Top 映像機器 比較2020’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ (3)

2020年09月15日

比較2020’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ (3)

【今回レビューする内容】2020年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方(LG 三菱電機 ハイセンス編)40 42 43 49 50 55 65インチ BDレコーダー録画機能付4K液晶テレビ

【比較する製品型番】LGエレクトロニクス 49NANO86JNA 49SM8100PJB 55SM8100PJB 55NANO91JNA 65NANO91JNA 三菱電機 LCD-A40RA2000 LCD-A50RA2000 LCD-A40XS1000 LCD-A50XS1000 ハイセンス 43E6800 50E6800 43A6800 50A6800 43F60E 50F60E 43U7F50U7F 55U7F 65U7F 55U8F 65U8F 75U8F 50U8F

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2020年9月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較記事3回目です。

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱・ハイセンスの4Kテレビ
4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 今回は、LG・三菱電機・ハイセンスの4K液晶テレビを紹介していきます。

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 以下では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

7・LGの液晶TVの比較

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 つづいて、韓国のLGの液晶テレビの紹介です。

 グローバル仕様な機種が多い印象ですが、最近は、番組表などを含めて、日本の現地化にも力を入れています。 


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 【2020年6月】【新4K衛星放送対応機】

 【48インチ】

  85・LGエレクトロニクス 49NANO86JNA
   ¥97,018 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:Nano Cell Display
バックライト;エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

 49NANO86JNAは、LGエレクトロニクス社入門機です。

 同社は、世界的な液晶パネルメーカーであるため、比較的低価格で品質の良い液晶テレビを出すことができます。

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 液晶パネルは、IPS液晶を採用します。

 先述のように、IPS液晶は、「黒の引き締まり」はVA液晶に及びません。

 しかし、視野角の広さと目の疲れにくさにおいては、定評があります。入門機グレードの場合、むしろこのタイプの方が表示品質は良いです。

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 一方、LGは、色の三原色に白を加えた4色IPSパネル(RGBW型)という、コントラスト性能がさらに劣る、廉価モデルを過去に出していましたが、現在は終息しました。

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 逆に、本製品は、IPS液晶に独自処理を施した、IPS液晶の発展系と言える「ナノセルディスプレイ」という同社独自の「ブランド液晶」にしています。

 液晶パネル成形時の工夫なので、パネル提供業者ゆえにできる工夫でしょう。

 方向性としては、RGBカラーの純度向上をと目指すものです。横から見ても色変化が少ないとされます。(仕組みは違うものの)他社が競っている「広色域化技術」に対するLG独自の解答に思えます。

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 バックライトは、ただし、(壁掛けで額縁モードができるほど)スタイリッシュな薄型外観を目指す方向性から、直下型LEDを採用せず、エッジ型です。

 ローカルディミング(エリア制御)はしますが、画質重視の場合は、注意点です。

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 4Kチューナーは、新4K放送チューナーを搭載です。

 ただし、LGは4Kチューナーは1基だけですので、新4K放送視聴中の裏番組の録画は非対応です。

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 HDR10技術は、「Cinema HDR」という名前で搭載です。

 新4K放送のHLGのほか、HDブルーレイなどの新規格となるDOLBY VISION IQもフォローします。

 一方、LGの過去モデルは、通常画質(SDR)をHDRにアップコンバートする機能(HDR Effect)の記載がありましたが、本機については未掲載です。

 実質的には新エンジンで処理している可能性が高いですが、「ナノセルディスプレイ」などとの「合わせ技」なので、基本的には問題ないでしょう。

 むしろ、この部分で最近問題となるのは、新4K放送のHLG圧縮信号の輝度再現の部分ですが、そちらについては、外国製品ですがフォローしています。

 倍速液晶は、 TruMotion 240が搭載です。

 倍速のパネルに、バックライト点滅制御による方4倍速相当ですので、他社の10万円代の機種と同等と言えます。動きのある映像には強いでしょう。

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 画像エンジンは、今年度からα7 Gen3 AI Processor 4Kを装備します。

 画質にかかわる具体的な処理については、「高精細化」「ノイズ除去」など項目にわけた説明はないです。

 ただ、新エンジンになり、色再現性・フレーム谷の色合い・エリア調光時の輝度制御など、全面的に画質向上が見られます。

 一方、「超解像技術」についいては、オブジェクト型をふくめ言及がないです。「広色域化技術」については、先述のように、パネルのほうでフォローするので、鮮やかさについて、不満に思うことはないでしょう。

 操作性も、良質な画像エンジンを採用しているため、他社に劣りません。

 録画機能も、別売の外付けハードディスクの増設により対応します。

 新4K放送を除けば、裏番組録画も対応です。

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 番組表は、その一方であまり強調されません。

 EPGは取得し、日本の他社同様に番組情報も得られますが、画面の情報量と視認性は、工夫がイマイチです。

 ただ、乗せているエンジンが良いためか、サクサクと動く操作性はかなり良いですし、ネットテレビなどを操作するためのUIの出来も良いです。

 いずれにしても、TV機能をさほど重視しない(ゲーム・ブルーレイレコーダー・スカパー中心など)の方は、基本性能が高くお買得なこのモデルを選ぶのは「あり」です。

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 映像配信サービスは、LGの場合、同社のWebOS3.5を利用します。

 ソニーやシャープは、GoogleのAndroidTVを採用していますが、こちらは独自のものです。

 ただ、DAZN・Netflix・Amazonビデオ・ツタヤTV・アクトビラなどメジャーな動画サービスは対応しています。

 スピーカーの音質は、総合出力は、20Wと多少非力です。

 ただ、DTS Virtual:XとDolby Atmoに対応ということで、最近流行している、天井からの跳ね返り音を疑似的に再生できるサラウンド機能があります。

 一方、本機は、Bluetoothスピーカーも接続できますが、ソニー機の部分で書いたように、遅延問題がある点は、理解する必要があります。

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 LG マジックリモコン AN-MR19BA
  ¥3,900 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 そのほかは、本機は、別売もなされる、LGのマジックリモコンが標準添付となります。

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 音声アシスタントサービスは、LGについては、Amazon Alexa」「Google アシスタント双方から選択し、リモコンのボタンを推すことで、AIに情報を聞いたり、声で操作をお願いしたりできます。

 なお、リモコンを押さずに、「座ったまま」たのみたい場合は、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介したような専用スピーカーと、【スマート家電リモコンの比較記事】で紹介したような端末が必要です。

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 以上、LGの49NANO86JNAの紹介でした。

 他社の同価格帯の製品と較べる場合、「ナノセルディスプレイ」の搭載は、大きな注目点でしょう。

 おそらく、直下型LEDをバックライト採用しない「薄型」に限定した場合、10万円前後では、最もパネル品質が良い製品です。4倍速相当の液晶の搭載も魅力です。

 一方、番組表などのインターフェースの使い勝手や、多少貧弱と言えるスピーカーと4Kチューナー数の部分など、国内メーカーの付けいる隙があるのも事実でしょう。

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 【2019年4月】【新4K衛星放送対応機】

 【48インチ】

  86・LGエレクトロニクス 49SM8100PJB
   ¥78,750 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【55インチ】

  86・LGエレクトロニクス 55SM8100PJB
   ¥--------- Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【65インチ】

  86・LGエレクトロニクス 65SM8100PJB
   ¥---------Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:Nano Cell Display
バックライト;エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

 なお、本機の旧モデルが、一部サイズで併売中です。

 新機種と比較した場合の大きな違いは、倍速パネルが非採用で「2倍速相当」である点、エンジンが1世代古いため、ソフト的な画質処理が旧世代である点です。

 そのほか、ドルビーアトモスなど、規格への対応状況が差となりますが、いずれにしても選ぶならば新機種でしょう。


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 【2020年6月】【新4K衛星放送対応機】

 【55インチ】

  87・LGエレクトロニクス 55NANO91JNA
   ¥127,895 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【65インチ】

  87・LGエレクトロニクス 65NANO91JNA
   ¥178,200 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【75インチ】

  87・LGエレクトロニクス 75NANO91JNA
   ¥248,700 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【86インチ】

  87・LGエレクトロニクス 86NANO91JNA
   ¥412,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:Nano Cell Display
バックライトト:直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

 NANO91JNAシリーズ は、LGエレクトロニクス社のもうひとつの4K入門機です。

 グレードとしては、先ほどの49インチの49NANO86JNAとほぼ同じです。

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 しかし、55インチ以上大画面なので、バックライトを直下型にしています。

 さらに、エリア制御(Full Array Dimming)もするので、単純に直下型だけの機種より黒の締まりがさらによいです。東芝の最上位機のリアルブラックエリアコントロールと類似の技術です。

 その他の部分は、下位機種と基本仕様は同じです。

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 以上、NANO91JNAシリーズの紹介でした。

 個人的にはこの仕様で50インチ以下のモデルも欲しいですが、サイズ的に問題のない場合は、本機は候補になるでしょう。

 一方、値段的には、同じような直下型+エリア制御をなす東芝の最上位機より数万円安いですが、チューナー数・(フレーム)超解像技術・スピーカーの質など、値段差ほどの差はあるでしょう。

8・三菱電機の4K液晶テレビの比較

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 続いて、三菱電機の4K液晶テレビの紹介です。

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 同社は、REALシリーズで有名ですが、バックライトにレーザーを利用するレーザーバックライト方式に独自性と、発色の良さに強みがあったメーカーでした。

 しかし、2018年現在この方式から撤退し、(画質重視の今回の記事企画としては)ラインナップはやや残念な状況にあります。


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 【2019年10月発売】

 【40インチ】【新4K衛星放送対応機】

  88・三菱 LCD-A40RA2000
   ¥175,307 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【50インチ】

  88・三菱 LCD-A50RA2000  
   ¥179.800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  【58インチ】

  88・三菱 LCD-A58RA2000  
   ¥248,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属

 RA2000シリーズは、三菱電機が2019年に販売した、最上位機です。

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 この機種は、いわゆる「録画テレビ」で、ブルーレイと2TBのハードディスクが内蔵されるモデルです。そのため、今回は録画の部分も含めて説明します。

 液晶パネルは、三菱電機は情報非開示です。

 同社は、いわゆる「ブランド液晶」としてDIAMOND Panelを持ちますが、この機種は不採用です。全体的に白っぽく、TN液晶などの蓋然性が高いです。

 いずれにしても、この部分の情報が非開示の機種は、画質面での期待値が低いでしょう。

 バックライトも、情報非開示ですが、エッジ型でしょう。

 HDR10技術は、搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

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 画像エンジンは、DIAMOND ENGINE 4Kを搭載します。

 機能面の説明では、「超解像度技術」については、対応し処理を行っているようです。

 一方、「高精細化」「ノイズ除去」には言及がないです。何らかの処理は行っているでしょうが、力はそれ程入れていないと思います。

 一方、「広色域化技術」については、ウルトラカラーマトリックスを搭載します。8000点の補整点で色を部分調整する仕組みで、色の鮮やかさの向上を目指しています。

 4Kアップコンバートについては言及がないですが、これは搭載でしょう。

 倍速液晶は、2倍速ながら対応できます。

 4Kチューナーは、さすがに新型ですから、装備します。

 ダブルチューナー仕様ですし、問題ないでしょう。

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 録画機能は、先述のように、2TBのハードディスクとブルーレイを内蔵するため充実します。

 とくにブルーレイは、4K画質に対応するULTRA HDです。単品のレコーダーでも搭載しない機種も多い状況なので、録画部分は相当充実した機種です。

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 12倍録画に対応するので、最大1080時間の録画が可能です。

 3チューナー搭載なので、2番組を同時に録画することも可能です(4K放送は裏番組録画)。外出先からのスマホアプリでの予約にも対応(iOS Android)するため、この部分は割と高度と言えます。

 一方、同じようなオールインワン型を出しているパナソニックと較べる場合、新4K衛星放送の長時間録画に対応できない点が難点です。

 なお、内蔵HDDが付属した場合は、他社同様に、外付けHDDを増設可能です。

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 番組表は、一方、三菱電機はあまり力を入れていない印象です。 

 操作法を音声で教える機能、文字を拡大する機能など、お年寄り向け機能はありますが、本質的にはあまり工夫がありません。

 映像配信サービスは、YouTube TSUTAYA TVと、同社のアクトビラのみの対応です。

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 スピーカーは、総計10Wのスピーカーです。

 ブラウン管時代から同社は割とスピーカーに力を入れる会社でした。

 その点で言えば、中・低音域用のウーファー高音域用のトゥイーターが2機付属します。 

 ただ、4K液晶テレビは他社も相当気を使う部分なので、それらに比べると目立って音質が良いわけではない機種です。

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

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 一方、面白い部分では、オートターン機能があげられます。

 三菱電機が昔からこだわる部分で、スタンドの方向がリモコン操作で自在に動きます。

 先述のように、この機種は、視野角があまり広くなく、正面以外からの色ムラが目立つので、このような機能はある意味必須と言えます。他社は、こうした機能を付属しませんが、それは、視野角が広いから、基本不要だからでしょう。

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 以上、三菱電機RA1000の紹介でした。

 ギミックとして分かりやすいオートターン機能や、初心者にも説明しやすい「録画一体型」という利便性の部分が「受けて」、あまり家電に詳しくない年配の方に人気のテレビです。

 そうした方々への訴求は、番組表の見やすさへの配慮など、メーカーも実際意識していると思われます。

 ただし、今回の比較基準でこの機種をみると、液晶の品質がイマイチで、その部分にコストカットの跡が色濃いです。

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 また、映像機器として壊れやすい部分は、モーターのある部分(録画機能)です。

 つまり、内蔵ハードディスクブルーレイドライブの部分です。三菱電機もこの点は気にしており、部品単位で簡単に交換できる構造にしています。

 ただし、ユーザー自身での交換は不可で、「訪問修理」です。 

 保守部品の価格は、定価ベースで高いですし、デンキヤの延長保証も稼働性のある部分は、保証対象外の場合が大半です。

 結論的にいえば、「オールインワン型」は初心者に訴求力はある言葉ですが、長期的に考えて「一体型が初心者に向く」のかは、Atlasとしては「疑問」に思います。

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 【2018年9月】(在庫限り)

 【40インチ】【新4K衛星放送対応機】

  89・三菱 LCD-A40RA1000
   ¥128,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【50インチ】

  89・三菱 LCD-A50RA1000
   ¥--------- Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  【58インチ】

  89・三菱 LCD-A58RA1000
   ¥160,000 Amazon.co.jp
(9/15執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属

 なお、在庫限りですが、本機の旧機種にあたるRA1000シリーズの在庫が、一部サイズで残ります。

 性能はほとんど同じです。

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 唯一といえる相違点は、ブルーレイに対して、録画した4K動画をそのまま移せない点だけです。

 RA1000シリーズは、4K映像を焼き付ける場合、ダウンコンバートが必要だったので、ある種の「改善」といえます。

 それ以外は、新機種についてネット配信サービスに、AbemaTVが追加されたほどです。

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 結論的にいえば、値段差ほどの機能差ではないので、アウトレットセールで安いなどの場合は、RA1000シリーズでもよいでしょう。

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 【2018年9月】

 【40インチ】【新4K衛星放送対応機】

  90・三菱 LCD-A40XS1000
   ¥78,427 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【50インチ】

  90・三菱 LCD-A50XS1000
   ¥88,989 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  【58インチ】

  90・三菱 LCD-A58XS1000
   ¥196,480 Amazon.co.jp
(9/15執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属

 さらに、三菱電機は、下位機種として、ブルーレイとハードディスクが内蔵されないXS1000シリーズも併売しています。

 ただ、三菱電機の魅力は録画の部分であるので、そこが削がれるとオートターン機能の部分しか、他社に比べての違いが見いだせないです。

 結論的にいえば、あまりオススメできません

9・ハイセンスの4Kテレビの比較

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 続いて、中国のハイセンスの4Kテレビです。

 数年前と異なり、東芝映像ソリューションのテレビ部門を吸収しており、技術水準が高くなっています。

 「東芝と同じで安い」などと評判ですが、あくまで、東芝ブランドとの差異化は図っているため、注意が必要な部分もあります。


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 【2019年5月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  91・ハイセンス 43E6800
   ¥51,510 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  【50インチ】

  91・ハイセンス 50E6800
   ¥64,381 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:対応

 E6800シリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビです。

 先述のように、東芝の技術が入ったテレビですが、「廉価版」の位置づけです。

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 液晶パネルは、VA液晶です。

 VA液晶は、「引き締まった黒」が実現できるテレビ向けの液晶パネルです。

 一方、ハイセンスの場合、液晶パネル(偏光フィルター)とバックライトの間に「特殊フィルム」を装備します。新手法ですが、これは、輝度を高める技術です。

 最近は、HDRコンテンツに対応するため、輝度の向上がメーカーの「必須の課題」となっているため、あまり費用をかけずに、輝度を上げるための工夫です。一定の効果はあるでしょう。

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 バックライトは、東芝の上位ラインと同じで、直下型を採用しています。

 ただ、東芝ブランドのように、バックライトのエリアコントロール制御はしませんので、「値段なり」ではあります。

 また、これはパネル自体の品質もかかわりますが、直下型バックライトの光源がさほど強くないため、同じ直下型の東芝のZ740Xシリーズと比べると、差はあるでしょう。

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 HDR10技術は、搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

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 画像エンジンは、NEOエンジンを搭載します。

 旧機種は「レグザエンジンNEO」という名前を使っていましたが、今回改名しています。

 能力としては、「高精細化」「ノイズ除去」に関連して、地デジ高画質処理・エリア別高精細復元・テクスチャー復元など、レグザ同様のノイズ除去と高詳細化処理をします。

 ただし、「超解像技術」は、不採用で、発色についても「広色域化技術」に、特段の言及はないです。

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 倍速液晶は、不採用です。

 しかし、ハイセンス独自の技術のSMR(スムースモーションレート)技術が使われます。

 フレーム間の補正技術ですので、他社的な言い方では「2倍速相当」と言ったところでしょう。

 応答速度はアイリスオーヤマと同じ8.0ms(GtoG)とそれなりです。

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 4Kチューナーは、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、BS/CSの4K放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 ただし、チューナー数は1つなので、4Kコンテンツの裏番組の録画は非対応です。

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 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥13,319 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 トリプルチューナー搭載で、2番組録画にも対応する機種です。

 シーキューボルトにも対応するため、対応するHDDならば、TVを買い替えた後も引き継げる仕様です。

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 番組表は、この機種のもうひとつの見所です。

 東芝吸収の効果が発揮され、電子番組表が非常に見やすくなっています。

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 ネット動画サービスは、ハイセンス系のOSであるVIDAAにて対応です。

 Netflix・dTV・YouTube・DMM・ツタヤなどに対応します。

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 スピーカーは、特段の工夫はない20Wのスピーカーです。

 出力としては、他社の入門機と同レベルです。

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 音声アシスタントサービスは、【スマートスピーカーの比較記事】で書いたGoogleアシスタントに対応します。

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 以上、ハイセンスE6800シリーズの紹介でした。

 実際、ハイセンス系のSMR(スムースモーションレート)技術など、同社のコラボが見られる面白い機種です。

 とくに、パネル部分の「VA液晶+特殊フィルム」という輝度向上技術は、目を引きます。

 ただ、こうした手法をとる場合、画質は、派手目の味付けになりそうです。

 IPS液晶より疲れやすいVA液晶である点をふまえても、目の疲れやすい方には不向きでしょう。逆に、ゲームや映画などで迫力ある映像表現を望む方は、未採用機よりも親和性が高いでしょう。

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 【2018年11月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  92・ハイセンスレグザエンジンNEO 43A6800
   (¥69,800) Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  【50インチ】

  92・ハイセンスレグザエンジンNEO 50A6800
   (¥68,900) Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:VA液晶?
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:対応

 なお、ハイセンスの、このグレードの旧機種はこちらです。

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 新機種との大きな違いは、液晶部分に特殊フィルムを使わない仕様である点です。

 一長一短ですが、すでに在庫は尽きています。


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 【2019年8月】

  【43インチ】

  93・ハイセンス 43F60E
   ¥40,900 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  【50インチ】

  93・ハイセンス 50F60E  
   ¥46,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:なし

 F60Eシリーズは、ハイセンスが発売する、超激安価格の廉価版の4K液晶テレビです。

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 液晶パネルは、VA液晶の明示があります。

 そのうえで、廉価版扱いながら、直下型LEDを採用します。

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 加えて、HDR10(HLG)に対応しています。

 しかし、固有名を持つ画像エンジンが不採用であり、画質の部分で上位機種のもつ利点が削がれています。

 また、新4K衛星放送未対応で、ネット動画に対応しない部分、SMR(スムースモーションレート)技術が未搭載な部分、チューナー数が2つである点など、差は大きいです。

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 番組表も、旧来のハイセンスの側の仕様となるため、やはり、ハイセンスで選ぶ場合は、上位機が良いでしょう。


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 【2020年3月発売】 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  94・ハイセンス 43U7F
   ¥63,125 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【50インチ】

  94・ハイセンス 50U7F
   ¥80,606 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【55インチ】

  94・ハイセンス 55U7F
   ¥86,191 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【65インチ】

  94・ハイセンス 65U7F
   ¥108,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:対応

 U7Fシリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビの今年度の上位ラインです。

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 液晶パネルは、VA液晶です。

 その上で、ハイセンスの下位機にも見られた「特殊フィルム」(バックライトブーストフィルム)を挟み込んで、高輝度対応させています。

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 その上で、本機はワイドビューアングルで、視野角の拡張が可能です。

 VA液晶は、IPS液晶なみの視野角ですが、正面以外からの視聴については、白っぽくみえ視認性が落ちます。 

 パネル方式の宿命ですが、この部分について、ソフト処理で緩和する「画像モード」となります。

 むろん、色目をいじるので、解像感など他の数値に影響を与えますが、オフにもできますし、「たまに多人数で見る」場合は、有効でしょう。

 バックライトは、この機種は、エッジ型です。

 エリア制御については記述がないので、この部分は、他社の入門機と同等でしょう。

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 HDR10技術は、搭載です。

 また、HDR再現処理という名前で、標準画質のHDRアップコンバートがフォローされます。

 東芝系にも搭載されている機能ですが、本機から搭載となります。

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 画像エンジンは、NEOエンジン2000を搭載します。

 「レグザ」という名前はないですが、東芝との共同開発となります。

 能力としては、「高精細化」「ノイズ除去」に関連して、エリア別高精細復元・高詳細ノイズ処理・テクスチャー復元など、下位機種同様に、重要な基本技術は網羅します。

 発色についても、パネルとの「合わせ技」かもしれませんが、「広色域化技術」への言及があります。

 一方、東芝系ですが、「超解像度技術」について本機については不採用です。

 倍速液晶は、SMR(スムースモーションレート)技術の効果を勘案すると、「2倍速相当」と言ったところでしょう。

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 4Kチューナーは、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、BS/CSの4K放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 ただし、1チューナーですから、裏番組の録画は非対応です。

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 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥13,191 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 4K放送以外はトリプルチューナー搭載で、2番組録画にも対応する機種です。

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 番組表ネット動画サービスは、下位機種に準じます。

 Netflix・dTV・YouTube・DMM・ツタヤなどに対応します。

 スピーカーについては、14Wのフルレンジ型スピーカーです。

 一応、Eilex PRISMという補正技術も搭載されますが、多少チープでしょう。

---

 以上、ハイセンスU7Fシリーズの紹介でした。

 エッジ型で画面が薄いため、インテリア性がある機種です。

 その上で、東芝系で高性能なNEOエンジン2000を搭載する点が「売り」と言えるでしょう。価格も確かに安いですし、番組表回りも、東芝と視認性の面では、張り合えています。

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 一方、低価格で輝度を上げられるバックライトブーストフィルムの利用は、(展示ではかなり鮮やかに見えるのですが)、日中夜と照度が変わる家庭の場合、一部の間で、画質面で論争的です。

 ただ、新4K放送を含めたHDRコンテンツは輝度が重要なので、一概に不利とはいえないでしょう。バランスについて一般的には不評もないですし、調整も効きます。

 こうした点で、既存の国産メーカーにとっては、「脅威」となる機種だと思います。

 ただ、東芝とは、「フレーム間超解像技術」の有無の面で差があります。また、「エッジ型」を採用する各社の上位の薄型4Kテレビとも、エリア制御などの部分で差があります。

 要するに、10万円台の製品よりは落ちるが、この価格的には「安くて高性能」といえる機種です。

 いずれにしても、最終的な「おすすめ機種」については、記事の最後で改めて考えたいと思います。


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 【2020年6月発売】 【新4K衛星放送対応機】

 【55インチ】

  95・ハイセンス 55U8F
   ¥122,695 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【65インチ】

  95・ハイセンス 65U8F
   ¥153,647 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【75インチ】

  95・ハイセンス 75U8F
   ¥222,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【50インチ】(2020年秋追加予定)

  95・ハイセンス 50U8F
   ¥------- Amazon.co.jp (9/15執筆時)

モニターパネル:VA液晶(ULED)
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:対応

 U8Fシリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビの今年度の最上位ラインです。

 発売時にこの価格のグレードは、従来なかったもので、ハイセンス・東芝系列では、東芝最上位のZ740Xシリーズの次に次ぐグレードの製品です。

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 液晶パネルは、VA液晶です。

 また、下位機種と異なり「特殊フィルム」で輝度を高める方式が不採用です。

 その代わり、ULEDという、バックライト制御技術で、輝度を出す仕組みです。

 ソニーのトリルミナス技術と方向性が似ていますが、安価なフィルム式より、輝度表現が安定的でしょう。

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 バックライトは、直下型です。

 その上でエリア制御(ローカルディミングplus)もしますので、 この部分の技術は他社の最上位機と同じ水準です。

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 HDR10技術は、搭載です。

 さらに、HDRアップコンバートについては、HDR再現処理Plusが採用です。

 バックライトの恩恵で、下位機種に較べると、彩度にも好影響を与えています。

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 画像エンジンは、NEOエンジンplus 2020を搭載します。

 「レグザ」という名前はないですが、こちらも、東芝との共同開発となります。

 一方、下位機種と比較する場合、本機は「フレーム間処理」を伴う超解像処理をなします。

 前後3段階の処理となるため、東芝の最上位機と同じグレードです。

 データベースを用いるAIシーン別超解像処理も同様に搭載するため、画質補正の部分では、「東芝の最新上位機と同等の水準」です。

 「高精細化」「ノイズ除去」については、エリア別適性露出復元・輝き復元・ネット映像高画質処理など、下位機種の機能を網羅します。

 東芝系と細かい機能と目的は異なりますが、決して劣らない構成です。

 倍速液晶は、倍速パネル&フレーム補間で、「4倍速相当」です。

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 4Kチューナーは、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、BS/CSの4K放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 ただし、1チューナーですから、裏番組の録画は非対応です。

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 録画機能番組表ネット動画サービスは、下位機種に準じます。

 スピーカーについては、20Wの2ウェイ式スピーカーです。

 下位機種よりも性能は良いですが、この部分でコストカットしているとも言えます。

---

 以上、ハイセンスU8Fシリーズの紹介でした。

 東芝の最上位機を「少し安く」欲しいという方の候補でしょう。

 今年度モデルは、超解像技術を含む、東芝の「売り」の画像エンジンは同等で、その部分が売りと言えます。

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 むろん、東芝最上位機とは、特殊加工した「低反射高コントラストパネル」を採用する点、録画のタイムシフトに対応する点、スピーカーが大きな点など、差はあります。

 ただ、東芝について言えば、本年度は、中位機(エッジ型)の540Xシリーズと最上位機(直下型)のZ740Xシリーズとの価格差が大きいので、その間を埋める、いわば「640Xシリーズ」というのが本機の位置づけになるでしょう。

 発売時期がことなるので、値段差はあまりないですが、価格によっては本機を選んでも良いでしょう。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、4Kに対応する40インチ以上の液晶テレビ紹介してきました。

 しかし、記事は、まだまだ「つづき」ます。

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1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱・ハイセンスの4Kテレビ
4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 次回の第4回目の記事では、最近話題の海外の激安4Kテレビを比較します。

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 その上で、5回目の結論(こちら)で、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。 

 引き続き、よろしくお願いします。

 第4回目の記事は→こちら

posted by Atlas at 15:12 | 映像機器

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