は、通常のブラッシング(標準クリーン)ほか、やわらかクリーン(センシティブ)・ホワイトニングが選べます。
iOS4は、さらにセンシティブな「超やわらかクリーン」を加えて4種類です。
加圧コントローラーは、搭載です。
かなり大きなLED表示部があり、押しつけすぎの場合は赤色に、ちょうどだと緑色、不足だと青色で、常時点灯です。
鏡での利用時はもちろん、そうでなくても、変化に気づけるため、実用的です。
ネットワーク機能は、iOS4のみ対応です。
ただ、上位機と違って、モーションセンサー非搭載なので、「磨きかた指導」はできません。
モードやLEDに関する変更ができる程度と考えてください。
バッテリーは、最大12日間(約24分)です。
ただ、急速充電に非対応で、満充電まで16時間かかります。
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以上、ブラウンのiO3 iO4の紹介でした。
ギア式と比べると、新しい遠心マイクロモーションは、とくに、低刺激方向への調整が柔軟に思えます。利用後の洗浄力もよいです。
iOシリーズは替えブラシの種類が少ないのですが、標準ブラシとモードだけでだいたい制御できるからとも言えそうです。1万円前後で選ぶならば、本機はオススメできます。
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【2017年発売】
【下位機】(3モード・9,500回/分)
19・オーラルB スマート4000 D6015253P
¥7,225 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【上位機】(5モード・10,500回/分・LED)
20・オーラルB スマート7000 D7005245XP
¥9,880 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:ギア式
モード数:3
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり
なお、iO3 iO4と同級だった旧シリーズが、以上の「スマートシリーズ」です。
スマホアプリを使える部分では新機種( iO4)と同じです。
ただ、どの機種も旧来の「ギア式」です。
上位機(スマート7000)は、最大回転数が多め(10,500回/分)で、歯垢除去などに有利でしたが、実際のところ、新しい遠心マイクロモーションは及ばないでしょう。
そのほか、こちらのみ、金属製のトラベルケースが付くほか、押しつけ防止センサーのライトが大きいす。
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結論的にいえば、まとめ買いした「旧シリーズの替えブラシが大量にあって困る!」というような事情を除けば、スマートシリーズをあえて選ぶ理由はあまりないかと思います。
【2022年発売】
【上位機種】(白・ケースあり)
21・ブラウン オーラルB iO6 iOM62I61KGR-W
¥22,936 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】(黒・ケースなし)
22・ブラウン オーラルB iO6 iOM61B60BK
¥26,891 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
【下位機種】(黒・ケースあり)
23・ブラウン オーラルB iO5 IOG52J62KBK
¥18,013 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】(白・ケースなし)
24・ブラウン オーラルB iO5S iOG51A60WT
¥23,500 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:5
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(6箇所検知)
流通ルートの違いなどで、色と機能を換えています。
こちらも、iO6に対する他機の違いを書いておきます。
第1に、iO6( iOM61B60BK )は、Amazon限定モデルです。
通常モデルと同じ多機能表示対応のモノクロディスプレイ(左図)ながら、トラベルケースが未付属です。
第2に、iO5は、下位シリーズです。
大きな違いは、液晶が未装備で、モード表示などが簡易的(右図)になります。
そのほか、バッテリー充電時間も下位グレード相当(16時間)になります。
第3に、iO5Sも、Amazon限定モデルの下位シリーズです。
さらに、トラベルケースも未付属になる廉価版です。
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それぞれ、要不要で選べばよいでしょう。あとは、同じなので同時に見ていきます。
歯ブラシの回転方式は、本機もリニアマグネティック方式です。
マイクロモーションを含め、下位シリーズと同じです。同社の「最高峰」です。
付属する歯ブラシも、1つ上でみた機種と同じになります。
iOシリーズ専用の、多機能で特別なブラシです。
モードの選択は、いずれも5モードです。
標準クリーン・やわらかクリーン・ホワイトニングと下位機種に見られた機能に追加されるのは、歯ぐきケアモード・しっかりクリーンモードです。
回転式はパワフルなので、通常のブラッシングだと歯ぐきが傷つきやすい部分があるので、やや速度を落として、専用の回転をします。
「やわらか」よりさらにソフトです。
加圧コントローラーは、本機も搭載です。
LEDの部分で、押しつけ防止をお知らせしてくれる部分も、下位機種と同じです。
ネットワーク機能は、このグレードは、全機とも搭載です。
その上で、モーションセンサーも搭載で、これを利用してポジション検知機能が可能です。
Bluetoothでスマホリンクさせて使います。
センサーが歯ブラシの向きと方向を掴むことで、右奥歯・前歯・左奥歯の合計6箇所の検知ができます。
これにより、磨き残しの傾向や、押しつけ圧などを含めて分析し、磨きムラや磨きクセについて、アプリで指導が受けれます。
スコア表示できたり、「2週間のホワイトニング」など目標を設定して、ブラッシング計画を練ることもできるため、「モチベーションアップ」につながります。
ディスプレイは、上位のIO6については、パネルではなく、モノクロながら液晶搭載です(上図)。
モードのアイコン表示ができるほか、歯磨きの経過時間を表示できたり、磨いた時間で顔マークが変化したり、細かい細工が色々あります。
昔の同社の上位機には、置時計のような「歯磨きタイマー」が別に付属していました。これは、その「進化形」で、本体に組み入れたものと言えます。
バッテリーは、最大12日間(約24分)です。
充電に要する時間は、iO5は16時間で鵜が、iO6は12時間と少し短いです。
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以上、ブラウンのiO5 iO6の紹介でした。
値段がグッと上がってきますが、アプリで「歯磨き指導」を受けたい場合、このグレードからとなります。
ただ、指導の部分で言えば、次に見ていく最上位機(iO9)はより高度なので、比較することは意味があります。
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【2022年発売】IOM72A11BCWT後継
【通常型番】(黒・ケースあり)
25・ブラウン オーラルB iO7 iOM62I61KGR-W
¥21,999 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】(黒・ケースなし)
26・ブラウン オーラルB iO7 iOM71B20BK
¥31,680 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:6
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(6箇所検知)
なお、iO6の1グレード上位の機種となるのが、iO7です。
こちらも、Amazon限定モデルがあります。
トラベルケースほか、縦置き可能なブラシホルダーが未付属です。
利用後に、本体とブラシを分けて乾かしている方は注意してください。なお、iOシリーズのブラシの下部は切り口が少し斜めなので、ブラシ部分だけだと直立はしにくい形状です。
一方、iO6と比較する場合、本機は、充電時間が3時間と超高速です。そのほか、充電台座が、差し込み式ではなく、マグネット式になる部分が違いです。
あとは、下位機種(iO6)と仕様は変わりません。
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結論的にいえば、本質的な洗浄力(清掃力)は下位機種とあまり変わりません。
実用性もですが、「見映え」の部分をふくめて、マグネット式の充電器が欲しい場合のみ選択肢にしたら良いかと思います。トラベルケースもすこし作りがよくなります。
【2022年発売】
【通常型番】iOM92B22ACBK後継機
27・ブラウン オーラルB iO9 iOM92B22ACBK-W
¥35,692 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定型番】iOM92B20BK後継
28・ブラウン オーラルB iO9 iOM92B20BK-W
¥49,280 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:7
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(17箇所検知)
ブラウン オーラルB iO9は、同社の電動歯ブラシの現状での上級機となります。価格の高い方から言えば、2番目です。
目下、Atlasの愛用機でもあります。
そのほか、Amazon限定型番とある製品は、充電機能付きのトラベルケースと、縦置き用のブラシホルダーが未付属です。
セールの際などでは、安くなることも多いので、値段は調べても良いでしょう。
歯ブラシの回転方式は、下位機と同じリニアマグネティックです。
繰り返しますが、ギア式より、「暴れにくい」構造で、洗浄力も高いです。
【歯垢除去用】【黒・白】
・アルティメットクリーン 黒 4本組 iORBCB-4EL
・アルティメットクリーン 白 4本組 iORBCW-4EL
¥3,980 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
付属する歯ブラシは、他のiOシリーズと共通します。
1・標準クリーン
2・やわらかクリーン(ソフト)
3・歯ぐきケア
4・ホワイトニング
5・しっかりクリーン
6・超やわらかクリーン
7・舌クリーニング
モードの選択は、以上の7種類です。
構成としては、センシティブな方向性でモードが多様化している印象です。
下位機種にない「舌クリーニング」は、歯ぐきケア以上に「やわらかめ」で、口臭の原因となる舌をクリーニングするモードです。
通常のブラッシングの後、モードを切り替えて利用します。
ディスプレイは、もうひとつの魅力です。
最上位機は、カラー表示に対応する、インタラクティブディスプレイを採用するからです。
電動歯ブラシでは史上初でした。
個人的には、部分磨きのための2分間タイマーがディスプレイに内蔵され、しかもカラーで見やすい部分が良いと感じます。振動での30秒間隔のお知らせも、従来通りあります。
そのほか、バッテリー量や、ブラシ交換時期のお知らせなど、必要に応じて表示します。
もちろん、引き続きLEDによる押しつけ警告もなされます。
Oral-B App【iOS端末用】
¥無料 Apple App Store
Oral-B App【Android端末用】
¥無料 Google Play
ネットワーク機能は、対応です。
下位機種とアプリは同じです。
本機も、モーションセンサー搭載で、ポジション検知で、磨きムラや磨きクセを確認できます。
一方、下位機種と比べると、本機は人工知能3Dトラッキングシステムを装備します。結果、検知できるエリアが16箇所に増えます。
下位機のモーションセンサーは、上下の歯について、右奥歯・前歯・左奥歯の合計6箇所でした。
本機は、歯の前側・上面・裏側を検知できるようになりました。前歯に上面はないので、合計で16箇所となります。
利用してみると、結構、上面の磨き残しがあることが、わかり個人的にも役立ちました。
そのほか、毎日のブラッシングの動機付けになるバッジやメダルなど、スマートウォッチでよく見られる工夫も見どころです。
なお、細かい部分ですが、iOSの場合、Apple純正のヘルスケアアプリとリンク可能です。
Atlasのような、ライフロガーには嬉しい部分です。
Amazonベーシック タブレットスタンド
¥898 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
一方、洗面台でスマホアプリを立てる際、上記のスタンドは便利でした。
他にもいろいろありますが、洗面台で使うので、座高が低く、また、角度調整できるタイプを選びました。タブレット用とありますが、スマホ(iPhone12)でもしっかり固定されます。
バッテリーは、最大12日間(約24分)です。
本機もマグネット装着式の台座で、充電時間は3時間です。
台座の磁力はあまり強くないのですが、不思議に安定します。充電用の突起がなくなった分、掃除もしやすいです。
トラベルケースは、このクラスは、ケース充電できる仕様です(海外対応)。
ただ、USB給電はできず、コンセントケーブルを持参する必要があるため、相当長期の海外出張がある方以外は、あまり便利ではないかもしれません。
Atlasも、コードを外してケースだけ使っています。
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以上、オーラルB iO9の紹介でした。
2020年の発売日に購入し、ずっと愛用しています。出張にも持参するほど手放せないものになっています。
下位機と較べる場合、歯磨きの機能性の部分で、他社製品を含めても「最高峰」のセンシングと言えます。その上で、カラーパネルをふくめ、相当練ったデザイン性と実用性で、近未来的といわざるを得ないでしょう。
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【特定量販店用型番】
【ブラシ2種×2セット】
29・オーラルB iO9 iOM94K11ADRQ
¥42,372 楽天市場 (8/29執筆時)
【ブラシ2種×1セット】
30・オーラルB iO9 iOM92I11BWTP
¥39,900 楽天市場 (8/29執筆時)
【ブラシ2種×1セット】(サクラ柄ケース)
31・オーラルB iO9 IOM9.4K1.1AD RQDT
¥29,800 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】
【ブラシ4種×1セット】
32・オーラルB iO9S iOM94W11ACAM
¥47,800 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:7
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(17箇所検知)
なお、 iO9は、量販店限定で、以上の型番の製品も順次登場しています。
上で見た通常版と比べると、いずれも、通常のアルティメットクリーンブラシ2本のほか、ソフトなジェントルクリーンブラシを追加で2組ずつ付属させたものです。
iOM92I11BWTPは、1組ずつの付属になり、ブラシホルダーも未付属となります。
【ポイントケア】
・ターゲットクリーン 白 2本組 RBTG-2
¥3,300 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
Amazon限定の(アクアマリン オールインワンセット)は、ブラシ構成が少し異なります。
上記2種のブラシほか、先述のホワイトニング向けのラディアントホワイトほか、本機と同時発表となった、ポイント磨き用のターゲットクリーンが、それぞれ1本付属です。
ポイント磨き用としては若干「大ぶり」に思えますが、すき間は、丸形形状のブラシの数少ない欠点ではあるので、登場は嬉しいです。
これらの構成の場合、縦置き用のブラシホルダー(左図)の代わりに、トラベル用のブラシホルダー(右図)が付属になります(Amazonモデルは通常品)。
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【2022年発売】
【通常型番】iOM82A11BCWT後継機
33・オーラルB iO8 iOM82A11BCWT-W
¥26,340 楽天市場 (8/29執筆時)
【特定店用型番】(ブラシ2種×2セット)
34・オーラルB iO8 IOM84K11BDVT
¥18,410 楽天市場 (8/29執筆時)
【Amazon限定】(ケース・ホルダーなし)
35・オーラルB iO8 iOM82A10WT
¥31,990 Amazon.co.jp (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:6
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(6箇所検知)
加えて、iO9の下位機種となるiO8の販売もあります。
本機もカラーパネルは採用です。
モードは、iO9と比較すると、舌クリーニングモードが省略されます。
スマホ指導も、検知箇所が6箇所なので、どちらかと言うと(iO9より)iO7に近い機種です。
そのほか、トラベルケースは充電機能のないケースです。Amazon限定型番については、ケースも、ブラシホルダーも省略です。
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結論的にいえば、カラーパネルを「マスト」と考えて、買うならば、本機を選ぶのは「あり」かと思います。ただ、センサー部分では、iO9としっかり差があるので、この値段差ならば、少し足して、iO9を選ぶべきかとは思います。
【2023年発売】(限定色登場予定)
36・ブラウン オーラルB iO10 iOM10442ADCB
¥66,000 楽天市場 (8/29執筆時)
回転:リニアマグネティック
モード数:7
2分間タイマー:あり
押しつけ防止センサー:あり
加圧コントローラー:あり
スマホ連携:あり(17箇所検知)
ブラウン オーラルB iO10は、2023年に登場した同社最新の最上位機です。
本体部分の仕様は、ただ、1つ下位のオーラルB iO9とほぼ同じです。
異なるのは、充電台です(スマート充電器 iOsense)。
このグレードから「タイマー」充電台の部分につきます。
新機軸と言うより、だいぶ前のブラウン旧シリーズに付属していた「液晶式歯磨きタイマー」の焼き直しと言えます。
下位機(iO9)のように、スティック部のタイマーは使用中には見にくいですし、スマホを利用も毎日は面倒なので、個人的には「待ちに待った復活」でした。本体とはBluetoothでつながっています。
さらに本機の場合、上部のLEDランプが、人工知能3Dトラッキングシステムの、磨き残し検知と連動するため、スマホを見ずに、磨き残し部分が分かります。6箇所ですが、問題ないでしょう。加圧しすぎの場合も、ライトで教えてくれます。
また、電源をコンセントから取る利点で、本機のデータは、Wi-Fi経由でスマホに自動転送できます。同社のサーバーに蓄積されるので、スマホでみられるデータは常に「最新」と言えます。
この部分でも、ライフロガーには「たまならく便利」です。下位機同様、iOS(iPhone)ならば、ヘルスケアアプリとデータリンクもできますので。
ブラシは、通常のアルティメイトクリーンほか、ここまでみた、ジェントル・ラディアントホワイト・ターゲットクリーンが1本ずつと、全種付属です。
全種類を最初から試せるのは、良い部分でしょう。
あとは、iO9の特定店向けのオマケにもあった専用のブラシホルダーが付く点が相違点です。そのほかは、同じです。
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以上、ブラウン オーラルB iO10の紹介でした。
現状では下位機とかなりの値段差がある上で、本体性能は同じなので、一般的には選ばなくてもよいでしょう。
ただ、上級の愛用者には話は別で、スマート充電器 iOsenseは、個人的にもかなり魅力です。
スマホを毎回持ち出さずにもしっかり確認できるのは、この上なく便利ですから。データも自動転送なので、なにも言うことはありません。良いです。
利用時、本体ハンドルのタイマー(経過時間)を視認しようとすると、ブラッシング姿勢に影響する部分は下位機種の場合ありましたし、実際、タイマーがあるだけでも便利だと言えます。
個人的には、下位機種も「時間経過」だけでよいので、充電台で分かるように改良されていけばいいなと思いました。
次回に続く
ブラウンの電動歯ブラシのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ブラウンの電動歯ブラシの比較をしました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
ブラッシング力 ★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★★
ホワイトニング ★★★★★
歯ぐきケア ★★★★★
スマホ連動 ★★★★★
総合オススメ度 ★★★★★
次回の結論編(こちら)では、型落ちの最上位シリーズとなるジーニアスX・ジーニアス10000・ジーニアス9000を追加で紹介します。
その上で、今回紹介した全製品から、価格別・目的別のおすすめ機種を提案していきます。
また、補足として、替えブラシの種類についても説明しようと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
後半記事は→こちら
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