【今回レビューする製品】2024年 ブランド鍋の性能とおすすめ・選び方:ルクルーゼ ストウブ T-Fal マイヤーほか :片手鍋・両手鍋・ソースパン・雪平鍋:ホーロー鍋 使い方の違いと性能面のランキング
【比較する製品型番】T-Fal IHルージュ・アンリミテッド G26223 G26244 キャストラインアロマプロ E25144 E25172 E25195 E222S3 オプティスペース IHステンレス G72822 G72823 G7284 サーモス KNA-016S-R KNA-018S-R KNA-020S-R KNB-016S-GY KNB-018S-GY KNB-020S-GY 遠藤商事 業務用 TKG 雪平鍋 Meyer ミッドナイト MNH-S16 MNH-W20 ルクルーゼ シグニチャー ココットロンド ココットオーバル ココットエブリ18 20 ストウブ ココット ラウンド オーバル バーミキュラ オーブンポットラウンド マイヤー マキシム エスエス MXS-S16 MXS-W20 MXS-W24 ヘスタン ナノボンド Fissler サンフランシスコ オリジナルプロフィコレクション ほか
今回のお題
機能性が高いブランド鍋はどのように選ぶのがおすすめ?
ども!Atlasです。
今日は、2024年11月現在、最新の、各社の料理用の鍋の比較です。
「フッ素加工(アルミ)」「ホーロー」「ステンレス」などの基材の違いをふまえつつ、お手入れに関係するコーティング品質や、日々の使いやすさにかかわる軽量性などにも力点をおいて、説明しました。
比較的安めで買える普及品から、ブランド系の高級品まで、グレード別にひろくみていいきます。
1・人気ブランドの鍋の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:フッ素加工(アルミ)
1-3:ホーロー
2・人気ブランドの鍋の比較 (2)
2-1:ステンレス
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」を説明します。
その後、基材でわけながら順番に各社の製品をみていくつもりです。
「メーカー」としては、人気のあるフランス系企業(T-Fal・ルクルーゼ・ストウブ)ほか、日本のバーミキュラ、米国のマイヤー、ドイツのフィスラー、イタリアのラゴスティーナなどの製品を取りあげていきます。
ーーー
本体の軽さ ★★★★★
素材の蓄熱性 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
洗いやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そのうえで、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
ーーー
一方、一点だけ「お願い」です。
1・インジニオ・ネオのセット【T-Fal】
2・取っ手の取れるフライパン【全社】
このブログでは、各社から発売される、人気の「ハンドル部分が取れる」鍋・フライパンのセットは、別記事での扱いです。
これらは、ランク・グレードのラインナップ構成が「特殊」のため、今回の記事とは「完全に別の記事」として紹介しています。
恐れ入りますが、上記の3つのリンク記事をご覧ください。
よろしくお願いします。
1-1・鍋の選び方の基本
はじめに、鍋の種類別にざっくりとした「選び方の基本」を示しておきます。
先述のように、今回は鍋の素材ごとに、3つのジャンルに分けて、紹介します。
それぞれの特徴は上表のようにまとめられますが、あらかじめ簡単に紹介しておこうと思います。
第1に、フッ素加工の鍋です。
本体構造は、アルミ等の軽量金属(合金)をベースに、チタンその他のコーティングを何層か施したものです。
人気ブランドは、フランスのT-Falがあげられます。
ただ、他社展開も多く、どこにでも売っている最も一般的な製品です。
メリットは、軽量であるほか、強火での炒め調理をしても焦げ付かない点です。
良い製品は、金属ヘラも利用できるため、ある程度の耐久性もあります。
デメリットは、蓄熱性の低さと気密性の低さです。
そのため、野菜などを無水に近い状態で料理し、甘さと栄養素を残すような利用法はできません。
なお、油を引かずに使えないことはないですが、高温での空だきは表面加工を傷めるので、普通は油を少し引きます。
第2に、ホーロー(琺瑯)の鍋です。
本体構造は、鉄系のベース地に、ガラス質(エナメル)のコーティング施した鍋となります。
人気ブランドは、ルクルーゼやストウブなどのフランス勢がよく知られています。
ただ、日本のバーミキュラも、注目に値する製品をダ出します。
メリットは、蓄熱性・気密性(保温性)の高さです。
野菜などを無水に近い状態で煮込み、甘みを引き出したり、弱火でじっくり煮ていく料理が得意です。
庫内の温度の均一性が保ちやすく、温度ムラによる料理の失敗が少ないといえます。
デメリットは、重さです。
下手をするとフッ素加工の鍋の2倍以上の重さがあるため、非力な方には不評です。
また、(基本)フッ素加工を施さないので、(アジア的な)強火の炒め物には不向きで、焦げ付きます。
第3に、ステンレス製の鍋です。
本体構造は、 光沢感のあるステンレスです。
内面加工は、鍋の場合(ほぼ)ないです。
光沢感のあるステンレスだけで作られているため、「丁寧に使えば」キッチンでこれほど美しい調理器具はないだろうという製品です。
人気ブランドは、T-Falのほか、米国のマイヤーが、高級品に強い印象です。
メリットは、美しさのほか、耐久性です。
コーティングを基本していないため、「丁寧に使えば」キッチンで長く使えます。重さも問題ありません。
そのほか、温まるまで時間がかかる一方で、蓄熱性は高い素材です。
デメリットは、扱いの難しさです。
ホーローと同じく、強火で利用できません。
また、火加減を間違えたり、放置したりすると、「ステンレス焼け」が生じ、キッチンの美観を害する点が挙げられます。メンテは可能ですが、手間がかかります。
ただ、洋食の「プロ」がステンレス製を利用することから分かるように、火加減などを本格的に学ぶには、この素材は「良い」とも言えます。
ーーー
以上、今回紹介する3種の鍋のジャンルについてあらかじめ書きました。
1・フッ素加工の軽量鍋
=炒め物もできる初心者向きの鍋
2・ホーローの鍋
= 新ジャンルに挑戦できる中級者向きの鍋
3・ステンレス製の鍋
=料理を本格的に学べる上級者向きの鍋
結論的にいえば、おすすめできる鍋は、上表のようになります。
お料理の初心者は、とりあえず、フッ素加工の鍋をフルセット揃えて、まずは練習したほうが良いでしょう。
例えば、カレーなどを作る際、下ごしらえで簡単に炒めることができるのは、フッ素加工の鍋だけです。その上で、ホーローやステンレス素材に挑戦していく、というのが良いと思います。
ーーー
1・人気ブランドの鍋の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:フッ素加工(アルミ)
1-3:ホーロー
2・人気ブランドの鍋の比較 (2)
2-1:ステンレス
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、比較をはじめます。
冒頭で書いたように、素材別に、各社の代表的な鍋を順番にみていきます。
1-2・フッ素加工のソースパンの比較
はじめに、フッ素加工(いわゆるテフロン)を施した、最も一般的な鍋を比較します。
----
なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年発売】
【18cm ソースパン】
1・T-Fal IHルージュ・アンリミテッド G26223
¥4,774 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1269g(蓋込)
満水容量: 2.4L
【20cm シチューパン】
2・T-Fal IHルージュ・アンリミテッド G26244
¥5,305 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1559g(蓋込)
満水容量: 3.2L
タイプ:IH兼用
基材:アルミ合金
コーティング:フッ素4層チタン
蓄熱性:
こちらは、ティファールのIHルージュ・アンリミテッドです。
フッ素加工の鍋では、圧倒的な人気をほこるフランスの人気ブランドです。
同社は、2021年に「取っ手つき鍋」を久しぶりに新機種に更新しました。その第一弾がこれです。
本体は、IH対応の製品です。
ただし、ガス火でも利用できます。その場合も、底面のコートが厚いため、未対応品より蓄熱性が高いのが「売り」です。
重さは、18cmクラスで、約1.3kgです。
フタの部分の重さ(18cmで約300g)を含みますが、本体だけでも「しっかりした重さ」には変わりません。
IH兼用製品の場合、底にステンレスの「底はり」をしないといけないので、ガス火専用より、多少重いとは言えます。
しかし、(振る)フライパンではないので、この面はあまり問題ないでしょう。
ラインナップは、18cmの片手鍋(ソースパン)と、20cmの両手鍋(シチューパン)の2種類です。
シンプルな構成ですが、最も使い勝手がよいサイズです。
また、T-Falではお馴染みですが、十分に鍋が暖まると中心の印が消える「おしらせマーク」は、鍋の場合でもあります。
カレーなどで、鍋でそのまま炒める場合などに便利でしょう。
コーティングのランクは、同社5位の4層コートの「チタンインテンス」です。
T-Falの場合、鍋については、フライパンより耐久性が不要という考えで、同じシリーズでもコーティングのグレードを低くしています。
へらをさほど使わないと想定されるからです。
ただ、「チタン」粒子をベース、ないしトップコートに採用したモデルは、同社の「高品質製品」を意味します。
そのため、(順位表記では並になってしまいますが)チタンエクストラはそれなりに頑丈です。同社の「スタンダード」な、チタンコーティングに対しても「2倍」の耐久性が示されます。
耐久性は、フッ素樹脂が剥げない限り十分です。
耐熱性の部分でも、揚げ物に利用できます。
ただし、フライパン用に較べてコーティングが薄いので、例えば、油を引かずに、(高温で)玉コンニャクなどをから煎りするような使い方には向かないでしょう。
---
以上、T-FalのIHルージュ・アンリミテッドの紹介でした。
比較的安く手に入る、高耐久の鍋として需要があります。
コーティングについては、より上位のモデルもありますが、鍋の場合、フライパンと異なり金属ヘラでひっかくこともないので、チタンインテンスで十分だと思います。
ーー
・IHカフェノワール・アンリミテッド
:ソースパン 16cm
:シチューポット 20cm/24cm
・ヴィンテージボルドー・インテンス
:ソースパン 16cm 18cm
:シチューポット 20cm/24cm
なお、同じコーティンググレードの「直営店限定」として、IHカフェノワール・アンリミテッドという製品もでました。
ただし、こちらについては、アウトレットモールなどにある同社の直営店の「看板」となり、ネットでは買えません。
また、直営店だけには、「ヴィンテージボルドー・インテンス」という「ガス火専用」製品もあります。
ガス火モデルについては、ステンレスの「底はりがない」だけ約20%強軽量ですが、先述のように、耐久性その他の部分では劣るので、一長一短です。
そういう事情もあり、一般向けには販売がない、ということです。
---
結論的にいえば、鍋で手に入る一般的なモデルは、IH・ガス火兼用のIHルージュ・アンリミテッドのみです。
【片手鍋・16cm】KNA-016S R
3・サーモス KNA-016S-R
¥2,099 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:500g(蓋なし)
満水容量: 1.4L
【片手鍋・18cm】KNA-018S R
4・サーモス KNA-018S-R
¥2,273 Amazon.co.jp (11/26執筆時
重さ:600g(蓋なし)
満水容量: 2.0L
【片手鍋・20cm】KNA-020S R
5・サーモス KNA-020S-R
¥2,564 Amazon.co.jp (11/26執筆時
重さ:700g(蓋なし)
満水容量: 2.7L
タイプ:IH兼用
基材:アルミ
コーティング:デュラブル(3層)
蓄熱性:
デュラブルシリーズ クックパンKNAは、サーモスの鍋です。
米国由来の企業で、どちらかといえば、水筒などの保温器具にプレゼンスがある会社です。しかし、調理器具の展開もあります。
本体は、IH対応の製品です。
【18cm 20cm対応】(16cmもあり)
折りたたみスタンド式フタ KLG-001
¥1,638 Amazon.co.jp (11/26執筆時
重さは、18cmの片手鍋で600gです。
T-Falより軽いくて安いですが、本機はガラスふたが別売で、重さにも入りません。
とはいえ、純正を利用する場合、重さが300gなので、サイズ(満水容量)で比べても、T-Falよりは、やや「軽め」とは言えます。
なお、鍋の内径が同じでも、注ぎ口がある関係で満水容量はT-Falに対して「差」があるので、汁物を多めに作る場合、注意してください。
コーティングは、耐摩耗性 デュラブルコートです。
こちらは、3層コートです。層数だけで言えば、5層だったT-Falに及びません。
トップコートは、硬質フィラーを配合したとの表記です。
他社の格安品に多いダイヤモンドコート(=炭素系のダイヤモンド粒子)と同じで、充填剤(フィラー)が添加されたフッ素加工のコートと考えると良いかと思います。
種類は不特定です。ただ、硬質とあるので、炭素系・チタン系・セラミック系の何かしらだとは思います。
---
結論的にいえば、当初のすべりの良さをキープする仕組みはある機種です。
とはいえ、層数の少なさほか、内部コートの機能性に説明がない部分では、T-Falなどには及ばないと言えます。これは値段的に仕方ないでしょう。
基材は、普通にアルミです。
--
以上、サーモスのデュラブルシリーズ クックパンKNAの紹介でした。ガラスふたが付属しないので、総額としてはT-Falとそう変わらないです。
ただ、割と軽めなので、その部分を評価して選ぶ場合、候補になり得るでしょう。
ーー
【片手鍋・16cm】KNB-016S GY
6・サーモス KNB-016S-GY
¥1,832 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:500g(蓋なし)
満水容量: 1.4L
【片手鍋・18cm】KNB-016S GY
7・サーモス KNB-018S-GY
¥1,882 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:600g(蓋なし)
満水容量: 2.0L
【片手鍋・20cm】KNB-016S GY
8・サーモス KNB-020S-GY
¥2,273 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:700g(蓋なし)
満水容量: 2.7L
タイプ:ガス火専用
基材:アルミ
コーティング:デュラブル(3層)
蓄熱性:
なお、サーモスは、本体色がグレーの製品(クックパンKNBシリーズ)もありますが、こちらは「ガス火専用」です。
底面にステンレスの張り地がない分軽い(はず)ですが、同社の場合、重さを100g単位で四捨五入するので、表記は変わりません。
見た感じ、極薄で20-30gの張り地なので、実際そうなるでしょう。
--
結論的にいえば、重さなどより、本体の値段面で、ガス火ユーザーの場合、選択肢にできると言えます。
【16cm】
9・遠藤商事 業務用 TKG 雪平鍋 AYK7301
¥2,700 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:470g(蓋なし)
満水容量: 1.2L
【18cm】(19〜24cmもあり)
10・遠藤商事 業務用 TKG 雪平鍋 AYK-7204
¥2,955 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:530g(蓋なし)
満水容量: 1.7L
タイプ:ガス火専用
基材:アルミ合金
コーティング:テフロン
蓄熱性:
同社は、業務用の調理器具を多く出していますが、ネットでは、こうした製品が購入可能です。
お出汁を取る際など、ちょっとしたシーンで軽くて便利な雪平鍋です。
多くのメーカーが出しますが、内装にフッ素コーティングしたモデルは結構レアです。
普通の雪平鍋と同じで、2段階の水量目盛りもあるため、同じ感覚で利用できます。
ちなみに、最小サイズの場合は、400mlと800mlの目盛りです。
本体は、いずれもガス火専用です。
重さは、16cmで470g、18cmで530gです。
ガラスふたは付かない製品ですが、同サイズのT-Falと較べた場合でも、約40%ほどは軽いと言えそうです。
ただ、尻つぼみの形状なので、満水容量は鍋サイズに対して少なめです。とはいえ、雪平鍋の用途としては問題ないですし、普通の鍋よりも軽量と言えます。す。
ラインナップは、16cm・18cmほか、19cm・20cm・24cmもあります。
テフロンクラシック ★★☆☆☆
テフロン(無印) ★★★☆☆
テフロンプラチナ ★★★★☆
プラチナプラス ★★★★★
プロファイル ★★★★★★
コーティングは、フッ素加工です。
テフロンとの表記なので、米国ケマーズ社のコーティング技術が使われています。
テフロンはコートの強度でグレードがありますが、入門用のクラシックです。
筑前煮など炒めにも多用する場合は少し注意ですが、先述のように鍋なら、この程度でも良いような気もします。
鍋の底面は、ガス火なので張り地はない(アルミ)です。
---
以上、遠藤商事のTKG 雪平鍋の紹介でした。
個人的に、軽量な雪平鍋で、テフロン加工が施されたものをずっと探していたのですが、やっと見つけたのがこの製品でした。
軽量ですから、ちょっとしたシーンで「さっと」取り出して利用できます。
とくに、1.2Lの16cmは超軽量なので、ちょっとだけ出汁をとりたい、などの場合に割と便利です。
ーーー
【16cm】
11・遠藤商事 業務用 TKG 雪平鍋 AYK7101
¥3,181 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:490g(蓋なし)
満水容量: 1.2L
【18cm】(19〜24cmもあり)
12・遠藤商事 業務用 TKG 雪平鍋 AYK-7102
¥3,200 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:560g(蓋なし)
満水容量: 1.7L
タイプ:IH兼用
基材:アルミ合金
コーティング:テフロン
蓄熱性:
重さ:1.3kg/18cm(蓋なし)
なお、遠藤商事のTKG 雪平鍋は、IH兼用タイプがあります。
鍋の底面素材は、ステンレス張り地ですが極薄型で、軽量性重視です。
ガス火に対して20g-30gほど重いだけですし、優秀に思えます。あとは同じです。
ーー
【IH兼用】【18cm】(15cm-24cmもあり)
13・ 業務用 IHセレクト2層クラッド 雪平鍋 AYK8302
¥4,145 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
このほか、遠藤商事からは、ハンドル部分がプラスチックの製品もあります。ハンドルが熱くなりにくい点で安全ですが、雪平鍋の利用法を考えると不要と言えば不要です。
こちらは、左右の注ぎ口と目盛りがない点、ハンドルの分、重さもある点が注意点です。
これならば、T-Falのソースパンで良い気もします。
【片手鍋・16cm】
13・Meyer ミッドナイト 片手鍋 MNH-S16
¥6,930 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:897g(蓋あり)
満水容量:
【両手鍋・20cm】
14・Meyer ミッドナイト 両手鍋 MNH-W20
¥7,781 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1365g(蓋あり)
満水容量:
タイプ:IH兼用
基材:硬質アルマイト加工
コーティング:フッ素
蓄熱性:
ミッドナイトは、マイヤー(Meyer) のエントリークラスの鍋です。
同社は、米国の調理器具メーカーです。後ほど説明しますが、3万円オーバーの「ヘスタン」を出すなど、同社は、高級調理機具メーカーの一角です。
従来の入門機だったサーキュロン ウルティマムの代わりに日本に投入された製品です。
本体は、こちらも、IH対応の製品です。
底面はステンレスですが、腐食加工をしていて、色もブラックです。
重さは、16cmの片手鍋で897gです(ふたあり)。
16cmとはいえ、それなりに「軽め」です。
20cmの両手鍋は、T-Falと同じほどですので、やや重めです。
ただ、とくに両手鍋の場合、持ち運ばないので、これでも良かろうと思います。
コーティングは、フッ素加工です。
ブランド表示はないです。ただ、米国はFDA(連邦食品医薬品局)が調理器具用の塗料の認定もしているので、その部分で安心感があります。PFOAフリーです。
基材は、一方、硬質アルマイト加工との表記です。アルミですが、通常より8倍に強度を高めたとされます。
T-Falのような多層構成ではないですが、別の方向性の工夫があると言えるでしょう。
フライパン類と違い、経年劣化による「すべりの良さの定価」は、鍋の場合あまり問題にならないと言えますし、良いかなと思います。
なおマイヤーは、日本企業同様にコーティングの耐摩耗性を公開しますが、本機は、廉価版なので、非開示です。
--
以上、マイヤーのミッドナイトの紹介でした。
メーカーとして信頼性の高い点では、T-Falに並びます。
とくに、片手鍋は軽量性をある程度担保しつつ、剛性を高めていますし、エントリークラスとはいえ、仕様に主張があり、良いと思います。
両手鍋は、軽くないですが、どこからでも汁物を注ぎやすいフレアリム(縁に向けてのカーブ)で、形状的な工夫もあります。ガラス蓋もしっかり密閉できそうですし、その部分でも良い製品に思えます。
1-3・ホーロー鍋の比較
つづいて、ロングセラーのフランスの「ルクルーゼ」のココットロンドをはじめとするホーロー製の鍋を紹介します。蓄熱性の良さから、長時間の煮込みに向いています。
ホーローは、鍋の大きさが複数ありますが、料理ごとに合わせるのが基本です。入門におすすめなのは、20cm辺りのサイズでしょう。
【両手鍋:16cm】(14-30cmもあり)
15・ルクルーゼ ココットロンド
¥21,867 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1900g(蓋あり)
満水容量:1.3L
16・ルクルーゼ ココットロンド
¥25,358 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2300g(蓋あり)
満水容量:1.8L
17・ルクルーゼ ココットロンド
¥26,352 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2800g(蓋あり)
満水容量:2.4L
18・ルクルーゼ ココットロンド
¥30,799 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:3500g(蓋あり)
満水容量:3.3L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー鋳物(鉄系)
コーティング:ガラス
蓄熱性:高い
ココット・ロンドは、フランスのルクルーゼが販売するホーロー鍋です。
ホーロータイプでは、全世界で最もポピュラーな鍋と言えます。。
本体は、ガス火のほか、IH対応の製品です。
ホーロー(琺瑯)は金属の上に、ガラス質(エナメル)を被せた構造なので、そのままIHに対応します。
通常のフッ素加工の鍋に比べて、鋳物であるホーローは熱伝導性に優れるので、加熱ムラがなく、また、設定した火加減を維持しやすい点が人気です。
料理も冷めにくく、保温性もあります。
重さは、デメリットと言える部分です。
20cmクラス(満水容量24L)で、本体重量は2.8kgです。そのほか、ハンドルも鋳物なので、鍋のつまみが熱くなる点も注意が必要です。もちろん、重さを気にして使うタイプではないとも言えます。
なお、T-Falと較べる場合、鍋が尻つぼみの形状なので、内径に対して満水容量は少なめになります。水気の多い調理をする場合、すこし大きめが良いかと思います。
利用できる料理は、煮込むのほか、揚げる、炊くなどです。
なお、ホーローはノンスティック加工ではないので、「強火で炒める」と焦げ付きます。誤解を恐れずに言えば、「強火で炒める」はアジアの文化だからでしょう。
油を使う場合も、弱火で、慎重にやっていくのが基本です。
ただ、ルクルーゼは、【Amazonではレシピ集が相当ある】ため、初心者でも、火加減などは楽しみながら覚えられます。
無水調理は、鋳物にしては「軽量化を目指す」方向で、完全に密閉できないため、基本的にはできません。
ただ、伝統的なドーム型のふた構造(ドームエフェクト)と、三穴のスチームコントロール構造、そして底部の突起(ピコ)が効果的に水分を保持することにより、高いアロマレイン効果を期待できます。
ラインナップは、色によって異なりますが、14cmから30cmまでの日本国内正規品が現在見られます。
ただし、大きいほど重い点は注意しましょう。
食器洗い機は、対応です。
24cm程度ならば【食器洗い機の比較記事】で書いたパナソニックの小型機でも入ります。
耐久性は、ホーローは評価が難しいです。
鋳物なので割れるという部分では、評価が低くなるでしょうし、コーティングが剥げないという点では、評価は高くなります。
いずれにしても「大事に使えば長持ちする」とは言えます。
---
以上、ルクルーゼのココット・ロンドの紹介でした。
結婚式のプレゼントの定番の1つでしょう。料理本も多くあるため、料理好きの方で試したい方は多いのではないかと思います。
ただし、中火以上で油を使えないので、普通の鍋と同じ感覚で利用できない点は、承知して買うべき製品です。
ーーー
なお、ココットロンドは、いくつかの姉妹機があります。
順番にみておきます。
【両手鍋:16cm】
19・ルクルーゼ シグニチャー ココットロンド
¥30,800 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2200g(蓋あり)
満水容量:1.3L
20・ルクルーゼ シグニチャー ココットロンド
¥27,526 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2600g(蓋あり)
満水容量:1.8L
21・ルクルーゼ シグニチャー ココットロンド
¥26,595 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:3100g(蓋あり)
満水容量:2.4L
22・ルクルーゼ シグニチャー ココットロンド
¥45,100 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:3700g(蓋あり)
満水容量:3.4L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー鋳物(鉄系)
コーティング:ガラス(高密度)
蓄熱性:高い
第1に、シグニチャーシリーズです。
ココットロンドの改良版で「プチ上位機」といえます。
相違点は、主に3点です。
第1に、鋳物のハンドルが45%広く持ちやすくなった点です。
重さは変わりませんが、このつまみ形状の場合、重量感は感じにくいでしょう。
第2に、つまみの耐熱性が200度から250度に上がった点です。
【中型スチームオーブンレンジの比較記事】で説明したように、家庭用のオーブンは(東芝を除き)、だいたい250度が最大温度なので、便利になりました。
第3に、ホーローのガラス膜(エナメル)が強化され、より頑丈になった点です。
そのほかは、若干のデザインの改良に止まります。
なお、マットブラックは、従来の光沢のあるエナメルではなく、つや消しなホーローなので、見かけは「渋い」です。
---
結論的にいえば、伝統的なルクルーゼのココットロンドを改良して、より使いやすくした機種です。とくに、耐熱温度の面は、オーブン料理に使っている方には待ちに待った改良と言えます。
一方、総じて価格は高いため、オーブンを前提としないならば、下位機種で良いでしょう。
----
【両手鍋:25cm】
23・シグニチャー ココットオーバル
¥29,800 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:3800g(蓋あり)
満水容量:3.31L
【両手鍋:27cm】
24・シグニチャー ココットオーバル
¥47,300 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:4400g(蓋あり)
満水容量:4.L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー鋳物(鉄系)
コーティング:ガラス(高密度)
蓄熱性:高い
第2に、シグニチャー ココットオーバルです。
2016年から展開されたもうひとつの上位シリーズです。
基本的にシグニチャー ココットロンドと同じですが、オーバル(楕円形)で広めの鍋になります。
そのため、お魚の煮込み料理などにおいて形が崩れないメリットがあります。
ただし、27cmモデルは、米袋並みの4.4kgの重さとなるため、本当にこのサイズが必要かは要検討です。
----
【18cm】
25・ルクルーゼ ココットエブリ18
¥28,820 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2700g(蓋あり)
満水容量:2L
【20cm】
26・ルクルーゼ ココットエブリ20
¥33,000 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:3300g(蓋あり)
満水容量:2.5L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー鋳物(鉄系)
コーティング:ガラス
蓄熱性:高い
第3に、ココットエブリ18 です。
2019年に展開されたシリーズです。
形状から類推できるように「炊く」ことを前提とする設計です。
18cmで3合、28cmで5合ほど炊けます。
特殊な製品で、どちらかと言えば【炊飯用土鍋の比較記事】で紹介したような、他社製品がライバルとなるでしょう。
【両手鍋:16cm】(10cm〜34cmもあり)
27・ストウブ ココット ラウンド
¥17,047 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2340g(蓋あり)
満水容量:1.2L
【両手鍋:20cm】
28・ストウブ ココット ラウンド
¥20,738 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:3600g(蓋あり)
満水容量:1.5L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー鋳物(鉄系)
コーティング:ガラス
蓄熱性:高い
ココット ラウンドは、ストウブ(staub)の販売するホーロー鍋です。
こちらもフランスの企業で、やはりホーローに強みがあります。ルクルーゼとどちらを選ぶか悩んでいる人も多いでしょうが、その違いを見ていきます。
価格は、国内正規品同士を比較する場合、こちらの方が多少お値打ちです。
本体は、ガス火のほか、IH対応の製品です。
ルクルーゼと同じホーローですが、上ハンドルの耐熱温度が250度と高く、ルクルーゼの上位シグニチャと同じです。この点で、お買得感は高いです。
利用できる料理は、煮込むのほか、揚げる、炊くなどです。
ルクルーゼと変わりませんが、鍋の内部をあえて、粗く凹凸をつけてある黒エマイユ加工であるため、ココットロンドに比べて、焦げ付いたときのお手入れは多少簡単です。
もちろん、フッ素加工の鍋には遠く及びません。しかし、薄いお肉など、くっつき安い食材の調理は、わりあい楽です。
重さは、20cmクラスでも、3.6kgです。
ルクルーゼより2割以上重いです。
無水調理は、ただ、重くて厚いふたが有効に作用し、得意です。
健康志向の方は、その点で、ルクルーゼではなく、ストウブのホーローを選ぶ方も多いです。
構造的には、底面にピコ(突起)があり、アロマレイン効果を高める点など、ルクルーゼと共通します。
ラインナップは、10cmから34cmまでの日本国内正規品が現在見られます。
ちなみに、34cmだと11.2kg(満水容量:12.6L)です。
食器洗い機は、利用可能です。
ただ、洗剤による変色の恐れがあるため、推奨はされません。
----
以上、ストウブのココット ラウンドの紹介でした。
例えば、「野菜の真の甘みを出したい」など、無水調理を極めたい方にはおすすめの製品です。業務用としてや、男性の料理家の場合、(ルクルーゼより)こちらを推すことも多いです。
ただ、反作用として「相当程度重い」ので、あまり力のない方には「受けが悪い」調理器具でもあります。力がない方で、突き詰めた無水調理を考えない場合は、ルクルーゼで良いでしょう。
ーーー
【11-31cm】(価格は23cm)
17・ストウブ ココット オーバル【各色】
¥21,637〜 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
なお、ストウブにも、オーバル(楕円形)タイプがあります。
大きいサイズのものは、ルクルーゼのシグニチャー ココットオーバルと同様に、お魚などに向きます。
ストウブは、割と小型なモデルもあるのが特徴です。ホワイトソースを利用したグラタン系の料理などに良いでしょう。
【20cm シチューポット】
29・T-Fal キャストラインアロマプロ E25144
¥4,900 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1575g(蓋あり)
満水容量:3L
【28cm シャローパン】
30・T-Fal キャストラインアロマプロ E25172
¥5,882 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2450g(蓋あり)
満水容量:4.5L
【28cm ライスポット】
31・T-Fal キャストライアロマプロ E25195
¥5,400 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1000g(蓋あり)
満水容量:2.6L
タイプ:IH兼用
コーティング:フッ素5層チタン
蓄熱性:高い
キャストライン アロマ プロは、ティファールの販売するホーロー鍋です。
T-Falでは、唯一のホーローのシリーズになります。
本体は、H対応の製品です。
サイズ構成は、いずれも両手鍋です。
深鉢のシチューと、浅型のシャローパンが選べます。
ライスポットはやや用途が異なりますが、3合まで炊けます。
利用できる料理は、煮込むなどです。
内面コーティングは、28cmのシャローパンは「炒め煮」の利用を想定していて、耐久性3倍のチタンフォースです。
ほかは従来のチタン(プロメタル)です。
いずれにしても、エナメルがむき出しのルクルーゼや、ストウブのホーロー鍋と異なり、普通の鍋と同じような感覚で利用可能です。
重さは、28cmシャローパンでも、2.4kgと相当軽量です。
これは、鋳物ですが、軽量素材のアルミニウムで鋳造しているからです。この場合、底面に鉄の貼り底が必要ですが、それでも、他社より軽量です。
シャローパンは「とって」部分も鋳物ですから、オーブン調理も対応です。
無水調理は、想定していません。
食器洗い機は、利用可能です。
−
以上、ティファールの「キャストライン」シリーズの紹介でした。
ホーロー鍋の人気二社に比べると、本格的ではないです。
ただ、ルクルーゼ以上に軽い上、ホーローとフッ素加工の鍋の「良いとこ取り」な部分があるため、「野菜の蒸し料理などちょっと試してみたい」というレベルの初心者には良いでしょう。
T-Falは、どの製品もそうですが、料理入門者が「とっつきやすい」製品を出すのがとても上手です。
ーーーー
【24cm オール・イン・ワン ポット】
32・T-Fal キャストライン 両手鍋 E222S3
¥8,800 楽天市場 (11/26執筆時)
なお、このほか、同シリーズには少し面白い両手鍋もあります。
ようするに、フライパンとの「2in1」です。
ひっくり返したふた部分がIH兼用のフライパンになって、その用途にも使えるというアイデアです。
加えて、本機は、フライパンが重い上ぶたの役割を果たすので、無水調理にも対応します。ごはんも炊けます。
もちろん、細かく言えば、この形状でフライパンとしての利用の利便性は悪いですし、コーティングや、(適切な温度を教えてくれる)お馴染みのTマークもないです
ただ、しっかりしたレシピ集は付属しますし(Atlasと違い)「頭が柔らかい」方には、色々と面白く使えるかと思います。
【両手鍋:18cm】(14cm-26cmもあり)
33・バーミキュラ オーブンポットラウンド
¥22,092 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:2600g(蓋あり)
満水容量:1.76L
【両手鍋:22cm】
34・バーミキュラ オーブンポットラウンド
¥29,000 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:4200g(蓋あり)
満水容量:3.5L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー鋳物(鉄系)
コーティング:ガラス(3層コート)
蓄熱性:高い
こちらは、愛知ドビーのバーミキュラホーロー鍋です。
毎日の「バーミキュラ」レシピ
¥1,430 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
日本製のホーロー鍋メーカーとしてはダントツ有名で、コアなファンを持つことでも知られます。
したがって、ルクルーゼ同様に、【バーミキュラ専用のレシピ本】は点数が多く、気軽に楽しみが拡げやすい製品です。
本体は、IH対応の製品です。
サイズ構成は、豊富です。
14cm〜26cmから選べます。
他社に多い16cm・20cmという刻みはないですが、形がやや特殊だからでしょう。満水容量はサイズに比して多少少ないので、注意してください。
【両手鍋:26cm】BRN26RS
35・バーミキュラ SUKIYAKI
¥31,000 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
一方、26cmは、すき焼き用があるのが、日本製ぽくて面白いです。
利用できる料理は、煮込む、炊くです。
とくに「炊く」には定評があり、このブログの【高性能炊飯器の比較記事】で紹介したような専用機も派生しています。
性能面では、外観と内面双方に三層のガラスコート(ホーロー)をしている点が、他社より優れます。
一方、底面はリブ底です。他社は、「アロマレイン効果」を期待して、ピコ(突起)にしていました。バーミキュラの場合は異なり、過剰な熱を移さないようにの配慮からこの構造を採用します。
というのも、バーミキュラは、鋳物の部分が全体的にかなり薄い鉄鋳物だからです。直接的に熱が伝わりすぎることからの独自の工夫でしょう。
一方、本体の薄さゆえ、揚げるには利用できない点は注意が必要です。
重さは、18cmモデルで2.6kgです。22cmで4.2kgです。
ここまで見た鉄製ホーロー鍋と比べても、重めの水準でしょう。
無水調理は、重さとのバーターですが、高度に可能です。
この部分を「売り」としており、日本の鋳物技術を活かしたテーパーエアタイト構造で、気密性については、最高レベルです。
食器洗い機は、利用不可です。
−
以上、愛知ドビーのバーミキュラホーロー鍋の紹介でした。
気密調理の精度は高いため、無水調理を狙うならば、第一候補にして良いでしょう。ただ、同じく気密製があるストウブの製品と比較すると、(性能差はあるとはいえ)値段は相当高いです。
予算の問題をクリアできるならばですが、選ぶ意味はありそうです。
ーーー
【18cm 両手鍋】(23cmもあり)
36・DANSK(ダンスク) コベンスタイル 両手鍋
¥12,890〜 Amazon.co.jp (11/26執筆時)
重さ:1400g(蓋あり)
満水容量:2.2L
タイプ:IH兼用
基材:ホーロー(鉄系)
コーティング:ガラス
蓄熱性:高い
このほか、最近までデンマークのダンスクのコベンスタイルが、代理店経由で日本での取扱がありました。現状でも(売っていますが)正規輸入なのかよく分かりません。
こちらは、ホーロー用の薄い鋼板を利用することで、軽量性を実現したタイプのホーロー鍋です。
ただ同じく軽量の、T-Falと違ってフッ素加工などのノンスティック加工はしていない仕様でした。
いずれにしても、現状で日本での取扱がないようなので、保証性を考えると若干選びにくいかなと思います。
今回の結論
人気のブランド鍋のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、各社のブランド鍋の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少し続きます。
2・人気ブランドの鍋の比較 (2)
2-1:ステンレス
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事【こちら】では、ステンレス製の鍋を紹介します。
T-Falはもちろん、プロのシェフにも人気の米国のマイヤー・ドイツのフィスラー・イタリアのラゴスティーナの上位製品を紹介します。
本体の軽さ ★★★★★
素材の蓄熱性 ★★★☆☆
耐久性 ★★★☆☆
洗いやすさ ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★☆
その上で、ここまで紹介してきた全ての鍋から、いつものように、Atlasのおすすめ機種!をあげていきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどから話題を共有していただければ嬉しいです。